JP2010060593A - 現像カートリッジ及び電子写真画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】現像カートリッジの装置本体への着脱時の操作性を向上させるとともに、現像カートリッジの装置本体への着脱時に現像ローラへユーザーが極力触れないようにすること。
【解決手段】
現像カートリッジ5を着脱可能で記録媒体に画像を形成する電子写真画像形成装置100において、複数の現像カートリッジ5を保持する回転可能なロータリー1と、現像カートリッジ5をロータリー1の径方向に着脱するための開口部30をロータリー1の中心より上側に具備し、現像カートリッジ5は、少なくとも感光体ドラム2aに形成された潜像を現像するための現像ローラ51と、現像カートリッジ5を把持する把手部54を具備し、現像カートリッジ5が装置内でロータリー1に対して着脱を行うことができる着脱位置において、現像ローラ51の中心が、ロータリー1の中心より下側に配設され、把手部54はロータリー1の中心より上側に配設されることを特徴とする。
【選択図】図8

Description

本発明は、ロータリー式の電子写真画像形成装置、及び、このような電子写真画像形成装置に着脱自在に搭載される現像カートリッジに関するものである。
近年、カラー電子写真画像形成装置の一層の小型化が必要とされている。そこで、複数の現像カートリッジを搭載可能なロータリーを備えた、所謂、ロータリー式のカラー電子写真画像形成装置が提案されている。
回転可能なロータリーに4色の現像カートリッジを着脱可能に収納しているカラー画像形成装置において、現像カートリッジの着脱は、特許文献1、2に示すような、装置本体上面のカバーを開き、上方より着脱を行うような構成が知られている。また、このときの現像ローラ表面の一部は、保護部材がなく、現像カートリッジの外観に露出した状態となっている。
特許第3203242号(図3) 特許第3809412号(図22)
しかしながら、上記従来例では、露出した現像ローラに対してユーザーが触れ、現像剤がユーザーの手に付く可能性が生じてくる。ユーザーの手を汚したり、また、現像ローラに触れないよう意識させることで操作性を悪化させる原因にもつながる。
そこで、本発明の目的は、現像カートリッジの装置本体への着脱時の操作性を向上させるとともに、現像カートリッジの装置本体への着脱時に現像ローラへユーザーが極力触れないようにすることである。
上記目的を達成するための、本発明の代表的な構成は、
現像カートリッジを着脱可能で記録媒体に画像を形成する電子写真画像形成装置において、
複数の現像カートリッジを保持する回転可能なロータリーと、
現像カートリッジを前記ロータリーの径方向に着脱するための開口部を前記ロータリーの中心より上側に具備し、
前記現像カートリッジは、
少なくとも像担持体に形成された潜像を現像するための現像剤担持体と、
前記現像カートリッジを把持する把手部を具備し、
前記現像カートリッジが装置内で前記ロータリーに対して着脱を行うことができる着脱位置において、前記現像剤担持体の中心が、前記ロータリーの中心より下側に配設され、前記把手部は前記ロータリーの中心より上側に配設されることを特徴とする電子写真画像形成装置。
以上の構成により、現像カートリッジの装置本体への着脱時の操作性を向上させるとともに、現像カートリッジの装置本体への着脱時に現像ローラへユーザーが極力触れないようにすることができる。
本実施形態の電子写真画像形成装置とは、電子写真画像形成プロセスを用いて転写材やシート等の記録媒体に画像を形成するものである。例えば、電子写真複写機、電子写真プリンター(LEDプリンター、レーザービームプリンターなど)、電子写真ファクシミリ装置、及び、電子写真ワードプロセッサーなどが含まれる。
また、現像カートリッジとは、現像剤担持体(例えば現像ローラ)及び、トナーを収納するトナー収納部を一体的にカートリッジ化し、電子写真画像形成装置本体に対して着脱可能にしたものである。現像剤担持体は電子写真感光体などのような像担持体に形成された静電潜像を現像するためのものである。
以下に、本発明に係るカラー電子写真画像形成装置の実施形態について図面により詳しく説明する。
(カラー電子写真画像形成装置の全体構成)
最初に、このカラー電子写真画像形成装置の画像形成動作について説明する。
