JP2010049011A - 透過型液晶表示装置、制御プログラム、及びコンピュータ読み取り可能な記録媒体 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】透過型液晶表示装置は、1画素が、RGBWの4サブピクセルに分割された液晶パネル15と、発光輝度を制御可能な白色アクティブバックライト17と、入力RGB信号の信号値を低減させて階調補正後RGB信号に変換する階調補正部10と、階調補正後RGB信号の彩度、輝度を低減させて、階調補正後RGB信号を彩度・輝度低減後RGB信号に変換する彩度・輝度低減部11と、彩度・輝度低減後RGB信号に対してγ補正を行い、γ補正後RGB信号に変換するγ補正部12と、γ補正後RGB信号から、液晶パネル15の各画素におけるR,G,B,Wの各サブピクセルの透過率信号を生成するとともに、白色アクティブバックライト17におけるバックライト値を算出する出力信号生成部13とを備える。
【選択図】図1
Description
(A)W透過量(Wt[i])を、
Wt[i]=min(maxRGB[i]/2,minRGB[i])
の式により算出する。
maxRGB[i]=max(R[i],G[i],B[i])
minRGB[i]=min(R[i],G[i],B[i])
とする。
(B)RGB透過量(Rt[i],Gt[i],Bt[i])を、
Rt[i]=R[i]−Wt[i]
Gt[i]=G[i]−Wt[i]
Bt[i]=B[i]−Wt[i]
の式により算出する。
(C)バックライト値(Wb)を、
Wb=max(Rt[1],Gt[1],Bt[1],Wt[1],...
Rt[Np],Gt[Np],Bt[Np],Wt[Np])
の式により算出する。
(D)RGBW透過率(r[i],g[i],b[i],w[i])を、
r[i]= Rt[i]/ Wb
g[i]= Gt[i]/ Wb
b[i]= Bt[i]/ Wb
w[i]= Wt[i]/ Wb
の式により算出する。
なお、上記透過型液晶表示装置は、コンピュータによって実現してもよく、この場合には、コンピュータを上記階調補正処理部、上記彩度・輝度低減部、上記γ補正部、及び上記出力信号生成部として動作させることにより上記透過型液晶表示装置をコンピュータにて実現させる制御プログラム、およびそれを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体も、本発明の範疇に入る。
=min(255/2,15)=15
Rt[1]=R[1]−Wt[1]=255−15=240
Gt[1]=G[1]−Wt[1]=15−15=0
Bt[1]=B[1]−Wt[1]=30−15=15
Wb=max(Rt[1],Gt[1],Bt[1],Wt[1])
=max(240,0,15,15)=240
このように、RGBの3つの信号値の最大値と最小値の差が大きい画素の場合、Wサブピクセルに白成分の光量を多く分担させることができないため、バックライト値を大きく下げることができない。
=min(255/2,225)=128
Rt[1]=R[1]−Wt[1]=255−128=127
Gt[1]=G[1]−Wt[1]=240−128=112
Bt[1]=B[1]−Wt[1]=225−128=97
Wb=max(Rt[1],Gt[1],Bt[1],Wt[1])
=max(127,112,97,128)=128
このように、RGBの3つの信号値の最小値が大きい画素の場合、Wサブピクセルに白成分の光量を多く分担させることができるため、バックライト値を128まで下げることができる。しかしながら、白成分の絶対量も多いため、バックライト値を128よりも低くすることができない。
1)彩度低減後輝度低減
まず彩度のみを低減し、それだけで所望のバックライト値にならない場合、彩度を0にした後、輝度も低減する。
2)信号値クリッピング
ある値以上の信号値を、その値にクリップする。
3)輝度低減
輝度のみを低減する。
1)彩度低減後輝度低減
(148,52,58)(輝度=77、彩度=0.65)
後述する(32)乃至(34)式を用いて、彩度低減後輝度低減処理を行うと、αを0.3984375まで下げた時点で、画素値は(148,52,58)となる。(148,52,58)は、maxRGB[1]/2>minRGB[1]の関係が成り立つため、minRGB[1]をWサブピクセルに割り振ることで、maxRGB[1]−minRGB[1]がバックライト値となる。すなわち、このときのバックライト値は、maxRGB[1]−minRGB[1]=148−52=96となる。
2)信号値クリッピング
(111,15,30)(輝度=41、彩度=0.86)
クリッピング値を111まで下げた時点、すなわち最大値が111までクリッピングされた時点で、画素値は(111,15,30)となる。(111,15,30)は、maxRGB[1]/2>minRGB[1]の関係が成り立つため、minRGB[1]をWサブピクセルに割り振ることで、maxRGB[1]−minRGB[1]がバックライト値となる。すなわち、このときのバックライト値は、maxRGB[1]−minRGB[1]=111−15=96となる。
3)輝度低減
(102,6,12)(輝度=31、彩度=0.94)
輝度を60%まで下げた時点で、画素値は(102,6,12)となる。(102,6,12)は、maxRGB[1]/2>minRGB[1]の関係が成り立つため、minRGB[1]をWサブピクセルに割り振ることで、maxRGB[1]−minRGB[1]がバックライト値となる。すなわち、このときのバックライト値は、maxRGB[1]−minRGB[1]=102−6=96となる。
1)彩度低減後輝度低減
(192,192,192)(輝度=192、彩度=0)
後述する(32)乃至(34)式を用いて、彩度低減後輝度低減処理を行うと、αを−0.2062まで下げた時点で、画素値は(192,192,192)となる。(192,192,192)は、maxRGB[1]/2<minRGB[1]の関係が成り立つため、maxRGB[1]/2をWサブピクセルに割り振ることで、maxRGB[1]/2がバックライト値となる。すなわち、このときのバックライト値は、maxRGB[1]/2=192/2=96となる。
2)信号値クリッピング
(192,192,192)(輝度=192、彩度=0)
クリッピング値を192まで下げた時点、すなわちRGB値全てが192までクリッピングされた時点で、画素値は(192,192,192)となる。(192,192,192)は、maxRGB[1]/2<minRGB[1]の関係が成り立つため、maxRGB[1]/2をWサブピクセルに割り振ることで、maxRGB[1]/2がバックライト値となる。すなわち、このときのバックライト値は、maxRGB[1]/2=192/2=96となる。
3)輝度低減
(192,180,169)(輝度=182、彩度=0.12)
輝度を24.9%まで下げた時点で、画素値は(192,180,169)となる。(192,180,169)は、maxRGB[1]/2<minRGB[1]の関係が成り立つため、maxRGB[1]/2をWサブピクセルに割り振ることで、maxRGB[1]/2がバックライト値となる。すなわち、このときのバックライト値は、maxRGB[1]/2=192/2=96となる。
1)彩度低減後輝度低減
(148,52,58)(輝度=77、彩度=0.65)
(152,63,56)(輝度=84、彩度=0.63)
2)信号値クリッピング
(111,15,30)(輝度=41、彩度=0.86)
(111,30,15)(輝度=48、彩度=0.86)
3)輝度低減
(102,6,12)(輝度=31、彩度=0.94)
(102,12,6)(輝度=34、彩度=0.94)
この場合、1)〜3)の結果から分かるように、両画素の信号値は同じにならない。
1)彩度低減後輝度低減
(192,192,192)(輝度=192、彩度=0)
(192,192,192)(輝度=192、彩度=0)
2)信号値クリッピング
(192,192,192)(輝度=192、彩度=0)
(192,192,192)(輝度=192、彩度=0)
3)輝度低減
(192,180,169)(輝度=182、彩度=0.12)
(192,169,180)(輝度=176、彩度=0.12)
この場合、1)彩度低減後輝度低減、及び2)信号値クリッピング、で低減処理を行うと、元々異なる信号値を持つ2つの画素が同じ値となり、かつ彩度も0になり、白とびが発生している。
(実施の形態1)
(階調補正部について)
図6は、図1の階調補正部10の要部構成を説明する図である。階調補正部10は、バックライト上限値算出部21、階調補正関数導出部22、階調補正LUT作成部23、第1信号値変換部24を備えて構成されている。また、図7は、階調補正部10の動作を説明するフローチャートである。
ただし、
MAX:入力RGB信号の上限値(0≦R[i],G[i],B[i]≦MAX)
BlRatio:バックライト値設定率(=1−BlLowRatio)
BlLowRatio:バックライト値低減率(0≦BlLowRatio≦1)
次に、S22では、階調補正関数導出部22により、入力RGB信号の上限値、γ係数、白色輝度比、階調再現上限値算出用差分、及びバックライト上限値から、下記の式(4) 乃至 (9)式、及び(10)式を用いて階調補正関数(具体的には、階調補正関数の係数、及び階調再現上限値)を導出し、出力する。
b=1+(2×MAXtr×(MAX−MAXtc))
/(MAX−MAXtr)2 …(5)
c=−(MAXtr2×(MAX−MAXtc))
/(MAX−MAXtr)2 …(6)
MAXtr=MAXtrmax−dltMAXtr …(7)
MAXtrmax=2×MAXtc−MAX …(8)
MAXtc
=fg(min(MAXw×(1+WR),MAX),1/γ) …(9)
ただし、
a、b、c:階調補正関数の係数
MAXtr:階調再現上限値(=階調再現区間の信号上限値)
MAXtrmax:階調再現上限値の最大値
dltMAXtr:階調再現上限値算出用差分(0≦dltMAXtr)
MAXtc:階調補正後信号上限値
WR:白色輝度比(0<WR)
γ:γ係数(0<γ)
fg(x,g):γ補正関数(γ補正により、入力信号値の大小関係が逆転しないものとし、例えば、fg(x,g)=(x/MAX)g×MAXとする。ここで、xは入力信号値、gはγ係数、0≦x≦MAX,0<gとする)
max(A,B,…):A,B,…の最大値
min(A,B,…):A,B,…の最小値
S23では、階調補正LUT作成部23において、階調補正関数から、下記の式(1)乃至(3)式を用いて、入力が入力RGB信号(階調補正前RGB信号)、出力が階調補正後RGB信号となるような階調補正LUTを作成し、出力する。
