JP2010056410A - 半導体装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ESD保護素子としてMISトランジスタを備えた半導体装置において、MISトランジスタの面積の増大を招くことなく、MISトランジスタ内の動作均一性を高める。
【解決手段】半導体基板10に形成されたMISトランジスタを備えた半導体装置であって、MISトランジスタは、半導体基板10に形成されたドレイン拡散層15と、半導体基板10上にチャネル幅方向に沿って互いに間隔を空けて配置され、ドレイン拡散層15をチャネル幅方向に沿って互いに分割する複数の分割体14と、半導体基板10上に分割体14を覆うように形成され、ドレイン拡散層15のチャネル幅方向に応力を生じさせる応力膜17とを備えている。
【選択図】図1

Description

本発明は、ESD(Electro Static Discharge)保護素子として、MISFET(Metal Insulator Semiconductor Field Effect Transistor)を備えた半導体装置に関するものである。
近年、半導体集積回路装置の高集積化、高機能化及び高速化に伴い、ESDサージから内部回路を保護することが困難となっている。
ESDサージから内部回路を保護するESD保護素子として、MISFET(以下、「MISトランジスタ」と称す)を用いた従来の半導体装置について、図8を参照しながら説明する。図8は、MISトランジスタの面積とMISトランジスタが破壊される電流(即ち、2次降伏電流)との関係を示すグラフである。図8に示すように、MISトランジスタの面積がある程度以下の範囲内では、MISトランジスタの面積の増加に従い、2次降伏電流が増加する、即ち、サージ電流に対するMISトランジスタの耐量が高くなるものの、MISトランジスタの面積がある程度を越えると、2次降伏電流が飽和する。そのため、MISトランジスタの面積を最大限に活用できないため、MISトランジスタの面積の増大を招く。
MISトランジスタの面積の増大を招く原因としては、MISトランジスタ内の局部にサージ電流が集中し、サージ電流に対するMISトランジスタ内の動作均一性が低いことが原因であることが知られている。
そこで、MISトランジスタを備えた半導体装置において、サージ電流に対するMISトランジスタ内の動作均一性を高める技術が提案されている(例えば特許文献1参照)。図9は、従来技術の半導体装置の構成を示す平面図である。
図9に示すように、半導体基板の上部には、図中に示すMISトランジスタを、他のMISトランジスタ(図示せず)と電気的に分離する素子分離領域101が形成されている。半導体基板の上部には、チャネル幅方向に沿って互いに間隔を空けて、複数の素子分離領域101a,101bが形成されている。
半導体基板上には、ゲート電極102a,102bが形成されている。半導体基板におけるゲート電極102aの左側の側方下には、ソース拡散層104aが形成されていると共に、半導体基板におけるゲート電極102aの右側の側方下には、ドレイン拡散層103aが形成されている。一方、半導体基板におけるゲート電極102bの左側の側方下には、ドレイン拡散層103bが形成されていると共に、半導体基板におけるゲート電極102bの右側の側方下には、ソース拡散層104bが形成されている。
ドレイン拡散層103a,103bには、チャネル幅方向に沿って互いに間隔を空けて、複数のシリサイドブロック領域(非シリサイド領域)105a,105bが設けられている。ドレイン拡散層103a,103bの上部のうちシリサイドブロック領域105a,105b、及び素子分離領域101a,101b以外の領域には、シリサイド層が形成されている。
半導体基板上には、ドレイン拡散層103a,103bと電気的に接続するコンタクトプラグ106、ソース拡散層104a,104bと電気的に接続するコンタクトプラグ107a,107bが形成されている。半導体基板の上方には、コンタクトプラグ106と電気的に接続するドレイン電極108、及びコンタクトプラグ107a,107bと電気的に接続するソース電極109a,109bが形成されている。
図9に示すように、素子分離領域101a,101bにより、ドレイン拡散層103a,103bがチャネル幅方向に沿って互いに分割されるため、MISトランジスタはチャネル幅方向に沿って互いに電気的に分割される。そのため、従来技術の半導体装置は、「電気的に分割された複数のMISトランジスタ」がチャネル幅方向に沿って配列された半導体装置と見なすことができる。
また、図9に示すように、ドレイン拡散層103a,103bのうち、チャネル幅方向に沿って互いに分割された各領域には、シリサイドブロック領域105a,105b、即ち、高抵抗領域が設けられている。そのため、「電気的に分割された複数のMISトランジスタ」のドレイン端子には、各々独立した高抵抗体が接続されていると見なすことができる。
以下に、従来技術におけるMISトランジスタの等価回路について、図10(a) を参照しながら説明する。図10(a) は、従来技術におけるMISトランジスタの等価回路を示す図である。なお、図10(a) に示すように、電源電位(VDD)ラインと接地電位(GND)ライン間に、従来技術におけるMISトランジスタを配置した場合を具体例に挙げて説明する。また、図10(a) において、簡略的に図示する為に、「電気的に分割された複数のMISトランジスタ」Tr1〜TrNのうち、MISトランジスタTr1〜Tr3を代表して図示する。
