JP2010058769A - 電動車両における制御装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】バッテリ30と、バッテリ30から供給される電力に基づいて車両の駆動力を得る電動モータ40と、バッテリ30から供給される電力に基づいて電動モータ40の制御を行うコントローラ35と、乗員の着座の有無を検出するシートスイッチ51と、を備えた電動車両1における制御装置において、少なくとも一つの音声を記憶することができる記憶部58と、コントローラ35の制御により、記憶部58に記憶されている音声を出力する音声出力部57と、を備え、コントローラ35は、メインスイッチ31がオンの場合であって、シートスイッチ51によって非着座が検出された場合に、記憶部58に記憶されている音声を音声出力部57から出力する。
【選択図】図2
Description
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、乗員が電動車両の傍を離れても、電動車両の存在を容易に確認できるようにする電動車両における制御装置を提供することを目的とする。
この構成によれば、メインスイッチがオンの状態で電動車両が停車している場合に、音声出力部によって音声が出力されるので、乗員は、電動車両の傍から離れても、音声を頼りに電動車両の存在を確認できる。また、停車中に音声出力部によって出力する音声を、例えば広告音声とすれば、広告効果を期待することができ、商用目的の価値を生じる。
この場合、メインスイッチがオンの状態で電動車両が停車し、乗員がサイドスタンドを起立させると、音声出力部によって音声が出力される。つまり、サイドスタンドの起立を音声出力の条件とするので、乗員がサイドスタンドを使用しない短時間の停止時等には音声を出力せず、停車状態が保たれて、乗員が電動車両から離れる可能性が高い場合にのみ音声を出力する。このため、近隣に配慮して音声出力の回数を抑えたい場合に、電動車両の存在を容易に確認可能としながら、音声出力の回数や頻度を効果的に抑制できる。
この場合、時刻に応じて音声出力部から出力される音声の音量を制御し、時刻に適応した音量で音声を出力することによって、近隣に配慮した構成とすることができる。
この場合、例えば住宅街のように、時間帯によって音声出力を控えることが好ましい環境においては、所定の時間帯では音声を出力しないようにして、近隣に配慮した構成を実現できる。
この場合、出力する音声を乗員が選択することができるため、乗員の好み、意向を反映した音声を出力できる。
この構成によれば、照度計測部によって検出された照度が所定以下である場合に音声を出力しないので、例えば、電動車両が屋内に存在する場合の音声出力を控えることができる。
また、本発明によれば、メインスイッチがオンの状態で電動車両が停車し、乗員がサイドスタンドを起立させると、音声出力部によって音声が出力される。つまり、サイドスタンドの起立を音声出力の条件とするので、乗員がサイドスタンドを使用しない短時間の停止時等には音声を出力せず、停車状態が保たれて、乗員が電動車両から離れる可能性が高い場合にのみ音声を出力する。このため、近隣に配慮して音声出力の回数を抑えたい場合に、電動車両の存在を容易に確認可能としながら、音声出力の回数や頻度を効果的に抑制できる。
また、本発明によれば、時刻に応じて音声出力部から出力される音声の音量を制御し、時刻に適応した音量で音声を出力することによって、近隣に配慮した構成とすることができる。
また、本発明によれば、例えば住宅街のように、時間帯によって音声出力を控えることが好ましい環境においては、所定の時間帯では音声を出力しないようにして、近隣に配慮した構成を実現できる。
また、本発明によれば、出力する音声を乗員が選択することができるため、乗員の好み、意向を反映した音声を出力できる。
また、本発明によれば、照度計測部によって検出された照度が所定以下である場合に音声を出力しないので、例えば、電動車両が屋内に存在する場合の音声出力を控えることができる。
図1は、本実施形態に係る電動車両1の側面図である。
本実施形態では、電動車両1が電動モータ40により駆動される自動二輪車である場合を例に挙げて説明する。
