JP2010064714A - 画像照射システム、画像照射方法 - Google Patents

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正俊 小川
Hitoshi Inaba
均 稲葉
Haruhiko Okumura
治彦 奥村
Takashi Sasaki
隆 佐々木
Aira Hotta
あいら 堀田
Naotada Okada
直忠 岡田
Kazuo Horiuchi
一男 堀内
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Abstract

【課題】車両外にバックミラーを設置する必要がなく、かつ、視点を大きく移動させることなく車両の後方を確認できる画像照射システムおよび画像照射方法を得る。
【解決手段】この画像照射システムは、車両の運転者を撮像する第1の撮像部と、車両後方を撮像する第2の撮像部と、第1の撮像部で撮像された画像から運転者の単眼位置を算出する位置算出部と、第2の撮像部で撮像された画像の少なくとも一部を切り出す画像切出部と、位置算出部で算出された単眼位置へ画像切出部で切り出された画像を照射する照射部とを具備する。
【選択図】図1

Description

この発明は、車両運転者の単眼に車両後方の画像を照射する画像照射システムおよび画像照射方法に関する。
通常、車両は、運転者が車両の後方を確認するために車両の先端部両端近傍に設置されたバックミラー(フェンダーミラー)または車両の前席両ドア近傍に設置されたバックミラー(ドアミラー)を具備する。
しかし、フェンダーミラーを設置した場合、車両のデザイン性や空力特性が悪くなる。また、ドアミラーを設置した場合、車両のデザイン性や空力特性は多少改善されるが、車両の後方を確認する際に、視点を大きく移動させる必要がある。
そこで、小型カメラで撮像した車両の後方の画像を、車両内のダッシュボード等に設置された液晶モニタに表示する方法が提案されている(例えば特許文献1参照)。
特開2005−173882号公報
上記提案方法では、車両外にバックミラーを設置する必要がない。このため、車両のデザイン性や空力特性が改善される。しかし、液晶モニタを確認するためには視点を大きく移動させる必要がある。
上記に鑑み、本発明は、車両外にバックミラーを設置する必要がなく、かつ、視点を大きく移動させることなく車両の後方を確認できる画像照射システムおよび画像照射方法を得ることを目的とする。
本発明の一態様に係る画像照射システムは、車両の運転者を撮像する第1の撮像部と、車両後方を撮像する第2の撮像部と、第1の撮像部で撮像された画像から運転者の単眼位置を算出する位置算出部と、第2の撮像部で撮像された画像の少なくとも一部を切り出す画像切出部と、位置算出部で算出された単眼位置へ画像切出部で切り出された画像を照射する照射部とを具備することを特徴とする。
本発明の一態様に係る画像照射方法は、車両の運転者を撮像するステップと、車両後方を撮像するステップと、撮像された運転者の画像から運転者の単眼位置を算出するステップと、撮像された車両後方の画像の少なくとも一部を切り出すステップと、算出された単眼位置へ前記切り出された画像を照射するステップとを具備することを特徴とする。
本発明によれば、車両外にバックミラーを設置する必要がなく、かつ、視点を大きく移動させることなく車両の後方を確認できる画像照射システムおよび画像照射方法を得ることができる。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態を詳細に説明する。
(第1の実施形態)
図1は、本発明の一つの実施形態に係る画像照射システム1の構成図である。図2は、撮像装置10が具備するカメラ103(第1のカメラ)、104(第2のカメラ)の設置位置を示した図である。この第1の実施形態1に係る画像表示システム1は、撮像装置10、中央演算処理装置20、記憶装置30、照射装置40および操作装置50を具備する。
以下、各構成について説明する。
(撮像装置10)
撮像装置10は、カメラ101から104を具備する。カメラ101は、運転者60の略正面に設置され、所定の時間間隔で運転者60の顔を撮像する。カメラ102は、運転者60の略真上に設置され、所定の時間間隔で運転者60の頭部を撮像する。
