JP2010068414A - 撮像装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】フレームレートを落とすことなく低消費電力化を図ることができる撮像装置を提供する。
【解決手段】撮像装置は、複数の光電変換素子をマトリクス状に有する撮像素子105を備え、複数の動作モードを有する。そして、撮像素子105から出力される被写体像のデータを伝送するパラレル/シリアル変換回路109と、動作モードの水平ブランキング期間の長さに応じてパラレル/シリアル変換回路109の動作周波数を制御するPLL回路112とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、被写体を撮像する撮像素子(固体撮像素子)を備える撮像装置に関する。
固体撮像素子は、CCD(Charge Coupled Device)イメージセンサに代表される電荷転送型固体撮像素子と、CMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)イメージセンサに代表されるX−Yアドレス型固体撮像素子に大別される。
そして、近年、後者の固体撮像素子、例えば、CMOSイメージセンサは、特に、携帯電話等のモバイル機器向けの低消費電力カメラモジュールや、高感度の電子スチルカメラ(撮像装置)に搭載されて用いられている。
例えば、高解像度が要求される電子スチルカメラにおいては、シャッタを切って取り込んだ静止画やHD(HighDefinition)、VGA(Video Graphics Array)動画等が記録されるモードには高精細化が要求される。そのため、より多画素の固体撮像素子が用いられることになる。但し、電子スチルカメラでは、電子ビューファインダや小画面モニタ等に動画を映し出すことで、被写体を確認できるようにしている。
そのため、静止画モードや動画モード等、複数の動作モードを有する撮像装置において、動作モードの変化に応じて、撮像装置の内部でデータを転送するデータ伝送手段の動作周波数を切り替えることで省電力化を実現する技術が提案されている(特許文献1)。
特開2006−277032号公報
しかしながら、上記従来技術では、データ転送手段の動作モードに応じて動作周波数を下げる際、動作モードに応じて撮像素子の駆動周波数を下げていることから、例えば、動画撮影時においては、フレームレートが下がるといった問題がある。
そのため、撮像装置において、解像度を落とさずに省電力化を図るには、動作モードに応じて撮像素子の基準周波数を変更することなく、データ転送手段の動作周波数を切り替える必要がある。
本発明の目的は、フレームレートを落とすことなく低消費電力化を図ることができる撮像装置を提供することにある。
上記目的を達成するために、請求項1記載の撮像装置は、複数の光電変換素子をマトリクス状に有する撮像素子を備え、複数の動作モードを有する撮像装置において、前記撮像素子から出力される被写体像のデータを伝送するデータ伝送手段と、前記動作モードの水平ブランキング期間の長さに応じて前記データ伝送手段の動作周波数を制御するクロック制御手段とを備えることを特徴とする。
本発明の撮像装置によれば、フレームレートを落とすことなく低消費電力化を図ることができる。
以下、本発明を図面を参照しながら詳細に説明する。
但し、この実施の形態に含まれる構成要素はあくまで例示であり、この発明の範囲をそれらのみに限定するものではない。
図1は、本発明の実施の形態に係る撮像装置としてのデジタルカメラの構成を示すブロック図である。
図1に示すデジタルカメラにおいて、レンズ101は、被写体からの光学像(被写体像)を、メカシャッタ103を介して撮像素子105に結像させるレンズ群である。このレンズ101は、レンズ駆動部102によって駆動制御され、例えば、ズーム、フォーカス、絞り等が調整される。
メカシャッタ103は、撮像素子105を所定時間露光した後、遮光する機能を有する。このメカシャッタ103は、シャッタ駆動部104によって駆動制御される。
撮像素子105は、レンズ101から入力された被写体像を画像として撮像する。撮像素子105は、例えば、CMOSイメージセンサに代表されるX−Yアドレス型固体撮像素子である。
撮像素子105は、被写体を撮像し、被写体像に基づくアナログ信号の画像を生成する。撮像素子105は、TG108からの垂直同期信号VD、水平同期信号HD及び、マスタークロック(MCLK)に基づいて、後述する読み出し行選択回路や列信号処理回路、読み出し行回路等の動作基準となるクロックパルス等を生成して読み出す。そして、これを行選択回路や列信号処理回路、読み出し行回路等に対して与える。
