JP2010047148A - ラック支持装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ラックガイドのシリンダ内への組付け性を損なうことなく、ラックガイドによるラックの支持剛性を高めて、ラックガイドとシリンダ間での異音を低減させること
【解決手段】ラック支持装置は、ハウジング10のシリンダ11内にシリンダ軸方向に移動可能に組付けられてラック30の背面32を摺動可能に支持するラックガイド40を備える。ラックガイド40は、有底筒状に形成されてシリンダ11内に組付けられシリンダ径方向に貫通する各貫通孔41bU,41bD,(41bL,41bR)、41bu,41bd,(41bl,41br)を筒状部41bに有するアウター側ガイド41と、有底筒状に形成されてアウター側ガイド41の筒状部41b内に組付けられるインナー側ガイド42と、各貫通孔に組付けられシリンダ11の内周11aと各貫通孔とインナー側ガイド42の筒状部42bの外周42b1と係合する各ゴムボール43を備える。
【選択図】 図1

Description

本発明は、ラック支持装置に関し、例えば、車両用ラックピニオン式ステアリング装置におけるラックを支持するのに適したラック支持装置に関する。
車両用ラックピニオン式ステアリング装置は、例えば、下記特許文献1に記載されていて、ハウジングに回転可能に支持されて操舵入力により回転するピニオンと、このピニオンに常時噛合し前記ハウジングに往復動可能に組付けられたラックを備えていて、ピニオンの回転に伴うラックの往復動により操舵輪が転舵されるように構成されている。
特開2005−212573号公報
上記した特許文献1に記載されているラックピニオン式ステアリング装置では、ハウジングに設けられたシリンダ内にシリンダ軸方向に移動可能に組付けられて前記ラックの背面を摺動可能に支持するラックガイドと、このラックガイドを介して前記ラックを前記ピニオンに向けて付勢するスプリングを備えるラック支持装置が採用されている。このラック支持装置におけるラックガイドは、周面に溝を有していており、この溝にシリンダの内周と接触する弾性条体が加硫接着されている。
このため、ラックガイドがシリンダ内に組付けられている状態では、ラックガイドの溝に加硫接着された弾性条体が、シリンダ径方向に(圧縮)弾性変形していて、シリンダの内周と係合している。したがって、ラックガイドのシリンダ径方向への移動を抑制することができ、ラックガイドによるラックの支持剛性を高めることが可能である。この結果、例えば、悪路走行時にラックがラック軸方向以外の方向に不必要に移動しようとしても、シリンダ内にてラックガイドの首振り運動(シリンダ径方向の移動)を抑制することができ、ラックガイドとシリンダ間での異音を低減することが可能である。
ところで、上記した特許文献1に記載されているラック支持装置では、ラックガイドをシリンダ内に組付ける際には、弾性条体がシリンダの内周と接触する際の摺動抵抗に抗してラックガイドをピニオン側に向けてシリンダ内に挿入する必要がある。このとき、弾性条体のシリンダ径方向における弾性変形量が大きいほど、ラックガイドによるラックの支持剛性が高くなるものの、上記した摺動抵抗も大きくなるため、ラックガイドのシリンダ内への組付性が大幅に悪化するおそれがある。
本発明は、上記した課題に対処すべくなされたものであり、ピニオンと噛合するラックをラック軸方向に移動可能に支持するハウジングと、このハウジングに設けられたシリンダ内にシリンダ軸方向に移動可能に組付けられて前記ラックの背面を摺動可能に支持するラックガイドと、このラックガイドを介して前記ラックを前記ピニオンに向けて付勢するスプリングを備えるラック支持装置において、前記ラックガイドは、有底筒状に形成されて前記シリンダ内に組付けられ前記ラックの背面に摺動可能に係合するガイド溝を底部に有しシリンダ径方向に貫通する貫通孔を筒状部に有するアウター側ガイドと、有底筒状に形成されて前記アウター側ガイドの前記筒状部内に組付けられ前記スプリングを筒状部内に収容し底部にて前記アウター側ガイドの底部に当接するインナー側ガイドと、前記アウター側ガイドの前記貫通孔に組付けられ前記シリンダの内周と前記アウター側ガイドの前記貫通孔と前記インナー側ガイドの外周とに係合する弾性体を備えていることに特徴がある。
