JP2010066534A - 顕微鏡用偏光装置および顕微鏡 - Google Patents

顕微鏡用偏光装置および顕微鏡 Download PDF

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Abstract

【課題】偏光手段の偏光方向を迅速かつ正確に設定する。
【解決手段】アナライザ装置51のアナライザ28は、本体部61に光軸回りに回転自在に設けられ、光軸回りの回転に伴い透過する光の振動方向である偏光方向が回転する。ダイアル62は、ダイアル62の中心を通る鉛直方向の軸回りに回転自在に本体部61に設けられ、回転されるのに伴いアナライザ28を光軸回りに回転させる。ダイアル62の表面に貼付されている銘板63には、ダイアル62の回転方向の位置に対応して設定されるアナライザ28の偏光方向を示す矢印63a乃至63hが表示されている。本発明は、例えば、位相差顕微鏡のアナライザ装置に適用できる。
【選択図】図3

Description

本発明は、顕微鏡用偏光装置および顕微鏡に関し、特に、位相差顕微鏡を用いた分散染色法によりアスベストの測定を行う場合に用いて好適な顕微鏡用偏光装置および顕微鏡に関する。
従来、建材製品中のアスベストの有無を確認する定性分析の一手法として、位相差顕微鏡を用いた分散染色法が知られている(例えば、特許文献1参照)。ここで、位相差顕微鏡を用いた分散染色法について簡単に説明する。
位相差顕微鏡を用いた分散染色法では、アスベストなどの繊維状粒子を含む試料を分散染色用浸液(以下、単に浸液と称する)に浸し、浸液に浸した試料に対して、リング絞りを備えた照明光学系により白色の照明光をケーラー照明する。
ここで、光は、波長が短いほど屈折率が高く、波長が長いほど屈折率が低くなるため、屈折率が異なる媒質を通過する際に分散する性質を有している。また、入射光の波長に対する屈折率の特性を示す分散特性は、媒質の種類により異なる。従って、試料に含まれる繊維状粒子に照射された照明光のうち、繊維状粒子と浸液の屈折率が一致する波長付近の光(以下、透過光と称する)のみが分散せずに直進し、他の波長の光(以下、分散光と称する)は分散する。
繊維状粒子からの透過光および分散光は、位相差顕微鏡に設けられている分散対物レンズに入射される。分散対物レンズは、照明光学系のリング絞りと共役な位置に配置された遮光リングを備えており、繊維状粒子からの透過光をカットし、分散光のみを透過する。さらに、分散対物レンズを透過した分散光は、アナライザに入射され、特定の振動方向の成分のみがアナライザを透過する。なお、以下、アナライザが透過する光の振動方向を偏光方向と称する。
そして、アナライザを透過した特定の振動方向の分散光を、結像レンズにより集光し、接眼レンズを介して観察すると、白色の照明光から透過光を除いた光である分散光を合成した色(以下、分散色と称する)により繊維状粒子が染色されたように見える。
従って、繊維状粒子と浸液の組み合わせにより、観察される分散色およびその明るさが異なる。一般に、繊維状粒子と浸液の屈折率の差が大きいほど明るい分散色を呈し、特に、屈折率の差が大きい赤色や青色の波長域で鋭敏な分散色が観察される場合が多い。
また、アスベストの種類により鋭敏な分散色を観察できる浸液が分かっている。例えば、アスベストの一種であるクリソタイルは、25℃、d線における屈折率ndが1.550の浸液(以下、浸液Aと称する)を用いた場合、赤紫色〜青色の鋭敏な分散色を呈することが分かっている。また、アスベストの一種であるアモサイトは、屈折率ndが1.680の浸液(以下、浸液Bと称する)を用いた場合、桃色の鋭敏な分散色を呈することが分かっている。さらに、アスベストの一種であるクロシライドは、屈折率ndが1.700の浸液(以下、浸液Cと称する)を用いた場合、青色の鋭敏な分散色を呈することが分かっている。
一方、アスベストと分散特性が異なる繊維状粒子は、浸液A乃至Cに浸しても、鋭敏な分散色を呈さない。従って、浸液A乃至Cに試料を浸し、試料に含まれる繊維状粒子の分散色を観察することにより、上述したクリソタイル、アモサイト、クロシライドなどのアスベストと、分散特性が異なる他の繊維状粒子を区別することができる。しかし、アスベストと分散特性が似ている繊維状粒子は、アスベストと似た分散色を呈するため、アスベストと区別することが難しい。
