JP2010049834A - 照明装置 - Google Patents

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寛明 万波
Yoshihiro Sakashita
由浩 坂下
Shinichi Nagaoka
慎一 長岡
Yuichiro Hirowatari
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Abstract

【課題】照度一定制御においてランプ出力が出過ぎることを防止し、省エネルギーに寄与する照明装置を提供する。
【解決手段】制御部2は、照度検出部1による照度検出値に基づいて被照射面の照度を一定にする照度一定制御機能を有している。照度一定制御において、標準的な被照射面の状態で調光レベルを変化させた各調光レベルに対応する照度基準値である基準カーブと、実際の被照射面の反射率に基づいて算出した補正係数とを用いて、照度目標値を算出設定し、この照度目標値に合わせて照度検出値が一定になるように明るさを制御する。ここで、補正係数として、光源となる蛍光灯12の出力が安定した状態での光源出力または被照射面の照度検出値を加味して算出したものを用いる。
【選択図】図2

Description

本発明は、照度を所定値に制御する調光機能を持つ照明装置に関する。
省エネルギーを実現する照明装置として、周囲照度を検出して照度を略一定に保つように制御するものが知られている。
例えば特許文献1には、被照射面の照度を所定値に設定する第1のモードと明るさ検出手段の検出値を受けて光源の光出力を制御する第2のモードとを切替えるモード切替手段と、前記第1のモードから前記第2のモードに切り替わるときの明るさ検出手段の検出値を記憶する記憶手段とを設け、前記第2のモード時に、前記記憶手段に記憶された検出値を維持するように前記光源の光出力を制御する照明装置が記載されている。このように制御することで、被照射面照度の設定を変更する際に、光源の光出力を変化させての照度を十分に確認することが可能となっている。
また、特許文献2には、照度検出手段により検出された周囲の照度値に基づいて点灯指示を照明装置に出力し当該照明装置の点灯を制御すると共に、前記点灯指示を出力した後に前記照明装置の調光制御を開始する照明制御装置において、電源投入直後に点灯指示を照明装置に出力した場合、当該点灯指示に応じて点灯した照明装置のランプが安定し得る時間である安定時間が経過した後に、前記照明装置の調光制御を開始する照明制御装置が記載されている。この制御により、電源投入直後に点灯させた場合のランプへの悪影響を防止することが可能となっている。
特開平10−270178号公報 特開2007−141584号公報
被照射面の照度を所定値に保つような調光機能を持つ照明装置としては、外光などのない状態でランプを全灯点灯(100%出力)して照度の測定を行い、予め記憶している100%点灯時の照度基準値に対する照度検出値の比率を演算により求めて補正係数として記憶し、被照射面の明るさの基準カーブとこの補正係数とを用いて照度一定制御を行うものが考えられる。このような照明装置において、100%点灯状態の照度検出値を求めるにあたり、通常では、点灯初期状態で照度検出及び補正係数算出を行うことが想定される。ランプの種類によっては、例えばランプ出力が安定するまで2時間ほど掛かり、ランプ安定時に5%程ランプ出力がダウンするものがある。したがって、上記のようにランプ安定時間を加味しない場合は、照度一定制御の目標値が高めに設定されるため、必要な照度よりもランプ出力を大きくして明るくしようとするので、省エネルギーに反するという課題があった。なお、上記特許文献2の照明制御装置は、ランプ安定時間経過後に調光制御を開始するものであって、上述のような照度一定制御を行う装置とは目的が異なるものである。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、照度一定制御においてランプ出力が出過ぎることを防止し、省エネルギー化を図ることが可能な照明装置を提供することを目的とする。
本発明は、光源を点灯させる点灯装置と、前記光源による被照射面の照度を検出する照度検出部と、前記照度検出部による照度検出値に基づいて前記光源の光出力を制御するもので、被照射面の照度を所定値に設定するための照度目標値に合わせて、前記照度検出値が一定になるように明るさを制御する照度一定制御機能を持つ制御部とを備え、前記制御部は、標準的な被照射面の状態で調光レベルを変化させた各調光レベルに対応する照度基準値である基準カーブと、実際の被照射面の反射率に基づいて算出した補正係数とを用いて、前記照度一定制御時の照度目標値を算出設定するものであり、前記補正係数として、前記光源の出力が安定した状態での光源出力または被照射面の照度検出値に基づき算出したものを用いる照明装置を提供する。
また、本発明は、上記の照明装置であって、前記制御部は、前記光源を全灯点灯させたときの基準カーブの値である基準値をD、全灯点灯状態での照度検出値をA、補正係数をHとして、H=A÷Dによって前記補正係数を算出してメモリ部に記憶し、前記照度目標値をV、任意の調光レベルでの照度検出値をMとして、V=M×Hによって前記照度目標値を算出して設定するものを含む。
また、本発明は、上記の照明装置であって、前記制御部は、前記光源を全灯点灯させた場合の初期状態での出力と、前記光源の出力が安定したときの出力との差を予め記憶し、前記補正係数として前記出力差を用いて修正した補正係数を算出するものを含む。
また、本発明は、上記の照明装置であって、前記制御部は、前記光源が安定するまでの安定時間を用いて、前記光源を全灯点灯させて前記安定時間経過後の照度検出値によって前記補正係数を算出するものを含む。
また、本発明は、上記の照明装置であって、前記制御部は、全灯点灯状態での照度検出値を所定時間間隔で検出し、前記所定時間経過時の照度検出値の変化量が所定値以下となった場合にその時点の照度検出値によって前記補正係数を算出するものを含む。
上記構成により、光源の出力が安定した状態を加味して算出した補正係数を用いて、光源の明るさを一定にする照度一定制御を行うことで、例えばランプ出力安定時に初期状態からランプ出力が低下するような光源であっても、照度一定制御においてランプ出力が出過ぎることを防止でき、省エネルギー化を図れる。
本発明によれば、照度一定制御においてランプ出力が出過ぎることを防止し、省エネルギー化を図ることが可能な照明装置を提供できる。
以下の実施形態では、光源のランプとして蛍光灯を用いた照明装置の構成例を示す。
図1は本発明の実施形態に係る照明装置の構成の一例を示す概観図である。図2は図1に示す照明装置の構成の一例を示すブロック図である。
図1に示す照明装置は、住宅用シーリングタイプの照明器具5と赤外線式のリモコン装置21とを有して構成される。照明器具5は、円盤状の筐体22の中央に器具固定部兼電源接続部16があり、天井面に設置されている引掛け式の器具取付部兼交流電源供給部に取付けられる。さらに照明器具5の円盤状の筐体22には、主光源である蛍光灯12、及び蛍光灯12の点灯回路15、リモコン受信部9が、蛍光灯12の光を下面方向へ反射するための反射板23とともに構成されており、照明器具の下面は透光性を樹脂製のカバー25で覆われている。
リモコン受信部9は、赤外線の受光素子6、補助光源であるLED(発光ダイオード)常夜灯7とその駆動部8、制御部(マイコン)2、メモリ部3、タイマ部4を備え、制御部2のプログラムに従い各々の動作を行う。
点灯回路15は、フィルタ14を介して交流電源に接続され直流電力を出力する力率改善部13と、力率改善部13が出力した直流電力を交流電力に変換して蛍光灯12に供給するインバータ部11とを備える一般的な構成である。
照度検出部1は、周囲の明るさを検出するフォトICダイオード等により構成され、被照射面の照度を検出し、かつ蛍光灯12からの直接光を受けないよう、筐体22の外周に取付けられた枠体24内に収納されるとともに、蛍光灯12より上方の位置に配置されている。
