JP2010058867A - リード用シート接合方法及び接合設備 - Google Patents

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【課題】処理用シート後端縁Eaにリード用シート先端縁Jaを接合するのに適したリード用シート接合設備。
【解決手段】処理用シート巻出装置5を介してシート繋ぎ装置3配置側と反対側に作業空間Sを形成して配置され、リード用シートのロールKを支持するリード用シート巻出装置6と、処理用シート巻出装置5からシートガイド装置2へ巻き出されて停止中の処理用シートEを保持する第1保持具10、処理用シートEを切断する切断具11、第1保持具10及び切断具11を保持・切断位置Lbから接合位置Mまで移動させる第1移動装置12を有する切断・保持装置5と、リード用シート先端縁Jaを作業空間Sに面する引受位置で引き受けて保持する第2保持具15、引受位置Nから接合位置Mで停止中の処理用シート切断縁Eaにリード用シート先端縁Jaを当接させる当接位置Pbまで第2保持具15を移動させる第2移動装置16を有する引出し装置7とを備えた。
【選択図】図1

Description

本発明は、処理用シート巻出装置からシートガイド装置へ巻き出された処理用シートを切断し、シートガイド装置へ至る処理用シートの切断縁に、リード用シート巻出装置から巻き出されたリード用シートの先端縁を当接させて接合するリード用シート接合方法及び巻出設備に関するものである。
従来のシート巻出設備には、シートガイド装置と、処理用シートを巻上げたシートロールの複数本を支持する処理用シート巻出装置と、シートガイド装置と処理用シート巻出装置の間に配置され、処理用シート巻出装置が支持するシートロールから巻き出された二枚の処理用シートどうしを繋ぎ合わせるシート繋ぎ装置とを備え、シート繋ぎ装置で新旧の処理用シートを繋ぎ合わせて処理用シートを連続的にシートガイド装置へ送り出すものが知られている(非特許文献1)。
著者:Herbertl.Weiss、訳者:濱田久光、「コーティング&ラミネーティングマシン」、株式会社加工技術研究会出版、1996年2月19日発行、P299〜305
新旧の処理用シートを繋ぎ合わせて連続的に送り出される処理用シートは、ガイドロール等からなるシートガイド装置で案内されて塗工・乾燥装置等の処理装置へ導かれ、処理装置を通過する間に所定の処理が施される。
ところで、塗工・乾燥装置等の処理装置は、一日の操業の終了、処理内容の変更または保守点検等で運転を停止するときに、乾燥装置内に滞留するプラスチックフィルム等の処理用シートが乾燥装置内の余熱で溶融して装置に付着する等の不都合を阻止するために、処理用シートを予め除去した状態で運転を一端停止させ、運転を再開するときに処理用シートを通過させることが一般的に行なわれている。しかし、処理装置を通過して滞留している処理用シートを除去し、その後に処理用シートを通過させることは、多くの手間と時間を費やするため、処理装置の稼働効率を低下させることがある。
稼働効率の低下を防止するためには、処理装置を通過している処理用シートを除去するときに、停止後の処理装置内に滞留させても耐えることができるリード用シートを処理用シートの後端縁に繋ぎ合わせて、処理装置内にリード用シートを導いて滞留させることがある。しかし、従来は、処理用シートの後端縁にリード用シートを繋ぎ合わせのに適した装置がないため、二人の作業者による手作業で処理用シートとリード用シートの繋ぎ合わせ行なっており、多くの手間と時間を費やすると共に、危険を伴うこともある。
本発明は、上記問題を解決するために、処理用シートの後端縁にリード用シートの先端縁を接合するのに適したリード用シート接合方法及びリード用シート接合設備を提供するものである。
