JP2010056782A - 端末装置、管理サーバ、及びコンテンツ配信方法 - Google Patents

端末装置、管理サーバ、及びコンテンツ配信方法 Download PDF

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Abstract

【課題】ピアツーピア形式によるコンテンツデータの配信において、コンテンツ配信サーバ、上位ネットワークの負荷を軽減するネットワークを構成する。
【解決手段】ノード20は、管理サーバ10により公開日前に事前配信されるコンテンツデータ、及び他ノード20bから送信される再生対象のコンテンツデータを受信する受信部29と、受信部29により受信されたコンテンツデータを記録するコンテンツ記録部30と、コンテンツ記録部30に記録されたコンテンツデータに対する再生要求としてユーザ認証と復号化キーの送信要求を管理サーバ10に送信する認証・復号化キー要求部27と、再生要求に対する管理サーバ10からのコンテンツデータを有効化する復号化キーの応答に応じて、コンテンツ記録部30に記録されたコンテンツデータを再生する再生部24を有する。
【選択図】 図4

Description

本発明は、ネットワークを介してコンテンツデータを配信するシステムに適用される
近年、動画像データ等のコンテンツデータをインターネットワークのようなネットワークを介してサーバからクライアント端末それぞれに配信するコンテンツ配信サービスが利用され始めている。
また、最近では、サーバの負荷やネットワークトラフィックの増大を避けるために、コンテンツデータのストリームをピアツーピア形式で配信するコンテンツ配信システムが利用され始めている。このコンテンツ配信システムは、複数のノードをツリーのような階層構造で論理接続することによって論理ネットワークを構成し、サーバからのコンテンツデータのストリームをノードからノードへと順次転送していくものである。
このようにピアツーピア形式でコンテンツ配信を行うことにより、配信対象のクライアント端末の台数が増加した場合であっても、送信元となるサーバからコンテンツデータを直接的に送信することが必要なクライアント端末の数を低減することできる。また特定のサーバにトラフィックが集中するといった事態の発生を防止することも可能となる。
また従来では、ネットワーク資源及びサービスを効率的に利用するために、あるノードから要求された所望のサービスを提供するサービスノードを特定する方法が考えられている(特許文献1参照)。特許文献1に記載された方法では、ピアツーピアネットワークに接続可能なコンピュータシステムにおいて、クラスタリングアルゴリズムを適用し、サービスの提供を要求するノードに物理的に近い複数のノードのロケーション情報を記憶して、このロケーション情報に基づいてサービスを提供するようにしている。
特表2008−516528号公報
従来、コンテンツデータを配信する場合、コンテンツの配信を開始するコンテンツ公開日が決められたものがある。こうしたコンテンツの場合には、ネットワーク中の多数のノードから公開日に合わせてコンテンツ配信要求が出されることになる。この場合、ピアツーピア形式で配信するコンテンツ配信システムでは、上位ネットワーク、コンテンツ配信サーバにコンテンツ配信要求が集中してしまい、ネットワークやコンテンツ配信サーバの能力を越えてしまう可能性があった。こうした場合、コンテンツを視聴することができないユーザが発生してしまうおそれがあった。
本発明は上述の事情を考慮してなされたものであり、ピアツーピア形式によるコンテンツデータの配信において、コンテンツ配信サーバ、上位ネットワークの負荷を軽減するネットワークを構成することが可能な端末装置、管理サーバ、及びコンテンツ配信方法を提供することを目的とする。
上述の課題を解決するため、本発明の一態様によれば、複数のノードを含む階層構造の論理ネットワークを用いて管理サーバが提供するコンテンツデータをピアツーピア形式で配信するコンテンツ配信システムに適用され、前記複数のノードの任意の1つとして動作可能な端末装置であって、前記論理ネットワーク内の他ノードから送信される再生対象のコンテンツデータを受信するコンテンツデータ受信手段と、前記コンテンツデータ受信手段により受信されたコンテンツデータを記録するコンテンツ記録手段と、前記コンテンツ記録手段に記録されたコンテンツデータに対する再生要求を前記管理サーバに送信する第1の要求手段と、前記第1の要求手段による要求に対する前記管理サーバからの前記コンテンツデータを有効化する応答に応じて、前記コンテンツ記録手段に記録されたコンテンツデータを再生する再生手段とを具備したことを特徴とする。
本発明の別の態様によれば、複数のノードを含む階層構造の論理ネットワークを用いてコンテンツデータをピアツーピア形式で配信するコンテンツ配信システムに適用される管理サーバであって、前記複数のノードからそれぞれのネットワーク上の位置情報を受信する位置受信手段と、前記位置情報受信手段により受信された位置情報をもとに、ネットワークに含まれるノードを階層毎にクラスタ化するクラスタ化手段と、前記クラスタ化手段によってクラスタ化されたクラスタ内の複数のノードに対して、コンテンツの予約斡旋の通知を送信するコンテンツ斡旋通知送信手段と、前記コンテンツ斡旋通知送信手段により送信された通知に応じて前記ノードから送信される視聴予約を受信する視聴予約受信手段と、前記視聴予約受信手段により受信された視聴予約の数に基づいて、前記コンテンツの予約斡旋の通知を送信したクラスタ内のコンテンツを配置するノード数を設定するコンテンツ配置設定手段と、前記コンテンツ配置設定手段により設定されたノード数分のノードに対して、コンテンツデータを送信するコンテンツデータ送信手段とを具備したことを特徴とする。
本発明のさらに別の態様によれば、複数のノードを含む階層構造の論理ネットワークを用いて管理サーバが提供するコンテンツデータをピアツーピア形式で配信するコンテンツ配信方法であって、前記ノードは、前記コンテンツデータの公開日前に前記管理サーバが提供したコンテンツデータを受信して記憶しておき、前記公開日以降にユーザより指示されたコンテンツデータに対する再生要求を前記管理サーバに送信し、前記再生要求に対する前記管理サーバからの前記コンテンツデータを有効化する応答に応じて、前記記録されたコンテンツデータを再生することを特徴とする。
本発明によれば、ピアツーピア形式によるコンテンツデータの配信において、コンテンツ配信サーバ、上位ネットワークの負荷を軽減するネットワークを構成することが可能となる。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態を説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係るコンテンツ配信システムのネットワーク構成例が示されている。このコンテンツ配信システムは、複数のノードを含む階層構造の論理ネットワークを用いて、コンテンツデータをピアツーピア形式で配信することができるコンテンツ配信システムである。論理ネットワークは、例えば、インターネットのようなIPネットワーク上に構築されている。論理ネットワーク内に属するノード間のデータ転送は、IPネットワークを介して実行される。
図1に示すコンテンツ配信システムは、階層毎にクラスタ化することができるネットワークである。図1では、例えばレベル1クラスタ11は「港区」「品川区」…の階層に相当し、「港区」「品川区」…内にそれぞれ存在する複数のノードが、レベル1クラスタ11にクラスタ化することができる。また、レベル2クラスタ12は「23区」の階層に相当し、「23区」内に存在する複数のレベル1クラスタ11を含んでいる。同様にして、図1に示すコンテンツ配信システムは、レベル3クラスタ13、レベル4クラスタ14、…、レベルXクラスタ1Xのように、階層毎にクラスタ化することができる。
ネットワークの各階層には複数のノード(端末装置)が存在している(図1においては、個々のノードを図示していない)。各ノードは、インターネットのようなIPネットワークに接続可能な、例えば、パーソナルコンピュータ、TV、PDA(personal digital assistant)、携帯電話機、ゲーム機のような電子機器により構成される。
本実施形態におけるコンテンツ配信システムでは、ネットワーク中に配置される管理サーバ10によってコンテンツデータが提供される。管理サーバ10が提供するコンテンツデータは、各ノードが上位のノードから受信したコンテンツデータを1以上の下位のノードに転送することによって、コンテンツデータをノードからノードへと順次転送することができる。また、管理サーバ10は、何れかのクラスタに含まれる複数のノードに対して、コンテンツデータを配信することができる。
さらに、本実施形態におけるコンテンツ配信システムでは、コンテンツデータをコンテンツ公開前にクラスタ単位で事前配布し、クラスタ内のノード間でのコンテンツデータの転送、さらにクラスタ間でのコンテンツデータの転送をすることにより、管理サーバ10や上位ネットワークの負荷を軽減する及びコンテンツ配信方法を実現する。ここで、管理サーバ10から直接配布されるのは全ノードのうちの一部に対してだけであり、ノード間での転送が容易になった場合(一般には、始めから最後までの全体がそろった完全なコンテンツデータを保持するノードが十分な数(例えば数十台程度)となった場合)には、各ノード間の転送で、視聴予約/録画予約してきたノードに対してコンテンツが配布される。
以下、コンテンツ配信システムにおけるコンテンツデータの配信に伴うネットワークの負荷について説明する。
図2は、コンテンツを配信する管理サーバ10が設けられた上位ネットワークの転送トラフィックの変化を示す図である。図2(A)は、コンテンツ公開日にサーバからコンテンツを配布するサーバ集中型(あるいは十分な数のサーバが配置されていないCDN(contents delivery network))の場合の転送トラフィックの変化を示している。
図2(A)に示すように、サーバ集中型のシステムで、コンテンツ公開日に多数のノードからコンテンツの視聴要求が上位ネットワークに集中するため、コンテンツを配信するサーバやネットワークのデータ転送能力の限界ラインを超過する場合がある。こうした場合、限界ラインを越えた分のコンテンツ視聴要求に対しては、コンテンツデータの配信が不能となり、コンテンツを視聴できないユーザが発生してしまう。
これに対して、本実施形態におけるコンテンツ配信システムでは、図2(B)に示すように、管理サーバ10により、コンテンツ公開日前にコンテンツのプロモーション(視聴予約あるいは録画予約の斡旋)をするためのデータをクラスタ単位で配信する。
図3(A)(B)は、本実施形態におけるコンテンツ配信システムの上位ネットワークと下位ネットワークの転送トラフィックの変化を示す図である。管理サーバ10は、プロモーションのためのデータを、コンテンツ配信の対象とするクラスタ内のノードに対して配信する。そして、プロモーション(予約斡旋の通知)に対してノードから通知されるコンテンツの再生予約の状況をもとに、コンテンツデータを事前配置するノード数を決定して、クラスタ内の複数のノードに対してコンテンツデータを事前配布する。このため、図3(B)に示すように、コンテンツ公開日前に事前配布のためのトラフィックが増大する。
コンテンツ公開日以降では、コンテンツデータが事前配布されたノードでは、コンテンツデータが有効化されてコンテンツの視聴が可能となり、また事前配布されていないノードは、事前配布されたノードからコンテンツデータをダウンロード(事後配布)あるいはストリーミングすることで、上位ネットワークにトラフィックを発生させることなく、コンテンツデータを受信する。このため、図3(B)に示すように、コンテンツ公開日直後にトラフィックが増大するが、上位ネットワークにはトラフィックを増大させず、またクラスタ内には再生予約の状況に応じた数のノードにコンテンツデータが事前配布されているために、特定のノードによるコンテンツデータの転送が集中することもない。
さらに、コンテンツ公開日以降において、別のクラスタが同じコンテンツの配信対象となる場合には、コンテンツデータが配信されたノードから別のクラスタ内のノードに対してコンテンツデータを転送する。このため、図3(B)に示すように、上位ネットワークへのトラフィックを増大させることなく、別のクラスタ内のノードに対するコンテンツのデータの配信を実現することができる。
本実施形態におけるコンテンツ配信システムでは、ピアツーピア形式による動画像などのコンテンツデータの配信において、同一のコンテンツに対する視聴者がネットワーク的に狭い範囲、すなわち同一クラスタ内に多数存在する場合に、このクラスタにコンテンツデータを事前配布してキャッシュさせておき、クラスタ内のノード間、あるいはクラスタ間でコンテンツデータの転送をすることで、管理サーバ10には初回のコンテンツデータの配信後の負荷を大幅に軽減する。
また、コンテンツデータを所有しているノードが下位ネットワークに存在しても、ネットワーク的に距離が離れているとストリーミングによるコンテンツの配信が困難な状況となるが、本実施形態ではクラスタ毎にコンテンツを配信することで、コンテンツデータを所有しているノードがネットワーク的に近くに集中的に存在することになる。このため、上位ネットワークや管理サーバ10に対する負荷を増大することなく、コンテンツデータのダウンロードだけでなくストリーミングによるコンテンツの配信を可能とする。また、自らはストレージを持たずバッファ容量を十分に確保できない機器であってもストリーミングによってコンテンツの視聴が可能となる。
本実施形態におけるコンテンツ配信システムでは、前述したコンテンツ配信方法を実現するために、次のような(1)〜(6)の仕組みを実現する。
(1)ネットワーク内のノードのクラスタ化
(2)コンテンツのプロモーション(視聴予約あるいは録画予約の斡旋)とコンテンツの「関心度・人気度」に基づくコンテンツデータを配布するノード数の決定
(3)コンテンツ公開日より前のコンテンツデータの事前配布
(4)コンテンツ公開日の事前配布されたコンテンツデータの有効化
(5)コンテンツデータの各ノードにおける保持制御
(6)クラスタ内のノード間あるいはクラスタ間のコンテンツデータの転送
各仕組みの詳細な処理については後述する。
図4は、本実施形態におけるノード20(端末装置)に設けられるモジュールの構成を示すブロック図である。
ノード20は、位置情報登録部21、コンテンツ斡旋部22、視聴予約通知部23、再生部24、出力部25、入力部26、認証・復号化キー要求部27、コンテンツ所持ノード問い合わせ部28、受信部29、コンテンツ記録部30、及び転送部31の各モジュールが設けられている。
