JP2010069683A - 流体噴射ヘッドユニットの移動制御方法、及び、流体噴射装置 - Google Patents

流体噴射ヘッドユニットの移動制御方法、及び、流体噴射装置 Download PDF

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Abstract

【課題】媒体上の所望の位置に流体を噴射させることにある。
【解決手段】移動方向に移動可能な流体噴射ヘッドユニットが停止している状態で、該移動方向に移動可能な撮像センサを、該流体噴射ヘッドユニットの前記移動方向における第一基準位置が該撮像センサにより規定箇所にて撮像される位置へ移動させて停止させることと、前記撮像センサが停止している状態で、前記流体噴射ヘッドユニットを、該流体噴射ヘッドユニットの前記移動方向における第二基準位置が前記撮像センサにより前記規定箇所にて撮像される位置へ移動させて停止させることと、を有することを特徴とする。
【選択図】図6

Description

本発明は、流体噴射ヘッドユニットの移動制御方法、及び、流体噴射装置に関する。
媒体に流体を噴射するための移動方向に移動可能な流体噴射ヘッドユニットを備えた流体噴射装置は既に知られている。かかる流体噴射装置としては、例えば、ドラムユニットにより保持され搬送される紙にインクを噴射するインクジェットプリンタを挙げることができる。
そして、かかる流体噴射装置においては、媒体に流体を噴射する噴射処理(インクジェットプリンタの場合には印刷処理)の際に、流体噴射ヘッドユニットが移動方向に移動するようになっており、コントローラが当該移動を制御する。
特開2007−144773号公報
ところで、流体噴射ヘッドユニット周囲の温度環境の変化により、流体噴射ヘッドユニットが前記移動方向において(僅かながら)伸びたり縮んだりする場合があり、かかる場合には、移動方向における流体噴射ヘッドユニットのノズルの間隔も微小に増減することとなる。そして、かかる現象が生じた状態で、流体噴射ヘッドユニットを移動させて前記噴射処理を行った際に、媒体上の所望の位置に流体を噴射させることができない場合があった。
本発明は係る課題に鑑みてなされたものであり、目的とするところは、媒体上の所望の位置に流体を噴射させることである。
前記課題を解決するために、主たる本発明は、
移動方向に移動可能な流体噴射ヘッドユニットが停止している状態で、該移動方向に移動可能な撮像センサを、該流体噴射ヘッドユニットの前記移動方向における第一基準位置が該撮像センサにより規定箇所にて撮像される位置へ移動させて停止させることと、
前記撮像センサが停止している状態で、前記流体噴射ヘッドユニットを、該流体噴射ヘッドユニットの前記移動方向における第二基準位置が前記撮像センサにより前記規定箇所にて撮像される位置へ移動させて停止させることと、を有することを特徴とする流体噴射ヘッドユニットの移動制御方法である。
本発明の他の特徴については、本明細書及び添付図面の記載により明らかにする。
本明細書及び添付図面の記載により少なくとも次のことが明らかにされる。
移動方向に移動可能な流体噴射ヘッドユニットが停止している状態で、該移動方向に移動可能な撮像センサを、該流体噴射ヘッドユニットの前記移動方向における第一基準位置が該撮像センサにより規定箇所にて撮像される位置へ移動させて停止させることと、
前記撮像センサが停止している状態で、前記流体噴射ヘッドユニットを、該流体噴射ヘッドユニットの前記移動方向における第二基準位置が前記撮像センサにより前記規定箇所にて撮像される位置へ移動させて停止させることと、を有することを特徴とする流体噴射ヘッドユニットの移動制御方法。
このような移動制御方法によれば、媒体上の所望の位置に流体を噴射させることができる。
また、前記流体噴射ヘッドユニットは、前記移動方向に沿って並んだ複数のノズルからなるノズル列を備え、
前記第一基準位置は、該ノズル列に属するノズルのうちの最も前記移動方向下流側の第一ノズルが位置する位置であり、
前記第二基準位置は、前記第一ノズルから前記移動方向とは逆方向に数えてN番目の第NノズルとN+1番目の第N+1ノズルとの中央位置であり、
前記流体噴射ヘッドユニットを、前記第二基準位置が前記撮像センサにより前記規定箇所にて撮像される位置へ移動させて停止させる際には、移動中に前記撮像センサにより撮像されたノズルの数をカウントすることにより前記第二基準位置を特定することとしてもよい。
かかる場合には、流体噴射装置の製造工程が簡略化される。
また、前記流体噴射ヘッドユニットを、前記第二基準位置が前記撮像センサにより前記規定箇所にて撮像される位置へ移動させて停止させる際に、前記流体噴射ヘッドユニットの移動距離情報を取得し、
該移動距離情報を記憶部に記憶させることと、
該記憶部に記憶された該移動距離情報に基づいて前記流体噴射ヘッドユニットを移動させて停止させてから、該流体噴射ヘッドユニットに流体を噴射させることと、をさらに有することとしてもよい。
