JP2010066850A - 電力供給管理装置、電力制御装置、および電力供給管理方法 - Google Patents

電力供給管理装置、電力制御装置、および電力供給管理方法 Download PDF

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Abstract

【課題】データセンタやサーバルームなどの施設の最大給配電能力を上回る電力使用を適切に抑止し、施設の給配電設備に対する過剰投資を防ぐこと。
【解決手段】データセンタX内に設置されているサーバ101−1〜101−nにおける電力の使用を制御する子機C1〜Cnと通信可能な親機Mは、サーバ101−1に供給される給配電能力の変更要求を子機C1から受信する。つぎに、電力供給管理テーブル120を参照して、変更要求に応じてサーバ101−1に供給される給配電能力と、サーバ101−1を除く残余のサーバ群に供給されている給配電能力との集計値を算出し、データセンタXの最大給配電能力と、給配電能力の集計値とを比較する。そして、比較結果に基づいて、サーバ101−1に供給される給配電能力の変更の可否を決定し、決定結果を子機C1に送信する。
【選択図】図1

Description

この発明は、複数台の電子機器を収容可能なデータセンタやサーバルールなどの施設で使用される電力の総量を制御する技術に関する。
近年、データセンタの巨大化、高度複雑化により、収容される電子機器(たとえば、サーバ、ルータ、ストレージなど)が多種多様化している。また、収容される電子機器には、消費電力の変動幅が大きいものが多くなっている。これらのことから、データセンタに要求される給配電能力を正確に見積もることが非常に難しくなっている。
また、データセンタの給配電能力を超えた電力使用(オーバーロード)が起こると、電圧低下や停電が発生し、収容されている電子機器のデータ損失などの重大事故を引き起こす可能性がある。したがって、データセンタには電力供給の絶対的な無停止といった給配電への高い信頼性が求められる。
ところが、上述したように、データセンタに要求される給配電能力を正確に見積もることは難しいという現状があるため、データセンタに対して、実際に必要とされるよりも過剰な給配電能力を実現するための設備投資をおこなわざるを得ないという問題がある。
従来においては、電子機器(たとえば、LSI:Large Scale Integration)の低消費電力化を図るために、回路全体の消費電力を適切に制御することで、使用環境や電力供給能力の範囲内での電力供給を可能とする技術がある。
特開平08−152945号公報 Xiaobo Fan,Wolf−Dietrich Weber,Luiz Andre Barroso 「Power provisioning for a Warehouse−sized Computer」In Proceedings of the ACM International Symposium on Computer Architecture,San Diego,CA,June 2007
しかしながら、上述した従来技術は、データセンタなど顧客の電子機器を収容する施設に対しては適用できないという問題がある。なぜなら、データセンタに収容されている電子機器は、多くの場合が顧客の管理下にあるため、データセンタの運営側の都合により、個々の電子機器の動作を制御することはできないからである。
したがって、電力供給の絶対的な無停止といった給配電への高い信頼性を確保するためには、依然としてデータセンタに対する過剰な設備投資をおこなわざるを得ず、データセンタにかかるコストの増大化を招くという問題がある。
この発明は、上述した従来技術による問題点を解消するため、データセンタやサーバルームなどの施設に要求される給配電能力を正確に見積もることにより、施設の最大給配電能力を上回る電力使用を適切に抑止し、施設の給配電設備に対する過剰投資を防ぐことを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するため、この開示技術は、施設において給配電能力の供給対象となる電子機器における電力の使用を制御する電力制御装置と通信可能な電力供給管理装置であって、前記複数の電子機器のうち一の電子機器に供給される給配電能力の変更要求を、当該一の電子機器における電力の使用を制御する電力制御装置から受信し、受信された変更要求に応じて前記一の電子機器に供給される給配電能力と、前記施設において供給可能な最大給配電能力のうち前記複数の電子機器に供給されている給配電能力を記憶するテーブルに記憶されている前記一の電子機器を除く残余の電子機器に供給されている給配電能力との集計値を算出し、前記最大給配電能力と、算出された給配電能力の集計値とを比較し、比較された比較結果に基づいて、前記一の電子機器に供給される給配電能力の変更の可否を決定し、決定された決定結果を前記電力制御装置に送信することを要件とする。
この開示技術によれば、施設内の電子機器に供給される給配電能力の変更の可否を、施設において供給可能な最大給配電能力と、変更に応じた場合に必要となる全給配電能力との比較結果から決定することができる。
この開示技術によれば、データセンタやサーバルームなどの施設に要求される給配電能力を正確に見積もることにより、施設の給配電能力を上回る電力供給を適切に抑止し、給配電設備に対する過剰投資を防ぐことができるという効果を奏する。
以下に添付図面を参照して、この電力供給管理装置、電力制御装置、および電力供給管理方法の好適な実施の形態を詳細に説明する。この電力供給管理装置、電力制御装置、および電力供給管理方法では、施設内の電子機器に供給されている電力を電力供給管理装置において一元管理し、許可ベースで各電子機器に対する電力供給を制御することにより、施設の最大供給電力を上回る電力供給を抑止する手法を提案する。
なお、本明細書において、電力供給管理装置とは、データセンタやサーバルームなどの施設における電力供給を管理する親機Mであり、電力制御装置とは、施設内に設置されている電子機器における電力の使用を制御する子機Cである。
(電力供給管理システムのシステム構成)
まず、実施の形態にかかる電力供給管理システムのシステム構成について説明する。図1は、電力供給管理システムのシステム構成図である。図1において、電力供給管理システム100は、LAN(Local Area Network)、WAN(Wide Area Network)、電力線通信網などのネットワーク110を介して通信可能な親機Mと子機C1〜Cnとを含む構成である。
電力供給管理システム100は、データセンタXに構築される。データセンタXとは、顧客からのサーバ101−1〜101−nを預かり、インターネットへの接続回線や保守・運用サービスを提供する施設である。
親機Mは、電力供給管理テーブル120を備え、データセンタXで使用される電力の総量を管理する機能を有したコンピュータ装置である。電力供給管理テーブル120には、データセンタXにおいて現在使用されている給配電能力および冷却能力に関する情報が記憶されている。この親機Mは、たとえば、データセンタXの管理者により使用される。
子機C1〜Cnは、顧客のサーバ101−1〜101−nと直接接続されており、サーバ101−1〜101−nにおける電力の使用を制御する機能を有したコンピュータ装置である。なお、ここではサーバ1台に対して1台の子機(たとえば、サーバ内蔵型)を設置することとしたが、これに限らない。たとえば、複数台のサーバにおける電力の使用を、1台の子機により制御することとしてもよい。
サーバ101−1〜101−nは、CPU(Central Processing Unit)のクロック数、電圧、使用コア数、キャッシュメモリ量、HDD(Hard Disk Drive)回転数、ファン回転数などのパラメータを制御して、電力の使用状態をあらわすステートを変更する機能を有したコンピュータ装置である。
具体的には、上記パラメータを制御して、必要となる給配電能力と冷却能力との組み合わせを変更することでステートを決定する。なお、サーバ101−1〜101−nにかかる負荷変動に応じてステートを切り替える機能についての詳細な説明は、図2を用いて後述する。
(従来の問題点)
ここで、図1に示すようなデータセンタXにおける従来の問題点を具体的に説明する。従来において、データセンタXに要求される給配電能力を正確に見積もることは非常に難しかった。これには、データセンタXに設置される電子機器(ここでは、サーバ101−1〜101−n)の多種多様化や、負荷に応じて大きく変動する電子機器の消費電力が起因している。
電子機器の消費電力が大きく変動する要因としては、たとえば、電子機器の処理能力と引き換えに消費電力を下げる機能のほかに、プロセッサのクロックや電圧を低下させたり、キャッシュメモリやコア数を減少させるといった回路の一部を停止する手法によるものがある。
ところが、データセンタX内に設置されている多くの電子機器は、顧客の管理下にあるため、データセンタXの運営側ではコントロールすることができない。この場合、運営側としては、個々の電子機器の最大消費電力の総和などから給配電設備の能力を決めざるを得ず、実測定値が参考にならない。
また、そもそもどの電子機器がどれくらいの給配電能力(仕様値)を必要としているかを正確に把握するのは難しいのが現状である。なぜなら、データセンタXに設置される電子機器が多すぎて、各電子機器の仕様書を手作業で調べていくのは非常に困難だからである。
このようなことから、従来においては、データセンタXにおけるオーバーロード(給配電能力を超えた電力使用)を防止するために、給配電能力にかなりの余裕を持たせる必要があった。これは、データセンタXの給配電設備に対する過剰投資である。
また、給配電能力に余裕を持たせる一方で、熱問題には余裕がないという現状がある。電子機器は電力を熱に変換してしまうため、データセンタX内の室温が上がりすぎて電子機器が熱暴走しないように、データセンタX内を一定温度以下に冷却する必要がある。
一般に、データセンタXの室温を冷却させるには、エアコンや扇風機などの冷房機器を設置するなどの対策が講じられているが、設置スペースや供給電力などの問題により実現できない場合が多い。また、熱が高くなっているスペースの電子機器を他のスペースに移動することも考えられるが、顧客との契約上の問題で移動できない場合がある(顧客ごとに設置スペースが決まっているなど)。
