JP2010054760A - 回折格子又はホログラム - Google Patents
回折格子又はホログラム Download PDFInfo
- Publication number
- JP2010054760A JP2010054760A JP2008219073A JP2008219073A JP2010054760A JP 2010054760 A JP2010054760 A JP 2010054760A JP 2008219073 A JP2008219073 A JP 2008219073A JP 2008219073 A JP2008219073 A JP 2008219073A JP 2010054760 A JP2010054760 A JP 2010054760A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- diffraction grating
- hologram
- information
- diffraction
- predetermined information
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Landscapes
- Credit Cards Or The Like (AREA)
- Diffracting Gratings Or Hologram Optical Elements (AREA)
- Holo Graphy (AREA)
Abstract
【解決手段】
隠し情報である所定の情報を一列の凹凸形状としてなる一本の回折格子線を、可視光波長の2倍の長さの周期で規則正しく平行に配列することで、その回折格子またはホログラムの「回折光」の「干渉性」を強め、且つ、バラツキやムラのない回折画像を得る。
【選択図】 図1
Description
そのために、高額紙幣や商品券等の金券類は、デザインの一部にカラーコピー機のセンサーでは読み取ることができない小さな網点や細線を、同じ反射濃度でデザインされた絵柄の中に組み込んでいる。その結果、これらの高額紙幣や商品券をカラーコピー機によって複写しようとすると、コピー機のスキャナーが小さな網点や細線を読み落とし、その部分が白く抜けることでコピー品であると判別している。
また、高度な複製技術を必要とするホログラムが、一部の高額紙幣や、その他の金券類に採用されている。
ホログラムは、また、その凹凸面に金属の反射層を形成することにより、ホログラムをコピーした時にホログラム形成部を黒に再現するため、コピー牽制手段として利用されている。
しかしながら、技術の進歩によって、ホログラムに近似の偽造品が出現するようになってきた。そして、このような偽造品をチェックするために、ホログラムの光回折構造即ち回折格子の中に判別困難な隠し情報を組み込んで真偽判別の手段として使用する技術が開示されている。
ところがこれらの技術を使用した製品も、見る角度によって隠し情報が微かに判別されてしまうという課題があった。
本発明の回折格子またはホログラムの第1の態様は、可視光波長の2倍の長さの周期のレリーフ形状を有する回折格子または、その回折格子で構成されるホログラム、であって、その回折格子線が、所定の文字、記号、図柄の何れか、または、これらの組み合わせ情報(以下所定情報という)を表示する一列の凹凸構造からなることを特徴とするものである。
このレリーフ形状は、「完全な周期性」(曲線が、その一周期分を、全く同一形状で繰り返して形成されている。)を有する。
この範囲の中でどの数値を採用するかは、実際に使用する観察する光の波長もしくは波長域や、回折光により再現する再生画像、すなわち、回折画像やホログラム画像のデザインにより決定される。
すなわち、本発明の複数の「回折格子線」を俯瞰すると、一本の回折格子線に沿った複雑な凹凸形状が、それと平行に、全く同じ形状で何本も並んでいることが判る。
もちろん、所定情報は上記例に限るものでなく、文字、記号、図柄の何れか、または、これらの組み合わせ情報とすることができ、また、周期や角度の異なる回折格子群を組み合わせて、カラーホログラムを再現することも好適である。
凹凸の形状は、所定情報を表わす凸部と平坦な凹部、所定情報を表わす凸部と点対称となる凹部、もしくはその逆の組み合わせ、さらには、3階層以上の階層を持つ階段構造等、所定情報を読み出せる構造であれば、あらゆる構造を採用することができる。