図2は、カメラ103、104の設置位置の一例を示した図である。図2中の一点鎖線は、各カメラ103、104の撮像範囲を表している。カメラ103は、右ドアミラーが設置されるA点に設置され、車両の右後方を撮像する。カメラ104は、左ドアミラーが設置されるB点に設置され、車両の左後方を撮像する。なお、A点およびB点は、カメラ103、104の設置位置の一例であり、車両の左右後方を撮像できる位置であればその他の場所でも良い。
各カメラ101から104は、撮像した画像を中央演算処理装置20へ入力する。また、カメラ101、102から第1の撮像部が、カメラ103、104から第2の撮像部が構成される。
(中央演算処理装置20)
中央演算処理装置20は、位置算出部201、照射位置決定部202、駆動制御部203、位置算出部204、位置算出部205、画像切出部206、表示位置調整部207、台形歪み補正部208、操作受付部209を具備する。
位置算出部201は、カメラ101から入力される撮像画像毎に運転者60の単眼601を検出する。位置算出部201は、検出した単眼601の画像上の画素位置から車両の進行方向に対して垂直な平面(以下、YZ面と称す)上での位置を算出する。
図3は、単眼601のYZ面上での位置を算出する方法についての説明図である。図3のY軸は水平方向、Z軸は垂直方向を表す。図3に示すように、カメラ101のY軸方向の画角をθ、カメラ101と単眼601との垂直距離をL、カメラ101のY軸方向の画素数をn、単位画素当たりのY軸上の距離をΔYとすると、次の(1)式が成り立つ。
ΔY=(2L×tan(θ/2))/n…(1)
位置算出部201は、この(1)式を用いてYZ面での単眼601の位置を算出する。具体的には、YZ面でのゼロ点を決めておき、このゼロ点と単眼601の位置との間の画素数を計算する。次に、計算した画素数を(1)式に乗算する。カメラ101のY軸方向の画角をθとカメラ101と単眼601との距離をLは予め測定できる。このため単眼601の画像上の位置からYZ面における単眼601の位置を算出できる。
なお、この第1の実施形態では、運転者60の単眼601はY軸方向にのみ移動することを前提としている。このため、単眼601のZ軸方向への移動はなく、Z軸上の位置は固定となる。しかし、Z軸方向についても、Y軸方向と同様にして単眼601の位置を算出しても良い。
照射位置決定部202は、位置算出部201で算出された単眼601の位置から画像を照射する位置を決定する。
駆動制御部203は、照射位置決定部202で決定された照射位置へ画像が照射されるよう駆動部406へ制御信号を出力する。
なお、カメラ101で撮像した画像から単眼601の位置を算出して、該位置へ画像が照射されるまでには一定の時間がかかる。このため、単眼601が移動している場合、画像を照射した位置と実際の単眼601の位置との間に差が生じる可能性がある。
そこで、単眼601が移動している場合、位置算出部201で算出された位置よりも単眼601の移動方向に任意の距離だけ進んだ位置へ画像を照射するよう構成しても良い。このようにすれば、単眼601の位置が移動している場合でも、画像を照射した位置と実際の単眼601の位置との誤差を低減できる。
位置算出部204は、カメラ102から入力される撮像画像毎に運転者60の頭部の中心位置602を検出する。位置算出部204は、検出した頭部の中心位置602の画像上の画素位置から鉛直方向に対して垂直な平面(以下、XY面と称す)上での単眼601の位置を算出する。
図4は、単眼601のYX面上での位置を算出する方法についての説明図である。図4のX軸は車両の進行方向、Y軸は図3と同じ水平方向を表す。図4に示すように、カメラ102のX軸方向の画角をθ、カメラ102と頭部の中心位置602との垂直距離をL、カメラ102のX軸方向の画素数をm、単位画素当たりのX軸上の距離をΔXとすると、次の(2)式が成り立つ。
ΔX=(2L×tan(θ/2))/m…(2)
位置算出部204は、この(2)式を用いてXY面での頭部の中心位置602の位置を算出する。具体的な算出方法は、位置算出部201での算出方法と同様であるため重複した説明を省略する。次に、位置算出部204は、この算出されたXY面での頭部の中心位置602から、XY面での単眼601の位置を算出する。具体的には、あらかじめXY面上での単眼601の位置(X2、Y2)と頭部の中心位置602(X1、Y1)との差(X2―X1、Y2―Y1)(以下、オフセットと称す)を測定しておく。次に、この算出されたXY面での頭部の中心位置602にオフセットを加算してXY面での単眼601の位置を算出する。