かかる場合には、噴射処理のスループットを上昇させることが可能となる。
媒体に流体を噴射するための移動方向に移動可能な流体噴射ヘッドユニットと、
該移動方向に移動可能な撮像センサと、
前記流体噴射ヘッドユニットが停止している状態で、前記撮像センサを、該流体噴射ヘッドユニットの前記移動方向における第一基準位置が該撮像センサにより規定箇所にて撮像される位置へ移動させて停止させ、
前記撮像センサが停止している状態で、前記流体噴射ヘッドユニットを、該流体噴射ヘッドユニットの前記移動方向における第二基準位置が前記撮像センサにより前記規定箇所にて撮像される位置へ移動させて停止させるコントローラと、
を有することを特徴とする流体噴射装置。
このような流体噴射装置によれば、媒体上の所望の位置に流体を噴射させることができる。
また、前記媒体上の流体に紫外線を照射するための前記移動方向に移動可能な紫外線照射ユニットを有し、
前記撮像センサは、該紫外線照射ユニットに設けられていることとしてもよい。
かかる場合には、部品点数の削減が実現される。
===インクジェットプリンタの概要===
流体噴射装置の一例としてインクジェットプリンタ(以下、プリンタ1と呼ぶ)を例に挙げて、プリンタ1の構成例と印刷処理例について、説明する。
<<<プリンタ1の構成>>>
図1は、プリンタ1の全体構成を示すブロック図である。図2は、プリンタ1の主要部の構成を示した図である。図3は、ドラムユニット30、ヘッドユニット40、及び紫外線照射ユニット50の断面構造を示した図である。図4Aは、ヘッドユニット40を示した斜視図である。図4Bは、図4Aの矢印Fで示す方向からヘッド42を見たときの、ヘッド42の正面図である。
外部装置であるコンピュータ110から印刷データを受信したプリンタ1は、コントローラ10により、各ユニット(給排紙ユニット20、ドラムユニット30、ヘッドユニット40、紫外線照射ユニット50、インク補給ユニット60)を制御し、媒体の一例としての用紙Sに画像を形成する(印刷処理)。また、プリンタ1内の状況を検出器群70が監視し、その検出結果に基づいて、コントローラ10は各ユニットを制御する。なお、当該検出器群70の中には、後に詳述する撮像センサ72がある。
コントローラ10は、プリンタ1の制御を行うための制御ユニットである。インターフェース部11は、外部装置であるコンピュータ110とプリンタ1との間でデータの送受信を行うためのものである。CPU12は、プリンタ1全体の制御を行うための演算処理装置である。記憶部の一例としてのメモリ13は、CPU12のプログラムを格納する領域や作業領域等を確保するためのものである。CPU12は、メモリ13に格納されているプログラムに従ったユニット制御回路14により各ユニットを制御する。
給排紙ユニット20は、図2に示すように、給紙部21と排紙部22から成る。給紙部21は、用紙Sを搬送する給紙ローラ(不図示)を有し、給紙部21内に積層された用紙Sを一枚ずつドラムユニット30へ給紙する。排紙部22は、用紙Sを搬送する排紙ローラ(不図示)を有し、ドラムユニット30上に支持され印字が完了した用紙Sを、排紙部22内に送り込む。
ドラムユニット30は、給紙部21から給紙された用紙Sを保持する保持ドラム31を有する。この保持ドラム31の回転軸32は、一対のフレーム36に回転可能に支持されている。そして、保持ドラム31は、用紙Sを外周面33にて保持した状態で、図2に示す矢印Rの方向に回転する。
流体(インク)噴射ヘッドユニット(以下、単に、ヘッドユニット40と呼ぶ)は、一対のガイド軸46、47に支持され、保持ドラム31の軸方向において移動可能なヘッドキャリッジ41を有する。ヘッドキャリッジ41には、用紙Sに流体の一例としてのインク(インクとは、水性インク及び油性インクの双方を含む概念である。本実施の形態においては、水性インク)を噴射するヘッド42が設けられている。なお、ヘッドユニット40は、インクを用紙Sに噴射して印刷を行う際には、図2に示された移動方向に移動する。また、当該移動方向への移動は、不図示のステッピングモータにより実現される。
ここで、本実施の形態に係るヘッド42の詳細な構成について説明する。本実施の形態においては、ヘッド42が、保持ドラム31に保持された用紙Sに対向するように設けられている。ヘッド42は、ノズルが形成されたノズル面44を有している。
ノズル面44には、互いに色の異なるインクを噴射する6つのノズル列(各ノズル列は、前記移動方向に沿って並んだ複数のノズルからなる)が形成されている。この6つのノズル列は、上下方向において上方に位置して、ブラックインクを噴射するノズル列K、マゼンタインクを噴射するノズル列M、シアンインクを噴射するノズル列Cと、上下方向において下方に位置して、イエローインクを噴射するノズル列Y、ライトマゼンタインクを噴射するノズル列LM、ライトシアンインクを噴射するノズル列LCと、である。各ノズルには、インクが入った圧力室(不図示)と、ノズルからインクを噴射する動作をする駆動素子(ピエゾ素子)が設けられている。この駆動素子は、圧力室の容量を変化させてインクを噴射させる。
