JP2010064830A - 帳票仕分け処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】多種多様な帳票の事前選別作業を低減して効率良く仕分け処理を行うことができる帳票仕分け処理装置を提供する。
【解決手段】帳票仕分け処理装置1は、帳票を装置本体内10に取り込んで該帳票を仕分け収納する。帳票仕分け処理装置1は、前記帳票の厚さ及び大きさを測定でき、前記帳票の寸法が所定の寸法内であるか、それとも所定の寸法外であるかを判断できるように設けられる寸法測定手段110、111と、帳票を一時的に保留する一時保留手段106と、帳票を仕分け収納する複数の収納手段108B〜108Kと、寸法が所定の寸法外である帳票を一時保留手段106で保留しないように帳票の仕分けを制御する仕分け制御手段109と、を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、銀行など金融機関等において使用される帳票仕分け処理装置に関し、詳細には多種多様な帳票の仕分け処理を効率的に行うことができる帳票仕分け処理装置に関する。
従来、銀行等の金融機関においては、公共料金を納付するための納付書や、国税、社会保険料等の歳入金を納付するための納付書等、非常に多くの種類の帳票が大量に処理されている。これらの帳票の仕分け処理には、帳票の表面に記載されたデータを読み込んで該データにより自動で仕分け処理を行う仕分け処理装置が用いられている。このような帳票仕分け処理装置について、従来、多種類の帳票を効率良く処理でき、且つ、作業者の作業時間の自由度を高めて作業負担を軽減することができる装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に開示される帳票仕分け処理装置においては、帳票に記載されたデータを読み取った帳票を一時的に保留する一時保留部が備えられる。そして、例えば、帳票に記載されたデータの読み取りが正常に行われなかった帳票、或いは、読み取りが正常に行われたが収納先が特定されていない帳票について、一時保留部に一時保留するようになっている。一方、読み取りが正常に行われ、且つ、収納先が特定されている帳票は、ポケット(収納手段)に分類収納するようになっている。
特開2006−143369号公報
特許文献1の構成の場合、分類収納できない帳票を一時保留部で一時保留しておくことができるために、確かに、多種類の帳票を効率良く処理でき、更に仕分け作業時の作業者の負担を軽減できる。ところで、帳票のサイズ(大きさ及び厚み)は多様である。このために、帳票仕分け処理装置が備える一時保留部について、あらゆるサイズの帳票を一時保留できる構成とする必要がある。しかしながら、現状、一時保留部をあらゆるサイズの帳票に対応する構成とするのは、コスト面等を考慮すると容易なことではない。
このため、現状は、作業者が帳票の大きさや厚みを目視によって確認し、帳票仕分け処理装置で処理できるものを選別してから装置にセットしている。このため、選別のための時間が必要となり、作業に手間がかかるといった問題があった。また、帳票仕分け処理装置で処理することができない大きさや厚みの帳票を誤ってセットした場合に、一時保留部で帳票を収容できず、一時保留部で帳票詰まり等のジャムが発生するという問題があった。
以上の点を鑑みて、本発明の目的は、多種多様な帳票の事前選別作業を低減して効率良く仕分け処理を行うことができる帳票仕分け処理装置を提供することである。
上記目的を達成するために本発明は、帳票を装置本体内に取り込んで該帳票を仕分け収納する帳票仕分け処理装置であって、前記帳票の厚さ及び大きさを測定でき、前記帳票の寸法が所定の寸法内であるか、それとも所定の寸法外であるかを判断できるように設けられる寸法測定手段と、前記帳票を一時的に保留する一時保留手段と、前記帳票を仕分け収納する複数の収納手段と、寸法が前記所定の寸法外である帳票を前記一時保留手段に保留しないように前記帳票の仕分けを制御する仕分け制御手段と、を備えることを特徴としている。
この構成によれば、所定の寸法外の帳票を一時保留手段に保留しないように制御する構成であるために、所定の寸法を適切に設定することにより、一時保留手段の破損を避けることが可能である。そして、この場合、一時保留手段の破損の心配がないために、多種類の帳票を事前選別せずに、連続して処理することも可能となる。すなわち、本発明の帳票仕分け処理装置によれば、非常に効率良く帳票の仕分け処理を行うことが可能となる。
上記構成の帳票仕分け処理装置において、前記帳票に記載された記載データを読み取る読み取り手段と、前記読み取り手段によって読み取られた前記記載データを認識する認識手段と、を更に備え、前記仕分け制御手段は、前記認識手段による前記帳票の種類の判別が正常に行われたか否かに基づいて前記帳票の仕分けを制御するのが好ましい。これにより、帳票の種類の判別を正確に、且つ効率良く行える。
上記構成の帳票仕分け処理装置において、前記帳票の種類と、前記帳票の厚さ及び大きさとを関連付けたデータを記憶する寸法記億手段を更に備え、前記仕分け制御手段は、前記認識手段による前記帳票の種類の判別が正常に行われた帳票については、前記寸法測定手段で測定された寸法ではなく、前記寸法記憶手段に記憶されるデータによって得られる寸法に基づいて前記帳票の仕分けを制御することとしてもよい。
上記構成の帳票仕分け処理装置の更に具体的な構成として、前記仕分け制御手段は、寸法が前記所定の寸法内であり、且つ、前記認識手段による前記帳票の種類の判別が正常に行われなかった帳票を、前記一時保留手段に保留することとしても良い。これによれば、一時保留手段を使用して効率の良い仕分けを行い易い。
また、上記構成の帳票仕分け処理装置の更に具体的な構成として、前記仕分け制御手段は、寸法が前記所定の寸法内であり、且つ、前記認識手段による前記帳票の種類の判別が正常に行われた帳票を、前記収納手段に仕分け収納することとしても良い。そして、この構成において、前記複数の収納手段の中から前記帳票の仕分け先を特定するための仕分け先特定データを記憶する記憶手段を更に備える構成とし、前記仕分け制御手段は、前記仕分け先特定データによって仕分け先が特定されない場合には、寸法が前記所定の寸法内であり、且つ、前記認識手段による前記帳票の種類の判別が正常に行われた帳票を、前記収納手段に仕分け収納せずに前記一時保留手段に保留することとしても良い。これによれば、帳票仕分け処理装置が仕分け用に有する収納手段の数が限られる場合でも、効率の良い仕分けを実現できる。
上記構成の帳票仕分け処理装置の更に具体的な構成として、前記仕分け制御手段は、寸法が前記所定の寸法外であり、且つ、前記認識手段による前記帳票の種類の判別が正常に行われた帳票を、前記収納手段に仕分け収納するとしても良い。そして、この構成において、前記複数の収納手段の中から前記帳票の仕分け先を特定するための仕分け先特定データを記憶する記憶手段、を更に備え、前記仕分け制御手段は、前記仕分け先特定データによって仕分け先が特定されない場合には、寸法が前記所定の寸法外であり、且つ、前記認識手段による前記帳票の種類の判別が正常に行われた帳票を、前記収納手段に仕分け収納せずに装置本体外に排出することとしても良い。
上記構成の帳票仕分け処理装置の更に具体的な構成として、前記仕分け制御手段は、寸法が前記所定の寸法外であり、且つ、前記認識手段による前記帳票の種類の判別が正常に行われなかった帳票を仕分け収納せずに装置本体外に排出することとしても良い。
上記構成の帳票仕分け処理装置において、前記収納手段に仕分け収納されることなく装置本体外に排出される前記帳票を収容するリジェクト部が更に設けられることとしても良い。これによれば、装置本体外に仕分けされることなく排出される帳票について、その後の取り扱いが行い易い。
また、上記構成の帳票仕分け処理装置において、前記一時保留手段は、カセットと、該カセットに収容される2本のテープと、を有し、前記2本のテープの間に前記帳票を挟んで一時保留することとしても良い。このような構成の場合、一時保留手段を安価に構成できる。一方で一時保留手段に保持できる帳票の寸法に制限が生じるが、所定の寸法外の帳票が誤って一時保留手段に保留されることがないように仕分け制御が行われるので、一時保留手段の破損を避けて多種類の帳票の仕分け処理を効率良く行える。
