JP2010062662A - インターホン装置、及び、インターホンシステム - Google Patents

インターホン装置、及び、インターホンシステム Download PDF

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Abstract

【課題】故障等のトラブルが発生した場合でもコスト面及び作業面において有利なものとする。
【解決手段】親機は、主及び副という関係がなく、互いに通信可能に接続された全親機において共有化される情報(各親機の識別情報)を記憶する登録テーブルを有する。登録用親機として任意に選択された親機に対して他の親機から識別情報が送信されると(S14)、登録用親機は自己の登録テーブルにその受信した識別情報を登録する(S4)。当該登録用親機の登録テーブルに記憶された登録情報(全親機の識別情報を含む情報)は、ボタンの押圧により、他の親機に送信される(S7)。他の親機は、自己の登録テーブルの記憶内容を受信した登録情報に書き換える。
【選択図】図5

Description

本発明は、建物内に設置された他のインターホン装置と通信可能に接続され得るインターホン装置、及び、当該インターホン装置と建物の出入口に設置された子機とを含むインターホンシステムに関する。
インターホンシステムとして、例えば建物の玄関先に設置された子機とその建物の屋内に設置された複数の親機とを有し、これらを通信可能に無線接続したものが知られている(特許文献1参照)。当該文献によると、複数の親機のうちいずれか1つを主親機とし且つその他を副親機として、親機のみに副親機や子機等全ての機器の情報の登録が行われる。
特開2002−199113号公報(請求項18並びに図14及び図15参照)
上記文献による技術では、主親機が全ての機器についての情報を記憶するため、主親機に故障等のトラブルが発生した場合、新たに子機や副親機を追加・増設しようとすると、主親機も新たに購入した上で、全ての登録を再度行う必要があり、コスト面及び作業面において不利である。また、主親機と副親機とにおいては上記のような情報登録の点からプログラム構成上の違いがあるため、主親機が故障等した場合に副親機を主親機の代わりとして用いることは不可能で、主親機及び副親機の2種類の機器を予め用意する必要がある。
本発明の目的は、故障等のトラブルが発生した場合でもコスト面及び作業面において有利なインターホン装置及びインターホンシステムを提供することである。
課題を解決するための手段及び発明の効果
上記目的を達成するため、本発明の第1の観点によると、建物内に設置された他のインターホン装置と通信可能に接続され得るものであって、自己の識別情報及び前記他のインターホン装置の識別情報を、全てのインターホン装置における共通の情報として共有する情報共有手段を備えていることを特徴とするインターホン装置が提供される。
上記観点では、インターホン装置に主及び副という関係を作らず、装置の識別情報を全てのインターホン装置において共有化したことで、以下のようなコスト面及び作業面において有利な効果が得られる。即ち、親機としてのインターホン装置のいずれかに故障等のトラブルが発生した場合でも、残りの親機としての他のインターホン装置に情報が共有されているため、新たに子機や親機を追加・増設しようとするとき、既存の残りの親機を用いて情報登録・共有作業を行うだけで、当該追加・増設を行うことができる。
前記情報共有手段が、情報を記憶する記憶部と、前記記憶部に記憶された自己の識別情報を前記他のインターホン装置に送信する第1送信手段と、前記他のインターホン装置の前記第1送信手段により送信された当該装置の識別情報を受信すると共に前記記憶部に記憶する受信手段と、前記記憶部に記憶された自己の識別情報及び前記他のインターホン装置の識別情報を前記他のインターホン装置に送信する第2送信手段と、前記記憶部に記憶された情報を、前記他のインターホン装置の前記第2送信手段により送信された情報に書き換える書換手段と、を有することが好ましい。この場合、上記各手段を有することにより、共通情報の記憶を適切且つ効果的に行うことができる。
本発明に係るインターホン装置は、所定操作に応じて通常モードと登録モードとを切換え可能な切換部と、押圧可能な押圧部と、前記押圧部に対する押圧及びその押圧時間を検知する押圧検知部と、を備え、前記切換部によって前記通常モードに切換えられた状態において、前記押圧検知部が押圧を検知し且つその検知された押圧時間が第1所定時間より長い第2所定時間以上である場合に、前記第1送信手段による送信を行い、前記切換部によって前記登録モードに切換えられた状態において、前記押圧検知部が押圧を検知しない場合に、前記受信手段による受信及び記憶を行い、前記切換部によって前記登録モードに切換えられた状態において、前記押圧検知部が押圧を検知し且つその検知された押圧時間が前記第1所定時間以上前記第2所定時間未満の場合に、前記第2送信手段による送信を行うことが好ましい。この場合、切換部及び押圧部の各部の単純な操作により、共通情報の記憶に係る作業を容易に行うことができる。
