JP2010048394A - ベローズ式アキュムレータ - Google Patents

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Abstract

【課題】金属材製ベローズが収縮した0ダウン状態において、液体室内の液体の圧力が増大した際、液体室内の液体を開放して、金属材製ベローズの変形及び損傷を防止して、耐久性と安定性を向上させることを目的とする。
【解決手段】金属材製ベローズの収縮限度を規定するオイルポートと、前記オイルポートと金属材製ベローズに取付けられたキャップとの間に配置され、前記液体室と前記導入孔との間をシールするシール手段とよりなる金属ベローズ式アキュムレータにおいて、
前記シール手段が、シール部材と、前記シール部材を前記オイルポート及び前記キャップのいずれか一方側に保持しているホルダーとよりなり、これらホルダーとシール部材との間には前記ベローズ軸方向の隙間が確保されるとともに、前記シール部材において同部材を前記一方側に向けて押圧する力を発生させる受圧面の面積がその反対側の力を発生させる受圧面より大きいことを特徴とする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、例えば、金属材製のベローズを備えたアキュムレータに関する。
また、本発明は、シェル内に容積可変の気体室をベローズにて区画し、作動液を蓄圧するベローズ式アキュムレータに関する。
更に、本発明は、例えば、液圧を用いる車両等の制御装置、具体的には、アンチロックブレーキ装置の油圧源の作動液を高圧に蓄圧しておくのに有用なベローズ式アキュムレータに関する。
従来、図5乃至図7に示す金属ベローズ式アキュムレータが知られている。
この種の金属ベローズ式アキュムレータは、金属材製のシェル100内に金属材製ベローズ40が配置されている。
この金属材製ベローズ40の一端はシェル本体120の下端に設けた環状のフランジ部101に溶接一体化されている。
一方、金属材製ベローズ40の他端は、キャップ50が溶接固定されることにより塞がれている。
この結果、シェル100内は、気体室20と液体室30とに仕切られる。
気体室20には、図上上方に位置する注入孔110から窒素ガス、不活性ガス等が封入されている。注入孔110は気体を封入後、ガスプラグ130により塞がれる。
この結果、気体室20には所定圧力のガスが封入される。
一方、液体室30には、図上下方に位置する、液体を導入する導入孔60が連通している。
この導入孔60を介して、外部の作動流体を液体室30に導いている。
また、この導入孔60のシェル100内の開口側には、導入孔60を囲む様に弾性材製環状シール部材70が配置されている。
このシール部材70は、ガス圧よりも作動流体の圧力が大幅に減少した場合、ベローズが過度に収縮することを防止するため、キャップ50と密封接触して液体室30と導入孔60との間を遮断する。
このとき、シール部材70のリップ部710(図6参照)の先端がキャップ50に密封接触している状態で、例えば温度上昇等により気体室20内の気体の圧力及び液体室30内の液体の圧力が増大すると、リップ部710の先端がキャップ50に強く押し付けられ、液体室30内の液体の圧力が開放されにくくなる。また、このとき、上記液体室30内の液体の圧力増大に伴い膨潤によるシール部材70の膨張が生じると、液体室30内の液体の圧力が更に開放されにくくなる。
この結果、ベローズ40に生じる応力が過大となってその耐久性に影響する虞があった。
特開2007−187229号公報 特開2000−356201号公報 特開2007−218352号公報
本発明は、このような課題に鑑みてなされたものであり、シール部材がキャップに密封接触した状態において、液体室内の液体の圧力が増大した際、液体室内の液体を開放して、ベローズの変形及び損傷を防止して、耐久性と安定性を向上させたベローズ式アキュムレータを提供することを目的とする。