請求項1記載の本発明が採用した手段は、処理用シート巻出装置が支持するシートロールからシートガイド装置へ巻き出されて停止中の処理用シートを、切断・保持装置の第1保持具で保持して処理用シートのシートロール側を切断具で切断分離し、シートガイド装置へ至る処理用シートの切断縁を第1保持具で保持しつつ第1移動装置で保持・切断位置から接合位置へ移動させて待機させると共に、処理用シート巻出装置を介してシート繋ぎ装置配置側と反対側に設けたリード用シート巻出装置のシートロールから巻き出されて引出し装置の第2保持具で保持されているリード用シートの先端縁に接合手段を施し、その後にリード用シートの先端縁を保持している引出し装置の第2保持具を第2移動装置で保持位置から処理用シート巻出装置の上方を通過して当接位置まで移動させることで、第1保持具で保持されて接合位置で停止中の処理用シートの切断縁にリード用シートの先端縁を当接させて前記接合手段で接合することを特徴とするリード用シート接合方法である。
請求項2記載の本発明が採用した手段は、シートガイド装置と、処理用シートを巻上げたシートロールの複数本を支持できる処理用シート巻出装置と、シートガイド装置と処理用シート巻出装置の間に配置され、シートガイド装置へ送り出されているシートと処理用シート巻出装置から巻き出された処理用シートを繋ぎ合わせるシート繋ぎ装置とを備えたシート接合設備において、処理用シート巻出装置を介してシート繋ぎ装置配置側と反対側に、処理用シート巻出装置との間に作業空間を形成して配置され、リード用シートを巻上げたシートロールを支持するリード用シート巻出装置と、処理用シート巻出装置が支持するシートロールからシートガイド装置へ巻き出されて停止中の処理用シートを保持する第1保持具、第1保持具が保持する処理用シートのシートロール側を切断する切断具、並びに第1保持具及び切断具を保持・切断位置から接合位置まで移動させる第1移動装置を有する切断・保持装置と、リード用シート巻出装置が支持するシートロールから巻き出されるリード用シートの先端縁を前記作業空間に面する引受位置で引き受けて保持する第2保持具、及び引受位置から第1保持具で保持されて接合位置で停止中の処理用シートの切断縁にリード用シートの先端縁を当接させる当接位置まで第2保持具を移動させる第2移動装置を有する引出し装置とを備えたことを特徴とするリード用シート接合設備である。
請求項2記載の本発明にあっては、処理用シート巻出装置が支持するシートロールからシートガイド装置へ巻き出されて停止中の処理用シートを、切断・保持装置の第1保持具で保持して処理用シートのシートロール側を切断具で切断分離し、シートガイド装置へ至る処理用シートの切断縁を第1保持具で保持しつつ第1移動装置で保持・切断位置から接合位置へ移動させて待機させると共に、リード用シート巻出装置のシートロールから巻き出されて引出し装置の第2保持具で保持されているリード用シートの先端縁に対して、作業空間にいる作業者が接合用テープを貼着する等して接合手段を施し、その後にリード用シートの先端縁を保持している引出し装置の第2保持具を第2移動装置で保持位置から当接位置まで移動させることで、第1保持具で保持されて接合位置で停止中の処理用シートの切断縁にリード用シートの先端縁を当接させて接合手段で接合することができる。
請求項1記載の本発明に係るリード用シート接合方法は、処理用シート巻出装置からシートガイド装置へ巻き出されて停止中の処理用シートに対する切断と保持を切断・保持装置で行い、シート巻出装置から巻き出されているリード用シートの先端縁に対して接合手段が施されたリード用シートの先端縁を接合位置で停止中の処理用シートの切断縁に当接させて接合させることを引出し装置で行うため、多くの手間と時間を費やすることなく行うことができる。
請求項2記載の本発明に係るリード用シート接合設備は、処理用シート巻出装置からシートガイド装置へ巻き出されて停止中の処理用シートに対する切断と保持を切断・保持装置で行い、シート巻出装置から巻き出されているリード用シートの先端縁に対する接合手段の施しを作業空間にいる作業者ができ、接合手段が施されたリード用シートの先端縁を接合位置で停止中の処理用シートの切断縁に当接させて接合させることを引出し装置で行うため、多くの手間と時間を費やすることもなく、また危険を伴うこともなく行うことができる。
本発明に係るリード用シート接合方法(以下、「本発明方法」と言う。)及び本発明に係るリード用シート接合設備(以下、「本発明設備」と言う。)を図1乃至図8に示す図面に示す実施形態に基づいて説明する。
