JP2010064198A - ロボットの作業位置修正システムおよびそのシステムを備えた簡易設置型ロボット - Google Patents

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Abstract

【課題】簡易設置型の作業用双腕ロボット用の作業位置が移動した場合に、その双腕ロボットが自力で作業位置を修正できるようにするシステムを得ることにある。
【解決手段】作業位置修正システムには、作業領域に設けたマークと複数の撮像手段とにより作業領域に対するロボットの相対位置を繰返し求める位置同定手段と、位置同定手段が求めた相対位置の変化に基づきロボットの移動を検知する移動検知手段と(ステップS11)、移動検知手段が検知した移動量により作業位置の修正が必要か否かを判断する作業位置修正要否判断手段と(ステップS13)、作業位置の修正が必要と判断された場合に、腕による作業領域内での作業が可能な作業可能位置にロボットを移動させる移動手段と、を設け、さらに移動手段には、腕に設けられて作業領域に分離可能に連結し得るアンカ手段を設け、作業可能位置にロボットを移動させる際にアンカ手段を作業領域に連結して腕の動作によって移動させるようにしたものである。
【選択図】図6

Description

本発明は、作業用の複数の撮像手段、作業腕、および台車を備える移動可能な簡易設置型ロボットに関するものであり、詳しくは、その簡易設置型ロボットの作業位置が大きく移動した際の作業位置修正システムに関するものである。
今日の産業用ロボットの多くは、高速化され、人では為し得ない重量物の移動や組立て、悪環境での作業等に使用されている。一方で、社会の少子高齢化による人手不足対策やさらなる生産効率の向上のために、コンピュータによる総合自動化方式へと生産方式を変え、社会環境の変化に対応していく動きもある。
このような市場動向から、人的能力が中心のセル生産方式(需要に対応した変機種変量生産方式)の作業においても、単純で単調な作業を繰り返す組立て作業などは、人間に代わって人間と混在して稼動できる双腕を備えたヒューマノイドロボットのような自律形の産業用ロボットへのニーズが高まっている。
それゆえ今後は、例えば特許文献1記載の双腕ロボットのように、人と共存、協調することが予定されるロボットが多くなると予想される。
特開2005−238350号公報
作業腕を持つ産業用ロボットは、主に作業腕を振り回すことにより各種作業を行う。対象作業としては、工場の出荷工程や倉庫での製品運搬などに供されるパレタイズ作業、ワークへの溶剤塗布などに供されるシーリング作業、プラスチック成形時のゲートカット作業、NC旋盤との組み合わせ等工作機械でのワーク取付け・取外し作業、クリーンルーム内等特別な空間での特殊作業等々があげられ、また、その動作は一見しただけでは予想がつきにくい。
このため産業用ロボットに関しては、過去に「叩かれる・挟まれる」など「労働災害」が発生しており、産業用ロボットを取り扱う作業は危険・有害作業に指定されている。それゆえ、予め作業工程に係る動作を教示(ティーチング)しておかなければならないが、その作業に従事する作業者は「特別教育の修了」が必要であり、また産業用ロボットの管理運営に当たっては「柵などの接触防止装置」の設置、「作業規定」の策定と遵守、「表示」や「点検」の徹底など法令で義務づけられている。
従って、一人ないし数人の作業者が1つの製品を作り上げるセル生産の現場等にロボットを投入する場合には、従来の産業用ロボットをそのまま投入することは安全上の問題からも難しい。そこで、ロボットの可動出力の低減や、人との接触や外乱に対し危害を加えないような措置が必要となり、従来の産業用ロボットのようにロボットを架台へ設置固定することはできない。つまり、ロボットを簡易設置することが、特徴・利点であると同時に必要条件でもある。
また、このような人的能力を活用したセル生産方式の現場にロボットを投入する場合には、ロボットに対しても作業者と同じ環境への対応が求められ、さらに、その移動と設置を頻繁に行うことが考えられるため、迅速な設置と運用が可能な簡易設置型のロボットであることが望まれる。
しかし、このような簡易設置型ロボットであるがゆえに、セル生産現場の作業環境によっては、作業者と作業領域が重複することで、隣接する作業者と接触したり、対象作業が変更されることで、ロボットの関節角(姿勢)のずれと、設置場所(環境)のずれとの両方を含むロボットの設置位置の変化が頻繁に起こったりすることも想定される。また、ロボットの作業動作によっては、動作中に発生するイナーシャ等によって微量な設置位置の変化が進行し、最終的には作業不可能な位置まで移動してしまう可能性もある。さらに、地震などの災害によってもロボットの設置位置に変化がおきることも予想される。その都度人手による設置位置の修正のために、作業者の労力を必要とするのはセル生産の作業効率が落ちることになるので好ましくない。
それゆえこの発明は、人との接触、もしくは何らかの外乱によるロボットの作業位置の移動に対して、視覚(撮像手段)を利用して環境を把握し、作業位置の移動が大きい場合に移動手段によって作業位置を修正することを目的としている。
