JP2010058573A - コンテナ積載用セミトレーラ - Google Patents

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Abstract

【課題】セミトレーラに積載されたコンテナに対する荷物の積み卸し作業の作業性を向上させる。
【解決手段】このセミトレーラ10はその後端部に荷物搬入搬出部16が設けられており、これよりも車両走行方向前方側はコンテナ支持部17となっている。荷物搬入搬出部16にはヒンジ22を中心に回動自在に走行案内台21が装着され、走行案内台21の先端部はコンテナ支持部17に積載されるコンテナ18の後端に対向している。走行案内台21を駆動装置30によって駆動すると、走行案内台21の先端部は上下方向に移動し、コンテナ18内に荷物を積み卸しする際に、走行案内台21の先端とコンテナ18の床面18aとの間の段差が無くなる。
【選択図】図3

Description

本発明はトラクタに牽引されて走行し、コンテナを運搬するためのコンテナ積載用セミトレーラに関する。
トレーラに積載されたコンテナの中に外部から荷物を積み込む作業、およびコンテナ内に積み込まれた荷物を外部に荷降ろしする作業は、トレーラのメインフレームつまりシャーシの後部をプラットホームと言われる荷受け台に接近させた状態のもとで行われる。このような荷物の積み卸し作業をフォークリフトや台車等の荷物積み卸し車両により行う場合には、これらの車両をコンテナの内部にまで進入させる必要がある。プラットホームとトレーラとの間で荷物積み卸し車両を走行させるため、プラットホームとトレーラの間には渡し板が掛け渡されるようになっている。
コンテナがその後端面とシャーシの後端面とをほぼ一致させるようにしてシャーシに積載されていれば、プラットホームに設けられた渡し板がコンテナの床面とプラットホームとの間に直接架け渡され、荷物積み卸し車両は渡し板の上を走行してプラットホームとコンテナ内の間を直接走行することになる。これに対し、コンテナがシャーシの後端面から走行方向前方側にずらして積載される場合には、コンテナの床面とシャーシの後端部との間には段差が発生することになるので、荷物積み卸し車両をコンテナとシャーシ後端部との間にさらに渡し板を架け渡す必要がある。
長さ寸法が40フィートの大型のコンテナと長さ寸法が20フィートの小型のコンテナのいずれをも選択的に積載することができるセミトレーラにおいては、特許文献1に記載されるように、シャーシの後端部に水平のリヤデッキを上下動させるようにしたセミトレーラが開発されている。さらに、特許文献2に記載されるように、大型のコンテナが積載されるときにはコンテナを支持する開放位置と、小型のコンテナが積載されるときには折り畳まれる閉塞位置との間に回動自在となった渡し板を備えたセミトレーラが開発されている。
特許第3995700号公報 特許第4080048号公報
特許文献1に記載されるように水平のリヤデッキを上下動式とすると、シャーシの後端面から走行方向前方側にずらして積載されたコンテナの床面の高さにリヤデッキを上昇させることにより、シャーシ後端部とコンテナとの間においては水平のリヤデッキを介して荷物積み卸し車両を走行させることができる。
しかしながら、水平のリヤデッキを上下動式とすると、プラットホームとリヤデッキとの段差が大きくなるので、リヤデッキとプラットホームとの間に架け渡される渡し板の傾斜角度を大きくしなければならない。このため、渡し板の上を荷物積み卸し車両が走行する際には傾斜角度の大きい渡し板の上を車両が走行することになり、走行作業を円滑に行うことができないという問題点がある。
