JP2010056472A - 成膜装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】基板の表面に複数の反応ガスを順番に供給して積層された反応生成物の薄膜を形成するにあたり、基板上で複数の反応ガスが混合されることを防止しつつ、プロセスに応じて処理領域の大きさなどを変更することの可能な成膜装置を提供する。
【解決手段】真空容器12内の回転テーブル2の回転方向において第1の反応ガス供給手段31と第2の反応ガス供給手段32との間に設けられた分離領域D及び真空容器12の中心部の中心部領域Cから処理領域側に分離ガスが流れるための狭隘な空間を回転テーブルとの間に形成するための天井面を設けることで分離領域Dに反応ガスが侵入することを阻止すると共に、回転テーブル2の周縁と真空容器12の内周壁との間における前記反応ガスの侵入を阻止するために真空容器の内周壁から突出すると共に当該真空容器12に対して交換可能に設けられた突出壁部121を備えている。
【選択図】図10

Description

本発明は、互いに反応する少なくとも2種類の反応ガスを順番に基板の表面に供給しかつこの供給サイクルを多数回実行することにより反応生成物の層を多数積層して薄膜を形成する技術に関する。
半導体製造プロセスにおける成膜手法として、基板である半導体ウエハ(以下「ウエハ」という)等の表面に真空雰囲気下で第1の反応ガスを吸着させた後、供給するガスを第2の反応ガスに切り替えて、両ガスの反応により1層あるいは複数層の原子層や分子層を形成し、このサイクルを多数回行うことにより、これらの層を積層して、基板上への成膜を行うプロセスが知られている。このプロセスは、例えばALD(Atomic Layer Deposition)やMLD(Molecular Layer Deposition)等と呼ばれており(以下、ALD方式と呼ぶ)、サイクル数に応じて膜厚を高精度にコントロールすることができると共に、膜質の面内均一性も良好であり、半導体デバイスの薄膜化に対応できる有効な手法である。
このような成膜方法を実施する装置としては、真空容器の上部中央にガスシャワーヘッドを備えた枚葉式の成膜装置を用いて、基板の中央部上方側から反応ガスを供給し、未反応の反応ガス及び反応副生成物を処理容器の底部から排気する方法が検討されている。ところで上記の成膜方法は、パージガスによるガス置換に長い時間がかかり、またサイクル数も例えば数百回にもなることから、処理時間が長いという問題があり、高スループットで処理できる装置、手法が要望されている。
こうした背景から特許文献1〜特許文献8には、複数枚の基板を真空容器内の回転テーブルに回転方向に配置して成膜処理を行う装置が既に知られているが、これらの各文献に記載の成膜装置は、ウエハへのパーティクルや反応生成物の付着の問題、またパージに長時間を要したり、不必要な領域で反応が引き起こされるといった問題を有している。そこで本件出願人においては、これらの諸問題を解決可能な回転テーブル型の成膜装置を開発している。
ここで出願人の開発している回転テーブル型の新たな成膜装置では、原料やプロセス条件に応じて処理領域の大きさを変更したり、原料を供給する位置を変更したりすることを予定している。しかしながら特許文献1〜特許文献8に記載のいずれにおいても、このような自由度の高い装置構成を採用しつつ、既述の諸問題を解決可能な技術は何ら開示されていない。
米国特許公報7,153,542号:図6(a)、図6(b) 特開2001−254181号公報:図1、図2 特許3144664号公報:図1、図2、請求項1 特開平4−287912号公報: 米国特許公報6,634,314号 特開2007−247066号公報:段落0023〜0025、0058、図12及び図18 米国特許公開公報2007−218701号 米国特許公開公報2007−218702号
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、基板の表面に複数の反応ガスを順番に供給して積層された反応生成物の薄膜を形成するにあたり、基板上で複数の反応ガスが混合されることを防止しつつ、プロセスに応じて処理領域の大きさなどを変更することの可能な成膜装置を提供することにある。
本発明に係る成膜装置は、真空容器内にて互いに反応する少なくとも2種類の反応ガスを順番に基板の表面に供給し、且つこの供給サイクルを実行することにより反応生成物の層を多数積層して薄膜を形成する成膜装置において、
この回転テーブルの回転方向に互いに離れて真空容器に固定して設けられ、前記回転テーブルにおける基板の載置領域側の面に夫々第1の反応ガス及び第2の反応ガスを供給するための第1の反応ガス供給手段及び第2の反応ガス供給手段と、
前記第1の反応ガスが供給される第1の処理領域と第2の反応ガスが供給される第2の処理領域との雰囲気を分離するために前記回転方向においてこれら処理領域の間に位置する分離領域と、
前記第1の処理領域と第2の処理領域との雰囲気を分離するために真空容器内の中心部に位置し、回転テーブルの基板載置面側に分離ガスを吐出する吐出孔が形成された中心部領域と、
前記分離領域の両側に拡散する分離ガス及び前記中心部領域から吐出する分離ガスと共に前記反応ガスの排気を行うために、平面で見たときに当該分離領域の前記回転方向両側に位置する第1の排気口及び第2の排気口と、を備え、
前記分離領域は、分離ガスを供給するための分離ガス供給手段と、この分離ガス供給手段の前記回転方向両側に位置し、当該分離領域から処理領域側に分離ガスが流れるための狭隘な空間を回転テーブルとの間に形成するための天井面と、前記回転テーブルの周縁と真空容器の内周壁との間における前記反応ガスの侵入を阻止するために真空容器の内周壁から回転テーブル側に突出すると共に当該真空容器に対して交換可能に設けられ、その周方向の長さ及び周方向の取り付け位置の少なくとも一方がプロセスに応じて設定された突出壁部と、を備えることを特徴とする。
ここで前記第1の排気口または第2の排気口は、回転テーブルの周縁と真空容器の内周壁との隙間を介して排気するために設けられているとよい。また前記突出壁部は、回転テーブルと干渉することなく上方に取り外すことができるように構成され、真空容器の側壁には、その取り付け位置を選択して前記突出壁部を取り付けるための多数の取り付け部が周方向に沿って形成されていることが好ましい。そしてこれらの取り付け部は、例えばボルトを止めるための孔部である場合が好適である。
さらにまた、上述の各成膜装置において、前記処理領域よりも分離領域の方が圧力が高くなるように構成するとよい。
また前記分離ガス供給手段のガス吐出孔は、回転テーブルの回転中心部及び周縁部の一方側から他方側に向かって配列されていることが好ましく、さらに回転テーブルを加熱する加熱手段を備えているとよい。そして、前記分離ガス供給手段の両側に各々位置する狭隘な空間を形成する天井面は、基板の中心が通過する部位において回転テーブルの回転方向に沿った幅寸法が50mm以上であることが好適である。さらにまた前記分離領域の天井面において、前記分離ガス供給手段に対して回転テーブルの相対的回転方向の上流側部位は、外縁に位置する部位ほど前記回転方向の幅が大きいことが好ましく、このとき前記分離領域の天井面において、前記分離ガス供給手段に対して回転テーブルの相対的回転方向の上流側部位は、扇型に形成されているとよい。
