JP2010068099A - 撮像装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】受光部以外の部分に漏れ込んだ光に起因するノイズの影響を低減したい。
【解決手段】画素50は、フォトダイオード部と、遮光された転送チャネルとを含み、フォトダイオード部において光電変換された電荷を転送チャネルを経由して外部に出力する。減算部61は、フォトダイオード部が有効な状態の画素50から出力される第1画素信号から、フォトダイオード部が無効な状態の画素50から出力される第2画素信号を減算する。
【選択図】図1

Description

本発明は、撮像装置に関し、とくにノイズを除去する機能を備える撮像装置に関する。
デジタルカメラ、カメラ付携帯電話機、監視カメラ、車載カメラなどカメラを使用するアプリケーションが広く普及してきている。それに伴い、それらのカメラに搭載されるCMOS(Complementary Metal-Oxide Semiconductor)イメージセンサやCCD(Charge Coupled Devices)イメージセンサなどの撮像装置の需要も増大している。
撮像装置の各画素内には、フォトダイオードなどの受光素子により光電変換される電荷をその画素の出力口まで転送するための転送チャネルが設けられる。撮像装置の中には、この転送チャネルで電子増倍が可能なものも提案されている。転送チャネルはその上面に遮光メタルが設置されることなどにより遮光されるが、隣接する受光素子への入射光が漏れ込んでくることがある。転送チャネルに光が入射すると光電効果により物質から電子がたたき出され、その電子がノイズ成分となる。
特許文献1は、遮光された光電変換部である光学的黒領域(オプティカルブラック(OB)領域)が設けられ、このOB領域の画素から得られる出力信号を黒基準レベルとして使用することにより有効画素部の撮像信号を補正する機能を備える撮像装置において、OB領域に光が漏れ込んでいるかいないかを判定する技術を開示する。
特開2008−48244号公報
上述したように、受光素子に蓄積された電荷を転送する転送チャネルに光が漏れ込んでくるとその画素から出力される画素信号にノイズが含まれてしまう。すなわち、画素から、受光素子に入射された光量に対応する電荷量が純粋に反映されていない画素信号が出力されることになる。
本発明はこうした状況に鑑みてなされたものであり、その目的は、受光部以外の部分に漏れ込んだ光に起因するノイズの影響を低減することができる撮像装置を提供することにある。
本発明のある態様の撮像装置は、光検出部と、遮光された転送チャネルとを含み、光検出部において光電変換された電荷を転送チャネルを経由して外部に出力する第1画素および第2画素と、光検出部が有効な状態の第1画素から出力される第1画素信号から、光検出部が無効な状態の第2画素から出力される第2画素信号を減算する減算部と、を備える。
本発明の別の態様もまた、撮像装置である。この装置は、光検出部と、遮光された転送チャネルとを含み、光検出部において光電変換された電荷を転送チャネルを経由して外部に出力する第1画素と、第1画素と光検出部を含まない以外、実質的に同じ構造の第2画素と、第1画素から出力される第1画素信号から、第2画素から出力される第2画素信号を減算する減算部と、を備える。
なお、以上の構成要素の任意の組み合わせ、本発明の表現を方法、装置、システムなどの間で変換したものもまた、本発明の態様として有効である。
本発明によれば、受光部以外の部分に漏れ込んだ光に起因するノイズの影響を低減することができる。
図1は、本発明の実施の形態に係る撮像装置100の全体構成を示す図である。図1は本実施の形態に係る撮像装置100をCMOSイメージセンサで構成する例を示す。このCMOSイメージセンサは転送チャネル内の電子を増倍する機能を備えるものである。撮像装置100は、撮像部51、行選択レジスタ52、列選択レジスタ53、アンプ54および信号処理部60を備える。
撮像部51はマトリクス状に配置された複数の画素50を含む。行選択レジスタ52は撮像部51内から画素信号を読み出すべき行を順番に選択する。列選択レジスタ53は撮像部51内から画素信号を読み出すべき列を順番に選択する。行選択レジスタ52および列選択レジスタ53の選択動作により、撮像部51内のマトリクス状に配置された複数の画素50からそれぞれ出力される画素信号が順番に撮像部51の外部に出力される。アンプ54は、撮像部51から列選択レジスタ53を介して出力される画素信号を増幅して、信号処理部60に出力する。信号処理部60の詳細は後述する。
図2は、本発明の実施の形態に係る撮像装置100の、撮像部51に含まれる画素50の断面図(一般)である。図3は、本発明の実施の形態に係る撮像装置100の、撮像部51に含まれる画素50の断面図(具体)である。図2および図3において、p型シリコン基板1の表面に、各画素をそれぞれ分離するための素子分離領域2が形成されている。また、素子分離領域2によって囲まれる各画素50のp型シリコン基板1の表面には、n型不純物領域からなら転送チャネル3を挟むように所定の間隔を隔てて、光検出部(以下、フォトダイオード(PB)部4を採用する例で説明する。)およびn型不純物領域からなるフローティングディフュージョン領域5が形成されている。
フォトダイオード部4は、入射光量に応じて電子を生成するとともに、その生成された電子を蓄積する機能を有する。また、フォトダイオード部4は、素子分離領域2に隣接するとともに、転送チャネル3に隣接するように形成されている。フローティングディフュージョン領域5は、転送チャネル3の不純物濃度(n)よりも高い不純物濃度(n)を有する。また、フローティングディフュージョン領域5は、転送された電子による電荷信号を保持するとともに、この電荷信号を電圧に変換する機能を有する。また、フローティングディフュージョン領域5は、素子分離領域2に隣接するとともに、転送チャネル3に隣接するように形成されている。これにより、フローティングディフュージョン領域5は、転送チャネル3を介してフォトダイオード部4と対向するように形成されている。
転送チャネル3の上面上に、ゲート絶縁膜6が形成されている。また、ゲート絶縁膜6の上面上の所定領域には、所定の間隔を隔てて、転送ゲート電極7と、増倍ゲート電極8と、転送ゲート電極9と、転送ゲート電極10と、読出ゲート電極11とが、フォトダイオード部4側からフローティングディフュージョン領域5側に向かってこの順番に形成されている。すなわち、転送ゲート電極7は、フォトダイオード部4と隣接するように形成されている。また、転送ゲート電極7は、フォトダイオード部4と増倍ゲート電極8との間に形成されている。また、転送ゲート電極9は、増倍ゲート電極8と転送ゲート電極10との間に形成されている。また、増倍ゲート電極8は、転送ゲート電極10に対して読出ゲート電極11およびフローティングディフュージョン領域5とは反対側に形成されている。また、読出ゲート電極11は、転送ゲート電極10とフローティングディフュージョン領域5との間に形成されている。また、読出ゲート電極11は、フローティングディフュージョン領域5と隣接するように形成されている。
図2および図3には描かれていないが、転送チャネル3が遮光されるよう、転送ゲート電極7、増倍ゲート電極8、転送ゲート電極9、転送ゲート電極10および読出ゲート電極11の上面には転送チャネル3の全領域が覆われるような遮光部材が設置される。
図4は、本発明の実施の形態に係る撮像装置100の、撮像部51に含まれる画素50の平面図である。図4において、転送ゲート電極7、増倍ゲート電極8、転送ゲート電極9、転送ゲート電極10および読出ゲート電極11には、それぞれ、コンタクト部7a、8a、9a、10aおよび11aを介して、電圧制御のためのクロック信号Φ1、Φ2、Φ3、Φ4およびΦ5を供給する配線層20、21、22、23および24が電気的に接続されている。なお、この配線層20、21、22、23および24は、行毎に形成されているとともに、各行の複数の画素50の転送ゲート電極7、増倍ゲート電極8、転送ゲート電極9、転送ゲート電極10および読出ゲート電極11にそれぞれ電気的に接続されている。また、フローティングディフュージョン領域5には、コンタクト部5aを介して信号を取り出すための信号線25が電気的に接続されている。なお、信号線25は、列毎に形成されているとともに、各列の複数の画素50のフローティングディフュージョン領域5に電気的に接続されている。
図3に戻り、転送ゲート電極7、9、10および読出ゲート電極11に、それぞれ、配線層20、22、23および24を介してクロック信号Φ1、Φ3、Φ4およびΦ5のオン信号(Hレベルの信号)が供給されている場合には、転送ゲート電極7、9、10および読出ゲート電極11に約2.9Vの電圧が印加されるように構成されている。これにより、転送ゲート電極7、9、10および読出ゲート電極11にクロック信号Φ1、Φ3、Φ4およびΦ5のオン信号(Hレベルの信号)が供給されている場合には、転送ゲート電極7、9、10および読出ゲート電極11下の転送チャネル3が約4Vの電位に調整された状態になるように構成されている。なお、転送ゲート電極7、9、10および読出ゲート電極11にクロック信号Φ1、Φ3、Φ4およびΦ5のオフ信号(Lレベルの信号)が供給されている場合には、転送ゲート電極7、9、10および読出ゲート電極11下の転送チャネル3が約1Vの電位に調整された状態となるように構成されている。
また、増倍ゲート電極8に配線層21からクロック信号Φ2のオン信号(Hレベルの信号)が供給されている場合には、増倍ゲート電極8に約24Vの電圧が印加されるように構成されている。これにより、増倍ゲート電極8にクロック信号Φ2のオン信号(Hレベルの信号)が供給されている場合には、増倍ゲート電極8下の転送チャネル3が約25Vの高い電位に調整された状態になるように構成されている。なお、増倍ゲート電極8にクロック信号Φ2のオフ信号(Lレベルの信号)が供給されている場合には、増倍ゲート電極8下の転送チャネル3が約1Vの電位に調整された状態となるように構成されている。また、フォトダイオード部4およびフローティングディフュージョン領域5は、それぞれ、約3Vおよび約5Vの電位に調整された状態となるように構成されている。
これにより、図2に示すように、転送ゲート電極10下の転送チャネル3(電子蓄積部3a)は、転送ゲート電極10にオン信号(Hレベルの信号)が供給されている場合に、転送ゲート電極10下の転送チャネル3(電子蓄積部(一時的蓄積井戸)3a)に電子を一時的に蓄積する電界が形成されるように構成されている。
また、増倍ゲート電極8下の転送チャネル3(電子倍増部3b)は、増倍ゲート電極8にオン信号(Hレベルの信号)が供給されている場合に、約25Vの電位に調整されることによって、増倍ゲート電極8下の転送チャネル3(電子倍増部(電荷集積井戸)3b)に電子を衝突電離させて増倍(増加)する高電界が形成されるように構成されている。また、電子の衝突電離は、増倍ゲート電極8下の転送チャネル3(電子倍増部3b)と転送ゲート電極9下の転送チャネル3との境界部で発生するように構成されている。
また、転送ゲート電極7下の転送チャネル3は、転送ゲート電極7にオン信号(Hレベルの信号)が供給されている場合に、フォトダイオード部4に蓄積された電子を電子倍増部3bに転送する機能を有するとともに、転送ゲート電極7にオフ信号(Lレベルの信号)が供給されている場合に、フォトダイオード部4と電子倍増部3bとを区分するフォトダイオード分離障壁として機能する。
また、転送ゲート電極9下の転送チャネル3は、転送ゲート電極9にオン信号(Hレベルの信号)が供給されている場合に、電子蓄積部3aに蓄積された電子を電子倍増部3bに転送するとともに、電子倍増部3bに蓄積された電子を電子蓄積部3aに転送する機能を有する。また、転送ゲート電極9下の転送チャネル3は、転送ゲート電極9にオフ信号(Lレベルの信号)が供給されている場合に、電子蓄積部3aと電子倍増部3bとを区分する電荷転送障壁として機能する。すなわち、転送ゲート電極9は、オン信号(Hレベルの信号)が供給されることにより、電子蓄積部3aに蓄積された電子を電子倍増部3bに転送するとともに、電子倍増部3bに蓄積された電子を電子蓄積部3aに転送することが可能なように構成されている。
また、読出ゲート電極11下の転送チャネル3は、読出ゲート電極11にオン信号(Hレベルの信号)が供給されている場合に、電子蓄積部3aに蓄積された電子をフローティングディフュージョン領域5に転送する機能を有するとともに、読出ゲート電極11にオフ信号(Lレベルの信号)が供給されている場合に、電子蓄積部3aとフローティングディフュージョン領域5とを区分する機能を有する。すなわち、読出ゲート電極11は、オン信号(Hレベルの信号)が供給されることにより、電子蓄積部3aに蓄積された電子をフローティングディフュージョン領域5に転送することが可能なように構成されている。
図5は、本発明の実施の形態に係る撮像装置100の回路構成図(信号処理部60の構成を除く)である。図5において、各列の信号線25の一方端には、それぞれ、リセットゲートトランジスタ26のソースが接続されている。このリセットゲートトランジスタ26のゲートには、リセット信号が供給されるとともに、ドレインには、リセット電圧VRD(約5V)が印加されている。これにより、リセットゲートトランジスタ26は、画素50のデータの読出し後に、信号線25の電圧をリセット電圧VRD(約5V)にリセットするとともに、画素50のデータの読出し時に、フローティングディフュージョン領域5を電気的に浮いた状態(フローティング状態)に保持する機能を有する。
また、各列の信号線25の他方端は、それぞれ、電圧変換トランジスタ27のゲートに接続されている。この電圧変換トランジスタ27のソースは、選択トランジスタ28のドレインに接続されているとともに、ドレインには、電源電圧VDDが供給されている。選択トランジスタ28のゲートには、列選択線が接続されているとともに、ソースには、出力線が接続されている。出力線には、1つのトランジスタ29のドレインが接続されている。トランジスタ29のソースは、接地されているとともに、ゲートには、転送ゲート電極9を定電流源として機能させるための所定の電圧が印加されている。また、各列の電圧変換トランジスタ27と、トランジスタ29とによって、ソースフォロワ回路が構成されている。
図1に戻り、信号処理部60は、減算部61、画素信号記憶部62、露光時間制御部63および画素信号予測部64を含む。これらの構成は、ハードウエア的には、任意のコンピュータのCPU、メモリ、その他のLSIで実現でき、ソフトウエア的にはメモリにロードされたプログラムなどによって実現されるが、ここではそれらの連携によって実現される機能ブロックを描いている。したがって、これらの機能ブロックがハードウエアのみ、ソフトウエアのみ、またはそれらの組合せによっていろいろな形で実現できることは、当業者には理解されるところである。
上述したように、撮像部51に含まれる画素50は、フォトダイオード部4と、遮光された転送チャネル3とを含み、フォトダイオード部4において光電変換された電荷を転送チャネル3を経由してその画素50の外部に出力する。以下、撮像部51に含まれる画素50のうち、フォトダイオード部4が有効な状態の画素50を第1画素50、フォトダイオード部4が無効な状態の画素50を第2画素50と表記する。また、第1画素50から出力される画素信号を第1画素信号および第2画素50から出力される画素信号を第2画素信号と表記する。
画素信号記憶部62は、アンプ54から入力される画素信号を一時的に記憶する。減算部61は、第1画素50から出力される第1画素信号から、第2画素50から出力される第2画素信号を減算する。画素信号記憶部62は、撮像部51内のすべての画素50から出力される画素信号をすべて記憶してもよいし、撮像部51内の第2画素50から出力される第2画素信号のみを記憶してもよい。後者の場合で、かつ第1画素信号および第2画素信号が同一のフレーム期間に読み出される場合、行選択レジスタ52および列選択レジスタ53が第1画素50より第2画素50を先に選択することにより、第2画素信号が第1画素信号より先に読み出される必要がある。
転送チャネル3の上面には遮光部材が設置されるが、当然のことながら転送チャネル3に隣接するフォトダイオード部4の上面は露出しているため、そこから転送チャネル3に光が漏れ込んでくる場合がある。その場合、その光により転送チャネル3に電荷が発生し、フローティングディフュージョン領域5に転送されてくる電荷量は、フォトダイオード部4で発生した電荷量と転送チャネル3で発生した電荷量とを足したものとなる。すなわち、その画素50から出力される画素信号には転送チャネル3で発生した電荷に対応するノイズ成分が含まれることになる。
減算部61は、フォトダイオード部4で受光した成分と当該ノイズ成分の両方が含まれる第1画素信号から、フォトダイオード部4で受光した成分が含まれてなく、当該ノイズ成分のみが含まれる第2画素信号を減算することにより、第1画素信号から当該ノイズ成分をキャンセルすることができる。
つぎに、撮像部51内から第2画素信号を取得する方法について説明する。第1の方法は、第2画素50に含まれるフォトダイオード部4の露光時間をゼロに設定する方法である。たとえば、フォトダイオード部4と転送チャネル3との間を絶縁すればよい。また、フォトダイオード部4と転送チャネル3との間にトランジスタが挿入されてもよい。そのトランジスタがオンの状態でフォトダイオード部4と転送チャネル3とが導通し、オフの状態で絶縁する。露光時間制御部63は、このトランジスタのゲートを制御することにより、フォトダイオード部4の露光時間を制御することができる。この場合、露光時間をゼロにすべき画素50を動的に変更することが可能である。また、同一画素50からフレーム期間に応じて、第1画素信号と第2画素信号とを選択的に取得することも可能である。
第2の方法は、第2画素50に含まれるフォトダイオード部4を遮光する方法である。後述するように、フォトダイオード部4の表面に遮光部材を被せるとよい。
第3の方法は、第2画素50にフォトダイオード部4を設けない方法である。フォトダイオード部4を設けない以外の構造は、第1画素50と実質的に同じ構造とする。上記の説明では、第2画素50をフォトダイオード部4が無効な状態の画素50としたが、説明の便宜上、フォトダイオード部4が設けられない画素50も第2画素50に含めるとする。
第4の方法は、第2画素50に含まれるフォトダイオード部4に蓄積された電荷をグラウンドなどの固定電位に放出する経路を設ける方法である。この経路はフォトダイオード部4から転送チャネル3に電荷が注入される前の位置に設ける必要がある。
撮像部51内に第2画素50を設ける位置および数は、設計者が任意に設定可能である。たとえば、撮像部51を複数の領域に分割し、領域ごとに第2画素50を少なくとも一つ設定してもよい。減算部61は領域単位で第1画素50から出力される第1画素信号から、第2画素50から出力される第2画素信号を減算する。すなわち、ある領域に含まれる第1画素50から出力される第1画素信号からは、その領域に含まれる第2画素50から出力される第2画素信号が減算されることになる。なお、各領域の大きさ、各領域内における第2画素50の位置も設計者が任意に設定することができる。
画素信号予測部64は、第2画素50に隣接または近接する複数の第1画素50から出力される第1画素信号から、第2画素50に有効な状態のフォトダイオード部4が存在したならばその第2画素50から出力されるべき画素信号を予測する。以下、この画素信号を予測画素信号と表記する。たとえば、画素信号予測部64は第2画素50の両隣の第1画素50から出力される2つの第1画素信号の平均をその第2画素の予測画素信号としてもよい。また、第2画素50の周囲を囲んでいる8つの画素50から出力される8つの第1画素信号の平均をその第2画素の予測画素信号としてもよい。ここでの第1画素信号は、第2画素信号が減算された後の信号であってもよいし、減算される前の信号であってもよい。
したがって、撮像部51内における第2画素50の位置を決定する際、上記予測画素信号の基礎とすべき画素信号を取得する位置の画素50が第2画素50ではなく、第1画素50になるようにする必要がある。すなわち、その位置に第2画素50が設定されてしまうと、上記予測画素信号の精度が低下してしまう。
第1画素信号および第2画素信号は、撮像部51内から同一フレーム期間に取得されてもよいし、それぞれ別のフレーム期間に取得されてもよい。後者の場合、同一の画素50から第1画素信号および第2画素信号を両方、取得することが可能となる。たとえば、露光時間制御部63が撮像部51内の、すべてまたは一部の画素50に含まれるフォトダイオード部4の露光時間をゼロにする期間を作ることにより、それらの画素50から第2画素信号を取得することができる。露光時間制御部63がフォトダイオード部4と転送チャネル3との間に設けられたトランジスタのゲートを制御することにより、同一画素50において第1画素信号を取得するフレーム期間と、第2画素信号を取得するフレーム期間とを設けることができる。
減算部61は、所定のフレーム期間に生成された第1画素信号から、別のフレーム期間に生成された第2画素信号を減算することができる。第1画素信号を取得するフレーム期間および第2画素信号を取得するフレーム期間はどちらが先でもよいが、両者のフレーム期間はできるだけ近接していることが好ましい。
図6は、第1画素50を模式的に示す図である。転送チャネル3および素子分離領域2の上面には遮光メタル55が設置される。フォトダイオード部4の上面は露出される。波線の矢印はフォトダイオード部4に入射される光を示し、実線の矢印は転送チャネル3に漏れ込む光を示す。第1画素50では、波線の矢印で示す光に起因するフォトダイオード部4に蓄積された電荷と、実線の矢印で示す光に起因する転送チャネル3に蓄積された電荷と、を合わせた電荷に対応する電圧が第1画素信号として外部に読み出される。
図7は、第2画素50(その1)を模式的に示す図である。図7に示す第2画素50は、フォトダイオード部4の露光時間がゼロに制御される点以外は、図6に示す第1画素50と同様である。フォトダイオード部4の露光時間がゼロに制御される第2画素50では、実線の矢印で示す光に起因する、転送チャネル3に蓄積された電荷に対応する電圧が第2画素信号として外部に読み出される。
図8は、第2画素50(その2)を模式的に示す図である。図8に示す第2画素50は、フォトダイオード部4の表面に遮光部材56が被されている点以外は、図6に示す第1画素50と同様である。フォトダイオード部4の表面に遮光部材56が被されている第2画素50では、実線の矢印で示す光に起因する転送チャネル3に蓄積された電荷に対応する電圧が第2画素信号として外部に読み出される。
図9は、第2画素50(その3)を模式的に示す図である。図9に示すフォトダイオード部4が設けられない第2画素50は、フォトダイオード部4が設けられない点以外は、図6に示す第1画素50と同様である。フォトダイオード部4が設けならない第2画素50では、実線の矢印で示す光に起因する転送チャネル3に蓄積された電荷に対応する電圧が第2画素信号として外部に読み出される。
図10は、撮像部51内に設定される第2画素50の配置例(その1)を示す図である。図10において、斜線が引かれた四角が第2画素50を示し、空白の四角が第1画素50を示している。図10は、撮像部51の画素領域が同一形状および同一面積の、4つの領域R1、R2、R3およびR4に分割された例を示す。各領域R1、R2、R3およびR4の中心位置の画素が、第2画素50に設定されている。撮像部51の画素領域において4つの第2画素50が分散されて配置されるため、それらの第2画素の予測画素信号をそれらの第2画素に隣接または近接する第1画素から精度よく生成することができる。
図11は、撮像部51内に設定される第2画素50の配置例(その2)を示す図である。図11は、撮像部51の画素領域が形状および面積が異なる、5つの領域R1、R2、R3、R4およびR5に分割された例を示す。各領域R1、R2、R3、R4およびR5の重心位置または重心に隣接する位置が、第2画素50に設定されている。図11においても5つの第2画素50が分散されて配置されるため、それらの第2画素50の予測画素信号をそれらの第2画素50に隣接または近接する第1画素50から精度よく生成することができる。
信号処理部60内の図示しない領域設定部は、以下に示す手順で撮像部51内の画素領域を複数の領域に分割することができる。まず、当該領域設定部は露光時間制御部63に撮像部51内の全画素50に含まれるフォトダイオード部4の露光時間をゼロに設定させ、全画素50から第2画素信号を取得する。当該領域設定部は第2画素信号の分布から、第2画素信号が一定の範囲のばらつきである連続した領域を一つの領域に設定する。上記一定の範囲は、設計者が実験やシミュレーションにより求めることができる。これにより、第1画素50から出力される第1画素信号は、環境条件が近い第2画素50から出力される第2画素信号により補正されることが可能となり、ノイズ除去の精度が向上する。なお、全画素50から出力される第2画素信号のばらつきは、光源の位置や温度などの外部環境により変動するため、上記領域の分割は所定の時間ごとに繰り返し実行されてもよい。
図5に戻り、本実施の形態に係る撮像装置100の読出動作について説明する。まず、所定の行の配線層24に、Hレベルの信号を供給することにより、撮像部51の1行分の各画素50の読出ゲート電極11をオン状態にするとともに、所定の行の配線層23に、Lレベルの信号を供給することにより、撮像部51の1行分の各画素50の転送ゲート電極10をオフ状態にする。これにより、1行分の各画素50の電子蓄積部3aに蓄積された電子が各画素50のフローティングディフュージョン領域5に読み出される。したがって、各列の信号線25には、所定の行の各画素50の信号に応じた電位が現れる。なお、この状態では、選択トランジスタ28がオフ状態であるため、電圧変換トランジスタ27およびトランジスタ29からなるソースフォロワ回路には電流は流れない。
次に、列選択線に順次Hレベルの信号を供給することによって、選択トランジスタ28を順次オン状態にする。これにより、各列の電圧変換トランジスタ27および選択トランジスタ28と、トランジスタ29とを介して、順次電流が流れるので、各電圧変換トランジスタ27のオン状態(各電圧変換トランジスタ27のゲート電位(信号線25の電位))に応じて各画素50毎の信号が出力される。そして、全ての出力が終了した後、リセットゲートトランジスタ26のゲートにHレベルのリセット信号を供給することにより、リセットゲートトランジスタ26をオン状態にすることによって、信号線25の電位を約5Vにリセットする。上記の動作を繰り返すことによって、本実施の形態に係る撮像装置100の読出動作が行われる。
図12は、本発明の実施の形態に係る撮像装置100の、電子の転送動作を説明するための信号波形図である。図13は、本発明の実施の形態に係る撮像装置100の、電子の転送動作を説明するためのポテンシャル図である。次に、図12および図13を参照して、本実施の形態に係る撮像装置100の、電子の転送動作について説明する。
まず、図12の期間Aにおいて、図13に示すように、転送ゲート電極7をオン状態にすることにより、転送ゲート電極7下の転送チャネル3が約4Vの電位に調整された状態になる。このとき、フォトダイオード部4が約3Vの電位に調整されているので、フォトダイオード部4により生成されるとともに、蓄積された電子がフォトダイオード部4から転送ゲート電極7下の転送チャネル3に転送される。その後、増倍ゲート電極8をオン状態にすることにより、増倍ゲート電極8下の転送チャネル3が約25Vの電位に調整された状態になる。このとき、転送ゲート電極7下の転送チャネル3が約4Vの電位に調整されているので、転送ゲート電極7下の転送チャネル3に転送された電子が増倍ゲート電極8下の転送チャネル3に転送される。その後、転送ゲート電極7をオフ状態にすることにより、転送ゲート電極7下の転送チャネル3が約1Vの電位に調整された状態になる。
次に、図12の期間Bにおいて、図13に示すように、転送ゲート電極9をオン状態にするとともに、増倍ゲート電極8をオフ状態にすることにより、転送ゲート電極9下の転送チャネル3が約4Vの電位に調整された状態となるとともに、増倍ゲート電極8下の転送チャネル3が約1Vの電位に調整された状態になる。このため、増倍ゲート電極8下の転送チャネル3に蓄積された電子は、増倍ゲート電極8下の転送チャネル3の電位(約1V)よりも高い(約4V)に調整されている転送ゲート電極9下の転送チャネル3へと転送される。
次に、図12の期間Cにおいて、図13に示すように、転送ゲート電極10をオン状態にするとともに、転送ゲート電極9をオフ状態にすることにより、転送ゲート電極10下の転送チャネル3が約4Vの電位に調整された状態となるとともに、転送ゲート電極9下の転送チャネル3が約1Vの電位に調整された状態になる。このため、転送ゲート電極9下の転送チャネル3に転送された電子は、転送ゲート電極9下の転送チャネル3の電位(約1V)よりも高い電位(約4V)に調整されている転送ゲート電極10下の転送チャネル3へと転送される。これにより、フォトダイオード部4から転送された電子が一時的に転送ゲート電極10下の転送チャネル3(電子蓄積部(一時的蓄積井戸)3a)に蓄積される。その後、後述する電子の増倍動作が複数回(たとえば、約400回)繰り返し行われる。これにより、フォトダイオード部4から転送された電子が約2000倍に増倍される。
次に、図12の期間Dにおいて、図13に示すように、電子が一時的に転送ゲート電極10下の転送チャネル3(電子蓄積部3a)に蓄積された状態で、読出ゲート電極11をオン状態にするとともに、転送ゲート電極10をオフ状態にすることにより、読出ゲート電極11下の転送チャネル3が約4Vの電位に調整された状態となるとともに、転送ゲート電極10下の転送チャネル3が約1Vの電位に調整された状態となる。このため、転送ゲート電極10下の転送チャネル3(電子蓄積部3a)に蓄積された電子は、約4Vの電位に調整された読出ゲート電極11下の転送チャネル3を介して、転送ゲート電極10下の転送チャネル3の電位(約1V)よりも高い電位(約5V)に調整されているフローティングディフュージョン領域5へと転送される。
図14は、本発明の実施の形態に係る撮像装置100の、電子の増倍動作を説明するための信号波形図である。図15は、本発明の実施の形態に係る撮像装置100の、電子の倍増動作を説明するためのポテンシャル図である。次に、図14および図15を参照して、本実施の形態に係る撮像装置100の、電子の増倍動作について説明する。
まず、電子の倍増動作は、図13の期間Cの転送動作の後、図14の期間Eにおいて、図15に示すように、転送ゲート電極10下の転送チャネル3(電子蓄積部3a)に電子が蓄積された状態で、増倍ゲート電極8をオン状態にすることにより、増倍ゲート電極8下の転送チャネル3(電子倍増部3b)が約25Vの高い電位に調整された状態となる。
次に、図14の期間Fにおいて、図15に示すように、転送ゲート電極9をオン状態にするとともに、転送ゲート電極10をオフ状態にすることにより、転送ゲート電極9下の転送チャネル3が約4Vの電位に調整された状態となるとともに、転送ゲート電極10下の転送チャネル3が約1Vの電位に調整された状態となる。このため、転送ゲート電極10下の転送チャネル3に蓄積された電子は、転送ゲート電極10下の転送チャネル3の電位(約1V)よりも高い電位(約4V)に調整されている転送ゲート電極9下の転送チャネル3へと転送される。また、転送ゲート電極9下の転送チャネル3に転送された電子は、転送ゲート電極9下の転送チャネル3の電位(約4V)よりも高い電位(約25V)に調整されている増倍ゲート電極8下の転送チャネル3へと転送される。そして、増倍ゲート電極8下の転送チャネル3(電子倍増部3b)に転送された電子が増倍ゲート電極8下の転送チャネル3と転送ゲート電極9下の転送チャネル3との境界部を移動中に高電界からエネルギを得る。そして、高いエネルギを有する電子は、シリコン原子と衝突して電子と正孔とを生成する。その後、衝突電離により生成された電子は、電界により増倍ゲート電極8下の転送チャネル3(電子倍増部3b)に蓄積される。
次に、図14の期間Gにおいて、図15に示すように、転送ゲート電極9をオフ状態にすることにより、転送ゲート電極9下の転送チャネル3が約1Vの電位に調整された状態になる。
次に、上記した図13の期間BおよびCの電子の転送動作を行うことにより、増倍ゲート電極8下の転送チャネル3(電子倍増部(電荷集積井戸)3b)に蓄積された電子が転送ゲート電極10下の転送チャネル3(電子蓄積部(一時的蓄積井戸)3a)に転送される。その後、上記した期間E〜Gの増倍動作および期間BおよびCの転送動作を複数回(たとえば、約400回)繰り返し行うことにより、フォトダイオード部4から転送された電子が約2000倍に増倍される。
以上説明したように本実施の形態によれば、第1画素50から出力される第1画素信号から、第2画素50から出力される第2画素信号を減算することにより、転送チャネル3に漏れ込んだ光に起因するノイズの影響を低減することができる。
以上、本発明を実施の形態をもとに説明した。実施の形態は例示であり、それらの各構成要素や各処理プロセスの組み合わせにいろいろな変形例が可能なこと、またそうした変形例も本発明の範囲にあることは当業者に理解されるところである。
上記実施の形態では、転送チャネル3で電子増倍するタイプのCMOSイメージセンサについて説明したが、転送チャネル3で電子増倍しない一般的なCMOSイメージセンサについても、本発明が適用可能である。また、CCDイメージセンサについても本発明が適用可能である。CCDイメージセンサでは、各画素50のフォトダイオード部4に蓄積された電荷は、転送チャネル3を経由した後、隣の画素に電荷のままの状態でバケツリレーの要領で順次転送され、撮像部51の外で電圧に変換される。CCDイメージセンサについても、各画素50内の転送チャネル3に漏れ込む光に起因するノイズをキャンセルするという本発明の原理を適用できることに変わりない。
また、上記実施の形態では減算部61および画素信号記憶部62を信号処理部60内に設ける構成を説明したが、減算部61および画素信号記憶部62を列毎に設けてもよい。
また、上記実施の形態でおいて第1画素信号と第2画素信号をそれぞれ別のフレーム期間で取得する例を説明したが、その説明では第1画素信号を取得するフレーム期間と第2画素信号を取得するフレーム期間が同じ時間であることを前提した。この点、それぞれのフレーム期間が異なる時間の場合、減算部61はつぎのように演算する。まず、減算部61は、第2フレーム期間で取得される第2画素信号を第2フレーム期間の時間で割ることにより、単位時間あたりの第2画素信号を算出する。つぎに、減算部61は第1フレーム期間で取得される第1画素信号から、算出された単位時間あたりの第2画素信号に第1フレーム期間の時間を掛けた信号を減算する。これにより、第1フレーム期間の時間と第2フレーム期間の時間が異なっていても、第1画素信号から精度よくノイズを除去することができる。
本発明の実施の形態に係る撮像装置の全体構成を示す図である。 本発明の実施の形態に係る撮像装置の、撮像部に含まれる画素の断面図(一般)である。 本発明の実施の形態に係る撮像装置の、撮像部に含まれる画素の断面図(具体)である。 本発明の実施の形態に係る撮像装置の、撮像部に含まれる画素の平面図である。 本発明の実施の形態に係る撮像装置の回路構成図(信号処理部の構成を除く)である。 第1画素を模式的に示す図である。 第2画素(その1)を模式的に示す図である。 第2画素(その2)を模式的に示す図である。 第2画素(その3)を模式的に示す図である。 撮像部内に設定される第2画素の配置例(その1)を示す図である。 撮像部内に設定される第2画素の配置例(その2)を示す図である。 本発明の実施の形態に係る撮像装置の、電子の転送動作を説明するための信号波形図である。 本発明の実施の形態に係る撮像装置の、電子の転送動作を説明するためのポテンシャル図である。 本発明の実施の形態に係る撮像装置の、電子の増倍動作を説明するための信号波形図である。 本発明の実施の形態に係る撮像装置の、電子の倍増動作を説明するためのポテンシャル図である。
符号の説明
50 画素、 51 撮像部、 52 行選択レジスタ、 53 列選択レジスタ、 54 アンプ、 60 信号処理部、 61 減算部、 62 画素信号記憶部、 63 露光時間制御部、 64 画素信号予測部、 100 撮像装置。

Claims (8)

  1. 光検出部と、遮光された転送チャネルとを含み、前記光検出部において光電変換された電荷を前記転送チャネルを経由して外部に出力する第1画素および第2画素と、
    前記光検出部が有効な状態の第1画素から出力される第1画素信号から、前記光検出部が無効な状態の第2画素から出力される第2画素信号を減算する減算部と、
    を備えることを特徴とする撮像装置。
  2. 前記第2画素に含まれる光検出部は、露光時間がゼロに設定されることを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記第2画素に含まれる光検出部は、遮光されていることを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  4. 光検出部と、遮光された転送チャネルとを含み、前記光検出部において光電変換された電荷を前記転送チャネルを経由して外部に出力する第1画素と、
    前記第1画素と前記光検出部を含まない以外、実質的に同じ構造の第2画素と、
    前記第1画素から出力される第1画素信号から、前記第2画素から出力される第2画素信号を減算する減算部と、
    を備えることを特徴とする撮像装置。
  5. 前記減算部は、所定のフレーム期間に生成された前記第1画素信号から、別のフレーム期間に生成された前記第2画素信号を減算することを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の撮像装置。
  6. 前記第2画素に隣接または近接する複数の第1画素から出力される第1画素信号から、前記第2画素に有効な状態の光検出部が存在したならば前記第2画素から出力されるべき画素信号を予測する画素信号予測部をさらに備えることを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載の撮像装置。
  7. 前記第1画素および前記第2画素を含む撮像部が複数の領域に分割され、前記領域ごとに前記第2画素が少なくとも一つ設定され、
    前記減算部は、前記領域単位で、前記第1画素から出力される第1画素信号から、前記第2画素から出力される第2画素信号を減算することを特徴とする請求項1から6のいずれかに記載の撮像装置。
  8. 前記転送チャネルは、前記光検出部において光電変換された電子を増倍することを特徴とする請求項1から7のいずれかに記載の撮像装置。
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