電子線レジスト用化合物には、ポジ型として、ポリメチルメタクリレート、ポリオレフィンスルフォン等、ネガ型電子線レジストとして、不飽和系高分子、エポキシ樹脂、シリコーン樹脂等が用いられるが、カリックスアレーン系レジストは特に高解像度である。また、電子線描画装置としては、加速電圧が高い(50kV以上)ものが好ましく、電子ビーム系をnmオーダーまで絞ることができる装置がより好ましい。
X線レジスト用化合物としては、ポリメチルメタクリレート等が用いられる。
凹凸形状を回折格子の形状の中で最も回折効率が高くなる「矩形」を基本形状(ブレーズド形状を含む。ブレーズドとした場合は、所定情報が斜面に形成されることから、その判読をさらに困難にすることができる。)とすることで、高い回折効率を実現する。
すなわち、回折格子線群の断面が、矩形形状を基本形状とする回折格子線群であって、凸部に表示している所定情報が、「白抜き表示」となっていて、ほぼ全体を占める非画線部は全て凸部上面に位置し、1/10以下の画線部が凹部底面に位置している。すなわち、凸部のごく一部がへこんでいるように見える。
非画線部の面積は、所定情報表示エリアの非画線部と、「回折格子線」と「回折格子線」との間のエリアとの合計(例えば凹部の面積の合計)であり、それ以外は画線部の面積となる(例えば凸部の面積の合計)。この面積比を1対1として、凹部すなわち矩形の底面と、凸部すなわち矩形の上面の面積を同じとするものである。
矩形状回折格子の回折効率は、回折格子線が所定情報をもたない場合、「回折格子線」に垂直な方向での断面が凹凸比1対1の標準的な矩形状(1次元)回折格子であるときが最も高く(正面から観察すると1次元格子に見える)、「回折格子線」に垂直な方向及び、「回折格子線」に平行な方向の両方向での断面の凹凸比が1対1の標準的な矩形状(2次元)回折格子であるときが最も低い(正面がら観察すると2次元格子に見える)。
従って、所定情報の繰り返し長さは、可視光波長の20倍以内、好ましくは、5倍以上、且つ、10倍以内であることが好適である。
本発明の回折格子またはホログラムの第2〜5の態様によれば、凹凸構造を矩形波形とすることにより、回折光強度を高め、設計段階での再生画像予測を容易にする効果がある。
図1を参照して、本発明の所定情報を表わす回折格子の一例について説明する。
図1の回折格子線は、所定の文字、記号、図柄の何れか、または、これらの組み合わせ情報(以下所定情報という)を表示する一列の凹凸構造からなる所定情報を表わす、一列の凹凸構造からなる。この所定情報は、任意の文字、記号、図柄の何れか、または、これらの組み合わせ情報とすることができる。凹凸構造形成方法もサブミクロン加工(1μm以下のパターン加工)が可能な微細加工方法のいずれをも採用することができる。
図3は、回折格子Aを上から見た図である。
これと同様に、同一所定情報の配列にて、文字高さ・幅が、0.625μm×0.5μm(周期1.25μmの回折格子となる)、及び0.75μm×0.5μm(周期1.5μmの回折格子となる)の回折格子線群を形成し、それぞれを図4の3つのエリア(B1、B2、B3)に配置して円形の回折格子体Bの原盤を作成できる。
透明基材として、厚みを薄くすることが可能であって、機械的強度や、回折格子又はホログラムシート、ラベル、及び転写シートを製造する際の加工に耐える耐溶剤性および耐熱性を有するものを使用する。使用目的にもよるので、限定されるものではないが、フィルム状もしくはシート状のプラスチックが好ましい。
透明基材の厚さは、同様の配慮から、5〜50μm、特に5〜15μmとすることが望ましい。転写シートを形成する際、透明基材1に、通常用いられる酢酸セルロース樹脂やメタクリル樹脂等からなる剥離層を設けても良い。
さらに、微細な形状を精密に再現する方法として、複製後の熱収縮などの歪みや変形を最小とするため、低温・高圧下で複製を行うことも好適である。
この場合、複製方式は、平板式もしくは、回転式を用い、線圧0.1トン/m〜10トン/m、複製温度は、通常60℃〜200℃とすることが好適である。
反射性薄膜としては、真空薄膜法などにより形成される金属薄膜などの金属光沢反射層、又は透明反射層のいずれでもよいが、金属光沢反射層を部分的に設けたり、透明反射層を設けた場合は、その反射層に接して設けたセキュリティ対象物をこの透明反射層を通して確認できるので好ましい。
回折格子又はホログラムをラベル形態で使用する場合は、上記反射層の上に粘着剤層を形成し、粘着剤面を剥離紙で被覆して、基材フィルムを剥離紙と一緒に所定の大きさに打ち抜いてラベルとし、剥離紙を剥がしてセキュリティ対象物に貼付して使用する。
