JP2010048903A - 照明光学系及び画像投射装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】複数の発光部を含む光源を有し、各発光部の発光強度分布や複数の発光部間での発光強度のばらつきの影響を低減して被照明面を均一に照明する。
【解決手段】照明光学系1は、特定方向に配列された複数の発光部11a,11b,11cを含む光源11と、該特定方向に配列された複数のレンズセルを含むインテグレータ21とを有し、該複数の発光部から射出されてインテグレータを介した光束により被照明面31を照明する。複数の発光部からの複数の光束は、それぞれ特定方向に拡がる発散光束として、互いに該特定方向においてずれを有してインテグレータの入射面に入射する。複数の発光部のうち互いに隣り合う2つの発光部からの2つの光束が、インテグレータの入射面において1つのレンズセルよりも大きな領域Lmで互いに重なり合う。
【選択図】図1

Description

本発明は、複数の発光部を含む光源を有する照明光学系及びこれを備えた画像投射装置に関する。
プロジェクタ等の画像投射装置は、光源からの照明光を、液晶パネルやマイクロミラーアレイデバイス等の空間光変調素子で変調し、該変調光をスクリーン等の被投射面に投射することで画像を表示する。
画像投射装置に用いられる光源としては、一般に、超高圧水銀ランプ、メタルハライドランプ、キセノンランプ等の高輝度放電ランプが使用される。ただし、高輝度放電ランプを使用する場合には、放熱のための冷却系が必要となるために装置が大型化したり、ランプの寿命が短いために一定点灯時間ごとにランプの交換が必要であったりする。このため、光源として、大がかりな冷却系が不要であり、ランプに比べて寿命が長い半導体発光素子の利用が求められている。
ただし、現状において半導体発光素子を光源として使用する場合には、十分な光量を得るために複数の半導体発光素子をアレイ化する必要がある。
一方、光源からの光によって空間光変調素子(すなわち、被照明面)を均一に照明するために、複数のレンズセルを含むフライアイレンズや、ロッドレンズ等を用いた照明光学系が提案されている。
例えば、特許文献1には、光源からの光を、第1フライアイレンズにより複数の光束に分割し、これら複数の光束を第2フライアイレンズとコンデンサレンズによって空間光変調素子上にて重ね合わせることで、被照明面を均一に照明する。
このような照明光学系に、複数の発光部を有するアレイ光源を使用することもできる。例えば、特許文献2には、アレイ光源においてフライアイレンズのレンズセルごとに発光部を設け、各発光部から各レンズセルへの光束入射位置を変化させることにより、被照明面を均一に照明する照明光学系が開示されている。
特許文献3には、アレイ光源の発光部の配列方向において各発光部からの発散光束をレンズアレイにより平行化し、フライアイレンズの各レンズセルに複数の発光部からの光束を入射させることで、被照明面を均一に照明する照明光学系が開示されている。
さらに、特許文献4には、アレイ光源の各発光部からの発散光束を平行化レンズにより平行化し、該平行光束を複数のレンズセルにより分割することで被照明面を均一に照明する照明光学系が開示されている。
特開平3−111806号公報 特許第3987350号公報 特開2002−184206号公報 特開2004−220016号公報
特許文献2〜4にて開示された照明光学系のように、アレイ光源を用いることで、アレイ光源内の個々の発光部の光量が小さくてもアレイ光源全体としての光量を増大させることができる。また、アレイ光源の各発光部の発光強度分布が均一であり、発光強度が安定していれば、被照明面を均一に照明することができる。
しかしながら、半導体発光素子であるLEDや半導体レーザー(LD)の発光強度分布はガウス分布である。また、アレイ光源に用いられる個々の半導体発光素子には、製造誤差、構造欠陥、温度変動等の影響で発光強度にばらつきがある。このため、特許文献2〜4にて開示された照明光学系でも、実際に被照明面を均一に照明することは難しい。
例えば、特許文献2,3にて開示されているように、各発光部からの光束を分割せずに1つのレンズセルに入射させる場合には、ガウス分布を補正することができない。このため、複数の発光部からのガウス分布光束を被照明面上で互いにずらして重ねることで均一照明を図っているが、複数の発光部からの光束の接合部の照度を均一化するためには高精度の調整が必要となる。
また、複数の発光部からの複数の光束はそれぞれ、被照明面の異なる領域を照明するため、複数の発光部間で発光強度のばらつきがある場合には、被照明面上に局所的な照度むらが発生する。