本発明の実施形態に係るカラー電子写真画像形成装置(以下、画像形成装置と言う)は、4色フルカラーのレーザービームプリンターである。図1(a)は、イエロー現像カートリッジ5aが現像動作中の概略構成を示す断面図である。図1(b)は、ブラック現像カートリッジ5dが現像動作中の概略構成を示す断面図である。
図1(a)に示すように、画像形成装置100は、感光体ドラム2aを有する。感光体ドラム2aの周囲には、感光体ドラム2aを一様に帯電するための帯電手段2b(本実施形態では帯電ローラを採用している)と、感光体ドラム2a上にレーザー光を照射して潜像を形成するための露光手段15を有する。
また、画像形成装置100は、感光体ドラム2a上に形成された潜像を対応する色のトナーで現像して顕像化する複数の現像カートリッジ5を有する。具体的に複数の現像カートリッジ5とは、イエロー現像カートリッジ5a、マゼンタ現像カートリッジ5b、シアン現像カートリッジ5c、ブラック現像カートリッジ5dとを有する。また、感光体ドラム2a上の残留トナーを除去するクリーニング手段2cが配置されている。
本実施形態では、感光体ドラム2aと帯電手段2bとクリーニング手段2cが、一体に構成され、かつ、画像形成装置100に対して着脱可能なドラムカートリッジ2を採用している。感光体ドラム2aと帯電手段2bとクリーニング手段2cは、各々が独立した構成でも良いし、一体化された構成でも良い。
ロータリー1は、ドラム状の保持部材で回転可能に構成され、イエロー現像カートリッジ5a、マゼンタ現像カートリッジ5b、シアン現像カートリッジ5c、ブラック現像カートリッジ5dを等間隔に保持している。ロータリー1が各現像カートリッジ5a〜5dを保持する構成は全て同様である。よって、本実施形態でのロータリー1が現像カートリッジを保持する構成の説明は、イエロー現像カートリッジ5aを例示して行うこととする。
イエロー現像カートリッジ5aはロータリー1に装着され、イエロー現像カートリッジ5aに設けられた被係止部61caが、ロータリー1に設けられた現像カートリッジ係止部材19aと係合する。これにより、ロータリー1からの飛び出しが抑制されている。
現像カートリッジ係止部材19aはバネ(不図示)によりイエロー現像カートリッジ5aと係合する方向(矢印D方向)に付勢されている。マゼンタ現像カートリッジ5b、シアン現像カートリッジ5c、ブラック現像カートリッジ5dには、それぞれ被係止部61cb、61cc、61cdが設けられている。それぞれロータリー1に設けられた現像カートリッジ係止部材19b、19c、19dと係合することにより、ロータリー1からの飛び出しが抑制されている。
ロータリー1は、現像カートリッジ5a〜5dを保持した状態で、本体フレームに対して回転自在に取り付けられている。本実施形態では、現像カートリッジ5a〜5dは、ロータリー1に対してロータリー1の径方向に着脱可能としている。
まず、感光体ドラム2aを、中間転写ベルト3の回転方向である図1矢印C方向と同期させて、図1矢印A方向に回転させる。そして、この感光体ドラム2aの表面を帯電手段2bによって均一に帯電するとともに、露光手段15によってイエロー画像の光照射を行い、感光体ドラム2a上にイエローの静電潜像を形成する。
この静電潜像の形成と同時に、ロータリー1は、ロータリー回転軸1aを中心にして、画像形成装置100に設けられた駆動伝達機構により図1矢印B方向に回転する。これによって、ロータリー1は回転して、イエローの現像カートリッジ5aを、感光体ドラム2aと対向する現像位置に配置する(図1(a))。
そして、感光体ドラム2aに形成された潜像にイエロー現像剤が付着するように、感光体ドラム2aの帯電極性と同極性の電圧を現像ローラ51aに印加する。これによって、感光体ドラム2aに形成された潜像にイエロー現像剤を付着させて現像する。即ち、感光体ドラム2aにイエロー現像剤像が形成される。
その後、中間転写ベルト3内側に配置された一次転写ローラ4にトナーと逆極性の電圧を印加して、感光体ドラム2a上のイエローのトナー像を中間転写ベルト3上に一次転写する。
上述のようにして、イエロートナー像の一次転写が終了すると、ロータリー1が、画像形成装置100の駆動伝達機構から駆動を受け、図1矢印B方向へ回転移動する。すると、マゼンタ現像カートリッジ5b、シアン現像カートリッジ5c、ブラック現像カートリッジ5dが順次、感光体ドラム2aに対向する現像位置に位置決めされる。イエローの場合と同様にして、マゼンダ、シアン、そしてブラックの各色について、静電潜像の形成、現像、一次転写が順次行われ、中間転写ベルト3上に4色のトナー像を重ね合わせる。
この間、二次転写ローラ6は、図1(a)に示すように、中間転写ベルト3とは非接触状態にある。また、この時、中間転写ベルト3のクリーニングユニット10も中間転写ベルト3とは非接触状態に位置する。
一方、トナー像が被転写体であるシートSは、画像形成装置100下部に設けられた給送カセット7に積載収納されており、給送ローラ8によって給送カセット7から一枚ずつ分離給送され、レジストローラ対9に給送する。レジストローラ対9は、給送されたシートSを中間転写ベルト3と二次転写ローラ6の間に送り出す。ここで、二次転写ローラ6が、図1(b)に示すように、中間転写ベルト3に圧接された状態になる。
更に、二次転写ローラ6には、トナーと逆極性の電圧が印加されており、前述の中間転写ベルト3上に重ね合わせた4色のトナー像は一括して、搬送されてきたシートSの表面に二次転写されていく。
トナー像が転写されたシートSは、定着器11に送られる。定着器11においては、上記シートSが熱圧され、そのトナー像がシートS上に定着される。これにより、シートS上には画像が形成されることになり、このシートSは、定着器11から装置外部の上カバー12の排出部へ排出される。
(現像カートリッジの構成)
イエロー現像カートリッジ5a、マゼンタ現像カートリッジ5b、シアン現像カートリッジ5c、ブラック現像カートリッジ5dの構成は全て同様である。よって、本実施形態での各現像カートリッジ5a〜5dの構成の説明は、現像カートリッジ5として行う。現像カートリッジ5について図2、図3、図4を用いて説明する。
図2(a)は、本実施形態における現像カートリッジ5のトナーシール引き前の断面図である。図2(b)は、本実施形態における現像カートリッジ5のトナーシール引き後の断面図である。図3は、本実施形態における現像カートリッジ5の概略斜視図である。図4は、現像カートリッジにおける把手部の分解斜視図である。
現像カートリッジ5の現像枠体55は、トナー収容室56と現像ローラ51(現像剤担持体)やトナー供給ローラ52(現像剤供給ローラ)を有する現像室57に分離され、両者はトナー供給開口58により上下に分けられている。
現像カートリッジ5がユーザーの手元に届くまでの未使用状態においては、図2(a)に示すように、トナー供給開口58には、トナー収容室56と現像室57を分離するための、フィルム状のトナーシール70が固定されている。固定方法は熱溶着などの方法による。使用前に、トナーシール70を取り除くことで、トナー収容室56内のトナー80は、感光体ドラムと対向する現像位置において、図2(b)に示すように、現像室57に自由落下する。
現像室57内のトナーは、トナー供給ローラ52に供給される。さらに、トナー供給ローラ52は矢印E方向に回転することで、現像ローラ51にトナーを供給する。現像ローラ51は、弾性ゴムローラで構成され、矢印F方向に回転する。現像ローラ51上のトナーは、現像ブレード53(現像剤層厚規制部材)によって一定の厚みに規制され、現像位置で、感光体ドラム2aに対して現像される。
現像後に、現像ローラ51上に残されたトナーは、トナー供給ローラ52によって除去される。その後、再びトナー供給ローラ52によって、現像ローラ51にトナーが供給される。
また、現像位置では、安定的に現像ローラ51を感光体ドラム2aに当接させるため、ロータリー1ごと感光体ドラム2a方向に付勢させている。これによって、図1(a)に示すように、イエロー現像カートリッジ5aの現像ローラ51aが感光体ドラム2aに所定の加圧力で当接する状態となる。
このとき、現像カートリッジ5を保持しているロータリー1は、ロータリー駆動軸20(図1参照)を中心として揺動可能であり、加圧手段(不図示)によって、感光体ドラム2aの方向にロータリーごと加圧され、現像ローラ51aが感光体ドラム2aに当接する。
(画像形成装置本体に対する現像カートリッジの着脱方法)
次に、この画像形成装置100に対するイエロー現像カートリッジ5aの着脱操作について、図5、図6、図7を用いて説明する。
図5は、現像動作中以外における現像カートリッジの待機状態を示した画像形成装置本体の断面図である。図6は、イエロー現像カートリッジ5aを着脱するときの着脱位置を示した画像形成装置本体の断面図である。図7は、イエロー現像カートリッジ5aを装着した後の着脱位置を示した画像形成装置本体の断面図である。