本発明は、上記課題を有利に解決することを目的とするものであり、本発明の作業位置修正システムは、作業用の複数の撮像手段、作業腕、および台車を備える移動可能な簡易設置型ロボットのための作業位置修正システムにおいて、所定作業領域に設けたマークを複数の撮像手段で互いに異なる複数の方向から撮像し、そのマークを撮像した複数の方向に基づき作業領域に対するロボットの相対位置を繰返し求める位置同定手段と、この位置同定手段が繰返し求めた、作業領域に対するロボットの相対位置の変化に基づきロボットの移動を検知する移動検知手段と、この移動検知手段が検知したロボットの移動量が所定量を超えて作業位置の修正が必要か否かを判断する作業位置修正要否判断手段と、作業位置修正要否判断手段が作業位置の修正が必要とした場合に、位置同定手段が繰返し求めた、作業領域に対するロボットの相対位置に基づき、作業腕による作業領域内での作業が可能な作業可能位置にロボットを移動させる移動手段とを備えることを特徴とするものである。
上述の本発明作業位置修正システムによれば、作業用の複数の撮像手段と作業腕とを持つ移動可能なロボットの、所定作業領域に対する相対位置を同定するに際し、その所定作業領域に設けたマークを複数の撮像手段で互いに異なる複数の方向から撮像し、そのマークを撮像した複数の方向に基づき相対位置を求めるので、ロボットを精密に位置決めしない簡易な設置方法でも、ロボットの座標と所定作業領域との間の3次元的な位置同定を行い、ロボットの与えられた作業動作を環境に合わせて補正することができ、それによって、簡易な設置方法でのロボットの運用を可能とするとともに、ロボットを環境の変化に迅速に対応させることができる。
さらに本発明作業位置修正システムによれば、作業ライン上に簡易設置されたロボットが、例えば作業者との接触などの外乱や、イナーシャなどにより、その作業位置が所定作業領域に対して大幅に移動して作業を継続することが不能となった場合にも、作業者の手を借りずに単独で作業位置の移動を検知し、複数の撮像手段を備えた位置同定手段および移動手段により、その作業位置の移動を修正および調整して作業に復帰することが可能となる。このように、ロボットが単独でその作業位置を修正および調整することができるようになったことで、作業者はロボットの作業位置が移動する都度手をとめ、ロボットの位置を調整する時間の無駄が省かれ、また、ロボットについても、作業位置が移動したまま放置され作業ができない等の時間の無駄が省かれるため、作業効率を格段に向上させることができる。また、ロボットは所定作業領域に対して大体の位置に持っていくだけでよく、位置の微調整が必要ないため、作業者一人当たりに対し、より多くのロボットを投入することができる。
なお、本発明の作業位置修正システムにおいて、移動手段は、作業腕に設けられて作業領域に分離可能に連結し得るアンカ手段を有し、作業可能位置にロボットを移動させる際に、このアンカ手段を作業領域に連結して腕の動作によって移動させると好適である。この構成により、技術的に簡単で正確な位置修正システムが実現される。
また、本発明の作業位置修正システムにおいて、移動手段は、台車に設けられた、駆動手段によって駆動可能な駆動輪を有し、作業可能位置にロボットを移動させる際に駆動手段で駆動輪を駆動して移動させると好適である。この構成により、一方では、作業腕先のアンカ手段が作業領域に届かない程の移動が生じた際にも、作業者の手を借りずに単独で作業位置に復帰することができ、他方では、作業領域にアンカ手段を連結するポイントを備えない場合にも、作業者の手を借りずに単独で作業位置に復帰するための作業位置修正システムが実現される。
さらに本発明の作業位置修正システムにおいて、アンカ手段は作業腕のハンドであり、移動手段は作業可能位置にロボットを移動させる際に、このハンドにより、作業領域を持つ作業台の端部を把持するものとすると好適である。こうすることで、作業台側に、位置同定のためのマーク以外の構成要素を特に増やすことなく移動手段を構成することができる。
さらに本発明の作業位置修正システムにおいて、アンカ手段は作業腕に設けられたピンであり、移動手段は作業可能位置にロボットを移動させる際に、ハンドによりこのピンを、作業領域を持つ作業台の端部に設けられたアタッチメントに掛合させるものとしても好適である。こうすることで、例えば作業台を把持することが困難な場合や、ハンドが狭持型でない場合などにも、シンプルな形状ロックによる移動手段を構成することが可能である。
さらに本発明の作業位置修正システムにおいて、アンカ手段は作業腕に設けられたフックであり、移動手段は作業可能位置にロボットを移動させる際に、ハンドによりこのフックを、作業領域を持つ作業台の端部に設けられた引っ掛け部に掛合させるものとしても好適である。こうすることで、ハンドの位置精度がさほど高くない場合でも、フックを引っ掛け部に掛合させ得て、ロボットを確実に移動させることができる。
以下、この発明の実施の形態を図面に基づく実施例によって詳細に説明する。
