JP4229000B2 - 光学顕微鏡および顕微鏡システム - Google Patents

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本発明は、光学顕微鏡およびこれを備える顕微鏡システムに関する。
アスベストは、建材などに幅広く使用されてきており、建材などに含まれるアスベストを採取して測定する方法が確立されている。従来、アスベストの同定は、アスベストを分散染色用浸液に混入して作製した試料をリング絞りを備えた照明光学系で照明し、分散対物レンズで観察することにより行われている。アスベストには、いくつかの種類があり、屈折率の異なる分散染色用浸液を用いるとその種類に応じた特有の分散色を呈する。この分散色を観察することにより、アスベストの同定を行う。分散対物レンズの後ろ側焦点面には、遮光リングが設けられている(例えば、特許文献1、非特許文献1参照)。
特開平7−181268号公報 労働省労働基準局長通達「建築物の耐火等吹付け材の石綿含有率の判定方法について」平成8年3月29日 基発第188の2
種類の異なるアスベストが発する分散色の色調が近い場合、これらを明確に識別することができず、アスベストの同定を誤る恐れがあった。
(1)上記問題点を解決するために、請求項1に係る発明のアスベスト分析用光学顕微鏡は、試料ステージ上の試料に開口絞りを介して照明光を照射する照明装置と、開口絞りと共役な後ろ側焦点面に開口絞りの形状に対応する遮光部材を有し、試料からの光のうち回折光を透過させる分散対物レンズと、試料からの光の光路に配設される偏光部材と、試料に対して偏光部材を光軸を中心に回転させる回転手段とを備えることを特徴とする。
(2)請求項に係る発明は、請求項1のアスベスト分析用光学顕微鏡において、開口絞りは、リング状の開口部が形成されたリング絞りであり、遮光部材は、リング絞りの開口部の形状に対応する遮光部が形成された遮光リングであることを特徴とする。
請求項3に係る発明は、請求項1または2アスベスト分析用光学顕微鏡において、試料からの光の光路で、偏光部材よりも後の光路に配設されるデポラライザをさらに備えることが好ましい。
請求項に係る発明は、請求項1または2アスベスト分析用光学顕微鏡において、偏光部材は、遮光部材と試料の像が結像される結像面との間に配置されていることが好ましい。
請求項に係る発明は、請求項アスベスト分析用光学顕微鏡において、偏光部材とデポラライザは、遮光部材と試料の像が結像される結像面との間に配置されていることが好ましい。
(3)請求項に係る発明の顕微鏡システムは、請求項1〜のいずれかのアスベスト分析用光学顕微鏡と、試料像を所定の波長域の光のみを選択する波長域選択部材を介して撮影する撮像手段と、試料ステージと偏光部材との相対回転における所定角度毎に試料像を撮影するように、撮像手段を制御する撮影制御手段と、試料像が撮影された複数枚の画像について重ね合わせ処理する画像処理手段と、その重畳画像における所定輝度レベル以上の輝点を計数する計数手段とを備えることを特徴とする。
本発明によれば、色調が近い分散色を示すアスベストでも明確に区別することができ、アスベストの同定を正確に行うことができる。
以下、本発明の実施の形態による光学顕微鏡および顕微鏡システムについて、図1〜4を参照しながら説明する。
〈第1の実施の形態〉
図1は、本発明の第1の実施の形態による光学顕微鏡の構成を模式的に示す全体構成図である。図2は、第1の実施の形態による光学顕微鏡の概略的な光路図である。
図1に示される光学顕微鏡100は、正立型であり、基台1、直立ベース2、アーム3、照明レンズユニット4、試料ステージ5、ステージ駆動部6、レボルバ7、分散対物レンズ8、観察鏡筒9および接眼レンズ鏡筒10を備える。基台1には、直立ベース2が立設され、直立ベース2の上部には、アーム3が水平に延出している。基台1の後面(図中、左側)には、光源部1aが設けられている。直立ベース2の前面には、照明レンズユニット4とステージ駆動部6が固設されている。ステージ駆動部6は、試料Sを載置する試料ステージ5を光軸AX方向に上下させるとともに、光軸AX廻りに回転可能に保持している。アーム3の先端下部には、分散対物レンズ8を光路に挿脱するレボルバ7が設けられ、アーム3の先端上部には、観察鏡筒9が設けられている。観察鏡筒9の先端部には、接眼レンズ鏡筒10が接続されている。