図10(a) に示すように、チャネル幅方向に沿ってMISトランジスタTr1〜Tr3が配列され、MISトランジスタTr1〜Tr3のドレイン端子には、高抵抗体が接続されている。
VDDラインからMISトランジスタTr1〜Tr3にサージ電流が印加されると、寄生バイポーラ動作により、ドレイン端子からソース端子にサージ電流が流れる。
ここで、従来技術におけるMISトランジスタ内の局部にサージ電流が集中した場合について考える。即ち、図10(b) に示すように、例えば「電気的に分割された複数のMISトランジスタ」のうちMISトランジスタTr1にサージ電流が集中した場合について考える。この場合、図10(b) に示すように、MISトランジスタTr1のドレイン端子に接続された高抵抗体における電圧降下が大きくなる。
そのため、MISトランジスタTr1のドレイン端子の電圧が低下するため、MISトランジスタTr1の寄生バイポーラ動作が抑制されるというフィードバックが働くので、MISトランジスタTr1にサージ電流が継続的に集中することを防止する。これにより、サージ電流に対するMISトランジスタ内の動作均一性を高めることが可能となる。
特開2005−26607号公報
しかしながら、従来技術の半導体装置では、以下に示す問題がある。
ここで、図9に示す構成におけるMISトランジスタ(即ち、従来技術におけるMISトランジスタ)のTLP(Transmission Line Pulsing)特性と、図9に示す構成からシリサイドブロック領域105a,105bを差し引いた構成におけるMISトランジスタ(以下、「参照例におけるMISトランジスタ」と称す)のTLP特性とを比較する。図11(a) は、従来技術におけるMISトランジスタ、及び参照例におけるMISトランジスタのTLP特性について示すグラフであり、図11(a) 中の実線は、従来技術におけるMISトランジスタについて示し、図11(a) 中の破線は、参照例におけるMISトランジスタについて示す。
図11(a) の縦軸は、従来技術,参照例におけるMISトランジスタに印加されるパルス電流Iを示し、図11(a) の横軸は、従来技術,参照例におけるMISトランジスタの端子に印加されるパルス電圧Vを示す。
ここで、既述の通り、従来技術におけるMISトランジスタは、素子分離領域(図9:101a,101b参照)により、「電気的に分割された複数のMISトランジスタ」がチャネル幅方向に沿って配列され、シリサイドブロック領域(図9:105a,105b参照)により、「電気的に分割された複数のMISトランジスタ」の各々のドレイン端子には、図10(a) 及び(b) に示すように、高抵抗体が直列に接続されている。
そのため、従来技術におけるMISトランジスタ(即ち、シリサイドブロック領域有りのMISトランジスタ)のドレイン抵抗は、参照例におけるMISトランジスタ(即ち、シリサイドブロック領域無しのMISトランジスタ)のドレイン抵抗に比べて、シリサイドブロック領域の抵抗分だけ高くなる。そのため、同一のサージ電流が印加される場合、図11(a) から判るように、従来技術におけるMISトランジスタの端子電圧は、参照例におけるMISトランジスタの端子電圧に比べて高くなる。
このように、従来技術では、MISトランジスタの端子電圧が高いため、本来保護すべき内部回路に高電圧が印加される。例えば、図11(a) に示すように、MISトランジスタの端子電圧が内部回路の破壊電圧を超えると、本来保護すべき内部回路が破壊される虞がある。
この虞を回避する為には、シリサイドブロック領域(図9:105a,105b参照)の抵抗、即ち、高抵抗体(図10(a),(b) 参照)の抵抗分だけ高くなったドレイン抵抗の抵抗分を消滅させることが必要である。そのため、図11(b) に示すように、シリサイドブロック領域の抵抗に応じて、MISトランジスタの面積を増大させる必要がある。即ち、従来技術では、シリサイドブロック領域の抵抗に応じて、MISトランジスタの面積が増大する。
さらに、従来技術では、シリサイドブロック領域の微細化が困難なため、MISトランジスタの面積が増大する。
以上のように、従来技術では、シリサイドブロック領域により、サージ電流に対するMISトランジスタ内の動作均一性を高めることは可能なものの、シリサイドブロック領域の抵抗に応じて、MISトランジスタの面積を増大せざるを得ず、さらに、微細化が困難なシリサイドブロック領域により、MISトランジスタの面積がさらに増大するという問題がある。
前記に鑑み、本発明の目的は、MISトランジスタの面積の増大を招くことなく、MISトランジスタ内の動作均一性を高めることである。
前記の目的を達成するため、本発明に係る第1の半導体装置は、半導体基板に形成されたMISトランジスタを備えた半導体装置であって、MISトランジスタは、半導体基板に形成されたドレイン拡散層と、半導体基板上にチャネル幅方向に沿って互いに間隔を空けて配置され、ドレイン拡散層をチャネル幅方向に沿って互いに分割する複数の分割体と、半導体基板上に分割体を覆うように形成され、ドレイン拡散層のチャネル幅方向に応力を生じさせる応力膜とを備えていることを特徴とする。