a)0≦x≦MAXtrの場合
fc(x)=x …(1)
b)MAXtr<x≦MAXの場合
fc(x)=a×x2+b×x+c …(2)
2)1)以外(MAXtr<0)の場合
fc(x)=max(a×x2+b×x+c,0) …(3)
より詳細には、RGB信号値の取り得る値である0以上MAX以下の全ての整数値を入力xとして、その出力fc(x)を算出し、配列要素番号x、配列要素の値fc(x)の配列として出力する。
MAXs=2Bw−1
で表される。例えば、Bwが8の場合、MAXsは28−1=255となる。よって、有効なMAXの範囲は、
MAXi≦MAX≦MAXs
で表される。
maxRGBg[i]−minRGBg[i]) …(73)
ただし、
maxRGBg[i]:maxRGB[i]のγ補正後の値
(=入力RGB信号のγ補正後の最大値)
minRGBg[i]:minRGB[i]のγ補正後の値
(=入力RGB信号のγ補正後の最小値)
ここで、特に、高輝度・低彩度の画素では、(74)式を満たす。
>maxRGBg[i]−minRGBg[i] …(74)
従って、(73)式は、(75)式のようになる。
そこで、(75)式を満たす画素に対しては、(76)式を満たすように彩度・輝度低減処理が行われる。
ただし、
maxRGBsg[i]:maxRGB[i]の彩度・輝度低減後、及びγ補正後の値(=入力RGB信号の彩度・輝度低減後、及びγ補正後の最大値)
そして、(76)式を式変形すると、以下のようになる。
maxRGBs[i]=fg(MAXw×(1+WR),1/γ)
とする。
MAXtc=fg(MAXw×(1+WR),1/γ) …(77)
と定義すると、
maxRGBs[i]=MAXtc
となる。すなわち、入力RGB信号の最大値(maxRGB[i])は、彩度・輝度低減によりMAXtcにクリッピングされる。
例えば、maxRGB[i]が0〜MAXtrまでは(1)式のような(0,0)を通る傾き1の直線とし、MAXtr〜MAXまでは以下の3つ制約条件を満たす(2)式のような2次曲線とする。
2次曲線((2)式)の制約条件
1)点(MAXtr,MAXtr)を通る。
fc’(x)=2×a×x+b …(79)
となる。
MAXtr=a×MAXtr2+b×MAXtr+c …(80)
となる。
MAXtc=a×MAX2+b×MAX+c …(81)
となる。
1=2×a×MAXtr+b …(82)
となる。
MAXtc−MAXtr
=a×(MAX2−MAXtr2)+b×(MAX−MAXtr)
これより、(83)式が得られる。
=a×(MAX+MAXtr)+b …(83)
そして、(82) −(83)より、
1−(MAXtc−MAXtr)/(MAX−MAXtr)
={2×MAXtr−(MAX−MAXtr)}×a
が得られる。
(MAX−MAXtc)/(MAX−MAXtr)=−(MAX−MAXtr)×a
となる。
そして、(4)式を(82)式へ代入すると、
1=2×{−(MAX−MAXtc)/(MAX−MAXtr)2}×MAXtr+b
となる。
…(5)
次に、(4)、(5)式を(80)式へ代入する。
+{1+2×MAXtr×(MAX−MAXtc)
/(MAX−MAXtr)2}×MAXtr+c
従って、以下のように係数cが算出される。
+(MAX−MAXtc)/((MAX−MAXtr)2×MAXtr2
−{1+2×MAXtr×(MAX−MAXtc)
/(MAX−MAXtr)2}×MAXtr
=MAXtr×{1+(MAX−MAXtc)/(MAX−MAXtr)2
×MAXtr−1
−2×MAXtr×(MAX−MAXtc)/(MAX−MAXtr)2}
=−MAXtr×{MAXtr×(MAX−MAXtc)
/(MAX−MAXtr)2}
従って、
c=−MAXtr2×(MAX−MAXtc)
/(MAX−MAXtr)2 …(6)
となる。
0≦2×{−(MAX−MAXtc)/(MAX−MAXtr)2}×MAX
1+(2×MAXtr×(MAX−MAXtc))/(MAX−MAXtr)2
0≦−2×(MAX−MAXtc)×MAX+(MAX−MAXtr)2
+2×MAXtr×(MAX−MAXtc)
0≦MAX2+MAXtr2−2×MAXtr×MAXtc
−2×(MAX−MAXtc)×MAX
0≦MAXtr2−2×MAXtc×MAXtr+MAX2
−2×(MAX−MAXtc)×MAX
0≦MAXtr2−2×MAXtc×MAXtr+2×MAXtc+MAX−MAX2
0≦MAXtr2−2×MAXtc×MAXtr
+MAX×(2×MAXtc−MAX)
0≦(MAXtr−MAX)×{MAXtr−(2×MAXtc−MAX)}
となる。ここで、MAXtc≦MAXより、
MAX−(2×MAXtc−MAX)=2×(MAX−MAXtc)≧0
従って、
2×MAXtc−MAX≦MAX
となる。
MAXtr≦2×MAXtc−MAX、あるいは、MAX≦MAXtr
となる。
そして、(84)式より、MAXtrmaxは、(8)式となる。
すなわちMAXtrの値として、MAXtrmax以下の値を与えればよいが、MAXtrmaxは、MAXwやWRの値によって変化するため、MAXtrmax以下の値となるようにMAXtrを与えるのは難しい。そこで、MAXtrを(7)式のように定義し、0以上の値であるdltMAXtrを与えることで、階調再現区間(もしくは、階調補正区間)を制御している。
ここで、MAXtrmax<dltMAXtrのとき、MAXtrが負になる(図10(b)参照)。あるいはMAXtc<MAX/2のときも、MAXtrmaxは負になるので、dltMAXtrの値にかかわらずMAXtrも負になる(図10(c)参照)。
a)0≦x≦MAXtrの場合
fc(x)=x …(1)
b)MAXtr<x≦MAXの場合
fc(x)=a×x2+b×x+c …(2)
2)1)以外(MAXtr<0)の場合
fc(x)=max(a×x2+b×x+c,0) …(3)
そして、出力された階調補正後RGB信号は彩度・輝度低減部11への入力となる。
(彩度・輝度低減部について)
次に、彩度・輝度低減部11について説明する。図11は、彩度・輝度低減部11の要部構成を説明する図である。彩度・輝度低減部11は、バックライト上限値算出部21、γ補正後RGB信号最大・最小値算出部42、彩度・輝度低減後RGB信号算出部43を備えて構成されている。また、図12は、彩度・輝度低減部11の動作を説明するフローチャートである。
=fg(maxRGBc[i],γ) …(16)
minRGBcg[i]=min(Rcg[i],Gcg[i],Bcg[i])
=fg(minRGBc[i],γ) …(17)
ただし、
Rcg[i],Gcg[i],Bcg[i]
:階調補正後RGB信号に対するγ補正後のRGB信号
maxRGBc[i]:入力RGB信号の最大値
(=max(Rc[i],Gc[i],Bc[i]))
minRGBc[i]:入力RGB信号の最小値
(=min(Rc[i],Gc[i],Bc[i]))
max(A,B,…):A,B,…の最大値
min(A,B,…):A,B,…の最小値
γ:γ係数(>0)
fg(x,g):γ補正関数
S43では、彩度・輝度低減後RGB信号算出部43において、γ補正後のRGB信号の最大・最小値が(18)式を満たすかどうかを判定し、(18)式を満たす場合は、(19)式を満たす彩度・輝度低減後RGB信号を、階調補正後RGB信号、γ係数、バックライト上限値、白色輝度比、及びγ補正後RGB信号最大・最小値から算出する。γ補正後のRGB信号の最大・最小値が(18)式を満たさない場合は、階調補正後RGB信号の値を、彩度・輝度低減後RGB信号の値として出力する。
maxRGBcg[i]−minRGBcg[i]) …(18)
max(maxRGBcsg[i]/(1+WR),
maxRGBcsg[i]−minRGBcsg[i])−MAXw=0 …(19)
ただし、
maxRGBcsg[i]
=max(Rcsg[i],Gcsg[i],Bcsg[i])
=fg(max(Rcs[i],Gcs[i],Bcs[i]),γ)
=fg(fs(max(Rc[i],Gc[i],Bc[i]),γ)
=fg(fs(maxRGBc[i],γ) …(20)
minRGBcsg
=min(Rcsg[i],Gcsg[i],Bcsg[i])
=fg(min(Rcs[i],Gcs[i],Bcs[i]),γ)
=fg(fs(min(Rc[i],Gc[i],Bc[i]),γ)
=fg(fs(minRGBc[i],γ) …(21)
ただし、
fs(x):彩度・輝度低減関数(彩度・輝度低減により、入力信号値の大小関係が逆転しないものとする。ここで、xは入力信号値、0≦x≦MAXとする)
次に、彩度・輝度低減後RGB信号算出部43の詳細を、図13を用いて説明する。図13は、彩度・輝度低減後RGB信号算出部43の要部構成を説明する図である。輝度低減後RGB信号算出部43は、彩度低減後輝度低減率算出部51、彩度低減後輝度低減信号変換部52を備えて構成されている。
=max(α,0)×Rc[i]+(1−|α|)×Yc[i] …(32)
Gcs[i]
=max(α,0)×Gc[i]+(1−|α|)×Yc[i] …(33)
Bcs[i]
=max(α,0)×Bc[i]+(1−|α|)×Yc[i] …(34)
ただし、
α:彩度低減後輝度低減率(−1≦α<1)
Yc[i]:階調補正後RGB信号(Rc[i],Gc[i],Bc[i])の輝度
(例えば、Yc[i]=(2×Rc[i]+5×Gc[i]+Bc[i])/8)
ここで、(20)式、及び(32)乃至(34)式より、(35)式が得られる。
=fg(max(α,0)×maxRGBc[i]
+(1−|α|)×Yc[i],γ) …(35)
同様に(21)式、及び(32)乃至(34)式より、(36)式が得られる。
=fg(max(α,0)×minRGBc[i]
+(1−|α|)×Yc[i],γ) …(36)
そして、 (35)乃至(36)式を(19)式に代入することで、αを未知数とした方程式が導かれる。
1)γ補正(Rcg[i],Gcg[i],Bcg[i])
Rcg[i]=fg(Rc[i],γ)
Gcg[i]=fg(Gc[i],γ)
Bcg[i]=fg(Bc[i],γ)
2)W透過量算出(Wtcg[i])
Wtcg[i]=min(maxRGBcg[i]/(1+1/WR)
,minRGBcg[i]) …(43)
3)RGB透過量算出(Rtcg[i],Gtcg[i],Btcg[i])
Rtcg[i]=Rcg[i]−Wtcg[i] …(44)
Gtcg[i]=Gcg[i]−Wtcg[i] …(45)
Btcg[i]=Bcg[i]−Wtcg[i] …(46)
4)バックライト値算出(Wbg)
Wbg=max(Rtcg[1],Gtcg[1],Btcg[1],
Wtcg[1]/WR,...
