JP2010056603A - 画像処理システム - Google Patents

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史晃 瀧口
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Abstract

【課題】原稿の頁順序が入れ替わる等の原稿異常を検出することのできる画像読取装置を提供する。
【解決手段】プリンタ4は、通信部42によって、プリントジョブとして画像データ及び付加情報を受け付け、画像形成部43は画像データと共に付加情報を用紙上に印刷する。この印刷物を原稿として、ユーザがMFP5に複写を依頼した場合、付加情報認識部531によって認識された付加情報から、制御装置59が原稿の頁順序等の異常を検出し、画像処理部54によって画像の並べ替え等の処理が行われる。
【選択図】図2

Description

本発明は、画像読取等を行う画像処理システムに関する。
画像形成装置で印刷された用紙が、それを原稿としてコピー等を目的とした読み取りに用いられることがある。例えば、オフィスにおいて、ユーザが身近に置いてある低速プリンタで1部の原稿を印刷し、これを高速MFPで大量印刷するような場合である。この場合、低速プリンタから高速MFPまでユーザが原稿を移動させる間に、複数組の(複数の印刷ジョブの)印刷物が混合することがある。
特許文献1には、複数の印刷ジョブの印刷物が混ざった状態でユーザが印刷物を持ち去るのを防ぐために、プリンタの排紙トレイから取り除かれた出力紙の中に、2以上のユーザからの印字要求により作成された印刷物が混在している可能性があるかどうかを印刷物混合判定部によって判定し、この判定に基づいて音声等によって警告を行う画像形成装置が記載されている。
特開2004‐173210号公報
特許文献1の技術により警告を行っても、一旦取り上げた印刷物を排紙トレイ上に戻す等の動作をユーザが行うことによって、印刷物の頁順序に入れ替わりや抜け等の異常(乱れ)が生じることがある。そして、このように頁順序に異常が生じた印刷物を原稿として行われた読取やコピーでは、ユーザの所望の画像データや複写物が得られない。
そこで、本発明は、このような従来の技術の問題点に鑑み、原稿の順序の異常を検出することのできる技術を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、請求項1の発明は、原稿の頁順序を表す順序情報が各頁に付された原稿を読取可能な画像処理システムであって、原稿の各頁の画像を読み取って画像データを得る画像読取部と、上記順序情報を認識する順序情報認識部と、上記順序情報認識部の認識結果から上記順序の異常を検出する順序異常検出部と、を備える。
この画像処理システムによると、頁順序を表す順序情報から頁順序の異常を検出することができる。
また、請求項2に記載するように、請求項1の画像処理システムは、上記画像読取部によって読み取られる原稿の頁数をカウントする頁数カウント部をさらに備え、上記順序異常検出部は、各頁について上記順序情報認識部の認識結果と上記頁数カウント部のカウント結果とを比較して、両者が一致しなければ上記順序に異常が有ると判断するようになっていてもよい。
また、請求項3に記載するように、請求項1又は2の画像処理システムにおいて、上記順序異常検出部は、上記頁の順序の入れ替わりを上記順序の異常として検出可能になっており、上記画像読取部の得た画像データを上記順序情報に沿って並べ替える並替実行部をさらに備えていてもよい。
また、請求項4に記載するように、請求項1〜3のいずれか1項に記載の画像処理システムにおいて、上記順序異常検出部は上記頁の抜けを異常として検出可能になっており、画像処理システムは、抜けている頁の補充をユーザに求める抜け頁補充要求部と、補充された頁の画像データを、上記画像読取部が得た画像データ内で、上記補充された頁の位置に挿入する第1挿入実行部と、をさらに備えていてもよい。
