JP2010066814A - トピック友人距離測定装置及び方法及びプログラム及びコンピュータ読み取り可能な記録媒体 - Google Patents

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Abstract

【課題】 主体と知り合いとしての距離が近い知人の範囲で、あるトピックに詳しい人を知ることができ、更に直接コンタクトして信憑性の高い情報取得する。
【解決手段】 本発明は、検索を行う前に、前友達リストを用いて主体Lと該他者mとの対応付けを行い、人間関係重みパラメータを用いて友人関係グラフを作成し、入力された全ユーザの日記記事と全ユーザの日記コメントを用いてあるトピックに関するトピック別日記人間関係グラフを作成し、人間関係の重みを付与し、友人関係グラフとトピック別日記人間関係グラフの間に共通のノードを結合し、人間関係遷移演算を所定の回数繰り返し、トピック友人距離を求め、主体(利用者)毎、トピック毎に、トピック友人距離をランキングしてトピック友人距離記憶手段に格納しておく。
【選択図】 図1

Description

本発明は、トピック友人距離測定装置及び方法及びプログラム及びコンピュータ読み取り可能な記録媒体に係り、特に、ネットワーク上で、ある人物(主体)と、ある人物(他者)との間で交わされる日記(ブログ)と当該ブログに対するコメントのあるトピックに関する友人距離を測定するためのトピック友人距離測定装置及び方法及びプログラム及びコンピュータ読み取り可能な記録媒体に関する。
「トピック友人距離」とは、あるトピックに関する、人間関係の深さ、重要度を測る基準となる量であり、この量が大きい場合、そのトピックに関する友人としての距離が近い(すなわち、そのトピックについて人物の信頼度が高い)ともいえる量である。特に、インターネット上のソーシャルネットワークサービスのように、ネットワーク上で他者と、何らかのコミュニケートを行う場合に、他者と自分のトピック友人距離を把握したい場合や、インターネット上の情報検索サービスにおいて、他者の発する情報の信頼度を把握したい場合に大きく関連する。
インターネット等のネットワークを介したサービスでは、ネットワーク上の人間関係が把握し難く、ある人物(主体)とある人物(他者)との友人関係の距離感や、ある人物(他者)、及び、ある人物(他者)の発する情報の信頼性を把握することは困難であった。
これに対し、インターネット上のウェブページの分野では、ウェブページのリンク構造を利用して、ウェブページの重要度や、ウェブページの信頼性を把握する技術がある(例えば、非特許文献1、非特許文献2、非特許文献3参照)。
L. Page, S. Brin, R. Motwani, and T. Winograd. The PageRank citation ranking: Bringing order to the web. Tech. rep., Stanford University, 1998. T. H. Haveliwala. TopicSensitive PageRank, WWW2002, May 7-11, 2002 "Yahoo answers", Lada A. Adamic and Jun Zhang and Eytan Bakshy and Mark S. Ackeerman, Knowledge Sharing and Yahoo Answers: Everyone Knows Something, International World Wide Web conference 2008.
しかしながら、従来のネットワーク上における、人現関係を把握するための技術では、人間関係を把握する際、人間関係を知りたい人物(主体)と他者との、直接的な関係(主体の友達リスト、主体から他者の日記への訪問履歴/コメント等)のみを用いるため、友人の友人といった、間接的な友人関係を把握するのは困難であった。
一方、ウェブページのリンク構造を利用した重要度・信頼度把握方法は、ウェブページのような単純なリンク構造における静的な重要度を把握する手法である。このため、友人関係のように主体毎によって信頼度ランキングが異なり、また、関係が親友、日記への足跡、コメントといった複雑さを持ち、また、アクセス禁止リストのような多層的構造を持つグラフ構造において重要度を把握する目的には適していない。
また、知らない人の回答には嘘が混入する。また、匿名で回答される場合には、サイト管理者が嘘の回答を手動で削除しなければならないという問題もある。
本発明は、上記の点に鑑みなされたもので、主体と知り合いとしての距離が近い知人の範囲で、あるトピックに詳しい人を知ることができるトピック友人距離測定装置及び方法及びプログラム及びコンピュータ読み取り可能な記録媒体を提供することを目的とする。
図1は、本発明の原理構成図である。
本発明(請求項1)は、ネットワーク上である人物(主体L)とある人物(他者m)との間のあるトピックについての日記(ブログ)とそれに対するコメントや日記ページへの訪問履歴によるネットワーク上での人間関係の深さ、重要度を測る基準となるトピック友人距離を測定するためのトピック友人距離測定装置であって、
事前計算処理手段100、検索条件入力手段200、検索手段300、検索結果出力手段400からなり、