本発明によれば、真空容器から回転テーブル側へ向けて突出する、少なくとも1つの突出壁部が当該処理容器に対して交換可能に設けられると共に、当該突出壁部は、突出する領域の周方向の長さや処理容器に対する周方向の取り付け位置をプロセスに応じて変更することができる。このため、例えばプロセスの変更に応じて真空容器全体を交換したりせずに処理領域の大きさなどを調節することが可能となり、フレキシブル且つ低コストに成膜装置の改造を行うことができる。
本発明の実施の形態である成膜装置は、図1(図3のI−I’線に沿った断面図)に示すように平面形状が概ね円形である扁平な真空容器1と、この真空容器1内に設けられ、当該真空容器1の中心に回転中心を有する回転テーブル2と、を備えている。真空容器1は天板11が容器本体12から分離できるように構成されている。天板11はこの容器本体12の上面に設けられた封止部材、例えばOリング13を介して内部の減圧状態により容器本体12側に押し付けられ気密状態を維持している。天板11を容器本体12から分離するときには図示しない駆動機構により上方に持ち上げられるようになっている。
回転テーブル2は、中心部にて円筒形状のコア部21に固定され、このコア部21は、鉛直方向に伸びる回転軸22の上端に固定されている。回転軸22は真空容器1の底面部14を貫通し、その下端が当該回転軸22を鉛直軸回りにこの例では時計方向に回転させる駆動部23に取り付けられている。回転軸22及び駆動部23は、上面が開口した筒状のケース体20内に収納されている。このケース体20はその上面に設けられたフランジ部分が真空容器1の底面部14の下面に気密に取り付けられており、ケース体20の内部雰囲気と外部雰囲気との気密状態が維持されている。
回転テーブル2の表面部には、図2及び図3に示すように回転方向(周方向)に沿って複数枚例えば5枚の基板であるウエハを載置するための円形状の凹部24が設けられている。なお図3には便宜上1個の凹部24だけにウエハWを描いてある。ここで図4は、回転テーブル2を同心円に沿って切断しかつ横に展開して示す展開図であり、凹部24は、図4(a)に示すようにその直径がウエハWの直径よりも僅かに例えば4mm大きく、またその深さはウエハWの厚みと同等の大きさに設定されている。従ってウエハWを凹部24に落とし込むと、ウエハWの表面と回転テーブル2の表面(ウエハWが載置されない領域)とが揃うことになる。ウエハWの表面と回転テーブル2の表面との間の高さの差が大きいとその段差部分で圧力変動が生じることから、ウエハWの表面と回転テーブル2の表面との高さを揃えることが、膜厚の面内均一性を揃える観点から好ましい。ウエハWの表面と回転テーブル2の表面との高さを揃えるとは、同じ高さであるかあるいは両面の差が5mm以内であることをいうが、加工精度等に応じてできるだけ両面の高さの差をゼロに近づけることが好ましい。凹部24の底面には、ウエハWの裏面を支えて当該ウエハWを昇降させるための例えば後述する3本の昇降ピンが貫通する貫通孔(図示せず)が形成されている。
凹部24はウエハWを位置決めして回転テーブル2の回転に伴う遠心力により飛び出さないようにするためのものであり、本発明の基板載置領域に相当する部位であるが、基板載置領域(ウエハ載置領域)は、凹部に限らず例えば回転テーブル2の表面にウエハWの周縁をガイドするガイド部材をウエハWの周方向に沿って複数並べた構成であってもよく、あるいは回転テーブル2側に静電チャック等のチャック機構を持たせてウエハWを吸着する場合には、その吸着によりウエハWが載置される領域が基板載置領域となる。
図2及び図3に示すように真空容器1には、回転テーブル2における凹部24の通過領域と各々対向する位置に第1の反応ガスノズル31及び第2の反応ガスノズル32と2本の分離ガスノズル41、42とが真空容器1の周方向(回転テーブル2の回転方向)に互いに間隔をおいて中心部から放射状に伸びている。これら反応ガスノズル31、32及び分離ガスノズル41、42は、例えば真空容器1の側周壁に取り付けられており、その基端部であるガス供給ポート31a、32a、41a、42aは当該側壁を貫通している。
これら反応ガスノズル31、32及び分離ガスノズル41、42は図示の例では、真空容器1の周壁部から真空容器1内に導入されているが、後述する環状の突出部5から導入してもよい。この場合、突出部5の外周面と天板11の外表面とに開口するL字型の導管を設け、真空容器1内でL字型の導管の一方の開口にガスノズル31、(32、41、42)を接続し、真空容器1の外部でL字型の導管の他方の開口にガス導入ポート31a(32a、41a、42a)を接続する構成を採用することができる。
反応ガスノズル31、32は、夫々第1の反応ガスであるBTBAS(ビスターシャルブチルアミノシラン)ガスのガス供給源及び第2の反応ガスであるO(オゾン)ガスのガス供給源(いずれも図示せず)に接続されており、分離ガスノズル41、42はいずれも分離ガスであるNガス(窒素ガス)のガス供給源(図示せず)に接続されている。この例では、第2の反応ガスノズル32、分離ガスノズル41、第1の反応ガスノズル31及び分離ガスノズル42がこの順に時計方向に配列されている。
反応ガスノズル31、32には、下方側に反応ガスを吐出するためのガス吐出孔33がノズルの長さ方向に間隔をおいて配列されている。また分離ガスノズル41、42には、下方側に分離ガスを吐出するための吐出孔40が長さ方向に間隔をおいて穿設されている。反応ガスノズル31、32は夫々第1の反応ガス供給手段及び第2の反応ガス供給手段に相当し、その下方領域は夫々BTBASガスをウエハWに吸着させるための第1の処理領域P1及びOガスをウエハWに吸着させるための第2の処理領域P2となる。
分離ガスノズル41、42は、前記第1の処理領域P1と第2の処理領域P2とを分離するための分離領域Dを形成するためのものであり、この分離領域Dにおける真空容器1の天板11には図2〜図4に示すように、回転テーブル2の回転中心を中心としかつ真空容器1の内周壁の近傍に沿って描かれる円を周方向に分割してなる、平面形状が扇型で下方に突出した凸状部4が設けられている。分離ガスノズル41、42は、この凸状部4における前記円の周方向中央にて当該円の半径方向に伸びるように形成された溝部43内に収められている。即ち分離ガスノズル41、42の中心軸から凸状部4である扇型の両縁(回転方向上流側の縁及び下流側の縁)までの距離は同じ長さに設定されている。
なお、溝部43は、本実施形態では凸状部4を二等分するように形成されているが、他の実施形態においては、例えば溝部43から見て凸状部4における回転テーブル2の回転方向上流側が前記回転方向下流側よりも広くなるように溝部43を形成してもよい。
従って分離ガスノズル41、42における前記周方向両側には、前記凸状部4の下面である例えば平坦な低い天井面44(第1の天井面)が存在し、この天井面44の前記周方向両側には、当該天井面44よりも高い天井面45(第2の天井面)が存在することになる。この凸状部4の役割は、回転テーブル2との間への第1の反応ガス及び第2の反応ガスの侵入を阻止してこれら反応ガスの混合を阻止するための狭隘な空間である分離空間を形成することにある。
