JP5988098B2 - 車両用表示装置 - Google Patents

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Description

本発明は、車両用表示装置に関する。
自動車のように、運転者がハンドル(ステアリング)を操舵することによりタイヤ角度(タイヤアングル)を変更し、これによって進行方向を変化させる車両において、運転者は、タイヤ角度を、ハンドルを操舵した感覚で把握することができる。このため、一般的な車両においては、車内表示でタイヤ角度を表示するようなことはない(例えば特許文献1)。
特開2008−254703号公報
しかしながら、運転の苦手な人の中には、タイヤ角度を見失ってしまう人もいる。ところが、こうした人たちだけのためにタイヤ角度表示を行うことは、一般の運転者にとっては望ましいことではなく、仮にその表示がなされたとしても、その表示を煩わしく感じてしまうことが容易に予想できる。
本発明の課題は、タイヤ角度の表示を、その必要に迫られた人のみに行うことができる車両用表示装置を提供することにある。
課題を解決するための手段および発明の効果
上記課題を解決するために、本発明の車両用表示装置は、
車両の進行方向を定めるタイヤ角度を検出するタイヤ角度検出手段と、
前記タイヤ角度を見失った運転者によってなされやすいとされる運転者当惑操作として、予め定められた車速以下となる低速状態又は予め定められた減速操作状態を前提になされる、前記車両のシフトポジション又は運転者に操舵されることにより前記タイヤ角度が変わるハンドルに対する予め定められたやり直し操作が設定されており、設定された前記運転者当惑操作を検出する当惑操作検出手段と、
前記運転者当惑操作が検出された場合に、検出される前記タイヤ角度を、予め定められた表示部にて表示させる表示手段と、
を備えることを特徴とする。
上記本発明の構成によれば、タイヤ角度を見失った運転者によってなされやすいとされる運転者当惑操作を予め設定しておき、設定された運転者当惑操作がなされたときにのみ、そのときのタイヤ角度が表示される。これにより、必要に迫られている運転者のみにタイヤ角度が表示され、必要としない運転者には表示が行われない。
また、上記本発明の構成によれば、タイヤ角度を見失った運転者によってなされやすいとされる運転者当惑操作を、予め決められた前提状態の下でなされるやり直し操作として定めている。これにより、タイヤ角度を見失っている運転者をより精度良く特定することが可能になるから、タイヤ角度表示を必要としないユーザーに対しタイヤ角度表示が表示されてしまうシーンを減らすことができる。
本発明の一実施形態である車両用表示装置の構成を簡略的に示したブロック図。 図1の車両用表示装置におけるタイヤ角度の検出を説明する図。 図1の車両用表示装置が搭載された車両の運転者前方側を示す車室内内観図。 図1の車両用表示装置の画面表示部における通常時の画面表示を示す図。 図1の車両用表示装置の画面表示部におけるタイヤ角度表示を示す図。 タイヤ角度を見失った運転者によってなされやすいとされる運転者当惑操作として設定された設定内容を示す図。 タイヤ角度を見失った運転者によってなされやすいとされる運転者当惑操作時に実行されるタイヤ角度表示処理の流れを示すフローチャート。 タイヤ角度を見失い易いシーンにおいて実行されるタイヤ角度表示処理の流れを示すフローチャート。 図4Bよりもタイヤ角度表示の強調レベルを低くした第一の表示例を示す図。 図4Bよりもタイヤ角度表示の強調レベルを低くした第二の表示例を示す図。 図4Bのタイヤ角度表示の変形例。 図6のタイヤ角度表示処理において、運転者の運転習熟度を考慮するようにした場合の処理の流れを示すフローチャート。 図7のタイヤ角度表示処理において、運転者の運転習熟度を考慮するようにした場合の処理の流れを示すフローチャート。 運転者の運転習熟度のマニュアル設定画面の一例を示す図。 運転者の運転習熟度の学習処理の一例を示すフローチャート。
以下、本発明の車両用表示装置の一実施形態を、図面を参照して説明する。