また、請求項5に記載するように、上記原稿は1組の原稿の頁総数を表す頁総数情報を有してもよく、請求項1〜4のいずれか1項に記載の画像処理システムは、上記頁数情報を認識する頁総数情報認識部と、上記画像読取部が1組として読み取られた原稿の頁総数をカウントする頁総数カウンタと、上記頁総数情報と上記頁総数カウンタのカウント結果とを比較して、両者が一致しなければ異常有りと判断する頁数異常検出部と、をさらに備えていてもよい。
また、請求項6に記載するように、請求項5に記載の画像処理システムにおいて、上記頁数異常検出部は頁数の不足を検出可能になっており、画像処理システムは、不足の頁の補充をユーザに求める不足頁補充要求部と、補充された頁の画像データを上記画像読取部が得た画像データ内で上記補充された頁の位置に挿入する第2挿入実行部と、をさらに備えていてもよい。
また、請求項7に記載するように、原稿の各頁は原稿の組を区別する組情報を有していてもよく、請求項1〜6のいずれか1項に記載の画像処理システムは、上記画像処理システムは、上記組情報を認識する組情報認識部と、上記組情報から、上記画像読取部によって1組として読み取られる原稿が異なる2以上の組情報を含むと、上記原稿に異常有りと判断する組異常検出部と、をさらに備えていてもよい。
また、請求項8に記載するように、請求項7の画像処理システムにおいて、上記組情報認識部は、各組の原稿の画像データのファイル名を上記組情報として認識するようになっていてもよい。
また、請求項9に記載するように、請求項7又は8の画像処理システムは、上記画像読取部が得た画像データに基づいて用紙への印刷を行う画像形成部と、上記組異常検出部が上原稿に異常有りと判断すると、上記2以上の組情報に係る原稿のうち、いずれの組情報に係る原稿を印刷するかを選択させる組選択要求部と、をさらに備えていてもよい。
また、請求項10に記載するように、請求項1〜9のいずれか1項の画像処理システムにおいて、上記原稿はユーザ毎に設定されたユーザ情報を有し、上記画像処理システムは、上記ユーザ情報を認識するユーザ情報認識部と、上記画像読取部が1組として読み取る原稿内に、2種以上のユーザ情報が含まれていれば上記原稿に異常有りと判断するユーザ情報異常検出部と、をさらに備えていてもよい。
また、請求項11に記載するように、請求項10の画像処理システムは、上記画像読取部が得た画像データに基づいて用紙への印刷を行う画像形成部と、上記ユーザ情報異常検出部が上原稿に異常有りと判断すると、上記2以上のユーザ情報に係る原稿のうち、いずれのユーザ情報に係る原稿を印刷するかを選択させる組選択要求部と、をさらに備えていてもよい。
また、請求項12に記載するように、請求項1〜11のいずれか1項の画像処理システムは、上記原稿に、上記順序情報、上記頁総数情報、上記組情報、及び上記ユーザ情報の少なくとも1つを付す情報付加部をさらに備えてもよい。
本発明の画像処理システムは、頁順序を表す順序情報から頁順序の異常を検出することができる。
〔1〕第1実施形態
(1-1)画像形成システム1
本発明の実施の一形態である画像形成システム1について、図1及び図2を参照して説明する。図1は画像形成システム1を含む通信システム100の概要を示す図面であり、図2は画像形成システム1の要部構成を示すブロック図である。
図1に示すように、通信システム100は、画像形成システム1及び複数のPC(Personal Computer)2並びにこれらを通信可能に接続する通信ネットワーク3等を備える。
画像形成システム1は、低速プリンタ4及び高速MFP(MultiFunction Peripheral)5を備える。低速プリンタ4及び高速MFP5は、それぞれが通信ネットワーク3に接続している。
PC2は、個々のユーザが使用しており、ユーザは自分のPC2から、プリンタ4又はMFP5にプリントジョブを依頼することができる。
(1-2)プリンタ4
[構成]