本発明に係るインターホン装置は、前記切換部によって前記通常モードに切換えられた状態において、前記押圧検知部が押圧を検知し且つその検知された押圧時間が前記第1所定時間以上前記第2所定時間未満の場合に、前記他のインターホン装置に対して呼出コマンドを送信し、前記切換部によって前記通常モードに切換えられた状態において、前記呼出コマンドに応じた動作が行われている際に、前記押圧検知部が押圧を検知した場合に、当該呼出コマンドを送信した他のインターホン装置と通話可能な状態とし、前記通話中に、前記押圧検知部が押圧を検知した場合に、当該通話可能な状態を終了し、前記切換部によって前記登録モードに切換えられた状態において、前記押圧検知部が押圧を検知し且つその検知された押圧時間が前記第2所定時間以上である場合に、前記記憶部に記憶された情報を消去することが好ましい。この場合、切換部及び押圧部の各部の単純な操作により、共通情報の記憶に係る作業以外のその他様々な作業を行うことができ、操作性により優れたものとなる。
本発明に係るインターホン装置は、装置の電源入力時に当該装置の記憶部に自己の識別情報が記憶されていない場合、及び、前記記憶部の情報消去後に、当該識別情報を前記記憶部に記憶させる自己識別情報記憶手段を備えていることが好ましい。装置の電源入力時及び記憶部の情報消去後に自動的に自己の識別情報が記憶されることで、自己の識別情報の送信エラー等を防止することができる。
本発明に係るインターホン装置は、建物の出入口に設置された1又は複数の子機と通信可能に接続されたものであって、前記子機の識別情報を前記共通の情報として共有する子機情報共有手段をさらに備えてよい。
前記子機及び前記他のインターホン装置と無線により通信可能に接続されることが好ましい。この場合、有線接続の場合に必要となる配線作業が不要であるため、設置が容易である。
本発明の第2の観点によると、上記の1又は複数のインターホン装置、及び、当該インターホン装置のそれぞれに接続された1又は複数の前記子機を備え、前記子機又は1の前記インターホン装置を呼出装置、前記呼出装置以外の前記インターホン装置を被呼出装置とするとき、前記被呼出装置が、前記呼出装置からの呼出コマンドの受信に応じて当該呼出装置に通話開始コマンドを送信する通話開始コマンド送信手段と、前記通話開始コマンドを受信した呼出装置から送信された応答コマンドの受信に応じて承認コマンドを送信する承認コマンド送信手段と、前記承認コマンド送信手段による承認コマンドの最初の送信の後第3所定時間を経た後当該呼出装置と通話可能な状態に切換える第1切換手段と、を有し、前記呼出装置が、前記応答コマンドの送信後第4所定時間以内に前記承認コマンドを受信しない場合に前記応答コマンドを再送信する再送信手段と、前記被呼出装置からの前記承認コマンドの受信に応じて当該被呼出装置と通話可能な状態に切換える第2切換手段と、を有することを特徴とするインターホンシステムが提供される。
インターホンシステムにおいて、例えば被呼出装置が承認コマンドの最初の送信の後直ちに呼出装置と通話可能な状態に切換える構成では、送信された承認コマンドが電波状況の不良その他の事情により呼出装置に到達しない場合、呼出装置は当該被呼出装置と通話可能な状態に切換えられないため、呼出装置と被呼出装置との間の通話が適切に行われないという問題が生ずる。これに対し、上記第2の観点によるインターホンシステムでは、被呼出装置が承認コマンドの送信の後第3所定時間を経た後呼出装置と通話可能な状態に切換えること(第1切換手段)及び呼出装置が応答コマンドを再送信すること(再送信手段)により、上記問題を軽減することができる。
前記再送信手段が、前記応答コマンドの送信後第4所定時間毎に、前記承認コマンドを受信するまで、前記応答コマンドを再送信することが好ましい。この場合、呼出装置が承認コマンドを受信するまで応答コマンドを再送信し続けることにより、上記問題をより効果的に軽減することができる。
前記呼出装置が、前記承認コマンドの受信に応じて、当該承認コマンドを送信した被呼出装置及びこれ以外の他の被呼出装置に対して呼出キャンセル信号を送信する呼出キャンセル信号送信手段をさらに備え、前記他の被呼出装置は、前記呼出キャンセル信号を受信すると、前記呼出コマンドに応じた動作を終了し、前記承認コマンドを送信した被呼出装置は、前記承認コマンドの送信の後第3所定時間を経る前に前記呼出キャンセル信号を受信すると、前記第1切換手段による切換えの前に、当該呼出装置と通話可能な状態に切換えることが好ましい。この場合、承認コマンドを送信した被呼出装置は、承認コマンドの送信後第3所定時間を経る前でも、呼出装置からの呼出キャンセル信号の受信により、呼出装置に承認コマンドが到達したことを確認することができ、第3所定時間を経過する前に呼出装置と通話可能な状態に切換える。これにより、処理の迅速性を確保しつつ、上記問題を軽減することができる。
以下、本発明の好適な実施の形態について、図面を参照しつつ説明する。
先ず、図1、図2、及び図3を参照し、本発明の一実施形態に係るインターホン装置としての親機10並びに親機10及び子機20を含むインターホンシステム1の構成について説明する。
本実施形態に係るインターホンシステム1は、図1に示すように、4台の親機10及び2台の子機20を含む。各親機10及び各子機20はそれぞれ機械的及び電気的構成が同じである。子機20は建物の出入口、即ち玄関先や勝手口等に設置され、親機10は同一構内としてその建物の屋内における適宜の場所に設置される。本システム1において、メモリ容量やID情報の取り方、さらに使用上の点から、親機10は4台まで、子機20は2台まで設置可能であるとしている。以下、当該最大数の4台及び2台をそれぞれ設置したものとして説明する。
親機10同士、及び、各親機10と各子機20とは、無線により通信可能に接続されている。したがって、1の親機10は、他の親機10と通話可能な状態となり得ると共に、各子機20とも通話可能な状態となり得る。つまり、インターホンシステム1においては、建物の来訪者と当該建物の屋内に居る者とがそれぞれ子機20及び親機10を介して通話できると共に、建物の屋内に居る者同士がそれぞれ親機10を介していわゆる内線通話をすることができる。