図1に示すように、本実施形態の車両用表示装置1は、これを搭載する車両100の進行方向を定めるタイヤ角度(タイヤアングル)を検出するためのタイヤ角度情報を取得するタイヤ角度検出部12と、タイヤ角度を可変するために運転者によってなされるハンドル操舵の操舵角度(回転操作角度)を検出するための操舵角度情報を検出するハンドル操舵角検出部13と、運転者によってなされるシフト変更操作によって設定されるシフトポジションを検出するためのシフトポジション情報を取得するシフトポジション検出部(シフトポジションセンサ)11と、車両100の車速を検出するための車速情報を取得する車速検出部(車速センサ)14と、運転者によってなされる車両100のブレーキ操作の有無を検出するブレーキ操作検出部15と、イグニッションスイッチ(IGスイッチ)16と、表示部2と、音出力部(スピーカ)3と、外部記憶装置4と、それらが接続される制御部10と、を有して構成される。
ハンドル操舵角検出部13は、ここでは図2に示すように、操舵ハンドル101に直結されたハンドル軸102aの回転角度(回転による角度位置)を検出するためのタイヤ角度情報を取得するハンドル軸角度検出部12Aである。ここでは、ロータリエンコーダ等の周知の角度検出部が用いられる。なお、ハンドル操舵角検出部13は、操舵ハンドル101の操舵角度(回転操作角度)を直接的に検出するための検出情報を取得するものでもよいし、その操舵角度(回転操作角度)を推定するための推定情報を取得するものでもよい。
タイヤ角度検出部12は、操舵ハンドル101の操舵によって角度を変えるタイヤの角度情報を取得するものである。ここでのタイヤ角度検出部12は、図2に示すように、ハンドル軸102aの回転が機械的又は電気的に伝達されて回転する転舵軸102bの回転角度(回転による角度位置)を検出するための軸回転角度情報を取得する転舵軸角度検出部12Bである。なお、タイヤ角度検出部12は、車輪105,105のタイヤ角度(転舵角)を直接的に検出するための検出情報を取得するものでもよいし、タイヤ角度(転舵角)を推定するための推定情報を取得するものでもよい。例えば、転舵軸102bとともに回転するピニオン103がラックバー104を軸線方向に往復動させることにより、車輪105,105のタイヤ角度を変化させる転舵系において、車輪105,105のタイヤ角度を直接検出するための転舵角度情報を取得する転舵角検出部12Cでもよいし、転舵軸102bをハンドル操舵角検出部13の検出結果に応じて回転駆動するモータがあるならばそのモータの出力軸の回転角度を検出するためのモータ回転角度情報を取得するモータ回転角度検出部(図示なし)でもよい。
ブレーキ操作検出部15は、ここではブレーキペダルの操作(踏下)の有無を検出するブレーキセンサである。
表示部2は、画面200内に任意の画像を描画可能な画面表示部であり、例えばTFT等の液晶表示装置である。ここでの表示部2は、図3に示すように、ハンドル101の車両前方側に配置されたメーター表示部を用いており、通常時においては、少なくとも車両100の車速が表示される表示部である。具体的にいえば、ここでの表示部2は、図4Aに示すように、車両100のエンジン回転数を表示する回転数表示部200M1をなす円形領域と、車両100の車速を表示する車速表示部200M0をなす円形領域とを少なくとも有する。
制御部10は、周知のマイクロコンピュータであり、内外の記憶部(例えば外部記憶装置4等)が記憶する各種プログラムを実行する。ここでの制御部10は、現在のタイヤ角度を表示部2において表示させるタイヤ角度表示処理を、図6のように実行する。
まず、制御部10は、タイヤ角度を見失った運転者によってなされやすいとされる運転者当惑操作を検出する(S1〜3:当惑操作検出手段)。ここでの上記運転者当惑操作は、予め定められた前提状態の下でなされる予め定められたやり直し操作として設定される。やり直し操作は、運転者の当惑状態に起因して生じる操作とみることができるが、それだけではその当惑状態がタイヤ角度を見失っての当惑状態であるかは判別できない。しかしながら、タイヤ角度を見失いやすい前提状態の下でなされたやり直し操作であれば、その当惑状態は、タイヤ角度を見失ってのものである可能性が非常に高くなる。
