JP2010054968A - 撮像装置、自動焦点検出装置及びその制御方法 - Google Patents

撮像装置、自動焦点検出装置及びその制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】撮像素子の一部を焦点検出用画素として使用し、発光時に所望の露光量を得て焦点検出を行う際、撮像素子からの読み出し回数を減らすことができる撮像装置を提供する。
【解決手段】電子カメラは、CMOSセンサの測距領域内にある複数の焦点検出ラインに対し、異なる露光量となるように補助光の発光および蓄積制御を行う。そして、撮像装置は、複数の焦点検出ラインで得られる複数の異なる信号出力から、所望の信号出力となる焦点検出ラインを選択し、この焦点検出ラインを用いて焦点検出を行う。
【選択図】図12

Description

本発明は、被写体が低輝度または低コントラスト等である場合、補助光源を使用して焦点を検出する撮像装置、自動焦点検出装置及びその制御方法に関する。
現在、CCDやCMOSセンサといった固体撮像素子を有する撮像装置において、いわゆるライブビュー機能を有する撮像装置がある。このライブビュー機能を有する撮像装置では、撮像素子から連続的に読み出された画像信号を、カメラの背面などに設置された液晶ディスプレイなどの表示装置に順次出力することによって、被写体像の確認を行うことができる。
また、撮像装置の自動焦点検出・調節方法には、撮影レンズを通過した光束を用いる一般的な方式として、コントラスト検出方式(ぼけ方式と呼ばれる)と位相差検出方式(ずれ方式と呼ばれる)とがある。
コントラスト検出方式は、動画撮影用ビデオムービ機器(カムコーダ)や電子スチルカメラで多く用いられる方式である。この方式では、撮像素子が焦点検出用センサとして用いられる。また、この方式は、撮像素子の出力信号、特に高周波成分の情報(コントラスト情報)に着目し、その評価値が最も大きくなる撮影レンズの位置を合焦位置とする方式である。しかし、山登り方式とも言われるように、撮影レンズを微少量動かしながら評価値を求め、その評価値が結果的に最大であったと分かるまで動かすことが必要となるので、この方式は高速な焦点調節動作には不向きであるとされている。
一方、位相差検出方式は、銀塩フィルムによる一眼レフカメラに多く用いられ、自動焦点検出(Auto Focus:AF)一眼レフカメラの実用化に最も貢献した技術を有する方式である。この位相差検出方式では、撮影レンズの射出瞳を通過した光束を2分割し、2分割した光束を一対の焦点検出用センサによりそれぞれ受光する。そして、それぞれの受光量に応じて出力される信号のずれ量、すなわち、光束の分割方向の相対的位置ずれ量を検出することで、撮影レンズのピント方向のずれ量が直接求められる。従って、焦点検出用センサにより一度蓄積動作を行うだけで、ピントずれの量と方向が得られ、高速な焦点調節動作が可能となる。
但し、撮影レンズの射出瞳を通過した光束を2分割し、それぞれの光束に対応する信号を得るためには、撮像光路中にクイックリターンミラーやハーフミラー等の光路分割手段を設け、その先に焦点検出用光学系とAFセンサを設けることが一般的である。このため、装置が大型化しかつ高価となってしまう。また、ライブビューを行う際、クイックリターンミラーが退避しているので、焦点調節動作を行わせることができなかった。
このような問題に対し、撮像素子に位相差検出機能を付与し、専用のAFセンサを不要とし、かつ高速の位相差AFを実現するための技術が開示されている。
例えば、特許文献1では、撮像素子の一部の受光素子(画素)において、オンチップマイクロレンズの光軸に対して受光部の感度領域を偏心させることで、瞳分割機能が付与されている。これらの画素を焦点検出用画素とし、撮像用画素群の間に所定の間隔で配置することで、位相差検出方式で焦点検出が行われる。また、焦点検出用画素が配置された箇所は撮像画素の欠損部に相当するので、この箇所の画像情報は周辺の撮像画素情報から補間して創生されている。
また、特許文献2では、撮像素子の一部の画素の受光部を2分割することで、瞳分割機能が付与されている。これらの画素を焦点検出用画素とし、撮像用画素群の間に所定の間隔で配置することで、位相差検出方式で焦点検出が行われる。また、この技術においても、焦点検出用画素が配置された箇所では撮像画素が欠損しているので、この箇所の画像情報は周辺の撮像画素情報から補間して創生されている。
一方、いわゆるパッシブ方式の自動焦点検出を備えたカメラは、被写体が低輝度または低コントラスト等である場合、カメラボディに内蔵されているAF用補助光源から補助光としてコントラストパターンを被写体に投影する。そして、このカメラは、AFセンサが受光する被写体像にコントラストを発生させ、その被写体像から焦点検出を行う。
また、AFセンサの蓄積制御として、AFセンサに蓄積される電気的信号の積分値をチェックするモニタ回路が設けられている。その積分値が所定値に達したときにAFセンサの蓄積を終了させ、増幅器により増幅された所定量の出力信号を効率よく得ることができる、いわゆるAGC蓄積制御が一般的に使用されている。
しかし、補助光源を用いた蓄積制御においては、被写体距離が短い場合や被写体の反射率が高い場合、1回の発光でAFセンサの積分値が処理可能なレンジを超えてしまい、焦点検出処理が行えないことがあった。また、被写体距離が長い場合や被写体の反射率が低い場合、補助光の発光回数が多くなり、AFセンサの積分終了までに時間がかかり、本来の補助光の使用目的である迅速な焦点検出動作およびオートフォーカス動作が行えないおそれがあった。
この問題を解決するための技術として、特許文献3では、補助光源の発光に際し、発光ごとに発光時間または発光間隔時間を段階的に変更することで、蓄積完了時間を短縮することが行われている。
特開2000−156823号公報 特開2000−292686号公報 特開2000−338386号公報
しかしながら、上記従来の撮像装置では、撮像素子の一部を焦点検出用画素として使用する場合、AFセンサの蓄積量を監視する専用のモニタ回路を設けてAGC蓄積制御を行うと、回路が複雑化する上、コストがかかるので、望ましくなかった。
このため、そのような専用のモニタ回路を設けない場合、所定の発光量で補助光を発光して蓄積された電荷を撮像素子から読み出し、その出力信号が所望の信号レベルであるかを評価する必要があった。露光不足または過剰露光である場合、再度、発光量または発光時間を変えて蓄積する必要があった。従って、この方法では、撮像素子からの読み出し回数が増加し、高速な焦点検出およびAF動作を行えなかった。また、複数回補助光を発光することで、無駄なエネルギを消耗していた。