本発明に係る第1の半導体装置によると、MISトランジスタ内の局部にサージ電流が一時的に集中することがあっても、MISトランジスタ内のサージ電流の集中部の温度上昇によって、集中部領域のドレイン拡散層での電子移動度を低下させて、集中部領域のドレイン拡散層のドレイン抵抗を高くすることができるので、MISトランジスタ内の局部にサージ電流が継続的に集中することを防止し、ESDサージに対するMISトランジスタ内の動作均一性を高めることができる。従って、MISトランジスタの面積を最大限に活用できるので、従来のようにMISトランジスタの面積の増大を招くことはない。
さらに、従来技術のようにシリサイドブロック領域によるMISトランジスタの面積の増大を招くことはない。
本発明に係る第1の半導体装置において、半導体基板の面方位は、(100)結晶面方位であり、MISトランジスタの導電型は、N型であり、MISトランジスタのチャネル方向は、<100>結晶軸方向であり、応力は、引っ張り応力であることが好ましい。
本発明に係る第1の半導体装置において、半導体基板の面方位は、(100)結晶面方位であり、MISトランジスタの導電型は、N型であり、MISトランジスタのチャネル方向は、<110>結晶軸方向であり、応力は、圧縮応力であることが好ましい。
本発明に係る第1の半導体装置において、半導体基板の面方位は、(100)結晶面方位であり、MISトランジスタの導電型は、P型であり、MISトランジスタのチャネル方向は、<110>結晶軸方向であり、応力は、圧縮応力であることが好ましい。
本発明に係る第1の半導体装置において、ドレイン拡散層は、半導体基板における分割体の側方下に形成されていることが好ましい。
本発明に係る第1の半導体装置において、MISトランジスタは、半導体基板上に形成されたゲート絶縁膜と、ゲート絶縁膜上に形成されたゲート電極と、半導体基板におけるゲート電極の一方の側方下に形成されたソース拡散層とをさらに備え、ドレイン拡散層は、半導体基板におけるゲート電極の他方の側方下に形成され、応力膜は、半導体基板上にゲート電極及び分割体を覆うように形成されていることが好ましい。
本発明に係る第1の半導体装置において、分割体は、ゲート電極と同じ材料からなることが好ましい。
前記の目的を達成するため、本発明に係る第2の半導体装置は、半導体基板に形成された第1のMISトランジスタと第2のMISトランジスタとを備えた半導体装置であって、第1のMISトランジスタは、半導体基板に形成された第1のドレイン拡散層と、半導体基板上にチャネル幅方向に沿って互いに間隔を空けて配置され、第1のドレイン拡散層をチャネル幅方向に沿って互いに分割する第1の分割体と、半導体基板上に第1の分割体を覆うように形成され、第1のドレイン拡散層のチャネル幅方向に応力を生じさせる応力膜とを備え、第2のMISトランジスタは、半導体基板に形成された第2のドレイン拡散層と、半導体基板上にチャネル幅方向に沿って互いに間隔を空けて配置され、第2のドレイン拡散層をチャネル幅方向に沿って互いに分割する第2の分割体と、半導体基板上に第2の分割体を覆うように形成され、第2のドレイン拡散層のチャネル幅方向に応力を生じさせる応力膜とを備えていることを特徴とする。
本発明に係る第2の半導体装置によると、第1,第2のMISトランジスタの面積の増大を招くことなく、第1,第2のMISトランジスタ内の動作均一性を高めることができる。
本発明に係る第2の半導体装置において、半導体基板の面方位は、(100)結晶面方位であり、第1のMISトランジスタの導電型は、N型であり、第2のMISトランジスタの導電型は、P型であり、第1のMISトランジスタ及び第2のMISトランジスタのチャネル方向は、<110>結晶軸方向であり、応力は、圧縮応力であることが好ましい。
本発明に係る半導体装置によると、MISトランジスタ内の局部にサージ電流が一時的に集中することがあっても、MISトランジスタ内のサージ電流の集中部の温度上昇によって、集中部領域のドレイン拡散層での電子移動度を低下させて、集中部領域のドレイン拡散層のドレイン抵抗を高くすることができるので、MISトランジスタ内の局部にサージ電流が継続的に集中することを防止し、ESDサージに対するMISトランジスタ内の動作均一性を高めることができる。従って、MISトランジスタの面積を最大限に活用できるので、従来のようにMISトランジスタの面積の増大を招くことはない。
さらに、従来技術のようにシリサイドブロック領域によるMISトランジスタの面積の増大を招くことはない。
以下に、本発明の各実施形態について図面を参照しながら説明する。
(第1の実施形態)
以下に、本発明の第1の実施形態に係る半導体装置について、図1(a) 〜(c) を参照しながら説明する。図1(a) 〜(c) は、本発明の第1の実施形態に係る半導体装置の構成を示す図であり、具体的には、図1(a) は平面図、図1(b) は図1(a) 中に示すIb-Ib線における断面図、図1(c) は図1(a) 中に示すIc-Ic線における断面図である。
本実施形態におけるMISトランジスタの導電型は、N型であり、MISトランジスタが形成された半導体基板の面方位は、(100)結晶面方位であり、MISトランジスタのチャネル方向は、<100>結晶軸方向である。