図1は、本発明のロボット用作業位置修正システムの第1実施例をそれぞれ備えた二台の双腕ロボットが、一人の作業者Mと共存協調して作業するセル生産現場の全体を示す斜視図、図2(a),(b)は、図1に示す双腕ロボットを示す正面図および側面図、図3は、図1に示す双腕ロボットが作業台(机)上および作業対象物(ワーク)上に付されたマークを認識した状態を示す説明図、図4は、図1に示す双腕ロボットが、位置同定手段によりその双腕ロボットと一般的な位置同定対象物との間の位置同定をする手順を示すフローチャート、図5(a),(b),(c),(d),(e)は、図1に示す双腕ロボットが、移動検知手段により移動を検知してから、作業位置修正要否判断手段によって作業位置修正を必要と判断して作業可能位置に復帰するまでの様子を示す斜視図、図6は、図1に示す、双腕ロボットの移動が発生してから作業可能位置に復帰するまでの手順を示すフローチャートである。
さらに、図7(a),(b),(c),(d)は、図1に示す上記双腕ロボットの作業腕およびその先端に設けられたアンカ手段としてのピンがアタッチメントと連結している状態を示す正面図および側面図、ピンがアタッチメントから抜かれて、双方の連結が解かれた状態を示す側面図、およびピンが上向きに回転されて再び作業可能状態に移行したハンドを示す側面図、図8(a),(b),(c)は、本発明作業位置修正システムの第2実施例を備えた双腕ロボットのアンカ手段を備えた作業腕およびその先端に設けられたハンドが所定作業領域と連結している状態を示す正面図および側面図と、連結が分離した状態を示す側面図、図9は、本発明作業位置修正システムの第3実施例を備えた双腕ロボットの、移動が発生してから作業可能位置に復帰するまでの手順を示すフローチャート、そして図10は、本発明作業位置修正システムの第4実施例を備えた双腕ロボットの、移動が発生してから作業可能位置に復帰するまでの手順を示すフローチャートである。
図1に示すセル生産現場は、作業台としての五つの机T1〜T5を略コ字状に配置して具えており、中央の机T3の手前には作業者Mが配置され、中間の二つの机T2,T4の手前には二台の双腕ロボット1が、作業者Mと共存、協調して作業するように配置されている。このセル生産現場では、両端の机T1,T5上に図示しないワークを載せたパレットPが搬入されると、二台の双腕ロボット1が、それらの机T1,T5上のパレットPをそれぞれ中間の二つの机T2,T4上に移してそこでパレットPからワークを取り出し、円形の台RT上でワークの組立てを行い、組み立てたワークを空のパレットPに載せ、そのパレットPを中央の机T3上に移す。そして作業者Mが中央の机T3上で、それらのパレットPから組み立てたワークを取り出し、円形の台RT上で組み合わせて図示しない製品を組み立てて、その製品をパレットPとともに机T3上から搬出する。
かかるセル生産作業を行うため、ここにおける二台の双腕ロボット1は互いに同一の構成とされ、各双腕ロボット1は、図2に示すように、胴体2と、その胴体2の上端に設けられた頭3と、その胴体2のロボット自身から見て左右側方に位置する二本の腕4と、それらの腕4の先端に設けられたエンドエフェクタの一例としての挟持型の手5と、胴体2の下部2aを脚の代わりに支持する台車6とを具えている。また、各双腕ロボット1は、頭3の前面に撮像手段としての二台のビデオカメラ7を搭載するとともに、頭3を支持する首関節8を具えており、その首関節8は、頭3を軸線P1周りに前後に傾動させる首ピッチ軸と、胴体2の上下方向に延在する中心線である軸線Y1周りに頭3を左右に回動させる首ヨー軸とを可動軸として有している。さらに、各双腕ロボット1は、胴体2の下部2aと上部2bとの間に腰関節9を具えており、その腰関節9は、胴体2の上部2bを下部2aひいては台車6に対して軸線Y1周りに左右に回動させる腰ヨー軸を可動軸として有している。
さらに、各双腕ロボット1は、胴体2と各腕4の上腕4aとの間の肩関節10と、各腕4の上腕4aと下腕4bとの間の肘関節11と、各腕4の下腕4bとハンドとしての手5との間の手首関節12とをそれぞれ具えており、肩関節10は、図2(a)に示すように、胴体2の左右に突出して略ハ字状をなす肩ブラケット13上にそれぞれ配置され、胴体2に対し腕4全体を軸線Y2周りに相対的に左右に回動させる肩ヨー軸と、その肩ヨー軸の軸線Y2と互いに直交して軸線P2を配置され、胴体2に対し腕4全体をその軸線P2周りに相対的に前後に傾動させる肩ピッチ軸とを可動軸として有している。ここで、肩ブラケット13の上面は、上記軸線Y1に対して斜め下方に15度傾いて配置されていることから、各肩ヨー軸の軸線Y2は、胴体2の上下方向に対して15度傾いて、下方へ行くほど胴体2に近くなるように延在しており、それに伴い、各肩ヨー軸の軸線Y2と互いに直交する各肩ピッチ軸の軸線P2も、床面に対して15度傾いている。そして腕4の上腕4aは、下に下げた状態で肘関節11に近い部分ほど胴体2に近くなるように傾いて延在している。
さらに、各肘関節11は、上腕4aに対し下腕4bを、軸線P2に平行な軸線P3周りに上下に傾動させる肘ピッチ軸を可動軸として有し、また各手首関節12は、下腕4bに対して手5を軸線P4周りに相対的に上下に傾動させる手首ピッチ軸と、その手5を軸線P4に直交する軸線Y3周りに相対的に左右に回動させる手首ヨー軸と、下腕4bに対して手首ピッチ軸と手首ヨー軸とを軸線R周りにねじる手首ロール軸とを可動軸として有しており、結果として各腕4は、合計6つの可動軸、すなわち6自由度を有し、これら可動軸の軸配置により、この二本の腕4は特異点がなく自由な姿勢を作ることが可能である。なお、これらの可動軸は各々、周知のように例えばサーボモータ等のモータと例えば商品名ハーモニックドライブ等の減速機とを組み合わせた回動機構で構成されている。
