JP2010063375A - スフェロイド複合体およびその製造方法、ならびに多層型スフェロイド複合体 - Google Patents
スフェロイド複合体およびその製造方法、ならびに多層型スフェロイド複合体 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2010063375A JP2010063375A JP2008230224A JP2008230224A JP2010063375A JP 2010063375 A JP2010063375 A JP 2010063375A JP 2008230224 A JP2008230224 A JP 2008230224A JP 2008230224 A JP2008230224 A JP 2008230224A JP 2010063375 A JP2010063375 A JP 2010063375A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- polyalkylene glycol
- spheroid
- substrate
- group
- cells
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Apparatus Associated With Microorganisms And Enzymes (AREA)
- Immobilizing And Processing Of Enzymes And Microorganisms (AREA)
- Micro-Organisms Or Cultivation Processes Thereof (AREA)
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
Abstract
【解決手段】細胞接着性の多孔質基材と、前記多孔質基材上に配置され、末端に重合性置換基を有するポリアルキレングリコール基の3以上と前記ポリアルキレングリコール基と結合する3価以上の連結基とを有する分岐ポリアルキレングリコール誘導体を含有する感光性組成物を硬化させて形成された複数の親水性領域および疎水性領域と、を含む基板上と、前記基板上の疎水性領域に形成されたスフェロイドと、を含むスフェロイド複合体である。
【選択図】なし
Description
また、上記特許文献2に記載の培養担体では、担体全体に細胞が接着して細胞の足場となるため、細胞の三次元凝集体を空間的に凝集してしまい、長期間にわたって細胞機能を高い状態のまま維持培養することが難しいという問題があった。
本発明は、多孔質基材上に均一な大きさを有する複数のスフェロイドを含むスフェロイド複合体およびその効率的な製造方法、ならびに該スフェロイド複合体が積層された多層型スフェロイド複合体を提供することを課題とする。
また前記多孔質基材は、細生分解性化合物および細胞外マトリクスの少なくとも一方を含むことが好ましく、ポリグリコール酸、ポリ乳酸、ポリεカプロラクトン、ゼラチン、コラーゲン、アルギン酸、フィブリン、レクチン由来の接着タンパク質、ポリリジン、および接着性オリゴペプチドから選ばれる少なくとも1種を含むことがより好ましい。
さらに前記疎水性領域は前記多孔質基材上にアレイ状に形成されていることもまた好ましい。
また前記多孔質基材は、細生分解性化合物および細胞外マトリクスの少なくとも一方を含むことが好ましく、ポリグリコール酸、ポリ乳酸、ポリεカプロラクトン、ゼラチン、コラーゲン、アルギン酸、フィブリン、レクチン由来の接着タンパク質、ポリリジン、および接着性オリゴペプチドから選ばれる少なくとも1種を含むことがより好ましい。
また前記多孔質基材は、温度応答的に性状が変化する温度応答性層上に配置されていることが好ましい。
さらに前記疎水性領域は前記多孔質基材上にアレイ状に形成されていることもまた好ましい。
かかるスフェロイド複合体においては、多孔質基材上に均一な大きさのスフェロイドが形成されるため、スフェロイドの維持性がより良好になる。
本発明のスフェロイド複合体の詳細については、スフェロイド複合体の製造方法と併せて後述する。
かかる基板を用いることで、均一な大きさを有する複数のスフェロイドを多孔質基材上の疎水性領域に効率的に形成することができ、基板と基板上のスフェロイドとを含むスフェロイド複合体を効率よく製造することができる。
更に前記スフェロイド複合体を複数積層して多層型スフェロイド複合体を形成した場合でも、個々のスフェロイドをより良好な状態で維持することが可能となる。
このような基板と基板上に形成された培養細胞に由来する多細胞性擬集塊(スフェロイド)とからなるスフェロイド複合体は、形態的にも、機能発現の点からも生体器官のすぐれたモデルとなり、人工臓器の開発や新薬の薬効または毒性の評価系の開発、個人レベルでの抗癌剤の選択と癌の転移能評価等において経時的代謝物を回収測定できることも加え極めて有用な材料となる。
さらに、このようなスフェロイド複合体は、熱傷や褥瘡などの創傷治療用の移植体として応用も可能と考えられる。
そうすることで、さらに生体に近い環境とすることができて、より効率よく細胞を自己組織形成させることができる。
本発明における基板は、複数の前記親水性領域と複数の疎水性領域とが区画化されて形成された基板であることが好ましい。また前記親水性領域および疎水性領域の数、大きさおよびその形状には特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができる。尚、本発明における基板およびその作製方法の詳細については後述する。