図1(a) に示すように、例えばシリコンからなる半導体基板10上には、ゲート絶縁膜(図1(b),(c):12参照)を介して、チャネル方向の長さが例えば約0.3μmのポリシリコン膜からなるゲート電極13が形成されている。半導体基板10上には、チャネル幅方向に沿って互いに間隔を空けて複数の分割体14が配置されている。半導体基板10におけるゲート電極13の左側の側方下(図1(b) 参照)、及び分割体14の側方下(図1(c) 参照)には、N型ドレイン拡散層15が形成されている。一方、半導体基板10におけるゲート電極13の右側の側方下(図1(b) 参照)には、N型ソース拡散層16が形成されている。半導体基板10上には、ゲート電極13及び分割体14を覆うように、応力膜(図1(b),(c):17参照)及び保護膜(図1(b),(c):18参照)が順次形成されている。応力膜及び保護膜中には、N型ドレイン拡散層15と電気的に接続するコンタクトプラグ19、及びN型ソース拡散層16と電気的に接続するコンタクトプラグ20が形成されている。保護膜上には、コンタクトプラグ19と電気的に接続するドレイン電極21、及びコンタクトプラグ20と電気的に接続するソース電極22が形成されている。なお、N型ドレイン拡散層15及びN型ソース拡散層16が形成された半導体基板10における活性領域は、半導体基板10に形成された素子分離領域(図示せず)によって取り囲まれている。
ここで、分割体14の寸法は、例えば、チャネル方向の長さが約0.6μm、チャネル幅方向の長さが約0.3μm、高さが約0.3μmである。また、分割体14は、例えば、ゲート電極13から0.2μm(図1(a):w2参照)だけ離れて配置されている一方、ドレイン電極21から0.2μm(図1(a):w1参照)だけ離れて配置されている。また、分割体14の厚さとしては、N型ドレイン拡散層15の形成の際にハードマスクとしての機能を果たすことが可能な厚さが要求され、分割体14の材料としては、N型ドレイン拡散層15の形成の際にハードマスク形状に加工することが可能で、且つ半導体装置の製造中に発生する熱に対して耐えることが可能な材料が要求される。具体的には例えば、分割体14の材料としては、ポリシリコン膜(即ちゲート電極13の材料と同じ材料)、又はシリコン酸化膜若しくはシリコン窒化膜等が挙げられる。
図1(b) に示すように、本実施形態におけるMISトランジスタは、半導体基板10に形成されたP型ウェル拡散層11と、半導体基板10上に形成されたゲート絶縁膜12と、ゲート絶縁膜12上に形成されたゲート電極13と、半導体基板10におけるゲート電極13の左側の側方下、及び分割体(図1(c):14参照)の側方下に形成されたN型ドレイン拡散層15と、半導体基板10におけるゲート電極13の右側の側方下に形成されたN型ソース拡散層16と、半導体基板10上にゲート電極13及び分割体(図1(c):14参照)を覆うように形成され、N型ドレイン拡散層15のチャネル幅方向(即ち、<010>結晶軸方向)に引っ張り応力を生じさせる応力膜17と、応力膜17上に形成された保護膜18と、応力膜17及び保護膜18中に形成され、N型ドレイン拡散層15と電気的に接続するコンタクトプラグ19と、応力膜17及び保護膜18中に形成され、N型ソース拡散層16と電気的に接続するコンタクトプラグ20と、保護膜18上に形成され、コンタクトプラグ19と電気的に接続するドレイン電極21と、保護膜18上に形成され、コンタクトプラグ20と電気的に接続するソース電極22とを備えている。
図1(c) に示すように、N型ドレイン拡散層15は、半導体基板10における分割体14の側方下に形成されている。応力膜17は、既述の通り、半導体基板10上に分割体14を覆うように形成されている。
本実施形態では、分割体14により、図1(c) に示すように、N型ドレイン拡散層15がチャネル幅方向に沿って互いに分割されるため、MISトランジスタはチャネル幅方向に沿って互いに電気的に分割される。そのため、本実施形態に係る半導体装置は、「電気的に分割された複数のMISトランジスタ」がチャネル幅方向に沿って配列された半導体装置と見なすことができる。
以下に、本実施形態におけるMISトランジスタの動作について説明する。
まず、ドレイン電極21からN型ドレイン拡散層15にサージ電流が印加されると、N型ドレイン拡散層15の電位が上昇する。やがて、N型ドレイン拡散層15の電位がMISトランジスタの1次降伏電圧に到達すると、N型ドレイン拡散層15とP型ウェル拡散層11との間でアバランシエ降伏が発生し、N型ドレイン拡散層15からP型ウェル拡散層11及びN型ソース拡散層16にサージ電流が流れ出す。
以上のように、本実施形態では、N型ドレイン拡散層15が、図1(c) に示すように、分割体14により、チャネル幅方向に沿って互いに分割され、N型ドレイン拡散層15のチャネル幅方向に引っ張り応力を生じさせる応力膜17が、半導体基板10上に形成されている。
ここで、応力膜により、ドレイン拡散層に応力が印加されることにより、ドレイン拡散層での電子移動度が高められることが知られている。
そのため、応力膜17により、N型ドレイン拡散層15のチャネル幅方向に引っ張り応力を印加することにより、N型ドレイン拡散層15での電子移動度を高めて、N型ドレイン拡散層15の比抵抗(ドレイン抵抗)を低くする(言い換えれば、「電気的に分割された複数のMISトランジスタ」の各ドレイン抵抗を低くする)ことができる。具体的には、応力膜17により、N型ドレイン拡散層15のチャネル幅方向に印加される引っ張り応力の大きさが、例えば500MPaの場合、N型ドレイン拡散層15の比抵抗を最大27%低下させることができる。