また、画像投射装置に搭載される照明光学系には、小型化も重要である。特許文献4にて開示された照明光学系のように、アレイ光源の複数の発光部からの複数の光束を、複数のレンズセルによって分割することで、各発光部の発光強度分布や複数の発光部間での発光強度のばらつきの影響を低減することは可能である。しかし、特許文献4にて開示された照明光学系では、アレイ光源の各発光部に対応した平行化素子によって各発光部からの発散光を平行化してフライアイレンズに入射させるため、照明光学系が発光部の配列方向において大型化してしまう。
本発明は、複数の発光部を含む光源を有し、各発光部の発光強度分布や複数の発光部間での発光強度のばらつきの影響を低減して被照明面を均一に照明できるようにした小型の照明光学系を提供する。
本発明の一側面としての照明光学系は、特定方向に配列された複数の発光部を含む光源と、該特定方向に配列された複数のレンズセルを含むインテグレータとを有し、該複数の発光部から射出されてインテグレータを介した光束により被照明面を照明する照明光学系である。複数の発光部からの複数の光束は、それぞれ特定方向に拡がる発散光束として、互いに該特定方向においてずれを有してインテグレータの入射面に入射する。そして、複数の発光部のうち互いに隣り合う2つの発光部からの2つの光束が、インテグレータの入射面において1つのレンズセルよりも大きな領域で互いに重なり合うことを特徴とする。
なお、上記照明光学系と、光を変調する空間光変調素子と、インテグレータから射出した複数の光束を、被照明面に配置された空間光変調素子上にて重ね合わせる重畳光学系と、空間光変調素子からの光を被投射面に投射する投射光学系とを有する画像投射装置も本発明の他の一側面を構成する。
本発明によれば、各発光部からの光束をインテグレータの入射面に発散光束として入射させることで、各光束を複数のレンズセルによって分割することができ、各発光部の発光強度分布を分散させることができる。このため、各発光部の発光強度分布や複数の発光部の発光強度のばらつきの影響を低減して、被照明面を均一に照明することができる。さらに、本発明によれば、互いに隣り合う2つの発光部からの2つの光束の一部同士がインテグレータの入射面上で1つのレンズセルよりも大きな領域で重なり合うので、複数の発光部が配列された特定方向において光学系を小型化することができる。
以下、本発明の好ましい実施例について図面を参照しながら説明する。
図1及び図2は、本発明の実施例1である照明光学系1の構成を示している。図1は照明光学系1の上面視断面(第1断面)を示しており、図2は図1の断面に直交する側面視断面(第2断面)を示している。
これらの図において、11は楕円断面形状を有する光束をそれぞれ射出する複数(本実施例では3個)の半導体レーザ(以下、LDと記す)11a,11b,11cを発光部として含むアレイ光源である。3個のLD11a,11b,11cは、図1の上下方向(図2の紙面に垂直な方向)である特定方向に配列されている。以下の説明において、該特定方向をLD配列方向という。LD11a,11bは、LD配列方向(第1断面)において互いに隣り合う2つの発光部であり、LD11b,11cも、LD配列方向において互いに隣り合う2つの発光部である。また、各LDからの光束の楕円断面のうち短軸方向は、LD配列方向に一致する。
なお、アレイ光源11に設けられる複数のLDは同一色の光を射出するものであってもよいし、R,G,B等の互いに異なる色の光を射出するものであってもよい。このことはも後述する他の実施例でも同じである。
12はシリンダレンズであり、21はインテグレータである。インテグレータ21は、光源側から順に配置された第1フライアイレンズ(第1レンズアレイ)21aと第2フライアイレンズ(第2レンズアレイ)21bとにより構成されている。13はインテグレータ21からの複数の光束を被照明面31上にて重ね合わせるコンデンサレンズ(重畳光学系)13である。
まず、図1を用いて、照明光学系1におけるLD配列方向での光学作用について説明する。LD11a,11b,11cからはそれぞれ、発散光束が射出される。なお、図1においてはLD11a,11bから射出される光束L11a,L11bのみを示し、LD11cから射出される光束は図示を省略している。
発散光束としての光束L11a,L11bは、その光束径が拡大しながらシリンダレンズ12を透過して、第1フライアイレンズ21aの入射面に入射する。各発散光束を構成する光線のうち最も強度が高い方向に進む光線を主光線といい、該主光線は、第1フライアイレンズ21aの入射面に垂直に入射する。また、各発散光束は、互いにLD配列方向においてずれを有して第1フライアイレンズ21aの入射面に入射する。
第1フライアイレンズ21aに入射した各光束は第1フライアイレンズ21aを構成する、それぞれ矩形開口形状を有する複数のレンズセルによって複数の光束に分割される。これにより、各LDの発光強度分布の分散化が行われる。第1フライアイレンズ21aの複数のレンズセルは、LD配列方向とこれに直交する方向に配列されている。