また、ヘッドキャリッジ41には、インクを収容する収容室43が設けられている。この収容室43からは、ヘッド42に一定量のインクが供給される。なお、本実施の形態においては、インクとして、紫外線が照射されることによって硬化する紫外線硬化型インクが用いられている。ここで、紫外線硬化型インクは、ビヒクル、光重合開始剤及び顔料の混合物に、消泡剤、重合禁止剤等の補助剤を添加して調合される。なお、ビヒクルは、光重合硬化性を有するオリゴマー、モノマー等を、反応性希釈剤により粘度調整して調合される。
紫外線照射ユニット50は、一対のガイド軸56、57に支持され、保持ドラム31の軸方向において移動可能な照射部キャリッジ51を有する(この紫外線照射ユニット50も、ヘッドユニット40と同様、印刷が行われる際には、図2に示された前記移動方向に移動する)。照射部キャリッジ51には、ヘッド42から噴射されて用紙Sに付着したインクに対して(用紙S上のインクに)紫外線を照射する紫外線照射部52が設けられている。紫外線照射部52は、保持ドラム31の回転方向に沿って整列された複数のランプ53を有する。この複数のランプ53が用紙S上のインクに紫外線を照射することによって、インクが硬化する。
また、図3に示すように、当該紫外線照射ユニット50には、CCD(Charge Coupled Device)からなる撮像センサ72が設けられている。この撮像センサ72は、前述したノズル面44を撮像できる位置(本実施の形態においては、照射部キャリッジ51上の位置)に備えられている。前述したとおり、紫外線照射ユニット50は、前記移動方向に移動可能であるため、当該撮像センサ72も当該移動方向に移動可能となっている。なお、撮像センサ72の役割については、後に詳述する。
インク補給ユニット60は、ヘッド42によるインクの噴射に起因してヘッドユニット40(具体的には、収容室43)内のインクの量が減った際に、収容室43にインクを補給するためのものである。
<<<印刷処理>>>
コントローラ10は、コンピュータ110から印刷命令及び印刷データを受信すると、印刷データに含まれる各種コマンドの内容を解析し、各ユニットを用いて、以下の印刷処理を行う。
まず、給紙部21が、用紙Sを保持ドラム31に向かって給紙する。保持ドラム31に給紙された用紙Sは、外周面33に巻き付けられることによって保持される。そして、保持された用紙Sは、保持ドラム31と共に回転する(便宜上、第一印刷処理ステップと呼ぶ)。
回転する用紙Sに対して、ヘッド42はインクを噴射して付着させる。用紙Sに付着したインクは、保持ドラム31の回転に伴い移動して、紫外線照射部52によって紫外線が照射される。これにより、用紙S上のインクが硬化して、用紙S上に画像が形成される。そして、保持ドラム31が1回転する際に保持ドラム31の軸方向の一部領域において用紙Sに画像が印刷されると、ヘッドユニット40はガイド軸46、47に沿って移動する(紫外線照射ユニット50も、同様にガイド軸56、57に沿って移動する)。そして、軸方向において上記領域に隣接した領域に対して、上述した動作(ヘッド42によるインク噴射と、紫外線照射部52による紫外線の照射)が実行される(便宜上、第二印刷処理ステップと呼ぶ)。
このようにして、保持ドラム31の軸方向において全ての画像が印刷された用紙Sは、保持ドラム31から剥離されて、排紙部22に送り込まれる(便宜上、第三印刷処理ステップと呼ぶ)。これにより、印刷処理が終了する。
===ヘッドユニットの移動について===
上述したように、印刷処理においては、前記第二印刷処理ステップにて、コントローラ10が、ヘッドユニット40を間欠的に移動させる。
本項では、先ず、従来、コントローラ10がヘッドユニット40の移動をどのように制御していたかについて説明し、かかる方法の問題点を述べる。
引き続いて、かかる問題点が解消された本実施の形態に係るヘッドユニット40の移動制御方法について説明する。
<<<第二印刷処理ステップについて>>>
ここでは、従来例及び本実施の形態に係るヘッドユニット40の移動制御方法を説明する前の準備段階として、前記第二印刷処理ステップの一例について、より具体的に図5を参照しつつ説明する。図5は、前記第二印刷処理ステップの一例を説明するための説明模式図である。
図5の上部においては、3つのヘッドユニット40が示されている。この3つのヘッドユニット40のうちの左のヘッドユニット40の位置は、1パス目のインク噴射位置を、真ん中のヘッドユニット40の位置は、2パス目のインク噴射位置を、右のヘッドユニット40の位置は、3パス目のインク噴射位置を、それぞれ表している(4パス目以降のインク噴射位置については、図示を省略している)。また、図5の下部においては、噴射されたインクにより形成されるドットが示されている。数字1で示されたドットは、1パス目のインク噴射位置に位置するヘッドユニット40から噴射されたインクによるドットを、数字2で示されたドットは、2パス目のインク噴射位置に位置するヘッドユニット40から噴射されたインクによるドットを、数字3で示されたドットは、3パス目のインク噴射位置に位置するヘッドユニット40から噴射されたインクによるドットを、それぞれ表している。
