JP2010185686A - 情報提供装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】ユーザ特性に応じて、情報提供手法を変更可能な情報提供装置を提供すること。
【解決手段】ユーザ特性を記憶するユーザ特性記憶部25、当該ユーザ特性記憶部25に記憶されたユーザ特性に基づいて、情報出力部からの情報出力速度及び/又は情報出力時間を変更する制御部22を備える構成とする。これにより、ユーザ特性に応じて、情報出力部12による情報提供を変更することができる。情報提供時間をユーザ特性に合わせることができるので、情報認識の遅いユーザであっても、情報を確実に認識することができる。そのため、ユーザが感じる煩わしさを低減することができる。
【選択図】図1
【解決手段】ユーザ特性を記憶するユーザ特性記憶部25、当該ユーザ特性記憶部25に記憶されたユーザ特性に基づいて、情報出力部からの情報出力速度及び/又は情報出力時間を変更する制御部22を備える構成とする。これにより、ユーザ特性に応じて、情報出力部12による情報提供を変更することができる。情報提供時間をユーザ特性に合わせることができるので、情報認識の遅いユーザであっても、情報を確実に認識することができる。そのため、ユーザが感じる煩わしさを低減することができる。
【選択図】図1
Description
本発明は、情報提供装置に関する。
従来、車載ナビゲーションシステムにおいて、車速が速い場合や悪路を走行中など、操作入力が難しい場合に、入力操作画面の表示時間を長くすることで、操作性を向上させるものがある(例えば、特許文献1参照)。また、車載ナビゲーションシステムにおいて、車速が速い場合に、ナビゲーション表示を暗くすることで、情報提供動作を変更するものがある(例えば、特許文献2参照)。また、車載マルチメディアにおいて、渋滞時には、テンポの速い音楽を出力することで、情報提供動作を変更するものがある(例えば、特許文献3参照)。
しかしながら、従来の技術では、例えばナビゲーションシステムなどの情報提供装置から出力された情報に、操作者(ユーザ)が反応できない場合があった。例えば、操作者が高齢であるにも関わらず、早口に音声案内してしまい、操作者が聞き取り難いということがあった。
本発明は、このような課題を解決するために成されたものであり、ユーザ特性に応じて、情報提供手法を変更可能な情報提供装置を提供することを目的とする。
本発明による情報提供装置は、ユーザに情報を提供する情報提供装置であって、ユーザ特性を記憶するユーザ特性記憶部と、ユーザに対して情報を出力する情報出力部と、ユーザ特性記憶部に記憶されたユーザ特性に基づいて、情報出力部からの情報出力速度及び/又は情報出力時間を変更する制御部とを有することを特徴としている。
このような情報提供装置によれば、ユーザ特性を記憶するユーザ特性記憶部を備え、このユーザ特性記憶部に記憶されたユーザ特性に基づいて、情報出力部からの情報出力速度及び/又は情報出力時間を変更することができる。これにより、ユーザ特性に応じて、情報出力部による情報提供を変更することができる。情報提供時間をユーザ特性に合わせることができるので、情報認識の遅いユーザであっても、情報を確実に認識することができる。そのため、ユーザが感じる煩わしさを低減することができる。なお、「情報出力速度」とは、情報表示速度、音声出力速度などを含むものである。また、「情報出力時間」とは、情報提供時間、音声出力時間(回数)などを含むものである。
ここで、ユーザによって操作入力される入力手段を備え、入力手段からの操作入力速度をユーザ特性としてユーザ特性記憶部に記憶することが好適である。これにより、事前にユーザの個人情報を入力しなくても、ユーザ特性を認識することができるので、情報出力速度、情報出力時間をユーザ特性に合わせることができる。
また、車両に搭載され、車速を検出する車速検出手段を備え、車速検出手段によって検出された車速をユーザ特性としてユーザ記憶部に記憶することが好ましい。これにより、車速に基づいて、ユーザ特性を認識することができる。
本発明の情報提供装置によれば、情報出力時間及び/又は情報出力速度をユーザ特性に合わせることができる。