事前計算処理手段100は、
主体Lと他者mとの人間関係を有する友達リストが入力されると、該主体Lと該他者mとの対応付けを行い、人間関係重みパラメータを用いて友人関係グラフを作成する友人関係グラフ作成手段110と、
入力された全ユーザの日記記事と全ユーザの日記コメントを用いて日記関係グラフを作成し、該全ユーザの日記記事と該日記コメントに対する日記関係グラフからトピックを判定し、トピック毎に分類された日記関係グラフを抽出し、該トピック毎に分類された日記関係グラフを、作者名に着目してあるトピックに関するトピック別日記人間関係グラフを作成し、人間関係重みパラメータを用いて人間関係の重みを付与するトピック別人間関係グラフ作成手段120と、
友人関係グラフとトピック別日記人間関係グラフの間に共通のノードを結合するトピック別人間関係グラフ合成手段130と、
人間関係遷移演算として、結合されたトピック別人間関係グラフについて、マルコフ連鎖計算をあるパラメータで指定された回数繰り返し、トピック友人距離を求めるトピック友人距離計算手段160と、
主体(利用者)毎、トピック毎に、トピック友人距離計算手段で求められたトピック友人距離をランキングしてトピック友人距離記憶手段180に格納するトピック友人距離格納手段170と、
を有し、
検索条件入力手段200は、トピック及び利用者名を取得する手段を有し、
検索手段300は、トピック及び利用者名に基づいて、トピック友人距離記憶手段180を検索する手段を有し、
検索結果出力手段400は、検索手段300で取得した検索結果を出力する手段を有する。
また、本発明(請求項2)は、主体Lにとってネガティブな人間関係を示すアクセス禁止リストを取得し、該アクセス禁止リストのネガティブな人間関係である人物pからのネガティブトピック友人距離ベクトルを求めるネガティブ距離計算手段を更に有し、
トピック友人距離計算手段160は、
ネガティブ距離計算手段で求められたネガティブトピック友人距離とトピック友人距離をベクトルとして足し合わせる手段を含む。
また、本発明(請求項3)は、トピック別人間関係グラフ合成手段130は、
友人関係グラフとトピック別日記人間関係グラフとの間に共通ノードが存在する場合は、共通ノードにつながる全てのエッジを線形に結合させ、共通ノードが存在しない場合には、該友人関係グラフと該トピック別日記人間関係グラフを独立に結合する手段を含む。
また、本発明(請求項4)は、友人関係グラフ作成手段110及びトピック別人間関係グラフ作成手段における、人間関係重みパラメータとして、
友達リスト上の友人関係;
ブログへのコメント;
同じ趣味のコミュニティ;
の少なくとも1つを用いる。
図2は、本発明の原理を説明するための図である。
本発明(請求項5)は、ネットワーク上である人物(主体)とある人物(他者)との間のあるトピックについての日記(ブログ)とそれに対するコメントや日記ページへの訪問履歴によるネットワーク上での人間関係の深さ、重要度を測る基準となるトピック友人距離を測定するためのトピック友人距離測定方法であって、
検索を行う前に、
事前計算処理手段が、
主体Lと他者mとの人間関係を有する友達リストが入力されると、該主体Lと該他者mとの対応付けを行い、人間関係重みパラメータを用いて友人関係グラフを作成する友人関係グラフ作成ステップ(ステップ1)と、
入力された全ユーザの日記記事と全ユーザの日記コメントを用いて日記関係グラフを作成し、該全ユーザの日記記事と該日記コメントに対する日記関係グラフからトピックを判定し、トピック毎に分類された日記関係グラフを抽出し、該トピック毎に分類された日記関係グラフを、作者名に着目してあるトピックに関するトピック別日記人間関係グラフを作成し、人間関係の重みを付与するトピック別人間関係グラフ作成ステップ(ステップ2)と、
友人関係グラフとトピック別日記人間関係グラフの間に共通のノードを結合するトピック別人間関係グラフ合成ステップ(ステップ3)と、
人間関係遷移演算として、結合されたトピック別人間関係グラフについて、マルコフ連鎖計算をあるパラメータで指定された回数繰り返し、トピック友人距離を求めるトピック友人距離計算ステップ(ステップ4)と、
主体(利用者)毎、トピック毎に、トピック友人距離計算手段で求められたトピック友人距離をランキングしてトピック友人距離記憶手段に格納するトピック友人距離格納ステップ(ステップ5)と、からなる事前処理ステップを行い、
検索条件として、トピック及び利用者名が入力されると(ステップ6)、
検索手段が、トピック及び利用者名に基づいて、トピック友人距離記憶手段を検索し(ステップ7)、
検索結果出力手段が、検索結果を出力する(ステップ8)。
また、本発明(請求項6)は、事前処理ステップにおいて、
主体Lにとってネガティブな人間関係を示すアクセス禁止リストを取得し、該アクセス禁止リストのネガティブな人間関係である人物pからのネガティブトピック友人距離ベクトルを求めるネガティブ距離計算ステップを更に行い、
トピック友人距離計算ステップにおいて、
ネガティブ距離計算手段で求められたネガティブトピック友人距離とトピック友人距離をベクトルとして足し合わせる。
また、本発明(請求項7)は、トピック別人間関係グラフ合成ステップにおいて、