また、大量の均質なスフェロイドを効率的に形成する観点から、前記疎水性領域を例えば円状に形成した場合の大きさとして、直径が50〜500μmであることが好ましく、100〜300μmであることがより好ましい。
前記基板上に細胞を播種し、培養することで、前記基板上の疎水性領域に培養された細胞由来のスフェロイドを形成することができる。すなわち、前記基板上の疎水性領域にのみ細胞が配置され、親水性領域には細胞が接着しないことにより、疎水性領域の数、大きさ、およびその形状に応じたスフェロイドを形成することができる。
この培地には、細胞の増殖を促進するための血清を添加するか、あるいは血清に代替するものとして、例えばFGF、EGF、PDGF等の細胞増殖因子やトランスフェリン等の既知血清成分を添加してもよい。なお、血清を添加する場合の濃度は、そのときの培養状態によって適宜変更することができるが、通常5容量%〜10容量%とすることができる。また、適宜、各種ビタミンやストレプトマイシン等の抗生物質(AB)を添加したものであってもよい。
また各種細胞由来のスフェロイドの形成においては、通常の培養条件で2時間〜2日程度培養を行うことでスフェロイドを形成することができる。
予めフィーダー細胞層を形成することで、各種細胞由来のスフェロイド形成がより効率的に進行し、スフェロイドの安定性が向上する。前記フィーダー細胞としては、例えば、COS−1細胞、血管内皮細胞(例えば、大日本製薬製「ヒト臍帯静脈血管内皮細胞」)、繊維芽細胞等を挙げることができる。
温度応答性層上に細胞接着性の多孔質基材が配置されることにより、多孔質基材を温度応答性層上から、より容易に分離することができる。
前記下限臨界溶解温度は、特に限定されないが、多孔質基材の仮支持体からの分離の観点から、細胞培養温度よりも低い温度であることが好ましい。
前記温度応答性ポリマーの具体例としては、例えば、ポリ−N−イソプロピルアクリルアミド(T=32℃)、ポリ−N−n−プロピルアクリルアミド(T=21℃)、ポリ−N−n−プロピルメタクリルアミド(T=32℃)、ポリ−N−エトキシエチルアクリルアミド(T=約35℃)、ポリ−N−テトラヒドロフルフリルアクリルアミド(T=約28℃)、ポリ−N−テトラヒドロフルフリルメタクリルアミド(T=約35℃)、及びポリ−N,N−ジエチルアクリルアミド(T=32℃)等が挙げられる。
また、培養する細胞の種類によって下限臨界溶解温度を調節する必要がある場合や、温度応答性層と仮支持体との相互作用を高める必要が生じた場合や、温度応答性層の親水・疎水性のバランスを調整する必要がある場合などには、上記以外の他のモノマー類を更に加えて共重合してもよい。更に本発明に使用する上記ポリマーとその他のポリマーとのグラフトまたはブロック共重合体、あるいは本発明のポリマーと他のポリマーとの混合物を用いてもよい。また、ポリマー本来の性質が損なわれない範囲で架橋することも可能である
前記シランカップリング剤で表面処理する方法としては、例えば、DATES((N,N’-diethylamino)dithiocarbamoylpropyl(triethoxy)silane)を用いて、表面処理する方法等を挙げることができる。
また、モノマーの重合方法としては、通常のラジカル重合であっても、RAFT重合(Reversible Addition-Fragmentation Chain Transfer Polymerization)等であってもよい。
例えば、ゲル状の物質からなる多孔質基材を作製する方法としては、細胞接着性の高分子化合物を溶液状態として、仮支持体上に、塗布、浸漬、またはスピンコートなど、通常用いられる液膜形成方法を用いて作製することができる。また仮支持体上で、重合性の生分解性モノマーを重合する方法で作製することもできる。
また、これらの糸状のファイバーは、たとえば、数10〜数100μm径程度のもの、あるいはそれ以外のものの適宜な組み合わせにより構成することができる。糸状のファイバーや織成体については、複数種のもの、糸の径、織成体の開口メッシュの大きさ等の物理的形状や性質の異なる複数のものを適宜に用いることができる。いずれのものにおいても、三次元培養のための空間形状が形成できるようにすることが好ましい。したがって、メッシュ体の場合には、この形状があらかじめ保持されていることになる。また、例えば、メッシュ体については、そのメッシュ開口を、10〜1000μm程度にしたもの等が良好に使用されることになる。
中でも前記多孔質基材は、スフェロイド複合体の生体適合性の観点から、生分解性化合物および細胞外マトリックスの少なくとも一方を含むことが好ましく、ポリグリコール酸、ポリ乳酸、ポリεカプロラクトン、ゼラチン、コラーゲン、アルギン酸、フィブリン、レクチン由来の接着タンパク質、ポリリジン、および接着性オリゴペプチドから選ばれる少なくとも1種であることがより好ましい。
本発明における前記多孔質基材は、スフェロイドの形成性と基板の取り扱い性の観点から、ポリグリコール酸、ポリ乳酸、ポリεカプロラクトン、ゼラチン、コラーゲン、アルギン酸、フィブリン、レクチン由来の接着タンパク質、ポリリジン、および接着性オリゴペプチドから選ばれる少なくとも1種からなり、仮支持体上に膜厚1μm〜500μmで、ゲル状に形成されたものであることが好ましい。
かかる構成の分岐ポリアルキレングリコール誘導体は、親水性の架橋体を形成することができる。かかる親水性の架橋体は、細胞非接着性の経時安定性が良好であり、例えば、本発明における分岐ポリアルキレングリコール誘導体を用いて多孔質基材上に親水性領域と疎水性領域とが高精度に形成された基板は、該基板上で細胞を培養した場合に、疎水性領域にのみ特異的に細胞が接着するため、高精度に区画化された細胞集合体を形成することができる。また、前記親水性領域は細胞非接着性の経時安定性が良好であり、長期に渡って区画化された細胞凝集塊(スフェロイド)を維持することができる。
また前記ポリアルキレングリコール基の含有数は、経時安定性と良好なスフェロイド形成性の点から、4以上であることが好ましく、4以上64以下であることがより好ましく、4以上16以下であることが更に好ましい。
また前記重合性置換基としては重合性の官能基を有する置換基であってポリアルキレングリコールの末端に結合可能なものであれば特に制限はない。重合性置換基のポリアルキレングリコールの末端への結合態様としては、ポリアルキレングリコールに由来する酸素原子を介した結合態様であっても、ポリアルキレングリコールの末端水酸基が他の元素に置換された結合態様であってもよい。
本発明における重合性の官能基としては、通常用いられる重合性官能基を特に制限なく用いることができ、例えば、エチレン性不飽和結合を有する基、アジド基等を挙げることができる。本発明においては、親水性領域のパターン形成性の観点から、エチレン性不飽和結合を有する基及びアジド基から選ばれる少なくとも1種であることが好ましく、アジド基であることがより好ましい。
具体的には例えば、カルボニル基、アリーレン基、アルキレンカルボニル基、カルボニルアリーレン基、カルバモイルアリーレン基等を挙げることができる。
更に連結基の価数としては少なくとも2価であればよく、3価以上の連結基であってポリアルキレングリコールと2以上の重合性官能基とを連結する連結基であってもよい。
また、ポリアルキレングリコール基の重合度としては、親水性の観点から5以上であればよく、5〜1000の重合度を有するポリアルキレングリコール基を好ましく用いることができ、より好ましくは10〜500である。
具体的には例えば、糖類に由来する連結基、多価アルコールに由来する連結基、多価カルボン酸に由来する連結基、配位結合を介して前記ポリアルキレングリコール基を含む基を結合可能な金属原子等を挙げることができる。
本発明においてL3は、単結合、又は、カルボニル基、カルボニルフェニレン基、カルバモイルフェニレン基から選ばれる2価の連結基であることがより好ましい。
また、iは1又は2を表す。
iが2の場合、2つのR5は同一でも異なっていてもよい。
qは1〜70の整数を表す。本発明においては、親水性と架橋反応性の観点から、pが1のとき、qは1〜64であることが好ましく、2〜10であることがより好ましい。またpが2のとき、qは1〜32であることが好ましく、1〜5であることがより好ましい。
前記感光性組成物においては、前記分岐ポリアルキレングリコール誘導体を1種単独で含有することもできるし、2種以上を含有することもできる。
また前記感光性組成物は、前記分岐ポリアルキレングリコール誘導体に加えて、光重合開始剤、溶剤、細胞培養液、界面活性剤、緩衝液、消泡剤、防腐剤等の各種の添加剤等を含んで構成することができる。
前記溶剤として具体的には、ベンゼン、トルエン、THF、DMF、クロロホルム等の有機溶媒、及び水を好ましく用いることができる。また、溶剤は1種単独でも2種以上を混合して用いてもよい。
前記基板を作製する方法は、必要に応じて、前記硬化工程後に加熱工程、洗浄工程、乾燥工程、滅菌工程等を更に含むことができる。
多孔質基材上に形成された感光性組成物層の層厚としては、特に制限はなく基板の使用目的に応じて適宜選択することができ、例えば、5nm〜1000μmとすることができる。なかでも、スフェロイドの形成性の観点から、10nm〜1000nmとすることが好ましく、10nm〜500nmであることがより好ましい。
また露光波長及び露光量についても特に制限はなく、前記感光性組成物に応じて適宜選択することができる。露光波長としては、例えば200〜400nmとすることができ、280〜400nmであることが好ましい。露光量としては、例えば、0.1〜1000mJ/cm2とすることができ、1〜200mJ/cm2であることが好ましく、10〜20mJ/cm2であることがより好ましい。
(参考例1)
〜分岐ポリアルキレングリコール誘導体(4PA20K)の合成〜
4−アジド−安息香酸12g(93.6mmol)を40mLの塩化チオニルに溶解し、1.5時間、加熱還流した。反応混合物を減圧で濃縮、少量のヘキサンを加えて再度減圧で濃縮した後、真空下で乾燥し、白色固体として目的物の4−アジド−安息香酸クロリド9.3g(51.2mmol、収率70%)を得た。
1H-NMR (CDCl3) δ: 8.11-8.15 (2H, m), 7.11-7.16 (2H, m).
1H-NMRの積分比より算出した末端水酸基の重合性置換基への置換率は、85%であった。
1H-NMR (CDCl3) δ: 8.05 (8H, d, J = 8.6 Hz), 7.07 (8H, d, J = 8.6 Hz), 4.46 (8H, t, J = 4.9 Hz), 3.89-3.39 (2145H, m).
5−アミノ−サリチル酸15.3g(0.1mol)を蒸留水80mLと濃塩酸20mLの混合溶液に懸濁させ、室温で30分攪拌した。混合溶液を氷浴中で冷却した後、亜硝酸ナトリウム6.9g(0.1mol)の水溶液10mLを溶液の反応液の液温が5℃を超えないような速度で滴下し、そのまま1時間攪拌した。続いて、アジ化ナトリウム7.15 g(0.11mol)の水溶液30mLを反応液の液温が10℃を超えない速度で滴下した。氷浴を外して室温に戻しつつ、気泡が発生しなくなるまで激しく攪拌した。生成した沈殿を濾取し、さらに沈殿を蒸留水で洗浄した。得られた固体は、暗所で風乾した後、減圧下で完全に乾燥し、5−アジド−サリチル酸を白色固体として12.0g(67.0mmol、収率=67%)得た。
1H-NMR(DMSO-d6) δ: 11.14(1H, bs), 7.41 (1H, d, J = 3.0 Hz), 6.88 (1H, dd, J = 8.5, 3.0 Hz), 6.68 (1H, d, J = 8.4 Hz).
1H-NMR (DMSO-d6) δ: 7.39 (1H, d, J = 2.9 Hz), 7.26 (1H, dd, J = 8.8, 2.9 Hz), 7.00 (1H, d, J = 8.8 Hz).
1H-NMRの積分比より算出した末端水酸基の重合性置換基への置換率は、85%であった。
1H-NMR (CDCl3) δ: 8.05 (8H, d, J = 8.6 Hz), 7.07 (8H, d, J = 8.6 Hz), 4.46 (8H, t, J = 4.9 Hz), 3.89-3.39 (2145H, m).
参考例2において、マルチアームPEGとしてPTE−20000の代わりにHGEO−20000(日油(株)製、8つのポリエチレングリコール基を有するヘキサグリセリン誘導体)を用いた以外は実施例4と同様にして、目的物とする分岐ポリアルキレングリコール誘導体(8PB20K)1.72g(収率85%)を得た。
1H-NMRの積分比より算出した末端水酸基の重合性置換基への置換率は、85%であった。
1H-NMR (CDCl3) δ: 8.05 (8H, d, J = 8.6 Hz), 7.07 (8H, d, J = 8.6 Hz), 4.46 (8H, t, J = 4.9 Hz), 3.89-3.39 (2145H, m).
5−アミノ−2−ニトロ安息香酸18.1g(0.1mol)を蒸留水80mLと濃塩酸20mLの混合溶液に懸濁させ、室温で30分攪拌した。混合溶液を氷浴中で冷却した後、亜硝酸ナトリウム6.9g(0.1mol)の水溶液10mLを溶液の反応液の液温が5℃を超えないような速度で滴下し、そのまま1時間攪拌した。続いて、アジ化ナトリウム7.15 g(0.11mol)の水溶液30mLを反応液の液温が10℃を超えない速度で滴下した。氷浴を外して室温に戻しつつ、気泡が発生しなくなるまで激しく攪拌した。生成した沈殿を濾取し、さらに沈殿を蒸留水で洗浄した。得られた固体は、暗所で風乾した後、減圧下で完全に乾燥し、5−アジド−2−ニトロ安息香酸を白色固体として19.2g(92.4mmol、収率=92%)を得た。
1H-NMR (DMSO-d6) δ: 13.99(1H, bs), 8.09-8.06 (1H, m), 7.45-7.42 (2H, m).
1H-NMR (DMSO-d6) δ: 8.10-8.07 (1H, m), 7.46-7.42 (2H, m).
1H-NMRの積分比より算出した末端水酸基の重合性置換基への置換率は、85%であった。
1H-NMR (CDCl3) δ: 8.05 (8H, d, J = 8.6 Hz), 7.07 (8H, d, J = 8.6 Hz), 4.46 (8H, t, J = 4.9 Hz), 3.89-3.39 (2145H, m).
参考例4において、マルチアームPEGとしてPTE−20000の代わりにHGEO−20000(日油(株)製、8つのポリエチレングリコール基を有するヘキサグリセリン誘導体)を用いた以外は参考例4と同様にして、目的物とする分岐ポリアルキレングリコール誘導体(8PC20K)1.71g(収率85%)を得た。
1H-NMRの積分比より算出した末端水酸基の重合性置換基への置換率は、85%であった。
1H-NMR (CDCl3) δ: 8.05 (8H, d, J = 8.6 Hz), 7.07 (8H, d, J = 8.6 Hz), 4.46 (8H, t, J = 4.9 Hz), 3.89-3.39 (2145H, m).
アクリロイルクロリド181mg(2.0mmol、マルチアームPEGの末端OH基に対して5モル当量)のベンゼン(脱水)溶液(5mL)を滴下し、そのまま5分攪拌を続けた後、反応容器を遮光し、マルチアームPEG(日油(株)製SUNBRIGHT(登録商標) PTE−20000、4つのポリエチレングリコール基を有するペンタエリスリトール誘導体)2g(0.1mmol)のベンゼン(脱水)溶液(20mL)をゆっくり滴下した。反応溶液を氷浴からはずし、そのまま室温で18時間攪拌した。反応混合物を減圧で濃縮し、ベンゼンを加えて懸濁させたものをろ過して塩を除いた後、再び減圧で濃縮した。粗生成物を少量のベンゼンに溶解し、0℃に冷却したイソプロピルエーテルに滴下して得られた沈殿を濾取する工程を3回繰り返して、得られた白色固体を減圧下で乾燥し、目的物とする分岐ポリアルキレングリコール誘導体(4PD20K)1.74g(収率85%)を得た。
1H-NMRの積分比より算出した末端水酸基の重合性置換基への置換率は、85%であった。
1H-NMR (CDCl3) δ: 8.05 (8H, d, J = 8.6 Hz), 7.07 (8H, d, J = 8.6 Hz), 4.46 (8H, t, J = 4.9 Hz), 3.89-3.39 (2145H, m).
参考例6において、マルチアームPEGとしてPTE−20000の代わりに、HGEO−20000(日油(株)製、8つのポリエチレングリコール基を有するヘキサグリセリン誘導体)を用いた以外は、参考例6と同様にして、目的物とする分岐ポリアルキレングリコール誘導体(8PD20K)1.74g(収率85%)を得た。
1H-NMRの積分比より算出した末端水酸基の重合性置換基への置換率は、85%であった。
1H-NMR (CDCl3) δ: 8.05 (8H, d, J = 8.6 Hz), 7.07 (8H, d, J = 8.6 Hz), 4.46 (8H, t, J = 4.9 Hz), 3.89-3.39 (2145H, m).
ポリ−L−リジン(PLL)の0.1%水溶液に、仮支持体である白切スライドガラス(松浪硝子工業(株)製、丸型21mmφ)を2時間浸漬後、乾燥して、スライドガラス上にPLLからなる薄膜を形成した。ついでこれをゼラチンの0.15%水溶液に2時間浸漬後、乾燥して、スライドガラス上にPLLとゼラチンからなる多孔質基材を形成した。
多孔質基材として、上記で得られた仮支持体上に設けられたPLLとゼラチンからなる薄膜を用い。薄膜上に、感光性組成物Aを110μL滴下後、スピンコート法(500rpm×5秒+3000rpm×20秒+6000rpm×1秒)により成膜し、常温で放置して乾燥させた。これに、石英ガラス製フォトマスク(直径200μmの円形パターンが多数配置されたもの)を密着させ、高圧水銀灯(200W)を用いて40秒間露光を行った後、脱イオン水で洗浄(現像工程:流水15秒間+浸漬20分間)した。常温で乾燥し、表面に微細加工された親水性の架橋体を有し、仮支持体上に形成された基板を得た。当該基板の表面を、位相差光学顕微鏡(倍率×100)により観察したところ、良好なマイクロパターンが高精度に形成されていることが確認できた。
スフェロイドが形成された基板を、数日間(1日〜21日間)培養することで仮支持体から分離して、スフェロイド複合体を得た。
実施例1において、仮支持体上に形成された多孔質基材として、PLLとゼラチンからなる薄膜の代わりに、ポリ乳酸(PLA、Mn:20K)のトルエン溶液(濃度10mg/ml)を、スライドガラス上に200μl滴下後、スピンコート法(2000rpm×30秒)により成膜し、常温で放置して乾燥させて形成したPLAの薄膜を用いた以外は実施例1と同様にして、スフェロイド複合体を得た。
実施例2において。PLAの代わりにポリカプロラクトン(PCL、Mn:42.5K、Mw:65K)を用いた以外は実施例2と同様にして、スフェロイド複合体を得た。
実施例2において、仮支持体上に形成された多孔質基材として、PLAからなる薄膜の代わりに、スライドガラス上にPLAの薄膜を形成した後、PLLの0.1%水溶液に2時間浸漬後、乾燥して形成した、PLA薄膜上にPLLがコートされた薄膜を用いた以外は、実施例2と同様にして、スフェロイド複合体を得た。
実施例4において、PLAの代わりにPCLを用いた以外は、実施例4と同様にして、スフェロイド複合体を得た。
実施例4において、PLLの0.1%水溶液の代わりにゼラチンの0.15%水溶液を用いた以外は、実施例4と同様にして、スフェロイド複合体を得た。
実施例5において、PLLの0.1%水溶液の代わりにゼラチンの0.15%水溶液を用いた以外は、実施例5と同様にして、スフェロイド複合体を得た。
白切スライドガラス(松浪硝子工業(株)製、丸型21mmφ)をオゾン洗浄(15分×2回)した。これをカップリング剤DATES((N,N’-diethylamino)dithiocarbamoylpropyl(triethoxy)silane)1ml、クロロホルム8ml、メタノール1ml、濃塩酸85μlの混合溶液に30分浸した。その後、70℃で30分乾燥させ、クロロホルム、メタノール、ミリQ水で順次で洗浄後、デシケーターで減圧乾燥した。
これを無垢テフロン(登録商標)容器にいれ、1時間アルゴンガスでバブリングした4mol/lのIPAAm(イソプロピルアクリルアミド)のTHF溶液で満たした。空気が入らないように石英ガラスを被せて25mW/cm2で10分間、UV照射した。その後、メタノール、ミリQ水で順次洗浄し、乾燥させて、温度応答性層を有する仮支持体を得た。
次いで、フィブロネクチンの1.5μl/mlに37℃で2時間浸漬した。
以上により、仮支持体上に配置された温度応答性層上に、PLAとフィブロネクチンからなる多孔質基材を形成した。
このようにして作製した基板を用いた以外は、実施例1と同様にして細胞を培養して仮支持体上にスフェロイド複合体を形成した。
次いで、仮支持体上に形成された複合体を仮支持体ごと25℃の温度条件下におくことで、仮支持体からスフェロイド複合体を分離することができた。
実施例8において、PLAの代わりにPCL(ポリカプロラクトン、Mn:42.5K、Mw:65K)を用いた以外は実施例8と同様にしてスフェロイド複合体を作製した。
実施例1と同様にして作製した基板を滅菌処理し、FALCON社製12ウェルプレート底面にセットし、培地としてDMEM(血清としてFBSを10容量%含む)を用い、ウシ大動脈血管内皮細胞(BAEC)を細胞濃度5×106cells/mL(2mL/well)にて播種した。培養条件5%CO2、37℃で培養したところ、24時間以内に基材上に形成した疎水性領域に対応するパターン状に並んだ。このBAECがパターン状に培養された基板に培地としてWILLIAMS’ MEDIUM E(血清としてFBSを10容量%含む)を用い、ラット初代肝細胞を細胞濃度5×106cells/mL(2mL/well)にて播種した。培養条件5%CO2、37℃で培養したところ、24時間以内にパターン化されたBAEC上に均一な大きさを有する肝細胞の細胞塊(スフェロイド)が得られた。
スフェロイドが形成された基板を、数日間(1日〜21日間)培養することで仮支持体から分離して、スフェロイド複合体を得た。
また、実施例1で作製した基板の代わりに、実施例2〜9と同様にして作製した基板を用いて、上記と同様にしてスフェロイド複合体をそれぞれ得た。
実施例1と同様にして作製した基板を滅菌処理し、FALCON社製12ウェルプレート底面にセットし、培地としてDMEM(血清としてFBSを10容量%含む。以下使用した培地は全て同様に血清を含んでいる)を用い、マウス繊維芽細胞(NIH−3T3)を細胞濃度5×106cells/mL(2mL/well)にて播種した。培養条件5%CO2、37℃で培養したところ、24時間以内に基材上に形成した疎水性領域に対応するパターン状に並んだ。このNIH−3T3がパターン状に培養された基板に培地としてWILLIAMS’ MEDIUM E(血清としてFBSを10容量%含む)を用い、ラット初代肝細胞を細胞濃度5×106cells/mL(2mL/well)にて播種した。培養条件5%CO2、37℃で培養したところ、24時間以内にパターン化されたNIH−3T3上に均一な大きさを有する肝細胞の細胞塊(スフェロイド)が得られた。
スフェロイドが形成された基板を、数日間(1日〜21日間)培養することで仮支持体から分離して、スフェロイド複合体を得た。
また、実施例1で作製した基板の代わりに、実施例2〜9と同様にして作製した基板を用いて、上記と同様にしてスフェロイド複合体をそれぞれ得た。
また、得られたスフェロイド複合体について、下記のようにしてMTT染色による生死判定を行ったところ、スフェロイド複合体中のスフェロイドが均一な大きさを維持したまま生存していることが確認された。
MTT(3-(4,5-Dimethyl-2-thiazolyl)-2,5-diphenyltetrazolium Bromide、和光純薬製)の0.5mg/ml溶液(Memα:GIBCO社製)を調製した。
12ウェルプレートの底面にセットしたスフェロイド含有ハイドロゲルに上記MTT溶液2mlを加えて、3時間インキュベートした。
〜多層型スフェロイド複合体の作製〜
実施例1で得られたスフェロイド複合体を、12ウェルプレートの底面にセットして培地としてDMEMを添加し、培養条件5%CO2、37℃で培養を1日間継続した。その後、仮支持体を剥離した側同士が接触するように2層を積層して多層型スフェロイド複合体を作製した。得られた多層型スフェロイド複合体について、さらに10日培養を継続した。
また、仮支持体を剥離した側とその反対側とが接触するように5層を積層して多層型スフェロイド複合体を作製した。得られた多層型スフェロイド複合体について、さらに10日培養を継続した。
いずれの多層型スフェロイド複合体においても、MTT染色によりスフェロイドが生存していることが確認された。
Claims (12)
- 細胞接着性の多孔質基材、ならびに、前記多孔質基材上に配置され、末端に重合性置換基を有するポリアルキレングリコール基の3以上と前記ポリアルキレングリコール基と結合する3価以上の連結基とを有する分岐ポリアルキレングリコール誘導体を含有する感光性組成物を硬化させて形成された複数の親水性領域および疎水性領域を含む基板と、
前記基板上の疎水性領域に形成されたスフェロイドと、
を含むスフェロイド複合体。 - 前記分岐ポリアルキレングリコール誘導体は、重合度が5〜1000のポリアルキレングリコール基を4以上有する、請求項1に記載のスフェロイド複合体。
- 前記多孔質基材は、生分解性化合物および細胞外マトリクスの少なくとも一方を含む請求項1または請求項2に記載のスフェロイド複合体。
- 前記多孔質基材は、ポリグリコール酸、ポリ乳酸、ポリεカプロラクトン、ゼラチン、コラーゲン、アルギン酸、フィブリン、レクチン由来の接着タンパク質、ポリリジン、および接着性オリゴペプチドから選ばれる少なくとも1種を含む請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載のスフェロイド複合体。
- 前記疎水性領域は前記多孔質基材上にアレイ状に形成されている請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載のスフェロイド複合体。
- 請求項1〜請求項5のいずれか1項に記載のスフェロイド複合体の2以上が積層された多層型スフェロイド複合体。
- 細胞接着性の多孔質基材、ならびに、前記多孔質基材上に配置され、末端に重合性置換基を有するポリアルキレングリコール基の3以上と前記ポリアルキレングリコール基と結合する3価以上の連結基とを有する分岐ポリアルキレングリコール誘導体を含有する感光性組成物を硬化させて形成された複数の親水性領域および疎水性領域を含む基板上に、細胞を播種することと、
播種された細胞を培養して、培養された細胞に由来するスフェロイドを前記基板上の疎水性領域に形成させることと、
を含むスフェロイド複合体の製造方法。 - 前記分岐ポリアルキレングリコール誘導体は、重合度が5〜1000のポリアルキレングリコール基を4以上有する、請求項7に記載のスフェロイド複合体の製造方法。
- 前記多孔質基材は、生分解性化合物および細胞外マトリクスの少なくとも一方を含む請求項7または請求項8に記載のスフェロイド複合体の製造方法。
- 前記多孔質基材は、ポリグリコール酸、ポリ乳酸、ポリεカプロラクトン、ゼラチン、コラーゲン、アルギン酸、フィブリン、レクチン由来の接着タンパク質、ポリリジン、および接着性オリゴペプチドから選ばれる少なくとも1種を含む請求項7〜請求項9のいずれか1項に記載のスフェロイド複合体の製造方法。
- 前記多孔質基材は、温度応答的に性状が変化する温度応答性層上に配置されている請求項7〜請求項10のいずれか1項に記載のスフェロイド複合体の製造方法。
- 前記疎水性領域は前記多孔質基材上にアレイ状に形成されている請求項7〜請求項11のいずれか1項に記載のスフェロイド複合体の製造方法。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008230224A JP5388093B2 (ja) | 2008-09-08 | 2008-09-08 | スフェロイド複合体およびその製造方法、ならびに多層型スフェロイド複合体 |
EP09811604A EP2330182A4 (en) | 2008-09-08 | 2009-09-08 | SPHEROID COMPOSITE, HYDROGEL CONTAINING SPHEROIDS AND METHODS OF MAKING SAME |