Rtcg[Np],Gtcg[Np],Btcg[Np],
Wtcg[Np]/WR)
尚、WRは白色輝度比であり、RGBWサブピクセルそれぞれの透過率を同じ値にした時のRGBサブピクセルから出力される輝度に対し、Wサブピクセルから出力される輝度が何倍明るいかを示す値である。
ここで、(47)式に(43)式を代入すると、
min(maxRGBcg/(1+1/WR)
,minRGBcg)/WR≦MAXw …(48)
となる。
Gtcg[i]≦MAXw …(50)
Btcg[i]≦MAXw …(51)
よって、(43)〜(46),(49)〜(51)式より、全てのRGB透過量がMAXwを超えない条件は、以下のとおりである。
maxRGBcg[i]−Wtcg[i]≦MAXw
よって、
maxRGBcg[i]−min(maxRGBcg[i]/(1+1/WR)
,minRGBcg[i])≦MAXw …(52)
となる。
maxRGBcg[i]/(1+1/WR)≦minRGBcg[i] …(53)
が満たされるとき、W透過量がMAXwを超えない条件は、(48)式より以下の通りである。
よって、
maxRGBcg[i]/(1+WR)≦MAXw …(54)
となる。
よって、
maxRGBcg[i]/(1+WR)≦MAXw
となり、(54)式と同じとなる。
minRGBcg[i]<maxRGBcg[i]/(1+1/WR) …(55)
が満たされるとき、W透過量がMAXwを超えない条件は(48)式より以下の通りである。
また、同じく(55)式が満たされるとき、RGB透過量がMAXwを超えない条件は、(52)式より以下の通りである。
よって(55)式を満たすとき、RGBW透過量全てがMAXwを超えない条件は、(56)式と(57)式とをまとめることで、以下のようになる。
maxRGBcg[i]−minRGBcg[i])≦MAXw …(58)
ここで(55)式より、
minRGBcg[i]/WR
<maxRGBcg[i]/(WR×(1+1/WR))
=maxRGBcg[i]/(1+WR)
=maxRGBcg[i]−maxRGBcg[i]/(1+1/WR)
<maxRGBcg[i]−minRGBcg[i]
となるので、(58)式は次式のようになる。
この式は、(57)式と同じである。
MAXw<maxRGBcg[i]/(1+WR) …(59)
となる。
MAXw<maxRGBcg[i]−minRGBcg[i] …(60)
となる。
maxRGBcg[i]−maxRGBcg[i]/(1+WR)
≦minRGBcg[i]
となる。よって、
maxRGBcg[i]−minRGBcg[i]
≦maxRGBcg[i]/(1+WR) …(61)
となる。
<max(maxRGBcg[i]/(1+WR),
maxRGBcg[i]−minRGBcg[i])
この式は、上記(18)式と同じとなる。
minRGBcg[i]
<maxRGBcg[i]−maxRGBcg[i]/(1+WR)
となる。よって、
maxRGBcg[i]/(1+WR)
<maxRGBcg[i]−minRGBcg[i] …(62)
となる。
Gcs[i]=α×Gc[i]+(1−α)×Yc[i] …(64)
Bcs[i]=α×Bc[i]+(1−α)×Yc[i] …(65)
ただし、
0≦α<1
また、彩度・輝度低減をさせないときだけ、α=1とする。
Gcs[i]=(1+α)×Yc[i] …(67)
Bcs[i]=(1+α)×Yc[i] …(68)
ただし、
−1≦α<0
上記の(63)乃至(65)式と(66)乃至(68)式とをまとめると、(32)乃至(34)式となる。
−1≦α<1
ここで、(63)乃至(65)式が、彩度・輝度低減前後で輝度・色相を変えないことの証明を行う。
=(2×Rcs[i]+5×Gcs[i]+Bcs[i])/8 …(69)
(69)式に、(63)乃至(65)式を代入すると、
Ycs[i]
=α×(2×Rc[i]+5×Gc[i]+Bc[i])/8
+(1−α)×Yc[i]
=α×Yc[i]+(1−α)×Yc[i]
=Yc[i] …(70)
となる。(70)式より、彩度・輝度低減前後で輝度値は変化していないことが分かる。
ここで、
Cbc=(maxRGBc[i]−Bc[i])
/(maxRGBc[i]−minRGBc[i])
Cgc=(maxRGBc[i]−Gc[i])
/(maxRGBc[i]−minRGBc[i])
である。
ここで、
Cbcs=(maxRGBcs[i]−Bcs[i])
/(maxRGBcs[i]−minRGBcs[i])
Cgcs=(maxRGBcs[i]−Gcs[i])
/(maxRGBcs[i]−minRGBcs[i])
minRGBcs[i]:彩度・輝度低減後のminRGBc[i]
maxRGBcs[i]:彩度・輝度低減後のmaxRGBc[i]
である。
Hcs[i]
=[{(maxRGBcs[i]−Bs[i])
−(maxRGBcs[i]−Gcs[i])}
/(maxRGBcs[i]−minRGBcs[i])]×60
={(Gcs[i]−Bcs[i])
/(maxRGBcs[i]−minRGBcs[i])}×60
=[α×(Gc[i]−Bc[i])
/{α×(maxRGBc[i]−minRGBc[i])}]×60
={(Gc[i]−Bc[i])
/(maxRGBc[i]−minRGBc[i])}×60
=[{(maxRGBc[i]−Bc[i])
−(maxRGBc[i]−Gc[i])}
/(maxRGBc[i]−minRGBc[i])]×60
=(Cbc−Cgc)×60
=Hc[i]
となる。よって、彩度・輝度低減前後で色相も変化しないことが分かる。G値、あるいはB値が最大のときも同様である。
(出力信号ブロック)
続いて、出力信号生成部13の構成を図14を参照して説明する。出力信号生成部13は、W透過量算出部61、RGB透過量算出部62、バックライト値算出部63、透過率算出部64を備えて構成されている。また、図15は、出力信号生成部13の動作を説明するためのフローチャートである。
,minRGBcsg[i]) …(22)
ただし、
maxRGBcsg[i]
=max(Rcsg[i],Gcsg[i],Bcsg[i])
minRGBcsg[i]
=min(Rcsg[i],Gcsg[i],Bcsg[i])
次に、RGB透過量算出部62は、γ補正後RGB信号、及びW透過量算出部61から出力されたW透過量から、下記(23)乃至(25)式を用いて注目画素におけるRGB透過量(Rtcsg[i],Gtcsg[i],Btcsg[i])を算出する(S42)。
Gtcsg[i]=Gcsg[i]−Wtcsg[i] …(24)
Btcsg[i]=Bcsg[i]−Wtcsg[i] …(25)
S61〜S62の処理は入力RGB信号の画素の数だけ繰り返され、全ての画素に対してRGBW透過量(Rtcsg[i],Gtcsg[i],Btcsg[i],Wtcsg[i])が算出される。
=max(Rtcsg[1],Gtcsg[1],Btcsg[1],
Wtcsg[1]/WR,...
Rtcsg[Np],Gtcsg[Np],Btcsg[Np],
Wtcsg[Np]/WR) …(26)
透過率算出部64は、白色輝度比、W透過量算出部61とRGB透過量算出部62から出力されたRGBW透過量、及びバックライト値算出部63から出力されたバックライト値から、(27)乃至(31)式を用いて、注目画素のRGBW透過率(rcsg[i],gcsg[i],bcsg[i],wcsg[i])を算出する(S64)。S64の処理は入力RGB信号の画素の数だけ繰り返され、各サブピクセルの透過率が算出される。
gcsg[i]=Gtcsg[i]/Wbcsg …(28)
bcsg[i]=Btcsg[i]/Wbcsg …(29)
wcsg[i]=(Wtcsg[i]/Wbcsg)/WR …(30)
ただし、Wbcsg=0のとき、
rcsg[i]=gcsg[i]=bcsg[i]=wcsg[i]=0 …(31)
尚、バックライト値Wbcsgの算出に使用される(26)式は、次式のように簡略化することも可能である。
...
Rtcsg[Np],Gtcsg[Np],Btcsg[Np])
これは、W透過量(Wtcsg[i]/WR)は、常にRGB透過量(Rtcsg[i],Gtcsg[i],Btcsg[i])の最大値以下になるからである。以下に、その証明を行う。
−Wtcsg[i]/WR
=maxRGBcsg[i]−Wtcsg[i]−Wtcsg[i]/WR
=maxRGBcsg[i]−(1+1/WR)×Wtcsg[i]
=maxRGBcsg
−(1+1/WR)×min(maxRGBcsg[i]/(1+1/WR)
,minRGBcsg[i])
=maxRGBcsg[i]−min(maxRGBcsg[i],
(1+1/WR)×minRGBcsg[i])
ここで、
min(maxRGBcsg[i],(1+1/WR)×minRGBcsg[i])
≦maxRGBcsg[i]より、
0≦max(Rtcsg[i],Gtcsg[i],Btcsg[i])
−Wtcsg[i]/WR
よって、Wtcsg[i]/WR
≦max(Rtcsg[i],Gtcsg[i],Btcsg[i])となる。
(実施の形態2)
本実施の形態2では、実施の形態1の彩度低減後輝度低減率算出部51における彩度低減後輝度低減率αの近似的な算出手段の一例を示す。
high=1 …(38)
ただし、
low: 二分探索用彩度低減後輝度低減率下限値
high: 二分探索用彩度低減後輝度低減率上限値
次に、S52〜S57の処理が、low+alphaTol≦highの間、繰り返される。ここでalphaTolは、彩度低減後輝度低減率α算出ループ判定用閾値 (0<alphaTol) である。あるいは、S52〜S57の処理は、ある決められた一定回数だけ繰り返されても良い。
次に、S53では、(19)式の左辺である(40)式を用いて、α算出判定値(judgeSi)を算出する。
=max(maxRGBcsg[i]/(1+WR),
maxRGBcsg[i]−minRGBcsg[i])−MAXw …(40)
このjudgeSiは、0に近いほど、現時点でのαが所望のαに近づいていることを示しており、また、負の値の場合は、現時点でのαが所望の値より小さく、正の場合は、現時点でのαが所望の値より大きいことを示している。
次に、S56において、judgeSiがjudgeTolより大きければ、現時点でのαが所望の値より大きいことになるため、(42)式を用いて、highを現時点でのαに更新する(S57)。また、S56において、judgeSiがjudgeTolより大きくなければ、現時点でのαが所望のαになっていると判断し、ループを抜けて処理を終了する。
また、S56の判定条件でNoにならず、かつループ処理を終了した場合は、所望のαを算出できていないため、何らかのエラー処理を行う(S58)。
(実施の形態3)
本実施の形態では、2画素で構成される画像が入力された場合のバックライト値の算出方法を具体的に説明する。尚、入力画像の画素値を、(R[1],G[1],B[1])=(255,240,225)(画素1)、(R[2],G[2],B[2])=(255,225,240)(画素2)として説明する。
1)バックライト上限値算出(MAXw)
MAXw=MAX×BlRatio=255×(1−0.625)=95.625
2)γ補正後のRGB信号の最大・最小値算出(maxRGBg[i],minRGBg[i])
a)画素1の場合
maxRGBg[1]=(maxRGB[1]/MAX)γ×MAX
=(255/255)2×255=255
minRGBg[1]=(minRGB[1]/MAX)γ×MAX
=(225/255)2×255=199
b)画素2の場合
maxRGBg[2]=(maxRGB[2]/MAX)γ×MAX
=(255/255)2×255=255
minRGBg[2]=(minRGB[2]/MAX)γ×MAX
=(225/255)2×255=199
3)彩度低減後輝度低減率算出(α)
a)画素1の場合
max(maxRGBg[1]/(1+WR),
maxRGBg[1]−minRGBg[1])
=max(255/(1+1.25),255−199)
=max(113,56)=113
注目画素は(18)式を満たすため、(19)式を満たすαを二分探索法で算出する。
=(2×255+5×240+225)/8=242
本算出例では、図16のフローにおけるS52〜S57のステップが、S56の判定条件を満たしてループを抜けるまで繰り返される。このフローによって算出されるlow,high,α,judgeSiの値の変化は、以下の表1に示すようなものとなる。
α=−0.03125
と算出される。
max(maxRGBg[2]/(1+WR),
maxRGBg[2]−minRGBg[2])
=max(255/(1+1.25),255−199)
=max(113,56)=113
注目画素は(18)式を満たすため、(19)式を満たすαを二分探索法で算出する。
=(2×255+5×225+240)/8=234
従って、彩度低減後輝度低減率算出時における、low、high、α、judgeSiの値の変化は、以下の表2に示すようなものとなる。