そこで、本発明は、撮像素子の一部を焦点検出用画素として使用し、発光時に所望の露光量を得て焦点検出を行う際、撮像素子からの読み出し回数を減らすことができる撮像装置、自動焦点検出装置及びその制御方法を提供することを目的とする。
また、本発明は、高速な自動焦点検出を行うことができる撮像装置、自動焦点検出装置及びその制御方法を提供することを他の目的とする。
さらに、本発明は、消費するエネルギを削減することができる撮像装置、自動焦点検出装置及びその制御方法を提供することを他の目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の撮像装置は、行方向および列方向に配置された複数の画素と、前記複数の画素を所定の周期で行ごとに選択する行選択手段と、前記選択された行の画素に蓄積された電荷をリセットし、前記リセットの後に前記行の画素に電荷を蓄積する蓄積手段と、前記選択された行の画素に蓄積された電荷を読み出す読出手段とを有する撮像素子と、被写体に閃光を発光する発光手段とを有する撮像装置であって、前記複数の画素は、撮像用の電荷を蓄積する撮像用画素群と、前記撮像素子の撮像領域に離散的に配置され、被写体像を結像する結像光学系の複数方向の焦点状態に応じた電荷を蓄積する焦点検出用画素群とから構成され、前記焦点検出用画素群の一部を含む行方向の画素群を焦点検出ラインとし、前記読出手段によって電荷が読み出される複数の前記焦点検出ラインに、異なる露光量となるタイミングで前記発光手段を発光させる制御手段と、前記複数の焦点検出ラインのうち、所定の露光量が得られた少なくとも1つの焦点検出ラインを選択する選択手段と、前記選択された焦点検出ラインに含まれる前記焦点検出用画素に蓄積された電荷を用いて焦点を検出する焦点検出手段とを有することを特徴とする。
本発明の自動焦点調節装置は、行方向および列方向に配置された複数の画素と、前記複数の画素を所定の周期で行ごとに選択する行選択手段と、前記選択された行の画素に蓄積された電荷をリセットし、前記リセットの後に前記行の画素に電荷を蓄積する蓄積手段と、前記選択された行の画素に蓄積された電荷を読み出す読出手段とを有する撮像素子と、被写体に閃光を発光する発光手段とを有する撮像装置に搭載された自動焦点検出装置であって、前記複数の画素は、撮像用の電荷を蓄積する撮像用画素群と、前記撮像素子の撮像領域に離散的に配置され、被写体像を結像する結像光学系の複数方向の焦点状態に応じた電荷を蓄積する焦点検出用画素群とから構成され、前記焦点検出用画素群の一部を含む行方向の画素群を焦点検出ラインとし、前記読出手段によって電荷が読み出される複数の前記焦点検出ラインに、異なる露光量となるタイミングで前記発光手段を発光させる制御手段と、前記複数の焦点検出ラインのうち、所定の露光量が得られた少なくとも1つの焦点検出ラインを選択する選択手段と、前記選択された焦点検出ラインに含まれる前記焦点検出用画素に蓄積された電荷を用いて焦点を検出する焦点検出手段とを有することを特徴とする。
本発明の撮像装置の制御方法は、行方向および列方向に配置された複数の画素と、前記複数の画素を所定の周期で行ごとに選択する行選択手段と、前記選択された行の画素に蓄積された電荷をリセットし、前記リセットの後に前記行の画素に電荷を蓄積する蓄積手段と、前記選択された行の画素に蓄積された電荷を読み出す読出手段とを有する撮像素子と、被写体に閃光を発光する発光手段とを有し、前記複数の画素は、撮像用の電荷を蓄積する撮像用画素群と、前記撮像素子の撮像領域に離散的に配置され、被写体像を結像する結像光学系の複数方向の焦点状態に応じた電荷を蓄積する焦点検出用画素群とから構成される撮像装置の制御方法であって、前記焦点検出用画素群の一部を含む行方向の画素群を焦点検出ラインとし、前記読出手段によって電荷が読み出される複数の前記焦点検出ラインに、異なる露光量となるタイミングで前記発光手段を発光させる制御ステップと、前記複数の焦点検出ラインのうち、所定の露光量が得られた少なくとも1つの焦点検出ラインを選択する選択ステップと、前記選択された焦点検出ラインに含まれる前記焦点検出用画素に蓄積された電荷を用いて焦点を検出する焦点検出ステップとを有することを特徴とする。
本発明の請求項1に係る撮像装置は、複数の焦点検出ラインに、異なる露光量となるタイミングで発光させ、所定の露光量が得られた焦点検出ラインを選択し、この選択された焦点検出ラインに含まれる焦点検出用画素に蓄積された電荷を用いて焦点を検出する。これにより、AFセンサの蓄積量を監視する専用のモニタ回路を設けなくても、撮像素子の一部を焦点検出用画素として使用し、発光時に所望の露光量を得て焦点検出を行う際、撮像素子からの読み出し回数を減らすことができる。従って、1回の読み出しで所望の露光量の信号出力を得ることも可能となる。また、読み出し回数を減らすことで、高速な自動焦点検出を行うことができる。さらに、発光回数を減らすことで、消費するエネルギを削減することができる。
請求項2に係る撮像装置によれば、1回の蓄積および読み出しによって複数の焦点検出ラインから異なる信号量となる出力信号を得ることができ、焦点検出ライン間の露光量差を調節することができる。
請求項3に係る撮像装置によれば、発光させるフレームと発光させないフレームとで、読み出しタイミングの周期を異ならせることで、ライブビューに対する影響を小さくすることができる。
請求項4に係る撮像装置によれば、焦点検出ラインのライン周期を変更することなく、焦点検出ライン間の露光量差を調節することができる。
請求項5に係る撮像装置によれば、1回の撮像素子からの読み出しに対し、異なる露光量の出力信号を得ることが可能になる。従って、測光における適切な信号出力を得るための時間が短縮され、迅速な測光および自動露出制御が可能になる。
本発明の撮像装置、自動焦点検出装置及びその制御方法の実施の形態について図面を参照しながら説明する。本実施形態の撮像装置はデジタルスチルカメラ(電子カメラ)に適用され、自動焦点検出装置は電子カメラに搭載される。
[第1の実施形態]
図1は第1の実施形態における電子カメラの構成を示す図である。この電子カメラは、撮像素子を内蔵するカメラ本体と撮影レンズとが一体化された構造を有する。第1レンズ群101は、撮影光学系(結像光学系)の先端に配置され、光軸方向に進退可能に保持される。絞り兼用シャッタ102は、その開口径を調節することで撮影時の光量調節を行う他、静止画撮影時に露光秒時調節用シャッタとしての機能も備える。
第2レンズ群103は、絞り兼用シャッタ102および第2レンズ群103と一体になって光軸方向に進退し、第1レンズ群101の進退動作との連動により、変倍動作を行う(ズーム機能)。第3レンズ群(フォーカスレンズ)105は、光軸方向の進退により、焦点調節を行う。