これらは、素材が透明であるので外部から光学的に所定情報を読み出すことができる。
ただし、この垂直方向の同一性を垂直方向でなく、80度方向、70度方向としても(位置精度を維持した上で)、強い回折強度を得ることができるが、垂直方向が最も回折効率が高く望ましい。
凹凸の深さも、0〜可視光波長(0.8μm)まで、なだらかな曲線状でも階段状でもよいが、所定情報一つ一つの凹凸形状で想定される回折強度が高いものが望ましく、複数の所定情報の凹凸形状で想定される回折強度さらには、回折格子線群としての回折強度が高いものがさらに望ましい。
この所定情報は、目視や簡易顕微鏡では判別できないため、真正性を確認するためには
倍率の高い精密顕微鏡を用いてその情報を読み出し、「正規な情報」(所定情報を実際に物理的形状として形成した時の、真正であると判定するための情報。所定情報そのものだけでなく、形状等の情報を含めても良い。また、所定情報でなく、その形状を測定したデータ等や、部分的に変形した情報等を用いても良い。)か否かを判定する必要がある。
所定情報の「正規な情報」をデータで残す方法として、高解像度のレーザー顕微鏡による3次元形状情報を取得しておき、このデータと、鑑定のために測定した「真正性を確認するもの」のデータを照合し、「50%以上の一致」あるいは照合項目によっては「100%の一致」等の「ある程度の一致」をもって「真正」と判断する方法を使用することも好適である。
もちろん、回折格子線群毎に、所定情報を変更してもよいが、この場合は、所定情報毎の回折効率を考慮した配置とする必要がある。
所定情報や、その凹凸形状に関する情報は、実際の絵柄としての情報や、凹凸設計情報、さらには各リソグラフィー形成情報(電子線リソグラフィーでは、電子線描画プログラム等)により真正性証明情報として保有できる。もちろん、「回折格子線」のピッチ、角度等の情報も同様である。
もちろん、これより解像度の高い顕微鏡、例えば、共焦点レーザー顕微鏡 、電子顕微鏡
透過型電子顕微鏡 、走査型電子顕微鏡、走査型プローブ顕微鏡 、原子間力顕微鏡、走査型トンネル顕微鏡 、走査型近接場光顕微鏡 、X線顕微鏡等、物理的に測定が可能なように対応できる範囲で利用できる。さらに、共焦点法や、位相シフト干渉法等の解像度を向上する手法も利用できる。これらの顕微鏡映像を高解像度CCDカメラ等を用いた画像処理方法により、画像を精密につなぎ合わせて、広範囲のエリアに対する情報とすることもできる。これらを用いることで、それぞれの特徴に応じて、偽造防止性を高めるとともに、判定の信頼性を向上させることも出来る。
この場合、注目した部分を全て同一のものとせず、少し変形(太さを2倍としたり、欠陥を付加したりする。)しておき、それらの情報を、「真正性」判定用に使用することができる。すなわち、「真正性」判定に使用する情報は、セキュリティ管理をする側が定めることができ(その任意性がさらに偽造防止性を高める。)、偽造者からは到底類推できないものとすることが可能となる。
1本の回折格子線に沿って「HHHHHHH・・」と形成されている。この「回折格子線」と平行に複数形成されている回折格子線群は、端から端までこの「回折格子線」とまったく同一の立体形状をしており、且つ、上記した垂直な方向にみると、全格子線上の文字が同一位置に位置するように配置されている。
「回折格子線」のa−a断面の形状を図6に、b−b断面の形状を図7に示す。いずれも矩形状になっている。
文字の高さ・幅は、0.75μm×0.4μm(周期1.5μmの回折格子となる。)であり、これは、電子線リソグラフィーにより形成できる。電子線レジストの厚さを0.3μmとし、電子線を十分にあて、現像処理後、電子線をあてた部分の電子線レジストがすべて除かれ、あてていない部分の電子線レジストがほぼ残存する形となり、矩形とすることができた。
回折格子Cは、「回折格子線」に垂直な方向での周期性だけでなく、「回折格子線」に平行な方向にも周期性を有するため、回折光が十字方向へ回折し(1次回折光が4方向へ向かって回折する。)、その対角方向にも回折光が存在する(2次回折光。4方向あり。)ため、回折光が各方向へ分散し、一方向のみの回折効率測定値は、あまり大きくなっていない。
その「回折格子線」のa−a断面の形状を図10に示す。図10にある通り、矩形状になっている。文字部分の面積を文字が割り当てられたエリア、すなわち0.75μm×0.5μmの面積に対して1/10としたため、白抜きで表現された文字の線幅は1/30となる。図11は、回折格子Dを上からみた図である。