図1及び図2に示すように、プリンタ4は、排紙トレイ41、通信部42、画像形成部43、用紙搬送部44、及び制御装置45等を備える。排紙トレイ41は画像形成部43により作成された印刷物を受け取る。通信部42は、PC2からプリントジョブの依頼を受ける。画像形成部43は、画像データに沿って用紙上に画像を印刷して印刷物を作成することで、通信部42の受け付けたプリントジョブを実行する。用紙搬送部44は図示しない用紙収容部から画像形成部43へ用紙を供給し、画像形成部43の作成した印刷物を排紙トレイ41まで搬送する。
制御装置45は、プリンタ4内の各部の動作を制御する。具体的には、制御装置45は、CPU(Central Processing Unit)等の制御部、並びにRAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、及びHDD(Hard Disk Drive)等の記憶装置を備える。CPUはROM内のプログラムを読み出して実行し、RAMはCPUの作業領域として機能する。
なお、本明細書において、「画像データ」とは、文書データを含み、文字、記号、図、その他の画像の情報を含む。
[動作]
通信部42は、プリントジョブの依頼受け付け時に、画像データと共に、そのプリントジョブに付された付加情報を、PC2から受け取る。
付加情報としては、順序情報、頁総数、組情報、及びユーザ情報等が挙げられる。また、1つのプリントジョブに、複数の付加情報が付されていてもよい。本実施形態では、1つのプリントジョブに、これらの4つの情報が全て付加情報として付加されている。
順序情報とは、そのプリントジョブにて印刷される各頁が最初の頁から何番目に当たるかの順序を示す情報であり、例えば頁番号がこれに当たる。頁番号は、PC2から送信される他、制御装置45が各頁に付してもよい。
頁総数は、そのプリントジョブにて印刷される頁の総数である。頁総数はPC2から送信されてもよいし、制御装置45が画像データから頁総数を数えるようになっていてもよい。
組情報は、1組の印刷物を構成する頁を、他の組の印刷物の頁と区別することのできる情報である。本実施形態では、「1つのプリントジョブ」で作成される印刷物が、1組の印刷物となる。組情報としては、例えば1つのプリントジョブで印刷される画像データのファイル名が挙げられる。ファイル名とは、そのプリントジョブで印刷される画像データに付された名前であり、ユーザによりPC2のキーボード等を介して入力される。
なお、1つのプリントジョブで作成される印刷物を1つの組とする場合に、組情報として、ユーザ名と印刷日時とを組み合わせたもの等をファイル名の他に用いることもできる。また、「1つの組」を、1つのプリントジョブで作成される印刷物とする以外に、同日に同ユーザが依頼したジョブにより作成される印刷物としてもよいし、1つのプリントジョブで作成される印刷物を区分けして、その区分けの1つを「組」としてもよい。
ユーザ情報は、ユーザ毎に設定され、個人を特定できる情報である。ユーザ情報としては、例えば社員番号や各ユーザの使用するPCのアドレス等が挙げられる。なお、ユーザ情報は、それ自体がPC2から送信される必要はなく、例えばユーザ情報が社員番号であるとき、制御装置45の記憶装置がPCのアドレスとそのPCを使用する社員番号とを対応付けて記憶しており、プリントジョブの依頼元のPCのアドレスに対応する社員番号を、制御装置45がユーザ情報として選択するようになっていてもよい。
こうしてプリントジョブについて画像データと付加情報とを取得すると、プリンタ4は、制御装置45の制御の下で画像形成部43及び用紙搬送部44によりプリントジョブを実行する。このとき、制御装置45は、画像形成部43を制御して、印刷物上に付加情報も印刷させる。
付加情報は、ヘッダ若しくはフッタのように本文以外の部分に文字列として印刷されてもよいし、ユーザの目には分からないように、ドットや記号等により印刷されてもよいし、地紋印刷により印刷されてもよい。
例えば頁番号であれば、通常の印刷物の頁番号と同じく、ヘッダ又はフッタとして各頁に印刷されればよい。また、頁総数は全ての頁に印刷されることが好ましいが、例えば特定の頁(最初の頁、最後の頁、頁番号が奇数又は偶数の頁等)に印刷されてもよい。ファイル名及びユーザ情報も全ての頁に印刷されることが好ましい。