またここで、温度上昇に従い、応力膜により高められた電子移動度が低下することが知られている。
そのため、本実施形態では、通常時(即ち、MISトランジスタ内の動作が均一時)には、応力膜17による引っ張り応力を、N型ドレイン拡散層15のチャネル幅方向に効果的に印加することにより、N型ドレイン拡散層15での電子移動度を高めて、N型ドレイン拡散層15のドレイン抵抗を低くすることができる。
一方、異常時(即ち、MISトランジスタ内の局部へのサージ電流の一時的な集中時)には、MISトランジスタ内のサージ電流の集中部の温度が上昇するため、集中部領域のN型ドレイン拡散層15での電子移動度を低下させて、集中部領域のN型ドレイン拡散層15のドレイン抵抗を高くする(言い換えれば、「電気的に分割された複数のMISトランジスタ」のうちサージ電流が集中するMISトランジスタのドレイン抵抗を高くする)ことができる。
即ち、MISトランジスタ内の局部へのサージ電流の一時的な集中時に、集中部領域のN型ドレイン拡散層15のドレイン抵抗を高くすることができるため、「電気的に分割された複数のMISトランジスタ」のうちサージ電流が集中するMISトランジスタの動作が抑制されるというフィードバックが働くので、MISトランジスタ内の局部にサージ電流が継続的に集中することを防止できる。
このように、本実施形態では、「電気的に分割された複数のMISトランジスタ」の各ドレイン抵抗として、電流依存性を持たせたドレイン抵抗、即ち、サージ電流の増大に従い抵抗が高くなるドレイン抵抗を採用する。
また、本実施形態では、MISトランジスタを電気的に分割する構成として、従来技術における素子分離領域(図9:101a,101b参照)の代わりに、図1(a) に示すように、分割体14を採用する。
以下に、本実施形態の効果を有効に説明するために、図2を参照しながら説明する。図2は、本実施形態におけるN型ドレイン拡散層の比抵抗と温度との関係を示すグラフである。
図2は、数値解析を用いて、各温度に対する本実施形態におけるN型ドレイン拡散層15の比抵抗を算出しプロットしたグラフである。図2の縦軸に示す「比抵抗」とは、参照比抵抗(即ち、図1(a) 〜(c) に示す構成から応力膜17を差し引いた構成におけるN型ドレイン拡散層の比抵抗)を1としたときの、本実施形態におけるN型ドレイン拡散層15の比抵抗を示す。
比抵抗 = 本実施形態におけるN型ドレイン拡散層15の比抵抗/参照比抵抗
図2に示すように、温度が室温(300K)から100Kだけ上昇し400Kになると、比抵抗は0.79から0.83になり、400Kにおける比抵抗は、室温における比抵抗に比べて、約5%高くなることが判る。
本実施形態によると、MISトランジスタ内の局部にサージ電流が一時的に集中することがあっても、MISトランジスタ内のサージ電流の集中部の温度上昇によって、集中部領域のN型ドレイン拡散層15での電子移動度を低下させて、集中部領域のN型ドレイン拡散層15のドレイン抵抗を高くすることができるので、MISトランジスタ内の局部にサージ電流が継続的に集中することを防止し、ESDサージに対するMISトランジスタ内の動作均一性を高めることができる。従って、図3から判るように、MISトランジスタの面積を最大限に活用できるので、従来のようにMISトランジスタの面積の増大を招くことはない。
さらに、従来技術のようにシリサイドブロック領域(図9:105a,105b参照)によるMISトランジスタの面積の増大を招くことはない。即ち、従来技術のように、シリサイドブロック領域の抵抗に応じて、MISトランジスタの面積を増大させる(図11(b) 参照)必要がない。さらに、従来技術のように、微細化が困難なシリサイドブロック領域により、MISトランジスタの面積が増大することがない。具体的には例えば、従来技術におけるMISトランジスタにおいて、シリサイドブロック領域を設けるのに必要な幅が0.5μmの場合、仮にシリサイドブロック領域の抵抗に応じてMISトランジスタの面積を増大させなくても、本実施形態におけるMISトランジスタの面積を、従来技術におけるMISトランジスタに比べて、約20%削減できる。
また、分割体14が、ゲート電極13と同一の材料からなることが好ましい。これにより、ゲート電極13の形成と同時に分割体14を形成できるため、製造コストの増大を招くことなく、半導体基板10上に分割体14を形成できる。
なお、本実施形態では、N型ドレイン拡散層15として、図2に示すように、100Kの温度上昇後の比抵抗が、100Kの温度上昇前の比抵抗に比べて、5%高くなるN型ドレイン拡散層(即ち、100Kの温度上昇により高くなる比抵抗の割合が5%のN型ドレイン拡散層)を具体例に挙げて説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。即ち、100Kの温度上昇により高くなる比抵抗の割合が5%超のN型ドレイン拡散層が必要とされる場合、本実施形態に比べて、N型ドレイン拡散層のチャネル幅方向に印加される応力膜による引っ張り応力の大きさを大きくすればよい。
(第2の実施形態)
