JP2010064343A - 液体収納容器及び液体吐出システム - Google Patents

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Abstract

【課題】 加圧室に圧をかけてインクを供給する構成では、インクカートリッジとインクジェットプリンタの高精度な位置決めを達成する必要がある。嵌合部を複数設けて高精度の位置決めを達成しようとすると、歩留まりや使用部材のコスト増大等の課題や設計上の課題等が発生する。
【解決手段】 インクカートリッジの内圧を変更する内圧変更接続部と、インクジェットプリンタに設けられた位置決め機構と嵌合する嵌合部を同軸上に設けることで、高精度の嵌合性を要求される部材を一つに統合できる。
【選択図】 図5

Description

本発明は、インク等の液体を収納するための液体収納容器及び液体吐出システムに関する。
インクジェットプリンタ(以下、液体吐出装置と称する)は、インク等の液体を貯留するインクカートリッジ(以下、液体収納容器とも称する)が装着されることでインクジェットプリントシステム(以下、液体吐出システムとも称する)を構築する。このインクジェットプリンタは、インクカートリッジからインクジェットプリントヘッド(以下、液体吐出ヘッドとも称する)に供給する液体供給システムを有している。液体供給システムの一例として、インクカートリッジをインクジェットプリンタ内に固定配置し、当該インクカートリッジから可撓性チューブで形成したインク流路を介してインクジェットプリントヘッドにインクを供給する方式がある。
近年、大きな紙面に対して印刷を行うことが可能な大型インクジェットプリンタが用いられつつある。このような大型インクジェットプリンタではインクジェットプリントヘッドとインクカートリッジをつなぐインク供給経路の途中に、さらにサブタンクを設けるという液体供給システムが採用されている。この供給システムでは、インクカートリッジからサブタンクへのインク供給と、サブタンクからの液体吐出ヘッドへのインク供給が独立で構成されており、インクカートリッジからサブタンクへとインクを供給する構成の一例として[特許文献1]が知られている。
[特許文献1]に示されているインクカートリッジは、タンクケース内部にインクを収納したインク袋と加圧室が設けられており、装置本体の加圧流体導入部と接続されている。この加圧室に圧がかけられることで、インク袋が収縮してインクを押し出し、サブタンク側にインクを供給する。また、[特許文献1]のインクカートリッジは、二箇所の位置決め嵌合部、加圧流体導入部、液体導出部、データ記録手段、誤挿入防止用機構等の多数の記録装置本体との嵌合部を有している。この発明では、加圧されることでインクを供給する構成を採用しているため、加圧室の密閉構造を構成する必要があり、位置決め嵌合部と加圧空気供給部の位置が高精度に決まることが特に重要となっている。これに対して、液体導出部、データ記録手段、誤挿入防止用機構等はそこまで高精度の位置決めは要求されない。[特許文献1]においては、位置決め嵌合部を二つ用いることで、高精度の位置決め問題を解決している。
一方、インクジェットプリンタは、インクジェットプリントヘッドの予備吐出や、インク吸引動作などの回復動作を行うことで記録に使用されることのないインク(以下、廃インク又は廃液とも称する)が発生する。発生した廃インクを回収する構成の一例が[特許文献2]に示されている。[特許文献2]では、インクジェットプリンタに設けられた廃インクタンクに負圧吸引ポンプが接続されており、廃インクタンク自体を減圧し、廃インクを廃インク吸収体に回収する構成がとられている。
また、インク貯蔵部を備えたインクカートリッジ内に廃インク袋を並存させる構成の一例が[特許文献3]に示されている。[特許文献3]では、廃インク袋に気液分離部材を設け、液体吐出ヘッドより排出された廃液を収容する過程で空気などの気体が混入しても、気液分離部材によって廃液収納袋の外部に放出する構成がとられている。
特開2007−076361 特開平7−081089 特開2004―148781
加圧室に圧がかけられインク供給が行われる[特許文献1]記載の構成では、必要とされる高精度な位置決めを達成するためには、以下の3つの要件を満たすことが重要である。(1)インクカートリッジの位置決め用の嵌合部と加圧室への気体導入部のX、Y方向の位置関係を高精度に形成すること。(2)インクジェットプリンタの位置決め機構と、加圧機構のX、Y方向の位置関係を高精度に形成すること。(3)インクカートリッジとインクジェットプリンタの嵌合信頼性を確保することである。これらが満足されないと、インクカートリッジの加圧室を望むように加圧してインク供給することができない。そのため、各部材は、高精度の位置関係で配置される必要があり、このような要求を満足しようとすると歩留まりや使用部材のコスト増大等の課題や設計上の課題等が発生する。
一方、加圧室と加圧機構との分離は、液体導出部とインク供給経路との分離よりも先行して行われないと、加圧室に加圧力が残った状態で液体導出部が先に分離されると、液体導出部からインク漏れが発生してしまうおそれがある。
