JP2010071155A - 排気ガス浄化装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】比較的コンパクトな構成でフィルタの保温性能を確保してチャンバの表面温度の上昇を抑制しつつ、フィルタ再生用の未燃燃料の添加量を抑えて燃費を向上できる排気ガス浄化装置を提供する。
【解決手段】排気ガス流入配管11からチャンバ20内に流入された排気ガスを、流入通路21、外周通路22、リターン通路23、浄化フィルタ30、流出通路24の順に通過させて、排気ガス流出配管12から流出させるようにした。
【選択図】図1

Description

本発明は、排気ガス浄化装置に関するものである。
従来より、ディーゼルエンジンから排出されるパティキュレート(粒子状物質)をパティキュレートフィルタで捕集し、パティキュレートフィルタに流入する排気ガスに未燃の燃料を多く含んだ状態にして触媒反応により発熱させることで、パティキュレートを燃焼除去してパティキュレートフィルタを再生する技術が知られている(例えば、特許文献1,2参照)。
ここで、パティキュレートフィルタの外周部は昇温性が悪く、フィルタの中心部に比べて低い温度となってしまうため、パティキュレートが燃焼しにくくなる。このため、燃え残ったパティキュレートが堆積して、パティキュレートの急速燃焼によるフィルタ破損を引き起こすおそれがあった。
このような問題を解消するため、特許文献1には、パティキュレートフィルタの外周部と中央部とに排気ガスの流路を形成し、排気ガスを外周通路から中央通路に流通させることで、フィルタの外周部と中央部とを排気ガスで加熱及び保温するようにした技術が開示されている。この保温効果により、フィルタを高温に維持して、パティキュレートの燃焼を促進できるようにしている。
また、特許文献2には、パティキュレートフィルタの外周部に保温層を設けて蓄熱効果を持たせることで昇温性能を改善するようにした技術が開示されている。これにより、再生時にパティキュレートフィルタを均一に昇温できるようにしている。
特許3951678号公報 特開2005−48754号公報
しかしながら、特許文献1に記載の排気ガス浄化装置では、フィルタの外周部分と中央部分とに排気ガスの通路をそれぞれ形成しているため、フィルタ部分の有効面積を確保して必要な浄化性能を得るためにはフィルタ径を大きくしなければならず、装置が大型化してしまうという問題があった。
また、特許文献2に記載の排気ガス浄化装置では、排気ガス中に未燃燃料を添加して、触媒反応により発熱させてフィルタ全体を再生温度まで均一に昇温させるようにしているため、フィルタを収納しているチャンバ(金属ケース)の表面温度が上昇して、チャンバの周辺部品が熱で劣化するおそれがあるとともに、フィルタ再生用の燃料が多量に必要となって燃費が悪化するという問題があった。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的は、比較的コンパクトな構成でフィルタの保温性能を確保してチャンバの表面温度の上昇を抑制しつつ、フィルタ再生用の未燃燃料の添加量を抑えて燃費を向上できる排気ガス浄化装置を提供することにある。
上述した目的を達成するため、本発明は、浄化フィルタの外周部に沿って排気ガスを通過させることで浄化フィルタを保温するとともに、リターン通路を介して排気ガスを浄化フィルタに通過させて排気ガスを浄化した後で流出通路から排気するようにした。
具体的に、本発明は、排気ガス流入配管及び排気ガス流出配管が接続されたチャンバと、該チャンバ内に配置され且つ排気ガス中に含まれるパティキュレートを捕集して排気ガスを浄化する浄化フィルタとを備えた排気ガス浄化装置を対象とし、次のような解決手段を講じた。
すなわち、請求項1の発明は、前記チャンバ内には、
前記排気ガス流入配管が連通する流入通路と、
前記流入通路内の排気ガスを前記浄化フィルタの外周部に沿って流通させる外周通路と、