光学的ローパスフィルタ106は、撮影画像の偽色やモアレを軽減するための光学素子である。撮像素子107はCMOSセンサ(単に、CMOSともいう)およびその周辺回路で構成される。この撮像素子として、横方向m画素、縦方向n画素の各受光ピクセルの上に、ベイヤ配列の原色カラーモザイクフィルタがオンチップで形成された2次元単板カラーセンサが用いられる。
ズームアクチュエータ111は、カム筒(図示せず)を回動することで、第1レンズ群101、第2レンズ群103および第3レンズ群105を光軸方向に進退させるように駆動し、変倍操作を行う。
絞りシャッタアクチュエータ112は、絞り兼用シャッタ102の開口径を制御して撮影光量を調節すると共に、静止画撮影時の露光時間制御を行う。フォーカスアクチュエータ114は、第3レンズ群105を光軸方向に進退させるように駆動し、焦点調節を行う。
被写体照明用電子フラッシュ115は撮影時に被写体を照明するものである。被写体照明用電子フラッシュ115として、キセノン管を用いた閃光照明装置が好適であるが、連続発光するLEDを備えた照明装置を用いてもよい。
AF補助光源116は、所定の開口パターンを有するマスクの像を、投光レンズを介して被写界に投影することで、暗い被写体あるいは低コントラスト被写体に対する焦点検出能力を向上させる。
CPU121は、カメラ本体における種々の制御を司るカメラ内CPUであり、演算部、ROM、RAM、A/Dコンバータ、D/Aコンバータ、通信インターフェイス回路等を有する。CPU121は、ROMに記憶された所定のプログラムに従って、カメラ本体が有する各種回路を駆動し、AF、撮影、画像処理、記録等の一連の動作を行う。
電子フラッシュ制御回路122は、撮影動作に同期して被写体照明用電子フラッシュ115の点灯制御を行う。補助光回路123は、焦点検出動作に同期してAF補助光源116の点灯制御を行う。
撮像素子駆動回路124は、撮像素子107の撮像動作を制御するとともに、取得した画像信号をA/D変換してCPU121に送信する。画像処理回路125は、撮像素子107が取得した画像のγ変換、カラー補間、JPEG圧縮等の処理を行う。
フォーカス駆動回路126は、焦点検出結果に基づいてフォーカスアクチュエータ114を制御し、第3レンズ群105を光軸方向に進退させるように駆動して焦点調節を行う。絞りシャッタ駆動回路128は、絞りシャッタアクチュエータ112を制御し、絞り兼用シャッタ102の開口を制御する。ズーム駆動回路129は、撮影者のズーム操作に応じてズームアクチュエータ111を制御する。
表示器131はLCD等であり、カメラの撮影モードに関する情報、撮影前のプレビュー画像、撮影後の確認用画像、焦点検出時の合焦状態表示画像等を表示する。操作スイッチ132は、電源スイッチ、レリーズ(撮影トリガ)スイッチ、ズーム操作スイッチ、撮影モード選択スイッチ等で構成される。フラッシュメモリ133は着脱可能であり、撮影済み画像を記録する。
図2は撮像素子107の内部構成を示す図である。なお、図2には、後述する読み出し動作を説明するための最低限の構成だけが示されており、画素リセット信号などは省略されている。光電変換部(以下、PDmnと記述する)201は、フォトダイオード、画素アンプ、リセット用のスイッチなどで構成されている。ここで、mはX方向アドレスであり、m=0、1、……、m−1である。また、nはY方向アドレスであり、n=0、1、……、n−1である。本実施形態の撮像素子107では、m×n個の光電変換部が2次元に配置されている。なお、図においては、煩雑にならないように、左上付近の光電変換部(PD00、PD01等)のみに符号を付記した。
選択スイッチ202は、光電変換部(PDmn)201の出力を選択するものであり、後述する垂直走査回路208(行選択手段)により一行ごとに選択される。ラインメモリ203は、光電変換部(PDmn)201の出力を一時的に記憶するためのものであり、垂直走査回路208により選択された、一行分の光電変換部201の出力を記憶するものである。通常、光電変換部201には、コンデンサが使用される。
スイッチ204は、水平出力線210に接続され、水平出力線210を所定の電位VHRSTにリセットするためのものであり、信号HRSTにより制御される。スイッチ205は、ラインメモリ203に記憶された光電変換部PDmnの出力を水平出力線210に順次出力するためのものであり、スイッチH〜Hm−1からなる。水平走査回路206によりスイッチH〜Hm−1を順次走査することにより、一行分の光電変換の出力が読み出される。
水平走査回路206は、ラインメモリ203に記憶された光電変換部201の出力を順次走査し、水平出力線210に出力させる。
データ入力PHSTは水平走査回路206のデータ入力である。シフトクロックPH1、PH2はシフトクロック入力である。PH1=Hでデータがセットされ、PH2=Hでデータがラッチされる構成となっている。シフトクロックPH1、PH2の端子にシフトクロックを入力することにより、データ入力PHSTを順次シフトさせ、スイッチH〜Hm−1を順次オンさせることができる。間引き読み設定SKIPは、後述する間引き読み出し時に設定を行わせる制御端子入力である。間引き読み設定SKIPをHレベルに設定することにより、水平走査回路206を所定間隔でスキップさせることが可能になる。なお、この読み出し動作に関する詳細については、後述する。
垂直走査回路208は、順次走査して信号V〜Vn−1を出力することにより、光電変換部PDmnの選択スイッチ202を選択することができる。制御信号は、水平走査回路206と同様、図示しないデータ入力PVST、シフトクロックPV1、PV2および間引き読み設定SKIPにより制御される。
なお、垂直走査回路208の動作は、水平走査回路206と同様であるので、その詳細な説明を省略する。また、図2では、垂直走査回路208の制御信号が省略されている。
図3は撮像素子の全画素を読み出す場合における光電変換部の配置を示す図である。図には、m×n個の光電変換部の配置が示されている。図中、R,G,Bの記号は、光電変換部に塗布されたカラーフィルタを表す。本実施形態では、2行×2列の4画素のうち、対角2画素にG(緑色)の分光感度を有する画素を配置し、他の2画素にR(赤色)とB(青色)の分光感度を有する画素を各1個配置した、ベイヤ配列の場合を示す。
また、図中の上側および左側に付記された番号は、X方向(行方向)の画素の番号およびY方向(列方向)の画素の番号である。また、斜線の引かれた画素部は読み出し対象である。ここでは、全画素読み出しであるので、全ての画素部に対して斜線が引かれている。また、撮像素子には、通常、黒レベルを検出するための、遮光されたOB(オプティカルブラック)画素なども配置され、読み出されるが、ここでは煩雑になるので、その説明を省略する。
