JP2010057286A - 電力回生機能を有する車両のバッテリの充電方法及び充電システム - Google Patents

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Abstract

【課題】電力回生機能を有しバッテリを搭載している車両のバッテリへの充電を、簡単かつ安全に、また効率的に行えるようにする。
【解決手段】駆動輪を駆動する電動機と、前記電動機に電力を供給するバッテリとを備え、前記電動機の回生電力で前記バッテリを充電する車両におけるバッテリの充電方法であって、前記車両にその外部からエネルギーを与えることによって前記駆動輪を回転させるステップと、前記駆動輪によって回転駆動される前記電動機の回生電力によって前記バッテリを充電するステップとを有する。前記車両にその外部からエネルギーを与えることによって前記駆動輪を回転させる前記ステップにおいては、前記車両の外部に前記駆動輪に回転力を伝達する回転力伝達機構を設け、前記回転力伝達機構によって前記駆動輪を回転させることができる。
【選択図】図1

Description

この発明は、電力回生機能を有する車両のバッテリの充電方法及びシステムに係わり、特に電力回生を行うバッテリ搭載の車両において、簡単に、安全に、かつ効率的にそのバッテリを充電することができるバッテリの充電方法及びシステムに関する。
近年、原油価格の急激な上昇に伴う世界的燃料費の高騰、及び地球温暖化防止のためのCO排出抑制といった問題を背景に、駆動力の一部又は全部を電力エネルギーによってまかなう、いわゆる電気自動車を早急に普及させようとする試みが活発化している。現状では、既存のガソリンエンジンやディーゼルエンジンと言った内燃機関と、バッテリによって駆動される電動機とを組み合わせて用いるいわゆるハイブリッド自動車が実用化の点では先行しているが、このハイブリッド自動車にあっても、バッテリへの充電を家庭用電源から行うことができる、いわゆるプラグインハイブリッド自動車の実用化へシフトしている。以下、本明細書で「電気自動車」と言うときには、バッテリのみで駆動される車両だけでなく、内燃機関等の他の動力源を併用したものも含むものとする。
バッテリ駆動の電気自動車は、使用時にCOを排出しないという利点があるが、高性能のリチウムイオン電池を搭載しても、1回の充電あたりの航続距離が百数十kmにとどまるという問題があり、この点はプラグインハイブリッド方式であっても電動機による走行距離を伸ばそうとすれば同様である。
充電場所については、ショッピングセンターなどの商業施設の駐車場などに充電用設備を設け、利便性を高める方向に動きつつあるが、充電中は当然移動することができないので、車両としての稼働率は低下する。また、充電電流をバッテリに供給するための電力プラグを充電の都度車両に対して着脱しなければならないため、安全面においても課題が残されている。
前記のような電気自動車のバッテリ充電に関する課題の解決に資するべく、従来種々のシステムや方式が提案されている。特許文献1は移動中の移動体に対してエネルギー供給を円滑に行うことができるエネルギー供給装置に係わり、電磁誘導により移動中の移動体に非接触で電力供給することによりバッテリを充電する構成が開示されている。
特許文献2は車両用充電装置等に係わり、車両駐車中にマイクロ波などの無線波を効率的に供給するエネルギー供給設備を備えてバッテリの充電を行う構成である。
また特許文献3は電気車両に対して従来のガソリン車並みの便利さでエネルギーを供給することを目標として、カセット化されたバッテリを電気車両に採用し、所定のエネルギー供給ステーションにおいて使用済みのバッテリカセットを満充電済みのバッテリカセットと交換することでエネルギー供給をするものである。
特開2001−177916号公報 特開2004−229425号公報 特開2001−57711号公報
しかし、特許文献1及び2の提案では、移動体の側に非接触で電力を受信するための特別な設備を設ける必要があるという問題があり、特許文献2の場合にはさらに、充電中は車両を稼働させられないという問題もある。
また、特許文献3の場合には、充電時間の短縮という効果は見込めるものの、専用のバッテリカセットを採用する必要があるため、既存の電気自動車等に対応することは難しいという問題があった。
本発明は、上記の及び他の課題を解決するためになされたもので、電力回生機能を有する車両のバッテリを、簡単に、安全に、かつ効率的に充電することができる、電力回生機能を有する車両のバッテリの充電方法及びシステムを提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明の一態様は、駆動輪を駆動する電動機と、前記電動機に電力を供給するバッテリとを備え、前記電動機の回生電力で前記バッテリを充電する車両におけるバッテリの充電方法であって、前記車両にその外部からエネルギーを与えることによって前記駆動輪を回転させるステップと、前記駆動輪によって回転駆動される前記電動機の回生電力によって前記バッテリを充電するステップとを有することを特徴とする。
前記車両にその外部からエネルギーを与えることによって前記駆動輪を回転させる前記ステップにおいて、前記車両の外部に前記駆動輪に回転力を伝達する回転力伝達機構を設け、前記回転力伝達機構によって前記駆動輪を回転させることとすることができる。
本発明の一態様に係るバッテリの充電方法及びシステムによれば、電力回生機能を有する車両のバッテリを、簡単に、安全に、かつ効率的に充電することができる。
以下、本発明をその一実施形態に即して添付図面を参照しつつ説明する。
本発明の第一実施形態に係る電力エネルギー供給システム1の外力構成図を図1に示す。バッテリ充電システム1は、車両200に電力エネルギーを供給するものであり、駆動輪回転装置100を備えている。
車両200は電動機を動力源として走行する車両であって、リチウムイオン電池等のバッテリで駆動される電気自動車、内燃機関と電動機を併用するハイブリッド型車両などを含む。そして、惰行時、制動時などの一定の条件の下で、電動機からバッテリへの電力回生が行われる構成のものを対象とする。
図1に示す車両200はその代表的な構成を示しており、駆動輪260の駆動力の少なくとも一部を供給するモータ220を備える。モータ220は例えば誘導電動機が好適に用いられる。
車両200にはさらに、バッテリ230とインバータ210とが備えられる。バッテリ230は前記のように例えばリチウムイオン電池のような二次電池で、車両200の直流電源として機能する。インバータ210はバッテリ230からの直流電流を、パルス幅変調(PWM)方式、ベクトル制御方式等適宜の制御方式でトランジスタ等のスイッチング素子をオンオフ制御することにより、モータ220を駆動する交流電流に変換する装置である。
発電機240は、図示を省略するガソリンエンジン等の内燃機関が原動機として併用される場合には、エンジンの出力により作動される交流発電機であり、エンジン稼働中には図示を省略する整流回路を介してバッテリ230を浮動充電する。
車両制御装置250は車両200のシステム全体の動作を制御する車載コンピュータであって、一般に、CPU、制御用プログラムの格納及びそのワーキングエリアとして使用されるメモリ、及び車両200各部との入出力インターフェイス等を備えて構成される。
電力回生制御もこの車両制御装置250の機能の一部として実現されるが、これについては公知の技術であるからここでは説明を省略する。ただし、本発明の他の実施形態によるシステムでは電力回生制御に関するデータを取得しこれを地上側システムへ伝送する機能ブロックが車両制御装置250に収容されることになる。これについては、他の実施形態に関連して後述する。
図1では、矢印で示すように、電力回生が行われるモードを示している。すなわち、車両200では、回転駆動されるゴムタイヤ等の駆動輪260によって、図示を省略する動力伝達機構を介してモータ220を回転させる。このときモータ220は交流発電機として機能し、その固定巻線に交流起電力を生起させる。インバータ210は車両制御装置250からの電力回生指令を受けて、そのスイッチング素子を回生モードでオンオフ制御し、直流電流としてバッテリ230を充電する。
車両200がどのような状態にあるときに電力回生制御を行うかは、対象となる車両200の形式、種別等によるが、一般的に、変速段がP(パーキング)、N(ニュートラル)、R(リバース)レンジ以外の位置に、すなわち通常の走行モードに設定されていて、アクセルがオフの状態、すなわちガソリンエンジン車で言えば「エンジンブレーキ」を使用している状態がこれに当たる。本実施形態では、回生電力を利用してバッテリ230の充電を行うので、本システム1の動作条件としては、充電を行う車両200が電力回生モードに設定されていることが前提となる。
本システム1の地上側には、駆動輪回転装置100が設けられている。この駆動輪回転装置100は、地上制御装置110、モータ120、及びモータ120によって回転駆動される駆動ローラDを備える。図示のように、駆動ローラDは、バッテリ充電の対象である車両200の駆動輪260を従動ローラRとともに回動可能に支持しており、それぞれ適宜の金属、あるいは合成樹脂製のローラ等で構成される。
モータ120は直接に、あるいは図示を省略する適宜の動力伝達装置を介して駆動ローラDを回転駆動させる。制御装置110はモータ120に駆動用の電力を供給する。モータ120、及び地上制御装置110の形式は、電力回生モードに設定された車両200の駆動輪260を回転させることができるトルクを一定時間にわたって発生する条件を満たせば、設計条件に応じて適宜に選択することができる。
本システム1の地上側には、また、地上端末機100Aが設けられる。この地上端末機100Aは、本システム1をユーザが利用する際のユーザインターフェイス部130Aを備えている。ユーザインターフェイス部130Aは、CPU、メモリ、入出力インターフェイス等を備えるコンピュータ端末であって、本システム1を作動させるときに要する料金を現金、クレジットカード、プリペイドカードなどの適宜の形態で収納する料金収納部と、本システム1の利用料金の投入額、利用案内、動作状態等の情報を表示する表示部等を設けることができる。ユーザインターフェイス部130Aは、地上制御装置110と通信可能に接続されて、各種データの授受を行う。
ユーザ端末機100Aにはさらに、保安センサ140Aが設けられる。本システム1では、バッテリ充電中に車両200の駆動輪260が回転するため、安全上動作中はユーザが回転部分に接近することができないようにする必要がある。このために、保安センサ140Aとして光電センサ等を設け、回転部分に人や物が接近したことを検知してユーザインターフェイス部130Aに入力できるようになっている。
次に、図2を参照して、地上制御装置110のハードウェア構成について説明する。図2は本システム1が有する地上制御装置110のハードウェア概略構成図である。地上制御装置110は、CPU111、メモリ112、記憶装置113、データ入出力インターフェイス部114、及びモータ駆動制御インターフェイス部115を備える。
記憶装置113は、後述する本装置110の各機能ブロックを実現するプログラムを格納するROMあるいはハードディスクドライブ等の記憶媒体であり、ここからCPU111によって読み出され、RAM等のメモリ112上に展開されたプログラムが、CPU111によって実行される。
データ入出力インターフェイス部114は、主として地上端末機100Aのユーザインターフェイス部130Aとの間でデータの授受を行う。モータ駆動制御インターフェイス部115は、データ入出力インターフェイス部114を介してユーザインターフェイス部130Aから動作指令を受け取り、それに基づいて、図示を省略するモータ120の駆動回路に駆動信号を出力する。
次に、図3を参照して地上制御装置110の機能について説明する。図3は本システム1の地上制御装置110の概略機能ブロック図である。モータ駆動制御部116は、主としてユーザインターフェイス部130Aとの間でのデータ授受を行う入出力インターフェイス部118を通じて、ユーザインターフェイス部130Aから動作指令を受け取り、これに基づいてモータ駆動制御インターフェイス部115からモータ120の駆動回路に出力される駆動信号を生成する。
課金制御部117は、入出力インターフェイス部118を通じてユーザインターフェイス部130Aから入力される料金収納情報に基づいて駆動時間を設定し、モータ駆動制御部116にその駆動時間データを送信する。
次に、図4を参照して本システム1の地上制御装置110の動作について説明する。図4は本システム1の地上制御装置110によって実行される処理フローの一例を示す図である。まず地上制御装置110は、ユーザ端末機100Aのユーザインターフェイス部130Aから料金収納情報が受信されるのを待ち(S401、No)、料金収納情報を受信したら(S401、Yes)、課金制御部117で収受額を確認処理してそれに対応する充電時間(モータ120の駆動時間)を設定する(S402、S403)。
このとき、地上制御装置110には、ユーザインターフェイス部130Aを通じて保安センサ140Aの状態情報が入力されており、保安センサ140Aが、例えば光電センサに障害物が検知されている等の安全条件が確立されていない状態であると判定すれば(S404、No)、ユーザインターフェイス部130Aを通じてブザー鳴動、警告灯点灯等の報知をユーザに対して行う(S405)。
保安センサ140Aにより安全条件が確立していると判定された場合には(S404、Yes)、モータ駆動制御部116からモータ駆動制御インターフェイス部115を通じてモータ120に駆動信号を出力して、モータ120の駆動を開始する(S406)。駆動開始後は課金制御部117によって設定された駆動時間が経過したかどうかの監視を継続し(S407)、設定された駆動時間が経過したと判定された場合には(S407、Yes)、モータ駆動制御部116からモータ駆動制御インターフェイス部115を通じてモータ120への駆動信号出力を停止し(S408)、ユーザ端末機100Aのユーザインターフェイス部130Aに「充電終了」の旨の情報を表示して(S409)、一連の処理を終了する。
このように、車両200のバッテリ230を充電しようとするユーザは、車両200の駆動輪260を本システム1の駆動ローラD及び従動ローラR上に配置して電力回生制御が行われるモードに車両200の制御状態を設定し、ユーザ端末機100Aにより所定の料金を投入すれば、駆動ローラDによって車両200の駆動輪260が一定時間回転駆動され、その間に車両200のモータ220が発生する回生電力によって簡単にバッテリ230を充電することができる。
なお、本実施形態においては、充電時間をコンピュータによって管理する方式としているが、もっとも簡便には、例えばユーザ端末機100Aへの投入料金に応じて一定時間オンするハードウェアタイマーを設けて充電時間を管理するようにしてもよい。
以上の構成を有する本発明の第1実施形態に係るバッテリ充電システム1によれば、バッテリに充電する車両200について、電力回生制御機能を備えたものであれば、なんら追加の機器を設けることなく簡単にバッテリ充電を行うことができる。
次に、本発明の第2実施形態に係るバッテリ充電システム2について説明する。図5Aは本発明の第2実施形態に係るバッテリ充電システム2(以下「本システム2」と略称する。)の概略構成図である。
本システム2においても、バッテリ充電の対象となる車両200は、その駆動力の一部又は全部をモータに依存するものであって、一定の条件の下にモータからの回生電力によってバッテリが充電される形式の車両である。電力回生制御が行われる状態において駆動輪を回転させてバッテリを充電するという原理は第1実施形態と同様であるが、本実施形態では車両200が走行状態にあるときに充電を行うことができる点が異なる。
また、本システム2の場合には、地上側で車両200の位置を検出する必要があるため、車両200に後述する地上設備と通信するための車上子270が設けられる。
本システム2の地上側設備としては、車両200が走行する走行路510に沿って、複数の磁石装置520を進行方向に並べて設置している。走行路510は、例えば高速道路のような自動車専用道路の一つの車線を一定の距離にわたって割り当てて(例えば特定のインターチェンジ間など)用いるのが好適であるが、特に制限はない。また本システム2によりバッテリ充電を行おうとする車両専用としてもよいし、ガソリンエンジン車等の一般車両が混在するものとしても差し支えない。
各磁石装置520は、それぞれ図示を省略するコイルを内蔵しており、後述するように地上制御装置540からの励磁信号によって、各々励磁・非励磁を切り換えられるようになっている。これにより、隣接する磁石装置520のコイルに次々に電流を供給して励磁させることにより、車両200を構成するシャーシ等の磁性部材を次々に吸引して車両200の駆動力を用いることなく走行路510に沿って移動させることができる。なお、車両200の磁石装置520と対向する位置に、磁性材料の板材などを設け、磁石装置の吸引力をより効率的に利用することができるようにしてもよい。
このとき車両200の側で、第1実施形態に関して述べたような電力回生が行われる条件設定がされていれば、車両200が磁石装置520に吸引されながら走行路510に沿って移動する間に駆動輪260を介してモータ220が回転駆動されて回生電力を発生する。これによって、走行路510に沿って移動しながらなおかつバッテリ230を充電することができる。またこの際車両200の運転者は、他の車両との間隔が狭まったなどの事態のほかは、基本的に運転操作を行う必要がないという利点もある。
前記磁石装置520に用いるコイルは、電力回生制御下にある車両200の牽引に必要とされる磁気吸引力に基づいて、材質、巻数、定格電流等を定めればよい。電流による発熱に制限されることなく大電流を通電させて強力な吸引力を得られるという点では、超伝導コイルを採用することも好ましい。また、車両200に一次コイルを搭載し、走行路510に沿って二次導体(リアクションプレート)を設置して、これらにより誘導型リニアモータを構成して車両に外力を与えることもできる。
走行路510に沿っては、また、複数の地上センサ530が路面又は側壁等に並べて設置されており、車両200の車上子270と通信することにより該当車両の位置と速度とを検出する。
地上制御装置540は、地上センサ530から受信する車両位置信号に基づいて車両200の位置と速度とを連続的に検知しており、その検知結果に基づいて、車両200に対する磁石装置520の吸引動作を、各磁石装置520に励磁信号を送信することによって制御する。
磁石装置520、地上センサ530、及び地上制御装置540に電力を供給する電源550が設けられる。電源550は、地上制御装置540等へ電源を供給する低圧電源と、各磁石装置520のコイル励磁電流用高圧電源とに分けて設けることができる。この場合、低圧電源部は例えば地上制御装置540とまとめて地上制御拠点に設置し、高圧電源部は各磁石装置520への給電時の損失を低減するために、走行路510に沿って適宜の間隔で設置して給電することが好ましい。
走行路510の入口と出口には例えばゲート560を設け、このゲート560に設置した地上アンテナ570によって車両200の車両制御装置250等と通信できるように構成する。車両200側の車上アンテナ(図示省略)は、高速道路等の有料道路において通行料金収受に使用されているETC(Electronic Toll Collection)システムの車上アンテナを利用することもできる。
次に、第2実施形態の変形例について説明する。図5Bは図5Aのバッテリ充電システム2の変形例を示す概略構成図である。この変形例に係るシステム3では、前記システム2において磁石装置520を用いて車両200を牽引していたのに対して、走行路510に沿って無端状の駆動ベルト582を設置し、図示を省略するモータで回転駆動される駆動ホイール581によってこれを走行路510の進行方向に沿って移動させることにより車両200を牽引しようとするものである。
駆動ベルト582には適宜の間隔で駆動ベルト582と車両200のシャーシ等の剛性部材とを機械的に係合させるカプラ583を固接しておき、車両200を駆動ベルト582の移動により引っ張って牽引する。駆動ホイール581の動作は地上制御装置540及び電源550によって制御される。
駆動ベルト582の形状、材質、駆動ホイール581の定格トルク、カプラ583の形状、材質等は、牽引の対象となる車両200の仕様に応じて適宜決定することができる。車両200とカプラ583との係脱は、システム2と同様に地上センサ530により車両200の位置と速度を検出し、それに基づいてカプラ583を突出・収納させるなどして適宜の形態で行うことができる。
次に、図5Aに示す第2実施形態のシステム2に設けられる地上制御装置540の機能について説明する。図6は本発明の第2実施形態に係るバッテリ充電システム2の地上制御装置540の概略機能ブロック図である。なお、ハードウェア構成については一般的なCPU等を備えたコンピュータと同等であるから説明を省略する。図6に示される各機能ブロックは、例えばコンピュータによって各対応プログラムを実行することにより実現される。
車両位置検出部541は、接続される地上センサ530から車両200の車両位置信号を受信して、車両200の位置を取得するとともに、時間的な位置変化に基づいて車両200の移動速度を算出する。この車両200の位置情報及び速度情報は、磁石コイル制御部542に渡される。
磁石コイル制御部542は、走行路510に沿って設置された各磁石装置520の励磁・非励磁を制御する励磁信号を、車両位置検出部541から受け取った車両位置情報と速度情報とから生成する。すなわち、車両位置情報に基づいて車両200の直下にある磁石装置520のコイルを励磁して吸引力を発生させ、速度情報に従って進行方向の磁石装置520のコイルについて順次励磁を切り換えることにより車両200を吸引しつつ牽引する。
車両通信制御部543は、地上アンテナ570及び車上アンテナを通じて車両200の車両制御装置と各種データの授受を行う。これらのデータには、後述するように、本システム2の利用に関する課金関係情報、車両200におけるバッテリ230の充電状態情報、牽引距離情報などが含まれる。
課金制御部544は、車両200から受け取った走行距離情報、充電状態情報等に基づいて、当該車両200に請求する課金情報を生成する。この場合、車両200から課金関係情報としてクレジットカード番号等の与信情報を取得するように構成されているときには、あらかじめ地上制御装置540に通信可能に接続されている与信機関のコンピュータに課金情報を提供して料金収納を行うことができる。
表示制御部545は、利用車両の状況、磁石装置520のコイルの状態など、本システム2の稼働状態をモニタ画面等に表示出力する。
次に、本システム2を利用する車両200に設備されている車両制御装置250について説明する。図7は、本システム2の処理対象となる車上制御装置250の概略機能ブロック図である。前記した地上制御装置540と同様に、ハードウェア構成については一般的なCPU等を備えたコンピュータと同等であるから説明を省略する。図7に示される各機能ブロックは、例えばコンピュータによって各対応プログラムを実行することにより実現される。
また、第1実施形態に関して説明したように、車両制御装置250は車両200の制御システム全体を管理するコンピュータであり、燃料噴射制御、変速制御、姿勢制御等の多くの機能ブロックを備えるが、図7には簡略のために、本システム2と関連する機能ブロックのみを図示している。
電力回生制御部251は、車両200の電力回生条件が成立していること、例えば第1実施形態に関して述べたように、変速段がP、N、Rレンジ以外の設定であってアクセルがオフとされていることを検出したときに、インバータ210に対して電力回生制御を行うように指令する。これにより、モータ220が発生する回生電力によってバッテリ230が充電される。
車上子制御部252は、車上子180の地上センサ300とのデータ授受を行い、例えば後述する本システム2で用いられる制御IDを車両200固有の識別情報として地上センサ300を通じて地上制御装置540に送信する。
通信制御部253は、車上アンテナ及び地上アンテナ570を通じて地上制御装置540との通信を行う。この通信を通じて、前記のように、車両200の課金関係情報、充電状態情報、及び牽引距離情報等が地上制御装置540へ送信される。
回生電力モニタ部254は、車両200において電力回生制御中に、電流センサ等を用いて取得した回生電流に基づいて、バッテリ230への充電状態をモニタしている。例えば電力回生制御中にバッテリ230へ流入する充電電流が減少したなど、所定の条件を検知した場合に充電終了を検知してその旨の充電状態情報を通信制御部253へ受け渡す。また充電電流と充電時間から充電量を算出し、これを充電状態情報に含めることもできる。
表示制御部255は、地上制御装置540との通信結果に基づいて、車両200の制御状態を示す情報、「自動牽引中」、「バッテリ充電中」等の情報を、例えばインストゥルメントパネルに設けたディスプレイ等に表示する。
課金制御部256は、本システム2の課金に必要な情報、例えば前記したクレジットカード番号等の与信情報等を管理しており、所定のタイミングで通信制御部253にその情報を受け渡す。
次に、図8A〜図8Cを参照して、第2実施形態に係るシステム2における車両200の自動牽引制御、及びバッテリへの充電作用について説明する。図8A〜図8Cは、本発明の第2実施形態に係るバッテリ充電システム2の車上−地上制御装置間処理フローの一例を示す図である。
まず、本システム2を利用しようとする車両200が走行路510の入路に進入すると、地上制御装置540からゲート560に設けられた地上アンテナ570を介して自動牽引ゾーンに入ったことを報知する旨の信号が車両制御装置250へ送られる(S801)。車両制御装置250からは、これを受けて自動牽引ゾーン進入を確認する応答信号が地上制御装置540へ返される(S802)。
車両制御装置250には、運転者の手動操作によって自動牽引を利用しない旨の情報を記憶させておくことができるものとする。自動牽引を利用しない旨の応答信号を地上制御装置540へ返した場合には(S803、No)、それ以上の地上側での制御はキャンセルされるとともに、その車両200が本システム2の走行路510を利用する意味がないので、地上制御装置540から車両制御装置250へ走行路510から退出するように促す信号を送信する(S804)。
自動牽引利用が確認されると(S803、Yes)、地上制御装置540は、対象となる車両200の制御状態をトレースするためにその車両200について制御IDを発行する(S805)。以後、本システム2から対象の車両200が離脱するまで、その車両200の制御情報は、この制御IDの下に管理される。
次いで、地上制御装置540は、地上センサ530から車両位置情報を取得し(S806)、その時間的な変化から車両位置検出部541にて車両速度情報を算出する(S807)。地上制御装置540の牽引コイル制御部542は、これらの車両位置情報及び速度情報に基づいて、対象車両直下の磁石装置520のコイルから励磁制御を開始する(S808)。
地上制御装置540は、励磁制御している磁石装置520のコイルの位置と地上センサ530から受信する車両位置情報とを比較して、両者の同期がとれているか、すなわち自動牽引制御が正常に開始されたか否かを判定する(S809)。同期がとれていないと判定された場合には(S809、No)、対象車両の位置情報取得から処理を再試行する。同期がとれていると判定された場合には(S809、Yes)、車両制御装置250へ自動牽引制御が開始された旨の信号を送信する(S810)。
自動牽引開始が通知された車両制御装置250は、表示制御部255を通じてインストゥルメントパネルのディスプレイ等に自動牽引中である旨の表示を行う(S811)。そして、車両制御装置250の電力回生制御部251は、前記例示したような電力回生制御が行われる車両側の条件が成立しているかどうかを判定する(S812)。成立していれば(S812、Yes)、充電中である旨の信号を地上制御装置540へ送信する(S813)。
電力回生制御の条件が成立していないと判定されれば(S812、No)、条件が成立するのを待機する。なお、この場合には、判定後一定時間経過後に地上制御装置540に対して電力回生条件が成立していない旨の信号を送信し、それを受けて地上制御装置540において当該車両が充電を行っていない旨の記録を制御IDに対応づけて記憶しておくようにしてもよい。あるいは、判定後一定時間経過後に表示制御部255を通じて電力回生条件が成立していない旨の表示を行うようにしてもよい。また、運転者が手動介入することによって電力回生による充電を行わない旨車両制御装置250の電力回生制御部251へ入力し、その旨通信制御部253を介して地上制御装置540へ通知する構成とすることができる。
次に、図8Bを参照して、本システム2における自動牽引制御中の処理フローを説明する。自動牽引制御中、地上制御装置540は、励磁制御している磁石装置520のコイルの位置と地上センサ530から受信する車両位置情報とを比較して、両者の同期がとれているか、すなわち自動牽引制御が正常に実行されているか否かを随時判定している(S814)。これは、例えば自動牽引制御を利用しない一般車両等が走行路510に混在している場合、そのような車両との間隔が狭まったりした場合に自動牽引制御を受けている車両の運転者がブレーキをかけることで磁石装置520の励磁制御との同期が外れてしまうことなどが考えられるためである。
同期が外れたと判定された場合(S814、No)、地上制御装置540は、車両通信制御部543を通じて制御対象である車両200に自動牽引制御から逸脱した旨の信号を車両制御装置250へ送信する(S815)。車両制御装置250はこれを受けて、表示制御部255を通じて自動牽引制御逸脱を表示して運転者に報知する(S816)。
地上制御装置540では、地上センサ530から車両位置情報を取得するとともに、その時間的な変化から車両位置検出部541にて車両速度情報を算出する(S817)。地上制御装置540の磁石コイル制御部542は、これらの車両位置情報及び速度情報に基づいて、対象車両直下の磁石装置520のコイルから励磁制御を再開する(S818)。
地上制御装置540は、励磁制御している磁石装置520のコイルの位置と地上センサ530から受信する車両位置情報とを比較して、両者の同期がとれているか否かを判定する(S819)。同期がとれていないと判定された場合には(S819、No)、対象車両の位置情報取得から処理を再試行する。同期がとれていると判定された場合には(S819、Yes)、車両制御装置250へ自動牽引制御が再開された旨の信号を送信する(S820)。これを受けて車両制御装置250は、表示制御部255を通じてインストゥルメントパネルのディスプレイ等に自動牽引制御が再開された旨の表示を行う(S821)。
次に、図8Cを参照して、本システム2から離脱する際の処理フローを説明する。本システム2の走行路510出口において、地上制御装置540の車両通信制御部543からゲート560に設置された地上アンテナ570、及び車上アンテナを介して、制御対象の車両に搭載されている車両制御装置250に自動牽引制御が終了する旨の信号が送信される(S822)。これを受けて車両制御装置250では、表示制御部255を介して自動牽引制御が終了する旨の表示を行う(S823)とともに、回生電力モニタ部254、課金制御部256より、地上制御装置540に、充電状態情報としての充電量情報及び自動牽引制御により走行した距離情報が通知される(S824)。
地上制御装置540では、車両制御装置250から通知された走行距離情報と当該車両の制御IDに対応づけられている自動牽引制御開始から終了までの距離情報とを比較して、その差が所定の誤差範囲内にあるか否かを判定する(S825)。これは、自動牽引制御された距離に対して従量課金する場合に、車両側・地上側いずれか一方の記録のみを自動的に採用することで、誤った課金がされてしまうおそれを少なくするための処理である。
距離情報に所定以上の差が生じて不一致であると判定された場合には(S825、No)、地上制御装置540は、その旨を車両制御装置250に通知する(S826)とともに、地上制御装置540の課金制御部544では、あらかじめ規定しておいた方式で課金に使用する距離情報を生成する(S827)。これには、例えば不一致となった距離情報のうちユーザにとって有利となる小さい方の距離情報によって課金するといった方式などが考えられ、システム2の設計思想に応じて適宜規定すればよい。
距離情報の判定に問題がない場合には(S825、Yes)、その情報によって課金制御部544にて課金情報が生成される(S828)。次いで、車両制御装置250から取得された充電量情報によって、同様に課金制御部544にて課金情報が生成される(S829)。そして、これらの課金情報は、車両制御装置250の課金制御部256から取得して制御IDと対応づけられていたクレジットカード番号等の与信情報に基づいて、所定の与信機関などへ送信される(S830)。なお、充電量、牽引距離のいずれかに基づいて従量課金する、あるいは充電量、牽引距離とは関係なく定額の利用料金を課金するなど、課金方式は適宜選定して採用すればよい。
以上説明したように、本発明の第2実施形態に係るバッテリ充電方法及びシステムによれば、車両に備えられている電力回生制御の機能を利用して簡単かつ安全にバッテリの充電を行うことができるだけでなく、バッテリに充電しつつ車両を走行移動させることが出来、充電中の時間を無駄にすることなく移動することができるという効果を奏する。
前記車両に、前記電動機から前記電力制御装置を通じて前記バッテリに回生される電力の状態を監視する電力回生モニタ部と、前記電力回生モニタ部が検出したモニタデータを前記地上制御装置に送信する車上通信制御部を設け、前記回転力伝達機構にその動作を制御する地上制御装置を設け、前記地上制御装置は前記車上通信制御部と通信する地上通信制御部を備え、前記地上通信制御部にて前記車上通信制御部からの前記モニタデータを受信した前記地上制御装置は、そのモニタデータの内容に従って前記回転力伝達機構の動作を制御することとすれば、車両側の電力回生状態をモニタしつつそのモニタ結果に応じて回転力伝達機構の動作を制御することができる。
前記電力回生モニタ部が、前記回生電力の前記バッテリへの供給によって前記バッテリが満充電状態となったことを検知したときに、前記車上通信制御装置を介してその旨を前記地上制御装置の前記地上通信制御部へ送信し、前記地上制御装置はそれに基づいて前記回転力伝達機構の動作を停止させることとすれば、充電終了次第回転力伝達機構を停止させることでシステムを無駄に稼働させることがなくなる。
前記地上制御装置は、利用者からの利用料金を受領してそれに応じて前記回転力伝達機構の動作時間データを設定する課金制御部を備え、前記課金制御部が利用者から受領した利用料金に応じて設定した動作時間データに応じた動作時間だけ前記回転力伝達機構を動作させることとすれば、利用者は当座必要なだけバッテリを充電することができ経済的である。
前記外力印加手段が、前記車両が走行する走行路に沿って設けられた、前記車両を牽引する牽引手段を備えることとすれば、充電中も車両で移動することが出来、充電のために無駄に駐車させておく必要がない。
前記牽引手段は、前記走行路にそれぞれ前記車両を構成する磁性体と磁気的に結合するように前記車両の進行方向に沿って相隣り合うように設けられた複数の電磁石装置と、前記複数の電磁石装置への通電制御を行う磁石制御装置と、前記車両の前記走行路上における位置を検出する地上センサと、前記地上センサから検知信号を受信して前記車両の前記走行路における位置及び速度を算出する車両位置検出部と、前記車両位置検出部から受信する前記車両の位置と速度とに応じて、前記磁石制御装置によって前記複数の電磁石装置を、前記車両を電磁吸引しつつ牽引することとすれば、運転者が特に運転操作を行うことなく、かつバッテリに充電しながら安全に移動することができる。
前記牽引手段は、前記車両の一部と係合する係合部と、前記係合部が複数設けられている無端状回動部と、前記無端状回動部を回動させる動力部、前記動力部の動作を制御する動力部制御装置と、前記車両の前記走行路上における位置を検出する地上センサと、前記地上センサから検知信号を受信して前記車両の前記走行路における位置及び速度を算出する車両位置検出部とを備え、前記車両位置検出部から受信する前記車両の位置と速度とに応じて、前記動力部によって前記無端状回動部を移動させ、前記係合部によって前記車両を牽引することとすれば、同様に運転者が特に運転操作を行うことなく、かつバッテリに充電しながら安全に移動することができる。
以上、本発明について、その一実施形態に基づき具体的に説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能である。
本発明の一実施形態に係るバッテリ充電システムの概略構成図である。 本発明の一実施形態に係るバッテリ充電システムの制御装置ハードウェア概略構成図である。 本発明の一実施形態に係るバッテリ充電システムの制御装置概略機能ブロック図である。 本発明の一実施形態に係るバッテリ充電システムの制御装置処理フローの一例を示す図である。 本発明の他の実施形態に係るバッテリ充電システムの概略構成図である。 図5Aのバッテリ充電システムの変形例を示す概略構成図である。 本発明の他の実施形態に係るバッテリ充電システムの処理対象となる車上制御装置概略機能ブロック図である。 本発明の他の実施形態に係るバッテリ充電システムの地上制御装置概略機能ブロック図である。 本発明の他の実施形態に係るバッテリ充電システムの車上−地上制御装置間処理フローの一例を示す図その1である。 本発明の他の実施形態に係るバッテリ充電システムの車上−地上制御装置間処理フローの一例を示す図その2である。 本発明の他の実施形態に係るバッテリ充電システムの車上−地上制御装置間処理フローの一例を示す図その3である。
符号の説明
1、2、3 バッテリ充電システム
100 駆動輪回転装置
100A 地上端末機(バッテリ充電システム1の)
130A ユーザ操作器
140A 保安センサ
110 地上制御装置(バッテリ充電システム1の)
111 CPU
112 メモリ
113 記憶装置
114 データ入出力インターフェイス
115 モータ駆動制御インターフェイス
116 モータ駆動制御部
117 課金制御部
118 入出力インターフェイス
119 ユーザインターフェイス制御部
120 モータ
200 車両
210 インバータ
220 モータ
230 バッテリ
240 発電機
250 車両制御装置
251 電力回生制御部
252 車上子制御部
253 通信制御部
254 電力回生モニタ部
255 表示制御部
256 課金制御部
260 駆動輪(駆動輪)
270 車上子
510 走行路
520 磁石装置(牽引手段)
530 地上センサ
540 地上制御装置
541 車両位置検出部
542 磁石装置制御部
543 車両通信制御部
544 課金制御部
545 表示制御部
550 電源
560 走行路制御ゲート
570 地上アンテナ
580 牽引装置(牽引手段)
581 駆動ホイール
582 駆動ベルト
583 カプラ
D 駆動ローラ
R 従動ローラ

Claims (11)

  1. 駆動輪を駆動する電動機と、前記電動機に電力を供給するバッテリとを備え、前記電動機の回生電力で前記バッテリを充電する車両におけるバッテリの充電方法であって、
    前記車両にその外部からエネルギーを与えることによって前記駆動輪を回転させるステップと、
    前記駆動輪によって回転駆動される前記電動機の回生電力によって前記バッテリを充電するステップと、
    を有することを特徴とするバッテリの充電方法。
  2. 前記車両にその外部からエネルギーを与えることによって前記駆動輪を回転させる前記ステップにおいて、前記車両の外部に前記駆動輪に回転力を伝達する回転力伝達機構を設け、前記回転力伝達機構によって前記駆動輪を回転させることを特徴とする請求項1に記載のバッテリの充電方法。
  3. 前記回転力伝達機構は、前記車両の前記駆動輪の外周面に接触させてこれを強制的に回転させる回転駆動手段を備えていることを特徴とする請求項2に記載のバッテリの充電方法。
  4. 前記回転力伝達機構は、前記車両に外力を加えてこれを走行させ、それによって前記駆動輪を強制的に回転させる外力印加手段を備えていることを特徴とする請求項2に記載のバッテリの充電方法。
  5. 前記車両に、前記電動機から前記電力制御装置を通じて前記バッテリに回生される電力の状態を監視する電力回生モニタ部と、前記電力回生モニタ部が検出したモニタデータを前記地上制御装置に送信する車上通信制御部を設け、
    前記回転力伝達機構にその動作を制御する地上制御装置を設け、前記地上制御装置は前記車上通信制御部と通信する地上通信制御部を備え、前記地上通信制御部にて前記車上通信制御部からの前記モニタデータを受信した前記地上制御装置は、そのモニタデータの内容に従って前記回転力伝達機構の動作を制御する、
    ことを特徴とする請求項2乃至4のいずれかに記載のバッテリの充電方法。
  6. 前記電力回生モニタ部が、前記回生電力の前記バッテリへの供給によって前記バッテリが満充電状態となったことを検知したときに、前記車上通信制御装置を介してその旨を前記地上制御装置の前記地上通信制御部へ送信し、前記地上制御装置はそれに基づいて前記回転力伝達機構の動作を停止させる、
    ことを特徴とする請求項5に記載のバッテリの充電方法。
  7. 前記地上制御装置は、利用者からの利用料金を受領してそれに応じて前記回転力伝達機構の動作時間データを設定する課金制御部を備え、前記課金制御部が利用者から受領した利用料金に応じて設定した動作時間データに応じた動作時間だけ前記回転力伝達機構を動作させる、
    ことを特徴とする請求項5に記載のバッテリの充電方法。
  8. 前記外力印加手段が、前記車両が走行する走行路に沿って設けられた、前記車両を牽引する牽引手段を備えていることを特徴とする請求項4乃至7のいずれかに記載のバッテリの充電方法。
  9. 前記牽引手段は、前記走行路にそれぞれ前記車両を構成する磁性体と磁気的に結合するように前記車両の進行方向に沿って相隣り合うように設けられた複数の電磁石装置と、前記複数の電磁石装置への通電制御を行う磁石制御装置と、前記車両の前記走行路上における位置を検出する地上センサと、前記地上センサから検知信号を受信して前記車両の前記走行路における位置及び速度を算出する車両位置検出部と、前記車両位置検出部から受信する前記車両の位置と速度とに応じて、前記磁石制御装置によって前記複数の電磁石装置を、前記車両を電磁吸引しつつ牽引する、
    ことを特徴とする請求項8に記載のバッテリの充電方法。
  10. 前記牽引手段は、前記車両の一部と係合する係合部と、前記係合部が複数設けられている無端状回動部と、前記無端状回動部を回動させる動力部、前記動力部の動作を制御する動力部制御装置と、前記車両の前記走行路上における位置を検出する地上センサと、前記地上センサから検知信号を受信して前記車両の前記走行路における位置及び速度を算出する車両位置検出部とを備え、前記車両位置検出部から受信する前記車両の位置と速度とに応じて、前記動力部によって前記無端状回動部を移動させ、前記係合部によって前記車両を牽引する、
    ことを特徴とする請求項8に記載のバッテリの充電方法。
  11. 駆動輪を駆動する電動機と、前記電動機に電力を供給するバッテリとを備え、前記電動機の回生電力で前記バッテリを充電する車両におけるバッテリの充電システムであって、
    前記車両にその外部からエネルギーを与えることによって前記駆動輪を回転させる回転力伝達機構を備え、
    前記駆動輪によって回転駆動される前記電動機の回生電力によって前記バッテリを充電する、
    ことを特徴とするバッテリの充電システム。
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