α=0
と算出される。
4)彩度・輝度低減後入力RGB信号算出(Rs[i],Gs[i],Bs[i])
a)画素1の場合
Rs[1]=max(α,0)×R[1]+(1−|α|)×Y[1]
=(1+α)×Y[1]=(1−0.03125)×242=234
Gs[1]=max(α,0)×G[1]+(1−|α|)×Y[1]
=(1+α)×Y[1]=(1−0.03125)×242=234
Bs[1]=max(α,0)×B[1]+(1−|α|)×Y[1]
=(1+α)×Y[1]=(1−0.03125)×242=234
b)画素2の場合
Rs[2]=max(α,0)×R[2]+(1−|α|)×Y[2]
=(1+α)×Y[2]=(1+0)×234=234
Gs[2]=max(α,0)×G[2]+(1−|α|)×Y[2]
=(1+α)×Y[2]=(1+0)×234=234
Bs[2]=max(α,0)×B[2]+(1−|α|)×Y[2]
=(1+α)×Y[2]=(1+0)×234=234
5)γ補正(Rsg[i],Gsg[i],Bsg[i])
a)画素1の場合
Rsg[1]=(Rs[1]/MAX)γ×MAX
=(234/255)2×255=215
Gsg[1]=(Gs[1]/MAX)γ×MAX
=(234/255)2×255=215
Bsg[1]=(Bs[1]/MAX)γ×MAX
=(234/255)2×255=215
b)画素2の場合
Rsg[2]=(Rs[2]/MAX)γ×MAX
=(234/255)2×255=215
Gsg[2]=(Gs[2]/MAX)γ×MAX
=(234/255)2×255=215
Bsg[2]=(Bs[2]/MAX)γ×MAX
=(234/255)2×255=215
6)W透過量算出(Wtsg[i])
a)画素1の場合
Wtsg[1]=min(maxRGBsg[1]/(1+1/WR)
,minRGBsg[1])
=min(215/(1+1/1.25),215)
=min(119,215)=119
b)画素2の場合
Wtsg[2]=min(maxRGBsg[2]/(1+1/WR)
,minRGBsg[2])
=min(215/(1+1/1.25),215)
=min(119,215)=119
7)RGB透過量算出(Rtsg[i],Gtsg[i],Btsg[i])
a)画素1の場合
Rtsg[1]=Rsg[1]−Wtsg[1]=215−119=96
Gtsg[1]=Gsg[1]−Wtsg[1]=215−119=96
Btsg[1]=Bsg[1]−Wtsg[1]=215−119=96
b)画素2の場合
Rtsg[2]=Rsg[2]−Wtsg[2]=215−119=96
Gtsg[2]=Gsg[2]−Wtsg[2]=215−119=96
Btsg[2]=Bsg[2]−Wtsg[2]=215−119=96
8)バックライト値算出(Wbsg)
Wbsg=max(Rtsg[1],Gtsg[1],Btsg[1]
,Wtsg[1]/WR,Rtsg[2],Gtsg[2],
Btsg[2],Wtsg[2]/WR)
=max(96,96,96,119/1.25,
96,96,96,119/1.25)
=max(96,96,96,95,96,96,96,95)=96
従って、このときのバックライト値は96と算出される。しかしながら、彩度・輝度低減処理により、両画素共に画素値が(234,234,234)となり、白とびが発生している。つまり、階調補正処理を行わない場合のバックライト値では、白とびが発生し、その結果、表示画像の画質が大幅に劣化している可能性が考えられる。
1)バックライト上限値算出(MAXw)
MAXw=MAX×BlRatio=255×(1−0.625)=95.625
2)階調補正後信号上限値算出(MAXtc)
MAXtc={min(MAXw×(1+WR),MAX)/MAX}1/γ×MAX
={min(95.625×(1+1.25),255)/255}1/2×255
=234.23245665364141
3)階調再現上限値の最大値算出(MAXtrmax)
MAXtrmax=2×MAXtc−MAX
=2×234.23245665364141−255
=213.46491330728281
4)階調再現上限値算出(MAXtr)
MAXtr=MAXtrmax−dltMAXtr
=213.46491330728281−128
=85.464913307282814
5)階調補正関数の係数算出(a、b、c)
a=−(MAX−MAXtc)/(MAX−MAXtr)2
=−(255−234.23245665364141)
/(255−85.464913307282814)2
=−0.00072254673053965602
b=1+(2×MAXtr×(MAX−MAXtc))/(MAX−MAXtr)2
=1−2×MAXtr×a
=1+2×85.464913307282814
×0.00072254673053965602
=1.1235047873720647
c=−(MAXtr2×(MAX−MAXtc))/(MAX−MAXtr)2
=MAXtr2×a
=(85.464913307282814)2
×(−0.00072254673053965602)
=−5.2776629728939524
6)階調補正LUTの作成
(1) 乃至 (3)式より作成された階調補正LUTを表3に示す。
表1より以下の値が得られる。
Rc[1]=fc(R[1])=fc(255)=234
Gc[1]=fc(G[1])=fc(240)=223
Bc[1]=fc(B[1])=fc(225)=211
b)画素2の場合
Rc[2]=fc(R[2])=fc(255)=234
Gc[2]=fc(G[2])=fc(225)=211
Bc[2]=fc(B[2])=fc(240)=223
8)γ補正後のRGB信号の最大・最小値算出(maxRGBcg[i],minRGBcg[i])
a)画素1の場合
maxRGBcg[1]=(maxRGBc[1]/MAX)γ×MAX
=(234/255)2×255=215
minRGBcg[1]=(minRGBc[1]/MAX)γ×MAX
=(211/255)2×255=175
b)画素2の場合
maxRGBcg[2]=(maxRGBc[2]/MAX)γ×MAX
=(234/255)2×255=215
minRGBcg[2]=(minRGBc[2]/MAX)γ×MAX
=(211/255)2×255=175
9)彩度低減後輝度低減率算出(α)
a)画素1の場合
max(maxRGBcg[1]/(1+WR),
maxRGBcg[1]−minRGBcg[1])
=max(215/(1+1.25),215−175)
=max(95.556,40)=95.556
これより、注目画素は(18)式を満たさないため、α=1とする。
max(maxRGBcg[2]/(1+WR),
maxRGBcg[2]−minRGBcg[2])
=max(215/(1+1.25),215−175)
=max(95.556,40)=95.556
これより、注目画素は(18)式を満たさないため、α=1とする。
10)彩度・輝度低減後入力RGB信号算出(Rcs[i],Gcs[i],Bcs[i])
a)画素1の場合
Rcs[1]=max(α,0)×Rc[1]+(1−|α|)×Yc[1]
=α×Rc[1]+(1−α)×Yc[1]
=1×Rc[1]+(1−1)×Yc[1]=Rc[1]=234
Gcs[1]=max(α,0)×Gc[1]+(1−|α|)×Yc[1]
=α×Rc[1]+(1−α)×Yc[1]
=1×Gc[1]+(1−1)×Yc[1]=Gc[1]=223
Bcs[1]=max(α,0)×Bc[1]+(1−|α|)×Yc[1]
=α×Rc[1]+(1−α)×Yc[1]
=1×Bc[1]+(1−1)×Yc[1]=Bc[1]=211
b)画素2の場合
Rcs[2]=max(α,0)×Rc[2]+(1−|α|)×Yc[2]
=α×Rc[2]+(1−α)×Yc[2]
=1×Rc[2]+(1−1)×Yc[2]=Rc[2]=234
Gcs[2]=max(α,0)×Gc[2]+(1−|α|)×Yc[2]
=α×Rc[2]+(1−α)×Yc[2]
=1×Gc[2]+(1−1)×Yc[2]=Gc[2]=211
Bcs[2]=max(α,0)×Bc[2]+(1−|α|)×Yc[2]
=α×Rc[2]+(1−α)×Yc[2]
=1×Bc[2]+(1−1)×Yc[2]=Bc[2]=223
11)γ補正(Rcsg[i],Gcsg[i],Bcsg[i])
a)画素1の場合
Rcsg[1]=(Rcs[1]/MAX)γ×MAX
=(234/255)2×255=215
Gcsg[1]=(Gcs[1]/MAX)γ×MAX
=(223/255)2×255=195
Bcsg[1]=(Bcs[1]/MAX)γ×MAX
=(211/255)2×255=175
b)画素2の場合
Rcsg[2]=(Rcs[2]/MAX)γ×MAX
=(234/255)2×255=215
Gcsg[2]=(Gcs[2]/MAX)γ×MAX
=(211/255)2×255=175
Bcsg[2]=(Bcs[2]/MAX)γ×MAX
=(223/255)2×255=195
12)W透過量算出(Wtcsg[i])
a)画素1の場合
Wtcsg[1]=min(maxRGBcsg[i]/(1+1/WR),
minRGBcsg[i])
=min(215/(1+1/1.25),175)
=min(119,175)=119
b)画素2の場合
Wtcsg[2]=min(maxRGBcsg[i]/(1+1/WR),
minRGBcsg[i])
=min(215/(1+1/1.25),175)
=min(119,175)=119
13)RGB透過量算出(Rtcsg[i],Gtcsg[i],Btcsg[i])
a)画素1の場合
Rtcsg[1]=Rcsg[1]−Wtcsg[1]=215−119=96
Gtcsg[1]=Gcsg[1]−Wtcsg[1]=195−119=76
Btcsg[1]=Bcsg[1]−Wtcsg[1]=175−119=56
b)画素2の場合
Rtcsg[2]=Rcsg[2]−Wtcsg[2]=215−119=96
Gtcsg[2]=Gcsg[2]−Wtcsg[2]=175−119=56
Btcsg[2]=Bcsg[2]−Wtcsg[2]=195−119=76
14)バックライト値算出(Wbcsg)
Wbcsg=max(Rtcsg[1],Gtcsg[1],Btcsg[1],
Wtcsg[1]/WR,Rtcsg[2],Gtcsg[2],
Btcsg[2],Wtcsg[2]/WR)
=max(96,76,56,119/1.25,
96,56,76,119/1.25)
=max(96,76,56,95,96,56,76,95)=96
従って、このときのバックライト値も96になる。
(実施の形態4)
本実施の形態は、実施の形態1の変形例を示すものである。図17は、本実施の形態に係る液晶表示装置の概略構成を示す図である。すなわち、本液晶表示装置は、実施の形態1にかかる液晶表示装置(図1参照)の階調補正部10内にある第1信号値変換部24を、第2信号値変換部74に置き換えたものである。また、図18は、本実施の形態に係る階調補正部10の動作を説明するフローチャートである。尚、実施の形態1と同一の処理部に対しては、実施例1と同じ番号を付けると共に、詳細説明を省略する。
midRGBc[i]={(midRGB[i]−minRGB[i])
×(maxRGBc[i]−minRGBc[i])
/(maxRGB[i]−minRGB[i])}+minRGBc[i] …(11)
2)1)以外(0=maxRGB[i]−minRGB[i])の場合
midRGBc[i]=minRGBc[i] …(12)
ただし、
maxRGB[i]:入力RGB信号の最大値(=max(R[i],G[i],B[i]))
midRGB[i]:入力RGB信号の中間値(=mid(R[i],G[i],B[i]))
minRGB[i]:入力RGB信号の最小値(=min(R[i],G[i],B[i]))
maxRGBc[i]
:maxRGB[i]の階調補正後の値(=階調補正後RGB信号の最大値)
midRGBc[i]
:midRGB[i]の階調補正後の値(=階調補正後RGB信号の中間値)
minRGBc[i]
:minRGB[i]の階調補正後の値(=階調補正後RGB信号の最小値)
mid(A,B,...):A,B,...の中間値
最初に、S23までの処理が終了すると、次に、ステップS74乃至75の処理が入力RGB信号の画素の数だけ繰り返される。
ただし、
Cb=(maxRGB[i]−B[i])/(maxRGB[i]−minRGB[i])
Cg=(maxRGB[i]−G[i])/(maxRGB[i]−minRGB[i])
ここで、B値が最小値 (minRGB[i])であり、G値が中間値 (midRGB[i]) であるため、
Cb=(maxRGB[i]−minRGB[i])
/(maxRGB[i]−minRGB[i])
Cg=(maxRGB[i]−midRGB[i])
/(maxRGB[i]−minRGB[i])
となる。
そして、B値が最小値 (minRGBc[i])、G値が中間値 (midRGBc[i]) であるため、
Cbc=(maxRGBc[i]−minRGBc[i])
/(maxRGBc[i]−minRGBc[i])
Cgc=(maxRGBc[i]−midRGBc[i])
/(maxRGBc[i]−minRGBc[i])
となる。
−(maxRGBc−midRGBc)}
/(maxRGBc−minRGBc)×60
=(midRGBc−minRGBc)/(maxRGBc−minRGBc)×60
={(midRGB−minRGB)×(maxRGBc−minRGBc)
/(maxRGB−minRGB)+(minRGBc−minRGBc)}
/(maxRGBc−minRGBc)×60
=(midRGB−minRGB)/(maxRGB−minRGB)×60
={(maxRGB−minRGB)−(maxRGB−midRGB)}
/(maxRGB−minRGB)×60
=(Cb−Cg)×60=H[i]
となる。これより、階調補正前後で色相が変化しないことが分かる。
ただし、
Cb=(maxRGB[i]−B[i])/(maxRGB[i]−minRGB[i])
Cg=(maxRGB[i]−G[i])/(maxRGB[i]−minRGB[i])
ここで、G値が最小値 (minRGB[i])であり、B値が中間値 (midRGB[i]) であるため、
Cb=(maxRGB[i]−midRGB[i])
/(maxRGB[i]−minRGB[i])
Cg=(maxRGB[i]−minRGB[i])
/(maxRGB[i]−minRGB[i])
となる。
そして、G値が最小値 (minRGB[i])、B値が中間値 (midRGB[i]) であるため、
Cbc=(maxRGBc[i]−midRGBc[i])
/(maxRGBc[i]−minRGBc[i])
Cgc=(maxRGBc[i]−minRGBc[i])
/(maxRGBc[i]−minRGBc[i])
そして、上記式を (71)式に代入し、更に、(11)式を代入する(尚、ここでは式変形過程における配列要素の添え字 [i] は省略する)。
−(maxRGBc−midRGBc)}
/(maxRGBc−minRGBc)×60
=(minRGBc−midRGBc)/(maxRGBc−minRGBc)×60
={minRGBc
−(midRGB−minRGB)×(maxRGBc−minRGBc)
/(maxRGB−minRGB)−minRGBc)}
/(maxRGBc−minRGBc)×60
=(minRGB−midRGB)/(maxRGB−minRGB)×60
={(maxRGB−midRGB)−(maxRGB−minRGB)}
/(maxRGB−minRGB)×60
=(Cb−Cg)×60=H[i]
となる。従って、この場合も階調補正前後で色相が変化しないことが分かる。そして、G値、あるいはB値が最大のときも同様である。
(実施の形態5)
本実施の形態は、実施の形態4における第2信号値変換部74を用いて、実際にバックライト値を算出する例を示す。ここでは、2画素で構成される画像が入力された場合のバックライト値の算出方法を具体的に説明する。尚、入力画像の画素値を、(R[1],G[1],B[1])=(255,240,225)(画素1)、(R[2],G[2],B[2])=(255,225,240)(画素2)として説明する。
7)第2信号値変換 (Rc[i], Gc[i], Bc[i])
a)画素1の場合
R信号が最大でありB信号が最小であるため、R信号及びB信号に対しては、階調補正LUTで信号値変換を行う。
=fc(R[1])=fc(255)=234
Bc[1]=minRGBc[1]=fc(minRGB[1])
=fc(B[1])=fc(225)=211
一方、G信号に対しては、(11)式で信号値変換を行う。
={(midRGB[1]−minRGB[1])
×(maxRGBc[1]−minRGBc[1])}
/(maxRGB[1]−minRGB[1])+minRGBc[1]
={(240−225)×(234−211)}/(255−225)+211
=15×23/30+211=222.5
b)画素2の場合
R信号が最大でありG信号が最小であるため、R信号及びG信号に対しては、階調補正LUTで信号値変換を行う。
=fc(R[2])=fc(255)=234
Gc[2]=minRGBc[2]=fc(minRGB[2])
=fc(G[2])=fc(225)=211
一方、B信号に対しては、(11)式で信号値変換を行う。
={(midRGB[2]−minRGB[2])
×(maxRGBc[2]−minRGBc[2])}
/(maxRGB[2]−minRGB[2])+minRGBc[2]
={(240−225)×(234−211)}/(255−225)+211
=15×23/30+211=222.5
8)γ補正後のRGB信号の最大・最小値算出 (maxRGBcg[i],minRGBcg[i])
a)画素1の場合
maxRGBcg[1]=(maxRGBc[1]/MAX)γ×MAX
=(234/255)2×255=215
minRGBcg[1]=(minRGBc[1]/MAX)γ×MAX
=(211/255)2×255=175
b)画素2の場合
maxRGBcg[2]=(maxRGBc[2]/MAX)γ×MAX
=(234/255)2×255=215
minRGBcg[2]=(minRGBc[2]/MAX)γ×MAX
=(211/255)2×255=175
9)彩度低減後輝度低減率算出(α)
a)画素1の場合
max(maxRGBcg[1]/(1+WR),
maxRGBcg[1]−minRGBcg[1])
=max(215/(1+1.25),215−175)
=max(95.556,40)=95.556
これより、注目画素は(18)式を満たさないため、α=1とする。
max(maxRGBcg[2]/(1+WR),
maxRGBcg[2]−minRGBcg[2])
=max(215/(1+1.25),215−175)
=max(95.556,40)=95.556
これより、注目画素は(18)式を満たさないため、α=1とする。
10)彩度・輝度低減後入力RGB信号算出 (Rcs[i], Gcs[i], Bcs[i])
a)画素1の場合
Rcs[1]=max(α,0)×Rc[1]+(1−|α|)×Yc[1]
=α×Rc[1]+(1−α)×Yc[1]
=1×Rc[1]+(1−1)×Yc[1]=Rc[1]=234
Gcs[1]=max(α,0)×Gc[1]+(1−|α|)×Yc[1]
=α×Rc[1]+(1−α)×Yc[1]
=1×Gc[1]+(1−1)×Yc[1]=Gc[1]=222.5
Bcs[1]=max(α,0)×Bc[1]+(1−|α|)×Yc[1]
=α×Rc[1]+(1−α)×Yc[1]
=1×Bc[1]+(1−1)×Yc[1]=Bc[1]=211
b)画素2の場合
Rcs[2]=max(α,0)×Rc[2]+(1−|α|)×Yc[2]
=α×Rc[2]+(1−α)×Yc[2]
=1×Rc[2]+(1−1)×Yc[2]=Rc[2]=234
Gcs[2]=max(α,0)×Gc[2]+(1−|α|)×Yc[2]
=α×Rc[2]+(1−α)×Yc[2]
=1×Gc[2]+(1−1)×Yc[2]=Gc[2]=211
Bcs[2]=max(α,0)×Bc[2]+(1−|α|)×Yc[2]
=α×Rc[2]+(1−α)×Yc[2]
=1×Bc[2]+(1−1)×Yc[2]=Bc[2]=222.5
11)γ補正(Rcsg[i],Gcsg[i],Bcsg[i])
a)画素1の場合
Rcsg[1]=(Rcs[1]/MAX)γ×MAX
=(234/255)2×255=215
Gcsg[1]=(Gcs[1]/MAX)γ×MAX
=(222.5/255)2×255=194
Bcsg[1]=(Bcs[1]/MAX)γ×MAX
=(211/255)2×255=175
b)画素2の場合
Rcsg[2]=(Rcs[2]/MAX)γ×MAX
=(234/255)2×255=215
Gcsg[2]=(Gcs[2]/MAX)γ×MAX
=(211/255)2×255=175
Bcsg[2]=(Bcs[2]/MAX)γ×MAX
=(222.5/255)2×255=194
12)W透過量算出 (Wtcsg[i])
a)画素1の場合
Wtcsg[1]=min(maxRGBcsg[1]/(1+1/WR),
minRGBcsg[1])
=min(215/(1+1/1.25),175)=min(119,175)=119
b)画素2の場合
Wtcsg[2]=min(maxRGBcsg[2]/(1+1/WR),
minRGBcsg[2])
=min(215/(1+1/1.25),175)=min(119,175)=119
13)RGB透過量算出(Rtcsg[i],Gtcsg[i],Btcsg[i])
a)画素1の場合
Rtcsg[1]=Rcsg[1]−Wtcsg[1]=215−119=96
Gtcsg[1]=Gcsg[1]−Wtcsg[1]=194−119=75
Btcsg[1]=Bcsg[1]−Wtcsg[1]=175−119=56
b)画素2の場合
Rtcsg[2]=Rcsg[2]−Wtcsg[2]=215−119=96
Gtcsg[2]=Gcsg[2]−Wtcsg[2]=175−119=56
Btcsg[2]=Bcsg[2]−Wtcsg[2]=194−119=75
14)バックライト値算出(Wbcsg)
Wbcsg=max(Rtcsg[1],Gtcsg[1],Btcsg[1],Wtcsg[1]/WR,Rtcsg[2],Gtcsg[2],Btcsg[2],Wtcsg[2]/WR)
=max(96,75,56,119/1.25,96,
56,75,119/1.25)
=max(96,75,56,95,96,56,75,95)=96
従って、このときのバックライト値も96になる。
1)画素1の場合
Cb=(maxRGB[1]−B[1])/(maxRGB[1]−minRGB[1])
=(255−225)/(255−225)
=30/30=1
Cg=(maxRGB[1]−G[1])/(maxRGB[1]−minRGB[1])
=(255−240)/(255−225)
=15/30=0.5
従って、
H[1]=(Cb−Cg)×60=(1−0.5)×60=30
となる。
2)画素2の場合
Cb=(maxRGB[2]−B[2])/(maxRGB[2]−minRGB[2])
=(255−240)/(255−225)
=15/30=0.5
Cg=(maxRGB[2]−G[2])/(maxRGB[2]−minRGB[2])
=(255−225)/(255−225)
=30/30=1
従って、
H[2]=(Cb−Cg)×60=(0.5−1)×60=−30
となる。
Hc[2]=Hc[2]+360=−30+360=330
となる。
1)画素1の場合
Cbc=(maxRGBc[1]−Bc[1])
/(maxRGBc[1]−minRGBc[1])
=(234−211)/(234−211)
=23/23=1
Cgc=(maxRGBc[1]−Gc[1])
/(maxRGBc[1]−minRGBc[1])
=(234−223)/(234−211)
=11/23=0.478260869
従って、
Hc[1]=(Cbc−Cgc)×60
=(1−0.478260869)×60=31.30434783
となる。
2)画素2の場合
Cbc=(maxRGBc[2]−Bc[2])
/(maxRGBc[2]−minRGBc[2])
=(234−223)/(234−211)
=11/23=0.478260869
Cgc=(maxRGBc[2]−Gc[2])
/(maxRGBc[2]−minRGBc[2])
=(234−211)/(234−211)
=23/23=1
従って、
Hc[2]=(Cb−Cg)×60
=(0.478260869−1)×60=−31.30434786
となる。
Hc[2]=Hc[2]+360
=−31.30434786+360=328.69565214
となる。
1)画素1の場合
Cbc=(maxRGBc[1]−Bc[1])
/(maxRGBc[1]−minRGBc[1])
=(234−211)/(234−211)
=23/23=1
Cgc=(maxRGBc[1]−Gc[1])
/(maxRGBc[1]−minRGBc[1])
=(234−222.5)/(234−211)
=11.5/23=0.5
従って、
Hc[1]=(Cbc−Cgc)×60=(1−0.5)×60=30
となる。
2)画素2の場合
Cbc=(maxRGBc[2]−Bc[2])
/(maxRGBc[2]−minRGBc[2])
=(234−222.5)/(234−211)=11.5/23=0.5
Cgc=(maxRGBc[2]−Gc[2])
/(maxRGBc[2]−minRGBc[2])
=(234−211)/(234−211)=23/23=1
従って、
