JP2010058812A - エアー緩衝材の製造方法及び製造装置 - Google Patents

エアー緩衝材の製造方法及び製造装置 Download PDF

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悟 田近
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Abstract

【課題】商品その他の物品を消費者に発送する業者などが、物品の箱詰としてだけでなく、敷物や包材としても使用することができるエアー緩衝材の製造方法及び製造装置を提供する。
【解決手段】第1のヒートシールバー1と第2のヒートシールバー2とによって、第2のヒートシールバー2の上流側で重ね合わされている2枚のフィルム原反11,11に、一対の縦向きのシール部12と横向きのシール部13をコ字形に設けたセミセル21を形成し、このセミセル21内にエアー供給パイプ4からエアーを供給する。第2のヒートシールバー2の下流側では2枚のフィルム原反11,11が枠状にヒートシールされ、エアーを密封した初期のセル22,22…が形成される。そして、第3のヒートシールバー3が初期のセル22,22…の内側の領域で2枚のフィルム原反11,11をヒートシールすることにより、初期のセル22,22…を細分した多数の矮小のセル24,24…を形成する。
【選択図】図1

Description

本発明は、重ね合わされた2枚のフィルム間にエアーを密封したセルが多数形成されているエアー緩衝材を製造するためのエアー緩衝材の製造方法及び製造装置に関し、詳しくは、商品その他の物品を搬送する業者などが好適に使用するためのエアー緩衝材の製造方法及び製造装置に関する。
箱詰された商品その他の物品を搬送するに際して、物品が破損しないようにするため、物品と箱との隙間を埋めるためのエアー緩衝材が使用されている。エアー緩衝材は、商品を消費者に発送する業者においては、エアー緩衝材の製造装置を使用して、必要な分量ごと製造している。
エアー緩衝材は、例えば、図7に示すようなエアー緩衝材の製造装置によって製造される。この製造装置は、2枚の帯状のフィルム原反11,11を上下に重ね合わされながら長さ方向に間歇的に搬送し、多数のセル20,20,…を連続して形成するもので、フィルム原反11,11を搬送方向Xと同一方向にヒートシールする縦向きヒートシールバー101と、フィルム原反11,11を幅方向Yにヒートシールする横向きヒートシールバー102と、両フィルム原反11,11間にエアーを供給するエアー供給パイプ104とを備えている。
縦向きヒートシールバー101は、重ね合わされている2枚のフィルム原反11,11を両面(図面では上面と下面)から挟むように接離する2枚一組の板状部材によって構成され、フィルム原反11,11の一方の側縁から他方の側縁方向に複数組(図面では五組)等間隔に並列されている。横向きヒートシールバー102は、縦向きヒートシールバー101の下流側に配置され、重ね合わされている2枚のフィルム原反11,11を両面から全幅に亘って挟むように接離する2枚一組の板状部材によって構成されている。また、エアー供給パイプ104は、中間部104bが2枚のフィルム原反11,11間に挟まれ、吐出口(図示せず)が各縦向きヒートシールバー101,101,…の間に位置するように配置されている。
このようなエアー緩衝材の製造装置においては、2枚の帯状のフィルム原反11,11は、上流側から下流側へ間歇的に搬送され、縦向きヒートシールバー101によって搬送方向Xと同一方向にヒートシールされることにより、縦向きのシール部12,12,…が複数本(図面では5本)設けられ、横向きヒートシールバー102によってフィルム原反11,11の幅方向Yにヒートシールされることにより、横向きのシール部13,13,…が全幅に亘って1本ずつ設けられる。
横向きのシール部13,13,…の上流側においては、横向きのシール部13と2本の縦向きのシール部12,12とによってコ字形状に囲まれたセミセル21,21,…が設けられる。このセミセル21,21,…の上流側は、ヒートシールされていない非シール部14,14,…とされており、この非シール部14,14,…からセミセル21,21,…内にエアー供給パイプ104の先端部104c,104c,…が挿し込まれ、セミセル21,21,…内にエアーが供給される。
そして、セミセル21,21,…の非シール部14,14,…は、フィルム原反11,11が下流側へ間歇的に搬送され、横向きヒートシールバー102によってヒートシールされ、横向きのシール部13,13,…が設けられることによって、図8に示すように、エアーを密封したセル20,20,…が4個ずつ形成される。このようにしてセル20,20,…を多数連続して設けたエアー緩衝材が製造される。このエアー緩衝材は、必要な長さをもって切断され、カット品として使用される。
なお、キャップ状の突起を多数設けたキャップシートと、平坦なバックシートとを貼り合わせ、突起内にエアーを密封した気泡シートが提供されており、この気泡シートを製造する際に使用する真空成形ロールが特許文献1に記載されている。