以下、光路に沿って光学系の配置を説明する。光源部1aには、光源11(例えば、白色光を発するハロゲンランプやタングステンランプ)が収納されている。基台1の内部には、コリメータレンズ12と照明光を上方へ反射するミラー13が収納されている。照明レンズユニット4には、リング絞り14とコンデンサレンズ15が保持されている。光源11からコンデンサレンズ15までが照明装置に含まれる。
分散対物レンズ8は、レンズ16と遮光リング17を有している。観察鏡筒9には、アナライザ18、デポラライザ19、結像レンズ20およびプリズム21が配設されている。アナライザ18は、光軸AX廻りに回転可能である。なお、プリズム21は、プリズム21に到達した光を2つに分離して、一方を接眼レンズ22へ、他方を不図示の撮像装置へ導くように配設されている。
図2を参照して、光学顕微鏡100の光学系の作用を説明する。光源11から射出した照明光L1は、コリメータレンズ12により平行光束となり、リング絞り14に入射する。リング絞り14は、図2(b)に示されるように、輪帯状の開口部14aを有する。照明光はL1は、リング絞り14の開口部14aを通過した後に、コンデンサレンズ15により試料Sに向かい、試料Sをケーラー照明する。照明光L1が試料Sを照明することにより、試料Sを直接透過する透過光(0次の回折光ともいう)および試料Sにより回折される回折光が生じる。すなわち、試料からの光L2としては、透過光および回折光があり、図中、透過光を破線で、回折光を実線で表わす。なお、符号AXは、試料からの光L2の光軸を表わす。
試料からの光L2、すなわち透過光および回折光は、レンズ16に入射し、リング絞り14と共役な位置に配置された遮光リング17に入射する。遮光リング17には、図2(c)に示されるように、リング絞り14の開口部14aに対応する位置に遮光部17aが形成されている。
対物レンズ内に遮光リング17を設けたものは、分散対物レンズと呼ばれるものであり、通常の位相差対物レンズに用いられる位相リングの透過率を0%としたものである。従って、透過光は、遮光リング17の遮光部17aでカットされ、回折光のみが遮光リング17を透過して、アナライザ18へ入射する。
アナライザ18は、回折光の中から特定の偏光方向の光のみを透過させる。すなわち、アナライザ18を光軸AX廻りに回転させることにより、様々な偏光方向の入り混じった光から特定の回転角で特定の直線偏光の光のみを分離選択することができる。従って、アナライザ18を介して回折光を1次像面Iに結像させれば、その像は、どのような波長の光により形成されたかが判る。この試料像を接眼レンズ22によって観察すれば、試料Sの特定の偏光方向での状態(色調、形状など)を明瞭に知ることができる。アナライザ18は、光路に沿って試料Sよりも後方であれば任意の位置に配設することができるが、平行光束となっている分散対物レンズ8と結像レンズ20の間に配設するのが望ましい。
アナライザ18を通過した直線偏光の回折光は、デポラライザ19に入射する。デポラライザ19は、直線偏光の回折光の偏光面を回転し、円偏光とする。デポラライザ19を配設することによって、直線偏光光の偏光方向に依存する光学特性の差を解消して等方的とすることができる。例えば、プリズム21での反射率は偏光方向により異なるが、直線偏光光を円偏光光とすることによって、偏光方向に依存せずに試料像が観察できる。デポラライザ19は、回折光の進行方向において、アナライザ18の後ろ側の任意の位置に配設できるが、遮光リング17の後ろ側、または分散対物レンズ8と結像レンズ20の間に配設するのが望ましい。