なお、ここでの上記前提状態は、運転者が実際に行った操作やその操作によって生じた車両100の状態変化として検出されるものであり、そうした操作とは無関係に生じる車両100の状態変化や状況変化、そうした操作と関係する・しないに関わらず車両100と車外環境との間に生じた状態や状況の変化から検出されるものではない。
本実施形態における上記前提状態は、図5に示すように、車両100の車速が予め定められた基準車速以下(例えば時速10km以下)となる低速状態と、予め定められた減速操作状態との双方として記憶装置4に設定(記憶)されている。つまり、制御部10が、車速センサ100の検出結果に基づいて算出した車速を上記基準車速以下と判定した場合と、ブレーキ操作検出部15がブレーキ操作を検出した場合を、上記前提状態とする。なお、上記基準車速は、時速15km以下、より望ましくは時速5km以下で定められる所定の数値であり、ここでは時速0km(即ち車両停止状態)を定めている。
他方、本実施形態において記憶装置4に設定(記憶)されている上記やり直し操作は、図5に示すように、シフトポジション検出部(シフトポジションセンサ)11が検出するシフトポジションが「R」→「D」→「R」の順で連続的に切り替わるシフト変化と、同じくシフトポジションが「D」→「R」→「D」の順で連続的に切り替わるシフト変化とを含む。ただし、シフトポジション「D(ドライブ)」と「R(リバース)」を行き来するに際して、それらの間の「N(ニュートラル)」のポジションを通過するが、そのポジションでの検出継続時間が所定時間未満(例えば2秒未満)であった場合、その「N」のポジションは通過したに過ぎず、そのポジションを取ったとは認識しないものとする。逆に、各ポジション「D」,「R」,「N」での検出継続時間が所定時間以上(例えば1秒以上)であった場合は、そのポジションを取ったと認識するものとする。なお、「R」→「N」→「R」や「D」→「N」→「D」を上記やり直し操作に含めてもよい。
また、本実施形態において記憶装置4に設定(記憶)されている上記やり直し操作は、ハンドル操舵角検出部13が検出するハンドル101の操舵角度(回転操作角度)が「所定角度以上左」→「所定角度以上右」→「所定角度以上左」の順で連続的に切り替わる操舵角度変化と、同じく操舵角度(回転操作角度)が「所定角度以上右」→「所定角度以上左」→「所定角度以上右」の順で連続的に切り替わる操舵角度変化とを含む。なお、ここでの所定角度は、左右双方とも90度以下、より望ましくは30度以下で定めるものとし、ここでは45度が定められているものとする。
さらに本実施形態における上記運転者当惑操作には、上記前提状態として、シフトポジション検出部(シフトポジションセンサ)11が検出するシフトポジションが「R」となる状態と、イグニッションスイッチ16がONとなった直後の所定期間とが定められ、やり直し操作として、ハンドル操舵角検出部13が検出するハンドル101の操舵角度(回転操作角度)が「所定角度以上左」→「所定角度以上右」→「所定角度以上左」の順で連続的に切り替わる操舵角度変化と、同じく操舵角度(回転操作角度)が「所定角度以上右」→「所定角度以上左」→「所定角度以上右」の順で連続的に切り替わる操舵角度変化とが生じる、既に述べたやり直し操作と同様の操作が定められたものを含むものとする。
図6に戻る。上記運転者当惑操作を検出するために制御部10は、上記前提状態を検出するための予め定められた検出情報を取得し、車両100が上記前提状態にあるか否かを特定する(S1:前提状態特定手段)。ここでは、制御部10が、車速検出部14と、ブレーキ操作検出部15と、シフトポジション検出部11の検出結果を取得し、それらに基づいて車両100が上記前提状態にあるか否かを特定する。
さらに制御部10は、上記やり直し操作を検出するための予め定められた検出情報を取得し、車両100において上記やり直し操作がなされたか否かを特定する(S1:やり直し操作特定手段)。ここでは、制御部10が、ハンドル操舵角検出部13と、シフトポジション検出部11の検出結果を取得し、それらに基づいて車両100が上記前提状態にあるか否かを特定する。なお、ハンドル操舵角検出部13の検出結果から、既に述べたやり直し操作とされる操舵角度変化の有無を特定してもよいが、タイヤ角度検出部12の検出結果から、既に述べたやり直し操作とされる操舵角度変化の有無を特定してもよい。