ここで、第1フライアイレンズ21aの入射面に入射した発散光束としての光束L11a,L11bのそれぞれの一部は、図3に示す領域(以下、重畳領域という)LmにてLD配列方向において互いに重なり合う。図3には、第1フライアイレンズ21aの入射面上における光束L11a,L11bの上記第1及び第2断面に直交する断面を示している。重畳領域Lmは、第1フライアイレンズ21aの1つのレンズセルよりも大きな領域である。言い換えれば、重畳領域LmのLD配列方向(及びこれに直交する方向)での幅は、上記1つのレンズセルの同方向での幅よりも大きい。
なお、シリンダレンズ12を透過したLD11cからの発散光束の主光線も第1フライアイレンズ21aの入射面に垂直に入射する。また、LD11cからの発散光束の一部は、第1フライアイレンズ21aの入射面上にて発散光束としての光束L11bの一部と1つのレンズセルよりも大きな領域で重なり合う。
本実施例では、前述したように、各LDからの発散光束をその主光線が第1フライアイレンズ21aの入射面に垂直に入射するように、つまりは該発散光束を偏向することなく、第1フライアイレンズ21aの入射面に導く。これにより、簡易な構成でインテグレータ21に入射する発散光束の発散角を抑制することができ、この結果、照明光学系1の全長を短縮することが可能となる。
第1フライアイレンズ21aから射出した複数の光束は、第2フライアイレンズ21bに入射する。第2フライアイレンズ21bは、第1フライアイレンズ21aの複数のレンズセルのそれぞれと互いに対をなすように設けられ、矩形開口形状を有する複数の集光レンズセルを有する。第1フライアイレンズ21aの各レンズセルからの光束は、第2フライアイレンズ21bにおいて該第1フライアイレンズ21aのレンズセルに対応する(該レンズセルと対をなす)集光レンズセルに入射する。第2フライアイレンズ21bの複数のレンズセルも、LD配列方向とこれに直交する方向に配列されている。
第2フライアイレンズ21bから射出した複数の光束は、コンデンサレンズ13によって被照明面31にて互いに重ね合わせられる。これにより、被照明面31は、LD配列方向において均一な照度で照明される。
以下、各LDに対する照明光学系1の光学作用についてより詳細に説明する。前述したように、各LDから射出された光束は、第1フライアイレンズ21aの入射面に発散光束として導かれる。このため、図3に示すように、第1フライアイレンズ21aの入射面に到達した該発散光束のLD配列方向での径(短軸方向の幅)は、各LDからの射出時点よりも拡大されている。したがって、第1フライアイレンズ21aは、各LDからの光束を、該光束の幅が狭いLD配列方向においても複数のレンズセルによって複数の光束に分割される。
これにより、各LDの発光強度分布がガウス分布であっても、該発光強度分布を十分に分散させることができ、個々のLDからの1つの光束だけでも被照明面31を均一に照明することができる。このため、LD11a,11b,11c間に発光強度のばらつきがあっても、被照明面31における局所的な照度むらはほとんど生じない。
さらに、発散光束のLD配列方向での径が拡大されることで、図3に示すように、LD配列方向において互いに隣り合うLD11a,11bからの光束L11a,L11bに、第1フライアイレンズ21aの入射面上で重畳領域Lmを形成させることができる。なお、重畳領域Lmは、光束L11a,L11bのうち有効光束成分(例えば、最大強度からその1/eまでの強度を有する光束成分)によって形成される領域である。
また、前述したように、重畳領域Lmは、第1フライアイレンズ21aの1つのレンズセルよりも大きな領域である。このため、第1フライアイレンズ21aの少なくとも1つのレンズセルを、互いに隣り合うLD11a,11bからの光束L11a,L11bによって共用することができる。これにより、LD11a,11b,11cに対して必要となるLD配列方向でのレンズセル数を少なくすることができ、この結果、LD配列方向において照明光学系1を小型化することができる。
次に、図2を用いてLD配列方向と直交する方向(第2断面)における照明光学系1の光学作用について説明する。各LDからの発散光束は、シリンダレンズ12により平行光束に変換されて第1フライアイレンズ21aに入射する。光束径が拡大された平行光束として第1フライアイレンズ21aに入射した各光束は、第1フライアイレンズ21aの複数のレンズセルによって複数の光束に分割される。これにより、LD配列方向と同様に、各LDの発光強度分布の分散化が行われる。