PCT/JP2009/065641 WO2010027081A1 (ja) | 2008-09-08 | 2009-09-08 | スフェロイド複合体およびスフェロイド含有ハイドロゲルならびにその製造方法 |
US13/060,693 US20120015440A1 (en) | 2008-09-08 | 2009-09-08 | Spheroid composite, spheroid-containing hydrogel and processes for production of same |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008230224A JP5388093B2 (ja) | 2008-09-08 | 2008-09-08 | スフェロイド複合体およびその製造方法、ならびに多層型スフェロイド複合体 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2010063375A true JP2010063375A (ja) | 2010-03-25 |
JP5388093B2 JP5388093B2 (ja) | 2014-01-15 |
Family
ID=42189546
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2008230224A Expired - Fee Related JP5388093B2 (ja) | 2008-09-08 | 2008-09-08 | スフェロイド複合体およびその製造方法、ならびに多層型スフェロイド複合体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5388093B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014180253A (ja) * | 2013-03-21 | 2014-09-29 | National Institute For Materials Science | 細胞接着剤及び細胞凝集塊 |
WO2018066953A1 (ko) * | 2016-10-07 | 2018-04-12 | 울산과학기술원 | 다공성막을 이용한 현적 세포 배양 기기, 이의 제조 방법, 이를 이용한 현적 세포 배양 방법, 및 현적 세포 배양 자동화 장치 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2002010349A1 (en) * | 2000-07-21 | 2002-02-07 | Cellseed Inc. | Cultured epidermal cell sheet, laminated cultured skin sheet and process for producing the same |
JP2007325910A (ja) * | 2006-05-09 | 2007-12-20 | Toray Ind Inc | 球状粒子の製造方法 |
-
2008
- 2008-09-08 JP JP2008230224A patent/JP5388093B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2002010349A1 (en) * | 2000-07-21 | 2002-02-07 | Cellseed Inc. | Cultured epidermal cell sheet, laminated cultured skin sheet and process for producing the same |
JP2007325910A (ja) * | 2006-05-09 | 2007-12-20 | Toray Ind Inc | 球状粒子の製造方法 |
Non-Patent Citations (5)
Title |
---|
JPN6009052508; 里見智美,et al.: '微細加工高分子表面上での初代軟骨細胞およびES細胞のスフェロイド培養' 第29回日本バイオマテリアル学会大会予稿集(2007),p.106 SYP-06 * |
JPN6009052509; Yoshiyuki SATO,et al.: 'Synthesis and evaluaton of PEG hydrogel incoorporating two dimensionally dispersed cell spheroid.' Transactions of the Materials Reserach Society of Japan(2007),Vol.32,No.3,p.773-776 * |
JPN6009052510; 平野覚浩,et al.: '親水性高分子修飾による非特異吸着抑制界面の創製とセルアレイへの展開' 第49回日本学術会議材料研究連合講演会論文集(2005),p.397-398 * |
JPN6013000551; Biomed Microdevices(2007),Vol.9,p.911-922 * |
JPN6013016710; Biomed Microdevices(2007),Vol.9,p.911-922 * |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014180253A (ja) * | 2013-03-21 | 2014-09-29 | National Institute For Materials Science | 細胞接着剤及び細胞凝集塊 |
WO2018066953A1 (ko) * | 2016-10-07 | 2018-04-12 | 울산과학기술원 | 다공성막을 이용한 현적 세포 배양 기기, 이의 제조 방법, 이를 이용한 현적 세포 배양 방법, 및 현적 세포 배양 자동화 장치 |
KR20180038998A (ko) * | 2016-10-07 | 2018-04-17 | 울산과학기술원 | 다공성막을 이용한 현적 세포 배양 기기, 이의 제조 방법, 이를 이용한 현적 세포 배양 방법, 및 현적 세포 배양 자동화 장치 |
KR102038496B1 (ko) * | 2016-10-07 | 2019-10-30 | 울산과학기술원 | 다공성막을 이용한 현적 세포 배양 기기, 이의 제조 방법, 이를 이용한 현적 세포 배양 방법, 및 현적 세포 배양 자동화 장치 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP5388093B2 (ja) | 2014-01-15 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