なお、本項では、説明を分かり易くするために、便宜上、以下の通りとする。すなわち、ヘッド42におけるノズル列が、1つのみであることとする。また、当該ノズル列は、179個のノズルからなることとする。なお、移動方向におけるノズルの間隔は、1/179インチとする。
第二印刷処理ステップにおいては、先ず、コントローラ10がヘッドユニット40をホームポジション(不図示)から1パス目のインク噴射位置へ移動させ、回転する用紙Sに対してヘッド42がインクを噴射して、数字1で示されたドットが形成される(このときに、紫外線照射ユニット50も、1パス目の照射位置へ移動し、紫外線の照射が形成されたドットに対して行われる)。
次に、コントローラ10がヘッドユニット40を1パス目のインク噴射位置から2パス目のインク噴射位置へ前記移動方向に移動させる。かかる際には、移動前の第1ノズル(ノズル列に属するノズルのうちの最も前記移動方向下流側のノズル)の移動方向における位置が、移動後の第90ノズル(前記第1ノズルから前記移動方向とは逆方向に数えて90番目のノズル)の移動方向における位置と第91ノズルの移動方向における位置との中央位置となるように、コントローラ10がヘッドユニット40を移動させる。すなわち、コントローラ10はヘッドユニットを1/2インチ(ノズル数にして、89.5個分)移動させる。そして、回転する用紙Sに対してヘッド42がインクを噴射して、数字2で示されたドットが形成される(このときに、紫外線照射ユニット50も、2パス目の照射位置へ移動し、紫外線の照射が形成されたドットに対して行われる)が、数字1で示された互いに隣接するドット間に数字2で示されたドット間が位置するようになるため、2倍の解像度での印刷が実現されることとなる。
以下、上記の処理が繰り返される。すなわち、コントローラ10がヘッドユニット40を2パス目のインク噴射位置から3パス目のインク噴射位置へ前記移動方向に1/2インチ(ノズル数にして、89.5個分)移動させ、回転する用紙Sに対してヘッド42がインクを噴射して、数字3で示されたドットが形成される。また、4パス目以降についても同様である。
<<<従来例に係るヘッドユニット40の移動制御方法とその問題点について>>>
先ず、従来、コントローラ10がヘッドユニット40の移動をどのように制御していたかについて説明すると、従来例に係るプリンタ1にはエンコーダが備えられており、コントローラ10は、当該エンコーダの出力信号を受けることによりヘッドユニット40の1/2インチの移動を把握しつつ、ヘッドユニット40を移動させていた。
しかしながら、当該従来例には、以下の問題点があった。すなわち、前述したとおり、ヘッドユニット40周囲の温度環境の変化により、ヘッドユニット40が前記移動方向において(僅かながら)伸びたり縮んだりする場合があり、かかる場合には、移動方向におけるノズルの間隔も微小に増減することとなる。そして、かかる現象が生じたときには、コントローラ10が、エンコーダに基づいてヘッドユニットを1/2インチ移動させたとしても、ノズル数にして89.5個分のヘッドユニット40の移動が実現されないこととなる。例えば、設計値である1/179インチのノズル間隔が、ヘッドユニット40周囲の温度上昇により大きくなって、1/178インチとなった場合には、ヘッドユニットを1/2インチ移動させても、ノズル数にして89個分しかヘッドユニット40が移動しない。そして、かかる状況においては、(数字1で示された互いに隣接するドット間に数字2で示されたドット間が位置するようにならず、)数字1で示されたドットに数字2で示されたドットが重なってしまい、紙上の所望の位置にインクが噴射されないこととなる。そして、このことにより、適切な画像形成(印刷)が行われなくなってしまう。
また、温度環境の変化が起こらない場合であっても、前記エンコーダとして精度の低いものがプリンタ1に備えられている場合には、同様の問題が生じ得る。例えば、コントローラ10が、エンコーダに基づいてヘッドユニットを1/2インチ移動させるよう制御した場合に、エンコーダの精度の低さにより、実際には、コントローラ10が、ヘッドユニットを89/179インチしか移動させなかったという事象が起こり得る。そして、かかる場合にも、ノズル数にして89個分しかヘッドユニット40が移動せず、紙上の所望の位置にインクが噴射されないこととなり、適切な画像形成(印刷)が行われなくなってしまう。エンコーダとして精度の高いものをプリンタ1に備えれば問題は解決するが、精度の高いエンコーダは非常に高価であり、製品のコストアップを招来してしまう。