本発明によるラック支持装置においては、インナー側ガイドがアウター側ガイドにおける筒状部内へ挿入されて組付けられることにより、アウター側ガイドの貫通孔に組付けられている弾性体が、シリンダの内周とアウター側ガイドの貫通孔とインナー側ガイドの外周と係合する。これにより、シリンダの内周にてアウター側ガイドのシリンダ径方向への移動を抑制することができ、ラックガイド(アウター側ガイド)によるラックの支持剛性を高めることが可能である。したがって、例えば、悪路走行時にラックがラック軸方向以外の方向に不必要に移動しようとしても、シリンダの内周にてアウター側ガイドの首振り運動(シリンダ径方向の移動)を抑制することができ、ラックガイドとシリンダ間での異音を低減することが可能である。
ところで、本発明によるラック支持装置においては、ラックガイド(アウター側ガイド、インナー側ガイド、弾性体)をシリンダ内に組付ける際には、弾性体をアウター側ガイドの貫通孔に組付けた後に、アウター側ガイドを弾性体とともにシリンダの内周に挿入する。このとき、弾性体のシリンダ径内方端はその弾性変形が規制されていないため、弾性体のシリンダ径外方端とシリンダの内周が接触する際の摺動抵抗は小さくて、アウター側ガイドをシリンダ内に容易に組付けることが可能である。
そして、アウター側ガイドをシリンダ内に組付けた後に、インナー側ガイドをアウター側ガイドの筒状部内に挿入する。このとき、インナー側ガイドの外周と弾性体のシリンダ径内方端が接触して、弾性体がアウター側ガイドの貫通孔にてシリンダ径外方に向けて弾性変形する。このため、インナー側ガイドをアウター側ガイドの筒状部内に組付けることができて、ラックガイドをシリンダ内に容易に組付けることが可能である。したがって、ラックガイドのシリンダ内への組付け性を損なうことなく、ラックガイドによるラックの支持剛性を高めることができ、上記した異音の低減とラックガイドにおける組付け性の改善の両立を図ることが可能である。
また、本発明の実施に際して、前記貫通孔は、シリンダ周方向にて等間隔に複数個設けられていることも可能である。この場合には、各貫通孔に組付けられている各弾性体が、シリンダ周方向にて等間隔に、シリンダの内周とアウター側ガイドの各貫通孔とインナー側ガイドの外周と係合するため、ラックガイド(アウター側ガイド)によるラックの支持剛性をシリンダ周方向にてバランス良く高めることが可能である。
また、本発明の実施に際して、前記弾性体は、球状に形成されていることも可能である。この場合には、インナー側ガイドをアウター側ガイドの筒状部内に挿入するとき、インナー側ガイドの外周(例えば円筒面)と弾性体のシリンダ径内方端(球面)が接触することとなる。したがって、前記弾性体が例えば円柱状であって、インナー側ガイドの外周(例えば円筒面)と弾性体のシリンダ径内方端(平面)が接触する場合に比して、インナー側ガイドと弾性体との間で生じる摺動抵抗を小さくすることができて、インナー側ガイドをアウター側ガイドの筒状部内に容易に組付けることが可能である。
また、本発明の実施に際して、前記貫通孔は、シリンダ径内方に向かうに従って直径が小さくなるように形成されていることも可能である。この場合には、アウター側ガイドを弾性体とともにシリンダの内周に挿入する際に、弾性体がアウター側ガイドの貫通孔からシリンダ径内方へ落ちることを防止することができ、弾性体とアウター側ガイドのシリンダ内への組付性を向上させることが可能である。
また、本発明の実施に際して、前記インナー側ガイドの底部側外周は、テーパ形状に形成されていることも可能である。この場合には、インナー側ガイドをアウター側ガイドの筒状部内に挿入する際に、インナー側ガイドの底部側外周(テーパ形状部)により弾性体をシリンダ径外方に向けて容易に弾性変形させることができ、弾性体のかじり等を防止した状態でインナー側ガイドをアウター側ガイドの筒状部内に容易に組付けることが可能である。
以下に、本発明の一実施形態を図1〜図3に基づいて説明する。図1は本発明に係るラック支持装置を車両用ラックピニオン式ステアリング装置に適用した実施形態を示していて、このラックピニオン式ステアリング装置は、ハウジング10と、このハウジング10に組付けられているピニオン20と、このピニオン20に交差する方向(ラック軸方向)に移動可能なラック30を備えている。また、ラックピニオン式ステアリング装置は、ハウジング10内に収容されるラックガイド40およびスプリング50を備えるとともに、プラグ60とロックナット70を備えている。
ハウジング10は、ラックガイド40を収容しているシリンダ11を有していて、ボールベアリングBr1およびニードルベアリングBr2を介してピニオン20を回転可能に支持するとともに、ラック30を両端部(図示省略)にてラック軸方向へ移動可能に支持している。