親機10は、図1及び図2に示すように、略円柱状の細長な形状でユーザにより持ち運び可能な本体11と、本体11を支持すると共に本体11の電池を充電する充電台15とを含む。充電台15は高さの低い略円柱状であって、その上面の凹部内に本体11の下端近傍を保持している。本体11の正面には、上から順に、呼出音や通話音を出力するスピーカ12、電源オンのときに点灯するLEDの電源ランプ13、ユーザにより押圧可能な通話/呼出ボタン17(以下、単に「ボタン17」と称す。)、及び、マイク19が設けられている。本体11の裏面には、通常モードと登録モードとを切換る際にユーザにより操作されるスイッチ18が設けられている。ここで、「登録」とは、自己以外の他の機器(子機20及び他の親機10)の識別情報を記憶することをいう。本体11の側面には、スピーカからの通話音の出力音量を調整する音量調整部14a、及び、スピーカからの呼出音の出力音量を調整する音量調整部14bが設けられている。本体11の上部には、他の機器10,20との信号の送受信のためのアンテナ16が設けられている。親機10は、上記のように持ち運び可能な本体11を有することで、所謂ハンズフリーによる通話が可能なものである。
子機20は、図1に示すように、直方体形状であって、その裏面が壁面と対向するようにして壁に固定される。子機20の正面には、上から順に、呼出音や通話音を出力するスピーカ22、電源オンのときに点灯するLEDの電源ランプ23、ユーザにより押圧可能な呼出ボタン27、及び、マイク29が設けられている。さらに子機20の右側面には、親機10に対して自己の識別情報を送信する際にユーザにより押圧される登録ボタン28が設けられている。
図3に示すように、インターホンシステム1においては、4台の中から登録用として任意に選択された1の親機(以下「登録用親機」と称す。)10に他の親機10及び子機20の識別情報が送信され、その情報は当該登録用親機10の登録テーブルに登録される。そして、登録用親機10の登録テーブルに登録された登録情報(全ての親機10の識別情報及び全ての子機20の識別情報を含む情報)は他の親機10に送信され、当該他の親機10それぞれの登録テーブルに記憶される。その結果、上記登録情報は、全ての親機10における共通の情報として共有される。
子機20の識別情報を登録用親機10に登録する際には、先ず子機20の近くに登録用親機10を配置し、子機20の登録ボタン28を押圧する。これにより、子機20の識別情報が登録用親機10に送信され、登録用親機10の登録テーブルに登録される。登録用親機10以外の親機10の識別情報を登録用親機10に登録する際にも、当該親機10同士を近くに配置して行う。なお、その後の処理については後に詳述するものとする。
次に、図4(a),(b)を参照し、親機10及び子機20の電気的構成について説明する。
図4(a)に示すように、親機10は各部の動作を制御する制御部50を有し、制御部50は、電源55、上述したアンテナ16、スピーカ12、マイク19、ボタン17、スイッチ18等と接続されている。図2に示す親機10の本体11正面に設けられたボタン17の内部には、押圧を検知するセンサ17aが内蔵されており、制御部50は当該センサ17aによる検知信号を受信して、ボタン17の押圧及びその押圧時間を検知する。親機10はまた、上記登録テーブルを記憶する登録テーブル記憶部58を有する。
図4(b)に示すように、子機20は各部の動作を制御する制御部80を有し、制御部80は、電源85、上述したアンテナ26、スピーカ22、マイク29、呼出ボタン27、登録ボタン28等と接続されている。
各親機10について、自己の識別情報は、各親機10の制御部50の記憶部及び登録テーブル記憶部58の登録テーブルに記憶されている。また、各子機20について、自己の識別情報は、各子機20の制御部80の記憶部に記憶されている。ただし、親機10において、電源入力時に自己の識別情報がその登録テーブルに記憶されていない場合には、制御部50により、登録テーブルに自己の識別情報を記憶させる処理が行われる。
次いで、図5〜図8を参照し、親機10及び子機20による各処理について説明する。以下に述べる各処理は、親機10の制御部50又は子機20の制御部80による制御に基づいて行われる。
先ず、図5を参照し、親機10による識別情報(ID:Identification Number)登録処理及び識別情報送信処理について説明する。
識別情報登録処理は、任意に選択され且つ登録モードに設定された登録用親機10において行われる。即ち、登録用親機10は、ユーザの操作に応じてスイッチ18により登録モードに切換えられた状態(S1:YES)にある。具体的には、当該登録用親機10が、登録モードにおいて、ボタン17の押圧が検知されず(S2:NO)、他の親機10から識別情報を受信した場合(S3:YES)、当該受信した識別情報を、自己の登録テーブル記憶部58の登録テーブルに登録する(S4)。
S3において、他の親機10から識別情報を受信しない場合は(S3:NO)、S1の処理に戻る。
なお、登録モードにおいて、他の親機10から識別情報を受信することなく、ボタン17の押圧が検知された場合(S2:YES)、その押圧が長押しであるか否かが判断される(S5)。「長押し」とは、ボタンの押圧時間が例えば3秒以上で、比較的長い時間ボタンが押圧され続けることをいう。また、ボタンの押圧時間が例えば3秒未満で、比較的短い時間ボタンが押圧されることを「短押し」という。
ボタン17の押圧が長押しである場合(S5:YES)、自己の登録テーブル記憶部58の登録テーブルの記憶情報を消去する(S6)。一方、ボタン17の押圧が長押しではなく短押しである場合(S5:NO)、自己の登録テーブル記憶部58に記憶された登録テーブルの記憶情報、即ち登録情報を、他の親機10に対して送信する(S7)。S6又はS7の処理の前、登録用親機10の登録テーブルには、自己の識別情報に加え、これまでにS4の処理がなされた他の親機10の識別情報、及び、登録ボタン28の押圧により送信されてきた子機20の識別情報が記憶されている。
なお、S6にて登録テーブルの記憶情報を消去した後、当該親機10の制御部50は、制御部50の記憶部から自己の識別情報を読み出し、これを登録テーブルに記憶させる。S4、S6、又はS7の処理後は、登録モードか否かを判断するS1に戻る。
識別情報送信処理は、任意に選択された登録用親機10以外の親機10において、ユーザの操作に応じてスイッチ18により通常モードに切換えられている状態で(S11:YES)、行われる。具体的には、当該親機10が、通常モードにおいて、ボタン17の押圧が検知され(S12:YES)、そのボタン17の押圧が長押しである場合(S13:YES)、自己の登録テーブルに記憶されている自己の識別情報を、登録用親機10に送信する(S14)。
S12において、ボタン17の押圧が検知されない場合は(S12:NO)、当該処理を繰り返す。
S13において、ボタン17の押圧が長押しではなく短押しである場合は(S13:NO)、当該親機10は、宛先を指定しない広域送信によって、自己の識別情報を含む呼出コマンドを送信する(S15)。呼出コマンドを受信した他の親機10は、呼出コマンドに含まれる送信元の識別情報を自己の登録テーブルに有している場合、スピーカ12から呼出音を出力する。当該呼出音が出力された親機10において、ユーザによるボタン17の押圧が検知されると、呼出コマンドを送信した親機10と通話可能な状態となる。そして通話中に、通話可能状態となっている親機10のいずれかにおいてボタン17の押圧が検知されると、通話可能状態が終了する。
次に、図5及び図6を参照し、登録用親機10以外の親機10による書換処理について説明する。
図5のS7において登録用親機10から登録情報が送信されたとする。他の親機10は、当該登録情報を受信すると(図6、S31:YES)、その登録情報に自己の識別情報が含まれているか否かを判断する(S32)。受信した登録情報に自己の識別情報が含まれている場合(S32:YES)、自己の登録テーブル記憶部58の登録テーブルの記憶情報を、受信した登録情報に書き換える(S33)。受信した登録情報に自己の識別情報が含まれていない場合(S32:NO)、上記書換S33を行うことなく、処理を終了する。
すなわち、任意に選択され且つ登録モードに設定された登録用親機10は、図5のフローに従い、新たな親機10の識別情報を入手してこれを自己の登録テーブルに追加・記録する(図5、S3:YES及びS4)と共に、当該登録用親機10のボタン17の短押しにより、新たな識別情報が追加された登録情報を他の親機10に送信する(S5:NO及びS7)。他の親機10において、受信可能な範囲に設置されており且つ送信されてきた登録情報に自身の識別情報が含まれている親機10は、自己の登録テーブルの記憶情報を書き換える(図6参照)。当該書換処理S33を行う親機10には、上記新たに自己の識別情報を追加した又は追加しようとした親機10も当然含まれる。このようにして、登録情報は全ての親機10において共有される。
子機20の識別情報の親機10への登録の際には、上述したとおり、子機20の近くに登録用親機10を配置し、子機20の登録ボタン28の押圧により、子機20の識別情報が登録用親機10に送信されて登録用親機10の登録テーブルに登録される。新たに子機20が追加・増設される場合も同様である。子機20の識別情報は、登録された親機10の登録テーブルの一部として含まれる。そして図5及び図6のフローに従い、登録モードにある登録用親機10のボタン17の短押しにより、子機の識別情報を含む登録情報は全ての親機10において共有される。なお、このような登録情報の共有は親機10間のみで行われ、子機20には及ばない。つまり、子機20は登録情報を記憶しない。
登録用親機は、複数の親機10のうちから任意に選択されるものであり、特定のものに限定されない。任意に選択された登録用親機10が、追加・増設された子機20及び/又は親機10の識別情報を入手する。そして上述した情報共有化のための各操作及び制御部50による制御により、親機10間で登録情報を共有することができる。このような登録情報の共有化により、次のような通話が可能となる。以下、子機20が親機10を呼び出して通話を行うまでの処理と、親機10が別の親機10を呼び出して通話を行うまでの処理とについて、順に説明する。
(子機20が親機10を呼び出して通話を行うまでの処理)
上述した情報共有化のための各操作及び制御部50による制御により、4台の親機20の全てにおいて、2台の子機20及び4台の親機10の識別情報を含む登録情報が共有されている場合において、任意の子機(以下「呼出元子機」と称す)20の呼出ボタン27が押圧されると、呼出元子機20は、宛先を指定しない広域送信によって、自己の識別情報を含む呼出コマンドを送信する。呼出コマンドを受信した親機10のうち、呼出コマンドに含まれる呼出元子機20の識別情報を登録テーブルに有しているものは、呼出音を出力する。この場合、上記のように登録情報が4台の親機10において共有されており、各親機10は呼出元子機20の識別情報を登録テーブルに有しているため、全ての親機10が呼出音を出力する。
4台の親機10のうち任意の1台(以下「被呼出親機」と称す)においてボタン17が短押しされると、被呼出親機10は自己の識別情報を含む通話開始コマンドを呼出元子機20に対して送信し、通話開始コマンドを受信した呼出元子機20は応答コマンドを被呼出親機10に送信する。応答コマンドを受信した被呼出親機10は承認コマンドを呼出元子機20に送信し、承認コマンドを受信した呼出元子機20は、宛先を指定しない広域送信によって、自己の識別情報を含む呼出キャンセルコマンドを送信する。呼出キャンセルコマンドを受信した残りの3台の被呼出親機10は、呼出音の出力を停止する。その後、呼出元子機20はチャンネル変更を行って通話可能な状態となる。承認コマンドを送信した被呼出親機10は、呼出元子機20からの呼出キャンセルコマンドを受信すると、チャンネル変更を行い、通話可能な状態となる。
(親機10が別の親機10を呼び出して通話を行うまでの処理)
上述した情報共有化のための各操作及び制御部50による制御により、4台の親機20の全てにおいて、2台の子機20及び4台の親機10の識別情報を含む登録情報が共有されている場合において、任意の親機(以下「呼出元親機」と称す)10のボタン17が押圧されると、呼出元親機10は、宛先を指定しない広域送信によって、自己の識別情報を含む呼出コマンドを送信する。呼出コマンドを受信した他の親機10のうち、呼出コマンドに含まれる呼出元親機10の識別情報を登録テーブルに有しているものは、呼出音を出力する。この場合、上記のように登録情報が4台の親機10において共有されており、各親機10は呼出元親機10の識別情報を登録テーブルに有しているため、残り3台の親機10は共に呼出音を出力する。
呼出元親機10以外の3台の親機10のうち任意の1台(以下「被呼出親機」と称す)においてボタン17が短押しされると、当該被呼出親機10は自己の識別情報を含む通話開始コマンドを呼出元親機10に対して送信し、通話開始コマンドを受信した呼出元親機10は応答コマンドを被呼出親機10に送信する。応答コマンドを受信した被呼出親機10は承認コマンドを呼出元親機10に送信し、承認コマンドを受信した呼出元親機10は、宛先を指定しない広域送信によって、自己の識別情報を含む呼出キャンセルコマンドを送信する。呼出キャンセルコマンドを受信した残りの2台の親機(呼出親機でも被呼出親機でもない親機)10は、呼出音の出力を停止する。その後、呼出元親機10はチャンネルの変更を行って通話可能な状態となる。承認コマンドを送信した被呼出親機10は、呼出元親機10からの呼出キャンセルコマンドを受信すると、チャンネル変更を行い、通話可能な状態となる。
上記のように親機10全てにおいて登録情報が共有されるだけでなく、以下のように各操作や制御部50による制御を工夫することによって、二世帯住宅等において、ある子機(全体呼出用子機)20では全ての親機10を呼び出し、別の子機(特定親機呼出用子機)20では特定の親機10のみを呼び出すといった、呼出分けを行えるようにしてもよい。例えば、先ず、全ての親機10及び全体呼出用子機20の識別情報を登録用親機に登録し、上述した情報共有化のための各操作及び制御部50による制御により、当該識別情報を含む登録情報を、全親機10において共有させる。特定親機呼出用子機20については、当該子機により呼出を行いたい特定の親機10に対してのみ、識別情報の登録を行う。そしてこのまま情報共有化のための各操作および制御部50による制御が行われずに機器10,20が使用されれば、全体呼出用子機20は全ての親機10を呼び出し、特定親機呼出用子機20は特定の親機10のみを呼び出すという構成が実現され、二世帯住宅のような場面での柔軟な運用が可能となる。
次に、図7及び図8を参照し、親機10と子機20との間で行われる呼出・応答処理について説明する。
先ず、図7に示すように、子機20は、ボタン27の押圧が検知されると(S41:YES)、全ての親機10に対して前述した広域送信の呼出コマンド(自己の識別情報を含む)を送信する(S42)。呼出コマンドを受信した各親機10は(S51:YES)、呼出コマンドに含まれる送信元の子機20の識別情報を自己の登録テーブルに有している場合、スピーカ12から呼出音を出力する(S52)。その後、いずれかの親機10においてボタン17の押圧が検知されると(S53:YES)、当該親機10は子機20に自己の識別情報を含む通話開始コマンドを送信する(S54)。
子機20は、S42にて呼出コマンドを送信した後、いずれかの親機10から通話開始コマンドを受信するまで待機状態となり、通話開始コマンドを受信すると(S43:YES)、応答コマンドを当該親機10に対して送信する(S44)。
親機10は、S54にて通話開始コマンドを送信した後、子機20から応答コマンドを受信するまで待機状態となり、応答コマンドを受信すると(S55:YES)、図8に示すように、承認コマンドを子機20に対して送信する(S56)。
子機20は、S44にて応答コマンドを送信した後、図8に示すように、親機10から承認コマンドを受信したか否かを判断し(S45)、承認コマンドを受信した場合(S45:YES)、全ての親機10に対して呼出キャンセル信号を送信し(S46)、そして当該親機10と通話可能な状態に切換えるようチャンネル変更を行い(S47)、呼出処理を終了する。
一方、電波状況の不良その他の事情により、承認コマンドが受信されない場合は(S45:NO)、S44の応答コマンド送信から所定時間(例えば0.01秒)が経過したか否かを判断し(S48)、所定時間が経過した場合は(S48:YES)、応答コマンドを再送信する(S49)。所定時間が経過していない場合(S48:NO)及びS49の後は、S45の処理に戻る。
子機20がS46で送信した呼出キャンセル信号を受信した他の親機(即ち、承認コマンドの送信等を行っていない親機)10は、スピーカ12を介した呼出音の出力を終了する。
親機10は、S56にて承認コマンドを送信した後、子機20から呼出キャンセル信号を受信した場合(S57:YES)、当該子機20と通話可能な状態に切換えるよう、チャンネル変更を行い(S59)、応答処理を終了する。子機20から呼出キャンセル信号を受信しない場合は(S57:NO)、S56の承認コマンド送信から所定時間(例えば1秒)が経過したか否かを判断し(S58)、所定時間が経過した場合(S58:YES)、上記チャンネル変更を行い(S59)、応答処理を終了する。
一方、所定時間が経過していない場合(S58:NO)、図7のS55に戻り、再度応答コマンドの受信の有無を判断する。そして再送されてきた応答コマンドを受信すると(S55:YES)、再び承認コマンドを送信する(図8のS56)。
なお、図7及び図8に係る上記の説明においては、子機20を呼出装置、親機10を被呼出装置としているが、1の親機10を呼出装置、当該呼出装置以外の親機10を被呼出装置として、親機10間において上述した呼出・応答処理を行うこともできる。
また、上記の説明では、説明の都合上、親機10を登録用親機と他の親機とに区別しているが、これら親機10は、共通の情報として全ての親機10の識別情報等が記憶される登録テーブルを記憶する登録テーブル記憶部58を有すると共に、上述した全ての処理を同様に行うように構成されており、4台のうちいずれの親機10でも登録用親機として用いることができる。
以上に述べたように、本実施形態に係る親機10によると、主及び副という関係を作らず、識別情報を全ての親機10において共有化したことで、以下のようなコスト面及び作業面において有利な効果が得られる。即ち、1の親機(登録用親機)10に故障等のトラブルが発生した場合でも、残りの親機10に情報が共有されているため、新たに子機20や親機10を追加・増設しようとするとき、既存の残りの親機10を用いて情報登録・共有作業を行うだけで、当該追加・増設を行うことができる。
各親機10は、登録情報が記憶される登録テーブルを記憶する登録テーブル記憶部58を有すると共に、自己の登録テーブルに記憶された自己の識別情報を他の親機10に送信する処理(図5のS14)、他の親機10の処理S14により送信された識別情報を受信すると共にこれを自己の登録テーブルに記憶する処理(S4)、自己の登録テーブルに記憶された自己の識別情報及び他の親機10の識別情報を他の親機10に送信する処理(S7)、並びに、自己の登録テーブルに記憶された情報を他の親機10の処理S7により送信された情報に書き換える処理(図6のS33)を行うよう構成されている。このような記憶部58や各処理により、共通情報の記憶を適切且つ効果的に行うことができる。
親機10は、所定操作に応じて通常モードと登録モードとを切換え可能なスイッチ18と、押圧可能なボタン17と、ボタン17に対する押圧及びその押圧時間を検知するセンサ17aと、を有する。そして、スイッチ18によって通常モードに切換えられた状態において、センサ17aがボタン17の押圧を検知し且つその押圧が長押しである場合に(図5のS13:YES)、自己の登録テーブルに記憶されている自己の識別情報を登録用親機10に送信し(図5のS14)、また、スイッチ18によって登録モードに切換えられた状態において、センサ17aがボタン17の押圧を検知しない場合に(S2:NO)、他の親機10から送信されてきた識別情報の受信及びこれの登録テーブルへの記憶を行う(S4)。また、スイッチ18によって登録モードに切換えられた状態において、センサ17aがボタン17の押圧を検知し且つその押圧が短押しである場合に(S5:NO)、自己の登録テーブルの記憶情報を他の親機10に対して送信する(S7)。このように、スイッチ18及びボタン17の単純な操作により、共通情報の記憶に係る作業を容易に行うことができる。
親機10は、スイッチ18によって通常モードに切換えられた状態において、センサ17aがボタン17の押圧を検知し且つその押圧が短押しである場合に(図5のS13:NO)、他の親機10に対して呼出コマンドを送信し(S15)、また、スイッチ18によって通常モードに切換えられた状態において、呼出コマンドに応じた動作が行われている際に、センサ17aがボタン17の押圧を検知した場合に、当該呼出コマンドを送信した他の親機10と通話可能な状態とする。そして、通話中に、センサ17aがボタン17の押圧を検知した場合、当該通話可能な状態を終了する。さらに、スイッチ18によって登録モードに切換えられた状態において、センサ17aがボタン17の押圧を検知し且つその押圧が長押しである場合に(S5:YES)、自己の登録テーブルに記憶された情報を消去する(S6)。このように、スイッチ18及びボタン17の単純な操作により、共通情報の記憶に係る作業以外のその他様々な作業を行うことができ、操作性により優れたものとなる。
親機10は、その電源入力時に自己の登録テーブルに自己の識別情報が記憶されていない場合、及び、登録テーブルの情報消去後(図5のS6の後)に、制御部50により、登録テーブルに自己の識別情報を記憶させるように構成されている。このように自動的に自己の識別情報が記憶されることで、自己の識別情報の送信エラー等を防止することができる。
各親機10は、子機20及び他の親機10と無線により通信可能に接続されているため、有線接続の場合に必要となる配線作業が不要であり、設置が容易である。