なお、カメラ102と頭部の中心位置602との距離Lは、運転者60によって異なる。このため、予めカメラ102と運転席までの距離を測定しておき、運転者60に座高を入力させてカメラ102と頭部の中心位置602との距離Lを算出しても良い。また、この距離L値からZ軸上での単眼601の位置も算出できる。
位置算出部205は、位置算出部201で算出された単眼601のYZ面での位置および位置算出部204で算出されたXY面での単眼601の位置から、XYZ空間での単眼601の位置を算出して画像切出部206へ入力する。
画像切出部206は、カメラ103、104で撮像された画像の少なくとも一部を切り出し表示位置調整部207へ入力する。
図5、6は、画像切出部206による画像の切り出し方法の説明図である。
まず、カメラ103で撮像された画像の切出しについて説明する。
初めに、図5に示すように、車両の右側に仮想的に設置されたバックミラーM1の外周線(枠)を含む平面S1を想定する。次に、位置算出部205で算出された単眼601の位置から平面S1への垂線L1を引き、垂線L1の延長線上にある単眼601の平面S1に対する対称点P1を想定する。次に、カメラ103で撮像された画像に対応する仮想平面V1を任意の位置に想定する。
次に、図6に示すように、対称点P1からバックミラーM1の外周線(枠)の四隅を結ぶ直線L2からL5を想定する。すると、この直線L2からL5と仮想平面V1との交点P2からP5を四隅とする領域C1が切り取り範囲となる。ここで、領域C1と仮想平面V1との大きさの比率及び相対的な位置関係は、P1からの距離に関係なく常に一定である。このため、切り取り範囲である領域C1の四隅の位置は、対称点P1の位置とバックミラーM1の四隅の位置との関係から導くことができる。
さらに、車両の運転中に単眼601の位置が大きく変化することがないと考えると、領域C1の四隅の位置は、対称点P1の位置とバックミラーM1の四隅の位置との一次式で規定される。また、カメラ104で撮像された画像の切出し範囲についても同様に一次式が規定される。このように規定された一次式は、カメラ103、104で撮像された画像の切出し範囲を決定するための情報として後述する記憶装置30へ予め記憶される。
表示位置調整部207は、画像切出部206から入力された画像の表示位置を調整する。図7は、表示位置調整部207により生成された全体画像710を示した図である。画像701は、カメラ103で撮像された画像から切り出された画像である。画像703は、カメラ104で撮像された画像から切り出された画像である。
図7に示すように、表示位置調整部207は、画像切出部206から入力された画像701、703を全体画像710の所定の位置へ配置する。これにより、画像701、703の表示位置が調整される。次に、この画像701、703に、後述する記憶装置30に記憶されたバックミラー画像702、704を合成して全体画像710を生成し、台形歪み補正部208へ入力する。なお、上記所定の位置は任意の位置である。
台形歪み補正部208は、駆動制御部203から駆動部406へ入力される制御信号から照射位置制御部404が具備するミラーの回転角度を算出して、算出した角度に対応する台形歪み補正情報を記憶装置30から読み出す。次に、台形歪み補正部208は、記憶装置30から読み出した台形歪み補正情報に基づいて表示位置調整部207から入力される画像を補正し、補正後の画像を画像信号として光束生成装置401へ入力する。
図8Aは、理想的な照射画像801と実際の照射画像802を示した図である。図8Bは、台形歪み補正前の画像803と台形歪み補正後の画像804を示した図である。なお、図8A、8Bの水平方向をα軸、垂直方向をβ軸とする。
照射位置制御部404が具備するミラーで反射させて画像を照射した場合、ミラーの角度に応じて照射画像に歪みが生ずる。このため台形歪み補正を行わずに画像を照射すると、図8Aの画像802に示すように画像に歪みが生じる。そこで、図8Bに示すように、画像を構成する各画素の位置を予め移動させた画像803を照射することで台形歪みのない画像804を得ることができる。
次に補正方法について説明する。
初めに、理想的な照射画像801および実際に照射された画像802の四隅の位置をそれぞれ測定する。ここでは、画像801の四隅の位置が(α1、β1)、(α2、β2)、(α3、β3)、(α4、β4)であるとする。また、画像802の四隅の位置が(α5、β5)、(α6、β6)、(α7、β7)、(α8、β8)であるとする。
次に、画像802の四隅の位置(α5、β5)、(α6、β6)、(α7、β7)、(α8、β8)を画僧801の四隅の位置(α1、β1)、(α2、β2)、(α3、β3)、(α4、β4)へそれぞれ移動させる2行2列の変換行列Tを求める。次に、台形補正前の画像803を構成する各画素の位置を変換行列Tにより変換して補正後の画像804を生成する。なお、ミラーの角度により画像の歪み方が異なる。このため、変換行列Tは、所定のミラー角度ごとに算出され、台形歪み補正情報として後述する記憶装置30へ予め記憶される。
操作受付部209(第1、第2の操作受付部)は、切出位置操作部501および表示位置操作部502の操作を受け付ける。
(記憶装置30)
記憶装置30には、図5、6で説明したカメラ103、104で撮像された画像の切出し範囲を決定するための情報、図7で説明したバックミラー画像702、704の情報および図8A、8Bで説明した台形歪みを補正するための台形歪み補正情報が記憶されている。記憶装置30としては、半導体メモリ、磁気ディスク、光ディスクなどが使用できる。
(照射装置40)
照射装置40は、光束生成装置401、照射レンズ402、照射範囲制御部403、照射位置制御部404、画像拡大部405、駆動部406、反射部材407を具備する。
光束生成装置401は、台形歪み補正部208から入力される画像信号から運転者60の単眼601に照射する画像を生成し、照射レンズ402を介して生成した画像を照射する。光束生成装置401として、液晶パネル、マイクロミラーを用いたデジタルマイクロミラーデバイス(DMD)パネル、発光ダイオード(LED)光源プロジェクタなどを使用できる。
照射範囲制御部403は、光束生成装置401で生成された画像の照射範囲を制御する。照射される画像の幅は、6cm程度に制御することが望ましい。成人の両眼の間隔は約6cm程度である。照射される画像の幅を6cm程度に制御することで、画像が両眼に照射されることを効果的に防止できる。照射範囲制御部403として、レンチキュラースクリーンまたは拡散角度を制御した拡散板などを使用できる。
照射位置制御部404は、水平方向および垂直方向に回転可能なステージと、このステージに設置されたミラーとを具備する。照射位置制御部404は、ステージの回転によりミラーの角度を制御して、光束生成装置401で生成された画像の照射位置を制御する。
駆動部406は、照射位置制御部404が具備するステージを駆動するモータである。駆動部406は、駆動制御部203からの制御信号に応じてモータを駆動し、照射位置制御部404のステージを回転動作させる。
図9は、照射位置制御部404のミラーの角度と画像の照射位置との関係を表した図である。図9に示すように、ミラーの角度と画像の照射位置は一対一に対応する関係となる。駆動制御部203は、この対応関係に基づいて、運転者60の単眼601へ画像を照射するために必要なミラーの角度を算出して制御信号を駆動部406へ入力する。
画像拡大部405は、照射位置制御部404からの画像の照射サイズを拡大する。反射部材(コンバイナ)407は、画像拡大部405で拡大された画像を反射する。反射部材407で反射された画像は運転者60の単眼601へ照射される。反射部材407は、車両のフロントガラス408に貼られた半透明性の部材であるため、運転者60は、反射部材407を介して前方の風景が視認できる。なお、画像を照射する単眼601は、運転者60の右目または左目のどちらでも良い。
図10は、この第1の実施形態で運転者60に認識される風景および画像の重畳図である。運転者60には、単眼601に照射された画像701、703およびバックミラー画像702、704が実際の風景に重畳して視認される。
なお、バックミラー画像702、704は、画像701、703を直接風景に重畳した場合に視認性が悪くなるのを防止するための画像である。すなわち、画像701、703と実際の風景との境界を運転者60に認識させるための画像であり、必ずしも必要ではない。
なお、バックミラー画像702、704を使用しない場合、画像701、703を直接風景に重畳した場合に視認性が悪くなるのを防止するため、半透明または遮光性のフィルムなどをフロントガラス408に張り付けても良い。
(操作装置50)
操作装置50は、切出位置操作部501および表示位置操作部502を具備する。切出位置操作部501は、画像切出部206で切り出される画像の切り出し位置を調整する操作部である。画像切出部206は、操作受付部209で受け付けた操作に応じて、画像の切出し位置を変更する。図11は、切出位置操作部501による画像の切出し位置調整の説明図である。
図11に示すように、画像切出部206は、カメラ103で撮像された画像901から切り出した画像902の中心P11と、切出位置操作部501による調整後の切り出し画像903の中心位置P12との差をオフセット値として保持する。
画像切出部206は、カメラ103で撮像された画像901から切り出した画像902の中心位置を、先に保持したオフセット分移動させた画像903を表示位置調整部207へ入力する。なお、カメラ104で撮像された画像から切り出す画像についても同様に調整される。
表示位置操作部502は、図7に示した画像701、703の表示位置を調整する。画像切出部206は、操作受付部209で受け付けた操作に応じて、画像701、703の表示位置を変更する。
調整は、画像切出部206の場合と同様に、初期設定などにより設定された画像701、703表示位置と、調整後の画像701、703の表示位置との差をオフセット値として保持する。
次に、表示位置調整部207は、画像701、703の表示位置を、先に保持したオフセット分移動させた後、この画像701、703の表示位置にバックミラー画像702、704を合成して台形歪み補正部208へ入力する。なお、表示位置操作部502で、画像701およびバックミラー画像702の表示位置、または画像703およびバックミラー画像704の表示位置を個別に調整可能である。
(画像生成動作)
次に、画像照射システム1による画像生成動作について説明する。
図12は、画像照射システム1による画像生成動作を説明するフローチャートである。
初めに、カメラ101、102は、運転者60の顔および頭部をそれぞれ撮像し(ステップS11)、撮像した画像を位置算出部201、204へそれぞれ入力する。カメラ103、104は、車両の右方後方および左方後方をそれぞれ撮像し(ステップS12)、撮像した画像を画像切出部206へ入力する。
次に、位置算出部201は、カメラ101から入力された撮像画像から運転者60の単眼601を検出する。次に、位置算出部201は、検出した単眼601の画像上の画素位置からYZ面での単眼601の位置を算出する。
次に、位置算出部204は、カメラ102から入力された撮像画像から運転者60の頭部の中心位置602を検出する。次に、位置算出部204は、検出した頭部の中心位置602の画像上の画素位置からXY面での単眼601の位置を算出する。
次に、位置算出部205は、位置算出部201で算出された単眼601のYZ面での位置および位置算出部204で算出されたXY面での単眼601の位置から、XYZ空間での単眼601の位置を算出して画像切出部206へ入力する(ステップS13)。
次に、画像切出部206は、位置算出部205で算出された単眼601の位置と記憶装置30に記憶された情報からカメラ103、104で撮像された画像の少なくとも一部を切り出す(ステップS14)。次に、中央演算処理装置206は、切り出した画像を表示位置調整部207へ入力する。
次に、表示位置調整部207は、画像切出部206から入力された画像の表示位置を調整後(ステップS15)、この画像にバックミラー画像を合成して全体画像を生成し、台形歪み補正部208へ入力する。
次に、台形歪み補正部208は、照射位置制御部404のミラーの回転により生ずる台形歪みを補正し(ステップS16)、補正後の画像信号を照射装置40へ入力する。照射装置40は、台形歪み補正部208から入力された画像信号から画像を生成して単眼601へ照射する(ステップS17)。
(照射画像の追従動作)
次に画像照射システム1により照射される画像の追従動作について説明する。
図13は、画像照射システム1の追従動作を説明するフローチャートである。
初めに、カメラ101は、運転者60の顔を撮像し(ステップS21)、撮像した画像を位置算出部201へ入力する。
次に、位置算出部201は、カメラ101から入力される撮像毎に運転者60の単眼601を検出する。次に、位置算出部201は、検出した単眼601の画像上の画素位置からYZ面での位置を算出する(ステップS22)。
次に、照射位置決定部202は、位置算出部201で算出されたYZ面での単眼601の位置から画像を照射する照射位置を決定する(ステップS23)。
次に、駆動制御部203は、照射位置決定部202で決定された照射位置へ画像が照射されるよう駆動部406へ制御信号を出力する(ステップS24)。