ところで、アスベストは複屈折性を有する光学的異方体であり、アスベストを透過して分散した光は、アスベストの伸張方向(繊維の長手方向)に対して平行な方向に振動する光(以下、伸張平行光と称する)と直交する方向に振動する光(以下、伸張直交光と称する)に分かれて進む。この伸張平行光と伸張直交光の分散特性は異なり、この2つの分散特性を示す分散曲線は、可視光の波長域においてほぼ平行となり、交わらない。従って、この2つの分散曲線と浸液の分散曲線が交差する波長が異なる。すなわち、伸張平行光と浸液の屈折率が一致する波長と、伸張直交光と浸液の屈折率が一致する波長とが異なる。
従って、アナライザにより、伸張平行光のみを透過した場合の分散色と、伸張直交光のみを透過した場合の分散色は異なる。また、アスベストの種類により複屈折作用は異なり、伸張平行光と伸張直交光の分散色は予め分かっている。例えば、アモサイトが浸液Bに浸されている場合、アナライザを用いないときの分散色は桃色になり、アナライザの偏光方向をアモサイトの伸張方向と平行な方向に設定したときの分散色は橙色になり、アナライザの偏光方向をアモサイトの伸張方向と直交する方向に設定したときの分散色は青色になることが分かっている。
一方、ロックウールなどの複屈折性を有しない光学的等方体の場合、アナライザの偏光方向を変えても、分散色はほとんど変化しない。
従って、アナライザの偏光方向を、繊維状粒子の伸張方向に平行な方向に設定した場合の分散色と直交する方向に設定した場合の分散色とを観察することにより、アスベストの同定をより正確に行うことができる。
ところで、従来、アナライザとアナライザの偏光方向を調整するダイアルとを備え、ダイアルに0°から180°までの偏光方向の角度を示す数字を表示したアナライザ装置が市販されている。例えば、ユーザは、そのアナライザ装置を用いて、繊維状粒子の伸張方向に平行な方向にアナライザの偏光方向を設定し、繊維状粒子の分散色を観察した後、ダイアルに表示された数字を見ながらダイアルを回し、繊維状粒子の伸張方向に直交する方向にアナライザの偏光方向を設定し、繊維状粒子の分散色を観察することにより、アスベストの同定を行う。
特開2005−338567号公報
ところで、「JIS A 1481:2008 建材製品中のアスベスト含有率測定方法」には、アスベストの定性分析を行う際に、1つの分析試料について、試料を浸液A乃至Cにそれぞれ浸した標本を3つずつ合計9個作製し、繊維状粒子を含む粒子を1標本あたり1000個観察することが規定されている。すなわち、観察者は、1つの分析試料について、合計9000個もの粒子を観察しなければならない。
従って、上述したように、ダイアルに示された数字を見ながらアナライザの偏光方向を設定する場合、設定方向を頭の中などで計算する必要があり、余分な時間を要したり、作業時間が長くなるにつれて設定ミスが増加したりすることが考えられる。
本発明は、このような状況に鑑みてなされたものであり、アナライザの偏光方向を迅速かつ確実に設定できるようにするものである。
本発明の第1の側面の顕微鏡用偏光装置は、光軸回りに回転自在に設けられ、光軸回りの回転に伴い透過する光の振動方向である偏光方向が回転する偏光手段と、所定の軸回りに回転自在に設けられ、回転されるのに伴い前記偏光手段を光軸回りに回転させる操作手段とを備え、前記操作手段の回転方向の位置に対応して設定される前記偏光手段の前記偏光方向を示す、一方向に長い図形が、前記操作手段の表面または前記操作手段の周辺の少なくとも一方に表示されている。
本発明の第2の側面の顕微鏡は、対物レンズと接眼レンズとの間の光路上に、本発明の第1の側面の顕微鏡用偏光装置が配設されている。
本発明の第1の側面または第2の側面においては、操作手段を回転させることにより偏光手段が回転し、操作手段の表面または操作手段の周辺の少なくとも一方に表示されている一方向に長い図形により、偏光手段が透過する光の振動方向である偏光方向が示される。
本発明の第1の側面によれば、偏光手段の偏光方向を迅速かつ確実に設定することができる。
本発明の第2の側面によれば、偏光手段の偏光方向を迅速かつ確実に設定し、偏光した標本の像を拡大して観察することができる。
以下、図面を参照して本発明を適用した実施の形態について説明する。