撮像素子105は、これらの信号に基づいて駆動する。撮像素子105により撮像されたアナログ信号の画像(画像信号)は、CDS/AGC回路106に出力される。
CDS/AGC回路106は、TG108からのサンプリングタイミング信号を用いて、撮像素子105の出力に対して、CDS回路で相関二重サンプリングを行うことで低周波ノイズを除去し、AGC回路によってゲイン調整する。
A/D変換回路107は、CDS/AGC回路106から出力されたアナログ信号をTG108から出力されるタイミング信号に基づくタイミングで、パラレルのデジタル信号に変換するアナログ/デジタル変換手段である。A/D変換回路107で変換処理されたパラレルのデジタル信号は、パラレル/シリアル変換回路109に出力される。
TG108は、撮像素子105、CDS/AGC回路106、A/D変換回路107、画像信号処理回路111、PLL回路112を駆動するためのタイミング信号を出力するタイミングジェネレータである。このTG108から出力される各種のタイミング信号は、全体制御演算部114から供給される基準クロック信号に基づくものである。
PLL回路112は、TG108から出力されたクロック信号(基準クロック信号)の周波数をn倍に逓倍し、画像データサンプリング信号用のクロック信号(TCLK)をパラレル/シリアル変換回路109に供給する。
図2は、図1におけるパラレル/シリアル変換回路109及びシリアル/パラレル変換回路110の構成を示すブロック図である。
図2に示すように、データ伝送手段としてのパラレル/シリアル変換回路109は、少振幅差動信号伝送方式を用いる。即ち、パラレル/シリアル変換回路109は、パラレル/シリアル変換手段201と、LVDS(少振幅差動信号)ドライバ202、203を備えている。
また、シリアル/パラレル変換回路110は、LVDSレシーバ204、205と、シリアル/パラレル変換手段206を備えている。
パラレル/シリアル変換手段201は、A/D変換回路107から出力されたパラレルデータ(PDATA)をシリアルデータ(SDATA)に変換する。
LVDSドライバ202は、シリアル変換されたシリアルデータをLVDS伝送することが可能な出力手段に相当する。
LVDSドライバ203は、PLL回路112において生成されたクロック信号TCLKをLVDS伝送して、LVDSレシーバ205へ出力する。
シリアル/パラレル変換回路110では、シリアル/パラレル変換手段206において、LVDSレシーバ204で受信したシリアルデータを、A/D回路107から出力された元のパラレルデータに変換する(復元する)。
この際、シリアル/パラレル変換回路110は、基準クロック信号やLVDSレシーバ205を介して入力されたクロック信号TCLKに基づいて処理を行う。
図1に戻り、画像信号処理回路111は、シリアル/パラレル変換回路110から出力された画像信号であるパラレルデータの処理を行う。具体的に、画像信号処理回路111は、画像信号処理として、例えば、各種の補正処理、画像データの圧縮処理等を行う。
メモリ部I113は、画像信号処理回路111で処理された画像データを一時的に記憶する。全体制御演算部114は、デジタルカメラ全体の制御と各種の演算を行う。また、全体制御演算部114は、必要に応じて、デジタルカメラのシステム設定情報等や処理プログラムをメモリ部II120から読み出す。
記録媒体制御I/F(インターフェース)部115は、記録媒体117に対する画像データの記録または読み出しを行う。表示部116は、画像データに基づく画像の表示を行う。
記録媒体117は、例えば、半導体メモリからなるメモリカード等の着脱可能な記録媒体である。
外部I/F部118は、外部のコンピュータ等と通信を行うためのインターフェースである。操作部119は、ユーザーが、デジタルカメラを起動させる際や、露出条件、ズーム位置、駆動モード等のデジタルカメラのシステム設定情報等の変更等を行う際に操作されるものである。
そして、操作部119は、ユーザーからデジタルカメラのシステム設定情報の変更に係る変更情報が入力されるたびに、その変更情報を全体制御演算部114へ入力する。この操作部119は、例えば、電源スイッチ、シャッタボタン、モード切り替えスイッチ、操作入力群等を含むものである。
図3は、図1のデジタルカメラによって実行される各種のモード処理の手順を示すフローチャートである。
ここで、図3に示すフローチャートの動作は、図1に示す全体制御演算部114においてなされる。
操作部119の電源スイッチが押されてオンになると、当該デジタルカメラのシステムが起動する。
操作部119のモード切り替えスイッチによって、動画撮影、静止画撮影等の各種の撮影モード、或いは再生モードが選択されると、全体制御演算部114はこれを検知する。そして、ステップS301において、全体制御演算114は、操作部119によって選択されたモードが撮影モードであるか否かを判断する。