図1は本発明設備1において処理用シート巻出装置5の一方のシートロールFから処理用シートEを巻き出すと共にリード用シート巻出装置6から巻き出したリード用シートJの先端縁Jaを引出し装置7の第2保持具15に保持させている状態を示す左側面図、図2は本発明設備1の平面図、図3は切断・保持装置4及びシート繋ぎ装置3を拡大して示す左側面図、図4は第1保持具10及び切断具11を前進位置Pの待機位置Paに位置させた状態を拡大して示す左側面図、図5は処理用シート巻出装置5の一方のシートロールFから巻き出されて停止中の処理用シートEを切断・保持装置4の第1保持具10の吸引箱39で保持しつつ切断具11の刃40で切断している途中を拡大して示す左側面図、図6は処理用シートEの切断縁Eaを保持している切断・保持装置4の第1保持具10及び切断具11を接合位置Mで待機させると共に、リード用シートJの先端縁Jaを保持している引出し装置7の第2保持具15を当接位置の直前まで移動させている状態を示す左側面図、図7は処理用シートEの切断縁Eaにリード用シートJの先端縁Jaを接合手段Qを介して当接して接合している状態を拡大して示す左側面図、図8は接合した処理用シートE及びリード用シートJを走行させている状態を示す左側面図である。
本発明設備1は、図1及び図2に示す如く、後方から前方へ向かって順番に、シートガイド装置2、シート繋ぎ装置3、切断・保持装置4、処理用シート巻出装置5及びリード用シート巻出装置6が配置されていると共に、処理用シート巻出装置5の上方を跨ぐようにして第2保持具15を前後移動させる引出し装置7が配置されている。
前記シートガイド装置2は、シート繋ぎ装置3等の固定フレーム19に取付けられたガイドロール18,18又は搬送コンベア(図示略)等からなり、処理用シート巻出装置5から巻き出されてシート繋ぎ装置3を通過した処理用シートE(図1参照)又はリード用シート巻出装置6から巻き出されてシート繋ぎ装置3を通過したリード用シートJ(図8参照)を案内して後方側の塗工・乾燥装置等の処理装置(図示略)へ送り出すようになっている。
前記処理用シート巻出装置5は、図1及び図2に示す如く、多軸(本例は2軸)ターレ式であって、左右の支持体21,21と、各支持体21に設けられた旋回手段22と、左右の旋回手段22,22に設けられてシートロールFの芯棒を着脱自在に支持する左右一組のチャック23,23の複数組(本例は2組)と、各組の一方のチャック23に連結されたブレーキ手段(図示略)と、左右の旋回手段22,22に架設されたガイドロール24,24,…と備え、処理用シートEを巻上げた複数本(本例は2本)のシートロールFを各組のチャック23,23で支持すると共に、シートロールFから巻き出されてシート繋ぎ装置3の入口側に取付けられているガイドロール26へ至る処理用シートEにブレーキ手段で制動を付与するようにしてある。処理用シート巻出装置5から巻き出された処理用シートEは、前記処理装置(図示略)へ送り出されて塗工・乾燥等の処理が施されることになる。
前記シート繋ぎ装置3は、図1に示す如く、シートガイド装置2と処理用シート巻出装置5の間に配置され、シートガイド装置2へ既に送り出されている旧シート(処理用シートE又はリード用シートJ)の後端と処理用シート巻出装置5の支持する新しいシートロールFから巻き出された新シートである処理用シートEの先端を突き合わせて新旧シートE,Eの両面を粘着テープT,Tで繋ぎ合わせるものであり、特許第2881646号公報に掲載された公知のシート繋ぎ装置を採用することができる。
前記切断・保持装置4は、図4及び図5に示す如く、処理用シート巻出装置5が支持するシートロールFから巻き出されてシートガイド装置2へ送られて停止中の処理用シートEを保持する第1保持具10と、第1保持具10が保持する処理用シートEのシートロールF側(上流側)を切断する切断具11と、第1保持具10及び切断具11を保持・切断位置Lb(図5参照)から接合位置M(図3,図6及び図7参照)まで移動させる第1移動装置12とを備えている。第1移動装置12は、第1保持具10及び切断具11を接合位置Mから二段階で保持・切断位置Lb(図5参照)まで前進させるようになっており、第1段階では接合位置Mから前進位置Lの待機位置La(図4参照)まで移動させ、第2段階で前進位置Lの待機位置La(図4参照)から保持・切断位置Lb(図5参照)まで移動させるようにしてある。切断・保持装置4は、下方にガイドロール26を固定配置して、処理用シートE又はリード用シートJをシートガイド装置2へ案内するようにしてある。
