JP2010058327A - 積層体 - Google Patents

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Abstract

【課題】優れた離型性を有し、粘着剤層が薄膜であっても粘着剤層の破断や浮きが生じにくい積層体を提供すること。さらに、異物や欠点が少なく、欠点検査性に優れ、特に光学用途に好適に用いることができる積層体を提供すること。
【解決手段】第1ポリエステルフィルム、剥離力が35mN/50mm以上90mN/50mm以下の離型層A、粘着剤層、剥離力が90mN/50mm以上200mN/50mm以下の離型層B、第2ポリエステルフィルムがこの順序で積層されてなる積層体であって、離型層Aの剥離力と離型層Bの剥離力との差が50mN/50mm以上であって、離型層Aおよび離型層Bのそれぞれ粘着剤層側の表面において、高さ5.0μm以上の粗大突起数が20個/m以下である積層体。
【選択図】なし

Description

本発明は粘着剤層の両面に離型フィルムを有する積層体に関する。
液晶ディスプレイ(LCD)は、CRTディスプレイに比べて軽く、また薄く、しかも低消費電力であるため、近年、パーソナルコンピューター等の電子機器への採用が急速に進んでいる。かかるLCDは、液晶ガラスセルや、様々な光学機能性シートが積層されてなるものであり、積層にあたっては、粘着剤層を介して貼り合わせるのが一般的である。例えば、液晶ガラスセルには偏光板が貼り合わされて用いられるが、かかる貼り合わせにおいては、あらかじめ偏光板に塗布等によって粘着剤層を設け、粘着剤層付き偏光板を作成し、それを液晶ガラスセルに貼り合わせるのが一般的である(例えば特許文献1、2参照)。
また、特許文献3〜6には、2枚の離型フィルムの離型層面に接するように粘着剤層を挟持した積層体を用いて、偏光板と位相差板とを貼り合わせる技術が開示されている。
特開平4−171403号公報 特開2006−309114号公報 特開2006−235568号公報 特開2007−197659号公報 特開2007−212995号公報 特開2008−31214号公報
LCDに用いられる粘着剤層は、最終的なLCDの特性に合わせて適宜選択できることが好ましく、例えば、上記特許文献1、2のような粘着剤層付き偏光板である場合は、様々な種類の粘着剤層付き偏光板を用意する必要が生じ、工程が煩雑になり、また経済的にも不利である。これに対して、上記特許文献3〜6に開示されている技術は、液晶ガラスセル、光学機能シート、および粘着剤層を自由に組み合わせて、様々な特性を有するLCDを製造したり、さらに高性能のLCDを製造したりするのに適している。
しかしながら、近年においては、LCDの視認性向上や低コスト化等を目的として、粘着剤層のさらなる薄膜化が求められている。粘着剤層が薄膜化すると、上記特許文献3〜6に開示されているような方法では、離型フィルムを剥離する際に粘着剤層が破断してしまったり、最初の離型フィルムを剥離する際に、もう一方の離型フィルムから粘着剤層が剥離してしまい、最初の離型フィルムに粘着剤層が残存してしまったり、もう一方の離型フィルムと粘着剤層との間に浮きが生じてしまったりする、所謂「泣き別れ」が生じてしまうため、問題となっている。
また、粘着剤層の薄膜化に伴い、離型フィルムの表面形状が粘着剤層に転写しやすくなり、かかる転写によって粘着剤層の破断が生じやすくなる。さらに、離型フィルムを有する光学機能シートを検査する際には、離型フィルムに異物や欠点が多いと、光学機能シートを正確に検査することができない。
本発明は、粘着剤層が薄膜であっても、上記のような問題が生じないような、優れた離型性を有する積層体を提供することを目的とする。さらに、異物や欠点が少なく、特に光学用途に好適に用いることができる積層体を提供することを目的とする。
すなわち本発明は、第1ポリエステルフィルム、剥離力が35mN/50mm以上90mN/50mm以下の離型層A、粘着剤層、剥離力が90mN/50mm以上200mN/50mm以下の離型層B、第2ポリエステルフィルムがこの順序で積層されてなる積層体であって、離型層Aの剥離力と離型層Bの剥離力との差が50mN/50mm以上であって、離型層Aおよび離型層Bのそれぞれ粘着剤層側の表面において、高さ5.0μm以上の粗大突起数が20個/m以下である積層体である。
また、本発明は、第2ポリエステルフィルムにおいて、長手方向の大きさが20μm以上の内部異物数が20個/m以下であること、第2ポリエステルフィルムの配向角が、−12度以上+12度以下であること、第1ポリエステルフィルムと第2ポリエステルフィルムのヘイズが、それぞれ4.0%以下であること、粘着剤層の厚みが5μm以上50μm以下であることのうち、少なくともいずれか1つの態様を具備することによって、より優れた積層体を得ることができる。
本発明によれば、薄膜の粘着剤層であっても、破断や泣き別れが生じないような、優れた離型性を有する積層体を提供することができる。さらに、異物や欠点が少なく、特に光学用途に好適に用いることができる積層体を提供することができる。
<積層体>
本発明の積層体の層構成について、まず図1を用いて説明する。図1は、本発明の積層体の層構成を説明するための概略断面図である。図1中、符号1は第1ポリエステルフィルム、符号2は離型層A、符号3は粘着剤層、符号4は離型層B、符号5は第2ポリエステルフィルムを示す。また、符号6は、第1ポリエステルフィルムと離型層Aとを構成成分として含む第1離型フィルムを示し、符号7は、第2ポリエステルフィルムと離型層Bとを構成成分として含む第2離型フィルムを示す。なお、本発明は、図1の積層体に限定されず、その他の層を有していてもよい。
本発明においては、第1ポリエステルフィルムと第2ポリエステルフィルムとを特に区別しないときは、これらをまとめて単にポリエステルフィルムと呼称する場合がある。また、離型層Aと離型層Bとを特に区別しないときは、これらをまとめて単に離型層と呼称する場合がある。また、第1離型フィルムと第2離型フィルムとを特に区別しないときは、これらをまとめて単に離型フィルムと呼称する場合がある。
以下、本発明の積層体を構成する各構成成分について説明する。
<ポリエステルフィルム>
本発明における第1ポリエステルフィルム、および第2ポリエステルフィルムは、後述するポリエステルからなるフィルムである。これらのポリエステルフィルムは、各々同じポリエステルからなるものであってもよいし、異なるポリエステルからなるものであってもよい。また、ポリエステルフィルムは、未延伸フィルムであってもよいし、延伸フィルムであってもよいが、機械特性や熱特性に優れる等の観点から、延伸フィルムであることが好ましく、二軸延伸フィルムであることがさらに好ましい。