デポラライザ19を通過した円偏光または楕円偏光の回折光は、結像レンズ20により1次像面I上に結像する。この試料像を接眼レンズ22によって観察すれば、試料Sの状態(色調、形状など)を知ることができる。もちろん、観察像を撮像装置(例えば、デジタルカメラ)で撮像し、その画像をディスプレイに表示してもよい。
次に、光学顕微鏡100を用いたアスベストの同定方法を説明する。アスベストは、複屈折の性質をもつ天然の繊維状無機物である。前述したように、アスベストには、いくつかの種類があるが、クリソタイル、アモサイト、クロシドライトの同定について説明する。その同定は、従来法と同様の分散染色法を用いる。先ず、3枚のスライドガラス上に、屈折率の異なる分散染色用浸液A,B,Cをそれぞれ滴下する。25℃、d線における分散染色用浸液Aの屈折率nは1.550、分散染色用浸液Bの屈折率nは1.680、分散染色用浸液Cの屈折率nは1.700である。建材などから採取した繊維状粒子を少量づつ3つに分け、それぞれを分散染色用浸液A,B,C中に入れて混合し、それぞれカバーガラスで被覆して3個の試料Sを作製する。この段階では、試料S中にアスベストが含まれているか否かは判っていない。
ここで、図3を用いて分散染色法の原理を説明する。図3は、固体X、固体Y、液体Zの屈折率分散曲線である。固体XとYは、2種類の繊維状粒子に対応し、液体Zは、分散染色用浸液に対応する。縦軸に屈折率、横軸に波長をほぼ可視域に相当する400〜700nmの範囲でとる。この波長範囲で、屈折率の変化は、液体Zが最も大きく、固体X、固体Yと続く。固体X、固体Y、液体Zの3本の曲線は、波長λで交わり、波長λを境に短波長側と長波長側では、屈折率の順位は逆転する。しかし、固体と液体との屈折率差をみると、常に、液体Zと固体Yとの屈折率差が液体Zと固体Xとの屈折率差を上回っている。この固体と液体との屈折率差、すなわち分散曲線の傾きの差により、固体からの光と液体からの光が干渉して分散色が生じ、固体が染色されたように見える。一般に、液体との屈折率差が大きい固体Yの方が固体Xよりも明るい分散色を呈する。特に、屈折率差の大きい赤色や青色の波長域で鋭敏な分散色が観察されることが多い。
アスベストの同定では、その種類に応じて鋭敏な分散色を観察できる分散染色用浸液が分かっている。例えば、クリソタイルは、n=1.550の分散染色用浸液Aで赤紫色〜青色、アモサイトは、n=1.680の分散染色用浸液Bで赤紫色〜青色、クロシドライトは、n=1.700の分散染色用浸液Cで青色の鋭敏な分散色を呈する。裏返して言えば、アスベストとは屈折率が異なる繊維状粒子は、分散染色用浸液A,B,Cに混合しても鋭敏な分散色を呈しないので、アスベストではないことが判る。
上述した3個の試料Sを光学顕微鏡100の試料ステージ5に一つづつ載置して、観察倍率を100倍として観察する。分散対物レンズの倍率は10倍である。アナライザ18を回折光の光路上に挿入しなくともアスベストの種類により特有の分散色を呈するが、例えば2種類のアスベストが同じような赤紫色の分散色を呈している場合には、区別をつけることが難しい。そこで、アナライザ18を回折光の光路上に挿入して光軸AX廻りに回転すると、赤紫色の分散色を赤色と紫色の2色に分離することができる。すなわち、視野内の特定のアスベストの繊維状粒子に注目すると、アナライザ18を光軸AX廻りに回転すると、ある回転角でその繊維状粒子は紫色に見えるが、アナライザ18をその位置から90°回転すると赤色に見える。アスベストの種類により複屈折作用は異なり、同じような赤色でもまた同じような紫色でも色調(波長)が異なるので、この情報を用いることにより、一層正確なアスベストの同定が可能となる。
本実施の形態では、アナライザ18を光軸AX廻りに回転することにより回折光の偏光分離を行う場合を説明したが、アナライザ18を回転させず固定して、試料ステージ5、すなわち試料Sを光軸AX廻りに回転させても同様の作用効果が得られる。また、アナライザ18と試料Sの両者をそれぞれ光軸AX廻りに回転させても同様の作用効果が得られる。
また、本実施の形態では、照明装置の開口絞りとしてリング絞り14を用い、分散対物レンズ8の遮光部材として遮光リング17を用いたが、開口絞りとして中央部分に開口を形成した通常の絞りを用い、遮光部材として中央部分に遮光部を形成した遮光板を用いてもよい。但し、リング絞り14の方が通常の絞りよりも試料の回折像を形成したときに明るい分散色が得られるので、リング絞り14を用いる方が望ましい。
アスベストの種類が判った段階で定量分析を行う。この分析法は、光学顕微鏡100の観察倍率を400倍として、観察視野内のアスベストの個数を種類毎に数えるものである。すなわち、倍率10倍の分散対物レンズ8を倍率40倍の分散対物レンズに切り換えるとともに、リング絞り14を40倍用のものに切り換える。他の光学系の構成は、同定方法の場合と変わらない。視野内のアスベストの個数を視野内の全粒子数で除算することにより、試料中のアスベスト含有率が得られる。この定量分析では、アスベストの種類に対応する分散色および偏光分離された光の色が判っているので、その色を強調するための波長域選択フィルタを光路に挿入して観察することもできる。
〈第2の実施の形態〉
図4は、本発明の第2の実施の形態による顕微鏡システムの構成を模式的に示す全体構成図である。光学顕微鏡100は、第1の実施の形態のものと同じであるので、同じ構成部品には同一符号を付す。
顕微鏡システム200は、光学顕微鏡100に、デジタルカメラ110、回転機構111、制御演算装置112、画像処理装置113およびディスプレイ114を付加して構成される。デジタルカメラ110は、観察鏡筒9に搭載され、観察面Iに結像した試料像を波長域選択フィルタ110aを通して撮像し、画像信号を画像処理装置113へ送出する。
また、デジタルカメラ110は、制御演算装置112からの制御信号により所定のタイミングで撮影できるように制御される。回転機構111は、アナライザ18を光軸AX廻りに回転駆動する。ステージ駆動部6は、試料Sを載置する試料ステージ5を光軸AX廻りに回転駆動する。回転機構111による回転駆動もステージ駆動部6による回転駆動も制御演算装置112からの駆動信号により制御される。
アナライザ18を通して見るとき、ある回転角で例えば赤色に見えるアスベストの場合には、波長域選択フィルタ110aとして赤色を透過するフィルタを使用すると、ある回転角では、フィルタ110aを透過する赤色光の強度(輝度)は最大となる。この回転角からアナライザ18を回転すると、赤色光の強度は徐々に弱くなり、光強度が最大の角度から90°回転したところでは、光強度が最小(理想的には0)になる。さらにアナライザ18を回転すると、徐々に光強度が強くなり、また最大となる。光強度が最大となる角度は、アスベスト粒子の向き(結晶軸の方位)に依存しているので、アナライザ18を回転していくと、視野内の個々のアスベスト粒子からの分散色の明るさがランダムに変化する。つまり、ある回転角では、あるアスベスト粒子からの光強度が最大となり、別の回転角では、そのアスベスト粒子からの光強度が減少する一方で別のアスベスト粒子からの光強度が最大となる。アナライザ18を回転しながら、点滅して見えるアスベスト粒子の数を計数することによって、定量分析ができる。
画像処理装置113は、デジタルカメラ110からの画像信号を不図示のフレームメモリに入力して、例えば、複数フレームの画像を重ね合わせたり、所定の輝度レベル以上の像のみを強調するような処理を行う。また、画像処理装置113は、処理前の画像や処理済の画像をディスプレイ114に表示させたり、処理済の画像信号を制御演算装置112へ送出する。制御演算装置112は、その画像信号に基づいて、重ね合わされた1フレームの画像内で所定輝度以上の像の数を計数する。