まず、図1および図2を参照して、本発明を適用した光学顕微鏡の一実施の形態について説明する。なお、図1は、本発明を適用した光学顕微鏡1を模式的に示す全体構成図であり、図2は、光学顕微鏡1の概略的な光路図である。
光学顕微鏡1は、正立型であり、基台11、直立ベース12、アーム13、照明レンズユニット14、試料ステージ15、ステージ駆動部16、レボルバ17、分散対物レンズ18、観察鏡筒19および接眼レンズ鏡筒20を備える。基台11には、直立ベース12が立設され、直立ベース12の上部には、アーム13が水平に延出している。基台11の後面(図中、左側)には、光源部11aが設けられている。直立ベース12の前面には、照明レンズユニット14とステージ駆動部16が固設されている。ステージ駆動部16は、標本Sを載置する試料ステージ15を光軸AX方向に上下させるとともに、光軸AX回りに回転可能に保持している。アーム13の先端下部には、分散対物レンズ18を光路に挿脱するレボルバ17が設けられ、アーム13の先端上部には、観察鏡筒19が設けられている。観察鏡筒19の先端部には、接眼レンズ鏡筒20が接続されている。
以下、光路に沿って光学系の配置を説明する。光源部11aには、光源21(例えば、白色光を発するハロゲンランプやタングステンランプ)が収納されている。基台11の内部には、コリメータレンズ22と照明光を上方へ反射するミラー23が収納されている。照明レンズユニット14には、リング絞り24とコンデンサレンズ25が保持されている。なお、光源21からコンデンサレンズ25までが照明装置に含まれる。
分散対物レンズ18は、レンズ26と遮光リング27を有している。観察鏡筒19には、アナライザ28、デポラライザ29、結像レンズ30およびプリズム31が配設されている。なお、アナライザ28は、図3および図4を参照して後述するように、アナライザ装置(図1および図2では不図示)に光軸AX回りに回転自在に設けられている。また、プリズム31は、プリズム31に到達した光を2つに分離して、一方を接眼レンズ32へ、他方を不図示の撮像装置へ導くように配設されている。
ここで、図2を参照して、光学顕微鏡1の光学系の作用を説明する。光源21から射出した照明光L1は、コリメータレンズ22により平行光束となり、リング絞り24に入射する。リング絞り24は、図2(b)に示されるように、輪帯状(リング状)の開口部24aを有する。照明光L1は、リング絞り24の開口部24aを通過した後に、コンデンサレンズ25により標本Sに向かい、標本Sをケーラー照明する。照明光L1が標本Sを照明することにより、標本Sを直接透過する透過光(0次の分散光ともいう)および標本Sにより分散される分散光が生じる。すなわち、標本Sからの光L2としては、透過光および分散光があり、図中、透過光を破線で、分散光を実線で表わす。なお、符号AXは、標本Sからの光L2の光軸を表わす。
標本Sからの光L2、すなわち透過光および分散光は、レンズ26に入射し、リング絞り24と共役な位置に配置された遮光リング27に入射する。遮光リング27には、図2(c)に示されるように、リング絞り24の開口部24aに対応する位置に遮光部27aが形成されている。
対物レンズ内に遮光リング27を設けたものは、分散対物レンズと呼ばれ、通常の位相差対物レンズに用いられる位相リングの透過率を0%としたものである。なお、この分散対物レンズ18には、標本Sの像を無限遠に結像する対物レンズを用いている。従って、透過光、すなわち、リング絞り24の開口部24aを通過した照明光のうち、標本Sを透過する際に分散せずに直進する光は、遮光リング27の遮光部27aでカットされ、分散光のみが遮光リング27を透過して、アナライザ28へ入射する。
アナライザ28は、分散光の中から特定の振動方向の光のみを透過させる。すなわち、アナライザ28を光軸AX回りに回転させることにより、様々な振動方向の入り混じった光から特定の回転角で特定の直線偏光の光のみを分離選択することができる。従って、アナライザ28を介して分散光を1次像面Iに結像し、接眼レンズ32によって観察すれば、標本Sの特定の振動方向での状態(色調、形状など)を明瞭に知ることができる。なお、アナライザ28は、光路に沿って標本Sよりも後方であれば任意の位置に配設することができるが、平行光束となっている分散対物レンズ18と結像レンズ30の間に配設するのが望ましい。