このため、各電子機器における発熱をコントロールすることが望ましい。電子機器における発熱は電子機器の消費電力に依存しており、さらには、電子機器の消費電力は電子機器の負荷に依存する。要するに、電子機器における発熱を制御するためには、電子機器の負荷をコントロールする必要がある。ところが、上述したようにデータセンタXの運営側では、各電子機器の負荷変動をコントロールすることができない。
そこで、本実施の形態では、データセンタX内のサーバ101−1〜101−nに供給されている電力を親機Mにおいて一元管理し、許可ベースで各サーバ101−1〜101−nに対する電力供給(給配電能力、冷却能力)を制御することにより、データセンタX内の最大供給電力を上回る電力供給を抑止する。
これにより、従来のようなオーバーロード発生時に強制的に電力を切断するやり方(たとえば、ブレーカ、ヒューズ)ではなく、各サーバ101−1〜101−nに重大な悪影響(たとえば、データ損失)を及ぼすことなく、データセンタXでの電力供給を制御することが可能となる。
(電力供給システムのシステム概要)
ここで、電力供給管理システム100のシステム概要について説明する。ここでは、図1に示した親機Mと、サーバ101−1の電力の使用を制御する子機C1との通信を例に挙げて説明する。
(I)まず、サーバ101−1において、電源投入や負荷増大のための処理能力上昇により、電力の使用状態をあらわすステートの変更要求が発生すると、(II)サーバ101−1から子機C1にステートの変更要求が送信される。
(III)ステートの変更要求が送信された結果、子機C1により、ステートの変更に応じてサーバ101−1に必要となる給配電能力および冷却能力の変更要求が親機Mに送信される。(IV)そして、親機Mにおいて、子機C1からの変更要求と、電力供給管理テーブル120の記憶内容とに基づいて、給配電能力および冷却能力の変更の可否が決定される。
(V)このあと、親機Mにより、給配電能力および冷却能力の変更の可否をあらわす変更応答(決定結果)が子機C1に送信される。(VI)そして、子機C1により、親機Mからの変更応答に基づいて、ステートの変更の可否をあらわす変更応答がサーバ101−1に送信される。(VII)ここで、ステートの変更可能をあらわす変更応答が子機C1からサーバ101−1に送信されると、サーバ101−1によりステートが変更される。
(サーバが有する機能)
ここで、電力供給管理システム100を実現するために各サーバ101−1〜101−n(ここでは、単に「サーバ101」と表記)が有する機能について説明する。図2は、サーバの機能を示す説明図である。図2において、サーバ101は、負荷検知機能201と、温度監視機能202と、省電力管理機能203と、を有する。
負荷検知機能201は、サーバ101にかかる負荷を検知する機能であり、たとえば、OS(Operating System)のスケジューラによって実現される。温度監視機能202は、CPU内部の温度を監視する機能であり、たとえば、CPU内蔵の温度センサによって実現される。
省電力管理機能203は、負荷検知機能201からの負荷情報と温度監視機能202からの温度情報とに基づいてステートを決定する機能であり、たとえば、消費電力ドライバソフトウェアによって実現される。具体的には、たとえば、温度が限界値を超えない範囲内で、負荷に応じてステートを決定する。
また、省電力管理機能203は、決定したステートへの変更要求を子機Cに送信する機能を有している。さらに、省電力管理機能203は、子機Cからステートの変更を許可する変更応答を受信した場合、サーバ101の各部品1〜p(たとえば、CPU:Central Processing Unitなど)に対して、ステートの変更を指示する機能を有している。サーバ101は、これらの機能201〜203により、ステートを切り替えることができる。
(コンピュータ装置のハードウェア構成)
つぎに、図1に示したコンピュータ装置(親機M、子機C1〜Cn、サーバ101−1〜101−n)のハードウェア構成について説明する。なお、図1に示したすべてのコンピュータ装置が、以下に説明するすべての構成部を備えていなくてもよい。
図3は、コンピュータ装置のハードウェア構成を示すブロック図である。図3において、コンピュータ装置は、CPU301と、ROM(Read‐Only Memory)302と、RAM(Random Access Memory)303と、磁気ディスクドライブ304と、磁気ディスク305と、光ディスクドライブ306と、光ディスク307と、ディスプレイ308と、I/F(Interface)309と、キーボード310と、マウス311と、スキャナ312と、プリンタ313と、を備えている。また、各構成部はバス300によってそれぞれ接続されている。
ここで、CPU301は、コンピュータ装置の全体の制御を司る。ROM302は、ブートプログラムなどのプログラムを記憶している。RAM303は、CPU301のワークエリアとして使用される。磁気ディスクドライブ304は、CPU301の制御に従って磁気ディスク305に対するデータのリード/ライトを制御する。磁気ディスク305は、磁気ディスクドライブ304の制御で書き込まれたデータを記憶する。
光ディスクドライブ306は、CPU301の制御にしたがって光ディスク307に対するデータのリード/ライトを制御する。光ディスク307は、光ディスクドライブ306の制御で書き込まれたデータを記憶したり、光ディスク307に記憶されたデータをコンピュータに読み取らせたりする。
ディスプレイ308は、カーソル、アイコンあるいはツールボックスをはじめ、文書、画像、機能情報などのデータを表示する。このディスプレイ308は、たとえば、CRT、TFT液晶ディスプレイ、プラズマディスプレイなどを採用することができる。
インターフェース(以下、「I/F」と略する。)309は、通信回線を通じてLAN、WAN、インターネット、電力線通信網などのネットワーク110に接続され、このネットワーク110を介して他の装置に接続される。そして、I/F309は、ネットワーク110と内部のインターフェースを司り、外部装置からのデータの入出力を制御する。I/F309には、たとえばモデムやLANアダプタなどを採用することができる。
キーボード310は、文字、数字、各種指示などの入力のためのキーを備え、データの入力をおこなう。また、タッチパネル式の入力パッドやテンキーなどであってもよい。マウス311は、カーソルの移動や範囲選択、あるいはウィンドウの移動やサイズの変更などをおこなう。ポインティングデバイスとして同様に機能を備えるものであれば、トラックボールやジョイスティックなどであってもよい。
スキャナ312は、画像を光学的に読み取り、コンピュータ装置内に画像データを取り込む。なお、スキャナ312は、OCR(Optical Character Reader)機能を持たせてもよい。また、プリンタ313は、画像データや文書データを印刷する。プリンタ313には、たとえば、レーザプリンタやインクジェットプリンタを採用することができる。
(ステートテーブルの記憶内容)
ここで、図1に示したサーバ101−2を例に挙げて、サーバ101−2の電力の使用を制御する子機C2において用いられるステートテーブルについて説明する。図4は、ステートテーブルの記憶内容を示す説明図である。図4において、ステートテーブル400には、サーバ101−2にかかる負荷に応じて変更されるステートS0〜S3ごとの要求値が記憶されている。
ここでは、要求値として、消費電力、発熱量、電圧、周波数、UPS(Uninterruptible Power Supply)持続時間および瞬停時間が記憶されている。消費電力[W]は、サーバ101−2で消費される電力である。発熱量[W]は、サーバ101−2で発生する発熱量である。電圧[V]、周波数[Hz]は、サーバ101−2の使用電圧、使用周波数である。
UPS持続時間[min]は、電源トラブル発生時(停電、電圧変動など)に電力の供給が必要となる時間である。瞬停時間[ms]は、停電時に待機系電力系統への切り替えに必要となる時間である。ここで、ステートS0は電源OFFの状態(ただし、微弱な待機電力は消費可能)、ステートS1は低負荷の状態、ステートS2は通常負荷の状態、ステートS3は高負荷の状態をあらわしている。
また、ステートテーブル400には、サーバ101−2が接続されている送配電系統の送配電系統ID「L1」と、サーバ101−2が設置されている設置エリアのエリアID「A2」と、サーバ101−2の優先度「2」とが記憶されている。なお、送配電系統ID、エリアIDおよび優先度については後述する。
子機C2は、このステートテーブル400を参照することで、サーバ101−2のステート変更時に必要となる消費電力、発熱量、電圧、周波数、UPS持続時間および瞬停時間を認識することができる。なお、ステートテーブル400は、子機C2のRAM303、磁気ディスク305、光ディスク307などの記憶領域に記憶されている。
(最大給配電能力テーブル)
つぎに、データセンタXにおいて供給可能な最大給配電能力(仕様値)を規定する最大給配電能力テーブルの記憶内容について説明する。この最大給配電能力テーブルは、図1に示した親機Mにおいて用いられる。図5は、最大給配電能力テーブルの記憶内容を示す説明図である。
図5において、最大給配電能力テーブル500には、データセンタXが備える送配電系統L1〜L3ごとに、各送配電系統L1〜L3において供給可能な最大給配電能力に関する仕様値が記憶されている。ここでは、仕様値として、最大供給電力、電圧、周波数、UPS容量および瞬停時間が記憶されている。
最大供給電力[kVA]は、給配電能力の供給対象となるサーバ101−1〜101−nに供給可能な電気容量の最大値である。電圧[V]、周波数[Hz]は、各送配電系統L1〜L3の使用電圧、使用周波数である。UPS容量[kWh]は、電源トラブル発生時(停電、電圧変動など)に暫定的にサーバ101−1〜101−nに供給可能な電気容量である。瞬停時間[ms]は、停電時に待機系電力系統への切り替えにかかる時間である。
ここで、送配電系統L1を例に挙げると、最大供給電力は6000[kVA]、電圧は100[V]、周波数は60[Hz]、UPS容量は1200[kWh]、瞬停時間は200[ms]以下である。なお、最大給配電能力テーブル500は、親機MのRAM303、磁気ディスク305、光ディスク307などの記憶領域に記憶されている。
(最大冷却能力テーブル)
つぎに、データセンタXにおいて冷却可能な最大冷却能力の仕様値を規定する最大冷却能力テーブルの記憶内容について説明する。この最大冷却能力テーブルは、図1に示した親機Mにおいて用いられる。図6は、最大冷却能力テーブルの記憶内容を示す説明図である。
図6において、最大冷却能力テーブル600には、データセンタX内のエリアA1〜Amごとに、各エリアA1〜Amにおいて冷却可能な最大冷却能力の仕様値が記憶されている。ここでは、仕様値として最大冷却電力が記憶されている。この最大冷却電力[W]は、各エリアA1〜Amに設置されているサーバの熱暴走を抑えることができる発熱量(電力)の最大値である。
ここで、エリアA1を例に挙げると、最大冷却電力は30000[W]である。これは、エリアA1に設置されているサーバ群の発熱量の総和が30000[W]となるまで、エリアA1内の室温を適切な温度以下に保つことができることを意味している。なお、最大冷却能力テーブル600は、親機MのRAM303、磁気ディスク305、光ディスク307などの記憶領域に記憶されている。
(電力供給管理テーブルの記憶内容)
つぎに、各サーバ101−1〜101−nに供給されている給配電能力および各サーバ101−1〜101−nに割り当てられている冷却能力を記憶する電力供給管理テーブルの記憶内容について説明する。この電力供給管理テーブルは、図1に示した親機Mにおいて用いられる。
図7は、電力供給管理テーブルの記憶内容を示す説明図である。図7において、電力供給管理テーブル120には、各サーバ101−1〜101−nの電力の使用を制御する子機C1〜Cnごとの現在値データ700−1〜700−nが記憶されている。
具体的には、現在値データ700−1〜700−nは、各サーバ101−1〜101−nに現在供給されている給配電能力および各サーバ101−1〜101−nに現在割り当てられている冷却能力を有している。ここで、給配電能力は、各サーバ101−1〜101−nが使用可能な消費電力、UPS持続時間、および瞬停時間である。冷却能力は、各サーバ101−1〜101−nが消費可能な発熱量である。
また、現在値データ700−1〜700−nは、各サーバ101−1〜101−nが接続されている送配電系統L1〜L3と、各サーバ101−1〜101−nが設置されている設置エリアA1〜Amと、各サーバ101−1〜101−nの優先度および有効期限と、を有している。なお、優先度および有効期限については後述する。
たとえば、現在値データ700−2によれば、エリアA2の送配電系統L1に接続されたサーバ101−2の『消費電力:400[W]、UPS持続時間:10[min]以上、瞬停時間:200[ms]以下、発熱量:400[W]、優先度:2、有効期限:t2』を認識することができる。なお、電力供給管理テーブル120は、親機MのRAM303、磁気ディスク305、光ディスク307などの記憶領域に記憶されている。
(親機の機能的構成)
つぎに、電力供給管理システム100の機能的構成について説明する。図8は、電力供給管理システムの機能的構成を示すブロック図である。まず、親機Mの機能的構成について説明する。図8において、親機Mは、受信部811と、算出部812と、比較部813と、決定部814と、送信部815と、更新部816と、出力部817と、を含む構成である。この制御部となる機能(受信部811〜出力部817)は、具体的には、たとえば、図3に示したROM302、RAM303、磁気ディスク305、光ディスク307などの記憶領域に記憶されたプログラムをCPU301に実行させることにより、または、I/F309により、その機能を実現する。
受信部811は、複数のサーバ101−1〜101−nのうちサーバ101−i(i=1,2,…,n)に供給される給配電能力の変更要求を、サーバ101−iにおける電力の使用を制御する子機Ciから受信する機能を有する。この変更要求は、たとえば、サーバ101−iが必要とする電気容量(供給電力)やUPS持続時間の変更を要求するリクエストデータである。
また、変更要求には、停電時の待機系電力系統への切り替えにかかるサーバ101−iの瞬停時間やサーバ101−iが使用する電圧値、電流値などが含まれていてもよい。この変更要求は、たとえば、サーバ101−iにかかる負荷変動により、サーバ101−iから子機Ciにステートの変更要求があった場合に、子機Ciから親機Mに送信される。
また、受信部811は、サーバ101−iに割り当てられる冷却能力(発熱量)の変更要求を、サーバ101−iにおける電力の使用を制御する子機Ciから受信することとしてもよい。なお、受信された変更要求は、RAM303、磁気ディスク305、光ディスク307などの記憶領域に記憶される。
ここで、変更要求の具体例について説明する。図9は、変更要求の具体例を示す説明図である。図9において、変更要求900は、給配電能力(消費電力、電圧、周波数、UPS持続時間、瞬停時間)および冷却能力(発熱量)の変更に関するリクエストである。
この変更要求900によれば、子機ID、送配電系統ID、エリアIDおよび優先度を手掛かりに(図9中左欄)、データセンタX内のエリアA2に設置され、送配電系統L1に接続されている優先度2のサーバ101−2における電力の使用を制御する子機C2から送信されたリクエストであることを認識することができる。
また、この変更要求900によれば、各要求項目の要求値を手掛かりに(図9中右欄)、給配電能力の要求値『消費電力:600[W]、電圧:100[V]、周波数60[Hz]、UPS持続時間:20[min]以上および瞬停時間:200[ms]以下』と、冷却能力の要求値『発熱量:600[W]』とを認識することができる。なお、変更要求900には、サーバ101−2が設置されているデータセンタX内のフロア番号、ラック番号およびランクの段数などが含まれていてもよい。
図8の説明に戻り、算出部812は、受信部811によって受信された変更要求に応じてサーバ101−iに供給される給配電能力と、サーバ101−iを除く残余のサーバ101−1〜101−nに供給されている給配電能力との集計値を算出する機能を有する。各サーバ101−1〜101−nに供給されている給配電能力は、たとえば、図7に示した電力供給管理テーブル120に記憶されている。
具体的には、たとえば、算出部812は、変更要求に含まれる給配電能力のうち消費電力(供給電力)に関する集計値を算出する。ここで、算出処理の具体的な処理内容の一例について説明する。
まず、電力供給管理テーブル120の中から、子機IDを手掛かりに、サーバ101−iを除く残余のサーバ101−1〜101−nの消費電力(供給電力)を読み出して、それら消費電力を足し合わせることで第1の集計値を算出する。そして、この第1の集計値と、変更要求から特定されるサーバ101−iの消費電力とを足し合わせることで第2の集計値を算出する。
この第2の集計値(以下、「集計値Psum」という)は、子機Ciからの変更要求に応じた場合に必要となるデータセンタX全体での供給電力の総量となる。また、この集計値Psumが算出部812による算出結果となる。なお、算出された算出結果は、RAM303、磁気ディスク305、光ディスク307などの記憶領域に記憶される。
また、データセンタXが複数の送配電系統(ここでは送配電系統L1〜L3)を備えている場合には、送配電系統単位で算出処理を実行する。ここで、送配電系統単位で消費電力の集計値Psumを算出する算出処理について説明する。まず、変更要求に含まれている送配電系統IDからサーバ101−iが接続されている送配電系統Lj(j=1,2,3)を特定する。
このあと、電力供給管理テーブル120の中から、送配電系統IDを手掛かりに、送配電系統Ljに接続されているサーバ101−1〜101−nのうち、サーバ101−iを除く残余のサーバ101−1〜101−nの消費電力(供給電力)を読み出して、それら消費電力を足し合わせることで第1の集計値を算出する。
そして、この第1の集計値と、変更要求から特定されるサーバ101−iの消費電力とを足し合わせることで第2の集計値(集計値Psum)を算出する。この集計値Psumは、子機Ciからの変更要求に応じた場合に必要となる送配電系統Ljでの供給電力の総量となる。
また、算出部812は、変更要求に応じてサーバ101−iに割り当てられる冷却能力と、サーバ101−iを除く残余のサーバ101−1〜101−nに割り当てられている冷却能力との集計値を算出することとしてもよい。ここで、算出処理の具体的な処理内容の一例について説明する。
まず、電力供給管理テーブル120の中から、子機IDを手掛かりに、サーバ101−iを除く残余のサーバ101−1〜101−nの発熱量(冷却能力)を読み出して、それら発熱量を足し合わせることで第1の集計値を算出する。そして、この第1の集計値と、変更要求から特定されるサーバ101−iの発熱量とを足し合わせることで第2の集計値を算出する。
この第2の集計値(以下、「集計値Hsum」という)は、子機Ciからの変更要求に応じた場合に必要となる冷却能力の総量となる。また、この集計値Hsumが算出部812による算出結果となる。なお、算出された算出結果は、RAM303、磁気ディスク305、光ディスク307などの記憶領域に記憶される。
また、データセンタXが複数のエリア(ここではエリアA1〜Am)に区分けされている場合には、エリア単位で算出処理を実行する。ここで、エリア単位で冷却能力の集計値を算出する算出処理について説明する。まず、変更要求に含まれているエリアIDからサーバ101−iが設置されているエリアAk(k=1,2,…,m)を特定する。
このあと、電力供給管理テーブル120の中から、エリアIDを手掛かりに、エリアAkに設置されているサーバ101−1〜101−nのうち、サーバ101−iを除く残余のサーバ101−1〜101−nの発熱量(冷却能力)を読み出して、それら発熱量を足し合わせることで第1の集計値を算出する。
そして、この第1の集計値と、変更要求から特定されるサーバ101−iの発熱量とを足し合わせることで第2の集計値(集計値Hsum)を算出する。この集計値Hsumは、子機Ciからの変更要求に応じた場合に必要となるエリアAkでの冷却能力の総量となる。
比較部813は、データセンタXにおいて供給可能な最大給配電能力と、算出部812によって算出された給配電能力の集計値とを比較する機能を有する。具体的には、たとえば、各サーバ101−1〜101−nに供給可能な最大供給電力(以下、「最大供給電力Pmax」という)と、算出された消費電力の集計値Psumとを比較する。
また、比較部813は、各サーバ101−1〜101−nに割当可能な最大冷却能力(以下、「最大冷却能力Hmax」という)と、算出部812によって算出された冷却能力の集計値Hsumとを比較することとしてもよい。なお、比較された比較結果は、RAM303、磁気ディスク305、光ディスク307などの記憶領域に記憶される。
さらに、比較部813は、データセンタXにおいて供給可能な供給電力の電圧(以下、「仕様電圧」という)、周波数、UPS持続時間および瞬停時間(以下、「仕様瞬停時間」という)と、変更要求から特定される電圧(以下、「要求電圧」という)、周波数、UPS持続時間(以下、「要求UPS持続時間」という)および瞬停時間(以下、「要求瞬停時間」という)と、をそれぞれ比較することとしてもよい。
なお、データセンタXにおいて供給可能な供給電力のUPS持続時間は、データセンタX(送配電系統L1〜L3)の仕様値として規定されているUPS容量(以下、「UPS容量UCmax」という)と、子機Ciからの変更要求に応じた場合に必要となるデータセンタX全体での供給電力の総量(消費電力の集計値Psum)と、を用いて求めることができる。
具体的には、たとえば、まず、図5に示した最大給配電能力テーブル500の中から、送配電系統IDを手掛かりに、送配電系統LjのUPS容量UCmaxを読み出す。そして、このUPS容量UCmaxと、送配電系統Ljの消費電力の集計値Psumとを下記式(1)に代入することで最大UPS持続時間を求めることができる。ただし、最大UPS持続時間をUTmaxと表記し、力率を「1」と仮定する。
UTmax=UCmax/Psum ・・・(1)
決定部814は、比較部813によって比較された比較結果に基づいて、サーバ101−iに供給される給配電能力の変更の可否を決定する機能を有する。ここで、決定処理の具体的な処理内容の一例について説明する。ここでは、下記式(2)〜(6)を用いて、以下に示す判定処理i)〜v)を実行し、その判定結果から給配電能力の変更の可否を決定する。
i)消費電力(供給電力)
sum≦Pmax ・・・(2)
これは、子機Ciからの変更要求に応じた場合に必要となる供給電力の総量が、最大供給電力Pmaxの範囲内であるか否かを判定するためのものである。ここでは、消費電力の集計値Psumが最大供給電力Pmax以下であった場合に、給配電能力の変更が可能であると決定する。
ii)冷却能力(発熱量)
sum≦Hmax ・・・(3)
これは、子機Ciからの変更要求に応じた場合に必要となる冷却能力の総量が、最大冷却能力Hmaxの範囲内であるか否かを判定するためのものである。ここでは、冷却能力の集計値Hsumが最大冷却能力Hmax以下であった場合に、冷却能力の変更が可能であると決定する。
iii)電圧(ただし、仕様電圧:Vspe、要求電圧:Vreq
req=Vspe ・・・(4)
これは、データセンタX(送配電系統L1〜L3)において供給可能な供給電力の仕様電圧Vspeと、変更要求から特定される要求電圧Vreqとが一致するか否かを判定するためのものである。ここでは、仕様電圧Vspeと要求電圧Vreqとが一致する場合に、給配電能力の変更が可能であると決定する。
iv)UPS持続時間(ただし、要求UPS持続時間:UTreq
UTreq≦UTmax ・・・(5)
これは、子機Ciからの変更要求に応じた場合に必要となる要求UPS持続時間UTreqが、最大UPS持続時間UTmaxの範囲内であるか否かを判定するためのものである。ここでは、要求UPS持続時間UTreqが最大UPS持続時間UTmax以下であった場合に、給配電能力の変更が可能であると決定する。
v)瞬停時間(ただし、仕様瞬停時間:STspe、要求瞬停時間:STreq
STreq≧STspe ・・・(6)
これは、データセンタX(送配電系統L1〜L3)における仕様瞬停時間STspeが、変更要求から特定される要求瞬停時間STreqを満たすか否かを判定するためのものである。ここでは、要求瞬停時間STreqが仕様瞬停時間STspe以上であった場合に、給配電能力の変更が可能であると決定する。
なお、データセンタXが複数の送配電系統を備える、または、複数のエリアに区分けされている場合には、上述したi)〜v)の判定処理は、送配電系統単位またはエリア単位で実行される。
また、iii)、v)の判定処理については、各サーバ101−1〜101−nが吸収可能な電圧、瞬停時間の揺らぎを考慮して判定することとしてもよい。たとえば、電子機器に内蔵されるPSU(Power Supply Unit)の能力により、電子機器側で吸収可能な電圧値の揺らぎがある。また、電力系統を待機系電力系統に切り替える際に0.1[s]程度の瞬停時間であれば不具合が発生しない電子機器が多い。
このような電子機器側で吸収可能な揺らぎに関する情報が、子機Ciから送信される変更要求などに含まれている場合には、その揺らぎを考慮して、上述のiii)、v)の判定処理を実行することとしてもよい。
具体的には、たとえば、サーバ101−iが±10%の電圧の揺らぎを吸収可能な場合、上述のiii)の判定処理は『(0.9×Vreq)≦Vspe≦(1.1×Vreq)』を判定することとなる。そして、電圧Vspeが電圧Vreqの±10%の範囲内の場合に、給配電能力の変更が可能であると決定する。
また、最終的な給配電能力、冷却能力の変更の可否は、上述したi)〜v)の判定処理の判定結果がすべてOKの場合に、給配電能力、冷却能力の変更が可能であると決定することとしてもよい。なお、決定された決定結果は、RAM303、磁気ディスク305、光ディスク307などの記憶領域に記憶される。
また、変更後の給配電能力および冷却能力が、変更前の給配電能力および冷却能力を下回る場合には、上述したi)〜v)の判定処理を実行することなく、給配電能力、冷却能力の変更が可能であると決定することとしてもよい。なぜなら、この変更によりデータセンタXの最大給配電能力、最大冷却能力を上回ることが想定されないからである。これにより、決定処理にかかる負荷を軽減させることができる。
送信部815は、決定部814によって決定された決定結果をサーバ101−iに送信する機能を有する。この決定結果は、サーバ101−iに供給される給配電能力、または、サーバ101−iに割り当てられる冷却能力の変更の可否を通知する変更応答である。子機Ciは、この変更応答に応じて、サーバ101−iのステート変更を制御することとなる。
また、変更可能を通知する変更応答には、サーバ101−iにおいて変更要求に応じた給配電能力、冷却能力を使用可能な有効期限が含まれていてもよい。この有効期限は、サーバ101−iに使用を許可した給配電能力および冷却能力を回収するためのものである。これにより、たとえば、契約切れの顧客のサーバや故障したサーバに給配電能力および冷却能力の使用許可を与え続けることを防ぐことができる。なお、有効期限を設定するために必要となる現在時刻は、親機Mにおいて計時されている。
子機Ciは、この有効期限に従って、サーバ101−iで使用する給配電能力および冷却能力の延長要求を親機Mに送信することとなる。この場合、受信部811により、サーバ101−iの給配電能力および冷却能力に関する延長要求を子機Ciから受信する。このあと、算出部812により、現在時刻と所定時間(たとえば、1時間)とを足し合わせることで、新たな有効期限を算出する。
そして、送信部815により、給配電能力および冷却能力の延長可能を通知する延長応答を子機Ciに送信する。なお、有効期限を算出するための上記所定時間は、図3に示したキーボード310やマウス311などをユーザが操作することで予め任意に設定可能である。
出力部817は、決定部814によって決定された決定結果を出力する機能を有する。具体的には、たとえば、仕様電圧Vspeと要求電圧Vreqとの不一致を示すメッセージや、要求UPS持続時間UTreqが最大UPS持続時間UTmaxの範囲外であることを示すメッセージ、仕様瞬停時間STspeが要求瞬停時間STreqを満たしていないことを示すメッセージを出力することとしてもよい。
これにより、データセンタXの管理者は、出力結果を確認することで、サーバ101−iが誤った送配電系統Ljに接続されているなどの不具合を把握することができる。なお、出力形式としては、たとえば、ディスプレイ308への表示、プリンタ313への印刷出力、I/F309による外部装置への送信がある。また、RAM303、磁気ディスク305、光ディスク307などの記憶領域に記憶することとしてもよい。
(サーバの優先度)
つぎに、各サーバ101−1〜101−nに設定されている優先度について説明する。優先度は、高優先度のサーバ101−1〜101−nに対して、給配電能力および冷却能力を優先的に割り当てる仕組みを実現するためのものである。この優先度は、データセンタXの運営側と、各サーバ101−1〜101−nの使用側(顧客)との間の契約をもとに設定される。ここでは、優先度が高い順に1,2,3,・・・と設定されている。
各サーバ101−1〜101−nに優先度が設定されている場合、優先度単位で上記算出部812、比較部813および決定部814による各種処理を実行することとなる。以下、各サーバ101−1〜101−nに供給可能な供給電力(給配電能力)に着目して、優先度単位で各種処理を実行する具体的な処理内容について説明する。
まず、優先度ごとの給配電能力を記憶する割当テーブルについて説明する。図10は、割当テーブルの記憶内容を示す説明図である。図10において、割当テーブル1000には、送配電系統L1〜L3ごとに、各送配電系統L1〜L3の最大供給電力を優先度1〜3ごとに割り当てた割当結果1000−1〜1000−3が記憶されている。
ここで、割当結果1000−1を例に挙げると、送配電系統L1の最大供給電力:6000[kVA]が、送配電系統L1に接続されているサーバ101−1〜101−nのうち優先度1の第1のサーバ群に供給可能な供給電力:3000[kVA]と、優先度2の第2のサーバ群に供給可能な供給電力:2000[kVA]と、優先度3の第3のサーバ群に供給可能な供給電力:1000[kVA]とに分けられている。
なお、送配電系統Ljの最大供給電力を各優先度1〜3に割り当てる割合は、任意に設定可能である。また、この割当テーブル1000は、RAM303、磁気ディスク305、光ディスク307などの記憶領域に記憶されている。
以下、図11を用いて、図9に示した変更要求900があった場合に、優先度単位で消費電力の集計値Psumを算出する算出処理について説明する。図11は、算出処理の概要を示す説明図である。図11において、(a)まず、変更要求900から子機C2、送配電系統L1および優先度2を特定する。
(b)このあと、電力供給管理テーブル120の中から、子機ID、送配電系統IDおよび優先度を手掛かりに、送配電系統L1に接続され、かつ、優先度2が設定されているサーバ群のうち、サーバ101−2を除く残余のサーバ群の消費電力を読み出して、それら消費電力を足し合わせることで第1の集計値(以下、「P1sum」という)を算出する。
(c)つぎに、電力供給管理テーブル120の中から、送配電系統IDおよび優先度を手掛かりに、送配電系統L1に接続され、かつ、優先度2よりも低優先度(ここでは、優先度3)のサーバ群の消費電力を読み出して、それら消費電力を足し合わせることで第2の集計値(以下、「P2sum」という)を算出する。
(d)このあと、変更要求900からサーバ101−2の消費電力(ここでは、600[W])を特定し、(e)最後に、集計値P1sumと、集計値P2sumと、サーバ101−2の消費電力とを足し合わせることで第3の集計値(以下、「P3sum」という)を算出する。
この集計値P3sumは、子機C2からの変更要求900に応じた場合に必要となる送配電系統L1での供給電力の総量となる。具体的には、サーバ101−2の優先度以下(優先度2,3)のサーバ群への供給に必要となる供給電力の総量である。
つぎに、算出部812により、図10に示した割当テーブル1000を参照して、集計値P3sumの比較対象となる最大供給電力Pmaxを算出する。具体的には、まず、割当テーブル1000の中から、サーバ101−2が接続されている送配電系統L1に関する割当結果1000−1を読み出す。
つぎに、サーバ101−2の優先度以下の優先度2,3に割り当てられている供給電力(ここでは、2000[kVA]、1000[kVA])を特定し、それら供給電力を足し合わせることで、集計値P3sumの比較対象となる最大供給電力Pmaxを算出する。ここでは、最大供給電力Pmaxは3000[kVA]となる。
決定部814は、上述したi)の判定処理に従って、消費電力の集計値P3sumと最大供給電力Pmaxとを上記式(2)に代入することで(ただし、上記式(2)中の集計値Psumは集計値P3sumに相当する)、給配電能力の変更の可否を決定することとなる。これにより、優先度2のサーバ101−2に対して、優先度2,3に割り当てられた送配電系統L1の供給電力を供給することができる。
更新部816は、決定部814によって変更が可能であると決定された場合、電力供給管理テーブル120に記憶されているサーバ101−iの給配電能力および冷却能力を、変更要求に応じた給配電能力および冷却能力に更新する機能を有する。
具体的には、たとえば、変更要求900で示す変更が可能であると決定された場合、電力供給管理テーブル120に記憶されているサーバ101−2の給配電能力および冷却能力を、変更要求900に応じた給配電能力および冷却能力に更新することとなる。これにより、子機Ciからの変更要求に応じて時々刻々と変化する電力供給管理テーブル120の記憶内容を最新の状態に保つことができる。
なお、上記式(1)〜(6)は、たとえば、RAM303、磁気ディスク305、光ディスク307などの記憶領域に予め記憶されている。そして、上記式(1)〜(6)を用いる場合に、上記記憶領域から読み出す。
また、本実施の形態では、親機Mは、データセンタXに対して1台設置される場合を例に挙げて説明したが、親機Mにかかる負荷を考慮して、複数台の親機MによりデータセンタXにおける電力供給を分散管理することとしてもよい。
(子機の機能的構成)
つぎに、子機Ciの機能的構成について説明する。図8において、子機Ciは、サーバ通信部821と、特定部822と、送信部823と、電力制御部825と、受信部824と、を含む構成である。この制御部となる機能(サーバ通信部821〜受信部824)は、具体的には、たとえば、図3に示したROM302、RAM303、磁気ディスク305、光ディスク307などの記憶領域に記憶されたプログラムをCPU301に実行させることにより、または、I/F309により、その機能を実現する。
サーバ通信部821は、電力使用の制御対象となるサーバ101−iと通信する機能を有する。具体的には、たとえば、サーバ101−iの省電力管理機能203(図2参照)と通信することにより、サーバ101−iのステートの変更要求を受信する。なお、受信された受信結果は、RAM303、磁気ディスク305、光ディスク307などの記憶領域に記憶される。
特定部822は、サーバ通信部821によって受信されたステートの変更要求を用いて、サーバ101−iのステートテーブル(たとえば、図4に示したステートテーブル400)を参照することにより、サーバ101−iに必要となる給配電能力、冷却能力を特定する機能を有する。
具体的には、たとえば、サーバ101−2のステートをステートS2からステートS3に変更する変更要求を受信した場合、ステートテーブル400を参照して、ステートS3の要求値(消費電力、発熱量、電圧、周波数、UPS持続時間および瞬停時間)をサーバ101−2に必要となる給配電能力、冷却能力として特定することとなる。なお、特定された特定結果は、RAM303、磁気ディスク305、光ディスク307などの記憶領域に記憶される。
送信部823は、サーバ101−iに供給されている給配電能力を、特定部822によって特定された給配電能力に変更する変更要求を親機Mに送信する機能を有する。同様に、送信部823は、サーバ101−iに割り当てられている冷却能力を、特定部822によって特定された冷却能力に変更する変更要求を親機Mに送信することとしてもよい。
具体的には、たとえば、特定された給配電能力および冷却能力と、子機Ciの子機IDと、サーバ101−iが接続されている送配電系統の送配電系統IDと、サーバ101−iが設置されているエリアのエリアIDとを含む変更要求(たとえば、図9に示した変更要求900)を親機Mに送信する。
受信部824は、送信部823によって変更要求が送信された結果、サーバ101−iに供給される給配電能力または/およびサーバ101−iに割り当てられる冷却能力の変更の可否をあらわす変更応答を親機Mから受信する機能を有する。この変更応答は、親機Mの決定部によって決定された決定結果である。
電力制御部825は、受信部824によって受信された変更応答に基づいて、サーバ101−iにおける電力の使用を制御する機能を有する。具体的には、たとえば、サーバ101−iに供給される給配電能力の変更が可能である変更応答を受信した場合は、サーバ通信部821を制御して、ステート変更を許可する変更応答をサーバ101−iに送信することとしてもよい。
また、サーバ101−iに供給される給配電能力の変更が不可である変更応答を受信した場合は、サーバ通信部821を制御して、ステート変更を不許可とする変更応答をサーバ101−iに送信することとしてもよい。サーバ101−iは、子機Ciからの変更応答に従って、ステート変更をおこなうこととなる。
また、サーバ101−iに供給される給配電能力の変更が可能である変更応答に有効期限が含まれている場合には、つぎのような処理を実行することとなる。まず、有効期限が切れるまでの間にサーバ101−iからのステートの変更要求があるか否かを判断する。ここで、ステートの変更要求がなかった場合には、送信部823により、サーバ101−iに現在供給されている給配電能力と現在割り当てられている冷却能力の延長要求を親機Mに送信することとなる。なお、延長要求の送信タイミングは、有効期限が切れる前の任意のタイミングである。
この結果、受信部824により、延長を不許可とする延長応答を受信した場合には、電力制御部825により、サーバ101−iにおける電力の使用を停止させる。具体的には、たとえば、サーバ通信部821を制御して、電源OFF状態をあらわすステートS0に変更するように指示する変更指示をサーバ101−iに送信することとしてもよい。なお、有効期限を判断するための現在時刻は、子機Ciにおいて計時されている。
また、本実施の形態では、サーバ101−iに対して1台の子機Ciを設置することとしたが、データセンタX内の分電盤や電源タップに子機Ciの機能を実装することで、複数台のサーバにおける電力の使用を制御することとしてもよい。この場合、たとえば、各サーバの最大消費電力(高負荷時)の使用に対して、許可・不許可を制御することとしてもよい。
これにより、図2に示した機能201〜203を有していない非対応電子機器についても本実施の形態で説明した手法を適用することができる。なお、各サーバの最大消費電力は、たとえば、図3に示したキーボード310やマウス311などをユーザが操作することで分電盤や電源タップに入力される。
(親機の電力供給管理処理手順)
つぎに、親機Mの電力供給管理処理手順について説明する。ここではまず、データセンタXが備える送配電系統単位で実行される処理手順について説明する。図12は、親機の電力供給管理処理手順の一例を示すフローチャート(その1)である。
図12のフローチャートにおいて、まず、受信部811により、サーバ101−iに関する変更要求が受信されたか否かを判断する(ステップS1201)。ここで、変更要求が受信されるのを待って(ステップS1201:No)、受信された場合(ステップS1201:Yes)、変更要求に含まれている子機ID、送配電系統IDおよびエリアIDを特定する(ステップS1202)。
このあと、電力供給管理テーブル120を参照して、有効期限切れのエントリがあるか否かを判断する(ステップS1203)。ここで、有効期限切れのエントリがある場合には(ステップS1203:Yes)、更新部816により、有効期限切れのエントリを削除して電力供給管理テーブル120の記憶内容を更新する(ステップS1204)。
つぎに、決定部814により、子機Ciからの変更要求に応じた変更の可否を決定する決定処理を実行し(ステップS1205)、最後に、送信部815により、決定された決定結果に基づく変更応答を子機Ciに送信して(ステップS1206)、本フローチャートによる一連の処理を終了する。なお、ステップS1203において、有効期限切れのエントリがない場合には(ステップS1203:No)、ステップS1205に移行する。
つぎに、図12に示したステップS1205の決定処理の具体的処理手順について説明する。図13は、決定処理の具体的処理手順の一例を示すフローチャートである。
図13のフローチャートにおいて、まず、算出部812により、電力供給管理テーブル120の中から、図12に示したステップS1202において特定された子機IDおよび送配電系統IDを手掛かりに、送配電系統Ljに接続されているサーバ群のうちサーバ101−iを除く残余のサーバ群の消費電力を読み出して、それら消費電力を足し合わせることで消費電力の第1の集計値を算出する(ステップS1301)。
このあと、算出部812により、この第1の集計値と、図12に示したステップS1201において受信された変更要求から特定されるサーバ101−iの消費電力とを足し合わせることで第2の集計値(以下、「集計値Psum」という)を算出する(ステップS1302)。
つぎに、算出部812により、電力供給管理テーブル120の中から、子機IDおよびエリアIDを手掛かりに、エリアAkに設置されているサーバ群のうちサーバ101−iを除く残余のサーバ群の発熱量を読み出して、それら発熱量を足し合わせることで発熱量の第1の集計値を算出する(ステップS1303)。
このあと、算出部812により、この第1の集計値と、ステップS1201において受信された変更要求から特定されるサーバ101−iの発熱量とを足し合わせることで第2の集計値(以下、「集計値Hsum」という)を算出する(ステップS1304)。
そして、比較部813により、上記式(2)を用いて、集計値Psumが最大供給電力Pmaxの範囲内であるか否かを判定し(ステップS1305)、範囲内の場合(ステップS1305:Yes)、ステップS1306に移行する。一方、範囲外の場合(ステップS1305:No)、決定部814により、変更要求に応じた変更が不能であると決定する(ステップS1313)。
ステップS1306において、比較部813により、上記式(3)を用いて、集計値Hsumが最大冷却能力Hmaxの範囲内であるか否かを判定し(ステップS1306)、範囲内の場合(ステップS1306:Yes)、ステップS1307に移行する。一方、範囲外の場合(ステップS1306:No)、決定部814により、変更要求に応じた変更が不能であると決定する(ステップS1313)。
ステップS1307において、比較部813により、上記式(4)を用いて、最大給配電能力テーブル500から特定される送配電系統Ljの仕様電圧Vspeと変更要求から特定される要求電圧Vreqとが一致するか否かを判定し(ステップS1307)、一致する場合(ステップS1307:Yes)、ステップS1308に移行する。一方、一致しない場合(ステップS1307:No)、決定部814により、変更要求に応じた変更が不能であると決定する(ステップS1313)。
ステップS1308において、比較部813により、上記式(6)を用いて、最大給配電能力テーブル500から特定される送配電系統Ljの仕様瞬停時間STspeが、変更要求から特定される要求瞬停時間STreqを満たすか否かを判定し(ステップS1308)、満たす場合(ステップS1308:Yes)、ステップS1309に移行する。一方、満たさない場合(ステップS1308:No)、決定部814により、変更要求に応じた変更が不能であると決定する(ステップS1313)。
ステップS1309において、算出部812により、最大給配電能力テーブル500から特定される送配電系統LjのUPS容量UCmaxと、ステップS1302において算出された送配電系統Ljの消費電力の集計値Psumとを上記式(1)に代入することで最大UPS持続時間UTmaxを算出する(ステップS1309)。
このあと、比較部813により、上記式(5)を用いて、変更要求から特定される要求UPS持続時間UTreqが最大UPS持続時間UTmaxの範囲内であるか否かを判定し(ステップS1310)、範囲内の場合(ステップS1310:Yes)、決定部814により、変更要求に応じた変更が可能であると決定する(ステップS1311)。そして、更新部816により、電力供給管理テーブル120の記憶内容を変更要求に応じて更新して(ステップS1312)、図12に示したステップS1206に移行する。
一方、ステップS1310において、範囲外の場合(ステップS1310:No)、決定部814により、変更要求に応じた変更が不能であると決定し(ステップS1313)、図12に示したステップS1206に移行する。
これにより、サーバ101−iに供給される給配電能力の変更時に要求されるデータセンタX全体の給配電能力を正確に見積もることができる。そして、その見積もり結果を用いて、サーバ101−iに供給される給配電能力の変更の可否を決定することにより、データセンタXの最大給配電能力を上回る電力供給を抑止することができる。
また、サーバ101−iに割り当てられる冷却能力の変更時に要求されるデータセンタX全体の冷却能力を正確に見積もることができる。その見積もり結果を用いて、サーバ101−iに割り当てられる冷却能力の変更の可否を決定することにより、データセンタXの最大冷却能力を上回る発熱を抑止することができる。
つぎに、各サーバ101−1〜101−nに設定されている優先度単位で実行される電力供給管理処理手順について説明する。なお、ここでは各サーバ101−1〜101−nに供給可能な供給電力(給配電能力)に着目して、優先度単位で実行される電力供給管理処理手順について説明する。図14は、親機の電力供給管理処理手順の一例を示すフローチャート(その2)である。
図14のフローチャートにおいて、まず、受信部811により、サーバ101−iに関する変更要求が受信されたか否かを判断する(ステップS1401)。ここで、変更要求が受信されるのを待って(ステップS1401:No)、受信された場合(ステップS1401:Yes)、変更要求に含まれている子機ID、送配電系統IDおよび優先度を特定する(ステップS1402)。
このあと、電力供給管理テーブル120を参照して、有効期限切れのエントリがあるか否かを判断する(ステップS1403)。ここで、有効期限切れのエントリがある場合には(ステップS1403:Yes)、更新部816により、有効期限切れのエントリを削除して電力供給管理テーブル120の記憶内容を更新する(ステップS1404)。一方、有効期限切れのエントリがない場合には(ステップS1403:No)、ステップS1405に移行する。
つぎに、算出部812により、電力供給管理テーブル120の中から、ステップS1402において特定された子機ID、送配電系統IDおよび優先度を手掛かりに、送配電系統Ljに接続され、かつ、サーバ101−iと同一の優先度が設定されているサーバ群のうちサーバ101−iを除く残余のサーバ群の消費電力を読み出して、それら消費電力を足し合わせることで第1の集計値(以下、「集計値P1sum」という)を算出する(ステップS1405)。
さらに、算出部812により、電力供給管理テーブル120の中から、送配電系統IDおよび優先度を手掛かりに、送配電系統Ljに接続され、かつ、サーバ101−iの優先度よりも低優先度のサーバ群の消費電力を読み出して、それら消費電力を足し合わせることで第2の集計値(以下、「集計値P2sum」という)を算出する(ステップS1406)。
このあと、算出部812により、ステップS1401において受信された変更要求から特定されるサーバ101−iの消費電力と、集計値P1sumと、集計値P2sumとを足し合わせることで第3の集計値(以下、「集計値P3sum」という)を算出する(ステップS1407)。
つぎに、算出部812により、割当テーブル1000を参照して、サーバ101−iが接続されている送配電系統Ljの最大供給電力のうち、サーバ101−iの優先度以下の優先度に割り当てられている供給電力を足し合わせることで、集計値P3sumの比較対象となる最大供給電力Pmaxを算出する(ステップS1408)。
そして、比較部813により、上記式(2)を用いて、集計値P3sumがステップS1408において算出された最大供給電力Pmaxの範囲内であるか否かを判定し(ステップS1409)、範囲内の場合(ステップS1409:Yes)、決定部814により、変更要求に応じた変更が可能であると決定する(ステップS1410)。
このあと、更新部816により、電力供給管理テーブル120の記憶内容を変更要求に応じて更新して(ステップS1411)、最後に、送信部815により、決定部814によって決定された決定結果に基づく変更応答を子機Ciに送信して(ステップS1412)、本フローチャートによる一連の処理を終了する。
また、ステップS1409において、範囲外の場合(ステップS1409:No)、決定部814により、変更要求に応じた変更が不能であると決定し(ステップS1413)、送信部815により、決定された決定結果に基づく変更応答を子機Ciに送信して(ステップS1412)、本フローチャートによる一連の処理を終了する。
これにより、データセンタXにおいて供給可能な給配電能力を、高優先度のサーバ101−1〜101−nに優先的に供給することができる。
(子機の電力制御処理手順)
つぎに、子機Ciの電力制御処理手順について説明する。図15は、子機の電力制御処理手順の一例を示すフローチャートである。図15のフローチャートにおいて、まず、サーバ通信部821により、サーバ101−iのステートの変更要求が受信されたか否かを判断する(ステップS1501)。
ここで、ステートの変更要求が受信されるのを待って(ステップS1501:No)、受信された場合(ステップS1501:Yes)、ステートの変更要求からサーバ101−iに必要となる給配電能力および冷却能力を特定する(ステップS1502)。そして、送信部823により、サーバ101−iの給配電能力および冷却能力を、特定された給配電能力および冷却能力に変更する変更要求を親機Mに送信する(ステップS1503)。
このあと、受信部824により、サーバ101−iの給配電能力および冷却能力の変更の可否をあらわす変更応答が受信されたか否かを判断する(ステップS1504)。ここで、変更応答が受信された場合(ステップS1504:Yes)、変更応答に基づいて変更の可否を判断する(ステップS1505)。
ここで、変更可能の場合(ステップS1505:Yes)、サーバ通信部821により、ステート変更を許可する変更応答をサーバ101−iに送信して(ステップS1506)、本フローチャートによる一連の処理を終了する。一方、変更不能の場合(ステップS1505:No)、サーバ通信部821により、ステート変更を不許可とする変更応答をサーバ101−iに送信して(ステップS1508)、本フローチャートによる一連の処理を終了する。
また、ステップS1504において、変更応答が受信されていない場合(ステップS1504:No)、ステップS1503において変更要求が送信されてから一定時間経過したか否かを判断し(ステップS1507)、一定時間経過していない場合は(ステップS1507:No)、ステップS1504に戻る。
一方、一定時間経過した場合(ステップS1507:Yes)、サーバ通信部821により、ステート変更を不許可とする変更応答をサーバ101−iに送信して(ステップS1508)、本フローチャートによる一連の処理を終了する。なお、ステップS1507において判断される一定時間は、予め任意に設定されて子機CiのRAM303、磁気ディスク305、光ディスク307などの記憶領域に記憶されている。
これにより、親機Mからの変更応答に従って、サーバ101−iにおける電力の使用を制御することができる。
(延長要求処理手順)
つぎに、親機Mと子機Ciとの間で実行されるサーバ101−iで使用する給配電能力および冷却能力の延長要求処理手順について説明する。図16は、延長要求処理手順を示すシーケンス図である。
図16のシーケンス図において、まず、子機Ciにより、サーバ101−iが使用可能な給配電能力および冷却能力の有効期限切れまで所定時間以内か否かを判断する(ステップS1601)。ここで、所定時間以内となるまで待って(ステップS1601:No)、所定時間以内となった場合(ステップS1601:Yes)、子機Ciの送信部823により、サーバ101−iの給配電能力および冷却能力に関する延長要求を親機Mに送信する(ステップS1602)。
このあと、親機Mの受信部811により、サーバ101−iの給配電能力および冷却能力に関する延長要求を子機Ciから受信する(ステップS1603)。そして、親機Mの算出部812により、サーバ101−iの給配電能力および冷却能力に関する新たな有効期限を算出して(ステップS1604)、親機Mの更新部816により、算出された有効期限を用いて電力供給管理テーブル120の記憶内容を更新する(ステップS1605)。
つぎに、親機Mの送信部815により、ステップS1604において算出された有効期限を含む延長応答を子機Ciに送信して(ステップS1606)、最後に、子機Ciの受信部824により、サーバ101−iの給配電能力および冷却能力に関する延長応答を親機Mから受信する(ステップS1607)。
なお、ステップS1601において判断される所定時間は、予め任意に設定されて子機CiのRAM303、磁気ディスク305、光ディスク307などの記憶領域に記憶されている。
これにより、各サーバ101−1〜101−nに供給されている給配電能力、および各サーバ101−1〜101−nに割り当てられている冷却能力を回収するための仕組みを実現することができる。
以上説明したように、本実施の形態によれば、データセンタXに要求される給配電能力を正確に見積もることにより、データセンタXの最大供給電力を上回る電力供給を適切に抑止することができる。この結果、データセンタXの給配電能力を最大限活かして電子機器の設置・稼働をおこなうことが可能となり、データセンタXの給配電設備に対する過剰投資を防ぐができる。
また、データセンタXの最大供給電力を上回る状況を、各サーバ101−1〜101−nが実際に電力の使用を始める前に回避することができる。このため、従来のブレーカやヒューズのように、各サーバ101−1〜101−nに重大な悪影響(たとえば、データ損失)を及ぼすことなく、データセンタXでの電力供給を制御することが可能となる。
さらに、データセンタXに要求される冷却能力を正確に見積もることにより、データセンタXの最大冷却能力を超えた発熱(電子機器での電力消費)を適切に抑止することができる。また、データセンタXを区分けしたエリア単位で発熱を制御することにより、熱分布の偏りを抑えることができる。
なお、本実施の形態で説明した電力供給管理方法は、予め用意されたプログラムをパーソナル・コンピュータやワークステーションなどのコンピュータで実行することにより実現することができる。このプログラムは、ハードディスク、フレキシブルディスク、CD−ROM、MO、DVDなどのコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録され、コンピュータによって記録媒体から読み出されることによって実行される。また、このプログラムは、インターネットなどのネットワークを介して配布することが可能な媒体であってもよい。
上述した実施の形態に関し、さらに以下の付記を開示する。
(付記1)施設において給配電能力の供給対象となる電子機器における電力の使用を制御する電力制御装置と通信可能な電力供給管理装置であって、
前記施設において供給可能な最大給配電能力のうち、前記施設内に設置されている前記複数の電子機器に供給されている給配電能力を記憶する記憶手段と、
前記複数の電子機器のうち一の電子機器に供給される給配電能力の変更要求を、当該一の電子機器における電力の使用を制御する電力制御装置から受信する受信手段と、
前記受信手段によって受信された変更要求に応じて前記一の電子機器に供給される給配電能力と、前記記憶手段の記憶内容のうち前記一の電子機器を除く残余の電子機器に供給されている給配電能力との集計値を算出する算出手段と、
前記最大給配電能力と、前記算出手段によって算出された給配電能力の集計値とを比較する比較手段と、
前記比較手段によって比較された比較結果に基づいて、前記一の電子機器に供給される給配電能力の変更の可否を決定する決定手段と、
前記決定手段によって決定された決定結果を前記電力制御装置に送信する送信手段と、
を備えることを特徴とする電力供給管理装置。
(付記2)前記決定手段は、
前記比較手段によって比較された結果、前記給配電能力の集計値が前記最大給配電能力以下であった場合、前記一の電子機器に供給される給配電能力の変更が可能であると決定することを特徴とする付記1に記載の電力供給管理装置。
(付記3)前記決定手段によって変更が可能であると決定された場合、前記記憶手段に記憶されている前記一の電子機器の給配電能力を、前記変更要求に応じた給配電能力に更新する給配電能力更新手段を備えることを特徴とする付記1または2に記載の電力供給管理装置。
(付記4)前記比較手段は、
前記最大給配電能力と、前記変更要求に応じて前記一の電子機器に供給される給配電能力と、を比較することを特徴とする付記1〜3のいずれか一つに記載の電力供給管理装置。
(付記5)前記記憶手段は、前記施設が備える送配電系統ごとに、当該送配電系統の最大給配電能力のうち前記送配電系統に接続されている電子機器に供給されている給配電能力を記憶しており、
前記受信手段は、
前記複数の送配電系統のうち一の送配電系統に接続されている一の電子機器に供給される給配電能力の変更要求を、前記一の電子機器における電力の使用を制御する電力制御装置から受信し、
前記算出手段は、
前記受信手段によって受信された変更要求に応じて前記一の電子機器に供給される給配電能力と、前記一の送配電系統に接続されている電子機器のうち前記一の電子機器を除く残余の電子機器に供給されている給配電能力との集計値を算出し、
前記比較手段は、
前記一の送配電系統の最大給配電能力と、前記算出手段によって算出された給配電能力の集計値とを比較することを特徴とする付記1〜4のいずれか一つに記載の電力供給管理装置。
(付記6)前記記憶手段は、前記電子機器に設定されている優先度ごとに、当該優先度が設定されている電子機器に供給可能な給配電能力のうち当該電子機器に供給されている給配電能力を記憶しており、
前記受信手段は、
前記複数の優先度のうち一の優先度が設定された一の電子機器に供給される給配電能力の変更要求を、前記一の電子機器における電力の使用を制御する電力制御装置から受信し、
前記算出手段は、
前記受信手段によって受信された変更要求に応じて前記一の電子機器に供給される給配電能力と、前記一の優先度以下の優先度が設定されている電子機器のうち前記一の電子機器を除く残余の電子機器に供給されている給配電能力との集計値を算出し、
前記比較手段は、
前記一の優先度以下の電子機器に供給可能な供給電力の集計値と、前記算出手段によって算出された給配電能力の集計値とを比較することを特徴とする付記1〜5のいずれか一つに記載の電力供給管理装置。
(付記7)前記記憶手段は、前記施設において割当可能な最大冷却能力のうち割当対象となる複数の電子機器に割り当てられている冷却能力を記憶しており、
前記受信手段は、
前記一の電子機器に割り当てられる冷却能力の変更要求を前記電力制御装置から受信し、
前記算出手段は、
前記受信手段によって受信された変更要求に応じて前記一の電子機器に割り当てられる冷却能力と、前記記憶手段に記憶されている前記一の電子機器を除く残余の電子機器に割り当てられている冷却能力との集計値を算出し、
前記比較手段は、
前記最大冷却能力と、前記算出手段によって算出された冷却能力の集計値とを比較することを特徴とする付記1〜6のいずれか一つに記載の電力供給管理装置。
(付記8)前記決定手段は、
前記比較手段によって比較された結果、前記冷却能力の集計値が前記最大冷却能力以下であった場合、前記一の電子機器に割り当てられる冷却能力の変更が可能であると決定することを特徴とする付記7に記載の電力供給管理装置。
(付記9)前記決定手段によって変更が可能であると決定された場合、前記記憶手段に記憶されている前記一の電子機器の冷却能力を、前記変更要求に応じた冷却能力に更新する冷却能力更新手段を備えることを特徴とする付記7または8に記載の電力供給管理装置。
(付記10)前記記憶手段は、前記施設を区分けするエリアごとに、当該エリアにおいて割当可能な最大冷却能力のうち前記エリアに設置されている電子機器に割り当てられている冷却能力を記憶しており、
前記受信手段は、
前記複数のエリアのうち一のエリアに設置されている一の電子機器に供給される冷却電能力の変更要求を、前記一の電子機器における電力の使用を制御する電力制御装置から受信し、
前記算出手段は、
前記受信手段によって受信された変更要求に応じて前記一の電子機器に割り当てられる冷却能力と、前記一のエリアに設置されている電子機器のうち前記一の電子機器を除く残余の電子機器に割り当てられている冷却能力との集計値を算出し、
前記比較手段は、
前記一のエリアの最大冷却能力と、前記算出手段によって算出された冷却能力の集計値とを比較することを特徴とする付記7〜9のいずれか一つに記載の電力供給管理装置。
(付記11)施設内の電子機器における電力の使用を制御する電力制御装置であって、
前記電子機器における電力の使用状態をあらわすステートごとに、前記電子機器に必要となる給配電能力を記憶する記憶手段と、
前記ステートの変更要求を前記電子機器から受信する通信手段と、
前記通信手段によって受信されたステートの変更要求を用いて、前記記憶手段の記憶内容を参照することにより、前記電子機器に必要となる給配電能力を特定する特定手段と、
前記電子機器に供給されている給配電能力を、前記特定手段によって特定された給配電能力に変更する変更要求を前記電力制御装置に送信する送信手段と、
前記送信手段によって前記変更要求が送信された結果、前記電子機器に供給される給配電能力の変更の可否をあらわす変更応答を前記電力制御装置から受信する受信手段と、
前記受信手段によって受信された変更応答に基づいて、前記電子機器における電力の使用を制御する電力制御手段と、
を備えることを特徴とする電力制御装置。
(付記12)制御手段および施設において供給可能な最大給配電能力のうち、前記施設内に設置されている複数の電子機器に供給されている給配電能力を記憶する記憶手段を備え、前記施設において給配電能力の供給対象となる電子機器における電力の使用を制御する電力制御装置と通信可能な電力供給管理装置が、
前記制御手段により、前記複数の電子機器のうち一の電子機器に供給される給配電能力の変更要求を、当該一の電子機器における電力の使用を制御する電力制御装置から受信する受信工程と、
前記制御手段により、前記受信工程によって受信された変更要求に応じて前記一の電子機器に供給される給配電能力と、前記記憶手段の記憶内容のうち前記一の電子機器を除く残余の電子機器に供給されている給配電能力との集計値を算出する算出工程と、
前記制御手段により、前記最大給配電能力と、前記算出工程によって算出された給配電能力の集計値とを比較する比較工程と、
前記制御手段により、前記比較工程によって比較された比較結果に基づいて、前記一の電子機器に供給される給配電能力の変更の可否を決定する決定工程と、
前記制御手段により、前記決定工程によって決定された決定結果を前記電力制御装置に送信する送信工程と、
を実行することを特徴とする電力供給管理方法。
電力供給管理システムのシステム構成図である。 サーバの機能を示す説明図である。 コンピュータ装置のハードウェア構成を示すブロック図である。 ステートテーブルの記憶内容を示す説明図である。 最大給配電能力テーブルの記憶内容を示す説明図である。 最大冷却能力テーブルの記憶内容を示す説明図である。 電力供給管理テーブルの記憶内容を示す説明図である。 電力供給管理システムの機能的構成を示すブロック図である。 変更要求の具体例を示す説明図である。 割当テーブルの記憶内容を示す説明図である。 算出処理の概要を示す説明図である。 親機の電力供給管理処理手順の一例を示すフローチャート(その1)である。 決定処理の具体的処理手順の一例を示すフローチャートである。 親機の電力供給管理処理手順の一例を示すフローチャート(その2)である。 子機の電力制御処理手順の一例を示すフローチャートである。 延長要求処理手順を示すシーケンス図である。
符号の説明
100 電力供給管理システム
120 電力供給管理テーブル
811 受信部
812 算出部
813 比較部
814 決定部
815 送信部
816 更新部
817 出力部
821 サーバ通信部
822 特定部
823 送信部
824 受信部
825 電力制御部

Claims (8)

  1. 施設において給配電能力の供給対象となる電子機器における電力の使用を制御する電力制御装置と通信可能な電力供給管理装置であって、
    前記施設において供給可能な最大給配電能力のうち、前記施設内に設置されている前記複数の電子機器に供給されている給配電能力を記憶する記憶手段と、
    前記複数の電子機器のうち一の電子機器に供給される給配電能力の変更要求を、当該一の電子機器における電力の使用を制御する電力制御装置から受信する受信手段と、
    前記受信手段によって受信された変更要求に応じて前記一の電子機器に供給される給配電能力と、前記記憶手段の記憶内容のうち前記一の電子機器を除く残余の電子機器に供給されている給配電能力との集計値を算出する算出手段と、
    前記最大給配電能力と、前記算出手段によって算出された給配電能力の集計値とを比較する比較手段と、
    前記比較手段によって比較された比較結果に基づいて、前記一の電子機器に供給される給配電能力の変更の可否を決定する決定手段と、
    前記決定手段によって決定された決定結果を前記電力制御装置に送信する送信手段と、
    を備えることを特徴とする電力供給管理装置。
  2. 前記決定手段は、
    前記比較手段によって比較された結果、前記給配電能力の集計値が前記最大給配電能力以下であった場合、前記一の電子機器に供給される給配電能力の変更が可能であると決定することを特徴とする請求項1に記載の電力供給管理装置。
  3. 前記記憶手段は、前記施設が備える送配電系統ごとに、当該送配電系統の最大給配電能力のうち前記送配電系統に接続されている電子機器に供給されている給配電能力を記憶しており、
    前記受信手段は、
    前記複数の送配電系統のうち一の送配電系統に接続されている一の電子機器に供給される給配電能力の変更要求を、前記一の電子機器における電力の使用を制御する電力制御装置から受信し、
    前記算出手段は、
    前記受信手段によって受信された変更要求に応じて前記一の電子機器に供給される給配電能力と、前記一の送配電系統に接続されている電子機器のうち前記一の電子機器を除く残余の電子機器に供給されている給配電能力との集計値を算出し、
    前記比較手段は、
    前記一の送配電系統の最大給配電能力と、前記算出手段によって算出された給配電能力の集計値とを比較することを特徴とする請求項1または2に記載の電力供給管理装置。
  4. 前記記憶手段は、前記電子機器に設定されている優先度ごとに、当該優先度が設定されている電子機器に供給可能な給配電能力のうち当該電子機器に供給されている給配電能力を記憶しており、
    前記受信手段は、
    前記複数の優先度のうち一の優先度が設定された一の電子機器に供給される給配電能力の変更要求を、前記一の電子機器における電力の使用を制御する電力制御装置から受信し、
    前記算出手段は、
    前記受信手段によって受信された変更要求に応じて前記一の電子機器に供給される給配電能力と、前記一の優先度以下の優先度が設定されている電子機器のうち前記一の電子機器を除く残余の電子機器に供給されている給配電能力との集計値を算出し、
    前記比較手段は、
    前記一の優先度以下の電子機器に供給可能な供給電力の集計値と、前記算出手段によって算出された給配電能力の集計値とを比較することを特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載の電力供給管理装置。
  5. 前記記憶手段は、前記施設において割当可能な最大冷却能力のうち割当対象となる複数の電子機器に割り当てられている冷却能力を記憶しており、
    前記受信手段は、
    前記一の電子機器に割り当てられる冷却能力の変更要求を前記電力制御装置から受信し、
    前記算出手段は、
    前記受信手段によって受信された変更要求に応じて前記一の電子機器に割り当てられる冷却能力と、前記記憶手段に記憶されている前記一の電子機器を除く残余の電子機器に割り当てられている冷却能力との集計値を算出し、
    前記比較手段は、
    前記最大冷却能力と、前記算出手段によって算出された冷却能力の集計値とを比較することを特徴とする請求項1〜4のいずれか一つに記載の電力供給管理装置。
  6. 前記記憶手段は、前記施設を区分けするエリアごとに、当該エリアにおいて割当可能な最大冷却能力のうち前記エリアに設置されている電子機器に割り当てられている冷却能力を記憶しており、
    前記受信手段は、
    前記複数のエリアのうち一のエリアに設置されている一の電子機器に供給される冷却能力の変更要求を、前記一の電子機器における電力の使用を制御する電力制御装置から受信し、
    前記算出手段は、
    前記受信手段によって受信された変更要求に応じて前記一の電子機器に割り当てられる冷却能力と、前記一のエリアに設置されている電子機器のうち前記一の電子機器を除く残余の電子機器に割り当てられている冷却能力との集計値を算出し、
    前記比較手段は、
    前記一のエリアの最大冷却能力と、前記算出手段によって算出された冷却能力の集計値とを比較することを特徴とする請求項5に記載の電力供給管理装置。
  7. 施設内の電子機器における電力の使用を制御する電力制御装置であって、
    前記電子機器における電力の使用状態をあらわすステートごとに、前記電子機器に必要となる給配電能力を記憶する記憶手段と、
    前記ステートの変更要求を前記電子機器から受信する通信手段と、
    前記通信手段によって受信されたステートの変更要求を用いて、前記記憶手段の記憶内容を参照することにより、前記電子機器に必要となる給配電能力を特定する特定手段と、
    前記電子機器に供給されている給配電能力を、前記特定手段によって特定された給配電能力に変更する変更要求を前記電力制御装置に送信する送信手段と、
    前記送信手段によって前記変更要求が送信された結果、前記電子機器に供給される給配電能力の変更の可否をあらわす変更応答を前記電力制御装置から受信する受信手段と、
    前記受信手段によって受信された変更応答に基づいて、前記電子機器における電力の使用を制御する電力制御手段と、
    を備えることを特徴とする電力制御装置。
  8. 制御手段および施設において供給可能な最大給配電能力のうち、前記施設内に設置されている複数の電子機器に供給されている給配電能力を記憶する記憶手段を備え、前記施設において給配電能力の供給対象となる電子機器における電力の使用を制御する電力制御装置と通信可能な電力供給管理装置が、
    前記制御手段により、前記複数の電子機器のうち一の電子機器に供給される給配電能力の変更要求を、当該一の電子機器における電力の使用を制御する電力制御装置から受信する受信工程と、
    前記制御手段により、前記受信工程によって受信された変更要求に応じて前記一の電子機器に供給される給配電能力と、前記記憶手段の記憶内容のうち前記一の電子機器を除く残余の電子機器に供給されている給配電能力との集計値を算出する算出工程と、
    前記制御手段により、前記最大給配電能力と、前記算出工程によって算出された給配電能力の集計値とを比較する比較工程と、
    前記制御手段により、前記比較工程によって比較された比較結果に基づいて、前記一の電子機器に供給される給配電能力の変更の可否を決定する決定工程と、
    前記制御手段により、前記決定工程によって決定された決定結果を前記電力制御装置に送信する送信工程と、
    を実行することを特徴とする電力供給管理方法。
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