図4は全画素のデータを読み出す場合の各部の信号の変化を示すタイミングチャートである。CPU121によって制御される撮像素子駆動回路124が、撮像素子にパルスを送ることにより、データの読み出しが制御される。全画素読み出し動作について説明する。
まず、撮像素子駆動回路124は、垂直走査回路208を駆動し、信号Vをアクティブにする。このとき、0行目の画素の出力が、垂直出力線209にそれぞれ出力される。この状態で、撮像素子駆動回路124は、MEM信号をアクティブにし、各画素のデータをラインメモリ203にサンプルホールドする。
つぎに、撮像素子駆動回路124は、データ入力PHSTをアクティブし、シフトクロックPH1、PH2を入力して、順次スイッチH〜Hm−1をアクティブにし、水平出力線210に画素出力を出力する。この出力された画素出力は、アンプ207を介して、出力信号VOUTとして出力され、図示しないAD変換器でデジタルデータに変換される。この変換されたデジタルデータに対し、画像処理回路125で所定の画像処理が施される。
つぎに、垂直走査回路208によって信号Vがアクティブになると、1行目の画素出力が垂直出力線209に出力される。0行目の画素出力と同様、MEM信号によりラインメモリ203に、1行目の各画素のデータがサンプルホールドされる。そして、データ入力PHSTをアクティブにし、シフトクロックPH1、PH2を入力し、順次スイッチH〜Hm−1をアクティブにし、水平出力線210に画素出力を出力する動作は、0行目の場合と同じである。このように、撮像素子駆動回路124は、n−1行目までの読み出しを順次行う。
図5は撮像素子の間引き画素を読み出す場合における光電変換部の配置を示す図である。図5には、図3と同様、m×n個の光電変換部の配置が示されている。図中、斜線の引かれた画素部が間引き読み出し時の読み出し対象画素である。本実施形態では、X方向およびY方向のいずれも1/3の間引き画素の読み出しとなっている。
図6は間引き画素のデータを読み出す場合の各部の信号の変化を示すタイミングチャートである。間引き読み出しの設定は、水平走査回路(シフトレジスタ)206の制御端子、および間引き読み設定SKIP(SKIP端子)を、アクティブにすることで行われる。SKIP端子をアクティブにすることで、水平走査回路206および垂直走査回路208は、1画素ごとの順次走査から3画素ごとの順次走査に動作が変更される。この具体的方法については、公知の技術であるので、その詳細は省略する。
間引き時の動作では、撮像素子駆動回路124は、まず垂直走査回路208を駆動し、信号Vをアクティブにする。このとき、0行目の画素出力が垂直出力線209にそれぞれ出力される。この状態で、撮像素子駆動回路124は、MEM信号をアクティブにし、各画素のデータをラインメモリ203にサンプルホールドする。
つぎに、撮像素子駆動回路124は、データ入力PHSTをアクティブし、シフトクロックPH1、PH2を入力する。このとき、SKIP端子をアクティブに設定することにより、シフトレジスタの経路が変更され、順次スイッチH、H、H・・・Hm−3のように、3画素ごとに水平出力線210に画素出力が出力される。この出力された画素出力は、アンプ207を介して、出力信号VOUTとして出力され、図示しないAD変換器でデジタルデータに変換される。この変換されたデジタルデータに対し、画像処理回路125で所定の画像処理が施される。
つぎに、垂直走査回路208は、水平走査回路206と同様、信号V、Vをスキップさせて、信号Vをアクティブにし、3行目の画素出力を垂直出力線209に出力する。0行目の画素出力と同様、MEM信号によりラインメモリ203に、3行目の各画素のデータがサンプルホールドされる。そして、データ入力PHSTをアクティブし、シフトクロックPH1、PH2を入力し、順次スイッチH、H、H・・・Hm−3をアクティブにし、水平出力線210に画素出力を出力する動作は、0行目の場合と同じである。このようにして、n−3行目までの読み出しが順次行われる。すなわち、水平方向および垂直方向のいずれにも1/3の間引き読み出しが行われる。
図7は撮像用画素の配置および構造を示す図である。本実施形態では、2×2の4画素のうち、対角2画素にG(緑色)の分光感度を有する画素を配置し、他の2画素にR(赤色)とB(青色)の分光感度を有する画素を各1個配置した、ベイヤ配列が採用されている。また、撮像領域では、ベイヤ配列を有する複数の画素群の間に、後述する焦点検出用画素が所定の規則で分散して配置される。
同図(a)は2行×2列の撮像用画素の平面を示す。周知のように、ベイヤ配列では、対角方向にG画素が配置され、他の2画素にRとBの画素が配置される。この2行×2列の構造を有する画素群が繰り返し配置される。
同図(b)は同図(a)におけるE−E方向の断面を示す。オンチップマイクロレンズMLは各画素の最前面に配置されている。また、同図(b)では、オンチップマイクロレンズMLの後方には、R(Red)のカラーフィルタCFとG(Green)のカラーフィルタCF、CMOSセンサの光電変換部PD(図3参照)および配線層CLが配置されている。配線層CLはCMOSセンサ内の各種信号を伝達する信号線を形成する。
ここで、撮像用画素のオンチップマイクロレンズMLおよび光電変換部PDは、撮影光学系TLを通過した光束を可能な限り有効に取り込むように構成されている。換言すると、撮影光学系TLの射出瞳EPと光電変換部PDはオンチップマイクロレンズMLにより共役関係にあり、かつ光電変換部の有効面積は大面積に設計される。
なお、同図(b)では、R画素の入射光束について説明したが、G画素およびB(Blue)画素も同一の構造となっている。従って、撮像用のRGB各画素に対応した射出瞳EPは大径となり、被写体からの光束を効率よく取り込んで画像信号のS/Nを向上させている。
図8は撮影レンズの水平方向(横方向)に瞳分割を行うための焦点検出用画素の配置および構造を示す図である。同図(a)は焦点検出用画素を含む2行×2列の画素の平面を示す。撮像信号を得る場合、G画素の電荷出力は輝度情報の主成分となる。人間の画像認識特性は輝度情報に敏感であるので、G画素が欠損すると、画質劣化が認められ易い。一方、R画素もしくはB画素は色情報を取得する画素であるが、人間は色情報に鈍感であるので、色情報を取得する画素に多少の欠損が生じても画質劣化に気づきにくい。
そこで、本実施形態では、2行×2列の画素のうち、G画素を撮像用画素として残し、R画素およびB画素を焦点検出用画素としている。同図(a)には、R画素およびB画素の焦点検出用画素として、SA画素およびSB画素が示されている。