本発明におけるポリエステルフィルムは、離型層を設ける側の表面において、高さ5.0μm以上の粗大突起数が20個/m以下であることが好ましい。高さ5.0μm以上の粗大突起数が上記数値範囲にあると、離型層の粘着剤層側の表面において、高さ5.0μm以上の粗大突起数を20個/m以下とすることが容易となる。このような観点から、粗大突起数は、さらに好ましくは15個/m以下、特に好ましくは10個/m以下であり、少ないほど良い。
また、本発明におけるポリエステルフィルムは、長手方向の大きさが20μm以上の内部異物数が20個/m以下であることが好ましい。大きさが20μm以上の内部異物は、ポリエステルフィルムの表面形状に影響を及ぼす場合がある。そのため、内部異物数が上記数値範囲にあると、離型層の粘着剤層側の表面において、高さ5.0μm以上の粗大突起数を20個/m以下とすることが容易となる。また、第2ポリエステルフィルムにおいては、偏光板やLCDの製造工程において、偏光板/粘着剤層/離型層B/第2ポリエステルフィルムという積層構成のまま偏光板の欠点検査を実施するため、第2ポリエステルフィルムに内部異物が多いと偏光板の欠点検査に影響を及ぼす。内部異物数が上記数値範囲にあると、かかる偏光板の欠点検査において、欠点を正確に検出することが容易となり、検査精度をより高くすることができる。このような観点から、内部異物数は、さらに好ましくは15個/m以下、特に好ましくは10個/m以下であり、少ないほど良い。
さらに、本発明におけるポリエステルフィルムは、ヘイズが4.0%以下であることが好ましい。ヘイズが上記数値範囲にあると、粘着剤層の欠点検査が行いやすくなる。また、第2ポリエステルフィルムにおいては、上述のように、偏光板やLCDの製造工程において、偏光板/粘着剤層/離型層B/第2ポリエステルフィルムという積層構成のまま偏光板の欠点検査を実施するため、第2ポリエステルフィルムの透明性が偏光板の欠点検査に影響を及ぼす。ヘイズが上記数値範囲にあると、かかる偏光板の欠点検査において、欠点を正確に検出することが容易となり、検査精度をより高くすることができる。このような観点から、ヘイズは、さらに好ましくは3.0%以下、特に好ましくは2.5%以下である。なお、ヘイズは低いほど好ましいが、実質的な下限は0.1%以上である。
また、本発明におけるポリエステルフィルムは、離型層を設ける側の表面における中心線平均表面粗さ(SRa)が、10nm以上60nm以下であることが好ましく、15nm以上45nm以下であることがさらに好ましく、20nm以上35nm以下であることが特に好ましい。中心線平均表面粗さ(SRa)を上記数値範囲とすることによって、離型層の粘着剤層側の表面形状を優れたものとすることができる。それにより後述する粘着剤層の外観を良好なものとすることができる。また、粘着剤層の破断をより抑制することができる。さらに、ポリエステルフィルムおよび離型フィルムのハンドリング性を良好なものとすることができ、表面欠点をより低減することができる。
本発明における第2ポリエステルフィルムは、配向角が−12度以上+12度以下であることが好ましい。上述のように、偏光板やLCDの製造工程において、偏光板/粘着剤層/離型層B/第2ポリエステルフィルムという積層構成のまま、クロスニコル法により偏光板の欠点検査を実施するため、第2ポリエステルフィルムの配向の態様が偏光板の欠点検査に影響を及ぼす。配向角が上記数値範囲にあると、かかる偏光板の欠点検査において、欠点を正確に検出することが容易となり、検査精度をより高くすることができる。このような観点から、配向角は、さらに好ましくは−10度以上+10度以下、特に好ましくは−8度以上+8度以下である。
本発明におけるポリエステルフィルムの厚みは、機械特性やハンドリング性に優れ、偏光板の検査精度により優れるという観点から、好ましくは16μm以上75μm以下、さらに好ましくは24μm以上50μm以下、特に好ましくは30μm以上40μm以下である。
<ポリエステル>
本発明において、第1ポリエステルフィルム、および第2ポリエステルフィルムは、それぞれポリエステルを主たる(80質量%以上)成分とする樹脂よりなる。
本発明におけるポリエステルは、第1成分としてのジカルボン酸成分、および第2成分としてのグリコール成分からなる。ジカルボン酸成分としては、テレフタル酸、イソフタル酸、2,6−ナフタレンジカルボン酸、ヘキサヒドロテレフタル酸、4,4’−ジフェニルジカルボン酸、アジピン酸、セバシン酸、ドデカンジカルボン酸等を例示できる。特に、ポリエステルフィルムの機械特性に優れるという観点から、テレフタル酸、2,6−ナフタレンジカルボン酸が好ましい。また、グリコール成分としてはエチレングリコール、ジエチレングリコール、プロピレングリコール、1,3−プロパンジオール、1,4−ブタンジオール、ネオペンチルグリコール、1,6−へキサンジオール、シクロヘキサンジメタノール、ポリエチレングリコール等を例示できる。特に、ポリエステルフィルムの剛性に優れるという観点から、エチレングリコールが好ましい。
上記のポリエステルは、さらに第3成分として、上記ジカルボン酸成分あるいはグリコール成分を共重合したコポリエステルであっても良い。かかる第3成分としては、第1成分として選択されたジカルボン酸成分、あるいは第2成分として選択されたグリコール成分とは異なるジカルボン酸成分、あるいはグリコール成分を選択することができる。また、第3成分としては、三官能以上の多価カルボン酸成分あるいはポリオール成分を含んでも良いが、その場合の共重合量は、得られるポリエステルが実質的に線状となる範囲(例えば5モル%以下、さらに好ましくは3モル%以下)で少量共重合したポリエステルであることが好ましい。以上のような本発明におけるポリエステルとしては、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレン−2,6−ナフタレートが特に好ましい。
かかるポリエステルは常法により作ることができ、ポリエステルの固有粘度(オルトクロロフェノール中、35℃における固有粘度)が、0.45(単位:dl/g)以上であると、フィルムの剛性が高い等機械特性に優れるため好ましい。
また、上記ポリエステルは、滑剤粒子を含有することが好ましい。かかる滑剤粒子は、ポリエステルフィルムにおける滑剤粒子として作用する。かかる滑剤粒子としては、酸化珪素、酸化アルミニウム、酸化マグネシウム、炭酸カルシウム、カオリン、タルク、酸化チタン、硫酸バリウム等の無機微粒子、架橋シリコーン樹脂、架橋ポリスチレン樹脂、架橋アクリル樹脂、尿素樹脂、メラミン樹脂等の耐熱性ポリマーからなる有機微粒子を用いることができる。
滑剤粒子の平均粒径は、好ましくは0.3μm以上3.0μm以下である。平均粒径が上記数値範囲にあると、適度なハンドリング性を備えながら、中心線平均表面粗さ(SRa)、およびヘイズにより優れたポリエステルフィルムを得ることができる。また、ポリエステルフィルムの表面および離型層の粘着剤層側の表面における高さ5.0μm以上の粗大突起数をより減少させることができる。平均粒径が大きすぎる場合は、中心線平均表面粗さ(SRa)が高くなる傾向にあり、ヘイズが高くなる傾向にあり、粗大突起数が多くなる傾向にある。他方、小さすぎる場合は、中心線平均表面粗さ(SRa)が低くなる傾向にあり、ハンドリング性に劣る傾向にある。このような観点から、平均粒径は、さらに好ましくは0.7μm以上2.7μm以下、特に好ましくは1.2μm以上1.8μm以下である。
また、滑剤粒子の含有量は、好ましくはポリエステル100質量部に対して0.001質量部以上0.1質量部以下である。含有量が上記数値範囲にあると、適度なハンドリング性を備えながら、中心線平均表面粗さ(SRa)、およびヘイズにより優れたポリエステルフィルムを得ることができる。また、ポリエステルフィルムの表面および離型層の粘着剤層側の表面における高さ5.0μm以上の粗大突起数をより減少させることができる。含有量が多すぎる場合は、中心線平均表面粗さ(SRa)が高くなる傾向にあり、ヘイズが高くなる傾向にあり、粗大突起数が多くなる傾向にある。他方、少なすぎる場合は、中心線平均表面粗さ(SRa)が低くなる傾向にあり、ハンドリング性に劣る傾向にある。このような観点から、含有量は、ポリエステル100質量部に対して、さらに好ましくは0.005質量部以上0.09質量部以下、特に好ましくは0.01質量部以上0.08質量部以下である。
本発明におけるポリエステルは、このほかに、ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン・プロピレンコポリマー、オレフィン系アイオノマーのような他の樹脂、安定剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤、蛍光増白剤等を必要に応じて含有することもできる。
<離型層>
本発明における離型層Aは、ポリエステル粘着テープ(日東電工(株)製、品番:NO.31B)に対する剥離力が、35mN/50mm以上90mN/50mm以下である。また、本発明における離型層Bは、上記ポリエステル粘着テープに対する剥離力が、90mN/50mm以上200mN/50mm以下である。離型層Aおよび離型層Bの剥離力を上記数値範囲とすることによって、本発明の積層体から第1離型フィルムを剥離する際に、第2離型フィルムと粘着剤層との間に浮きが生じたり、あるいは剥離したりすることが生じにくくなる。また、積層体の搬送中等において、第1離型フィルムが剥離してしまうことが生じにくくなる。また、本発明の積層体から第1離型フィルムを剥離して偏光板に貼り付けた後、第2離型フィルムを剥離する際に、偏光板と粘着剤層との間に浮きが生じたり、あるいは剥離したりすることが生じにくくなる。また、偏光板/粘着剤層/第2離型フィルムという積層構成のまま欠点検査等を実施する場合において、第2離型フィルムが剥離してしまうことが生じにくくなる。離型層Aの剥離力が軽すぎる場合は、積層体の搬送中等において、第1離型フィルムが剥離しやすくなる傾向にある。離型層Bの剥離力が軽すぎる場合は、積層体の搬送中等において、第2離型フィルムが剥離しやすくなる傾向にある。また、第1離型フィルムを剥離する際に、第2離型フィルムと粘着剤層との間に浮きが生じたり、剥離したりする等の問題が生じやすくなる傾向にある。他方、離型層Aの剥離力が重すぎる場合は、第1離型フィルムを剥離する際に、第2離型フィルムと粘着剤層との間に浮きが生じたり、剥離したりしやすくなる傾向にある。離型層Bの剥離力が重すぎる場合は、第2離型フィルムを剥離する際に、偏光板と粘着剤層との間に浮きが生じたり、剥離したりしやすくなる傾向にある。このような観点から、離型層Aの剥離力は、好ましくは38mN/50mm以上60mN/50mm以下、さらに好ましくは40mN/50mm以上50mN/50mm以下である。また、離型層Bの剥離力は、好ましくは120mN/50mm以上170mN/50mm以下、さらに好ましくは145mN/50mm以上155mN/50mm以下である。
本発明においては、離型層Aの剥離力と離型層Bの剥離力との差が50mN/50mm以上である。剥離力差を上記数値範囲とすることによって、本発明の積層体から第1離型フィルムを剥離する際に、第2離型フィルムと粘着剤層との間に浮きが生じたり、あるいは剥離したりすることを抑制することができる。このような観点から、剥離力差は、好ましくは60mN/50mm以上、さらに好ましくは70mN/50mm以上である。
本発明における離型層A、および離型層Bとしては、それぞれ上記の剥離力を有するものであれば特に限定されず、従来公知の離型層を用いることができる。また剥離力は、離型層の種類によって、それぞれの種類に対応した従来公知の方法により制御することができる。また、離型層としては、離型層に含有される成分が粘着剤層へ移行する等して、粘着剤層の粘着力等の特性を変化させないものが好ましい。本発明における離型層としては、剥離力を比較的容易に制御でき、また、成分の移行を比較的容易に抑制できるという観点から、シリコーン系離型層が特に好ましい。
かかるシリコーン系離型層としては、シリコーン系離型剤を主たる(60質量%以上、好ましくは80質量%以上)構成成分とするものが好ましい。シリコーン系離型剤としては、付加反応型シリコーン離型剤、縮合反応型シリコーン離型剤が好ましく、本発明においては、移行成分が少ないという観点から、下記式[化1]または[化2]で表されるようなジメチルシロキサン(以下、DMSと省略する場合がある。)成分とメチルビニルシロキサン(以下、MVSと省略する場合がある。)成分との共重合体であるベースポリマーと、下記式[化3]または[化4]で表されるようなDMS成分とメチルハイドロジェンシロキサン(以下、MHSと省略する場合がある。)成分との共重合体である架橋剤とからなる、付加反応型シリコーン離型剤が特に好ましい。
Figure 2010058327
Figure 2010058327
Figure 2010058327
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上記式[化1]〜[化4]中、a、b、m、nは1以上の整数である。
離型層Aを構成するシリコーン系離型剤においては、aが5000〜30000、好ましくは15000〜20000、および/または、bが30〜500、好ましくは100〜200、および/または、mが1〜40、および/または、nが20〜200の範囲であると、架橋反応が好適に進行し、離型層の強度が向上し、離型層Aの剥離力を本発明の規定する数値範囲とすることが容易となるため好ましい。また、a+bが10000〜25000、好ましくは15000〜20000、および/または、m+nが25〜200の範囲であると、架橋反応がより好適に進行し、離型層の強度がより向上し、離型層Aの剥離力を本発明の規定する数値範囲とすることがより容易となるため好ましい。
離型層Bを構成するシリコーン系離型剤においては、aが7000〜25000、および/または、bが300〜800、および/または、mが5〜50、および/または、nが20〜200の範囲であると、架橋反応が好適に進行し、離型層の強度が向上し、離型層Bの剥離力を本発明の規定する数値範囲とすることができるため好ましい。また、a+bが8000〜20000、および/または、m+nが30〜200の範囲であると、架橋反応がより好適に進行し、離型層の強度がより向上し、離型層Bの剥離力を本発明の規定する数値範囲とすることがより容易となるため好ましい。
なお、上記式[化1]〜[化4]においては、ブロック共重合体である態様を意味しているのではなく、これらは単にそれぞれの単位の合計数がa、b、m、nであることを示しているにすぎないと解すべきである。したがって、上記式[化1]〜[化4]における共重合体は、ランダム共重合体であってもよく、またブロック共重合体であってもよい。
上記のようなシリコーン系離型層においては、ベースポリマーにおけるMVS成分の共重合比率(上記式[化1]および[化2]におけるb)を低くすることにより、シリコーン離型層の架橋密度が低くなり、剥離力が低くなる傾向にある。また、剥離コントロール剤を用いて剥離力を調整することができる。すなわち、シリコーンオイル成分等の軽剥離添加剤や、あるいは重剥離添加剤を添加することにより、剥離力を調整することができる。これらにより、離型層Aおよび離型層Bの剥離力を、本発明の規定する数値範囲となるように調整することができる。
ベースポリマーと架橋剤との配合割合は、ベースポリマーにおけるMVS成分1モルに対して、架橋剤におけるMHS成分が、1.2モル以上3.0モル以下となる範囲が好ましい。配合割合を上記数値範囲とすることによって、シリコーン成分の移行を抑制することができる。上記配合割合が小さすぎる場合は、すなわち、MVS成分に対してMHS成分が少なすぎる場合は、硬化不良を生じやすくなる傾向にあり、塗膜の強度が低くなる傾向にあり、シリコーン成分の移行が増加する傾向にある。他方、含有割合が大きすぎる場合は、すなわち、MVS成分に対してMHS成分が多すぎる場合は、架橋反応に用いられなかった残存ハイドロジェンシランが増加する傾向にあり、経時で重剥離化しやすくなる傾向にある。このような観点から、含有割合は、ベースポリマーにおけるMVS成分1モルに対して、架橋剤におけるMHS成分が、1.4モル以上2.5モル以下となる範囲がさらに好ましく、1.5モル以上2.0モル以下となる範囲が特に好ましい。
本発明においては、上記のようなシリコーン系離型剤として、市販品を用いることができる。離型層Aを構成するための市販のシリコーン系離型剤としては、付加反応型のものとしては、例えば、東レ・ダウコーニング社製、商品名:LTC750A、LTC310、LTC300B等、信越化学工業社製、商品名:KS3600、KS778等、モメンティブ社製、商品名:TPR6710、TPR6700等、縮合反応型のものとしては、YSR3022等を例示することができる。また、離型層Bを構成するための市販のシリコーン系離型剤としては、例えば、東レ・ダウコーニング社製、商品名SD7333、SD7320、SD7234、SRX345等、信越化学工業社製、商品名:KS3601等を例示することができる。
本発明において、離型層Aの厚みは、好ましくは0.03μm以上0.20μm以下である。厚みが上記数値範囲にあると、離型性により優れたものとなる。また、生産性の観点からも好ましい。厚みが厚すぎる場合は、生産性に劣る傾向にある。また、剥離力が低くなる傾向にあり、剥離力が低くなりすぎる場合がある。さらに、離型層に含有される成分が粘着剤層へ移行しやすくなる傾向にある。他方、厚みが薄すぎる場合は、剥離力が高くなる傾向にあり、剥離力が高くなりすぎる場合がある。このような観点から、離型層Aの厚みは、さらに好ましくは0.04μm以上0.12μm以下、特に好ましくは0.05μm以上0.10μm以下である。また、本発明において、離型層Bの厚みは、好ましくは0.03μm以上0.20μm以下である。厚みが上記数値範囲にあると、離型性により優れたものとなる。また、生産性の観点からも好ましい。厚みが厚すぎる場合は、生産性に劣る傾向にある。また、剥離力が低くなる傾向にあり、剥離力が低くなりすぎる場合がある。さらに、離型層に含有される成分が粘着剤層へ移行しやすくなる傾向にある。他方、厚みが薄すぎる場合は、剥離力が高くなる傾向にあり、剥離力が高くなりすぎる場合がある。このような観点から、離型層Bの厚みは、さらに好ましくは0.05μm以上0.15μm以下、特に好ましくは0.80μm以上0.12μm以下である。なお、離型層の厚みは、離型層を塗布により形成する際に、離型層を形成するための離型剤塗液の濃度や塗布量を適宜調整する等、公知の任意の方法によって達成することができる。
本発明における離型層Aおよび離型層Bは、それぞれ粘着剤層側の表面において、高さ5.0μm以上の粗大突起数が20個/m以下である。高さ5.0μm以上の粗大突起数が上記数値範囲にあると、離型層の表面形状が転写することによって形成される粘着剤層表面の凹状欠点が抑制される。それにより、薄膜の粘着剤層であっても、粘着剤層から離型フィルムを剥離する際の粘着剤層の破断を抑制することができる。また、粘着剤層の外観を良好なものとすることができる。また、粘着剤層および偏光板の欠点検査精度を高くすることができる。このような観点から、粗大突起数は、好ましくは15個/m以下、さらに好ましくは10個/m以下、特に好ましくは6個/m以下であり、少ないほど良い。なお、かかる粗大突起数は、ポリエステルフィルムが含有する滑剤粒子の平均粒径や含有量等を調整したり、滑剤粒子から粗大粒子を取り除いたり、溶融ポリエステルを濾過処理したりすることによって達成することができる。
<白金系触媒>
本発明における離型層は、白金系触媒を含有することが好ましい。白金系触媒は、ベースポリマーにおけるMVS成分と、架橋剤におけるMHS成分との付加重合を促進するための触媒であり、かかる付加重合に用いられる触媒として公知のものが使用できる。このような白金系触媒としては、例えば塩化白金酸、塩化白金酸のアルコール溶液やアルデヒド溶液、塩化白金酸の各種オレフィンまたはビニルシロキサンとの錯体等が挙げられる。
かかる白金系触媒の添加量は、通常用いられる量であればよいが、ベースポリマー100質量部に対して、白金金属の量が、好ましくは1〜1000ppm、さらに好ましくは10〜300ppmとなるような添加量であると、離型層の強度が高くなり、かつ経済的にも優れる。
<粘着剤層>
本発明における粘着剤層は、特に限定されないが、液晶ガラスセルや偏光板等に対して十分な粘着力を示し、その他LCD等の表示体に用いられ得る程度の光学特性を有するものが好ましい。光学特性としては、例えば、全光線透過率が90%以上であることが好ましい。また、異物が少ないことが好ましい。このような態様とすることによって、高品質なLCD等の表示体を得ることができる。
また、本発明における粘着剤層は、粘着剤層から離型フィルムを剥離した後のソーダガラスに対する粘着力が、500kg/50mm以上1000kg/50mm以下であることが好ましい。粘着力が上記数値範囲にあると、LCD等に用いられる光学機能性シートの積層において、十分な強度を有する積層体を得ることができる。粘着力が低すぎる場合は、光学機能性シートの積層において、容易に剥離してしまう等の問題が生じやすくなる傾向にある。他方、高すぎる場合は、同時に離型フィルムに対する剥離力も高くなる傾向にあり、優れた離型性を有する離型フィルムを得ることが困難である。このような観点から、粘着力は、さらに好ましくは600kg/50mm以上900kg/50mm以下である。なお、かかる粘着力は、離型層からの成分の移行を抑制することによって達成することができる。
本発明においては、粘着剤層としては、光学フィルム用粘着剤として一般に市販されているものを用いることができる。例えば、総研化学(株)製、商品名:SKダイン、東洋インキ製造(株)製、商品名:オリバインBPSシリーズ等を例示することができる。本発明は、粘着剤層として、感圧式の粘着剤もしくは接着剤からなる粘着剤層を用いた場合において特に有用であり、そのような粘着剤層を用いた場合においても、離型層表面の凸部が、粘着剤層への転写して凹部を形成し、それによる外観不良や破断を抑制することができる。
本発明における粘着剤層は、厚みが5μm以上50μm以下であることが好ましい。厚みが上記数値範囲にあると、ディスプレイ製造工程において、偏光板や液晶ガラスセルとの粘着力に優れ、また粘着力の安定性に優れる。粘着剤層が薄すぎる場合は、粘着力が低くなる傾向にある。また、第1離型フィルムや第2離型フィルムを剥離する際に、粘着剤層が破壊しやすくなる傾向にある。他方、粘着剤層が厚すぎる場合は、ディスプレイとした際に、透明性が低くなる傾向にあり、すなわち視認性に劣る傾向にある。このような観点から、粘着剤層の厚みは、さらに好ましくは10μm以上30μm以下、特に好ましくは15μm以上20μm以下である。なお、粘着剤層の厚みは、粘着剤層を塗布により形成する際に、粘着剤層を形成するための粘着剤塗液の濃度や塗布量等を適宜調整する等、公知の任意の方法によって達成することができる。
<ポリエステルフィルムの製造方法>
前述のとおり、本発明における第1ポリエステルフィルムおよび第2ポリエステルフィルムは、二軸延伸フィルムであることが好ましい。かかる二軸延伸フィルムは、特別の方法を用いる部分を除いては、従来公知の方法で製造することができる。例えば、ポリエステルからなる二軸延伸フィルムの場合は、ポリエステルを乾燥後、Tm〜(Tm+70)℃の温度(ただし、Tmはポリエステルの融点(単位:℃)を表す)で押出機にて溶融し、ダイ(例えばT−ダイ、I−ダイ等)から回転冷却ドラム上に押し出し、20〜90℃で急冷して未延伸フィルムを製造し、該未延伸フィルムを(Tg−10)〜(Tg+70)℃の温度(ただし、Tgはポリエステルのガラス転移温度(単位:℃)を表す)で縦方向に2.5〜8.0倍、好ましくは2.6〜5.0倍、さらに好ましくは2.7〜4.0倍、特に好ましくは2.7〜3.6倍の倍率で延伸して一軸延伸フィルムを製造し、該一軸延伸フィルムを(Tg+10)〜(Tg+80)℃の温度で横方向に2.5〜8.0倍、好ましくは3.0〜5.2倍、さらに好ましくは3.3〜4.5倍、特に好ましくは3.5〜4.3倍の倍率で延伸して、必要に応じて180〜250℃の温度で1〜60秒間熱固定することにより製造できる。
上記製造工程においては、ポリエステルが滑剤粒子を含有する場合は、滑剤粒子をあらかじめ適度なフィルターを備えた風力分級機を用いて処理し、大きさが35μm以上、好ましくは30μm以上、さらに好ましくは25μm以上の粗大粒子を取り除くことによって、ポリエステルフィルムの表面および離型層の粘着剤層側の表面における高さ5.0μm以上の粗大突起数を減少させることができる。
また、上記製造工程においては、ポリエステルを押出機にて溶融する温度が高くなりすぎると、内部異物数が増加する傾向にある。また、ポリエステルを溶融した後、ダイから押し出す前において、線径15μm以下のステンレス鋼細線よりなる平均目開き10μm以上30μm以下、好ましくは15μm以上25μm以下の不織布型フィルターを用いて濾過処理することによって、ポリエステルフィルムの表面および離型層の粘着剤層側の表面における高さ5.0μm以上の粗大突起数を減少させることができる。また、ポリエステルフィルムにおいて、長手方向の大きさが20μm以上の内部異物数を減少させることができる。さらに、上記濾過処理の後、ダイの口金の直前で、平均目開き10μm以上50μm以下、好ましくは15μm以上30μm以下のフィルターを用いて濾過処理を施すことが、ポリエステルの熱劣化物等の粗大突起や内部異物の原因となるものを、さらに高度に取り除くことができるという観点から好ましい。
さらに、上記製造工程においては、縦方向の延伸倍率を2.5〜3.3倍、好ましくは2.7〜3.2倍、横方向の延伸倍率を3.7〜4.5倍、好ましくは3.9〜4.3倍とし、横方向の延伸倍率を縦方向の延伸倍率より0.5以上、好ましくは0.7以上、特に好ましくは1.0以上大きくすることによって、ポリエステルフィルムの配向角を−12度以上12度以下とすることができる。
<離型フィルムの製造方法>
本発明においては、離型層Aまたは離型層Bを形成するための離型剤塗液を、ポリエステルフィルムの少なくとも片面に塗布し、乾燥することによって離型層を形成する。
かかる離型剤塗液は、離型層を構成する各構成成分を、攪拌羽根等を用いて均一に混合することにより製造することができる。また、離型剤塗液を塗布するにあたっては、混合により得られた離型剤塗液をそのまま用いても良いが、適当な有機溶剤で希釈し、適度な粘度となるように調整した離型剤塗液を用いることが、均一で、外観が良好な離型層が得られるという観点から好ましい。例えば、離型層がシリコーン系離型層である場合は、前述のベースポリマーと、架橋剤と、任意成分としての白金触媒や剥離コントロール剤とを、攪拌羽根等を用いて均一に混合することにより、シリコーン系離型層を形成するための離型剤塗液を製造することができる。
離型層を形成するための離型剤塗液をポリエステルフィルムに塗布するための塗布方法としては、公知の任意の塗布方法が適用でき、例えばグラビアロールコート法、リバースロールコート法、ダイコート法、キスコート法、リバースキスコート法、オフセットグラビアコート法、マイヤーバーコート法、ロールブラッシュ法、スプレーコート法、エアーナイフコート法、含浸法、カーテンコート法、ドクターブレード法等を単独または組み合わせて適用することができる。また、ハジキなど塗布外観の安定性を向上させる目的で、離型剤塗液には若干量の界面活性剤を含有させることができる。
離型剤塗液をポリエステルフィルムに塗布した後、得られた塗膜を乾燥および硬化する条件としては、例えば、離型層を構成する主な原料に対して、かかる原料を供給するメーカーが推奨する乾燥条件を採用すればよい。例えば、離型層がシリコーン系離型層であって、離型剤塗液が前述のベースポリマーと、架橋剤と、任意成分としての白金触媒や剥離コントロール剤とからなるものである場合は、100〜180℃の温度で10〜120秒の時間加熱することが好ましく、120〜160℃の温度で20〜90秒の時間加熱することがさらに好ましく、130〜150℃の温度で30〜60秒の時間加熱することが特に好ましい。上記のごとく乾燥条件を採用することによって、離型層の強度をより高いものとすることができ、成分の移行をより抑制することができる。また、ポリエステルフィルムと離型層との密着性をより高いものとすることができる。
本発明においては、ポリエステルフィルムの離型層を設ける側の面に、コロナ処理、プラズマ処理、プライマー処理からなる群より選ばれる少なくとも1つの処理を施すと、ポリエステルフィルムと離型層との密着性を向上させることができるため好ましい。
<積層体の製造方法>
本発明の積層体は、第1離型フィルムまたは第2離型フィルムの離型層面に、粘着剤層を形成するための粘着剤塗液を塗布し、その上に、それぞれ第2離型フィルムまたは第1離型フィルムを、離型層が粘着剤層側となるように貼り合わせて製造する。本発明においては、最初に第2離型フィルムを用いて、その離型層面に粘着剤層を形成し、次いで第1離型フィルムを貼り合わせて製造することが、生産性の観点から好ましい。
かかる粘着剤塗液は、粘着剤層を構成する各構成成分を、攪拌羽根等を用いて均一に混合することにより製造することができる。また、粘着剤塗液を塗布するにあたっては、混合により得られた粘着剤塗液をそのまま用いても良いが、適当な有機溶剤で希釈し、適度な粘度となるように調整した粘着剤塗液を用いることが、均一で、外観が良好な粘着剤層が得られるという観点から好ましい。
粘着剤層を形成するための粘着剤塗液を離型フィルムに塗布するための塗布方法としては、上記離型剤塗液をポリエステルフィルムに塗布するための塗布方法として例示した公知の任意の塗布方法を用いることができる。乾燥が必要な場合は、50〜130℃の温度で30〜240秒、好ましくは70〜110℃の温度で100〜200秒の条件で乾燥すればよい。なお、かかる乾燥は、粘着剤塗液を塗布した後、次の離型フィルムを貼り合わせる前に行ってもよいし、次の離型フィルムを貼り合わせた後に行ってもよいが、前者が好ましく、粘着剤層の外観をより良好なものとすることができる。
次いで、粘着剤層の上に、最初に第1離型フィルムを用いた場合は第2離型フィルムを、最初に第2離型フィルムを用いた場合は第1離型フィルムを、それぞれ貼り合わせる。貼り合わせは、ニップロール等を用いて行うとよい。ニップ圧力は適宜設定することができるが、圧力が低すぎる場合は、均一に貼り合わせることが困難となり、また、泣き別れが生じやすくなる傾向にある。他方、高すぎる場合は、離型フィルムの表面形状が粘着剤層に転写しやすくなる傾向にあり、積層体から離型フィルムを剥離する際に、粘着剤層の破断が生じやすくなる傾向にある。
かくして、本発明の積層体を得ることができる。
(1)剥離力
離型フィルムの離型層表面に、ポリエステル粘着テープ(日東電工(株)製、品番:NO.31B(基材:ポリエステルフィルム、粘着剤:アクリル系粘着剤、幅:50mm))を貼り合せて、5kgの金属ローラーで圧着し、温度23℃、相対湿度55%RHの環境下で20時間放置して剥離力評価用サンプルを作成した。次いで、得られた剥離力評価用サンプルのポリエステル粘着テープの背面側を、両面テープを用いてアルミ板に貼り合せて固定し、引張試験機((株)東洋精機製、商品名:ストログラフ)を用いて、引張速度300mm/分で離型フィルムを180°剥離し、剥離力の測定を行った。任意の10点について測定を実施し、それらの平均値を剥離力(単位:mN/50mm)とした。
(2)粗大突起数
粗大突起数は、以下の手順で測定した。
(手順1)離型フィルムを10cm×10cmのサイズに切り出したものを10枚用意した(測定面積として1000cmとなる)。
(手順2)観察方法A:上記手順1で切り出した離型フィルムをクロスニコル下で観測し、明点を突起としてマーキングした。
(手順3)観察方法B:次いで、上記手順2で観測後の離型フィルムを暗室でハロゲンライトを用いて観測し、白点を突起としてマーキングした。
(手順4)高さ測定:上記手順2および3でマーキングした突起について、その高さをレーザー顕微鏡で測定し、高さが5.0μm以上の突起の個数をカウントし、1m当たりの個数に換算して粗大突起数(単位:個/m)とした。
(3)内部異物数
上記(2)の手順1と同様の方法でサンプリングを実施し、上記(2)の手順2と同様の方法で内部異物をマーキングした。マーキングした内部異物について、透過顕微鏡を用いてその大きさを計測し、長手方向の大きさが20μm以上の内部異物の個数をカウントし、1m当たりの個数に換算して内部異物数(単位:個/m)とした。
(4)配向角
まず、偏光顕微鏡において、サンプルが無い状態で暗視野となる位置をステージの基準線とし、ステージの角度目盛りを0度に合わせる。次いで、ポリエステルフィルムの横方向(長手方向に垂直な方向)をサンプルの基準線(0度)としてサンプリングし、偏光顕微鏡のステージにセットする。その際、ステージの基準線とサンプルの基準線とを正確に合わせる。ステージにサンプルをセットした後、ステージを回転させて、視野が最も暗くなるステージの角度目盛りの値を読み取り、配向角(単位:度)とした。測定は、得られたポリエステルフィルムについて幅方向に等間隔で10点実施し、次の基準で判定した。
○:配向角が−12度以上+12度以下の範囲にある。
×:配向角が−12度未満か、+12度を超える。
(5)ヘイズ
D65光源のヘイズメーター(日本電色工業(株)製、商品名:NDH2000)を用いて測定した。任意の10点について測定を実施し、それらの平均値をヘイズ(単位:%)とした。
(6)厚み
(6−1)フィルムの厚み
アンリツ製の打点式厚み計を用いて、長手方向に5点(1cm間隔)の測定を、横方向(長手方向に垂直な方向)に5列(1cm間隔)実施し、合計25点の測定値を得て、それらの平均値をフィルムの厚み(単位:μm)とした。
(6−2)離型層の厚み
離型フィルムを三角形に切り出し、離型層表面に、厚み約2nmとなるようにPt(白金)をコーティングする。Ptコーティング後のサンプルを多軸包埋カプセルに固定して、エポキシ樹脂を用いて包埋し、得られた包埋サンプルを、ミクロトームULTRACUT−Sを用いて、離型フィルムの面方向と垂直な方向にスライスして約50nm厚みの切片を得る。得られた切片をグリッドに載台し、2%オスミウム酸を用いて、温度60℃で2時間、蒸気染色を行う。染色後の切片を、透過電子顕微鏡(LEM−2000)を用いて加速電圧100kvの条件で観測し、離型層の厚みを測定する。任意の5点について測定を実施し、それらの平均値を離型層の厚み(単位:μm)とした。
(6−3)粘着剤層の厚み
得られた積層体の断面を光学顕微鏡にて観察し、粘着剤層の厚みを測定した。任意の5点について測定を実施し、それらの平均値を粘着剤層の厚み(単位:μm)とした。
(7)泣き別れ評価
積層体を、幅50mm、長さ500mmのサイズに切り出す。次いで、切り出した積層体から第1離型フィルムを、長さ方向の片端から20mm、手でゆっくりと剥離して、掴み代とする。その後、低速条件においては0.3m/分の剥離速度で、高速条件においては10m/分の剥離速度で、積層体から第1離型フィルムを剥離し、泣き別れの状態を目視により観察し、次の基準で判定した。
○:粘着剤層の破断が生じず、また第2離型フィルムと粘着剤層との界面において剥離および浮きが生じなかった。
△:粘着剤層の破断が生じず、また第2離型フィルムと粘着剤層との界面において剥離は生じなかったが、5mm未満の浮きが生じた。
×:粘着剤層の破断が生じたか、第2離型フィルムと粘着剤層との界面において剥離あるいは5mm以上の浮きが生じた。
(8)粘着力
市販のソーダガラス板(厚み5mm)の表面を、トルエン、中性洗剤、蒸留水で順次洗浄し、乾燥後することで、洗浄後のガラス板を得た。なお、洗浄後のガラス板の表面においては、水が濡れ広がることを確認した。
(8−1)第1離型フィルム側の粘着剤層の粘着力
積層体から第1離型フィルムを剥離して露出した粘着剤層の表面に、上記で得た洗浄後のガラス板を貼り合せた。次いで、第2離型フィルムを剥離して露出した粘着剤層の表面に、コロナ処理した厚さ50μmのポリエチレンテレフタレートフィルムを貼り合せ、5kgの金属ローラーで圧着し、温度23℃、相対湿度55%RHの環境下において1時間放置した。放置後のサンプルについて、引張試験機を用いて、洗浄後のガラス板と粘着剤層との界面で剥離し、粘着力を測定した。任意の5点について測定を実施し、それらの平均値を、第1離型フィルム側の表面における粘着剤層の粘着力(単位:kg/50mm)とした。
(8−2)第2離型フィルム側の粘着剤層の粘着力
積層体から第1離型フィルムを剥離して露出した粘着剤層の表面に、コロナ処理した厚さ50μmのポリエチレンテレフタレートフィルムを貼り合せた。次いで、第2離型フィルムを剥離して露出した粘着剤層の表面に、上記で得た洗浄後のガラス板を貼り合せ、5kgの金属ローラーで圧着し、温度23℃、相対湿度55%RHの環境下において1時間放置した。放置後のサンプルについて、引張試験機を用いて、洗浄後のガラス板と粘着剤層との界面で剥離し、粘着力を測定した。任意の5点について測定を実施し、それらの平均値を、第2離型フィルム側の表面における粘着剤層の粘着力(単位:kg/50mm)とした。
(9)中心線平均表面粗さ(SRa)
非接触式3次元粗さ計(小坂研究所製、商品名:ET30HK)を使用し、下記の条件で中心線平均表面粗さ(SRa)(単位:nm)を測定した。
光源:波長780nmの半導体レーザー
測定長:1mm
サンプリングピッチ:2μm
カットオフ:0.25mm
縦方向拡大倍率:10万倍
横方向拡大倍率:200倍
走査線数:100本。
[ポリエステルフィルムaの製造]
ポリエチレンテレフタレート100質量部に対して、滑剤粒子として、平均粒径1.7μmの凝集シリカ(あらかじめ風力分級機を用いて大きさが25μm以上の粗大粒子を取り除いたもの)を0.065質量部配合したポリエステルを、押出機において295℃で溶融し、ダイより押し出し、20℃の回転冷却ドラムに接触させて急冷し、未延伸フィルムを得た。なお、上記工程においては、押出機の先端とダイとの間には線径13μmのステンレス鋼細線よりなる平均目開き24μmの不織布型フィルターが装備されており、かかるフィルターによって溶融したポリエステルを濾過処理した。
得られた未延伸フィルムを、加熱ロールにて75℃に余熱した後、低速ローラーと高速ローラーとの間で、15mm上方より800℃の赤外線ヒーター1本にて加熱して、縦方向(長手方向)に3.4倍に延伸し、縦一軸延伸フィルムを得た。続いて、得られた縦一軸延伸フィルムをステンターに供給し、120℃にて横方向(長手方向と垂直な方向)に3.7倍に延伸し、温度210℃で5秒間熱固定し、厚ささ38μmの二軸延伸ポリエステルフィルムを得て、ポリエステルフィルムaとした。なお、得られたポリエステルフィルムaのヘイズは2.5%、長手方向の大きさが20μm以上の内部異物数は10個/m、中心線平均表面粗さ(SRa)は32nmであった。
[ポリエステルフィルムbの製造]
縦方向の延伸倍率を2.9倍、横方向の延伸倍率を4.1倍とする以外は、上記ポリエステルフィルムaと同様の方法で、厚さ38μmの二軸延伸ポリエステルフィルムを得て、ポリエステルフィルムbとした。なお、得られたポリエステルフィルムbのヘイズは2.5%、長手方向の大きさが20μm以上の内部異物数は10個/m、中心線平均表面粗さ(SRa)は33nmであった。
[ポリエステルフィルムcの製造]
滑剤粒子として、風力分級機を用いず、大きさが25μm以上の粗大粒子が取り除かれていないものを用いる以外は、上記ポリエステルフィルムaと同様の方法で、厚さ38μmの二軸延伸ポリエステルフィルムを得て、ポリエステルフィルムcとした。なお、得られたポリエステルフィルムcのヘイズは2.5%、長手方向の大きさが20μm以上の内部異物数は500個/m、中心線平均表面粗さ(SRa)は32nmであった。
[離型剤塗液の調製]
表1に示す離型剤、剥離コントロール剤、および触媒を、表1に示すとおりの比率(原料の重量比)で混合し、攪拌羽根を用いて均一に混合し、次いでメチルエチルケトン(MEK)とトルエンとの混合溶媒(混合比率(体積);MEK:トルエン=1:1)により固形分濃度が2質量%となるように希釈したものを離型剤塗液とした。なお、各原料は以下のとおりである。
(離型剤)
S1:LTC750A(東レ・ダウコーニング社製、固形分濃度30質量%)
S2:KS3600 (信越化学工業社製、固形分濃度30質量%)
S3:YSR3022(モメンティブ社製、固形分濃度30質量%)
S4:KS3601 (信越化学工業社製、固形分濃度30質量%)
S5:SRX345 (東レ・ダウコーニング社製、固形分濃度30質量%)
(剥離コントロール剤)
X1:BY24−842 (東レ・ダウコーニング社製、固形分濃度50質量%)
X2:KS3800 (信越化学工業社製、固形分濃度30質量%)
X3:MEK−ST−UL(日産化学工業社製、固形分濃度20質量%)
(触媒)
C1:SRX212(東レ・ダウコーニング社製)
C2:PL50T (信越化学工業社製)
C3:YC6831(モメンティブ社製)
Figure 2010058327
[粘着剤塗液の調製]
以下の原料、および溶媒を、攪拌羽根を用いて均一に混合し、粘着剤とした。
オリバインBPS4849−40(東洋インキ製造(株)製):100質量部
硬化剤(ヘキサメチレンジイソシアネート系):10質量部
トルエン/酢酸エチル混合溶媒(体積比率1/1):50質量部
[実施例1]
第1離型フィルムとして、上記で得られたポリエステルフィルムaの片面にコロナ処理を施し、かかるコロナ処理を施した側の表面に、グラビアロールコート法により、上記で得られた離型剤塗液A−1を塗布し、温度140℃で40秒間、熱風による加熱処理を行い、塗膜を乾燥、硬化して離型フィルムを得た。
同様に、第2離型フィルムとして、上記で得られたポリエステルフィルムbの片面にコロナ処理を施し、かかるコロナ処理を施した側の表面に、グラビアロールコート法により、上記で得られた離型剤塗液B−1を塗布し、温度140℃で40秒間、熱風による加熱処理を行い、塗膜を乾燥、硬化して離型フィルムを得た。
次いで、上記第2離型フィルムの離型層表面に、乾燥後の厚みが表2に示すとおりとなるように、上記で得られた粘着剤塗液をグラビアロールコート法により塗布し、温度90℃で30分間、熱風による加熱処理を行った後、常温に戻してから、上記第1離型フィルムを貼り合わせて、金属ロールとゴムロールとを用いてニップし、積層体を得た。得られた離型フィルム、および積層体の特性を表2に示す。
[実施例2〜9、比較例1〜5]
第1離型フィルムおよび第2離型フィルムに用いるポリエステルフィルム、離型剤塗液、および離型層の厚み、粘着剤層の厚みを表2に示すとおりとする以外は、実施例1と同様にして離型フィルム、および積層体を得た。得られた離型フィルム、および積層体の特性を表2に示す。
Figure 2010058327
得られた積層体から第1離型フィルムを剥離したものを、前述の洗浄後のガラス板に貼り付け、次いで第2離型フィルムを剥離し、粘着剤層の外観を目視で観察したところ、実施例1〜9、比較例1〜4から得られた積層体を用いたものは、粘着剤層の表面において凹状欠点がなく、外観が良好であった。しかしながら、比較例5から得られた積層体を用いたものは、粘着剤層に凹状欠点が観測された。
また、得られた積層体から第1離型フィルムを剥離したものを偏光板に貼り付け、偏光板/粘着剤層/離型層B/第2ポリエステルフィルムという積層構成体を作成し、クロスニコル法により偏光板の欠点検査を実施したところ、実施例1〜8、比較例1〜4から得られた積層体を用いたものは、精度良く欠点検査を実施することができた。しかしながら、実施例9から得られた積層体を用いたものは、クロスニコル下において明暗が判定しにくいものであった。また、比較例5から得られた積層体を用いたものは、ポリエステルフィルム中の異物が多く、また、粗大突起が多く、偏光板の欠点検査を精度良く行うことが困難であった。
本発明の積層体の、断面の一例を示す図である。
符号の説明
1 第1ポリエステルフィルム
2 離型層A
3 粘着剤層
4 離型層B
5 第2ポリエステルフィルム
6 第1離型フィルム
7 第2離型フィルム

Claims (5)

  1. 第1ポリエステルフィルム、剥離力が35mN/50mm以上90mN/50mm以下の離型層A、粘着剤層、剥離力が90mN/50mm以上200mN/50mm以下の離型層B、第2ポリエステルフィルムがこの順序で積層されてなる積層体であって、離型層Aの剥離力と離型層Bの剥離力との差が50mN/50mm以上であって、離型層Aおよび離型層Bのそれぞれ粘着剤層側の表面において、高さ5.0μm以上の粗大突起数が20個/m以下である積層体。
  2. 第2ポリエステルフィルムにおいて、長手方向の大きさが20μm以上の内部異物数が20個/m以下である請求項1に記載の積層体。
  3. 第2ポリエステルフィルムの配向角が、−12度以上+12度以下である請求項1または2に記載の積層体。
  4. 第1ポリエステルフィルムと第2ポリエステルフィルムのヘイズが、それぞれ4.0%以下である請求項1〜3のいずれか1項に記載の積層体。
  5. 粘着剤層の厚みが5μm以上50μm以下である請求項1〜4のいずれか1項に記載の積層体。
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