JP2010056784A - 画像読取装置 - Google Patents

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昭彦 小田
Takeshi Yoneyama
剛 米山
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Abstract

【課題】読取台上の原稿を押さえた状態でも簡単に読取領域を指定することができる画像読取装置を提供する。
【解決手段】複写機は、ブックス連写モードが選択されているときに(S101;Yes)、プラテンガラス上の原稿(見開き原稿)が押さえ付けられるとその荷重を検出する(S105)。荷重が一定値以上になると、または、荷重が一定時間継続して検出されると、原稿のサイズと向きを検知し(S107)、原稿の押付領域を検出する(S108)。押付領域が、見開きにされた原稿の一方のページであるか、または、他方のページであるか、または両ページであるかを判断し、押付領域であると判断したページを読取領域に決定する。
【選択図】図4

Description

本発明は、原稿の読取領域を指定する機能を備えた画像読取装置に関する。
汎用の複写機や複合機などで本や冊子などの見開き原稿をコピーする場合は、コピーするページを開いてプラテンガラス上に伏せた原稿を一方の手で押さえつつ他方の手でスタートボタンを押すことになるため、作業性や操作性がよくない。
このような問題を解決するために、たとえば特許文献1の技術では、プラテンガラスの下にスイッチを設け、スタートボタンを押さなくても、プラテンガラス上に載置した原稿を一定以上の力で押さえ付けると、プラテンガラスの下動によりスイッチがオンされてスキャン動作を自動的に開始できるようにしている。またプラテンガラスの押圧検出は、上記スイッチの他に、プラテンガラスに透明の感圧スイッチを貼り着けることでも可能である旨が記載されている。
一方、見開き原稿のコピーでは、コピーの仕上がりの大きさを原稿サイズ(ページサイズ)に近づけるために、見開きサイズで2ページ分を1枚の用紙に一括コピーするのではなく、見開きの半分のサイズで1ページずつコピーすることが多い。たとえば、B5サイズの本は見開き状態でB4サイズになるが、半分の大きさのB5サイズで1ページずつコピーするなどである。
詳細には、図7(A)に示すように、ユーザは本などの見開き原稿60をコピーするページを開いてプラテンガラス50の上に伏せて載置し、プラテンガラス50における左後角部の原稿突き当て基準Sに位置を合わせて所定位置にセットする。この見開き原稿60を押さえながらスタートボタンを押下することにより、プラテンガラス50の左側端から右方向へのスキャンによって原稿画像が読み取られる。
ここで、通常コピーモードで、かつコピーサイズが見開きの半分のサイズに設定されていれば、設定サイズに応じたスキャン長Lに対応する見開き1ページ目61の領域(見開き全領域の半分の領域)が読取領域となり、見開き1ページ目61のみがコピーされる。見開き2ページ目62をコピーするには、図7(B)に示すように、見開き原稿60を上下反転させて見開き2ページ目62を上記の所定位置にセットするか、図7(C)に示すように、見開き原稿60を左に移動させて見開き2ページ目62を同様に所定位置にセットして、スタートボタンを押下することになる。
このように、通常コピーモードによる見開き原稿のページ毎のコピーでは、所望のページ位置を開きその一方のページ(たとえば、見開き1ページ目)を所定位置にセットしてスタートボタンを押下し、次に他方のページ(たとえば、見開き2ページ目)を所定位置にセットしてスタートボタンを押下する、といった作業を繰り返し行うことになるため、作業が煩雑になってしまう。
このような作業の煩雑性を解消する技術としては、「ブック連写」などと呼ばれる機能(モード)が知られている。このブック連写モードは、プラテンガラス上にセットされた見開き原稿の見開き全領域(見開き2ページ分の領域)をスキャンして半分の領域毎(1ページ毎)に出力するモードである。コピーの場合は、スタートボタンの1回の押下操作で、見開き全領域を半分ずつ2回に分けてスキャンしたり、1回のスキャンで取得した見開き全領域の画像データをメモリ上で分割したりするなどにより、自動的に原稿画像を分割して2枚の用紙に印刷(複写)するようにしている。
特開平10−268708号公報
本や冊子などのコピーにおいては、見開きの一方のページが白紙ページや広告ページなどである場合に、そのページは不要で他方のページのみをコピーしたいようなことが起こり得る。しかし、上記のブック連写モードでは見開きの2ページが自動的に1ページずつコピーされるようになっており、いずかを指定して1ページのみコピーするといったことができないため、不要な白紙ページや広告ページなどもコピーされてしまう。
このような無駄なコピーを回避するには、通常コピーモードを用いて所望のページのみをコピーするしかないが、その場合は、モードを切り替えたり、図7で説明したように原稿を上下反転させたり移動させたりしてセットし直さなければならなくなるため、面倒である。
また、通常コピーモードに限らずブック連写モードにおいても、見開き原稿をコピーする際は、見開きにしてプラテンガラス上に伏せた原稿を一方の手で押さえつつ他方の手でスタートボタンを押さなければならないため、作業性や操作性がよくない。