そして、制御部10は、それらの特定結果と、記憶装置4に設定されている設定内容(図5参照)とに基づいて、上記運転者当惑操作がなされたか否かを判定する(S3:当惑操作有無判定手段)。上記運転者当惑操作がなされていないと判定した場合、制御部10は本処理を終了する。ただし、本処理は、イグニッションスイッチ16がONである以上、繰り返し実行される。
上記運転者当惑操作がなされていないと判定した場合、制御部10は、車両100のタイヤ105,105のタイヤ角度を検出する(S4:タイヤ角度検出手段)。ここでは制御部10が、タイヤ角度検出部12の検出結果を取得し、それらに基づいて上記タイヤ角度を算出・特定する。
続いて制御部100は、車両100の進行方向を特定する(S5:進行方向特定手段)。ここでは、車両100が前進可能状態にあるか後進可能状態にあるかを検出して(前後進状態検出手段)、その検出結果と、その直前に検出したタイヤ角度の特定結果とに基づいて、車両100の進行方向を特定する。なお、車両100が前進可能状態にあるかにあるかは、ここでは、シフトポジション検出部11の検出結果から特定するものとする。即ち、シフトポジションが「R」であれば後進可能状態、「D」や「1(ロー)」、「2(セカンド)」等であれば前進可能状態と特定する。
上記タイヤ角度が検出されると、制御部100は、検出されたタイヤ角度を、予め定められた表示部2にて表示させる(S6:表示手段)。ここでの表示部2は画面表示部であるから、タイヤ角度の表示は、俯瞰視されたタイヤ画像200T,200Tを、検出されたタイヤ角度に基づく向きに傾けて表示するタイヤ画像表示によって行う。
また、制御部10は、上記車両100の進行方向が特定されているので、特定されるその進行方向を、上記タイヤ角度と共に表示する(S6:表示手段)。進行方向の表示は、俯瞰視された車両画像200Cに対し、進行方向を指示する進行方向指示画像200Yを表示する進行方向指示画像表示によって行う。ここでは、車両画像200Cに対し左右両サイドにそれぞれ表示されたタイヤ画像200T,200Tを,検出されたタイヤ角度に応じて傾けて表示させる一方、その車両画像200Cの進行方向を、進行方向指示画像200Yによって、前に進むか後ろに進むかだけでなく、曲がる方向も含めて示している。
なお、ここでのタイヤ角度及び進行方向の表示は、表示部2においてなされる予め定められた通常表示を切り替える形で表示される。ここでの表示部2はメーター表示部であり、図4A及び図4Bに示すように、通常表示として表示されるメーター表示200M1を、タイヤ角度表示(ここでは車両進行方向の表示も含む)200M2に切り替える形で表示される。ここでは、エンジン回転数を表示する回転数表示部200M1をなす円形領域内において、エンジン回転数表示に代わってタイヤ角度表示200M2を表示する。
なお、本実施形態の表示部2は、タイヤ角度の表示がなされる主表示部と、車両100の進行方向の表示がなされる補助表示部とを有する。ここでの主表示部と補助表示部とは共通の画面表示部2に設けられており、図4Bに示すように、制御部10は、その画面表示部2の画面200内に、それら主表示部に対応する画面領域200M2と補助表示部に対応する画面領域200L1〜200L4を予め設定し、それぞれに対応する画面領域200M2,200L1〜200L4においてそれぞれの表示を行っている。さらにここでの主表示部200M2では、タイヤ角度の表示と車両100の進行方向の表示との双方の表示がなされ、補助表示部200L1〜200L4では、車両100の進行方向を主表示部200M2の表示とは異なる形で表示される。
具体的には、補助表示部200L1〜200L4は、画面表示部2の画面200内の予め定められた外周側領域として設定され、当該領域の中で、車両の進行方向が表現される。ここでは、画面表示部2の画面200内の外周側領域のうち、進行方向に対応する領域を残余領域に対し強調(発光)させて示す強調表示(発光表示:符号200l)がなされる。つまり、画面表示部2の画面200内の表示は、表示部200M2以外は図4Aのままにして、表示部200M0,200M2の表示の脇に定められた進行方向に対応する領域のみがほんのり点灯した表示状態となる。このため、通常時の表示を邪魔することなく進行方向を示すことができる。なお、ここでの外周側領域は、四角形状の画面200内の4つの角領域200L1〜200L4として設定されており、それらのうち進行方向に対応する方向の領域(ここでは領域200L1)が強調表示状態200lとなっている。