さらに、各双腕ロボット1は、台車6の上端部に胴体2の下部2aを昇降可能に支持するとともに、レバー14aの操作で図示しないねじ部材を回転させることでその下部2aを締め付け固定する、一部切り欠かれたリング状の二個の胴ブラケット14と、胴体2の下部2aと台車6の下部との間に介挿されて、それらの胴ブラケット14による昇降可能な支持状態で胴体2を昇降移動させる、例えば通常のボールねじ式の電動アクチュエータ15と、胴体2の上部2b内に収容された各可動軸用駆動回路と、台車6の下部に搭載されて双腕ロボット1の上記各可動軸用駆動回路の作動を制御する、通常のコンピュータを有するコントロールボックス16と、頭3の前面に搭載した二台のビデオカメラ7からの画像(視覚情報)に基づき後述の如くして机T1〜T5やワークの3次元座標および向きを認識してコントロールボックス16に伝達する、これも通常のコンピュータを有する視覚制御ボックス17とを具えている。
そして、ここにおける台車6はその下部に、四本の固定脚18と、台車6の後側に位置する各々首振り可能な二個のキャスタ19Aと、台車6の前側に位置する各々向きを前後方向に固定された二個の駆動輪19Bとを有しており、これらキャスタ19Aおよび駆動輪19Bは、台車6の下部に平行リンクを介して昇降可能に支持された可動フレーム20に取付けられて可動フレーム20とともに昇降可能とされ、可動フレーム20は、図では折り畳まれているペダル21を外に倒して踏み降ろすことで下降させて、キャスタ19Aおよび駆動輪19Bが固定脚18よりも下がって台車6を床面F上で走行可能に支持する図示しない下降位置に固定することができ、また反対側のペダル22を踏み降ろすことでロックを解除して図示しないスプリングで、キャスタ19Aおよび駆動輪19Bが固定脚18よりも上がって台車6が固定脚18で固定支持される図示の収納位置へ上昇させることができる。さらに可動フレーム20は、コントロールボックス16に接続された図示しないクラッチ付昇降駆動モータによっても上記収納位置と上記下降位置との間で昇降させることができる。また、二個の駆動輪19Bは、各々駆動手段としての図示しないクラッチ付走行駆動モータに接続され、それらの走行駆動モータは、コントロールボックス16により作動を制御されて二個の駆動輪19Bを互いに独立に回転駆動することにより、台車6を任意の方向へ走行移動させることができる。
さらに、ここにおける台車6はその後部に、人手で押し引きできるようにハンドル23を設けられるとともに、そのハンドル23に、スイッチボックス24を着脱可能に装着されており、このスイッチボックス24には、双腕ロボット1の非常停止スイッチ24aおよび保護停止スイッチ24bと、電動アクチュエータ15による胴体2の上昇スイッチ24cおよび下降スイッチ24dとが設けられている。そして、各双腕ロボット1の首関節8には、頭3と緩衝しないように表示灯25が立設され、この表示灯25には、作動状態等の表示内容に応じて色分けされた複数のランプが設けられている。
かかる構成を具える各双腕ロボット1において、視覚制御ボックス17は、頭3の前面に搭載した二台のビデオカメラ7で、図3に示すように、机T1〜T5(代表として符号Tで示す)上の四隅または三箇所の隅に幅方向間隔aおよび奥行き方向間隔bをあけて設けたマークとしてのクロスマークCMや、円形台RTの例えば中心点から所定半径rの円上に周方向に等間隔に設けた、あるいはその中心点に設けた(図1参照)マークとしてのクロスマークCMや、パレットP上の四隅または三箇所の隅に幅方向および奥行き方向にそれぞれ所定間隔をあけて設けたマークとしてのクロスマークCMを撮像して、それらクロスマークCMの画像の位置、すなわち二台のビデオカメラ7がそのクロスマークCMを撮像している方向を求め、それらの方向から、図4に示す如くして、ロボットと位置同定対象物との位置同定を行う。
図4は、図1に示す双腕ロボット1が、位置同定手段により、その双腕ロボットと、位置同定対象物としての机T1〜T5(代表として符号Tで示す)との位置同定をする手順を示すフローチャートであり、ここでは、まずステップS1で例えば双腕ロボット1の座標が判明している部位を撮像するキャリブレーションを行って、ビデオカメラ7の3次元座標系とロボットの3次元座標系とを合致させ、次いでステップS2で、位置同定対象物に付された各クロスマークCMを撮像し、続くステップS3で、各クロスマークCMの中心点(交差する線の交差点)の、ロボットの3次元座標系での点座標を画像処理によって求める。このような画像処理は例えば、二台のビデオカメラ7での二つの画像中の同じ四点または三点のクロスマークCMをそれらクロスマークCMの相互位置関係の近似性から認識し、次いでそれら四点または三点のクロスマークCMのうち同じ一点のクロスマークCMを相互の位置関係から識別して、その一点のクロスマークCMが両画像中で見える方向を求めることで、ロボットの3次元座標系でのその一点のクロスマークCMの点座標を三角測量の原理で幾何学的に演算する、という処理を繰り返すことで行うことができる。次いでステップS4で、ロボットの3次元座標系での複数のクロスマークCMの配置を計算して、パターンマッチングにより、クロスマークCMのその配置に意味付けされた位置同定対象物として認識し、続くステップS5で、複数のクロスマークCMの配置から、ロボットの3次元座標系でのその位置同定対象物の姿勢を計算して認識し、最後にステップS6で、ロボットの3次元座標系でのこの位置同定対象物の位置および姿勢をコントロールボックス16に伝達して位置同定を完了する。