本発明は、上記の問題を解決しようとするものであり、読取台上の原稿を押さえた状態でも簡単に読取領域を指定することができる画像読取装置を提供することを目的としている。
かかる目的を達成するための本発明の要旨とするところは、次の各項の発明に存する。
[1]読み取り対象の原稿が載置される読取台と、
前記読取台上の原稿を読み取る読取部と、
前記原稿が前記読取台に押さえ付けられたときの押付領域を検出する検出部と、
前記検出部により検出された前記原稿の前記押付領域に基づいて前記読取部による前記原稿の読取領域を制御する制御部と、
を備える
ことを特徴とする画像読取装置。
上記発明では、読取台に載置された原稿が押さえ付けられたときの押付領域を検出し、この押付領域に基づいて原稿の読取領域を制御する。これにより、ユーザは読取台上の原稿を両手で押さえつつ、読み取りたい領域を強く押さえ付けるなどして、簡単に読取領域を指定できるようになる。
[2]前記検出部は、前記原稿が見開き状態で前記読取台に伏せて載置されて押さえ付けられたときのその原稿における見開きの一方のページと他方のページとを個別の前記押付領域として検出する
ことを特徴とする[1]に記載の画像読取装置。
上記発明では、本や冊子などの原稿(見開き原稿)を見開き状態で読取台に伏せて載置し押さえ付けたときに、その原稿における見開きの一方のページと他方のページとが個別の押付領域として検出されるようになる。これにより、本や冊子などの原稿に対してページ毎に読取領域を指定できるようになる。
[3]前記読取台に載置された前記原稿の長手方向を検知する検知部を備え、
前記制御部は、前記検知部により検知された前記原稿の長手方向が前記原稿の見開き方向であると判断して、前記検出部による検出結果に基づいて前記原稿における見開きの一方のページと他方のページとに対する前記読取領域の制御を行う
ことを特徴とする[2]に記載の画像読取装置。
上記発明では、読取台に載置された原稿(見開き原稿)の長手方向を検知し、その長手方向が原稿の見開き方向であると判断する。これにより、見開きの一方のページと他方のページとが識別可能となり、ページ毎に行う読取領域の制御が可能となる。
[4]前記制御部は、前記検出部による検出結果に基づいて前記原稿における見開きの一方のページまたは他方のページが前記押付領域であると判断した場合は、その押付領域であると判断した前記一方のページまたは前記他方のページを前記読取領域に決定する
ことを特徴とする[2]または[3]に記載の画像読取装置。
上記発明では、読取台上の原稿(見開き原稿)における見開きの一方のページまたは他方のページを押さえ付けることで、そのページを読取領域に指定することができる。
[5]前記制御部は、前記検出部による検出結果に基づいて前記原稿における見開きの一方のページと他方のページとが前記押付領域であると判断した場合は、前記一方のページと前記他方のページとを前記読取領域に決定する
ことを特徴とする[2]乃至[4]のいずれか1つに記載の画像読取装置。
上記発明では、読取台上の原稿(見開き原稿)における見開きの一方のページと他方のページを共に押さえ付けることで、両ページを読取領域に指定することができる。また、両ページを別々に押さえ付けて指定するような場合に比べ、操作が簡単になる。
[6]前記読取台には、前記原稿における見開きの一方のページと他方のページとの境界部が配置される基準線位置が設定されており、
前記検出部は、前記基準線位置の両側に振り分けて配設されている
ことを特徴とする[2]乃至[5]のいずれか1つに記載の画像読取装置。
上記発明では、読取台には、たとえば読取台の中央などの所定位置に原稿を載置しときに、見開きの一方のページと他方のページとの境界部が配置される基準線位置を予め設定しておく。原稿を上記の所定位置に載置したときには、基準線位置の両側に見開きの一方のページと他方のページとが配置される。この基準線位置の両側に検出部を振り分けて配設することにより、見開きの一方のページと他方のページとを個別の押付領域として検出することができる。
[7]前記制御部は、前記検出部により検出された前記原稿における前記押付領域の押付状態が所定条件を満足した場合に前記読取部による前記原稿の読み取り動作を開始させる
ことを特徴とする[1]乃至[7]のいずれか1つに記載の画像読取装置。
上記発明では、読取台上の原稿を押さえ付けたときの押付状態が所定条件を満足すると読み取り動作が自動的に開始される。所定条件は、たとえば、押さえ付け力(荷重)が所定値以上になる、もしくは、押さえ付けが所定時間継続される、もしくは、その両方を満たすなどの条件である。また、[4]のような見開きの一方のページまたは他方のページの押さえ付けでは、押さえ付けたページに対する押付状態が所定条件を満足すると読み取り動作が自動的に開始される。[5]のような見開きの一方のページおよび他方のページの押さえ付けでは、両ページに対する押付状態が所定条件を満足すると読み取り動作が自動的に開始される。
これにより、読取台上の原稿を両手で押さえた状態でも読み取りの開始操作が行えるようになり、作業性や操作性が向上する。特に[5]においては、両ページを共に押さえ付けるだけの1回の操作で両ページに対する読み取り動作を開始できるため、両ページを別々に押さえ付けるといった2回の操作を行うような場合に比べて、読み取りの開始操作が簡単になる。