また、ここではさらに、音出力部(スピーカ)3から車両の進行方向が音声出力される。具体的には、「車両は右前方に進みます」と音声出力されるようにしてもよいし、もっと単純に「右前方」とのみ音声出力されるようにしてもよい。
次に、制御部10は、上記前提状態を検出するための予め定められた検出情報を取得し、車両100が上記前提状態が解除されたか否かを判定する(S7:前提解除特定手段)。ここでは、制御部10が、車速検出部14と、ブレーキ操作検出部15と、シフトポジション検出部11の検出結果を取得し、それらに基づいて上記前提状態が継続しているか解除されたかを特定する。上記前提状態が解除されていなければ、制御部10は、再びタイヤ角度の特定処理(S4)及び進行方向の特定処理(S5)へと戻り、タイヤ角度表示及び進行方向表示(S7)を継続する。他方、上記前提状態が解除されると、制御部10は本処理を終了する。ただし、本処理は、イグニッションスイッチ16がONである以上、繰り返し実行されるため、再び上記運転当惑操作が検出されれば(S3:Yes)、タイヤ角度表示及び進行方向表示(S7)が実行される。
このように、本実施形態の車両用表示装置によれば、タイヤ角度を見失って困っている運転者を高い確率で特定し、特定された運転者に対してのみタイヤ角度や車両進行方向を知らせることができる。仮に、あるシーンとなると必ずタイヤ角度や車両進行方向が表示されるような構成であった場合は、そのシーンが到来するとどんな運転者でも必ずそれらを知らされることになって煩わしいが、本実施形態においてはそれがない。
以上、本発明の一実施形態を説明したが、これはあくまでも例示にすぎず、本発明はこれに限定されるものではない。例えば上記実施形態において一部の構成要件を省略する、さらには他の構成要件を追加する等、当業者の知識に基づく種々の変更が可能である。これは以下で述べる実施形態においても同様である。
上記実施形態において、タイヤ角度を見失った運転者によってなされやすいとされる運転者当惑操作は、上述のように前提状態とやり直し操作の組み合わせによって定義され、設定されているが、別の定義として設定されていてもよい。別の定義として設定する場合は、運転者が実際に行った操作やその操作によって生じた車両100の状態変化として検出されるよう定義されることが望ましい。
上記実施形態においては、タイヤ角度を見失った運転者によってなされやすいとされる運転者当惑操作が検出されてはじめて、タイヤ角度や車両進行方向の表示や音声出力といった報知がなされるが、タイヤ角度を見失いやすいシーンやタイヤ角度を報知すべきシーンといった予め定められたシーンの到来を検出して、その到来を検出した場合に、上記運転者当惑操作が検出されたときよりも上記報知の強調レベルが低い形で、タイヤ角度や車両進行方向を表示するようにしてもよい。また、上記運転当惑操作は、車両進行方向を見失った運転者によってなされやすいとされる運転者当惑操作としてもよい。
例えば図7に示すように、制御部10が、車両100の運転中において運転者がタイヤ角度を見失い易いとされる予め定められた運転困惑シーンを検出し(S11:運転困惑シーン検出手段)、その運転困惑シーンが検出された場合には(S12:Yes)、それ以降の処理(S13〜S15)を、図6のS4〜S6と同様の処理を実行するようにする。ただし、タイヤ角度や車両進行方向の表示処理(S15)については、図6(S6)のときよりも表示の強調レベルが低い形でなされるものとする。
