JP2010067354A - 燃料電池システム - Google Patents
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Abstract
【課題】特に補機に対する効率的な電力の供給を行うとともに、急激な負荷変動や需要電力の変動による燃料電池モジュールの劣化を良好に抑制することを可能にする。
【解決手段】燃料電池システム10は、燃料電池モジュール12を備え、前記燃料電池モジュール12の出力側には、電力供給線14を介して前記燃料電池モジュール12で発電した電流を引き込む電流引き込み回路16と、前記燃料電池モジュール12で発生した直流電力を所望の直流電力に変換するDC/DCコンバータ18と、変換された前記直流電力を交流電力に変換して負荷20に供給するとともに、系統電源22に電気的に接続されるDC/ACインバータ24とが電気的に接続される。電流引き込み回路16は、負荷20に必要とされる負荷需要電力と補機32に必要とされる補機需要電力との総和に応じて、燃料電池モジュール12で発電した電流を引き込む。
【選択図】図1
【解決手段】燃料電池システム10は、燃料電池モジュール12を備え、前記燃料電池モジュール12の出力側には、電力供給線14を介して前記燃料電池モジュール12で発電した電流を引き込む電流引き込み回路16と、前記燃料電池モジュール12で発生した直流電力を所望の直流電力に変換するDC/DCコンバータ18と、変換された前記直流電力を交流電力に変換して負荷20に供給するとともに、系統電源22に電気的に接続されるDC/ACインバータ24とが電気的に接続される。電流引き込み回路16は、負荷20に必要とされる負荷需要電力と補機32に必要とされる補機需要電力との総和に応じて、燃料電池モジュール12で発電した電流を引き込む。
【選択図】図1
Description
本発明は、燃料電池モジュールと、前記燃料電池モジュールを駆動させるための補機と、前記燃料電池モジュールで発生した直流電力を所望の直流電力に変換する直流電力変換部と、変換された前記直流電力を交流電力に変換して負荷に供給するとともに、系統電源に電気的に接続される交流電力変換部とを備える燃料電池システムに関する。
通常、固体酸化物形燃料電池(SOFC)は、電解質に酸化物イオン導電体、例えば、安定化ジルコニアを用いており、この電解質の両側にアノード電極及びカソード電極を配設した電解質・電極接合体(MEA)を、セパレータ(バイポーラ板)によって挟持している。この燃料電池は、通常、電解質・電極接合体とセパレータとが所定数だけ積層(スタック)された燃料電池モジュールとして使用されている。
燃料電池モジュールを組み込む燃料電池システムは、通常、前記燃料電池モジュールを駆動させるポンプやブロア等の補機に、前記燃料電池モジュールで発生する直流電力が、DC/DCコンバータやDC/ACインバータ等の変換器を経由して供給されている。従って、これらの変換器の電力変換効率に相当する電力損失が発生している。
そこで、発電効率を向上させることを目的として、例えば、特許文献1に開示されている燃料電池発電システム及びその制御方法が知られている。この燃料電池発電システムでは、図7に示すように、燃料電池1aの出力端子に、電力供給ライン2aを介して負荷用DC/DCコンバータ3a及びインバータ4aが接続されている。電力供給ライン2aには、遮断器5aを介して商用電源6aから負荷7aへの電力ライン8aが接続されている。電力供給ライン2aには、システムの運転に用いる補機(図示せず)に直流電力を供給する補機用DC/DCコンバータ9aが接続されている。
そして、補機に必要な電力が供給されるように、補機用DC/DCコンバータ9aが制御されるとともに、燃料電池1aの出力電流が運転モードに応じた目標電流で保持されるように、負荷用DC/DCコンバータ3aが制御されている。このため、燃料電池1aからの直流電流を交流電力に変換して補機に供給するものに比べ、システムの効率を向上させることができるとともに、前記燃料電池1aを安定して運転することができる、としている。
また、特許文献2に開示されている燃料電池発電システムは、図8に示すように、燃料電池1bから出力される直流電圧を変圧するDC/DCコンバータ2bと、前記DC/DCコンバータ2bの出力側に接続され、系統電源3bと連係するために、前記DC/DCコンバータ2bで変圧された直流電圧を交流電圧に変換する系統連系インバータ4bと、燃料電池用補機5b、6b及び7bに電力を供給する補機動力端子8bと、前記補機動力端子8bを前記燃料電池1bの出力側と前記系統連系インバータ4bの出力側との間で切り換える切り換え回路9bとを備えている。これにより、補機用電源の無駄な電力損失を抑え、発電効率を向上させることができる、としている。
