JP2010068260A - 映像表示装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ユーザの就寝時等に暗くなる環境において、映像や音声出力の特性を自動的に調整することにより、就寝時の環境において画質や音声の最適な出力特性により映像コンテンツを視聴できるようにする。
【解決手段】映像表示装置は、就寝時の寝室環境に好適な寝室モードを有する。この寝室モードでは、映像表示装置のバックライトの発光輝度レベル調整に関する設定値、色温度やシャープネスなどの画質に関する設定値、高音や低音の出特性を定める設定値、あるいはサラウンド機能のON/OFFなどの音量に関する設定値などのパラメータについて、標準モードの設定とは異なり、就寝時の寝室環境に好適な値とした専用設定を持っている。そして、ユーザは、リモコンなどの操作入力手段を使用して、寝室モードを適宜選択することができる。
【選択図】図2

Description

本発明は、映像表示装置、より詳細には、画質や音声の出力特性が異なる複数の動作モードを有する映像表示装置に関する。
映像表示装置として液晶テレビが普及しているが、近年の液晶テレビでは、特に高輝度、高画質、高精細、高音質化が進んでいる。これにより、ユーザは、より高画質で高音質の映像コンテンツを楽しむことができる。
このような液晶テレビでは、液晶テレビ周囲の明るさ等に従って、液晶テレビの表示画面の明るさや画質、音量などを制御するようにしたものがある。
例えば、周囲の明るさに応じた最適な表示特性を実現するために、液晶テレビ周囲の明るさを検出するセンサを設け、そのセンサによる検出結果に応じて表示画面の明るさ、コントラスト、γ補正値等を設定するようにした技術が知られている。
また、就寝時等に使用するオフタイマー機能を備えた液晶テレビでは、オフタイマーを設定したときに表示画面を消したり、オフタイマー設定時に画面の明るさや音量を調整する技術が知られている。あるいは、液晶テレビの周囲の照明環境に従って、映像データを補正して最適な画質を得るようにしたものもある。
例えば、特許文献1には、周囲の明るさに応じた表示画面の設定変更を、映像信号の種類に応じて行うようにした映像表示装置が開示されている。この映像表示装置は、映像を表示する表示部の照度を検出する照度検出手段と、特定の種類の映像信号を判別する信号判別手段と、特定の映像信号が入力された場合に、検出された照度に基づき、映像信号のγ補正特性を制御する表示特性制御手段とを備えている。
また、特許文献2には、オフタイマーを設定すると、テレビ画面の明るさと音量を使用者が予め記憶させておいた状態に設定し、オフタイマー設定時間にテレビ電源をオフするテレビ受像機が開示されている。このテレビ受像機では、入力手段を介して入力されたオフタイマー設定時間は制御手段に設定される。そして、オフタイマーが設定されると制御手段は、使用者が予め記憶させておいた好適な画面の明るさと音量の状態を記憶手段から読み込み、画面明るさ制御手段と音量制御手段がその状態に設定する。また、オフタイマー設定時間になったかどうかを制御手段が判断し、設定時間になった場合は電源制御手段がテレビ受像機への電源供給を停止するようにしている。
さらに特許文献3には、映像補正制御装置に関し、特に映像表示器機周辺の色信号を検出し、それによって感知された照明環境及び照明環境の変化に従って、映像データを自動に補正して最適な視聴の際の画質を確保し得る色温度判断装置及び照明光の分類方法が開示されている。色温度判断装置は、色信号を感知する色感知手段と、感知された色信号の出力比に対応する照明光の分類データ及び照明光の色温度データを記憶する記憶手段と、色感知手段から出力した色信号の成分比を判断して記憶手段から照明光データを読み出す照明光判断手段と、照明光判断の結果に従って照明光の色温度を決定する照明光の色温度決定手段とを備えている。
特開2006−227332号公報 特開2004−236268号公報 特開2002−323382号公報
上記のように、液晶テレビのような映像表示装置において、高輝度、高画質、高精細、及び高音質化などが顕著になってくると、ユーザにとっては、明るく高画質で高音質の映像コンテンツを視聴することができるようになるが、液晶テレビを視聴するシチュエーションによっては、高輝度や高音質等の特性が視聴にとって却って不快に感じられることがある。
例えば、ユーザが寝室で眠りにつく前に液晶テレビを視聴する際に、高輝度で眩しい映像や大音響の音声による映像コンテンツを通常視聴したいとは思わないものである。また、ユーザが寝室で眠りにつくときには一般に部屋が暗く、液晶テレビの電源インジケータなどの各種インジケータLEDの発光が強調されてしまい、これらのインジケータLEDが明るすぎて違和感を感じることもある。
また、近年の液晶テレビなどの映像表示装置では、画面の輝度や画質、音量や音質などの出力特性について各種の調整値を設定可能であるが、これら各種の調整値をユーザのシチュエーションに応じてその都度設定し直すのは非常に面倒である。また、映像表示装置に各種のセンサや設定機能を設けることにより、シチュエーションに応じた調整を自動的に行うようにすることも考えられるが、映像表示装置が高価になるばかりでなく、ユーザの操作が複雑化するという問題も生じる。
上記の特許文献1では、就寝時の寝室等における調整を意図したものでなく、ソース等に応じた最適設定を意図しているため、就寝時のシチュエーションに必ずしも対応するものではなく、場合によっては映像や音声出力が却って煩しくなる、という問題が生じる。
また、特許文献2のテレビ受像機は、オフタイマーの起動をトリガーとして、テレビ受像機の映像・音声を所定のレベルに変更させるものであるが、就寝時等に暗くなる部屋の明るさをトリガーとして、自動的に画質や音質を調整できるものではない。また、オフタイマーの設定後に変更する設定値は、明るさと音量に関する設定値のみであり、色温度やシャープネスなどの画質に関する設定値や、低音や高音あるいはサラウンドON/OFFなどの音質に関する設定値については何ら言及していない。さらに、特許文献2では、インジケータLEDの発光輝度の調整等については記載されていない。