この実施例における位置同定手段によれば、視覚制御ボックス17が、作業用の二台のビデオカメラ7と二本の腕4とを持つ移動可能な双腕ロボット1の、机Tおよびアンカポイントを含む位置同定対象物に対する相対位置を同定するに際し、それらの位置同定対象物に設けたクロスマークCMを二台のビデオカメラ7で互いに異なる二方向から撮像し、そのクロスマークCMを撮像した二方向に基づき相対位置を求めるので、双腕ロボット1を精密に位置決めしない簡易な設置方法でも、双腕ロボット1の座標と各位置同定対象物との間の3次元的な位置同定を行い、双腕ロボット1の与えられた作業動作を環境に合わせて補正することができ、それによって、簡易な設置方法での双腕ロボット1の運用を可能とするとともに、双腕ロボット1を環境の変化に迅速に対応させることができる。
そしてこの実施例の作業位置修正システムによれば、この位置同定手段の機能と、互いに着脱可能に構成された、位置同定対象物に備えられたアンカポイントおよび双腕ロボット1の腕に備えられたアンカ手段の連結と、腕の動作と、移動手段の作動とによって、以下に述べるようにして台車の作業位置をロボットが自力で修正することができる。
図5(a)〜(e)は、この実施例の作業位置修正システムを搭載した双腕ロボット1が、外力またはイナーシャ等によって所定作業領域から大きく移動した作業位置にいる状態から、位置同定手段、移動検知手段、作業位置修正要否判断手段、および移動手段を用いて、その作業位置を修正する様子を時系列で示した斜視図である。
図5(a)〜(e)に示すように、作業位置の移動を後述の移動検知手段によって検知した双腕ロボット1(図5(a))は、移動量を認識し、後述の作業位置修正要否判断手段により作業位置を修正する必要があると判断したら、可動フレーム20を上記昇降駆動モータによって上記下降位置へ下降させ、相対的に固定脚18を引っ込めることでロボットの位置固定を解除する。次いで、移動手段としての駆動輪19Bを上記走行駆動モータで駆動して台車を走行移動させることで、ロボットの所定作業領域に対する姿勢や距離を補正し(図5(b))、位置同定手段を用いて双腕の先端に備えられたアンカ手段であるピン25を、位置同定対象物である机に備えられたアンカポイント26に係合させる(図5(c))。ピン25がアンカポイント26に係合したら、走行駆動モータのクラッチを切って駆動輪19Bを自由回転可能にするとともに、アンカポイント26にアンカ手段を係合させるために伸ばした腕4をロボット自身のほうへ引き寄せるようにして、さらなる移動手段としての腕4の動作によって、望ましい作業位置へと台車を移動させる(図5(d))。その後、可動フレーム20を上記昇降駆動モータによって上記収納位置へ上昇させることで、相対的に固定脚18を再び下ろし、ピン25をアンカポイント26から引き上げ、手首ひいてはピン25を上向きに回転させ、作業可能状態へと戻る。
図6は、双腕ロボット1が、アンカ手段とアンカポイント26との連結による移動手段としての腕4の動作と、走行駆動用モータを有する移動手段としての駆動輪19Bとを用いて、図5に示される作業位置修正を行う場合の制御フローチャートを示すものである。
ここではコントロールボックス16が、まず、作業中に上記位置同定手段が繰り返し求めた、作業領域に対する双腕ロボット1の相対位置の変化に基づき、移動検知手段として双腕ロボット1の移動を検知すると(ステップS11)、次にその相対位置の変化に基づき双腕ロボット1の移動量を認識し(ステップS12)、これが過大であるか、すなわち位置同定による腕4の動作の補正だけでは正常に作業を行えない位置に移動したかどうかを作業位置修正要否判断手段として判断する(ステップS13)。もしも移動量が過大であり、例えば一方または双方のアンカ手段がアンカポイントに届かない距離であったり、台車6の回転が認識されたりした場合などは、コントロールボックス16は、作業位置の修正が必要と判断し、上述の如くして双腕ロボット1の固定を解除するために固定脚18を引っ込め、移動手段であるキャスタ19Aおよび駆動輪19Bを床面に当接させる(ステップS14)。そのうえでコントロールボックス16は、駆動輪19Bを図示しない走行駆動モータにより駆動し、所定作業領域に対する双腕ロボット1の姿勢や距離を修正する(ステップS15)。
