JP2010057521A - 盤面部品、遊技盤ユニット、及びパチンコ遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】貯留装置に貯留された複数個の遊技球を遊技盤面に放出する動作自体に演出上の意味付けをして、他のギミックや映像とのコラボレーションによって演出の一部として利用することにより、遊技者を驚かせ強く印象付けると共に、楽しみながら遊技が行えるこれまでにない斬新な演出効果が期待できる盤面部品を提供する。
【解決手段】樋部材21は複数の遊技球を上面に支持すると共に前後方向へ進退可能な底板25と、底板を進退させる底板移動機構30と、底板により開閉される底部開口部26aと、を備え、底板が前方に位置する時には底部開口部からの遊技球の落下を阻止し、且つ後方へ退避したときには前記底部開口部を開放して遊技球を落下せしめる構成を備え、ギミックの駆動機構60を構成する駆動源の出力の一部が、伝達機構を介して底板移動機構に伝達される。
【選択図】図2

Description

本発明は、入賞した遊技球を貯留して演出用の小道具として利用するようにした盤面部品、遊技盤ユニット、及びパチンコ遊技機に関するものである。
従来のパチンコ遊技機では、遊技盤面を流下する遊技球が始動口へ入賞するのを契機として電子的な抽選が行われ、大当たりに当選して変動入賞口が所定時間開放される間に、遊技球をできるだけ多く入賞させて、賞球を獲得する遊技が行われている。
しかし、遊技球を入賞口へ入賞させる楽しさだけではなく、遊技者の視界の中で遊技を強く印象付ける演出を行うことによって、パチンコ遊技機をより一層楽しくさせる遊技演出も種々行われている。
例えば、特許文献1では、遊技盤面上で遊技映像を表示する図柄表示部の前面に遊技球保持用空間を設け、遊技球を一定の遊技条件下で遊技球保持用空間に保持させることにより、図柄表示部とその前の遊技球保持用空間に保持される遊技球とで協働した表示演出を行うパチンコ遊技機が開示されている。
また、特許文献2では、遊技盤上の液晶表示装置の近辺に第1役物としての戦車模型、あるいは液晶表示装置の画面上方から出現する7セグメント型表示装置からなる第2役物とが設けられていて、戦車模型の砲塔の先端部が7セグメント型表示装置の方向を指し示すことに対応して画面表示を変化させるなど、第1役物と第2役物の動作を組み合わせて演出を行う遊技機が開示されている。
また、特許文献3には、遊技領域の最下部に配置される第1アウト口よりも上方に第2アウト口を設けると共に、第2アウト口に入球した遊技球を視認可能な状態で貯留する貯留手段を設け、遊技の進行状況に応じて貯留された遊技球を外部に排出させたり、再び遊技領域内に供給するようにした遊技機が開示されている。
特開2006−43111公報 特開2007−275127公報 特開2007−195624公報
上記のような演出機能を備えたパチンコ遊技機では、遊技盤面上で変動図柄等を表示する液晶表示装置と遊技球とを組み合わせて変化のある表示演出を行ったり(特許文献1)、液晶表示装置と可動する複数の役物同士を対応させて表示を変化させたりする演出が行われている(特許文献2)。また、第2アウト口と、第2アウト口からのアウト球を貯留する手段を設けて、貯留した遊技球を演出手段の一部として利用することが行われている(特許文献3)。
しかしながら、上記したパチンコ遊技機では、遊技球あるいは役物を使い液晶表示装置との間で一定の演出効果は得られるものの、従来の遊技演出の延長線上にあり、遊技者を驚かせ、強く印象付ける斬新な演出効果が得られるとまでは言えなかった。
特許文献3においては、貯留手段から遊技球を排出する動作に演出上の意味付けをしたり、排出される遊技球を演出の一部として利用している訳ではなく、単に排出するに過ぎないため斬新性に乏しい点が問題である。
このように、遊技中における演出は、遊技者がパチンコ遊技機に対してイメージを形成する上で非常に重要な要素であり、遊技に飽きてしまうか、継続して遊技を行いたいと思うかの分かれ目となる。
本発明はこのような点に鑑みてなされたものであり、貯留装置に貯留された複数個の遊技球を遊技盤面に放出する動作自体に演出上の意味付けをして、他のギミックや映像とのコラボレーションによって演出の一部として利用することにより、遊技者を驚かせ強く印象付けると共に、楽しみながら遊技が行えるこれまでにない斬新な演出効果が期待できる盤面部品、遊技盤ユニット、及びパチンコ遊技機を提供することを目的とする。
本発明は、上述の課題を解決するためになされたものであり、以下の形態により実現することが可能である。
請求項1の発明に係る盤面部品は、遊技盤面に設けた入賞口と、該入賞口内に入球した遊技球を所定個数遊技盤面と略平行な方向へ略一列に貯留する樋部材と、前記樋部材の前方側の移動経路に沿って進退するギミックと、該ギミックを進退駆動する駆動機構と、を備えた盤面部品であって、前記樋部材は、複数の前記遊技球を上面に支持すると共に前記遊技盤面と交差する前後方向へ進退可能な底板と、該底板を進退させる底板移動機構と、該底板により開閉される底部開口部と、を備え、前記底板が前方に位置する時には前記底部開口部からの遊技球の落下を阻止し、且つ後方へ退避したときには前記底部開口部を開放して遊技球を落下せしめる構成を備え、前記駆動機構を構成する駆動源の出力の一部が、伝達機構を介して前記底板移動機構に伝達されるように構成したことを特徴とする。
本発明では、遊技進行上重要な演出を、入賞した後で一旦貯留した遊技球を落下させることにより実現するものである。遊技球を落下させる動作は、ギミックによる関連した動作と連動して実現されるように、底板移動機構への駆動力はギミックを駆動する駆動機構から伝達される。従って、部品点数が減少して小型化、低コスト化を実現できる。また、遊技球を落下させる動作と、ギミックの動作とを同期させるための制御が不要となる点もメリットである。
請求項2の発明に係る盤面部品は、請求項1において、前記底板の前端縁には凸部と凹部とが設けられており、該底板が前方に位置する時には前記底部開口部からの遊技球の落下を阻止し、且つ後方へ退避したときには前記底部開口部を開放して遊技球を落下せしめ、前記底板が前方から後方へ移動する過程で前記底部開口部から落下する遊技球のうち前記凸部に対応する位置にある遊技球は前記凹部に対応する位置にある遊技球よりも落下タイミングが遅延するように構成したことを特徴とする。
貯留装置を構成する底板の前端縁に設けた凸部と凹部とにより遊技球の落下タイミングをばらつかせることにより演出効果を高めることができる。
請求項3の発明に係る盤面部品は、請求項2において、前記底板が前方から後方へ移動する途中で一旦停止することにより前記凹部に対応する位置にある遊技球だけを前記底板上から落下せしめ、該底板が後方への移動を再開して退避を完了した時点で前記凸部に対応する位置にある遊技球を落下させることを特徴とする。
底板を退避させるタイミングを二段階とすることにより、凸部と凹部との協働により遊技球の落下タイミングをずらすことができる。
請求項4の発明に係る盤面部品は、遊技盤面に設けた入賞口と、入賞口内に入球した遊技球を所定個数遊技盤面と略平行な方向へ略一列に貯留する樋部材と、前記樋部材の前方側の移動経路に沿って進退するギミックと、該ギミックを進退駆動する駆動機構と、を備えた盤面部品であって、前記樋部材は、複数の前記遊技球を上面に保持する固定底板と、該固定底板上の遊技球の背面側に配置されて前後方向へ出没する押圧部材と、該押圧部材を進退させる押圧部材移動機構と、を備え、前記押圧部材が後方に位置しているときには前記固定底板は遊技球を保持し続け、該押圧部材が前方へ移動したときに前記固定底板上の遊技球を押圧して落下させる構成を備え、前記駆動機構を構成する駆動源の出力の一部が、伝達機構を介して前記押圧部材移動機構に伝達されるように構成したことを特徴とする。
固定底板上に支持された複数個の遊技球を背面側に配置した押圧部材により落下させるものである。遊技球を落下させる動作は、ギミックによる関連した動作と連動して実現されるように、押圧部材移動機構への駆動力はギミックを駆動する駆動機構から伝達される。従って、部品点数が減少して小型化、低コスト化を実現できる。
請求項5の発明に係る盤面部品は、請求項4において、前記押圧部材の前面には遊技球を押し出すための凸部と凹部とが設けられており、後方位置にある前記押圧部材を前方へ突出させた時に前記固定底板の前端縁から落下する遊技球のうち前記凸部に対応する位置にある遊技球が前記凹部に対応する位置にある遊技球よりも先行して落下するように構成したことを特徴とする。
押圧部材の前面に設けた凸部と凹部とにより遊技球の落下タイミングをばらつかせることにより演出効果を高めることができる。
請求項6の発明に係る盤面部品は、請求項5において、前記押圧部材が後方から前方へ突出する途中で一旦停止することにより前記凸部に対応する位置にある遊技球だけを前記固定底板上から落下せしめ、該押圧部材が前方への移動を再開したときに前記凹部に対応する位置にある遊技球を落下させることを特徴とする。
押圧部材を前進させるタイミングを二段階とすることにより、凸部と凹部との協働により遊技球の落下タイミングをずらすことができる。
請求項7の発明に係る遊技盤ユニットは、請求項1乃至6の何れか一項に記載の盤面部品を備えたことを特徴とする。
請求項8の発明に係るパチンコ遊技機は、請求項7に記載の遊技盤ユニットを備えたことを特徴とする。
以上のように本発明では、入賞した遊技球を一旦貯留装置に貯留しておき、演出上の小道具の一つとして利用することができる。即ち、貯留装置に貯留された複数個の遊技球を遊技盤面に放出する動作自体に演出上の意味付けをして、他のギミックや映像とのコラボレーションによって演出の一部として利用する。これによれば、遊技者を驚かせ強く印象付けると共に、楽しみながら遊技が行えるこれまでにない斬新な演出効果を発揮できる。特に、貯留装置の前方に突出した位置と退避した位置との間を進退自在に構成されたギミックの駆動源からの駆動力によって貯留装置を作動させるようにしたので、部品点数の削減、特に駆動源を一つとすることによる小型化、低コスト化を実現できる。また、遊技球を落下させる動作と、ギミックの動作とを同期させるための制御が不要となる。
以下、本発明のパチンコ遊技機の実施形態について説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る盤面部品を搭載したパチンコ遊技機の全体正面図である。
図1に示すパチンコ遊技機1は、矩形形状の枠2を有し、この枠2の窓孔に対して裏側から遊技盤3が着脱可能に取り付けられている。
遊技盤3の前面側には図示しないガラス枠が開閉可能に取り付けられている。また遊技盤3の下部には遊技球を貯めておく受け皿部4と、受け皿部4内の遊技球を発射する発射レバー5等が設けられている。また受け皿部4の上部には、遊技演出を行うチャンスボタンや十字キー、あるいは遊技球の購入ボタンや購入取り消しボタンなどの操作部6が設けられている。
遊技盤3の裏面には、液晶画面、主制御基板とサブ制御基板等、遊技の進行、演出に関わる裏部品を組み付けた合成樹脂製の機構板(何れも図示せず)が開閉自在に装着されている。遊技盤3における遊技領域(遊技盤面)3aの周囲には、発射レバー5を操作することにより発射装置から発射された遊技球を遊技領域3aの上部に案内したり、アウト口7に案内したりする外レールR1及び内レールR2が設けられている。
遊技盤3のほぼ中央には、画像表示手段としての画像表示器9が配置されている。画像表示器9は、例えば液晶表示パネルにより構成され、通常動作状態の時は、特別図柄に応じた画像が表示される。また、所謂リーチ状態や特別遊技状態の時は、それぞれの遊技状態であることを示す演出画像等が表示される。
遊技盤3の右側下方の遊技領域外には、特別図柄の変動と表示を行う特別図柄表示器8や普通図柄の変動と表示を行う普通図柄表示器10などが設けられている。
特別図柄変動中に後述する第1始動口スイッチ又は第2始動口スイッチによって遊技球の入賞が検知されると、当該入球によって得られる特別図柄の変動表示の権利、いわゆる保留球が保留される。この保留された保留球の数は保留ランプ15により表示される。
画像表示器9の下方には、特別図柄表示器8の特別図柄を可変表示させるための可変入賞装置11が設けられている。
可変入賞装置11は、上始動ポケット14と、左右一対の開閉爪(可動片)を有する電動式チューリップ(以下、「電チュー」と称する)17とを備える。上始動ポケット14内には、特別図柄表示器8の特別図柄を変動表示させる第1始動口スイッチ(SW)が設けられている。また電チュー17の内部には、特別図柄表示器8の特別図柄を変動表示する第2始動口スイッチ(SW)が設けられている。
また、画像表示器9の左側には、遊技盤の右下部に配置された普通図柄表示器10を作動させるためのゲート12が設けられている。ゲート12の内部にはゲートスイッチ(SW)が設けられており、遊技球がゲート12のゲートSWを通過したときに、所定時間作動して停止するようになっている。そして、所定態様で停止したときに可変入賞装置11に設けられた電チュー17から成る可動片を所定時間、開成動作するように構成されている。
さらに可変入賞装置11の下方には、特別遊技状態の一つである大当り状態のときに開成状態になる開閉扉を有する下大入賞口13が設けられている。
また遊技盤3には、普通入賞口16が設けられていると共に、風車や図示しない多数の遊技釘が突設されている。遊技釘は、遊技球の落下速度を遅くすると共に、落下方向を複雑に変化させて遊技進行上の興趣を高めている。
本発明の特徴的な構成として、画像表示器9の手前側(遊技者側)に複数の遊技球を貯留可能な貯留装置20が設けられ、貯留装置20の一側方にはギミックとしての可動体40が設けられている。
貯留装置20は、複数の遊技球を所定個数一列に貯留する樋部材21を備えている。貯留装置20は、大当り状態のときに開成状態となる図示しない可動片を備えたもう一つ別の大入賞口(以下、上大入賞口)22を構成しており、上大入賞口22に入賞した遊技球Bは図示しないセンサによりカウントされて樋部材21に貯留される。カウント後の遊技球は通常は排出されるものであるが、本実施形態では遊技演出を行なうために貯留している。樋部材21は、遊技盤面3aと略平行な方向に延び、かつ右側が下向きに傾斜した概略管体であり、遊技球を一列に配列した状態で収容する。
ギミックとしての可動体40は、図1に示すように、例えば剣の形状をしていて、画像表示器9の右側にその下端部を回動可能に支持されている。後述するように樋部材21から遊技球を落下させるタイミングに合わせて剣が図1に示した退避位置から画像表示器9の前面に突出した位置まで移動することにより、剣形状を有した可動体40の刃による切断動作によって遊技球を放出させるが如き演出を実現する。この際、画像表示器9上に表出する映像と落下する遊技球との協働により特有の演出効果を発揮させることも可能である。
本発明では遊技球を落下させる動作自体に演出上の意味付与を行い、他のギミックや表示器上の映像とのコラボレーションによって演出の一部として有効利用するものである。
図2は画像表示器9、貯留装置20、及び可動体40を含んだ盤面部品(第1の実施形態)の斜視図であり、図3は可動体が動作した状態を示す斜視図であり、図4(a)及び(b)はギミックの動作と貯留装置の動作との関連を示す斜視図であり、図5(a)及び(b)はギミックが突出位置にある状態を示す正面図、及び背面図であり、図6(a)及び(b)は盤面部品の平面図、及び側面図である。
本発明の盤面部品は、遊技盤面に設けた上大入賞口22と、入賞口内に入球した遊技球を所定個数遊技盤面と略平行な方向へ略一列に貯留する貯留装置20と、貯留装置20の前方側の移動経路に沿って進退する可動体(ギミック)40と、可動体40を進退駆動する駆動機構60と、を備えている。
貯留装置20は、左側に位置する上大入賞口(入賞口)22と連通する樋部材21を有し、樋部材21は遊技盤前方から見て右側に下向き傾斜した矩形の管体である。上大入賞口22から入球した遊技球は管状の経路を経て樋部材21内に進入して貯留される。
樋部材21は、複数の遊技球を上面に支持すると共に遊技盤面と交差する前後方向へ進退可能な底板25と、底板25を進退させる底板移動機構30と、底板25により開閉される底部開口部26aと、を備え、底板が前方に位置する時には底部開口部26aからの遊技球の落下を阻止し、且つ後方へ退避したときには底部開口部を開放して遊技球を落下せしめる構成を備えている。
樋部材21の右端部開口(排出口)にはこれを開閉する図示しないストッパ片が配置されており、ストッパ片は図示しない排出口開閉機構により開閉される。樋部材21の右端部開口には排出管体55が連設されており、ストッパ片を退避させた際に樋部材21内の遊技球は排出管体55側へ移動し、排出管体55から遊技盤面へと排出される。
可動体40の下端部に相当する背面側には駆動機構60が配置されている。本発明の特徴的な構成の一つは、駆動機構60を構成する駆動源の出力の一部が、伝達機構を介して底板移動機構30に伝達されるように構成した点にある。
貯留装置20は、画像表示器9の上部に設けられた上大入賞口22を開閉する図示しない可動片が開成状態のときに入賞した遊技球Bをセンサでカウントし、上大入賞口22から入球した遊技球Bを樋部材21内に一列状態に貯留する。樋部材21は、上面に遊技球を支持する底板25を備え、底板25が前後方向へ進退自在に支持されている。底板移動機構30によって底板を前方へ突出させた閉位置と、後方へ退避させた開放位置との間で進退させる。底板が開放位置に移動すると、それまで底板上に支持されていた遊技球は支持手段を失って遊技領域内に落下する。
樋部材21内に遊技球が貯留された状態において、制御手段が一定の条件下で駆動機構60を作動させて剣を象った可動体40を回動させて樋部材21の前面側を切る動作と、樋部材21の開放動作とをほぼ同時に実施することにより、貯留した遊技球を下方へ放出させて遊技盤面上に落下させてアウト口7から排出させる。この際に、画像表示器9の画面上の映像や効果音を利用し、剣による切断動作と、遊技球の落下動作に絡めて演出効果を発揮することができる。
このように樋部材21に貯留された全ての遊技球をバラバラに落下させることができるので、剣を象った可動体40があたかも樋部材21を切断して遊技球を落下させたかのような演出効果が得られる。
樋部材21は、複数の遊技球Bを上面に支持すると共に前後方向へ進退可能な底板25と、底板25上に遊技球貯留空間を形成すると共に底板により開閉される底部開口部26aを有した固定管体26と、を備えている。図2、図4(a)に示すように底板25が前方に突出しているために底部開口部26aが閉塞されている場合には上大入賞口22から入球されてきた遊技球は順次樋部材21内に貯留されてゆく。樋部材21の貯留領域の終端には図示しないストッパ片が設けられており、底板25上の遊技球はストッパ片によりそれ以上右方向へ移動しないように係止される。樋部材21の貯留領域には所要個数の遊技球を一列に貯留可能であり、底板が図3、図4(b)のように後方に退避して底部開口部26aを一気に開放すると、全ての遊技球は底部開口部26aから遊技盤面上に落下する。
本発明に係る底板25の前端縁には凸部25aと凹部25bとが設けられており、底板を後方へ退避させた時に固定管体の底部開口部26aから落下する遊技球Bのうち凸部25aに対応する位置にある遊技球は凹部25bに対応する位置にある遊技球よりも落下タイミングが遅延するように構成されている。このため、底板25を一気に退避させる過程で各遊技球はバラバラのタイミングで落下してゆくこととなる。このため、剣を象った可動体40による切断動作によって樋部材21が切断されて遊技球が落下する状況をより人為性を少なくして(自然な状態で)表現することができる。
図2乃至図4に示すように底板移動機構30は、底板25を前後方向へ安定してガイドする固定されたガイドレール31と、底板中央部から後方へ延びる連設片32と、連設片32から両側方に突設されたアーム33a、33bと、遊技機本体側に両端部を支持されて前後方向に平行に延びる二本の棒状のガイド部材34、35と、を有している。一方のガイド部材34は、両端部を遊技機本体により固定的に支持されており、一方のアーム33aに設けた穴に挿通されて底板25を前後方向へガイドする手段である。他方のガイド部材35は両端部を回転自在に支持されており、その一部は螺子棒35aとなっている。他方のアーム33bに設けた雌螺子部33cには螺子棒35aが螺合しており、ガイド部材35がその軸心回りに回転することによりアーム33bは前後方向へ進退する。アーム33bと一体化された底板25はアーム33bと一体的に前後方向へ進退する。この際、一方のアーム33aがガイド部材34により前後方向にガイドされるため、底板の姿勢、及び移動経路が安定する。
底板25の位置検知は、フォトセンサPにより行う(他の実施形態も同様)。
ガイド部材35は適所にプーリ(伝達機構)36を一体的に有しており、プーリ36にはエンドレスなベルト(伝達機構)37が巻き回されている。ベルト37は、可動体40を駆動する駆動機構60を構成する駆動源(モータ61)からの出力の一部を受けてガイド部材35を正逆方向へ回動させる。
駆動機構60は、モータ61と、モータの出力軸62に軸心を固定された駆動プーリ63と、を備えており、出力軸62には剣の形状を象った可動体40の基端部を一体化してモータを正逆駆動することにより図2に示した退避位置と図3に示した突出位置との間を回動させることができる。
また、出力軸62と一体化された駆動プーリ63はベルト37を介してガイド部材のプーリ36と連結されており、可動体40が図2に示した退避位置にあるときには底板25は前方へ突出した位置(底部開口部26a閉止位置)にあり、駆動機構60の駆動によって可動体40が図3に示した突出位置に移動した際には底板25は後方へ退避した位置(底板底部26a開放位置)に移動する。
なお、図5(a)に示すようにベルト37が画像表示器9の前面にオーバーラップすることを回避するために、別のプーリを用いてベルトを画像表示器9の前面を回避した迂回経路を経るように配回すことも可能である。
次に、図7(a)及び(b)は本発明の第2の実施形態に係る盤面部品(貯留装置)の要部構成説明図であり、図7(a)は貯留状態、(b)は第1段階の開放状態を示している。なお、前記実施形態と同一部分には同一の符号を付して説明する。
本実施形態に係る貯留装置20の特徴的な構成は、前端縁に凸部25aと凹部25bを交互に配置した底板25を前方へ突出した位置(図7(a)、底部開口部閉止位置)から後方へ退避する動作を二段階で行うようにした点にある。即ち、図7(a)に示した底部開口部閉止位置では底板25は底部開口部26aを閉止しているため底板上の遊技球Bは樋部材21内に一列に整列している。遊技球を落下させる際に制御手段は底板移動機構30を駆動して底板25を二段階動作で開放させる。まず、第1の開放状態では図7(b)に示したように底板を全開せずに凹部25bに対応する底板面上の遊技球のみを底部開口部26aから落下させ得る程度に半開させた状態で停止させる。この時、凸部25aに対応する底板面上の遊技球は落下せずに底板上に残留している。次いで、所定の短いタイミング後に底板の後退を再開して図4(b)に示した如き全開状態に移行させて凸部25a上に残留していた遊技球をも続けて落下させる。このように底板を二段階で退避させることにより一列に並んだ遊技球を交互にタイミングをずらせてバラバラに落下させることができる。このため、剣を象った可動体40による切断動作によって樋部材21が切断されて遊技球がバラバラに落下する状況をより自然な印象で表現することができる。
このように底板25を二段階の動作で開放させるためには、駆動機構60は可動体40を二段階の間欠動作により突出位置に移動させることとなる。つまり、図7(a)の底部開口部閉止状態では可動体40は退避位置にあるが、図7(b)の途中で停止した状態においては可動体40は完全な突出位置(図4(b)の状態)よりも退避位置寄りで一旦停止する。その後、底板が完全に開放した際には、可動体40は図4(b)に示した完全な開放位置に移動する。
つまり、本実施形態による二段階の底板開放動作を実現するためには、制御手段はモータ61を二段階で間欠駆動することとなる。
次に、図8(a)及び(b)は本発明の第3の実施形態に係る盤面部品(貯留装置)の構成、及び動作を示す要部説明図であり、前記各実施形態に係る各図面と同一部分には同一の符号を付して説明する。
本実施形態に係る貯留装置20は、樋部材21の構成が前記実施形態とは異なっている。本実施形態に係る樋部材21は、複数の遊技球を上面に保持し且つ固定された固定底板28と、固定底板28上に保持された遊技球の背面側に配置されて前後方向へ出没する押圧部材29と、を備えている。押圧部材29の前面には遊技球Bを押し出すための凸部29aと凹部29bとが任意の配置で(本例では交互に)設けられており、底板移動機構30により押圧部材29を前方へ突出させた時に固定底板28の前端縁から落下する遊技球のうち凸部29aに対応する位置にある遊技球が凹部29bに対応する位置にある遊技球よりも先行して落下するように構成している。
押圧部材29を前後方向へ進退させる押圧部材移動機構30Aの構成は上記実施形態における底板移動機構と同様である。即ち、押圧部材移動機構30Aは、押圧部材29を前後方向へ安定してガイドする固定されたガイドレール31と、押圧部材29の中央部から後方へ延びる連設片29cと、連設片29cから両側方に突設されたアーム33a、33bと、遊技機本体側に両端部を支持されて前後方向に平行に延びる二本の棒状のガイド部材34、35と、を有している。一方のガイド部材34は、両端部を遊技機本体により固定的に支持されており、一方のアーム33aに設けた穴に挿通されて押圧部材29を前後方向へガイドする手段である。他方のガイド部材35は両端部を回転自在に支持されており、その一部は螺子棒35aとなっている。他方のアーム33bに設けた雌螺子部33cには螺子棒35aが螺合しており、ガイド部材35がその軸心回りに回転することによりアーム33bは前後方向へ進退する。アーム33bと一体化された押圧部材29はアーム33bと一体的に前後方向へ進退する。この際、一方のアーム33aがガイド部材34により前後方向にガイドされるため、押圧部材の姿勢、及び移動経路が安定する。
このようにモータ61を正逆駆動する過程で、可動体40が退避位置と突出位置との間を往復移動(揺動)する一方で、これと連動して押圧部材29が後退位置から突出位置に移動するため、固定底板上の遊技球を可動体の動作と連動させて落下させることができる。
本実施形態において遊技球を落下させる場合には、制御手段は可動体40を揺動させる動作とタイミングを合わせて押圧部材移動機構30Aを作動させて、図8(a)の退避位置にあった押圧部材29を図8(b)の突出位置に移動させて固定底板28上の遊技球を落下させる。押圧部材29の前面は扁平であっても良いが、本実施形態では、凸部29aと凹部29bを設けているため、遊技球を押し出して固定底板前端縁から落下させるタイミングがずれるため、遊技球をバラバラにして落下させることが可能となる。
なお、図8の実施形態においても、図7の実施形態と同様に押圧部材29を二段階に分けて動作させることにより、各遊技球の落下タイミングを更にバラバラにすることができる。即ち、押圧部材29が後方から前方へ突出する途中で一旦停止することにより凸部29aに対応する位置にある遊技球だけを固定底板28上から落下せしめ、押圧部材29が前方への移動を再開したときに凹部29bに対応する位置に残った全ての遊技球を落下させるように構成してもよい。
次に、図9(a)及び(b)は本発明の第4の実施形態に係る盤面部品(貯留装置)の構成説明図であり、図9(a)は貯留状態、(b)は貯留解除状態を示している。なお、図2乃至図4に示した第1の実施形態と同一部分には同一の符号を付して説明する。
本実施形態に係る貯留装置20の特徴的な構成は、底板移動機構70をウォームギヤ(はすば歯車)からなるギヤ機構によって構成した点にある。
本例に係る底板移動機構70は、底板25を前後方向へ安定してガイドする固定されたガイドレール71と、底板中央部から後方へ延びる連設片72と、連設片72と平行な状態で一体化されたラックギヤ73と、縦軸74aによって軸心を支持されたピニオンギヤ74、及びピニオンギヤ74と一体回転する第1のはすば歯車75と、縦軸74aと直交する横軸76aによって軸心を固定された第2のはすば歯車76と、横軸76aに軸心を固定されたプーリ77と、プーリ77と駆動機構60を構成する駆動プーリ63との間に張架されたエンドレスのベルト78と、を有している。
駆動機構60は、上記各実施形態と同様の構成を備えている。即ち、出力軸62により基端部を支持された可動体40が揺動する動作と連動してモータ61からの駆動力がベルト78を介してプーリ77に伝達される。プーリ77が回転するとこれと一体の第2のはすば歯車76が回転して第1のはすば歯車75及びピニオンギヤ74を回転させる。ピニオンギヤ74の回転はラックギヤ73に伝達されて底板25を前後動させることとなる。
図9(a)のように前方位置にある底板25上に遊技球Bが貯留された状態では可動体40は退避位置にあるが、遊技球を落下させる場合には図9(b)のようにモータ61を駆動して出力軸62と一体の可動体40を突出方向へ回動させる。すると、モータ61からの駆動力の一部がベルト78を介して底板移動機構70へ伝達されて底板25を後方へ移動させる。このため、遊技球は落下する。
次に、図10(a)及び(b)は本発明の第5の実施形態に係る盤面部品(貯留装置)の構成説明図であり、図10(a)は貯留状態、(b)は貯留解除状態を示している。なお、図8に示した第2の実施形態と同一部分には同一の符号を付して説明する。
本実施形態に係る貯留装置20の特徴的な構成は、図8の実施形態において、押圧部材移動機構70Aをウォームギヤ(はすば歯車)からなるギヤ機構によって構成した点にある。
この貯留装置20は、固定底板28上に貯留された遊技球Bを前後動自在に構成された押圧部材29によって押圧して落下させる構成を備えている。
本例に係る押圧部材移動機構70Aは、押圧部材29の中央部から後方へ延びる連設片72と、連設片72と平行な状態で一体化されたラックギヤ73と、縦軸74aによって軸心を支持されたピニオンギヤ74、及びピニオンギヤ74と一体回転する第1のはすば歯車75と、縦軸74aと直交する横軸76aによって軸心を固定された第2のはすば歯車76と、横軸76aに軸心を固定されたプーリ77と、プーリ77と駆動機構60を構成する駆動プーリ63との間に張架されたエンドレスのベルト78と、を有している。
駆動機構60は、上記各実施形態と同様の構成を備えている。即ち、出力軸62により基端部を支持された可動体40が揺動する動作と連動してモータ61からの駆動力がベルト78を介してプーリ77に伝達される。プーリ77が回転するとこれと一体の第2のはすば歯車76が回転して第1のはすば歯車75及びピニオンギヤ74を回転させる。ピニオンギヤ74の回転はラックギヤ73に伝達されて底板25を前後動させることとなる。
図10(a)のように押圧部材29が後方に退避しているときに固定底板28上には遊技球Bが貯留された状態にあるが、遊技球を落下させる場合には図10(b)のようにモータ61を駆動して出力軸62と一体の可動体40を突出方向へ回動させる。すると、モータ61からの駆動力の一部がベルト78を介して押圧部材移動機構70Aへ伝達されて押圧部材29を前方へ移動させる。このため、遊技球は落下する。
なお、図9、図10においても、ベルト78の経路を迂回させることにより画像表示器9の前方を回避した位置に配回すことが可能となる。
本発明に係る盤面部品は、ギミックとしての可動体40との協働により演出装置を構成している。この演出装置においては、可動体40は、樋部材21からの遊技球Bの落下経路と干渉しない前方側の移動経路に沿って進退する構成を備え、可動体40が樋部材の前方から退避した退避位置と、樋部材の前方に突出した突出位置との間で往復動作するタイミングと合わせて樋部材から遊技球を落下させるように、底板移動機構30、70、押圧部材移動機構30A、70Aを駆動機構60を構成するモータ61により駆動するようにしたので、可動体40の動作によって樋部材21が影響を受けて保持した遊技球を落下させるが如き演出を実現することができる。また、可動体40が退避位置から突出位置に移動するが如き挙動を示した後で、樋部材の前方に達しなかった場合には、図示しないストッパ片を閉位置から開位置に移動させることにより固定底板上の遊技球を下流側端部開口から排出する。このような動作は、一つのモータにより実現することができるため、部品点数の低減による小型化、低コスト化を図ることができる。また、遊技球を落下させる動作と、ギミックの動作とを同期させるための制御が不要となる点もメリットである。即ち、遊技球を落下させる機構と、ギミックを駆動する機構とを夫々別個の駆動源により駆動した場合にはこれらを所定のタイミングで動作させるための制御が必須となるためにその分だけソフト的な構成が複雑化するが、本発明ではそのような不具合がない。
即ち、本実施形態の盤面部品を備えたパチンコ遊技機では、貯留装置20を大当たり時の遊技演出手段として利用することができる。このパチンコ遊技機では、貯留装置20を大入賞口として利用した大当たりゲームとして出球の異なる複数種類の大当たり(例えば出球の多い第1大当たりゲームと、第1大当たりゲームより出球が少ない第2大当たりゲームの2種類)を用意する。
ここで、第1大当たりゲームでは、上大入賞口22を開閉する可動片を例えば、5.2秒開放するゲーム、あるいは可動片を所定回数に分けて、例えば2回×2.6秒開放するゲームを1ラウンドとした出球があるラウンドゲームを15ラウンド行う。ただし、一回のラウンドゲームにおいて上大入賞口22内に最大9個の遊技球が入賞可能になっている。
一方、第2大当たりゲームでは、上記出球があるラウンドゲームを5ラウンド行った後、上大入賞口22の可動片を例えば、0.2秒開放するゲームを1ラウンドとした出球が無いラウンドゲームを例えば10ラウンドを行う。
なお、第2大当たりゲームは、第1ラウンドゲームとラウンド数(例えば15R)に設定しつつ、出球があるラウンドゲームを第1大当たりゲームより少ない任意のラウンド数だけ行い、残りのラウンドを出球のないラウンドゲームを行うようにしたり、或いは出球があるラウンドゲームを第1大当たりゲームより少ないラウンド数だけ行うようにしてもよい。
そして、本実施形態では、第1大当たりゲーム、第2大当たりゲームのいずれにおいても、1ラウンド〜5ラウンドの出球があるいずれかのラウンドゲームにおいて、少なくとも1回は貯留装置20により遊技球Bを貯留するようにした。
ここで、大当たりゲームが第1大当たりの場合は、遊技球を貯留したラウンドのラウンドゲーム終了時に樋部材21に可動体40を当接させて貯留状態を解除し、遊技球をバラバラに落下させるという演出を行う。
図3は、図2に示した貯留中の遊技球を可動体40の回動に連動させて落下させた直後の演出内容を示した図であり、樋部材21に対して可動体40を当接させることで遊技球をバラバラにして、貯留状態を解除する。さらにその背後の画像表示器9に遊技球の解除を強調する画像表示9aを行うことで迫力ある演出を行うことができる。
これに対して、大当たりゲームが第2大当たりの場合は、遊技球を貯留したラウンドのラウンドゲーム終了時に可動体40を動作させることなく遊技球の貯留を解除する。このとき、画像表示器9には遊技球の解除を強調する画像表示を行わないようにする。
このように本実施形態のパチンコ遊技機では、出球が多く遊技者に有利な第1大当たりゲーム時においては、樋部材21に貯留された遊技球の方向に可動体40を移動させるタイミングで貯留状態にある遊技球を落下させると共に、その背後の画像表示器9に遊技球解除に伴う画像9a(図3)を表示することで、これまでにない迫力ある演出効果により遊技者を驚かせ、強く印象付けることが可能となり楽しみながら遊技を行うことができる。
また、可動体40は、貯留された遊技球Bとは別の退避領域に配置されていて、退避領域から画像表示器9の前面に突出した位置まで回動させることで、あたかも樋部材に収容された遊技球Bと交差するように演出し、遊技球Bの貯留を解除する。
また、第1大当たりゲーム、第2大当たりゲームのいずれにおいても、1ラウンド〜5ラウンドの出球があるいずれかのラウンドゲームにおいて、少なくとも1回は貯留装置20により遊技球Bを貯留する。
図2は、画像表示器の前方に位置する樋部材に遊技球が貯留された状態を示し、大当たり時において上大入賞口22の可動片が開成する間に入賞した複数の遊技球Bは、樋部材21により画像表示器9の手前に貯留される。
ここで、大当たりゲームが第1大当たりゲームの場合は、遊技球を貯留したラウンドのラウンドゲーム終了時にモータ61を正転させて樋部材21の方向に可動体40を移動させると同時に、底板移動機構30を作動させて遊技球を落下させるという演出を行う。
図3は図2に示した遊技球の貯留状態を底板移動機構30の作動により解除した直後の演出状態を示す図であり、可動体40が樋部材21と交差する位置まで移動することで、恰も剣によって樋部材21を切断して遊技球を落下させるかのような演出を行うことができる。さらにその背後の画像表示器9に遊技球の解除を強調する画像表示9aを行うことで、迫力ある演出を行うことができる。
これに対して、大当たりゲームが第2大当たりの場合は、遊技球を貯留したラウンドのラウンドゲーム終了時に可動体40を動作させることなく遊技球の貯留を解除するか、或いは排出口開閉機構を作動させてストッパによる遊技球の係止を解除して排出管体55から排出させる。このとき、画像表示器9には遊技球の解除を強調する画像表示を行わないようにする。
このように構成した場合も、上記同様、これまでにない迫力ある演出効果により遊技者を驚かせ、強く印象付けることが可能となり楽しみながら遊技を行うことができる。
このように本発明では、大当たりの発生中に継続するか否かを示す演出を貯留した遊技球を利用して行う。継続する場合には大当たりが継続し、継続しない場合にはその旨を示す演出を行う。可動体としての剣による切断動作によって遊技球が落下すれば大当たりが継続する。外れの場合は、ストッパ片を解除して樋部材から遊技球を排出管体55へ排出して大当たりが終了したことを示す。換言すれば、貯留装置に貯留された複数個の遊技球を遊技盤面に放出する動作自体に演出上の意味付けをして、他のギミックや映像とのコラボレーションによって演出の一部として利用することにより、遊技者を驚かせ強く印象付けると共に、楽しみながら遊技が行えるこれまでにない斬新な演出効果を発揮するものである。
なお、上記の各実施形態に係る盤面部品と、この盤面部品を搭載した遊技盤3は、遊技盤ユニットを構成している。
本発明の実施形態に係るパチンコ遊技機の全体正面図である。 画像表示器、貯留装置、及び可動体を含んだ盤面部品(第1の実施形態)の斜視図である。 可動体が動作した状態を示す斜視図である。 (a)及び(b)はギミックの動作と貯留装置の動作との関連を示す斜視図である。 (a)及び(b)はギミックが突出位置にある状態を示す正面図、及び背面図である。 (a)及び(b)は盤面部品の平面図、及び側面図である。 本発明の第2の実施形態に係る盤面部品(貯留装置)の要部構成説明図であり、(a)は貯留状態、(b)は第1段階の開放状態を示した図である。 (a)及び(b)は本発明の第3の実施形態に係る盤面部品(貯留装置)の構成、及び動作を示す要部説明図である。 本発明の第4の実施形態に係る盤面部品(貯留装置)の構成説明図であり、(a)は貯留状態、(b)は貯留解除状態を示した図である。 本発明の第5の実施形態に係る盤面部品(貯留装置)の構成説明図であり、(a)は貯留状態、(b)は貯留解除状態を示した図である。
符号の説明
1…パチンコ遊技機、3…遊技盤、3a…遊技盤面、5…発射レバー、6…操作部、8…特別図柄表示器、9…画像表示器、9a…画像10…普通図柄表示器、11…可変入賞装置、12…ゲート、13…下大入賞口、14…上始動ポケット、15…保留ランプ、16…普通入賞口、17…電チュー、20…貯留装置、21…樋部材、22…上大入賞口、22…上大入賞口、25…底板、25a…凸部、25b…凹部、26…固定管体、26a…底板底部、26a…底部開口部、28…固定底板、29…押圧部材、29a…凸部、29b…凹部、29c…連設片、30…底板移動機構、30A…押圧部材移動機構、31…ガイドレール、32…連設片、33a…アーム、33b…アーム、33c…雌螺子部、34…ガイド部材、34、35…ガイド部材、35a…螺子棒、36…プーリ、37…ベルト、40…可動体、55…排出管体、60…駆動機構、61…モータ、62…出力軸、63…駆動プーリ、70…底板移動機構、70A…押圧部材移動機構、71…ガイドレール、72…連設片、73…ラックギヤ、74…ピニオンギヤ、74a…縦軸、75…はすば歯車、76…はすば歯車、76a…横軸、77…プーリ、78…ベルト

Claims (8)

  1. 遊技盤面に設けた入賞口と、該入賞口内に入球した遊技球を所定個数遊技盤面と略平行な方向へ略一列に貯留する樋部材と、前記樋部材の前方側の移動経路に沿って進退するギミックと、該ギミックを進退駆動する駆動機構と、を備えた盤面部品であって、
    前記樋部材は、複数の前記遊技球を上面に支持すると共に前記遊技盤面と交差する前後方向へ進退可能な底板と、該底板を進退させる底板移動機構と、該底板により開閉される底部開口部と、を備え、前記底板が前方に位置する時には前記底部開口部からの遊技球の落下を阻止し、且つ後方へ退避したときには前記底部開口部を開放して遊技球を落下せしめる構成を備え、
    前記駆動機構を構成する駆動源の出力の一部が、伝達機構を介して前記底板移動機構に伝達されるように構成したことを特徴とする盤面部品。
  2. 前記底板の前端縁には凸部と凹部とが設けられており、該底板が前方に位置する時には前記底部開口部からの遊技球の落下を阻止し、且つ後方へ退避したときには前記底部開口部を開放して遊技球を落下せしめ、前記底板が前方から後方へ移動する過程で前記底部開口部から落下する遊技球のうち前記凸部に対応する位置にある遊技球は前記凹部に対応する位置にある遊技球よりも落下タイミングが遅延するように構成したことを特徴とする請求項1に記載の盤面部品。
  3. 前記底板が前方から後方へ移動する途中で一旦停止することにより前記凹部に対応する位置にある遊技球だけを前記底板上から落下せしめ、該底板が後方への移動を再開して退避を完了した時点で前記凸部に対応する位置にある遊技球を落下させることを特徴とする請求項2に記載の盤面部品。
  4. 遊技盤面に設けた入賞口と、入賞口内に入球した遊技球を所定個数遊技盤面と略平行な方向へ略一列に貯留する樋部材と、前記樋部材の前方側の移動経路に沿って進退するギミックと、該ギミックを進退駆動する駆動機構と、を備えた盤面部品であって、
    前記樋部材は、複数の前記遊技球を上面に保持する固定底板と、該固定底板上の遊技球の背面側に配置されて前後方向へ出没する押圧部材と、該押圧部材を進退させる押圧部材移動機構と、を備え、前記押圧部材が後方に位置しているときには前記固定底板は遊技球を保持し続け、該押圧部材が前方へ移動したときに前記固定底板上の遊技球を押圧して落下させる構成を備え、
    前記駆動機構を構成する駆動源の出力の一部が、伝達機構を介して前記押圧部材移動機構に伝達されるように構成したことを特徴とする盤面部品。
  5. 前記押圧部材の前面には遊技球を押し出すための凸部と凹部とが設けられており、後方位置にある前記押圧部材を前方へ突出させた時に前記固定底板の前端縁から落下する遊技球のうち前記凸部に対応する位置にある遊技球が前記凹部に対応する位置にある遊技球よりも先行して落下するように構成したことを特徴とする請求項4に記載の盤面部品。
  6. 前記押圧部材が後方から前方へ突出する途中で一旦停止することにより前記凸部に対応する位置にある遊技球だけを前記固定底板上から落下せしめ、該押圧部材が前方への移動を再開したときに前記凹部に対応する位置にある遊技球を落下させることを特徴とする請求項5に記載の盤面部品。
  7. 請求項1乃至6の何れか一項に記載の盤面部品を備えたことを特徴とする遊技盤ユニット。
  8. 請求項7に記載の遊技盤ユニットを備えたことを特徴とするパチンコ遊技機。
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