また、[特許文献2]に開示される構成では、負圧吸引ポンプとの接続部に回収された廃インクが集まってしまう傾向があり、廃インク吸収体の全領域を廃インク回収領域として利用することが難しい場合がある。
さらに、[特許文献3]に記載されるインクカートリッジでは、廃インク袋に気液分離部材を設けなくてはならず、インクカートリッジの構成が複雑化してしまうという課題がある。
本発明者らは上記課題を鑑みるとともに、従来技術では認識されていなかった新規な構成の液体収納容器および液体供給システムを提供することを目的とする。
また、液体収納容器の液体吐出装置への簡便な装着信頼性を確保することを目的としている。さらに、使用途中に液体収納容器が取り外された場合でも空気を取り込むことなく、あるいはインク漏れを発生させることなく、安定した液体供給と廃液回収を達成可能な液体収納容器および液体吐出システムを提供することを目的としている。
本発明は上記目的を達成するために鋭意検討の結果なされたもので、本発明の液体収納容器は、液体吐出装置に対して着脱可能であり、筐体と、該筐体内に収容され、前記液体吐出装置に設けられた液体移動経路と連結される連結部を備えた可撓性収納体と、前記液体吐出装置に設けられた位置決め機構に嵌合される嵌合部と、前記筐体の内部の圧を変更して前記可撓性収納体の変形を生じさせる前記液体吐出装置に設けられた内圧変更機構に接続される内圧変更接続部と、を備えて構成された液体収納容器であって、前記嵌合部と前記内圧変更接続部とが同軸上に配されていることを特徴としている。
また本発明に係る液体収納容器は、液体収納容器が装着される装着部と、液体吐出ヘッドに対して液体を供給する液体供給経路と、記録に用いられなかった廃液を回収する廃液回収経路と、前記装着部に対して前記液体収納容器の装着位置を規制する位置決め機構と、前記液体収納容器と接続して前記液体収納容器内を減圧する減圧機構と、を備えた液体吐出装置に対して装着される液体収納容器であって、筐体と、該筐体内に収容され、前記液体供給経路と連結させる供給連結部を有する可撓性を有して構成された液体収納体と、前記筐体内に収容され、前記廃液回収経路と連結される回収連結部を有する可撓性を有して構成された廃液収納体と、前記位置決め機構に嵌合する嵌合部と、前記減圧機構に接続される減圧接続部と、を備えており、前記減圧接続部は、前記供給連結部及び前記回収連結部に対して、前記液体収納容器を前記装着部から取り外す過程で、前記供給連結部及び前記回収連結部よりも先に外れる位置関係にあることを特徴とする。
さらに、本発明の液体吐出システムは、液体収納容器が装着される装着部と、液体吐出ヘッドに対して液体を供給する液体供給経路と、記録に用いられなかった廃液を回収する廃液回収経路と、前記装着部に対して前記液体収納容器の装着位置を規制する位置決め機構と、前記液体収納容器と接続して前記液体収納容器内を減圧する減圧機構と、を備えた液体吐出装置と、筐体と、該筐体内に収容され、前記液体供給経路と連結させる供給連結部を有する可撓性を有して構成された液体収納体と、前記筐体内に収容され、前記廃液回収経路と連結される回収連結部を有する可撓性を有して構成された廃液収納体と、前記位置決め機構に嵌合する嵌合部と、前記減圧機構に接続される減圧接続部と、を備えて構成された液体収納容器と、を備えた液体吐出システムであって、前記液体吐出装置の前記位置決め機構の先端構成と、前記減圧機構の終端構成とが兼用されて構成されており、前記液体収納容器の前記嵌合部と前記減圧接続部とが同軸上に配されていることを特徴としている。
加えて、本発明の液体吐出システムは、前記液体収納容器を前記装着部から取り外す過程で、前記液体吐出装置の前記液体供給経路の始端及び前記廃液回収経路の始端と前記液体収納容器の前記供給連結部及び回収連結部が外れるよりも、前記液体吐出装置の減圧機構の終端構成と前記液体収納容器の減圧接続部は、相対的に先に外れる位置関係にあることが好ましい。
本発明によれば、液体吐出装置の内圧変更機構に接続して、液体収納容器の筐体の内圧を変更する内圧変更接続部と、液体吐出装置に設けられた位置決め機構と嵌合する嵌合部を同軸上に設けることで、高精度の嵌合性を要求される部材を一つに統合できる。これにより、当該一部材の液体吐出装置との嵌合位置精度を高精度に設計すればよく、他の接続機構の位置決めはそこまでの精度が要求されないため、液体収納容器の構成を簡略化することができる。したがって液体収納容器の内圧変更接続部と内圧変更機構との接続信頼性が高くなり、確実な内圧変更が行え、液体の移送を良好に実行できる液体収納容器および液体吐出システムを提供できる。また、液体収納容器の歩留まり向上、コスト低減、設計の容易化に寄与することができる。
また、液体収納容器を液体吐出装置から抜脱する時の接続開放が液体の供給連結部と廃液の回収連結部の開放より先になされるように構成しているので、液体や廃液タンク内に空気が混入することがなく、安全に抜脱を行うことができる。これにより、使用途中の液体収納容器が着脱された場合にも、安定した液体供給と廃液回収を達成することができる液体収納容器および液体吐出システムを提供できる。