さらにまた、特許文献3に開示されている燃料電池システムは、図9に示すように、燃料電池1cと、天然ガス等の燃料、水、空気から水素ガスを生成して前記燃料電池1cに供給する燃料生成系2cと、前記燃料生成系2cに燃料、水、空気を供給し、前記燃料電池1cに水素ガスを供給するためのバルブ、ポンプ等の補機3cと、前記燃料電池1cから入力した直流電圧を交流電圧に変換して交流電圧源4cに出力するDC/ACインバータ5cとから構成されている。
そして、補機3cとして直流電圧駆動のものを採用し、この補機3cに燃料電池1cの直流電圧を供給し、前記燃料電池1cの出力電圧と前記補機3cの駆動電圧とが等しくなるように構成されている。これにより、変換損失をなくして発電効率を向上させることができる、としている。
しかしながら、上記の特許文献1では、燃料電池1aの出力端子直下で出力を制御することができない。このため、急激な負荷変動や、負荷需要電力(負荷に必要とされる需要電力)及び補機需要電力(補機に必要とされる需要電力)の変動が発生した際、燃料電池モジュールの発電出力が急激に変動してしまう。これにより、急激な発電出力の変動による燃料電池モジュールの劣化が惹起されて、前記燃料電池モジュールの耐久性が低下するという問題がある。
また、上記の特許文献2及び特許文献3では、上記の特許文献1と同様に、燃料電池1b、1cの出力端子直下で出力を制御することができない。従って、急激な発電出力の変動による燃料電池モジュールの劣化が惹起されてしまい、前記燃料電池モジュールの耐久性を損なうという問題がある。
本発明はこの種の問題を解決するものであり、特に補機に効率的な電力の供給を行うとともに、急激な負荷変動や需要電力の変動による燃料電池モジュールの劣化を良好に抑制することが可能な燃料電池システムを提供することを目的とする。
本発明は、燃料ガスと酸化剤ガスとの電気化学反応により発電する燃料電池モジュールと、前記燃料電池モジュールを駆動させるための補機と、前記燃料電池モジュールと電気的に接続され、前記燃料電池モジュールで発生した直流電力を所望の直流電力に変換する直流電力変換部と、前記直流電力変換部と電気的に接続され、変換された前記直流電力を交流電力に変換して負荷に供給するとともに、系統電源に電気的に接続される交流電力変換部とを備える燃料電池システムに関するものである。
燃料電池システムは、燃料電池モジュールと直流電力変換部とを接続する電力供給線の途上に設けられ、前記燃料電池モジュールで発電した電流を引き込む電流引き込み部と、前記電流引き込み部と前記直流電力変換部との間で前記電力供給線から分岐し、前記燃料電池モジュールから補機に電力を供給可能な第1補機用電力供給線と、前記直流電力変換部と交流電力変換部とを接続する電力供給線から分岐し、系統電源から前記補機に電力を供給可能な第2補機用電力供給線とを備えている。
また、燃料電池システムは、第1補機用電力供給線及び第2補機用電力供給線に接続され、補機に所望の直流電力を供給するための補機用直流電力変換部を備えることが好ましい。このため、燃料電池モジュールの出力電圧と補機の駆動電圧とを等しくする必要がなく、前記燃料電池モジュールの発電出力の自由度が向上するとともに、前記補機の選択自由度の向上が図られる。
さらに、電流引き込み部は、負荷に必要とされる需要電力である負荷需要電力と、補機に必要とされる需要電力である補機需要電力との総和に応じて、燃料電池モジュールで発電した電流を引き込むことが好ましい。従って、燃料電池モジュールを安定して運転することができるとともに、消費電力分のみを補うことが可能になる。
さらにまた、補機需要電力は、補機に必要とされる需要電力の下限値であることが好ましい。これにより、補機需要電力の変動が惹起されても、負荷需要電力の不足分を系統電源から供給することによって、前記補機需要電力の変動による燃料電池モジュールの発電出力の変動を抑制することができる。このため、補機需要電力の変動による燃料電池モジュールの劣化を阻止することが可能になり、前記燃料電池モジュールの耐久性の向上が容易に図られる。
また、燃料電池モジュールは、固体酸化物形燃料電池モジュールであることが好ましい。従って、高温型燃料電池モジュールである固体酸化物形燃料電池モジュールに適用することにより、急激な負荷変動や負荷需要電力及び補機需要電力の変動による燃料電池モジュールの発電出力の変動を最小限に抑制するとともに、温度の変動も最小限に抑制することができる。これにより、急激な発電出力の変動による燃料電池モジュールの劣化を良好に抑制することが可能になって、前記燃料電池モジュールの耐久性の向上が容易に図られる。
しかも、燃料電池モジュールからの発電電力の一部を直接的に補機に供給することができる。このため、高効率な固体酸化物形燃料電池モジュールの運転効率が、より一層向上する。
本発明によれば、電流引き込み部で燃料電池モジュールからの電流引き込み量を制御することができるため、実質的に前記燃料電池モジュールの発電出力の制御が行われる。従って、急激な負荷変動や負荷需要電力及び補機需要電力の変動による燃料電池モジュールの発電出力の変動を最小限に抑制することが可能になる。これにより、急激な発電出力の変動による燃料電池モジュールの劣化を良好に抑制することができ、前記燃料電池モジュールの耐久性の向上が容易に図られる。
しかも、燃料電池モジュールからの発電電力の一部を直接的に補機に供給することが可能になる。このため、電力変換損失が最小限になり、燃料電池モジュールの運転効率が容易に向上する。
図1は、本発明の第1の実施形態に係る燃料電池システム10の概略構成図である。
燃料電池システム10は、燃料電池モジュール12を備え、前記燃料電池モジュール12の出力側には、電力供給線14を介して前記燃料電池モジュール12で発電した電流を引き込む電流引き込み回路(電流引き込み部)16と、前記燃料電池モジュール12で発生した直流電力を所望の直流電力に変換するDC/DCコンバータ(直流電力変換部)18と、変換された前記直流電力を交流電力に変換して負荷20に供給するとともに、系統電源22に電気的に接続されるDC/ACインバータ(交流電力変換部)24とが電気的に接続される。
電流引き込み回路16とDC/DCコンバータ18との間には、電力供給線14から分岐して第1補機用電力供給線14aが設けられるとともに、前記DC/DCコンバータ18とDC/ACインバータ24との間には、前記電力供給線14から分岐して第2補機用電力供給線14bが設けられる。
第1補機用電力供給線14aは、ダイオード26aを介装して切り換え回路(例えば、スイッチング素子)28に接続される一方、第2補機用電力供給線14bは、ダイオード26bを介装して前記切り換え回路28に接続される。切り換え回路28は、補機用電力供給線30を介して補機32に接続される。
燃料電池モジュール12は、好適には、固体酸化物形燃料電池(SOFC)を用いた固体酸化物形燃料電池モジュールである。固体酸化物形燃料電池は、固体電解質に酸化物イオン導電体、例えば、安定化ジルコニアを用いており、この固体電解質の両側にアノード電極及びカソード電極を配設したMEA(電解質・電極接合体)を、セパレータ(バイポーラ板)によって挟持している。この固体酸化物形燃料電池は、通常、MEAとセパレータとが所定数だけ積層された燃料電池スタックとして使用されるとともに、脱硫装置、改質装置及び熱交換装置等と組み合わされて固体酸化物形燃料電池モジュールを構成している。
電流引き込み回路16は、例えば、トランジスタを備え、負荷20に必要とされる需要電力である負荷需要電力と、補機32に必要とされる需要電力である補機需要電力との総和に応じて、燃料電池モジュール12で発電した電流を引き込む。補機需要電力は、後述するように、補機32に必要とされる需要電力の下限値に設定される。
補機32は、燃料電池モジュール12を駆動させるための機器であり、前記燃料電池モジュール12に燃料ガスを供給するポンプ及び前記燃料電池モジュール12に酸化剤ガス(空気)を供給するブロア等を含む。負荷20は、燃料電池システム10が家庭用燃料電池システムとして使用される際には、各種の家電製品である。
このように構成される燃料電池システム10の動作について、図2に示すフローチャートに沿って以下に説明する。
先ず、燃料電池システム10が起動されると(ステップS1)、ステップS2に進んで、各種データの算出が行われる。このステップS2では、燃料電池モジュール12の出力が、例えば、図示しない電流センサにより検出されるとともに、負荷20に必要とされる需要電力である負荷需要電力と、補機32に必要とされる需要電力である補機需要電力とが求められる。
ここで、補機需要電力は、図3に示すように、周期的に変動する場合があり、前記補機需要電力(補機消費電力)の最小電力値(下限電力値)T1と最大電力値(上限電力値)T2とが求められる。
次いで、ステップS3に進んで、検出された燃料電池モジュール12の出力が、補機需要電力の最大電力値T2よりも小さいと判断されると(ステップS3中、NO)、ステップS4に進んで、系統電源22から補機32に電力の供給が開始される。
具体的には、図4に示すように、切り換え回路28が駆動されて、第2補機用電力供給線14bが補機用電力供給線30に接続される。このため、系統電源22からDC/ACインバータ24に補機需要電力が(交流電力)が供給され、前記DC/ACインバータ24から第2補機用電力供給線14bに直流電力が供給される。
この直流電力は、切り換え回路28から補機用電力供給線30を介して補機32に供給される。従って、ポンプ及びブロワ等の補機32が駆動され、燃料電池モジュール12に燃料ガス及び酸化剤ガスが供給されるため、前記燃料電池モジュール12の発電が開始される。
そして、燃料電池モジュール12の出力が、補機需要電力(最大電力値T1)以上になると(ステップS3中、YES)、ステップS5に進んで、前記燃料電池モジュール12から電力の供給が開始される。
具体的には、図5に示すように、切り換え回路28の切り換え作用下に、第1補機用電力供給線14aが補機用電力供給線30に接続される。電流引き込み回路16は、指令値により動作されて燃料電池モジュール12で発電した電流を引き込む。この指令値は、負荷需要電力と補機需要電力との総和、より好ましくは、前記負荷需用電力と前記補機需要電力の最小電力値T1との総和である。なお、電流引き込み回路16による引き込み量Wは、補機需用電力の最大電力値T2≦W≦負荷需用電力+補機需用電力の最小電力値T1とする。
これにより、電流引き込み回路16から第1補機用電力供給線14a及び補機用電力供給線30を介して補機32に補機需要電力が供給される。一方、DC/DCコンバータ18には、残余の負荷需要電力が供給され、この負荷需要電力は、DC/ACインバータ24を介して直流電力から交流電力に変換された後、負荷20に供給される。
補機32では、図3に示すように、補機需要電力(補機消費電力)が周期的に変動している。このため、補機需要電力が最小電力値T1を超えると、負荷20に供給される負荷需要電力が不足する(ステップS6中、NO)。従って、系統電源22は、負荷需要電力の不足電力分α(すなわち、補機消費電力−最小電力値T1=α)が系統電源22から負荷20に供給される。
次に、燃料電池モジュール12の発電が終了したと判断されると(ステップS8中、YES)、ステップS9に進んで、燃料電池システム10の運転が停止される。
この場合、第1の実施形態では、電流引き込み回路16により燃料電池モジュール12からの電流引き込み量を制御することで、実質的に前記燃料電池モジュール12の発電出力の制御が行われている。従って、急激な負荷変動や、負荷需要電力及び補機需要電力の変動による燃料電池モジュール12の発電出力の変動を最小限に抑制することが可能になる。これにより、急激な発電出力の変動による燃料電池モジュール12の劣化を良好に抑制することができ、前記燃料電池モジュール12の耐久性の向上が容易に図られるという効果が得られる。
しかも、燃料電池モジュール12からの発電電力の一部は、直接的に補機32に供給することが可能になる。このため、例えば、DC/DCコンバータ18を経由して燃料電池モジュール12の発電電力を補機32に供給する構成に比べ、電力変換損失が最小限に抑制されて前記燃料電池モジュール12の運転効率が容易に向上するという利点がある。
さらに、電流引き込み回路16は、負荷20に必要とされる負荷需要電力と補機32に必要とされる補機需要電力との総和に応じて、燃料電池モジュール12で発電した電力を引き込んでいる。従って、燃料電池モジュール12を安定して運転することができるとともに、消費電力分のみを補うことが可能になる。
ここで、補機需要電力は、補機32に必要とされる電力の下限値である最小電力値T1に設定されている。これにより、補機需要電力が周期的に変動する場合であっても、負荷需要電力の不足分(不足電力分α)を系統電源22から供給することによって、前記補機需要電力の変動による燃料電池モジュール12の発電出力の変動を抑制することができる。このため、補機需要電力の変動による燃料電池モジュール12の劣化を阻止することが可能になり、前記燃料電池モジュール12の耐久性の向上が容易に図られる。
また、燃料電池モジュール12は、固体酸化物形燃料電池モジュールである。従って、高温型の固体酸化物形燃料電池モジュールに適用することにより、急激な負荷変動や負荷需要電力及び補機需要電力の変動による燃料電池モジュール12の発電出力の変動を最小限に抑制するとともに、温度の変動も最小限に抑制することができる。これにより、急激な発電出力の変動による燃料電池モジュール12の劣化を良好に抑制することが可能になり、前記燃料電池モジュール12の耐久性の向上が容易に図られる。
しかも、燃料電池モジュール12からの発電電力の一部を直接的に補機32に供給している。このため、高効率な固体酸化物形燃料電池モジュールの運転効率が、より一層向上するという利点がある。
図6は、本発明の第2の実施形態に係る燃料電池システム40の概略構成図である。なお、第1の実施形態に係る燃料電池システム10と同一の構成要素には同一の参照符号を付して、その詳細な説明は省略する。