WO2010027081A1 (ja) | スフェロイド複合体およびスフェロイド含有ハイドロゲルならびにその製造方法 | |
Savoji et al. | 3D printing of vascular tubes using bioelastomer prepolymers by freeform reversible embedding | |
Yue et al. | Synthesis, properties, and biomedical applications of gelatin methacryloyl (GelMA) hydrogels | |
Zuo et al. | Photo-cross-linkable methacrylated gelatin and hydroxyapatite hybrid hydrogel for modularly engineering biomimetic osteon | |
Melissinaki et al. | Direct laser writing of 3D scaffolds for neural tissue engineering applications | |
Govindarajan et al. | A solvent and initiator free, low-modulus, degradable polyester platform with modular functionality for ambient-temperature 3D printing | |
Mohanty et al. | 3D printed silicone–hydrogel scaffold with enhanced physicochemical properties | |
US20130203146A1 (en) | Microfabricated scaffold structures | |
De Moor et al. | Engineering microvasculature by 3D bioprinting of prevascularized spheroids in photo-crosslinkable gelatin | |
JP6056111B2 (ja) | 光分解性架橋剤、光分解性ゲル、細胞培養器具、細胞配列・分別装置、細胞配列方法、細胞分別方法、組織体形成方法および組織体 | |
KR102261908B1 (ko) | 이중 가교 가능한 2액형 바이오 잉크 조성물 및 이를 이용한 조직 유사 구조체의 제조방법 | |
Teng et al. | Design of photocurable, biodegradable scaffolds for liver lobule regeneration via digital light process-additive manufacturing | |
KR101195867B1 (ko) | 스캐폴드 박막에서 방출물질의 방출거동 제어방법 | |
Yu et al. | Effects of aligned electrospun fibers with different diameters on hemocompatibility, cell behaviors and inflammation in vitro | |
JP5396803B2 (ja) | 細胞培養基材及び細胞培養方法 | |
JP2014226088A (ja) | 光および加水分解性架橋剤、光および加水分解性ゲル、細胞培養器具、細胞配列・分別装置、細胞配列方法、細胞分別方法、並びに、組織体形成方法 | |
JP5388092B2 (ja) | スフェロイド含有ハイドロゲルおよびその製造方法、ならびにスフェロイド含有ハイドロゲル積層体 | |
Peng et al. | 3D bioprinting of reinforced vessels by dual-cross-linked biocompatible hydrogels | |
Gong et al. | In vitro constitution of esophageal muscle tissue with endocyclic and exolongitudinal patterns | |
JP5388093B2 (ja) | スフェロイド複合体およびその製造方法、ならびに多層型スフェロイド複合体 | |
Fu et al. | One-step dip-coating-fabricated core–shell silk fibroin rice paper fibrous scaffolds for 3D tumor spheroid formation | |
Ahmadi et al. | Photo-and thermo-responsive extracellular matrix mimicking nano-coatings prepared from poly (N-isopropylacrylamide)-spiropyran copolymer for effective cell sheet harvesting | |
JP5388126B2 (ja) | 分岐ポリアルキレングリコール誘導体、感光性組成物、架橋体及び基板 | |
JPWO2010010837A1 (ja) | 細胞培養支持体および細胞培養方法 | |
Zhang et al. | Preparation of a cellulosic photosensitive hydrogel for tubular tissue engineering |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20110804 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20130115 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20130416 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20130612 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20130917 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20131002 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5388093 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |