JP2010054454A - 半導体試験装置及び半導体試験方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】試験効率の低下を防止することができるとともに、試験プログラムの作成及び管理を容易にすることができる半導体試験装置及び半導体試験方法を提供する。
【解決手段】半導体試験装置に設けられるテスタコントローラ11は、ユーザによって作成される試験プログラムTPに従って半導体デバイス(DUT)の電源制御の手順を示すシーケンステーブル(パワーオンシーケンステーブルTB1パワーオフシーケンステーブルTB2)を作成するテーブル作成部43と、作成されたシーケンステーブルを試験プログラムに従って複数登録可能な登録部44と、登録部44に登録されたシーケンステーブルに従ってDUTに対する電源制御を行う電源制御部45とを備える。
【選択図】図2

Description

本発明は、半導体デバイスの試験を行う半導体試験装置及び半導体試験方法に関する。
半導体試験装置は、被試験対象である半導体デバイス(以下、DUT(Device Under Test)という)に対して試験信号を印加して、DUTから出力される信号が規格内であるか否かを判定し、或いはDUTから出力される信号と予め設定された期待値とが一致するか否かを判定することによりDUTの試験を行う。かかる半導体試験装置において、DUTの試験時には、予め設定された手順に従ってDUTに対する電源制御を行うパワーシーケンス制御が頻繁に実行される。
上記のパワーシーケンス制御は、電源制御の手順が定義されたシーケンステーブルを用いて行われる。図5は、シーケンステーブルの一例を示す図である。図5に示す通り、シーケンステーブルTBは、リファレンスグループが格納されるフィールドF1と次の電源制御が実行されるまでの待ち時間が格納されるフィールドF2とを有する複数のレコードR1〜Rnからなり、電源制御順に各レコードを並べたものである。ここで、リファレンスとは電源制御に係る電源ユニットやテスタピンを特定する情報(電源ユニット番号やテスタピン番号等)の組み合わせをいい、リファレンスグループとは一度の電源制御で制御されるリファレンスのグループをいう。
上記のシーケンステーブルは、半導体試験装置の動作を規定する試験プログラムの記述に従って作成される。尚、試験プログラムはユーザによって作成(記述)される。図6は、パワーシーケンス制御に係る従来の試験プログラムの記述例を示す図である。パワーシーケンス制御においては、電源投入順とは逆順に電源遮断が実行される場合が多い。かかるパワーシーケンス制御を行う場合には、図6(a)に示す通り、ユーザによってテーブル作成命令Q101、パワーオン命令Q102、及びパワーオフ命令Q103が試験プログラムP100に順に記述される。ここで、テーブル作成命令Q101はパラメータを与えて図5に示すシーケンステーブルTBを作成させる命令であり、パワーオン命令Q102はシーケンステーブルTBに従った電源投入を図5中の符号D1を付した矢印の順(通常の順)で実行させる命令であり、パワーオフ命令Q103はシーケンステーブルTBに従った電源遮断を図5中の符号D2を付した矢印の順(逆順)で実行させる命令である。
以上の命令が記述された試験プログラムP100が実行されると、まずテーブル作成命令Q101によってシーケンステーブルTBが作成されて、パワーシーケンス制御に用いられるシーケンステーブルを登録するための登録領域に登録される。次に、パワーオン命令Q102によって登録領域に登録されたシーケンステーブルTBのレコードR1からレコードRnの順で電源を投入するパワーシーケンス制御が行われる。次いで、パワーオフ命令Q103によって登録領域に登録されたシーケンステーブルTBのレコードRnからレコードR1の順で電源を遮断するパワーシーケンス制御が行われる。
電源遮断順が電源投入順の逆順とはならないパワーシーケンス制御を行う場合には、図6(b)に示す通り、ユーザによって電源投入用テーブル作成命令Q201、パワーオン命令Q202、電源遮断用テーブル作成命令Q203、及びパワーオフ命令Q204が試験プログラムP200に順に記述される。ここで、電源投入用テーブル作成命令Q201及び電源遮断用テーブル作成命令Q203は、パラメータを与えて電源投入用のシーケンステーブル及び電源遮断用のシーケンステーブルをそれぞれ作成させる命令である。また、パワーオン命令Q202は電源投入用のシーケンステーブルに従った電源投入を通常の順(図5中の符号D1を付した矢印の順)で実行させる命令であり、パワーオフ命令Q204は電源遮断用のシーケンステーブルに従った電源遮断を通常の順で実行させる命令である。
以上の命令が記述された試験プログラムP200が実行されると、まず電源投入用テーブル作成命令Q201によって電源投入用のシーケンステーブルが作成されて登録領域に登録された後に、パワーオン命令Q202によって登録領域に登録された電源投入用のシーケンステーブルTBに基づいて順に電源を投入するパワーシーケンス制御が行われる。次に、電源遮断用テーブル作成命令Q203によって電源遮断用のシーケンステーブルが作成されて登録領域に登録された後に、パワーオフ命令Q204によって登録領域に登録された電源遮断用のシーケンステーブルに基づいて順に電源を遮断するパワーシーケンス制御が行われる。
尚、従来の半導体試験装置におけるパワーシーケンス制御の詳細については、例えば以下の特許文献1,2を参照されたい。
特開平10−239385号公報 特開2000−163278号公報
ところで、従来の半導体試験装置で実行されるパワーシーケンス制御は電源投入順とは逆順に電源遮断を行うものが殆どであり、大抵のパワーシーケンス制御では、図6(a)を用いて説明した通り、電源投入用のシーケンステーブルと電源遮断用のシーケンステーブルとが共用される。このため、パワーシーケンス制御に用いられるシーケンステーブルを登録するための登録領域が1つあれば十分であった。電源遮断順が電源投入順の逆順とはならないパワーシーケンス制御を行う場合には、図6(b)を用いて説明した通り、電源投入用のシーケンステーブルとは別に電源遮断用のシーケンステーブルを作成することで対応できた。
しかしながら、近年の半導体デバイスの高機能化等によって、複雑なパワーシーケンス制御を行う機会が増えてきており、その機会は今後益々増加するものと予測される。かかる状況下において、電源投入に係るパワーシーケンス制御及び電源遮断に係るパワーシーケンス制御を行う度にシーケンステーブルを作成していたのでは、DUTの試験中にシーケンステーブルを作成する処理が頻繁に行われることとなり試験効率を悪化させる虞があるという問題がある。
また、従来は、基本的に試験プログラム中においてパワーシーケンス制御に係る各種命令が記述される部分にシーケンステーブルを作成する命令が記述される。このため、図6(b)を用いて説明した通り、シーケンステーブルを作成するためのテーブル作成命令が試験プログラム中に散在して記述されてしまい、管理が困難になるという問題があった。更に、従来は過去に作成したシーケンステーブルと同じシーケンステーブルを作成する場合には、ユーザが同じテーブル作成命令を試験プログラムの複数箇所に記述する必要があるため、試験プログラムの作成ミスが生じやすいという問題もあった。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、試験効率の低下を防止することができるとともに、試験プログラムの作成及び管理を容易にすることができる半導体試験装置及び半導体試験方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の半導体試験装置は、ユーザによって作成される試験プログラム(TP)に従って半導体デバイス(30)の試験を行う半導体試験装置(1)において、前記試験プログラムに従って前記半導体デバイスの電源制御の手順を示すテーブル情報(TB1、TB2)を作成するテーブル作成部(43)と、前記テーブル作成部によって作成される前記テーブル情報を、前記試験プログラムに従って複数登録可能な登録部(44)と、前記登録部に登録されたテーブル情報に従って、前記半導体デバイスに対する電源制御を行う電源制御部(45)とを備えることを特徴としている。
この発明によると、半導体デバイスの電源制御の手順を示すテーブル情報が試験プログラムに従って作成され、作成されたテーブル情報のうちの試験プログラムに従ったものが登録部に複数登録され、登録部に登録されたテーブル情報に従って半導体デバイスに対する電源制御が行われる。
また、本発明の半導体試験装置は、前記登録部が、前記半導体デバイスに対する電源投入手順を示す第1テーブル情報(TB1)が登録される第1登録部(44a)と、前記半導体デバイスに対する電源遮断手順を示す第2テーブル情報(TB2)が登録される第2登録部(44b)とを備えることを特徴としている。
また、本発明の半導体試験装置は、前記電源制御部が、前記第1登録部に登録された第1テーブル情報に基づいて前記半導体デバイスに対する電源投入に係る制御を行い、前記第2登録部に登録された第2テーブル情報に基づいて前記半導体デバイスに対する電源遮断に係る制御を行うことを特徴としている。
また、本発明の半導体試験装置は、前記テーブル作成部が、前記試験プログラムに従った複数の前記テーブル情報を一括して作成することを特徴としている。
本発明の半導体試験方法は、ユーザによって作成される試験プログラム(TP)に従って半導体デバイス(30)の試験を行う半導体試験方法であって、前記試験プログラムに従って前記半導体デバイスの電源制御の手順を示すテーブル情報(TB1、TB2)を複数作成するテーブル作成ステップ(S11)と、前記テーブル作成ステップで作成された前記テーブル情報を、前記試験プログラムに従って複数登録する登録ステップ(S13)と、前記登録ステップで登録されたテーブル情報に従って、前記半導体デバイスに対する電源制御を行う制御ステップ(S14、S15)とを含むことを特徴としている。
ここで、本発明の半導体試験方法は、前記登録ステップが、前記半導体デバイスに対する電源投入手順を示す第1テーブル情報(TB1)と、前記半導体デバイスに対する電源遮断手順を示す第2テーブル情報(TB2)とを登録するステップであり、前記制御ステップは、登録された前記第1テーブル情報に基づいて前記半導体デバイスに対する電源投入に係る制御と、登録された前記第2テーブル情報に基づいて前記半導体デバイスに対する電源遮断に係る制御とを行うステップであることを特徴としている。
本発明によれば、ユーザによって作成された試験プログラムに従って半導体デバイスの電源制御の手順を示すテーブル情報を作成し、作成したテーブル情報のうちの試験プログラムに従ったものを登録部に複数登録し、登録部に登録したテーブル情報に従って半導体デバイスに対する電源制御を行っている。
このため、半導体デバイスの試験中にテーブル情報の作成を行う必要がないことから、試験効率の低下を防止することができるという効果がある。
また、テーブル情報の作成と登録とは別々に行うことができるため、例えば試験プログラムの所定の部分にテーブル情報を作成する命令をまとめて記述することができ、或いは、従来のように同じテーブル作成命令を試験プログラムの複数箇所に記述する必要がないため、試験プログラムの作成及び管理を容易にすることができるという効果がある。
以下、図面を参照して本発明の一実施形態による半導体試験装置及び半導体試験方法について詳細に説明する。図1は、本発明の一実施形態による半導体試験装置の全体構成の概要を示す図である。図1に示す通り、本実施形態による半導体試験装置1は、ケーブルCによって接続された試験装置本体10とテストヘッド20とを備えており、テストヘッド20上に載置されるDUT30に試験信号を印加し、DUT30から出力される信号が規格内であるか否かを判定し、或いはDUT30から出力される信号と所定の期待値とが一致するか否かを判定することによりDUT30の試験を行う。
試験装置本体10は、テスタコントローラ11及び主電源12等を備えており、テストヘッド20に対して電源供給や制御信号を出力して半導体試験装置1の動作を制御する。テスタコントローラ11は、テストヘッド20に対して各種制御命令を出力してDUT30に対する各種試験を実施させる。尚、テスタコントローラ11の詳細については後述する。主電源12は、試験装置本体10内に設けられるテスタコントローラ11等に電源を供給するとともに、テストヘッド20内に設けられるピンエレクトロニクスカード21等に電源を供給する。
テストヘッド20は、DUT30に対するインターフェイスとしてのピンエレクトロニクスカード21やDUT30に電源を供給する電源カード22を内部に複数備えており、テスタコントローラ11の制御の下で、DUT30に対する試験信号の印加及び電源の供給、並びにDUT30から出力される試験信号と所定の期待値との比較等を行う。これらピンエレクトロニクスカード21や電源カード22は、テストヘッド20上に載置されたパフォーマンスボード23、コンタクトリング24、及びプローブカード25等の治具を介してDUT30と電気的に接続される。
図2は、テスタコントローラ11の要部構成を示すブロック図である。図2に示す通り、テスタコントローラ11は、制御部41、データ格納部42、テーブル作成部43、登録部44、及び電源制御部45を備えており、DUT30に対するパワーシーケンス制御等の各種制御を行う。制御部41は、試験プログラムTPの記述に従ってテスタコントローラ11の動作を統括して制御する。データ格納部42は、ユーザによって作成されて半導体試験装置1の動作を規定する試験プログラムTP、テーブル作成部43によって作成されるパワーオンシーケンステーブルTB1(テーブル情報、第1テーブル情報)及びパワーオフシーケンステーブルTB2(テーブル情報、第2テーブル情報)等を格納する。
ここで、上記のパワーオンシーケンステーブルTB1はDUT30に対する電源投入手順を示すテーブルであり、上記のパワーオフシーケンステーブルTB2はDUT30に対する電源遮断手順を示すテーブルである。これらパワーオンシーケンステーブルTB1及びパワーオフシーケンステーブルTB2は、図5に示すシーケンステーブルTBと同様に、リファレンスグループが格納されるフィールドF1と次の電源制御が実行されるまでの待ち時間が格納されるフィールドF2とを有する複数のレコードからなる。パワーオンシーケンステーブルTB1は電源投入順にレコードが並べられ、パワーオフシーケンステーブルTB2は電源遮断順にレコードが並べられる。
テーブル作成部43は、制御部41の制御の下で、試験プログラムTPの記述に応じたパワーオンシーケンステーブルTB1及びパワーオフシーケンステーブルTB2を生成する。試験プログラムTP中にパワーオンシーケンステーブルTB1を生成する命令やパワーオフシーケンステーブルTB2を生成する命令が複数記述されている場合には、テーブル作成部43は各々のテーブルを複数作成してデータ格納部42に格納する。ここで、パワーオンシーケンステーブルTB1及びパワーオフシーケンステーブルTB2の生成は、DUT30の試験が開始される前に、テーブル作成部43が試験プログラムTPに含まれるテーブル生成に係る命令を全て検索して一括して行うのが望ましい。このようにすれば、DUT30の試験中にテーブル作成が行われることがないため、DUT30の試験効率の低下を防止することができる。
登録部44は、制御部41の制御の下で、テーブル作成部43によって作成されるシーケンステーブルを、試験プログラムTPの記述に従って登録する。ここで、登録部44は、図2に示す通り、パワーオンシーケンステーブルTB1が登録されるパワーオンシーケンステーブル登録バッファ44aと、パワーオフシーケンステーブルTB2が登録されるパワーオフシーケンステーブル登録バッファ44bとを備えており、パワーオンシーケンステーブルTB1とパワーオフシーケンステーブルTB2とをそれぞれ1つずつ同時に登録することが可能である。
電源制御部45は、登録部44に登録されたシーケンステーブルに従って、DUT30に対するパワーシーケンス制御を実行する。具体的には、登録部44のパワーオンシーケンステーブル登録バッファ44aに登録されたパワーオンシーケンステーブルTB1に基づいてDUT30に対する電源投入に係るパワーシーケンス制御を実行し、登録部44のパワーオフシーケンステーブル登録バッファ44bに登録されたパワーオフシーケンステーブルTB2に基づいてDUT30に対する電源遮断に係るパワーシーケンス制御を実行する。
以上説明したデータ格納部42は、例えばハードディスク等の磁気記録装置で実現することができ、登録部44は、例えばRAM(Random Access Memory)等の半導体記憶装置で実現することができる。また、以上説明した制御部41、テーブル作成部43、及び電源制御部45は、各々の機能を実現させるプログラムをCPU(中央処理装置)で実行させることにより、ソフトウェア的に実現することができる。勿論、制御部41、テーブル作成部43、及び電源制御部45をハードウェアにより実現することも可能である。
次に、本実施形態の半導体試験装置及び半導体試験方法で用いられる試験プログラムの記述例について説明する。図3は、本発明の一実施形態による半導体試験装置及び半導体試験方法で用いられる試験プログラムの記述例を示す図である。尚、図3においては、試験プログラムTPに記述される各種命令のうちのパワーシーケンス制御に係る命令のみを図示している。
図3に示す通り、本実施形態で用いられる試験プログラムTPには、電源投入用テーブル作成命令Q11〜Q1m(mは1以上の整数)、電源遮断用テーブル作成命令Q21〜Q2n(nは1以上の整数)、電源投入用テーブル登録命令Q31、電源遮断用テーブル登録命令Q32、パワーオン命令Q41、及びパワーオフ命令Q42が順に記述される。電源投入用テーブル作成命令Q11〜Q1mはパラメータを与えてパワーオンシーケンステーブルTB1を作成させる命令であり、電源遮断用テーブル作成命令Q21〜Q2nはパラメータを与えてパワーオフシーケンステーブルTB2を作成させる命令である。
パワーオンシーケンステーブルTB1又はパワーオフシーケンステーブルTB2を複数生成する場合には、試験プログラムTP中に電源投入用テーブル作成命令Q11〜Q1m又は電源遮断用テーブル作成命令Q21〜Q2nが複数記述される。また、これら電源投入用テーブル作成命令Q11〜Q1m及び電源遮断用テーブル作成命令Q21〜Q2nは試験プログラムTPの任意の位置に記述することが可能であるが、試験プログラムTP中における所定位置(例えば、試験プログラムTPの先頭部分)にまとめて記述すれば管理を容易にすることができる。
電源投入用テーブル登録命令Q31は、図2に示すデータ格納部42に格納されたパワーオンシーケンステーブルTB1のうち、登録部44のパワーオンシーケンステーブル登録バッファ44aに登録するものを特定(選択)する命令である。同様に、電源遮断用テーブル登録命令Q32は、図2に示すデータ格納部42に格納されたパワーオフシーケンステーブルTB2のうち、登録部44のパワーオフシーケンステーブル登録バッファ44bに登録するものを特定(選択)する命令である。電源投入用テーブル登録命令Q31はパワーオン命令Q41が記述された行よりも前の行に記述され、電源遮断用テーブル登録命令Q32はパワーオフ命令Q42が記述された行よりも前の行に記述される。
パワーオン命令Q41はパワーオンシーケンステーブル登録バッファ44aに登録されたパワーオンシーケンステーブルTB1に従った電源投入を実行させる命令であり、パワーオフ命令Q42はパワーオフシーケンステーブル登録バッファ44bに登録されたパワーオフシーケンステーブルTB2に従った電源遮断を実行させる命令である。尚、電源投入用テーブル登録命令Q31及び電源遮断用テーブル登録命令Q32は、それぞれパワーオン命令Q41及びパワーオフ命令Q42と対になって記述されることが多い。しかしながら、パワーオンシーケンステーブル登録バッファ44aに登録されたパワーオンシーケンステーブルTB1、又はパワーオフシーケンステーブル登録バッファ44bに登録されたパワーオフシーケンステーブルTB2が複数回に亘って用いられる場合には、パワーオン命令Q41又はパワーオフ命令Q42のみが記述される。
次に、図3に示す試験プログラムTPに従った半導体試験装置1の動作について説明する。図4は、本発明の一実施形態による半導体試験装置のパワーシーケンス制御に係る動作の一例を示すフローチャートである。DUT30の試験に用いられる試験プログラムTPの特定及び試験開始の指示がユーザによってなされると、ユーザによって特定された試験プログラムTPがデータ格納部42から制御部41に読み出され、これにより図4に示す動作が開始される。
図4に示す動作が開始されると、まず制御部41の制御の下でテーブル作成部43によってシーケンステーブルが作成される(ステップS11:テーブル作成ステップ)。具体的には、テーブル作成部43によって、試験プログラムTP中に記述された電源投入用テーブル作成命令Q11〜Q1m及び電源遮断用テーブル作成命令Q21〜Q2nが全て検索され、検索された各々の命令に応じたパワーオンシーケンステーブルTB1及びパワーオフシーケンステーブルTB2が順次作成される。テーブル作成部43によって作成されたパワーオンシーケンステーブルTB1及びパワーオフシーケンステーブルTB2は、制御部41を介してデータ格納部42に格納される。
次に、テーブル作成部43におけるシーケンステーブルの作成が終了したか否かが制御部41によって判断される(ステップS12)。終了していないと判断された場合(判断結果が「NO」の場合)にはステップS11に戻ってシーケンステーブルの作成が継続される。他方、ステップS12において、シーケンステーブルの作成が終了したと判断された場合(判断結果が「YES」の場合)には次のステップへ進む。このようにして、DUT30に対する試験が開始される前に、パワーオンシーケンステーブルTB1及びパワーオフシーケンステーブルTB2の作成が一括して行われる。
シーケンステーブルの作成が終了し、図3に示す電源投入用テーブル登録命令Q31が読み出されると、その電源投入用テーブル登録命令Q31に従って図2に示すデータ格納部42に格納されたパワーオンシーケンステーブルTB1のうちから1つが制御部41によって選択される。そして、登録部44のパワーオンシーケンステーブル登録バッファ44aに登録される。次に、図3に示す電源遮断用テーブル登録命令Q32が読み出され、この電源遮断用テーブル登録命令Q32に従って図2に示すデータ格納部42に格納されたパワーオフシーケンステーブルTB2のうちから1つが制御部41によって選択される。そして、登録部44のパワーオフシーケンステーブル登録バッファ44bに登録される。このようにして、パワーオン・オフ用のシーケンステーブルが選択される(ステップS13:登録ステップ)。
以上の処理が終了し、図3に示すパワーオン命令Q41が読み出されると、制御部41の制御の下で電源制御部45によりパワーオン制御が行われる(ステップS14:制御ステップ)。具体的には、制御部41の制御の下でパワーオンシーケンステーブル登録バッファ44aに登録されたパワーオンシーケンステーブルTB1が読み出されて電源制御部45に出力され、そのパワーオンシーケンステーブルTB1に従った順でDUT30に電源を投入するパワーシーケンス制御が行われる。尚、通常は、パワーオンシーケンス制御が行われた後に、DUT30に対して試験信号が印加されてDUT30の試験(交流試験)が実施される。
以上の処理が終了し、図3に示すパワーオフ命令Q42が読み出されると、制御部41の制御の下で電源制御部45によりパワーオフ制御が行われる(ステップS15:制御ステップ)。具体的には、制御部41の制御の下でパワーオフシーケンステーブル登録バッファ44bに登録されたパワーオフシーケンステーブルTB2が読み出されて電源制御部45に出力され、そのパワーオフシーケンステーブルTB2に従った順でDUT30の電源を遮断するパワーシーケンス制御が行われる。
次に、パワーシーケンス制御が終了したか否かが制御部41によって判断される(ステップS16)。具体的には、試験プログラムTPの残りの部分(未実行の部分)に、図3に示す電源投入用テーブル登録命令Q31、電源遮断用テーブル登録命令Q32、パワーオン命令Q41、又はパワーオフ命令Q42が記述されているか否かが判断される。パワーシーケンス制御が終了していないと判断した場合(ステップS16の判断結果が「NO」の場合)には、ステップS13に戻ってパワーオン・オフ用のシーケンステーブルの作成等が行われる。他方、パワーシーケンス制御が終了したと判断した場合(ステップS16の判断結果が「YES」の場合)には、図4に示す一連の処理が終了する。
以上の通り、本実施形態の半導体試験装置及び半導体試験方法では、ユーザによって作成された試験プログラムに従ってパワーオンシーケンステーブルTB1及びパワーオフシーケンステーブルTB2を一括作成している。そして、作成されたパワーオンシーケンステーブルTB1及びパワーオフシーケンステーブルTB2を試験プログラムに従ってパワーオンシーケンステーブル登録バッファ44a及びパワーオフシーケンステーブル登録バッファ44bにそれぞれ登録し、登録されたパワーオンシーケンステーブルTB1及びパワーオフシーケンステーブルTB2に従ってDUT30に対する電源投入に係るパワーシーケンス制御及び電源遮断に係るパワーシーケンス制御をそれぞれ行っている。
よって、DUT30の試験開始前にシーケンステーブルの作成が一括して行われ、DUT30の試験中にシーケンステーブルを作成する処理が行われることがないため、試験効率の低下を防止することができる。また、本実施形態では、シーケンステーブルを作成する命令と、これらを登録する命令とが異なる命令であり、例えば試験プログラムTPの先頭部分にシーケンステーブルを作成する命令をまとめて記述することができるため、管理が容易にすることができる。更に、本実施形態では、従来のように同じテーブル作成命令を試験プログラムTPの複数箇所に記述する必要がないため、試験プログラムの作成ミスを防止することができる。
以上、本発明の一実施形態による半導体試験装置及び半導体試験方法について説明したが、本発明は上述した実施形態に制限されることなく、本発明の範囲内で自由に変更が可能である。例えば、上記実施形態では、試験装置本体10に設けられたテスタコントローラ11がパワーシーケンス制御を行う例について説明したが、パワーシーケンス制御を行う機能がテストヘッド20内に設けられている態様の場合にも本発明を適用することができる。
また、上述した実施形態では、試験プログラムTPにパワーシーケンス制御に係る「命令」が記述されるとして説明したが、この「命令」は試験プログラムTP中に記述される指示(制御部21、テーブル作成部43、電源制御部45等に対する指示)の意味であり、試験プログラムTPの記述言語によっては異なる呼び方がされる場合がある。例えば、試験プログラムTPがC/C++言語に似た体系で記述される場合には、上記の「命令」は「関数」と呼ばれる。このような場合であっても、本発明を適応することが可能である。
更に、本発明は、半導体メモリを試験するメモリテスタ、半導体論理回路を試験するロジックテスタ、LCD(Liquid Crystal Display:液晶表示ディスプレイ)の駆動ドライバを試験するトライバテスタ等の各種の半導体試験装置に適用することも可能である。
本発明の一実施形態による半導体試験装置の全体構成の概要を示す図である。 テスタコントローラ11の要部構成を示すブロック図である。 本発明の一実施形態による半導体試験装置及び半導体試験方法で用いられる試験プログラムの記述例を示す図である。 本発明の一実施形態による半導体試験装置のパワーシーケンス制御に係る動作の一例を示すフローチャートである。 シーケンステーブルの一例を示す図である。 パワーシーケンス制御に係る従来の試験プログラムの記述例を示す図である。
符号の説明
1 半導体試験装置
30 DUT
43 テーブル作成部
44 登録部
44a パワーオンシーケンステーブル登録バッファ
44b パワーオフシーケンステーブル登録バッファ
45 電源制御部
TB1 パワーオンシーケンステーブル
TB2 パワーオフシーケンステーブル
TP 試験プログラム

Claims (6)

  1. ユーザによって作成される試験プログラムに従って半導体デバイスの試験を行う半導体試験装置において、
    前記試験プログラムに従って前記半導体デバイスの電源制御の手順を示すテーブル情報を作成するテーブル作成部と、
    前記テーブル作成部によって作成される前記テーブル情報を、前記試験プログラムに従って複数登録可能な登録部と、
    前記登録部に登録されたテーブル情報に従って、前記半導体デバイスに対する電源制御を行う電源制御部と
    を備えることを特徴とする半導体試験装置。
  2. 前記登録部は、前記半導体デバイスに対する電源投入手順を示す第1テーブル情報が登録される第1登録部と、
    前記半導体デバイスに対する電源遮断手順を示す第2テーブル情報が登録される第2登録部と
    を備えることを特徴とする請求項1記載の半導体試験装置。
  3. 前記電源制御部は、前記第1登録部に登録された第1テーブル情報に基づいて前記半導体デバイスに対する電源投入に係る制御を行い、
    前記第2登録部に登録された第2テーブル情報に基づいて前記半導体デバイスに対する電源遮断に係る制御を行う
    ことを特徴とする請求項2記載の半導体試験装置。
  4. 前記テーブル作成部は、前記試験プログラムに従った複数の前記テーブル情報を一括して作成することを特徴とする請求項1から請求項3の何れか一項に記載の半導体試験装置。
  5. ユーザによって作成される試験プログラムに従って半導体デバイスの試験を行う半導体試験方法であって、
    前記試験プログラムに従って前記半導体デバイスの電源制御の手順を示すテーブル情報を複数作成するテーブル作成ステップと、
    前記テーブル作成ステップで作成された前記テーブル情報を、前記試験プログラムに従って複数登録する登録ステップと、
    前記登録ステップで登録されたテーブル情報に従って、前記半導体デバイスに対する電源制御を行う制御ステップと
    を含むことを特徴とする半導体試験方法。
  6. 前記登録ステップは、前記半導体デバイスに対する電源投入手順を示す第1テーブル情報と、前記半導体デバイスに対する電源遮断手順を示す第2テーブル情報とを登録するステップであり、
    前記制御ステップは、登録された前記第1テーブル情報に基づいて前記半導体デバイスに対する電源投入に係る制御と、登録された前記第2テーブル情報に基づいて前記半導体デバイスに対する電源遮断に係る制御とを行うステップである
    ことを特徴とする請求項5記載の半導体試験方法。
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