JP2010048181A - 燃料噴射装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】燃料の微粒化と、エンジンの運転状態に応じて貫徹力の異なる燃料噴射を行うことができる燃料噴射装置を提供することを目的とする。
【解決手段】燃料噴射装置1は、エンジン100の筒内に燃料を噴射する燃料噴射弁2と、この燃料噴射弁2に高圧燃料を供給するコモンレール3を備える。コモンレール3は、コモンレール圧PCRを測定するコモンレール圧センサ3aを備えている。各燃料噴射弁2には、リターン燃料が流通するリターン経路を形成するリターンパイプ6が接続されて、リターンパイプ6には、圧力センサ7が装着されている。リターンパイプ6の圧力センサ7の下流側には、調圧弁8、チェック弁9がこの順で装着されている。調圧弁8は、その開度が調節されることにより、リターンパイプ6内の圧力の調整を行い、燃料噴射弁2の背圧を調節する。燃料噴射弁2の背圧を調節し、貫徹力の調節を行う。
【選択図】図1

Description

本発明は、燃料噴射装置に関する。
一般に、スモークの排出抑制には、高圧燃料噴射による燃料の微粒化が有効であると考えられている。
しかし、ボア径の小さいエンジンなどでは、高圧で燃料を噴射することによってボア壁面に燃料が付着することがある。ボア壁面へ燃料が付着したときに、エンジンの運転状態が軽負荷状態であると、ボア壁面の近傍の温度は低く、燃焼反応が緩慢となる。この結果、ボア壁面に付着した燃料は、中間生成物である未燃炭化水素や一酸化炭素の形で外部へ排出されるおそれがある。また、ボア壁面に付着した燃料がオイル希釈を起こすことも懸念される。
このように、燃料噴射に求められる貫徹力の強度は、エンジンの運転状態によって異なる。すなわち、エンジンの運転状態が高負荷状態であるときは高貫徹力の燃料噴射が望まれ、エンジンの運転状態が軽負荷状態であるときは低貫徹力の燃料噴射が望まれる。
特許文献1には、このようなエンジンの運転状態に応じた貫徹力の実現を目的とした燃料噴射ノズルが開示されている。また、特許文献2には、ニードルのリフト量を変えることによって気体燃料の流速を変え、高貫徹力噴射と低貫徹力噴射とを実現しようとする技術が開示されている。特許文献2開示の技術は、ニードルのリフト量によってサック室への流入燃料量と流出燃料量のバランスを調整し、サック室圧力を可変とすることで、筒内へ噴射する高圧気体燃料の流速レンジを切換えることができるとしている。
特開2006−83764号公報 特開2007−51589号公報
しかしながら、特許文献1に開示された技術は、高貫徹力の燃料噴射形態を得るための第1噴孔流路と低貫徹力の燃料噴射形態を得るための第2噴孔流路とを備えた複雑な内部構造を有する特殊な燃料噴射ノズルを準備しなければならない。
また、特許文献2に開示された技術は、気体燃料を噴射する燃料噴射装置に関するものであり、この技術をそのまま液体燃料の噴射に応用しようとすると、燃料の微粒化という要請に応えられない場合が想定される。
そこで、本発明は、燃料噴射弁に対する適用範囲が広く、燃料の微粒化と、エンジンの運転状態に応じて貫徹力の異なる燃料噴射を行うことができる燃料噴射装置を提供することを目的とする。
かかる課題を解決するために、本明細書開示の燃料噴射装置は、筒内に燃料を噴射する燃料噴射弁と、当該燃料噴射弁に高圧燃料を供給するコモンレールと、前記燃料噴射弁からのリターン燃料が流通するリターン経路と、当該リターン経路内の圧力を検知する圧力検知手段と、前記リターン経路に設置された調圧弁と、エンジンの運転状態に応じて前記調圧弁の開度調節を行い、前記燃料噴射弁の背圧を制御する制御手段と、を備えたことを特徴とする。