Hc[2]=(Cb−Cg)×60=(0.5−1)×60=−30
となる。
Hc[2]=Hc[2]+360=−30+360=330
となる。
(実施の形態6)
本実施の形態は、実施の形態1の変形例を示すものである。図19は、本実施の形態に係る液晶表示装置の概略構成を示す図である。すなわち、本液晶表示装置は、実施の形態1にかかる液晶表示装置(図1参照)の階調補正部10内にある第1信号値変換部24を、第3信号値変換部84に置き換えたものである。また、図20は、本実施の形態に係る階調補正部10の動作を説明するフローチャートである。尚、実施例1と同一の処理部に対しては、実施例1と同じ番号を付けると共に、詳細説明を省略する。
midRGBc[i]
=maxRGBc[i]/maxRGB[i]×midRGB[i] …(13)
minRGBc[i]
=maxRGBc[i]/maxRGB[i]×minRGB[i] …(14)
2)1)以外(0=maxRGB[i])の場合
midRGBc[i]=minRGBc[i]=0 …(15)
最初に、S23までの処理が終了すると、次に、ステップS84乃至85の処理が入力RGB信号の画素の数だけ繰り返される。
ただし、
Cb=(maxRGB[i]−B[i])/(maxRGB[i]−minRGB[i])
Cg=(maxRGB[i]−G[i])/(maxRGB[i]−minRGB[i])
ここで、B値が最小値 (minRGB[i])であり、G値が中間値 (midRGB[i]) であるため、
Cb=(maxRGB[i]−minRGB[i])
/(maxRGB[i]−minRGB[i])
Cg=(maxRGB[i]−midRGB[i])
/(maxRGB[i]−minRGB[i])
となる。
そして、B値が最小値 (minRGBc[i])、G値が中間値 (midRGBc[i]) であるため、
Cbc=(maxRGBc[i]−minRGBc[i])
/(maxRGBc[i]−minRGBc[i])
Cgc=(maxRGBc[i]−midRGBc[i])
/(maxRGBc[i]−minRGBc[i])
となる。
−(maxRGBc−midRGBc)}
/(maxRGBc−minRGBc)×60
=(midRGBc−minRGBc)/(maxRGBc−minRGBc)×60
{maxRGBc/maxRGB×midRGB
−maxRGBc/maxRGB×minRGB}
/{maxRGBc−maxRGBc/maxRGB×minRGB}×60
=(maxRGBc×midRGB−maxRGBc×minRGB)
/(maxRGBc×maxRGB−maxRGBc×minRGB)×60
=(midRGB − minRGB)/(maxRGB − minRGB)×60
={(maxRGB−minRGB)−(maxRGB−midRGB)}
/(maxRGB−minRGB)×60
=(Cb−Cg) ×60=H[i]
となる。これより、階調補正前後で色相が変化しないことが分かる。
ただし、
Cb=(maxRGB[i]−B[i])/(maxRGB[i]−minRGB[i])
Cg=(maxRGB[i]−G[i])/(maxRGB[i]−minRGB[i])
ここで、G値が最小値 (minRGB[i])であり、B値が中間値 (midRGB[i]) であるため、
Cb=(maxRGB[i]−midRGB[i])
/(maxRGB[i]−minRGB[i])
Cg=(maxRGB[i]−minRGB[i])
/(maxRGB[i]−minRGB[i])
となる。
そして、G値が最小値 (minRGB[i])、B値が中間値 (midRGB[i]) であるため、
Cbc=(maxRGBc[i]−midRGBc[i])
/(maxRGBc[i]−minRGBc[i])
Cgc=(maxRGBc[i]−minRGBc[i])
/(maxRGBc[i]−minRGBc[i])
そして、上記式を (71)式に代入し、更に、(11)式を代入する(尚、ここでは式変形過程における配列要素の添え字 [i] は省略する)。
−(maxRGBc−midRGBc)}
/(maxRGBc−minRGBc)×60
=(minRGBc−midRGBc)/(maxRGBc−minRGBc)×60
=(maxRGBc/maxRGB×minRGB
−maxRGBc/maxRGB×midRGB)
/(maxRGBc−maxRGBc/maxRGB×minRGB)×60
=(maxRGBc×minRGB−maxRGBc×midRGB)
/(maxRGBc×maxRGB−maxRGBc×minRGB)×60
=(minRGB−midRGB)/(maxRGB−minRGB)×60
={(maxRGB−midRGB)−(maxRGB−minRGB)}
/(maxRGB−minRGB)×60
=(Cb−Cg)×60=H[i]
となる。従って、この場合も階調補正前後で色相が変化しないことが分かる。そして、G値、あるいはB値が最大のときも同様である。
次に、階調補正後の彩度Sc[i]は、次式のとおりである。
そこで、上記式に(14)式を代入する。
/maxRGBc[i]
=1−minRGB[i]/maxRGB[i]=S[i]
このように、本実施の形態において、階調補正前後で彩度が変化しないことが分かる。
(実施の形態7)
本実施の形態は、実施の形態6における第3信号値変換部84を用いて、実際にバックライト値を算出する例を示す。ここでは、2画素で構成される画像が入力された場合のバックライト値の算出方法を具体的に説明する。尚、入力画像の画素値を、(R[1],G[1],B[1])=(255,240,225)(画素1)、(R[2],G[2],B[2])=(255,225,240)(画素2)として説明する。
7)第3信号値変換 (Rc[i], Gc[i], Bc[i])
a)画素1の場合
R信号が最大であため、R信号に対しては、階調補正LUTで信号値変換を行う。
=fc(R[1])=fc(255)=234
一方、G信号に対しては、G信号が中間値であるため(13)式で信号値変換を行い、B信号に対しては、B信号が最小値であるため (14)式で信号値変換を行う。
=maxRGBc[1]/maxRGB[1]×midRGB[1]
=234/255×240=220.2352941
Bc[1]=minRGBc[1]
=maxRGBc[1]/maxRGB[1]×minRGB[1]
=234/255×225=206.4705882
b)画素2の場合
R信号が最大であるため、R信号に対しては、階調補正LUTで信号値変換を行う。
=fc(R[2])=fc(255)=234
一方、G信号に対しては、G信号が最小値であるため(14)式で信号値変換を行い、B信号に対しては、B信号が中間値であるため (13)式で信号値変換を行う。
=maxRGBc[2]/maxRGB[2]×minRGB[2]
=234/255×225=206.4705882
Bc[2]=midRGBc[2]
=maxRGBc[2]/maxRGB[2]×midRGB[2]
=234/255×240=220.2352941
8)γ補正後のRGB信号の最大・最小値算出
(maxRGBcg[i],minRGBcg[i])
a)画素1の場合
maxRGBcg[1]=(maxRGBc[1]/MAX)γ×MAX
=(234/255)2×255=215
minRGBcg[1]=(minRGBc[1]/MAX)γ×MAX
=(206.4705882/255)2×255=167
b)画素2の場合
maxRGBcg[2]=(maxRGBc[2]/MAX)γ×MAX
=(234/255)2×255=215
minRGBcg[2]=(minRGBc[2]/MAX)γ×MAX
=(206.4705882/255)2×255=167
9)彩度低減後輝度低減率算出 (α)
a)画素1の場合
max(maxRGBcg[1]/(1+WR),
maxRGBcg[1]−minRGBcg[1])
=max(215/(1+1.25),215−167)
=max(95.556,48)=95.556
これより、注目画素は(18)式を満たさないため、α=1とする。
b)画素2の場合
max(maxRGBcg[2]/(1+WR),
maxRGBcg[2]−minRGBcg[2])
=max(215/(1+1.25),215−167)
=max(95.556,48)=95.556
これより、注目画素は(18)式を満たさないため、α=1とする。
10)彩度・輝度低減後入力RGB信号算出 (Rcs[i],Gcs[i],Bcs[i])
a)画素1の場合
Rcs[1]=max(α,0)×Rc[1]+(1−|α|)×Yc[1]
=α×Rc[1]+(1−α)×Yc[1]
=1×Rc[1]+(1−1)×Yc[1]=Rc[1]=234
Gcs[1]=max(α,0)×Gc[1]+(1−|α|)×Yc[1]
=α×Rc[1]+(1−α)×Yc[1]
=1×Gc[1]+(1−1)×Yc[1]=Gc[1]=220.2352941
Bcs[1]=max(α,0)×Bc[1]+(1−|α|)×Yc[1]
=α×Rc[1]+(1−α)×Yc[1]
=1×Bc[1]+(1−1)×Yc[1]=Bc[1]=206.4705882
b)画素2の場合
Rcs[2]=max(α,0)×Rc[2]+(1−|α|)×Yc[2]
=α×Rc[2]+(1−α)×Yc[2]
=1×Rc[2]+(1−1)×Yc[2]=Rc[2]=234
Gcs[2]=max(α,0)×Gc[2]+(1−|α|)×Yc[2]
=α×Rc[2]+(1−α)×Yc[2]
=1×Gc[2]+(1−1)×Yc[2]=Gc[2]=206.4705882
Bcs[2]=max(α,0)×Bc[2]+(1−|α|)×Yc[2]
=α×Rc[2]+(1−α)×Yc[2]
=1×Bc[2]+(1−1)×Yc[2]=Bc[2]=220.2352941
11)γ補正 (Rcsg[i], Gcsg[i], Bcsg[i])
a)画素1の場合
Rcsg[1]=(Rcs[1]/MAX)γ×MAX
=(234/255)2×255=215
Gcsg[1]=(Gcs[1]/MAX)γ×MAX
=(220.2352941/255)2×255=190
Bcsg[1]=(Bcs[1]/MAX)γ×MAX
=(206.4705882/255)2×255=167
b)画素2の場合
Rcsg[2]=(Rcs[2]/MAX)γ×MAX
=(234/255)2×255=215
Gcsg[2]=(Gcs[2]/MAX)γ×MAX
=(206.4705882/255)2×255=167
Bcsg[2]=(Bcs[2]/MAX)γ×MAX
=(220.2352941/255)2×255=190
12)W透過量算出 (Wtcsg[i])
a)画素1の場合
Wtcsg[1]
=min(maxRGBcsg[1]/(1+1/WR),minRGBcsg[1])
=min(215/(1+1/1.25),167)=min(119,167)=119
b)画素2の場合
Wtcsg[2]
=min(maxRGBcsg[2]/(1+1/WR),minRGBcsg[2])
=min(215/(1+1/1.25),167)=min(119,167)=119
13)RGB透過量算出 (Rtcsg[i], Gtcsg[i], Btcsg[i])
a)画素1の場合
Rtcsg[1]=Rcsg[1]−Wtcsg[1]=215−119=96
Gtcsg[1]=Gcsg[1]−Wtcsg[1]=190−119=71
Btcsg[1]=Bcsg[1]−Wtcsg[1]=167−119=48
b)画素2の場合
Rtcsg[2]=Rcsg[2]−Wtcsg[2]=215−119=96
Gtcsg[2]=Gcsg[2]−Wtcsg[2]=167−119=48
Btcsg[2]=Bcsg[2]−Wtcsg[2]=190−119=71
14)バックライト値算出 (Wbcsg)
Wbcsg=max(Rtcsg[1],Gtcsg[1],Btcsg[1],
Wtcsg[1]/WR,
Rtcsg[2],Gtcsg[2],Btcsg[2],Wtcsg[2]/WR)
=max(96,71,48,119/1.25,
96,48,71,119/1.25)
=max(96,71,48,95,96,48,71,95)=96
従って、このときのバックライト値も96になる。
1)画素1の場合
H[1]=30
2)画素2の場合
H[2]=330
一方、入力RGB信号の彩度S[1],S[2]は、以下のように算出される。
1)画素1の場合
S[1]=1−minRGB[1]/maxRGB[1]
=1−225/255=1−0.882352941=0.117647059
2)画素2の場合
S[2]=1−minRGB[2]/maxRGB[2]
=1−225/255=1−0.882352941=0.117647059
次に、実施の形態3の算出例における階調補正後RGB信号の色相Hc[1],Hc[2]は、以下のとおりである。
Hc[1]=31.30434783
b)画素2の場合
Hc[2]=328.69565214