ノード20は、パーソナルコンピュータ等の電子機器により構成されるもので、プログラムを実行するプロセッサ、プログラムやデータを一時的に記憶するメモリ、プレイヤによって操作される入力装置、ディスプレイやスピーカ等の出力装置、ハードディスク装置などの記憶装置などを有している。ノード20は、プロセッサにより各モジュールを実現するためのプログラムを実行することにより、各モジュールによる処理を実行する。
位置情報登録部21は、例えば起動時などにおいて、ネットワーク上の自ノードの位置情報を管理サーバ10に登録する。位置情報としては、例えば端末間のホップ数、特定のサーバへのホップ数、ネットワークアドレス(IPv6(IPv4でも調査会社の情報を使えば可能))、特定のノードや管理サーバ10へのRTT(round trip time)などを用いることができる。また、位置情報としては、あるノードもしくはネットワーク上のサーバまでのネットワーク経路を示すデータがある。管理サーバ10は、ノード20からのネットワーク経路と、他ノードのネットワーク経路を比較した結果、途中のルータから一致する場合には、ネットワーク構造上、それ以下のネットワークで同クラスタとして検出することができる。また、位置情報としては、ノード20のユーザにより入力された住所情報を用いることができる。すなわち、ネットワーク事業者は、図1に示すように、地域毎に物理ネットワーク構造を構成していくことがあるため、住所情報を管理サーバ10に登録することで、管理サーバ10においてノードをクラスタ化することができる。位置情報登録部21により位置情報を登録することで、管理サーバ10において各ノードの位置情報をもとにネットワークを階層毎にクラスタ化することができる。
コンテンツ斡旋部22は、管理サーバ10からコンテンツ公開日前にコンテンツの予約斡旋の通知、すなわちコンテンツのプロモーションのためのデータを受信し、再生部24によって出力部25から出力させる。例えば、管理サーバ10は、番組表(EPG(Electronic Program Guide))や動画視聴サイトのWebページをネットワーク上に公開しており、このWebページにコンテンツ公開の告知を行う。ノード20のユーザがWebページ中の告知部分を選択することにより、管理サーバ10からプロモーション動画(予告編)等が提供される。コンテンツ斡旋部22は、プロモーション動画(予告編)のコンテンツデータを受信しながら、再生部24により再生させる(ストリーミング再生)。
視聴予約通知部23は、コンテンツ斡旋部22により出力されたプロモーションに対してユーザから指示されたコンテンツの再生予約を管理サーバ10に通知する。例えば、管理サーバ10が公開するコンテンツのプロモーション用のWebページでは視聴予約・録画予約を受け付けることができる。ノード20のユーザがWebページ中の視聴予約あるいは録画予約を選択することにより、コンテンツ斡旋部22は、管理サーバ10に対してコンテンツの再生予約を通知する。コンテンツの再生予約を通知することで、管理サーバ10において、プロモーションを行ったクラスタ内にコンテンツデータを事前配信するノード数を決定する。
再生部24は、コンテンツデータの再生を制御するもので、コンテンツ斡旋部22により受信されたプロモーション用のコンテンツデータ(予約斡旋の通知)や、コンテンツ記録部30に記録されたコンテンツデータの再生を制御する。再生部24は、管理サーバ10に対するコンテンツの再生要求に対する管理サーバ10からのコンテンツデータを有効化する応答に応じて、コンテンツ記録部30に記録されたコンテンツデータを再生する。有効化する応答としては、例えば、暗号化されたコンテンツデータを復号化するための復号化キーの応答がある。再生部24は、認証・復号化キー要求部27により管理サーバ10から受信される復号化キーを用いて、管理サーバ10あるいは他ノードから事前配布されたコンテンツデータを復号化してコンテンツの再生を行う。
出力部25は、再生部24により再生されるコンテンツなどをディスプレイやスピーカなどを通じて出力する。
入力部26は、ユーザ操作による指示を入力する。入力部26からはコンテンツ斡旋部22に対する視聴予約・録画予約の指示、認証・復号化キー要求部27に対するコンテンツの視聴・再生の要求などが入力される。
認証・復号化キー要求部27は、入力部26から入力されコンテンツの視聴・再生の要求に応じて、コンテンツ記録部30に記録されたコンテンツデータに対する再生要求を管理サーバ10に送信する。認証・復号化キー要求部27は、例えばコンテンツデータの再生要求として、ユーザ認証の実行要求、及びコンテンツデータを復号化するための復号化キーの送信要求を管理サーバ10に送信する。認証・復号化キー要求部27は、コンテンツデータの再生要求に対して、管理サーバ10からコンテンツデータを有効化する復号化キーを受信して、再生部24によるコンテンツの再生制御に提供する。
コンテンツ所持ノード問い合わせ部28は、コンテンツデータが事前配布されていない場合に、管理サーバ10からのプロモーション(視聴・録画の斡旋)に対する、ユーザによるコンテンツの視聴あるいは再生の要求に応じて、再生要求の対象とするコンテンツデータを記録している他ノードを管理サーバ10に問い合わせる。コンテンツ所持ノード問い合わせ部28は、管理サーバ10に対する問い合わせに応じて、管理サーバ10からノードリスト28aを受信する。ノードリスト28aには、再生対象とするコンテンツデータを記録しているノードを指定するノード識別情報が記録されている。管理サーバ10は、クラスタ内でコンテンツデータの転送を実行させる場合には、同一クラスタ内の他ノードのノード識別情報が記録されたノードリスト28aをコンテンツ所持ノード問い合わせ部28に送信する。なお、ノードリスト28aには、優先順位が付された複数のノード識別情報が記録されているものとする。
受信部29は、管理サーバ10あるいは他ノード20bからコンテンツデータを受信する。受信部29は、コンテンツ公開前に管理サーバ10から事前配信されるコンテンツデータを受信してコンテンツ記録部30に記録する。また、受信部29は、コンテンツ公開日以降において、コンテンツ所持ノード問い合わせ部28による問い合わせに対して管理サーバ10から通知されたノードリスト28aをもとに、ノードリスト28aに記録されたノード識別情報が示す他ノード20bにコンテンツデータの転送要求を送信して、他ノード20bから送信されるコンテンツデータを受信する。受信部29は、ノードリスト28aに付された優先順位が上位の他ノード20bからコンテンツデータの受信を試みる。対象とする他ノード20bがネットワークに接続されていない場合にはコンテンツデータの受信ができないため、次の優先順位のノード識別情報をもとにして、コンテンツデータの受信を実行する。ノードリスト28aには、管理サーバ10が各ノードにより登録された位置情報をもとに階層毎にクラスタ化したネットワーク中の自ノードと同一のクラスタに含まれる他ノードを示す識別情報が記録されている。また、ネットワーク的に近い他ノード20bが優先してノードリスト28aに記録されているものとする。なお、受信部29は、コンテンツデータを受信しながら再生するストリーミング型、及びコンテンツデータを受信してコンテンツ記録部30に記録しておくダウンロード型の何れのコンテンツデータの受信も可能である。受信部29は、ストリーミング視聴中にコンテンツデータの送信元のノードがネットワークが離脱(電源断など)した場合であっても、ノードリスト28aに記録された次の優先順位のノード識別情報をもとにして、他のノードからコンテンツデータを再開してストリーミング視聴を継続させる。