また、特許文献3では、装置の周囲の照明環境を検出して、それによって照明光の色温度を決定することで、映像データを自動的に補正し、視聴の際の最適な画質を得るようにしているが、環境に応じて音量や音質を変更することはない。また、インジケータLEDの発光輝度の調整等については記載されていない。
本発明は、上述のごとき実情に鑑みてなされたものであって、ユーザの就寝時等に暗くなる環境において、映像や音声出力の特性を自動的に調整することにより、就寝時の環境において画質や音声の最適な出力特性により映像コンテンツを視聴できるようにした映像表示装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の第1の技術手段は、液晶パネルと、液晶パネルを照明するバックライトとを備えた映像表示装置であって、映像表示装置周囲の明るさを検出する明るさ検出手段と、明るさ検出手段による明るさの検出結果に従ってバックライトの発光輝度を制御する制御手段を備えた映像表示装置において、映像表示装置は、映像表示装置の動作モードとして、寝室の環境に適用する寝室モードと、標準環境に適用する標準モードを有し、映像表示装置により出力する映像ないし音声の出力特性の設定値が動作モードに応じて予め設定され、制御手段は、装置が寝室モードに設定されているとき、明るさ検出手段により検出された明るさのレベルが所定レベル以上に明るい状態から所定レベルより暗い状態に移行した際に、標準モードに応じて設定された設定値を寝室モードに応じて設定された設定値に切り替えて映像及び音声の出力を行い、寝室モードに応じて設定された設定値は、少なくとも、明るさ検出手段による明るさの検出結果に従ってバックライトの発光輝度を変化させるように設定されていることを特徴としたものである。
第2の技術手段は、第1の技術手段において、寝室モードに応じて設定された設定値は、標準モードよりも画像の色温度が低く、画像の輪郭を強調する処理であるシャープネスの度合いが標準モードよりも高くなる設定値であることを特徴としたものである。
第3の技術手段は、第1または2の技術手段において、寝室モードに応じて設定された設定値は、標準モードよりも音声の高音域の出力の度合いが低く、標準モードよりも音声の低音域の出力の度合いが高く、かつサラウンド機能を有効にして音声が出力される設定であることを特徴としたものである。
第4の技術手段は、第1〜3のいずれかの技術手段において、寝室モードに応じて設定された設定値で映像及び音声を出力させているときに、明るさ検出手段により検出された明るさのレベルが、所定レベルより高い第2の所定レベル以上に移行した際に、寝室モードに応じて設定された設定値を標準モードに応じて設定された設定値に切り替えて映像及び音声の出力を行うことを特徴としたものである。
第5の技術手段は、第1〜4のいずれかの技術手段において、映像表示装置は、映像表示の所定の機能の状態を表示するためのインジケータを有し、制御手段は、寝室モードにおいて、標準モードに応じて設定された設定値を寝室モードに応じて設定された設定値に切り替えた際に、インジケータの発光輝度を標準モード時の発光輝度よりも低下させることを特徴としたものである。
第6の技術手段は、第1〜5のいずれかの技術手段において、映像表示装置は、所定時間経過後に映像表示の電源をオフにするオフタイマー設定手段を有し、制御手段は、寝室モードにおいて、標準モードに応じて設定された設定値を寝室モードに応じて設定された設定値に切り替えた際に、オフタイマー設定手段を制御して、電源をオフにするまでの時間計測を開始させることを特徴としたものである。
第7の技術手段は、第1〜6のいずれかの技術手段において、映像表示装置は、液晶パネルに表示させる映像信号に対してOSD信号を重畳して表示させるOSD表示手段を有し、制御手段は、寝室モードにおいて、標準モードに応じて設定された設定値を寝室モードに応じて設定された設定値に切り替えた際、OSD表示手段を制御して、OSD信号により表示させる文字の大きさを、標準モードのときの文字の大きさよりも大きくするように制御することを特徴としたものである。
本発明によれば、ユーザの就寝時等に暗くなる環境において、映像や音声出力の特性を自動的に調整することにより、就寝時の環境において画質や音声の最適な出力特性により映像コンテンツを視聴できるようにした映像表示装置を提供することができる。
また、本発明によれば、映像表示装置が就寝等に最適な寝室モードに設定されていても、明るい環境にあるときには、ユーザが設定を変更することなく本来の高輝度、高画質、高音質の迫力ある状態で映像コンテンツを視聴することができる。
(映像表示装置の構成例の説明)
図1は、本発明の映像表示装置の構成例を示すブロック図で、デジタルチューナを備えた液晶テレビに本発明の映像表示装置を適用した例を示すものである。
液晶テレビにおいて、アンテナ110で受信したデジタル放送の受信信号は、チューナ部101で選局され、復調部102で復調される。復調されたデジタル放送信号のうちの映像信号は映像デコーダ104でデコードされ、音声信号は音声デコーダ108にてデコードされる。
映像デコーダ104でデコードされた映像信号は、画質補正部105にて画質補正が行われ、ディスプレイ表示部107で表示される。上記の画像補整部105では、デコードされた映像信号を処理し、ディスプレイ表示部107に表示するための映像信号を出力する。ここでは入力された映像信号のフォーマットに応じて必要な映像処理(例えば、色空間変換処理、IP変換処理、スケーリング処理、FRC処理、γ補正処理、色補正処理、同期検出処理など)が施される。
ディスプレイ表示部107は、液晶パネルとバックライトとを備えたもので、画質補正部105から出力された映像信号に基づいて、映像表示を行う。バックライト制御部112は、マイコン116の指示に従って、ディスプレイ表示部107のバックライトの明るさを制御する。