さらに、第1フライアイレンズ21aから射出した複数の光束は、第2フライアイレンズ21bの複数の集光レンズセルとコンデンサレンズ13とによって、被照明面31にて互いに重ね合わされる。これにより、被照明面31は、LD配列方向に直交する方向においても均一な照度で照明される。
次に、本実施例における照明光学系1において、小型化と被照明面31への光到達効率の向上とを図るために満足した方が好ましい条件について説明する。なお、上述した照明光学系1の特徴が満足されていれば、以下の条件は必ずしも満足しなくてもよい。
アレイ光源11における3個のLD11a,11b,11cのLD配列方向での間隔をPとし、アレイ光源11から第1フライアイレンズ21a(インテグレータ21)の入射面までの距離をLとする。また、第1フライアイレンズ21a(インテグレータ21)の入射面に入射する発散光束の発散角をσとし、第1フライレンズ21aの複数のレンズセル間のLD配列方向での間隔(セル間隔)をPとする。さらに、第1及び第2フライアイレンズ21a,21bにおいて互いに対をなすレンズセル間の距離をLとする。このとき、
(1) (2Ltanσ−P)/P>1
(2) (P/2L)/tanσ>0.8
なる条件を満足するとよい。
ここで、発散角σとは、各LDの発光強度分布がガウス分布であるとき、発光強度が最大強度の1/eとなるいわゆる半値幅(一般的なレーザ発散角の表記における1/e幅)に対応する角度である。
また、間隔Pは、LD配列方向において互いに隣り合うLDの発光領域の中心間隔であり、セル間隔Pは、LD配列方向において互いに隣り合うレンズセルの中心間隔である。
条件(1)を満足すれば、インテグレータ21(第1フライアイレンズ21a)の入射面上において、LD配列方向において互いに隣り合う2つのLDからの2つの光束をインテグレータ21の1つのレンズセルよりも大きな領域で重ね合わせることができる。これにより、前述したように、上記2つの光束により少なくとも1つのレンズセルを共用することができ、LD配列方向において照明光学系1を小型化することができる。条件(1)を満足しない場合には、レンズセルを共用する領域が小さくなり、照明光学系1の十分な小型化が図れない可能性が生ずる。
また、条件(2)を満足すれば、第1及び第2フライアイレンズ21a,21bにおいて互いに対をなすレンズセルへの光束の取り込み効率を増加させることができる。つまり、アレイ光源11から被照明面31への光到達効率を向上させることができ、アレイ光源11からの射出光量に対してより明るく被照明面31を照明することができる。条件(2)を満足しない場合には、アレイ光源11から被照明面31への光到達効率が低下し、アレイ光源11からの射出光量を増加させないと被照明面31を明るく照明することができない可能性が生じる。
発明者は、P=4mm、L=52mm、σ=5度、P=3.6mm、L=10mmとして実験(シミュレーション)を行い、良好な結果を得た。この場合、
(2Ltanσ−P)/P=1.42 > 1
(P/2L)/tanσ=2.05 > 0.8
となり、上記条件(1),(2)のいずれをも満足した。
ただし、条件(1),(2)は必ずしもその両方を同時に満足する必要はなく、いずれか一方の条件を満足してもよい。
本実施例によれば、複数のLDを含むアレイ光源11を用いる場合において、被照明面31での均一照明に対する各LDの発光強度分布や複数のLD間での発光強度のばらつきの影響を低減させ、小型で光利用効率が高い照明光学系1を実現することができる。
図4及び図5は、本発明の実施例2である照明光学系2の構成を示している。図4は照明光学系2の上面視断面(第1断面)を示しており、図5は図4の断面に直交する側面視断面(第2断面)を示している。
これらの図において、実施例1(図1及び図2)に示した構成要素と共通する構成要素には、実施例1と同符号を付して説明に代える。
ただし、本実施例では、アレイ光源11に含まれるLD11a,11b,11cのそれぞれから、円形断面を有する平行光束が射出される。また、アレイ光源11とインテグレータ21との間には、各LDからの光束の発散角を制御する発散角制御素子14が配置されている。実施例1に示したシリンダレンズ12は用いられていない。
まず、図4を用いて、照明光学系2におけるLD配列方向での光学作用について説明する。前述したように、LD11a,11b,11cからはそれぞれ、平行光束が射出される。なお、図4においてはLD11a,11bから射出される光束L11a,L11bのみを示し、LD11cから射出される光束は図示を省略している。
平行光束としての光束L11a,L11bは、3つのLDに対応する3つのレンズを有する発散角制御素子14によって円形断面を有する発散光束に変換される。発散角制御素子14を配置することで、使用する光源の選択自由度と照明光学系2の設計自由度を向上させることができ、より小型でありながらも被照明面31を均一に照明できる照明光学系2を実現することができる。
