JP2010048261A - 複合ねじ - Google Patents

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Motonori Kitahara
基憲 北原
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TAISHI BOUSUI ENGINEERING KK
TAISHI SOGYO KK
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TAISHI BOUSUI ENGINEERING KK
TAISHI SOGYO KK
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Abstract

【課題】例えば古い防水シートの取り外しを簡単に行なえ、且つ新しいシートの取り付けも簡単に行なえるようにした複合ねじを提供する。
【解決手段】軸部2の長さ方向一端に鍔部3を備え、軸部2の長さ方向他端側より長さ方向一端側に向って適当長さ範囲に亘って雄ねじ部4が形成され、前記軸部2の長さ方向一端側部分より長さ方向他端側に向って適当長さ範囲に亘って前記鍔部3の中心で開口する雌ねじ孔部5が形成されてなる基礎ねじ体1と、この基礎ねじ体1の雌ねじ孔部5に螺合する雄ねじ軸7の長さ方向一端側に鍔部8を備え、この鍔部8に締め付け治具との係合凹部9が形成された締め付けねじ体6とからなる複合ねじ。
【選択図】図1

Description

本発明は、基礎ねじ体と、この基礎ねじ体の雌ねじ部に螺合する締め付けねじ体とからなる複合ねじに関するものである。
従来から例えば集合住宅のバルコニーにおいて、コンクリートの躯体の床面に防水シートをシート固定金具を介して取り付ける場合、上端に締め付け治具との係合凹部が形成された鍔部を一体に備えた雄ねじ部材を用い、この雄ねじ部材で床面に固定されたシート固定金具に防水シートを支持固定しているのが現状である。
上記のような鍔部を一体に備えた雄ねじ部材を用いてシート固定金具を床面に固定してあると、改修工事を行なうとき、古い防水シートを取り外すのに古い防水シートをシート固定金具から外して床面から剥し、その後複数箇所における雄ねじ部材を締め付け時とは逆方向に回して古くなったシート固定金具を床面から外し、新しいシート固定金具を床面に固定し、その後この新しいシート固定金具に新しい防水シートを支持固定させるのが正規の手順であるが、躯体の床面から複数箇所の雄ねじ部材を逆転させて外す手間が大変であり、古いシート固定金具を床面に残したまま古いシート固定金具の上から新しいシート固定金具を重ねるように位置させて新しいシート固定金具を躯体の床面に雄ねじ部材で取り付け、その上から新しい防水シートを支持固定させている場合が多く見受けられる。
しかしながら、躯体の床面に対し古いシート固定金具の上から新しいシート固定金具を重ねて取り付けるにも1度だけなら可能であるが、3層、4層にシート固定金具を重ねるにも工事に限界があるという問題があった。また、古いシート固定金具の上から新しいシート固定金具を重ねる度に躯体の床面に対し古いシート固定金具のねじ止め位置からずらした位置でねじを打ち込まなければならず、作業性が悪いという問題や、ねじの打ち込み箇所が多くなるほど躯体の強度が低下するという問題があった。
本発明の目的は、このような課題を解決するものであり、例えば上記のような古い防水シートの取り外しを簡単に行なえ、且つ新しいシートの取り付けも簡単に行なえるようにした複合ねじを提供することにある。
本発明の請求項1に記載の複合ねじは、軸部の長さ方向一端に鍔部を備え、軸部の長さ方向他端側より長さ方向一端側に向って適当長さ範囲に亘って雄ねじ部が形成され、前記軸部の長さ方向一端側部分より長さ方向他端側に向って適当長さ範囲に亘って前記鍔部の中心で開口する雌ねじ孔部が形成されてなる基礎ねじ体と、この基礎ねじ体の雌ねじ孔部に螺合する雄ねじ軸の長さ方向一端側に鍔部を備え、この鍔部に締め付け治具との係合凹部が形成された締め付けねじ体とからなることを特徴とする。
以上のように、本発明の複合ねじは、基礎ねじ体を例えば躯体の床面に螺入させておくことにより、基礎ねじ体から締め付けねじ体を緩めて外すことにより古いシートの取り外しを簡単に行なえ、また新しいシートの取り付けは締め付けねじ体を基礎ねじ体に螺入させて締め付けることにより簡単に行なえるものであり、このシートの取り付け以外に他の用途にも幅広く利用して効果を発揮する。
以下、本発明の一実施の形態を、図1〜図5を用いて具体的に説明する。
図において、1は軸部2の長さ方向一端に鍔部3を備え、軸部2の長さ方向他端側より長さ方向一端側に向って適当長さ範囲に亘って雄ねじ部4が形成され、前記軸部2の長さ方向一端側部分より長さ方向他端側に向って適当長さ範囲に亘って前記鍔部3の中心で開口する雌ねじ孔部5が形成されてなる基礎ねじ体である。6はこの基礎ねじ体1の雌ねじ孔部5に螺合する雄ねじ軸7の長さ方向一端側に鍔部8を備え、この鍔部8に締め付け治具との係合凹部9が形成された締め付けねじ体である。
このような基礎ねじ体1と締め付けねじ体6とからなる複合ねじを用いて例えば集合住宅のバルコニー10において、コンクリートの躯体の床面11に防水シート12を取り付ける場合、先ず予めシート固定金具13の取り付け位置となる床面11に締め付けねじ体6が組み合わされた状態で基礎ねじ体1をねじ込み、基礎ねじ体1から締め付けねじ体6を外しておく。なお、床面11に対し基礎ねじ体1の鍔部8は床面11上に突出しないようにねじ込まれる。締め付けねじ体6が外された状態の基礎ねじ体1の鍔部8の上にシート固定金具13を位置合わせして前記締め付けねじ体6の雄ねじ軸7を雌ねじ孔部5に螺合させて締め付ける。このようにして床面11に取り付けられたシート固定金具13の上から防水シート12を床面11に敷いて、防水シート12をシート固定金具13に支持させる。
以上のような工程により防水シート12の取り付けがなされるのであるが、古い防水シート12の取り替えの改修工事の際は、古い防水シート12をシート固定金具13から剥し、締め付けねじ体6を基礎ねじ体1から外して古いシート固定金具13を取り除き、基礎ねじ体1の鍔部8の上に新しいシート固定金具13を位置合わせして前記締め付けねじ体6の雄ねじ軸7を雌ねじ孔部5に螺合させて締め付ける。このようにして床面11に取り付けられた新しいシート固定金具13の上から新しい防水シート12を床面11に敷いて、新しい防水シート12を新しいシート固定金具13に支持させれば良い。つまり、上記のような基礎ねじ体1と締め付けねじ体6とからなる複合ねじによれば、改修工事が何度行なわれても、複合ねじを有効に利用できることになる。
なお、以上述べた実施の形態は複合ねじにより躯体の床面11に防水シート12を取り付ける場合であるが、複合ねじの用途は防水シート12の取り付けに限定されるものではない。
本発明の一実施の形態における複合ねじの分解斜視図である。 同複合ねじの基礎ねじ体と締め付けねじ体を組み合わせた状態を示す斜視図である。 同複合ねじの要部切り欠き正面図である。 同防水シートの敷設のために複合ねじを用いてシート固定金具を躯体床面に取り付ける状態を示す要部拡大図である。 同躯体床面に取り付けられたシート固定金具の上から防水シートを敷設した状態を示す要部拡大図である。
符号の説明
1 基礎ねじ体
2 軸部
3 鍔部
4 雄ねじ部
5 雌ねじ孔部
6 締め付けねじ体
7 雄ねじ軸
8 鍔部
9 係合凹部
10 バルコニー
11 床面
12 防水シート
13 シート固定金具

Claims (1)

  1. 軸部の長さ方向一端に鍔部を備え、軸部の長さ方向他端側より長さ方向一端側に向って適当長さ範囲に亘って雄ねじ部が形成され、前記軸部の長さ方向一端側部分より長さ方向他端側に向って適当長さ範囲に亘って前記鍔部の中心で開口する雌ねじ孔部が形成されてなる基礎ねじ体と、この基礎ねじ体の雌ねじ孔部に螺合する雄ねじ軸の長さ方向一端側に鍔部を備え、この鍔部に締め付け治具との係合凹部が形成された締め付けねじ体とからなることを特徴とする複合ねじ。
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Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5145562U (ja) * 1974-09-30 1976-04-03
JPS5226061U (ja) * 1975-08-13 1977-02-23
JPS63182317U (ja) * 1987-05-18 1988-11-24
JPH0484911U (ja) * 1990-11-30 1992-07-23

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