本発明の画像読取装置によれば、読取台上の原稿を押さえた状態でも簡単に読取領域を指定できるようになる。したがって、利便性が向上すると共に、必要な領域(ページ)の画像のみを読み取って複写印刷するなどが可能となり、読取時間の低減や印刷コストの低減を図ることができる。
以下、図面に基づき本発明の実施の形態を説明する。
図1は、本発明の実施の形態に係る画像読取装置としての複写機10の概略構成を示している。複写機10は、原稿を読み取って画像データを取得するスキャナ機能や原稿を複写印刷するコピー機能などを備えている。また、スキャナ機能(スキャンモード)とコピー機能(コピーモード)には、原稿の全領域または設定された領域(サイズ)を1回のスキャンで読み取り、原稿画像を1つの画像データで出力する通常スキャンモードと、本や冊子、見開き資料などの見開き原稿(ブック原稿)の見開き全領域(見開き2ページ分の領域)をスキャンして読み取り、原稿画像を半分の領域毎(1ページ毎)の画像データで出力するブック連写モードとが設けられている。
ブック連写モードでは、たとえば、見開き全領域を半分ずつ2回に分けてスキャンしたり、1回のスキャンで取得した見開き全領域の画像データをメモリ上で分割したりするなどして、原稿画像を分割した2つの画像データで出力する。またブック連写モードには、後述するプラテンガラス上に載置された見開き原稿が押さえ付けられたときにその押さえ付けられたページ(押付領域)をスキャンするページ(読取領域)に決定する機能や、その押付状態が所定条件を満足した場合に自動的にスキャン動作(読み取り動作)を開始させる機能などが設けられている。
図1に示すように、複写機10は、制御部としてのCPU(Central Processing Unit)11に、バス12を介してROM13(Read Only Memory)と、RAM(Random Access Memory)14と、記憶部15と、表示部16と、操作部17と、スキャナ部18と、画像処理部19と、プリンタ部20と、原稿検知部21と、荷重検出部22とを接続して構成される。
CPU11は、ROM13に格納されているプログラムに基づいて複写機10の動作を制御する。RAM14はCPU11がプログラムを実行する際に各種データを一時的に格納するワークメモリとして使用されるほか、画像データを一時的に保存するための画像メモリなどにも使用される。記憶部15は、ハードディスク装置(Hard Disk Drive;HDD)などで構成され、各種の保存データなどを格納するほか、原稿のスキャンやコピーにおける画像データなども保存する。
表示部16は、液晶ディスプレイなどで構成され、操作画面、設定画面、案内画面などの各種の画面を表示する機能を果たす。操作部17は、モード選択ボタン、スタートボタン、ストップボタン、テンキーなどの各種のボタン類などで構成され、ユーザなどが複写機10に対して行う各種の操作を受け付ける機能を果たす。
スキャナ部18は、原稿を光学的に読み取って画像データを取得する機能を果たす。図2に示すように、スキャナ部18は、読み取り対象の原稿が載置されるプラテンガラス30(読取台)と、プラテンガラス30の上面を開放および閉塞する背面板31とを備えている。背面板31は、一側端部(図中では後側の端部)が図示しない複写機本体(スキャナ部18の筐体など)に回動可能に支持されて取り付けられている。さらにスキャナ部18は、たとえば、プラテンガラス30上の原稿に光を照射する光源と、原稿からの反射光を受光して原稿を主走査方向(プラテンガラス30の前後方向)に1ライン分読み取るイメージセンサと、イメージセンサによるライン単位の読み取り位置を副走査方向(プラテンガラス30の左右方向)に移動させるスキャン機構と、原稿からの反射光をイメージセンサに導いて結像させるレンズやミラーからなる光学経路(光学系)などを備えている。
画像処理部19は画像データに対して、画像補正、回転、拡大/縮小、圧縮/伸張など各種の画像処理を施す機能を果たす。
プリンタ部20は、入力された画像データに対応する画像を用紙に形成して出力する機能を果たす。たとえば、用紙の搬送装置と、感光体ドラムと、帯電装置と、レーザーユニットと、現像装置と、転写分離装置と、クリーニング装置と、定着装置などを備え、電子写真プロセスによって用紙上に画像を形成するレーザープリンタなどとして構成される。
原稿検知部21は、プラテンガラス30上の原稿の有無を検知すると共に、原稿のサイズと向きを検知する機能を果たす。たとえば、プラテンガラス30の下側に設けられた複数の反射型光電センサなどで構成されている。個々の反射型光電センサは、プラテンガラス30の下方平面における所定の位置に配置され、投光部から上方へ照射した光がプラテンガラス30上の原稿(検知物)に反射されて受光部に入射した場合に検知信号を出力する。原稿検知部21は、この複数の反射型光電センサによる検知信号の出力状況によって、プラテンガラス30上の原稿の有無や、原稿のサイズと向きを検知する。
また原稿検知部21は、ブック連写モードでは原稿の長手方向を検知する検知部としての機能も果たす。ブック連写モードでは、この原稿検知部21により検知された原稿の長手方向が原稿の見開き方向であると判断される。