燃料電池システム40は、第1補機用電力供給線14a及び第2補機用電力供給線14bに接続され、補機32に所望の直流電力を供給するための補機用DC/DCコンバータ(補機用直流電力変換部)42を備える。
このように構成される第2の実施形態では、第1の実施形態と同様に、図2に示すフローチャートに沿って駆動制御される。その際、切り換え回路28に代えて、補機用DC/DCコンバータ42を備えている。従って、特に、燃料電池モジュール12の出力電圧と補機32の駆動電圧とを等しくする必要がなく、前記燃料電池モジュール12の発電出力の自由度が向上するとともに、前記補機32の選択自由度の向上が図られるという効果が得られる。
10、40…燃料電池システム 12…燃料電池モジュール
14…電力供給線 14a、14b、30…補機用電力供給線
16…電流引き込み回路 18…DC/DCコンバータ
20…負荷 22…系統電源
24…DC/ACインバータ 28…切り換え回路
32…補機 42…補機用DC/DCコンバータ
14…電力供給線 14a、14b、30…補機用電力供給線
16…電流引き込み回路 18…DC/DCコンバータ
20…負荷 22…系統電源
24…DC/ACインバータ 28…切り換え回路
32…補機 42…補機用DC/DCコンバータ
Claims (5)
- 燃料ガスと酸化剤ガスとの電気化学反応により発電する燃料電池モジュールと、
前記燃料電池モジュールを駆動させるための補機と、
前記燃料電池モジュールと電気的に接続され、前記燃料電池モジュールで発生した直流電力を所望の直流電力に変換する直流電力変換部と、
前記直流電力変換部と電気的に接続され、変換された前記直流電力を交流電力に変換して負荷に供給するとともに、系統電源に電気的に接続される交流電力変換部と、
を備える燃料電池システムであって、
前記燃料電池モジュールと前記直流電力変換部とを接続する電力供給線の途上に設けられ、前記燃料電池モジュールで発電した電流を引き込む電流引き込み部と、
前記電流引き込み部と前記直流電力変換部との間で前記電力供給線から分岐し、前記燃料電池モジュールから前記補機に電力を供給可能な第1補機用電力供給線と、
前記直流電力変換部と前記交流電力変換部とを接続する電力供給線から分岐し、前記系統電源から前記補機に電力を供給可能な第2補機用電力供給線と、
を備えることを特徴とする燃料電池システム。 - 請求項1記載の燃料電池システムにおいて、前記第1補機用電力供給線及び前記第2補機用電力供給線に接続され、前記補機に所望の直流電力を供給するための補機用直流電力変換部を備えることを特徴とする燃料電池システム。
- 請求項1又は2記載の燃料電池システムにおいて、前記電流引き込み部は、前記負荷に必要とされる需要電力である負荷需要電力と、前記補機に必要とされる需要電力である補機需要電力との総和に応じて、前記燃料電池モジュールで発電した電流を引き込むことを特徴とする燃料電池システム。
- 請求項3記載の燃料電池システムにおいて、前記補機需要電力は、前記補機に必要とされる需要電力の下限値であることを特徴とする燃料電池システム。
- 請求項1〜4のいずれか1項に記載の燃料電池システムにおいて、前記燃料電池モジュールは、固体酸化物形燃料電池モジュールであることを特徴とする燃料電池システム。
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JP2012238424A (ja) * | 2011-05-10 | 2012-12-06 | Toshiba Fuel Cell Power Systems Corp | 燃料電池発電システムおよび燃料電池発電システムにおける電気ヒータへの電力投入方法 |
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2008
- 2008-09-08 JP JP2008229691A patent/JP2010067354A/ja not_active Withdrawn
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Legal Events
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20101126 |
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A761 | Written withdrawal of application |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761 Effective date: 20120207 |