JP2010047115A - ステアリングコラムの支持装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】揺動支持ブラケット10aは、1枚の金属板により一体に造られて、保持板部12aと、取付板部11aと、複数の衝撃吸収腕部20、20とを備える。このうちの保持板部12aは、上記ステアリングコラム5bの前端部を揺動及び二次衝突時に前方への変位を可能に保持する保持部13aを備える。又、上記取付板部11aは、車体に対し取付固定される。更に、上記各衝撃吸収腕部20、20は、上記ステアリングコラム5bの軸方向に関して屈曲した形状を有する。そして、それぞれの基端部を上記保持板部12aの端縁に連続させると共に、それぞれの先端部を上記ステアリングコラム5bと共に前方に変位させるべく、このステアリングコラム5bに対し係止している。
【選択図】 図1
Description
特に、本発明のステアリングコラムの支持装置に於いては、上記揺動支持ブラケットは、1枚の金属板に打ち抜き加工及び曲げ加工を施す事により一体に造られて、保持板部と、取付板部と、複数の衝撃吸収腕部とを備える。
このうちの保持板部は、上記ステアリングコラムの前端部を上記揺動及び上記変位を可能に保持する、保持部を備える。
又、上記取付板部は、上記保持板部の上端縁部に設けられて、上記車体に対し取付固定される。
更に、上記各衝撃吸収腕部は、上記ステアリングコラムの軸方向に関して屈曲した形状を有し、それぞれの基端部を上記保持板部と上記取付板部とのうちの何れかの板部の端縁に連続させると共に、それぞれの先端部を上記ステアリングコラムと共に前方に変位させるべく、このステアリングコラムに対し係止したものである。
又、上記各衝撃吸収腕部の先端部を、ステアリングコラムに形成されたスリット状の係止孔に、径方向外方から内方に向けて挿入する。
図1〜3は、本発明の実施の形態の第1例を示している。尚、本例の構造を含めて、本発明の特徴は、ステアリングコラムの前端部を、上下方向の揺動及び二次衝突時に於ける前方への変位を可能に支持する為のステアリングコラムの支持装置の構造にある。ステアリングホイールの高さ位置を調節すべく、固定側ブラケット1aによりステアリングコラム5bの中間部を昇降可能に支持する部分の構造、二次衝突の衝撃に基づいて上記固定側ブラケット1aを前方に変位させる為の構造等は、従来から広く知られている構造と同様であるから、説明を省略若しくは簡略にし、以下、本発明の特徴となる部分を中心に説明する。
図4〜5は、本発明の実施の形態の第2例を示している。本例の場合には、揺動支持ブラケット10bを構成する1対の衝撃吸収腕部20a、20aを、それぞれ取付板部11aの前端縁中央部及び保持板部12aの下端縁中央部から前方に向け延出する状態で設けている。これに合わせて、上記両衝撃吸収腕部20a、20aの前端部に設けた係止板部22、22の先端部を係止する為の係止孔23を、ステアリングコラム5bの前端部上下両側面に形成している。ステアリングホイールの上下位置を調節すべく、このステアリングコラム5bを上下方向に揺動変位させる際には、上記両衝撃吸収腕部20a、20aが上下方向に弾性変形するか、或は、上記両係止孔23に対する上記両係止板部22、22の先端部の差し込み量(長さ)が変化する。
上記両衝撃吸収腕部20a、20a及び両係止孔23の設置位置を異ならせた点以外の構成及び作用は上述した実施の形態の第1例の場合と同様であるから、同等部分には同一符号を付して、重複する説明は省略する。
図6は、本発明の実施の形態の第3例を示している。本例の場合には、揺動支持ブラケット10cを構成する1対の衝撃吸収腕部20b、20bを、それぞれ保持板部12bの左右両側縁中央部から後方に向け延出する状態で設けている。これに合わせて、上記両衝撃吸収腕部20b、20bの後端部に設けた係止板部22、22の先端部を係止する為の係止孔23、23を、ステアリングコラム5bの中間部左右両側面に形成している。二次衝突時には、図6の(A)→(B)に示す様に、上記両衝撃吸収腕部20b、20bが押し潰される方向に塑性変形して、上記ステアリングコラム5bに加わった衝撃エネルギを吸収しつつ、このステアリングコラム5bが前方に変位する事を許容する。
上記両衝撃吸収腕部20b、20b及び両係止孔23、23の設置位置を異ならせ、二次衝突時に於けるこれら両衝撃吸収腕部20b、20bの変形状況を変えた点以外の構成及び作用は前述した実施の形態の第1例の場合と同様であるから、同等部分には同一符号を付して、重複する説明は省略する。
又、上記衝撃吸収腕部の数や設置位置は、図示の実施の形態の構造に限定されない。この衝撃吸収腕部の数を3個以上にすれば、衝撃吸収能力を大きくできる。又、この衝撃吸収腕部を設ける位置に関しても、車体等の他の周辺部材との配置関係等を考慮して設計的に決定する事ができる。
又、図示の実施の形態では、上記各衝撃吸収腕部の先端部に設けた各係止板部の先端部を、ステアリングコラムに形成した係止孔に挿入する事で、このステアリングコラムに対し係止しているが、例えば、溶接等により係止固定する事もできる。この場合には、ステアリングホイールの高さ調節の為のステアリングコラムの揺動変位を、上記各衝撃吸収腕部の弾性変形により吸収する。
2 支持板部
3 長孔
4、4a ステアリングシャフト
5、5a、5b ステアリングコラム
6 昇降側ブラケット
7 チルトボルト
8 チルトナット
9 チルトレバー
10、10a、10b、10c 揺動支持ブラケット
11、11a 取付板部
12、12a、12b 保持板部
13、13a 保持部
14、14a 保持孔
15、15a 弾性保持片
16 エネルギ吸収部材
17 固定部
18 揺動部
19 横軸
20、20a、20b 衝撃吸収腕部
21 取付孔
22 係止板部
23 係止孔
24 エネルギ吸収部
Claims (2)
- ステアリングコラムの前端部を車体に対して、揺動支持ブラケットにより、このステアリングコラムの後端部を昇降させる方向の揺動及び衝突事故の際に前方への変位を可能として車体に支持する為のステアリングコラムの支持装置に於いて、上記揺動支持ブラケットは、1枚の金属板に打ち抜き加工及び曲げ加工を施す事により一体に造られて、保持板部と、取付板部と、複数の衝撃吸収腕部とを備え、このうちの保持板部は、上記ステアリングコラムの前端部を上記揺動及び上記変位を可能に保持する保持部を備えたものであり、上記取付板部は、上記保持板部の上端縁部に設けられて、上記車体に対し取付固定されるものであり、上記各衝撃吸収腕部は、上記ステアリングコラムの軸方向に関して屈曲した形状を有し、それぞれの基端部を上記保持板部と上記取付板部とのうちの何れかの板部の端縁に連続させると共に、それぞれの先端部を上記ステアリングコラムと共に前方に変位させるべく、このステアリングコラムに対し係止したものであるステアリングコラムの支持装置。
- 保持部は、保持板部に形成された保持孔の内周縁複数個所から径方向内側且つ前方に突出する状態で形成された複数の弾性保持片から成るものであり、各衝撃吸収腕部の先端部は、ステアリングコラムに形成されたスリット状の係止孔に、径方向外方から内方に向けて挿入されている、請求項1に記載したステアリングコラムの支持装置。
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- 2008-08-21 JP JP2008213153A patent/JP5365094B2/ja not_active Expired - Fee Related
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