ピニオン20は、上端部にて操舵ハンドル(図示省略)を支持する操舵軸(図示省略)にトルク伝達可能に連結されていて、下端部にはピニオンギヤ21が一体的に設けられている。ラック30は、ラック軸方向(図1の紙面と交差する方向)に延びていて、ピニオンギヤ21と常に噛合する斜歯状のラックギヤ31を有しており、ピニオン20の回転に伴ってラック軸方向に移動して、左右前輪(図示省略)を転舵可能である。
ラックガイド40は、シリンダ11内にシリンダ軸方向に移動可能に組付けられてラック30の背面32を摺動可能に支持するものであり、アウター側ガイド41と、インナー側ガイド42と、8個のゴムボール43で構成されている。アウター側ガイド41は、図1〜図3に示したように、有底円筒状に形成されていて、ピニオン側に底部41aを有し、プラグ側に筒状部41bを有しており、シリンダ11内にシリンダ軸方向に移動可能に組付けられている。
底部41aは、ラック30の背面32に摺動可能に係合するガイド溝41a1を有している。筒状部41bは、シリンダ径方向に貫通する貫通孔41bU,41bD,41bL,41bRと貫通孔41bu,41bd,41bl,41brを有していて、各貫通孔41bU,41bD,41bL,41bR(41bu,41bd,41bl,41br)にはそれぞれゴムボール43が組付けられている。
貫通孔41bU,41bD,41bL,41bR(41bu,41bd,41bl,41br)は、図2および図3に示したように、シリンダ周方向にて等間隔(90度間隔)に設けられていて、シリンダ径内方に向かうに従って直径が小さくなるように形成されている。なお、貫通孔41bU,41bD,41bL,41bRは、筒状部41bのプラグ側部位に設けられている。また、貫通孔41bu,41bd,41bl,41brは、筒状部41bのラック側部位に設けられている。
インナー側ガイド42は、図1および図2に示したように、有底円筒状に形成されていて、ピニオン側に底部42aを有し、プラグ側に筒状部42bを有しており、底部側の外周には、テーパ形状に形成されているテーパ形状部42cが設けられている。また、インナー側ガイド42は、アウター側ガイド41の筒状部41b内に組付けられていて、スプリング50を筒状部42b内に収容しており、底部42aにてアウター側ガイド41の底部41aに当接している。なお、テーパ形状部42cのピニオン側端部は、曲面形状に形成(R仕上げ)されているのが望ましい。
各ゴムボール43は、図2および図3に示したように、球状の弾性体であり、その直径が各貫通孔41bU,41bD,41bL,41bR,41bu,41bd,41bl,41brのシリンダ径方向長さより大きくなっている。また、各ゴムボール43は、図1に示したように、インナー側ガイド42がアウター側ガイド41の筒状部41b内に組付けられることにより、シリンダ11の内周11aと各貫通孔41bU,41bD,41bL,41bR,41bu,41bd,41bl,41brとインナー側ガイド42における筒状部42bの外周42b1と係合している。これにより、シリンダ11内にてアウター側ガイド41のシリンダ径方向の移動が抑制されていて、ラックガイド40によるラック30の支持剛性が高くなっている。なお、ゴムボール43の硬度は適宜変更可能であり、この変更によりラックガイド40によるラック30の支持剛性は適宜変更可能である。
スプリング50は、インナー側ガイド42とプラグ60の間に介装されていて、インナー側ガイド42とアウター側ガイド41を介して、ラック30をピニオン20に向けて付勢している。プラグ60は、スプリング50の付勢力を調整するためのものであり、シリンダ11の内周11aに進退可能に組付けられている。ロックナット70は、プラグ60のシリンダ11に対する緩みを防止するためのものである。
上記のように構成した実施形態のラックピニオン式ステアリング装置においては、運転者による操舵ハンドルの操舵入力に伴って操舵軸およびピニオン20が回転し、このピニオン20の回転に伴って、ラック30がラック軸方向に移動して、左右前輪が転舵する。
ところで、この実施形態においては、図1に示したように、インナー側ガイド42がアウター側ガイド41における筒状部41b内へ挿入されて組付けられることにより、各ゴムボール43が、シリンダ11の内周11aとアウター側ガイド41の各貫通孔41bU,41bD,41bL,41bR,41bu,41bd,41bl,41brとインナー側ガイド42における筒状部42bの外周42b1と係合する。これにより、シリンダ11の内周11aにてアウター側ガイド41のシリンダ径方向への移動を抑制することができ、ラックガイド40(アウター側ガイド41)によるラック30の支持剛性を高めることが可能である。したがって、例えば、悪路走行時にラック30がラック軸方向以外の方向に不必要に移動しようとしても、シリンダ11の内周11aにてアウター側ガイド41の首振り運動(シリンダ径方向の移動)を抑制することができ、ラックガイド40とシリンダ11間での異音を低減することが可能である。