リモコン装置21は、リモコン信号を送信する赤外線LED18、照明器具の操作を行うための操作ボタン19、各種設定を行うための設定ボタン20、及び制御部(マイコン)17を備える。操作ボタン19の主な用途は、蛍光灯12の全灯、調光、LED常夜灯7の点灯、調光レベルを上げる、調光レベルを下げる、消灯、照度一定制御機能の設定/解除である。設定ボタン20は、照度目標値を設定するための明るさ設定ボタン、被照射面の反射率の違いによる検出電圧のずれを補正するための補正ボタンを備えている。
なお、主光源は白熱灯や電球型蛍光灯などでもよく、補助光源は豆電球であってもよい。白熱灯、及び豆電球の点灯、調光制御は交流電源を位相制御することにより行う。また、他の例として、リモコン通信手段は赤外線でなくとも微弱無線、特定省電力無線などであってもよく、リモコン受信部9、点灯回路15などの構成、器具構造、配置についても限定されるものではない。例えば照明器具5や蛍光灯12は丸型でなくとも角型であってもよく、また照明器具5はカバー25を備えない下面開放型のペンダントタイプであってもよい。照度検出部1はフォトICダイオードを用いて説明するが、これに限定する趣旨のものではなく、例えばフォトトランジスタやフォトダーリントントランジスタ、Cds光導電セルなど周囲の明るさを検出できる素子であればよく、また太陽電池セルによる起電力を利用してもよい。また、照度検出部1の取付け位置についても照明器具の直接光を検出しなければ配置は特に限定されるものではなく、例えば検知範囲に自由度を持たせるため照度検出部1を照明器具から独立して(離して)構成してもよい。
まず、基本的な動作の一例として蛍光灯12の全灯を行う場合について説明する。リモコン装置21の蛍光灯の全灯ボタンを押すと、赤外線LED18から蛍光灯12の全灯を意味するリモコン信号が送信される。照明器具5のリモコン受信部9で受光素子6がリモコン信号を受信すると、制御部2でリモコン信号を判別し、蛍光灯12の全灯を行うべく調光信号を出力する。調光信号は例えばデューティ信号(動作周波数は約1kHz)であり、デューティの比率を変えることにより調光を行う。予めメモリ部3に、調光量に応じたデューティのデータテーブルが格納されており、制御部2が受信したリモコン信号に応じたデューティ信号を読み出して出力する。照明器具5は、デューティ信号に応じて連続的に10〜100%の範囲で調光できる蛍光灯器具であり、デューティ信号のデューティ比率が100%のときに100%点灯、デューティ比率が10%のときに10%点灯となるように設定している。
照度検出部1からの出力は、入射光量によりフォトICダイオードの出力電流が変化し、前記フォトICダイオードに直列接続された負荷用抵抗により電圧信号に変換され、入射光に応じて例えば0〜5Vの範囲で設定されている。照度検出部1の出力が0Vのときは入射光なし(暗状態)、5Vのときは入射光が最大(明状態)である。
リモコン受光部9と点灯回路15とは信号線で接続されており、点灯回路15の制御部10がリモコン受信部9からの調光信号を受け、インバータ部11の出力を全灯出力にする。ここで、リモコン信号を受信する直線の点灯状態が消灯、あるいはLED常夜灯7が点灯していた場合は、蛍光灯12は予熱、始動のシーケンスを経て全灯出力となる。また、直前の点灯状態が蛍光灯12の調光状態であった場合は、調光状態から出力がスムーズに変化(スイープ)して全灯出力となる。
次に、照度一定制御機能について詳細に説明する。照度一定制御を行う場合、まず、照度目標値(外光を含まない照明器具のみの明るさ)の設定を行う。この際、予め各調光ステップに対応した照度基準値を設定してメモリ部3に記憶しておき、蛍光灯12を所望の明るさで点灯させ、ユーザが明るさ設定ボタンを押下操作する。リモコン受信部9の制御回路2は、明るさ設定ボタンの操作に関するリモコン信号を受けると、そのときの調光ステップ(調光レベル)を記憶する。