燃料噴射弁の背圧を調節することによって、燃料噴射弁が内部に備えるニードルのリフト速度、リフト量を調節することができる。これにより、燃料噴射の貫徹力を調節することができる。一方、コモンレールから燃料噴射弁に供給される燃料の圧力は高圧状態を維持することができる。これにより、燃料噴射弁から噴射される燃料の微粒化を促進することができる。すなわち、本明細書開示の燃料噴射装置によれば、コモンレールから供給される燃料の圧力を高圧状態に維持しつつ、燃料噴射弁の背圧を調節することによってニードルのリフト速度、リフト量を制御し、燃料噴射の貫徹力を調節することができる。このように、燃料噴射弁の背圧を調節することによって貫徹力を調節するので、特別な構造を有する燃料噴射弁を準備する必要がなく、燃料噴射弁に対する適用範囲が広い。
本明細書開示の燃料噴射装置によれば、燃料の微粒化と、エンジンの運転状態に応じて貫徹力の異なる燃料噴射を行うことができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態を図面と共に詳細に説明する。
図1は、実施例の燃料噴射装置1が組み込まれたエンジン100の概略構成を示す説明図である。エンジン100は、4気筒ディーゼルエンジンである。
燃料噴射装置1は、エンジン100の筒内に燃料を噴射する燃料噴射弁2と、この燃料噴射弁2に高圧燃料を供給するコモンレール3を備えている。コモンレール3には燃料サプライポンプ4が接続されており、燃料タンク5内の燃料が供給される。コモンレール3は、コモンレール圧PCRを測定するコモンレール圧センサ3aを備えている。各燃料噴射弁2には、燃料噴射弁2に燃料噴射の信号を送るEDU(Electronic driver unit)11を介して、制御手段に相当するECU(Electronic control unit)10に電気的に接続されている。ECU10は、燃料噴射制御に必要となる種々の情報、例えば、エンジン回転数NEに関する情報、エンジン負荷TQに関する情報を取得する。これらの情報により、エンジン100の運転状態が判断されることになる。
各燃料噴射弁2には、リターン燃料が流通するリターン経路を形成するリターンパイプ6が接続されている。このリターンパイプ6の他端は、燃料タンク5に接続されている。リターンパイプ6には、圧力センサ7が装着されている。圧力センサ7は、圧力検知手段の一例であり、リターン経路内の圧力を検知する。圧力センサ7は、ECU10に電気的に接続されている。
リターンパイプ6の圧力センサ7の下流側には、調圧弁8、チェック弁9がこの順で装着されている。調圧弁8は、その開度が調節されることにより、リターンパイプ6内の圧力の調整を行う。これにより、燃料噴射弁2の背圧を調節することができる。調圧弁8は、ECU10と電気的に接続されており、ECU10の開閉指令に基づいて開閉動作を行う。調圧弁8は、圧力センサ7から取得される情報と、エンジン状態に応じて開度調節される。
リターンパイプ6に装着されたチェック弁9は、自らの上流側の圧力が所定値P1を越えたときに開弁するように設定されている。この所定値P1は、調圧弁8による調圧可能範囲の最低圧力よりも低い圧力に設定されている。これにより、調圧弁8を用いた背圧調整が可能ととなると共に、圧力センサ7のセンサ不良時や、調圧弁8の故障時に燃料噴射弁2を作動させることができる最低限の背圧を確保することができる。例えば、ECU10が圧力センサ7の故障を検知したときに、調圧弁8を全開とする制御を行う。これにより、チェック弁9による背圧の確保が可能となる。
エンジン100の各筒内には、筒内圧力センサ12が装着されている。筒内圧力センサ12は、ECU10と電気的に接続されている。なお、筒内圧力センサ12は、4つの気筒のうち、いずれかの気筒に装着した構成とすることもできる。
次に、以上のような燃料噴射装置1における噴射制御について説明する。噴射制御は、ECU10によって行われる。図2は、ECU10が行う燃料噴射の制御の一例を示すフロー図である。まず、ECU10が行う制御の方針について説明する。