次いでコントロールボックス16が、上記位置同定手段での位置同定により、図7に示す、腕4の腕先に備えたアンカ手段であるピン25を、図3に示す、作業台である机Tに備えられたアンカポイント26に連結させる(ステップS16)。この状態で、移動手段である駆動輪19Bを走行駆動モータから切り離して自由にし、双腕4を協調して動作させることにより、キャスタ19Aおよび駆動輪19Bを駆動し、作業位置を修正する(ステップS17)。その後、コントロールボックス16は、位置調整要否判断手段として、再び作業可能位置であるか否かの判断を行い(ステップS18)、もしもさらなる作業位置修正が必要と判断すれば、再度双腕4の動作により作業位置を修正する。作業可能な位置であり作業位置修正が必要でないと判断すれば、移動手段であるキャスタ19Aおよび駆動輪19Bを収納し、固定脚18を床面に当接させて双腕ロボット1を再び固定し(ステップS19)、作業を再開する。
このように、移動手段として駆動輪19Bを走行駆動モータにより駆動可能としたことで、例えば腕4の腕先に備えたアンカ手段がアンカポイントに届かないほどに移動量が大きい場合にも、双腕ロボット1が単独で作業位置を修正し、作業可能位置に復帰することができる。また、台車6が作業机Tに対して平行に対峙しておらず、作業者Mの移動範囲を侵害するときにも、容易にこれを修正することができる。このとき、腕4の動作もその作業位置修正に用いることで、駆動手段としての駆動輪19Bによって大まかな位置を調整した後で、さらなる駆動手段としての腕4の動作によって細かい位置調整をすることができ、位置同定の回数を減らすことができる。
図7(a),(b),(c),(d)に示すのは、本実施例のシステムを備える双腕ロボット1が、その腕先のハンドとしての手5に備えられたアンカ手段としてのピン25をアンカポイント26に連結した状態、およびその連結を離脱した状態における、作業机Tに備えられたアンカポイント26、およびロボット自身から見て左の腕4の詳細である。アンカポイント26は、机Tにはめ込むためのはめ込み部分と、アンカ手段のための受容穴26aを備えたアンカ部分とを有する。アンカ手段としてのピン25はロケット型に形成され、その自由端部は軸線に向かって傾斜する案内面を備える。このため、ピン25を降ろす位置が厳密でなくとも、案内面に受容穴26aが掛合すれば、そのまま下方に力を掛けることで案内され、ピン25が受容穴26aに嵌合して連結する。作業位置調整が終わると、双腕ロボット1はアンカ手段としてのピン25を備えた手(腕先)5を持ち上げることで、ピン25とアンカポイント26との連結を解消する。図7(b)に示すように、ピン25は、手5において、作業に使用される狭持型の指部5aとは反対側に設けており、したがって、アンカポイント26と掛合させる際には、R軸を回転させることで図7(c)に示すようにピン25が下に向くようにし、また、作業に復帰する際には、図7(d)に示すように再びピン25が上に向くようにする。
図8(a),(b),(c)は、本発明作業位置修正システムの第2実施例を備えた双腕ロボット1が、作業腕4の先端に設けられたアンカ手段としての手(ハンド)5の指部5aで、アンカポイントとしての、所定作業領域を持つ作業机Tの端部を把持することでこれと連結した状態を示す正面図および側面図、並びにその連結を離脱した状態における、ロボット自身から見て左の腕4の詳細を示す側面図である。ここで、アンカポイントとしての作業机Tには、手5の指部5aで把持する位置の近傍に図示しないクロスマークが設けられていて、双腕ロボット1はそのクロスマークに対する所定位置で作業机Tの端部を手5の指部5aで把持して作業腕4で台車6を作業机Tに引き寄せることで所定の作業可能位置に復帰する。また、この第2実施例におけるアンカ手段としての手5は、図7に示すアンカ手段としてのピン25とは異なり、作業に用いる作業手段をそのまま併用するので、R軸での回転が不要である。
図9には、腕動作を用いずに、駆動手段により駆動される移動手段のみを用いて作業位置を修正する、本発明の第3実施例におけるシステムの制御フローチャートを示す。この第3実施例のシステムは、双腕ロボット1がアンカ手段を備えていない点以外は先の実施例と同様に構成されており、例えば作業台である机Tにアンカポイントを設けるのが困難な場合や、双腕ロボット1の腕先にアンカ手段を設けるのが困難な場合などに好適に適用され得る。
ここではコントロールボックス16が、まず、作業中に上記位置同定手段が繰り返し求めた、作業領域に対する双腕ロボット1の相対位置の変化に基づき、移動検知手段として双腕ロボット1の移動を検知すると(ステップS21)、次にその相対位置の変化に基づき双腕ロボット1の移動量を認識し(ステップS22)、これが過大であるか、すなわち位置同定による腕4の動作の補正だけでは正常に作業を行えない位置に移動したかどうかを作業位置修正要否判断手段として判断する(ステップS23)。もしも移動量が過大で作業位置の修正が必要と判断した場合、コントロールボックス16は、双腕ロボット1の固定を解除するために固定脚18を引っ込め、移動手段であるキャスタ19Aおよび駆動輪19Bを床面に当接させる(ステップS24)。そのうえでコントロールボックス16は、駆動輪19Bを図示しない走行駆動モータにより駆動し、所定作業領域に対する双腕ロボット1の作業位置を修正する(ステップS25)。