コンテンツ記録部30は、受信部29により受信されたコンテンツデータを記録する。本実施形態のコンテンツ配信システムでは、コンテンツデータは暗号化されており、コンテンツ記録部30では暗号化されたコンテンツデータが記録されているものとする。このコンテンツデータは、再生と機器に管理サーバ10から取得された復号化キーをもとに復号化されて再生されるものとする。
転送部31は、他ノード20aからコンテンツデータの転送要求を受信し、この受信された転送要求に対して、コンテンツ記録部30に記録されたコンテンツデータを転送要求元の他ノード20aに転送する。なお、転送部31は、ストリーミング型、及びダウンロード型の何れのコンテンツデータの送信も可能である。
図5は、本実施形態における管理サーバ10に設けられるモジュールの構成を示すブロック図である。
管理サーバ10は、プログラムを実行するプロセッサ、プログラムやデータを一時的に記憶するメモリ、ハードディスク装置などの記憶装置などを有している。管理サーバ10は、プロセッサにより各モジュールを実現するためのプログラムを実行することにより、各モジュールによる処理を実行する。
管理サーバ10は、トポロジ管理サーバ40、配信管理サーバ41、及び復号化キー管理サーバ42として機能させることができる。
トポロジ管理サーバ40には、ノード位置情報受信部50、クラスタ情報生成部51、及びコンテンツ斡旋部52のモジュールが設けられる。
ノード位置情報受信部50は、複数のノード20からそれぞれのネットワーク上の位置情報を受信する。位置情報としては、前述した位置情報登録部21において説明した各情報を用いることができる。なお、ノード位置情報受信部50は、ノード20から位置情報を受信するだけでなく、ネットワーク事業者(プロバイダ)からネットワーク構成情報を、各ノードの位置情報として取得するようにしても良い。
クラスタ情報生成部51は、ノード位置情報受信部50により受信された位置情報をもとに、ネットワークに含まれるノードを階層毎にクラスタ化する。クラスタ情報生成部51は、効率よくコンテンツデータの転送を可能とするネットワークを構築するため、ネットワーク構造をクラスタ化して整理する。クラスタ情報生成部51は、各ノードにより登録された個々の位置情報をもとに、各ノード間のネットワーク距離を推定し、ネットワーク的に近いノードから同一クラスタ(レベル1)としてまとめていく。1つのクラスタが形成されると、次にクラスタ間で距離を推定し、近いものから同一上位クラスタ(レベル2)としてまとめていく。これを繰り返して実行し、図1に示すような、階層レベルをもったクラスタ構造を形成していく。
コンテンツ斡旋部52は、コンテンツの公開日前に、クラスタ情報生成部51によってクラスタ化されたクラスタ内の複数(もしくは全て)のノードに対して、同一コンテンツのプロモーション(予約斡旋の通知)を送信する。また、コンテンツ斡旋部52は、例えば同じレベルの複数のクラスタのそれぞれに対して、異なるコンテンツのプロモーション(予約斡旋の通知)を送信することができる。
配信管理サーバ41には、視聴予約受信部54、コンテンツ配置設定部55、及びコンテンツ送信部56のモジュールが設けられる。
視聴予約受信部54は、コンテンツ斡旋部52により送信された通知に応じてノードから送信される視聴予約を受信する。
コンテンツ配置設定部55は、視聴予約受信部54により受信された視聴予約の数に基づいて、コンテンツの予約斡旋の通知を送信したクラスタ内のコンテンツを配置するノード数を設定する。
コンテンツ送信部56は、コンテンツ配置設定部55により設定されたノード数分のノードに対して、コンテンツデータを送信する。コンテンツ送信部56は、例えば視聴予約・録画予約をしたノード20を優先してコンテンツデータの事前配信を行う。また、視聴予約・録画予約をしていないノード20に対して、クラスタ内で他ノードにコンテンツデータを転送させるために、コンテンツデータを事前配信することも可能である。
復号化キー管理サーバ42には、視聴要求受信部57、ユーザ認証部58、及び復号化キー送信部59のモジュールが設けられる。
視聴要求受信部57は、ノード20からコンテンツの視聴要求を受信する。
ユーザ認証部58は、視聴要求受信部57により受信されたコンテンツの視聴要求に対して、視聴要求元のノードが予めコンテンツの配信対象となるユーザ登録がされているかユーザ認証を実行する。ユーザ認証部58は、例えばノード20からユーザIDやパスワードなどを受信して、事前に登録されたユーザIDとパスワードと一致するかを比較するなどしてユーザ認証を行う。
復号化キー送信部59は、ユーザ認証部58によるユーザ認証によって予め登録された正当なユーザであることが確認された場合に、視聴要求の対象とするコンテンツデータを有効化する復号化キーを生成して、視聴要求元のノード20に送信する。
また、管理サーバ10は、ノード20からコンテンツ所持ノードの問い合わせを受信すると、トポロジ管理サーバ40(クラスタ情報生成部51)により管理されるクラスタ構造と、配信管理サーバ41(コンテンツ送信部56)によりコンテンツデータが事前配信されたノードとをもとに、コンテンツデータの転送元とするノードのノード識別情報が記録されたノードリストを生成して、問い合わせ元のノード20に送信する。ノードリストには、問い合わせ元のノードを含むクラスタ内のコンテンツデータを事前配信したノード20のノード識別自が記録される。また、問い合わせ元のノード20とネットワーク的に距離が近い順に優先順位を付して複数のノード20のノード識別情報を記録するものとする。また、管理サーバ10は、プロモーション(予約斡旋の通知)に対する視聴予約に基づいて送信したコンテンツデータの公開日以降の問い合わせに対して、クラスタ毎に、それぞれ問い合わせ元のノードが含まれるクラスタとは異なる他のクラスタのノードのノード識別情報が記録されたノードリストを通知することも可能である。すなわち、クラスタ内の他ノードからのコンテンツデータの転送ではなく、クラスタ間でコンテンツデータの転送を実行させることができる。
なお、図5に示す構成では、管理サーバ10にトポロジ管理サーバ40、配信管理サーバ41、及び復号化キー管理サーバ42の全ての機能が含まれるとしているが、それぞれのサーバ40,41,42が独立してネットワーク上に配置されていても良いし、任意のサーバの機能(モジュール)を組み合わせてネットワーク上に配置された構成としても良い。
次に、本実施形態におけるコンテンツ配信システムにおけるノード20と管理サーバ10の動作について説明する。
まず、ノード20の管理サーバ10に対する位置情報の登録からコンテンツ公開日までの処理について、図6に示すフローチャートを参照しながら説明する。図6では、例えばレベル1クラスタ11に含まれる港区内の複数のノード(以下、ノード群11aと称する)を対象として説明する。
ノード群11aに含まれるノード20は、例えば起動時などにおいて、管理サーバ10に対して位置情報を送信する(ステップA1)。管理サーバ10(トポロジ管理サーバ40)は、ノード位置情報受信部50によりノード群11aの各ノード20から送信される位置情報を受信する。クラスタ情報生成部51は、ノード位置情報受信部50により受信された各ノード20の位置情報をもとに、ノード間距離情報を生成して(ステップB1)、階層毎のクラスタ構造を定義するクラスタ情報を生成して管理する(ステップB2)。