この回折格子Dを赤色半導体レーザーで照明し、回折効率を測定したところ、24%であり、高い回折効率を得ることができた。白色光で照明したところ、鮮やかな赤色を観察することができた。
隠し文字としての「HHH・・」は、目視ではもちろんのこと、簡易顕微鏡(倍率200倍、400倍)で判読しようとしたが、文字・記号まで読み取ることは出来なかった。さらに、白抜き文字面積を小さくするため、文字・記号・図柄の高さ・幅を小さくすることができる。これにより、所定情報の判読性をより困難にすることができると共に、回折効率をさらに向上させることができる。カラーホログラム画像の設計し易さも大幅に改善されている。
こうすることで、画線部面積を確保できるため、所定情報を鑑定するときに、鑑定し易くすると同時に、所定情報が特殊なもの(太さ、曲がり等、本発明でのみ使用する形)とできることで、その文字形状等の設定情報を知りえない限り、同一のものの作成をほぼ不可能とすることができる。
上記したように、所定情報の形を工夫した場合は、所定情報の深さ、すなわち、電子線レジストの厚さを調節して、回折効率を高く維持する必要がある。
そのa−a断面の形状及び、b−b断面の形状を、それぞれ図14、図15に示す。
回折効率は、回折格子Cのような2次回折光がでていないため、12%であった。
隠し文字としての“HOLOG”は、目視ではもちろんのこと、簡易顕微鏡(倍率200倍、400倍)で判読しようとしたが、文字・記号まで読み取ることは出来なかった。
電子線レジストを0.6μm形成したパターン形成基盤に、予め用意した制御データにより、電子ビームの強度を変化させながら所定の回折格子パターンに沿って電子ビームを照射した。まず、0.5μm幅の線上に、所定情報「A○C○E○G○I○・・○Y」、及びその繰り返し」を各文字サイズが、0.5μm×0.5μmとなるように、続いて、その「回折格子線」に接して、0.5μm幅の線状に、その電子ビーム強度変化を逆にして同様に「A○C○E○G○H○・・○Y」を同様のサイズで、且つ、そのスタート位置を高精度に合わせて照射した。この照射を、図4の半径20mmの円の一つのエリアにそのエリアが埋まるまで実施した。
さらに、図4の残るエリアを、0.75μm幅の線状に、0.75μm×0.5μmサイズの所定文字をそのエリアが埋まるように照射し、図4の円内の全エリアを埋めた。
この基盤を現像処理して、所望の凹凸レリーフ原盤を得た。
・<電離放射線硬化組成物A>
2−ヒドロキシエチルアクリレート 100重量部
ジブチルチンジラウリレート 0.1重量部
イソシアン酸メチル 50重量部
を反応させて得られた電離放射線硬化組成物Aを用いて、
・<電離放射線硬化組成物B>
電離放射線硬化組成物A 80重量部
ポリウレタン樹脂(デスモコール130、住友バイエルウレタン社製) 20重量部
上記、電離放射線硬化組成物Bを作製し、この電離放射線硬化組成物Bを10μm導入して、フィルムを送り出しながら電子線照射装置「エレクトロカーテン」(アメリカのESI社製)を用い、150KeV、15mAの条件で3Mradの線量を照射して、硬化させた。
この透明樹脂の表面に真空蒸着法によりアルミニウム薄膜100nmを形成し、ホログラムシートとした。このホログラムシートに接着剤を塗工し、パスポートの顔写真を一部覆うように接着した。
このパスポートのホログラム部分をハロゲンランプで照明し、目視で観察すると、円形ホログラムが3色に分かれて鮮明に見えた。さらに、倍率20倍と400倍の顕微鏡で拡大して確認したところ、所定情報を判読することは出来なかった。
電子線レジストを0.3μm形成したパターン形成基盤に、予め用意した制御データにより、電子ビームの強度を変化させながら所定の回折格子パターンに沿って電子ビームを照射した。まず、0.5μm幅の線上に、所定情報「HHHHHHH・・」を各文字サイズが、0.5μm×0.4μmとなるように、続いて、その「回折格子線」に接して、0.5μm幅の線状に、全面露光で電子ビームを照射した。この照射を、図4の半径20mmの円の一つのエリアにそのエリアが埋まるまで実施し、実施例1と同様に現像処理した。
次に、再度電子線レジストを、0.4μmとし、0.625μm幅の線上に、同様の所定文字を0.625μm×0.4μmサイズで照射した以外は実施例1と同様に処理し、図4の円のもう一つのエリアを埋めた。