図3は、燃料噴射弁2が備えるニードルリフト速度と燃料の噴射率と関係を示したグラフである。例えば、ニードルリフト速度がaであり、燃料の噴射率がcであるときに、ニードルリフト速度をbへ低下させる。すると、燃料の噴射率は、dに低下する。
このグラフから明らかなように、ニードルリフト速度を低下させることにより、燃料の噴射率を低下させることができる。ここで、燃料の噴射率は、燃料噴射の貫徹力と相関関係を有している。すなわち、燃料の噴射率が高くなると貫徹力が強くなり、燃料の噴射率が低くなると貫徹力が弱くなる。従って、ニードルリフト速度を制御することにより、燃料噴射の貫徹力を制御することができる。
ニードルリフト速度は、燃料噴射弁2の背圧、すなわち、リターン経路の圧力を制御することによって制御することができる。燃料噴射弁2の背圧を高くすればニードルリフト速度は遅くなり、この結果、燃料噴射の貫徹力は弱まる。一方、燃料噴射弁2の背圧を低くすればニードルリフト速度は速くなり、この結果、燃料噴射の貫徹力は強まる。燃料噴射弁2の背圧は、調圧弁8の開度調節を行うことにより、実現することができる。
ECU10は、以上の方針に基づいて、具体的な燃料噴射の制御行う。
まず、ステップS1において、ECU10は、エンジン100の運転状態を把握すべく、エンジン回転数NE、エンジン負荷TQを取得する。また、このステップS1に引き続き、ステップS2において、コモンレール圧力PCRを取得する。このコモンレール圧力PCRは、レール圧センサ3aによる測定値として取得される。また、このタイミングで、燃料噴射弁2へ指令する通電期間τを算出しておく。但し、この時点で算出された通電期間τは、暫定的なものであり、その後、補正されることがある。
ステップS2の処理に引き続き行われるステップS3では、要求ニードルリフト速度V0OPENを算出する。要求ニードルリフト速度V0OPENは、ステップS1で取得したエンジン回転数NE、エンジン負荷TQとをパラメータに有するマップを参照することによって取得する。図4は、要求ニードルリフト速度V0OPENを算出するためのマップの一例を示すものである。
要求ニードルリフト速度V0OPENは、エンジン回転数NEが低く、エンジン負荷TQが低いほど速い。エンジン回転数NEが高く、エンジン負荷TQが高いほど遅い。すなわち、エンジン回転数NEが低く、エンジン負荷TQが低いほど、ニードルリフト速度を遅くし、燃料噴射の貫徹力を弱める方向に作用させ、エンジン回転数が高く、エンジン負荷TQが高いほど、ニードルリフト速度を速くし、燃料噴射の貫徹力を強める方向に作用させる趣旨である。
次に、ECU10は、ステップS4において、筒内圧力Pclを取得する。筒内圧力Pclは筒内圧力センサ12により測定された値が用いられる。なお、本実施例の燃料噴射装置1は、筒内圧力センサ12を備えているため、その測定値を利用した形態となっているが、筒内の体積変化や、過給圧(インマニ圧力)を考慮した計算式から筒内圧力を算出し、その算出した値を採用するようにしてもよい。
ここで、筒内圧力Pclがニードルリフト速度に与える影響につき、図5に示したグラフを参照しつつ説明する。図5は、横軸に筒内圧力Pclをとり、縦軸にニードルリフト速度を取ったグラフである。ニードルリフト速度は、筒内圧力Pclの上昇に従って速くなる。これは、以下の理由による。筒内圧力Pclは、先端部を筒内に露出させてエンジン100に装着される燃料噴射弁2が備えるニードルの先端部に作用する。ニードルの先端に作用する圧力はニードルを上昇させる方向に作用する。従って、筒内圧力Pclが大きくなると、ニードルリフト速度は上昇する。
このように筒内圧力Pclは、ニードルリフト速度に影響を及ぼす。そこで、ECU10は、この筒内圧力Pclの影響を加味した制御を行う。具体的には、筒内圧力Pclが高く、筒内圧力Pclがニードルリフト速度を速くする側に作用するときほど、ステップS3で取得した要求ニードルリフト速度V0OPENよりも遅いニードルリフト速度VOPENを設定する。このように、ニードルリフト速度VOPENは、要求ニードルリフト速度V0OPENに対して筒内圧力Pclを加味し、補正された値である。