例えば、コンテナには高さ寸法が相互に相違した複数種類あり、コンテナを含めた走行車両の高さを規制範囲内に設定するために、高さ寸法の低いコンテナが積載されるトレーラのシャーシは、高い寸法のコンテナが積載されるトレーラのシャーシよりも高くなっている。このため、低いシャーシに対応させたプラットホームに高いシャーシのトレーラが寄せられると、そのトレーラに対する荷物の積み卸し車両は傾斜角度が大きい渡し板を走行することになる。傾斜角度が大きい渡し板の上に手押し式の台車を走行させるのは、その作業が容易ではなく、フォークリフトの運転操作も慎重に行う必要があり、荷物の積み卸し作業性が悪くなる。
本発明の目的はセミトレーラに積載されたコンテナに対する荷物の積み卸し作業の作業性を向上させることにある。
本発明のコンテナ積載用セミトレーラは、走行方向に延びる複数本の縦梁材を備えコンテナが積載されるメインフレームを有し、当該メインフレームの前端部にトラクタに連結されるキングピンが設けられるとともに後端部側に走行車輪が設けられるコンテナ積載用セミトレーラであって、前記メインフレームの後端部に設けられる荷物搬入搬出部と、前記メインフレームに前記荷物搬入搬出部よりも前方側に設けられるコンテナ支持部と、前記コンテナ支持部に積載されるコンテナの後端に先端部が対向し、後端部が前記荷物搬入搬出部にヒンジにより回動自在に装着される走行案内台と、前記走行案内台の上面が前記コンテナ支持部の上面に揃う水平位置と、前記走行案内台の先端が前記コンテナの床面高さに揃う傾斜位置との間に、前記走行案内台を上下方向に移動させる駆動手段とを有し、前記コンテナ内に荷物を積み卸しする際に前記走行案内台の先端と前記コンテナの床面との段差をなくすことを特徴とする。本発明のコンテナ積載用セミトレーラは、前記ヒンジを前記メインフレームの後端面よりも走行方向前方に設けることを特徴とする。
本発明のコンテナ積載用セミトレーラは、前記駆動手段は前記走行案内台と前記荷物搬入搬出部の一方に設けられる基部と、前記走行案内台と前記荷物搬入搬出部の他方に設けられ、前記基部に対して軸方向に移動自在に設けられる作動部材とを有することを特徴とする。また、本発明のコンテナ積載用セミトレーラは、前記基部はシリンダであり、前記作動部材は前記シリンダ内に供給される空気圧または油圧により駆動されるロッドであることを特徴とする。さらに、本発明のコンテナ積載用セミトレーラは、前記走行案内台に地盤に向けて上下方向に移動自在の支持脚を装着し、前記コンテナ内に荷物を積み卸しする際に前記走行案内台を前記支持脚により前記傾斜位置に回動するとともに前記走行案内台に加わる荷重を前記支持脚を介して前記地盤により支持することを特徴とする。
本発明によれば、メインフレーム後端部の荷物搬入搬出部には、コンテナの後端部に先端部を対向させて走行案内台が回動自在に装着され、駆動手段により走行案内台をその先端コンテナ床面高さに揃う傾斜位置に駆動すると、コンテナ床面と荷物搬入搬出部との間の段差をなくすことができる。段差がなくされた状態のもとでは、プラットホームつまり荷受け台に設けられて走行案内台に架け渡される渡し板の傾斜角度を小さく設定することができる。したがって、プラットホームとコンテナ床面との間が走行案内台と渡し板とにより二段階に架け渡されることになり、全体的な傾斜角度が小さくなる。これにより、走行案内台と渡し板とを使用したコンテナに対する荷物の積み込み作業と、コンテナからの荷物の荷降ろし作業とを容易に行うことができる。このような荷役作業は、フォークリフトや手押し車等の荷物積み卸し車両、あるいは作業者の手作業により行われるが、コンテナとプラットホームとの間の傾斜角度が小さくなるので、その作業を安全かつ迅速に行うことができる。
走行案内台を回動自在に支持するヒンジはメインフレームの後端面から後方には突出していないので、セミトレーラをプラットホームに接近させる際にメインフレームの後端面がプラットホームに衝突しても、ヒンジが損傷することが防止でき、走行案内台の耐久性を向上させるこができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。図1はコンテナ積載用セミトレーラの一例を示す側面図であり、図2は他のタイプのコンテナ積載用セミトレーラを示す側面図である。