本実施形態でのイエロー現像カートリッジ5a、マゼンタ現像カートリッジ5b、シアン現像カートリッジ5c、ブラック現像カートリッジ5dの構成を説明するにあたり、イエロー現像カートリッジ5aを用いて行う。
ロータリー1は、現像動作中以外は、感光体ドラム2aに対して現像ローラ51aが離れる位相まで、ロータリー回転軸1aを中心に回転させた位置で待機する。本実施形態では、図5に示すように、ブラック現像カートリッジ5dが、現像位置からロータリー回転方向に対して、45°上流の位置を待機状態としている。待機状態への移動は、ジョブ終了後に、駆動伝達機構によって、自動的に行われる。
また、現像カートリッジを交換する場合の説明をする。現像カートリッジ5a〜5dを着脱する際には、図6に示すように、着脱カバー13を開くことでユーザーが現像カートリッジ5a〜5dにアクセス可能となる。
イエロー現像カートリッジ5aの着脱は、上述した待機状態で行われる。その他の、マゼンタ現像カートリッジ5b、シアン現像カートリッジ5c、ブラック現像カートリッジ5dも同様に、現像位置からロータリー回転方向に対して、45°上流の位置で着脱可能となる。
着脱カバー13の開放によって、現像カートリッジ係止部材19aが図6矢印H方向に退避して、現像カートリッジの被係止部61caと係合しない位置まで移動する。これにより、着脱位置にあるイエロー現像カートリッジ5aのみ、ロータリー1との係合が解除され、ユーザーがイエロー現像カートリッジ5aの着脱を行うことが可能となる。各現像カートリッジを着脱可能な着脱位置まで移動させる手段としては、装置本体内の駆動伝達機構を用いる。もしくは、ロータリー1を直接手動で移動させることとしてもよい。
ユーザーが着脱カバー13を閉めると、図7に示したように、現像カートリッジ係止部材19aが図1(a)矢印D方向に移動して、現像カートリッジの被係止部61caと係合する位置まで移動する。
次に本発明の実施形態について、図2、図3、図4、図8、図9を用いて説明する。
図8は、イエロー現像カートリッジを着脱する際の断面図である。図9は現像カートリッジを保持するロータリーの概略斜視図である。
まずは、現像カートリッジの把手部54について、図2(a)、図2(b)、図3を用いて説明する。把手部54の位置は、現像カートリッジの長手方向で、ほぼ中央に位置する。把手部54の形状は、図2(a)に示すように、把手部先端側にある上下方向の凸部54a、54bと斜面部54c、54dで構成されている。凸部54a、54bは、1〜10mm程度の段差であり、ユーザーが把持したときの引っ掛かりとなる。また、斜面部54c、54dは、ユーザーが実際に把持する部分である。斜面部54c、54dは、現像カートリッジ5の長手軸線に対して平行な面を有し、長手幅は50〜150mm程度である。また、凸部54a、54bも同様に、長手軸線に対して平行であり、長手幅は50〜150mm程度である。
斜面部54cの上下に存在する空間M、Nはユーザーが指を入れるスペースとなる。本実施形態では、空間Mに人差し指、中指、薬指を、空間Nに親指を入れて、斜面部54c、54dを挟み込むことで把持することを最適としている。
さらに、斜面部54c、54dを、ユーザーが把持したときに、自然と現像カートリッジ5の着脱姿勢に近づく。この着脱姿勢時において、斜面部54c、54dは、図8に示すように、鉛直方向に対して、0°〜30°傾いた状態となる。
把手部54は、別部品として、現像枠体55に固定されている。図2(a)、図4に示すように、現像枠体55の凹部55bに対して接合面54eが固定されている。本実施形態では、超音波溶着で固定しているが、超音波溶着に限定する必要はなく、接着剤、溶剤、両面テープ等でも構わない。
また、把手部54の色であるが、本実施形態では、青系の色に着色している。これは、現像枠体55の黒色に対して目立たせることで、視認性を向上させている。本実施形態では、現像枠体との色を変えるために別部材にしているが、もちろん、色を変えなくても良いし、別部材ではなく、現像枠体55に一体で成形しても構わない。
次に、イエロー現像カートリッジ5aを画像形成装置100に装着するときの説明をする。本実施形態での現像カートリッジ5a〜5dの構成の説明は、イエロー現像カートリッジ5aを用いて行う。