ステップS5では、このようにして設定されるニードルリフト速度VOPENから必要背圧PBPを算出する。必要背圧PBPは、図6にその一例を示すマップによって求める。図6に示すマップは、横軸がコモンレール圧PCRであり、縦軸がニードルリフト速度VOPENとなっている。同一のニードルリフト速度VOPENが要求されている場合、コモンレール圧PCRが高いほど必要背圧PBPは高くなる。これを別の角度から説明すると、同一のコモンレール圧PCRである場合は、ニードルリフト速度VOPENの値が大きいほど、必要背圧PBPは低くなる。必要背圧PBPはこのようなマップを参照して決定される。
ステップS5において、必要背圧PBPが算出された後は、ステップS6へ進み、調圧弁8の開度θTHを決定する。開度θTHは、ステップS5で算出した必要背圧PBPと、圧力センサ7によって取得されたリターン経路内の圧力、すなわち、実測された背圧とを比較することによって決定される。このとき、リターン燃料の流量を加味することで、より正確な制御を行うことができる。
ECU10は、ステップS6の処理の後、ステップS7の処理を行う。ステップ7では、燃料噴射弁2への通電期間τを補正する通電期間補正量Δτを算出する。調圧弁8の開度調節を行い、ニードルリフト速度を変更した場合、所望の燃料噴射量を確保するためには、燃料噴射弁2の通電期間τを補正する必要がある。ニードルリフト速度が変更されると、これに伴って燃料の噴射率が変化する。これの噴射率の変化を加味して、所望の噴射量を確保することができる通電期間τとする趣旨である。具体的には、ニードルリフト速度VOPENが遅いときは、通電期間を長期化させる。
ECU10は、ステップ7において通電期間補正量Δτを算出した後、ステップS8に進み、燃料噴射指令、及び、調圧弁解度調節指令を行う。燃料噴射指令は、ステップS2で取得した通電期間τにステップS7で算出した通電期間補正量Δτを加味した期間の噴射指令を出すことによって行われる。また、調圧弁開度調節指令は、ステップS6で算出した開度θTHを調圧弁8に対して指示することのよって行われる。なお、調圧弁解度調節指令は、背圧の応答時間、応答遅れを考慮して、噴射指令に先立って行っておくこともできる。
以上のステップを経ることにより、燃料噴射装置1は、燃料噴射の所望の貫徹力を実現することができる。エンジン負荷TQが低いときに、低貫徹力の燃料噴射とすることもでき、これにより、燃料のボア壁への付着を抑制することができる。その一方で、燃料噴射装置1は、所望の貫徹力を得るためにコモンレール圧PCR自体は制御していない。すなわち、所望の貫徹力を得るためにコモンレール圧PCRを低下させることがなく、高いコモンレール圧力PCRを維持することができる。この結果、燃料の微粒化を促進し、又は、維持することができる。
なお、燃料噴射弁2は、従来、公知の種々の燃料噴射弁を用いることができる。すなわち、燃料噴射装置1は、燃料噴射弁21の背圧を制御することによって貫徹力の調節を行う。このため、燃料噴射弁自体は、ニードルの昇降動作に背圧を利用する形式のものであればどのようなものであってもよい。
このような燃料噴射装置1は、上述のような貫徹力の実現のみならず、ガス欠後等、燃料噴射弁2内にエアが混入したときに、早期に燃料噴射弁2の機能を復帰させることができる。この点につき、図7を参照しつつ説明する。