即ち、分離ガスノズル41を例にとると、回転テーブル2の回転方向上流側からOガスが侵入することを阻止し、また回転方向下流側からBTBASガスが侵入することを阻止する。「ガスの侵入を阻止する」とは、分離ガスノズル41から吐出した分離ガスであるNガスが第1の天井面44と回転テーブル2の表面との間に拡散して、この例では当該第1の天井面44に隣接する第2の天井面45の下方側空間に吹き出し、これにより当該隣接空間からのガスが侵入できなくなることを意味する。そして「ガスが侵入できなくなる」とは、隣接空間から凸状部4の下方側空間に全く入り込むことができない場合のみを意味するのではなく、多少侵入はするが、両側から夫々侵入したOガス及びBTBASガスが凸状部4内で交じり合わない状態が確保される場合も意味し、このような作用が得られる限り、分離領域Dの役割である第1の処理領域P1の雰囲気と第2の処理領域P2の雰囲気との分離作用が発揮できる。従って狭隘な空間における狭隘の程度は、狭隘な空間(凸状部4の下方空間)と当該空間に隣接した領域(この例では第2の天井面45の下方空間)との圧力差が「ガスが侵入できなくなる」作用を確保できる程度の大きさになるように設定され、その具体的な寸法は凸状部4の面積などにより異なるといえる。またウエハWに吸着したガスについては当然に分離領域D内を通過することができ、ガスの侵入阻止は、気相中のガスを意味している。
一方天板11の下面には、図5、図7に示すように回転テーブル2におけるコア部21よりも外周側の部位と対向するようにかつ当該コア部21の外周に沿って突出部5が設けられている。この突出部5は図5に示すように凸状部4における前記回転中心側の部位と連続して形成されており、その下面が凸状部4の下面(天井面44)と同じ高さに形成されている。図2及び図3は、前記天井面45よりも低くかつ分離ガスノズル41、42よりも高い位置にて天板11を水平に切断して示している。なお突出部5と凸状部4とは、必ずしも一体であることに限られるものではなく、別体であってもよい。
凸状部4及び分離ガスノズル41(42)の組み合わせ構造の作り方については、凸状部4をなす1枚の扇型プレートの中央に溝部43を形成してこの溝部43内に分離ガスノズル41(42)を配置する構造に限らず、2枚の扇型プレートを用い、分離ガスノズル41(42)の両側位置にて天板本体の下面にボルト締め等により固定する構成等であってもよい。
この例では分離ガスノズル41(42)は、真下に向いた例えば口径が0.5mmの吐出孔がノズルの長さ方向に沿って例えば10mmの間隔をおいて配列されている。また第1の反応ガスノズル31についても、真下に向いた例えば口径が0.5mmの吐出孔がノズルの長さ方向に沿って例えば10mmの間隔をおいて配列されている。
この例では直径300mmのウエハWを被処理基板としており、この場合には凸状部4は、回転中心から例えば140mm離れた後述の突出部5との境界部位においては、周方向の長さ(回転テーブル2と同心円の円弧の長さ)が例えば146mmであり、ウエハWの載置領域(凹部24)の最も外側部位においては、周方向の長さが例えば502mmである。なお図4(a)に示すように、当該外側部位において分離ガスノズル41(42)の両脇から夫々左右に位置する凸状部4の周方向の長さLでみれば、長さLは246mmである。
また図4(b)に示すように凸状部4の下面即ち天井面44における回転テーブル2の表面からの高さhは、例えば0.5mmから10mmであってもよく、約4mmであると好適である。この場合、回転テーブル2の回転数は例えば1rpm〜500rpmに設定されている。分離領域Dの分離機能を確保するためには、回転テーブル2の回転数の使用範囲等に応じて、凸状部4の大きさや凸状部4の下面(第1の天井面44)と回転テーブル2の表面との間の高さhを例えば実験等に基づいて設定することになる。なお分離ガスとしては、Nガスに限られずArガス等の不活性ガスを用いることができるが、不活性ガスに限らず水素ガス等であってもよく、成膜処理に影響を与えないガスであれば、ガスの種類に関しては特に限定されるものではない。
真空容器1の天板11の下面、つまり回転テーブル2のウエハ載置領域(凹部24)から見た天井面は既述のように第1の天井面44とこの天井面44よりも高い第2の天井面45とが周方向に存在するが、図1では、高い天井面45が設けられている領域についての縦断面を示しており、図5では、低い天井面44が設けられている領域についての縦断面を示している。扇型の凸状部4の周縁部(真空容器1の外縁側の部位)は図2及び図5に示されているように回転テーブル2の外端面に対向するようにL字型に屈曲して屈曲部46を形成している。扇型の凸状部4は天板11側に設けられていて、容器本体12から取り外せるようになっていることから、前記回転テーブル2の外端面と屈曲部46の内周面、及び屈曲部46の外周面と容器本体12の内周面との間には僅かに隙間がある。そこでこの屈曲部46も凸状部4と同様に両側から反応ガスが侵入することを防止して、両反応ガスの混合を防止する目的で設けられており、屈曲部46の内周面と回転テーブル2の外端面との隙間は、例えば回転テーブル2の表面に対する天井面44の高さhと同様の寸法に設定されている。即ち、この例においては、回転テーブル2の表面側領域からは、屈曲部46の内周面が真空容器1の内周壁を構成していると見ることができる。
また更に、容器本体12には、側壁の厚さが他の領域と比較して厚くなっていることにより、容器本体12の側壁面が内側へ向かって突き出した突出壁部121、126が形成されている。図3に示すように本実施の形態に係わる成膜装置では、例えば前記屈曲部46の外周面と対向する領域や後述するウエハWの搬送口15周辺領域の合計3箇所に突出壁部121、126が設けられている。これらのうち特に既述の屈曲部46と対向して設けられた突出壁部121、126は、屈曲部46の外周面と容器本体12の内周面との間に形成された既述の隙間を介して反応ガスが侵入することを防止して、両反応ガスの混合を防止する役割を有しており、この屈曲部46の外周面と突出壁部121、126の内周面との隙間についても、例えば既述の回転テーブル2の表面に対する天井面44の高さhと同様の寸法に設定されている。
また本例においては、例えば1つの突出壁部121は、当該突出壁部121が交換可能に構成されており、成膜される膜の原料やプロセス条件の変更に応じて例えば内側へ突き出した領域の長さが異なるものに変更したり、また当該突出壁部121の取り付け位置を移動させたりすることができるようになっているが、その詳細な構成については後述する。
容器本体12の内周壁は、分離領域Dにおいては上述のように前記屈曲部46の外周面と接近して突出壁部121、126が形成されているが、分離領域D以外の部位においては、図1に示すように例えば回転テーブル2の外端面と対向する部位から底面部14に亘って縦断面形状が矩形に切り欠かれて外方側に窪んだ構造になっている。この窪んだ部分を排気領域6と呼ぶことにすると、この排気領域6の底部には図1及び図3に示すように例えば2つの排気口61、62が設けられている。即ち突出壁部121、126は、当該突出壁部121、126以外の容器本体12の側壁面や回転テーブル2の外端面、後述のカバー部材7等と共に排気領域6の大きさや形状を規定する役割も有している。図1に示すようにこれら排気口61、62は各々排気管63を介して真空排気手段である例えば共通の真空ポンプ64に接続されている。なお図1中、65は圧力調整手段であり、排気口61、62ごとに設けてもよいし、共通化されていてもよい。