前記外周通路を流通した排気ガスを前記浄化フィルタに通過させるリターン通路と、
前記排気ガス流出配管が連通し、前記浄化フィルタを通過した排気ガスを該排気ガス流出配管から前記チャンバ外に流出させる流出通路とが設けられ、
前記流入通路と前記流出通路とは、該流入通路内の排気ガスを前記外周通路に導く導風板により仕切られ、
前記排気ガス流入配管から前記チャンバ内に流入された排気ガスは、前記流入通路、前記外周通路、前記リターン通路、前記浄化フィルタ、前記流出通路の順に通過して、前記排気ガス流出配管から流出されることを特徴とするものである。
請求項1の発明では、チャンバ内に、排気ガス流入配管が連通された流入通路と、排気ガスを浄化フィルタの外周部に沿って流通させる外周通路と、排気ガスを浄化フィルタに通過させるリターン通路と、浄化された排気ガスをチャンバ外に流出させる流出通路とが設けられる。また、流入通路と流出通路とが導風板で仕切られる。そして、排気ガス流入配管からチャンバ内に流入された排気ガスは、流入通路、外周通路、リターン通路、浄化フィルタ、流出通路の順に通過して、排気ガス流出配管から流出される。
このような構成とすれば、チャンバ内に流入した排気ガスが外周通路を流通してから浄化フィルタ内を通過するので、浄化フィルタの外周部を排気ガスで加熱及び保温でき、浄化フィルタ全体の温度を均一化できる。また、この保温効果により、浄化フィルタが排気ガス温度と同等の200℃〜450℃の雰囲気下に配置されることとなるから、パティキュレートが燃焼する250℃以上の再生温度に容易に到達することができる。このため、フィルタ再生用の未燃燃料の添加量を低減することができ、燃費を向上させることができる。
さらに、浄化フィルタとチャンバとの間に外周通路を設けた構成とすることで、フィルタ再生時に発生した熱が浄化フィルタからチャンバ側に伝熱されにくくなり、チャンバの表面温度の上昇を抑制することができる。このため、チャンバの周辺部品が熱で劣化しないように遮熱対策用の部品等を設ける必要がなく、部品点数を削減する上で有利となる。
また、従来の排気ガス浄化装置のように、浄化フィルタの中央部分に中央通路を設ける必要がないため、浄化フィルタのフィルタ径を小さくしても浄化性能を十分に確保することができ、装置を小型化する上で有利となる。
請求項2の発明は、請求項1において、
前記流出通路と前記排気ガス流出配管とを接続し、且つ前記流入通路内で前記排気ガス流入配管の近傍を通過するように配置された循環用配管を備えたことを特徴とするものである。
請求項2の発明では、流出通路と排気ガス流出配管とは、循環用配管で接続される。この循環用配管は、流入通路内で排気ガス流入配管の近傍を通過するように配置される。このような構成とすれば、浄化フィルタで捕集したパティキュレートを燃焼除去した後の高温の排気ガスを、流出通路から循環用配管を介して流入通路や排気ガス流入配管の近傍に循環させることができ、流入通路内の排気ガス温度を上昇させて浄化フィルタの再生温度に到達するまでの時間や未燃燃料の添加量をさらに低減することができる。
請求項3の発明は、請求項1又は2において、
前記導風板は、前記流入通路側が凸状となる湾曲形状に形成されていることを特徴とするものである。
請求項3の発明では、導風板は、流入通路側が凸状となる湾曲形状に形成される。これにより、流入通路から導風板の湾曲形状に沿って外周通路に向かって排気ガスがスムーズに流れるため、チャンバ内における排気ガスの流通を促進することができる。
請求項4の発明は、請求項1乃至3のうち何れか1項において、
前記浄化フィルタの外周面は、前記チャンバの内周面に当接しており、
前記外周通路は、前記浄化フィルタの外周部分を貫通する貫通孔で形成されていることを特徴とするものである。
請求項4の発明では、浄化フィルタの外周面がチャンバの内周面に当接している。浄化フィルタの外周部分には貫通孔が貫通しており、この貫通孔が外周通路を構成している。このような構成とすれば、浄化フィルタの外周面とチャンバの内周面との間に外周通路を形成するために、浄化フィルタをチャンバ内で保持するための部材等を別途設けなくても良くなり、部品点数を削減することができる。
本発明によれば、チャンバ内に流入した排気ガスが外周通路を流通してから浄化フィルタ内を通過するので、浄化フィルタの外周部を排気ガスで加熱及び保温でき、浄化フィルタ全体の温度を均一化できる。また、この保温効果により、再生モード運転において必要となる再生温度に容易に到達することができる。このため、フィルタ再生用の未燃燃料の添加量を低減することができ、燃費を向上させることができる。
さらに、フィルタ再生時に発生した熱が浄化フィルタからチャンバ側に伝熱されにくいため、チャンバの表面温度の上昇を抑制することができる。このため、チャンバの周辺部品が熱で劣化しないように遮熱対策用の部品等を設ける必要がなく、部品点数を削減する上で有利となる。
また、従来の排気ガス浄化装置のように、浄化フィルタの中央部分に中央通路を設ける必要がないため、浄化フィルタのフィルタ径を小さくしても浄化性能を十分に確保することができ、装置を小型化する上で有利となる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。なお、以下の好ましい実施形態の説明は、本質的に例示に過ぎず、本発明、その適用物或いはその用途を制限することを意図するものではない。
<実施形態1>
図1は、本発明の実施形態1に係る排気ガス浄化装置の構成を示す概略図である。図1に示すように、この排気ガス浄化装置10は、排気ガス流入配管11及び排気ガス流出配管12が接続されたチャンバ20と、チャンバ20内に配置され且つ排気ガス中に含まれるパティキュレートを捕集して排気ガスを浄化する浄化フィルタ30とを備えている。
前記チャンバ20は、図1で左右方向に延びて右端部が開口した有底筒状の胴部であるチャンバ本体20aと、その右端開口部に気密状に接合され、右方に突出した凸面を有する椀状の閉塞部20bとで構成され、その内部は空洞とされている。
また、前記チャンバ本体20a内には、左右方向に延びる筒状の内筒部材28が、図示しない保持部材によりチャンバ本体20aの内周壁と隙間を存するように配置されている。内筒部材28の左端部には、左方に突出した凸面を有する椀状の導風板25が接合されている。また、内筒部材28の右端部には、浄化フィルタ30が嵌め込まれている。
前記チャンバ20内における導風板25よりも左側の空間は、排気ガス流入配管11が連通する流入通路21とされている。また、導風板25、内筒部材28、及び浄化フィルタ30で囲まれた空間は、排気ガス流出配管12が連通する流出通路24とされている。すなわち、導風板25は、流入通路21と流出通路24とを仕切る仕切り板として機能している。また、流入通路21に流入した排気ガスは、導風板25の湾曲形状に沿って後述する外周通路22に向かってスムーズに流通するようになっている。
図2は、浄化フィルタの構成を示す断面図である。図2に示すように、この浄化フィルタ30は、例えば円柱状のハニカム構造体で構成され、互いに平行に延びる多数の排気ガス流入通路31及び排気ガス流出通路32を備えている。すなわち、浄化フィルタ30は、下流端が栓33により閉塞された排気ガス流入通路31と、上流端が栓33により閉塞された排気ガス流出通路32とが交互に設けられ、排気ガス流入通路31と排気ガス流出通路32とは、薄肉の隔壁34を介して隔てられている。
前記浄化フィルタ30は、隔壁34を含むフィルタ本体が無機多孔質材料から形成されており、排気ガス流入通路31内に流入した排気ガスは、図2において矢印で示したように周囲の隔壁34を通過して隣接する排気ガス流出通路32内に流出する。すなわち、隔壁34は、排気ガス流入通路31と排気ガス流出通路32とを連通する微細な細孔(図示せず)を有し、この細孔を排気ガスが通過するようになっている。そして、排気ガス中に含まれるパティキュレートは、主に排気ガス流入通路31と細孔の内周壁部分に捕捉されて堆積する。
図1に示すように、前記チャンバ本体20aには、エンジン5から排気された排気ガスをチャンバ20内に流入させるための排気ガス流入配管11が接続され、その接続側端部が流入通路21に連通している。排気ガス流入配管11の接続側端部には、複数の排気孔11aが形成されており、エンジン5から排気された排気ガスは、排気ガス流入配管11内部を通って排気孔11aから吹き出されるようになっている。
さらに、前記チャンバ本体20aには、浄化フィルタ30で浄化された排気ガスをチャンバ20外に排気するための排気ガス流出配管12が接続され、その接続側端部が流出通路24に連通している。排気ガス流出配管12の接続側端部には、複数の吸入孔12aが形成されており、浄化フィルタ30で浄化された排気ガスは、吸入孔12aから吸入されて排気ガス流出配管12内部を通ってチャンバ20外に排気されるようになっている。
前記チャンバ20内には、エンジン5から排気された排気ガスを流通させるために、流入通路21及び流出通路24の他にも、外周通路22、リターン通路23が設けられている。
前記外周通路22は、流入通路21内の排気ガスを浄化フィルタ30の外周部(より正確には、内筒部材28の外周壁)に沿って流通させるためのものである。ここで、排気ガスが外周通路22を通過すると、浄化フィルタ30の外周側が排気ガスで加熱及び保温されることとなり、エンジン5の通常モード運転時及びフィルタ再生モード運転時の両方において浄化フィルタ30の温度分布をより均一化することができる。
また、前記チャンバ20内に外周通路22を設けることで、フィルタ再生時に発生した熱が浄化フィルタ30からチャンバ20側に伝熱されにくくなり、チャンバ20の表面温度の上昇を抑制することができる。このため、チャンバ20の周辺部品が熱で劣化しないように遮熱対策用の部品等を設ける必要がなく、部品点数を削減する上で有利となる。
前記リターン通路23は、外周通路22を流通した排気ガスを浄化フィルタ30に通過させるものである。具体的には、椀状の閉塞部20bの内側湾曲面に沿って排気ガスが流れることにより、外周通路22を通過した排気ガスが浄化フィルタ30に向かって流通するようになっている。
すなわち、本実施形態1に係る排気ガス浄化装置10では、排気ガス流入配管11からチャンバ20内に流入された排気ガスは、流入通路21、外周通路22、リターン通路23、浄化フィルタ30、流出通路24の順に通過して、排気ガス流出配管12から流出されるようになっている。
このような構成とすれば、チャンバ20内に流入した排気ガスが外周通路22を流通してから浄化フィルタ30内を通過するので、浄化フィルタ30の外周部を排気ガスで加熱及び保温でき、浄化フィルタ30全体の温度を均一化できる。また、この保温効果により、再生モード運転において必要となる再生温度に容易に到達することができる。このため、フィルタ再生用の未燃燃料の添加量を低減することができ、燃費を向上させることができる。
<実施形態2>
図3は、本発明の実施形態2に係る排気ガス浄化装置の構成を示す概略図である。前記実施形態1との違いは、流出通路24と排気ガス流出配管12とを接続する循環用配管27を設けた点であるため、以下、実施形態1と同じ部分については同じ符号を付し、相違点についてのみ説明する。
図3に示すように、前記循環用配管27の上流端は、流出通路24に連通するように導風板25に接続され、下流端は、流入通路21内を通る排気ガス流出配管12の外周部に接続されている。また、循環用配管27の配管部分は、流入通路21内で排気ガス流入配管11の近傍を通過するように配置されている。具体的に、循環用配管27は、排気ガス流入配管11の外周に沿って巻き付けられており、排気ガス流入配管11内部を通って排気孔11aから吹き出された排気ガスが、循環用配管27内を流通する高温の排気ガスと熱交換するようになっている。
このような構成とすれば、浄化フィルタ30で捕集したパティキュレートを燃焼除去した後の高温の排気ガスを、流出通路24から循環用配管27を介して流入通路21や排気ガス流入配管11の近傍に循環させることができ、流入通路21内の排気ガス温度を上昇させて浄化フィルタ30の再生温度に到達するまでの時間や未燃燃料の添加量をさらに低減することができる。
なお、本実施形態2では、流出通路24内の排気ガスを循環用配管27に向かって常に流通させる構成としているが、この形態に限定するものではなく、例えば、循環用配管27の上流側端部に開閉弁を設け、所定のタイミングで開閉弁を開くことで、流出通路24内の排気ガスを循環用配管27に向かって間欠的に流通させる構成としても良い。
<実施形態3>
図4は、本発明の実施形態3に係る排気ガス浄化装置の構成を示す概略図、図5は、浄化フィルタの構成を示す断面図である。前記実施形態1との違いは、外周通路22を、浄化フィルタ35の外周部分を貫通する貫通孔36で構成した点であるため、以下、実施形態1と同じ部分については同じ符号を付し、相違点についてのみ説明する。
図4及び図5に示すように、前記浄化フィルタ35は、例えば円柱状のハニカム構造体で構成されており、その外周面がチャンバ20の内周面に当接してチャンバ20内に配置されている。この浄化フィルタ35は、互いに平行に延びる多数の排気ガス流入通路31、排気ガス流出通路32、及び貫通孔36を備えている。
具体的に、前記浄化フィルタ35の中央部分には、下流端が栓33により閉塞された排気ガス流入通路31と、上流端が栓33により閉塞された排気ガス流出通路32とが交互に設けられている。また、浄化フィルタ35の外周部分には、栓33を取り除いた状態とすることにより外周部分を貫通する貫通孔36が設けられている。この貫通孔36は、流入通路21内の排気ガスを浄化フィルタ35の外周部分に沿って流通させる外周通路22を構成している。排気ガス流入通路31、排気ガス流出通路32、及び貫通孔36は、薄肉の隔壁34を介して隔てられている。
ここで、前記内筒部材28の右端部は、浄化フィルタ35の左端部に当接している。そして、内筒部材28の筒壁部は、浄化フィルタ35の中央部分と外周部分との境界位置に配置されている。これにより、流入通路21から導風板25に沿って流通した排気ガスは、浄化フィルタ35の貫通孔36で構成された外周通路22を通過するようになっている。
そして、前記外周通路22を通過した排気ガスは、リターン通路23を流通して浄化フィルタ35の排気ガス流入通路31内に流入する。この排気ガスは、図5において矢印で示したように周囲の隔壁34を通過して隣接する排気ガス流出通路32内に流出する。このとき、排気ガス中に含まれるパティキュレートは、主に排気ガス流入通路31に捕捉されて堆積する。
このように、浄化フィルタ35の外周面をチャンバ20の内周面に当接させて浄化フィルタ35をチャンバ20内で保持し、浄化フィルタ35の外周部分に貫通孔36を設けて外周通路22を構成するようにすれば、浄化フィルタ35の外周面とチャンバ20の内周面との間に隙間を存した状態で浄化フィルタ35を保持するための部材等を別途設けなくても良くなり、部品点数を削減することができる。
<実施形態4>
図6は、本発明の実施形態4に係る排気ガス浄化装置の構成を示す概略図である。前記実施形態1との違いは、浄化フィルタ30をチャンバ20内から着脱自在な構成とした点であるため、以下、実施形態1と同じ部分については同じ符号を付し、相違点についてのみ説明する。
図6に示すように、前記浄化フィルタ30は、左右方向に延びる筒状のフィルタ保持部材29内に嵌め込まれている。このフィルタ保持部材29の両端部には、プレート41,41がそれぞれ配置されており、フィルタ保持部材29は、プレート41に対して図示しない締結ボルトにより着脱自在に締結されている。プレート41は、チャンバ本体20aの外周壁に設けられたフランジ42,42に狭持されて図示しない締結ボルトにより締結されている。
また、前記フィルタ保持部材29の左端部のプレート41には、内筒部材28が取り付けられている。さらに、プレート41には、外周通路22に対応する位置に通路孔41aがそれぞれ形成されており、流入通路21内の排気ガスが、通路孔41aを通って外周通路22に流通できるようにしている。