荷重検出部22は、プラテンガラス30に加えられた荷重を検出すると共に、プラテンガラス30上の原稿が押さえ付けられたときの押付領域を検出する検出部としての機能を果たす。
図2に示すように、プラテンガラス30は下面の四隅などが支柱32に支持されて取り付けられている。荷重検出部22は、この支柱32の下部に設けられた4つの荷重センサなどで構成されている。個々の荷重センサは、プラテンガラス30に加えられた荷重(力)を支柱32を介して受け止め(図2の矢印P参照)、その荷重を電気信号に変換して出力する。
荷重センサとしては、外力によるひずみ量に応じて電気抵抗値を変化させる(出力電圧を変化させる)ひずみゲージ(ストレインゲージ)を用いたひずみゲージ方式、入力荷重の大きさに応じて出力電圧を変化させる圧電素子(ピエゾ素子)を用いた圧電素子方式などの各種方式の荷重センサを使用することができる。また、荷重センサに替えて汎用のロードセル(荷重変換器)などを使用してもよい。
荷重検出部22は、この4つの荷重センサなどが出力する電気信号の出力レベルの差によって、プラテンガラス30に加えられた荷重の最も大きい領域、すなわち、プラテンガラス30上の原稿が押さえ付けられたときの押付領域を検出する。
図3は、見開き原稿の一種であるブック原稿(書籍)を複写機10のブック連写モードでスキャンする際に、ブック原稿を見開きにしてプラテンガラス30の上に伏せて載置した状態を示している。
本実施の形態に係るブック連写モードでは、図示のようにブック原稿をプラテンガラス30上の中央に載置してセットする。上述したように、原稿検知部21は、プラテンガラス30上のブック原稿を検知すると共にそのサイズと長手方向も検知する。CPU11は、原稿検知部21が検知したブック原稿の長手方向をブック原稿の見開き方向と判断し、以下に説明する荷重検出部22による押付領域の検出モードをプラテンガラス30の左右方向または前後方向に切り替える。なお、プラテンガラス30の左右方向はスキャナ部18のスキャンにおける副走査方向(光学系スキャン方向)Xであり、前後方向は同スキャンにおける主走査方向(イメージセンサスキャン方向)Yである。
たとえば、図3(A)に示すように、ブック原稿40をプラテンガラス30の左右方向に見開いてプラテンガラス30上の中央に載置すると、ブック原稿40の長手方向として検知された左右方向が見開き方向であり、ブック原稿40が横向き〔SEF(Short Edge Feed;短辺(縦方向)給紙)の向き〕にセットされたと判断される。この場合は、ブック原稿40に対する押付領域の検出モードがプラテンガラス30の左右方向に切り替えられ、左側2つの荷重センサと右側2つの荷重センサの出力レベル(最大出力レベル)の相対差に基づいた検出が行われる。
図3(B)に示すように、ブック原稿50をプラテンガラス30の前後方向に見開いてプラテンガラス30上の中央に載置すると、ブック原稿50の長手方向として検知された前後方向が見開き方向であり、ブック原稿40が縦向き〔LEF(Long Edge Feed;長辺(横方向)給紙)の向き〕にセットされたと判断される。この場合は、ブック原稿50に対する押付領域の検出モードがプラテンガラス30の前後方向に切り替えられ、前側2つの荷重センサと後側2つの荷重センサの出力レベル(最大出力レベル)の相対差に基づいた検出が行われる。
たとえば、左右方向の検出モードとなる図3(A)の場合は、ブック原稿40の左右の両ページを両手で押さえつつ(図2の矢印F参照)、右手で押さえている右側のページ(本例での見開き1ページ目41)を強く押さえ付けると、プラテンガラス30の左側よりも右側に配置された2つの荷重センサの出力レベルが大きくなり、右側のページが押付領域として検出される。逆に左手で押さえている左側のページ(本例での見開き2ページ目42)を強く押さえ付けると、プラテンガラス30の右側よりも左側に配置された2つの荷重センサの出力レベルが大きくなり、左側のページが押付領域として検出される。左右の両ページをほぼ均等に強く押さえ付けると、4つの荷重センサの出力レベルがほぼ等しくなり、左右の両ページが押付領域として検出される。
このように、左右方向の検出モードでは、プラテンガラス30の左側領域と右側領域に加わる荷重の差に基づいて押付領域を検出している。そのため、プラテンガラス30の中央に載置したブック原稿40に対する押さえ付け箇所がプラテンガラス30の前側または後側に偏ったり、ブック原稿40の載置位置がプラテンガラス30の前側または後側にずれたために押さえ付け箇所がその前側または後側に偏ったりして、前側と後側の荷重センサの出力レベルに差が生じたとしても、左側と右側の荷重センサの最大出力レベルの差に基づいた検出により、上記のような左右のページに対する押付領域の特定が行われる。
また、ブック原稿40の載置位置がプラテンガラス30の左右方向に多少ずれて押さえ付け箇所が左右方向に多少ずれるような場合でも、左右方向の押さえ付け荷重の差を検出できる範囲であれば上記のような左右のページに対する押付領域の特定が可能であり、その範囲内であればブック原稿40の左右方向の位置ずれが許容される。
前後方向の検出モードとなる図3(B)の場合は、プラテンガラス30の前側と後側の荷重センサの出力レベル(最大出力レベル)の差に基づいて(プラテンガラス30の前側領域と後側領域に加わる荷重の差に基づいて)、ブック原稿50の前側のページ(本例での見開き1ページ目51)と後側のページ(本例での見開き2ページ目52)に対する押付領域の検出が行われる。