顕微鏡システム200を用いて、第1の実施の形態で説明したアスベストの定量分析を自動的に行う方法について説明する。この自動分析においても、光学顕微鏡100の観察倍率を400倍とする。定量分析用の画像は、次のようにして得ることができる。回転機構111によりアナライザ18を光軸AX廻りに回転しながら、例えば回転角度30°毎に試料Sの観察像をデジタルカメラ110により撮像して複数枚の画像を取得する。画像処理装置113により各画像に対して所定輝度以上の像を抽出し、これらの複数枚の画像を重畳する。回転角度範囲が180°であれば、6枚の画像が重ね合わされる。制御演算装置112は、画像処理装置113からの1フレームの重畳画像について、所定種類のアスベストの像の数を計数する。この自動計数により、オペレータが視野を観察しながら像の数を計数するという作業が不要となる。
本発明は、通常の光学顕微鏡に分散対物レンズを装着し、試料からの回折光を偏光分離してその回折像を観察することに特徴がある。本発明は、その特徴を損なわない限り、以上説明した実施の形態に何ら限定されない。
本発明の第1の実施の形態に係る光学顕微鏡の構成を模式的に示す全体構成図である。 本発明の第1の実施の形態に係る光学顕微鏡の概略的な光路図である。 屈折率分散曲線の一例を示すグラフである。 本発明の第2の実施の形態に係る顕微鏡システムの構成を模式的に示す全体構成図である。
符号の説明
5:試料ステージ
6:ステージ駆動部
8:分散対物レンズ
11:光源
14:リング絞り
16:レンズ
17:遮光リング
18:アナライザ
19:デポラライザ
20:結像レンズ
100:光学顕微鏡
110:デジタルカメラ
111:回転機構
112:制御演算装置
113:画像処理装置
114:ディスプレイ
200:顕微鏡システム
AX:光軸
I:1次像面
L1:照明光
L2:試料からの光

Claims (6)

  1. 試料ステージ上の試料に開口絞りを介して照明光を照射する照明装置と、
    前記開口絞りと共役な後ろ側焦点面に前記開口絞りの形状に対応する遮光部材を有し、前記試料からの光のうち回折光を透過させる分散対物レンズと、
    前記試料からの光の光路に配設される偏光部材と、
    前記試料に対して前記偏光部材を光軸を中心に回転させる回転手段とを備えることを特徴とするアスベスト分析用光学顕微鏡。
  2. 請求項1に記載のアスベスト分析用光学顕微鏡において、
    前記開口絞りは、リング状の開口部が形成されたリング絞りであり、
    前記遮光部材は、前記リング絞りの開口部の形状に対応する遮光部が形成された遮光リングであることを特徴とするアスベスト分析用光学顕微鏡。
  3. 請求項1または2に記載のアスベスト分析用光学顕微鏡において、
    前記試料からの光の光路で、前記偏光部材よりも後の光路に配設されるデポラライザをさらに備えることを特徴とするアスベスト分析用光学顕微鏡。
  4. 請求項1または2に記載のアスベスト分析用光学顕微鏡において、
    前記偏光部材は、前記遮光部材と前記試料の像が結像される結像面との間に配置されていることを特徴とするアスベスト分析用光学顕微鏡。
  5. 請求項に記載のアスベスト分析用光学顕微鏡において、
    前記偏光部材と前記デポラライザは、前記遮光部材と前記試料の像が結像される結像面との間に配置されていることを特徴とするアスベスト分析用光学顕微鏡。
  6. 請求項1〜5のいずれか一項に記載のアスベスト分析用光学顕微鏡
    前記試料像を所定の波長域の光のみを選択する波長域選択部材を介して撮影する撮像手段と、
    前記試料ステージと偏光部材との相対回転における所定角度毎に前記試料像を撮影するように、前記撮像手段を制御する撮影制御手段と、
    前記試料像が撮影された複数枚の画像について重ね合わせ処理する画像処理手段と、
    その重畳画像における所定輝度レベル以上の輝点を計数する計数手段とを備えることを特徴とする顕微鏡システム。
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