一方、この実施形態において、ラックガイド40(アウター側ガイド41、インナー側ガイド42、各ゴムボール43)をシリンダ11内に組付ける際には、各ゴムボール43をアウター側ガイド41の各貫通孔41bU,41bD,41bL,41bR,41bu,41bd,41bl,41brに組付けた後に、アウター側ガイド41を各ゴムボール43とともにシリンダ11の内周11aに挿入する。このとき、各ゴムボール43のシリンダ径内方端はその弾性変形が規制されていないため、各ゴムボール43のシリンダ径外方端とシリンダ11の内周11aが接触する際の摺動抵抗は小さくて、アウター側ガイド41をシリンダ11内に容易に組付けることが可能である。
そして、アウター側ガイド41をシリンダ11内に組付けた後に、インナー側ガイド42をアウター側ガイド41の筒状部41b内に挿入する。このとき、インナー側ガイド42における筒状部42bの外周42b1と各ゴムボール43のシリンダ径内方端が接触して、各ゴムボール43がアウター側ガイド41の各貫通孔41bU,41bD,41bL,41bR,41bu,41bd,41bl,41brにてシリンダ径外方に向けて弾性変形する。このため、インナー側ガイド42をアウター側ガイド41の筒状部41b内に組付けることができて、ラックガイド40をシリンダ11内に容易に組付けることが可能である。したがって、ラックガイド40のシリンダ11内への組付け性を損なうことなく、ラックガイド40によるラック30の支持剛性を高めることができ、上記した異音の低減とラックガイド40における組付け性の改善の両立を図ることが可能である。
また、この実施形態においては、各貫通孔41bU,41bD,41bL,41bR(41bu,41bd,41bl,41br)は、シリンダ周方向にて略90度ずつ等間隔に設けられている。このため、各貫通孔41bU,41bD,41bL,41bR(41bu,41bd,41bl,41br)に組付けられている各ゴムボール43が、シリンダ周方向にて等間隔に、シリンダ11の内周11aとアウター側ガイド41の各貫通孔41bU,41bD,41bL,41bR(41bu,41bd,41bl,41br)とインナー側ガイド42における筒状部42bの外周42b1と係合するため、ラックガイド40(アウター側ガイド41)によるラック30の支持剛性をシリンダ周方向にてバランス良く高めることが可能である
また、この実施形態においては、各ゴムボール43は、球状に形成されている。このため、インナー側ガイド42をアウター側ガイド41の筒状部41b内に挿入するとき、インナー側ガイド42における筒状部42bの外周42b1(円筒面)と各ゴムボール43のシリンダ径内方端(球面)が接触することとなる。したがって、各弾性体(各ゴムボール)が例えば円錐台形状であって、インナー側ガイド42における筒状部42bの外周42b1(円筒面)と各弾性体のシリンダ径内方端(平面)が接触する場合に比して、インナー側ガイド42と各ゴムボール43との間で生じる摺動抵抗を小さくすることができて、インナー側ガイド42をアウター側ガイド41の筒状部41b内に容易に組付けることが可能である。
また、この実施形態においては、各貫通孔41bU,41bD,41bL,41bR,41bu,41bd,41bl,41brは、シリンダ径内方に向かうに従って直径が小さくなるように形成されている。この場合には、アウター側ガイド41を各ゴムボール43とともにシリンダ11の内周11aに挿入する際に、各ゴムボール43がアウター側ガイド41の各貫通孔41bU,41bD,41bL,41bR,41bu,41bd,41bl,41brからシリンダ径内方へ落ちることを防止することができ、各ゴムボール43とアウター側ガイド41のシリンダ11内への組付性を向上させることが可能である。
また、この実施形態において、インナー側ガイド42の底部側外周には、テーパ形状に形成されているテーパ形状部42cが設けられている。このため、インナー側ガイド42をアウター側ガイド41の筒状部41b内に挿入する際に、テーパ形状部42cにより各ゴムボール43をシリンダ径外方に向けて容易に弾性変形させることができ、各ゴムボールのかじり等を防止した状態でインナー側ガイド42をアウター側ガイド41の筒状部41b内に容易に組付けることが可能である。