また、この場合も前後方向の検出モードと同様に、ブック原稿50の載置位置が左右方向にずれて押さえ付け箇所が左右方向にずれるなどして、左側と右側の荷重センサの出力レベルに差が生じたとしても、前側と後側の荷重センサの最大出力レベルの差に基づいた検出により、前後のページに対する押付領域の特定が行われる。ブック原稿50の載置位置が前後方向に多少ずれて押さえ付け箇所が前後方向に多少ずれるような場合でも、前後方向の押さえ付け荷重の差を検出できる範囲であれば前後のページに対する押付領域の特定が可能であり、その範囲内であればブック原稿50の前後方向の位置ずれが許容される。
また、原稿をプラテンガラス30の中央に載置しやすくするために、載置位置の基準を示す目印などを設けるようにしてもよい。たとえば、図3(A)、(B)に示すように、矩形状のプラテンガラス30においては、4辺の各中心部の外側近傍に、プラテンガラス30の中心を指し示す三角形の基準マーク(33、34)などを設けるようにしてもよい。
図3(A)の場合は、上下方向に対向する2つの基準マーク33を結んだ仮想基準線Syが、左右方向に見開いたブック原稿40をプラテンガラス30の中央に伏せて載置するときの左右方向の載置位置の基準(目安)となる。この2つの基準マーク33(仮想基準線Sy上)にブック原稿40の綴じ代部を合わせることにより、ブック原稿40の左右方向の位置ずれや傾きが抑えられ、仮想基準線Syを挟んで左右に配置された見開きの左右ページに対する押付領域の検出精度が向上する。
図3(B)の場合は、左右方向に対向する2つの基準マーク34を結んだ仮想基準線Sxが、前後方向に見開いたブック原稿50をプラテンガラス30の中央に伏せて載置するときの前後方向の載置位置の基準(目安)となる。この2つの基準マーク34(仮想基準線Sx上)にブック原稿50の綴じ代部を合わせることにより、ブック原稿50の前後方向の位置ずれや傾きが抑えられ、仮想基準線Sxを挟んで前後に配置された見開きの前後ページに対する押付領域の検出精度が向上する。
なお、上記のような基準マークを設けなくとも、プラテンガラス30の四隅に荷重センサを配設するなどの構成であれば、プラテンガラス30の中心を通る上記の仮想基準線Syや仮想基準線Sxは存在していることになる。
このように、プラテンガラス30には、中央に載置された原稿における見開きの一方のページと他方のページとの境界部(綴じ代部)が配置される基準線位置(仮想基準線Sy、Sx)が予め設定されており、荷重検出部22を構成する4つの荷重センサは、その基準線位置の両側に振り分けて配設されている。これにより、原稿が見開き状態でプラテンガラス30の中央に伏せて載置され押さえ付けられたときに見開きの一方のページと他方のページとを個別の押付領域として検出するようになっている。
詳細には、プラテンガラス30の中心を通る前後方向に沿った基準線位置(仮想基準線Sy)に対しては、その両側に(線対称位置に)荷重センサが2つずつ振り分けて配設されている。これにより、プラテンガラス30の左右方向に見開いて中央に載置された原稿の左側ページと右側ページとを個別の押付領域として検出するようになっている。
また、プラテンガラス30の中心を通る左右方向に沿った基準線位置(仮想基準線Sx)に対しては、その両側に(線対称位置に)荷重センサが2つずつ振り分けて配設されている。これにより、プラテンガラス30の前後方向に見開いて中央に載置された原稿の前側ページと後側ページとを個別の押付領域として検出するようになっている。
また、ブック連写モードでは、CPU11はプログラムを実行することで、荷重検出部22により検出された原稿(見開き原稿)の押付領域に基づいてスキャナ部18による原稿の読取領域を制御する機能を果たす。また、原稿検知部21により検知された原稿の長手方向が原稿の見開き方向であると判断して、荷重検出部22による検出結果に基づいて原稿における見開きの一方のページと他方のページとに対する読取領域の制御を行う機能を果たす。
読取領域の制御では、荷重検出部22による検出結果に基づいて原稿における見開きの一方のページまたは他方のページが押付領域であると判断した場合は、その押付領域であると判断したページのみを読取領域に決定する機能を果たす。荷重検出部22による検出結果に基づいて原稿における見開きの両ページが押付領域であると判断した場合は、その両ページを読取領域に決定する機能を果たす。
また、荷重検出部22により検出された原稿における押付領域の押付状態が所定条件を満足した場合にスキャナ部18による原稿の読み取り動作を開始させる機能を果たす。
次に、複写機10の動作について説明する。
図4〜図6は、複写機10によるスキャン処理の流れを示している。上述したように、ブック連写モードにおける原稿(見開き原稿)の押付領域の検出は、プラテンガラス30の左右方向(スキャンの副走査方向)または前後方向(スキャンの主走査方向)で行うことができる。ここでは、左右方向の検出モードのみを備えた構成と、左右方向と前後方向の両検出モードを備え、原稿の向き(長手方向)に応じて検出モードを自動的に切り替える構成との2通りの場合について説明する。前者は図4および図5に示し、後者は図4および図6に示している。
なお、前者は見開き原稿をプラテンガラス30の左右方向に見開いてセットする仕様である。この場合は原稿が左右方向に見開いてセットされることを前提としているため、見開き方向を自動判断する必要がない。そのため、原稿の向き検知は省略している。後者は見開き原稿をプラテンガラス30の左右方向または前後方向に見開いてセットできる仕様である。この場合は見開き方向を自動判断するために原稿の向き検知を行うようにしている。
[左右方向の検出モードのみの場合]
ユーザが複写機10の操作部17を通してスキャンモードまたはコピーモードを選択すると、CPU11は本処理を開始する(Start)。このスキャン/コピーモードの選択に加えて、通常スキャンモードが選択された場合は(ステップS101;No)、CPU11はスキャナ部18による原稿の読み取りを通常のスキャン動作で行わせ(ステップS102)、本処理を終了する(End)。通常のスキャン動作では、ユーザがプラテンガラス30上に原稿を載置し、スタートボタンを押下することで原稿の読み取りが開始される。そして、原稿の全領域または設定された領域(サイズ)が1回のスキャンで読み取られ、原稿画像は1つ(1ページ)の画像データで出力される。
ブック連写モードが選択された場合は(ステップS101;Yes)、CPU11はスキャナ部18による原稿の読み取りを見開き原稿(ブック原稿)に対応したスキャン動作で行わせる。ここでユーザは、本などの原稿をスキャンするページを開いてプラテンガラス30上の中央に左右方向に見開いた状態で伏せて載置する(図2参照)。CPU11は、ユーザによりプラテンガラス30の上に原稿が載置された後に、スタートボタンの押下を監視する(ステップS103)。
スタートボタンが押下されると(ステップS103;Yes)、CPU11はスキャナ部18による原稿の読み取りをブック連写のスキャン動作で行わせ(ステップS104)、本処理を終了する(End)。ブック連写のスキャン動作では、原稿検知部21による原稿サイズの検知後に、その検知サイズに対応する原稿の見開き全領域(左右の見開き2ページ分の領域)を左側のページと右側のページで2回に分けてスキャンしたり、1回のスキャンで取得した見開き全領域の画像データをメモリ上で左側のページと右側のページに分割したりするなどして、原稿画像は左右のページに分割された2つの画像データで出力される。
スタートボタンが押下されず(ステップS103;No)、プラテンガラス30上のブック原稿40が押さえ付けられた場合は(図2の矢印F参照)、荷重検出部22における4つの荷重センサから各々が検出した荷重(図2の矢印P参照)に応じたレベルの電気信号が出力され、CPU11に入力される(ステップS105)。CPU11は、この荷重検出部22からの電気信号に基づいて、ブック原稿40を押さえ付ける荷重の大きさや検出時間を判断する(ステップS106;No〜ステップS103のループ)。
荷重(4つの荷重センサのうちの最大検出荷重)が一定値以上になると、または、荷重が一定時間継続して検出されると(ステップS106;Yes)、CPU11は、原稿検知部21からの検知信号に基づく原稿サイズの検知と(ステップS107)、荷重検出部22からの電気信号に基づく押付領域の検出とを行う(ステップS108)。
続いて、CPU11は、原稿の左右領域(左右の両ページ)が押さえ付けられたか否かを判断する(ステップS109)。原稿の左右領域が押さえ付けられたと判断した場合は、すなわち、押付領域が原稿の左右領域であると判断した場合は(ステップS109;Yes)、原稿の左右領域(見開き全領域)を読取領域に決定し、スキャナ部18による原稿の読み取りを上述したブック連写のスキャン動作で行わせ(ステップS104)、本処理を終了する(End)。
ステップS109が否定判断の場合は(ステップS109;No)、左右領域のいずれが押付領域であるかを判断する(ステップS110)。
押付領域が原稿の左側領域であると判断した場合は(ステップS110;左側)、原稿の左側領域を読取領域に決定し、スキャナ部18による原稿の読み取りを左側領域のみとするスキャン動作で行わせ(ステップS111)、本処理を終了する(End)。
押付領域が原稿の右側領域であると判断した場合は(ステップS110;右側)、原稿の右側領域を読取領域に決定し、スキャナ部18による原稿の読み取りを右側領域のみとするスキャン動作で行わせ(ステップS112)、本処理を終了する(End)。
[左右/前後方向の検出モードを自動切替する場合]
CPU11は、上述した図4のステップS101〜ステップS106を同様に行い、ステップS107では、原稿検知部21からの検知信号に基づいて原稿のサイズと向きを検知する。
原稿が横向きである場合は、押付領域の検出モードを左右方向の検出モードに切り替え、ステップS108では、原稿の左右領域(左右の両ページ)が押さえ付けられたか否かを判断する。原稿の左右領域が押さえ付けられたと判断した場合は、すなわち、押付領域が原稿の左右領域であると判断した場合は(ステップS109;Yes)、原稿の左右領域(見開き全領域)を読取領域に決定し、スキャナ部18による原稿の読み取りを上述したブック連写のスキャン動作で行わせ(ステップS104)、本処理を終了する(End)。
ステップS109が否定判断の場合は(ステップS109;No)、図6のステップS120を経て(ステップS120;横向き)、ステップS121へ移行し、ステップS121〜ステップS123を上述した図5のステップS110〜ステップS112と同様に行い、本処理を終了する(End)。
ステップS107による原稿向きの検知結果で、原稿が縦向きである場合は、押付領域の検出モードを前後方向の検出モードに切り替え、ステップS108では、原稿の前後領域(前後の両ページ)が押さえ付けられたか否かを判断する。原稿の前後領域が押さえ付けられたと判断した場合は、すなわち、押付領域が原稿の前後領域であると判断した場合は(ステップS109;Yes)、原稿の前後領域(見開き全領域)を読取領域に決定し、スキャナ部18による原稿の読み取りをブック連写のスキャン動作で行わせ(ステップS104)、本処理を終了する(End)。
この場合のブック連写では、原稿の見開き全領域(前後の見開き2ページ分の領域)を前側のページと後側のページで2回に分けてスキャンしたり、1回のスキャンで取得した見開き全領域の画像データをメモリ上で前側のページと後側のページに分割したりするなどして、原稿画像は前後のページに分割された2つの画像データで出力される。
ステップS109が否定判断の場合は(ステップS109;No)、図6のステップS120を経て(ステップS120;縦向き)、ステップS124へ移行し、原稿の前後領域のいずれが押付領域であるかを判断する。
押付領域が原稿の前側領域であると判断した場合は(ステップS124;前側)、原稿の前側領域を読取領域に決定し、スキャナ部18による原稿の読み取りを前側領域のみとするスキャン動作で行わせ(ステップS125)、本処理を終了する(End)。
押付領域が原稿の後側領域であると判断した場合は(ステップS124;後側)、原稿の後側領域を読取領域に決定し、スキャナ部18による原稿の読み取りを後側領域のみとするスキャン動作で行わせ(ステップS126)、本処理を終了する(End)。
このように、本実施の形態に係る複写機10では、プラテンガラス30に載置された見開き状態の原稿が押さえ付けられたときの押付領域を検出し、この押付領域に基づいて原稿の読取領域(スキャン領域)を制御する。これにより、ユーザはプラテンガラス30上の原稿を両手で押さえつつ、スキャンしたい領域を強く押さえ付けるなどして、簡単に読取領域を指定できるようになる。特に、見開き状態の原稿における一方のページと他方のページとが個別の押付領域として自動的に検出されるため、本や冊子などの原稿に対してページ毎に読取領域を指定できるようになる。したがって、利便性が向上すると共に、必要な領域(ページ)の画像のみを読み取って複写印刷するなどが可能となり、読取時間の低減や印刷コストの低減を図ることができる。
また、プラテンガラス30に載置された原稿の長手方向を検知し、その長手方向が原稿の見開き方向であると判断することにより、見開きの一方のページと他方のページとが識別可能となり、ページ毎に行う読取領域の制御が可能となる。
また、見開きの一方のページまたは他方のページを押さえ付けることで、その押さえ付けたページのみを読取領域に指定することができ、両ページを共に押さえ付けることで、両ページを読取領域に指定することもできる(ブック連写)。特に後者の場合は、両ページを別々に押さえ付けて指定するような場合に比べ、操作が簡単になる。
また、プラテンガラス30の中央に載置された原稿の見開きページを個別の押付領域として検出する荷重検出部22は、上述したようなプラテンガラス30の四隅に配設した4つの荷重センサなどによる構成で実現できる。
また、原稿を押さえ付けたときの押付状態が所定条件を満足するとスキャン動作が自動的に開始されるため、原稿を両手で押さえた状態でもスキャンの開始操作が行えるようになり、作業性や操作性が向上する。特に見開き原稿の両ページをスキャンする場合は、両ページを共に押さえ付けるだけの1回の操作で両ページに対するスキャン動作を開始できるため、両ページを別々に押さえ付けるといった2回の操作を行うような場合に比べて、スキャンの開始操作が簡単になる。
以上、本発明の実施の形態を図面によって説明してきたが、具体的な構成は実施の形態に示したものに限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更や追加があっても本発明に含まれる。
たとえば、上述の実施の形態では、荷重検出部22(荷重センサ)をプラテンガラス30の支持部(支柱32の下側)に設けているが、プラテンガラス30の下面に接触させて配置するなどしてもよい。
荷重検出部22の構成についても、矩形状のプラテンガラス30の四隅に配設した4つの荷重センサなどの構成に限らない。たとえば、プラテンガラス30の対角部に荷重センサを2つだけ配設する構成でも、プラテンガラス30の中央に載置された原稿の見開きの左右ページまたは前後ページを個別の押付領域として検出することができる。プラテンガラス30の上面に透明の感圧スイッチを貼り着けるなどの構成によっても同様の検出が可能である。また感圧スイッチであれば、プラテンガラス30の中央以外に載置された原稿に対しても押付領域の検出が可能である。
プラテンガラス30の左右方向または前後方向で判断する押付領域の検出モードについては、原稿の向きに応じて自動的に切り替えるようにしているが、操作部17を通じて手動で切り替えるようにしてもよい。
原稿のサイズや向きは、原稿検知部21によって検知するようにしているが、プレスキャンによって検知するようにしてもよい。また、原稿検知部21やプレスキャンなどによる自動検知ではなく、操作部17を通じて設定するようにしてもよい。
また、上記の原稿検知部21やプレスキャンによってプラテンガラス30上の原稿の位置は検知可能であり、この原稿の位置と感圧スイッチなどで検出した押付領域(局所的な押付位置なども含む)とに基づいて原稿の読取領域を制御するようにしてもよい。
また、複写機10におけるプリンタ部20は、レーザ光に代えてLED(Light Emitting Diode)で感光体ドラムを走査露光するLEDプリンタなどの他の方式のプリンタとしてもよい。
また本発明は、実施の形態で説明した複写機に限らず、スキャナ機や複合機などの他の画像読取装置にも適用可能である。
本発明の実施の形態に係る画像読取装置としての複写機の概略構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態に係るスキャナ部におけるプラテンガラスなどの構成を示す外観図である。 本発明の実施の形態に係るプラテンガラスの上に見開き原稿が横向きまたは縦向きでセットされた状態を示す平面図である。 本発明の実施の形態に係る複写機によるスキャン処理を示す流れ図である。 図4のスキャン処理において、原稿の押付領域を左右方向のみで検出する場合のスキャン動作に係る処理ステップを示す流れ図である。 図4のスキャン処理において、原稿の押付領域を左右方向または前後方向で検出する場合のスキャン動作に係る処理ステップを示す流れ図である。 通常コピーモードで見開き原稿をページ毎にコピーする場合のプラテンガラス上への原稿のセットの仕方を説明する図である。
符号の説明
10…複写機
11…CPU
12…バス
13…ROM
14…RAM
15…記憶部
16…表示部
17…操作部
18…スキャナ部
19…画像処理部
20…プリンタ部
21…原稿検知部
22…荷重検出部
30…プラテンガラス
31…背面板
32…支柱
33…基準マーク
34…基準マーク
40…ブック原稿
41…見開き1ページ目
42…見開き2ページ目
50…プラテンガラス
50…ブック原稿
51…見開き1ページ目
52…見開き2ページ目
60…見開き原稿
61…見開き1ページ目
62…見開き2ページ目
L…スキャン長
S…原稿突き当て基準
Sx、Sy…仮想基準線
X…副走査方向
Y…主走査方向

Claims (7)

  1. 読み取り対象の原稿が載置される読取台と、
    前記読取台上の原稿を読み取る読取部と、
    前記原稿が前記読取台に押さえ付けられたときの押付領域を検出する検出部と、
    前記検出部により検出された前記原稿の前記押付領域に基づいて前記読取部による前記原稿の読取領域を制御する制御部と、
    を備える
    ことを特徴とする画像読取装置。
  2. 前記検出部は、前記原稿が見開き状態で前記読取台に伏せて載置されて押さえ付けられたときのその原稿における見開きの一方のページと他方のページとを個別の前記押付領域として検出する
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像読取装置。
  3. 前記読取台に載置された前記原稿の長手方向を検知する検知部を備え、
    前記制御部は、前記検知部により検知された前記原稿の長手方向が前記原稿の見開き方向であると判断して、前記検出部による検出結果に基づいて前記原稿における見開きの一方のページと他方のページとに対する前記読取領域の制御を行う
    ことを特徴とする請求項2に記載の画像読取装置。
  4. 前記制御部は、前記検出部による検出結果に基づいて前記原稿における見開きの一方のページまたは他方のページが前記押付領域であると判断した場合は、その押付領域であると判断した前記一方のページまたは前記他方のページを前記読取領域に決定する
    ことを特徴とする請求項2または3に記載の画像読取装置。
  5. 前記制御部は、前記検出部による検出結果に基づいて前記原稿における見開きの一方のページと他方のページとが前記押付領域であると判断した場合は、前記一方のページと前記他方のページとを前記読取領域に決定する
    ことを特徴とする請求項2乃至4のいずれか1つに記載の画像読取装置。
  6. 前記読取台には、前記原稿における見開きの一方のページと他方のページとの境界部が配置される基準線位置が設定されており、
    前記検出部は、前記基準線位置の両側に振り分けて配設されている
    ことを特徴とする請求項2乃至5のいずれか1つに記載の画像読取装置。
  7. 前記制御部は、前記検出部により検出された前記原稿における前記押付領域の押付状態が所定条件を満足した場合に前記読取部による前記原稿の読み取り動作を開始させる
    ことを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1つに記載の画像読取装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013157775A (ja) * 2012-01-30 2013-08-15 Sharp Corp 画像読み取り装置及びそれを備えた画像形成装置

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