JP2010066615A - レンズ鏡筒及びカメラ - Google Patents
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Abstract
【課題】レンズ鏡筒を繰り出した時においても見栄えが悪くならないようにする。
【解決手段】ネジ孔(31)を有する外周部品(30)と、外周部品(30)のネジ孔(31)より径の大きい貫通孔(11)を有する中間部品(10)と、外周部品(30)のネジ孔(31)に螺合する止めネジ(40)が、中間部品(10)の貫通孔(11)を通って、中間部品(10)の内側に設けられた内周部品(20)を押圧する。
【選択図】図1
【解決手段】ネジ孔(31)を有する外周部品(30)と、外周部品(30)のネジ孔(31)より径の大きい貫通孔(11)を有する中間部品(10)と、外周部品(30)のネジ孔(31)に螺合する止めネジ(40)が、中間部品(10)の貫通孔(11)を通って、中間部品(10)の内側に設けられた内周部品(20)を押圧する。
【選択図】図1
Description
この発明はレンズ鏡筒及びカメラに関する。
従来、レンズ枠取付部に径方向へ延びる穴を形成し、その穴を介して接眼レンズ内枠にビスをねじ込み、接眼レンズ内枠に対して視度環を光軸周りに回転不能及び光軸方向へ移動不能に固定した光学機器が知られている。この光学機器ではビスがねじ込まれた後、レンズ枠取付部の外周面には円筒状の目当ての胴部が被せられる。そのため、光学機器の外部にビスが露出せず、光学機器の外観はすっきりとし、見栄えが良くなる。
特開平8−160494号公報
これに対し、組立に際してレンズ移動枠の外周面を覆うカバーリングを予めフィルタリングに組み付けておく必要のあるレンズ鏡筒では、レンズ移動枠にビスをねじ込むためには、ビスを通すための穴をカバーリングに開けておかなければならない。この穴はレンズ鏡筒を繰り出した時に外部に露出するため、穴が大きい場合にはレンズ鏡筒の外観が損なわれるおそれがある。
この発明はこのような事情に鑑みてなされたもので、その課題はレンズ鏡筒を繰り出した時においても見栄えが悪くならないようにすることである。
上記課題を解決するため請求項1記載の発明は、ネジ孔を有する外周部品と、前記外周部品のネジ孔より径の大きい貫通孔を有する中間部品と、前記外周部品の前記ネジ孔に螺合する止めネジが、前記中間部品の前記貫通孔を通って、前記中間部品の内側に設けられた内周部品を押圧することを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1記載のレンズ鏡筒において、前記外周部品は外観部品であることを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2記載のレンズ鏡筒において、前記外周部品は、前記中間部品に対して回転不能に取り付けられていることを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項1〜3のいずれか1項記載のレンズ鏡筒において、前記中間部品と前記内周部品とは螺合によって取り付けられており、前記止めネジの先端が前記内周部品の前記螺合部を押圧していることを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、請求項1〜4のいずれか1項記載のレンズ鏡筒と、このレンズ鏡筒が装着されるカメラ本体とを備えていることを特徴とするカメラである。
この発明によれば、レンズ鏡筒を繰り出した時においても見栄えが悪くならないようにすることができる。
以下、この発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1はこの発明の一実施形態に係るレンズ鏡筒の上半分の断面を示す概念図である。
レンズ鏡筒1は、フィルタ(図示せず)を取り付け可能なフィルタネジを有するフィルタリング(中間部品)10とフォーカシングレンズ21を保持するレンズ移動枠(内周部品)20とレンズ鏡筒1の見栄えを良くする外観部品としてのカバーリング(外周部品)30とレンズ移動枠20に対するフィルタリング10の回転を阻止するための止めネジ40と距離リング50と操作リング55と固定筒60と駆動ピン70とを備えている。
フィルタリング10はプラスチック製であり、フィルタリング10は金属製のレンズ移動枠20に螺合によって取り付けられている。フィルタリング10にはレンズ移動枠20に固定される止めネジ40を通す貫通孔11が形成されている。貫通孔11の径は止めネジ40の径より大きい。
カバーリング30は金属製であり、フィルタリング10に装着されている。カバーリング30の内周面にはフィルタリング10の外周面に形成された突起15と係合する切り欠き35が形成されている。この突起15と切り欠き35との係合によってカバーリング30のフィルタリング10に対する光軸周りの回転が阻止される。
また、カバーリング30にはねじ孔31が形成されている。ねじ孔31は貫通孔11と対向する。ねじ孔31には止めネジ40が螺合している。ねじ孔31の中心軸と貫通孔11の中心軸とはほぼ一致している。
止めネジ40の後端にはすり割りが形成され、先端(レンズ移動枠20を押す側)はとがった形状となっている。ねじ孔31にねじ込まれた止めネジ40の先端が貫通孔11を通ってレンズ移動枠20の螺合部25(フィルタリング10とレンズ移動枠20とが螺合する部分)に押圧されている。
距離リング50は外部から手で光軸周りに回転可能であり、フォーカシングを行うための環状の操作部材である。距離リング50の外周面50bの一部は外部へ露出している。距離リング50の内周面50aには光軸方向Lに沿って延びる直進溝52が形成されている。距離リング50の材料としては金属、プラスチック等を使用する。
操作リング55は例えばゴム(弾性材料)製であり、距離リング50の外周面50bに装着されている。
固定筒60は距離リング50を光軸周りに回転可能に保持する。固定筒60は筒状部60Aとこの筒状部60Aに螺合する環状部60Bとで構成されている。筒状部60Aには直進溝52とクロスするカム溝62が形成されている。直進溝52の幅とカム溝62の幅とは同じである。また、固定筒60の後端にはカメラ本体80側のマウント(図示せず)に装着するためのマウント61が形成されている。