同図(b)は同図(a)におけるF−F方向の断面を示す。マイクロレンズMLおよび光電変換部PDの構造は図7(b)に示した撮像用画素と同一構造である。本実施形態では、焦点検出用画素の信号は、画像創生に用いられないので、色分離用カラーフィルタの代わりに透明膜CF(White)が配置される。
また、撮像素子で瞳分割を行うので、配線層CLの開口部はマイクロレンズMLの中心線に対して一方向に偏倚している。具体的に、SA画素の開口部OPHAは右側に偏倚しているので、SA画素の光電変換部PDは撮影レンズTLの左側の射出瞳EPHAを通過した光束を受光する。同様に、SB画素の開口部OPHBは左側に偏倚しているので、SB画素の光電変換部PDは撮影レンズTLの右側の射出瞳EPHBを通過した光束を受光する。
ここで、SA画素を水平方向に規則的に配列し、これらの画素群で取得した被写体像をA像とする。また、SB画素も水平方向に規則的に配列し、これらの画素群で取得した被写体像をB像とする。A像とB像の相対位置を検出することで、被写体像のピントずれ量(デフォーカス量)が検出可能となる。なお、垂直方向(縦方向)のピントずれ量を検出したい場合、SA画素の開口部OPHAを上側に、SB画素の開口部OPHBを下側に偏倚させるように構成すればよい。このように、結像光学系(撮影光学系)の複数方向の焦点状態に応じた電荷が焦点検出用画素に蓄積される。
図9は撮像用画素および焦点検出用画素の配置を示す図である。図9には、間引き読み出しを行う場合の画素の配置が示されている。X(水平)方向に1/3、Y(垂直)方向に1/3になるように、画素が間引かれている。図中、Gは緑フィルタを塗布した画素、Rは赤フィルタを塗布した画素、Bはグリーン画素を塗布した画素である。また、図中のG、R、Bは、間引き読み出し時に読み出される画素である。また、図中に記号の書かれていない白抜き画素は、間引き読み出し時に読み出されない画素を表している。
また、図中のSAは、画素部の開口を水平方向に偏倚させて形成された焦点検出用画素であり、後述するSB画素との水平方向の像ずれ量を検出するための基準画素である。同様に、図中のSBは、画素の開口部をSA画素とは逆方向に偏倚させて形成された焦点検出用画素であり、SA画素との水平方向の像ずれ量を検出するための参照画素である。SA画素およびSB画素における斜線部が偏倚した画素の開口部を示している。
また、焦点検出用画素群が撮像用に使用できないことを考慮し、本実施形態では、X方向およびY方向にある程度の間隔をおいて、焦点検出用画素は離散的に配置される。また、画像の劣化が目立ちにくいように、焦点検出用画素はG画素部分に配置されていない。
本実施形態では、図中の太い黒枠で示された、8×8画素(間引き前の画素配置では、24×24画素)のブロック内に、SA画素およびSB画素の1ペアが配置されている。図中に記載されたBLOCK_N(i、j)は、ブロック名を表している。1ブロックで画素配置パターンが完結する。また、全撮像画面へ拡張する場合、画素群はブロック単位で撮像素子の任意の位置に適宜配置される。
図10は測距領域およびこの測距領域に含まれる焦点検出用画素群により構成される焦点検出ラインの一例を示す図である。同図(a)には、撮像素子の画像領域(撮像領域)と焦点検出領域(測距領域)の関係が示されている。同図(b)には、焦点検出領域を拡大し、焦点検出領域に含まれる焦点検出ラインの構成が示されている。ここで、撮像素子の画素ピッチは5.2umであり、焦点検出領域は水平2.2mm、垂直1.0mmの大きさを有する。
焦点検出ラインは、1ブロックを水平方向に連続して配置することで構成されており、1つの焦点検出ラインの垂直画素数は24画素である。従って、垂直幅1.0mm(192画素)の焦点検出領域に含まれる焦点検出ラインの数は8ラインとなる。また、図9に示すように、各焦点検出ラインに含まれるSA画素およびSB画素はそれぞれ同一ラインに配置されている。
上記構成を有する撮像装置の動作を示す。図11はCMOSセンサを用いたライブビュー時の撮像動作シーケンスを示すタイミングチャートである。ライブビュー機能を実現する場合、連続的に撮像素子から画像信号を読み出す必要がある。CMOSセンサでは、CCD方式のような一括転送および一括読み出しができないので、一般的にローリングシャッタ読み出し方式が採用されている。
ローリングシャッタ読み出し方式では、図11に示すように、撮像素子107は、露光動作が行われた後、撮像素子107内の各画素の蓄積電荷が画像信号として読み出される。この読み出し動作は、制御パルス垂直同期信号VDおよび水平同期信号HD(図示せず)に同期して行われる。制御パルス垂直同期信号VD(VD信号)は、撮像の1フレームを表す信号である。本実施形態では、例えば、撮像素子駆動回路124は、1/30秒ごとにCPU121からのコマンドを受けると、制御パルス垂直同期信号VDを撮像素子107に送る。すなわち、本実施形態では、1秒間に30フレームの動画撮影を前提としている。
また、制御パルス水平同期信号HD(HD信号)は、撮像素子107の水平同期信号である。1フレームの期間に水平ラインのライン数に応じたパルス数の制御パルス水平同期信号HDが所定間隔で送出され、水平ラインの制御が行われる。
また、水平同期信号HDに同期し、設定された蓄積時間となるように、水平ライン毎に画素リセットが行われる(図中、点線で示す)。このため、1フレームの画像信号において、ライン毎に蓄積および読み出しタイミングに時差がある。この時差は1ラインの読み出し速度と読み出すライン数によって制限を受ける。
また、ライブビュー動作のように、フレームレートによって読出し時間の制約を受ける場合、全画面領域に対して一部の領域のみの読出しを行うか、あるいは水平方向および垂直方向に画素間引きを行って高速に画像信号を読み出す必要がある。本実施形態では、水平1/3、垂直1/3に間引いて読み出しが行われる。
VD信号およびHD信号により蓄積および読み出しが実行されると、読み出された画像信号は画像処理回路125へ転送される。画像処理回路125では、欠損画素補正などを行われ、画像処理が実行される。
また、前述したように、撮像素子107には、撮像用画素の他に、一部の画素群に瞳分割機能を付与し、いわゆる位相差AFが可能なように構成された焦点検出用画素が存在する。この焦点検出用画素も欠損画素とみなして欠損補正を行い、その画像信号は画像処理回路および表示回路に転送される。
また、画像データ内に含まれる焦点検出用画素のデータをピックアップし、撮影レンズの焦点状態を検出するために、このデータは画像処理回路125内の位相差検出ブロック(図示せず)に転送される。この回路ブロックでは、瞳分割されたSA画素群およびSB画素群の相関演算が行われ、被写体のピントずれ量が算出される。CPU121は、フォーカス駆動回路126を制御してフォーカスアクチュエータ114を駆動させ、撮影レンズの焦点調節を行う。
また、画像処理回路125およびCPU121によって測光検出部が構成され、この測光検出部によって測光が行われ、蓄積時間、ゲイン、絞りなどの露光条件が決定される。CPU121は、決定された絞り値に従って絞りシャッタ駆動回路128を制御して絞りシャッタアクチュエータ112を駆動し、絞り動作を行う。
ここで、本実施形態の補助光発光時の蓄積制御および焦点検出方法について説明する。図12は図9の画素配置を有する撮像素子から水平1/3、垂直1/3間引きで読み出した場合の補助光発光時のCMOSの蓄積および読み出しのタイミング、各焦点検出ラインの蓄積タイミングおよび補助光の発光タイミングを示すタイミングチャートである。
前述したように、ライブビュー時のCMOSの読み出しは、垂直同期信号VDに同期して上部のラインから順次行われる。また、各ラインの画素リセットは、設定されたタイミングで水平同期信号HDに同期して上部ラインから順次行われ、所望の蓄積時間となるように制御される。
また、図12には、図10の焦点検出領域に含まれる各焦点検出ラインの蓄積タイミングが示されている。なお、図が煩雑になるのを避けるため、一部の焦点検出ラインのみが示されている。このとき、図中の焦点検出ライン1の蓄積は、画素リセットが行われる時刻t1で開始され、画素信号が読み出される時刻t1’まで行われる。従って、各焦点検出ラインnの蓄積期間は、時刻tnから時刻tn’までとなる(ここで、nは値1〜8である)。
仮に、水平同期信号HDの周期を25usecとすると、各焦点検出ラインのSA画素配置ラインの蓄積開始時刻の差(tn−tn+1)は、垂直1/3間引きにより焦点検出ライン周期が8ラインであるので、200usecとなる。同様に、SB画素の各焦点検出ラインの蓄積開始時刻の差も200usecとなる。このように、各焦点検出ラインの露光時間の差が所定時間となるように、画素信号の読み出しが行われる。
また、図12には、焦点検出用の補助光の発光開始時刻tsおよび発光終了時刻teのタイミングが示されている。図から明らかなように、各焦点検出ラインの補助光による閃光の蓄積期間(tn−te)は、各焦点検出ラインの蓄積開始時刻の差分だけ異なる。
仮に、焦点検出ライン8の補助光の蓄積期間(t8−te)を100usecとした場合、各焦点検出ラインの補助光の蓄積期間(tn−te)は図13に示すようになる。図13は各焦点検出ラインにおける補助光の蓄積期間および露光量の差を示すテーブルである。このテーブルには、各焦点検出ラインと焦点検出ライン8との補助光による露光量の差が示されている。各焦点検出ラインの補助光による露光量の出力信号は、0段〜約3.9段程度まで段階的に大きさの異なる信号量となる。各焦点検出ラインの被写体の出力信号は、補助光による露光量に定常光の露光による蓄積量分が加えられたものになる。
また同様に、各焦点検出ラインの焦点検出用のSA画素群およびSB画素群の出力信号も段階的に異なる信号量となる。従って、一回の補助光の蓄積および撮像素子からの読み出しによって、1つの測距領域に対して異なる信号量を有する焦点検出ラインの信号出力を得ることが可能になる。
ここで、補助光発光時の蓄積および読み出しにより得られる複数の異なる焦点検出ラインの信号出力は、被写体の距離、反射率および定常光の明るさにより変化する。
そこで、複数の異なる焦点検出ラインの信号出力から、黒潰れや飽和など焦点検出に向かないライン出力を除き、露光不足または過剰露光とならない所定の信号量となる焦点検出ラインだけを選択することで、適切な焦点検出が可能になる。
また、補助光発光時の蓄積に際し、定常光による画素飽和が問題となる場合、蓄積時間を短くすることで改善することが可能であるが、このことについては一般的な自動露出制御と同様であるので、その説明を省略する。
また、被写体の距離および反射率によっては、全ての焦点検出ラインで、所望の出力信号が得られない場合、補助光の発光量を変更し、再度、蓄積および読み出しを行うことで、所望の信号量を得ることが可能になる。このことについても公知の技術であるので、その説明を省略する。
つぎに、各焦点検出ラインの補助光による露光量差を制御する方法について説明する。各焦点検出ラインの補助光による露光量差は、水平同期信号HDの周期および焦点検出ラインのライン周期によって大きく影響を受ける。高画素化および高フレームレート化によりHD周期が短くなっていくことが考えられるが、この場合、各焦点検出ラインの補助光による露光量差は少なってしまう。
また、ライン周期は、画素配置パターン、ライン構成パターン、および撮像素子から読み出す際の垂直間引き率によって決まる。従って、こちらもフレームレートや撮像素子に含めることが可能な焦点検出用画素の数によりライン周期が短くなると、各焦点検出ラインの補助光による露光量差は少なってしまう。
そこで、上記露光量差を調節する第1の方法について、図14および図15を用いて説明する。図14および図15は各焦点検出ラインの補助光による露光期間を示す図である。図14および図15では、異なる水平同期信号HDの周期で同一の蓄積期間を設定して撮像素子から読み出した場合の露光期間が示されている。すなわち、図15では、図14に比べて水平同期信号HDの周期が長く設定されており、蓄積開始時刻の差(t1−t2)が長くなるので、露光量の差は大きくなる。このことは、フレームレートが遅くなってしまう問題を生じさせるが、補助光を発光するフレームのみに適用することで、ライブビューに対する影響を小さくすることができる。つまり、補助光を発光するフレームと発光させないフレームとで、水平同期信号HDの周期(読み出しタイミングの周期)を異ならせることで、その影響を小さくすることができる。
また、上記露光量差を調節する第2の方法について図16を用いて説明する。図16は補助光発光時のCMOSの蓄積および読み出しのタイミング、各焦点検出ラインの蓄積タイミングおよび補助光の発光タイミングと発光量を示す図である。なお、CMOSの蓄積および読み出しのタイミング、各焦点検出ラインの蓄積タイミング、および補助光の発光期間は、図11−図15の説明と同様であるので、その説明を省略する。
図16の補助光の波高量は、補助光の閃光の大きさを示したものであり、発光開始時刻tsから発光終了時刻teまでの期間に亘って段階的に制御される。このため、同図から明らかなように、焦点検出ライン1と焦点検出ライン2の補助光による露光量の差は、一定の波高量で補助光を発光した場合に比べて大きくなる。この方法により、水平同期信号HDの周期や焦点検出ラインのライン周期を変更せずに、各焦点検出ラインの補助光による露光量差を調節することが可能になる。なお、本実施形態では、波高量を段階的に制御しているが、補助光の波光量の制御は特に限定されない。この波光量を連続に変化させてもよいことは勿論であり、同様の効果が得られる。
電子カメラは、CMOSセンサの測距領域内にある複数の焦点検出ラインに対し、異なる露光量となるように補助光の発光および蓄積制御を行う。そして、撮像装置は、複数の焦点検出ラインで得られる複数の異なる信号出力から、所望の信号出力となる焦点検出ラインを選択し、この焦点検出ラインを用いて焦点検出を行う。
図17は合焦動作手順を示すフローチャートである。この合焦動作の処理はCPU121によって所定の周期ごとに繰り返し実行される。なお、図17には、合焦動作に関わる部分の処理のみが記述されている。
まず、CPU121は、操作スイッチ132が押下され、撮影前動作の開始が指示されたか否かを判別する(ステップS1)。撮影前動作の開始が指示されない場合、CPU121はそのまま本処理を終了する。
一方、撮影前動作の開始が指示されると、CPU121は、補助光回路123を制御し、AF補助光源116を発光させる(ステップS2)。そして、CPU121は、撮像素子駆動回路124を制御し、撮像素子107の出力信号を読み出し、各焦点検出ラインの露光量を算出する(ステップS3)。
CPU121は、所望の露光量となる焦点検出ラインがあるか否かを判別する(ステップS4)。そのような焦点検出ラインがない場合、CPU121は、ステップS2の処理に戻り、発光量を変更して、再度、AF補助光源116を発光させる。
ステップS4で所望の露光量となる焦点検出ラインがある場合、CPU121は、その焦点検出ラインを用いて、位相差検出方式により焦点を検出する(ステップS5)。CPU121は、フォーカス駆動回路126を制御してフォーカスアクチュエータ114を駆動させ、第3のレンズ群(フォーカスレンズ)105を焦点位置に移動させる(ステップS6)。この後、CPUは本処理を終了する。
このように、第1の実施形態の撮像装置によれば、CMOSセンサの出力信号を用いた焦点検出において、補助光の発光時に1つの測距領域に対し、異なる信号量の焦点検出ラインの信号出力を得ることができる。従って、得られた複数の信号出力から所望の信号量となる焦点検出ラインを選択することで、高速に適切な焦点検出を行うことができる。また、補助光の発光回数を減らすことで、消費するエネルギを削減することができる。また、各焦点検出ラインの補助光による露光量の差に関しても、調節することが可能である。
[第2の実施形態]
第2の実施形態おける電子カメラの構成は第1の実施形態と同一であるので、ここではその説明を省略する。図18は第2の実施形態における画素配置パターンおよび測光用ラインの配置パターンを示す配置図である。
2行×2列の4画素のうち、対角2画素にG(緑色)の分光感度を有する画素を配置し、他の2画素にR(赤色)とB(青色)の分光感度を有する画素を各1個配置した、ベイヤ配列が採用されている。また、このベイヤ配列は、撮像素子の撮像領域に全面展開され、配置されている。
また、撮像領域内には、水平方向に連続して配置される画素から構成される測光用ラインが周期的に所定ライン数分配置されている。ここで、nは撮像素子の垂直ライン数以下の整数である。なお、測光用検出ラインの蓄積および読み出し制御に加え、前記第1の実施形態で示した焦点検出ラインの蓄積および読み出し制御を行う場合、撮像領域の一部に前記第1の実施形態と同一の画素配置パターンが用いられる。
つぎに、測光用の閃光を発光したときの蓄積制御方法および測光方法について説明する。図19は測光用の閃光を発光したときの撮像素子の蓄積および読み出しタイミング、および測光用の閃光の発光タイミングを示すタイミングチャートである。撮像素子からの読み出しは垂直同期信号VDに同期して行われる。
また、各ラインの画素リセットは、図示しない水平ライン選択部により選択された複数のラインで一括して行われ、かつ設定されたタイミングで水平同期信号HDに同期して行われる。露光は所望の蓄積時間となるように制御される。
図19には、図18の測光用ラインの蓄積タイミングが示されている。なお、図が煩雑になるのを避けるため、一部の測光用ラインのみが示されている。
図中の測光用ラインA1〜測光用ラインAnの蓄積は、画素リセットが行われる時刻taで開始され、画素信号が読み出される時刻ta’まで行われる。同様に、測光用ラインB1〜測光用ラインBnの蓄積は、画素リセットが行われる時刻tbで開始され、時刻tb’まで行われる。
また、図19には、測光用の閃光の発光開始時刻tsおよび発光終了時刻teのタイミングが示されている。図から明らかなように、各測光用ラインの測光用の閃光の蓄積期間(ta−te、tb−te)は、各測光用ラインの蓄積開始時刻の差分だけ異なる。仮に、測光用ラインAnの閃光の蓄積期間(ta−te)を16msec、測光用ラインBnの閃光の蓄積期間(tb−te)を1msecとした場合、測光用ラインAnと測光用ラインBnの閃光の露光よる出力信号の差は4段程度になる。
従って、CPU121による測光演算部は、1回の撮像素子からの読み出しに際し、各測光用ラインから異なる大きさの信号出力を得ることが可能になる。そして、測光演算部が各測光ラインの出力信号を基に測光を行うことで、測光可能なダイナミックレンジを4段程度拡大することが可能になる。
また、CPU121による自動露出制御部は、測光演算部の測光結果を基に、本撮影におけるストロボの発光量、シャッタ速度、絞りなどのパラメータを設定し、本撮影時に適切な露光量となるように制御を行う。
なお、測光演算部および自動露出制御部については、既に公知の技術であるので、その詳細な説明を省略する。
このように、第2の実施形態の撮像装置は、測光用の閃光を発光する際、複数の異なる測光ラインの画素リセットタイミングおよび閃光の発光タイミングを制御する。これにより、1回の撮像素子からの読み出しに対し、異なる露光量の出力信号を得ることが可能になる。従って、測光における適切な信号出力を得るための時間が短縮され、迅速な測光および自動露出制御が可能になる。
なお、本発明は、上記実施形態の構成に限られるものではなく、特許請求の範囲で示した機能、または本実施形態の構成が持つ機能が達成できる構成であればどのようなものであっても適用可能である。例えば、本発明の撮像装置は、デジタルビデオカメラ、デジタルSLR(一眼レフカメラ)等に適用可能である。
本発明は、撮像素子を備えた電子カメラ、特に電子スチルカメラ、ムービカメラに有用である。