アナライザ28を透過した直線偏光の分散光は、デポラライザ29に入射する。デポラライザ29は、直線偏光の分散光の偏光面を回転し、円偏光とする。デポラライザ29を配設することによって、直線偏光光の振動方向に依存する光学特性の差を解消して等方的とすることができる。例えば、プリズム31の反射率は振動方向により異なるが、直線偏光光を円偏光光とすることによって、振動方向に依存せずに標本像を観察することができる。デポラライザ29は、分散光の進行方向において、アナライザ28の後ろ側の任意の位置に配設できるが、アナライザ28と結像レンズ30の間に配設するのが望ましい。
デポラライザ29を透過した円偏光または楕円偏光の分散光は、結像レンズ30により1次像面I上に結像する。ゆえに、標本Sと1次像面Iとが共役となる。この標本像を接眼レンズ32によって観察すれば、上述したように標本Sに含まれるアナライザなどの特定の繊維状粒子が分散色により染色されたように見える。もちろん、標本像を撮像装置(例えば、デジタルカメラ)で撮像し、その画像をディスプレイに表示するようにしてもよい。
ユーザは、上述したように、微小な繊維状粒子を拡大して伸張方向が把握できる状態で、繊維状粒子の伸張方向に平行な方向および直交する方向にアナライザ28の偏光方向を調整しながら、各繊維状粒子の分散色を観察し、標本Sに含まれるアスベストの同定を行う。
次に、アナライザ28を備えるアナライザ装置の詳細について説明する。
図3は、アナライザ28を備えるアナライザ装置の第1の実施の形態を上から見た外観図である。図3のアナライザ装置51においては、長方形の板状の本体部61に、アナライザ28とダイアル62が設けられている。
より具体的には、本体部61の長手方向の一方の端部(図内の左端)には、アナライザ28とほぼ同径の開口部61aが形成されている。また、本体部61の開口部61aの図内で右隣には、アナライザ28が円周方向に回転自在に設けられている。すなわち、アナライザ28が光軸回りに回転自在に本体部61に設けられ、アナライザ28の光軸回りの回転に伴い、図内の矢印A1で示されるアナライザ28の偏光方向が光軸回りに回転する。なお、以下、図3において矢印A1により示される方向を0°とし、時計回りの方向を正の方向とする。また、矢印A1は説明のために示したものであり、実際にアナライザ28に表示されることはない。
本体部61の長手方向の端部であって、開口部61aが形成されている端部と異なる端部(図内の右端)には、ダイアル62が円周方向に回転自在に設けられている。換言すれば、ダイアル62は、ダイアル62の中心を通る鉛直方向の軸回りに回転自在に本体部61に設けられている。また、ダイアル62は、ユーザが回転させやすいように、本体部61の右端から少しはみ出るように設置されている。
アナライザ28とダイアル62とは、図示せぬベルト等により連接されており、ダイアル62を回転させると、アナライザ28が同じ方向に回転する。換言すると、ダイアル62は、回転されるのに伴いアナライザ28を光軸回りに同じ方向に回転させる。ただし、アナライザ28とダイアル62の回転量は異なり、ダイアル62の回転に伴い、ダイアル62の半分の角度だけアナライザ28が回転する。従って、ダイアル62を1回転させると、アナライザ28がダイアル62と同じ方向に180°回転し、ダイアル62を2回転させると、アナライザ28がダイアル62と同じ方向に360°回転する。
ダイアル62の上面(表面)には銘板63が貼付され、本体部61のダイアル62の左隣には、銘板63に対応した銘板64が貼付されている。銘板63には、外周に沿って45°の間隔で、指す方向が異なる複数の矢印63a乃至63hが表示されている。
銘板64には、銘板63に対応した目盛り64aが表示されている。目盛り64aには、Aの文字が示されている指標i3を中心とする90°の範囲内の角度を、22.5°刻みで示す指標i1乃至i5が示されている。すなわち、指標i1は、指標i3から時計回りに45°回転した位置を示し、指標i1に示した矢印を指標i3の位置に回転移動させることで、アナライザ28が22.5°回転することを示す。また、指標i2は、指標i3から時計回りにダイアル62が22.5°回転した位置を示し、指標i4は、指標i3から反時計回りにダイアル62が22.5°回転した位置を示し、指標i5は、指標i3から反時計回りにダイアル62が45°回転した位置を示している。