(1-3)MFP5
[構成]
図1及び図2に示すように、MFP5は、原稿トレイ51、画像読取部52、原稿搬送部53、付加情報認識部531、枚数カウンタ532、画像処理部54、画像形成部55、用紙搬送部56、排紙トレイ57、操作パネル58、制御装置59、用紙カセット511等を備える。
画像読取部52は、原稿から画像を読み取って画像データを得る。画像読取部52は、原稿搬送部53によって搬送中の原稿及び図示しない原稿載置台上に載置された原稿のいずれからも画像データを取得することができる。具体的には、画像読取部52は、原稿を照明する光源、原稿からの反射光を検出するCCDやCMOS等のイメージセンサ、及び光源からの光を原稿に導いたり、原稿からの反射光をイメージセンサに導いたりするミラーやレンズ等の光学部材等を備える。
原稿搬送部53は、原稿トレイ51上に載置された1組の原稿束から、原稿を順に1枚ずつ画像読取部52に供給し、読取後の原稿を図示しない原稿排出トレイ上に排出する。
付加情報認識部531は、OCR(Optical Character Reader)又は地紋認識機能等を備えて、画像読取部52の得た画像データ中の付加情報を認識するようになっている。すなわち、付加情報認識部531は、順序情報認識部、頁総数情報認識部、組情報認識部、ユーザ情報認識部として機能する。
枚数カウンタ532は、原稿の頁数をカウントする頁数カウント部の一例であり、画像読取部52によって読み取られる原稿の枚数をカウントする。具体的には、枚数カウンタ532は、原稿搬送部53によって搬送される原稿の移動経路上に設けられた原稿センサ及びこの原稿センサが原稿を検出する回数をカウントするカウンタ部を備えていてもよい。また、枚数カウンタ532は、原稿載置台上に原稿が載せられ、操作パネル58がスタートキー(図示せず)を押下されることで読取開始指示を受け付けた回数をカウントするようになっていてもよい。
画像処理部54は、画像読取部52が取得した画像データについて、並べ替えや挿入等の処理を行う。
付加情報認識部531、枚数カウンタ532、及び画像処理部54は、ハードウェアによって実現されてもよいし、CPUがプログラムを実行することによって実現されてもよい。
画像形成部55は、画像データに沿って用紙上に画像を印刷して印刷物を作成することで、印刷ジョブ(プリントジョブ及びコピージョブ)を実行する。
用紙搬送部56は、用紙を収容する用紙カセット511から画像形成部55へ用紙を供給し、画像形成部55の作成した印刷物を排紙トレイ57まで搬送する。
排紙トレイ57は、画像形成部55で作成された印刷物を受け取る。
操作パネル58はタッチパネル及びハードキー等を備える。タッチパネルは液晶表示パネル及びタッチセンサを備える。液晶表示パネルは、画像を表示することで種々の情報をユーザに提供する。タッチセンサ及びハードキーは、ユーザからの指示を受け付けることができる。
制御装置59はMFP5内の各部の動作を制御する。制御装置59は特に原稿の異常(順序情報異常、頁総数異常、組情報異常、ユーザ情報異常)を検出する原稿異常検出部として機能すると共に、この検出結果に応じて画像処理部54等の動作を制御する機能を有する。具体的には、制御装置59は、CPU等の制御部、並びにRAM、ROM、及びHDD等の記憶装置を備える。CPUはROM内のプログラムを読み出して実行し、RAMはCPUの作業領域として機能する。
[動作]
1.原稿異常検出とリカバリー
同一の印刷物を複数セット得たいとき、ユーザは、データを1部プリントアウトし、その1部の印刷物を原稿としてコピーを行い、複数セットの印刷物を得ることがある。そこで、ユーザがプリンタ4でプリントアウトした印刷物を用いたコピーを希望する場合の、MFP5の動作について、図3のフローチャートを参照して説明する。
ユーザはプリンタ4の排紙トレイ41上に排出された印刷物を、MFP5の原稿トレイ51に載せる。制御装置59は、操作パネル58を介して受け付けたユーザの指示に従って原稿搬送部53及び画像読取部52を制御し、この印刷物を1組の原稿とした画像読取を行う(ステップS11)。そして、付加情報認識部531は、原稿上の付加情報を読み取る(ステップS12)。さらに枚数カウンタ532が原稿の頁数を第1頁から順にカウントする(ステップS13)。