低い強調レベルでのタイヤ角度や車両進行方向の表示(S15)としては、例えば図8に示すように、表示部2において、表示部200M2以外は図4Aのままにして、上記補助表示部200l(200L1〜200L4)のみとした表示画面203を例示できる。この場合、運転困惑シーンが検出された場合の表示は、非検出の場合のときと内容は変わらず、補助表示部の領域のみがほんのり点灯した表示状態となり、通常表示状態からの切替は発生しない。つまり、通常時における表示内容が、運転困惑シーンが検出される前でも後でも継続的に視認することができる。
また、低い強調レベルでのタイヤ角度や車両進行方向の表示(S15)としては、図9に示すように、単純に図4Bの上記主表示部200M2の強調レベルを低くした表示画面204も例示できる。図9では、図4Bにおけるタイヤ画像200T,200Tや車両画像200Cの進行方向、進行方向指示画像200Yといった表示画像が縮小された画像となっている。
また、低い強調レベルでのタイヤ角度や車両進行方向の音声出力(S15)としては、その出力そのものを省略するようにしてもよい。
なお、上記運転困惑シーンとしては、車両100の後進可能状態(シフトポジション「R」の状態)や、車両100のイグニッションスイッチ16がONとなった直後の所定期間の間を定めることができる。また、最初に述べた実施形態の前提状態を、上記運転困惑シーンとして定めてもよい。
上記実施形態においては、タイヤ角度を見失った運転者によってなされやすいとされる運転者当惑操作が検出された場合に、図4Bに示すように、補助表示部200l(200L1〜200L4)を表示しているが、これを図9のように、省略してもよい。また、補助表示部200lの表示を別形態としてもよい。例えば、進行方向を、補助表示部200N1,200N2において発光部200nを曲がる方向に対応する方向へと移動させる動的表現(アニメーション表現)にて表示するようにしてもよい。図10では、車両左右方向に帯状に延びる補助表示部200N1,200N2のうち、上端側の補助表示部200N1が車両前方,下端側の補助表示部200N2が車両後方に対応し、発光部200nの移動方向が車両100の曲がる方向を示している。つまり、図10では、左右に延びる帯状領域が画面200の上下端に設けられ、ほんのり発光する発光領域200nを、右から左、あるいは左から右へと移動させることで、車両100の進行方向を表示している。
上記実施形態においては、運転者の運転習熟度に関する考慮は全くされていない。本発明はもともと、運転者の運転習熟度が低い人が陥り易いタイヤ角度を見失った状態が発生した場合において、タイヤ角度を表示するというものであるから、運転者の運転習熟度が高いとわかっているならば、そもそもタイヤ角度の表示は必要ないと判断できる。つまり、運転者の運転習熟度を特定して(運転習熟度特定手段)、その特定結果に基づいて、検出されるタイヤ角度及び車両の進行方向のいずれか又は双方の強調表示レベルを変更するようにすることができる(表示手段)。そして、運転習熟度が最も高いとされた運転者の場合には、タイヤ角度及び車両の進行方向を非表示とするように構成できる。具体的にいえば、例えば図6及び図7の処理を、図11及び図12の処理とすることで実現できる。
図11及び図12の処理(S1〜S8,S11〜S17)は、図6及び図7の処理(S101〜S110,S111〜S119)と同様であるが、タイヤ角度表示や車両進行表示(S108,S117)の前に、制御部10は、運転者の運転習熟度を特定し(S106,S115:運転習熟度特定手段)、特定された運転習熟度に基づいてタイヤ角度表示や車両進行表示の強調レベルを決定し(S107,S116)、タイヤ角度表示や車両進行表示を、決定された強調レベルで行う(S108,S117)ように構成できる。例えば強調レベルがレベル1〜レベル3まであるのならば、図7Aの表示をレベル1(レベル最低)とし、図8の表示をレベル2とし、図7Bの表示をレベル3(レベル最高)として表示させるようにすることができる。
なお、運転者の習熟度については、運転者に自らの操作によって設定させる構成とすることができる。例えば、図13の画面520を、予め定められた表示部(ここでは表示部52)の画面に表示して、ユーザーによる運転者習熟度(強調レベル)の選択操作(ここでは画面521内のアイコン521Aへのタッチ操作)を受け付け、選択された運転者習熟度(強調レベル)を記憶装置4に設定(記憶)するようにすることができる。