発散光束に変換された光束L11a,L11bは、その光束径が拡大しながら第1フライアイレンズ21aの入射面に入射する。また、光束L11a,L11b及びLD11cからの光束は、互いにLD配列方向においてずれを有して第1フライアイレンズ21aの入射面に入射する。
発散光束L11a,L11bの主光線は、第1フライアイレンズ21aの入射面に垂直に入射する。LD11cから射出され、光束発散角制御素子14により発散光束に変換された光束の主光線も第1フライアイレンズ21aの入射面に垂直に入射する。これにより、実施例1と同様に、簡易な構成でインテグレータ21に入射する発散光束の発散角を抑制することができ、この結果、照明光学系1の全長を短縮することが可能となる。
光束径が拡大されて第1フライアイレンズ21aに入射した各発散光束は、第1フライアイレンズ21aを構成する、それぞれ矩形開口形状を有する複数のレンズセルによって複数の光束に分割される。これにより、各LDの発光強度分布の分散化が行われ、各LDの発光強度分布がガウス分布であっても、該LDの発光強度分布を十分に分散させることができる。つまり、個々のLDからの1つの光束だけでも被照明面31を均一に照明することができる。このため、LD11a,11b,11c間に発光強度のばらつきがあっても、被照明面31における局所的な照度むらはほとんど生じない。
第1フライアイレンズ21aの入射面に入射した発散光束としての光束L11a,L11bのそれぞれの一部は、図6に示す領域(以下、重畳領域という)LmにてLD配列方向において互いに重なり合う。図6には、第1フライアイレンズ21aの入射面上における光束L11a,L11bの上記第1及び第2断面に直交する断面を示している。重畳領域Lmは、第1フライアイレンズ21aの1つのレンズセルよりも大きな領域である。言い換えれば、重畳領域LmのLD配列方向(及びこれに直交する方向)での幅は、上記1つのレンズセルの同方向での幅よりも大きい。
また、LD11cから射出され、光束発散角制御素子14により発散光束に変換された発散光束の一部は、第1フライアイレンズ21aの入射面上にて発散光束としての光束L11bの一部と1つのレンズセルよりも大きな領域で重なり合う。
これにより、実施例1と同様に、LD配列方向での照明光学系2の小型化を実現できる。
第1フライアイレンズ21aの複数のレンズセルから射出した複数の光束は、第2フライアイレンズ21bにおいて第1フライアイレンズ21aの複数のレンズセルと対をなす複数の集光レンズセルに入射する。
第2フライアイレンズ21bから射出した複数の光束は、コンデンサレンズ13によって被照明面31にて互いに重ね合わせられる。これにより、被照明面31は、LD配列方向において均一な照度で照明される。
次に、図5を用いてLD配列方向と直交する方向(第2断面)における照明光学系2の光学作用について説明する。各LDからの平行光束は、発散角制御素子14により発散光束に変換されて第1フライアイレンズ21aに入射する。光束径が拡大されて第1フライアイレンズ21aに入射した各発散光束は、第1フライアイレンズ21aの複数のレンズセルによって複数の光束に分割される。これにより、LD配列方向と同様に、各LDの発光強度分布の分散化が行われる。
さらに、第1フライアイレンズ21aから射出した複数の光束は、第2フライアイレンズ21bの複数の集光レンズセルとコンデンサレンズ13とによって、被照明面31にて互いに重ね合わされる。これにより、被照明面31は、LD配列方向に直交する方向においても均一な照度で照明される。
本実施例でも、照明光学系2の小型化と被照明面31への光到達効率の向上とを図るために、実施例1で説明した条件(1),(2)のうち少なくとも一方を満足することが好ましい。
発明者は、P=4mm、L=52mm、σ=4.5度、P=3.6mm、L=10mmとして実験(シミュレーション)を行い、良好な結果を得た。この場合、
(2Ltanσ−P)/P=1.16 > 1
(P/2L)/tanσ=2.28 > 0.8
となり、上記条件(1),(2)のいずれをも満足した。
本実施例によれば、平行光束を射出する複数のLDを含むアレイ光源11を用いる場合において、被照明面31での均一照明に対する各LDの発光強度分布や複数のLD間での発光強度のばらつきの影響を低減させることができる。しかも、小型で光利用効率が高い照明光学系2を実現することができる。
図7及び図8は、本発明の実施例3である照明光学系3の構成を示している。図7は照明光学系3の上面視断面(第1断面)を示しており、図8は図7の断面に直交する側面視断面(第2断面)を示している。
これらの図において、実施例2に示した構成要素と共通する構成要素には、実施例2と同符号を付して説明に代える。
本実施例では、アレイ光源11に、LD11a,11b,11c,11d,11e,11fを含む9個(3×3個)のLDが2次元配列されている。各LDからは、楕円形状断面を有する発散光束が射出される。LD11a,11b,11cの配列方向を以下、第1LD配列方向といい、LD11d,11e,11fの配列方向を以下、第2LD配列方向という。また、各LDからの光束の楕円断面のうち短軸方向は、第1LD配列方向に一致する。
まず、図7を用いて、照明光学系3における第1LD配列方向での光学作用について説明する。前述したように、LD11a,11b,11c及びこれらと同じ方向に配列された他の6つのLDからはそれぞれ、発散光束が射出される。なお、図7においてはLD11a,11bから射出される光束L11a,L11bのみを示し、他のLDから射出される光束の図示を省略している。
発散光束としての光束L11a,L11bは、9個のLDのそれぞれに対応する9個のレンズを有する発散角制御素子14を透過し、その光束径が拡大しながら第1フライアイレンズ21aの入射面に入射する。また、光束L11a,L11bを含むすべてのLDからの光束は、互いに第1LD配列方向においてずれを有して第1フライアイレンズ21aの入射面に入射する。
光束L11a,L11bの主光線は、第1フライアイレンズ21aの入射面に垂直に入射する。また、LD11a,11b以外のLDから射出され、光束発散角制御素子14を透過した発散光束の主光線も第1フライアイレンズ21aの入射面に垂直に入射する。これにより、実施例1と同様に、簡易な構成でインテグレータ21に入射する発散光束の発散角を抑制することができ、この結果、照明光学系1の全長を短縮することが可能となる。
光束径が拡大されて第1フライアイレンズ21aに入射した各発散光束は、第1フライアイレンズ21aを構成する、それぞれ矩形開口形状を有する複数のレンズセルによって複数の光束に分割される。これにより、各LDの発光強度分布の分散化が行われ、各LDの発光強度分布がガウス分布であっても、該LDの発光強度分布を十分に分散させることができる。つまり、個々のLDからの1つの光束だけでも被照明面31を均一に照明することができる。このため、LD間に発光強度のばらつきがあっても、被照明面31における局所的な照度むらはほとんど生じない。
第1フライアイレンズ21aの入射面に入射した発散光束としての光束L11a,L11bのそれぞれの一部は、図9に示す領域(以下、重畳領域という)Lmにて第1LD配列方向において互いに重なり合う。図9には、第1フライアイレンズ21aの入射面上における光束L11a,L11bの上記第1及び第2断面に直交する断面を示している。重畳領域Lmは、第1フライアイレンズ21aの1つのレンズセルよりも大きな領域である。言い換えれば、重畳領域Lmの第1LD配列方向での幅は、上記1つのレンズセルの同方向での幅よりも大きい。
LD11a,11b以外のLDのうち第1LD配列方向で互いに隣り合う2つのLDから射出されて光束発散角制御素子14を透過した2つの発散光束のそれぞれの一部は、第1フライアイレンズ21aの入射面上で1つのレンズセルよりも大きな領域で重なり合う。
これにより、実施例1と同様に、第1LD配列方向において照明光学系3を小型化することができる。
第1フライアイレンズ21aの複数のレンズセルから射出した複数の光束は、第2フライアイレンズ21bにおいて第1フライアイレンズ21aの複数のレンズセルと対をなす複数の集光レンズセルに入射する。
第2フライアイレンズ21bから射出した複数の光束は、コンデンサレンズ13によって被照明面31にて互いに重ね合わせられる。これにより、被照明面31は、第1LD配列方向において均一な照度で照明される。
次に、図8を用いて第2LD配列方向(第2断面)における照明光学系3の光学作用について説明する。LD11d,11e,11f及びこれらと同じ方向に配列された他のLDからの発散光束は、それらの発散角を制御する発散角制御素子14により発散角が狭められ、円形断面を有する発散光束に変換される。なお、図8においてはLD11d,11eから射出される光束L11d,L11eのみを示し、他のLDから射出される光束の図示を省略している。
発散光束としての光束L11d,L11eは、発散角制御素子14を透過し、その光束径が拡大しながら第1フライアイレンズ21aの入射面に入射する。また、光束L11d,L11eを含むすべてのLDからの光束は、互いに第2LD配列方向においてずれを有して第1フライアイレンズ21aの入射面に入射する。
光束L11d,L11eの主光線は、第1フライアイレンズ21aの入射面に垂直に入射する。LD11d,11e以外のLDから射出され、光束発散角制御素子14を透過した発散光束の主光線も第1フライアイレンズ21aの入射面に垂直に入射する。これにより、第1LD配列方向において説明したのと同様な効果が得られる。
光束径が拡大されて第1フライアイレンズ21aに入射した各発散光束は、第1フライアイレンズ21aを構成する、それぞれ矩形開口形状を有する複数のレンズセルによって複数の光束に分割される。これにより、第1LD配列方向において説明したのと同様な効果が得られる。
第1フライアイレンズ21aの入射面に入射した発散光束としての光束L11d,L11eのそれぞれの一部は、図9に示す領域(以下、重畳領域という)Lnにて第2LD配列方向において互いに重なり合う。重畳領域Lnは、第1フライアイレンズ21aの1つのレンズセルよりも大きな領域である。言い換えれば、重畳領域Lnの第2LD配列方向での幅は、上記1つのレンズセルの同方向での幅よりも大きい。
LD11d,11e以外のLDのうち第2LD配列方向で互いに隣り合う2つのLDから射出されて光束発散角制御素子14を透過した2つの発散光束のそれぞれの一部は、第1フライアイレンズ21aの入射面上で1つのレンズセルよりも大きな領域で重なり合う。
これにより、第2LD配列方向においても、照明光学系3を小型化することができる。
第1フライアイレンズ21aから射出した複数の光束は、第2フライアイレンズ21bの複数の集光レンズセルとコンデンサレンズ13とによって、被照明面31にて互いに重ね合わされる。これにより、被照明面31は、第2LD配列方向においても均一な照度で照明される。
本実施例でも、照明光学系2の小型化と被照明面31への光到達効率の向上とを図るために、実施例1で説明した条件(1),(2)のうち少なくとも一方を満足することが好ましい。
発明者は、P=2mm、L=37mm、σ=5度、P=3.6mm、L=10mmとして実験(シミュレーション)を行い、良好な結果を得た。この場合、
(2Ltanσ−P)/P=1.8 > 1
(P/2L)/tanσ=1.58 > 0.8
となり、上記条件(1),(2)のいずれをも満足した。
本実施例によれば、2次元配列された複数のLDを含むアレイ光源11を用いる場合において、被照明面31での均一照明に対する各LDの発光強度分布や複数のLD間での発光強度のばらつきの影響を低減させることができる。しかも、小型で光利用効率が高い照明光学系3を実現することができる。
図10には、本発明の実施例4である画像投射装置としての反射型液晶プロジェクタ100の構成を示している。
プロジェクタ100は、実施例1に示した照明光学系1と、被照明面31に配置された空間光変調素子としての反射型液晶パネル31Aと、該液晶パネル31Aにより変調された光をスクリーン(被投射面)150に拡大投射する投射光学系20とを有する。なお、ここでは、実施例1に示した照明光学系1を用いたプロジェクタについて説明するが、照明光学系1に代えて、実施例2又は3に示した照明光学系2又は3を用いてもよい。
アレイ光源11は、R(赤)光(λ=640nm)、G(緑)光(λ=550nm)及びB(青)光(λ=450nm)それぞれを発する3つのLDを有する。アレイ光源11からのR,G,B光は、シリンダレンズ12を透過してインテグレータ21で複数の光束に分割される。該複数の光束は、コンデンサレンズ13によって集光されて、偏光ビームスプリッタ6を介して液晶パネル31A上にて重ね合わせられる。
偏光ビームスプリッタ6は、その内部に不図示の偏光分離膜を有する。該偏光分離膜は多層膜により形成されており、P偏光を透過してS偏光を反射する。
アレイ光源11の3つのLDは、偏光ビームスプリッタ6に対してS偏光としてのR,G,B光を射出する。LDが無偏光光を射出する場合は、照明光学系1内(例えば、第1フライアイレンズ21aの直後)に、無偏光光をS偏光に変換する偏光変換素子を配置してもよい。
液晶パネル31Aは、不図示の駆動回路に接続されている。駆動回路には、パーソナルコンピュータ、DVDプレーヤ、ビデオデッキ、テレビチューナ等の画像供給装置から画像信号が入力される。プロジェクタと画像供給装置によって画像表示システムが構成される。
駆動回路は、入力された画像信号のR,G,B成分に基づいて、R用原画,G用原画及びB用原画が時分割で順次形成されるように液晶パネル31Aを駆動する。これにより、液晶パネル31Aは、R,G,B光を反射するとともに変調してR,G,B画像光(変調光)として射出する。
液晶パネル31AからのR,G,B画像光は、P偏光として偏光ビームスプリッタ6に入射し、その偏光分離膜を透過して投射光学系20によりスクリーン150に投射される。
アレイ光源11の3つのLDのうち点灯させるLDとR,G,B用原画のうち液晶パネル31Aに形成される原画とを同期させつつ高速で切り替えることにより、スクリーン150に順次投射されるR,G,Bの画像が高速で切り替わる。人間の目の残像効果により、スクリーン150にてカラー画像が認識される。
なお、本実施例では、空間光変調素子として反射型液晶パネルを用いた場合について説明したが、透過型液晶パネルやDMD(デジタルマイクロミラーデバイス)等の他の空間光変調素子を用いてもよい。また、本実施例では、単板式プロジェクタについて説明したが、実施例1〜3にて説明した照明光学系1〜3を用いて、3板式等の多板式プロジェクタを構成することもできる。さらに、LDの発光色は、R,G,Bに限らず、他の発光色であってもよい。
以上説明した各実施例は代表的な例にすぎず、本発明の実施に際しては、各実施例に対して種々の変形や変更が可能である。
例えば、実施例1〜3においては、フライアイレンズにより構成されるインテグレータを用いた場合について説明した。しかし、シリンダーレンズアレイ、レンチキュラーレンズアレイ、回折素子、ホログラム素子等、光束を分割する機能を有する他の光学素子により構成されたインテグレータを用いてもよい。
また、実施例1〜3では、アレイ光源に含まれるLDの数を3又は9個とした場合について説明したが、LDの数はこれらに限定されない。さらに、LDの配列についても、規則的な配列に限られず、ランダムなLD配列を採用してもよい。
また、光源としては、LD以外に、LEDを用いることもできる。
本発明の実施例1である照明光学系の上面断面図。 実施例1の照明光学系の側面断面図。 実施例1におけるインテグレータ入射面上での光束分布を示す図。 本発明の実施例2である照明光学系の上面断面図。 実施例2の照明光学系の側面断面図。 実施例2におけるインテグレータ入射面上での光束分布を示す図。 本発明の実施例3である照明光学系の上面断面図。 実施例3の照明光学系の側面断面図。 実施例3におけるインテグレータ入射面上での光束分布を示す図。 本発明の実施例4であるプロジェクタの構成を示す図。
符号の説明
1,2,3 照明光学系
11 アレイ光源,
11a,11b,11c,11d,11e,11f LD
12 シリンダレンズ
13 コンデンサレンズ
14 発散角制御素子
21 インテグレータ
21a,21b フライアイレンズ
6 偏光ビームスプリッタ
20 投射光学系
150 スクリーン

Claims (6)

  1. 特定方向に配列された複数の発光部を含む光源と、
    前記特定方向に配列された複数のレンズセルを含むインテグレータとを有し、
    前記複数の発光部から射出されて前記インテグレータを介した光束により被照明面を照明する照明光学系であって、
    前記複数の発光部からの複数の光束が、それぞれ前記特定方向に拡がる発散光束として、互いに前記特定方向においてずれを有して前記インテグレータの入射面に入射し、
    前記複数の発光部のうち互いに隣り合う2つの発光部からの2つの光束が、前記インテグレータの入射面において1つの前記レンズセルよりも大きな領域で互いに重なり合うことを特徴とする照明光学系。
  2. 以下の条件を満足することを特徴とする請求項1に記載の照明光学系。
    (2Ltanσ−P)/P>1
    ただし、Pは前記複数の発光部の前記特定方向での間隔であり、Lは前記光源から前記インテグレータの入射面までの距離であり、σは前記インテグレータの入射面に入射する光束の前記特定方向での発散角であり、Pは前記複数のレンズセルの前記特定方向での間隔である。
  3. 前記インテグレータが、第1レンズアレイと第2レンズアレイを有し、前記第1レンズアレイに含まれる各レンズセルと前記第2レンズアレイに含まれる各レンズセルとが互いに対をなすように設けられており、
    以下の条件を満足することを特徴とする請求項1又は2に記載の照明光学系。
    (P/2L)/tanσ>0.8
    ただし、Lは前記第1及び第2レンズアレイにおいて互いに対をなすレンズセル間の距離であり、σは前記インテグレータの入射面に入射する光束の前記特定方向での発散角であり、Pは前記複数のレンズセルの前記特定方向での間隔である。
  4. 前記光源と前記インテグレータとの間に、前記複数の発光部からの光束の発散角を制御する発散角制御素子が配置されていることを特徴とする請求項1から3のいずれか1つに記載の照明光学系。
  5. 前記インテグレータから射出した前記複数の光束を、前記被照明面にて重ね合わせる重畳光学系を含むことを特徴とする請求項1から4のいずれか1つに記載の照明光学系。
  6. 請求項1から5のいずれか1つに記載の照明光学系と、
    前記被照明面に配置された空間光変調素子と、
    該空間光変調素子からの光を被投射面に投射する投射光学系とを有することを特徴とする画像投射装置。
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