図1において、符号11は、側面視略U字状の車体フレームであり、車体フレーム11は、フロントフレーム11f、センタフレーム11d及びリアフレーム11rを有する。この車体フレーム11は、フロントカバー21f、レッグシールド21a、ステップフロア21b、リアカバー21c及びアンダカバー21dからなる合成樹脂製のボディ21によって覆われる。これら車体フレーム11とボディ21とが車体に相当する。
ヘッドチューブ12の上方には、シート26に着座した乗員が視認可能な位置に、メータパネル17が設けられている。メータパネル17は、スピードメータ、走行距離計、バッテリ残量計などの計器類を備え、電動車両1の動作状態に関する各種情報を提供する。また、メータパネル17は、各種画面を表示するとともに乗員によるタッチ操作を検出するタッチパネル56(図2)を備え、乗員は、タッチパネル56をタッチ操作することにより、後述する音声出力等に関する各種の設定を行うことができる。
また、メータパネル17には、タッチパネル56の近傍にスピーカ57a(図2)が配設され、このスピーカ57aから各種音声を出力可能である。さらに、メータパネル17には、タッチパネル56の近傍にSDメモリカードを挿入するためのSDメモリカードスロット55a(図2)が配設されている。
バッテリボックス22の内部にはバッテリ30(図2)が収容される。バッテリ30は、複数のセルを直列接続して構成され、コントロールボックス16内のコントローラ35などに接続されている。
パワースイングユニット29の下部には、電動車両1の停車中に車体を一側方向に傾斜させた状態で支持するサイドスタンド28が設けられている。サイドスタンド28は、取付ボルト28aによって回動可能に取り付けられ、電動車両1の停車時には乗員によって先端が接地する位置に押し下げられ、電動車両1を支持する起立状態になる。また、電動車両1を走行開始させる際には、サイドスタンド28は乗員によって跳ね上げられ、図示しないリターンスプリングの付勢力によって、パワースイングユニット29に沿った状態で保持される。この状態を、サイドスタンド28の収納状態と呼ぶ。
また、サイドスタンド28の取付ボルト28aの近傍には、サイドスタンド28が起立状態か収納状態かを検出するサイドスタンドスイッチ52(図2)が配設されている。
上述のようにバッテリボックス22(図1)に収容されたバッテリ30は、ヒューズユニット33を介して、電動モータ40(電動機)を駆動するドライバ36に電力を供給する。また、バッテリ30には、ヒューズユニット33及びレギュレータ34を介して、コントローラ35が接続されている。コントローラ35は、ECUを含むマイクロコントローラを備えて構成され、電動車両1の各部を中枢的に制御する制御部として機能する。レギュレータ34は、バッテリ30により供給される直流電源の電圧変換を行って、コントローラ35の駆動電源として供給し、さらに、図示はしないが電動車両1の制御系を構成する各部に電源を供給する。また、レギュレータ34は、コントローラ35の制御に従ってドライバ36が備えるリレー37のオン/オフを切り替える。
電動モータ40は、本実施形態では三相交流モータとして構成される。電動モータ40はパワースイングユニット29(図1)に配設され、図示しない駆動機構を介して後輪14rに連結されている。電動モータ40は、ドライバ36から供給される三相交流電流をステータコイル42に流してロータ(不図示)を回転させ、この回転を上記駆動機構により伝達して、電動車両1の後輪14rを駆動する。
電動モータ40は、ロータの回転位置を検出するロータセンサ44、及び、電動モータ40内の温度を検出するモータ温度センサ46を備えている。ロータセンサ44は、例えばホール素子を用いて構成され、モータ温度センサ46は、例えばサーミスタにより構成される。ロータセンサ44及びモータ温度センサ46はコントローラ35に接続され、コントローラ35は、電動モータ40におけるロータの回転位置を検出して電動モータ40の回転状態を制御するとともに、電動モータ40内の温度を監視して、例えば所定温度を超えた場合にリレー37をオフに切り替えさせる等の制御を行う。また、コントローラ35は、ロータセンサ44の出力値に基づいてロータの回転速度(単位時間あたりの回転数)を求め、この回転速度から電動車両1の車速を算出する。