さらに、図4の残るエリアを、電子線レジスト厚さを0.5μm、0.75μm幅の線状に、0.75μm×0.4μmサイズの所定文字をそのエリアが埋まるように照射した以外は実施例1と同様とし、図4の円内の全エリアを埋めた。
この基盤を現像処理することにより、非画線部のレジストを完全に除去し、この位置を凹凸の凹部底面とし、画線部を凸部上面として、所望の矩形状レリーフ原盤を得た。
このパスポートのホログラム部分をハロゲンランプで照明し、目視で観察すると、円形ホログラムが3色に分かれて鮮明に見えた。さらに、倍率20倍と400倍の顕微鏡で拡大して確認したところ、所定情報を判読することは出来なかった。
別途、このホログラムの回折効率を各色半導体レーザーを用いて測定したところ、それぞれ、10%、9%、10%となり、やや高い回折効率を得た。
所定情報「HHHHHHH・・」を白抜き文字とし、その画線部線幅を0.01μmとした以外は、実施例2と同様として、実施例3のホログラム形成パスポートを得た。
このパスポートのホログラム部分をハロゲンランプで照明し、目視で観察すると、円形ホログラムが3色に分かれて鮮明に見えた。さらに、倍率20倍と400倍の顕微鏡で拡大して確認したところ、全く所定情報を判読することは出来なかった。
別途、このホログラムの回折効率を各色半導体レーザーを用いて測定したところ、それぞれ、25%、23%、24%と高い回折効率を得た。
所定情報「HHHHHHH・・」を図12の形とした以外は、実施例2と同様として、実施例4のホログラム形成パスポートを得た。この時の面積比は、54/46とした。
このパスポートのホログラム部分をハロゲンランプで照明し、目視で観察すると、円形ホログラムが3色に分かれて鮮明に見えた。さらに、倍率20倍と400倍の顕微鏡で拡大して確認したところ、所定情報を類推できたが、判読することは出来なかった。
別途、このホログラムの回折効率を各色半導体レーザーを用いて測定したところ、それぞれ、13%、13%、16%と高い回折効率を得た。
所定情報を「HOLOGとその繰り返し」とした以外は、実施例2と同様として、実施例5のホログラム形成パスポートを得た。
このパスポートのホログラム部分をハロゲンランプで照明し、目視で観察すると、円形ホログラムが3色に分かれて鮮明に見えた。さらに、倍率20倍と400倍の顕微鏡で拡大して確認したところ、所定情報を判読することは出来なかった。
別途、このホログラムの回折効率を各色半導体レーザーを用いて測定したところ、それぞれ、11%、11%、12%とやや高い回折効率を得た。
実施例2の所定情報として、「HHHHHHH・・」としたが、その文字のサイズを、文字高さ、文字幅とも0.3μm〜3.0μmの間でランダムに選択したサイズとしたことと、図4の円形エリアを全てこの条件で埋めた意外は、すべて実施例2と同様として、比較例を得た。
このパスポートのホログラム部分をハロゲンランプで照明し、目視で観察すると、円形ホログラムが3色に分かれておらず、少し虹色を呈しているだけであった。さらに、倍率20倍と400倍の顕微鏡で拡大して確認したところ、ところどころ所定情報を判読することができた。
別途、このホログラムの回折効率を赤色半導体レーザーを用いて測定したところ、3%と低い回折効率を得た。これは、光が種々の方向へ回折しており、一方向へ集中していないためと推察された。
(評価試験)ホログラムの再現性の評価は、意匠性については、ハロゲンランプ光原下にて目視判定した。ホログラムの明るさについては、回折格子の回折効率で評価した。
ハロゲンランプ:ローボルトハロゲンランプ35mm径ミラー付き
:電圧12V・光度2300cd(キャンデラ)
目視判定基準 :○ 再生画像が鮮やかにムラなく見える。隠し情報は見えない。
:× 隠し情報は見えないが、再生画像が暗く、ムラが見える。。
回折効率測定:光源:各色半導体レーザー:キコー技研MLXコリメートレーザー
:電圧DC4.8〜6.5V・平行光時ビーム径拡大6mm
:回折効率:反射光強度/入射光強度*100(%)
:判定基準:◎:回折効率が高い 回折効率 15%以上
:○:回折効率がやや高い 〃 5%〜15%
:×:回折効率が低い 〃 5%未満
B 回折格子体
B1、B2、B3 各回折格子線群
Claims (5)
- 可視光波長の2倍の長さの周期のレリーフ形状を有する回折格子または、その回折格子で構成されるホログラムであって、その回折格子線が、所定の文字、記号、図柄の何れか、または、これらの組み合わせ情報(以下所定情報という。)を表示する一列の凹凸構造からなることを特徴とする回折格子又はホログラム。