第1の実施形態における電子カメラの構成を示す図である。 撮像素子107の内部構成を示す図である。 撮像素子の全画素を読み出す場合における光電変換部の配置を示す図である。 全画素のデータを読み出す場合の各部の信号の変化を示すタイミングチャートである。 撮像素子の間引き画素を読み出す場合における光電変換部の配置を示す図である。 間引き画素のデータを読み出す場合の各部の信号の変化を示すタイミングチャートである。 撮像用画素の配置および構造を示す図である。 撮影レンズの水平方向(横方向)に瞳分割を行うための焦点検出用画素の配置および構造を示す図である。 撮像用画素および焦点検出用画素の配置を示す図である。 測距領域およびこの測距領域に含まれる焦点検出用画素群により構成される焦点検出ラインの一例を示す図である。 CMOSセンサを用いたライブビュー時の撮像動作シーケンスを示すタイミングチャートである。 図9の画素配置を有する撮像素子から水平1/3、垂直1/3間引きで読み出した場合の補助光発光時のCMOSの蓄積および読み出しのタイミング、各焦点検出ラインの蓄積タイミングおよび補助光の発光タイミングを示すタイミングチャートである。 各焦点検出ラインにおける補助光の蓄積期間および露光量の差を示すテーブルである。 各焦点検出ラインの補助光による露光期間を示す図である。 各焦点検出ラインの補助光による露光期間を示す図である。 補助光発光時のCMOSの蓄積および読み出しのタイミング、各焦点検出ラインの蓄積タイミングおよび補助光の発光タイミングと発光量を示す図である。 合焦動作手順を示すフローチャートである。 第2の実施形態における画素配置パターンおよび測光用ラインの配置パターンを示す配置図である。 測光用の閃光を発光したときの撮像素子の蓄積および読み出しタイミング、および測光用の閃光の発光タイミングを示すタイミングチャートである。
符号の説明
107 撮像素子
116 AF補助光源
121 CPU
123 補助光回路
124 撮像素子駆動回路

Claims (7)

  1. 行方向および列方向に配置された複数の画素と、前記複数の画素を所定の周期で行ごとに選択する行選択手段と、前記選択された行の画素に蓄積された電荷をリセットし、前記リセットの後に前記行の画素に電荷を蓄積する蓄積手段と、前記選択された行の画素に蓄積された電荷を読み出す読出手段とを有する撮像素子と、
    被写体に閃光を発光する発光手段とを有する撮像装置であって、
    前記複数の画素は、撮像用の電荷を蓄積する撮像用画素群と、前記撮像素子の撮像領域に離散的に配置され、被写体像を結像する結像光学系の複数方向の焦点状態に応じた電荷を蓄積する焦点検出用画素群とから構成され、
    前記焦点検出用画素群の一部を含む行方向の画素群を焦点検出ラインとし、
    前記読出手段によって電荷が読み出される複数の前記焦点検出ラインに、異なる露光量となるタイミングで前記発光手段を発光させる制御手段と、
    前記複数の焦点検出ラインのうち、所定の露光量が得られた少なくとも1つの焦点検出ラインを選択する選択手段と、
    前記選択された焦点検出ラインに含まれる前記焦点検出用画素に蓄積された電荷を用いて焦点を検出する焦点検出手段とを有することを特徴とする撮像装置。
  2. 前記制御手段は、前記複数の焦点検出ライン間の露光時間の差が所定時間となるように、前記読出手段による前記行の画素の読み出しタイミングを制御することを特徴とする請求項1記載の撮像装置。
  3. 前記制御手段は、前記発光手段を発光させるフレームと発光させないフレームとで、前記読出手段による読み出しタイミングの周期を異ならせることを特徴とする請求項2記載の撮像装置。
  4. 前記制御手段は、前記複数の焦点検出ライン間の露光量の差が大きくなるように、前記発光手段の発光量を制御することを特徴とする請求項1記載の撮像装置。
  5. 前記異なる露光量となるタイミングで発光された場合の前記撮像素子の出力信号を用いて測光を行う測光手段と、
    前記測光の結果に応じて、露出を調節する露出制御手段とを有することを特徴とする請求項1記載の撮像装置。
  6. 行方向および列方向に配置された複数の画素と、前記複数の画素を所定の周期で行ごとに選択する行選択手段と、前記選択された行の画素に蓄積された電荷をリセットし、前記リセットの後に前記行の画素に電荷を蓄積する蓄積手段と、前記選択された行の画素に蓄積された電荷を読み出す読出手段とを有する撮像素子と、
    被写体に閃光を発光する発光手段とを有する撮像装置に搭載された自動焦点検出装置であって、
    前記複数の画素は、撮像用の電荷を蓄積する撮像用画素群と、前記撮像素子の撮像領域に離散的に配置され、被写体像を結像する結像光学系の複数方向の焦点状態に応じた電荷を蓄積する焦点検出用画素群とから構成され、
    前記焦点検出用画素群の一部を含む行方向の画素群を焦点検出ラインとし、
    前記読出手段によって電荷が読み出される複数の前記焦点検出ラインに、異なる露光量となるタイミングで前記発光手段を発光させる制御手段と、
    前記複数の焦点検出ラインのうち、所定の露光量が得られた少なくとも1つの焦点検出ラインを選択する選択手段と、
    前記選択された焦点検出ラインに含まれる前記焦点検出用画素に蓄積された電荷を用いて焦点を検出する焦点検出手段とを有することを特徴とする自動焦点検出装置。
  7. 行方向および列方向に配置された複数の画素と、前記複数の画素を所定の周期で行ごとに選択する行選択手段と、前記選択された行の画素に蓄積された電荷をリセットし、前記リセットの後に前記行の画素に電荷を蓄積する蓄積手段と、前記選択された行の画素に蓄積された電荷を読み出す読出手段とを有する撮像素子と、被写体に閃光を発光する発光手段とを有し、前記複数の画素は、撮像用の電荷を蓄積する撮像用画素群と、前記撮像素子の撮像領域に離散的に配置され、被写体像を結像する結像光学系の複数方向の焦点状態に応じた電荷を蓄積する焦点検出用画素群とから構成される撮像装置の制御方法であって、
    前記焦点検出用画素群の一部を含む行方向の画素群を焦点検出ラインとし、前記読出手段によって電荷が読み出される複数の前記焦点検出ラインに、異なる露光量となるタイミングで前記発光手段を発光させる制御ステップと、
    前記複数の焦点検出ラインのうち、所定の露光量が得られた少なくとも1つの焦点検出ラインを選択する選択ステップと、
    前記選択された焦点検出ラインに含まれる前記焦点検出用画素に蓄積された電荷を用いて焦点を検出する焦点検出ステップとを有することを特徴とする撮像装置の制御方法。
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