使用する部屋のカーペットや床の色、テーブルの有無などによって被照射面の反射率が異なるため、被照射面の照度が同じであっても、照度検出部1における照度検出値(照度検出電圧)にずれが生じる。反射率が高い部屋では、照度検出値が高くなり照明器具出力を下げることになるため目標照度よりも暗くなり、反射率が低い部屋では、照度検出値が低くなり照明器具出力を上げることになるため目標照度よりも明るくなってしまう。そこで、反射率の違いによらず被照射面の照度がほぼ一定となるよう、補正係数を用いて照度検出値のずれの補正を行う。この場合、照度目標値の設定に先立ち、補正係数の設定を行う。
図3は照度基準値を表した基準カーブ及び補正係数を示す図である。図3のグラフは、調光レベルと照度検出値との関係を示したもので、被照射面の反射率(下面反射率)が低い場合は傾きが小さくなり、反射率が高い場合は傾きが大きくなる。照度基準値を表す基準カーブは、下面反射率が標準的な値(反射率高と低の中間)の被照射面の状態を基準としている。調光レベルを変化させて光源の明るさを0〜100%の間で変化させた時の照度検出部での照度検出値を、予めデーターテーブル(照度検出値−調光レベル)として記憶して、基準カーブとしている。ここで、基準値Dは、基準カーブにおける100%点灯時の照度検出電圧値である。
まず、参考例として、通常の補正係数の設定手順を説明する。図4は通常の補正係数の設定手順を示すフローチャートである。ユーザが補正係数の設定を行う補正ボタンを押下操作し、補正係数設定動作を指示する。リモコン受信部9の制御回路2は、補正ボタンの操作に関するリモコン信号を受けると、外光などのない状態の実使用状態で蛍光灯12を全灯点灯(100%点灯)させ(ステップS1)、この状態で照度検出部1による照度の測定を開始し、照度検出値の測定を行う(ステップS2)。そして、照度検出回数をカウントし(ステップS3)、照度検出回数nが10回になったかを判定して(ステップS4)、10回の照度検出値を得るまで照度の測定を繰り返す。その後、10回測定した照度検出値の平均化を行い(ステップS5)、平均値の照度検出値(照度検出電圧)Aを求める。そして、H=A÷Dの式によって補正係数Hを算出する(ステップS6)。ここで、Dは前述した基準カーブにおける100%点灯時の照度基準値に相当する基準値Dである。
上記手順により、下面反射率に応じた補正係数Hが求められる。この補正係数Hは、メモリ部3に記憶している全灯時の照度基準値に対する照度の比率、すなわち反射率に相当する値である。この算出値を補正係数Hとしてメモリ部3に記憶する。なお、照度基準値は、事前に反射率の違いを測定して平均値を設定する。例えば、照度基準値が2Vであるとして、照度検出値が1Vであれば、補正係数は0.5となる。よって、補正後の照度目標値は、照度基準値に補正係数0.5を乗じた値となる。
そして、補正係数の設定後に、照度目標値の設定を行う。照度目標値の設定においては、ユーザがまず上/下調光レベルボタンを操作して所望の明るさを設定する。ユーザは任意の光源の明るさ(調光レベル)に設定することができ、その時の照度検出値の目標値(照度目標値V)を設定して記憶する必要がある。ここで、図3に示すように任意の調光レベルをLとする。リモコン受信部9の制御回路2は、上/下調光レベルボタンの操作に関するリモコン信号を受けると、そのリモコン信号で指示された調光レベルになるよう点灯回路15に指示を送る。そして、ユーザが明るさ設定ボタンを押下操作し、リモコン受信部9の制御回路2が明るさ設定ボタンの操作に関するリモコン信号を受けると、そのときの調光レベルLを記憶し、補正係数Hによって補正した照度目標値を算出して設定する。ここで、調光レベルLに対応する基準カーブの照度基準値をMとすると、照度検出部1における測定値の目標値(照度目標値)Vは、V=M×Hとなる。
照度目標値の設定後、ユーザがリモコン装置21の照度一定制御機能の設定ボタンを押すと、照度一定制御が実行される。リモコン受信部9の制御回路2は、照度一定制御機能の設定ボタンの操作に関するリモコン信号を受けると、照度一定制御の指示を点灯回路15に指示を送信する。この際、点灯回路15は、まず照度目標値の設定を行った調光ステップで蛍光灯12を点灯し、照度検出部1における照度検出値が照度目標値と一致するよう照明器具出力を制御する。
図5は照度一定制御時の照度を示す動作概念図である。この図5では、外光の明るさに対する照度検出値と照明器具出力の関係を照度で示している。全灯出力(100%)時の被照射面の平均照度が700Lx、下限出力(10%)時が70Lxであるとして、照度目標値を560Lx(出力80%相当)に設定しているものとする。外光がゼロのとき照明器具出力は80%であり、外光が増えるに従い照明器具出力を下げながら照度検出値がほぼ560Lx一定となるようフィードバック制御する。外光が490Lx以上では、照明器具出力が10%以下には下がらないため、外光増加に応じて照度検出値も560Lx以上に増加することになる。
(実施形態1)
実施形態1として、本発明に係る補正係数設定動作の第1例を示す。上記図4に示した参考例では、ランプ安定時間を加味していないため、ランプ安定時にランプ出力が数%低下するような光源を備えた照明装置では、照度一定制御の目標値が高めに設定されるため、必要な照度よりもランプ出力を大きくして明るくしようとしてしまう。そこで、本実施形態では、ランプ安定時間を加味して補正係数を算出設定することで、照度一定制御においてランプ出力が出過ぎることを防止する。
実施形態1は、補正係数Hを設定する際、使用する光源が安定した時の光源の出力の差を、予め記憶しておき、照度検出部1における照度検出値Aの値を補正する。図6はランプ出力の安定時までの時間推移を示す図である。この図6では、蛍光灯ランプを光源とし、調光レベル100%とした場合のランプ出力が安定するまでの時間推移を示している。この場合、ランプ出力は60分位で安定する。安定した時のランプ出力は、初期に対して低下率P=8%ダウンする。
図7は実施形態1における補正係数の設定手順を示すフローチャートである。ユーザが補正係数の設定を行う補正ボタンを押下操作し、補正係数設定動作を指示する。リモコン受信部9の制御回路2は、補正ボタンの操作に関するリモコン信号を受けると、外光などのない状態の実使用状態で蛍光灯12を全灯点灯(100%点灯)させ(ステップS11)、この状態で照度検出部1による照度の測定を開始し、照度検出値の測定を行う(ステップS12)。そして、照度検出回数をカウントし(ステップS13)、照度検出回数nが10回になったかを判定して(ステップS14)、10回の照度検出値を得るまで照度の測定を繰り返す。その後、10回測定した照度検出値の平均化を行い(ステップS15)、平均値の照度検出値(照度検出電圧)Aを求める。続いて、上記のように安定時のランプ出力が8%低下することを加味して、平均化した照度検出値Aの修正値A′を求める(ステップS16)。この際、安定時のランプ出力低下率をPとし、A′=A−(A×P/100)によってランプ安定時間を加味して修正した照度検出値A′を算出する。そして、この照度検出値A′を用いて、H=A′÷Dの式によって補正係数Hを算出し、メモリ部に記憶する(ステップS17)。ここで、Dは前述した基準カーブにおける100%点灯時の照度基準値に相当する基準値Dである。
このように、実施形態1によれば、ランプ安定時の値を加味して補正係数を求めることにより、安定時にランプ光束がダウンしランプ出力が低下することを予測して照度一定制御を行うことができる。これによって、照度一定制御においてランプ光出力が出過ぎることを防止し、無駄な消費電力を抑え、省エネルギーに寄与する照明装置を提供することができる。
(実施形態2)
実施形態2として、本発明に係る補正係数設定動作の第2例を示す。図6に示したように、光源のランプ出力が安定するまで60分程度かかるため、実施形態2では、ランプ出力が安定するまで所定時間(ここでは60分)の経過を待ち、ランプ出力安定後に補正係数を求めるようにする。
図8は実施形態2における補正係数の設定手順を示すフローチャートである。ユーザが補正係数の設定を行う補正ボタンを押下操作し、補正係数設定動作を指示する。リモコン受信部9の制御回路2は、補正ボタンの操作に関するリモコン信号を受けると、外光などのない状態の実使用状態で蛍光灯12を全灯点灯(100%点灯)させ(ステップS21)、点灯開始から60分経過したかを判定して(ステップS22)、全灯点灯状態で強制的に60分間点灯させる。このランプ出力が安定するまで所定時間(60分)は、光源の種類等によって設定されるものであり、予めメモリ部に安定時間を記憶しておき、タイマ部などにてカウントを行って安定時間を計時する。60分経過後、照度検出部1による照度の測定を開始し、照度検出値の測定を行う(ステップS23)。そして、照度検出回数をカウントし(ステップS24)、照度検出回数nが10回になったかを判定して(ステップS25)、10回の照度検出値を得るまで照度の測定を繰り返す。その後、10回測定した照度検出値の平均化を行い(ステップS26)、平均値の照度検出値(照度検出電圧)Aを求める。そして、この照度検出値Aを用いて、H=A÷Dの式によって補正係数Hを算出し、メモリ部に記憶する(ステップS27)。ここで、Dは前述した基準カーブにおける100%点灯時の照度基準値に相当する基準値Dである。
実施形態2によれば、確実にランプ出力が安定した状態で補正係数を算出、設定できる。よって、実施形態1と同様、ランプ安定時の値を加味して補正係数を求めることにより、照度一定制御においてランプ光出力が出過ぎることを防止し、省エネルギーに寄与する照明装置を提供することができる。
(実施形態3)
実施形態3として、本発明に係る補正係数設定動作の第3例を示す。実施形態3では、照度検出値からランプ出力が安定したことを判断し、ランプ出力安定時の補正係数を求めるようにする。
図9は実施形態3における補正係数の設定手順を示すフローチャートである。ユーザが補正係数の設定を行う補正ボタンを押下操作し、補正係数設定動作を指示する。リモコン受信部9の制御回路2は、補正ボタンの操作に関するリモコン信号を受けると、外光などのない状態の実使用状態で蛍光灯12を全灯点灯(100%点灯)させ(ステップS31)、この状態で照度検出部1による照度の測定を開始し、照度検出値の測定を行う(ステップS32)。そして、照度検出回数をカウントし(ステップS33)、照度検出回数nが10回になったかを判定して(ステップS34)、10回の照度検出値を得るまで照度の測定を繰り返す。その後、10回測定した照度検出値の平均化を行い(ステップS35)、平均値の照度検出値(照度検出電圧)Aを求め、A′=Aとする(ステップS36)。
次に、10分経過したかを判定して(ステップS37)、所定時間(ここでは10分)経過するまで待機する。10分経過後、照度検出部1による照度の測定を再度開始し、照度検出値の測定を行う(ステップS38)。そして、照度検出回数をカウントし(ステップS39)、照度検出回数nが10回になったかを判定して(ステップS40)、10回の照度検出値を得るまで照度の測定を繰り返す。その後、10回測定した照度検出値の平均化を行い(ステップS41)、平均値の照度検出値(照度検出電圧)Aを求める。そして、前回の照度検出値A′と所定時間経過後の今回の照度検出値Aとの差が規定値以内かどうかを判定する(ステップS42)。ここでは、|(A′−A)/A|<0.005の判定によって、10分経過後の照度検出値の差が0.5%未満かどうかを判定する。このように、本実施形態では照度検出値を一定時間間隔でサンプリングして、変化がなくなったことを検出してランプ出力の安定を判定する。照度検出値の差が0.5%以上の場合は、ステップS32に戻ってランプ出力が安定するまで同様の処理を繰り返す。照度検出値の差が0.5%未満の場合は、ランプ出力は安定していると判断して、この照度検出値Aを用いてH=A÷Dの式によって補正係数Hを算出し、メモリ部に記憶する(ステップS43)。ここで、Dは前述した基準カーブにおける100%点灯時の照度基準値に相当する基準値Dである。
実施形態3によれば、照度検出値によってランプ出力が安定したかどうかを判定することで、最短で実際にランプ出力が安定した状態での計測値に基づいて補正係数の設定ができる。よって、実施形態1、2と同様、ランプ安定時の値を加味して補正係数を求めることにより、照度一定制御においてランプ光出力が出過ぎることを防止し、省エネルギーに寄与する照明装置を提供することができる。