このように、前記浄化フィルタ30をフィルタ保持部材29に取り付けておき、フィルタ保持部材29をプレート41に着脱自在に締結した構成とすれば、経年使用等により浄化フィルタ30の交換が必要となった場合に、フィルタ保持部材29とプレート41とを締結している締結ボルトを取り外し、フィルタ保持部材29とともに浄化フィルタ30を取り外すことで、浄化フィルタ30の交換作業を容易に行うことができる。
以上説明したように、本発明は、比較的コンパクトな構成でフィルタの保温性能を確保してチャンバの表面温度の上昇を抑制しつつ、フィルタ再生用の未燃燃料の添加量を抑えて燃費を向上できる排気ガス浄化装置を提供することができるという実用性の高い効果が得られることから、きわめて有用で産業上の利用可能性は高い。
本発明の実施形態1に係る排気ガス浄化装置の構成を示す概略図である。 浄化フィルタの構成を示す断面図である。 本実施形態2に係る排気ガス浄化装置の構成を示す概略図である。 本実施形態3に係る排気ガス浄化装置の構成を示す概略図である。 浄化フィルタの構成を示す断面図である。 本実施形態4に係る排気ガス浄化装置の構成を示す概略図である。
符号の説明
10 排気ガス浄化装置
11 排気ガス流入配管
12 排気ガス流出配管
20 チャンバ
21 流入通路
22 外周通路
23 リターン通路
24 流出通路
25 導風板
27 循環用配管
30 チャンバ
30 浄化フィルタ
35 浄化フィルタ
36 貫通孔

Claims (4)

  1. 排気ガス流入配管及び排気ガス流出配管が接続されたチャンバと、該チャンバ内に配置され且つ排気ガス中に含まれるパティキュレートを捕集して排気ガスを浄化する浄化フィルタとを備えた排気ガス浄化装置であって、
    前記チャンバ内には、
    前記排気ガス流入配管が連通する流入通路と、
    前記流入通路内の排気ガスを前記浄化フィルタの外周部に沿って流通させる外周通路と、
    前記外周通路を流通した排気ガスを前記浄化フィルタに通過させるリターン通路と、
    前記排気ガス流出配管が連通し、前記浄化フィルタを通過した排気ガスを該排気ガス流出配管から前記チャンバ外に流出させる流出通路とが設けられ、
    前記流入通路と前記流出通路とは、該流入通路内の排気ガスを前記外周通路に導く導風板により仕切られ、
    前記排気ガス流入配管から前記チャンバ内に流入された排気ガスは、前記流入通路、前記外周通路、前記リターン通路、前記浄化フィルタ、前記流出通路の順に通過して、前記排気ガス流出配管から流出されることを特徴とする排気ガス浄化装置。
  2. 請求項1において、
    前記流出通路と前記排気ガス流出配管とを接続し、且つ前記流入通路内で前記排気ガス流入配管の近傍を通過するように配置された循環用配管を備えたことを特徴とする排気ガス浄化装置。
  3. 請求項1又は2において、
    前記導風板は、前記流入通路側が凸状となる湾曲形状に形成されていることを特徴とする排気ガス浄化装置。
  4. 請求項1乃至3のうち何れか1項において、
    前記浄化フィルタの外周面は、前記チャンバの内周面に当接しており、
    前記外周通路は、前記浄化フィルタの外周部分を貫通する貫通孔で形成されていることを特徴とする排気ガス浄化装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN108729999A (zh) * 2017-04-25 2018-11-02 天纳克汽车经营有限公司 反向旋流混合器
JP7307004B2 (ja) 2019-04-26 2023-07-11 信越化学工業株式会社 ケイ素含有レジスト下層膜形成用組成物及びパターン形成方法

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