<<<本実施の形態に係るヘッドユニット40の移動制御方法について>>>
ここでは、本実施の形態において、コントローラ10がヘッドユニット40の移動をどのように制御するかについて説明する。本実施の形態に係るコントローラ10は、ヘッドユニット40を移動方向に移動させる際に、ノズル数にして89.5個分のヘッドユニット40の移動が確実に実現されるようにヘッドユニット40の移動を制御するため、前述した問題を解消することができる。そして、当該移動制御(当該確実な実現)のために、前述した撮像センサ72が用いられる(前記エンコーダは用いない)。
また、撮像センサ72を用いた当該移動制御が印刷処理(具体的には、前述した第二印刷処理ステップ)の際に行われることとしてもよいが(当然のことながら、このようにすれば、前記問題が適切に解消される)、本実施の形態に係るプリンタ1においては、印刷処理のスループットを上昇させることを考慮して、当該移動制御が、印刷処理とは別の処理(以下、便宜上、準備処理と呼ぶ)において、実行されるようになっている。
概要を説明すると、準備処理において、コントローラ10は、撮像センサ72を用いた当該移動制御により、ヘッドユニット40をノズル数にして89.5個分移動方向に移動させる。そして、かかる際に、コントローラ10は、ヘッドユニット40の移動距離情報(本実施の形態においては、ステッピングモータのパルス数)を取得し、当該移動距離情報をメモリ13に記憶させる。
そして、印刷処理(第二印刷処理ステップ)において、コントローラ10は、メモリ13に記憶された移動距離情報(すなわち、ヘッドユニット40をノズル数にして89.5個分移動させるには、何パルス数分ステップモータを動作させるかという情報)に基づいて、ヘッドユニット40を移動させる。
以下、準備処理と印刷処理に分けて、詳細に説明する。
<準備処理>
準備処理について、図6A乃至図7Bを用いて説明する。図6A乃至図6Dは、準備処理におけるヘッドユニット40と撮像センサ72の移動方向における位置関係の変遷を示した図である。図7A及び図7Bについては、後述する。
本実施の形態においては、ユーザがプリンタ1に設けられた液晶パネルや操作ボタン等からなる不図示の操作部を操作して当該準備処理の指令をプリンタ1に与えることにより、当該準備処理が実行されるようになっている。なお、当該準備処理の実行は、プリンタ1の設置位置を変更したとき(特に、変更前後の温度環境が異なる場合)や、定期的になされることが推奨される。
コントローラ10は、準備処理の指令を受信すると、準備処理を開始する。先ず、コントローラ10は、ヘッドユニット40をホームポジション(不図示)から前述した1パス目のインク噴射位置へ移動させ停止させる。
次に、コントローラ10は、ヘッドユニット40が停止している状態で、撮像センサ72を移動方向へ移動させる制御を開始する。コントローラ10は、撮像センサ72を、ヘッドユニット40の第一基準位置が撮像センサ72により規定箇所にて撮像される位置へ移動させて停止させる(このときの、ヘッドユニット40と撮像センサ72の位置関係を図6Aに示す)。
ここで、第一基準位置とは、移動方向におけるヘッドユニット40上の所定の位置であり、本実施の形態においては、前記第1ノズルが位置する位置である。つまり、コントローラ10は、撮像センサ72を、第1ノズルが撮像センサ72により規定箇所にて撮像される位置へ移動させて停止させる。
図7Aは、第1ノズルが撮像センサ72により規定箇所にて撮像された様子を示した模式図である。撮像センサ72は、移動中に、ヘッドユニット40(ノズル面44)の撮像を継続して実行し、撮像データを順次コントローラ10へ出力する。そして、コントローラ10は、撮像データを画像処理等により解析して、第1ノズルが規定箇所(本実施の形態においては、移動方向における中央箇所としているがこれに限定されない)にて撮像されたか否かを判別する。そして、コントローラ10は、当該判別に基づき、移動する撮像センサ72を、第1ノズルが撮像センサ72により規定箇所にて撮像される位置で停止させる。
次に、コントローラ10は、撮像センサ72が停止している状態で、ヘッドユニット40を移動方向へ移動させる制御を開始する(図6Aの太矢印参照)。コントローラ10は、ヘッドユニット40を、ヘッドユニット40の第二基準位置が撮像センサ72により規定箇所にて撮像される位置へ移動させて停止させる(このときの、ヘッドユニット40と撮像センサ72の位置関係を図6Bに示す)。
ここで、第二基準位置とは、移動方向におけるヘッドユニット40上の所定の位置であり、本実施の形態においては、前記第1ノズルから前記移動方向とは逆方向に数えてN番目の第NノズルとN+1番目の第N+1ノズルとの中央位置(本例においては、N=90であり、第90ノズルと第91ノズルとの中央位置)である。つまり、コントローラ10は、ヘッドユニット40を、第90ノズルと第91ノズルとの中央位置が撮像センサ72により規定箇所にて撮像される位置へ移動させて停止させる。