銘板63の矢印63a乃至63hの指す方向は、ダイアル62の回転に伴い目盛り64aの指標i3の位置に各矢印が来た場合に設定されるアナライザ28の偏光方向をそれぞれ示している。例えば、目盛り64aの指標i3の位置に矢印63aが来るようにダイアル62の回転方向の位置を設定した場合、アナライザ28の偏光方向は0°に設定される。同様に、目盛り64aの指標i3の位置に矢印63b、矢印63c、矢印63d、矢印63e、矢印63f、矢印63g、または、矢印63hが来るようにダイアル62の回転方向の位置を設定した場合、アナライザ28の偏光方向は、それぞれ、22.5°、45°、67.5°、90°、112.5°、135°、または、157.5°に設定される。
なお、ダイアル62の中心を中心にして対向する位置にある矢印のペア(例えば、矢印63aと矢印63e)は、互いに直交する方向を指している。換言すれば、互いに直交する方向を示す2つの矢印が、ダイアル62の形状における対象点であるダイアル62の中心を介して対向する位置に表示されている。
また、例えば、目盛り64aの指標i2の位置に矢印63aが来るようにダイアル62の回転方向の位置を設定した場合、アナライザ28の偏光方向は11.25°に設定され、目盛り64aの指標i4の位置に矢印63aが来るようにダイアル62の回転方向の位置を設定した場合、アナライザ28の偏光方向は168.75°に設定される。
このように、アナライザ装置51においては、アナライザ28の偏光方向を11.25°刻みで正確に設定することができる。なお、銘板63に矢印を表示する間隔を狭めたり、目盛り64aの指標の間隔を狭めることにより、さらにアナライザ28の偏光方向を細かく設定することが可能になる。
また、銘板64には、アナライザ28の偏光方向を、繊維状粒子の伸張方向と平行な方向に設定して分散色を観察した後に、繊維状粒子の伸張方向と直交する方向に設定して分散色を観察することを案内するガイダンス64bが表示されている。
さらに、本体部61の辺61bには、V溝61c乃至61eが設けられている。アナライザ装置51は、例えば、図内の表の面、すなわち、ダイアル62が設けられている面を上にして、本体部61の開口部61aが設けられている方の長手方向の端部から、観察鏡筒19に挿入され、光学顕微鏡1に装着される。このとき、アナライザ装置51は、観察鏡筒19に納められた光学系の光軸に対して直交する方向に挿入される。V溝61cおよび61dは、その際のアナライザ装置51の位置決めをするためのものである。具体的には、光学顕微鏡1の光路に開口部61aを挿入する場合、V溝61cを用いてアナライザ装置51の位置を設定し、光学顕微鏡1の光路にアナライザ28を挿入する場合、V溝61dを用いてアナライザ装置51の位置を設定する。また、V溝61eは、ダイアル62に銘板63を貼付する場合に、銘板63の位置決めをするための指標として用いられる。
ユーザは、このアナライザ装置51を用いることにより、設定されているアナライザ28の偏光方向を一目で把握することができるとともに、アナライザ28の偏光方向を所望の方向に迅速かつ確実に設定することができる。
例えば、ユーザは、注目する繊維状粒子の分散色を観察する場合、まず、銘板63を見ながらダイアル62を回転させ、その繊維状粒子の伸張方向と平行な矢印を目盛り64aの指標i3に合わせる。これにより、ユーザは、アナライザ28の偏光方向を、繊維状粒子の伸張方向と平行な方向に迅速かつ確実に設定し、そのときの分散色を観察することができる。次に、ユーザは、銘板63を見ながらダイアル62を回転させ、指標i3に合わせている矢印とダイアル62の中心を介して対向する位置にあり、その矢印と直交する矢印を指標i3に合わせる。これにより、ユーザは、アナライザ28の偏光方向を、繊維状粒子の伸張方向と直交する方向に迅速かつ確実に設定し、そのときの分散色を観察することができる。