管理サーバ10は、配信管理サーバ41により、例えばコンテンツの公開日に応じた所定のタイミングで、クラスタ単位でプロモーションを開始する(ステップB3)。例えば、コンテンツ公開日の1週間前となった時点で、コンテンツの配信対象とするクラスタ内に含まれるノード20に対してプロモーションを実施する。例えば、Webページを通じて、コンテンツの紹介と視聴予約・録画予約の斡旋を行う。
例えば、ノード群11aに含まれる各ノード20は、管理サーバ10が公開するWebページにアクセスすることで、コンテンツを斡旋する画面を表示する(ステップA2)。
図7には、ノード20において表示されるプロモーション用のVOD(Video On Demand)・ストリーミングサービス画面の一例を示している。図7に示すサービス画面の例では、プロモーション動画(予告編)の再生や視聴予約・録画予約をユーザが任意に選択することができる。また、プロモーション期間にプロモーション動画(予告編)の再生を実行した場合には、通常価格より割引きになるメッセージ、例えば「今、視聴予約/録画予約すると50%OFF」などのメッセージを付加して、コンテンツの積極的なプロモーションを実行するようにしても良い。また、対象とするコンテンツ以外の他のコンテンツをリストから外すなどして非積極的なプロモーションを実行しても良い。
ノード群11aは、ユーザにより図7に示すサービス画面中の予約ボタン(視聴・録画予約)が選択されると(ステップA3)、管理サーバ10に対して視聴予約イベントを送信する(ステップA4)。管理サーバ10の配信管理サーバ41は、視聴予約受信部54により視聴予約イベントを受信する。また、コンテンツ配置設定部55は、視聴予約受信部54により受信された視聴予約イベントに応じて、視聴予約数をカウントする(ステップB4)。また、コンテンツ配置設定部55は、視聴予約数のカウント数をもとにして、コンテンツの配信対象とするクラスタ内にコンテンツデータを事前配布するノード数を決定する(ステップB5)。コンテンツ送信部56は、コンテンツ配置設定部55により決定されたノード数のノード20に対して、コンテンツ公開日までの間にコンテンツデータを配信する(ステップB6)。すなわち、コンテンツ公開日前までに、コンテンツの配信対象とするクラスタ内において、コンテンツを視聴しようとする全てのノード20にコンテンツデータが事前配信される、あるいは同一クラスタ内の他ノードからコンテンツデータが視聴(ストリーミング、ダウンロード)に支障を発生させることなく転送可能な状態にする。
図8は、配信管理サーバ41によるコンテンツデータの配信処理を示す図である。
図8に示すように、管理サーバ10によるプロモーションに対して、予約要求(視聴予約・録画予約)61があった場合には、配信管理サーバ41は、この視聴予約の要求数をカウントする。なお、図6では、視聴予約がユーザにより選択された場合に視聴予約数をカウントしているが、コンテンツの予告編再生要求60についてもカウントする。配信管理サーバ41は、予告編要求60と予約要求61の回数をもとに、コンテンツに対するユーザの「関心度・人気度」を推定し、コンテンツデータを事前配信するノード数を決定する。
なお、コンテンツデータの配信は、コンテンツデータを複数に分割したコンテンツ(片)単位で配信されるものとする。以下の説明ではコンテンツ(片)の配信として説明する。
図9は、「港区」のレベル1クラスタ11に該当するノード群11aに対するコンテンツ公開日前のコンテンツ(片)の配布の様子を示す図である。
図9に示すように、配信管理サーバ41から例えばクラスタ内の1段目のノード20にコンテンツ(片)が事前配信されると、この1段目のノード20から他の段目(2〜5段目)に該当するノード20に対して、ピアツーピア形式で、順次、コンテンツ(片)を転送する。これにより、クラスタ内の必要数のノード20に対してコンテンツ(片)を事前に配置することができる。
なお、図9に示すように、1つのノード20から転送を繰り返してコンテンツ(片)を事前配信するだけでなく、管理サーバ10や上位ネットワークの負荷が大幅に増加しない範囲で、管理サーバ10から各ノード20に対してコンテンツ(片)を直接配信するようにしても良い。また、管理サーバ10から直接複数のノード20に対してコンテンツ(片)を配信し、この複数のノード20から図9に示すように、各ノード20に対してコンテンツ(片)を転送するようにしても良い。
次に、コンテンツ公開日から次のコンテンツのプロモーション開始までの処理について、図10に示すフローチャートを参照しながら説明する。図10では、コンテンツ(片)が事前配信されたノード群11a1の他に、同一クラスタ内のコンテンツ(片)が事前配信されていないノード群11a2を示している。
コンテンツの公開日以降では、コンテンツ(片)が事前配信されたノード群11a1に含まれるノード20は、ユーザからコンテンツの視聴・再生が指示されると(ステップC1)、認証・復号化キー要求部27により管理サーバ10に対して、コンテンツ記録部30に記録されたコンテンツ(コンテンツ(片))に対する再生要求を管理サーバ10に送信する。ここでは、管理サーバ10に対して、ユーザ認証の実行要求、及びコンテンツデータを復号化するための復号化キーの送信要求を管理サーバ10に送信する(ステップC2)。
管理サーバ10の復号化キー管理サーバ42は、ノード20からのユーザ認証要求を受信すると、ユーザ認証部58により例えばユーザIDやパスワードをもとにユーザ認証処理を実行する(ステップD1)。復号化キー送信部59は、ユーザ認証により正当なユーザ(ノード20)からの視聴要求であることが確認されると、再生対象とするコンテンツに対する復号化キーを生成し(ステップD2)、再生要求元のノード20に対して送信する(ステップD3)。
ノード20の認証・復号化キー要求部27は、管理サーバ10から復号化キーを受信すると、この復号化キーを再生部24に提供する。再生部24は、復号化キーを用いて、コンテンツ記録部30に記録されたコンテンツ(片)を復号化して、出力部25により再生出力させる(ステップC3)。
図11には、前述した復号化キーによるコンテンツの有効化の詳細を示すフローチャートである。
コンテンツの視聴要求をしたノード20は、ユーザID及びパスワードを指定して、ユーザ認証と復号化キーの送信要求を管理サーバ10(復号化キー管理サーバ42)に対して送信する(ステップ70)。
復号化キー管理サーバ42は、ユーザ認証処理によって、正当なユーザでありコンテンツの視聴権があると判断された場合には(ステップ71、Yes)、復号化キーを生成して、視聴要求元のノード20に送信する。ノード20は、復号化キーを復号化キー管理サーバ42から受信されると(ステップ74、Yes)、この復号化キーをもとにコンテンツ(片)の暗号化を解除してコンテンツの視聴を開始する(ステップ75)。
これに対して、復号化キー管理サーバ42は、ユーザ認証により正当なユーザと判断されなかった場合には、ノード20に対して拒否応答を送信する(ステップ73)。ノード20は、復号化キー管理サーバ42からの拒否応答に対して(ステップ74、No)、コンテンツの再生失敗としてユーザに通知する。
ところで、管理サーバ10は、コンテンツ公開日以降では、コンテンツ(片)が事前配信されていないノード群11a2に対して、コンテンツのプロモーション(視聴・録画の斡旋)を行う(ステップD4)。
例えば、ノード群11a2に含まれる各ノード20は、管理サーバ10が公開するWebページにアクセスすることで、コンテンツを斡旋する画面を表示する(ステップE1)。