次いでコントロールボックス16は、位置調整要否判断手段として、再び作業可能位置であるか否かの判断を行い(ステップS26)、もしもさらなる作業位置修正が必要と判断すれば、再度駆動輪19Bの駆動により作業位置を修正する。作業可能な位置でありこれ以上の作業位置修正が必要ないと判断すれば、キャスタ19Aおよび駆動輪19Bを収納し、固定脚18を床面に当接させて双腕ロボット1を再び固定し(ステップS27)、作業を再開する。
図10は、アンカ手段とアンカポイントとの連結により腕4の動作のみを用いて作業位置を調整する、本発明の第4実施例におけるシステムの制御フローチャートを示すものである。この第4実施例のシステムは、双腕ロボット1が、移動手段として格別駆動手段や駆動輪を有していない点以外は先の実施例と同様に構成されており、ここでの車輪は、腕4の動作に応じて回転する四個のキャスタ19Aとする。
ここではコントロールボックス16が、まず、作業中に上記位置同定手段が繰り返し求めた、作業領域に対する双腕ロボット1の相対位置の変化に基づき、移動検知手段として双腕ロボット1の移動を検知すると(ステップS31)、次にその相対位置の変化に基づき双腕ロボット1の移動量を認識し(ステップS32)、これが過大であるか、すなわち位置同定による腕4の動作の補正だけでは正常に作業を行えない位置に移動したかどうかを作業位置修正要否判断手段として判断する(ステップS33)。もしも移動量が過大で作業位置の修正が必要と判断すると、次いでコントロールボックス16は、上記位置同定手段により、腕4の腕先に備えたアンカ手段としてのピン25を、作業台である机Tに備えられたアンカポイント26に連結させ(ステップS34)、双腕ロボット1の固定を解除するために固定脚18を引っ込め、四個のキャスタ19Aを床面に当接させる(ステップS35)。この状態で、双方の腕4を協調して動作させることにより、キャスタ19Aを回転させ、作業位置を修正する(ステップS36)。
その後コントロールボックス16は、位置調整要否判断手段として、再び作業可能位置であるか否かの判断を行い(ステップS37)、もし、さらなる作業位置修正が必要と判断すれば再度双腕4の動作により作業位置を修正する。作業可能な位置であり作業位置修正が必要でないと判断すれば、四個のキャスタ19Aを収納し、固定脚18を床面に当接させて双腕ロボット1を再び固定し(ステップS38)、作業を再開する。
以上図と共に述べた実施例は、あくまでも本発明の実施形態の例示であり、当業者は本発明の請求の範囲内で様々な変更を考え得るだろう。例えば、移動を検知するにあたっては、加速度センサや近接センサを有効に用いても良いし、また、アンカ手段およびアンカポイントの形態は上述以外のどのような適切な係合を形成するものでも良く、例えば、アンカ手段をフックとして、アンカポイントをリングなどである引っ掛け部として構成しても好適である。
かくして本発明のロボット用作業位置修正システムによれば、作業用の複数の撮像手段と作業腕とを持つ移動可能なロボットの、少なくとも作業台を含む位置同定対象物に対する相対位置を同定するに際し、位置同定対象物に設けたマークを複数の撮像手段で互いに異なる複数の方向から撮像し、そのマークを撮像した複数の方向に基づき相対位置を求めるので、ロボットを精密に位置決めしない簡易な設置方法でも、ロボットの座標と少なくとも作業台を含む位置同定対象物との間の3次元的な位置同定を行い、ロボットの与えられた作業動作を環境に合わせて補正することができ、それによって、簡易な設置方法でのロボットの運用を可能とするとともに、ロボットを環境の変化に迅速に対応させることができる。
さらに本発明作業位置修正システムによれば、作業ライン上に簡易設置されたロボットが、例えば作業者との接触などの外乱や、イナーシャなどにより、その作業位置が所定作業領域に対して大幅に移動して作業を継続することが不能となった場合にも、作業者の手を借りずに単独で作業位置の移動を検知し、複数の撮像手段を備えた位置同定手段および移動手段により、その作業位置の移動を修正および調整して作業に復帰することが可能となる。このように、ロボットが単独でその作業位置を修正および調整することができるようになったことで、作業者はロボットの作業位置が移動する都度手をとめ、ロボットの位置を調整する時間の無駄が省かれ、また、ロボットについても、作業位置が移動したまま放置され作業ができない等の時間の無駄が省かれるため、作業効率を格段に向上させることができる。また、ロボットは所定作業領域に対して大体の位置に持っていくだけでよく、位置の微調整が必要ないため、作業者一人当たりに対し、より多くのロボットを投入することができる。