制御装置59は、1組の原稿内の各頁について、付加情報認識部531の認識した頁番号と、枚数カウンタ532のカウント結果とを比較する(ステップS14)。
また、制御装置59は、1組の原稿について、付加情報認識部531の認識した頁総数と、枚数カウンタ532のカウント結果とを比較する(ステップS15)。
また、制御装置59は、1組の原稿内で、付加情報認識部531が認識したファイル名が複数種類(2種類以上)存在するか否かを判定する(ステップS16)。この判定においては、制御装置59は、例えば第1頁に付されたファイル名を基準として、これと第2頁以降に付されたファイル名とを比較して、異なるファイル名が含まれていれば、複数種類のファイル名が含まれると判定可能である。
また、制御装置59は、1組の原稿内で、付加情報認識部531が認識したユーザ情報が複数種類(2種類以上)存在するか否かを判定する(ステップS17)。この判定においては、制御装置59は、ファイル名についての判定と同様に、第1頁に付されたユーザ情報を基準として、これと第2頁以降に付されたユーザ情報とを比較して、異なるユーザ情報が含まれていれば、複数種類のユーザ情報が含まれると判定可能である。
以上のステップS14〜S17のうちの少なくとも1つの判断において、原稿に異常有り(ステップS14及びS15で“不一致”、ステップS16及びS17で複数のファイル名又はユーザ情報“有り”)と判断されれば、制御装置59は操作パネル58の液晶表示パネルに、警告を表示させる(ステップS18)。
この表示を見たユーザからの指示、又は予めなされていた設定が、リカバリーを実行すべきとするものであれば、制御装置59はMFP5の各部を制御して、リカバリー処理を行う(ステップS19でYes→S20)。そして、リカバリーが完了すれば、印刷が実行される(ステップS23)。また、リカバリーを実行しない場合も、ユーザからの指示や予めなされていた設定が、印刷を実行すべきとするものであれば(ステップS22でYes)、印刷が実行される(ステップS23)。
ここで、原稿異常のさらに具体的な例、並びに警告及びリカバリー処理について(ステップS14〜S21)、図4〜図8を参照して説明する。図4の四角は原稿の各頁を表し、原稿の下方の数字は頁数のカウント結果を、図4(a)〜(b)の原稿内の数字は付加情報による頁番号を、図4(c)の原稿内の数字は付加情報による頁総数を、図4(d)の原稿内のアルファベットは、付加情報におけるファイル名又はユーザ情報を示す。なお、図4(c)及び(d)の原稿には、頁番号も付されているが、図示は省略するものとする。図5〜図8は、ステップS18で表示される警告の一例を示す図面である。
図4(a)に示すように、原稿の頁の順序が乱れており、第3頁と第4頁とが入れ替わっている場合、制御装置59はステップS14において頁の入れ替わりを検出し、図5(a)又は(b)の警告表示を操作パネル58に表示させる。
図5(a)の表示画面は、リカバリーを自動で行うよう設定がなされている場合の表示画面である。この表示画面では、異常の内容つまり原稿の順序が正しくないこと、及び自動でリカバリーを行う旨のメッセージ、さらに、リカバリー中止の指示を受け付ける中止ボタンが表示される。この画面で中止ボタンが押されなければ、制御装置59の制御の下、画像処理部54が第3頁の画像と第4頁の画像とを入れ替えるリカバリー処理を行う。
図5(b)は手動でリカバリーを行うよう設定がなされている場合の表示画面である。この表示画面では、異常の内容、並びにリカバリー実行の指示を受け付ける実行ボタン及びリカバリーを中止する中止ボタンが表示される。実行ボタンが押下されれば、画像処理部54はリカバリー処理を行う。
また、図4(b)に示す例では、第1〜第2頁ではカウント結果と付加情報の頁番号とが一致しているものの、第3〜第4頁としてカウントされた頁の付加情報の頁番号が4及び5である。