一方、実施の形態3の算出例における階調補正後RGB信号の彩度Sc[1],Sc[2]は、以下のように算出される。
Sc[1]=1−minRGBc[1]/maxRGBc[1]
=1−211/234=1−0.901709401=0.098290599
b)画素2の場合
Sc[2]=1−minRGBc[2]/maxRGBc[2]
=1−211/234=1−0.901709401=0.098290599
次に、実施の形態6の算出例における階調補正後RGB信号の色相Hc[1],Hc[2]は、以下のように算出される。
Cbc=(maxRGBc[1]−Bc[1])
/(maxRGBc[1]−minRGBc[1])
=(234−206.4705882)/(234−206.4705882)
=27.5294118/27.5294118=1
Cgc=(maxRGBc[1]−Gc[1])
/(maxRGBc[1]−minRGBc[1])
=(234−220.2352941)/(234−206.4705882)
=13.7647059/27.5294118=0.5
Hc[1]=(Cbc−Cgc)×60=(1−0.5)×60=30
b)画素2の場合
Cbc=(maxRGBc[2]−Bc[2])
/(maxRGBc[2]−minRGBc[2])
=(234−220.2352941)/(234−206.4705882)
=13.7647059/27.5294118=0.5
Cgc=(maxRGBc[2]−Gc[2])
/(maxRGBc[2]−minRGBc[2])
=(234−206.4705882)/(234−206.4705882)
=27.5294118/27.5294118=1
Hc[2]=(Cb−Cg)×60=(0.5−1)×60=−30
ここで、上記の結果よりHc[2]<0であるため、正の値で表現すると、
Hc[2]=Hc[2]+360=−30+360=330
一方、実施の形態6の算出例における階調補正後RGB信号の彩度Sc[1],Sc[2]は、以下のように算出される。
Sc[1]=1−minRGBc[1]/maxRGBc[1]
=1−206.4705882/234
=1−0.882352941=0.117647059
b)画素2の場合
Sc[2]=1−minRGBc[2]/maxRGBc[2]
=1−206.4705882/234
=1−0.882352941=0.117647059
よって、実施の形態3では、階調補正後に色相、彩度共に変化するが、実施の形態6では、階調補正後に色相、彩度共に変化しない。
(実施の形態8)
本液晶表示装置において、白色バックライトは、基本的には複数の画素に対して1つ設けられる。このため、例えば図1に示す液晶表示装置は、RGBW液晶パネル15の表示画面全体に対して一つの白色バックライト17を対応させた構成を例示している。しかしながら、本発明はこれに限定されるものではなく、RGBW液晶パネル15の表示画面を複数の領域に分割し、各領域毎にバックライト輝度調整が可能となるように、複数のバックライトを備えた構成としても良い。
11 彩度・輝度低減部
12 γ補正部
13、13a、13b 出力信号生成部
14、14a、14b 液晶パネル制御部
15 RGBW液晶パネル
16、16a、16b バックライト制御部
17、17a、17b 白色バックライト
21 バックライト上限値算出部
22 階調補正関数導出部
23 階調補正LUT作成部
24 第1信号値変換部
31 階調補正後信号上限値算出部
32 階調再現上限値算出部
33 階調補正関数係数算出部
42 γ補正後RGB信号最大・最小値算出部
43 彩度・輝度低減後RGB信号算出部
51 彩度低減後輝度低減率算出部
52 彩度低減後輝度低減信号値変換部
61 W透過量算出部
62 RGB透過量算出部
63 バックライト値算出部
64 透過率算出部
74 第2信号値変換部
84 第3信号値変換部
91 入力信号分割部
101 パソコン本体
102 CPU
103 メモリ
104 入出力インタフェース
105 入出力装置
106 記憶媒体
Claims (21)
- 1画素が、赤(R)、緑(G)、青(B)、および白(W)の4サブピクセルに分割されている液晶パネルと、
発光輝度を制御可能な白色アクティブバックライトと、
入力画像である入力RGB信号に含まれる画素データに対して、入力RGB信号の信号値を低減させる階調補正処理を施すことで、入力RGB信号を階調補正後RGB信号に変換する階調補正部と、
上記階調補正後RGB信号の彩度および輝度の両方、あるいは何れか一方を低減させる彩度・輝度低減処理を施すことで、階調補正後RGB信号を彩度・輝度低減後RGB信号に変換する彩度・輝度低減部と、
上記彩度・輝度低減後RGB信号に対してγ補正を行い、γ補正後RGB信号に変換するγ補正部と、
上記γ補正後RGB信号から、上記液晶パネルの各画素におけるR,G,B,Wの各サブピクセルの透過率信号を生成するとともに、上記白色アクティブバックライトにおけるバックライト値を算出する出力信号生成部とを備えていることを特徴とする透過型液晶表示装置。 - 上記階調補正部は、
入力RGB信号を入力とし、階調補正後RGB信号を出力とする階調補正関数を利用することにより、上記入力RGB信号に階調補正処理を施し、
上記階調補正関数は、単調増加あるいは単調非減少の関数であることを特徴とする請求項1に記載の透過型液晶表示装置。 - 上記階調補正部は、入力RGB信号の信号値に応じて、階調補正処理を施さない階調再現区間と、階調補正処理を施す階調補正区間とを指定することができ、
上記階調補正区間における信号値は、上記階調再現区間における信号値よりも大きいことを特徴とする請求項1または2に記載の透過型液晶表示装置。 - 上記階調補正部は、上記アクティブバックライトにおけるバックライト値の低減度合を示すバックライト値低減率を指定することにより、入力RGB信号の階調補正の度合いを決定することを特徴とする請求項1から3の何れかに記載の透過型液晶表示装置。
- 上記階調補正部は、
RGBWサブピクセルにおいて、各RGBWサブピクセルそれぞれの透過率を同じ値にした時のRGBサブピクセルから出力される輝度に対し、Wサブピクセルから出力される輝度が何倍明るいかを示す値を白色輝度比WRとし、この白色輝度比WRを考慮した階調補正処理を行うことを特徴とする請求項1から4の何れかに記載の透過型液晶表示装置。 - 上記階調補正部は、入力RGB信号の大小関係を保持したまま、階調補正後RGB信号を算出することを特徴とする請求項1から5の何れかに記載の透過型液晶表示装置。
- 上記階調補正部は、
上記階調補正関数を用いて作成された、入力が入力RGB信号であり、出力が階調補正後RGB信号である階調補正ルックアップテーブルを備え、
上記階調補正ルックアップテーブルを参照して、入力RGB信号の信号値に対応する階調補正後RGB信号の信号値を出力することを特徴とする請求項2から6の何れかに記載の透過型液晶表示装置。 - 上記階調補正関数は、入力RGB信号に対して色相を保持したまま、階調補正後RGB信号を算出することを特徴とする請求項2から6の何れかに記載の透過型液晶表示装置。
- 上記階調補正関数は、入力RGB信号に対して色相および彩度を保持したまま、階調補正後RGB信号を算出することを特徴とする請求項2から6の何れかに記載の透過型液晶表示装置。
- 上記階調補正関数は、以下の(1)〜(3)式で示されることを特徴とする請求項2から7の何れかに記載の透過型液晶表示装置。
1)0≦MAXtrの場合
a)0≦x≦MAXtrの場合
fc(x)=x …(1)
b)MAXtr<x≦MAXの場合
fc(x)=a×x2+b×x+c …(2)
2)1)以外(MAXtr<0)の場合
fc(x)=max(a×x2+b×x+c,0) …(3)
ただし、
a=−(MAX−MAXtc)/(MAX−MAXtr)2 …(4)
b=1+(2×MAXtr×(MAX−MAXtc))
/(MAX−MAXtr)2 …(5)
c=−(MAXtr2×(MAX−MAXtc))
/(MAX−MAXtr)2 …(6)
MAXtr=MAXtrmax−dltMAXtr …(7)
MAXtrmax=2×MAXtc−MAX …(8)
MAXtc
=fg(min(MAXw×(1+WR),MAX),1/γ) …(9)
MAXw=MAX×BlRatio …(10)
ただし、
fc(x):階調補正関数(xは入力信号値、0≦x≦MAX)
a、b、c:階調補正関数の係数
MAX: 入力RGB信号の上限値 (0≦R[i],G[i],B[i]≦MAX)
MAXtr:階調再現上限値(=階調再現区間の信号上限値)
MAXtrmax:階調再現上限値の最大値
dltMAXtr:階調再現上限値算出用差分(0≦dltMAXtr)
MAXtc:階調補正後信号上限値
MAXw:バックライト上限値 (0≦MAXw≦MAX)
WR:白色輝度比(各RGBWサブピクセルそれぞれの透過率を同じ値にした時のRGBサブピクセルから出力される輝度に対し、Wサブピクセルから出力される輝度が何倍明るいかを示す値、0<WR)
γ:γ係数(0<γ)
fg(x,g):γ補正関数
BlRatio: バックライト値設定率 (=1−BlLowRatio)
BlLowRatio: バックライト値低減率 (0≦BlLowRatio≦1)
max(A,B,…):A,B,…の最大値
min(A,B,…):A,B,…の最小値 - 上記階調補正関数は、
入力RGB信号のうち、最大値及び最小値に対しては以下の(1)〜(3)式が使用され、
入力RGB信号のうち、中間値に対しては以下の(11)、又は(12)式が使用されることを特徴とする請求項2から6、8の何れかに記載の透過型液晶表示装置。
(A)入力RGB信号のうち、最大値及び最小値に対して
1)0≦MAXtrの場合
a)0≦x≦MAXtrの場合
fc(x)=x …(1)
b)MAXtr<x≦MAXの場合
fc(x)=a×x2+b×x+c …(2)
2)1)以外(MAXtr<0)の場合
fc(x)=max(a×x2+b×x+c,0) …(3)
ただし、
a=−(MAX−MAXtc)/(MAX−MAXtr)2 …(4)
b=1+(2×MAXtr×(MAX−MAXtc))
/(MAX−MAXtr)2 …(5)
c=−(MAXtr2×(MAX−MAXtc))
/(MAX−MAXtr)2 …(6)
MAXtr=MAXtrmax−dltMAXtr …(7)
MAXtrmax=2×MAXtc−MAX …(8)
MAXtc
=fg(min(MAXw×(1+WR),MAX),1/γ) …(9)
MAXw=MAX×BlRatio …(10)
ただし、
fc(x):階調補正関数(xは入力信号値、0≦x≦MAX)
a、b、c:階調補正関数の係数
MAX: 入力RGB信号の上限値 (0≦R[i],G[i],B[i]≦MAX)
MAXtr:階調再現上限値(=階調再現区間の信号上限値)
MAXtrmax:階調再現上限値の最大値
dltMAXtr:階調再現上限値算出用差分(0≦dltMAXtr)
MAXtc:階調補正後信号上限値
MAXw:バックライト上限値 (0≦MAXw≦MAX)
WR:白色輝度比(各RGBWサブピクセルそれぞれの透過率を同じ値にした時のRGBサブピクセルから出力される輝度に対し、Wサブピクセルから出力される輝度が何倍明るいかを示す値、0<WR)
γ:γ係数(0<γ)
fg(x,g):γ補正関数
BlRatio: バックライト値設定率 (=1−BlLowRatio)
BlLowRatio: バックライト値低減率 (0≦BlLowRatio≦1)
max(A,B,…):A,B,…の最大値
min(A,B,…):A,B,…の最小値
(B)入力RGB信号のうち中間値に対して
1)0<maxRGB[i]−minRGB[i]の場合
midRGBc[i]={(midRGB[i]−minRGB[i])
×(maxRGBc[i]−minRGBc[i])
/(maxRGB[i]−minRGB[i])}+minRGBc[i] …(11)
2)1)以外(0=maxRGB[i]−minRGB[i])の場合
midRGBc[i]=minRGBc[i] …(12)
ただし、
maxRGB[i]:入力RGB信号の最大値(=max(R[i],G[i],B[i]))
midRGB[i]:入力RGB信号の中間値(=mid(R[i],G[i],B[i]))
minRGB[i]:入力RGB信号の最小値(=min(R[i],G[i],B[i]))
maxRGBc[i]
:maxRGB[i]の階調補正後の値(=階調補正後RGB信号の最大値)
midRGBc[i]
:midRGB[i]の階調補正後の値(=階調補正後RGB信号の中間値)
minRGBc[i]
:minRGB[i]の階調補正後の値(=階調補正後RGB信号の最小値)
mid(A,B,...):A,B,...の中間値 - 上記階調補正部は、
上記階調補正関数を用いて作成された、入力が入力RGB信号であり、出力が階調補正後RGB信号である階調補正ルックアップテーブルを備え、
入力RGB信号のうち、最大値及び最小値となる入力RGB信号については、上記階調補正ルックアップテーブルを参照して、入力RGB信号の信号値に対応する階調補正後RGB信号の信号値を出力し、