排気口61、62は、分離領域Dの分離作用が確実に働くように、図3に示すように平面で見たときに前記分離領域Dの前記回転方向両側に設けられており、これによって分離領域D及び中心部領域Cから吐出される分離ガスと共に排気される各反応ガス(BTBASガス及びOガス)の排気が各々の排気口61、62にて専用に行われるようになっている。この例では一方の排気口61は第1の反応ガスノズル31とこの反応ガスノズル31に対して前記回転方向下流側に隣接する分離領域Dとの間に設けられた第1の排気口に相当し、また他方の排気口61は、第2の反応ガスノズル32とこの反応ガスノズル32に対して前記回転方向下流側に隣接する分離領域Dとの間に設けられた第2の排気口に相当している。
排気口の設置数は2個に限られるものではなく、例えば分離ガスノズル42を含む分離領域Dと当該分離領域Dに対して前記回転方向下流側に隣接する第2の反応ガスノズル32との間に更に排気口を設置して3個としてもよいし、4個以上であってもよい。この例では排気口61、62は回転テーブル2よりも低い位置に設けることで真空容器1の内周壁と回転テーブル2の周縁との間の隙間から排気するようにしているが、真空容器1の底面部に設けることに限られず、真空容器1の側壁に設けてもよい。また排気口61、62は、真空容器1の側壁に設ける場合には、回転テーブル2よりも高い位置に設けるようにしてもよい。このように排気口61、62を設けることにより回転テーブル2上のガスは、回転テーブル2の外側に向けて流れるため、回転テーブル2に対向する天井面から排気する場合に比べてパーティクルの巻上げが抑えられるという観点において有利である。
前記回転テーブル2と真空容器1の底面部14との間の空間には、図1、図5及び図6に示すように加熱手段であるヒータユニット7が設けられ、回転テーブル2を介して回転テーブル2上のウエハWをプロセスレシピで決められた温度、例えば350℃に加熱するようになっている。前記回転テーブル2の周縁付近の下方側には、回転テーブル2の上方空間から排気領域6に至るまでの雰囲気とヒータユニット7が置かれている雰囲気とを区画するためにヒータユニット7を全周に亘って囲むようにカバー部材71が設けられている。このカバー部材71は上縁が外側に屈曲されてフランジ形状に形成され、その屈曲面と回転テーブル2の下面との間の隙間を小さくして、カバー部材71内に外方からガスが侵入することを抑えている。
ヒータユニット7が配置されている空間よりも回転中心寄りの部位における底面部14は、回転テーブル2の下面の中心部付近、コア部21に接近してその間は狭い空間になっており、また当該底面部14を貫通する回転軸22の貫通穴についてもその内周面と回転軸22との隙間が狭くなっていて、これら狭い空間は前記ケース体20内に連通している。そして前記ケース体20にはパージガスであるNガスを前記狭い空間内に供給してパージするためのパージガス供給管72が設けられている。また真空容器1の底面部14には、ヒータユニット7の下方側位置にて周方向の複数部位に、ヒータユニット7の配置空間をパージするためのパージガス供給管73が設けられている。
このようにパージガス供給管72、73を設けることにより図7にパージガスの流れを矢印で示すように、ケース体20内からヒータユニット7の配置空間に至るまでの空間がNガスでパージされ、このパージガスが回転テーブル2とカバー部材71との間の隙間から排気領域6を介して排気口61、62に排気される。これによって既述の第1の処理領域P1と第2の処理領域P2との一方から回転テーブル2の下方を介して他方側にBTBASガスあるいはOガスが回り込むことが防止されるため、このパージガスは分離ガスの役割も果たしている。
また真空容器1の天板11の中心部には分離ガス供給管51が接続されていて、天板11とコア部21との間の空間52に分離ガスであるNガスを供給するように構成されている。この空間52に供給された分離ガスは、図7に示すように前記突出部5と回転テーブル2との狭い隙間50を介して回転テーブル2のウエハ載置領域側の表面に沿って周縁に向けて吐出されることになる。この突出部5で囲まれる空間には分離ガスが満たされているので、第1の処理領域P1と第2の処理領域P2との間で回転テーブル2の中心部を介して反応ガス(BTBASガスあるいはOガス)が混合することを防止している。即ち、この成膜装置は、第1の処理領域P1と第2の処理領域P2との雰囲気を分離するために回転テーブル2の回転中心部と天板11とにより区画され、分離ガスがパージされると共に当該回転テーブル2の表面に分離ガスを吐出する吐出口が前記回転方向に沿って形成された中心部領域Cを備えているということができる。なおここでいう吐出口は前記突出部5と回転テーブル2との狭い隙間50に相当する。
更に真空容器1の側壁には図2、図3及び図8に示すように外部の搬送アーム10と回転テーブル2との間で基板であるウエハWの受け渡しを行うための搬送口15が形成されており、この搬送口15は図示しないゲートバルブにより開閉されるようになっている。また回転テーブル2におけるウエハ載置領域である凹部24はこの搬送口15に臨む位置にて搬送アーム10との間でウエハWの受け渡しが行われることから、回転テーブル2の下方側において当該受け渡し位置に対応する部位に、凹部24を貫通してウエハWを裏面から持ち上げるための受け渡し用の昇降ピン16及びその昇降機構(図示せず)が設けられている。
またこの実施の形態の成膜装置は、装置全体の動作のコントロールを行うためのコンピュータからなる制御部100が設けられ、この制御部100のメモリ内には装置を運転するためのプログラムが格納されている。このプログラムは後述の装置の動作を実行するようにステップ群が組まれており、ハードディスク、コンパクトディスク、光磁気ディスク、メモリカード、フレキシブルディスク等の記憶媒体から制御部100内にインストールされる。
次に上述の成膜装置の動作について説明する。先ず図示しないゲートバルブを開き、外部から搬送アーム10により搬送口15を介してウエハWを回転テーブル2の凹部24内に受け渡す。この受け渡しは、凹部24が搬送口15に臨む位置に停止したときに凹部24の底面の貫通孔を介して真空容器の底部側から不図示の昇降ピンが昇降することにより行われる。このようなウエハWの受け渡しは回転テーブル2を間欠的に回転させて行い、回転テーブル2の5つの凹部24内に夫々ウエハWを載置する。続いてゲートバルブを閉じ、真空ポンプ64により真空容器1内を予め設定した圧力に真空引きすると共に、回転テーブル2を時計回りに回転させながらヒータユニット7によりウエハWを加熱する。詳しくは、回転テーブル2はヒータユニット7により予め例えば300℃に加熱されており、ウエハWがこの回転テーブル2に載置されることで加熱される。ウエハWの温度が図示しない温度センサにより設定温度になったことを確認した後、第1の反応ガスノズル31及び第2の反応ガスノズル32から夫々BTBASガス及びOガスを吐出させると共に、分離ガスノズル41、42から分離ガスであるNガスを吐出する。
ウエハWは回転テーブル2の回転により、第1の反応ガスノズル31が設けられる第1の処理領域P1と第2の反応ガスノズル32が設けられる第2の処理領域P2とを交互に通過するため、BTBASガスが吸着し、次いで活性化したOガスが吸着してこれらのガス分子が反応して酸化シリコンの分子層が1層あるいは複数層形成され、こうして酸化シリコンの分子層が順次積層されて所定の膜厚のシリコン酸化膜が成膜される。