友人関係グラフとトピック別日記人間関係グラフとの間に共通ノードが存在する場合は、共通ノードにつながる全てのエッジを線形に結合させ、共通ノードが存在しない場合には、該友人関係グラフと該トピック別日記人間関係グラフを独立に結合する。
また、本発明(請求項8)は、友人関係グラフ作成ステップ及びトピック別人間関係グラフ作成ステップにおける、人間関係重みパラメータとして、
友達リスト上の友人関係;
ブログへのコメント;
同じ趣味のコミュニティ;
の少なくとも1つを用いる。
本発明(請求項9)は、請求項1乃至4のいずれか1項記載のトピック友人距離測定装置を構成する各手段としてコンピュータを機能させるためのトピック友人距離測定プログラムである。
本発明(請求項10)は、請求項9記載のトピック友人距離測定プログラムを格納したコンピュータ読み取り可能な記録媒体である。
上記のように、本発明によれば、入力された友達リストや日記記事、日記記事に対するコメントからネットワーク上の日記(ブログ)と当該ブログに対するコメントのやり取りに関する人間関係をトピック別に予めデータベースに構築しておき、利用者名とトピックを入力してデータベースを検索することで、自分と知り合いとして距離が近い知人の範囲で、あるトピックに詳しい人を知ることが可能となる。そのため、当該トピックに詳しい人に直接アクセスして更に詳しい話を聞くことも可能であり、質問に対して高い信憑性を有する回答を得ることが可能になる。
また、アクセス禁止リストに記載されているような信頼のおけない人物であるネガティブな人間関係についても考慮することにより、検索結果としてネガティブ距離でランキングされた人物名を取得することができる。
以下、図面と共に本発明の実施の形態を説明する。
本発明は、ある単語(トピック)と利用者名を入力した場合に、その単語(トピック)について自分から近い距離の範囲で詳しい人物の名前をトピック友人距離の順にソートして出力できるようにするものである。
なお、以下では、ある人物について、あるトピックについての詳しさと自分から友人関係の近さを、ある人物までの「トピック友人距離」と呼ぶ。
図3は、本発明の一実施の形態における装置構成を示す。
同図に示す装置は、事前計算処理部100、検索条件入力部200、トピック友人距離格納DB検索部300、検索結果出力部400から構成される。
事前計算処理部100は、友人関係グラフ作成部110、トピック別人間関係グラフ作成部120、トピック別人間関係グラフ重ね合わせ部130、ネガティブ距離計算部140、トピック友人1次距離計算部150、トピック友人距離計算部160、トピック友人距離格納部170、トピック友人距離格納DB180から構成される。
なお、事前計算処理部100に入力されるデータは、人間関係のデータとして、友達リスト、閲覧履歴、日記コメント、アクセス禁止リスト等が入力される。SNS(Social Networking Service)を運営している場合は、運営しているSNS上の顧客データそのものが入力される。また、SNSを運営していない場合は、Web上のSNSやブログサービスをクロール、もしくは、SNSやブログサービスが開放しているAPI(Application Program Interface)を用いて集めたデータが入力される。以下では、具体的な入力事例として、全ユーザの「友達リスト」、「アクセス禁止リスト」、「日記ページ」、「日記へのコメント」を例として説明する。
友人関係グラフ作成部110は、全ユーザの「友達リスト」が入力されると、以下のような方法で友人関係を求め、その結果をメモリ(図示せず)に格納する。なお、当該友達リストは、外部の記憶装置から読み出されて入力される、または、ネットワークを介して入力されるものとする。図4は、本発明の一実施の形態における友人関係グラフ作成部の動作を説明するための図である。
ネットワーク上の人間同士のやり取り(例えば、日記とコメント、という関係。例えば、友達リストに記載されている、という関係)をも含めて、以下、まとめて「友人関係」と呼ぶ。入力される「友達リスト」とは、図4に示すようなある主体Aに対する少なくとも1名の他者との関係を示すリストである。友人関係グラフ作成部110は、入力された友達リストからある人物(主体:L)とある人物(他者:m)との間の友人間関係について、図4に示すように対応付けて、予め与えられている人間関係重みパラメータを用いて行列の形式でメモリ(図示せず)に出力する。当該人間関係重みパラメータは、日記に対するコメントや訪問履歴等に応じて適宜設定されているものとする。
次に、トピック別人間関係グラフ作成部120は、日記関係グラフ作成部121と日記トピック判定部122、及び、トピック別グラフ作成部123を有する。
日記関係グラフ作成部121は、図5に示すように、入力された全ユーザの日記記事と全ユーザの日記コメントを対応付けた日記関係グラフを作成し、日記トピック判定部122に出力する。図5の例では、「日記1」と「日記1へのコメント」を対応付けている。
日記トピック判定部122は図6に示すように、全ユーザの日記ページと日記へのコメントに対する日記関係グラフからトピックを判定し、トピック毎に分類された日記関係グラフを抽出し、トピックグラフ作成部123に出力する。トピックの判定は、日記で扱われたトピックを、
・日記タイトルに含まれている単語;
・日記記事中、コメント中の単語;
・日記に付けられたタグ情報;