また、インターホンシステムにおいて、例えば被呼出装置としての親機10が承認コマンドの最初の送信の後(図8のS56の後)直ちに呼出装置としての子機20と通話可能な状態に切換える構成では、送信された承認コマンドが電波状況の不良その他の事情により子機20に到達しない場合、子機20は当該親機10と通話可能な状態に切換えられないため、子機20と親機10との間の通話が適切に行われないという問題が生ずる。具体的には、被呼出装置としての親機10が承認コマンドの送信の後直ちにチャンネルを変更した場合、その後呼出装置としての子機20が応答コマンドを再送信(S49)したとしても、当該親機10はチャンネル変更により通話可能状態となっているため、再送信された応答コマンドを受信することができず、当該応答コマンドに対する承認コマンドの再送信は行われない。そのため、被呼出装置としての親機10はチャンネル変更により通話可能状態となっているのにも関わらず、呼出装置としての子機20は承認コマンド未受信のためにチャンネル変更されず通話可能状態とならないという状況に至る。これに対し、本実施形態のインターホンシステム1では、被呼出装置としての親機10が承認コマンドの送信の後(S56の後)所定時間を経た後呼出装置としての子機20と通話可能な状態に切換えること(S58:YES、及びS59)及び呼出装置としての子機20が応答コマンドを再送信すること(S49)により、上記問題を軽減することができる。
呼出装置としての子機20による応答コマンドの再送信は、最初の応答コマンドの送信後(図7のS44)、所定時間毎に、承認コマンドを受信するまで行われる(図8のS45:NO、S48:YES、及びS49)。このように呼出装置としての子機20が承認コマンドを受信するまで応答コマンドを再送信し続けることにより、上記問題をより効果的に軽減することができる。
呼出装置としての子機20は、承認コマンドの受信に応じて(図8のS45:YES)、承認コマンドを送信した被呼出装置としての親機10及びこれ以外の被呼出装置としての他の親機10に対して呼出キャンセル信号を送信する(S46)。当該他の親機10は、呼出キャンセル信号を受信すると、呼出コマンドに応じた動作を終了する。一方、承認コマンドを送信した被呼出装置としての親機10は、承認コマンドの送信の後(S56の後)所定時間を経る前に呼出キャンセル信号を受信すると(S57:YES)、所定時間経過前であっても、呼出装置としての子機20と通話可能な状態に切換える(S59)。これにより、処理の迅速性を確保しつつ、上記問題を軽減することができる。
なお、1の親機10を呼出装置、当該呼出装置以外の親機10を被呼出装置として、図7及び図8に係る呼出・応答処理を親機10間において行う場合にも、本実施形態のインターホンシステム1による効果、即ち、呼出装置・被呼出装置間の通話が適切に行われない問題を軽減するという効果が得られる。
以上、本発明の好適な実施の形態及び変形例について説明したが、本発明は上述の実施形態及び変形例に限られるものではなく、特許請求の範囲に記載した限りにおいて様々な設計変更が可能なものである。
例えば、上述の実施形態に係るインターホンシステム1は、図1に示すように、4台の親機10及び2台の子機20を含むが、本発明に係るインターホンシステムは、親機10及び子機20を少なくとも1台ずつ含むものであればよく、その台数は制限されるものではない。例えば、親機10及び子機20を1台ずつ用いることで、建物の来訪者と当該建物の屋内に居る者との通話が可能となる。
或いは、子機20を使用せず、子機20と接続されていない2台以上の親機10を用いることで、インターホンシステム1は構成されなくとも、内線通話のみが可能となる。
親機10及び子機20の外観構成、電気的構成、制御部50,80による各処理は様々に変更可能である。例えばボタン17,27やスイッチ18,28の形態や位置を変更したり、これらを省略したりしてよい。
親機10同士、及び、各親機10と各子機20とは、無線接続ではなく、有線接続されてもよい。
本発明の一実施形態に係るインターホン装置としての親機並びに親機及び子機を含むインターホンシステムを示す概略図である。 親機を示す斜視図である。 インターホンシステムにおける識別情報の送受信及び登録情報の共有の手順を示す説明図である。 (a)は、親機の電気的構成を示すブロック図である。(b)は、子機の電気的構成を示すブロック図である。 親機による識別情報登録処理及び識別情報送信処理を示すフローチャートである。 親機による書換処理を示すフローチャートである。 子機による呼出処理及び親機による応答処理の前半部分を示すフローチャートである。 子機による呼出処理及び親機による応答処理の後半部分を示すフローチャートである。
符号の説明
1 インターホンシステム
10 親機(インターホン装置)
17 通話/呼出ボタン(押圧部)
17a センサ(押圧検知部)
18 スイッチ(切換部)
20 子機
50 制御部(情報共有手段,切換部,第1送信手段,受信手段,第2送信手段,書換手段,押圧検知部,子機情報共有手段,通話開始コマンド送信手段,承認コマンド送信手段,第1切換手段)
58 登録テーブル記憶部(記憶部,情報共有手段,子機情報共有手段)
80 制御部(再送信手段,第2切換手段,呼出キャンセル信号送信手段)

Claims (10)

  1. 建物内に設置された他のインターホン装置と通信可能に接続され得るものであって、
    自己の識別情報及び前記他のインターホン装置の識別情報を、全てのインターホン装置における共通の情報として共有する情報共有手段を備えていることを特徴とするインターホン装置。