- 前記レリーフ形状が矩形状すなわち回折格子線断面が矩形状であって、その矩形の底面と上面に、前記所定情報を表示する前記凹凸構造の凹部底面と凸部上面が位置することを特徴とする請求項1の回折格子又はホログラム。
- 前記所定情報が、「白抜き表示」されており、その画線部と非画線部の面積比が1/10以下であることを特徴とする請求項2の回折格子又はホログラム。
- 前記所定情報の画線部と、非画線部の面積が同一となることを特徴とする請求項2の回折格子又はホログラム。
- 前記所定情報が可視光波長の20倍以内の長さの繰り返し情報であることを特徴とする請求項1〜4の回折格子又はホログラム。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2008219073A JP5359123B2 (ja) | 2008-08-28 | 2008-08-28 | 回折格子又はホログラム |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2008219073A JP5359123B2 (ja) | 2008-08-28 | 2008-08-28 | 回折格子又はホログラム |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2010054760A true JP2010054760A (ja) | 2010-03-11 |
| JP5359123B2 JP5359123B2 (ja) | 2013-12-04 |
Family
ID=42070759
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2008219073A Active JP5359123B2 (ja) | 2008-08-28 | 2008-08-28 | 回折格子又はホログラム |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP5359123B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US11534879B2 (en) | 2019-11-15 | 2022-12-27 | Fanuc Corporation | Processing method and object |
Citations (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007133355A (ja) * | 2005-10-11 | 2007-05-31 | Dainippon Printing Co Ltd | 凹凸構造による隠し情報 |
| JP2007292899A (ja) * | 2006-04-24 | 2007-11-08 | Dainippon Printing Co Ltd | 真贋識別構造 |
| JP2007290181A (ja) * | 2006-04-24 | 2007-11-08 | Dainippon Printing Co Ltd | 真贋識別構造 |
-
2008
- 2008-08-28 JP JP2008219073A patent/JP5359123B2/ja active Active
Patent Citations (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007133355A (ja) * | 2005-10-11 | 2007-05-31 | Dainippon Printing Co Ltd | 凹凸構造による隠し情報 |
| JP2007292899A (ja) * | 2006-04-24 | 2007-11-08 | Dainippon Printing Co Ltd | 真贋識別構造 |
| JP2007290181A (ja) * | 2006-04-24 | 2007-11-08 | Dainippon Printing Co Ltd | 真贋識別構造 |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US11534879B2 (en) | 2019-11-15 | 2022-12-27 | Fanuc Corporation | Processing method and object |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP5359123B2 (ja) | 2013-12-04 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US12397576B2 (en) | Optical products, masters for fabricating optical products, and methods for manufacturing masters and optical products | |