前記第1移動装置12は、図4に示す如く、シート繋ぎ装置3に接合する等した固定フレーム20に揺動自在に枢支28されると共に連結フレーム30で連結された左右の揺動フレーム29,29と、固定フレーム20と各揺動フレーム29の間に取付けらて揺動フレーム29,29を接合位置M(図3参照)から前進位置Lまで揺動させるエアーシリンダー等からなる左右の揺動用操作具31,31と、揺動フレーム29,29に取付けられて第1保持具10及び切断具11を前進位置Lにおける待機位置Laから保持・切断位置Lb(図5参照)まで進退させる第1前進・後退手段32と、揺動フレーム29,29に取付けられたガイドロール等からなる上流側のシート用ガイド37と、第1前進・後退手段32の後述する連結具34に取付けられたガイドロール等からなる下流側のシート用ガイド38とを備えている。第1前進・後退手段32は、図3に示す如く、左右の揺動フレーム29,29の各々に取付けられた左右の軸受部33,33と、第1保持具10、切断具11及びシート用ガイド38を取付けた左右方向へ延びる連結部34と、連結部34の左右から二本一組で延びて左右の軸受部33,33で進退自在に案内される左右各組の案内軸35,35と、左右の軸受部33,33と連結部34の間に取付けらたエアーシリンダー等からなる左右の進退用操作具36,36とを備え、前進位置Lに位置する第1保持具10及び切断具11を待機位置La(図4参照)から保持・切断位置Lb(図5参照)まで進退させるようにしてある。第1移動装置12は、第1保持具10及び切断具11を接合位置Mから二段階で保持・切断位置Lb(図5参照)まで前進させることで、処理用シートEの左右幅方向が大きくても、処理用シートEを第1保持具10で確実に吸引保持しつつ切断具11で確実に切断することができる。
前記第1保持具10は、図3に示す如く、第1前進・後退手段32の連結具34に取付けられ、処理用シートEを吸引保持する左右方向へ延びる吸引板39aを設けた吸引箱39と、吸引板39aの吸引をON/OFF制御する吸引手段(図示略)とを備え、吸引手段のON・OFF状態について、処理用シートEを切断具11で切断するとき(図5参照)、切断した処理用シートEを保持・切断位置Lbから接合位置Mまで移動させるとき(図6参照)及びリード用シートJの先端縁Jaが接合されるとき(図7参照)には、吸引板39aの吸引をON状態とし、リード用シートJの先端縁Jaの接合が終了して接合した処理用シートE及びリード用シートJを走行させるとき(図8参照)には、吸引板の吸引をOFF状態とするようにしてある。
前記切断具11は、図3及び図2に示す如く、切断刃40と、第1前進・後退手段32の連結具34に取付けられ、切断刃40を切断動作のために左右方向に沿って移動させるトラバース装置41とを備え、待機位置の切断刃40を左右方向へ移動させて処理用シートEを横断方向へ切断するようにしてある。トラバース装置41は、例えば、連結具34に取付けられた左右のチエーンスプロケットと、左右のチエーンスプロケットに張架されて切断刃40を取付けたエンドレスのチエーンと、一方のチエーンスプロケットを正逆転回転させるサーボモータとを備え、サーボモータの駆動で切断刃40を待機位置から切断のために左右方向へトラバースさせるようにしてある。なお、切断具11は、切断刃40を左右方向へトラバースさせるタイプに限定するものではなく、鋸状の刃先を左右に沿って多数形成した切断刃を進退させてギロチン式に切断させるタイプを採用することも可能である。
前記切断・保持装置4は、処理用シートEを切断・保持するするために、図4に示す如く、第1移動装置12の揺動フレーム29,29を揺動用操作具31,31で前進位置Lで停止させると共に、第1前進・後退手段32の進退用操作具36,36で第1保持具10及び切断具11を待機位置Laで停止させて待機状態とし、処理用シートEに前方のシート用ガイド37を圧接させて処理用シートEのシート張力を切断に適した張力まで増大させ、その後、図5に示す如く、第1前進・後退手段32の左右の進退用操作具36,36で第1保持具10及び切断具11を保持・切断位置Lbまで前進させて停止させた後に、第1保持具10の吸引箱39の吸引をON状態にしつつ切断具11の切断刃40を左右方向へトラバースさせて処理用シートEを切断する。続けて、切断・保持装置4は、第1前進・後退手段32の進退用操作具36,36で第1保持具10及び切断具11を待機位置La(図4参照)まで後退させると共に、第1保持具10で処理用シートEを吸引保持しつつ、図6に示す如く、第1移動装置12の揺動用操作具31,31で左右の揺動フレーム29,29を揺動させて第1保持具10を接合位置Mまで後退させ、後述するリード用シートJの接合動作まで待機させる。
前記リード用シート巻出装置6は、図1及び図2に示す如く、処理用シート巻出装置5を介してシート繋ぎ装置3の配置側と反対側に、処理用シート巻出装置5との間に作業空間Sを形成して配置され、リード用シートJを巻上げたシートロールKを支持するようにしてある。リード用シート巻出装置6は、1軸式であって、左右の支持フレーム42,42と、支持フレーム42,42に設けられシートロールKの芯棒を支持する左右一組のロール支持具43,43と備えている。リード用シート巻出装置6は、必要に応じて、シートロールKから巻き出されるリード用シートJに制動を付与するためのブレーキ手段を設けることもある。
前記引出し装置7は、図1及び図6に示す如く、リード用シート巻出装置6のシートロールKから巻き出されたリード用シートJの先端縁Jaを前記作業空間Sに面する引受位置Nで吸引保持する第2保持具15と、第2保持具15を引受位置Nから当接位置Pb(すなわち、図7に示す前記第1保持具10で保持されて接合位置Mで停止中の処理用シートEの切断縁Eaにリード用シートJの先端縁Jaを当接させる位置)まで第2保持具15を移動させる第2移動装置16とを備えている。第2移動装置16は、第2保持具15を引受位置Nから二段階で当接位置Pb(図7参照)まで前進させるようになっており、第1段階では引受位置Nから前進位置Pの待機位置Pa(図6参照)まで移動させ、第2段階で前進位置Pの待機位置Pa(図6参照)から当接位置Pb(図7参照)まで移動させるようにしてある。引出し装置7は、リード用シートJを案内するために固定配置したガイドロール45と、第2保持具15に設けられリード用シートJの方向を変換する小径ロール等からなるシート用ガイド58を備えていある。
前記第2移動装置16は、図1に示す如く、本発明設備1の左右上方に設けた本体梁材47,47に取付けられて前後方向へ延びる左右のガイドレール48,48と、ガイドレール48,48に案内されて前後方向へ移動する左右方向に延びる移動体49と、移動体49を引受位置Nから前進位置Pのまで進退させるロッドレスのエアーシリンダー等からなる移動用操作具(図示略)と、移動体49に取付けられて第2保持具15を前進位置Pにおける待機位置Paから接合のための当接位置Pbまで進退させる第2前進・後退手段46とを備えている。
前記第2前進・後退手段46は、図7及び図6に示す如く、移動体49の左右の各々に取付けられた左右の軸受部52,52と、第2保持具15の後述する吸引箱57の左右から二本一組で延びて左右の軸受部52,52で進退自在に案内される左右各組の案内軸54,54と、左右の軸受部52,52と第2保持具15の間に取付けらたエアーシリンダー等からなる進退用操作具50,50とを備え、進退用操作具50,50で第2保持具15を前進位置Pの待機位置Pa(図6参照)から当接位置Pb(図7参照)まで進退させ、前記切断・保持装置4の第1保持具10で保持されて待機中の処理用シートEの切断縁Eaにリード用シートJの接合手段Qが施されている先端縁Jaを当接させて接合するときに、進退用操作具50,50の出力部を前進させて、第2保持具15に保持されているリード用シートJの先端縁Jaを処理用シートEの切断縁Eaに押圧させて接合させるようにしてあ。第2移動装置46は、第2保持具15を引受位置Nから二段階で当接位置Pb(図7参照)まで前進させることで、リード用シートJ及び処理用シートEの左右幅方向が大きくても、リード用シートJを第2保持具15で吸引保持しつつ、処理用シートEの切断縁Eaに押圧させて確実に接合させることができる。
前記引出し装置7の第2保持具15は、図1に示す如く、リード用シートJの先端縁Jaを吸引保持する左右方向へ延びる吸引板57aを設けた吸引箱57と、吸引板57aの吸引をON/OFF制御する吸引手段(図示略)とを備え、引受位置N(図1参照)から当接位置Pb(図7参照)まで移動して、処理用シートEの切断縁Eaにリード用シートJの先端縁Jaを押圧させて接合するまで吸引板の吸引をON状態とし、リード用シートJの先端縁Jaの接合が終了したときに吸引板の吸引をOFF状態とするようにしてある。
なお、前記引出し装置7は、第2保持具15の吸引箱57の下方に、リード用シートJを切断するための切断装置(前記切断具11に相当するもの)を設け、リード用シートJの先端を切り揃えるようにすることも可能である。
次に、本発明設備1を用いて処理用シートEにリード用シートJを接合する本発明方法の手順を説明する。
(準備工程)
図1に示す如く、作業空間で作業する作業者が、リード用シート巻出装置6から巻き出されたリード用シートJの先端縁Jaを引出し装置7の第2保持具15に保持させると共に、この先端縁Jaに対して接合用テープを貼着する等して接合手段Qを施す。処理用シート巻出装置5が支持するシートロールFからシートガイド装置2へ巻き出されている処理用シートEの走行を停止する。
(処理用シートEの切断工程)
図1及び図4に示す接合位置Mに停止している切断・保持装置4を図4に示す前進位置Lの待機位置Laまで第1保持具10の吸引箱39及び切断具11の刃40を移動させ、、走行停止中の処理用シートEに吸引箱39及び刃40を接近させる。このとき、切断・保持装置4のシート用ガイド37を走行停止中の処理用シートEに圧接させて処理用シートEを切断に適したシート張力に増大させておく。次に、図5に示す如く、切断・保持装置4の第1前進・後退手段32で第1保持具10及び切断具11を保持・切断位置Lbまで前進させて停止させた後に、第1保持具10の吸引箱39の吸引をON状態にしつつ切断具11の切断刃40を左右方向へトラバースさせて処理用シートEを切断分離する。
(処理用シートEとリード用シートJとの接合工程)
切断・保持装置4の第1前進・後退手段32で第1保持具10及び切断具11を待機位置La(図4参照)まで後退させると共に、シートガイド装置2へ至る処理用シートEの切断縁Eaを第1保持具10で吸引保持しつつ、第1保持具10及び切断具11を図6に示す接合位置Mまで移動させる。続けて、リード用シートEの先端縁Eaを保持している引出し装置7の第2保持具15を前進位置Pの待機位置Paまで移動させ、次に、引出し装置7の第2前進・後退手段46で第2保持具15を当接位置Pbまで前進させ、第1保持具10で保持されて接合位置Mで停止中の処理用シートEの切断縁Eaにリード用シートJの先端縁Jaを接合手段Qを介して当接させて接合部Uを形成する。
(リード用シートの送り込み工程)
処理用シートEの切断縁Eaにリード用シートJの先端縁Jaを接合させたなら、図8に示す如く、切断・保持装置4の第1保持具10及び引出し装置7の第2保持具15の各吸引を停止して、引出し装置7の第2保持具15を引受位置Nまで移動させる共に、リード用シートJをシート繋ぎ装置3及びシートガイド装置2を介して後方側の塗工・乾燥装置等の処理装置(図示略)へ送り出す。
なお、処理装置(図示略)の運転再開に伴い処理装置へ処理用シートEを送り込むときには、リード用シートJと処理用シートEをシート繋ぎ装置3で接合し、リード用シートJを除去しつつ処理用シートEを送り込むとよい。
本発明設備の実施形態を示すものであって、シート巻出装置の一方の処理用ロールからシートを巻き出すと共にシート巻出装置から巻き出したリード用シートの先端縁を引出し装置の第2保持具に保持させている状態を示す左側面図である。 本発明設備の平面図である。 切断・保持装置及びシート繋ぎ装置を拡大して示す左側面図である。 第1保持具及び切断具を前進位置の待機位置に位置させた状態を拡大して示す左側面図である。 処理用シート巻出装置の一方のシートロールから巻き出されて停止中の処理用シートを切断・保持装置の第1保持具の吸引箱で保持しつつ切断具の刃で切断している途中を拡大して示す左側面図である。 処理用シートの切断縁を保持している切断・保持装置の第1保持具及び切断具を接合位置で待機させると共に、リード用シートの先端縁を保持している引出し装置の第2保持具を当接位置の直前まで移動させている状態を示す左側面図である。 処理用シートの切断縁にリード用シートの先端縁を接合手段を介して当接して接合している状態を拡大して示す左側面図である。 接合した処理用シート及びリード用シートを走行させている状態を示す左側面図である。
符号の説明
2…シートガイド装置、3…シート繋ぎ装置、4…切断・保持装置、5…処理用シート巻出装置、6…リード用シート巻出装置、7…引出し装置、10…第1保持具、11…切断具、12…第1移動装置、15…第2保持具、16…第2移動装置、32…第1前進・進退手段、39…吸引箱、40…刃、41…刃用トラバース装置、46…第2前進・進退手段、57…吸引箱、E…処理用シート、Ea…切断縁、F…シートロール、J…リード用シート、Ja…先端縁、K…シートロール、L…前進位置、La…待機位置、Lb…保持・切断位置、M…接合位置、N…引受位置、P…前進位置、Pa…待機位置、Pb…当接位置、Q…接合手段、S…作業空間、U…接合部、

Claims (2)

  1. 処理用シート巻出装置が支持するシートロールからシートガイド装置へ巻き出されて停止中の処理用シートを、切断・保持装置の第1保持具で保持して処理用シートのシートロール側を切断具で切断分離し、
    シートガイド装置へ至る処理用シートの切断縁を第1保持具で保持しつつ第1移動装置で保持・切断位置から接合位置へ移動させて待機させると共に、処理用シート巻出装置を介してシート繋ぎ装置配置側と反対側に設けたリード用シート巻出装置のシートロールから巻き出されて引出し装置の第2保持具で保持されているリード用シートの先端縁に接合手段を施し、
    その後にリード用シートの先端縁を保持している引出し装置の第2保持具を第2移動装置で保持位置から処理用シート巻出装置の上方を通過して当接位置まで移動させることで、第1保持具で保持されて接合位置で停止中の処理用シートの切断縁にリード用シートの先端縁を当接させて前記接合手段で接合する
    ことを特徴とするリード用シート接合方法。
  2. シートガイド装置と、処理用シートを巻上げたシートロールの複数本を支持できる処理用シート巻出装置と、シートガイド装置と処理用シート巻出装置の間に配置され、シートガイド装置へ送り出されているシートと処理用シート巻出装置から巻き出された処理用シートを繋ぎ合わせるシート繋ぎ装置とを備えたシート接合設備において、
    処理用シート巻出装置を介してシート繋ぎ装置配置側と反対側に、処理用シート巻出装置との間に作業空間を形成して配置され、リード用シートを巻上げたシートロールを支持するリード用シート巻出装置と、
    処理用シート巻出装置が支持するシートロールからシートガイド装置へ巻き出されて停止中の処理用シートを保持する第1保持具、第1保持具が保持する処理用シートのシートロール側を切断する切断具、並びに第1保持具及び切断具を保持・切断位置から接合位置まで移動させる第1移動装置を有する切断・保持装置と、
    リード用シート巻出装置が支持するシートロールから巻き出されるリード用シートの先端縁を前記作業空間に面する引受位置で引き受けて保持する第2保持具、及び引受位置から第1保持具で保持されて接合位置で停止中の処理用シートの切断縁にリード用シートの先端縁を当接させる当接位置まで第2保持具を移動させる第2移動装置を有する引出し装置と
    を備えたことを特徴とするリード用シート接合設備。
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