以下、本発明による情報提供装置の好適な実施形態について図面を参照しながら説明する。なお、図面の説明において同一または相当要素には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。図1は、本発明の実施形態に係る情報提供装置の概略構成図である。
図1に示す情報提供装置1は、車両に搭載され、ユーザ(例えばドライバ)に情報を提供するものであり、ナビゲーションシステム10、情報提供電子制御ユニット(以下、「情報提供ECU」という)20、および車輪速センサ16を備えている。
ナビゲーションシステム10は、車両の現在位置を取得して、目的地までの経路案内を行うシステムである。ナビゲーションシステム10は、ユーザによって操作入力される入力部11、ユーザに情報提供を行う出力部12を有している。
入力部11として、ユーザによって操作される各種ボタン、タッチパネルなどが挙げられる。出力部12として、ユーザに視認される画像表示装置(液晶パネル)、音声案内出力を行うスピーカなどが挙げられる。
車輪速センサ16は、車両の4輪にそれぞれ設けられ、車輪の回転速度(車輪の回転に応じたパルス数)を検出するセンサである。車輪速センサ16では、所定時間毎の車輪の回転パルス数を検出し、その検出した車輪回転パルス数を情報提供ECU20に送信する。
情報提供ECU20は、演算処理を行うCPU、記憶部となるROM及びRAM、入力信号回路、出力信号回路、電源回路などにより構成されている。情報提供ECU20は、ナビゲーションシステム10及び車輪速センサ16と電気的に接続されている。情報提供ECU20では、記憶部に記憶されたプログラムを実行することで、操作情報取得部21、制御部22、車速取得部23が構築される。
また、情報提供ECU20の記憶部には、ユーザ特性記憶部25が構築され、ユーザ特性記憶部25には、操作履歴記憶部26及び車速記憶部27が構築されている。
車速取得部23は、車輪速センサ16から出力された信号に基づいて、車速(車速履歴)を算出する。車速記憶部27は、車速を記憶する。車速記憶部27は、車速を道路毎に蓄積するDBである。
操作情報取得部21は、ナビゲーションシステム10から出力された信号に基づいて、ユーザによる操作情報を取得する。操作情報取得部21は、ユーザが操作した入力操作の間隔や時間を操作情報として取得する。操作履歴記憶部26は、操作情報(操作履歴)を記憶する。操作履歴記憶部28は、操作情報を蓄積するDBである。
制御部22(インタラクションスピード判断システム)は、操作履歴記憶部26に記憶された操作履歴、車速記憶部27に記憶された車速履歴を入力し、ユーザのインタラクションスピード(反応速度など)を判断し、ユーザへ情報提供を行うナビゲーションシステム10へ反映させるものである。
制御部22は、ユーザ特性記憶部25に記憶されたユーザ特性(操作入力速度、車速)に基づいて、出力部12からの情報出力速度及び情報出力時間を変更する本発明の制御部として機能するものである。
図2は、操作テンポと車速との関係を示すマトリックスである。図2に示すマトリックスは、ナビゲーションシステム10の入力部11に対して行う操作入力速度(操作テンポ)と車速とをマトリックス化したものである。制御部22では、ナビゲーションシステム10のインタラクションスピードを個々のユーザに応じて変更することが可能である。
図2のマトリックスでは、縦軸にユーザのUI(user interface)の操作テンポを示し、横軸に車速を示している。操作テンポは、「遅い」、「普通」、「速い」の3つに区分されている。また、車速も、「遅い」、「普通」、「速い」の3つに区分されている。
図2のマトリックス中に記載された数字は、ナビゲーションシステム10全体のインタラクションスピードを表現するものであり、例えば、「1」(遅い)、「2」(やや遅い)、「3」(標準値)、「4」(やや速い)、「5」(速い)とランク付けされている。図2のマトリックスでは、車速が遅く、操作テンポが遅い場合に、「1」(遅い)と設定され、車速が普通、且つ操作テンポが普通の場合に「3」(標準値)と設定され、操作テンポが速く、車速が速い場合に、「5」(速い)と設定される。
操作テンポ(ナビ操作速度)の判定項目としては、「ボタン操作間隔」、「画面滞在時間」、「反応時間」などがある。制御部22は、これらの判定項目に基づいて、操作テンポを判定する。判定結果は、図2のマトリックスに基づく評価に利用される。