入力RGB信号のうち、中間値となる入力RGB信号については、上記(11)式,又は上記(12)式を用いて階調補正後RGB信号を出力することを特徴とする請求項11に記載の透過型液晶表示装置。 - 上記階調補正関数は、
入力RGB信号のうち、最大値に対しては以下の(1)〜(3)式が使用され、
入力RGB信号のうち、中間値及び最小値に対しては以下の(13)及び(14)式、又は(15)式が使用されることを特徴とする請求項2から6、9の何れかに記載の透過型液晶表示装置。
(A)入力RGB信号のうち、最大値に対して
1)0≦MAXtrの場合
a)0≦x≦MAXtrの場合
fc(x)=x …(1)
b)MAXtr<x≦MAXの場合
fc(x)=a×x2+b×x+c …(2)
2)1)以外(MAXtr<0)の場合
fc(x)=max(a×x2+b×x+c,0) …(3)
ただし、
a=−(MAX−MAXtc)/(MAX−MAXtr)2 …(4)
b=1+(2×MAXtr×(MAX−MAXtc))
/(MAX−MAXtr)2 …(5)
c=−(MAXtr2×(MAX−MAXtc))
/(MAX−MAXtr)2 …(6)
MAXtr=MAXtrmax−dltMAXtr …(7)
MAXtrmax=2×MAXtc−MAX …(8)
MAXtc
=fg(min(MAXw×(1+WR),MAX),1/γ) …(9)
MAXw=MAX×BlRatio …(10)
ただし、
fc(x):階調補正関数(xは入力信号値、0≦x≦MAX)
a、b、c:階調補正関数の係数
MAX: 入力RGB信号の上限値 (0≦R[i],G[i],B[i]≦MAX)
MAXtr:階調再現上限値(=階調再現区間の信号上限値)
MAXtrmax:階調再現上限値の最大値
dltMAXtr:階調再現上限値算出用差分(0≦dltMAXtr)
MAXtc:階調補正後信号上限値
MAXw:バックライト上限値 (0≦MAXw≦MAX)
WR:白色輝度比(各RGBWサブピクセルそれぞれの透過率を同じ値にした時のRGBサブピクセルから出力される輝度に対し、Wサブピクセルから出力される輝度が何倍明るいかを示す値、0<WR)
γ:γ係数(0<γ)
fg(x,g):γ補正関数
BlRatio: バックライト値設定率 (=1−BlLowRatio)
BlLowRatio: バックライト値低減率 (0≦BlLowRatio≦1)
max(A,B,…):A,B,…の最大値
min(A,B,…):A,B,…の最小値
(B)入力RGB信号のうち、中間値及び最小値に対して
1)0<maxRGB[i]の場合
midRGBc[i]
=maxRGBc[i]/maxRGB[i]×midRGB[i] …(13)
minRGBc[i]
=maxRGBc[i]/maxRGB[i]×minRGB[i] …(14)
2)1)以外(0=maxRGB[i])の場合
midRGBc[i]=minRGBc[i]=0 …(15)
ただし、
maxRGB[i]:入力RGB信号の最大値(=max(R[i],G[i],B[i]))
midRGB[i]:入力RGB信号の中間値(=mid(R[i],G[i],B[i]))
minRGB[i]:入力RGB信号の最小値(=min(R[i],G[i],B[i]))
maxRGBc[i]
:maxRGB[i]の階調補正後の値(=階調補正後RGB信号の最大値)
midRGBc[i]
:midRGB[i]の階調補正後の値(=階調補正後RGB信号の中間値)
minRGBc[i]
:minRGB[i]の階調補正後の値(=階調補正後RGB信号の最小値)
mid(A,B,...):A,B,...の中間値 - 上記階調補正部は、
上記階調補正関数を用いて作成された、入力が入力RGB信号であり、出力が階調補正後RGB信号である階調補正ルックアップテーブルを備え、
入力RGB信号のうち、最大値となる入力RGB信号については、上記階調補正ルックアップテーブルを参照して、入力RGB信号の信号値に対応する階調補正後RGB信号の信号値を出力し、
入力RGB信号のうち、中間値及び最小値となる入力RGB信号については、上記(13)及び(14)式、又は(15)式を用いて階調補正後RGB信号を出力することを特徴とする請求項13に記載の透過型液晶表示装置。 - 上記彩度・輝度低減部は、上記アクティブバックライトにおけるバックライト値の低減度合を示すバックライト値低減率を指定することで、上記出力信号生成部において上記バックライト値低減率に応じたバックライト値以下になることが保証されるように、上記彩度・輝度低減後RGB信号を生成することを特徴とする請求項1から14の何れかに記載の透過型液晶表示装置。
- 上記彩度・輝度低減部および上記出力信号生成部は、
RGBWサブピクセルにおいて、各RGBWサブピクセルそれぞれの透過率を同じ値にした時のRGBサブピクセルから出力される輝度に対し、Wサブピクセルから出力される輝度が何倍明るいかを示す値を白色輝度比WRとし、この白色輝度比WRを考慮した階調補正処理および出力信号生成処理を行うことを特徴とする請求項1から15の何れかに記載の透過型液晶表示装置。 - 上記彩度・輝度低減部は、
上記彩度・輝度低減処理を以下の(A)〜(D)の手順によって行い、階調補正後RGB信号 (Rc[i],Gc[i],Bc[i])を彩度・輝度低減後RGB信号(Rcs[i],Gcs[i],Bcs[i])に変換することを特徴とする請求項1から16の何れかに記載の透過型液晶表示装置。
(A) バックライト上限値MAXwを、(10)式を用いて算出する。
MAXw=MAX×BlRatio …(10)
ただし、
MAX:彩度・輝度低減処理を行わない場合のバックライト値の上限値
(≧入力RGB信号の全てのRGB値の最大値)
BlRatio: バックライト値設定率 (=1−BlLowRatio)
BlLowRatio: バックライト値低減率 (0≦BlLowRatio≦1)
以下の(B)、(C)の処理を、入力画像内の画素数だけ繰り返す。
(B) 階調補正後RGB信号に対するγ補正後のRGB信号の最大・最小値(maxRGBcg[i], minRGBcg[i])を、以下の(16)、(17)式を用いて算出する。
maxRGBcg[i]=max(Rcg[i],Gcg[i],Bcg[i])
=fg(maxRGBc[i],γ) …(16)
minRGBcg[i]=min(Rcg[i],Gcg[i],Bcg[i])
=fg(minRGBc[i],γ) …(17)
ただし、
Rcg[i],Gcg[i],Bcg[i]
:階調補正後RGB信号に対するγ補正後のRGB信号
maxRGBc[i]:階調補正後RGB信号の最大値
(=max(Rc[i],Gc[i],Bc[i]))
minRGBc[i]:階調補正後RGB信号の最小値
(=min(Rc[i],Gc[i],Bc[i]))
max(A,B,…):A,B,…の最大値
min(A,B,…):A,B,…の最小値
γ:γ係数(>0)
fg(x,g):γ補正関数
(C) 彩度・輝度低減後RGB信号(Rcs[i], Gcs[i], Bcs[i])を算出する。
(1) 以下の(18)式を満たす場合、以下の(19)式を満たす彩度・輝度低減後RGB信号(Rcs[i], Gcs[i], Bcs[i])を算出する。
MAXw<max(maxRGBcg[i]/(1+WR),
maxRGBcg[i]−minRGBcg[i]) …(18)
max(maxRGBcsg[i]/(1+WR),
maxRGBcsg[i]−minRGBcsg[i])−MAXw=0 …(19)
ただし、
maxRGBcsg[i]
=max(Rcsg[i],Gcsg[i],Bcsg[i])
=fg(max(Rcs[i],Gcs[i],Bcs[i]),γ)
=fg(fs(max(Rc[i],Gc[i],Bc[i]),γ)
=fg(fs(maxRGBc[i],γ) …(20)
minRGBcsg
=min(Rcsg[i],Gcsg[i],Bcsg[i])
=fg(min(Rcs[i],Gcs[i],Bcs[i]),γ)
=fg(fs(min(Rc[i],Gc[i],Bc[i]),γ)
=fg(fs(minRGBc[i],γ) …(21)
ただし、
fs(x):彩度・輝度低減関数(xは入力信号値、0≦x≦MAX)
(2) (1)以外の場合
階調補正後RGB信号の値を、彩度・輝度低減後RGB信号の値として出力する。 - 上記出力信号生成部は、
以下の(A)の手順を入力画像内の画素数だけ繰り返すことにより、各Wサブピクセルの透過量(Wtcsg[i])を算出するW透過量算出部と、
以下の(B)の手順を入力画像内の画素数だけ繰り返すことにより、各RGBサブピクセルの透過量(Rtcsg[i],Gtcsg[i],Btcsg[i])を算出するRGB透過量算出部と、
以下の(C)の手順により、バックライト値(Wbcsg)を算出するバックライト値算出部と、
以下の(D)の手順を入力画像内の画素数だけ繰り返すにより、各RGBWサブピクセルの透過率(rcsg[i],gcsg[i],bcsg[i],wcsg[i])を算出する透過率算出部とを備えていることを特徴とする請求項1から17の何れかに記載の透過型液晶表示装置。
まず、下記(A)、(B)の処理を、入力画像内の画素数だけ繰り返す。
(A) W透過量(Wtcsg[i])を、(22)式により算出する。
Wtcsg[i]=min(maxRGBcsg[i]/(1+1/WR)
,minRGBcsg[i]) …(22)
ただし、
maxRGBcsg=max(Rcsg[i],Gcsg[i],Bcsg[i])
minRGBcsg=min(Rcsg[i],Gcsg[i],Bcsg[i])
Rcsg[i],Gcsg[i],Bcsg[i]:γ補正後RGB信号
WR:白色輝度比(各RGBWサブピクセルそれぞれの透過率を同じ値にした時のRGBサブピクセルから出力される輝度に対し、Wサブピクセルから出力される輝度が何倍明るいかを示す値)
(B) RGB透過量(Rtcsg[i],Gtcsg[i],Btcsg[i])を、(23)〜(25)式により算出する。
Rtcsg[i]=Rcsg[i]−Wtcsg[i] …(23)
Gtcsg[i]=Gcsg[i]−Wtcsg[i] …(24)
Btcsg[i]=Bcsg[i]−Wtcsg[i] …(25)
(C) バックライト値Wbcsgを、(26)式により算出する。
Wbcsg
=max(Rtcsg[1],Gtcsg[1],Btcsg[1],
Wtcsg[1]/WR,...
Rtcsg[Np],Gtcsg[Np],Btcsg[Np],
Wtcsg[Np]/WR) …(26)
そして、下記(D)の処理を、入力画像内の画素数だけ繰り返す。
(D) RGBW透過率(rcsg[i],gcsg[i],bcsg[i],wcsg[i])を、(27)〜(31)式により算出する。
rcsg[i]=Rtcsg[i]/Wbcsg …(27)
gcsg[i]=Gtcsg[i]/Wbcsg …(28)
bcsg[i]=Btcsg[i]/Wbcsg …(29)
wcsg[i]=(Wtcsg[i]/Wbcsg)/WR …(30)
ただし、Wbcsg=0のとき、
rcsg[i]=gcsg[i]=bcsg[i]=wcsg[i]=0 …(31)
とする。 - 上記液晶パネルに対して複数のアクティブバックライトを備え、
各アクティブバックライトに対応する領域毎に、液晶パネルの透過率制御およびバックライトのバックライト値制御を行うことを特徴とする請求項1から18の何れかに記載の透過型液晶表示装置。 - 入力画像である入力RGB信号に含まれる画素データに対して、入力RGB信号の信号値を低減させて、入力RGB信号を階調補正後RGB信号に変換させる階調補正処理と、
上記階調補正後RGB信号の彩度および輝度の両方、あるいは何れか一方を低減させて、階調補正後RGB信号を彩度・輝度低減後RGB信号に変換させる彩度・輝度低減処理と、
上記彩度・輝度低減後RGB信号に対してγ補正を行い、γ補正後RGB信号に変換するγ補正処理と、
上記γ補正後RGB信号から、1画素が、赤(R)、緑(G)、青(B)、および白(W)の4サブピクセルに分割されている液晶パネルの各画素におけるR,G,B,Wの各サブピクセルの透過率信号を生成するとともに、発光輝度を制御可能な白色アクティブバックライトにおけるバックライト値を算出する出力信号生成処理と、をコンピュータに実行させるための制御プログラム。 - 請求項20に記載の制御プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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JP2008212862A JP5128418B2 (ja) | 2008-08-21 | 2008-08-21 | 透過型液晶表示装置、制御プログラム、及びコンピュータ読み取り可能な記録媒体 |
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