本発明の帳票仕分け処理装置によれば、多種多様な帳票の事前選別作業を低減して効率良く仕分け処理を行うことができる。また、仕分け処理にあたって、仕分け収納用の収納手段だけでなく、一時保留手段やリジェクト部を使用して仕分けを行うことが可能となるため、一連の処理を止めることなく連続して大量の帳票を効率良く仕分け可能である。更に、帳票を一時保留するための一時保留手段の破損が発生する可能性を低減できる。
以下に添付図面を参照して、本発明にかかる帳票仕分け処理装置の好適な実施形態について説明する。
図1は、本実施形態の帳票仕分け処理装置の概略構成を説明する図である。図1に示すようにこの帳票仕分け処理装置1は、帳票仕分け処理装置本体10と外部制御装置20とを備えている。帳票仕分け処理装置本体10は、ホッパ101と、繰り出しローラ102と、搬送路103と、サイズ測定部110と、厚み測定部111と、エンドーサ104と、帳票データ読み取り部105と、一時保留部106と、排出ローラ107と、複数のポケット108と、仕分け制御部109と、を備えている。
また、外部制御装置20は、制御部201と、表示部202と、操作部206と、を備えている。制御部201は、認識部203と、データ記憶部204と、修正部205と、を備えている。
ホッパ101には複数の帳票がセットされ、ホッパ101にセットされた帳票が繰り出しローラ102により一枚ずつ繰り出されて帳票仕分け処理装置本体10に取り込まれる。帳票仕分け処理装置本体10内に取り込まれた帳票は、該帳票仕分け処理装置本体10内を搬送路103により一枚ずつ搬送される。
なお、本実施形態においては、ホッパ101にセットできる帳票のサイズは、多種類ある帳票に幅広く対応できるように構成している。具体的には、本実施形態の場合、最小サイズとして長さが74mm、幅が52mm、最大サイズとして長さが290mm、幅が200mmの帳票に対応可能となっている。ここで、帳票の長さとは、搬送方向と平行な方向の帳票の寸法を指す。また、帳票の幅とは、帳票の長さ方向と垂直な方向の寸法を指す。
サイズ測定部110は、搬送路103の途中に設けられ、繰り出しローラ102により繰り出された帳票の長さ及び幅を測定する。厚み測定部111は、搬送路103の途中に設けられ、繰り出しローラ102により繰り出された帳票の厚みを測定する。本実施形態では、厚み測定部111はサイズ測定部110の後段(搬送路の下流側)に配置されている。サイズ測定部110と厚み測定部111とは、寸法測定手段の一実施形態である。そして、このような寸法測定手段を設けるのは、後述の一時保留部で保留できる帳票の寸法に制約があることを考慮するものである。
図2は、帳票仕分け処理装置本体10に備えられるサイズ測定部110の構成を説明する図で、図1に示すサイズ測定部110を上から見た場合を想定した図である。なお、図2には、大きさの異なる3種類の帳票30(30a〜30c)も合わせて示している。図2に示すように、サイズ測定部110は、帳票の幅方向に一列に並んだ3つの光透過型フォトインタラプタ110a、110b、110cを備える。
光透過型フォトインタラプタ110aは帳票の長さを測定するために用いられる。搬送路103を搬送される帳票30が光透過型フォトインタラプタ110aを通過すると、光透過型フォトインタラプタ110aは遮光を検知する。搬送路103を搬送される帳票30の搬送速度は一定であるために、光透過型フォトインタラプタ110aが遮光を検知した時間を測定することによって帳票30の長さが算出される。すなわち、サイズ測定部110は、光透過型フォトインタラプタ110aによって搬送路103を通過する帳票30の長さを認識する。
なお、本実施形態においては、搬送路103を搬送される帳票30は搬送方向と平行な一辺を搬送路103の壁103aに押し当てられた状態で搬送される。そして、搬送路103を搬送される帳票30の幅は様々である。このため、帳票仕分け処理装置本体10に取り込まれるどのような幅の帳票30に対しても長さの測定が行えるように、光透過型フォトインタラプタ110aは壁103aに近い位置に配置されている。
2つの光透過型フォトインタラプタ110b、110cは帳票30の幅を測定するために用いられる。光透過型フォトインタラプタ110bは、搬送路103の壁103aからほぼ80mmの位置に配置され、80mmより小さい帳票30が通過する場合は遮光されず、80mm以上の幅を有する帳票30が通過する場合に遮光されるようになっている。また、光透過型フォトインタラプタ110cは、搬送路103の壁103aからほぼ130mmの位置に配置され、130mm以下の幅を有する帳票30が通過する場合は遮光されず、130mmより大きい幅を有する帳票30が通過する場合に遮光されるようになっている。
すなわち、幅が80mmより小さい帳票30aが搬送路103を通過する際には、光透過型フォトインタラプタ110b、110cのいずれも遮光されない。また、幅が80mm以上、130mm以下の帳票30bが搬送路103を通過する際には、光透過型フォトインタラプタ110bのみが遮光される。更に、幅が130mmより大きい帳票30cが搬送路103を通過する際には、光透過型フォトインタラプタ110b、110cのいずれも遮光される。
したがって、サイズ測定部110は、2つの光透過型フォトインタラプタ110b、110cのうち、いずれも遮光されていない場合は、搬送路103を搬送される帳票30が80mmより小さいと認識する。また、光透過型フォトインタラプタ110bのみが遮光された場合は、搬送路103を搬送される帳票30が80mm以上、130mm以下であると認識する。更に、2つの光透過型フォトインタラプタ110b、110cのうち、いずれも遮光されている場合は、搬送路103を搬送される帳票30が130mmより大きいと認識する。
なお、以上においては、サイズの測定のために光透過型フォトインタラプタを用いる構成としたが、これに限定される趣旨ではない。例えば、光反射型フォトインタラプタでも良いし、光センサを用いるのではなく、帳票の画像をCCD等の画像センサによって取り込み画像解析によってサイズを測定する構成等としても勿論構わない。
図3は、帳票仕分け処理装置本体10に備えられる厚み測定部111の構成を説明する図である。図3においては、帳票30も合わせて示している。図3に示すように、厚み測定部111は、回転部材111aと、マイクロ変位センサ111bと、を備える。回転部材111aは、断面視略Vの字状に形成され、搬送方向と略垂直な方向(図3の紙面と垂直な方向)に延びる軸111cを中心に回転可能となって、搬送路103の上に配置されている。また、回転部材111aの下を帳票30が通過しない場合(帳票30による力を受けていない場合)には、図示しない付勢手段によって回転部材111aの位置は一定の位置となるように調整されている。
マイクロ変位センサ111bは、回転部材111aの下を帳票30が通過しない状態(帳票30による力を受けていない状態)において、回転部材111との距離が所定の距離d(例えばdは3mm程度)となるように固定配置されている。本実施形態では、このマイクロ変位センサ111bは、0.01mmの変位を検出可能となっている。なお、上述のように搬送路103を搬送される帳票30のサイズは様々である。このために、搬送路103を搬送される全ての帳票30の厚みを測定できるように、厚み測定部111の配置は調整されている。
搬送路103を搬送される帳票30が回転部材111aの下を通過すると、回転部材111aは帳票30に押されて回転する。この回転により、回転部材111aとマイクロ変位センサ111bとの間の距離が変位し、マイクロ変位センサ111bは、この変位量を検知する。帳票30の厚みによってマイクロ変位センサ111で検出される変位量は異なるために、帳票30の厚みと変位量との関係を予め求めておけば、マイクロ変位センサ111aによって検出される変位量から帳票30の厚みを算出できる。すなわち、厚み測定部111は、回転部材111aとマイクロ変位センサ111bとを用いて搬送路103を通過する帳票30の厚みを認識する。
なお、本実施形態においては、回転部材111aとマイクロ変位センサ111bとを用いて搬送路103を搬送される帳票30の厚みを測定する構成とした。しかし、この構成に限定される趣旨ではなく、例えば、マイクロ変位センサのみを用いて搬送路を搬送される帳票の厚みを測定する構成等としても構わない。ただし、本実施形態のように、回転部材と共にマイクロ変位センサを用いた方が、例えば帳票が撓んでいた場合にも誤差の発生し難い構成とできる。