セミトレーラ10は、図1および図2に示されるように、走行方向に延びる複数の縦梁材11を備えたシャーシつまりメインフレーム12を有しており、縦梁材11は図示省略した横梁材により相互に連結されている。メインフレーム12の後端部には、それぞれ両端部に走行車輪13を有する2本の走行車軸が設けられており、図1および図2に示されるセミトレーラ10は二軸式となっている。メインフレーム12の前端部には、下方に向けて突出するキングピン14が設けられ、このキングピン14によりセミトレーラ10は、図示しない牽引車としてのトラクタに連結され、トラクタにより牽引されて走行することになる。セミトレーラ10の前端側には、図1および図2に示すように、セミトレーラ10がトラクタに連結されていないときにセミトレーラ10の前端部の荷重を支持してこれを水平状態に保持するために、ランディングレッグつまり支持脚15が上下方向に伸縮移動自在に装着されている。
メインフレーム12の後端部には、後端面から走行方向に寸法Lの範囲に荷物搬入搬出部16が設けられており、メインフレーム12のうち荷物搬入搬出部16よりも走行方向前方側がコンテナ支持部17となっており、コンテナ支持部17にコンテナ18が積載される。図1に示すセミトレーラ10はキングピン14が設けられたメインフレーム12の先端部がコンテナ支持部17と同一の高さとなった平床型となっている。これに対し、図2に示すセミトレーラ10はメインフレーム12の先端部よりもコンテナ支持部17の高さが低くなった段付型となっている。段付型のセミトレーラ10は平床式のセミトレーラ10よりも高さ寸法が大きいコンテナを積載することができるが、コンテナ18を含めた車両高さは平床式も段付型も同一である。
例えば、図1に示すセミトレーラ10のコンテナ支持部17の高さ寸法h1は1355mmに設定されており、このセミトレーラ10には高さ寸法M1が2440mm(8フィート)のコンテナ18が積載される。一方、図2に示すセミトレーラ10のコンテナ支持部17の高さ寸法h2は1205mmに設定されており、このセミトレーラ10には高さ寸法M2が2590mm(8フィート6インチ)のコンテナ18が積載される。いずれのセミトレーラ10もコンテナ18を含めた車両高さHは3795mmである。
コンテナ支持部17には、コンテナ18の四隅に形成された長方形の嵌合孔に嵌合してコンテナを締結する締結金具19が設けられており、この締結金具19は嵌合孔に嵌合する嵌合部材とこれに回転自在に組み込まれた締結部材とを有しており、締結部材はテーパーコーンとも言われる。
図3は図1に示された荷物搬入搬出部16を示す拡大正面図であり、(A)は走行案内台が水平となった状態を示し、(B)は走行案内台が傾斜した状態を示す。図4(A)は図3(A)における4A−4A線断面図であり、図4(B)は図3(A)における4B−4B線断面図である。
荷物搬入搬出部16には四辺形の走行案内台21が配置されており、この走行案内台21は荷物搬入搬出部16の走行方向後端部に設けられたヒンジ22を中心に荷物搬入搬出部16に回動自在に装着されている。走行案内台21は車両の走行方向後端部がヒンジ22に取り付けられる基端部となっており、先端部がコンテナ18の後端に対向する回動端つまり自由端となっている。したがって、走行案内台21をヒンジ22を中心に回動させると、走行案内台21の先端部は上下方向に移動することになる。