図7Bは、前記中央位置が撮像センサ72により規定箇所にて撮像された様子を示した模式図である。撮像センサ72は、ヘッドユニット40の移動中に、ヘッドユニット40(ノズル面44)の撮像を継続して実行し、撮像データを順次コントローラ10へ出力する。そして、コントローラ10は、撮像データを画像処理等により解析して、ヘッドユニット40の移動中に撮像センサ72により撮像されたノズルの数をカウントする。そして、第90ノズル(90個目のノズル)が撮像された直後に、当該第90ノズルと第91ノズルとの中央位置が規定箇所にて撮像されたか否かを判別する(すなわち、ノズル数をカウントすることにより、中央位置(第二基準位置)が特定される)。そして、コントローラ10は、当該判別に基づき、移動するヘッドユニット40を、前記中央位置が撮像センサ72により規定箇所にて撮像される位置で停止させる。
このように、コントローラ10は、撮像センサ72が停止している状態で、第1ノズルが撮像センサ72により規定箇所にて撮像される位置から第90ノズルと第91ノズルとの中央位置が撮像センサ72により規定箇所にて撮像される位置まで、ヘッドユニット40を移動させるから、ノズル数にて89.5(=90.5−1)個分のヘッドユニット40の移動が確実に実現されることとなる。したがって、ヘッドユニット40の当該移動により、ヘッドユニット40が、適切な画像形成(印刷)が可能となる2パス目のインク噴射位置へ移動することとなる。
また、ヘッドユニット40の当該移動の際(ヘッドユニット40を、前記中央位置が撮像センサ72により規定箇所にて撮像される位置へ移動させて停止させる際)に、コントローラ10は、ヘッドユニット40の移動距離情報を取得し、当該移動距離情報をメモリ13に記憶させる。本実施の形態においては、当該移動距離情報として、第1ノズルが撮像センサ72により規定箇所にて撮像される位置から前記中央位置が撮像センサ72により規定箇所にて撮像される位置までヘッドユニット40が移動した際のステッピングモータのパルス数を取得し、このパルス数をメモリ13に記憶させる。
以下、上記の処理が繰り返される。すなわち、コントローラ10は、ヘッドユニット40が停止している状態で、撮像センサ72を移動方向へ移動させる制御を開始する(図6Bの太矢印参照)。コントローラ10は、撮像センサ72を、ヘッドユニット40の第一基準位置(第1ノズル)が撮像センサ72により規定箇所にて撮像される位置へ移動させて停止させる(このときの、ヘッドユニット40と撮像センサ72の位置関係を図6Cに示す)。
次に、コントローラ10は、撮像センサ72が停止している状態で、ヘッドユニット40を移動方向へ移動させる制御を開始する(図6Cの太矢印参照)。コントローラ10は、ヘッドユニット40を、ヘッドユニット40の第二基準位置(第90ノズルと第91ノズルとの中央位置)が撮像センサ72により規定箇所にて撮像される位置へ移動させて停止させる(このときの、ヘッドユニット40と撮像センサ72の位置関係を図6Dに示す)。ヘッドユニット40の当該移動により、ヘッドユニット40が、適切な画像形成(印刷)が可能となる3パス目のインク噴射位置へ移動することとなり、また、かかる移動の際のステッピングモータのパルス数がメモリ13に記憶される。
なお、4パス目以降についても同様である。
<印刷処理>
前述した準備処理が実行されると、メモリ13に移動距離情報(移動の際のステッピングモータのパルス数)が記憶される。
図8は、メモリ13に記憶された移動距離情報テーブルを示した図である。前述したとおり、移動距離情報(パルス数)は、ノズル数にて89.5個分のヘッドユニット40の移動毎に(すなわち、1パス目から2パス目の移動、2パス目から3パス目の移動、3パス目から4パス目の移動・・・・)記憶されるため、移動距離情報テーブルにおいても、ヘッドユニット40の移動毎にパルス数の値が存在する。
そして、印刷処理(第二印刷処理ステップ)において、コントローラ10は、メモリ13に記憶された移動距離情報に基づいて、ヘッドユニット40を移動させる。例えば、コントローラ10は、ヘッドユニット40を1パス目のインク噴射位置から2パス目のインク噴射位置へ前記移動方向に移動させる際には、a1パルス数分ステップモータを動作させる。そして、当該2パス目のインク噴射位置に位置することとなったヘッドユニット40のヘッド42は、回転する用紙Sに対してインクを噴射する。さらに、コントローラ10は、ヘッドユニット40を2パス目のインク噴射位置から3パス目のインク噴射位置へ前記移動方向に移動させる際には、a2パルス数分ステップモータを動作させ、当該3パス目のインク噴射位置に位置することとなったヘッドユニット40のヘッド42は、回転する用紙Sに対してインクを噴射する(以下、4パス目以降について、同様)。このように、コントローラ10は、メモリ13に記憶された移動距離情報に基づいてヘッドユニット40を移動させて停止させてから、ヘッドユニット40に流体を噴射させる。
上記パルス数(a1、a2、・・・・)は、ヘッドユニット40をノズル数にして89.5個分移動させるパルス数であるから、ヘッドユニット40が移動する際に、ノズル数にして89.5個分の移動が実行される。したがって、前述した問題が解消されることとなる。
すなわち、ヘッドユニット40周囲の温度環境の変化が生ずると、移動方向におけるノズルの間隔が微小に増減することとなるが、かかる現象が生じたとしても、ノズル数にして89.5個分の移動が確実に実行されるため、(数字1で示されたドットに数字2で示された)ドットが重なってしまうようなこともなく、紙上の所望の位置にインクが噴射されることとなる。そのため、適切な画像形成(印刷)が行われることとなる。
また、ノズル数にして89.5個分の移動が確実に実行されるため、このことを担保するための高価な高精度エンコーダを設ける必要もなく(このような高精度エンコーダは、撮像センサ72よりも遥かに高価なものである)、製品のコストダウンを実現することができる。
===その他の実施の形態===
一実施形態としてのプリンタ等を説明したが、上記の実施形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得ると共に、本発明にはその等価物が含まれることは言うまでもない。特に、以下に述べる実施形態であっても、本発明に含まれるものである。
前記実施形態では、流体噴射装置をインクジェットプリンタに具体化したが、この限りではなく、インク以外の他の液体(液体以外にも、機能材料の粒子が分散されている液状体、ジェルのような流状体を含む)や液体以外の流体(流体として流して噴射できる固体など)を噴射したり吐出したりする流体噴射装置に具体化することもできる。例えば、液晶ディスプレイ、EL(エレクトロルミネッセンス)ディスプレイ及び面発光ディスプレイの製造などに用いられる電極材や色材などの材料を分散または溶解のかたちで含む液状体を吐出する液状体噴射装置、バイオチップ製造に用いられる生体有機物を噴射する液体噴射装置、精密ピペットとして用いられ試料となる液体を噴射する液体噴射装置であってもよい。さらに、時計やカメラ等の精密機械にピンポイントで潤滑油を噴射する液体噴射装置、光通信素子等に用いられる微小半球レンズ(光学レンズ)などを形成するために紫外線硬化樹脂等の透明樹脂液を基板上に噴射する液体噴射装置、基板などをエッチングするために酸又はアルカリ等のエッチング液を噴射する液体噴射装置、ジェルを噴射する流状体噴射装置、トナーなどの粉体を例とする固体を噴射する粉体噴射式記録装置であってもよい。そして、これらのうちいずれか一種の噴射装置に本発明を適用することができる。
また、上記において、ヘッドユニット40は、前記移動方向に沿って並んだ複数のノズルからなるノズル列を備え、前記第一基準位置は、該ノズル列に属するノズルのうちの最も前記移動方向下流側の第一ノズルが位置する位置であり、前記第二基準位置は、前記第一ノズルから前記移動方向とは逆方向に数えてN番目の第NノズルとN+1番目の第N+1ノズルとの中央位置であり、ヘッドユニット40を、前記第二基準位置が前記撮像センサ72により前記規定箇所にて撮像される位置へ移動させて停止させる際には、移動中に前記撮像センサ72により撮像されたノズルの数をカウントすることにより前記第二基準位置を特定することとしたが、これに限定されるものではない。
例えば、移動中に撮像センサ72により撮像されたノズルの数をカウントすることにより前記第二基準位置を特定するのではなく、第二基準位置にマークを付けておくことにより第二基準位置の特定を行う方策を採っても良い(図9参照。なお、本例においては、第一基準位置にもマークが付けられており、これらのマークが撮像センサ72により規定箇所にて撮像される)。
但し、プリンタ1の製造工程において、マークを付ける工程が省略され、当該製造工程が簡略化される点で、上記実施の形態の方が望ましい。
なお、マークは、図9に示したヘッド42のノズル面44ではなく、ヘッド42のノズル面44と交差する側面に付けてもよい。また、ヘッドユニット40のヘッド42の方ではなく、ヘッドキャリッジ41の方に付けてもよい。
また、第一基準位置は、前記第一ノズルが位置する位置であり、第二基準位置は、前記中央位置であることとしたが、これに限定されるものではなく、ヘッドユニット40の移動方式等に応じて、第一基準位置及び第二基準位置をこれ以外の位置としてもよい。
また、上記において、撮像センサ72は、紫外線照射ユニット50に設けられていることとしたが、これに限定されるものではなく、例えば、紫外線照射ユニット50とは異なる移動可能な移動部材(撮像センサ72設置専用部材等)に撮像センサ72を設けるようにしてもよい。
但し、部品点数の削減が実現される点で、上記実施の形態の方が望ましい。