固定筒60の内周面には光軸L方向へ移動可能にレンズ移動枠20が設けられている。
駆動ピン70は頭部70bとねじ部70cとで構成されている。ねじ部70cはレンズ移動枠20の外周面(カメラ本体80側)に形成されためねじ22にねじ込まれ、頭部70bはカム溝62を通って直進溝52に達し、両溝62,52に対して摺動可能に係合している。駆動ピン70は位置P1と位置P2との間を移動可能である。
次に、レンズ鏡筒1の組立手順を説明する。
予めカバーリング30をフィルタリング10に組み付けておく。カバーリング30の切り欠き35とフィルタリング10の突起15との係合により組み付けたときにねじ孔31と貫通孔11とが一致する。
まず、固定筒60の内周面60aにレンズ移動枠20を装着する。
次に、カム溝62の幅の中心とレンズ移動枠20のめねじ22の中心とを一致させる。
その後、カム溝62から駆動ピン70を挿入し、ドライバ(図示せず)を用いて駆動ピン70のねじ部70cをめねじ22にねじ込む。
次に、固定筒60の筒状部60Aの外周面60bに距離リング50を装着する。
その後、筒状部60Aに環状部60Bをねじ込む。
次に、操作リング55を距離リング50の外周面50bに粘着テープ(図示せず)等によって固定する。
次に、カバーリング30を組み付けたフィルタリング10をレンズ移動枠20にねじ込む。
その後、レンズ移動枠20を引き出し、止めネジ40の先端が貫通孔11を介してレンズ移動枠20の螺合部25に食い込むまでねじ孔31に止めネジ40をねじ込み、止めネジ40の先端によってレンズ移動枠20の螺合部25を押圧する。その結果、フィルタリング10がレンズ移動枠20に固定される。
このとき、止めネジ40の後端面(すり割りのある面)はカバーリング30の外周面とほぼ面一になる。
以上の手順を経てレンズ鏡筒1の組立が完成する。
次に、レンズ鏡筒1の動作について説明する。
まず、操作リング55を手で光軸周りに回転させる。距離リング50と操作リング55とは一体的に結合しているので、距離リング50が操作リング55と一体に回転する。また、レンズ移動枠20に固定された駆動ピン70は直進溝52とカム溝62とに摺動可能に係合している。したがって、距離リング50が光軸周りに回転したとき、レンズ移動枠20は直進溝52によってフォーカシングレンズ21と一体にカム溝62に沿って光軸L方向へ移動し、フォーカシングが行われる。
この実施形態によれば、止めネジ40によってカバーリング30の外周面がほぼ面一になるように塞がれるので、フォーカシング時にレンズ鏡筒1を引き出したときであってもカバーリング30の表面に凹凸が生じず、レンズ鏡筒1の外観の見栄えが損なわれない。また、貫通孔11の直径を止めネジ40の直径より大きく形成しているので、その加工に厳しい加工精度を必要としない。更に、止めネジ40によってフィルタリング10のレンズ移動枠20に対する回転方向の移動だけでなく光軸L方向の移動も阻止される。
なお、上記実施形態は本発明をフォーカシングレンズ21を保持するレンズ鏡筒1に適用したが、ズームレンズを保持するレンズ鏡筒に適用してもよい。
1:レンズ鏡筒、10:フィルタリング(中間部品)、11:貫通孔、20:レンズ移動枠(内周部品)、25:螺合部、30:カバーリング(外周部品)、31:ねじ孔、40:止めネジ、80:カメラ本体。
Claims (5)
- ネジ孔を有する外周部品と、
前記外周部品のネジ孔より径の大きい貫通孔を有する中間部品と、
前記外周部品の前記ネジ孔に螺合する止めネジが、前記中間部品の前記貫通孔を通って、前記中間部品の内側に設けられた内周部品を押圧することを特徴とするレンズ鏡筒。 - 前記外周部品は外観部品であることを特徴とする請求項1記載のレンズ鏡筒。
- 前記外周部品は、前記中間部品に対して回転不能に取り付けられていることを特徴とする請求項1又は2記載のレンズ鏡筒。
- 前記中間部品と前記内周部品とは螺合によって取り付けられており、前記止めネジの先端が前記内周部品の前記螺合部を押圧していることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項記載のレンズ鏡筒。
- 請求項1〜4のいずれか1項記載のレンズ鏡筒と、このレンズ鏡筒が装着されるカメラ本体とを備えていることを特徴とするカメラ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008234110A JP2010066615A (ja) | 2008-09-12 | 2008-09-12 | レンズ鏡筒及びカメラ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008234110A JP2010066615A (ja) | 2008-09-12 | 2008-09-12 | レンズ鏡筒及びカメラ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2010066615A true JP2010066615A (ja) | 2010-03-25 |
Family
ID=42192244
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2008234110A Withdrawn JP2010066615A (ja) | 2008-09-12 | 2008-09-12 | レンズ鏡筒及びカメラ |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2010066615A (ja) |
-
2008
- 2008-09-12 JP JP2008234110A patent/JP2010066615A/ja not_active Withdrawn
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Legal Events
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