走行案内台21は図4に示されるように走行方向に延びる縦枠片23とこれらを連結する横枠片24とを備えた四辺形の枠体を有し、枠体内には格子状の板材25が設けられている。この板材25としてはエキスパンドメタル等を使用することができる。メインフレーム12を構成する2つの縦梁材11には、図4(A)に示されるように、それぞれ円筒形状のスリーブ26が固定されており、スリーブ26内に装着された車幅方向の支持ピン27は走行案内台21の縦枠片23に固定された支持リング28に嵌合されている。このように、メインフレーム12に固定されるスリーブ26とこれに装着されて走行案内台21に取り付けられる支持ピン27とによりヒンジ22が形成されており、ヒンジ22は図4に示されるように左右両側に設けられている。ヒンジ22は図3に示されるように、メインフレーム12の後端面つまり荷物搬入搬出部16の後端面16aよりも走行方向前方側に設けられており、ヒンジ22は後端面16aよりも後方には突出していない。
走行案内台21の先端部を上下動させるために、図3に示されるように、走行案内台21には駆動装置30が駆動手段として設けられている。駆動装置30はメインフレーム12の荷物搬入搬出部16に装着される基部31と、この基部31に対して移動自在に設けられる作動部32とを有し、作動部32は走行案内台21に装着されている。図4(B)に示されるように、駆動装置30は左右に対をなして2つ装着されている。
メインフレーム12の荷物搬入搬出部16における縦梁材11に取り付けられた左右の横梁材33にはブラケット34が固定され、それぞれのブラケット34に支持ピン35により回動自在に装着されたジョイント部材36に基部31は取り付けられている。一方、走行案内台21の縦枠片23に取り付けられた支持ピン37には、作動部32に取り付けられたジョイント部材38が回動自在に装着されている。
図4(B)に示される駆動装置30は空気圧シリンダであり、シリンダ本体により基部31が形成され、シリンダ本体内に供給される空気圧により軸方向に往復動するピストンロッドが作動部32となっている。駆動装置30を油圧シリンダとすれば、シリンダ本体としての基部31内に供給される油圧によりピストンロッドからなる作動部32が軸方向に往復動することになる。
図3(A)に示されるように、駆動装置30により走行案内台21の先端部を下降移動させると走行案内台21は水平状態となり、走行案内台21の上面はメインフレーム12のコンテナ支持部17の上面に揃った状態となる。この状態のもとでは、コンテナ支持部17の上に積載されたコンテナ18の床面18aと走行案内台21との間には段差Dが生じることになる。
一方、図3(B)に示されるように、駆動装置30によって走行案内台21の先端部を上昇移動させることにより、走行案内台21をその基端部から先端部に向けて上向きに傾斜させて走行案内台21の先端がコンテナ18の床面18aに揃う傾斜状態となる。このように、走行案内台21の先端上面とコンテナ18の床面18aとを揃わせると、これらの間の段差Dがなくなることになる。したがって、フォークリフト等の車両を用いて、コンテナ18内に荷物を積み込んだり、コンテナ18内から荷物を積み出したりする際に、荷物積み卸し車両は段差Dの影響を受けることなく、容易にコンテナ18の床面18aと荷物搬入搬出部16との間を走行移動することができる。
このように、走行案内台21は駆動装置30により水平位置と傾斜位置との間で上下動自在となっており、走行案内台21が傾斜位置となると、床面18aと走行案内台21の先端とが揃った状態となり、これらの間の上下の段差Dがなくなり、荷物の積み卸し作業に支障がなくなる。走行案内台21が傾斜位置となったときには、床面18aに走行案内台21の先端がほぼ一致する状態にまで揃うことが好ましいが、荷物の積み卸し作業に支障のない範囲に揃っていれば、僅かに段差が生じても良い。同様に、走行案内台21が水平位置となったときにはこれの上面がコンテナ支持部17の上面にほぼ一致することが好ましいが、僅かであれば段差が発生していても良い。