「ボタン操作間隔」は、ボタン操作から次のボタン操作までの時間である。例えば、地図のスクロール操作、リストスクロール操作、文字入力操作などに基づいて、「ボタン操作間隔」を判定することができる。
「画面滞在時間」は、画面が切り替わるまでの時間である。例えば、画面に表示されたリストから項目を選択するまでの時間に基づいて、「画面滞在時間」を判定することができる。
「反応時間」は、画面が表示されてから操作を行うまでの時間である。例えば、メニュー画面で、検索方法が選択されるまでの時間に基づいて、「反応時間」を判定することができる。
車速は、一般道、有料道、高速道ごとに、走行距離と速度で平均を算出する。図3は、道路種別ごとの車速値の重み付けを示す表である。図3では、重み付けを「△」(重み付け低い)、「○」(重み付け高い)によって表現している。一般道では、信号などの外的要因が多いこともあり、速度の平均にばらつきが出てしまうため、重み付けが低く設定されている。一方、有料道や高速道では、外的要因が少ないため、重み付け全体の平均値のばらつきが抑えられている。
制御部22は、ユーザごとにナビゲーションシステム10のインタラクション項目を変更することができる。制御部22は、ユーザ特性記憶部25に記憶されたユーザ特性に基づいて、出力部12からの情報出力速度、及び情報出力時間を変更する。具体的には、図3に示すマトリックスを用いて、ユーザ特性を数値化し、これを用いて、インタラクションを変更する。
制御部22によって、設定変更可能なインタラクション項目として、「画面遷移を表現するための動画時間」、「ONSの表示有無と、表示消去までの時間」、「音声ガイダンスの再生速度」、「リストや地図のスムーススクロール速度」などがある。
制御部22は、「画面遷移を表現するための動画時間」を、ユーザ特性に応じて設定変更することができる。ナビゲーションシステム10では、画面が遷移する際に、アニメーションをもって遷移する。制御部22は、そのアニメーションをする、しない、アニメーションの速度などを、ユーザによって変更する。例えば、図2のマトリックスの数値が「5」の場合には、アニメーションの速度を速くするように、設定変更し、マトリックスの数値が「1」の場合には、アニメーションの速度を遅くするように、設定変更する。
制御部22は、「ONSの表示有無と、表示消去までの時間」を、ユーザ特性に応じて設定変更することができる。制御部22は、操作説明、確認メッセージ、交通情報などのONSが表示されてから、消去されるまでの時間をユーザによって変更する。例えば、図2のマトリックスの数値が「5」の場合には、表示消去までの時間を短くするように、設定変更し、マトリックスの数値が「1」の場合には、表示消去までの時間を長くするように、設定変更する。
制御部22は、「音声ガイダンスの再生速度」を、ユーザ特性に応じて設定変更することができる。制御部22は、経路案内中に流れる案内音声や、操作中に流れる説明音声などのガイダンスについて、ユーザによって再生速度を変更する。例えば、図2のマトリックスの数値が「5」の場合には、再生速度を速くするように、設定変更し、マトリックスの数値が「1」の場合には、再生速度を遅くするように、設定変更する。
制御部22は、「リストや地図のスムーススクロール速度」を、ユーザ特性に応じて設定変更することができる。制御部22は、ナビ操作中に実行される地図のスクロールや、リストスクロールについて、ユーザによってスクロールスピードを変更する。例えば、図2のマトリックスの数値が「5」の場合には、スクロールスピードを速くするように、設定変更し、マトリックスの数値が「1」の場合には、スクロールスピードを遅くするように、設定変更する。
このような情報提供装置1によれば、ユーザ特性を記憶するユーザ特性記憶部25を備え、このユーザ特性記憶部25に記憶されたユーザ特性に基づいて、出力部12からの情報出力速度、情報出力時間を変更し、ナビ操作のインタラクションを変更することができる。情報提供時間をユーザ特性に合わせることができるので、情報認識の遅いユーザであっても、情報を確実に認識することができる。そのため、ユーザが感じる煩わしさを低減することができる。なお、「情報出力速度」とは、情報表示速度、音声出力速度などを含むものである。また、「情報出力時間」とは、情報提供時間、音声出力時間(回数)などを含むものである。