このとき分離ガス供給管51からも分離ガスであるNガスを供給し、これにより中心部領域Cから即ち突出部5と回転テーブル2の中心部との間から回転テーブル2の表面に沿ってNガスが吐出する。この例では反応ガスノズル31、32が配置されている第2の天井面45の下方側の空間に沿った容器本体12の内周壁においては、既述のように内周壁が切りかかれて広くなっており、この広い空間の下方に排気口61、62が位置しているので、第1の天井面44の下方側の狭隘な空間及び前記中心部領域Cの各圧力よりも第2の天井面45の下方側の空間の圧力の方が低くなる。ガスを各部位から吐出したときのガスの流れの状態を模式的に図9に示す。第2の反応ガスノズル32から下方側に吐出され、回転テーブル2の表面(ウエハWの表面及びウエハWの非載置領域の表面の両方)に当たってその表面に沿って回転方向上流側に向かうOガスは、その上流側から流れてきたNガスに押し戻されながら回転テーブル2の周縁と真空容器1の内周壁との間の排気領域6に流れ込み、排気口62により排気される。
また第2の反応ガスノズル32から下方側に吐出され、回転テーブル2の表面に当たってその表面に沿って回転方向下流側に向かうOガスは、中心部領域Cから吐出されるNガスの流れと排気口62の吸引作用により当該排気口62に向かおうとするが、一部は下流側に隣接する分離領域Dに向かい、扇型の凸状部4の下方側に流入しようとする。ところがこの凸状部4の天井面44の高さ及び周方向の長さは、各ガスの流量等を含む運転時のプロセスパラメータにおいて当該天井面44の下方側へのガスの侵入を防止できる寸法に設定されているため、図4(b)にも示してあるようにOガスは扇型の凸状部4の下方側にほとんど流入できないかあるいは少し流入したとしても分離ガスノズル41付近までには到達できるものではなく、分離ガスノズル41から吐出したNガスにより回転方向上流側、つまり処理領域P2側に押し戻されてしまい、中心部領域Cから吐出されているNガスと共に、回転テーブル2の周縁と真空容器1の内周壁との隙間から排気領域6を介して排気口62に排気される。
また第1の反応ガスノズル31から下方側に吐出され、回転テーブル2の表面に沿って回転方向上流側及び下流側に夫々向かうBTBASガスは、その回転方向上流側及び下流側に隣接する扇型の凸状部4の下方側に全く侵入できないかあるいは侵入したとしても第2の処理領域P1側に押し戻され、中心部領域Cから吐出されているNガスと共に、回転テーブル2の周縁と真空容器1の内周壁との隙間から排気領域6を介して排気口61に排気される。即ち、各分離領域Dにおいては、雰囲気中を流れる反応ガスであるBTBASガスあるいはOガスの侵入を阻止するが、ウエハWに吸着されているガス分子はそのまま分離領域つまり扇型の凸状部4による低い天井面44の下方を通過し、成膜に寄与することになる。
更にまた第1の処理領域P1のBTBASガス(第2の処理領域P2のOガス)は、中心部領域C内に侵入しようとするが、図7及び図9に示すように当該中心部領域Cからは分離ガスが回転テーブル2の周縁に向けて吐出されているので、この分離ガスにより侵入が阻止され、あるいは多少侵入したとしても押し戻され、この中心部領域Cを通って第2の処理領域P2(第1の処理領域P1)に流入することが阻止される。
そして分離領域Dにおいては、扇型の凸状部4の周縁部が下方に屈曲され、屈曲部46の内周面と回転テーブル2の外端面との間の隙間、及び屈曲部46の外周面と突出壁部121、126の内周面との隙間が既述のように狭くなっていてガスの通過を実質阻止しているので、第1の処理領域P1のBTBASガス(第2の処理領域P2のOガス)は、回転テーブル2の外側を介して第2の処理領域P2(第1の処理領域P1)に流入することも阻止される。従って2つの分離領域Dによって第1の処理領域P1の雰囲気と第2の処理領域P2の雰囲気とが完全に分離され、BTBASガスは排気口61に、またOガスは排気口62に夫々排気される。この結果、両反応ガスこの例ではBTBASガス及びOガスが雰囲気中においてもウエハW上においても交じり合うことがない。なおこの例では、回転テーブル2の下方側をNガスによりパージしているため、排気領域6に流入したガスが回転テーブル2の下方側を潜り抜けて、例えばガBTBASガスがOガスの供給領域に流れ込むといったおそれは全くない。こうして成膜処理が終了すると、各ウエハWは搬入動作と逆の動作により順次搬送アーム10により搬出される。
ここで処理パラメータの一例について記載しておくと、回転テーブル2の回転数は、300mm径のウエハWを被処理基板とする場合例えば1rpm〜500rpm、プロセス圧力は例えば1067Pa(8Torr)、ウエハWの加熱温度は例えば350℃、BTBASガス及びOガスの流量は例えば夫々100sccm及び10000sccm、分離ガスノズル41、42からのNガスの流量は例えば20000sccm、真空容器1の中心部の分離ガス供給管51からのNガスの流量は例えば5000sccmである。また1枚のウエハWに対する反応ガス供給のサイクル数、即ちウエハWが処理領域P1、P2の各々を通過する回数は目標膜厚に応じて変わるが、多数回例えば600回である。
以上に説明した本実施の形態に係わる成膜装置においては、例えばプロセス条件の変更や原料の変更、成膜する膜の種類の変更等に応じて各処理領域P1、P2や分離領域Dのサイズを変更したり、また各反応ガスノズル31、32の設置位置を変更したりすること等ができるようになっている。こうした機能の一つとして、本実施の形態に係わる成膜装置は容器本体12に設けられた例えば1つの突出壁部121が着脱自在、且つ交換可能となっており、例えば容器本体12の内側へ突き出した領域の長さが異なるものと変更したり、また当該突出壁部121の取り付け位置を移動させたりすることができるようになっている。
以下、例えば図3に示すように第2の処理領域P2に対して、回転テーブル2の回転方向下流側に設けられた突出壁部121を交換可能に構成する場合について説明する。本例において突出壁部121は、例えば図10に示すように容器本体12とは分離した部材にて構成されており、例えば当該容器本体12と既述の屈曲部46(図10では図示を省略してある)との間の空間に組み込むことができるようになっている。
突出壁部121は円筒の側壁の一部を周方向に切り取った形状となっていて、外周側の側壁は容器本体の12の内周面に当接可能な曲面形状に形成される一方で、内周側の側壁は屈曲部46の外周面に対して既述の隙間hを介して対向可能な曲面形状となっている。また突出壁部121の左右の側壁は、例えば図3に示す排気領域6の形状に対応して内周側から外周側へ向けて広がる屈曲面を備えており、更に突出壁部121全体の高さは、容器本体12に取り付けたときに突出壁部121の下端面が容器本体12の底面にて支持される高さとなっている。
突出壁部121の上端部には、容器本体12の外周側へ向けて突出したフランジ部122が設けられており、また容器本体12の上端部には、このフランジ部122を係止して突出壁部121を固定するために、容器本体12の側壁を当該フランジ部122に対応する断面形状に切り欠いて形成された段差部123が設けられている。当該段差部123は、例えば容器本体12を模式的に表した図11に示すように、ウエハWの搬送口15の左右に設けられた本例では固定されている2つの突出壁部126の一方側の端部から他方側の端部へかけて容器本体12の内壁面に沿って形成されている。なお例えば図3等の図においては、段差部123の記載を適宜省略してある。
図12に示すように、この段差部123の上面、即ち前記フランジ部122の下面と当接する面には、突出壁部121を取り付けるための取り付け部である孔部124が容器本体12の周方向に沿って多数形成されている。他方、突出壁部121のフランジ部122にも前記孔部124に対応する間隔でボルト孔が設けられており、例えば図13に示すようにボルト125により当該フランジ部122を前記段差部123に対して締結し、突出壁部121の全体を固定することができるようになっている。
以上の構成を備えることにより、突出壁部121は容器本体12の上方側から当該容器本体12の側壁と屈曲部46との間の空間に搬入出し、また回転テーブル2と干渉しないように取り付け、取り外すことが可能となっている。また図11〜図13を用いて説明したように、容器本体12には突出壁部121を固定するための多数の孔部124を備えた段差部123が周方向に沿って形成されていることから、当該容器本体12には位置を選択して突出壁部121を取り付けることができるようになっている。
以下、交換可能に構成された突出壁部121の作用について説明すると、今、図3及び図16(a)に示すように搬送口15から見て容器本体12内部の奥側に配置された凸状部4の扇型の弧の長さに合わせて突き出した領域の長さが形成された突出壁部121が設けられているものとする。このとき、例えばプロセス条件の変更や原料の変更、成膜する膜の種類の変更により、例えば図14に示すように一点鎖線で示した従来型の凸状部4を、扇の弧が短い小型の凸状部4aに変更して各処理領域P1、P2を広くする場合について考える。
この場合に本例では、図14及び図16(b)に示すように、凸状部4aをなす新たな扇型プレートの弧に対応する突き出した領域の長さを持つ突出壁部127を容器本体12に取り付けることにより例えば排気領域6のサイズが変更される。また、図15及び図16(c)に示すように、一点鎖線で示した従来の凸状部4よりも扇の弧が長い大型の凸状部4bに変更する場合についても同様にして、当該弧の長さに対応した突出壁部128を取り付けることができる。
ここで凸状部4は例えば図17に示すように扇型形状部分と屈曲部46とが一体に形成されており、例えばボルト47などによって天板11の下面に締結されることにより、凸状部4は天板11から着脱自在となっている。詳細には、凸状部4の扇型形状部分には、凸状部4を上下に貫通するボルト孔48が所定個所に複数形成されている一方、天板11の下面には前記凸状部4のボルト孔48に対応するボルト溝11aが形成されていて、凸状部を固定することができる。そして着脱自在なこの凸状部4をサイズの異なる凸状部4a、4bに取り替えることにより、分離領域Dの大きさを変更することができるようになっている。
また凸状部4をなす扇型のプレートのサイズを変更せずに、その取り付け位置のみを変更する場合であっても、例えば図18に示すように当該凸状部4の取り付け位置に合わせて突出壁部121の取り付け位置を変更することができる。なお図18では、凸状部4及び突出壁部121の従来の取り付け位置を一点鎖線で示してある。
本実施の形態に係わる成膜装置によれば、以下の効果がある。真空容器1の容器本体12から回転テーブル2側へ向けて突出する少なくとも1つの突出壁部121が当該処理容器1に対して交換可能に設けられ、当該突出壁部121は、突出する領域の周方向の長さや処理容器1に対する周方向の取り付け位置を原料やプロセス条件に応じて変更することができる。このため、例えばプロセス条件の変更に応じて容器本体12全体を交換したりせずに処理領域P1、P2の大きさや排気領域6の大きさ等を調節することが可能となり、フレキシブル且つ低コストに成膜装置の改造を行うことができる。
更に本実施の形態に係わる成膜装置は、回転テーブル2の回転方向に複数のウエハWを配置し、回転テーブル2を回転させて第1の処理領域P1と第2の処理領域P2とを順番に通過させていわゆるALD(あるいはMLD)を行うようにしているため、高いスループットで成膜処理を行うことができる。そして前記回転方向において第1の処理領域P1と第2の処理領域P2との間に低い天井面を備えた分離領域Dを設けると共に回転テーブル2の回転中心部と真空容器1とにより区画した中心部領域Cから回転テーブル2の周縁に向けて分離ガスを吐出し、前記分離領域Dの両側に拡散する分離ガス及び前記中心部領域Cから吐出する分離ガスと共に前記反応ガスが回転テーブル2の周縁と真空容器の内周壁との隙間を介して排気されるため、両反応ガスの混合を防止することができ、この結果良好な成膜処理を行うことができるし、回転テーブル2上において反応生成物が生じることが全くないか極力抑えられ、パーティクルの発生が抑えられる。なお本発明は、回転テーブル2に1個のウエハWを載置する場合にも適用できる。
ここで突出壁部121の突出した領域の長さは、凸状部4の扇の弧の長さと一致させる場合に限定されるものではなく、例えば排気領域6のサイズを独立して変更することなどを目的として、図19に示すように凸状部4の弧よりも外方に飛び出した構成としてもよい。
また交換可能に構成された突出壁部121は、1つだけに限定されるものではなく、例えば2つまたはそれ以上の交換可能な突出壁部121を設けてもよい。例えば図20に示した成膜装置には、例えば第2の原料ガスを供給するための第3の処理領域P3を形成するために、3つ目の凸状部4cが追加して設けられている。このような場合に、既述の各実施の形態で例示した突出壁部121に加えて、搬送口15から見て左手に位置する突出壁部121も交換可能に構成することにより、新たに設けた凸状部4cのサイズ変更や取り付け位置の変更に応じて当該突出壁部121のサイズや取り付け位置も変更することができる。なお図20において、32aは第2の原料ガスを供給するための第3の反応ガスノズル、41aは分離ガスノズル、66は排気口である。また搬送口15から見て右手に位置した、残る一つの突出壁部についても交換可能に構成してもよいことは勿論である。
更に例えば処理容器2に対して交換可能、着脱可能に取り付ける部材は、既述の突出壁部121に限定されるものではない。例えば本実施の形態に係わる真空容器1では、反応ガスノズル31、32や分離ガスノズル41の取り付け位置をプロセスに応じて容器本体12の周方向に移動させることができるようになっている。このような場合に、反応ガスの流れが大きく変化して、各処理領域P1、P2から排気領域6に至るまでの反応ガスの流れが変化してしまい、膜質や膜厚の均一な膜を成膜するにあたって悪影響を及ぼしてしまうおそれもある。そこで、例えばバッフル板等の反応ガスの流動状態を調節する部材を処理容器2に対して取り付けるようにしてもよい。
例えば図21に示した成膜装置では、第2の処理領域内における回転テーブル2の回転方向の最上流位置に第2の反応ガスノズル32が配置されている。このような場合に第2の反応ガスノズル32から供給された反応ガスが排気口62へ向かって直線的に流れてしまうと、凹部24内に配置されたウエハW表面を反応ガスが均一に流れることができずに成膜された膜の厚さや膜質が面内で不均一になってしまうおそれもある。そこで図21に示した成膜装置においては、容器本体12の内壁面にバッフル板67を取り付け、このバッフル板67を例えば排気領域6内に位置させて反応ガスの流動状態を調節している。例えば図21に図示したバッフル板67には反応ガスを通流させる複数の通流孔68が設けられており、これらの通流孔68は排気口62に近いものほど小さく、排気口62から遠いものほど大きく形成されている。反応ガスノズル32から排気口62へ向けて直線的に流れ込む反応ガスの流れの圧力損失を大きくすることにより、当該処理領域P2内に反応ガスが均一に分散した後、排気口62へ向けて流れるようにすることが可能となる。
次に図22〜図24を参照しながら第2の実施の形態に係わる成膜装置について説明する。第2の実施の形態に係わる成膜装置は、例えば反応ガスや装置内のクリーニングを行うガスとして塩素系ガスなどの腐食性ガスを使用することができるように、回転テーブル2が石英製の部材で覆われている点が、既述の第1の実施の形態と異なっている。なお図22〜図24においては第1の実施の形態に示した各部分と同じ機能を有する部分については、図1〜図16に示したものと同じ符号を付してある。
図22、図23に示すように、この石英製の部材はコア部21を囲んで回転テーブル2の下方側に配置され、上面側が開放された扁平な円筒状のトレイ部172と、当該回転テーブル2の上方側から前記トレイ部材172の開放された上面を覆う蓋部171とを備えている。蓋部171には、成膜装置の中心部領域を囲む突出部5や処理領域を形成するための凸状部4が形成されており、第1の実施の形態に係わる成膜装置と同様に、互いに相手側の反応ガスが侵入しないように分離された複数の処理領域や分離領域が回転テーブル2上に形成されている。
一方、トレイ部172には、図23、図24に示すように当該トレイ部の側壁面から内側へ向かって突き出した突出壁部121が形成されており、回転テーブル2の外周面とトレイ部12の内周面との間に形成された隙間を介して反応ガスが侵入することを防止して、両反応ガスの混合を防止している。
当該第2の実施の形態に係わる成膜装置においては、凸状部4や突出壁部121のサイズや位置が異なる蓋部171、トレイ部172を作成して取り替えることにより、プロセスの変更などに応じてこれら凸状部4や突出壁部121の周方向の長さや周方向の取り付け位置を変更できるようになっている。従って、当該第2の実施の形態においては、石英製の蓋部171やトレイ部172も請求項の真空容器を構成していることになる。
本実施の形態に適用される反応ガスとしては、上述の例の他に、DCS[ジクロロシラン]、HCD[ヘキサジクロロシラン]、TMA[トリメチルアルミニウム]、3DMAS[トリスジメチルアミノシラン]、TEMAZ[テトラキスエチルメチルアミノジルコニウム]、TEMHF[テトラキスエチルメチルアミノハフニウム]、Sr(THD)[ストロンチウムビステトラメチルヘプタンジオナト]、Ti(MPD)(THD)[チタニウムメチルペンタンジオナトビステトラメチルヘプタンジオナト]、モノアミノシランなどを挙げることができる。
そして前記分離ガス供給ノズル41(42)の両側に各々位置する狭隘な空間を形成する前記第1の天井面44は、図25(a)、図25(b)に前記分離ガス供給ノズル41を代表して示すように例えば300mm径のウエハWを被処理基板とする場合、ウエハWの中心WOが通過する部位において回転テーブル2の回転方向に沿った幅寸法Lが50mm以上であることが好ましい。凸状部4の両側から当該凸状部4の下方(狭隘な空間)に反応ガスが侵入することを有効に阻止するためには、前記幅寸法Lが短い場合にはそれに応じて第1の天井面44と回転テーブル2との間の距離も小さくする必要がある。更に第1の天井面44と回転テーブル2との間の距離をある寸法に設定したとすると、回転テーブル2の回転中心から離れる程、回転テーブル2の速度が速くなってくるので、反応ガスの侵入阻止効果を得るために要求される幅寸法Lは回転中心から離れる程長くなってくる。このような観点から考察すると、ウエハWの中心WOが通過する部位における前記幅寸法Lが50mmよりも小さいと、第1の天井面44と回転テーブル2との距離をかなり小さくする必要があるため、回転テーブル2を回転したときに回転テーブル2あるいはウエハWと天井面44との衝突を防止するために、回転テーブル2の振れを極力抑える工夫が要求される。更にまた回転テーブル2の回転数が高い程、凸状部4の上流側から当該凸状部4の下方側に反応ガスが侵入しやすくなるので、前記幅寸法Lを50mmよりも小さくすると、回転テーブル2の回転数を低くしなければならず、スループットの点で得策ではない。従って幅寸法Lが50mm以上であることが好ましいが、50mm以下であっても本発明の効果が得られないというものではない。即ち、前記幅寸法LがウエハWの直径の1/10〜1/1であることが好ましく、約1/6以上であることがより好ましい。なお、図25(a)においては図示の便宜上、凹部24の記載を省略してある。
ここで処理領域P1、P2及び分離領域Dの各レイアウトについて上記の実施の形態以外の他の例を挙げておく。図21でも簡単に触れたが、図26は第2の反応ガスノズル32を搬送口15よりも回転テーブル2の回転方向上流側に位置させた例であり、このようなレイアウトであっても同様の効果が得られる。
また本発明は、分離ガスノズル41(42)の両側に狭隘な空間を形成するために低い天井面(第1の天井面)44を設けることが必要であるが、図27に示すように反応ガスノズル31(32)の両側にも同様の低い天井面を設け、これら天井面を連続させる構成、つまり分離ガスノズル41(42)及び反応ガスノズル31(32)が設けられる箇所以外は、回転テーブル2に対向する領域全面に凸状部4を設ける構成としても同様の効果が得られる。この構成は別の見方をすれば、分離ガスノズル41(42)の両側の第1の天井面44が反応ガスノズル31(32)にまで広がった例である。この場合には、分離ガスノズル41(42)の両側に分離ガスが拡散し、反応ガスノズル31(32)の両側に反応ガスが拡散し、両ガスが凸状部4の下方側(狭隘な空間)にて合流するが、これらのガスは反応ガスノズル31(32)と分離ガスノズル42(41)との間に位置する排気口61(62)から排気されることになる。
以上の実施の形態では、回転テーブル2の回転軸22が真空容器1の中心部に位置し、回転テーブル2の中心部と真空容器1の上面部との間の空間に分離ガスをパージしているが、本発明は図28に示すように構成してもよい。図28の成膜装置においては、真空容器1の中央領域の底面部14が下方側に突出していて駆動部の収容空間80を形成していると共に、真空容器1の中央領域の上面に凹部80aが形成され、真空容器1の中心部において収容空間80の底部と真空容器1の前記凹部80aの上面との間に支柱81を介在させて、第1の反応ガスノズル31からのBTBASガスと第2の反応ガスノズル32からのOガスとが前記中心部を介して混ざり合うことを防止している。
回転テーブル2を回転させる機構については、支柱81を囲むように回転スリーブ82を設けてこの回転スリーブ81に沿ってリング状の回転テーブル2を設けている。そして前記収容空間80にモーター83により駆動される駆動ギヤ部84を設け、この駆動ギヤ部84により、回転スリーブ82の下部の外周に形成されたギヤ部85を介して当該回転スリーブ82を回転させるようにしている。86、87及び88は軸受け部である。また前記収容空間80の底部にパージガス供給管74を接続すると共に、前記凹部80aの側面と回転スリーブ82の上端部との間の空間にパージガスを供給するためのパージガス供給管75を真空容器1の上部に接続している。図28では、前記凹部80aの側面と回転スリーブ82の上端部との間の空間にパージガスを供給するための開口部は左右2箇所に記載してあるが、回転スリーブ82の近傍領域を介してBTBASガスとOガスとが混じり合わないようにするために、開口部(パージガス供給口)の配列数を設計することが好ましい。
図28の実施の形態では、回転テーブル2側から見ると、前記凹部80aの側面と回転スリーブ82の上端部との間の空間は分離ガス吐出孔に相当し、そしてこの分離ガス吐出孔、回転スリーブ82及び支柱81により、真空容器1の中心部に位置する中心部領域が構成される。
以上述べた成膜装置を用いた基板処理装置について図29に示しておく。図29中、101は例えば25枚のウエハを収納するフープと呼ばれる密閉型の搬送容器、102は搬送アーム103が配置された大気搬送室、104、105は大気雰囲気と真空雰囲気との間で雰囲気が切り替え可能なロードロック室(予備真空室)、106は、2基の搬送アーム107が配置された真空搬送室、108、109は本発明の成膜装置である。搬送容器101は図示しない載置台を備えた搬入搬出ポートに外部から搬送され、大気搬送室102に接続された後、図示しない開閉機構により蓋が開けられて搬送アーム103により当該搬送容器101内からウエハが取り出される。次いでロードロック室104(105)内に搬入され当該室内を大気雰囲気から真空雰囲気に切り替え、その後搬送アーム107によりウエハが取り出されて成膜装置108、109の一方に搬入され、既述の成膜処理がされる。このように例えば5枚処理用の本発明の成膜装置を複数個例えば2個備えることにより、いわゆるALD(MLD)を高いスループットで実施することができる。
本発明の実施の形態に係る成膜装置の縦断面を示す図3のI−I’線縦断面図である。 上記の成膜装置の内部の概略構成を示す斜視図である。 上記の成膜装置の横断平面図である。 上記の成膜装置における処理領域及び分離領域を示す縦断面図である。 上記の成膜装置における分離領域の縦断面図である。 上記の成膜装置の反応ガスノズルを示す斜視図である。 分離ガスあるいはパージガスの流れる様子を示す説明図である。 上記の成膜装置の一部破断斜視図である。 第1の反応ガス及び第2の反応ガスが分離ガスにより分離されて排気される様子を示す説明図である。 上記の成膜装置の真空容器に突出壁部を取り付ける様子を示した斜視図である。 上記の真空容器の平面図である。 上記の真空容器の拡大斜視図である。 上記の真空容器に突出壁部を取り付けた状態を示す拡大縦断面図である。 交換可能に設けられた上記の突出壁部の作用図である。 上記の突出壁部の第2の作用図である。 上記の突出壁部の第3の作用図である。 上記真空容器の天板に対して凸状部を取り付ける様子を示した斜視図である。 上記の成膜装置の変形例を示す平面図である。 上記の成膜装置の第2の変形例を示す平面図である。 上記の成膜装置の第3の変形例を示す平面図である。 上記の成膜装置の第4の変形例を示す平面図である。 第2の実施の形態に係わる成膜装置の縦断面図である。 上記第2の実施の形態に係わる成膜装置の分離領域における縦断面図である。 上記第2の実施の形態に係わる成膜装置に設けられた石英製のトレイ部を示す斜視図である。 分離領域に用いられる凸状部の寸法例を説明するための説明図である。 本発明の他の実施の形態に係る成膜装置を示す横断平面図である。 本発明の上記以外の実施の形態に係る成膜装置を示す横断平面図である。 本発明の上記以外の実施の形態に係る成膜装置を示す縦断面図である。 本発明の成膜装置を用いた基板処理システムの一例を示す概略平面図である。
符号の説明
W ウエハ
1 真空容器
2 回転テーブル
4 凸状部
31 第1の反応ガスノズル
32、32a
第2の反応ガスノズル
33 ガス吐出孔
41、42 分離ガスノズル
121、126
突出壁部
171 蓋部
172 トレイ部

Claims (11)

  1. 真空容器内にて互いに反応する少なくとも2種類の反応ガスを順番に基板の表面に供給し、且つこの供給サイクルを実行することにより反応生成物の層を多数積層して薄膜を形成する成膜装置において、
    この回転テーブルの回転方向に互いに離れて設けられ、前記回転テーブルにおける基板の載置領域側の面に夫々第1の反応ガス及び第2の反応ガスを供給するための第1の反応ガス供給手段及び第2の反応ガス供給手段と、
    前記第1の反応ガスが供給される第1の処理領域と第2の反応ガスが供給される第2の処理領域との雰囲気を分離するために前記回転方向においてこれら処理領域の間に位置する分離領域と、
    前記第1の処理領域と第2の処理領域との雰囲気を分離するために真空容器内の中心部に位置し、回転テーブルの基板載置面側に分離ガスを吐出する吐出孔が形成された中心部領域と、
    前記分離領域の両側に拡散する分離ガス及び前記中心部領域から吐出する分離ガスと共に前記反応ガスの排気を行うために、平面で見たときに当該分離領域の前記回転方向両側に位置する第1の排気口及び第2の排気口と、を備え、
    前記分離領域は、分離ガスを供給するための分離ガス供給手段と、この分離ガス供給手段の前記回転方向両側に位置し、当該分離領域から処理領域側に分離ガスが流れるための狭隘な空間を回転テーブルとの間に形成するための天井面と、前記回転テーブルの周縁と真空容器の内周壁との間における前記反応ガスの侵入を阻止するために真空容器の内周壁から回転テーブル側に突出すると共に当該真空容器に対して交換可能に設けられ、その周方向の長さ及び周方向の取り付け位置の少なくとも一方がプロセスに応じて設定された突出壁部と、を備えることを特徴とする成膜装置。
  2. 前記第1の排気口または第2の排気口は、回転テーブルの周縁と真空容器の内周壁との隙間を介して排気するために設けられていることを特徴とする請求項1に記載の成膜装置。
  3. 前記突出壁部は、回転テーブルと干渉することなく上方に取り外すことができるように構成されていることを特徴とする請求項1または2に記載の成膜装置。
  4. 真空容器の側壁にその取り付け位置を選択して前記突出壁部を取り付けるための多数の取り付け部が周方向に沿って形成されていることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか一つに記載の成膜装置。
  5. 前記取り付け部は、ボルトを止めるための孔部であることを特徴とする請求項4に記載の成膜装置。
  6. 前記処理領域よりも分離領域の方が圧力が高いことを特徴とする請求項1ないし5のいずれか一つに記載の成膜装置。
  7. 前記分離ガス供給手段のガス吐出孔は、回転テーブルの回転中心部及び周縁部の一方側から他方側に向かって配列されていることを特徴とする請求項1ないし6のいずれか一つに記載の成膜装置。
  8. 前記回転テーブルを加熱する加熱手段を備えたことを特徴とする請求項1ないし7のいずれか一つに記載の成膜装置。
  9. 前記分離ガス供給手段の両側に各々位置する狭隘な空間を形成する天井面は、基板の中心が通過する部位において回転テーブルの回転方向に沿った幅寸法が50mm以上であることを特徴とする請求項1ないし8のいずれか一つに記載の成膜装置。
  10. 前記分離領域の天井面において、前記分離ガス供給手段に対して回転テーブルの相対的回転方向の上流側部位は、外縁に位置する部位ほど前記回転方向の幅が大きいことを特徴とする請求項1ないし9のいずれか一つに記載の成膜装置。
  11. 前記分離領域の天井面において、前記分離ガス供給手段に対して回転テーブルの相対的回転方向の上流側部位は、扇型に形成されていることを特徴とする請求項10に記載の成膜装置。
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