等から特定する。具体的には、文献「T. H. Haveliwala. TopicSensitive Page Rank, WWW2002, May 7-11, 2002, Honolulu, Hawai, USA」と同様の手法を用いるものとする。
日記関係グラフは、例えば、日記ページのトピックが「野球」であれば、当該日記ページ「日記ID,作者名,トピック」に対するコメントと作者名を対応付ける。
トピック別グラフ作成部123は、図7に示すように、トピック毎に分類された日記関係グラフを、作者名に着目してあるトピックに関するトピック別日記人間関係のグラフを作成し、人間関係の重み(人間関係ウェイトパラメータ)を付与してメモリ(図示せず)に格納する。同図における出力のトピック毎の日記人間関係のグラフの各エッジ間の数字は、コメントの内容や回数から算出される関係の重さであり、これが行列の要素となる。図7の例では、トピック「XML」について、作者Aと作者B間の重みは「3」であり、作者Bと作者Eとの重みは「1」であることを示している。なお、この重みは人間関係ウェイトパラメータとして予め与えられているものとする。
次に、トピック別人間関係グラフ合成部130は、友人関係グラフ作成部110で作成された友人関係グラフ(A)とトピック別日記人間関係グラフ作成部120で作成されたトピック人間関係グラフ(B)をそれぞれメモリ(図示せず)から読み出して、(A)と(B)との間に共通のノードが存在するかを判定する。ノードが存在する場合には、共通ノードにつながる全てのエッジを線形に結合させ、メモリ(図示せず)に格納する。ノードが存在しない場合は、(A)と(B)を独立に結合(各ノードに対応する要素を0とする)し、メモリ(図示せず)に格納する。格納されるトピック別人間関係グラフは、行列で表現される。
トピック友人一次距離計算部150は、トピック別人間関係グラフ合成部130で得られたグラフに基づいて、マルコフ連鎖計算(非特許文献1参照)を行い、メモリ(図示せず)に格納する。
ネガティブ距離計算部140は、ある主体にとって、ネガティブな人間関係(つまり、信頼のおけない人物)を示す全ユーザのアクセス禁止リストと、メモリ(図示せず)から友人関係グラフ作成部110で作成された友人関係グラフを読み込み、マルコフ連鎖計算(非特許文献1参照)を行い、所定の繰り返し数に達した場合にネガティブ距離を算出しメモリ(図示せず)に格納する。なお、アクセス禁止リストは、外部の記憶装置または、ネットワークから入力されるものとする。アクセス禁止リストを参照する際には、ある主体に対してアクセスを禁止するユーザ名が記載されている。
トピック友人距離計算部160は、トピック友人一次距離計算部150で求められたトピック友人1次距離と、ネガティブ距離計算部140で求められたネガティブ距離をベクトルとして足し合わせ、トピック友人距離を求め、メモリ(図示せず)に格納する。ここで、「トピック友人距離」とは、ある人物について、あるトピックについての詳しさと自分から友人関係の近さをある人物までのあるトピックについての距離を指す。
トピック友人距離格納部170は、トピック友人距離計算部160で求められたトピック友人距離をトピック友人距離格納DB180に格納する。
以下に、上記の事前計算処理部100の一連の動作を説明する。
図8は、本発明の一実施の形態における事前計算処理部の動作のフローチャートであり、図9は、動作に対応するデータの例である。
ステップ110) 友人関係グラフ作成部110は、外部から入力された友達リストに基づいて図4に示すような友人関係グラフを作成し、メモリ(図示せず)に格納する。図9の例では、A→B,A→C→Dが友人関係グラフとして作成される。メモリ(図示せず)に格納されるのは、所定の人間関係パラメータに応じてエッジ間(例えば、A→B)に設定される重みを要素とする行列である。
ステップ120) トピック別人間関係グラフ作成部120は、トピック及び作者名を含む日記ページ及びトピック及び作者名を含む日記へのコメントが外部から入力されると、トピック毎に分類された日記関係グラフを、作者名に着目してあるトピックに関するトピック別日記人間関係のグラフを作成し、エッジ間の人間関係の重みを要素としてメモリ(図示せず)に格納する。図9の例では、トピック「野球」について、Aに対してB(重み1),D(重み5)が対応付けられ、トピック「XML」について、Aに対してB(重み3)、Bに対してE(重み1)が対応付けられる。
ステップ130) トピック別人間関係グラフ合成部130は、友人関係グラフ作成部110とトピック別人間関係グラフ作成部120のメモリ(図示せず)からそれぞれのデータを読み出して、友人関係グラフとトピック別人間関係グラフを重ね合わせ、スコアを計算し、メモリ(図示せず)に格納する。
図10は、本発明の一実施の形態におけるトピック別人間関係グラフ合成部の動作のフローチャートである。
友人関係グラフ作成部110で作成された友人関係グラフと、トピック別人間関係グラフ作成部120で作成されたトピック別人間関係グラフとの間に共通ノードが存在するかを判定し(ステップ131)、存在しない場合は、友人関係グラフとトピック別日記人間関係グラフを独立に結合する(各ノードに対応する要素を0とする)(ステップ132)。一方、存在する場合は、共通ノードに繋がる全てのエッジを線形に結合させる(ステップ133)。友人関係とスコアの関連については後述する。
ステップ140) トピック友人1次距離計算部150は、トピック別人間関係グラフ合成部130のメモリ(図示せず)からグラフを取得してマルコフ連鎖計算を行い、その結果をトピック友人距離計算部160に渡す。
ステップ150) ネガティブ距離計算部140は、全ユーザのアクセス禁止リストを取得し、当該主体がアクセス禁止リストを持つ場合には、アクセス禁止リストを持つ友人関係グラフを用いて、マルコフ連鎖計算(非特許文献1)をあるパラメータ数分繰り返し行い、ネガティブ距離を計算し、その結果をトピック友人距離計算部160に渡す。
ステップ160) トピック友人距離計算部160は、ステップ140で得られたトピック友人1次距離計算部150の算出結果(友人一次距離)と、ネガティブ距離計算部140で求められたネガティブ距離をベクトルとして足し合わせてトピック友人距離を計算する。
ステップ170) ステップ160で求められたトピック友人距離をトピック友人距離格納DB180に格納する。
上記のような処理により、トピック友人距離格納DB180には、図11に示すような利用者、単語毎にトピック友人距離でランキングされた人物名と、利用者毎にネガティブ距離でランキングされた人物名が出力される。
以下に、トピック友人距離の算出方法を説明する。
以下では、友人関係グラフ作成部110とトピック別人間関係グラフ作成部120で作成された人間関係グラフについて、トピック別人間関係グラフ合成部130で合成された人間関係グラフを対象として説明する。
ある人物(主体:L)と、ある人物(他者:m)との人間関係について、 人間関係をr(L→m)(i=1,2,…)ここで友人関係の種類(トピック)をi=1,2,…とする。
各人間関係ウェイトパラメータをw(i=1,2,…)
その人間関係が交わされた回数を、ni (i=1,2,…)
とすると、求められるある人物(主体:L)とある人物(他者:m)との間の人間関係は、
Figure 2010066814
を構成要素として持つ行列で表現可能である。なお、行列は、各列ベクトルで正規化される。行列を人間関係マトリクスのLm要素と呼ぶ。
また、上記の式(1)の方法で作成される
Figure 2010066814
を、主体;Lの、パーソナルベクトルのm要素と呼ぶ。ここでパーソナルベクトル(式(2))を作成するために用いる
Figure 2010066814
は、上記の式(1)と同じである必要はない。
次に、トピック友人1次距離計算部150において、ある主体にとっての
・トピック別人間関係マトリクスをM,
・トピック友人距離ベクトルをv、
・パーソナルベクトルをu、
・上記の各項に換えるパラメータ係数を、a,b,c
としたとき、人間関係遷移演算Tを、
=aAv+bu
とする。
=u
を初期値とし、人間関係遷移演算Tを適当な回数(k)施す。これをTで表す。演算回数は人間関係の広さや、トピック友人距離の利用目的によって変える。
の結果をvpositiveとし、トピック友人距離ベクトルとする。
ここで、人間関係遷移演算Tの回数により、第何ステップの友人までを考慮するか、に相当する。無限回、つまり収束するまで繰り返すことにより、主体にとって、ネットワーク上の全人物について、トピック友人距離を測定することが可能である。
また、人間関係遷移演算Tの回数が小さい場合、人間関係マトリクスも近似的に小さくすることが可能である。
次に、ネガティブ距離計算部140において、入力されたアクセス禁止リストを用いてトピック友人距離を求める場合、ある主体にとってネガティブな人間関係である人物pを主体とした、pからのトピック友人距離ベクトルを、上記と同様の手法で求め、これを、vnegative(p)とする。このとき、トピック友人距離計算部160で求められるある人物(主体)からのトピック友人距離は、
Figure 2010066814
で算出される。ここで、
Figure 2010066814
とは、vpositiveにおいて、pの要素のみをもつ、vpositiveと同じ次元のベクトルを表す。また、cpとdpは、主体とpとの人間関係的距離に依存するパラメータ係数である(例えば、ネガティブな人間関係グラフ構造におけるホップ数の一次関数)。
以上により、"友人と友人"といった、間接的な友人関係を考慮し、また、主体毎に親友、日記への足跡、コメントといった複雑さをアクセス禁止リストのような多層構造を持つグラフ構造におけるトピック友人距離を算出することが可能となる。
次に、上記のように事前計算処理部100においてトピック友人距離格納DB180にデータが出力されている状態において、検索条件入力部200から単語(トピック)、利用者名が入力された場合の処理について説明する。
図12は、本発明の一実施の形態における事前処理終了後の一連の動作のフローチャートである。
ステップ301) 検索条件入力部200において、単語(トピック)及び利用者名が入力される。
ステップ302) トピック友人距離格納DB検索部300は、入力されたトピックと利用者名に基づいて、トピック友人距離格納DB180を検索する。トピック友人距離格納DB180には、利用者毎、単語毎にトピック友人距離でランキングされた人物名、及び、利用者毎のネガティブ距離でランキングされた人物名が格納されている。
ステップ303) 検索結果出力部400は、検索結果としてそのトピックについて、当該利用者から友人距離の近い人物名をスコア順に(トピック友人距離の小さい順にソートして)出力する。
以下に具体例を説明する。
≪具体例1≫
まず、友人関係グラフ作成部110における人間関係マトリクス、パーソナルベクトルの作成例を示す。
例えば、図13に示すような人間関係グラフを考える。
同図において円で囲まれた番号が一人の人間を表す。同図では、"0"、"1"、"2"が存在する。
ここで、人間関係ウェイトパラメータを、
・友達リスト上の友人関係:1
・ブログへのコメント:0.5
・同じ趣味のコミュニティ:0.05
とする。
人間関係マトリクスを構成する人間関係として、「友達リスト上の友人関係」、「ブログへのコメント」を採用すると、各人間関係は、下記のような重み付き有効グラフとして、
0→1:1+0.5*1
0→2:1
1→0:1
2→1:1
と表現される。
このとき、正規化する前の人間関係マトリクスは、図14に示すとおりである。
図14の人間関係マトリクスを正規化し(各カラム毎に、全要素を合計し、その合計値で、各要素を割ればよい)、その結果、得られる人間関係マトリクスを図15に示す。
パーソナルベクトルを構成する人間関係として、
・友達リスト上の友人関係;
・ブログへのコメント;
・同じ趣味のコミュニティ;
を採用すると、重み付き有効グラフは、
0→1:1+0.5*1
0→2:1+0.05
1→0:1
2→1:1+0.05
であるので、各主体の正規化前パーソナルベクトルは、図16のようになり、これを各縦ベクトル毎に、図15と同様に正規化し、図17に示すようなパーソナルベクトルを得る。
以下では、簡単のため、人間関係の種類による正規化を済ませた、人間関係マトリクスとパーソナルベクトルを用いるものとする。
また、人間関係の向きも特別な記述がない限り、両方向のグラフのみとし、アロー表示は割愛する。また、簡単のため、人間関係マトリクス作成に用いる人間関係と、パーソナルベクトル作成に用いる人間関係も同じものを用いる。
また、人間関係遷移演算Tにおける各種パラメータを
a=1−b
b=0.75
とする。
上記のトピック友人距離計算部160(トピック友人1次距離計算部150)のスコア計算の具体例を説明する。
<スコア計算1>
例えば、図18に示すような人間関係グラフを考える。
このとき、人間関係マトリクスは、図19のようになり、主体"0"のパーソナルベクトルは、図20のようになる。
主体"0"と他者とのトピック友人距離は、人間関係遷移演算Tの演算回数を10とすると、トピック友人距離ベクトルは、図21の通りであるため、主体"0"にとって人間関係のトピック友人距離は、"3"="4"("3"と"4"とは同率一位)、"1","2"の順であることがわかる。
<スコア計算2>
例えば、図22のような人間関係グラフを考える。この例では主体に対してアクセス禁止リストが存在する場合について説明する。
このとき、人間関係マトリクスは、図23のようになり、主体"0"のパーソナルベクトルは、図24のようになる。
主体"0"と他者とのトピック友人距離は、人間関係遷移演算Tの演算回数を10とすると、トピック友人距離ベクトルは図24のようになるが、いま主体"0"と主体"4"の間にはネガティブな関係が存在するため、さらに主体"4"のトピック友人関係距離ベクトルを求める。主体"4"のパーソナルベクトルは、図26に示すとおりである。ここで、人間関係遷移演算Tの演算回数を1とすると、主体"4"のネガティブ距離ベクトルは、図27に示すようになる。いま、式(3)のパラメータを、
=1
=0.5
で固定とすると、vpositive(pの要約)は図28に示すようになるので、式(3)の結果、つまり、主体"0"のトピック友人距離ベクトルは図29にようになる。つまり、主体"0"にとって、人間関係のトピック友人距離は、 "1","2","3"の順であることがわかる。
上記のように、本発明によれば、人間関係のトピックに応じたウェイトをかけて人間関係を、人間関係マトリクス、パーソナルベクトルとして表現し、そのべき乗計算を行い、算出されたべき乗結果を用いてネガティブな人間関係を補正した結果を最終結果として出力することにより、ある単語(トピック)について自分から近い距離の範囲で詳しい人物を知ることができる。
なお、上記の図3に示すトピック友人距離測定装置の構成要素の動作をプログラムとして構築し、トピック友人距離測定装置として利用されるコンピュータにインストールして実行させる、または、ネットワークを介して流通させることが可能である。
また、構築されたプログラムをハードディスクや、フレキシブルディスク・CD−ROM等の可搬記憶媒体に格納し、コンピュータにインストールする、または、配布することが可能である。
なお、本発明は、上記の実施の形態に限定されることなく、特許請求の範囲内において種々変更・応用が可能である。
本発明は、情報検索装置において、検索された情報のランキング時、検索者を主体として、その情報の発信者についてトピック友人距離を求め、そのトピック友人距離の高いものから結果を出力する場合に適用可能である。
また、SNSのような友人とのコミュニティサービスにおいて、利用者を主体とした他者のトピック友人距離を求め、そのトピック友人距離の高い人物について、利用者との友人距離の近い人物として提示するケースに適用可能である。