ここで、ユーザによって操作入力される入力部11を備え、入力部11からの操作入力速度をユーザ特性として操作履歴記憶部26に記憶することができるので、事前にユーザの個人情報を入力しなくても、ユーザ特性を認識することができ、情報提供時間をユーザごとに変更することができる。
以上、本発明をその実施形態に基づき具体的に説明したが、本発明は、上記実施形態に限定されるものではない。図4は、本発明の他の実施形態に係る情報提供装置の概略構成図である。図4に示す情報提供装置31が、上記実施形態に係る情報提供装置1と違う点は、事前にユーザ特性を入力するためのユーザ特性入力部17を更に備える点である。これにより、事前にユーザ特性を入力することで、情報提供時間をユーザごとに変更することができる。
また、上記実施形態では、ナビゲーションシステム10を有する情報提供装置1としているが、ナビゲーションシステム10内に、情報提供ECU20が搭載された構成としてもよい。また、情報提供装置1は、情報出力部をナビゲーションシステム10の出力部12としているが、情報出力部は、その他の装置のものでもよい。例えば、エアコン、オーディオ、通信機器などその他の装置の情報出力部でもよい。
また、上記実施形態では、情報提供装置1の車両への適用について、説明しているが、例えば、飛行機、列車、船舶などに、搭載された、情報提供装置でもよい。
また、上記実施形態では、ユーザのナビ操作、車速に基づいて、ユーザ特性を認識しているが、その他の動作、運転操作などに基づいて、ユーザ特性を認識してもよい。
1,31…情報提供装置、11…入力部、12…出力部(情報出力部)、16…車輪速センサ、22…制御部、25…ユーザ特性記憶部、26…操作履歴記憶部、27…車速記憶部。
Claims (3)
- ユーザに情報を提供する情報提供装置であって、
ユーザ特性を記憶するユーザ特性記憶部と、
前記ユーザに対して情報を出力する情報出力部と、
前記ユーザ特性記憶部に記憶されたユーザ特性に基づいて、前記情報出力部からの情報出力速度及び/又は情報出力時間を変更する制御部とを有することを特徴とする情報提供装置。 - ユーザによって操作入力される入力手段を備え、
前記入力手段からの操作入力速度を前記ユーザ特性として前記ユーザ特性記憶部に記憶することを特徴とする請求項1記載の情報提供装置。 - 車両に搭載され、
車速を検出する車速検出手段を備え、
前記車速検出手段によって検出された前記車速を前記ユーザ特性として前記ユーザ記憶部に記憶することを特徴とする請求項1又は2記載の情報提供装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2009028404A JP2010185686A (ja) | 2009-02-10 | 2009-02-10 | 情報提供装置 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN104071096A (zh) * | 2013-03-25 | 2014-10-01 | 本田技研工业株式会社 | 输入装置、输入方法及输入程序 |
US10108296B2 (en) | 2014-09-12 | 2018-10-23 | International Business Machines Corporation | Method and apparatus for data processing method |
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2009
- 2009-02-10 JP JP2009028404A patent/JP2010185686A/ja active Pending
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JP2014186583A (ja) * | 2013-03-25 | 2014-10-02 | Honda Motor Co Ltd | 入力装置、入力方法及び入力プログラム |
US9389755B2 (en) | 2013-03-25 | 2016-07-12 | Honda Motor Co., Ltd. | Input apparatus, input method, and input program |
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