図8に示すように、ユーザーが把手部54を把持したときに、イエロー現像カートリッジ5aは、画像形成装置100内の着脱位置におけるイエロー現像カートリッジ5aと近い姿勢状態となる。これは、着脱位置において、イエロー現像カートリッジ5aの重心位置Gに対して、把手部54が、ほぼ鉛直上方向に位置するためである。本実施形態における重心位置Gは、現像ローラ51a、トナー供給ローラ52a、現像ブレード53aの近傍に位置している。イエロー現像カートリッジ5aの重心位置Gは、図1(a)に示すように、現像位置では、現像ローラ51aのほぼ真上に存在する。また、着脱位置もしくは着脱姿勢になると、図8に示すように、重心位置Gは、現像ローラ51aの中心を通る鉛直線とトナー供給ローラ52aの中心を通る鉛直線との間で、かつ、上方向に位置するように配設される。このときの姿勢状態は、把手部54を把持したときのユーザーの手と、現像ローラ51aは離れた位置関係となる。
現像カートリッジ5の装着軌跡は、図8に示すように、本体ガイド17に沿って移動し、ロータリー1に対して装着される。イエロー現像カートリッジ5aは、ロータリーを90°ずつに区切った仕切板1bによって、所定の位置に案内される。また、現像カートリッジを位置決めするために、位置決め部1dを有している(図9)。
その位置決め部1dに対して、図3、図4に示す現像カートリッジ5の両端部に固定されたサイド部材60、61の軸部60a、61aの外周部が、突き当たることで位置決めされる。本実施形態では、軸部60a、61aは現像ローラ51に対して同軸上に位置しているが、特に限定する必要はない。
次に、イエロー現像カートリッジ5aを画像形成装置100から取り外す時の説明をする。
図8に示すように、イエロー現像カートリッジ5aの空間Mとロータリー回転に対して上流側のマゼンタ現像カートリッジ5bの間に空間SPを有する。空間SPは、現像カートリッジに設けられた切欠部55cである。これによって、ユーザーがイエロー現像カートリッジ5aを取り外す際、空間Mに対して、人差し指、中指、薬指を入れやすくでき、イエロー現像カートリッジ5aを把持しやすくしている。
また、画像形成装置内の着脱位置にある現像カートリッジの姿勢について説明する。現像ローラの中心Q(現像剤担持体の中心)は、ロータリー1の中心を通る水平線P(ロータリーの中心)よりも下側に位置している。本実施形態では、現像ローラ外周の半分以上が水平線Pより下側となっている。このときの現像ローラ51は、現像プロセス使用後であるため、トナーが付着した状態で露出している。着脱位置において、ロータリー1に装着されたイエロー現像カートリッジ5aの把手部54は、ロータリー1の水平線Pより上側にあることと、現像ローラの中心Qがロータリー1の水平線Pより下側にある。このため、画像形成装置100の上方向からイエロー現像カートリッジ5aを操作するときに、把手部54が、ロータリー1中心より上部に現像カートリッジを着脱するための開口部30に最も近い位置で、現像ローラ51が最も遠い位置にある。このため、ユーザーが把手部54を把持する際に、現像ローラ51aに触れる危険性を極力、回避している。
さらに、着脱位置では、把手部54と現像ローラ51aの間に現像ブレード53aが位置している。着脱位置に位置する現像カートリッジ5aを見た際に、把手部54の手前側先端と現像ローラ51aの現像カートリッジ枠体からの露出面手前側先端(現像ローラ51aの手前側先端)とを結んだ線をLとした場合(図8)、現像ブレード53aの一部が線Lよりも手前側に突出している。これによって、現像ブレード53aは現像ローラ51aの露出面に対して隔てる遮蔽部となり、ユーザーが視覚的に空間Nに親指を入れやすくなり、かつ、親指が現像ローラに触れることを防止できる。
以上説明したように、本実施例の現像カートリッジ及び電子写真画像形成装置は、以下に述べる効果を得る。まず、現像カートリッジ及び電子写真画像形成装置の小型化ができる。また、現像カートリッジを把持したときに、重心によって、現像カートリッジの着脱姿勢とほぼ同じ姿勢になり、操作性が向上する。また、電子写真画像形成装置本体から取り外すとき、現像カートリッジの把手部の視認性が良好で、装置本体の現像カートリッジを交換するための開口部に最も近いため交換しやすい。また、画像形成装置本体から取り外すとき、トナーがついて露出した現像ローラが、装置本体の現像カートリッジを交換するための開口部から最も遠い位置にあるため、ユーザーが直接触れるのを規制することができる。