なお、運転者の習熟度については、運転者が行う予め定められた車両操作から学習する形で、自動的に設定するようにしてもよい。例えば、図14に示すように、運転習熟度の各レベルに対応付ける形で予め定められた未熟操作を定めておき、その未熟操作がなされた場合、あるいはその未熟操作が所定回数異常なされた場合には、その運転習熟度を記憶装置4に設定(記憶)するようにするように構成できる。ただし、その未熟操作に対応するレベルが現設定レベルよりも低い場合には、現設定レベルを下げて設定することはせず、現設定レベルが保持されるものとする。そして、図11及び図12の処理では、S106,S115において、現運転者の運転習熟度を、記憶装置4に設定されている現在の設定レベルを読み出して特定するようにする。
1 車両用表示装置
10 制御部
11 シフトポジション検出部
12 タイヤ角度検出部
13 ハンドル操舵角検出部
14 車速検出部
15 ブレーキ操作検出部
2 表示部(画面表示部)
3 音出力部
4 記憶装置
5 カーナビゲーション装置

Claims (9)

  1. 車両の進行方向を定めるタイヤ角度を検出するタイヤ角度検出手段と、
    前記タイヤ角度を見失った運転者によってなされやすいとされる運転者当惑操作として、予め定められた車速以下となる低速状態又は予め定められた減速操作状態を前提になされる、前記車両のシフトポジション又は運転者に操舵されることにより前記タイヤ角度が変わるハンドルに対する予め定められたやり直し操作が設定されており、設定された前記運転者当惑操作を検出する当惑操作検出手段と、
    前記運転者当惑操作が検出された場合に、検出される前記タイヤ角度を、予め定められた表示部にて表示させる表示手段と、
    を備えることを特徴とする車両用表示装置。
  2. 前記表示部は、前記タイヤ角度の表示がなされる主表示部と、前記車両の進行方向の表示がなされる補助表示部とを有する請求項1に記載の車両用表示装置。
  3. 前記主表示部では、前記タイヤ角度の表示と前記車両の進行方向の表示との双方の表示がなされ、前記補助表示部では、前記車両の進行方向の表示が前記主表示部の表示とは異なる形でなされる請求項2に記載の車両用表示装置。
  4. 前記主表示部と前記補助表示部とは、共通の画面表示部の画面内に設けられており、前記表示手段は、前記画面表示部の画面内に、それら主表示部と補助表示部に対応する画面領域を予め設定し、それぞれに対応する画面領域においてそれぞれの表示を行う請求項2又は請求項3に記載の車両用表示装置。
  5. 前記補助表示部は、前記共通の画面表示部の画面内の予め定められた外周側領域として設定される請求項4に記載の車両用表示装置。
  6. 前記表示手段は、前記表示部においてなされる予め定められた通常表示を、前記運転者当惑操作が検出された場合に、前記タイヤ角度の表示に切り替える形で表示される請求項1ないし請求項5のいずれか1項に記載の車両用表示装置。
  7. 前記車両の運転中において前記運転者が前記タイヤ角度を見失い易いとされる予め定められた運転困惑シーンを検出する運転困惑シーン検出手段を備え、
    前記表示手段は、前記運転困惑シーンが検出された場合には、検出される前記タイヤ角度を前記表示部にて表示させる一方で、前記運転者当惑操作が検出された場合には、検出される前記タイヤ角度及び前記車両の進行方向のいずれか又は双方を、前記運転困惑シーンが検出された場合よりも強調して前記表示部にて表示させるものである請求項1ないし請求項6のいずれか1項に記載の車両用表示装置。
  8. 前記表示手段は、前記補助表示部としての前記外周側領域のうち前記車両の進行方向に対応する領域を残余領域に対し強調させて示す強調表示を行う請求項5に記載の車両用表示装置。
  9. 運転者の運転習熟度を特定する運転習熟度特定手段を備え、
    前記表示手段は、前記運転習熟度特定手段により特定された運転習熟度に基づいて前記タイヤ角度及び前記車両の進行方向のいずれか又は双方の強調表示レベルを変更する請求項1ないし請求項8のいずれか1項に記載の車両用表示装置。
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