ステップS301の判断の結果、操作部119によって選択されたモードが撮影モードである場合には、ステップS302に進む。
ステップS302では、全体制御演算部114は、表示撮影モードであるEVF(Electronic View Finder)モードとして被写体の撮影を行い、撮影した画像を表示部116に表示する。
その際、撮像素子105は、後述の列信号処理回路403での加算読み出し等の読み出しを行い、PLL回路112は、TG108から出力されたクロック信号(基準クロック信号)の周波数m倍(n>m)に逓倍する(詳細な動作は後述)。
続いて、ステップS303では、全体制御演算部114は、操作部119のシャッタボタンが押されてオンになったか否かを判断する。この判断の結果、シャッタボタンがオンになっていない場合には、ステップS301に戻る。
一方、ステップS303の判断の結果、シャッタボタンがオンになった場合には、記録撮影モードに移行して、ステップS304に進む。
ステップS304では、全体制御演算部114は、撮影モード(記録撮影モード)が静止画モードであるか否かを判断する。
ステップS304の判断の結果、撮影モードが静止画モードである場合には、ステップS305に進む。
ステップS305では、全体制御演算部114は、被写体の撮影を静止画モードで行って、撮影された静止画像の記録に係る各種の処理を行う。
一方、ステップS304の判断の結果、撮影モードが静止画モードでない場合には、ステップS306に進む。
ステップS306では、全体制御演算部114は、撮影モード(記録撮影モード)が動画モードであるか否かを判断する。
ステップS306の判断の結果、撮影モードが動画モードである場合には、ステップS307に進む。
ステップS307では、全体制御演算部114は、被写体の撮影を動画モードで行って、撮影された動画像の記録に係る各種の処理を行う。
スッテプS304、S306で静止画モードや動画モードと判断された場合、撮像素子105は通常読み出し行い、PLL回路112はTG108から出力されたクロック信号(基準クロック信号)の周波数をn倍に逓倍する(詳細な動作は後述)。
一方、ステップS306で撮影モードが動画モードでないと判断された場合、或いは、ステップS301で撮影モードでないと判断された場合には、ステップS308に進む。
ステップS308では、全体制御演算部114は、再生モードやメニューモード等のその他のモード処理を行う(詳細は省略)。
ステップS305、ステップS307、或いは、ステップS308の処理が終了すると、ステップS309に進む。
ステップS309では、全体制御演算部114は、電源スイッチがオフになったか否かを判断する。この判断の結果、電源スイッチがオフになっていない場合には、ステップS301に戻る。
一方、ステップS309の判断の結果、電源スイッチがオフになった場合には、ステップS310に進む。
ステップS310では、全体制御演算部114は、当該デジタルカメラのシステムの起動を停止し、終了処理を行う。これにより、図3に示すフローチャートの処理が終了する。
一般的に電子機器において消費電力はクロック周波数の増加に伴い増加する。
本実施の形態では、デジタルカメラの動作モードにおいて、水平ブランキング期間が異なることを利用し、データ伝送手段(パラレル/シリアル変換回路109)の動作周波数を水平ブランキング期間の長さに応じて制御する。このことにより低消費電力化を実現させるものである。
クロック制御手段としてのPLL回路112がデータ伝送手段(パラレル/シリアル変換回路109)の動作周波数を水平ブランキング期間の長さに応じて制御する。
ここで、本実施の形態では、静止画記録モードや動画記録モード(HD動画モード、VGA動画記録モード)は通常読み出し、動画表示モード(EVF動画モード)時における撮像素子の読み出しは2×2の加算読み出しを行うこととする。
本実施の形態では、ステップS305で撮影された静止画像や、ステップS307で撮影された動画像に係る出力データの有効ビットを10ビットとし、撮像素子105の基準クロック(MCLK)を周波数50MHzとする。
また、LVDSドライバ202及び203の1つ当たりの最大伝送レートを500Mbpsとする。LVDS伝送におけるデータの転送レートは、デバイスプロセスやシリアル/パラレル変換のビット数等にも依存するため、動作可能な周波数であれば特に限定はしない。
図4は、図1における撮像素子(X−Yアドレス型のCMOSイメージサ)の構成を示すブロック図である。
図4に示すように、撮像素子105は、画素アレイ部401に加えて、読み出し行選択回路402、列信号処理回路403、読み出し列選択回路404が基板(チップ)400上に形成された構成となっている。
但し、必ずしも上記の構成に限定されているわけではなく、例えば、CDS/AGC回路106やA/D変換回路107、パラレル/シリアル変換回路109が基板400内に配した構成を採ることも可能である。
画素アレイ部401は、光電変換素子を含む画素405が行列状(マトリクス状)に2次元配置されると共に、画素405毎に所定のカラーコーディングを持つカラーフィルタが形成された構成となっている。
この画素アレイ部401において、行列状配置の画素405の各々に対して垂直信号線406が列単位で配線され、さらに、駆動線、例えば、後述するリセット線510、転送線511及び選択線512が行単位で配線されている。
図5は、図4における画素405の一例を示す回路図である。
図5に示すように、本回路例に係る画素405は、光電変換素子、例えば、フォトダイオード501に加えて、転送トランジスタ502、リセットトランジスタ503、増幅トランジスタ504及び選択トランジスタ505の4つのトランジスタを有する。ここでは、これらトランジスタ502〜505として、例えばNチャネルのMOSトランジスタを用いている。
転送トランジスタ502は、フォトダイオード501のカソードとフローティングディフュージョン部(FD部)506の間に接続されると共に、転送線511にゲートが接続されている。
フォトダイオード501で光電変換され、ここに蓄積された信号電荷(ここでは、電子)は、転送トランジスタ502のゲートに転送線511を介して転送パルスTRが与えられ、転送トランジスタ502がオン状態となることで、FD部506に転送される。
リセットトランジスタ503は、電源電位VDDにドレインが、FD部506にソースが、リセット線510にゲートがそれぞれ接続されている。
フォトダイオード501からFD部506への信号電荷の転送に先立って、リセットトランジスタ503は、ゲートにリセット線510を介してリセットパルスRSTが与えられることで導通状態となって、FD部506の電位を電源電位VDDにリセットする。
増幅トランジスタ504は、FD部506にゲートが、電源VDDにドレインが、選択トランジスタ505のドレインにソースがそれぞれ接続されたソースフォロア構成となっている。
増幅トランジスタ504は、リセットトランジスタ503によってリセットした後のFD部506の電位をリセットレベルとして垂直信号線406に出力する。さらに、増幅トランジスタ504は、転送トランジスタ502によって信号電荷を転送した後のFD部506の電位を信号レベルとして垂直信号線406に出力する。
選択トランジスタ505は、増幅トランジスタ504のソースにドレインが、垂直信号線406にソース、選択線512にゲートが、がそれぞれ接続されている。
選択トランジスタ505は、ゲートに選択線512を介して選択パルスSELが与えられることで導通状態となり、増幅トランジスタ504の出力を垂直信号線406に出力することによって画素405を選択することができる。
また、この選択トランジスタ505については、増幅トランジスタ504のドレインと電源VDDの間に接続した構成を採ることも可能である。
尚、ここでは、画素405の回路構成として、4つのトランジスタ502〜505を有するものを例に挙げて説明した。しかし、4トランジスタ構成のものに限られるものではなく、増幅トランジスタ504を選択トランジスタ505として兼用した3トランジスタ構成のものでもよい。
図4に説明を戻す。
読み出し行選択回路402は、水平信号線407内の図5に示すリセット線510、転送線511及び選択線512を介して画素405を行単位で順に選択駆動する。
読み出し列選択回路404は、図4に示す垂直信号線406の出力信号を列毎に選択することで、選択された画素405の出力信号を列信号処理回路403から出力する。
列信号処理回路(読み出し回路)403は、読み出した複数の画素405の信号間の加算、間引き、切り出し等を行う処理回路であり、処理を行わない通常の読み出しも可能な構成となっている。
また、列信号処理回路403は、読み出し回路も有しており、画素405の信号レベルとリセットレベルを出力する。
図4の構成において、全画素の信号を順次読み出す場合には、読み出し行選択回路402より順次1つずつ行を選択すると共に、1つの行が選択されている間、読み出し列選択回路404により順次1つずつ列を選択する。そして、画素405の信号を1画素ずつ即座に且つ順次読み出し回路を含む列信号処理回路403に読み出していく。
次に、このような構成のCMOSイメージセンサ内で行われる複数の画素信号間の加算等における処理の構成であるが、具体的には種々の構成が考えられる。
特開平4−4682号公報にも加算回路の一例が説明されている通り、通常の全画素を順次読み出していくだけの構成と比べて、読み出し回路内の接続と駆動タイミングを変更し、加算処理をCMOSイメージセンサ内で行うことが可能である。
図6は、図4における列信号処理回路403の構成図である。
ここでは、図面の簡略化のために、列信号処理回路403として行方向3画素×列方向3画素に対応する3列分の列信号処理回路403のみを示している。
また、単位画素ブロックにおける3行をa行、a+1行、a+2行とし、3列をb列、b+1列、b+2列とする。
画素加算読み出しと、画素間引き読み出しについては、b列の列信号処理回路403bとb+2列の列信号処理回路403b+2の回路構成のみを具体的に示すものとする。
加算読み出しにおいて、行方向ではb列とb+2列の画素間で加算が行われる。
2×2の画素加算を行う場合、図6に示すように、a行目の各画素405を水平信号線407aで選択し、垂直信号線406b、垂直信号線406b+2から信号成分を転送スイッチS601、S603を介して蓄積コンデンサC1、C3に蓄積する。
次のタイミングに、a+2行の画素405を水平信号線407a+2で選択し、信号成分を、転送スイッチS602、604を介して蓄積コンデンサC2、C4に蓄積する。その後、読み出し列選択回路404からの制御信号によって転送スイッチS605、S606、S607、S608を同時にオンすることにより、水平出力線609には、画素405の2×2の加算成分を得ることができる。
続けて、画素405に対して1/2画素間引き読み出しを行う場合について説明する。
画素間引き読み出しにおいて、行方向ではa行目、列方向ではb+1列目が間引き動作が行われる。
図6に示すように、a行目の各画素405を水平信号線407aで選択し、垂直信号線406b、垂直信号線406b+2から信号成分を、転送スイッチS601、S603を介して蓄積コンデンサC1、C3に蓄積する。
その後、読み出し列選択回路404からの制御信号によって、初めに転送スイッチS605、S607を交互に導通状態にするので、水平出力線609には、a行目のb+1列目が間引かれた画素405の成分を得ることができる。
次のタイミングに、a+2行の画素405を水平信号線407a+2で選択し、信号成分を、転送スイッチS601、603を介して蓄積コンデンサC1、C3に蓄積する。
その後、読み出し列選択回路404からの制御信号によって、初めに転送スイッチS605、S607を交互に導通状態にするので、水平出力線609には、a+2行目のb+1列目が間引かれた画素405の成分を得ることができる。このとき、転送スイッチS602、S604、S606、S608は常に非導通状態である。
この動作により1/2画素間引きされた信号を得ることができる。
続けて、画素切り出し読み出しを行う場合について簡単に説明する。
図7は、図4における、行方向5画素×列方向5画素に対応する5列分の画素405と、垂直信号線406、水平信号線407を示す図である。
画素切り出し読み出しとは、全画素のある特定の領域の画素405を読み出すことである。
例えば、5×5画素のブロックの中から、図7に斜線で示した画素701つまり3×3の画素ブロックのみを読み出すことである。
読み出し行選択回路402と読み出し列選択回路404で選択された領域の画素405のみの成分を出力する。
図7の斜線で示した画素701のみを順次読み出す場合には、読み出し行選択回路402より、必要な行を選択すると共に、1つの行が選択されている間、読み出し列選択回路404により順次1つずつ列を選択する。そして、画素701の信号を1画素ずつ即座に且つ順次読み出し回路を含む列信号処理回路403に読み出していく。
この動作により、図7の斜線で示した画素701のみが切り出された信号を得ることができる。
図8は、図4の撮像素子における画素出力のタイミングチャートであり、(a)は、通常読み出し時、(b)は、画素加算読み出し時を示す。
図8のタイミングチャートに示すように、例えば2×2画素加算では、奇数行同士、偶数行同士でそれぞれ加算処理が行われることになる。
そのため、読み出し行選択回路402による垂直走査により、最初の1H(Hは水平走査期間)で1行目と3行目を選択し、次の1Hで2行目と4行目を選択し、次の1Hで5行目と7行目を選択し、次の1Hで6行目と8行目を選択する。このように、奇数行の対と偶数行の対を交互に繰り返して選択する。
このように2×2画素加算を行う場合、撮像素子105の画素出力における読み出し期間は、通常読み出しと比べて水平走査期間1H中に占める割合が少なくなるため、水平走査期間1H中に占める水平ブランキング期間の割合が多くなる。