OSD(on screen display)制御部103は、マイコン116によるOSD信号の生成指示に基づいて、ディスプレイ表示部107に表示させるOSD信号を生成する制御を行う。また、受信した放送チャンネルの放送信号に含まれるデータ信号のOSD情報に従ってOSD信号を生成する制御を行う。OSD信号により表示される情報としては、例えば、各種設定用のメニュー、EPG(Electronic Program Guide)、CH(チャンネル)コールなどがある。
また、音声デコーダ108でデコードされた音声信号は、音質補正部109にて音質補正が行われ、D/A変換部110でD/A変換され、スピーカー111によって音声出力される。
マイコン116は、液晶テレビの各部を制御する制御手段である。またROM及びRAM(ROM/RAM)117が備えられ、各種データやプログラムが保持されるとともに、プログラム実行時のワークエリアとして使用される。
本発明に関わる寝室モードの設定処理、OPC(Optical Picture Control)センサ115の検出結果に基づく映像・音声の設定値の切り替え処理、また切り替えた設定値に基づく映像・音声の出力特性の制御処理、バックライト制御部の制御処理、インジケータLEDの発光輝度を変化させるインジケータ制御部114の制御処理、オフタイマー設定処理、OSD制御部103の制御処理等は、不揮発メモリもしくは他の記憶手段に記憶させたプログラムやデータを使用してマイコン116が主に実行する。
OPCセンサ115は、液晶テレビの周囲の明るさを検出するセンサである。OPCセンサ115の出力とバックライトとを連動させるモードにおいて、マイコン116は、OPCセンサ115により検出した明るさ検出結果に応じて、バックライト制御部112を制御してバックライトの発光輝度を変化させる。また、マイコン116は、入力した映像信号のAPL(Average Picture Level)などの映像特徴量に応じてバックライトの明るさを変換させるような制御を行ってもよい。
インジケータLED(Light Emitting Diode)制御部114は、液晶テレビにインジケータとして設けられるLEDの発光を制御する。RTC(real-time clock)118は、液晶テレビの電源が切られていても現在時刻を刻み続ける時計である。
上記のような構成において、OPCセンサ115及びマイコン116により本発明の明るさ検出手段が実現され、RTC118及びマイコン116により本発明のオフタイマー設定手段が実現される。また、マイコン116とOSD制御部103、及び画質補正部105〜ディスプレイ表示部107により本発明のOSD表示手段が実現される。
(映像表示装置の動作概要)
本発明に係る映像表示装置の一実施形態は、上記図1に示すような構成を備えた液晶テレビとして構成される。この液晶テレビでは、映像・音声の出力特性をユーザ所望の状態に設定することができる。ユーザが音声・映像の出力特性を設定する場合、液晶テレビに予め用意された複数の出力モードから任意の出力モードを選択する手法をとることができる。この出力モードでは、液晶テレビの使用状態や入力信号に応じた画質・音質の出力特性の設定値がプリセットされていて、ユーザは、使用状態に合わせて最適な画質や音質の出力モードを選択することができる。この出力モードは、AVポジションなどと呼ばれており、以下の説明ではこれらのプリセットされた複数の出力モードをAVポジションとして説明する。
本実施形態の液晶テレビでは、上記AVポジションとして、就寝時の寝室環境に好適な寝室モードを設定することを特徴としている。そしてこの寝室モードでは、液晶テレビのバックライトの光量(発光輝度レベル)調整に関する設定値、色温度やシャープネスなどの画質に関する設定値、高音や低音の出特性を定める設定値、あるいはサラウンド機能のON/OFFなどの音量に関する設定値などを就寝時の寝室環境に好適な値とした専用設定を持っている。そして、ユーザは、リモコンなどの操作入力手段を使用して、寝室モードを適宜選択して液晶テレビに設定することができる。
寝室モードでは、OPCセンサ115による周囲の明るさの検出結果に基づいて、ユーザの就寝時等暗くなる環境において、映像や音声出力の特性を自動的に調整することにより、就寝時の環境において最適な画質や音声で映像コンテンツを視聴できるようにしている。また、液晶テレビが寝室モードに設定されていても、明るい環境にあるときには、ユーザが設定を変更することなく通常モードにより本来の高輝度、高画質、高音質の迫力ある状態で映像コンテンツを視聴することができるようになっている。
つまり、本実施形態の液晶テレビでは、周囲が所定レベルより暗い場合には、寝室モードの専用設定値を用いて、映像・音声の出力特性を制御し、周囲が所定レベル以上に明るい場合には、標準モードによる高画質・高音質の出力特性を発揮させる制御を行う。寝室モードにおけるこれらの切り替えは、所定の明るさレベル(閾値)によって判別され、いずれかの設定値を用いて出力特性が制御される。この所定のレベルはユーザによる設定変更が可能である。
このときに、寝室モードにおいて、標準モードの設定値から寝室モードの専用設定値に切り替えるときの明るさのレベルに対して、寝室モードの専用設定値から標準モードの設定値に切り替えるときの明るさのレベルにヒステリシスを持たせるようにする。つまり、標準モードの設定値から寝室モードの専用設定値に切り替えるときの明るさレベル(第1の所定レベル)と、寝室モードの専用設定値から標準モードの設定値に切り替えるときの明るさレベル(第2の所定レベル)とを異ならせ、第2の所定レベルを第1の所定レベルよりも高くする。第1の所定レベルと第2の所定レベルのとの差は適宜設定することができる。これにより、標準モードの設定値と寝室モードの専用設定値とが煩雑に切り替わることを効果的に抑制することができる。
なお、寝室モードの専用設定値と標準モードの設定値とを切り替えるための所定のレベルは、上記のようにヒステリシスを持たせることなく、一定のレベルに従って切り替えるようにしてもよい。