図12には、ノード20において表示されるプロモーション用のVOD(Video On Demand)・ストリーミングサービス画面の一例を示している。図11に示すサービス画面の例では、公開中のコンテンツについてのプロモーション動画(予告編)の再生や視聴・再生実行をユーザが任意に選択することができる。また、コンテンツ公開後のプロモーション期間に視聴・再生を実行した場合には、通常価格より割引きになるメッセージ、例えば「今、視聴すると30%OFF」などのメッセージを付加して、コンテンツの積極的なプロモーションを実行するようにしても良い。
コンテンツの公開日以降では、コンテンツ(片)が事前配信されていないノード群11a2に含まれるノード20は、ユーザからコンテンツの視聴・再生が指示されると(ステップE2)、ユーザ認証のためのユーザIDやパスワードと共に、コンテンツ所持ノード問い合わせ部28により同一クラスタ内のコンテンツデータを所持しているノードの問い合わせを送信する(ステップE3)。
管理サーバ10は、ユーザ認証処理により正当なユーザであると判断されると、問い合わせ元のノード20に対して、コンテンツデータを記録しているノード20のノード識別情報が記録されたノードリストを送信する(ステップD5)。
ノード群11a2中のノード20は、管理サーバ10から受信したノードリスト28aに記録されたノード識別情報をもとに、例えばノード群11a1に含まれる他ノード20に対して、コンテンツ(片)の転送要求を送信する。コンテンツ(片)の転送要求を受信したノード群11a1内のノード20は、自ノードに記録されているコンテンツ(片)を、転送要求元のノード20に転送する(ステップC3、E4)。コンテンツ(片)を他ノードから受信したノード20は、コンテンツ(片)をコンテンツ記録部30に記録する。
コンテンツ(片)の転送を受けたノード20は、認証・復号化キー要求部27により管理サーバ10に対して、他ノードから受信して、コンテンツ記録部30に記録したコンテンツ(コンテンツ(片))に対する再生要求を管理サーバ10に送信する。ここでは、管理サーバ10に対して、ユーザ認証の実行要求、及びコンテンツデータを復号化するための復号化キーの送信要求を管理サーバ10に送信する(ステップE5)。
管理サーバ10の復号化キー管理サーバ42は、ノード20からのユーザ認証要求を受信すると、ユーザ認証部58により例えばユーザIDやパスワードをもとにユーザ認証処理を実行する(ステップD6)。復号化キー送信部59は、ユーザ認証により正当なユーザ(ノード20)からの視聴要求であることが確認されると、再生対象とするコンテンツに対する復号化キーを生成し(ステップD7)、再生要求元のノード20に対して送信する(ステップD8)。
ノード20は、他ノードから転送されたコンテンツ(片)を有効化する復号化キーを受信し、この復号化キーによりコンテンツ(片)を再生する。
このように、コンテンツ公開日以降においても、公開中のコンテンツに対する視聴・再生要求に対して、同一クラスタ内の他のノードからコンテンツ(片)を転送して、コンテンツを再生出力することができる。従って、管理サーバ10や上位ネットワークに対する負荷を発生させないですむ。
次に、管理サーバ10は、「港区」のクラスタ内のノード20に対しては、次のコンテンツ(コンテンツB)に対するプロモーション(視聴予約・録画予約の斡旋)を実施し(ステップD8)、また別のクラスタ(例えば「渋谷区」)に含まれるノード群11cに対して、先に「港区」のクラスタに対して配信していたコンテンツ(コンテンツA)のプロモーションを実施する(ステップD9)。ここでは、管理サーバ10は、複数の異なるクラスタのそれぞれに対して、異なるコンテンツのプロモーションを実施することによって、クラスタ間でコンテンツ(片)を移行/転送させるための管理を行う(図13)。
「港区」のクラスタ内のノード20は、コンテンツBについてのプロモーション用の画面を表示し、また「渋谷区」のクラスタ内のノード20は、コンテンツAについてのプロモーション用の画面を表示して、それぞれのユーザに対して、コンテンツの視聴・録画予約の指示を促す(ステップE7、F1)。
次に、次のコンテンツのプロモーションから次のコンテンツ視聴までの処理について、図13に示すフローチャートを参照しながら説明する。ここでは、クラスタ間でのコンテンツ(片)の転送を実行する場合について示す。
図10のステップD8,D9において、管理サーバ10が複数の異なるクラスタのそれぞれに対して、異なるコンテンツのプロモーションを実施することにより、それぞれのクラスタ内のノード20は、管理サーバ10からのプロモーションに応じたサービス画面を表示し、クラスタ毎に異なるコンテンツの視聴・録画予約の指示を促す(ステップG1、H1)(図10におけるステップE7,F1と同じ)。
ここで、「港区」のクラスタ内のノード20において、コンテンツBに対するプロモーションに対して、ユーザから視聴・録画予約の要求があった場合には、管理サーバ10に対してコンテンツ所持ノードの問い合わせが送信される(ステップG3)。同様にして、「渋谷区」のクラスタ内のノード20において、コンテンツAに対するプロモーションに対して、ユーザから視聴・録画予約の要求があった場合には、管理サーバ10に対してコンテンツ所持ノードの問い合わせが送信される(ステップH3)。
管理サーバ10は、各クラスタのノード20からのコンテンツ所持ノードの問い合わせに対して、前述したようにユーザ認証処理を実行して、ユーザ認証処理により正当なユーザであると判断されると、問い合わせ元のノード20に対して、コンテンツデータを記録しているノード20のノード識別情報が記録されたノードリストを送信する(ステップJ1)。
ここでは、「港区」のクラスタに対しては先にコンテンツAの配信を行っており、同クラスタ内のノードにはコンテンツAのコンテンツ(片)が記憶されている。従って、管理サーバ10は、「渋谷区」のクラスタ内のノード20からの問い合わせに対して、「港区」のクラスタ内のノードのノード識別情報が記録されたノードリストを送信する。
「渋谷区」のクラスタ内のノード20は、ノードリストに記録されたノード識別情報をもとに、「港区」のクラスタ内のノードに対して、コンテンツ(片)の転送要求を送信することで、コンテンツAについてのコンテンツ(片)を転送してもらう(ステップG4,H4)。この場合、レベル1クラスタ11の上位ノード(ルータ)のみを介してコンテンツ(片)の転送が行われるため、それより上位のネットワーク及び管理サーバ10に対しては負荷がかからない。
コンテンツの公開日以降では、コンテンツAのコンテンツ(片)を他クラスタから事前配信された「渋谷区」のクラスタ内のノード20は、ユーザからコンテンツの視聴・再生が指示されると(ステップH5)、認証・復号化キー要求部27により管理サーバ10に対して、コンテンツ記録部30に記録されたコンテンツA(コンテンツ(片))に対する再生要求を管理サーバ10に送信する。ここでは、管理サーバ10に対して、ユーザ認証の実行要求、及びコンテンツデータを復号化するための復号化キーの送信要求を管理サーバ10に送信する(ステップH6)。
管理サーバ10の復号化キー管理サーバ42は、ノード20からのユーザ認証要求を受信すると、ユーザ認証部58により例えばユーザIDやパスワードをもとにユーザ認証処理を実行する(ステップJ2)。復号化キー送信部59は、ユーザ認証により正当なユーザ(ノード20)からの視聴要求であることが確認されると、再生対象とするコンテンツに対する復号化キーを生成し(ステップJ3)、再生要求元のノード20に対して送信する(ステップJ4)。
ノード20の認証・復号化キー要求部27は、管理サーバ10から復号化キーを受信すると、この復号化キーを再生部24に提供する。再生部24は、復号化キーを用いて、コンテンツ記録部30に記録されたコンテンツ(片)を復号化して、出力部25により再生出力させる(ステップH7)。
なお、管理サーバ10は、各クラスタのノード20に保持されたコンテンツ(片)の保持期間を制御している。すなわち、ノード20においてコンテンツの視聴が終わったとしても、同一クラスタ内の他のノード20にコンテンツ(片)を転送したり、あるいはクラスタ間でコンテンツ(片)を転送したりする可能性があるため、コンテンツ公開終了日までは各ノード20にコンテンツ(片)を記録させておく
管理サーバ10は、各ノード20に記録されたコンテンツ(片)が不要となった時点で、各ノード20に対してコンテンツ(片)削除指示を送信する(ステップJ5、J6)。各ノード20は、コンテンツ(片)削除指示に応じて、コンテンツ記録部30に記録された該当するコンテンツ(片)を削除する。
図14には、前述したクラスタ間でのコンテンツデータの転送の様子を示している。図14に示す例では、3つのクラスタ「港区」「品川区」「渋谷区」のノード群11a,11b,11cを示している。
例えば、今週公開の人気が出そうなコンテンツA,B,Cがあるものとする。この場合、状態Aに示すように、「港区」のノード群11aに対してはコンテンツA、「品川区」のノード群11bに対してはコンテンツB、「渋谷区」のノード群11cに対してはコンテンツCをそれぞれ重点的にプロモーションし、コンテンツデータを事前配布する。各クラスタのノード群11a,11b,11cは、コンテンツ公開日以降になると、状態Bに示すように、それぞれに配布されたコンテンツの視聴を行う。
次に、コンテンツの視聴のピークを越えたあたりで、状態Cに示すように、異なるクラスタのそれぞれに対して、異なるコンテンツのプロモーションを実施する。つまり、「港区」のノード群11aに対してはコンテンツB、「品川区」のノード群11bに対してはコンテンツC、「渋谷区」のノード群11cに対してはコンテンツAをそれぞれ重点的にプロモーションする。そして、ノード20における視聴・録画要求に応じて、状態Dに示すように、コンテンツデータをクラスタ間で転送する。これにより、各クラスタ内のノード群11a,11b,11cは、それぞれ異なるコンテンツを視聴可能となる(状態Cにおける別のコンテンツ斡旋は、クラスタ間転送のトラフィックが同じ期間に重ならないよう、意図的にずらすようにしてもよい)。
以下、同様にして、それぞれのクラスタへ別のコンテンツをプロモーションする手順を繰り返して実行していく。こうして、コンテンツのプロモーションを利用して、コンテンツデータの転送をネットワークの下位レベルへ局所化させることで、ネットワーク的に近距離にある他のクラスタ間での転送とすることで、上位ネットワーク、管理サーバ10に負荷をかけずに、別のコンテンツを配信していくことが可能となる。
このようにして、本実施形態におけるコンテンツ配信システムでは、多数のユーザによりコンテンツの視聴が行われる状況であっても、コンテンツ配信サーバ、上位ネットワークの負荷を軽減するネットワークを構成することが可能なので、サーバやネットワークの能力を向上させるための設備コスト増を招くことなく、ネットワーク/サーバビジーなどで視聴できないなどの障害を抑え、快適なコンテンツ視聴環境を提供することができる。
なお、前述した説明では、管理サーバ10からノード20に対して、配信対象とするコンテンツについて斡旋(プロモーション)し、この斡旋に対する視聴予約イベントの数に応じて、クラスタ内におけるコンテンツ配置ノード数を決定しているが、管理サーバ10からの斡旋をしないでコンテンツ配置ノード数を決定するようにしても良い。
例えば、何れかのクラスタにおいて、実際にコンテンツの視聴/録画を実行したノード数をもとに、他のクラスタ内において必要とするコンテンツ配置ノード数を決定するようにしても良い。
また、本発明は、上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。更に、異なる実施形態に構成要素を適宜組み合わせてもよい。
また、前述した実施の形態において記載した処理は、コンピュータに実行させることのできるプログラムとして、例えば磁気ディスク(フレキシブルディスク、ハードディスク等)、光ディスク(CD−ROM、DVD等)、半導体メモリなどの記録媒体に書き込んで各種装置に提供することができる。また、通信媒体により伝送して各種装置に提供することも可能である。コンピュータは、記録媒体に記録されたプログラムを読み込み、または通信媒体を介してプログラムを受信し、このプログラムによって動作が制御されることにより、上述した処理を実行する。
本発明の一実施形態に係るコンテンツ配信システムのネットワーク構成例を示す図。 コンテンツを配信する管理サーバ10が設けられた上位ネットワークの転送トラフィックの変化を示す図。 本実施形態におけるコンテンツ配信システムの上位ネットワークと下位ネットワークの転送トラフィックの変化を示す図。 本実施形態におけるノード20(端末装置)に設けられるモジュールの構成を示すブロック図。 本実施形態における管理サーバ10に設けられるモジュールの構成を示すブロック図。 本実施形態におけるノード20の管理サーバ10に対する位置情報の登録からコンテンツ公開日までの処理について示すフローチャート。 ノード20において表示されるプロモーション用のVOD(Video On Demand)・ストリーミングサービス画面の一例を示す図。 本実施形態における配信管理サーバ41によるコンテンツデータの配信処理を示す図。 「港区」のレベル1クラスタ11に該当するノード群11aに対するコンテンツ公開日前のコンテンツ(片)の配布の様子を示す図。 本実施形態におけるコンテンツ公開日から次のコンテンツのプロモーション開始までの処理について示すフローチャート。 復号化キーによるコンテンツの有効化の詳細を示すフローチャート。 ノード20において表示されるプロモーション用のVOD(Video On Demand)・ストリーミングサービス画面の一例を示す図。 本実施形態における次のコンテンツのプロモーションから次のコンテンツ視聴までの処理について示すフローチャート。 クラスタ間でのコンテンツデータの転送の様子を示す図。
符号の説明
10…管理サーバ、20(20a,20b)…ノード、22…位置情報登録部、22…コンテンツ斡旋部、23…視聴予約通知部、24…再生部、25…出力部、26…入力部、27…認証・復号化キー要求部、28…コンテンツ所持ノード問い合わせ部、28a…ノードリスト、29…受信部、30…コンテンツ記録部、31…転送部、40…トポロジ管理サーバ、41…配信管理サーバ、42…復号化キー管理サーバ、50…ノード位置情報受信部、51…クラスタ情報生成部、52…コンテンツ斡旋部、54…視聴予約受信部、55…コンテンツ配置設定部、56…コンテンツ送信部、57…視聴要求受信部、58…ユーザ認証部、59…復号化キー送信部。

Claims (13)

  1. 複数のノードを含む階層構造の論理ネットワークを用いて管理サーバが提供するコンテンツデータをピアツーピア形式で配信するコンテンツ配信システムに適用され、前記複数のノードの任意の1つとして動作可能な端末装置であって、