図1に戻って、エンドーサ104は、厚み測定部111の後段となる搬送路103の途中に設けられ、帳票仕分け処理装置本体10に取り込まれた帳票に管理通番を印刷する。この管理通番は、後述する帳票データと帳票本体とを対応付けて付与される管理番号であり、この管理通番を用いることにより、帳票本体から該当する帳票データを特定することができ、また、帳票データから該当する帳票を特定することができる。
帳票データ読み取り部(読み取り手段)105は、イメージスキャナなどの光学的文字読み取り機能を有し、仕分け処理対象となる帳票の表面に記載された情報のイメージ画像を読み込んで装置内に取り込むための入力部である。たとえば図4に示すように帳票30のイメージ画像を光学的に読み込んでイメージ画像データを生成する。帳票データ読み取り部105は、読み込んだイメージ画像データをデータ記憶部204に出力する。また、帳票データ読み取り部105は、帳票の表面と裏面の両面に情報が記載されている場合には、両面のイメージ画像を読み込んでデータ記憶部204に出力する。
一時保留部(一時保留手段)106は、帳票データ読み取り部105においてイメージ画像データを読み取った帳票を、装置外に排出するまで一時的に保留する保留部である。この一時保留部106は、例えば、帳票データ読み取り部105においてイメージ画像データを読み取った帳票の全部を原則として保留するような使い方も可能である。また、例えば、帳票データ読み取り部105においてイメージ画像データを読み取った帳票のうち、読み取った帳票のイメージ画像データの認識が認識部203において正常に行われなかった帳票のみを原則として保留するような使い方も可能である。
前者の場合には、イメージ画像データを読み取った全ての帳票において、データの確認・修正を確実に行うことができ、仕分け間違いを確実に防止することができるという利点を有する。後者の場合には、確認・修正をおこなうデータの数を低減することができるため、帳票の処理効率をさらに向上させることができるという利点を有する。更に、上記2つの例の他に、例えば、仕分けを行う帳票の種類が多い場合には搬送先を特定できない場合も発生するため、そのような搬送先が特定されない帳票を一時的に保留するために、一時保留部106を使用することも可能である。
また、本実施形態の帳票仕分け処理装置1においては、一時保留部106を複数個(4個)備える。一時保留部106を複数個備えることにより一度の処理において大量の帳票を一時保留部106に保留することができるため、大量の帳票の仕分け処理を行う場合でも効率的な帳票処理が可能となる。また、一時保留部106を複数備えることにより、たとえば帳票の種類毎に一時保留部106を用いることが可能となり、一時保留手段に保留した帳票類の仕分け、収納をスムーズに行うことができる。
ここで、帳票を一時的に保留する一時保留部106について更に詳細に説明する。図5に一時保留部106の一構成例を説明する断面図を示す。ここでは、一時保留部106をカセット構造とした場合の例を示している。このカセット301は箱形に形成され、一側面の上方位置に帳票Pを長手方向として出入り可能とする横長スリット状の帳票出入口302が開口されている。また、この構成例では2本のテープTA、TB(以下、2本のテープを総称してテープTと呼ぶ場合がある)を使用し、該テープTAとテープTBとの間に帳票Pを長手方向に挟んで収納するように構成した場合を示している。テープTには、たとえば一軸延伸テープが用いられる。また、テープTの表面は、シリコン等のコーティングが施されて粘着物付着によるジャミングの発生が防止されていることが好ましい。
図5に示すように帳票出入口302の内部直近位置には、テープTA、TBが経由するローラ303A、303Bが上下に対向して設けられている。また、この上側に設けられたローラ303Aの奥側には、たとえば図6に示すようにテープ用のガイドフランジが設けられたリール状を呈する第1の巻取りローラ304Aが、第1の巻取り軸305Aにテンション付加用トルクリミッタ306Aを介して取付けられている。また、下側に設けられたローラ303Bの下方側には、たとえば図6に示すようにテープ用のガイドフランジが設けられたリール状を呈する第1の巻取りローラ304Bが、第1の巻取り軸305Bにテンション付加用トルクリミッタ306Bを介して取付けられている。また、第1の巻取りローラ304Aおよび第1の巻取りローラ304Bの近傍には、アイドラ309A、309Bが配置されている。
上記第1の巻取りローラ304A、304Bの間の略中央位置には、帳票幅と同等またはそれ以上の長さの軸長を有する第2の巻取りローラ307が第2の巻取り軸308に支持されている。図7は、第2の巻取りローラ307への帳票Pの収納を説明するための要部斜視図である。この第2の巻取りローラ307に巻かれたテープTA、TBは、前記のローラ303A、303B、アイドラ309A、309Bを経由して第1の巻取りローラ304A、304Bにそれぞれ導かれる。
なお、図7においてはテープTAおよびテープTBのテープ幅が帳票幅の略1/3程度に示されているが、このテープ幅は特に限定されるものではなく、帳票を確実にテープTAおよびテープTBにより挟み込んで収納及び繰り出しができる幅であれば適宜設定可能である。なお、帳票に印紙等が貼付されることを考慮した場合には、テープTAおよびテープTBのテープ幅は、印紙等が貼付される部分をテープTAおよびテープTBで覆うことができる幅とすることが好ましい。テープTAおよびテープTBのテープ幅をこのような幅とすることにより、印紙等の剥がれ等を防止して帳票の収納及び繰り出しを行うことができる。
図5および図7に示すように第2の巻取りローラ307の外周には、帳票Pの有無を検知するためのセンサS1が第2の巻取りローラ307の外周面から所定の距離を隔てて配置されている。これにより、1枚の帳票Pが第2の巻取りローラ307に巻付いていてもこれを検知することができるようになっている。
そのほかカセット301内には、図5に示すようにローラ303A、303Bと第2の巻取りローラ307との間にテープTを挟んで設けられた一対の帳票検知用センサS2、ローラ303Aとアイドラ309Aとの間にテープTを挟んで設けられたテープTの両終端検知用センサS3が配置されている。
また、カセット301の帳票出入口302の外部には、帳票出入口302への帳票Pの繰込みまたは取出しのための搬送装置310が配設されている。この搬送装置310は、たとえば上下一対のベルトまたはローラ列により構成することができる。
このように構成された一時保留部106内に帳票を納入する場合は、図5に示すように図示しない駆動系により第2の巻取り軸308を同図において時計方向(矢印方向)に回動させる。これにより第2の巻取りローラ307は時計方向(矢印方向)に回動し、テープTが該第2の巻取りローラ307に巻き取られる。このとき第2の巻取り軸308の回転速度はテープTA、TBの巻取り速度V1 が搬送装置310の搬送速度V2 より大きくなるように設定され、帳票Pを引き込むよう作用することにより、帳票のジャムが防止される。
また、第2の巻取りローラ307によりテープTA、TBを巻取る際、第1の巻取りローラ304A、304BはテープTの引張り作用により反時計方向に回転しようとするが、第1の巻取りローラ軸305A、305Bが反時計方向には回転しないのでテープTA、TBにテンションが発生する。そして、このテンションが所定以上になるとトルクリミッタ306A、306Bに所定以上のトルクがかかり、第1の巻取りローラ304A、304Bが反時計方向(矢印方向)に回転するようになる。その結果、テープTA、TBには常にトルクリミッタの設定トルクに応じたテンションが付与されることになる。
このようにして、収納すべき帳票Pの収納が終了すると駆動系が停止される。また、このとき、収納された帳票Pの枚数は帳票検知用センサS2 によってカウントされる。そして、帳票Pの収納指令がある毎に上記作用を繰り返して帳票Pを収納していくが、帳票Pの収納が進んで所定量を収納すると、テープTの終端がセンサS3 により検知され、それ以上の受収を停止する。これによりテープTの破損等を防止して、確実に帳票を収納することができる。
帳票Pを排出する場合は、図示しない駆動系により図8に示すように第2の巻取り軸308が同図において反時計方向(矢印方向)に回動し、第2の巻取りローラ307を反時計方向(矢印方向)に回転させてテープTA、TBを巻戻していく。また、このとき、第1の巻取り軸305A、305BにはこのテープTA、TBが巻き戻される速度よりも速い巻き取り速度の動力が駆動系から与えられる。これにより、テープTA、TBの巻戻される速度よりも速い速度で第1の巻取りローラ304A、304BがテープTA、TBを巻取ろうとするので、テープTA、TBはたるむことがなくテープTA、TBにテンションが生じる。そして、そのテンションが所定以上になるとトルクリミッタ306A、306Bに所定以上のトルクがかかり、滑りを生じることになる。その結果、テープTA、TBには常にトルクリミッタ306A、306Bの設定トルクに応じたテンションが付与されることになる。
このようにして、テープTA、TBが第2の巻取りローラ307から巻戻されていくのにつれてテープTA、TB間の帳票Pは帳票出入口302から投出され、搬送装置310へ受け渡される。そして、排出されるべき枚数の帳票Pが帳票検知用センサS2 で検知されると駆動系が停止され、帳票の一時保留部106からの排出が終了する。そして、帳票Pの排出指令がある毎に上記動作を繰り返して帳票Pを排出していくが、帳票Pがすべて排出されてしまうと、センサS1 が「帳票未収納状態」を検出して、第2の巻取りローラ307に収納されている帳票が無くなったことを制御装置側へ知らせる。この帳票の排出時にはテープTの速度V1 と搬送装置310の速度V2 の関係はV1 <V2 とされ、V2 の方が所定量だけ大きくされており、帳票のジャムを防止しながら帳票Pを引き抜くように作用する。
本実施形態の一時保留部106は以上のようなカセット構造を有するが、このカセット構造の一時保留部106においては、一時保留できる帳票の寸法に制限がある。すなわち、上述のように本実施形態の帳票仕分け処理装置1においては、対応できる帳票のサイズを、最小で長さが74mm、幅が52mm、最大で長さが290mm、幅が200mmとしている。しかし、本実施形態の一時保留部106においては、この範囲の全ての寸法を取り込むことができず、所定の寸法内(具体的には、例えば長さ90mm〜230mm、幅80mm〜130mm)の帳票しか取り込むことができない。所定の寸法外の帳票を一時保留部106に保留しようとするとジャム等が発生するためである。このため、上述したサイズ測定部110を設け、所定の寸法外の帳票は一時保留部106で保留しないようにしている。
また、帳票の厚みについても、帳票仕分け処理装置1においては、一例として0.06mm〜0.26mmに対応可能としているが、所定の厚み(具体的には、例えば0.15mm以下)を超えると一時保留部106に取り込めない。このため、上述した厚み測定部111を設け、所定の厚み外の帳票は一時保留部106で保留しないようにしている。このように、帳票の寸法(大きさ及び厚み)によって一時保留部106に保留しないようにする動作の詳細は後述する。
図1を参照して、認識部203は、たとえばOCR(Optical Character Reader)などのように文字認識機能を有し、帳票データ読み取り部105が読み込んだ帳票のイメージ画像データから文字を識別し文書に変換して認識する認識手段である。認識部203では、帳票データ読み取り部105が読み込み、データ記憶部204に出力したイメージ画像データから文字を識別し文書に変換して認識し、データ記憶部204に出力する。
データ記憶部204は、帳票データ読み取り部105が読み込んだ帳票のイメージ画像データと、認識部203が文字を識別し文書に変換して認識した帳票の認識データと、を記憶するデータ記憶手段である。
修正部205は、認識部203が認識してデータ記憶部204に記憶した帳票の認識データを確認・修正する修正手段である。認識データの確認・修正を行う場合には、該当する帳票のイメージ画像データと認識データとを表示部202に表示させ、これらを目視で比較することで認識データの正当性の確認を行い、認識の間違いがある場合には操作部206を用いて認識データの修正を行う。操作手段としては、通常のキーボード、マウスまたは表示部202に備えられたタッチパネル機能などを利用して行うことができる。
このように、認識部203、データ記憶部204および修正部205を外部制御装置20に備え、該認識部203、データ記憶部204および修正部205における処理を外部操作可能とされることで、帳票仕分け処理装置本体10の小型化が可能となり、また帳票仕分け処理装置1の形状の自由度および配置の自由度が大きくなる。このような認識部203とデータ記憶部204と修正部205とを備えた外部制御装置20としてはたとえば、一般のパソコン等を用いることができる。
なお、本実施形態では、外部制御装置20により認識データの修正等の処理を行う構成としているが、この構成に限定されない。すなわち、例えば外部制御装置20に設けた機能を帳票仕分け処理装置本体10に一体的に設けても構わない。また、例えば他のパソコン等をネットワークで外部制御装置20に接続し、該パソコンから修正部205にアクセスして認識データの確認・修正処理を行うことも可能である。このような形態を取ることにより、認識データを記憶し、納付書を一時保留部106に保留した時点で帳票仕分け処理装置1での処理を中断し、帳票仕分け処理装置1から離れた他のパソコンで確認・修正処理を行うことが可能である。これにより、他の作業者がすぐに別のバッチの帳票処理作業を行うことができ、複数バッチの帳票処理作業を複数の作業者が同時に且つスムーズに行うことができる。
ポケット108は、帳票仕分け処理装置本体10に取り込まれた帳票を仕分け収納せずに装置本体10外に排出するためのリジェクト部として機能するRJポケット108Aと、帳票を仕分け収納する収納手段として機能する仕分け用ポケット108B〜108Kと、の2種類から成る。このポケット108は、帳票仕分け処理装置本体10の外側面に配置されている。
帳票は一時保留部106から搬送路103により搬送されるが、搬送路103の終端には排出ローラ107が複数設けられており、該排出ローラ107によりポケット108に排出される。本実施形態では、RJポケット108Aの数は1個、仕分け用ポケット108B〜108Kの数は10個としているが、これは適宜変更可能である。また、仕分け用ポケット108B〜108Kは、ポケット毎に予め設定された所定の帳票が仕分け収納される。
なお、本実施形態では、帳票の収納手段として上記のポケットを備える場合について説明しているが、帳票仕分け処理装置1内にたとえば複数のスタッカを備え、該スタッカをポケット108の代わりに用いる構成等とすることも可能である。
仕分け制御部109は、サイズ測定部110及び厚み測定部111からなる寸法測定手段の寸法測定結果、認識部203での認識結果、及び仕分け先を特定する仕分け先特定データに基づいて、帳票仕分け処理装置本体10内に取り込まれた帳票の仕分けを制御する。ここで、認識部203での認識結果とは、OCRでの認識が正常になされており、帳票の種類の判別が正常に行われた場合に該当するか、それともOCRでの認識が正常になされておらず、帳票の種類の判別が正常に行われてない場合に該当するか、を判断した結果のことを指している。また、本実施形態では仕分け制御部109が、帳票の仕分け収納する仕分け用ポケット108A〜108Kを特定する仕分け先特定データを記憶する特定データ記憶部109aを有する構成としている。ただし、この仕分け先特定データはデータ記憶部204などの他の構成部が有する構成としても良い。
表示部202は、帳票仕分け処理装置1の処理における操作画面や、帳票データ読み取り部105が読み込んだ帳票のイメージ画像データ、認識部203が文字を識別し文書に変換して認識した帳票の認識データなどのデータ類などを表示する。
つぎに、以上のように構成された本実施形態の帳票仕分け処理装置1の動作について、帳票の一例である公共料金の料金納付用の納付書(以下、単に納付書と呼ぶ。)を仕分け処理する場合を例に図9〜図17を参照して説明する。図9及び図10は、帳票仕分け処理装置の処理手順を説明するためのフローチャートである。また、図11〜図17は帳票仕分け処理中の表示部202の表示画面を示した図である。
まず、作業者は、帳票仕分け処理装置1の電源を投入する。電源を投入すると、表示部202にはたとえば図11に示すような初期画面が表示される。作業者は、キーボード等の操作部206を用いて表示画面の「公共料金(F1)」のボタンを選択する。「公共料金(F1)」のボタンを選択すると、表示部202の画面には図12に示すような「公金取りまとめシステム」の画面が表示される。
ここで、図12の画面について簡単に説明する。「作業日入力(F1)」のボタンは、作業日を入力する画面を選択するためのボタンである。「取りまとめ処理(F2)」のボタンは、取りまとめ処理メニューの画面を選択するためのボタンである。「マスタ保守(F3)」のボタンは、取り扱い帳票の種別やその他判断に必要なデータの設定、変更を行う画面を選択するためのボタンである。「データ保守(F4)」のボタンは、過去のデータの検索等を行う画面を選択するためのボタンである。「バックアップ(F5)」のボタンは、データのバックアップを行う画面を選択するためのボタンである。「戻る(F12)」のボタンは、図11に示す初期画面に戻るためのボタンである。
つぎに、作業者は、仕分け対象である帳票として様々な種類の納付書が混在したものをホッパ101にセットする。そして、作業者は、キーボード等の操作部206を用いて、図12に示す「公金取りまとめシステム」の画面において、「取りまとめ処理(F2)」のボタンを選択する。「取りまとめ処理(F2)」のボタンを選択すると、図13に示すような「取りまとめ処理メニュー」の画面が表示される。
ここで、図13の画面について簡単に説明する。「公金入力(F1)」のボタンは、公金入力メニューを選択するためのボタンである。「日計照会(F2)」のボタンは、一日単位の集計データを照会する画面を選択するためのボタンである。「日計表印刷(F3)」のボタンは、一日単位の集計データの印刷画面を選択するためのボタンである。「月計照会(F4)」のボタンは、一月単位の集計データを選択するためのボタンである。「月計表印刷(F5)」のボタンは、一月単位の集計データの印刷画面を選択するためのボタンである。「年計照会(F6)」のボタンは、一年単位の集計データを照会する画面を選択するためのボタンである。「年計表印刷(F7)」のボタンは、一年単位の集計データの印刷画面を選択するためのボタンである。「送付票印刷(F8)」のボタンは、市、県、国等の外部機関へ帳票を送付するときに添付する明細表等の印刷画面を選択するためのボタンである。「戻る(F12)」のボタンは、図12に示す「公金取りまとめシステム」の画面に戻るためのボタンである。
つぎに図13に示す「取りまとめ処理メニュー」の画面において「公金入力(F1)」のボタンを選択する。「公金入力(F1)」のボタンを選択すると、図14に示す「公金入力メニュー」の画面が表示される。「公金入力メニュー」の画面において「新規入力(F1)」のボタンは、新規に公金入力処理を行う「公金入力」の画面を選択するためのボタンである。「中断入力再開(F2)」のボタンは、過去に読み込んだデータの処理画面を選択するためのボタンである。この「中断入力再開(F2)」のボタンを選択することにより、データ記憶部204に記憶されている認識データの確認・修正処理から仕分け処理を開始することができる。「戻る(F12)」のボタンは、図13に示す「取りまとめ処理メニュー」の画面に戻るためのボタンである。
つぎに、図14の画面で「新規入力(F1)」のボタンを選択すると、図15に示す「公金入力」の画面が表示される。ここで、「公金入力」の画面について簡単に説明する。「公金入力」の画面は、認識データの内容が表示される認識データ表示欄202−1と、スキャナで読み込めない納付書のデータであって手入力で入力した納付書枚数の合計および納付書金額の合計が表示される手入力合計欄202−2と、OCRで認識した納付書枚数の合計および納付書金額の合計が表示されるOCR合計欄202−3と、認識データ表示欄202−1において選択したデータが表示される選択表示欄202−4と、OCRで読み取った納付書の枚数を表示するOCR読み取り枚数表示欄202−5と、データのバッチ番号を入力するバッチ番号入力欄202−8と、を備える。
また、スキャンのスタートボタンである「スキャン開始(F1)」のボタンと、データの修正画面を選択する「イメージ入力(F2)」のボタンと、データの削除を行う「削除(F3)」のボタンと、カーソルを操作する「カーソル移動(F4)」のボタンと、一時保留部106に保留した納付書の排出を行う「排出(F5)」のボタンと、図14に示す「公金入力メニュー」の画面に戻る「戻る(F12)」のボタンと、ポケットの設定条件等を変更する「ポケット変更(F6)」のボタンと、を備える。
つぎに図9及び図10のフローチャートを用いて具体的な処理について説明する。図15に示す「公金入力」の画面で「スキャン開始(F1)」のボタンを選択すると、スキャナが起動し、繰り出しローラ102が動作してホッパ101にセットした納付書を1枚ずつ帳票仕分け処理装置1内に取り込み始める(ステップS101)。
帳票仕分け処理装置1内に取り込まれた納付書は、搬送路103に沿って搬送され、まずサイズ測定部110、厚み測定部111の順に通過する。これにより、納付書の長さ、幅及び厚みに関する測定が行われる(ステップS102)。測定されたデータは仕分け制御部109に送られる。寸法測定が行われた納付書は、次ぎにエンドーサ104を通過する。納付書がエンドーサ104を通過する際、納付書には該エンドーサ104により所定の管理通番が印刷される(ステップS103)。
エンドーサ104を通過した納付書は、帳票データ読み取り部105であるイメージスキャナに搬送される。納付書が帳票データ読み取り部105に搬送されると、帳票データ読み取り部105(イメージスキャナ)は納付書の表面に記載された情報のイメージ画像データの読み込みを開始し、読み込んだイメージ画像データをデータ記憶部204に出力する。データ記憶部204では、読み込んだイメージ画像データを記憶する(ステップS104)。また、イメージ画像データの読み込み中の画面には、「スキャン中」というダイアログが表示される。
データ記憶部204に納付書のイメージ画像データが記憶されると、認識部203ではデータ記憶部204に記憶されたイメージ画像データからOCRにより文字を識別して認識データを生成し、該認識データをデータ記憶部204に出力する。データ記憶部204ではこの認識データを記憶する(ステップS105)。また、認識部203では、認識データから納付書の種類判別を行う。
ここで仕分け制御部109は、先に大きさ測定部110及び厚み測定部111から送られてきた寸法データが所定の寸法内であるか否かを判断する(ステップS106)。具体的には、長さが90mm以上230mm以下、且つ、幅が80mm以上130mm以下、且つ、厚みが0.15mm以下であるか否かを確認する。そして、納付書の寸法がこの範囲内にあれば、所定の寸法内と判断し、この範囲外であれば所定の寸法外であると判断する。
まず、納付書が所定の寸法内であると判断された場合(ステップS106肯定)について説明する。納付書が所定の寸法内であると判断された場合、仕分け制御部109は、認識部203での種類判別結果に基づいて納付書の仕分け排出が可能であるか否かを判断する(ステップS107)。ここで、OCRによる認識が正常になされており、納付書の種類が判別できる場合(換言すると、帳票の種類の判別が正常に行われた場合)は該納付書の仕分け排出が可能であると判断される。一方、OCRによる認識が正常になされておらず、各納付書の種類が判別できていない場合(換言すると、帳票の種類の判別が正常に行われなかった場合)は該納付書の仕分け排出が不可能であると判断される。
納付書の仕分け排出が可能であると判断された場合は(ステップS107肯定)、仕分け制御部109は、OCRでの種類判別結果に基づいて納付書の搬送先が特定できるか否か、すなわち該当する仕分け用ポケット108B〜108Kが存在しているか否かを判断する(ステップS108)。
ここで、該当する仕分け用ポケット108B〜108Kが存在する場合には(ステップS108肯定)、納付書を排出する仕分け用ポケットを指定し、該仕分け用ポケットへの搬送を制御する。これにより、納付書はその種別毎に所定の仕分け用ポケットに排出されて仕分け収納される(ステップS109)。仕分け用ポケット108B〜108Kに排出されて仕分け収納された納付書については、認識データの確認・修正が行われる(ステップS110)。 認識データの確認・修正は、図16に示すようなOCR読み取りの結果が示された「公金入力」の画面から、確認・修正したい認識データを選択し、「イメージ入力(F2)」のボタンを選択して得られる図17の画面で行われる。
なお、図16に示す画面においては、「公金入力」の画面の認識データ表示欄202−1に認識データの内容が表示され、OCR合計欄202−3にはOCRで認識した納付書枚数の合計および納付書金額の合計が表示される。また、認識データ表示欄202−1において選択されているデータが選択表示欄202−4に表示され、OCRで読み取った納付書の枚数がOCR読み取り枚数表示欄202−5に表示される。そして、認識データ表示欄202−1において正常に認識されていない納付書のデータには、たとえば種別が入力されていない納付書のデータは赤色、金額が入力されていない納付書のデータは黄色、のように所定の色により区別がなされおり、未確定項目のあるデータが一目でわかるようになっている。
また、図17に示す修正画面には、認識データ表示欄202−1と、イメージ画像を表示するイメージ表示欄202−6と、修正データを入力する認識データ確認・修正欄202−7と、が表示される。認識データ確認・修正欄202−7には、選択した認識データの情報が表示されている。また、図17に示す修正画面には、帳票の連続処理を行う「前の帳票」、「後の帳票」のボタン、イメージ画像の移動等の操作に用いる「範囲選択開始」、「ドラッグモード」、「回転(90度)」、「拡大/縮小」、「全画面表示」のボタンがある。
作業者は、図17の画面においてイメージ表示欄202−6と認識データ確認・修正欄202−7との表示を比較し、認識データの正当性を確認する。そして、修正すべき事項がない場合は、図17の画面の「確定(F1)」のボタンを選択する。これにより認識データの確認が終了し、確認された認識データは正式な認識データとして取り扱われる。
また、修正すべき事項がある場合は、図17の画面の認識データ確認・修正欄202−7の中の修正したい項目を選択し、修正データを入力し、最後に「確定(F1)」のボタンを選択する。これにより認識データの確認・修正が終了し、修正された修正データはデータ記憶部204において記憶され、正式な認識データとして取り扱われる。以上により、納付書仕分け収納の一連の処理が終了する。
なお、上述した納付書枚数や納付書金額等のデータは、納付書のデータを集計して集計伝票等を作成する際に用いられるが、単に納付書の仕分け処理のみを目的として作業する場合にはこれらのデータは特に必要が無く、これらのデータの認識の正当性は問題とされない。したがって、単に納付書の仕分け処理のみを目的として作業する場合には、納付書の種別のみが正常に認識されていれば良い。
納付書の仕分け排出が不可能であると判断された場合(ステップS107否定)、或いは、納付書の仕分け排出は可能であるが、該当する仕分け用ポケット108B〜108Kが存在しない場合(ステップS108否定)には、該納付書は一時保留部106に搬送され、保留される(ステップS111)。このように、読み取ったデータの認識が正常に行われなかった納付書のみを一時保留部106に保留することで、納付書の処理効率を向上させることができる。
ここで、一時保留部106は複数設けられているので、所定の条件により保留する一時保留部106を指定して分類保留することも可能である。また、特に分類保留しない構成としても良く、この場合においては、一時保留部106を上から順に使用するのが好ましい。すなわち、一番上の一時保留部106が一杯となると、上から2番目、その次に上から3番目と順に使用するのが好ましい。このように使用することにより、納付書の記載データを読み取ってから一時保留部106に至るまでの距離を稼げ、仕分け制御部109における判断時間に余裕を与えることができる。すなわち、仕分け処理作業中に、たとえば帳票の搬送を停止するような事態をなるべく避けることが可能となる。
納付書が一時保留部106に保留された場合の処理について、図10のフローチャートを参照しながら説明する。一時保留部106に納付書が保留されると、一時保留部106に保留された納付書の認識データの確認・修正を行う。認識データの確認・修正は、図16に示す「公金入力」の画面の認識データ表示欄202−1で各認識データを選択し、「イメージ入力(F2)」のボタンを選択する。「イメージ入力(F2)」のボタンを選択すると、図17に示すように認識データ表示欄202−1と、イメージ表示欄202−6と、認識データ確認・修正欄202−7と、が表示された修正画面に切り替わる。認識データ確認・修正欄202−7には、選択した認識データの情報が表示されている。
作業者は、この画面においてイメージ表示欄202−6と認識データ確認・修正欄202−7との表示を比較し、認識データの正当性を確認する。認識データの正当性が確認され、納付書の種類が判別できる場合、すなわちOCRによる認識が正常に行われている場合には、「確定(F1)」のボタンを選択する。これにより、OCRにより認識された認識データの確認が終了し、確認された認識データは正式な認識データとして取り扱われる。
一方、認識データの正当性を確認した結果、認識データの間違いが認められた場合には、認識データ確認・修正欄202−7の中の追加・修正したい項目を選択し、イメージ表示欄202−6を参照して追加・修正データを入力し、最後に「確定(F1)」のボタンを選択する。これにより、OCRにより認識された認識データの確認・修正が終了し、修正された修正データはデータ記憶部204において記憶され、この後は修正データが正式な認識データとして取り扱われる(ステップS201)。
そして、仕分け制御部109によって、修正が正しく行われたか否か、すなわち修正された認識データに基づいて納付書の仕分け排出が可能であるか否かが判断される(ステップS202)。ここで、修正が正しくない場合は(ステップS202否定)、ステップS201に戻る。また、修正が正しい場合は(ステップS202肯定)、仕分け制御部109は、排出指示があるか否かを判断する(ステップS203)。ここで、排出指示がない場合は(ステップS203否定)、ステップS203を繰り返す。
また、排出指示がある場合には(ステップS203肯定)、仕分け制御部109は、OCRでの種類判別結果に基づいて納付書の搬送先が特定できるか否か、すなわち該当する仕分け用ポケット108B〜108Kが存在しているか否かを判断する(ステップS204)。認識データの確認・修正を行った場合は、確認・修正した認識データに含まれる所定のデータに基づいた種類判別結果に基づいて、納付書の搬送先が特定できるか否かを判断する。ここで、該当する仕分け用ポケット108B〜108Kが存在する場合には(ステップS204肯定)、図9におけるステップS109、S110と同様の手順が行われる。
一方、該当する仕分け用ポケット108B〜108Kが存在しない場合には(ステップS204否定)、該納付書は一時保留部106に搬送され、保留される(ステップS205)。ここでは、仕分け用ポケット108B〜108Kの数以上の順番に指定されている種別の納付書や、OCRで種類判別がなされているが排出先の仕分け用ポケットが指定されていない納付書などが保留される。
そして、仕分け制御部109は、ポケット指定種別の変更指示があるか否かを判断する(ステップ206)。ここで、ポケット指定種別の変更指示が無い場合には(ステップ206否定)、ステップS204に戻り、納付書の搬送先が特定できるか否かの判断を繰り返す。また、ポケット指定種別の変更指示がある場合には(ステップ206肯定)、該当する仕分け用ポケットの指定種別を変更する(ステップS207)。
つぎに、仕分け制御部109は、排出指示があるか否かを判断する(ステップS208)。ここで、排出指示がない場合は(ステップS208否定)、ステップS208を繰り返す。また、排出指示がある場合には(ステップS208肯定)、図9におけるステップS109、S110と同様の手順が行い、一時保留部106に保留した納付書の仕分け収納処理を行う。なお、仕分け用ポケット108B〜108Kの数以上の順番に指定されている種別の納付書の場合は、仕分け用ポケット108B〜108Kに空きができたときに、「排出(F5)」のボタンを選択して排出指示を出す。また、OCRで種類判別がなされているが排出先のポケットが指定されていない納付書の場合は、「ポケット変更(F6)」のボタンを選択して排出先のポケットが指定を行った後、「排出(F5)」のボタンを選択して排出指示を出す。以上により、納付書仕分け収納の一連の処理が終了する。
図9に戻って、納付書が所定の寸法外であると判断された場合(ステップS106否定)について説明する。納付書が所定の寸法外であると判断された場合、仕分け制御部109は、認識部203での種類判別結果に基づいて納付書の仕分け排出が可能であるか否かを判断する(ステップS112)。判断の基準はステップS107の場合と同様である。
納付書の仕分け排出が可能であると判断された場合は(ステップS112肯定)、仕分け制御部109は、OCRでの種類判別結果に基づいて納付書の搬送先が特定できるか否か、すなわち該当する仕分け用ポケット108B〜108Kが存在しているか否かを判断する(ステップS113)。ここで、該当する仕分け用ポケット108B〜108Kが存在する場合には(ステップS113肯定)、納付書を排出する仕分け用ポケットを指定し、該仕分け用ポケットへの搬送を制御する。これにより、納付書はその種別毎に所定の仕分け用ポケットに排出されて仕分け収納される(ステップS109)。仕分け用ポケット108B〜108Kに排出されて仕分け収納された納付書については、データ確認・修正が行われる(ステップS110)。以上により、納付書仕分け収納の一連の処理が終了する。
一方、納付書の仕分け排出が不可能であると判断された場合(ステップS112否定)、或いは、納付書の仕分け排出は可能であるが、該当する仕分け用ポケット108B〜108Kが存在しない場合(ステップS113否定)には、該納付書はRJポケット108aに排出され、リジェクトされる。これにより、一連の処理が終了する。
以上のように、本実施形態の帳票仕分け処理装置1においては、原則として、帳票に記載された帳票の種類の読み取りが正常に行われなかった帳票、或いは、帳票の種類の読み取りが正常に行われたが収納先が特定されていない帳票について、一時保留部に一時保留するようになっている。一方、帳票の種類の読み取りが正常に行われ、且つ、収納先が特定されている帳票は、ポケット(収納手段)に分類収容するようになっている。このため、多種類の帳票を効率良く処理でき、且つ、作業者の作業時間の自由度を高めて作業負担を軽減することができる。
そして、本実施形態の帳票仕分け処理装置1においては、帳票の寸法測定を行い、所定の寸法外の帳票については一時保留部106に保留されないように制御する構成となっている。このために、所定の寸法外の帳票が一時保留部106に保留されることがなく、一時保留部106の破損を防止できる。そして、このような構成の場合、事前に取り扱う帳票の選別作業を行うことなく(或いは事前に取り扱う帳票の選別作業を低減して)大量の帳票の仕分け処理が可能であるために、作業負担が軽減できるとともに、仕分けの効率が向上する。
なお、本発明は以上に示した実施形態に限定される趣旨ではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において適宜変更可能である。
例えば、以上に示した実施形態では、帳票の寸法が所定の寸法内であるか否かを判断するための寸法を得る構成として、サイズ測定部110及び厚み測定部111から成る寸法測定手段を用いる構成とした。しかし、寸法を得るための構成は本実施形態の構成に限定される趣旨ではない。例えば、データ記憶部204(他の記憶部、例えば特定データ記憶部109a等でも勿論良い)に帳票の種類と、帳票の厚さ及び大きさ(帳票の寸法)とを関連付けたデータを記憶しておく。すなわち、データ記憶部204に寸法記憶手段として機能を持たせる。このようにすれば、認識部203で帳票の種類の判別が正常に行われた帳票については、帳票の種類がわかっているために、データ記憶部204から帳票の寸法を読み出すことができる。したがって、このような構成でも帳票の寸法を得ることが可能である。
上述の寸法記憶手段(データ記憶部204)に帳票の寸法データを記憶させて、寸法記憶手段から帳票の寸法を得ることが可能な構成を備えた帳票仕分け処理装置の動作例を図18に示す。ここでも公共料金の料金納付用の納付書を一例として想定している。図18のフローにおいて、帳票の仕分け処理が開始されてOCRにより文字を識別して、認識データから納付書の種類の判別を行う動作(ステップS201〜S205)は、図9に示すフローのステップS101〜S105と同様である。このため、この部分の説明は省略する。
次に納付書のデータによって仕分け排出が可能であるか否か、すなわち、認識データによって帳票の種類の判別が正常に行われた否かが確認される(ステップS206)。帳票の種類の判別が正常に行われた場合(ステップS206肯定)、仕分け制御部109は、OCRでの種類判別結果に基づいて納付書の搬送先が特定できるか否か、すなわち該当する仕分け用ポケット108B〜108Kが存在しているか否かを判断する(ステップS207)。
ここで、該当する仕分け用ポケット108B〜108Kが存在する場合(ステップS207肯定)には、納付書を排出する仕分け用ポケットを指定し、該仕分け用ポケットへの搬送を制御する。これにより、納付書はその種別毎に所定の仕分け用ポケットに排出されて仕分け収納される(ステップS208)。仕分け用ポケット108B〜108Kに排出されて仕分け収納された納付書については、認識データの確認・修正が行われる(ステップS209)。
一方、納付書の搬送先が特定できない場合(ステップS207否定)には、仕分け制御部109はデータ記憶部204に予め記憶しておいた帳票の種類ごとの寸法データから該当する寸法を読み出す(ステップS210)。なお、ここでは帳票の種類の判別は正常に行われているために、予め記憶した寸法データからの寸法の読み出しが可能である。
また、納付書の仕分け排出が不可能であると判断された場合(ステップS206否定)には、帳票の種類がわからないためにデータ記憶部204に記憶される寸法データから、対応する寸法を読み出せない。したがって、サイズ測定部110及び厚み測定部111によって測定された寸法を確認する(ステップS211)。
このようにして仕分け制御部109は帳票の寸法を得ると、次に、その寸法が所定の寸法内であるか否かを判断する(ステップS212)。具体例を示すと、長さが90mm以上230mm以下、且つ、幅が80mm以上130mm以下、且つ、厚みが0.15mm以下であるか否かを確認する。そして、納付書の寸法がこの範囲内にあれば、所定の寸法内と判断し、この範囲外であれば所定の寸法外であると判断する。
ここで、帳票の寸法が所定の寸法内である場合(ステップS212肯定)には、仕分け制御部109は、その帳票を一時保留部106に保留する(ステップS213)。すなわち、種類の判別は正常に行われて搬送先が特定されなかったが所定の寸法内であるもの、或いは、帳票の種類の判別が正常に行われなかったが所定の寸法内であるものが一時保留部106に保留されることになる。なお、一時保留部106に保留された帳票の処理は、図10に示すフローと同様の処理が施される。
一方、帳票の寸法が所定の寸法外である場合(ステップS212否定)には、リジェクト部として機能するRJポケット108Aに排出される(ステップS214)。すなわち、帳票の種類の判別が正常に行われたが、搬送先が特定できずに所定の寸法外であるもの、或いは、帳票の種類の判別が正常に行われず所定の寸法外であるものは、一時保留部106の破損防止等のために、一時保留部106には入れずに装置外へ排出されることになる。
また、以上に示した実施形態では、納付書を仕分け収納する場合に、搬送先が特定されているか否かを確認し、搬送先が特定されている場合に仕分け収納する構成とした。これは、帳票の種類が仕分けポケット数より多い場合を前提とする構成であり、帳票の種類が仕分けポケット数以下である場合には、搬送先が特定できるか否かの確認を行う必要がない。このため、このような場合は、搬送先が特定できるか否かの確認を行わないで仕分け制御を行う構成とできるのは言うまでもない。
また、以上では、原則として種類の判別が正常に行われた帳票は仕分け収容し、種類の判別が正常に行われなかった帳票であって所定の寸法内の帳票は一時保留し、種類の判別が正常行われなかった帳票であって所定の寸法外の帳票についてはリジェクトする構成とした。しかし、本発明は、この構成に限定される趣旨ではない。すなわち、例えば、原則として、記載されるデータの読み取りが行われた帳票は全て一時保留するようにし、この場合に所定の寸法外の帳票についてのみ一時保留することなくリジェクトする構成等としても良く、このような構成も本発明の実施形態に該当する。
また、本実施形態では、リジェクト用のポケット(RJポケット108A)を1つのみとした。しかし、この構成に限定される趣旨ではなく、複数としても構わない。RJポケットを複数とする場合には、例えば、寸法の違いによって排出先が異なるように構成すること等が可能である。
また、以上に示した実施形態では寸法測定手段(サイズ測定部110及び厚み測定部111)の位置をエンドーサ104及び帳票データ読み取り部105の手前をしたが、これに限定される趣旨ではない。すなわち、寸法測定手段による寸法測定は、帳票が1枚ずつに分離された後であって一時保留部106に入る手前の位置で行われれば良く、そのような測定が行われるように寸法測定手段の配置を決定すれば良い。
また、以上に示した実施形態では、一時保留部106が、カセットと2本のテープとを備える構成である場合について示した。しかし、一時保留部の構成はこれに限らず、適宜変更可能である。
また、以上に示した実施形態では、仕分け処理対象の帳票として公共料金の納付書の場合を示した。しかし、本発明はこれに限定されるものではなく、たとえば国税、社会保険料などの歳入金の納付書や有価証券など、券面の情報を読み取って分類することができる種々の帳票類に広く適用可能である。
本発明にかかる帳票仕分け処理装置は、多種類の帳票を効率的に仕分けるために有用である。
は、本実施形態にかかる帳票仕分け処理装置の概略構成を説明する図である。 は、帳票仕分け処理装置本体に備えられるサイズ測定部の構成を説明する図である。 は、帳票仕分け処理装置本体に備えられる厚み測定部の構成を説明する図である。 は、帳票のイメージ画像を示す図である。 は、一時保留部の一構成例を説明する断面図である。 は、第1の巻取りローラの周辺部を示す要部斜視図である。 は、第2の巻取りローラへの帳票の収納を説明するための要部斜視図である。 は、一時保留部の一構成例を説明する断面図である。 は、帳票仕分け処理装置の処理手順を示すフローチャートである。 は、帳票仕分け処理装置の処理手順を示すフローチャートで、特に一時保留された帳票の仕分け処理を示すフローチャートである。 は、帳票仕分け処理中の表示部の表示画面を示した図である。 は、帳票仕分け処理中の表示部の表示画面を示した図である。 は、帳票仕分け処理中の表示部の表示画面を示した図である。 は、帳票仕分け処理中の表示部の表示画面を示した図である。 は、帳票仕分け処理中の表示部の表示画面を示した図である。 は、帳票仕分け処理中の表示部の表示画面を示した図である。 は、帳票仕分け処理中の表示部の表示画面を示した図である。 は、本発明の他の実施形態について説明するための図である。
符号の説明
1 帳票仕分け処理装置
10 帳票仕分け処理装置本体
20 外部制御装置
30 帳票
101 ホッパ
102 繰り出しローラ
103 搬送路
104 エンドーサ
105 帳票データ読み取り部(読み取り手段)
106 一時保留部
107 排出ローラ
108A RJポケット(リジェクト部)
108B〜108K 仕分け用ポケット(収納手段)
109 仕分け制御部
109a 特定データ記憶部(記憶手段)
110 サイズ測定部(寸法測定手段)
111 厚み測定部(寸法測定手段)
201 制御部
202 表示部
203 認識部
204 データ記憶部(寸法記憶手段)
205 修正部
206 操作部
301 カセット
TA、TP テープ

Claims (11)

  1. 帳票を装置本体内に取り込んで該帳票を仕分け収納する帳票仕分け処理装置であって、
    前記帳票の厚さ及び大きさを測定でき、前記帳票の寸法が所定の寸法内であるか、それとも所定の寸法外であるかを判断できるように設けられる寸法測定手段と、
    前記帳票を一時的に保留する一時保留手段と、
    前記帳票を仕分け収納する複数の収納手段と、
    寸法が前記所定の寸法外である帳票を前記一時保留手段に保留しないように前記帳票の仕分けを制御する仕分け制御手段と、を備えることを特徴とする帳票仕分け処理装置。
  2. 前記帳票に記載された記載データを読み取る読み取り手段と、
    前記読み取り手段によって読み取られた前記記載データを認識する認識手段と、を更に備え、
    前記仕分け制御手段は、前記認識手段による前記帳票の種類の判別が正常に行われたか否かに基づいて前記帳票の仕分けを制御することを特徴とする請求項1に記載の帳票仕分け処理装置。
  3. 前記帳票の種類と、前記帳票の厚さ及び大きさとを関連付けたデータを記憶する寸法記億手段を更に備え、
    前記仕分け制御手段は、前記認識手段による前記帳票の種類の判別が正常に行われた帳票については、前記寸法測定手段で測定された寸法ではなく、前記寸法記憶手段に記憶されるデータによって得られる寸法に基づいて前記帳票の仕分けを制御することを特徴とする請求項2に記載の帳票仕分け処理装置。
  4. 前記仕分け制御手段は、寸法が前記所定の寸法内であり、且つ、前記認識手段による前記帳票の種類の判別が正常に行われなかった帳票を、前記一時保留手段に保留することを特徴とする請求項2又は3に記載の帳票仕分け処理装置。
  5. 前記仕分け制御手段は、寸法が前記所定の寸法内であり、且つ、前記認識手段による前記帳票の種類の判別が正常に行われた帳票を、前記収納手段に仕分け収納することを特徴とする請求項2から4のいずれかに記載の帳票仕分け処理装置。
  6. 前記複数の収納手段の中から前記帳票の仕分け先を特定するための仕分け先特定データを記憶する記憶手段を更に備え、
    前記仕分け制御手段は、前記仕分け先特定データによって仕分け先が特定されない場合には、寸法が前記所定の寸法内であり、且つ、前記認識手段による前記帳票の種類の判別が正常に行われた帳票を、前記収納手段に仕分け収納せずに前記一時保留手段に保留することを特徴とする請求項5に記載の帳票仕分け処理装置。
  7. 前記仕分け制御手段は、寸法が前記所定の寸法外であり、且つ、前記認識手段による前記帳票の種類の判別が正常に行われた帳票を、前記収納手段に仕分け収納することを特徴とする請求項2から6のいずれかに記載の帳票仕分け処理装置。
  8. 前記複数の収納手段の中から前記帳票の仕分け先を特定するための仕分け先特定データを記憶する記憶手段、を更に備え、
    前記仕分け制御手段は、前記仕分け先特定データによって仕分け先が特定されない場合には、寸法が前記所定の寸法外であり、且つ、前記認識手段による前記帳票の種類の判別が正常に行われた帳票を、前記収納手段に仕分け収納せずに装置本体外に排出することを特徴とする請求項7に記載の帳票仕分け処理装置。
  9. 前記仕分け制御手段は、寸法が前記所定の寸法外であり、且つ、前記認識手段による前記帳票の種類の判別が正常に行われなかった帳票を仕分け収納せずに装置本体外に排出することを特徴とする請求項2から8のいずれかに記載の帳票仕分け処理装置。
  10. 前記収納手段に仕分け収納されることなく装置本体外に排出される前記帳票を収容するリジェクト部が更に設けられることを特徴とする請求項1から9のいずれかに記載の帳票仕分け処理装置。
  11. 前記一時保留手段は、カセットと、該カセットに収容される2本のテープと、を有し、
    前記2本のテープの間に前記帳票を挟んで一時保留することを特徴とする請求項1から10のいずれかに記載の帳票仕分け処理装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012056719A (ja) * 2010-09-09 2012-03-22 Glory Ltd 帳票仕分け処理装置
CN104240377A (zh) * 2014-08-21 2014-12-24 浙江方泰电器有限公司 用于纸币清分机的模块化收钞装置
WO2018056098A1 (ja) * 2016-09-20 2018-03-29 グローリー株式会社 紙葉類収納繰出装置、紙葉類処理装置、紙葉類処理方法
JP2018111573A (ja) * 2017-01-12 2018-07-19 住友電装株式会社 自動テープ巻き装置

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