上述したように、本実施形態によれば、ランプ光束が安定した状態で補正係数の設定が行え、ランプ100%点灯初期の光束でなく、ランプ安定時を基準に補正係数を求めることによって、無駄にランプ光束が出すぎることを防止でき、最適な光束にて照度一定の制御を行うことが可能である。よって、例えば住宅の居室において、床面、机上面などの被照射面の平均照度をほぼ一定に保つために、昼光などの有効利用が可能で省エネルギー化が図れ、より快適に使用可能な照明装置を提供できる。
なお、本発明は上記の実施形態において示されたものに限定されるものではなく、明細書の記載、並びに周知の技術に基づいて、当業者が変更、応用することも本発明の予定するところであり、保護を求める範囲に含まれる。
本発明の実施形態に係る照明装置の構成の一例を示す概観図 本実施形態に係る照明装置の構成の一例を示すブロック図 照度基準値を表した基準カーブ及び補正係数を示す図 通常の補正係数の設定手順を示すフローチャート 照度一定制御時の照度を示す動作概念図 ランプ出力の安定時までの時間推移を示す図 実施形態1における補正係数の設定手順を示すフローチャート 実施形態2における補正係数の設定手順を示すフローチャート 実施形態3における補正係数の設定手順を示すフローチャート
符号の説明
1 照度検出部
2 制御部
3 メモリ部
4 タイマ部
5 照明器具
6 受光素子
7 LED常夜灯
8 駆動部
9 リモコン受信部
10 制御部
11 インバータ部
12 蛍光灯
13 力率改善部
14 フィルタ
15 点灯回路
16 器具固定部兼電源接続部
17 制御部
18 赤外線LED
19 操作ボタン
20 設定ボタン
21 リモコン装置

Claims (5)

  1. 光源を点灯させる点灯装置と、
    前記光源による被照射面の照度を検出する照度検出部と、
    前記照度検出部による照度検出値に基づいて前記光源の光出力を制御するもので、被照射面の照度を所定値に設定するための照度目標値に合わせて、前記照度検出値が一定になるように明るさを制御する照度一定制御機能を持つ制御部とを備え、
    前記制御部は、標準的な被照射面の状態で調光レベルを変化させた各調光レベルに対応する照度基準値である基準カーブと、実際の被照射面の反射率に基づいて算出した補正係数とを用いて、前記照度一定制御時の照度目標値を算出設定するものであり、
    前記補正係数として、前記光源の出力が安定した状態での光源出力または被照射面の照度検出値に基づき算出したものを用いる照明装置。
  2. 請求項1に記載の照明装置であって、
    前記制御部は、前記光源を全灯点灯させたときの基準カーブの値である基準値をD、全灯点灯状態での照度検出値をA、補正係数をHとして、H=A÷Dによって前記補正係数を算出してメモリ部に記憶し、
    前記照度目標値をV、任意の調光レベルでの照度検出値をMとして、V=M×Hによって前記照度目標値を算出して設定する照明装置。
  3. 請求項2に記載の照明装置であって、
    前記制御部は、前記光源を全灯点灯させた場合の初期状態での出力と、前記光源の出力が安定したときの出力との差を予め記憶し、前記補正係数として前記出力差を用いて修正した補正係数を算出する照明装置。
  4. 請求項2に記載の照明装置であって、
    前記制御部は、前記光源が安定するまでの安定時間を用いて、前記光源を全灯点灯させて前記安定時間経過後の照度検出値によって前記補正係数を算出する照明装置。
  5. 請求項2に記載の照明装置であって、
    前記制御部は、全灯点灯状態での照度検出値を所定時間間隔で検出し、前記所定時間経過時の照度検出値の変化量が所定値以下となった場合にその時点の照度検出値によって前記補正係数を算出する照明装置。
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