この場合、表示画面は、図6に示すように、原稿に抜けがあることをユーザに報知するメッセージ、及びユーザに原稿の追加を求めるメッセージを含む。特に、付加情報の読取結果から、第3頁が抜けていることが分かるので、図6の画面では、第3頁を原稿トレイ51にセットするように求めている。そして、この画面には、実行ボタンと中止ボタンとが設けられており、抜けていた原稿をセット後、実行ボタンが押下されれば、抜けていた頁の読み取りが実行されると共に、この頁を読み取って得られた画像が、第3頁として第2頁の画像と第4頁の画像との間に挿入される。
また、図4(c)に示す例では、付加情報による頁総数が“5”であって、カウント結果による頁総数が“6”である。そこで、制御装置59は、図7に示す画面を操作パネル58に表示させる。この表示画面には、異なる原稿が混在していることを知らせるメッセージ、ユーザに原稿の確認を行うように促すメッセージ、読み取りの再実行指示を受け付ける実行ボタン等が含まれる。
例えば、ユーザがコピーしたい原稿の各頁に1〜5の頁番号が付されており、混在している他の原稿に“6”の頁番号が付加情報として付されている場合に、頁番号のみでは原稿の混在を検出することができないところ、図4(c)の例のように頁総数が付されていれば、余分な原稿が1頁混在していることを認識することができる。
また、図4(d)に示す例において、アルファベットを、付加情報によるユーザ情報であるとすると、第4頁のユーザ情報Bが、他の頁のユーザ情報Aとは異なる。そこで、制御装置59は、図8に示す画面を操作パネル58に表示させる。この表示画面は、異なるユーザの原稿が混在していることを知らせるメッセージ、読み取った原稿に含まれるユーザ情報、これらのユーザ情報から1つを選択するように促すメッセージ及び選択に用いるチェックボックス、並びに選択後のリカバリー実行指示をユーザから受け付ける実行ボタン等を備える。
この例では、頁番号や頁総数がカウント結果と付加情報とで一致していても、異なるユーザの原稿が混在しているときには、それを検出することができる。そして、どの原稿を印刷するかを、ユーザに選択させることができる。
また、MFP5が個人認証機能を有していれば、制御装置59は、コピーを行おうとしているユーザのユーザ情報に一致する頁のみを自動的に選択して、画像形成部55に印刷を実行させることができる。個人認証機能は、MFP5が、操作パネル58又は図示しないカードリーダ等によって、ユーザからID及びパスワード等の情報を受付け、制御装置59が記憶装置で記憶しているID及びパスワード等と受け付けた情報とを比較することによって、実現される。
また、図4(d)に示す例において、アルファベットを、付加情報によるファイル名であるとした場合も同様である。すなわち、第4頁のファイル名Bが、他の頁のファイル名Aとは異なるので、制御装置59は、上述の図8の表示画面と略同様の画面、すなわち、異なるファイルの原稿が混在していることを知らせるメッセージ、読み取った原稿に含まれるファイル名、これらのファイルから1つを選択するように促すメッセージ及び選択に用いるチェックボックス、並びに選択後のリカバリー実行指示をユーザから受け付ける実行ボタン等を備える画面を、操作パネル58に表示させる。
この例でも、頁番号や頁総数がカウント結果と付加情報とで一致していても、異なるユーザの原稿が混在しているときには、それを検出することができる。そして、どの原稿を印刷するかを、ユーザに選択させることができる。
以上の説明から明らかなように、制御装置59は、原稿の頁の順序の異常を検出する順序異常検出部、頁数の異常を検出する頁数異常検出部、1組として読み取られるべき原稿に他の組の原稿が混入していることを検出する組異常検出部、1組として読み取られるべき原稿に2以上のユーザの原稿が混在していることを検出するユーザ情報異常検出部として機能する。
2.リカバリー設定
図5(a)及び(b)を参照して説明したように、リカバリーは自動で実行されてもよいし、手動で実行されてもよい。リカバリー実行の自動/手動の設定は、読取実行前に、予めなされていればよい。