ネットワークにおける
本発明の原理構成図である。 本発明の原理を説明するための図である。 本発明の一実施の形態における装置構成図である。 本発明の一実施の形態における友人関係グラフ作成部の動作を説明するための図である。 本発明の一実施の形態におけるトピック別人間関係グラフ作成部の動作を説明するための図(その1)である。 本発明の一実施の形態におけるトピック別人間関係グラフ作成部の動作を説明するための図(その2)である。 本発明の一実施の形態におけるトピック別人間関係グラフ作成部の動作を説明するための図(その3)である。 本発明の一実施の形態における事前計算処理部の動作のフローチャートである。 本発明の一実施の形態における動作イメージを示す図である。 本発明の一実施の形態におけるトピック別人間関係グラフ合成部の動作のフローチャートである。 本発明の一実施の形態におけるトピック友人距離格納DBのデータ例である。 本発明の一実施の形態における事前処理終了後の動作のフローチャートである。 本発明の一実施の形態における人間関係グラフの例である。 本発明の一実施の形態における正規化前の人間関係マトリクスの例である。 本発明の一実施の形態における正規化後の人間関係マトリクスの例である。 本発明の一実施の形態における正規化前のパーソナルベクトルの例である。 本発明の一実施の形態における正規化後のパーソナルベクトルの例である。 本発明の一実施の形態におけるスコア計算(1)を行う場合の人間関係グラフである。 本発明の一実施の形態における人間関係マトリクスの例(その1)である。 本発明の一実施の形態における主体"0"のパーソナルベクトルの例(その1)である。 本発明の一実施の形態におけるトピック友人距離ベクトルの例(その1)である。 本発明の一実施の形態におけるスコア計算(2)を行う場合の人間関係グラフである。 本発明の一実施の形態における人間関係マトリクスの例(その2)である。 本発明の一実施の形態における主体"0"のパーソナルベクトルの例(その2)である。 本発明の一実施の形態におけるトピック友人距離ベクトルの例(その2)である。 本発明の一実施の形態における主体"4"のトピック友人距離ベクトルの例である。 本発明の一実施の形態における主体"4"のネガティブ距離ベクトルの例である。 本発明の一実施の形態におけるvpositive(pの要素)の例である。 本発明の一実施の形態における主体"0"のトピック友人距離ベクトルの例である。
符号の説明
10 トピック友人距離測定装置
100 事前計算処理部
110 友人関係グラフ作成手段、友人関係グラフ作成部
120 トピック別人間関係グラフ作成手段、トピック別人間関係グラフ作成部
121 日記関係グラフ作成部
122 日記トピック判定部
123 トピック別グラフ作成部
130 トピック別人間関係グラフ合成手段、トピック別人間関係グラフ合成部
140 ネガティブ距離計算部
150 トピック友人1次距離計算部
160 トピック友人距離計算手段、トピック友人距離計算部
170 トピック友人距離格納手段、トピック友人距離格納部
180 トピック友人距離記憶手段、トピック友人距離格納DB
200 検索条件入力手段、検索条件入力部
300 検索手段、トピック友人距離格納DB検索部
400 検索結果出力手段、検索結果出力部

Claims (10)

  1. ネットワーク上である人物(主体L)とある人物(他者m)との間のあるトピックについての日記(ブログ)とそれに対するコメントや日記ページへの訪問履歴によるネットワーク上での人間関係の深さ、重要度を測る基準となるトピック友人距離を測定するためのトピック友人距離測定装置であって、
    事前計算処理手段、検索条件入力手段、検索手段、検索結果出力手段からなり、
    前記事前計算処理手段は、
    前記主体Lと前記他者mとの人間関係を有する友達リストが入力されると、該主体Lと該他者mとの対応付けを行い、人間関係重みパラメータを用いて友人関係グラフを作成する友人関係グラフ作成手段と、
    入力された全ユーザの日記記事と全ユーザの日記コメントを用いて日記関係グラフを作成し、該全ユーザの日記記事と該日記コメントに対する日記関係グラフからトピックを判定し、トピック毎に分類された日記関係グラフを抽出し、該トピック毎に分類された日記関係グラフを、作者名に着目してあるトピックに関するトピック別日記人間関係グラフを作成し、人間関係重みパラメータを用いて人間関係の重みを付与するトピック別人間関係グラフ作成手段と、
    前記友人関係グラフと前記トピック別日記人間関係グラフの間に共通のノードを結合するトピック別人間関係グラフ合成手段と、
    人間関係遷移演算として、結合されたトピック別人間関係グラフについて、マルコフ連鎖計算をあるパラメータで指定された回数繰り返し、トピック友人距離を求めるトピック友人距離計算手段と、
    前記主体(利用者)毎、トピック毎に、前記トピック友人距離計算手段で求められたトピック友人距離をランキングしてトピック友人距離記憶手段に格納するトピック友人距離格納手段と、
    を有し、
    前記検索条件入力手段は、
    トピック及び利用者名を取得する手段を有し、
    前記検索手段は、前記トピック及び前記利用者名に基づいて、前記トピック友人距離記憶手段を検索する手段を有し、