図1を用いて、本発明の液体収納容器を用いた液体吐出システムと、液体吐出装置内の液体移動経路を説明する。本発明が適用される液体収納容器1はいくつかの接続構造を有している。これらの接続構造は液体吐出装置2の装着部に設けられた被接続構造と着脱可能に構成されており、液体収納容器と液体吐出装置を備えた液体吐出システムを構成する。液体収納容器1の筐体内部には、可撓性収納体の液体収納体70と廃液収納体80が収容されている。液体収納体70は液体吐出装置に供給する液体を貯留するためのもので、廃液収納体80は液体吐出装置から排出された廃液を回収して貯留するためのものである。上述した通り、液体収納容器にはいくつかの接続構造を有しており、たとえば液体供給連結部2000と、廃液回収連結部2100と、内圧変更接続部2300が設けられている。内圧変更接続部2300は、加圧接続部又は減圧接続部として用いることができる。
液体吐出装置の装着部220には、液体供給経路の始端3000と廃液回収経路の始端3100と内圧変更機構の終端構成3300が設けられており、液体収納容器1が装着された状態では、対応関係にある接続部あるいは連結部と互いに接続している。
また、液体吐出装置は2種類の液体移動経路を有している。1つは、液体収納容器からサブタンク20を経由して液体吐出ヘッド30に液体を供給する液体供給経路である。もう1つは、液体吐出装置の予備吐出などの回復動作によって発生した記録に用いられなかった廃液を中継タンク50を介して回収するための廃液回収経路である。
液体を、液体収納体70からサブタンク20に供給する方法としては、サブタンク20に付設された吸引ポンプ10を駆動してサブタンク20を減圧にする方法がある。また液体収納容器1内部を、例えば内圧変更機構を構成するポンプ60を用いて加圧状態(この状態では内圧変更機構は加圧機構として機能する)にすることで、液体収納体70の容積を縮小する圧縮方向に力を働かせる。これによって、液体を液体収納体70からサブタンク20に供給するという方法もある。
サブタンク20から液体吐出ヘッド30に供給する方法は、水頭差により液体吐出ヘッド30に供給する方法がある。また、サブタンク20の内部を加圧することで加圧供給する方法もある。加圧供給する方法は高速記録などの場合に有効に機能する。
液体吐出ヘッド30は、保管時は乾燥防止のためキャップ40が配されたホームポジションなどの位置に保持されている。また、液体吐出ヘッド30のインク吐出状態を維持・回復するために行われる予備吐出や液体吸引動作などの回復動作を行う時も、液体吐出ヘッド30はキャップ40の位置に保持される。液体吸引動作の時は、液体吐出ヘッド30をキャップ40によって覆い、キャップ40に連結して設けられたポンプ60によって負圧を発生させて液体吐出ヘッド30から液体の吸引を行う。この動作によって発生した廃液は、廃液回収経路を構成する中継タンク50に一時回収される。その後、内圧変更機構を構成するポンプ60を用いて、密閉状態の液体収納容器内を減圧し(この状態では内圧変更機構は減圧機構として機能する)、廃液収納体80が拡張方向に力を働かせる。これによって、廃液が中継タンク50から廃液収納体80に回収される。
このように、液体収納容器の内圧を変更することで、可撓性の各液体収納体の容積を変化させ、液体の供給と回収を行うことができる。
[第1の実施形態]
次に、図1で説明した液体吐出システムに用いられる液体収納容器の第1の実施形態を説明する。図2は本発明のインクカートリッジとインクジェットプリンタの装着部220の接続個所を示す斜視図である。インクカートリッジ1は、タンクカバー210とタンクケース200で構成されている。タンクカバー210端部には4箇所の爪(不図示)が設けられており、タンクケース200の凹部(不図示)と嵌合している。これにより、液体収納容器が搬送途中に振動・落下しても分解しないようになっている。また、リサイクル性を考慮して、タンクカバー210とタンクケース200との隙間に治具を入れて爪部を外すことで容易に分解することができるように構成できることは言うまでもない。このインクカートリッジ1はインクジェットプリンタ2の複数の装着部220と嵌合することでインクジェットプリンタ2に装着される。
図3は図2のインクカートリッジの分解図である。前記タンクケース200内には、インク袋70と廃インク袋80が収納されている。タンクケース200内のインク袋70及び廃インク袋80以外の部分が、減圧される部分(減圧室)である。インクカートリッジ1の減圧接続部2300は、インクカートリッジ1が非装着状態の時にはインクカートリッジ1の内部(減圧室となる部分)を大気に連通するように開口部として構成されている。図1に示されるようにインクカートリッジ1を装着部220に装着すると、減圧接続部2300はインクジェットプリンタ2の減圧機構の終端と連結し、減圧接続部2300の開口が密閉される。これによって、インクカートリッジ1内部は密閉され、減圧機構が動作されることでインクカートリッジ1の減圧室が減圧状態となる構造となっている。