〔2〕他の実施形態
(i)第1実施形態では、付加情報を原稿に付す機能とこの付加情報を読み取る機能とが、プリンタ4とMFP5という別々の装置に設けられているが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、プリンタ機能とコピー機能とを有する1つの装置に、これら両機能が備えられていてもよい。
なお、「画像処理システム」とは、「画像読取装置」、「画像形成装置」、「画像処理装置」、及び「画像形成システム」の個々を指す場合もあるし、これらの装置のうちの2以上をまとめて画像処理システムと呼ぶこともある。
(ii)MFP5は、本発明の画像処理システムの一例に過ぎず、本発明は画像形成機能を備えない画像読取装置にも適用可能である。
(iii)プリンタ4では画像形成部43が、原稿に付加情報を付す情報付加部として機能し、印刷によって付加情報を付している。しかし、本発明はこれに限定されず、情報付加部は、印刷以外の方法によって付加情報を付すものであってもよい。
(iv)MFP5では、制御装置59が、ソフトウェアにより順序異常検出部、頁数異常検出部、組異常検出部、及びユーザ情報異常検出部を実現するものとしたが、各機能部は、ハードウェアによって実現されてもよい。
(v)MFP5において、付加情報認識部531は、画像読取部52が原稿を読み取って得た画像データから付加情報を認識するものとしたが、付加情報を認識する方法はこれに限定されるものではない。
(vi)MFP5では、画像処理部54が、並替実行部並びに第1及び第2挿入実行部として機能し、頁の入れ替えや挿入といった処理をデータ上で行う。ただし、これ以外にも、制御装置59が用紙搬送部56を制御することで、作成された印刷物の順序を入れ替えたり、頁を挿入したりできるようになっていても、ユーザに所望の印刷物を提供することができる。
(vii)MFP5では、操作パネル58が、制御装置59の制御を受けて図5〜図8の画面を表示することによって、ユーザに頁の補充、原稿の確認、印刷すべき原稿の選択等の作業を求める。つまり、操作パネル58は、抜け頁補充要求部、不足頁補充要求部、組選択要求部、ユーザ情報選択要求部等として機能する。ただし、これらの機能部は、スピーカを用いて音声によってユーザに頁の補充を求める等、他の構成によっても実現可能である。
本発明の実施の一形態に係る画像形成システム1を備える通信システム100の概要を示す図面である。 画像形成システム1のプリンタ4及びMFP5の要部構成を示すブロック図である。 MFP5における原稿異常検出及びリカバリー処理の流れを示すフローチャートである。 (a)〜(d)は、原稿異常の例を模式的に示す図面である。 原稿の頁順序が入れ替わっているときの表示画面の一例であり、(a)は、リカバリーを自動で行うよう設定がなされているときの、(b)は手動でリカバリーを行うよう設定がなされているときの表示画面の一例である。 原稿に抜けがあるときの表示画面を示す図面である。 原稿に余分な頁が混入しているときの表示画面を示す図面である。 2以上のユーザ情報が原稿に含まれているときの表示画面を示す図面である。
符号の説明
1 画像形成システム
100 通信システム
2 PC
3 通信ネットワーク
4 プリンタ
41 排紙トレイ
42 通信部
43 画像形成部
44 用紙搬送部
45 制御装置
5 MFP
51 原稿トレイ
52 画像読取部
53 原稿搬送部
54 画像処理部
55 画像形成部
58 操作パネル
59 制御装置

Claims (12)

  1. 原稿の頁順序を表す順序情報が各頁に付された原稿を読取可能な画像処理システムであって、
    原稿の各頁の画像を読み取って画像データを得る画像読取部と、
    上記順序情報を認識する順序情報認識部と、
    上記順序情報認識部の認識結果から上記順序の異常を検出する順序異常検出部と、
    を備える画像処理システム。
  2. 上記画像読取部によって読み取られる原稿の頁数をカウントする頁数カウント部をさらに備え、