    前記検索結果出力手段は、
    前記検索手段で取得した検索結果を出力する手段を有する
    ことを特徴とするトピック友人距離測定装置。
  2. 前記主体Lにとってネガティブな人間関係を示すアクセス禁止リストを取得し、該アクセス禁止リストのネガティブな人間関係である人物pからのネガティブトピック友人距離ベクトルを求めるネガティブ距離計算手段を更に有し、
    前記トピック友人距離計算手段は、
    前記ネガティブ距離計算手段で求められた前記ネガティブトピック友人距離と前記トピック友人距離をベクトルとして足し合わせる手段を含む
    請求項1記載のトピック友人距離測定装置。
  3. 前記トピック別人間関係グラフ合成手段は、
    前記友人関係グラフと前記トピック別日記人間関係グラフとの間に共通ノードが存在する場合は、共通ノードにつながる全てのエッジを線形に結合させ、共通ノードが存在しない場合には、該友人関係グラフと該トピック別日記人間関係グラフを独立に結合する手段を含む
    請求項1記載のトピック友人距離測定装置。
  4. 前記友人関係グラフ作成手段及び前記トピック別人間関係グラフ作成手段における、前記人間関係重みパラメータとして、
    前記友達リスト上の友人関係;
    前記ブログへのコメント;
    同じ趣味のコミュニティ;
    の少なくとも1つを用いる
    請求項1記載のトピック友人距離測定装置。
  5. ネットワーク上である人物(主体L)とある人物(他者m)との間のあるトピックについての日記(ブログ)とそれに対するコメントや日記ページへの訪問履歴によるネットワーク上での人間関係の深さ、重要度を測る基準となるトピック友人距離を測定するためのトピック友人距離測定方法であって、
    検索を行う前に、
    事前計算処理手段が、
    前記主体Lと前記他者mとの人間関係を有する友達リストが入力されると、該主体Lと該他者mとの対応付けを行い、人間関係重みパラメータを用いて友人関係グラフを作成する友人関係グラフ作成ステップと、
    入力された全ユーザの日記記事と全ユーザの日記コメントを用いて日記関係グラフを作成し、該全ユーザの日記記事と該日記コメントに対する日記関係グラフからトピックを判定し、トピック毎に分類された日記関係グラフを抽出し、該トピック毎に分類された日記関係グラフを、作者名に着目してあるトピックに関するトピック別日記人間関係グラフを作成し、人間関係重みパラメータを用いて人間関係の重みを付与するトピック別人間関係グラフ作成ステップと、
    前記友人関係グラフと前記トピック別日記人間関係グラフの間に共通のノードを結合するトピック別人間関係グラフ合成ステップと、
    人間関係遷移演算として、結合されたトピック別人間関係グラフについて、マルコフ連鎖計算をあるパラメータで指定された回数繰り返し、トピック友人距離を求めるトピック友人距離計算ステップと、
    前記主体(利用者)毎、トピック毎に、前記トピック友人距離計算手段で求められたトピック友人距離をランキングしてトピック友人距離記憶手段に格納するトピック友人距離格納ステップと、からなる事前処理ステップを行い、
    検索条件として、トピック及び利用者名が入力されると、
    検索手段が、前記トピック及び前記利用者名に基づいて、前記トピック友人距離記憶手段を検索し、
    検索結果出力手段が、検索結果を出力することを特徴とするトピック友人距離測定方法。
  6. 前記事前処理ステップにおいて、
    前記主体Lにとってネガティブな人間関係を示すアクセス禁止リストを取得し、該アクセス禁止リストのネガティブな人間関係である人物pからのネガティブトピック友人距離ベクトルを求めるネガティブ距離計算ステップを更に行い、
    前記トピック友人距離計算ステップにおいて、
    前記ネガティブ距離計算手段で求められた前記ネガティブトピック友人距離と前記トピック友人距離をベクトルとして足し合わせる
    請求項5記載のトピック友人距離測定方法。
  7. 前記トピック別人間関係グラフ合成ステップにおいて、
    前記友人関係グラフと前記トピック別日記人間関係グラフとの間に共通ノードが存在する場合は、共通ノードにつながる全てのエッジを線形に結合させ、共通ノードが存在しない場合には、該友人関係グラフと該トピック別日記人間関係グラフを独立に結合する
    請求項5記載のトピック友人距離測定方法。
  8. 前記友人関係グラフ作成ステップ及びトピック別人間関係グラフ作成ステップにおける、前記人間関係重みパラメータとして、
    前記友達リスト上の友人関係;
    前記ブログへのコメント;
    同じ趣味のコミュニティ;
    の少なくとも1つを用いる
    請求項5記載のトピック友人距離測定方法。
  9. 請求項1乃至4のいずれか1項記載のトピック友人距離測定装置を構成する各手段としてコンピュータを機能させるためのトピック友人距離測定プログラム。
  10. 請求項9記載のトピック友人距離測定プログラムを格納したことを特徴とするコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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