以下に、本発明の第2の実施形態に係る半導体装置について、図4(a) 〜(c) を参照しながら説明する。図4(a) 〜(c) は、本発明の第2の実施形態に係る半導体装置の構成を示す図であり、具体的には、図4(a) は平面図、図4(b) は図4(a) 中のIVb-IVb線における断面図、図4(c) は図4(a) 中のIVc-IVc線における断面図である。なお、図4(a) 〜(c) において、前述の第1の実施形態における構成要素と同一の構成要素については、図1(a) 〜(c) における符号と同一の符号を付す。従って、本実施形態では、第1の実施形態と相違する点について主に説明し、第1の実施形態と共通する点の説明は適宜省略する。
本実施形態におけるMISトランジスタの導電型は、N型であり、MISトランジスタが形成された半導体基板の面方位は、(100)結晶面方位であり、MISトランジスタのチャネル方向は、<110>結晶軸方向である。
本実施形態と第1の実施形態との相違点は、以下に示す点である。
第1に、第1の実施形態では、MISトランジスタのチャネル方向が<100>結晶軸方向である(言い換えれば、チャネル幅方向が<010>結晶軸方向である)点に対し、本実施形態では、MISトランジスタのチャネル方向が<110>結晶軸方向である(言い換えれば、チャネル幅方向が<1−10>結晶軸方向である)点である。
第2に、第1の実施形態では、応力膜17として、N型ドレイン拡散層15のチャネル幅方向に例えば500MPaの引っ張り応力を生じさせる応力膜を用いて、N型ドレイン拡散層15の比抵抗を最大27%低下させる点に対し、本実施形態では、応力膜27として、N型ドレイン拡散層15のチャネル幅方向に例えば500MPaの圧縮応力を生じさせる応力膜を用いて、N型ドレイン拡散層15の比抵抗を最大9%低下させる点である。
以下に、本実施形態の効果を有効に説明するために、図5を参照しながら説明する。図5は、本実施形態におけるN型ドレイン拡散層の比抵抗と温度との関係を示すグラフである。
図5は、数値解析を用いて、各温度に対する本実施形態におけるN型ドレイン拡散層15の比抵抗を算出しプロットしたグラフである。図5の縦軸に示す「比抵抗」とは、参照比抵抗(即ち、図4(a) 〜(c) に示す構成から応力膜27を差し引いた構成におけるN型ドレイン拡散層の比抵抗)を1としたときの、本実施形態におけるN型ドレイン拡散層15の比抵抗を示す。
図4に示すように、温度が室温(300K)から100Kだけ上昇し400Kになると、比抵抗は0.917から0.937になり、400Kにおける比抵抗は、室温における比抵抗に比べて、約2%高くなることが判る。
本実施形態によると、MISトランジスタ内の局部にサージ電流が一時的に集中することがあっても、MISトランジスタ内のサージ電流の集中部の温度上昇によって、集中部領域のN型ドレイン拡散層15での電子移動度を低下させて、集中部領域のN型ドレイン拡散層15のドレイン抵抗を高くすることができるので、MISトランジスタ内の局部にサージ電流が継続的に集中することを防止し、ESDサージに対するMISトランジスタ内の動作均一性を高めることができる。従って、MISトランジスタの面積を最大限に活用できるので、従来のようにMISトランジスタの面積の増大を招くことはない。
さらに、従来技術のようにシリサイドブロック領域(図9:105a,105b参照)によるMISトランジスタの面積の増大を招くことはない。
(第3の実施形態)
以下に、本発明の第3の実施形態に係る半導体装置について、図6(a) 〜(c) を参照しながら説明する。図6(a) 〜(c) は、本発明の第3の実施形態に係る半導体装置の構成を示す図であり、具体的には、図6(a) は平面図、図6(b) は図6(a) 中のVIb-VIb線における断面図、図6(c) は図6(a) 中のVIc-VIc線における断面図である。なお、図6(a) 〜(c) において、前述の第2の実施形態における構成要素と同一の構成要素については、図4(a) 〜(c) に示す符号と同一の符号を付す。従って、本実施形態では、第2の実施形態と相違する点について主に説明し、第2の実施形態と共通する点の説明は適宜省略する。
本実施形態におけるMISトランジスタの導電型は、P型であり、MISトランジスタが形成された半導体基板の面方位は、(100)結晶面方位であり、MISトランジスタのチャネル方向は、<110>結晶軸方向である。
図6(b) に示すように、本実施形態におけるMISトランジスタは、半導体基板10に形成されたN型ウェル拡散層31と、半導体基板10上に形成されたゲート絶縁膜12と、ゲート絶縁膜12上に形成されたゲート電極13と、半導体基板10におけるゲート電極13の左側の側方下、及び分割体(図6(c):14参照)の側方下に形成されたP型ドレイン拡散層35と、半導体基板10におけるゲート電極13の右側の側方下に形成されたP型ソース拡散層36と、半導体基板10上にゲート電極13及び分割体(図6(c):14参照)を覆うように形成され、P型ドレイン拡散層35のチャネル幅方向(即ち、<1−10>結晶軸方向)に 圧縮応力を生じさせる応力膜27と、応力膜27上に形成された保護膜18と、応力膜27及び保護膜18中に形成され、P型ドレイン拡散層35と電気的に接続するコンタクトプラグ19と、応力膜27及び保護膜18中に形成され、P型ソース拡散層36と電気的に接続するコンタクトプラグ20と、保護膜18上に形成され、コンタクトプラグ19と電気的に接続するドレイン電極21と、保護膜18上に形成され、コンタクトプラグ20と電気的に接続するソース電極22とを備えている。なお、P型ドレイン拡散層35及びP型ソース拡散層36が形成された半導体基板10における活性領域は、半導体基板10に形成された素子分離領域(図示せず)によって取り囲まれている。