インク袋70や廃インク袋80に用いられる可撓性材料には、例えばポリエチレンフィルム、ポリプロピレンフィルム、ナイロンフィルム、アルミ箔などが用いられる。このよう可撓性素材を用いることで、例えば、インク袋70は容易に形状変化することができ、インクの供給を良好にし、インクを使い切ることができる。本実施例においては、内側からポリプロピレンフィルム、ポリエチレンフィルム、ナイロンフィルムの3層構成が用いられている。
また、廃インク袋80は、可撓性素材を用いることで減圧機構によって受ける内圧変化による変形を容易に生じさせ、廃インクが回収しやすくすくなる。本実施例においては、インクの揮発防止のために、内側からポリプロピレンフィルム、ナイロンフィルム、アルミ箔、ナイロンフィルムで構成されたアルミラミネートフィルムが使用されされている。
本実施例では図3に示されるように、インク袋70は廃インク袋80の内側に配置する構成をとっている。このように構成することで、インク袋70は、最内層の材料をインクに対する接液性が良好なもの(インクと接触することで材料成分がインク中に溶出しにくい性質を有するもの)とするだけでよい。これに対してインク袋70の最外層は廃インクと接触する層となるため接液性が良好な材料を選択する必要性はない。一方、外側の廃インク袋80は、接液性を特に考慮することなく材料が選択可能であるが、インク袋70からのインクの蒸発の抑制の観点からインクの揮発防止の機能を持つアルミラミネートフィルムを用いることが好ましい。また、インク袋70及び廃インク袋80は、後述するようにジョイントベース部材1500の接続部材1600に対して溶着されるので、ジョイントベース部材1500との溶着性能も考慮して材料が選択されることは好ましい。
なお、インク袋70及び廃インク袋80はタンクケース200内に、独立に設けてもよく、その場合は両方の袋にインク揮発防止機能を持つアルミラミネートフィルムが用いられることが好ましい。また、廃インク袋80をインク袋70の内側に設け、インク袋70にインク揮発防止機能を設けても良い。この場合には、廃インク袋80の最外層がインクと直接接触することになるため、廃インク袋80の最外層の材料としてはインク接液性に優れた材料が選択される。
インク袋70や廃インク袋80の袋は、1枚の長方形シートを切り出し、長手方向を半分に折り、両端部を熱溶着によって接続することで袋状に形成される。このインク袋70と廃インク袋80はジョイントベース部材1500の接続部材1600に溶着される。廃インクのジョイントゴム900の廃インク袋側には、弁体1110と、弁体1110を加圧する圧縮バネ1120が設けられており、廃インク袋80内から外に向かう液体の移動を抑制する逆止弁として機能する。これにより、廃インクを回収した使用済みのインクカートリッジが回収作業などの搬送時に落下や振動等の衝撃を受けても廃インク袋80から廃インクを外部に漏出させてしまうことが防止できる。
ジョイントベース部材1500は、ゴム受け部材800とゴム押さえ部材1200と吸収体押さえ部材700が溶接されている。さらに、このジョイントベース部材1500は、固定金具300でタンクケース200と固定される。また、タンクケース200とジョイントベース部材1500の間にOリングを設け、隙間なく固定させることで密閉しやすくすることもできる。なお固定金具300は、インクカートリッジ1のリサイクル性を考慮して、タンクケース200とジョイントベース部材1500から取り外しやすいように形成されている。
2つのジョイントゴム900は、ゴム受け部材800とゴム押さえ部材1200の間にはめ込まれた構成になっている。各ジョイントゴム900の中央部は、インクジェットプリンタのインク供給経路が接続されるインク通孔1000と、廃インク回収経路が接続される廃インク通孔1100が形成されている。ジョイントゴム900は、ゴム受け部材800とゴム押さえ部材1200の間に圧縮してはめ込まれていることで、インクジェットプリンタと接続していない時はインク通孔1000と廃インク通孔1100が圧縮され、インク漏れを防止できる。なお、ジョイントゴム900の構成はインク通孔1000と1100が設けられていなくても良いことは言うまでもない。
また、2つの吸収体1300がゴム押さえ部材1200と吸収体押さえ部材700の間に設けられており、インクカートリッジをインクジェットプリンタから着脱する時に微量のインク漏れが発生しても吸収できるように形成されている。さらに書き換え可能な情報記憶媒体500を有する情報記憶媒体保持部材600がジョイントベース部材1500に設置されており、これによりインクジェットプリンタとのデータのやり取りが行われる。この情報記憶媒体500にインク袋70のインク残量や廃インク袋80の廃インク量を記憶しておくことができる。これにより、インクカートリッジを使用途中に着脱した場合でもインクカートリッジの状態を取得することができ、許容量以上の廃インクを廃インク袋80に回収することなどで発生するインク漏れを起こすことなく、使用を継続することができる。