本発明のベローズ式アキュムレータは、シェルと、前記シェル内に配置され、一端が前記シェル側に固着され、他端がキャップにより塞がれることにより、前記シェル内を気体室と液体室とに分離しているベローズと、前記シェル外から前記液体室内に液体を導入する導入孔を取り囲む様に配置され、前記ベローズの収縮又は伸長限度を規定するオイルポートと、前記オイルポートと前記キャップとの間に配置され、前記液体室と前記導入孔との間をシールするシール手段とよりなるベローズ式アキュムレータにおいて、
前記シール手段が、シール部材と、前記シール部材を前記オイルポート及び前記キャップのいずれか一方側に保持しているホルダーとよりなり、これらホルダーとシール部材との間には前記ベローズ軸方向の隙間が確保されるとともに、前記シール部材において同部材を前記一方側に向けて押圧する力を発生させる受圧面の面積がその反対側の力を発生させる受圧面より大きいことを特徴とした。
本発明は、以下に記載されるような効果を奏する。
請求項1記載の発明によれば、シール部材がキャップに密封接触した状態において液体室内の液体の圧力が増大した場合であっても、上記のようにシール部材において受圧面の面積に差を設けたため、液体室内の液体の圧力増大に伴ってシール部材がオイルポート及びキャップのいずれか一方側(ホルダーによってシール部材が保持される側)に押し付けられるとともに、シール部材と他方側(上記一方側と反対側)との隙間が確保され易くなる。この結果、この隙間を介して液体室内の液体を開放して、ベローズに生じる応力を低減し、その変形及び損傷を良好に防止出来る。また、ホルダーとシール部材との間にベローズ軸方向の隙間を確保したため、膨潤によってシール部材が膨張しても、シール部材がホルダーに圧接されて損傷を受けるといったことを防止できる。このように、ホルダーとシール部材との間にベローズ軸方向の隙間を確保した構成にあっては、特に、上記のようにシール部材の受圧面の面積に差を設けて同部材を上記一方側に押し付けるという本願発明の構成・作用が有用なものとなる。
また、請求項2記載の発明によれば、シール部材において同部材を上記一方側に向けて押圧する力を発生させる受圧面の面積を、その反対側の受圧面より大きくすることができる。
更に、請求項3記載の発明によれば、第1及び第2シール突起の断面形状が略台形であるため、液圧変動などによってこれらシール突起とオイルポート及びキャップとの当接力に変動が生じても、これら両者の接触面積の変化が生じ難いため接触面における面圧分布の変動を極力小さなものとすることができる。すなわち、例えば、第1及び第2シール突起の断面形状が半円形であってその円弧部分をオイルポートやキャップと当接させる態様では、各シール突起とオイルポート及びキャップとの当接力に変動が生じると各シール突起の変形度合に応じて両者の接触面積が比較的大きく変化するため、接触面における面圧分布の変動もこれに伴って大きくなるが、本発明ではこうした態様と比較して面圧分布の変動を小さくし、シール性能をより安定したものとすることができる。
更に、請求項4記載の発明によれば、オイルポート及びキャップの一方側には、そのシール部材との接触面から他方側に向けて突出する部分を有するホルダーが、シール部材の外周側にのみ設けられるため、シール部材が、上記突出する部分と上記他方側とで局部的に挟まれるといった状態に陥り難く、耐久性が良好に確保される。すなわち、例えば、図7に示す従来技術のようにオイルポート80に凹部85を形成しこれにシール部材70を収容する態様では、オイルポート80においてシール部材70との接触面からキャップ50側に突出する部分86(シール部材の内周側の部分)を有しており、シール部材70の外周側に位置する液体室30の液圧が同内周側に位置する導入孔60の液圧よりも高くなったときシール部材70が上記突出する部分86とキャップ50との隙間に局部的に挟まれた状態となる場合がある。仮にこの状態でシール部材70に対するキャップ50の押圧力が大きくなるとシール部材70が局部的にダメージを受け易くなりその耐久性を高く維持することが困難となる懸念がある。その点、本発明では、上記のような突出する部分がシール部材の外周側にのみ設けられるため、こうした懸念を排除できる。