プリンタ1の全体構成を示すブロック図である。 プリンタ1の主要部の構成を示した図である。 ドラムユニット30、ヘッドユニット40、及び紫外線照射ユニット50の断面構造を示した図である。 図4Aは、ヘッドユニット40を示した斜視図である。図4Bは、図4Aの矢印Fで示す方向からヘッド42を見たときの、ヘッド42の正面図である。 第二印刷処理ステップの一例を説明するための説明模式図である。 図6A乃至図6Dは、準備処理におけるヘッドユニット40と撮像センサ72の移動方向における位置関係の変遷を示した図である。 図7Aは、第1ノズルが撮像センサ72により規定箇所にて撮像された様子を示した模式図である。図7Bは、中央位置が撮像センサ72により規定箇所にて撮像された様子を示した模式図である。 メモリ13に記憶された移動距離情報テーブルを示した図である。 ヘッドユニット40にマークが付けられた様子を示した模式図である。
符号の説明
1 プリンタ、10 コントローラ、11 インターフェース部、
12 CPU、13 メモリ、14 ユニット制御回路、
20 給排紙ユニット、21 給紙部、22 排紙部、
30 ドラムユニット、31 保持ドラム、32 回転軸、
33 外周面、36 フレーム、40 ヘッドユニット、
41 ヘッドキャリッジ、42 ヘッド、43 収容室、
44 ノズル面、46 ガイド軸、47 ガイド軸、
50 紫外線照射ユニット、51 照射部キャリッジ、
52 紫外線照射部、53 ランプ、56 ガイド軸、
57 ガイド軸、60 インク補給ユニット、
70 検出器群、72 撮像センサ、110 コンピュータ

Claims (5)

  1. 移動方向に移動可能な流体噴射ヘッドユニットが停止している状態で、該移動方向に移動可能な撮像センサを、該流体噴射ヘッドユニットの前記移動方向における第一基準位置が該撮像センサにより規定箇所にて撮像される位置へ移動させて停止させることと、
    前記撮像センサが停止している状態で、前記流体噴射ヘッドユニットを、該流体噴射ヘッドユニットの前記移動方向における第二基準位置が前記撮像センサにより前記規定箇所にて撮像される位置へ移動させて停止させることと、を有することを特徴とする流体噴射ヘッドユニットの移動制御方法。
  2. 請求項1に記載の流体噴射ヘッドユニットの移動制御方法において、
    前記流体噴射ヘッドユニットは、前記移動方向に沿って並んだ複数のノズルからなるノズル列を備え、
    前記第一基準位置は、該ノズル列に属するノズルのうちの最も前記移動方向下流側の第一ノズルが位置する位置であり、
    前記第二基準位置は、前記第一ノズルから前記移動方向とは逆方向に数えてN番目の第NノズルとN+1番目の第N+1ノズルとの中央位置であり、
    前記流体噴射ヘッドユニットを、前記第二基準位置が前記撮像センサにより前記規定箇所にて撮像される位置へ移動させて停止させる際には、移動中に前記撮像センサにより撮像されたノズルの数をカウントすることにより前記第二基準位置を特定することを特徴とする流体噴射ヘッドユニットの移動制御方法。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の流体噴射ヘッドユニットの移動制御方法において、
    前記流体噴射ヘッドユニットを、前記第二基準位置が前記撮像センサにより前記規定箇所にて撮像される位置へ移動させて停止させる際に、前記流体噴射ヘッドユニットの移動距離情報を取得し、
    該移動距離情報を記憶部に記憶させることと、
    該記憶部に記憶された該移動距離情報に基づいて前記流体噴射ヘッドユニットを移動させて停止させてから、該流体噴射ヘッドユニットに流体を噴射させることと、をさらに有することを特徴とする流体噴射ヘッドユニットの移動制御方法。
  4. 媒体に流体を噴射するための移動方向に移動可能な流体噴射ヘッドユニットと、
    該移動方向に移動可能な撮像センサと、
    前記流体噴射ヘッドユニットが停止している状態で、前記撮像センサを、該流体噴射ヘッドユニットの前記移動方向における第一基準位置が該撮像センサにより規定箇所にて撮像される位置へ移動させて停止させ、
    前記撮像センサが停止している状態で、前記流体噴射ヘッドユニットを、該流体噴射ヘッドユニットの前記移動方向における第二基準位置が前記撮像センサにより前記規定箇所にて撮像される位置へ移動させて停止させるコントローラと、
    を有することを特徴とする流体噴射装置。
  5. 請求項4に記載の流体噴射装置において、
    前記媒体上の流体に紫外線を照射するための前記移動方向に移動可能な紫外線照射ユニットを有し、
    前記撮像センサは、該紫外線照射ユニットに設けられていることを特徴とする流体噴射装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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