また、人の視感度特性は明るさの低下に応じて変化するが、明所視(錐体視)から暗所視(杆体視)に遷移する薄明視の領域においては、全体的に青い光の方に感度がシフトし、プルキンエシフトの名で知られている。
人のプルキンエシフトには個体差があるものの画面の明るさが10カンデラ前後で発生するので、所定のレベルとしては10カンデラを目安に設定すると良い。薄明視の領域においては、プルキンエシフトを打ち消して自然な見え方となるようにすることが望ましく、前記設定値はきめ細かなほど良いことは言うまでもない。
また、寝室モードにおける専用設定では、OPCセンサ115による明るさの検出結果に従ってバックライトの発光輝度を変化させる。このとき、周囲の明るさが暗くなるほど、バックライトの発光輝度を低下させるが、バックライトの発光輝度制御特性は特に限定されるものではない。一方、標準モードの設定値では、バックライトの発光輝度は固定させる。もしくは、周囲の明るさに連動してバックライトの発光輝度を変化させるように設定することもできる。
さらに、寝室モードにおける寝室専用設定では、画質の出力特性として、標準モードよりも画像の色温度が低く、画像の輪郭を強調する処理であるシャープネスの度合いが標準モードよりも高くなるように設定されている。また、寝室モードの専用設定では、音質の出力特性として、標準モードよりも音声の高音域の出力の度合いが低く、標準モードよりも音声の低音域の出力の度合いが高く、かつサラウンド機能を有効にする設定がなされている。
もちろん、寝室モードの専用設定における画質・音質の出力特性は、上記の例に限定されることなく、適宜寝室環境に好適な出力特定を設定しておくことができる。
さらに上述のように、液晶テレビが設置された部屋が暗い場合には、電源インジケータなどの各種のインジケータLEDの輝度が強調されて違和感を生じることがあるが、本実施形態の液晶テレビでは、寝室モードが設定され、かつ周囲の明るさが所定レベルより暗いときに、各種のインジケータLEDの明るさを低減させるようにする。
さらに、本実施形態の液晶テレビでは、OPCセンサ115の検出結果により、周囲の明るさが所定レベルより暗くなった場合、液晶テレビの電源をOFFにするためのオフタイマーを自動的に有効にし、オフタイマーにセットされた所定時間が経過したときに、液晶テレビの電源を自動的にオフにさせるようにする。また、このときのオフタイマーにより電源がOFFになるまでの所定時間は、ユーザに設定により設定可能にしておく。
さらに、本実施形態の液晶テレビでは、寝室モードが設定され、かつ周囲の明るさが所定レベルより暗くなった場合、メニューやEPG,CHコールなどのOSD表示の文字の大きさを拡大させる。
以下に本実施形態の機能及び動作をさらに具体的に説明する。まず、AVポジションについてより具体的に説明する。上述したように、AVポジションとは、液晶テレビの使用状態や入力信号に応じて設定される出力モードであり、各出力モードごとに、画質、音質、その他各種機能に係る設定値がプリセットされている。そして、ユーザは、使用状態に合わせて任意のAVポジションを選択することができる。
AVポジションのとしては、例えば、“店頭モード”、“ゲームモード”、“映画モード”、“PCモード”、“標準モード”などがある。そして本発明に係る実施形態では、寝室の環境に適した“寝室モード”を備えるものとする。
“店頭モード”は、例えば液晶テレビの販売店の店頭における映像表示に好適なモードであり、店頭でインパクトがある画質・音質となるように設定されている。この店頭モードは、くっきり色鮮やかな映像を表示することができ、スポーツ番組などを迫力あふれたものとして視聴することができる。
また、“ゲームモード”は、動きの速い映像に合わせて、映像処理のディレイを低減するモードであり、すばやい反応を要求されるゲームの表示に好適となっている。また、ゲームモードでは、テレビゲームなどの映像を、明るさを抑えて目に優しく表示させるようにしている。
“映画モード”は、映画コンテンツの視聴に適した画質、音質に設定されているもので、リビングなどの明るい環境で映画などの映像を視聴するときに好適な設定となっている。また、“PCモード”は、パソコンの映像に適した画質に設定されたモードである。
“標準モード”は、画質・音声の設定が標準値であることを示すモードである。また、“寝室モード”は、部屋が明るいときには標準的な画質・音質に設定され、部屋が暗いときは、目にやさしい控えめの画質で、高音域を控え目とした音質が設定される。またこのときにインジケータLEDを暗くするように設定される。そして、上記のように寝室モードに設定されていても、周囲の明るさが所定レベル以上であれば、標準モードの設定値を使用して出力特性が制御される。
本実施形態の液晶テレビでは、上記のような複数の出力モードが用意され、ユーザが任意にモード選択を行うことができる。例えば、リモコン装置に用意されたモード選択ボタン(AVポジションボタン)をユーザが押すことにより、液晶テレビの所定位置に現在の出力モードを示すOSD画面を表示させることができる。そしてモード選択ボタンに対するユーザ操作に従って、順次出力モードを切り替えて設定することができる。
本実施形態では、“寝室モード”は必須に設けられるが、他の出力モード(AVポジション)については設定例を示すものであって、用意する出力モードとその選択手段は、適宜任意の形態を設定することができる。
(寝室モードの説明)
寝室モードは、上述したように、寝室環境に適した画質や音質が設定される専用設定値をもつ。標準的な画質及び音質の標準モードの設定値と、寝室モードの専用設定値とを比較した例を以下に説明する。
まず画質については、標準モードでは、明るい室内で通常視聴に適した画質が設定される。これに対して、寝室モードでは、OPCセンサ115により所定レベルより周囲が暗くなったことを検出した場合、暗い室内で画面が眩しくならないように、明るさを抑えた画質(寝室モードの専用設定)に切り替える。