また更に、請求項5記載の発明によれば、シール部材の軸方向移動を拘束せずに保持できる。
更に、請求項6記載の発明によれば、シール部材に加わる、液体室側の圧力と導入孔側の圧力のバランス調整が容易である。
更に、請求項7記載の発明によれば、シール部材の剛性が維持でき、シール部材のシール性能を良好に維持できる。
以下、本発明を実施するための最良の形態について説明する。
本発明に係る金属ベローズ式アキュムレータを、図1乃至図4に基づいて説明する。
図1は、本発明に係る金属ベローズ式アキュムレータの縦断面図である。
図2は、図1の部分拡大図である。
図3は、図2に示したシール部材の拡大図である。
図4は、本発明の他の実施の形態を図2と同様に示した図である。
図1及び図2において、金属材製のシェル1は、カップ形状の本体12と、本体12の図上下方を塞いでいる流体の導入孔6を設けたオイルポート8とより構成されている。
そして、オイルポート8は、そのフランジ部10が本体12と溶接により一体化されている。
一方、シェル1内には金属材製ベローズ4が配置されている。
この種金属材製ベローズ4としては、円周方向に連続した山部と谷部が反復形成された中子の表面にめっき処理により所定の膜圧の金属薄膜を析出させてから前記中子を溶解除去ことにより得られる電着ベローズや、薄肉の金属チューブを塑性加工することにより成形した成形ベローズや、あるいは、内周孔を有する多数の薄肉金属円盤を軸方向に隣接配置してその内周縁および外周縁を交互に溶接した溶接ベローズ等が採用される。
この金属材製ベローズ4の一端はシェル1内に設けた環状のフランジ部10に溶接一体化されている。
一方、金属材製ベローズ4の他端は、キャップ5が溶接固定されることにより塞がれている。
この結果、シェル1内は、気体室2と液体室3とに仕切られる。
気体室2には、図上上方に位置する注入孔11から窒素ガス、不活性ガス等が封入されている。
注入孔11は気体を封入後、ガスプラグ13により塞がれる。
この結果、気体室2には所定圧力のガスが封入される。
一方、液体室3には、オイルポート8に設けた、液体を導入するための導入孔6が連通している。
この導入孔6を介して、外部の作動流体を液体室3に導いている。
また、オイルポート8とキャップ5との間には、液体室3と導入孔6との間をシールするシール手段7が配置されている。
このシール手段7は、ゴム状弾性材製のシール部材71と、このシール部材71を軸方向移動可能にオイルポート8側に保持され、キャップ5側に向って突出する部分を有するホルダー72とより構成されている。
更に、図3に示す様に、シール部材71は、オイルポート8と密封接触する環状の第1シール突起73と、キャップ5と密封接触する環状の第2シール突起74とを備えている。
また、シール部材71の中心には、貫通孔75が設けられて、内部には、板状の金属材製の補強環76が埋設されている。
そして、第1シール突起73と第2シール突起74の断面形状は、略台形を呈している。
この第1シール突起73の内径dは、第2シール突起74の内径Dよりも小さく設計されている。
また、第1シール突起73の外径dは、第2シール突起74の外径Dよりも大きく設計されている。
このため、オイルポート8及びキャップ5とシール部材71とが密封接触した状態から、液体室3側の圧力が導入孔6側の圧力に対して上昇変動した結果、上記密封接触した状態が解かれる際には、シール部材71をオイルポート8側に押圧する力が増大するとともに第2シール突起74とキャップ5との密封接触を解くことができ、速やかに液体室3内の液体を導入孔6へと開放して、金属材製ベローズ4の変形及び損傷を防止出来る。
これは、第1シール突起73の外径dが、第2シール突起74の外径Dよりも大きく設計されているため、シール部材71に作用する液体室内の液圧の受圧面積は、キャップ5側(図上上方)の方がオイルポート8側(図上下方)よりも大きくなるためである。
また、オイルポート8及びキャップ5とシール部材71とが密封接触した状態から、導入孔6側の圧力が液体室3側の圧力に対して上昇変動した結果、上記密封接触した状態が解かれる際には、シール部材71をオイルポート8側に押圧する力が増大するとともに第2シール突起74とキャップ5との密封接触を解くことができ、速やかに導入孔6側の液体を液体室3内に導入できるため、金属材製ベローズ4の応答性能が向上する。
これは、第1シール突起73の内径dが、第2シール突起74の内径Dよりも小さく設計されているため、シール部材71に作用する導入孔内の液圧の受圧面積は、キャップ5側(図上上方)の方がオイルポート8側(図上下方)よりも大きくなるためである。
一方、ホルダー72は、一端がオイルポート8の外周面に設けた環状溝81に嵌合保持され、他端に設けた径方向内方に伸びる折り曲げ部77(凸部)によりシール部材71の外周縁部を軸方向移動可能に支持している。
一方、金属材製ベローズ4の径方向振れの抑制および金属材製ベローズ4の伸張・収縮作動時における前記シェル1内の軸方向をガイドするために、キャップ5には制振リング9が保持されている。
また、金属材製ベローズ4とフランジ部10との谷部には、制振リング9と同じ材質のプロテクションリング14が嵌め込まれている。
また、シール部材71の材質としては、EPDM,NBR,CR等のゴム状弾性体、フッ素樹脂、ポリエチレン樹脂等の樹脂状弾性体が、使用される雰囲気により、適宜選択して用いられる。
尚、補強環76が、弾性材により全体が覆われる態様としているため、補強環76の弾性材との接着界面が、作動流体により侵食される危険性が無い。
本実施の形態によれば、以下に記載されるような効果が得られる。
シール部材71がキャップ5に密封接触した状態において液体室3内の液体の圧力が増大した場合であっても、上記のようにシール部材71において受圧面の面積に差を設けたため、液体室3内の液体の圧力増大に伴ってシール部材71がオイルポート8側に押し付けられるとともに、シール部材71とキャップ5との隙間が確保され易くなる。この結果、この隙間を介して液体室3内の液体を開放して、ベローズ4に生じる応力を低減し、その変形及び損傷を良好に防止出来る。また、ホルダー72とシール部材71との間にベローズ4の軸方向の隙間(本実施の形態ではホルダー72の折り曲げ部77の図2における下面とシール部材71の図2における上面との隙間)を確保したため、膨潤によってシール部材71が膨張しても、シール部材71がホルダー72に圧接されて損傷を受けるといったことを防止できる。このように、ホルダー72とシール部材71との間にベローズ4の軸方向の隙間を確保した構成にあっては、特に、上記のようにシール部材71の受圧面の面積に差を設けて同部材71をオイルポート8側に押し付けるという本発明の構成・作用が有用なものとなる。
また、シール部材71において第1シール突起73の内径dは第2シール突起74の内径Dよりも小さく、第1シール突起73の外径dは第2シール突起74の外径Dよりも大きいため、シール部材71において同部材71をオイルポート8に向けて押圧する力を発生させる受圧面の面積を、その反対側の受圧面より大きくすることができる。
更に、第1及び第2シール突起73,74の断面形状(ベローズ4の中心軸線を含む仮想平面における断面形状)が略台形であるため、液圧変動などによってこれらシール突起73,74とオイルポート8及びキャップ5との当接力に変動が生じても、これら両者の接触面積の変化が生じ難いため接触面における面圧分布の変動を極力小さなものとすることができる。すなわち、例えば、第1及び第2シール突起の断面形状が半円形であってその円弧部分をオイルポートやキャップと当接させる態様では、各シール突起とオイルポート及びキャップとの当接力に変動が生じると各シール突起の変形度合に応じて両者の接触面積が比較的大きく変化するため、接触面における面圧分布の変動もこれに伴って大きくなるが、本実施の形態ではこうした態様と比較して面圧分布の変動を小さくし、シール性能をより安定したものとすることができる。
更に、オイルポート8には、そのシール部材71との接触面(例えば図2では上方を臨む面)からキャップ5側に向けて突出するホルダー72が、シール部材71の外周側にのみ設けられるため、シール部材71が、ホルダー72とキャップ5とで局部的に挟まれるといった状態に陥り難く、耐久性が良好に確保される。すなわち、例えば、図7に示す従来技術のようにオイルポート80に凹部85を形成しこれにシール部材70を収容する態様では、オイルポート80においてシール部材70との接触面からキャップ50側に突出する部分86を有しており、シール部材70の外周側に位置する液体室30の液圧が同内周側に位置する導入孔60の液圧よりも高くなったときシール部材70が上記突出する部分86とキャップ50との隙間に局部的に挟まれた状態となる場合がある。仮にこの状態でシール部材70に対するキャップ50の押圧力が大きくなるとシール部材70が局部的にダメージを受け易くなりその耐久性を高く維持することが困難となる懸念がある。その点、本実施の形態では、上記のような突出する部分(ホルダー72)がシール部材71の外周側にのみ設けられるため、こうした懸念を排除できる。
また更に、ホルダー72は、その内周側に突出する折り曲げ部77によりシール部材71の外周縁部を支持しているため、シール部材71の軸方向移動を拘束せずに保持できる。
更に、シール部材71の中心には貫通孔75が設けられているため、シール部材71に加わる、液体室3側の圧力と導入孔6側の圧力のバランス調整が容易である。
更に、シール部材71には補強環76が埋設されているため、シール部材72の剛性が維持でき、シール部材71のシール性能を良好に維持できる。次に、本発明に係る他の実施の形態を、図4に基づき説明する。
先に説明した図2の実施の形態と相違する点は、キャップ5の形状のみである。
すなわち、キャップ5には、ホルダー72との当接を避けるために、ホルダー72に対向する同キャップ5の中ほどのみ窪ませた環状凹部51が形成されている。
このことにより、金属材製ベローズ4が収縮した0ダウン状態においても、キャップ5にホルダー72が当接する事は無い。
上記した実施の形態では、シール部材71における第1シール突起73や第2シール突起74の断面形状(ベローズ4の中心軸線を含む仮想平面における断面形状)を略台形としたが、これに限らず、例えば略長方形状、略半円状など、他の形状としてもよい。
上記した実施の形態では、シール部材71に補強環76を埋設したが、必要十分な強度が維持されればこうした補強環は必須ではない。また、シール部材71にはその中心に貫通孔75が設けられたが、この貫通孔75は必ずしも設けられなくてもよく、例えば円板状のシール部材が採用されてもよい。
また、上記した実施の形態では、オイルポート8におけるシール部材71との接触面(例えば図2では上方を臨む面)からキャップ5側(同じく図2では上側)に向けて突出するホルダー72をシール部材71の外周側にのみ設けたが、これに限らず、例えば、上記ホルダー72をシール部材71の内周に設けるようにしてもよい。
上記した実施の形態においては、ベローズ4の一端がシェル1におけるオイルポート8側に固定され、オイルポート8とキャップ5との当接によってベローズ4の収縮限度が規定されたが、これに限らず、例えば、ベローズ4の一端をシェル1における反オイルポート8側(図1における上側)に固定するなどし、オイルポート8とキャップ5との当接によってベローズ4の伸長限度が規定されるようにしてもよい。
また、上記した実施の形態では、シール部材71を保持するホルダー72をオイルポート8に設けたが、これに限らず、例えば、シール部材を保持するホルダーをキャップに設けるようにしてもよい。この場合、シール部材において同部材をキャップ側に向けて押圧する力を発生させる受圧面の面積がその反対側の力(オイルポート側に向けて押圧する力)を発生させる受圧面より大きくする。
なお、上記した実施の形態では、ベローズ4を金属からなるものとしたが、これに限らず、例えば、樹脂系材料など、他種の材料からなるものとしてもよい。
また、本発明は上述の発明を実施するための最良の形態に限らず本発明の要旨を逸脱することなくその他種々の構成を採り得ることはもちろんである。
本発明に係る金属ベローズ式アキュムレータの縦断面図である。 図1の部分拡大図である。 図2に示したシール部材の拡大図である。 本発明の他の実施の形態を図2と同様に示した図である。 従来技術に係る金属ベローズ式アキュムレータの縦断面図である。 図5の部分拡大図である。 図6のリップ部が間隙に挟み込まれた状態を示した図である。
符号の説明
1 シェル
2 気体室
3 液体室
4 金属ベローズ
5 キャップ
6 導入孔
7 シール手段
8 オイルポート
9 制振リング
10 フランジ部
11 注入孔
12 本体
13 ガスプラグ
14 プロテクションリング
71 シール部材
72 ホルダー
73 第1シール突起
74 第2シール突起
75 貫通孔
76 補強環
77 折り曲げ部(凸部)

Claims (7)

  1. シェル(1)と、前記シェル(1)内に配置され、一端が前記シェル(1)側に固着され、他端がキャップ(5)により塞がれることにより、前記シェル(1)内を気体室(2)と液体室(3)とに分離しているベローズ(4)と、前記シェル(1)外から前記液体室(3)内に液体を導入する導入孔(6)を取り囲む様に配置され、前記ベローズ(4)の収縮又は伸長限度を規定するオイルポート(8)と、前記オイルポート(8)と前記キャップ(5)との間に配置され、前記液体室(3)と前記導入孔(6)との間をシールするシール手段(7)とよりなるベローズ式アキュムレータにおいて、
    前記シール手段(7)が、シール部材(71)と、前記シール部材(71)を前記オイルポート(8)及び前記キャップ(5)のいずれか一方側に保持しているホルダー(72)とよりなり、これらホルダー(72)とシール部材(71)との間には前記ベローズ(4)軸方向の隙間が確保されるとともに、
    前記シール部材(71)において同部材(71)を前記一方側に向けて押圧する力を発生させる受圧面の面積がその反対側の力を発生させる受圧面より大きいことを特徴とするベローズ式アキュムレータ。
  2. 前記シール部材(71)は、前記オイルポート(8)及び前記キャップ(5)のうち前記一方側と密封接触する環状の第1シール突起(73)と、前記オイルポート(8)及び前記キャップ(5)のうち他方側と密封接触する環状の第2シール突起(74)とを備え、前記第1シール突起(73)の内径(d)は前記第2シール突起(74)の内径(D)よりも小さく、前記第1シール突起(73)の外径(d)は前記第2シール突起(74)の外径(D)よりも大きいことを特徴とする請求項1記載のベローズ式アキュムレータ。
  3. 前記第1シール突起(73)及び前記第2シール突起(74)は、前記ベローズ(4)の中心軸線を含む仮想平面における断面形状が略台形であることを特徴とする請求項2記載のベローズ式アキュムレータ。
  4. 前記オイルポート(8)及び前記キャップ(5)のうち前記一方側には、その前記シール部材(71)との接触面から前記オイルポート(8)及び前記キャップ(5)の他方側に向けて突出する部分を有する前記ホルダー(72)が、前記シール部材(71)の外周側にのみ設けられることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載のベローズ式アキュムレータ。
  5. 前記ホルダー(72)は、その内周側に突出する凸部(77)により前記シール部材(71)の外周縁部を支持していることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載のベローズ式アキュムレータ。
  6. 前記シール部材(71)の中心には、貫通孔(75)が設けられていることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載のベローズ式アキュムレータ。
  7. 前記シール部材(71)には、補強環(76)が埋設されていることを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載のベローズ式アキュムレータ。
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