  2. 前記情報共有手段が、
    情報を記憶する記憶部と、
    前記記憶部に記憶された自己の識別情報を前記他のインターホン装置に送信する第1送信手段と、
    前記他のインターホン装置の前記第1送信手段により送信された当該装置の識別情報を受信すると共に前記記憶部に記憶する受信手段と、
    前記記憶部に記憶された自己の識別情報及び前記他のインターホン装置の識別情報を前記他のインターホン装置に送信する第2送信手段と、
    前記記憶部に記憶された情報を、前記他のインターホン装置の前記第2送信手段により送信された情報に書き換える書換手段と、
    を有することを特徴とする請求項1に記載のインターホン装置。
  3. 所定操作に応じて通常モードと登録モードとを切換え可能な切換部と、
    押圧可能な押圧部と、
    前記押圧部に対する押圧及びその押圧時間を検知する押圧検知部と、
    を備え、
    前記切換部によって前記通常モードに切換えられた状態において、前記押圧検知部が押圧を検知し且つその検知された押圧時間が第1所定時間より長い第2所定時間以上である場合に、前記第1送信手段による送信を行い、
    前記切換部によって前記登録モードに切換えられた状態において、前記押圧検知部が押圧を検知しない場合に、前記受信手段による受信及び記憶を行い、
    前記切換部によって前記登録モードに切換えられた状態において、前記押圧検知部が押圧を検知し且つその検知された押圧時間が前記第1所定時間以上前記第2所定時間未満の場合に、前記第2送信手段による送信を行うことを特徴とする請求項2に記載のインターホン装置。
  4. 前記切換部によって前記通常モードに切換えられた状態において、前記押圧検知部が押圧を検知し且つその検知された押圧時間が前記第1所定時間以上前記第2所定時間未満の場合に、前記他のインターホン装置に対して呼出コマンドを送信し、
    前記切換部によって前記通常モードに切換えられた状態において、前記呼出コマンドに応じた動作が行われている際に、前記押圧検知部が押圧を検知した場合に、当該呼出コマンドを送信した他のインターホン装置と通話可能な状態とし、
    前記通話中に、前記押圧検知部が押圧を検知した場合に、当該通話可能な状態を終了し、
    前記切換部によって前記登録モードに切換えられた状態において、前記押圧検知部が押圧を検知し且つその検知された押圧時間が前記第2所定時間以上である場合に、前記記憶部に記憶された情報を消去することを特徴とする請求項3に記載のインターホン装置。
  5. 装置の電源入力時に当該装置の記憶部に自己の識別情報が記憶されていない場合、及び、前記記憶部の情報消去後に、当該識別情報を前記記憶部に記憶させる自己識別情報記憶手段を備えていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載のインターホン装置。
  6. 建物の出入口に設置された1又は複数の子機と通信可能に接続されたものであって、
    前記子機の識別情報を前記共通の情報として共有する子機情報共有手段をさらに備えていることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載のインターホン装置。
  7. 前記子機及び前記他のインターホン装置と無線により通信可能に接続されることを特徴とする請求項6に記載のインターホン装置。
  8. 請求項6又は7に記載の1又は複数のインターホン装置、及び、当該インターホン装置のそれぞれに接続された1又は複数の前記子機を備え、
    前記子機又は1の前記インターホン装置を呼出装置、前記呼出装置以外の前記インターホン装置を被呼出装置とするとき、
    前記被呼出装置が、前記呼出装置からの呼出コマンドの受信に応じて当該呼出装置に通話開始コマンドを送信する通話開始コマンド送信手段と、前記通話開始コマンドを受信した呼出装置から送信された応答コマンドの受信に応じて承認コマンドを送信する承認コマンド送信手段と、前記承認コマンド送信手段による承認コマンドの最初の送信の後第3所定時間を経た後当該呼出装置と通話可能な状態に切換える第1切換手段と、を有し、
    前記呼出装置が、前記応答コマンドの送信後第4所定時間以内に前記承認コマンドを受信しない場合に前記応答コマンドを再送信する再送信手段と、前記被呼出装置からの前記承認コマンドの受信に応じて当該被呼出装置と通話可能な状態に切換える第2切換手段と、を有することを特徴とするインターホンシステム。
  9. 前記再送信手段が、前記応答コマンドの送信後第4所定時間毎に、前記承認コマンドを受信するまで、前記応答コマンドを再送信することを特徴とする請求項8に記載のインターホンシステム。
  10. 前記呼出装置が、前記承認コマンドの受信に応じて、当該承認コマンドを送信した被呼出装置及びこれ以外の他の被呼出装置に対して呼出キャンセル信号を送信する呼出キャンセル信号送信手段をさらに備え、
    前記他の被呼出装置は、前記呼出キャンセル信号を受信すると、前記呼出コマンドに応じた動作を終了し、
    前記承認コマンドを送信した被呼出装置は、前記承認コマンドの送信の後第3所定時間を経る前に前記呼出キャンセル信号を受信すると、前記第1切換手段による切換えの前に、当該呼出装置と通話可能な状態に切換えることを特徴とする請求項8又は9に記載のインターホンシステム。
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