次に音質については、標準モードでは、通常視聴に適した標準的な音質が設定される。これに対して寝室モードでは、OPCセンサ115により所定レベルより周囲が暗くなったことを検出した場合、控え目の音質(寝室モードの専用設定)に切り替える。
また、寝室での使用時には音量を低く設定して視聴することが多いので、低音を強く、サラウンド設定をONするように設定している。
このように、寝室モードでは、OPCセンサ115により所定レベルより周囲が暗くなったことを検出した場合に、上記のように寝室モード専用の設定値に切り替えるようにする。OPCセンサ115の検出により周囲の明るさが所定レベルより暗くない場合には、寝室モードに設定されている場合であっても、寝室モードの特徴を発揮する寝室専用設定に移行せず、標準モードの設定により映像・音声を出力する。
次に電源インジケータなどのインジケータLEDに関して、標準モードでは、通常の光量でインジケータLEDを発光させる。これに対して寝室モードでは、OPCセンサによって周囲が所定レベルより暗くなったことを検出した場合に、インジケータLEDの光量を低下させる。光量の低下レベルは予め定めておくことができる。
さらにオフタイマー機能に関して、標準モードでは、ユーザ操作に応じてオフタイマー機能が設定される。つまり、ユーザがオフタイマー機能をONにする操作を行うことにより、オフタイマー機能が有効となり、所定時間経過後に液晶テレビの電源がOFFになる。所定時間は、適宜ユーザ設定が可能である。
これに対して寝室モードでは、OPCセンサによって周囲が所定レベルより暗くなったことを検出した場合に、自動的にオフタイマー機能が有効となり、所定時間経過後に液晶テレビの電源がOFFになる。この場合にも所定時間は、予めユーザ設定が可能である。
(寝室モードにおけるパラメータ設定例)
次に寝室モードにおけるパラメータの設定例を説明する。液晶テレビには、画質や音質等を調整するための各種の機能に対してパラメータが設定されている。これらのパラメータの値を変更することによって、そのパラメータの機能に応じた画質や音質を調整することができる。
図2は、寝室モードの画質に関する専用設定値の一例を説明するための図である。
ここでは、液晶テレビの画質を調整するための機能として、バックライト(Backlight)、コントラスト(Contrast)、明るさ(Brightness)、色の濃さ(Color)、色合い(Tint)、シャープネス(Sharpness)、色温度(Color Temp)が設定され、これらの機能の特性をパラメータによって設定可能となっているものとする。また各機能については、調整可能なパラメータの範囲が設定されている。例えば、バックライト(Backlight)では、調整可能なパラメータの範囲として“−16〜+16”が設定されている。この範囲内でパラメータを設定することで、バックライトの発光輝度レベルを調整することができる。なおパラメータを示す数字は、直接に調整レベルを示すものではなく、調整範囲のレベルをパラメータとして表すものである
図2に示すように、寝室モードの専用設定では、標準モードのパラメータに比較して、寝室環境に好適となる画質設定が得られるようなパラメータ設定を行う。具体的には、標準モードではバックライトはOPCに連動せず、+5のパラメータで固定されるのに対し、寝室モードの専用設定ではOPCに連動してバックライトの発光輝度を制御する。つまりOPCセンサ115による周囲の明るさの検出結果に応じて、バックライトの発光輝度を変化させる。この場合、周囲が暗くなる程、バックライトの発光輝度を低下させる制御が行われるが、適用する輝度制御特性はこれに限定されない。
また、寝室モードの専用設定では、標準モードよりもシャープネスの度合いを高くし、映像のエッジを強調するようにする。シャープネスは、画像の輪郭などを強調する処理に関する特性であり、シャープネスのパラメータを高くすると、画像の輪郭部分の階調の差(コントラスト)が高くなり、見た目のシャープ感を増すことができる。
さらに、寝室モードの専用設定では、標準モードよりも色温度を低く設定し、少し赤みを帯びた色の画質とする。これは、先に述べたプルキンエシフトによる視感度特性のずれを補正するためである。
このような特徴によって、寝室環境に好適な画質の調整を行うことができるようにしている。
一方、寝室モードの専用設定では、OPCセンサ115による周囲の明るさの検出結果に応じてバックライトの発光輝度を変化させるため、バックライトが暗くなったときにも映像の品質を損なわないようにする必要がある。例えばOPCセンサ115の検出結果にバックライトの発光輝度を連動させると、寝室の暗い室内では、バックライトの発光輝度が常に制御範囲の最低レベルにまで落ちる可能性がある。このような場合にも、映像の暗い部分が暗くなりすぎないようにするため、寝室モードにおける明るさ(Brightness)と色合い(color)を標準モードよりも引き上げて暗い部分の明るさを引き上げ、かつ明るい部分が白くなりすぎないようにバランスを取り映像品質を保つようにしている。
図3は、寝室モードの音質に関する専用設定値の一例を説明するための図である。
ここでは、液晶テレビの音質を調整するための機能として、高音(treble)、低音(Bass)、サラウンド(Surround)、低音エンハンサー(Bass Enhancer)が設定され、これらの機能の特性をパラメータによって設定可能となっているものとする。なお、この場合もパラメータを示す数字は、直接に調整レベルを示すものではなく、調整範囲のレベルをパラメータとして表すものである。
寝室モードの専用設定では、標準モードのパラメータに比較して、寝室環境に好適となる音質設定が得られるようなパラメータ設定を行う。寝室モードの音質に関する専用設定は、標準モードよりも音声の高音域の出力の度合いが低く、標準モードよりも音声の低音域の出力の度合いが高く、かつサラウンド機能を有効にして音声が出力される設定である。具体的には、寝室モードの専用設定では、高音(treble)のレベルを標準モードよりも低くして高音域の音声を抑えるようにし、低音(Bass)のレベルを標準モードよりも高くして低音域の音声を強調させる。また、寝室モードではサラウンド(Surround)をONに設定して、音の広がりを強調させるようにする。
上記のような寝室モードでは、液晶テレビのAVポジションが“寝室モード”に設定され、かつ、OPCセンサ115により検出した周囲の明るさが所定レベルより暗くなったときに、すなわち、OPCセンサ115の検出値が寝室モードの明るさレベル設定画面で設定した所定レベル(閾値)より小さくなったときに、寝室モードの専用設定値を反映させて画質調整を行う。そして、OPCセンサ115の検出値が、寝室モードの明るさレベル設定画面で設定した所定レベル以上の場合は、標準モードの設定値を反映させて調整を行う。この所定レベルの値は、ユーザの嗜好に合わせて調整することが可能である。また所定レベルにヒステリシスを持たせることもできる。
(寝室モード時のインジケータLEDについて)
映像表示装置の一実施形態である液晶テレビは、AVポジションとして寝室モードが設定されると、OPCセンサ115による明るさ検出結果に応じて、電源インジケータなどのインジケータLEDを暗くする制御を行う。ここでは、液晶テレビのマイコン116は、OPCセンサ115により周囲の明るさを検出し、所定レベルより暗いもの判断したときに、電源、タイマー設定、OPC連動などの状態を示すために液晶テレビの前面に配置される各種のインジケータLEDの光量を低下させるように制御する。これにより、インジケータLEDによる発光が暗い室内で強調されないようにして、ユーザによる違和感をなくすようにする。
(OPC連動のオフタイマー設定機能について)
映像表示装置の一実施形態である液晶テレビは、AVポジションとして寝室モードが設定されると、OPCによる明るさ検出結果に応じて、所定時間経過後に液晶テレビの電源をOFFにするオフタイマー機能を有効にする。ここでは、液晶テレビのマイコン116は、OPCセンサ115により周囲の明るさを検出し、所定レベルより暗いもの判断したときに、オフタイマー機能を有効にして、オフタイマーのカウントを開始する。そして、寝室モードによる専用設定が有効になった旨を示すOSD信号を生成し、ディスプレイ表示部107に表示させる。電源がオフになるまでの時間は、ユーザによる設定が可能である。このときに、オフタイマー機能を有効にしない、という設定も可能である。
図4は、本発明による映像表示装置の一実施形態において、オフタイマー機能を設定するときの表示画面例を示す図である。上記のようにオフタイマーを有効にしたときに、電源がOFFになるまでの所定時間は予め設定することができる。所定時間の設定は、図4に示すようなオフタイマー設定画面によって行うことができる。この例では、電源がOFFになるまでの時間として、30分、60分、90分、120分のいずれが予め設定可能となっている。また、オフタイマーを有効としない“OFF”の設定も可能である。
(寝室モードで設定値を切り替えるための明るさ設定画面の説明)
上述したように、本実施形態の液晶テレビでは、AVポジションが寝室モードに設定されているときに、OPCセンサ115による周囲の明るさの検出結果に従って、所定レベルより周囲の明るさが暗くなったときにプリセットされた寝室モード専用の設定値を有効とする。また、周囲の明るさが明るいときには、標準モードの設定値を用いて制御を行うようにしている。ここでは、標準モードの設定値から寝室モードの専用設定値に切り替えるときの明るさレベル(第1の所定レベル)と、寝室モードの専用設定値から標準モードの設定値に切り替えるときの明るさレベル(第2の所定レベル)とを異ならせてヒステリシスを持たせるようにすることができる。
図5は、寝室モードにおいて、寝室モード専用設定に移行するか否かを判定するための明るさレベルを設定するための明るさレベル設定画面の一例を示す図である。
寝室モードを設定する際、ユーザによって寝室の明るさが違うので、寝室モードの専用設定値へ移行するときの周囲の明るさレベルをユーザ自身が調整できるように、図5に示すような設定画面を用意する。
この設定画面では、寝室モードの専用設定に移行する明るさレベル(閾値)を設定するためのバー11が設けられ、ユーザは、リモコンの矢印キー等の操作によってこのバーの位置を任意に設定することができる。このときに、OPCによる明るさの制御範囲を表示部13に示し、OPCセンサ115により検出される現在の周囲の明るさレベル12を視覚的に認識しやすいように表示する。これにより、ユーザは、OPCセンサ115により検出している現在の明るさのレベルを確認しながら、寝室モードの閾値設定を行うことができる。
液晶テレビでは、このバー11の位置に応じた明るさレベルを所定レベル(閾値)として設定し、OPCセンサ115による周囲の明るさの検出結果を監視して、設定画面で設定された所定レベルよりも周囲の明るさが暗くなったときに、標準モードの設定値から、寝室モードの専用の設定値に切り替えて制御を行う。
(寝室モード時の文字拡大設定について)
本実施形態の液晶テレビでは、AVポジションが寝室モードに設定され、かつOPCセンサ115により検出される周囲の明るさが所定レベルより暗くなったときに、OSD表示させる文字の大きさを拡大させる。例えば、就寝前のユーザは、コンタクトレンズやメガネをはずしている場合があり、ユーザは、必ずしも液晶テレビを最適な位置から視聴しているとは限らない
そこで、本発明に係る実施形態では、AVポジションが寝室モードに設定され、かつOPCセンサ115により検出される周囲の明るさが所定レベルより暗くなったときに、メニューやEPG、CHコールなどのOSD表示を行う場合には、その文字サイズを拡大することにより、ユーザが就寝前のコンディションでも、OSD表示を視認しやすくする。また、寝室モードにおけるOSD表示の文字拡大設定の有効/無効をユーザがユーザメニューにより選択できるようにする。
図6は、本発明の映像表示装置の一実施形態における処理の一例を説明するためのフローチャートで、上記液晶テレビにおけるAVポジションの設定処理例を示すものである。
例えば、ユーザが液晶テレビのリモコンを操作して、AVポジションを寝室モードに設定する操作を行った場合に、液晶テレビのマイコン116は、AVポジションの内部動作状態を変更し、寝室モードの動作状態に設定する(ステップS1)。そして、画質、音質を通常値に設定する(ステップS2)。ここでは、AVポジションが寝室モードに設定されても、液晶テレビ周囲の明るさが所定レベル以上であれば、通常モードの設定値を有効にすることを示している。
そして、液晶テレビのマイコン116は、OPC制御をEnable(動作状態)にし、寝室モードにおける設定値をOPCに連動させる(ステップS3)。つまり、OPCセンサ115による検出結果に従って、通常モードの設定値を有効とするか、もしくは寝室モード専用の設定値を使用するかを判定する。次いで液晶テレビでは、寝室モードに変更されたことをOSDにより表示させる(ステップS4)。
図7は、本発明の映像表示装置の一実施形態における処理の他の例を説明するためのフローチャートで、上記液晶テレビにおける寝室モード時の動作例を示すものである。本時実施形態の液晶テレビでは、マイコン116がOPCセンサ115による検出結果(出力値)を一定間隔、例えば100msや500ms間隔で読み出して、その読み出し結果に応じて処理を行っている。
ここでは、まず、液晶テレビのマイコン116は、OPCセンサ115がEnableであれば(ステップS11−yes)、さらにAVポジションが寝室モードであるかどうかを判断する(ステップS12)。OPCセンサ115がDisable(非動作状態)であれば処理を終了する。また、AVポジションが寝室モードでなければ、さらに調光値からバックライト演算値を算出する(ステップS13)。ここで調光値とは、OPCセンサ115で検出した周囲の明るさレベルに基づいてバックライトを調光する値である。周囲の明るさと調光値とを定める制御特性は予め定められている。そして、算出したバックライト制御値を用いてバックライトの調光設定を行う(ステップS14)。
この処理は、寝室モードでなくても、OPCとバックライトとを連動させて制御するモードに適用される。例えば標準モードや他のモードのときに、OPCとバックライトとを連動させ、周囲の明るさ変化に応じてバックライトの発光輝度を変化させる。
OPCとバックライトとを連動させない設定であれば、ステップS13〜S14はスキップされる。
ステップS12でAVポジションが寝室モードであれば、マイコン116は、画質・音質が通常値であるかどうかを判別する(ステップS15)。そして画質・音質が通常値であれば、さらにOPC値が寝室モードの閾値より小さい(OPC値<寝室モード閾値)かどうかを判別する(ステップS16)。ここでOPC値は、OPCセンサ115により検出される明るさレベルに相当する値で、予め設定される閾値と比較すべき値である。また、通常値は、通常モードで設定された設定値を指す。ここでOPC値と閾値とを比較することにより、通常モードの設定値から寝室モード専用の設定値に切り替えるかどうかを判断する。
ステップS16でOPC値<寝室モード閾値であれば、マイコン116は、AVポジションの内部動作状態を変更する(ステップS17)。そして、画質・音質を寝室値、つまり寝室モード専用の設定値に設定する(ステップS18)。次に、マイコン116は、オフタイマーのカウントダウンを開始させる(ステップS19)。オフタイマーの時間は、予め図4に示すような画面により設定されている。そして、寝室モードに変更された旨をOSD表示させ(ステップS20)、さらにインジケータLEDの輝度を低下させる(ステップS21)。
この後は、ステップS13に進み、調光値からバックライト演算値を算出し、算出したバックライト制御値を用いてバックライトの調光設定を行う(ステップS14)。寝室モードの専用設定では、OPCとバックライトとを連動させて制御する。
また、ステップS16でOPC値<寝室モード閾値ではない場合、そのまま標準モードの設定を有効とし、ステップS13に進んで調光値からバックライト演算値を算出し、算出したバックイト制御値を用いてバックライトの調光設定を行う(ステップS14)。
この場合に、標準モードの設定値を有効とする場合にも、OPCとバックライトを連動させてもよいが、上記図2に示すように、標準モードの設定値ではOPCとバックライトを連動させることなく、バックライトの発光輝度を固定レベルに設定する場合には、ステップS13〜S14をスキップする。
一方、ステップS15で画質・音質が通常値でなければ、さらにOPC値が寝室モードの閾値+ヒステリシスより大きいかどうかを判別する(ステップS16)。OPC値は、上術したようにOPCセンサ115により検出される明るさレベルに相当する値で、予め設定される閾値と比較すべき値である。ここでは、寝室モードで通常値が用いられていないことから、周囲の明るさが所定レベルより暗く、寝室モードの専用設定値が有効となっている。このときに、OPC値を閾値と比較して、OPC値が高く(つまり周囲の明るさが明るく)なったときに通常モードの設定値に切り替えるかどうかを判断するが、この例では、閾値に対して所定のヒステリシスを加えて閾値に上乗せし、その値よりもOPC値が大きくなったときに、通常モードの設定値に切り替えるようにする。
ステップS22でOPC値>寝室モード閾値+ヒステリシスであれば、マイコン116は、AVポジションの内部動作状態を変更する(ステップS23)。そして、画質、音質を通常値、つまり通常モードの設定値に設定する(ステップS24)。次に、マイコン116は、オフタイマーのカウントダウンを停止させる(ステップS25)。そして、通常モードに変更された旨をOSD表示させ(ステップS26)、さらにインジケータLEDの輝度を通常輝度に戻す制御を行う(ステップS27)。
この後は、ステップS13に進み、調光値からバックライト演算値を算出し、算出したバックライト制御値を用いてバックライトの調光設定を行う(ステップS14)。
この例では、寝室モードにおいて、寝室モード専用の設定値から通常モードの設定値に切り替わるときに、閾値にヒステリシスを加えているが、ヒステリシスを用いずに、通常モードの設定もしくは寝室モード専用の設定値のいずれを使用するかを常に一定の閾値によって判断するようにしてもよい。
またこの場合も、標準モードの設定値を有効とするときにOPCとバックライトを連動させてもよいが、OPCとバックライトを連動させることなくバックライトの発光輝度を固定レベルに設定する場合には、ステップS13〜S14をスキップする。
本発明の映像表示装置の構成例を示すブロック図である。 寝室モードの画質に関する専用設定値の一例を説明するための図である。 寝室モードの音質に関する専用設定値の一例を説明するための図である。 本発明による映像表示装置の一実施形態において、オフタイマー機能を設定するときの表示画面例を示す図である。 寝室モードにおいて、寝室モード専用設定に移行するか否かを判定するための明るさレベルを設定するための明るさレベル設定画面の一例を示す図である。 本発明の映像表示装置の一実施形態における処理の一例を説明するためのフローチャートである。 本発明の映像表示装置の一実施形態における処理の他の例を説明するためのフローチャートである。
符号の説明
11…バー、12…明るさレベル、13…表示部、101…チューナ部、102…復調部、103…OSD制御部、103…制御部、104…映像デコーダ、105…画質補正部、107…ディスプレイ表示部、108…音声デコーダ、109…音質補正部、110…D/A変換部、111…スピーカー、112…バックライト制御部、114…インジゲータ制御部、115…OPCセンサ、115…OPCセンサ、116…マイコン、118…RTC。

Claims (7)

  1. 液晶パネルと、該液晶パネルを照明するバックライトとを備えた映像表示装置であって、該映像表示装置周囲の明るさを検出する明るさ検出手段と、
    該明るさ検出手段による明るさの検出結果に従って前記バックライトの発光輝度を制御する制御手段を備えた映像表示装置において、
    該映像表示装置は、該映像表示装置の動作モードとして、寝室の環境に適用する寝室モードと、標準環境に適用する標準モードを有し、前記映像表示装置により出力する映像ないし音声の出力特性の設定値が前記動作モードに応じて予め設定され、
    前記制御手段は、前記装置が前記寝室モードに設定されているとき、前記明るさ検出手段により検出された明るさのレベルが所定レベル以上に明るい状態から該所定レベルより暗い状態に移行した際に、前記標準モードに応じて設定された設定値を前記寝室モードに応じて設定された設定値に切り替えて映像及び音声の出力を行い、
    前記寝室モードに応じて設定された設定値は、少なくとも、前記明るさ検出手段による明るさの検出結果に従って前記バックライトの発光輝度を変化させるように設定されていることを特徴とする映像表示装置。
  2. 請求項1に記載の映像表示装置において、前記寝室モードに応じて設定された設定値は、前記標準モードよりも画像の色温度が低く、画像の輪郭を強調する処理であるシャープネスの度合いが前記標準モードよりも高くなる設定値であることを特徴とする映像表示装置。
  3. 請求項1または2に記載の映像表示装置において、前記寝室モードに応じて設定された設定値は、前記標準モードよりも音声の高音域の出力の度合いが低く、前記標準モードよりも音声の低音域の出力の度合いが高く、かつサラウンド機能を有効にして音声が出力される設定であることを特徴とする映像表示装置。
  4. 請求項1〜3のいずれか1に記載の映像表示装置において、前記寝室モードに応じて設定された設定値で映像及び音声を出力させているときに、前記明るさ検出手段により検出された明るさのレベルが、前記所定レベルより高い第2の所定レベル以上に移行した際に、前記寝室モードに応じて設定された設定値を前記標準モードに応じて設定された設定値に切り替えて映像及び音声の出力を行うことを特徴とする映像表示装置。
  5. 請求項1〜4のいずれか1に記載の映像表示装置において、該映像表示装置は、該映像表示の所定の機能の状態を表示するためのインジケータを有し、前記制御手段は、前記寝室モードにおいて、前記標準モードに応じて設定された設定値を前記寝室モードに応じて設定された設定値に切り替えた際に、前記インジケータの発光輝度を前記標準モード時の発光輝度よりも低下させることを特徴とする映像表示装置。
  6. 請求項1〜5のいずれか1に記載の映像表示装置において、該映像表示装置は、所定時間経過後に該映像表示の電源をオフにするオフタイマー設定手段を有し、前記制御手段は、前記寝室モードにおいて、前記標準モードに応じて設定された設定値を前記寝室モードに応じて設定された設定値に切り替えた際に、前記オフタイマー設定手段を制御して、前記電源をオフにするまでの時間計測を開始させることを特徴とする映像表示装置。
  7. 請求項1〜6のいずれか1に記載の映像表示装置において、該映像表示装置は、前記液晶パネルに表示させる映像信号に対してOSD信号を重畳して表示させるOSD表示手段を有し、前記制御手段は、前記寝室モードにおいて、前記標準モードに応じて設定された設定値を前記寝室モードに応じて設定された設定値に切り替えた際、前記OSD表示手段を制御して、前記OSD信号により表示させる文字の大きさを、前記標準モードのときの文字の大きさよりも大きくするように制御することを特徴とする映像表示装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2014134786A (ja) * 2012-12-12 2014-07-24 Canon Inc 画像処理装置、画像処理方法及びプログラム
JP2018097219A (ja) * 2016-12-14 2018-06-21 株式会社ユニバーサルエンターテインメント 遊技機、及び遊技用装置

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