以上のように、第1の実施形態に係る画像照射システム1は、運転者60の単眼601へカメラ103、104で撮像された車両の後方の画像を照射する。このため、運転者60は、視点を大きく移動させることなく車両の後方を確認できる。また、車両外にバックミラーを設置する必要がないため、車両のデザイン性や空力特性が改善される。
さらに、単眼601にのみ画像を照射するので両眼視差が発生しないため、通常のバックミラーと同様の遠近感が認識できる。このため、右左折や車線変更時における距離の誤認識による事故の発生を効果的に抑制できる。
さらに、切出位置操作部501および表示位置操作部502を具備したので、運転者60の好みに応じて、画像701、703の切出し位置および表示位置を変更でき使い勝手が良い。
さらに、照射位置制御部404が具備するミラーの回転により生ずる台形歪みを補正しているので、単眼601で認識される画像701、703およびバックミラー画像702、704の歪みを効果的に低減できる。
さらに、単眼601に位置に応じて、カメラ103、104で撮像された画像の切り出し位置が変化するので通常のバックミラーと同様の感覚で使用できる。
(第2の実施形態)
図14は、第2の実施形態に係る画像照射システム2の構成図である。図15は、撮像装置10Aが具備するカメラ103から105の設置位置を示した図である。図15中の一点鎖線は、カメラ103から105の撮像範囲を表わしている。図16は、表示位置調整部207Aにより生成された全体画像711を示した図である。図17は、この第2の実施形態で運転者60に認識される風景および画像の重畳図である。
この第2の実施形態では、車両の後方を撮像するカメラ105をさらに具備し、カメラ105で撮像した車両後方の画像を単眼601へ照射する。さらに、カメラ103から105で撮像された画像から、実際に単眼601へ照射する画像を選択できるようにした。以下、具体的な構成について説明する。なお、図1で説明した構成要件と同様の構成要件には、同一の符号を付し重複した説明は省略する。
図15に示すように、カメラ105(第3のカメラ)は、車両後部のC点に設置され車両後方を撮像する。図15中の一点鎖線は、各カメラ103から105の撮像範囲を表している。なお、C点は、カメラ105の設置位置の一例であり、車両の後方を撮像できる位置であればその他の場所でも良い。
記憶装置30Aには、第1の実施形態に係る記憶装置30が記憶する情報に加えて、カメラ105で撮像された画像の切り出し範囲を決定するための情報が記憶されている。
画像切出部206Aは、位置算出部205で算出された単眼601の位置と記憶装置30Aに記憶された情報から、カメラ103から105で撮像された画像の少なくとも一部を切り出す。また、画像切出部206Aは、切り出した画像を表示位置調整部207へ入力する。なお、カメラ105で撮像された画像の切出し方法は、図5で説明した方法と同じである。
表示位置調整部207Aは、図16に示すように、画像切出部206から入力された画像701、703、705の表示位置を調整した後、この画像701、703、705にバックミラー画像702、704、706を合成して全体画像711を生成する。次にこの全体画像711を台形歪み補正部208へ入力する。なお、表示位置の調整は、図7で説明した方法と同様である。
その結果、図17に示すように、運転者60には、単眼601に照射された画像701、703、705およびバックミラー画像702、704,706が実際の風景に重畳して視認される。
選択操作部503は、カメラ103から105を選択する。選択操作部503の操作は車両の運転者が行う。操作受付部209Aは、選択操作部503での選択操作を受け付ける。画像切出部206は、操作受付部209Aで受け付けたカメラで撮像された画像についてのみ、画像の切出しを行い、切り出した画像を表示位置調整部207Aへ入力する。
このため、運転者60がこの選択操作部503を操作する度に、単眼601へ照射される画像が、画像701、703にバックミラー画像702、704を合成した画像、画像705にバックミラー画像706を合成した画像、または画像701、703、705にバックミラー画像702、704、706を合成した画像に切り替わる。
以上のように、第2の実施形態に係る画像照射システム2は、車両後方を撮像するカメラ105を具備し、車両後方の画像705を単眼601へ照射する。このため、視点を大きく移動させることなく車両後方を確認できる。さらに、画像701、703、705を選択する選択操作部503を具備したので、必要な時に車両の後方または後方を確認できる。その他の効果は第1の実施形態と同じである。