スロットルセンサ50は、走行ハンドル15に取り付けられたスロットルグリップの操作角、すなわちスロットル開度を検出するセンサであり、検出した値をコントローラ35に出力する。コントローラ35は、スロットルセンサ50の出力値、上述したロータセンサ44の出力値、及び、モータ温度センサ46の出力値に基づいて、レギュレータ34を制御してドライバ36のリレー37をオン/オフさせ、電動モータ40を制御する。
照度センサ53は、電動車両1の周囲の照度を検出し、検出値をコントローラ35に出力する。
時刻計時装置54は、現在時刻を計時し、コントローラ35の制御に従って現在時刻を示す信号をコントローラ35に出力する。本実施形態では、時刻計時装置54はアンテナ54aを介して標準時刻電波を受信して、時刻の自動修正を行う機能を備えた電波時計として構成されるが、時刻計時装置54として、電波時計以外の時計を使用することもできる。また、コントローラ35が時刻の計時可能に構成されている場合においては、コントローラ35が時刻計時装置54として機能するようにしてもよい。
コントローラ35は、タッチパネル56から入力される操作信号と、表示画面56aに表示中の画面とに基づいて、電動車両1の乗員による操作内容を特定し、特定した内容に応じた動作を行う。乗員は、表示画面56aに表示された情報を参照しつつ、タッチ操作を行うことにより、動作モードの設定等の各種設定を行うことができる。
音声出力部57は、デジタル音声データをアナログ音声信号に変換するD/Aコンバータやアンプ等を内蔵し、コントローラ35から入力されるデジタル音声データ基づいて、各種音声を、コントローラ35により指定された音量でスピーカ57aから出力する。
記憶部58は、各種データを書き換え可能に記憶する記憶装置であり、例えば、EEPROMが用いられる。記憶部58には、スピーカ57aから出力される音声を選択するための音声テーブル60と、出力音量を設定する出力音量テーブル70とが記憶されている。
停車中に音声出力部57によって出力される音声は、音声テーブル60に基づいてタッチパネル56の操作により設定される。また、このときの出力音量は、出力音量テーブル70に基づいて設定される。
本実施形態において、コントローラ35は、後述するように、電動車両1の車速が所定速度未満であること、乗員が電動車両1のシート26に座っていないこと、電動車両1の姿勢を維持するためサイドスタンド28が起立状態になっていること、等に基づいて電動車両1が停車しているか否かを検出するが、これらの条件は、停車していることの必須の条件ではない。例えば、サイドスタンド28が起立状態であることを判別しないで、電動車両1が停車していると判別してもよい。
図3(A)に示すように、音声テーブル60は、停車中に出力することが可能な音声の内容や、対応する音声データに関する情報を含んでいる。詳細には、音声テーブル60の1件のレコードは、名称フィールド61と、内容フィールド62と、選択フラグフィールド63と、音声データフィールド64と、を備えている。
名称フィールド61には、音声データの名称を示すデータが記憶される。内容フィールド62には、各音声データの内容を示すデータが記憶される。
選択フラグフィールド63には、音声テーブル60に記憶されている各音声データが、停車時にスピーカ57aから実際に出力する音声として選択されているか否かを示すフラグを記憶する。図3(A)の例では、停車時に出力する音声として選択されている音声は、フラグが「1」になっており、他の音声のフラグは「0」となっている。
音声データフィールド64には、音声データ自体が記憶される。音声データフィールド64に記憶される音声データは、コントローラ35の制御によって、SDメモリカードスロット55aにセットされたSDメモリカードから読み取られたデータである。
電動車両1においては、音声テーブル60に記憶された複数の音声の中から、停車時に出力する音声を乗員が選択することができ、図4は、その選択操作を行う際の表示態様である。電動車両1は、停車時の出力音声を選択するための音選択処理(図5)を実行可能であり、図4の表示は、音選択処理の実行中に表示される。ここで、乗員がタッチパネル56を操作することによって電動車両1が音選択処理を開始する構成が考えられるが、コントローラ35が、SDメモリカードがSDメモリカードスロット55aにセットされたことを検出した場合に、電動車両1が音選択処理を自動的に開始するようにしてもよい。
本実施形態では、電動車両1の停車時に音声を出力する際の音量は、そのときの時刻と、電動車両1の周囲の明るさとに応じて定められる。