なお、アナライザ28の偏光方向を、繊維状粒子の伸張方向と平行な方向と垂直な方向の2方向に、より迅速に切り替えることができるように、本実施の形態では、円盤状のダイアル62の中心点(対称軸)を通って、ある方向を示す矢印とその方向に対して垂直方向を示す矢印とを線分で結ぶようにして、対応関係を図示している。すなわち、互いに直交する方向を示す2つの矢印(例えば、矢印63aと矢印63e、矢印63bと矢印63f、矢印63cと矢印63g、矢印63dと矢印63h)を結ぶ線分が銘板63に表示されている。これにより、測定に必要な2方向が特定しやすくなる。特に、アナライザ28の回転に対して、ダイアル62の回転量を2倍にしたことと相まって、測定に必要な2方向が分かりやすく示され、設定が容易になる。
ところで、この線分で結ぶ以外にも、ある方向を示す矢印とその方向に対して垂直な方向を示す矢印を同じ色で表示し、他の方向を示す矢印とその方向に対して垂直な方向を示す矢印とは異なる色で表示することでも、同様な効果が得られる。換言すれば、互いに直交する方向を示す矢印のペアを同じ色で表示し、かつ、ペア毎に異なる色で矢印を表示するようにすることでも、同様な効果が得られる。
なお、矢印の代わりに、例えば線分などの一方向に長い図形により、ダイアル62の回転方向の位置に対応して設定されるアナライザ28の偏光方向を示すようにしてもよい。
また、ダイアル62の上面ではなく本体部61のダイアル62の周辺に、アナライザ28の偏光方向を示す矢印などの図形を表示し、ダイアル62の上面にその図形を指し示す図形(例えば、矢印など)を表示することにより、ダイアル62の回転方向の位置に対応して設定される偏光方向を示すようにしてもよい。
さらに、図3に示される例のようにアナライザ28の光軸とダイアル62の回転軸とが必ずしも平行に配置される必要はない。例えば、ダイアル62の回転軸がアナライザ28の光軸に対して垂直になるように、本体部51の側面(図3において見えている本体部51の面に対して垂直な面)にダイアル62を設け、ダイアル62を回転軸回りに回転させることにより、アナライザ28を光軸回りに回転させるようにすることが考えられる。
図4は、アナライザ28を備えるアナライザ装置の第2の実施の形態を上から見た外観図である。
図4のアナライザ装置101の本体部111は、図3のアナライザ装置51の本体部61と同じ形状を有している。すなわち、本体部111において、本体部61の開口部61aに対応する位置に開口部111aが形成され、本体部61のV溝61c乃至61eに対応する位置に、V溝111c乃至111eが形成されている。
また、本体部111において、本体部61のアナライザ28が設けられている位置に対応する位置にアナライザ28が円周方向に回転自在に設けられ、本体部61のダイアル62が設けられている位置に対応する位置に、ダイアル62の代わりにダイアル112が円周方向に回転自在に設けられている。
アナライザ28とダイアル112とは、図示せぬベルト等により連接されており、ダイアル112を回転させると、アナライザ28が同じ方向に回転する。また、アナライザ装置101では、アナライザ装置51と異なり、アナライザ28とダイアル112の回転角が一致し、ダイアル112の回転に伴い、ダイアル112と同じ角度だけアナライザ28が回転する。換言すれば、ダイアル112が回転する角度と、ダイアル112の回転に伴いアナライザ28が回転する角度とが一致する。
また、ダイアル112の上面(表面)には銘板113が貼付されている。銘板113には、アナライザ28の偏光方向と一致するように矢印113aが表示されている。すなわち、矢印113aは、ダイアル112の回転方向の位置に対応して設定されるアナライザ28の偏光方向を示している。
ユーザは、このアナライザ装置101を用いることにより、アナライザ装置51を用いる場合と同様に、設定されているアナライザ28の偏光方向を一目で把握することができるとともに、アナライザ28の偏光方向を所望の方向に迅速かつ確実に設定することができる。
例えば、ユーザは、注目する繊維状粒子の分散色を観察する場合、まず、銘板113を見ながら、矢印113aの向きがその繊維状粒子の伸張方向と平行になるように、ダイアル112を回転させる。これにより、ユーザは、アナライザ28の偏光方向を、繊維状粒子の伸張方向と平行な方向に迅速かつ確実に設定し、そのときの分散色を観察することができる。次に、ユーザは、銘板113を見ながら、矢印113aの向きが90°回転するように、ダイアル112を回転させる。これにより、ユーザは、アナライザ28の偏光方向を、繊維状粒子の伸張方向と直交する方向に迅速かつ確実に設定し、そのときの分散色を観察することができる。