図5(A)は本発明のセミトレーラ10を荷受け台つまりプラットホーム40に接近させて停車した状態における荷物搬入搬出部16を示す概略図である。コンテナ18内の荷物をプラットホーム40の近くの倉庫等に搬出したり、コンテナ18内に倉庫等から荷物を搬入したりする際には、プラットホーム40の垂直壁に車両の後端面16aを接近させた状態のもとで、走行案内台21の先端部とコンテナ18の床面18aとの段差をなくすとともにプラットホーム40に設けられた渡し板39を走行案内台21の後端部とプラットホーム40との間に掛け渡す。荷物積み卸し車両は、渡し板39と走行案内台21を介して外部からコンテナ18内に移動したり、コンテナ18内から移動したりすることができる。
図5(B)は荷物搬入搬出部16の比較例を示す概略図である。図示するように、メインフレーム12の後端部に上下動式の水平リヤデッキ21aを設けるようにしたセミトレーラにおいては、リヤデッキ21aの上面をコンテナ18の床面18aに一致させると、プラットホーム40とリヤデッキ21aとの段差が大きくなるので、渡し板39の傾斜角度は本発明のセミトレーラに比してかなり大きくなる。つまり、図5(A)に示す本発明のセミトレーラにおいては、渡し板39の傾斜角度がθ1となるのに対し、比較例のように水平式のリヤデッキ21aを有するセミトレーラにおいては渡し板39の傾斜角度θ2は大きくなる。このため、渡し板39に荷物積み卸し車両が走行する際には、慎重に走行する必要があり、手押し車を使用する際には人手による走行作業は困難であり、コンテナに対する荷物の積み卸し作業を容易に行うことができない。これに対し、本発明のセミトレーラにおいては、それぞれ傾斜した走行案内台21と渡し板39とにより二段階に分けてプラットホーム40とコンテナ18との間が架け渡されるので、これらの間の傾斜角度は全体的に緩やかになり、フォークリフトや手押し車等を用いた荷物の搬入と搬出作業を容易にかつ安全に行うことができる。
特に、図1に示すように、図2に示されたセミトレーラよりもコンテナ支持部17の上面の高さが高いセミトレーラにおいては、プラットホーム40の高さによってはプラットホーム40とコンテナ18の床面18aとの段差がかなり大きくなるが、本発明のセミトレーラにおいては、そのような場合にも荷物の搬入と搬出作業を容易にかつ安全に行うことができる。
図6(A)は駆動装置30の他の具体例を示す概略図であり、図6(B)は図6(A)における6B部の拡大断面図である。図6(A)には上述したセミトレーラ10における図4(A)と同様の部分が示されている。
横梁材33に固定されたブラケット34には横断面形状が四辺形となった外側筒体41が装着されており、この外側筒体41はハンドル軸42によりブラケット34に回動自在となっている。一方、走行案内台21の縦枠片23に設けられた支持ピン37には、ジョイント部材としての中空パイプ43が装着されており、外側筒体41の内部に軸方向に移動自在に組み付けられた内側筒体44が中空パイプ43に固定されている。このように、図6に示す駆動装置30は、外側筒体41が基部31を構成し、内側筒体44が作動部32を構成している。
図6(B)に示されるように、内側筒体44の内部にはナット45が固定され、外側筒体41の内部に固定された支持板46に回転自在に支持されたねじ軸47がナット45にねじ結合されている。ねじ軸47の下端部にはベベルギヤ48が固定され、このベベルギヤ48に噛み合うベベルギヤ49がハンドル軸42に固定されている。駆動装置30は走行案内台21の左右両側に対となって設けられており、図6(A)に示されるように、2つの駆動装置30のハンドル軸42は連結軸51により連結されている。一方の駆動装置30のハンドル軸42には操作ハンドル52が設けられており、操作ハンドル52によりそれぞれのハンドル軸42を同期して回転させると、ベベルギヤ48,49を介してねじ軸47が回転駆動される。ねじ軸47が回転されると、これにねじ結合されたナット45が軸方向に駆動され、ナット45に固定された内側筒体44は外側筒体41に対して軸方向に駆動される。これにより、走行案内台21はヒンジ22を中心に回動されて、水平位置と傾斜位置との間に移動することになる。傾斜角度はコンテナ18の床面高さに応じて任意に設定することができる。
図6に示される駆動装置30は、ハンドル軸42がメインフレーム12側に設けられ、支持ピン37が走行案内台21側に設けられているが、上下を反転させてハンドル軸42を走行案内台21側に設け、支持ピン37をメインフレーム12側に設けるようにしても良い。また、駆動装置30をメインフレーム12の左右に対をなして設けることなく、車幅方向中央部に1つの駆動装置30を設けるようにしても良い。
上述したそれぞれの駆動装置30は走行案内台21と荷物搬入搬出部16との間に設けられており、走行案内台21の上を車両が走行する際には、車両の荷重はメインフレーム12に加わることになる。
図7は駆動装置の他の具体例を示す正面図であり、図7(A)はセミトレーラ10の図3(A)と同様の部分を示すとともに走行案内台21が水平となった状態を示し、図7(B)は図3(B)と同様の部分を示すとともに走行案内台21が傾斜した状態を示す。図8は図7(A)における8−8線の概略断面図である。
この駆動装置30は、図7に示されるように、走行案内台21に下方に向けて突出して固定される外側筒体53と、この外側筒体53内に上下方向に移動自在に組み込まれた支持脚54とを有している。外側筒体53の走行案内台21に対する取付強度を高めるために走行案内台21と外側筒体53との間には補強リンク55が固定されている。支持脚54の下端部には水平方向の連結ピン56により脚部57が回動自在に装着されている。図7(A)に示されるように、支持脚54を外側筒体53内に後退移動させると、走行案内台21は水平状態となる。
この状態のもとで、支持脚54を突出させて支持脚54を地盤に接触させると、引き続く支持脚54の突出移動によって、図7(B)に示されるように、走行案内台21は傾斜状態となり、その先端がコンテナ18の床面18aと揃った状態となる。この状態のもとでは、走行案内台21の上を走行する荷物積み卸し車両の荷重は、駆動装置30を介して地盤により支持されることになる。これにより、荷物積み卸し車両が走行案内台21の上を走行する際に、メインフレーム12に加わる荷重を低減することができ、荷物積み卸し車両の走行安定性を高めることができる。
図7に示す駆動装置30は、走行案内台21の左右に1ずつ設けられており、その一方が図8に示されている。図8に示すように、外側筒体53は走行案内台21の縦枠片23に固定されており、外側筒体53よりも小型の横断面四辺形の角筒からなる支持脚54内に固定されたナット58にはねじ軸59がねじ結合されている。ねじ軸59にはベベルギヤ61が固定され、外側筒体53を貫通して取り付けられたハンドル軸62には、ベベルギヤ61に噛み合うベベルギヤ63が固定されている。図8に示される駆動装置30は、図6に示した駆動装置30と同様に、連結軸64により他の同様の構造の駆動装置に連結されている。
図8に示すように、ハンドル軸62には従動ギヤ65が固定され、この従動ギヤ65に噛み合う駆動ギヤ66が操作ハンドル67に固定されている。従動ギヤ65および駆動ギヤ66は、走行案内台21に取り付けられるギヤケース68により覆われている。したがって、操作ハンドル67を回転させると、駆動ギヤ66と従動ギヤ65を介してハンドル軸62が回転される。ハンドル軸62の回転はベベルギヤ61,63を介してねじ軸59に伝達され、ねじ軸59が回転されると、これにねじ結合されたナット58が軸方向に駆動され、ナット58に固定された内側の支持脚54は外側筒体53に対して軸方向に駆動される。操作ハンドル67の回転により支持脚54を突出させると、図7(B)に示されるように、走行案内台21はその先端がコンテナ18の床面18aに揃った状態まで駆動される。
図9は駆動装置のさらに他の具体例を示す正面図であり、図9(A)はセミトレーラ10の図3(A)と同様の部分を示すとともに走行案内台21が水平となった状態を示し、図9(B)は図3(B)と同様の部分を示すとともに走行案内台21が傾斜した状態を示す。図10(A)は図9(A)における10A−10A線の拡大断面図であり、図10(B)は図9(B)における10B−10B線の拡大断面図である。
この駆動装置30は、トラックやバス等の大型車両におけるエアブレーキ装置のブレーキチャンバーが使用されており、内部に図示しないダイヤフラムが組み込まれた空圧容器71を有している。空圧容器71はエアチャンバーとも言われ、全体的にほぼ円筒形状となっており、駆動装置30の基部を構成している。空圧容器71は車幅方向を向いて荷物搬入搬出部16に取り付けられており、図9には1つの空圧容器71が示されているが、車幅方向両側に2つの空圧容器71が取り付けられている。
空圧容器71の一端部はメインフレーム12の荷物搬入搬出部16に固定されたブラケット72にピン73により取り付けられている。空圧容器71内に組み込まれたダイヤフラムにはプッシュロッド74が取り付けられており、プッシュロッド74は空圧容器71の他端部から外部に軸方向に移動自在に突出し、駆動装置30の作動部材を構成している。メインフレーム12の縦梁材11に固定されたブラケット75には駆動アーム76がその基端部で支持ピン77により回動自在に装着されており、駆動アーム76にはプッシュロッド74が連結ピン78により連結されている。駆動アーム76の先端部に固定されたカムピン79は、走行案内台21に車両の走行方向に延びて形成されたカム溝81に摺動自在に係合している。
図9および図10に示す駆動装置30は、空圧容器71内に圧縮空気を供給すると、ダイヤフラムに固定されたプッシュロッド74が図9(A)および図10(A)に示す状態から図9(B)および図10(B)に示す状態に突出する。これにより、駆動アーム76は支持ピン77を中心に揺動し、カム溝81に係合するカムピン79により走行案内台21は、図9に示すヒンジ22の支持ピン27を中心に揺動する。図10(B)に示すように、駆動アーム76が垂直方向を向くと、駆動アーム76に形成された段部82が縦梁材11に接触し、駆動アーム76は垂直方向となって保持される。段部82が縦梁材11に接触するので、走行案内台21の荷重は段部82からもメインフレーム12に伝達されることになる。
このように、駆動装置30としては空気圧シリンダの機能を有するエアチャンバーを使用することもできる。このタイプの駆動装置30においても、空圧容器71を駆動アーム76に連結し、プッシュロッド74をブラケット72に連結するように、空圧容器71を配置するようにしても良い。
本発明のセミトレーラ10においては、コンテナ18をメインフレーム12の後端面16aにコンテナ18の後端面を一致させるように積載することなく、コンテナ18はメインフレーム12の荷物搬入搬出部16の走行方向の寸法だけ前方側にずらしてコンテナ支持部17に積載される。このように、コンテナ18を車両の前方側にずらして積載すると、コンテナ18の走行方向の重心位置が前方側にずれ、コンテナ18からメインフレーム12に加わる荷重がメインフレーム12の走行方向中央部側にずれることになり、メインフレーム12に加わる重量バランスを良好に設定することができる。このように、重量バランスを高めるように、コンテナ18をずらして配置しても、メインフレーム12の後端部には走行案内台21が設けられているので、コンテナ18に対する荷物の搬入と搬出とを円滑に行うことができる。荷物搬入搬出部16の走行方向の寸法Lは、図1に示すセミトレーラと図2に示すセミトレーラとでは相違しており、この寸法Lは重量バランスを考慮して任意に設定される。
本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能である。例えば、空気圧や油圧を使用した駆動装置としては、シリンダを使用することなく、内部に供給される流体によって軸方向に膨張収縮するベローズを使用することができる。
コンテナ積載用セミトレーラの一例を示す側面図である。 他のタイプのコンテナ積載用セミトレーラを示す側面図である。 図1に示された荷物搬入搬出部を示す拡大正面図であり、(A)は走行案内台が水平となった状態を示し、(B)は走行案内台が傾斜した状態を示す。 (A)は図3(A)における4A−4A線断面図であり、(B)は図3(A)における4B−4B線断面図である。 (A)は本発明のセミトレーラをプラットホームに接近させて停車した状態における荷物搬入搬出部を示す概略図であり、(B)は荷物搬入搬出部の比較例を示す概略図である。 (A)は駆動装置の他の具体例を示す概略図であり、(B)は(A)における6B部の拡大断面図である。 駆動装置の他の具体例を示す正面図であり、(A)はセミトレーラの図3(A)と同様の部分を示すとともに走行案内台が水平となった状態を示し、(B)は図3(B)と同様の部分を示すとともに走行案内台が傾斜した状態を示す。 図7(A)における8−8線の概略断面図である。 駆動装置のさらに他の具体例を示す正面図であり、(A)はセミトレーラの図3(A)と同様の部分を示すとともに走行案内台が水平となった状態を示し、(B)は図3(B)と同様の部分を示すとともに走行案内台が傾斜した状態を示す。 (A)は図9(A)における10A−10A線の拡大断面図であり、(B)は図9(B)における10B−10B線の拡大断面図である。
符号の説明
10 セミトレーラ
12 メインフレーム
13 走行車輪
14 キングピン
16 荷物搬入搬出部
17 コンテナ支持部
18 コンテナ
21 走行案内台
30 駆動装置
31 基部
32 作動部
39 渡し板
40 プラットホーム(荷受け台)

Claims (5)

  1. 走行方向に延びる複数本の縦梁材を備えコンテナが積載されるメインフレームを有し、当該メインフレームの前端部にトラクタに連結されるキングピンが設けられるとともに後端部側に走行車輪が設けられるコンテナ積載用セミトレーラであって、
    前記メインフレームの後端部に設けられる荷物搬入搬出部と、
    前記メインフレームに前記荷物搬入搬出部よりも前方側に設けられるコンテナ支持部と、
    前記コンテナ支持部に積載されるコンテナの後端に先端部が対向し、後端部が前記荷物搬入搬出部にヒンジにより回動自在に装着される走行案内台と、
    前記走行案内台の上面が前記コンテナ支持部の上面に揃う水平位置と、前記走行案内台の先端が前記コンテナの床面高さに揃う傾斜位置との間に、前記走行案内台を上下方向に移動させる駆動手段とを有し、
    前記コンテナ内に荷物を積み卸しする際に前記走行案内台の先端と前記コンテナの床面との段差をなくすことを特徴とするコンテナ積載用セミトレーラ。
  2. 請求項1記載のコンテナ積載用セミトレーラにおいて、前記ヒンジを前記メインフレームの後端面よりも走行方向前方に設けることを特徴とするコンテナ積載用セミトレーラ。
  3. 請求項1または2記載のコンテナ積載用セミトレーラにおいて、前記駆動手段は前記走行案内台と前記荷物搬入搬出部の一方に設けられる基部と、前記走行案内台と前記荷物搬入搬出部の他方に設けられ、前記基部に対して軸方向に移動自在に設けられる作動部材とを有することを特徴とするコンテナ積載用セミトレーラ。
  4. 請求項3記載のコンテナ積載用セミトレーラにおいて、前記基部はシリンダであり、前記作動部材は前記シリンダ内に供給される空気圧または油圧により駆動されるロッドであることを特徴とするコンテナ積載用セミトレーラ。
  5. 請求項1または2記載のコンテナ積載用セミトレーラにおいて、前記走行案内台に地盤に向けて上下方向に移動自在の支持脚を装着し、前記コンテナ内に荷物を積み卸しする際に前記走行案内台を前記支持脚により前記傾斜位置に回動するとともに前記走行案内台に加わる荷重を前記支持脚を介して前記地盤により支持することを特徴とするコンテナ積載用セミトレーラ。
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