    前記論理ネットワーク内の他ノードから送信される再生対象のコンテンツデータを受信するコンテンツデータ受信手段と、
    前記コンテンツデータ受信手段により受信されたコンテンツデータを記録するコンテンツ記録手段と、
    前記コンテンツ記録手段に記録されたコンテンツデータに対する再生要求を前記管理サーバに送信する第1の要求手段と、
    前記第1の要求手段による要求に対する前記管理サーバからの前記コンテンツデータを有効化する応答に応じて、前記コンテンツ記録手段に記録されたコンテンツデータを再生する再生手段と
    を具備したことを特徴とする端末装置。
  2. 他ノードからコンテンツデータの転送要求を受信する転送要求受信手段と、
    前記転送要求受信手段により受信された転送要求に対して、前記コンテンツ記録手段に記録されたコンテンツデータを転送要求元の前記他ノードに転送する転送手段とをさらに具備することを特徴とする請求項1記載の端末装置。
  3. ネットワーク上の自ノードの位置情報を前記管理サーバに登録する位置情報登録手段と、
    コンテンツデータに対する再生要求を前記管理サーバに送信する第2の要求手段と、
    前記第2の要求手段による要求に応じて、再生要求の対象とするコンテンツデータを記録している他ノードを問い合わせる問い合わせ手段と、
    前記問い合わせ手段による問い合わせに対して前記管理サーバから通知される、前記管理サーバが前記位置情報をもとに階層毎にクラスタ化したネットワーク中の自ノードと同一のクラスタに含まれる他ノードに対して、コンテンツデータの転送要求を送信する転送要求送信手段とをさらに具備し、
    前記コンテンツデータ受信手段は、前記転送要求送信手段により送信した転送要求に応じて前記他ノードから送信されたコンテンツデータを受信することを特徴とする請求項2記載の端末装置。
  4. 前記管理サーバからコンテンツの予約斡旋の通知を受信するコンテンツ斡旋通知受信手段と、
    前記コンテンツ斡旋通知受信手段により受信された予約斡旋の通知を出力する斡旋出力手段と、
    前記斡旋出力手段による出力に対してユーザから指示されたコンテンツの再生予約を前記管理サーバに通知する予約通知手段と
    をさらに具備したことを特徴とする請求項1記載の端末装置。
  5. 前記管理サーバから前記コンテンツデータを有効化する復号化キーを前記管理サーバから受信する復号化キー要求手段をさらに具備し、
    前記再生手段は、暗号化された前記コンテンツデータを、前記復号化キーをもとに再生することを特徴とする請求項1記載の端末装置。
  6. 複数のノードを含む階層構造の論理ネットワークを用いてコンテンツデータをピアツーピア形式で配信するコンテンツ配信システムに適用される管理サーバであって、
    前記複数のノードからそれぞれのネットワーク上の位置情報を受信する位置情報受信手段と、
    前記位置情報受信手段により受信された位置情報をもとに、ネットワークに含まれるノードを階層毎にクラスタ化するクラスタ化手段と、
    前記クラスタ化手段によってクラスタ化されたクラスタ内の複数のノードに対して、同一コンテンツの予約斡旋の通知を送信するコンテンツ斡旋通知送信手段と、
    前記コンテンツ斡旋通知送信手段により送信された通知に応じて前記ノードから送信される視聴予約を受信する視聴予約受信手段と、
    前記視聴予約受信手段により受信された視聴予約の数に基づいて、前記コンテンツの予約斡旋の通知を送信したクラスタ内のコンテンツを配置するノード数を設定するコンテンツ配置設定手段と、
    前記コンテンツ配置設定手段により設定されたノード数分のノードに対して、コンテンツデータを送信するコンテンツデータ送信手段と
    を具備したことを特徴とする管理サーバ。
  7. 前記ノードからコンテンツ所持ノードの問い合わせを受信する問い合わせ受信手段と、
    前記問い合わせ受信手段により受信された問い合わせに対して、問い合わせ元の前記ノードを含む前記クラスタ内の前記コンテンツデータ送信手段によってコンテンツデータを送信したノードを通知するコンテンツ所持ノード通知手段と
    をさらに具備したことを特徴とする請求項6記載の管理サーバ。
  8. 前記コンテンツ斡旋通知送信手段は、複数のクラスタのそれぞれに対して、異なるコンテンツの予約斡旋の通知を送信し、
    前記コンテンツ所持ノード通知手段は、前記予約斡旋の通知に対する視聴予約に基づいて受信された問い合わせに対して、前記クラスタ毎に、それぞれ問い合わせ元のノードが含まれるクラスタとは異なる他のクラスタのノードを通知することを特徴とする請求項7記載の管理サーバ。
  9. 前記ノードからコンテンツの視聴要求を受信する視聴要求受信手段と、
    前記視聴要求受信手段により受信された視聴要求の対象とする前記コンテンツデータを有効化する復号化キーを送信する復号化キー送信手段とをさらに具備したことを特徴とする請求項6記載の管理サーバ。
  10. 複数のノードを含む階層構造の論理ネットワークを用いて管理サーバが提供するコンテンツデータのストリームをピアツーピア形式で配信するコンテンツ配信方法であって、
    前記ノードは、
    前記コンテンツデータの公開日前に前記管理サーバが提供したコンテンツデータを受信して記憶しておき、
    前記公開日以降にユーザより指示されたコンテンツデータに対する再生要求を前記管理サーバに送信し、
    前記再生要求に対する前記管理サーバからの前記コンテンツデータを有効化する応答に応じて、前記記録されたコンテンツデータを再生することを特徴とするコンテンツ配信方法。
  11. 前記ノードは、
    他ノードからコンテンツデータの転送要求を受信した場合に、この転送要求に対してコンテンツデータを転送要求元の前記他ノードに転送することを特徴とする請求項10記載のコンテンツ配信方法。
  12. 前記ノードは、
    ネットワーク上の自ノードの位置情報を前記管理サーバに登録し、
    再生対象とするコンテンツデータを記録している他ノードを前記管理サーバに問い合わせ、
    この問い合わせに対して前記管理サーバから通知される、前記管理サーバが前記位置情報をもとに階層毎にクラスタ化したネットワーク中の自ノードと同一のクラスタに含まれる他ノードに対して、コンテンツデータの転送要求を送信し、
    この送信した転送要求に応じて前記他ノードから送信されたコンテンツデータを受信することを特徴とする請求項11記載のコンテンツ配信方法。
  13. 複数のノードを含む階層構造の論理ネットワークを用いてコンテンツデータをピアツーピア形式で配信するコンテンツ配信システムに適用される管理サーバのコンテンツ配信方法であって、
    前記複数のノードからそれぞれのネットワーク上の位置情報を受信し、前記位置情報をもとにネットワークに含まれるノードを階層毎にクラスタ化し、
    前記クラスタ化されたクラスタ内の複数のノードに対して、同一コンテンツの予約斡旋の通知を送信し、
    前記予約斡旋の通知に応じて前記ノードから送信される視聴予約を受信し、
    この受信された視聴予約の数に基づいて、前記コンテンツの予約斡旋の通知を送信したクラスタ内のコンテンツを配置するノード数を設定し、
    この設定されたノード数分のノードに対して、コンテンツデータを送信することを特徴とするコンテンツ配信方法。
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