現像時の画像形成装置本体の一例を示す概略断面図。 現像カートリッジを示す断面図。 現像カートリッジを示す概略斜視図。 現像カートリッジにおける把手部を示す分解斜視図。 現像動作以外の待機中の画像形成装置本体を示す概略断面図。 現像カートリッジが着脱できる状態の画像形成装置本体を示す概略断面図。 現像カートリッジの装着後の画像形成装置本体を示す概略断面図。 現像カートリッジの着脱を示す概略断面図。 現像カートリッジを保持するロータリーの概略斜視図。
符号の説明
1…ロータリー
2…ドラムカートリッジ
5…現像カートリッジ
1a…ロータリー回転軸
20…ロータリー駆動軸
2a…感光体ドラム
30…開口部
51…現像ローラ
53…現像ブレード
54…把手部
100…画像形成装置

Claims (8)

  1. 現像カートリッジを着脱可能で記録媒体に画像を形成する電子写真画像形成装置において、
    複数の現像カートリッジを保持する回転可能なロータリーと、
    現像カートリッジを前記ロータリーの径方向に着脱するための開口部を前記ロータリーの中心より上側に具備し、
    前記現像カートリッジは、
    少なくとも像担持体に形成された潜像を現像するための現像剤担持体と、
    前記現像カートリッジを把持する把手部を具備し、
    前記現像カートリッジが装置内で前記ロータリーに対して着脱を行うことができる着脱位置において、前記現像剤担持体の中心が、前記ロータリーの中心より下側に配設され、前記把手部は前記ロータリーの中心より上側に配設されることを特徴とする電子写真画像形成装置。
  2. 前記把手部は、前記着脱位置において、前記現像カートリッジの重心位置の上方にあることを特徴とする請求項1に記載の電子写真画像形成装置。
  3. 前記把手部は、前記着脱位置において、前記現像カートリッジの前記現像剤担持体と、前記現像剤担持体に現像剤を供給する現像剤供給ローラの各中心を通る鉛直線の間に位置することを特徴とする請求項1に記載の電子写真画像形成装置。
  4. 前記現像カートリッジは、前記現像剤担持体の上の現像剤の層厚を規制するための現像剤層厚規制部材を有し、
    前記把手部は、前記現像剤層厚規制部材と前記現像剤担持体の長手に対して平行な面を有し、
    前記着脱位置に位置する現像カートリッジを前記開口部から見た際に、前記現像剤層厚規制部材の一部が、前記把手部の手前側先端と前記現像剤担持体の手前側先端を結んだ線から手前側に突出していることを特徴とする請求項1に記載の電子写真画像形成装置。
  5. 複数の現像カートリッジを保持する回転可能なロータリーと、前記ロータリーの中心よりも上側に開口部と、を具備する電子写真画像形成装置本体に対し、前記開口部から前記ロータリーに対して前記ロータリーの径方向に着脱可能な現像カートリッジにおいて、
    少なくとも像担持体に形成された潜像を現像するための現像剤担持体と、
    前記現像カートリッジを把持する把手部を具備し、
    前記現像カートリッジが装置内で前記ロータリーに対して着脱を行うことができる着脱位置において、前記現像剤担持体の中心が、前記ロータリーの中心より下側に配設され、前記把手部は前記ロータリーの中心より上側に配設されることを特徴とする現像カートリッジ。
  6. 前記把手部は、前記着脱位置において、前記現像カートリッジの重心位置の上方にあることを特徴とする請求項5に記載の現像カートリッジ。
  7. 前記把手部は、前記着脱位置において、前記現像カートリッジの前記現像剤担持体と、前記現像剤担持体に現像剤を供給する現像剤供給ローラの各中心を通る鉛直線の間に位置することを特徴とする請求項5に記載の現像カートリッジ。
  8. 前記現像剤担持体の上の現像剤の層厚を規制するための現像剤層厚規制部材を有し、
    前記把手部は、前記現像剤層厚規制部材と前記現像剤担持体の長手に対して平行な面を有し、
    前記着脱位置に位置する現像カートリッジを前記開口部から見た際に、前記現像剤層厚規制部材の一部が、前記把手部の手前側先端と前記現像剤担持体の手前側先端とを結んだ線から、手前側に突出していることを特徴とする請求項5に記載の現像カートリッジ。
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