図4はインクカートリッジの一側面の平面図である。インク袋70から液体を供給するインク通孔1000を有するインク供給連結部2000と、廃インク袋80にインクを回収する廃インク通孔1100からなる廃インク回収連結部2100が設けられている。
インク供給連結部2000と廃インク回収連結部2100が設けられているの同一側面側に、二つの嵌合部2200と2210が設けられている。この二つの嵌合部2200・2210は、インクジェットプリンタとインクカートリッジとの装着位置を規制する位置決め機構と嵌合することで、高精度な三次元方向の位置決めを達成する位置決め用の嵌合部として利用される。また、減圧接続部2300が一方の嵌合部2200と同軸上に設けられている。
本実施例では、減圧接続部2300を通してインクカートリッジ1の内部を減圧状態にすることで、廃インク袋80を拡張する方向に力を働かせることで、図1に示される中継タンク50から廃インクを廃インク袋80に回収される構成が採用されている。そのため、インクジェットプリンタと嵌合させた状態でインクカートリッジ1の内部が密閉される構成をとる必要があり、インクジェットプリンタの位置決め機構と嵌合する嵌合部2200と2210と減圧接続部2300で高精度の位置決め精度が要求される。この高精度な位置決めを達成するためには以下の3つの要件を満たすことが必要である。(1)インクカートリッジの嵌合部と減圧接続部のX、Y方向の位置関係を高精度に形成すること。(2)インクジェットプリンタの位置決め機構と減圧機構のX、Y方向の位置関係を高精度に形成すること。(3)インクカートリッジとインクジェットプリンタの嵌合信頼性を確保することである。特に、減圧接続部2300と減圧機構の終端構成3300との接続の確実性は、廃インクの回収の可否に係わる構成であるため重要である。そこで、嵌合部2200と減圧接続部2300を同軸上に設ける構成を採用することで、高い精度が要求される位置決めを同時に行うことができる。これにより、インクカートリッジの接続構成を簡略化することができ、製造時の歩留まり向上、材料コスト低減、設計の容易化に寄与することができる。なお、本実施例においては、同軸上に設けられた嵌合部2200と減圧接続部2300は、インクカートリッジの一側面側の隅、特にインクカートリッジ1を構成する2つの辺の近傍に設けられている。このような個所に嵌合部2200と減圧接続部2300を同軸に配置することで辺の強度が利用されて結合個所の強度を確保することができる。
さらに、インク供給連結部2000と廃インク回収連結部2100が設けられているのと同一側面側に、情報記憶媒体500が設けられている。このように嵌合部全てを液体収納容器の同一側面に設けることで接続構成を簡易化することが可能になる。また、タンクケース200内部の各部材の配置構成に関し、内部空間を無駄なく利用することができる。
減圧接続部2300は、インクジェットプリンタに装着する状態でインク供給連結部2000及び廃インク回収連結部2100より重力方向上方になるように設けることが好ましい。インクカートリッジをインクジェットプリンタから取り外す時に、インク通孔1000や廃インク通孔1100からインクが漏出することも考えられる。この時、減圧接続部2300が下部にあると、インクがインクカートリッジ1内部やインクジェットプリンタのポンプ60に浸入し、インクジェットプリンタが故障に至る可能性があるからである。また、図7のように、例えば、タンクケース200内でインク袋70や廃インク袋80が破損しインク漏れが発生した場合でも、減圧接続部2300を重力方向上方にすることで、ポンプ60へのインク流入を抑止することができる。
図5は図4のA−A’断面とインクジェットプリンタの装着部220の断面を組み合わせて示す概略断面図である。インクジェットプリンタのインク供給経路の始端3000と廃インク回収経路の始端3100が、インクカートリッジのインク供給連結部2000及び廃インク回収連結部2100と連結してインクの供給と廃インクの回収が行われる。また、位置決め機構の先端構成3200と3210が嵌合部2200と2210と嵌合することで、三次元方向の位置決めが行われる。位置決め機構の先端構成3200には、減圧機構の終端構成3300が兼用で設けられており、インクカートリッジの減圧接続部2300と接続する。この接続部には弾性シール部材2400が用いられており、減圧機構の終端構成3300と減圧接続部2300との接続時にインクカートリッジ1内部の密閉が保持できるように構成されている。弾性シール部材2400は、インクジェットプリンタの減圧機構の終端構成3300にではなく、インクカートリッジの減圧接続部2300に設けられている。そのため、インクカートリッジが交換されるのと同時に新しい弾性シール部材2400に交換される。このように定期的に弾性シール部材2400が交換されることにより、減圧機構の終端構成3300と減圧接続部2300との接続時にインクカートリッジ1内部の密閉を信頼性高く確保することができる。
さらに、情報記憶媒体接続端子3500が情報記憶媒体500に接続される。本実施例では、情報記憶媒体を用いた例を示したが、必ずしもこのような情報記憶媒体を用いなくてもよい。
図6は本発明のインクカートリッジをインクジェットプリンタの装着部220から取り外す過程を順を追って示す説明図である。図6(a)は液体吐出装置と嵌合した状態、図6(b)はインクカートリッジを取り外す途中の状態、図6(c)はインクカートリッジが取り外された状態である。図5及び図6で示すように、減圧接続部2300はインク供給連結部2000と廃インク回収連結部2100の配置された位置より、インク供給連結部の設けられた一側面側の端から鉛直線にみて容器の内側に位置するように配置されている。これにより液体供給連結部2000と廃インク回収連結部2100からインク供給経路の始端3000及び廃インク回収経路の始端3100が取り外されるより相対的に先に、減圧接続部2300から減圧機構の終端構成3300が取り外される。このように減圧接続部2300が先に取り外されることで、まずインクカートリッジ1内部が大気に連通されて減圧状態が解消される。これによりインク袋70及び廃インク袋80を拡張させる方向の力は働かなくなる。その後に液体供給連結部2000と廃インク回収連結部2100からインク供給経路の始端3000及び廃インク回収経路の始端3100が取り外されるため、インク袋70及び廃インク袋80への空気混入を防止することができる。
これにより、インク袋70に空気が混入した場合に発生する課題である、再度インクジェットプリンタにインクカートリッジを装着した時に空気が液体吐出ヘッドに送られてしまうような事態が解消される。そのため吐出不良を起こして印字不良を発生させる原因が解消される。また、廃インク袋80に空気が混入した場合に発生する課題である情報記憶媒体に記憶された廃インク回収許容量に達する前に廃インク袋80が膨らんでしまうという事態が解消される。これにより、予定の廃インク量に達していないとして回収を継続し、廃インク袋を破損させてしまうようにことが抑制され、インク漏れの発生を防止できる。
[第2の実施形態]
図8に本発明が適用される第2の実施形態を示す。本実施例においては、インクカートリッジ1内部が2つの部屋に分割されている。インク供給連結部2000が接続している部屋にはインク袋70が設けられており、廃インク回収連結部2100が接続している部屋には廃インク袋80が設けられている。
廃インク袋80が収納された部屋は、インクジェットプリンタにインクカートリッジが装着された状態で、密閉されるように構成されている。廃インク袋80周囲を減圧状態にすることで、廃インク袋80を拡張させ、廃インクを回収することができる。容器内部が2分割されているので、インク袋70の周囲は大気に連通させた状態にしておくことことができる。これにより、インク袋70の周囲は減圧されることなく、独立してインク供給を実行することができる。また、インク袋70が収納された部屋もインクジェットプリンタにインクカートリッジが装着された状態で密閉されるように構成することができる。密閉された状態でインクジェットプリンタに設けられた加圧機構(不図示)によって部屋内を加圧状態にすることでインクを加圧供給する液体供給システムを採用することもできる。
本実施例の場合でも、位置決めのための嵌合部2200と減圧接続部2300は同軸上に設けることができる。また、インクジェットプリンタから取り外す順序も減圧接続部2300が、最初に外れるように構成することができる。この場合、実施例1で示したような効果が得られることは言うまでもない。
なお、位置決めのための嵌合部2210と加圧接続部(不図示)を同軸上に設け、また取り外し順を満足する構成とすることで、減圧機構の接続部と同等の作用・効果を得ることができることも言うまでもない。
[第3の実施形態]
図9に第3の実施形態を示す。インクカートリッジの接続構造の構成としては、図9のように嵌合部2200・2210とインク供給連結部2000と廃インク回収連結部2100を一直線上に配置することもできる。この時、減圧接続部2300が同軸上に設けられた嵌合部2200は、インクカートリッジのインクジェットプリンタへの装着姿勢に関してインク供給連結部2000及び廃インク回収連結部2100より重力方向上方に設けることが好ましい。インク供給連結部2000及び廃インク回収連結部2100からインク漏れが発生しても、図7で示したようにポンプ60へのインク流入を抑止することができる。
なお、上述した各実施例はインクジェットプリンタに用いられる液体収納容器として説明し、液体収納容器に収納する液体を画像形成に用いられるインクとして説明した。しかし、液体収納容器に収納する液体はこれに限られることなく、電子放出型ディスプレイの電極形成材料、有機ELディスプレイの発光材料、DNAチップの遺伝子材料等を用いることもできる。
本発明が適用される液体供給システムの模式図である。 第1の実施形態に係るインクカートリッジとインクジェットプリンタの装着部の斜視図である。 図2に示される第1の実施形態に係るインクカートリッジの分解図である。 第1の実施形態に係るインクカートリッジの一側面の平面図である。 図4に示される第1の実施形態に係るインクカートリッジのA−A’断面図でインクジェットプリンタとの接続構造を示す。 インクカートリッジをインクジェットプリンタから外す過程の説明図であり、(a)は液体吐出装置と接続した状態、(b)はインクカートリッジを取り外す途中の状態、(c)はインクカートリッジが取り外された状態を示す。 インク袋が破損した状態の概略説明図である。 第2の実施形態に係るインクカートリッジの概略説明図である。 第3の実施形態に係るインクカートリッジの一側面の平面図である。
符号の説明
1 液体体収納容器(インクカートリッジ)
2 液体吐出装置
30 液体吐出ヘッド
70 液体収納体(インク袋)
80 廃液収納体(廃インク袋)
200 筐体(タンクケース)
220 装着部
500 情報記憶媒体
2000 液体供給連結部(インク供給連結部)
2100 廃液回収連結部(廃インク回収連結部)
2200 嵌合部
2210 嵌合部
2300 内圧変更接続部(減圧接続部)
2400 弾性シール部材
3000 液体供給経路の始端
3100 廃液回収経路の始端
3200 位置決め機構の先端構成
3210 位置決め機構の先端構成
3300 内圧変更機構の終端構成(減圧機構の終端構成)
3500 情報記憶媒体接続端子

Claims (23)

  1. 液体吐出装置に対して着脱可能であり、
    筐体と、
    該筐体内に収容され、前記液体吐出装置に設けられた液体移動経路と連結される連結部を備えた可撓性収納体と、
    前記液体吐出装置に設けられた位置決め機構に嵌合される嵌合部と、
    前記筐体の内部の圧を変更して前記可撓性収納体の変形を生じさせる前記液体吐出装置に設けられた内圧変更機構に接続される内圧変更接続部と、
    を備えて構成された液体収納容器であって、
    前記嵌合部と前記内圧変更接続部とが同軸上に配されていることを特徴とする液体収納容器。
  2. 前記内圧変更接続部には、前記内圧変更機構との接続によって前記筐体内を密閉状態とする弾性シール部材が配されていることを特徴とする請求項1に記載の液体収納容器。
  3. 前記液体収納容器は、二つ以上の前記嵌合部を有し、該嵌合部の一つと前記内圧変更接続部とが同軸上に配されていることを特徴とする請求項1に記載の液体収納容器。
  4. 前記液体収納容器には、前記液体吐出装置に設けられた情報記憶媒体接続端子と接続する情報記憶媒体が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の液体収納容器。
  5. 前記液体収納容器は、前記液体吐出装置に装着された状態で、
    前記内圧変更接続部が前記連結部よりも重力方向上方に配されていることを特徴とする請求項1に記載の液体収納容器。
  6. 前記液体収納容器には、前記連結部と前記嵌合部と前記内圧変更接続部とが同一側面側に配されていることを特徴とする請求項1に記載の液体収納容器。
  7. 前記液体収納容器は、前記液体吐出装置に設けられた情報記憶媒体接続端子と接続する情報記憶媒体が設けられており、
    前記連結部と前記嵌合部と前記内圧変更接続部と前記情報記憶媒体とが同一側面側に配されていることを特徴とする請求項1に記載の液体収納容器。
  8. 前記液体収納容器には、前記連結部と前記嵌合部と前記内圧変更接続部とが同一側面側に配されていおり、
    前記内圧変更接続部は前記連結部が配された位置より、前記連結部の設けられた一側面側の端から鉛直線にみて前記筐体の内側に配置されていることを特徴とする請求項1に記載の液体収納容器。
  9. 前記液体移動経路は、前記液体吐出装置が備える液体吐出ヘッドに対して液体を供給する供給経路であり、
    前記内圧変更機構は前記可撓性収納体に対して圧縮方向の変形を生じさせる加圧機構であり、
    前記可撓性収納体は前記液体吐出ヘッドに供給される前記液体を収納する液体収納体であることを特徴とする請求項1に記載の液体収納容器。
  10. 前記液体移動経路は、液体吐出装置が備える記録に用いられなかった廃液を回収する回収経路であり、
    前記内圧変更機構は前記可撓性収納体に対して拡張方向の変形を生じさせる減圧機構であり、
    前記可撓性収納体は回収された前記廃液を貯留する廃液収納体であることを特徴とする請求項1に記載の液体収納容器。
  11. 前記液体移動経路は、前記液体吐出装置が備える液体吐出ヘッドに対して液体を供給する供給経路と、液体吐出装置が備える記録に用いられなかった廃液を回収する回収経路の2種類を備えており、
    前記可撓性収納体は前記供給経路と前記回収経路と夫々と連結され、前記液体吐出ヘッドに供給される前記液体を収納する液体収納体と、前記回収経路によって回収された前記廃液を貯留する廃液収納体の2種類が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の液体収納容器。
  12. 前記内圧変更機構は減圧機構であり、前記廃液収納体は拡張方向の変形を生じさせることを特徴とする請求項11記載の液体収納容器。
  13. 液体吐出装置に対して着脱可能であり、
    筐体と、
    該筐体内に収容され、前記液体吐出装置に設けられた液体供給経路と連結される供給連結部を有する可撓性を有して構成された液体収納体と、
    前記筐体内に収容され、前記液体吐出装置に設けられた廃液回収経路と連結される回収連結部を有する可撓性を有して構成された廃液収納体と、
    前記液体吐出装置に設けられた位置決め機構に嵌合する嵌合部と、
    前記筐体の内部の圧を減圧して、前記廃液収納体を拡張方向の変形を生させる前記液体吐出装置に設けられた減圧機構に接続される減圧接続部と、
    を備えて構成された液体収納容器であって、
    前記嵌合部と前記減圧接続部とが同軸上に配されていることを特徴とする液体収納容器。
  14. 前記減圧接続部には、前記減圧機構との接続によって前記筐体内を密閉状態とする弾性シール部材が配されていることを特徴とする請求項13に記載の液体収納容器。
  15. 前記液体収納容器は、二つ以上の前記嵌合部を有し、該嵌合部の一つと前記減圧接続部とが同軸上に配されていることを特徴とする請求項13に記載の液体収納容器。
  16. 前記液体収納容器は、前記液体吐出装置に設けられた情報記憶媒体接続端子と接続する情報記憶媒体が設けられていることを特徴とする請求項13に記載の液体収納容器。
  17. 前記液体収納容器は、前記液体吐出装置と装着された状態で、
    前記減圧接続部が前記供給連結部及び前記回収連結部よりも重力方向上方に配されていることを特徴とする請求項13に記載の液体収納容器。
  18. 前記液体収納容器には、前記供給連結部と前記嵌合部と前記回収連結部と前記減圧接続部とが同一側面側に配されていることを特徴とする請求項13に記載の液体収納容器。
  19. 前記液体収納容器は、前記液体吐出装置に設けられた情報記憶媒体接続端子と接続する情報記憶媒体接続端子が設けられており、
    前記供給連結部と前記嵌合部と前記回収連結部と前記減圧接続部と前記情報記憶媒体とが同一側面側に配されていることを特徴とする請求項13に記載の液体収納容器。
  20. 前記液体収納容器は、前記供給連結部と前記回収連結部と前記嵌合部と前記減圧接続部とが同一側面側に配されており、
    前記減圧接続部は前記供給連結部及び前記回収連結部が配された位置より、前記供給連結部及び前記回収連結部の設けられた一側面側の端から鉛直線にみて前記筐体の内側に配置されていることを特徴とする請求項13記載の液体収納容器。
  21. 液体収納容器が装着される装着部と、液体吐出ヘッドに対して液体を供給する液体供給経路と、記録に用いられなかった廃液を回収する廃液回収経路と、前記装着部に対して前記液体収納容器の装着位置を規制する位置決め機構と、前記液体収納容器と接続して前記液体収納容器内を減圧する減圧機構と、を備えた液体吐出装置と、
    筐体と、該筐体内に収容され、前記液体供給経路と連結させる供給連結部を有する可撓性を有して構成された液体収納体と、前記筐体内に収容され、前記廃液回収経路と連結される回収連結部を有する可撓性を有して構成された廃液収納体と、前記位置決め機構に嵌合する嵌合部と、前記減圧機構に接続される減圧接続部と、を備えて構成された液体収納容器と、
    を備えた液体吐出システムであって、
    前記液体吐出装置の前記位置決め機構の先端構成と、前記減圧機構の終端構成とが兼用されて構成されており、前記液体収納容器の前記嵌合部と前記減圧接続部とが同軸上に配されていることを特徴とする液体吐出システム。
  22. 前記液体収納容器を前記装着部から取り外す過程で、前記液体吐出装置の前記液体供給経路の始端及び前記廃液回収経路の始端と前記液体収納容器の前記供給連結部及び回収連結部が外れるよりも、前記液体吐出装置の減圧機構の終端構成と前記液体収納容器の減圧接続部は、相対的に先に外れる位置関係にあることを特徴とする請求項21に記載の液体吐出システム。
  23. 液体収納容器が装着される装着部と、液体吐出ヘッドに対して液体を供給する液体供給経路と、記録に用いられなかった廃液を回収する廃液回収経路と、前記装着部に対して前記液体収納容器の装着位置を規制する位置決め機構と、前記液体収納容器と接続して前記液体収納容器内を減圧する減圧機構と、を備えた液体吐出装置に対して装着される液体収納容器であって、
    筐体と、
    該筐体内に収容され、前記液体供給経路と連結させる供給連結部を有する可撓性を有して構成された液体収納体と、
    前記筐体内に収容され、前記廃液回収経路と連結される回収連結部を有する可撓性を有して構成された廃液収納体と、
    前記位置決め機構に嵌合する嵌合部と、前記減圧機構に接続される減圧接続部と、
    を備えており、
    前記減圧接続部は、前記供給連結部及び前記回収連結部に対して、前記液体収納容器を前記装着部から取り外す過程で、前記供給連結部及び前記回収連結部よりも先に外れる位置関係にあることを特徴とする液体収納容器。
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