条件名フィールド71は、条件ごとに一意に付与される条件名を示すデータが記憶されるフィールドである。
条件フィールド72は、上述した条件の内容に関するデータを記憶するフィールドであり、時刻フィールド74と、照度フィールド75と、を備えている。時刻フィールド74は、時刻についての条件が記憶されるフィールドであり、図3(B)の例では、特定の時間帯の開始時刻と終了時刻とを定めるデータが記憶され、この時間帯に含まれる時刻において当該条件が成立する。照度フィールド75は、照度センサ53(図2)により検出される照度に関する条件が記憶されるフィールドである。本実施形態では一例として、照度に関する条件を、照度センサ53の検出値が予め定められた所定値より高い(所定値と等しい場合を含む)、低い、及び、検出値を問わない(全照度)という3通りに設定可能である。照度フィールド75には、所定値より高い照度が設定された場合はデータ「高」が、所定値より低い照度が設定された場合はデータ「低」が、照度の検出値を問わないよう設定された場合はデータ「ALL」が、記憶される。
音量フィールド73は、条件フィールド72の条件が成立した場合の、音声の出力音量を示すデータが記憶される。本実施形態では一例として、音量を、大、小、出力なし(音量ゼロ)の3段階に設定可能である。
また、条件Bが成立する場合、すなわち、条件Bに係る時刻フィールド74及び照度フィールド75の値が示すように、9:00〜17:59に含まれる時刻であって、かつ、照度センサ53の検出値が所定値よりも高い場合は、音量フィールド73の値に従って、停車時に出力される音量が「大」に設定される。条件Bによれば、日中に、電動車両1が屋外に停車されている場合には、スピーカ57aから比較的大きな音声を出力するよう設定して、スピーカ57aから出力される音声が確実に乗員に聞こえるようにするためである。また、日中の屋外においては、生活音や道路からの環境音が大きいため、電動車両1が出力する音声が迷惑になる可能性がない。
条件Dは、時刻が18:00〜20:59であって、かつ、照度が所定値よりも高い場合に、停車時の音声出力の音量を「小」に設定するための条件である。つまり、夕方から夜間にかけての時間帯には音量を小さくして、周囲の環境に配慮するための条件である。
また、条件Eは、時刻が18:00〜20:59であって、かつ、照度が所定値よりも低い場合に、音声を出力しないよう設定するための条件である。これは、上述したように、外部の照度が所定値より低い場合、電動車両1が屋内に存在するということであり、屋内において電動車両1から音声が出力することを防止するためである。
なお、出力音量テーブル70の条件フィールド72に記憶された条件の内容や、音量フィールド73に記憶された音量の値等は、タッチパネル56の操作等によって乗員が任意に変更することが可能である。
また、出力音量テーブル70に従って出力音量が設定された状態で、この設定された音量をタッチパネル56の操作等によって乗員が任意に変更することも可能である。この場合、音声出力部57がスピーカ57aから音声を出力している間に、その出力音量を変更する操作を行うことも可能である。
図5は、電動車両1が停車中に出力する音声を選択する音選択処理を示すフローチャートである。
この音選択処理は、上述したようにSDメモリカードがSDメモリカードスロット55aにセットされた状態で実行される。すなわち、コントローラ35は、SDメモリカードスロット55aにセットされたSDメモリカードの検出を試行し(ステップS1)、SDメモリカードが挿入されたか否かを判別する(ステップS2)。SDメモリカードがSDメモリカードスロット55aに挿入された場合(ステップS2:YES)、コントローラ35は、SDメモリカードに記録されている音声データ、及び、この音声データの名称を、記録媒体読取装置55を介して取得し、音声テーブル60を作成して記憶部58に記憶させる(ステップS3)。
タッチパネル56に対するタッチ操作が行われ、音声データが選択された場合(ステップS5:YES)、コントローラ35は、選択された音声を、停車時に出力する音声として設定し、この音声に対応する音声テーブル60のレコードにおいて、選択フラグフィールド63のフラグを「1」にして(ステップS6)、本処理を終了する。
この図6の動作に先立って、図5に示した音選択処理によって、停車時に出力する音声が既に選択されている。また、図6に示す動作は、メインスイッチ31がオンの状態で実行される。
電動車両1の車速が所定速度以上であった場合(ステップS12:NO)、コントローラ35は、ステップS11へ戻って車速の検出を行う。一方、車速が所定速度未満の場合(ステップS12:YES)、コントローラ35は、サイドスタンドスイッチ52の出力値に基づいて、サイドスタンド28が起立状態にあるか、収納状態にあるかを検出する(ステップS13)。
サイドスタンド28が収納状態である場合(ステップS14:NO)、コントローラ35は、ステップS11へ戻って車速の検出を行う。
一方、乗員がシート26に着座していない場合(ステップS16:NO)、コントローラ35は、音声出力処理を実行する(ステップS17)。
つまり、電動車両1は、メインスイッチ31がオンであり、車速が所定速度未満であり、サイドスタンド28が起立状態であり、かつ、乗員がシート26に着座していない場合に、音声出力処理を実行する。
音声出力処理において、コントローラ35は、時刻計時装置54を制御して現在時刻を示す信号を出力させ、その出力値に基づいて、現在の時刻を検出する(ステップS21)。次いで、コントローラ35は、照度センサ53の出力値に基づいて、現在の外部の照度を検出する(ステップS22)。
ここで、コントローラ35は、該当する条件に対応する音量フィールド73のデータを参照し、音声を出力するか否か、すなわち音声を出力しない設定になっているか否かを判別する(ステップS24)。音声を出力しない設定になっている場合(ステップS24:NO)、コントローラ35は、音声出力処理を終了する。一方、音声を出力する設定になっている場合、具体的には音量が「大」または「小」に設定されている場合(ステップS24:YES)、コントローラ35は音声テーブル60を参照し、選択フラグフィールド63が「1」に設定されている音声データを読み出す(ステップS25)。さらに、コントローラ35は、この音声データを音声出力部57に出力して、出力音量テーブル70の音量フィールド73に設定されていた音量に従って、音声出力部57によってスピーカ57aから音声を出力させる(ステップS26)。
例えば図3(A)の音声Zのように、広告を含む音声が音声テーブル60に含まれている場合、乗員の操作によって広告の音声が選択可能である。この場合、例えば、電動車両1がピザの宅配に利用される車両であれば、そのピザの販売に係る広告音声を出力することで、高い広告効果が期待できる。この場合、広告音声が電動車両1の停車中に出力されるので、例えば走行中に広告音声を出力する場合とは違って、強い印象を与え、訴求力の高い広告を実現できる。
また、電動車両1は、現在時刻を計時する時刻計時装置54を備え、コントローラ35は、現在時刻に基づいて出力音量テーブル70に設定された条件に従い、音声を出力するか否かを決定する。このため、例えば深夜及び早朝を含む時間帯では音声を出力せず、夕方から夜間にかけては小さい音量で音声を出力し、日中はより大きい音量で音声を出力する。このように、時刻に応じて音声出力部57から出力される音声の音量を制御し、時刻に適応した音量で音声を出力することによって、近隣に配慮した構成とすることができ、例えば住宅街のように、時間帯によって音声出力を控えることが好ましい環境においては、所定の時間帯では音声を出力しないようにして、近隣に配慮した構成を実現できる。
すなわち、上記実施形態においては、時刻計時装置54が計時する現在時刻と照度センサ53の検出値に基づいて、図3(B)の出力音量テーブル70のうち該当する条件に従って音声を出力する例について説明したが、本発明はこれに限定されず、現在時刻のみに基づいて、予め設定された条件を選択して、音声を出力してもよい。以下、この場合について変形例として説明する。
図8は、変形例における出力音量テーブル70aの構成を示す図である。この出力音量テーブル70aは、上記実施形態における出力音量テーブル70に代えて、記憶部58に記憶される。
出力音量テーブル70aのレコードは、条件名フィールド71と、時刻フィールド74と、音量フィールド73と、を備えて構成されており、時刻フィールド74に記憶された時刻の条件と音量とを対応づけている。この出力音量テーブル70aを用いた場合、コントローラ35は、時刻計時装置54により計時される現在時刻のみに基づいて、停車時に音声を出力する音量を設定する。