図6(a) に示すように、分割体14は、チャネル幅方向に沿って互いに間隔を空けて、半導体基板10上に配置されている。また図6(c) に示すように、P型ドレイン拡散層35は、半導体基板10における分割体14の側方下に形成され、分割体14により、P型ドレイン拡散層35はチャネル幅方向に沿って互いに分割されている。
ここで、本実施形態と第2の実施形態との相違点は、以下に示す点である。
第1に、MISトランジスタの導電型は、第2の実施形態ではN型である点に対し、本実施形態ではP型である。即ち、第2の実施形態におけるウェル拡散層11の導電型はP型である点に対し、本実施形態におけるウェル拡散層31の導電型はN型であり、第2の実施形態におけるドレイン拡散層15及びソース拡散層16の導電型はN型である点に対し、本実施形態におけるドレイン拡散層35及びソース拡散層36の導電型はP型である。
第2に、第2の実施形態では、応力膜27により、N型ドレイン拡散層15のチャネル幅方向に例えば500MPaの圧縮応力を印加し、N型ドレイン拡散層15の比抵抗を最大9%低下させる点に対し、本実施形態では、応力膜27により、P型ドレイン拡散層35のチャネル幅方向に例えば500MPaの圧縮応力を印加し、P型ドレイン拡散層35の比抵抗を最大33%低下させる点である。
以下に、本実施形態の効果を有効に説明するために、図7を参照しながら説明する。図7は、本実施形態におけるP型ドレイン拡散層の比抵抗と温度との関係を示すグラフである。
図7は、数値解析を用いて、各温度に対する本実施形態におけるP型ドレイン拡散層35の比抵抗を算出しプロットしたグラフである。図7の縦軸に示す「比抵抗」とは、参照比抵抗(即ち、図6(a) 〜(c) に示す構成から応力膜27を差し引いた構成におけるP型ドレイン拡散層の比抵抗)を1としたときの、本実施形態におけるP型ドレイン拡散層35の比抵抗を示す。
図7に示すように、温度が室温(300K)から100Kだけ上昇し400Kになると、比抵抗率は0.75から0.80になり、400Kにおける比抵抗は、室温における比抵抗に比べて、約7%高くなることが判る。
本実施形態によると、MISトランジスタ内の局部にサージ電流が一時的に集中することがあっても、MISトランジスタ内のサージ電流の集中部の温度上昇によって、集中部領域のP型ドレイン拡散層35での電子移動度を低下させて、集中部領域のP型ドレイン拡散層35のドレイン抵抗を高くすることができるので、MISトランジスタ内の局部にサージ電流が継続的に集中することを防止し、ESDサージに対するMISトランジスタ内の動作均一性を高めることができる。従って、MISトランジスタの面積を最大限に活用できるので、従来のようにMISトランジスタの面積を招くことはない。
さらに、従来技術のようにシリサイドブロック領域(図9:105a,105b参照)によるMISトランジスタの面積の増大を招くことはない。
(第3の実施形態の変形例)
以下に、本発明の第3の実施形態の変形例に係る半導体装置の構成について、簡単に説明する。
本変形例に係る半導体装置は、同一の半導体基板に、第2の実施形態におけるN型MISトランジスタと、第3の実施形態におけるP型MISトランジスタとを備えた半導体装置である。既述の通り、半導体基板の面方位は、(100)結晶面方位であり、第2,第3の実施形態におけるN型,P型MISトランジスタのチャネル方向は、<110>結晶軸方向である。
半導体基板におけるNMIS領域に、第2の実施形態におけるN型MISトランジスタ(図4(a) 〜(c) 参照)が形成されていると共に、半導体基板におけるPMIS領域に、第3の実施形態におけるP型MISトランジスタ(図6(a) 〜(c) 参照)が形成されている。
このようにすると、第2,第3の実施形態と同様の効果を得ることができる。
また、第2の実施形態におけるN型MISトランジスタと、第3の実施形態におけるP型MISトランジスタとは、チャネル方向が同一であるため、レイアウト的な問題を招くことなく、同一の半導体基板にN型MISトランジスタとP型MISトランジスタとを容易に形成できる。
また、第2,第3の実施形態における応力膜は、N型,P型ドレイン拡散層のチャネル幅方向に圧縮応力を生じさせる膜であるため、半導体基板におけるNMIS領域上に形成される応力膜と、半導体基板におけるPMIS領域上に形成される応力膜とを一括して形成できるため、製造コストの増大を招くことなく、同一の半導体基板にN型MISトランジスタとP型MISトランジスタとを形成できる。
以上説明したように、本発明は、MISトランジスタの面積の増大を招くことなく、MISトランジスタ内の動作均一性を高めることができるので、ESD保護素子としてMISトランジスタを備えた半導体装置に有用である。
(a) 〜(c) は、本発明の第1の実施形態に係る半導体装置の構成を示す図である。 N型ドレイン拡散層の比抵抗と温度との関係を示すグラフである。 MISトランジスタの面積と2次降伏電流との関係を示すグラフである。 (a) 〜(c) は、本発明の第2の実施形態に係る半導体装置の構成を示す図である。 N型ドレイン拡散層の比抵抗と温度との関係を示すグラフである。 (a) 〜(c) は、本発明の第3の実施形態に係る半導体装置の構成を示す図である。 P型ドレイン拡散層の比抵抗と温度との関係を示すグラフである。 MISトランジスタの面積と2次降伏電流との関係を示すグラフである。 従来技術の半導体装置の構成を示す平面図である。 (a) 〜(b) は、従来技術におけるMISトランジスタの等価回路を示す図である。 (a) は、TLP特性について示すグラフであり、(b) は、シリサイドブロック領域の抵抗とMISトランジスタの面積との関係を示すグラフである。
符号の説明
10 半導体基板
11 P型ウェル拡散層
12 ゲート絶縁膜
13 ゲート電極
14 分割体
15 N型ドレイン拡散層
16 N型ソース拡散層
17 応力膜
18 保護膜
19 コンタクトプラグ
20 コンタクトプラグ
21 ドレイン電極
22 ソース電極
27 応力膜
31 N型ウェル拡散層
35 P型ドレイン拡散層
36 P型ソース拡散層

Claims (9)

  1. 半導体基板に形成されたMISトランジスタを備えた半導体装置であって、
    前記MISトランジスタは、
    前記半導体基板に形成されたドレイン拡散層と、
    前記半導体基板上にチャネル幅方向に沿って互いに間隔を空けて配置され、前記ドレイン拡散層をチャネル幅方向に沿って互いに分割する複数の分割体と、
    前記半導体基板上に前記分割体を覆うように形成され、前記ドレイン拡散層のチャネル幅方向に応力を生じさせる応力膜とを備えていることを特徴とする半導体装置。
  2. 請求項1に記載の半導体装置において、
    前記半導体基板の面方位は、(100)結晶面方位であり、
    前記MISトランジスタの導電型は、N型であり、
    前記MISトランジスタのチャネル方向は、<100>結晶軸方向であり、
    前記応力は、引っ張り応力であることを特徴とする半導体装置。
  3. 請求項1に記載の半導体装置において、
    前記半導体基板の面方位は、(100)結晶面方位であり、
    前記MISトランジスタの導電型は、N型であり、
    前記MISトランジスタのチャネル方向は、<110>結晶軸方向であり、
    前記応力は、圧縮応力であることを特徴とする半導体装置。
  4. 請求項1に記載の半導体装置において、
    前記半導体基板の面方位は、(100)結晶面方位であり、
    前記MISトランジスタの導電型は、P型であり、
    前記MISトランジスタのチャネル方向は、<110>結晶軸方向であり、
    前記応力は、圧縮応力であることを特徴とする半導体装置。
  5. 請求項1〜4のうちいずれか1項に記載の半導体装置において、
    前記ドレイン拡散層は、前記半導体基板における前記分割体の側方下に形成されていることを特徴とする半導体装置。
  6. 請求項1〜5のうちいずれか1項に記載の半導体装置において、
    前記MISトランジスタは、
    前記半導体基板上に形成されたゲート絶縁膜と、
    前記ゲート絶縁膜上に形成されたゲート電極と、
    前記半導体基板における前記ゲート電極の一方の側方下に形成されたソース拡散層とをさらに備え、
    前記ドレイン拡散層は、前記半導体基板における前記ゲート電極の他方の側方下に形成され、
    前記応力膜は、前記半導体基板上に前記ゲート電極及び前記分割体を覆うように形成されていることを特徴とする半導体装置。
  7. 請求項1〜6のうちいずれか1項に記載の半導体装置において、
    前記分割体は、前記ゲート電極と同じ材料からなることを特徴とする半導体装置。
  8. 半導体基板に形成された第1のMISトランジスタと第2のMISトランジスタとを備えた半導体装置であって、
    前記第1のMISトランジスタは、
    前記半導体基板に形成された第1のドレイン拡散層と、
    前記半導体基板上にチャネル幅方向に沿って互いに間隔を空けて配置され、前記第1のドレイン拡散層をチャネル幅方向に沿って互いに分割する第1の分割体と、
    前記半導体基板上に前記第1の分割体を覆うように形成され、前記第1のドレイン拡散層のチャネル幅方向に応力を生じさせる応力膜とを備え、
    前記第2のMISトランジスタは、
    前記半導体基板に形成された第2のドレイン拡散層と、
    前記半導体基板上にチャネル幅方向に沿って互いに間隔を空けて配置され、前記第2のドレイン拡散層をチャネル幅方向に沿って互いに分割する第2の分割体と、
    前記半導体基板上に前記第2の分割体を覆うように形成され、前記第2のドレイン拡散層のチャネル幅方向に前記応力を生じさせる前記応力膜とを備えていることを特徴とする半導体装置。
  9. 請求項8に記載の半導体装置において、
    前記半導体基板の面方位は、(100)結晶面方位であり、
    前記第1のMISトランジスタの導電型は、N型であり、
    前記第2のMISトランジスタの導電型は、P型であり、
    前記第1のMISトランジスタ及び前記第2のMISトランジスタのチャネル方向は、<110>結晶軸方向であり、
    前記応力は、圧縮応力であることを特徴とする半導体装置。
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