上記した実施形態においては、各ゴムボール43がインナー側ガイド42における筒状部42bの外周42b1と係合するように構成して実施したが、インナー側ガイド42の底部42aをシリンダ軸方向に所定量長く形成して、各ゴムボール43がインナー側ガイド42における底部42aの外周と係合するように構成して実施することも可能である。また、上記した実施形態においては、アウター側ガイド41およびインナー側ガイド42を有底円筒状に形成して実施したが、アウター側ガイド41およびインナー側ガイド42の形状(有底筒状)は適宜変更可能である。
また、上記した実施形態においては、アウター側ガイド41の筒状部41bには、プラグ側部位に貫通孔41bU,41bD,41bL,41bRを設け、ピニオン側部位に貫通孔41bu,41bd,41bl,41brを設けて実施したが、アウター側ガイド41の筒状部41bには、ピニオン側部位およびプラグ側部位のいづれか一方にのみに貫通孔を設けて実施することも可能である。
また、上記した実施形態においては、アウター側ガイド41の筒状部41bには、周方向にて略90度ずつ等間隔に貫通孔を設けて実施したが、等間隔に貫通孔を設ける角度は適宜変更可能であり、例えば、アウター側ガイド41の筒状部41bに、周方向にて略120度ずつ等間隔に貫通孔を設けて実施することも可能である。また、アウター側ガイド41の筒状部41bには、複数個の貫通孔を設けて実施したが、一つのみ貫通孔を設けて実施することも可能である。
また、上記した実施形態においては、各ゴムボール43を球状に形成して実施したが、各ゴムボール43の形状は適宜変更可能であり、例えば、各ゴムボール(43)をアウター側ガイド41の各貫通孔41bU,41bD,41bL,41bR、41bu,41bd,41bl,41brに組付け可能な円錐台形状に形成して実施することも可能である。
本発明によるラック支持装置を車両用ラックピニオン式ステアリング装置に適用した一実施形態を示した要部断面図である。 図1に示したゴムボールを組付けたアウター側ガイドと、インナー側ガイドと、スプリングを分解した断面図である。 図2の3−3線に沿った断面図である。
符号の説明
10…ハウジング、11…シリンダ、11a…内周、20…ピニオン、21…ピニオンギヤ、30…ラック、31…ラックギヤ、32…背面、40…ラックガイド、41…アウターガイド、41a…底部、41a1…ガイド溝、41b…筒状部、41bU,41bD,41bL,41bR,41bu,41bd,41bl,41br…貫通孔、42…インナー側ガイド、42a…底部、42b…筒状部、42b1…外周、42c…テーパ形状部、50…スプリング、60…プラグ、70…ロックナット

Claims (5)

  1. ピニオンと噛合するラックをラック軸方向に移動可能に支持するハウジングと、このハウジングに設けられたシリンダ内にシリンダ軸方向に移動可能に組付けられて前記ラックの背面を摺動可能に支持するラックガイドと、このラックガイドを介して前記ラックを前記ピニオンに向けて付勢するスプリングを備えるラック支持装置において、
    前記ラックガイドは、有底筒状に形成されて前記シリンダ内に組付けられ前記ラックの背面に摺動可能に係合するガイド溝を底部に有しシリンダ径方向に貫通する貫通孔を筒状部に有するアウター側ガイドと、有底筒状に形成されて前記アウター側ガイドの前記筒状部内に組付けられ前記スプリングを筒状部内に収容し底部にて前記アウター側ガイドの底部に当接するインナー側ガイドと、前記アウター側ガイドの前記貫通孔に組付けられ前記シリンダの内周と前記アウター側ガイドの前記貫通孔と前記インナー側ガイドの外周とに係合する弾性体を備えていることを特徴とするラック支持装置。
  2. 請求項1に記載のラック支持装置において、前記貫通孔は、シリンダ周方向にて等間隔に複数個設けられていることを特徴とするラック支持装置。
  3. 請求項1または2に記載のラック支持装置において、前記弾性体は、球状に形成されていることを特徴とするラック支持装置。
  4. 請求項1ないし3の何れか一項に記載のラック支持装置において、前記貫通孔は、シリンダ径内方に向かうに従って直径が小さくなるように形成されていることを特徴とするラック支持装置。
  5. 請求項1ないし4の何れか一項に記載のラック支持装置において、前記インナー側ガイドの底部側外周は、テーパ形状に形成されていることを特徴とするラック支持装置。
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