特開2007−196539号公報
従来のエアー緩衝材は、電子基板、食器類、あるいは化粧品などの物品を箱詰めしたときに、物品と箱との隙間を埋めるのに都合がよいサイズに製造されている。一方、エアー緩衝材を物品の敷物や包材として使用したいというニーズがある。しかし、従来のエアー緩衝材は、セル20,20,…が大きすぎるため、物品の敷物や包材としての使用には適していない。
エアー緩衝材のセル20,20,…を小さくするため、縦向きヒートシールバー101を増やし、縦向きのシール部12,12,…の間隔を狭くする手段が考えられる。しかし、縦向きのシール部12,12,…の間隔が狭められると、エアー供給パイプ104から供給されるエアーがセミセル21,21,…内に貯留されず、セル20,20,…内に十分なエアーを密封したものとすることができない。
また、特許文献1に記載された装置を使用すると、物品の敷物や包材として使用することができる気泡シートを製造することができる。しかし、この装置は大掛かりであり、商品を消費者に発送する業者などが所有して使用することができるものではない。
そこで、本発明は、商品その他の物品を消費者に発送する業者などが、物品の箱詰としてだけでなく、敷物や包材としても使用することができるようにしたエアー緩衝材の製造方法及び製造装置を提供することを課題とする。
本発明に係るエアー緩衝材の製造方法は、重ね合わされながら長さ方向に搬送されている2枚の帯状のフィルム原反の搬送方向と同一方向の縦向きに、かつ、フィルム原反の両側縁又は一方の側縁から他方の側縁方向に3か所以上でヒートシールし、該ヒートシールした下流側で帯状のフィルム原反の幅方向の横向きに少なくとも1か所で全幅に亘ってヒートシールすることにより、横向きにヒートシールされた上流側にコ字形にヒートシールした一つ又は複数のセミセルを形成し、一つ又は各セミセル内にヒートシールされていない部分からエアーを供給すると同時に、横向きにヒートシールされた下流側に枠状にヒートシートされ、かつ、内側にエアーを密封した初期のセルを一つ又は幅方向に複数形成し、前記枠状にヒートシールされた内側の領域で、2枚のフィルム原反をヒートシールすることにより、初期のセルを小さく細分した矮小のセルを複数形成することを特徴としている。
このエアー緩衝材の製造方法によれば、2枚の帯状のフィルム原反が重ね合わされ、エアーを貯留することのできるサイズのセミセルを形成するため、重ね合わされたフィルム原反をコ字形にヒートシールし、セミセルのヒートシールされていない部分が上流側に設けられ、この部分からエアーが供給された後、ヒートシールされていない部分がヒートシールされることによって初期セルが形成される。そして、この初期のセルの内側の領域で2枚のフィルム原反をヒートシールすることにより、初期のセルよりも小さく細分した矮小のセルを形成したエアー緩衝材を製造することができる。矮小のセルは、従来のセルを細分した小さなサイズに形成され、エアーを十分に密封していることから、この矮小のセルを多数形成したエアー緩衝材は、物品を箱詰するだけでなく、物品の敷物や包材として使用することができる。
前記と異なる本発明に係るエアー緩衝材の製造方法は、重ね合わされながら長さ方向に搬送されている2枚の帯状のフィルム原反の一方の側縁又は中間を搬送方向と同一方向の縦向きにヒートシールし、該ヒートシールした下流側で帯状のフィルム原反を幅方向の横向きにヒートシールすることにより、帯状のフィルム原反の他方の側縁又は両方の側縁をヒートシールしていないコ字形又はH字形にヒートシールした一つ又は複数のセミセルを形成し、該セミセル内にヒートシールされていない部分からエアーを供給し、帯状のフィルム原反の他方の側縁又は両方の側縁をヒートシールすることにより、枠状にヒートシールされ、かつ、内側にエアーを密封した初期セルを1列又は2列に形成し、前記枠状にヒートシールされた内側の領域で、2枚のフィルム原反をヒートシールすることにより、初期のセルを小さく細分した矮小のセルを複数形成することを特徴としている。
このエアー緩衝材の製造方法によれば、2枚の帯状のフィルム原反が重ね合わされ、エアーを貯留することのできるサイズのセミセルを形成するため、重ね合わされたフィルム原反をコ字形又はH字形にヒートシールした一つ又は複数のセミセルを形成し、ヒートシールされていない部分がフィルム原反の他方の側縁又は両方の側縁に設けられ、このヒートシールされていない部分からエアーが供給された後、ヒートシールされていない部分がヒートシールされることによって初期セルが形成される。そして、この初期セルの内側の領域で2枚のフィルム原反をヒートシールすることにより、初期セルよりも小さく細分した矮小のセルを形成したエアー緩衝材を製造することができる。
また、前記本発明に係るエアー緩衝材の製造方法において、前記矮小のセルは、縦向きにヒートシールされた一対の縦向きシール部の中心で縦方向にヒートシールして中分シール部を設けることによって、初期のセルを二等分した中間のセルを形成し、前記縦向きシール部と中分シール部との中心で縦向きにヒートシールして細分シール部を設けることによって中間のセルを二等分して形成されることが好ましい。
このエアー緩衝材の製造方法によれば、初期のセルを二等分した中間のセル内に均等のエアーを密封し、さらに、中間のセルを二等分した矮小のセル内に均等のエアーを密封することができる。なお、中分シール部を設けた後、フィルム原反を搬送し、下流側で細分シール部を設けることにより、フィルム原反を停止した状態で、中分シールと細分シール部とを一か所で設けるよりも生産性を向上させることができる。
また、本発明に係るエアー緩衝材の製造装置は、重ね合わされながら長さ方向に搬送される2枚の帯状のフィルム原反の搬送方向と同一方向の縦向きに、かつ、フィルム原反の両側縁又は一方の側縁から他方の側縁方向に3か所以上で並列され、フィルム原反に両面から接離することにより、フィルム原反を縦向きにヒートシールし、縦向きのシール部を設ける複数の第1のヒートシールバーと、該第1のヒートシールバーよりも下流側でフィルム原反の幅方向に配置され、フィルム原反に両面から接離することにより、フィルム原反を幅方向の横向きに全幅に亘ってヒートシールし、横向きのシール部を設ける第2のヒートシールバーと、中間部ないし吐出口が2枚のフィルム原反の間に挟まれ、吐出口が前記一対の縦向きシール部と横向きのシール部とによってコ字形に囲まれたセミセル内に配置されるエアー供給パイプと、前記第2のヒートシールバーよりも下流側で、前記縦向きシール部と横向きのシール部とによって枠状にヒートシールされ、かつ、内側にエアーを密封した初期のセルの内側の領域で、2枚のフィルム原反に両面から接離することにより、前記初期のセルを細分した矮小のセルを形成するように原反をヒートシールする第3のヒートシールバーとが備えられていることを特徴としている。
このエアー緩衝材の製造装置によれば、第1のヒートシールバーと第2のヒートシールバーとによって、第2のヒートシールバーの上流側の2枚のフィルム原反には、一対の縦向きのシール部と横向きのシール部と、ヒートシールされていない非シール部とによってセミセルが形成され、このセミセル内に非シール部からエアー供給パイプの先端部が挿し込まれ、セミセル内にエアーが供給される。そして、セミセル内にエアーが貯留した状態で第2のヒートシールバーによって前記非シール部において横向きのシール部が設けられることにより、エアーを密封した初期のセルが形成される。そして、第3のヒートシールバーが初期のセルの内側の領域で2枚のフィルム原反をヒートシールすることにより、初期のセルを細分した多数の矮小のセルが形成される。
また、前記本発明に係るエアー緩衝材の製造装置において、前記2枚のフィルム原反を重ね合わせながら長さ方向に搬送するため、前記第1のヒートシールバーと第2のヒートシールバーとの間でフィルム原反を両面から挟み、前記エアー供給パイプの先端部を配置するための縮径部を複数の箇所に設けた一対の上流側搬送ローラと、前記第3のヒートシールバーよりも下流側に配置され、フィルム原反を両面から挟みながら下流側へ搬送する一対の下流側搬送ローラと、該下流側搬送ローラよりも下流側に配置され、フィルム原反を切断する切断手段とが備えられていることが好ましい。
このエアー緩衝材の製造装置によれば、2枚の帯状のフィルムが上流側搬送ローラと下流側搬送ローラとによって長さ方向に搬送され、多数の矮小のセルを形成したエアー緩衝材が切断手段によって所定の長さに切断される。なお、エアー供給パイプの先端部を配置する縮径部が上流側搬送ローラに設けられることにより、エアー供給パイプの吐出口を、上流側搬送ローラと第2のヒートシールバーとの間に位置しているセミセル内に挿入することができる。
また、前記本発明に係るエアー緩衝材の製造装置において、前記第3のヒートシールバーは、前記一対の縦向きシール部の中間の部位でフィルム原反を両面から接離することにより、縦向きシール部と平行にヒートシールし、中分シール部を設ける中分ヒートシールバーと、前記各縦向きシール部と中分シール部との中間の部位でフィルム原反を両面から接離することにより、縦向きシール部及び中分シール部と平行にヒートシールし、細分シール部を設ける細分ヒートシールバーとを備えていることが好ましい。
このエアー緩衝材の製造装置によれば、中分ヒートシールバーと細分ヒートシールバーとによって初期のセルを細分した矮小のセルを多数形成することができる。矮小のセルを形成する中分シール部と細分シール部は、縦向きシール部と平行に設けられるため、フィルム原反の搬送速度を調整し、横向きのシール部のピッチを中分シール部と細分シール部のピッチ及び細分シール部と縦向きシール部とのピッチに一致させることにより、矮小のセルを正方形に形成することができる。
また、前記本発明に係るエアー緩衝材の製造装置において、前記中分ヒートシールバーは上流側に、前記細分ヒートシールバーは下流側に位置ずれして配置されていることが好ましい。
このエアー緩衝材の製造装置によれば、中分ヒートシールバーが上流側に、細分ヒートシールバーが下流側に位置ずれして配置されていることにより、中分ヒートシールバーによって中分シール部を設けた後、フィルム原反を搬送し、下流側で細分ヒートシールバーによって細分シール部を設けることにより、フィルム原反を停止した状態で、中分シールと細分シール部とを一か所でを設けるよりも生産性を向上させることができる。そして、初期のセル内に密封されたエアーが、中分ヒートシールバーによって設けられた中分シール部によって二等分され、そして、細分ヒートシールバーによって設けられた細分シール部によってさらに二等分されるため、各矮小のセル内のエアーは、均等に密封されるようにすることができる。
また、前記本発明に係るエアー緩衝材の製造装置において、前記第2のヒートシールバーは、複数本並列されていることが好ましい。
このエアー緩衝材の製造装置によれば、第2のヒートシールバーが複数本並列されることにより、帯状のフィルム原反を高速で搬送し、複数本ごとに横向きのシール部を設けることができるため、生産性を向上させることができる。
本発明によれば、エアー緩衝材は、初期のセルがエアーを貯留することのできるサイズに形成され、この初期のセルが小さく細分されて多数の矮小のセルに形成されることによって製造される。したがって、このエアー緩衝材を製造する製造装置は、商品その他の物品を消費者に発送する業者などが使用できる程度の大型化しないものとすることができる。そして、商品を消費者に発送する業者などは、本発明に係る製造方法及び製造装置によって製造されたエアー緩衝材を物品の箱詰としてだけでなく、敷物や包材としても使用することができるため、利便性が向上する。
本発明に係るエアー緩衝材の製造装置及びこの製造装置を使用するエアー緩衝材の製造方法の一実施形態について図1ないし図6を参照しながら説明する。このエアー緩衝材は、重ね合わされながら長さ方向に間歇的に搬送される2枚の帯状のフィルム原反11,11から製造される。フィルム原反11は、ヒートシールすることができるものであれば、限定しないが、例えば30〜50μm厚の柔軟なポリプロピレンなどによって製造される。また、無延伸フィルムを使用することにより、ヒートシールされた部位が剥離することがなく、シャリシャリといった音がたたないようにすることができる。
また、2枚のフィルム原反11,11は、図3に示すように、2本のロール10,10から繰り出される場合だけでなく、図示しないが、1本のロールから繰り出され、途中においてセンターラインで二つ折りにされる場合も含まれる。また、2枚のフィルム原反11,11は、水平姿勢で搬送される場合を図示しているが、鉛直姿勢(各側縁が上下に位置する。)で搬送されてもよい。
そして、エアー緩衝材の製造装置は、基本的に図1に示すように、第1のヒートシールバー1、第2のヒートシールバー2、第3のヒートシールバー3、そして、エアー供給パイプ4を備えている。
第1のヒートシールバー1は、フィルム原反11,11の搬送方向Xと同一方向の縦向き(以下、「縦向き」という。)に配置され、2枚のフィルム原反11,11に両面(図面では上面と下面であるが、鉛直姿勢のフィルム原反11,11にあっては左面と右面となる。以下同じ。)から接離するように2枚で一組の板状部材又は図示しない棒状部材によって構成されている。また、第1のヒートシールバー1は、フィルム原反11,11の一方の側縁から他方の側縁方向に複数組(図面では五組であるが、三組など限定するものでない。)等間隔に並列されている。
そして、エアー供給パイプ4は、エアー供給源(図示せず)に接続された基端部4aと、2枚のフィルム原反11,11の間に横向きに挟まれた中間部4bと、中間部4bから縦向きXに分岐(図面では4本)した先端部4cとを一体化したものとされている。先端部4cも当然、2枚のフィルム原反11,11の間に挟まれ、各先端部4cが前記第1のヒートシールバー1と第1のヒートシールバー1との間に配置されている。
そして、第2のヒートシールバー2は、第1のヒートシールバー1よりも下流側でフィルム原反11,11の幅方向Yに配置され、フィルム原反11,11の全幅に亘る長さに形成されている。また、第2のヒートシールバー2も2枚のフィルム原反11,11に両面から接離するように2枚で一組の板状部材又は図示しない棒状部材によって構成されている。
そして、第3のヒートシールバー3は、第2のヒートシールバー2よりも下流側で縦向きXに、かつ、前記複数の第1のヒートシールバー1,1,…を下流方向に延長したラインの間に配置され、2枚のフィルム原反11,11に両面から接離するように2枚で一組の板状部材又は図示しない棒状部材によって構成されている。
また、ヒートシールバー3は、対峙している一対の第1のヒートシールバー1,1を延長した一対のラインの間において、複数組(図面では三組)の等間隔に並列したものとされている。ここでは、中間の第3のヒートシールバー3を中分ヒートシールバー3aといい、両側の第3のヒートシールバー3を細分ヒートシールバー3bという。
本発明に係るエアー緩衝材の製造装置は、このような基本形に基づいて、図2及び図3に示すように、上流側搬送ローラ5、下流側搬送ローラ6、そして切断手段7を備えた発展形で実施することが好ましい。
上流側搬送ローラ5は、2枚のフィルム原反11,11を重ね合わせながら長さ方向に間歇的に搬送するため、第1のヒートシールバー1と第2のヒートシールバー2との間に配置され、フィルム原反11,11を両面から挟むように2本一組とされている。また、上流側搬送ローラ5には、前記エアー供給パイプ4の先端部4cを挟む状態とするための縮径部5aが複数箇所(エアー供給パイプ4の先端部4cの本数に合わせて4箇所)に設けられている。
そして、下流側搬送ローラ5は、第3のヒートシールバー3よりも下流側に配置され、2枚のフィルム原反11,11を両面からはさむように2本一組とされている。そして、下流側搬送ローラ5には、前記第1のヒートシールバー1を延長したラインが交差する部分に拡径部6aが設けられている。拡径部6aは、第1のヒートシールバー1が5組設けられていることから、5か所に設けられている。
そして、切断手段7は、下流側搬送ローラ5の下流側に配置され、2枚のフィルム原反11,11に両面から全幅に亘って接離する2枚一組の板状部材と、一方の板状部材の先端面に設けられたカッター7aとによって構成されている。
また、第2のヒートシールバー2は、図1に示した基本形において、2枚一組の板状部材によって構成されているが、図2及び図3に示した発展形では、高速に大量生産することができるようにするため、二組の板状部材によって構成されている。
そして、第3のヒートシールバー3は、図1に示した基本形において、中分ヒートシールバー3aと細分ヒートシールバー3bとが一列に並列されているが、図2及び図3に示した発展形では、中分ヒートシールバー3aは上流側に、細分ヒートシールバー3bは下流側に位置ずれして配置されている。
ここで、本発明に係るエアー緩衝材の製造方法の実施形態について、前記発展形の製造装置を使用する場合について説明する。
2枚のフィルム原反11,11は、各ロール10,10から繰り出され、上流側搬送ローラ5及び下流側搬送ローラ6によって間歇的に長さ方向に搬送される。そして、第1のヒートシールバー1が2枚のフィルム原反11,11に両面から接離することにより、2枚のフィルム原反11,11を縦向きXにヒートシールし、縦向きのシール部12,12,…を設ける。図面においては、五組の第1のヒートシールバー1が備えられていることから、並列された5本の縦向きのシール部12,12,…が連続して設けられる。
そして、第2のヒートシールバー2が2枚のフィルム原反11,11に両面から幅方向Yに接離することにより、2枚のフィルム原反11,11を全幅に亘って横向きにヒートシールし、横向きのシール部13,13,…を設ける。この第2のヒートシールバー2の上流側では、一対の縦向きのシール部12,12,…と横向きのシール部13,13,…とによってコ字形のセミセル21,21,…が形成される。このセミセル21,21,…の上流側は、非シール部14,14,…とされ、この非シール部14,14,…からこのセミセル21,21,…内にエアー供給パイプ4の先端部4cが挿し込まれ、エアー供給パイプ4からセミセル21,21,…内にエアーが供給される。
セミセル21,21,…は、小さすぎるとエアーを貯留することができないため、エアーを貯留することのできるサイズに形成されている。また、上流側搬送ローラ5には、縮径部5aが設けられ、この縮径部5aにエアー供給パイプ4の先端部4cが挟まれる状態に位置しているため、吐出口4dが上流側搬送ローラ5と第2のヒートシールバー2との間に位置し、上流側搬送ローラ5の下流側のセミセル21,21,…内にエアーが供給される。
そして、第2のヒートシールバー2が上昇している間に間にフィルム原反11,11が間歇的に下流側へ搬送され、セミセル21,21,…内にエアーが貯留された状態で、第2のヒートシールバー2が下降する。すると、フィルム原反11,11は、横向きにヒートシールされ、非シール部14,14,…であった部位に横向きのシール部13,13,…が設けられる。
この横向きのシール部13,13,…の下流側において、フィルム原反11,11には、横向きのシール部13,13,…と縦向きのシール部12,12,…とによって枠状のシール部が設けられ、図4に示すように、枠状のヒートシール部の内部にエアーを密封した長方形状の初期のセル22,22,…が形成される。なお、図4(a)は、図2のA−A線断面図であるが、図4(b)は、2枚の原反フィルム11,11が後記のように、第3のヒートシールバー3によってヒートシールされないとした場合のエアー緩衝材を示している。
そして、第2のヒートシールバー2が二組の板状部材によって構成される場合は、フィルム原反11,11の搬送速度に合わせて、第2のヒートシールバー2がフィルム原反11,11に接離し、あるいは、第2のヒートシールバー2が接離するタイミングに合わせてフィルム原反11,11が下流側に間歇的に搬送されることにより、初期のセル22,22,…が2列ずつ形成される。
そして、フィルム原反11,11は、さらに下流側へ搬送され、第3のヒートシールバー3の上流側に配置された中分ヒートシールバー3aが接離することによって中分シール部15,15,…が設けられる。中分シール部15,15,…は、一対の縦向きのシール部12,12,…の中間でフィルム原反11,11をヒートシールすることによって設けられるため、フィルム原反11,11には、図5に示すように、初期のセル22,22,…を二等分した中間のセル23,23,…が形成される。なお、図5(a)は、図2のB−B線断面図であるが、図5(b)は、2枚の原反フィルム11,11が後記のように第3のヒートシールバー3の細分ヒートシールバー3bによってヒートシールされないとした場合のエアー緩衝材を示している。
そして、フィルム原反11,11は、さらに下流側へ搬送され、細分ヒートシールバー3bが接離することにより、細分シール部16,16,…が設けられる。中分シール部15,15,…を設けた後、フィルム原反11,11を搬送し、下流側で細分シール部16,16,…を設けることにより、フィルム原反11,11を停止した状態で、中分シール15,15,…と細分シール部16,16,…とを一か所で設けるよりも生産性を向上させることができる。
そして、フィルム原反11,11は、図6に示すように、縦向きのシール部12,12,…、横向きのシール部13,13,…、中分シール部15,15,…そして細分シール部16,16,…によって多数の矮小のセル24,24,…を形成したエアー緩衝材となる。各矮小のセル24,24,…内にはエアーが十分に密封され、エアー緩衝材は、必要な緩衝効果を有するものとされている。
細分シール部16,16,…は、縦向きのシール部12,12,…と中分シール部15,15,…との中間でフィルム原反11,11をヒートシールすることによって設けられるため、矮小のセル24,24,…は初期のセル22,22,…を四等分したサイズに形成される。また、初期のセル22,22,…が長方形状に形成されていることから、矮小のセル24,24,…は、正方形状に形成される。
そして、エアー緩衝材は、下流側搬送ローラ6よりもさらに下流側へ搬送され搬送され、切断手段7によって切断され、カット品となる。なお、下流側搬送ローラ6は、拡径部6aが縦向きのシール部12,12,…を押圧するため、矮小のセル24,24,…が下流側搬送ローラ6によって圧潰されることはない。
そして、エアー緩衝材のカット品は、矮小のセル24,24,…が初期のセル22,22,…の4分の1のサイズとされ、縦向きのシール部12,12,…、横向きのシール部13,13,…、中分シール部15,15,…そして細分シール部16,16,…において折り曲げることができるため、物品の箱詰としてだけでなく、敷物や包材としても使用することができる。
なお、本発明は、前記実施の形態に限定することなく種々変更することができる。例えば、エアー緩衝材の製造装置は、細分ヒートシールバー3bを作動させないことにより、図5(b)に示したように中間のセル23,23,…を形成したエアー緩衝材を製造することができ、さらに細分ヒートシールバー3b及び中分ヒートシールバー3aをさせないことにより、図4(b)に示したように長方形状の初期のセル22,22,…を形成したエアー緩衝材を製造することができる。
また、エアー緩衝材の製造方法は、図1に示した基本形の製造装置によって製造することもできる。この製造装置では、フィルム原反1,1が停止した状態において、中分ヒートシールバー3aによって中分シール部15,15,…を設け、さらにフィルム原反1,1が停止し続け、細分ヒートシールバー3b,3bによって細分ヒートシール部16,16,…を設ける。その後、フィルム原反1,1を下流へ間歇的に搬送する。
さらに、第1のヒートシールバー1は、フィルム原反11,11の両側縁にのみ配置する一対だけ備え、セミセル21を一つずつ形成してもよい。逆に、第1のヒートシールバー1を多数、例えば十七組設け、縦向きXの長いセミセル21を多数、例えば16個形成することもでき、この場合においては、細分ヒートシールバー3b及び中分ヒートシールバー3aは、幅方向Yに配置する。セミセル21が縦向きXに長く形成されることにより、セミセル21内に供給されたエアーは残留し、各ヒートシールバー1,2,3によって形成される矮小のセル24,24,内には緩衝効果のあるエアーを密封することができる。
さらに、セミセル21は、2枚のフィルム原反11,11の一方(他方)の側縁又は両方の側縁に非シール部14を設けたセミセル21を1列又は2列に形成し、2枚のフィルム原反11,11の一方(他方)の側縁又は両方の側縁からセミセル21内にエアー供給パイプ4の先端部4cを挿入し、セミセル21内にエアーを供給してもよい。この場合は、第1のヒートシールバー1を2枚のフィルム原反11,11の他方(一方)の側縁又は中間、好ましくは中心線に縦向きXに配置する。そして、一組又は複数組の第2のヒートシールバー2を第1のヒートシールバー1の下流側に横向きYに配置する。
そして、エアー供給パイプ4の先端部4cが2枚のフィルム原反11,11の間に進入・退出できるようにされている。また、第2のヒートシールバー2,2の下流側には、非ヒートシール部14をヒートシールするためのヒートシールバー(図示されない。)と第3のヒートシールバー3とが配置されている。なお、搬送ローラ5,6は任意の位置に配置される。
この方法をさらに詳しく説明すると、第1のヒートシールバー1によって、2枚のフィルム原反11,11の他方(一方)の側縁又は中間をヒートシールする。そして、エアー供給パイプ4の先端部4cが2枚のフィルム原反11,11の間から退出している状態で2枚のフィルム原反11,11が間歇的に搬送され、第2のヒートシールバー2によって横向きにヒートシールする。一組の第2のヒートシールバー2によって、1本の横向きのヒートシール部13が設けられた後、2枚のフィルム原反11,11が間歇的に搬送される。
そして、2枚のフィルム原反11,11が搬送されている間、又は停止しているときに、第2のヒートシールバー2の下流側でエアー供給パイプ4の先端部4cが2枚のフィルム原反11,11の間に進入する。その後、フィルム原反11,11が停止しているときに、エアー供給パイプ4の先端部4cの上流側において、第2のヒートシールバー2によって2枚のフィルム原反11,11を横向きにヒートシールし、一方(他方)の側縁又は両方の側縁に非シール部14を設けたコ字形又はH字形のシール部12,13を設けることによって、セミセル21を形成する。
なお、セミセル21を形成した後にエアー供給パイプ4の先端部4cをセミセル21内に進入させてもよい。さらに、セミセル21は、第2のヒートシールバー2が複数組配置されることにより、複数ずつ形成することができ、この場合は、エアー供給パイプ4の先端部4cは、各第2のヒートシールバー2,2間に配置され、2枚のフィルム原反11,11間に進入したエアー供給パイプ4の先端部4cの下流側と上流側の両側において、各第2のヒートシールバー2,2が2枚のフィルム原反11,11を横向きにヒートシールしてもよいし、あるいは複数のセミセル21,21を形成した後に、各セミセル21内にエアー供給パイプ4の先端部4cが進入するようにしてもよい。
いずれにしても、各セミセル21内にエアー供給パイプ4の先端部4cからエアーを供給し、貯留させる。その後、エアー供給パイプ4の先端部4cを2枚のフィルム原反11,11内から退出させ、2枚のフィルム原反11,11を下流側に間歇的に搬送する。そして、非シール部14がヒートシールバーによってヒートシールされると、エアーを密封した初期のセル22が形成される。そして、第3のヒートシールバー3の中分ヒートシールバー3aによって中分シール部15が設けられ、細分ヒートシールバー3bによって細分シール部16,16が設けられることにより、緩衝効果のあるエアーを密封した矮小のセル24,24,が形成される。
また、いずれの実施形態における第3のヒートシールバー3も、井桁形状に配置したものとしてもよい。さらに、第1、第2、第3のヒートシールバー1,2,3は、ヒートシールローラやレーザなどによってフィルム原反11,11をヒートシールすることもできる。
本発明に係るエアー緩衝材の製造装置の一実施形態であって、基本形を示す斜視図である。 本発明に係るエアー緩衝材の製造装置の一実施形態であって、発展形を示す平面図である。 本発明に係るエアー緩衝材の製造装置の一実施形態であって、発展形を示す正面図である。 (a)は本発明に係るエアー緩衝材の製造方法の一実施形態によって段階のエアー緩衝材を製造している初期の段階を示す図2のA−A線での概略断面図、(b)は中間のセルを形成しないエアー緩衝材の平面図である。 (a)は本発明に係るエアー緩衝材の製造方法の一実施形態によってエアー緩衝材を製造している中期の段階を示すー図2のB−B線での概略断面図、(b)は矮小のセルを形成しないエアー緩衝材の平面図である。 (a)は本発明に係るエアー緩衝材の製造方法の一実施形態によって製造されたエアー緩衝材であって、図2のC−C線での断面図、(b)は平面図である。 従来のエアー緩衝材の製造装置の一例を示す斜視図である。 従来のエアー緩衝材の製造装置によって製造されたエアー緩衝材であって、(a)は平面図、(b)は断面側面図である。
符号の説明
1………第1のヒートシールバー
2………第2のヒートシールバー
3………第3のヒートシールバー
3a……中分ヒートシールバー
3b……細分ヒートシールバー
4………エアー供給パイプ
4b……(エアー供給パイプの)中間部
4d……(エアー供給パイプの)吐出口
5………上流側搬送ローラ
5a……縮径部
6………下流側搬送ローラ
7………切断手段
11……フィルム原反
21……セミセル
22……初期のセル
24……矮小のセル
X………搬送方向(縦向き)
Y………幅方向

Claims (8)

  1. 重ね合わされながら長さ方向に搬送されている2枚の帯状のフィルム原反の搬送方向と同一方向の縦向きに、かつ、フィルム原反の両側縁又は一方の側縁から他方の側縁方向に3か所以上でヒートシールし、該ヒートシールした下流側で帯状のフィルム原反の幅方向の横向きに少なくとも1か所で全幅に亘ってヒートシールすることにより、横向きにヒートシールされた上流側にコ字形にヒートシールした一つ又は複数のセミセルを形成し、一つ又は各セミセル内にヒートシールされていない部分からエアーを供給すると同時に、横向きにヒートシールされた下流側に枠状にヒートシートされ、かつ、内側にエアーを密封した初期のセルを一つ又は幅方向に複数形成し、
    前記枠状にヒートシールされた内側の領域で、2枚のフィルム原反をヒートシールすることにより、初期のセルを小さく細分した矮小のセルを複数形成することを特徴とするエアー緩衝材の製造方法。
  2. 重ね合わされながら長さ方向に搬送されている2枚の帯状のフィルム原反の一方の側縁又は中間を搬送方向と同一方向の縦向きにヒートシールし、該ヒートシールした下流側で帯状のフィルム原反を幅方向の横向きにヒートシールすることにより、帯状のフィルム原反の他方の側縁又は両方の側縁をヒートシールしていないコ字形又はH字形にヒートシールした一つ又は複数のセミセルを形成し、該セミセル内にヒートシールされていない部分からエアーを供給し、帯状のフィルム原反の他方の側縁又は両方の側縁をヒートシールすることにより、枠状にヒートシールされ、かつ、内側にエアーを密封した初期セルを1列又は2列に形成し、
    前記枠状にヒートシールされた内側の領域で、2枚のフィルム原反をヒートシールすることにより、初期のセルを小さく細分した矮小のセルを複数形成することを特徴とするエアー緩衝材の製造方法。
  3. 前記矮小のセルは、縦向きにヒートシールされた一対の縦向きシール部の中心で縦方向にヒートシールして中分シール部を設けることによって、初期のセルを二等分した中間のセルを形成し、前記縦向きシール部と中分シール部との中心で縦向きにヒートシールして細分シール部を設けることによって中間のセルを二等分して形成されることを特徴とする請求項1又は2に記載のエアー緩衝材の製造方法。
  4. 重ね合わされながら長さ方向に搬送される2枚の帯状のフィルム原反の搬送方向と同一方向の縦向きに、かつ、フィルム原反の両側縁又は一方の側縁から他方の側縁方向に3か所以上で並列され、フィルム原反に両面から接離することにより、フィルム原反を縦向きにヒートシールし、縦向きのシール部を設ける複数の第1のヒートシールバーと、
    該第1のヒートシールバーよりも下流側でフィルム原反の幅方向に配置され、フィルム原反に両面から接離することにより、フィルム原反を幅方向の横向きに全幅に亘ってヒートシールし、横向きのシール部を設ける第2のヒートシールバーと、
    中間部ないし吐出口が2枚のフィルム原反の間に挟まれ、吐出口が前記一対の縦向きシール部と横向きのシール部とによってコ字形に囲まれたセミセル内に配置されるエアー供給パイプと、
    前記第2のヒートシールバーよりも下流側で、前記縦向きシール部と横向きのシール部とによって枠状にヒートシールされ、かつ、内側にエアーを密封した初期のセルの内側の領域で、2枚のフィルム原反に両面から接離することにより、前記初期のセルを細分した矮小のセルを形成するように原反をヒートシールする第3のヒートシールバーとが備えられていることを特徴とするエアー緩衝材の製造装置。
  5. 前記2枚のフィルム原反を重ね合わせながら長さ方向に搬送するため、前記第1のヒートシールバーと第2のヒートシールバーとの間でフィルム原反を両面から挟み、前記エアー供給パイプの先端部を配置するための縮径部を複数の箇所に設けた一対の上流側搬送ローラと、
    前記第3のヒートシールバーよりも下流側に配置され、フィルム原反を両面から挟みながら下流側へ搬送する一対の下流側搬送ローラと、
    該下流側搬送ローラよりも下流側に配置され、フィルム原反を切断する切断手段とが備えられていることを特徴とする請求項4に記載のエアー緩衝材の製造装置。
  6. 前記第3のヒートシールバーは、前記一対の縦向きシール部の中間の部位でフィルム原反を両面から接離することにより、縦向きシール部と平行にヒートシールし、中分シール部を設ける中分ヒートシールバーと、前記各縦向きシール部と中分シール部との中間の部位でフィルム原反を両面から接離することにより、縦向きシール部及び中分シール部と平行にヒートシールし、細分シール部を設ける細分ヒートシールバーとを備えていることを特徴とする請求項4又は5に記載のエアー緩衝材の製造装置。
  7. 前記中分ヒートシールバーは上流側に、前記細分ヒートシールバーは下流側に位置ずれして配置されていることを特徴とする請求項6に記載のエアー緩衝材の製造装置。
  8. 前記第2のヒートシールバーは、複数本並列されていることを特徴とする請求項4ないし7のいずれか1項に記載のエアー緩衝材の製造装置。
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