    上記順序異常検出部は、各頁について上記順序情報認識部の認識結果と上記頁数カウント部のカウント結果とを比較して、両者が一致しなければ上記順序に異常が有ると判断するようになっている、
    請求項1に記載の画像処理システム。
  3. 上記順序異常検出部は、上記頁の順序の入れ替わりを上記順序の異常として検出可能になっており、
    上記画像読取部の得た画像データを上記順序情報に沿って並べ替える並替実行部をさらに備える、
    請求項1又は2に記載の画像処理システム。
  4. 上記順序異常検出部は、上記頁の抜けを異常として検出可能になっており、
    抜けている頁の補充をユーザに求める抜け頁補充要求部と、
    補充された頁の画像データを、上記画像読取部が得た画像データ内で、上記補充された頁の位置に挿入する第1挿入実行部と、
    をさらに備える、
    請求項1〜3のいずれか1項に記載の画像処理システム。
  5. 上記原稿は、1組の原稿の頁総数を表す頁総数情報を有し、
    上記頁数情報を認識する頁総数情報認識部と、
    上記画像読取部が1組として読み取られた原稿の頁総数をカウントする頁総数カウンタと、
    上記頁総数情報と上記頁総数カウンタのカウント結果とを比較して、両者が一致しなければ異常有りと判断する頁数異常検出部と、をさらに備える、
    請求項1〜4のいずれか1項に記載の画像処理システム。
  6. 上記頁数異常検出部は、頁数の不足を検出可能になっており、
    不足の頁の補充をユーザに求める不足頁補充要求部と、
    補充された頁の画像データを、上記画像読取部が得た画像データ内で、上記補充された頁の位置に挿入する第2挿入実行部と、
    をさらに備える、
    請求項5に記載の画像処理システム。
  7. 原稿の各頁は原稿の組を区別する組情報を有し、
    上記組情報を認識する組情報認識部と、
    上記組情報から、上記画像読取部によって1組として読み取られる原稿が異なる2以上の組情報を含むと、上記原稿に異常有りと判断する組異常検出部と、をさらに備える、
    請求項1〜6のいずれか1項に記載の画像処理システム。
  8. 上記組情報認識部は、各組の原稿の画像データのファイル名を上記組情報として認識するようになっている、
    請求項7に記載の画像処理システム。
  9. 上記画像読取部が得た画像データに基づいて用紙への印刷を行う画像形成部と、
    上記組異常検出部が上原稿に異常有りと判断すると、上記2以上の組情報に係る原稿のうち、いずれの組情報に係る原稿を印刷するかを選択させる組選択要求部と、
    をさらに備える請求項7又は8に記載の画像処理システム。
  10. 上記原稿はユーザ毎に設定されたユーザ情報を有し、
    上記ユーザ情報を認識するユーザ情報認識部と、
    上記画像読取部が1組として読み取る原稿内に、2種以上のユーザ情報が含まれていれば上記原稿に異常有りと判断するユーザ情報異常検出部と、をさらに備える、
    請求項1〜9のいずれか1項に記載の画像処理システム。
  11. 上記画像読取部が得た画像データに基づいて用紙への印刷を行う画像形成部と、
    上記ユーザ情報異常検出部が上原稿に異常有りと判断すると、上記2以上のユーザ情報に係る原稿のうち、いずれのユーザ情報に係る原稿を印刷するかを選択させるユーザ情報選択要求部と、
    をさらに備える請求項10に記載の画像処理システム。
  12. 上記原稿に、上記順序情報、上記頁総数情報、上記組情報、及び上記ユーザ情報の少なくとも1つを付す情報付加部をさらに備える、
    請求項1〜11のいずれか1項に記載の画像処理システム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP7428039B2 (ja) 2020-03-25 2024-02-06 富士フイルムビジネスイノベーション株式会社 情報処理装置及び情報処理プログラム

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