また、1/2画素間引きや画素切り出し読み出し処理を行う場合においても、撮像素子105の画素出力における読み出し期間は、通常読み出しと比べて水平走査期間1H中に占める割合が少なくなる。そのため、水平走査期間1H中に占める水平ブランキング期間の割合が多くなる。
従って、画素加算や画素間引き、画素切り出し読み出し処理を行う場合、長くなった水平ブランキング期間内にもデータの転送を行うように、PLL回路112によって、n倍に逓倍するTCLKを通常読み出しの際よりも下げることが可能である。
図9は、図4の撮像素子におけるLVDS伝送時のMCLK、TCLK、SDATAのタイミングチャートであり、通常読み出し時、2×2画素加算読み出し時別に示されている。
本実施の形態において、説明を簡単にするために、通常読み出しの静止画や動画記録モードにおいてのLVDS伝送用のTCLKはPLL回路112によって基準クロック(MCLK)の10逓倍とし、データの転送レートは500Mbpsとする。
また、2×2画素加算読み出しの動画表示モードにおいては、通常読み出し時よりも水平ブランキング期間が長いため、LVDS伝送用のTCLKは、PLL回路112によって基準クロック(MCLK)の5逓倍、つまり250MHzとなる。データの転送レートは250Mbpsとする。
図8に示すように、画素加算読み出し時は、通常読み出し時よりも、1H内に対して水平ブランキング期間の占める割合が多い。そのため、PLL回路112で逓倍数を下げ、TCLKを落とし、LVDS伝送の転送レートを下げることによって、SDATAのLVDS伝送期間が読み出し期間より長くなる。
しかしながら、画素加算読み出し時のSDATAは1H期間内にLVDS伝送されるので、フレームレートが落ちることはない。
また、画素間引きや、画素切り出し処理を行う場合においても同様に、長くなった水平ブランキング期間の割合に応じて、PLL回路112によって、逓倍するTCLKを通常読み出しの際のn倍から下げることが可能である。
以上、本実施の形態では、水平走査線の1H期間内に対する水平ブランキング期間の占める割合が多くなる画素加算読み出し時において、データ伝送手段のTCLKを通常読み出し時より落とすようにする。このことによってフレームレートを劣化させずにデジタルカメラの消費電力を抑制することが可能となる。
本実施の形態では、静止画モード、動画記録モードを通常読み出し、動画表示モードを画素加算読み出しとして説明を行ったが、画素加算動作はこれらに限定されるものではない。静止画記録モードや動画記録モードにおいても、画素加算や画素間引き、画素切り出し等その他の処理を行ってもよい。
また、撮像素子の動作に応じて、水平ブランキング期間は変わるため、PLL回路112においての逓倍数は水平ブランキングの長さに応じて最適な逓倍数に変更する。
本発明の実施の形態に係る撮像装置としてのデジタルカメラの構成を示すブロック図である。 図1におけるパラレル/シリアル変換回路109及びシリアル/パラレル変換回路110の構成を示すブロック図である。 図1のデジタルカメラによって実行される各種のモード処理の手順を示すフローチャートである。 図1における撮像素子(X−Yアドレス型のCMOSイメージサ)の構成を示すブロック図である。 図4における画素405の一例を示す回路図である。 図4における列信号処理回路403の構成図である。 図4における、行方向5画素×列方向5画素に対応する5列分の画素405と、垂直信号線406、水平信号線407を示す図である。 図4の撮像素子における画素出力のタイミングチャートである。 図4の撮像素子におけるLVDS伝送時のMCLK、TCLK、SDATAのタイミングチャートである。
符号の説明
105 撮像素子
108 TG
109 パラレル/シリアル変換回路
112 PLL回路
114 全体制御演算部

Claims (3)

  1. 複数の光電変換素子をマトリクス状に有する撮像素子を備え、複数の動作モードを有する撮像装置において、
    前記撮像素子から出力される被写体像のデータを伝送するデータ伝送手段と、
    前記動作モードの水平ブランキング期間の長さに応じて前記データ伝送手段の動作周波数を制御するクロック制御手段と、
    を備えることを特徴とする撮像装置。
  2. 前記撮像素子は、加算回路、間引き回路、切り出し回路の少なくとも1つを有しており、前記クロック制御手段は、各回路に応じて水平ブランキング期間を制御することを特徴とする請求項1記載の撮像装置。
  3. 前記データ伝送手段は、少振幅差動信号伝送方式を用いることを特徴とする請求項1記載の撮像装置。
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