なお、矢印113aの代わりに、例えば線分などの一方向に長い図形により、アナライザ28の偏光方向を示すようにしてもよい。
また、本発明の実施の形態は、対物レンズとして、無限遠に標本Sの像を形成する顕微鏡を例示したが、これだけに限られず、標本Sの像を有限位置に形成する分散対物レンズを用いてもよい。さらに、無限遠に標本Sの像を形成する対物レンズの場合、遮光リング27と対物レンズが必ずしも一体となる必要はない。
なお、本発明の実施の形態は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の変更が可能である。
本発明を適用した光学顕微鏡の一実施の形態を模式的に示す全体構成図である。 本発明を適用した光学顕微鏡の一実施の形態の概略的な光路図である。 本発明を適用したアナライザ装置の第1の実施の形態を示す外観図である。 本発明を適用したアナライザ装置の第2の実施の形態を示す外観図である。
符号の説明
1 光学顕微鏡, 15 試料ステージ, 16 ステージ駆動部, 18 分散対物レンズ, 21 光源, 24 リング絞り, 26 レンズ, 27 遮光リング, 28 アナライザ, 29 デポラライザ, 30 結像レンズ, 51 アナライザ装置, 61 本体部, 62 ダイアル, 63 銘板, 63a乃至63h 矢印, 64 銘板, 64a 目盛り, 101 アナライザ装置, 111 本体部, 112 ダイアル, 113 銘板, 113a 矢印

Claims (9)

  1. 光軸回りに回転自在に設けられ、光軸回りの回転に伴い透過する光の振動方向である偏光方向が回転する偏光手段と、
    所定の軸回りに回転自在に設けられ、回転されるのに伴い前記偏光手段を光軸回りに回転させる操作手段と
    を備え、
    前記操作手段の回転方向の位置に対応して設定される前記偏光手段の前記偏光方向を示す、一方向に長い図形が、前記操作手段の表面または前記操作手段の周辺の少なくとも一方に表示されている
    ことを特徴とする顕微鏡用偏光装置。
  2. 前記操作手段の回転に伴い、前記操作手段と同じ角度だけ前記偏光手段が回転する
    ことを特徴とする請求項1に記載の顕微鏡用偏光装置。
  3. 前記操作手段の回転に伴い、前記操作手段の半分の角度だけ前記偏光手段が回転する
    ことを特徴とする請求項1に記載の顕微鏡用偏光装置。
  4. 前記操作手段は、点対称の形状を有し、前記操作手段の外周に沿って、前記偏光手段の前記偏光方向を示す複数の前記図形が表示されており、
    互いに直交する方向を示す2つの前記図形が、前記操作手段の形状における対称点を介して対向する位置に表示されている
    ことを特徴とする請求項3に記載の顕微鏡用偏光装置。
  5. 前記操作手段には、互いに直交する方向を示す2つの前記図形を結ぶ線分がさらに表示されている
    ことを特徴とする請求項4に記載の顕微鏡用偏光装置。
  6. 互いに直交する方向を示す前記図形のペアが同じ色で表示され、かつ、前記ペアごとに異なる色で前記図形が表示されている
    ことを特徴とする請求項4に記載の顕微鏡用偏光装置。
  7. 前記操作手段の外周に沿って前記操作手段の表面に、指す方向が異なる複数の前記図形が表示され、前記図形が指す方向は、前記操作手段の回転に伴い所定の位置に前記図形が来た場合に設定される前記偏光手段の前記偏光方向をそれぞれ示している
    ことを特徴とする請求項1に記載の顕微鏡用偏光装置。
  8. 対物レンズと接眼レンズとの間の光路上に、請求項1乃至7のいずれかに記載の顕微鏡用偏光装置が配設されている
    ことを特徴とする顕微鏡。
  9. 標本に照射する照明光を通過させる輪帯状の開口部を有するリング絞りと、
    前記リング絞りの前記開口部を通過した前記照明光のうち、前記標本を透過する際に分散せずに直進する光をカットする遮光リングと
    をさらに備えることを特徴とする請求項8に記載の顕微鏡。
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