コントローラ35は、図9に示すように、ステップS21で現在の時刻を検出すると、ステップS23に移行して、出力音量テーブル70aのうち、現在時刻に該当する条件を特定し、特定した条件の音量フィールド73に基づいて、ステップS24で音声出力の有無を判別する。そして、音量が「大」または「小」に設定されている場合には、コントローラ35はステップS25に移行して音声データを読み出し、ステップS26で、出力音量テーブル70aに設定されていた音量に従って、音声出力部57によってスピーカ57aから音声を出力させる。
また、本実施形態及び変形例では、SDメモリカードスロット55aにセットされたSDメモリカードから読み出した音声データを、記憶部58に記憶させる構成として説明したが、音声を出力する際にコントローラ35が、SDメモリカードに記録されている音声データを直接読み出す構成としてもよい。この場合にはSDメモリカードが音声記憶部として機能する。
また、本実施形態及び変形例では、電動車両1として自動二輪車を例に挙げて説明したが、本発明は、二輪車に限らず、電動モータで駆動される三輪車や四輪車にも適用可能である。この場合、サイドスタンドスイッチ52に代えて、パーキングブレーキの状態を検出するセンサの検出値を用いることにより、車両の停止を検出してもよい。さらに、電動車両1の車体形状は図1の形状に限定されず、鞍乗り型の車体形状とすることも勿論可能であるし、サイドスタンドに代えてセンタースタンドを備えた構成としてもよく、その他の細部構成についても任意に変更可能である。
28 サイドスタンド
30 バッテリ
31 メインスイッチ
35 コントローラ(制御部)
40 電動モータ(電動機)
51 シートスイッチ(着座検出部)
52 サイドスタンドスイッチ(スタンド検出部)
53 照度センサ(照度計測部)
54 時刻計時装置(時刻計測部)
55 記録媒体読取装置
57 音声出力部
57a スピーカ
58 記憶部(音声記憶部)
Claims (6)
- バッテリと、前記バッテリから供給される電力に基づいて車両の駆動力を得る電動機と、前記バッテリから供給される電力に基づいて前記電動機の制御を行う制御部と、乗員の着座の有無を検出する着座検出部と、を備えた電動車両における制御装置において、
少なくとも一つの音声を記憶することができる音声記憶部と、前記制御部の制御により、前記音声記憶部に記憶されている音声を出力する音声出力部と、を備え、
前記制御部は、前記電動車両のメインスイッチがオンの場合であって前記電動車両が停車しており、かつ、前記着座検出部によって非着座が検出された場合に、前記音声記憶部に記憶されている音声を前記音声出力部によって出力させることを特徴とする電動車両における制御装置。 - 前記電動車両が備えるサイドスタンドの起立状態を検出するスタンド検出部をさらに備え、
前記制御部は、前記メインスイッチがオンの場合であって、前記着座検出部によって非着座が検出され、かつ、前記スタンド検出部によって前記サイドスタンドが起立していることが検出された場合に、前記音声記憶部に記憶されている音声を前記音声出力部によって出力させることを特徴とする請求項1に記載の電動車両における制御装置。 - 時刻を計時する時刻計測部を備え、
前記制御部は、前記停車時において、その時刻に基づいて前記音声出力部によって出力される音声の音量を制御することを特徴とする請求項1又は2に記載の電動車両における制御装置。 - 前記制御部は、前記停車時において、その時刻が所定の時間帯の中にある場合には、前記音声出力部によって音声を出力させないことを特徴とする請求項3記載の電動車両における制御装置。
- 前記音声記憶部には、複数の音声が記憶可能であり、乗員により事前にどの音声を出力させるかを選択可能であることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の電動車両における制御装置。
- 車両の外部の照度を検出する照度計測部を備え、
前記制御部は、前記照度が所定以下である場合には、前記音声出力部によって音声を出力させないことを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の電動車両における制御装置。
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