図7は、燃料噴射弁2の内部構成の一部を模式的に示した説明図である。燃料噴射弁2は、ノズルボディ21内に、アクチュエータ22によって駆動される大径ピストン23を備え、この大径ピストン23よりも先端側に小径ピストン24を有している。そして、大径ピストン23と小径ピストン24との間に油密室25が形成されている。小径ピストン24には、油密室25に充填される燃料を介して大径ピストン23の動きが伝達される。図示しないニードルは、小径ピストン24の動きに応じてノズルボディ21内で上下動し、燃料の噴射行う。油密室25は、リターンパイプ6に通じており、背圧が作用する。
このように、油密室25に充填される燃料は、燃料の噴射に重要な役割を有するが、この油密室25にエアが混入すると、大径ピストン23の動きの小径ピストン24へ伝達が妨げられる。すなわち、大径ピストン23が移動しても油密室25内のエアを圧縮するだけで、小径ピストン24を適切に駆動することができなくなる。
そこで、燃料噴射装置1は、エア混入を検したときに調圧弁8の開度調節を行って背圧を高める制御を行う。背圧を高めることによって油密室25内の圧力を高め、これにより多くの燃料を油密室25内に導入し、エア混入状態からの早期復帰を補助することができる。
なお、ECU10は、エア混入を検知したときに背圧を高める制御を行うが、エア混入の検知は、例えば、以下のように行うことができる。
例えば、コモンレール圧センサ3aによって把握されるコモンレール圧の変化に基づいてエア混入を判断する構成とすることができる。すなわち、コモンレール圧センサ3aとECU10との組み合わせが、エア混入検値手段となる。
ECU10が燃料噴射弁2に噴射指令を発し、これによって燃料が噴射されると、コモンレール圧は低下する。従って、ECU10が噴射指令を発しているにもかかわらず、コモンレール圧の低下が観察されない時は、エア混入が起こっており、これに起因して噴射不良が発生しているものとしている。
このように、燃料噴射装置1は、エア混入状態からの早期復帰が可能である。
上記実施例は本発明を実施するための例にすぎず、本発明はこれらに限定されるものではなく、これらの実施例を種々変形することは本発明の範囲内であり、更に本発明の範囲内において、他の様々な実施例が可能であることは上記記載から自明である。
図1は、実施例の燃料噴射装置が組み込まれたエンジンの概略構成を示す説明図である。 図2は、ECUが行う燃料噴射の制御の一例を示すフロー図である。 図3は、燃料噴射弁が備えるニードルのリフト速度と燃料の噴射率と関係を示したグラフである。 図4は、要求ニードルリフト速度V0OPENを算出するためのマップの一例を示す図である。 図5は、筒内圧力とニードルリフト速度との関係を示すグラフである。 図6は、必要背圧PBPを算出するマップの一例を示す図である。 図7は、燃料噴射弁2の内部構成の一部を模式的に示した説明図である。
符号の説明
1…燃料噴射装置
2…燃料噴射弁
3…コモンレール
3a…コモンレール圧センサ
4…燃料サプライポンプ
5…燃料タンク
6…リターンパイプ
7…圧力センサ
8…調圧弁
9…チェック弁
10…ECU
11…EDU

Claims (3)

  1. 筒内に燃料を噴射する燃料噴射弁と、
    当該燃料噴射弁に高圧燃料を供給するコモンレールと、
    前記燃料噴射弁からのリターン燃料が流通するリターン経路と、
    当該リターン経路内の圧力を検知する圧力検知手段と、
    前記リターン経路に設置された調圧弁と、
    エンジンの運転状態に応じて前記調圧弁の開度調節を行い、前記燃料噴射弁の背圧を制御する制御手段と、
    を備えたことを特徴とする燃料噴射装置。
  2. 前記制御手段は、筒内圧力に基づいて、前記調圧弁の開度調節の補正を行うことを特徴とした請求項1記載の燃料噴射装置。
  3. 燃料経路中のエア混入検知手段を備え、
    前記制御手段は、当該エア混入検知手段の検知結果に基づいて前記調圧弁の開度調節を行うことを特徴とした請求項1又は2記載の燃料噴射装置。
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