本発明のロボット用作業位置修正システムの第1実施例をそれぞれ備えた二台の双腕ロボットが、一人の作業者Mと共存協調して作業するセル生産現場の全体を示す斜視図である。 図1に示す双腕ロボットを示す図であり、(a)は正面図であり、(b)は側面図である。 図1に示す双腕ロボットが作業台(机)上および作業対象物(ワーク)上に付されたマークを認識した状態を示す説明図である。 図1に示す双腕ロボットが、位置同定手段によりその双腕ロボットと一般的な位置同定対象物との間の位置同定をする手順を示すフローチャートである。 図1に示す双腕ロボットが、移動検知手段により移動を検知してから、作業位置修正要否判断手段によって作業位置修正を必要と判断して作業可能位置に復帰するまでの一連の様子を示す斜視図である。 図1に示す、双腕ロボットの移動が発生してから作業可能位置に復帰するまでの手順を示すフローチャートである。 図1に示す上記双腕ロボットの作業腕およびその先端に設けられたアンカ手段としてのピンがアタッチメントと連結している状態を示す正面図が(a)であり側面図が(b)である。さらに、ピンがアタッチメントから抜かれて、双方の連結が解かれた状態を示す側面図が(c)であり、ピンが上向きに回転されて再び作業可能状態に移行したハンドを示す側面図が(d)である。 本発明作業位置修正システムの第2実施例を備えた双腕ロボットのアンカ手段を備えた作業腕およびその先端に設けられたハンドが所定作業領域と連結している状態を示す正面図が(a)であり、側面図が(b)、連結が分離した状態を示す側面図が(c)である。 本発明作業位置修正システムの第3実施例を備えた双腕ロボットの、移動が発生してから作業可能位置に復帰するまでの手順を示すフローチャートである。 本発明作業位置修正システムの第4実施例を備えた双腕ロボットの、移動が発生してから作業可能位置に復帰するまでの手順を示すフローチャートである。
符号の説明
1 双腕ロボット
2 胴体
2a 下部
2b 上部
3 頭
4 腕
4a 上腕
4b 下腕
5 手
5a 指部
6 台車
7 ビデオカメラ
8 首関節
9 腰関節
10 肩関節
11 肘関節
12 手首関節
13 肩ブラケット
14 胴ブラケット
14a レバー
15 電動アクチュエータ
16 コントロールボックス
17 視覚制御ボックス
18 固定脚
19A キャスタ
19B駆動輪
20 可動フレーム
21,22 ぺダル
23ハンドル
24 スイッチボックス
24a 非常停止スイッチ
24b 保護停止スイッチ
24c 上昇スイッチ
24d 下降スイッチ
25 ピン
26 アンカポイント
26a 受容穴
CM クロスマーク
M 作業者
P パレット
RT 円形台
T,T1〜T5 机

Claims (7)

  1. 作業用の複数の撮像手段、作業腕、および台車を備える移動可能な簡易設置型ロボットのための作業位置修正システムにおいて、
    所定作業領域に設けたマークを前記複数の撮像手段で互いに異なる複数の方向から撮像し、前記マークを撮像した複数の方向に基づき前記作業領域に対する前記ロボットの相対位置を繰返し求める位置同定手段と、
    前記位置同定手段が繰返し求めた、前記作業領域に対する前記ロボットの相対位置の変化に基づき前記ロボットの移動を検知する移動検知手段と、
    前記移動検知手段が検知した前記ロボットの移動量が所定量を超えて作業位置の修正が必要か否かを判断する作業位置修正要否判断手段と、
    前記作業位置修正要否判断手段が作業位置の修正が必要と判断した場合に、前記位置同定手段が繰返し求めた、前記作業領域に対する前記ロボットの相対位置に基づき、前記作業腕による前記作業領域内での作業が可能な作業可能位置に前記ロボットを移動させる移動手段と、
    を備えることを特徴とする、簡易設置型ロボットの作業位置修正システム。
  2. 前記移動手段は、前記作業腕に設けられて前記作業領域に分離可能に連結し得るアンカ手段を有し、前記作業可能位置に前記ロボットを移動させる際に前記アンカ手段を前記作業領域に連結して前記腕の動作によって移動させる、請求項1記載の簡易設置型ロボットの作業位置修正システム。
  3. 前記移動手段は、前記台車に設けられた、駆動手段によって駆動可能な駆動輪を有し、前記作業可能位置に前記ロボットを移動させる際に前記駆動手段で前記駆動輪を駆動して移動させる、請求項1または2に記載の簡易設置型ロボットの作業位置修正システム。
  4. 前記アンカ手段は、前記作業腕のハンドであり、
    前記移動手段は、前記作業可能位置に前記ロボットを移動させる際に前記ハンドにより、前記作業領域を持つ作業台の端部を把持する、請求項1〜3のうちいずれか1項に記載の簡易設置型ロボットの作業位置修正システム。
  5. 前記アンカ手段は、前記作業腕に設けられたピンであり、
    前記移動手段は、前記作業可能位置に前記ロボットを移動させる際に前記ハンドにより前記ピンを、前記作業領域を持つ作業台の端部に設けられたアタッチメントに掛合させる、請求項1〜3のうちいずれか1項に記載の簡易設置型ロボットの作業位置修正システム。
  6. 前記アンカ手段は、前記作業腕に設けられたフックであり、
    前記移動手段は、前記作業可能位置に前記ロボットを移動させる際に前記ハンドにより前記フックを、前記作業領域を持つ作業台の端部に設けられた引っ掛け部に掛合させる、請求項1〜3のうちいずれか1項に記載の簡易設置型ロボットの作業位置修正システム。
  7. 請求項1〜6のうちいずれか1項に記載の作業位置修正システムを備えた簡易設置型ロボット。
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