第1の実施形態に係る画像照射システムの構成図である。 カメラの設置位置を示した図である。 YZ面での単眼位置を算出する方法についての説明図である。 XY面での頭部位置を算出する方法についての説明図である。 画像の切り出し方法の説明図である。 画像の切り出し方法の説明図である。 表示位置調整部により生成された全体画像を示した図である。 理想的な照射画像と実際の照射画像を示した図である。 台形歪み補正前の画像と台形歪み補正後の画像を示した図である。 ミラー角度と画像の照射位置との関係を表した図である。 運転者に認識される風景と画像の重畳図である。 切出位置操作部による画像の切出し位置調整の説明図である。 第1の実施形態に係る画像照射システムによる画像生成動作を説明するフローチャートである。 第1の実施形態に係る画像照射システムの追従動作を説明するフローチャートである。 第2の実施形態に係る画像照射システムの構成図である。 カメラの設置位置を示した図である。 表示位置調整部により生成された全体画像を示した図である。 運転者に認識される風景と画像の重畳図である。
符号の説明
1,2…画像表示システム、10…撮像装置、20…中央演算処理装置、30,30A…記憶装置、40…照射装置、50…操作装置、60…運転者、101〜105…カメラ、201…位置算出部、202…照射位置決定部、203…駆動制御部、204…位置算出部、205…位置算出部、206,206A…画像切出部、207,207A…表示位置調整部、208…台形歪み補正部、209…操作受付部、401…光束生成装置、402…照射レンズ、403…照射範囲制御部、404…照射位置制御部、405…画像拡大部、406…駆動部、407…反射部材、501…切出位置操作部、502…表示位置操作部。

Claims (8)

  1. 車両の運転者を撮像する第1の撮像部と、
    前記車両後方を撮像する第2の撮像部と、
    前記第1の撮像部で撮像された画像から前記運転者の単眼位置を算出する位置算出部と、
    前記第2の撮像部で撮像された画像の少なくとも一部を切り出す画像切出部と、
    前記位置算出部で算出された単眼位置へ前記画像切出部で切り出された画像を照射する照射部と
    を具備することを特徴とする画像照射システム。
  2. 前記画像切出部は、前記位置算出部で算出された単眼位置に応じて前記第2の撮像部で撮像された画像の切出し位置を変更することを特徴とする請求項1に記載の画像照射システム。
  3. 前記第2の撮像部は、前記車両の右後方を撮像する第1のカメラおよび前記車両の左後方を撮像する第2のカメラを具備することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の画像照射システム。
  4. 前記第2の撮像部は、前記車両の後方を撮像する第3のカメラをさらに具備することを特徴とする請求項3に記載の画像照射システム。
  5. 前記第1および第2のカメラ、または前記第3のカメラの選択操作を受け付ける第1の操作受付部を具備し、
    前記画像切取部は、前記画像切出部から入力された画像のうち、前記第1の操作受付部で受け付けられたカメラで撮像された画像の少なくとも一部を切り出すことを特徴とする請求項4に記載の画像照射システム。
  6. 前記画像切出部により切り出された画像の表示位置を調整する表示位置調整部を具備し、
    前記照射部は、前記位置算出部で算出された単眼位置へ前記表示位置調整部で表示位置を調整された画像を照射することを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の画像照射システム。
  7. 前記画像切出部で切り出された画像の表示位置の調整操作を受け付ける第2の操作受付部を具備し、
    前記表示位置調整部は、前記第2の操作受付部で受け付けた操作に応じて、前記画像切出部で切り出された画像の表示位置を変更することを特徴とする請求項6に記載の画像照射システム。
  8. 車両の運転者を撮像するステップと、
    前記車両後方を撮像するステップと、
    前記撮像された運転者の画像から前記運転者の単眼位置を算出するステップと、
    前記撮像された車両後方の画像の少なくとも一部を切り出すステップと、
    前記算出された単眼位置へ前記切り出された画像を照射するステップと
    を具備することを特徴とする画像照射方法。
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