| US9234992B2 (en) | Optically variable device with diffraction-based micro-optics, method of creating the same, and article employing the same | |
| JP2010072382A (ja) | 回折格子記録媒体 | |
| JP2003122233A (ja) | 真正性証明用の光学構造体、真正性証明用記録体、および確認方法 | |
| JP2011081165A (ja) | 画像形成体の製造方法及び画像形成体、並びに個人認証媒体の製造方法及び個人認証媒体 | |
| JP5321804B2 (ja) | 回折格子 | |
| JP5332441B2 (ja) | 回折格子記録媒体 | |
| JP5412773B2 (ja) | 回折格子又はホログラム | |
| JP2013020084A (ja) | 計算機ホログラムを有する表示体及びラベル付き物品 | |
| JP5381445B2 (ja) | 微細線からなる立体表示画像 | |
| JP5359123B2 (ja) | 回折格子又はホログラム | |
| JP4831321B2 (ja) | 凹凸構造による隠し情報 | |
| JP5589268B2 (ja) | レリーフ型回折格子又はホログラム | |
| JP5609070B2 (ja) | 画像形成体の製造方法及び画像形成体、並びに個人認証媒体の製造方法及び個人認証媒体 | |
| JP4940858B2 (ja) | ディスプレイ | |
| JPWO2017119492A1 (ja) | 光学素子、および光学素子付き物品 | |
| JP5282514B2 (ja) | 真正性識別体 | |
| JP5407511B2 (ja) | 表示体及び情報印刷物 | |
| JP2019049620A (ja) | 光変調素子および真贋判定装置 | |
| JP5381411B2 (ja) | 立体表示画像、および回折格子記録媒体 | |
| JP2011075878A (ja) | 真正性識別体、真正性判定シート及び真正性判定方法 | |
| JP2008261966A (ja) | 回折格子による図柄及びその使用方法 | |
| JP2011075877A (ja) | 真正性識別体、真正性判定シート及び真正性判定方法 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20110614 |
|
| A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20130121 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20130131 |
|
| A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20130215 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20130326 |
|
| A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20130520 |
|
| TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20130806 |
|
| A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20130819 |
|
| R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5359123 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |