JP2010046214A - 液塗布具 - Google Patents

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Abstract

【課題】塗布対象毛に塗布液を濃く塗布する。
【解決手段】台座部4の横方向の両端位置において、それぞれ、縦方向に所定のピッチで列を作るように、内倒れした左櫛歯及び右櫛歯を植立させたことにより、左櫛歯及び右櫛歯で囲まれた内部空間に液量が大きくかつ安定な液溜りを形成できる。
【選択図】図3

Description

本発明は液塗布具に関し、特に櫛形液塗布具本体を有する構成に適用するものである。
従来、櫛形液塗布具本体を有する構成の液塗布具としては、塗布対象毛としてまつ毛を塗布するマスカラを用いたマスカラ用液塗布具と、塗布対象毛として頭髪を塗布する毛染め液を用いた毛染め用液塗布具とがある。
この種の液塗布具の基本構成は、図25において、符号R1によって全体として示すように、塗布液を収納する塗布液容器R2の取出口R3に、キャップR4から延長するシャフトR5の先端部に液塗布具本体R6を設け、ユーザがキャップR4を手にもって、液塗布具本体R6を取出口R3から塗布液容器R2に差し入れて塗布液容器R2内に収納されている塗布液に浸した後、これを取出口R3から外部に引き抜くことにより、液塗布具本体R6に付着した塗布液を塗布液容器R2から取出すことができるようになされている。
取出口R3の内側には柔らかいゴム材料でなる小径環状のしごき部材R7が設けられており、液塗布具本体R6を引き抜く際に、液塗布具本体R6の周囲に付着している余分な塗布液をしごき部材R7によって「しごき落とす」ことにより、外部に取り出した液塗布具本体R6から塗布液がぼた落ちしないようになされている。
このような基本構成をもつ液塗布具R1のうち、液塗布具本体R6としていろいろな櫛歯の構成を特定した液塗布具が提案されている(特許文献1、特許文献2参照)。
特開2005−125021公報 特開2005−46243公報
この種の櫛形液塗布具本体を有する液塗布具においては、塗布液容器R2から液塗布具本体R6を引き抜く際に、これがしごき部材R7によってしごかれることにより、塗布液は櫛を構成する櫛歯間の隙間に保持されている。
その液量は、歯のピッチ幅、歯の肉厚、歯の幅の大きさによって決まるので、多量の塗布液を液塗布具本体R6に残そうとすると、ピッチ幅を大きくし、かつ肉厚を薄くし、かつ幅を大きくすることが考えられるが、このような多量塗布条件を単純に選定すると、ユーザが塗布操作をしたとき塗布液が「だま」となって塗布対象毛に付着したり、束になった塗布対象毛に塗布液を塗布したりするおそれがある。
またこれらの多量塗布条件を充足させようとすると、液塗布具R1が全体として太くなる結果、ユーザが鏡を見ながら塗布操作をする際の邪魔になるような結果になるおそれがある。
本発明は以上の点を考慮してなされたもので、保持できる塗布液の液量をできるだけ多くしながらしかもユーザが櫛歯を有効に使いながら好みに応じた塗布操作をできるようにした液塗布具を提案しようとするものである。
かかる課題を解決するため本発明においては、台座部4に複数の左櫛歯5L及び右櫛歯5Rを植立してなる液塗布具本体2を有し、台座部4の横方向の両端位置において、左櫛歯5L及び右櫛歯5Rをそれぞれ縦方向に所定のピッチで列を作るように順次配設されることにより、左櫛歯5Lと、右櫛歯5Rと、台座部4とによって囲まれた内部空間に形成された液溜り6を具え、左櫛歯5L及び右櫛歯5Rが、内部空間側に傾くように内倒れしているようにする。
本発明によれば、液塗布具本体の横方向の両端位置に、それぞれ、縦方向に所定のピッチで列を作るように、内倒れした左櫛歯及び右櫛歯を植立させたことにより、左櫛歯、右櫛歯内の内部空間に多量な塗布液を、安定に保持すると共に、塗布対象毛に対して「だま」を作ることなく塗布できる液塗布具を実現できる。
以下図面について本発明の一実施の形態を詳述する。
(1)第1の実施の形態
図1において、1は全体として液塗布具を示し、キャップR4と一体のシャフトR5(図25)の先端に継ぐ塗布具本体2の後端側の継手部3から前方に台座部4が形成されている。
台座部4は図2に示すように、断面が下方に膨らみをもつ「かまぼこ」型形状を有し、図3(A)、(B)及び(C)に示すように、平坦な上面4Aの左右・横方向の両端位置に一対の左櫛歯5L及び右櫛歯5Rが互いに対向しながら所定のピッチP1を保ちながら継手部3から前後・縦方向に配列するように植立され、これにより2列の櫛歯列間の互いに対向する内側空間に液溜り6が形成されている。
一対の左櫛歯5L及び右櫛歯5Rはその頭部が内側空間の液溜り6に向かって内側に倒れる(これを内倒れと呼ぶ)ような角度をもつように立設されている。
図2において、左及び右基準線LL及びLRは、左櫛歯5L及び右櫛歯5Rがそれぞれ台座部4に連接する内側の台座左及び右基準点PL及びPRを通って、台座部4の中心線L0(上面4Aに対して垂直方向に延長する)と平行に上方に向かって延長しており、左櫛歯5L及び右櫛歯5Rの上端部内側の先端左及び右基準点PA及びPBは内倒れによりそれぞれ左及び右基準線LL及びLRの位置より内側にある。
このようにして左櫛歯5L及び右櫛歯5Rの頭部が内倒れにより液溜り6側に傾いていることにより、液塗布具本体2が塗布液容器R2(図25)から引き抜かれて、しごき部材R7による強制的なしごき処理を受けたとき、液溜り6内にある塗布液が2列の櫛歯列の左櫛歯5L及び右櫛歯5Rの内倒姿勢にそれぞれ囲まれていることにより、外に飛び散るおそれを有効に抑制する、と共に、その塗布液の保持状態をその後も安定に維持することができる。
この実施の形態の場合、台座部4の長手方向の先端位置には、先端区画部材7が立設され、これにより左櫛歯5L及び右櫛歯5R間に形成された液溜り6を先端区画部材7と後端側の継手部3との間に挟み込むことにより、液溜り6内の塗布液を安定に保持できるようになされている。
またこの実施の形態の場合、左櫛歯5L及び右櫛歯5Rの先端左及び右基準位置PA及びPB間の距離は比較的大きい距離D1に選定されており、これにより左櫛歯5L及び右櫛歯5Rの内倒れ角度を大きな値に特定されており、これによりできるだけ大きい内部空間をもつ液溜り6を確保するようになされている。
液塗布具本体2の実施例として、左櫛歯5L及び右櫛歯5Rは、断面が縦方向(先端方向)に長い楕円形状を有し、先端部において、縦方向の長径0.5[mm]、横方向の短径0.2[mm]、縦方向の左櫛歯5L又は右櫛歯5R間間隔0.5[mm](従って縦方向のピッチ1[mm])、横方向の左櫛歯5L又は右櫛歯5R間間隔2.5[mm]に選定しており、また左櫛歯5L又は右櫛歯5Rの内側への倒れ処理は、左櫛歯5L及び右櫛歯5Rを左及び右基準線LL及びLR上に延長するように液塗布具本体2を合成樹脂材料の射出成型加工によって得た後、外側から内側方向へのプレス加工することにより行う。
以上の構成において、液塗布具1の液塗布具本体2を、塗布液容器R2(図25)から引き抜くと、継手部3から先端側の台座部4並びに左櫛歯5L及び右櫛歯5Rと先端区画部材7とがしごき部材R7によってしごかれることにより、その周囲に付着していた塗布液がしごき落とされることにより、余分な塗布液を塗布液容器R2から外部に取り出さない(従って「ボタ落ち」を生じさせない)ようにできる。
このとき液溜り6は、その左右の側面を左櫛歯5L及び右櫛歯5Rによって囲まれると共に、前後側面を先端区画部材7及び継手部3によって囲まれていることにより、確実に液溜り6内に保持される。
従ってユーザは継手部3に継がれているキャップR4を操作して液塗布具本体2を塗布対象でなるまつ毛に対して少し回動させながら塗布操作をすると、塗布対象であるまつ毛が複数本(直径0.07〜0.1〔mm〕程度)ずつ左櫛歯5L又は右櫛歯5Rの隙間を通ることにより液溜り6の塗布液を塗布することができる。
このとき液溜り6に保持されている塗布液は多量であるので、塗布対象であるまつ毛に対して塗布液を濃く塗布することができる。
このようにして複数本の塗布対象毛に対して塗布液を一旦塗布した後、左櫛歯5L及び右櫛歯5Rの断面積が十分に小さくかつピッチも小さいことを利用して、塗布対象に塗布した塗布液を左櫛歯5L又は右櫛歯5Rの上方に突出している先端部を使って毛すきするような操作をすることができるので、塗布対象に「だま」を作らないように修正処理を行うことができる。
(2)第1の実施の形態の第1の変形例
図4及び図5は第1の実施の形態の第1の変形例を示すもので、図2及び図3との対応部分に同一符号を付して示すように、左櫛歯5L及び右櫛歯5Rの内倒れ角度を図2及び図3の場合より大きくしたものである。
この結果、左櫛歯5L及び右櫛歯5Rの先端左及び右基準点PA及びPB間の距離D2が図2及び図3の場合と比較して小さい値になる。
このような内倒れ角度の倒れ処理は、左櫛歯5L及び右櫛歯5Rを左及び右基準線LL及びLR上に延長するように液塗布具本体2を射出成形加工により得た後、プレス加工によって左櫛歯5L及び右櫛歯5Rを外側から内側方向に所定角度だけ内倒れさせるように加工する。
図4及び図5の構成によれば、左櫛歯5L及び右櫛歯5Rの内倒れ角度が大きくなった分左櫛歯5L及び右櫛歯5Rの先端基準点PA及びPB間の間隔D2が図2及び図3の場合と比較して一段と狭くなることにより、左櫛歯5L及び右櫛歯5R間に形成された液溜り6内に保持されている塗布液を安定に保持しながら、図1〜図3について上述したと同様にユーザによる液の塗布効果を得ることができる。
(3)第1の実施の形態の第2の変形例
図6及び図7は図1〜図3の液塗布具1の第2の変形例を示すもので、図2及び図3との対応部分に同一符号を付して示すように、左櫛歯5L及び右櫛歯5Rの内側への倒れ角度(すなわち内倒れ角度)を図4及び図5の場合と比較してさらに大きくすることにより、左櫛歯5L及び右櫛歯5Rの先端部を交差させる。
この左櫛歯5L及び右櫛歯5Rの交差は互いに対向するように2列に植立された各左櫛歯5L及び右櫛歯5Rが、内側にプレス加工されたとき、互いに干渉し合いながら先端位置を少しずらせることにより、交差した状態に変形される。
図6及び図7の構成によれば、図1〜図3について上述したと同様に、左櫛歯5L及び右櫛歯5Rの内側に形成された液溜り6内に保持された塗布液を安定に維持しながら互いに隣接する櫛歯間の空間を利用して液溜り6内に保持した塗布液を用いて塗布対象毛に対する塗布をなし得る。
これに加えて図6及び図7の場合には、液塗布具本体2を塗布液容器R2(図1X)から引き出す際に、内側に大きく倒れた左櫛歯5L及び右櫛歯5Rの外側にもしごき部材R7によってしごき切れない塗布液が残ってこれが塗布対象毛に対して塗布されることにより、濃い塗布液を塗布対象毛に塗布することができる。
(4)第2の実施の形態
図8〜図10は第2の実施の形態を示すもので、図1〜図3との対応部分に同一符号を付して示すように、左櫛歯5Lの配列に対して、右櫛歯5Rの配列を1/2ピッチP/2だけずらせた構成を有する。
かくして、図1〜図3の場合は互いに対向する左櫛歯5L及び右櫛歯5Rが同じ整列線K1上に整列している(図3(A))のに対して、図8〜図10の実施の形態の場合は、図10(A)に示すように、右櫛歯5Rの配列位置が、左櫛歯5Lの整列線K1に対して、その1/2ピッチだけずれた整列線K2上に整列するような位置に立設されている。
これにより液塗布具本体2を横から見たとき、左櫛歯5L及び右櫛歯5Rは、図10(B)に示すように、継手部3から先端区画部材7に行くに従って、櫛歯が1/2ピッチP/2の間隔で配列した構成を有する。
図8〜図10の実施の形態の場合の右櫛歯5R及び左櫛歯5L間の間隔は、図1〜図3の第1の実施の形態の場合のように、大きい値D11に選定されている(図10(C))。
図8〜図10の実施の形態によれば、左櫛歯5L及び右櫛歯5Rの配列の内側に十分大きな液溜り6が形成されていることにより、オペレータが好みに応じて横方向について液塗布具本体2を操作すれば、左櫛歯5L及び右櫛歯5R間の隙間を通って塗布対象毛としてのまつ毛が液溜り6に保持されている塗布液に触れることにより十分に濃い塗布液を塗布対象毛に塗布することができる。
そして塗布対象毛に一旦塗布した塗布液に対してユーザが、上方に突出している左櫛歯5L又は右櫛歯5Rの先端部を用いて修正操作をすることができる。
これに加えてこの実施の形態の場合には、横方向から見たときの左櫛歯5L及び右櫛歯5Rでなる櫛歯配列間隔が実質上第1の実施の形態(図1〜図3)の場合と比較して半分のピッチの大きさP/2になるので、塗布対象毛が櫛歯列を通る際に当該櫛歯列を構成する右櫛歯5R及び左櫛歯5Lが、一段と細かい間隔で、「毛すき」動作をする。
この結果塗布対象毛に対して塗布される塗布液が固まって「だま」になる可能性を一段と低減することができる。
(5)第2の実施の形態の第1の変形例
図11及び図12は第2の実施の形態の第1の変形例を示すもので、図4及び図5について上述したと同様にして、左櫛歯5L及び右櫛歯5R間の間隔を図8〜図10の場合の間隔D11と比較して狭い間隔D12に特定する。
かかる構成によれば、図8〜図10について上述したように、左櫛歯5L及び右櫛歯5R間に大きい液溜りを形成することができると共に、櫛歯間ピッチを半分の大きさP/2に半減させることができることにより、塗布対象毛に対する「毛すき」効果を得ることにより、塗布液の「だま」を生ずる可能性を低減できるといった効果を得ることができる。
これに加えて左櫛歯5L及び右櫛歯5Rを内側に倒すようにしたことにより、液溜り6の塗布液を一段と安定に保持できる。
(6)第2の実施の形態の第2変形例
図13及び図14は第2の実施の形態の第2の変形例を示すもので、図9及び図10との対応部分に同一符号を付して示すように、内側に倒した左櫛歯5L及び右櫛歯5Rの先端位置を、台座部4の幅方向のほぼ中央位置上の仮想線C0上に配列する(図14(A))ように、左櫛歯5L及び右櫛歯5Rの内倒れ角度を選択する。
かかる構成によれば、図8〜図10について上述したように、左櫛歯5L及び右櫛歯5R間に大きい液溜りを形成することができると共に、櫛歯間ピッチを半分の大きさP/2に半減させることができることにより、塗布対象毛に対する「毛すき」効果を得ることにより、塗布液の「だま」を生ずる可能性を低減できるといった効果を得ることができる。
これに加えてこの変形例の場合は、台座部4のほぼ中央位置を通る仮想線CO上に左櫛歯5L及び右櫛歯5Rの先端位置を揃えるようにしたことにより、ユーザは、当該左櫛歯5L及び右櫛歯5Rの先端部分を用いて、一旦塗布した塗布対象毛の塗布液の調整作業を高い精度で行うことができる。
かくして塗布対象毛に対する「だま」を作らずに濃い塗布液をユーザの好みに応じて塗布することができる。
(7)第2の実施の形態の第3の変形例
図15及び図16は第2の実施の形態の第3の変形例を示すもので、この場合左櫛歯5L及び右櫛歯5Rを内側に大きい内倒れ角度で倒すことにより、左櫛歯5L及び右櫛歯5Rの先端部分が互いに交差するように構成されている。
かかる構成によれば、図8〜図10について上述したように、左櫛歯5L及び右櫛歯5R間に大きい液溜りを形成することができると共に、櫛歯間ピッチを半分の大きさP/2に半減させることができることにより、塗布対象毛に対する「毛すき」効果を得ることにより、塗布液の「だま」を生ずる可能性を低減できるといった効果を得ることができる。
これに加えてこの変形例の場合は、液塗布具本体2を塗布液容器R2(図25)から引き出す際に、内側に大きく倒れた左櫛歯5L及び右櫛歯5Rの外側にもしごき部材R7によってしごき切れない塗布液が残ってこれが塗布対象毛に対して塗布されることにより、濃い塗布液を塗布対象毛に塗布することができる。
(8)第3の実施の形態
図17は第3の実施の形態を示すもので、図1〜図3について上述したと同様にして、左櫛歯5L及び右櫛歯5Rが一対ずつ対向しながら並列に配設されていると共に、液溜り6を形成する内部空間において、左櫛歯5L及び右櫛歯5Rの台座部4との交点である台座左基準点PL及び右基準点PRについて、左基準点PLと右櫛歯5Rの右基準点PRとの間の距離D10を2〔mm〕以内の極く小さい値に選定している。
かくして台座部4に左櫛歯5L及び右櫛歯5Rを内側に少し倒した状態で植立してなる液塗布具本体2は、全体として幅狭な外観形状をもっている。
図17の構成によれば、液溜り6の幅を2〔mm〕以下の極く小さい値に選定したことにより、液塗布具本体2を塗布液容器から引き抜いたとき液溜り6に保持される塗布液の保持状態を毛細管現象を利用して安定化できる。
このとき液溜り6内に保持されている塗布液は、液溜り6の横幅が狭くなったとは言え、高さ方向には左櫛歯5L及び右櫛歯5Rの高さまで十分な長さをもっていると共に、液塗布具本体2の長さに相当する十分な長さをもっていることにより、ユーザが当該液塗布具本体2によって塗布対象毛に対して塗布操作をしたとき、多量の濃い塗布液を塗布することができる。
かかる塗布操作をするにつき、液塗布具本体2の横幅を十分細くなるように制限したことにより、塗布操作をする際に、ユーザが当該液塗布具本体2によって視界を遮られるようなおそれなく、例えば塗布対象毛の生え際などの細部に対して細かい塗布作業を行い得るような液塗布具1を実現できる。
この場合液塗布具本体2は、図17(B)に示すように、図3(A)〜(C)について上述したと同様に左櫛歯5L及び右櫛歯5Rが一対ずつ対向するように並列に台座部4に植立されている。
(9)第3の実施の形態の第1の変形例
図18は第3の実施の形態の第1の変形例を示すもので、この場合も左櫛歯5Lの先端左基準点PLと、右櫛歯5Rの先端右基準点PRとの距離D10を2〔mm〕以内の極く小さい値に選定している(図18(A))と共に、図18(B)に示すように、左櫛歯5Lの配列に対して右櫛歯5Rの配列が1/2ピッチの値P/2だけ縦方向にずれた関係をもつように左櫛歯5L及び右櫛歯5Rが台座部4上に配置されている。
これに加えて、左櫛歯5L及び右櫛歯5Rの内側への内倒れ角度を大きい値に特定し、これにより先端左基準点PL及び先端右基準点PRがそれぞれ基準線LR及びLLより右側及び左側に位置することにより、左櫛歯5L及び右櫛歯5Rは、その先端部が台座部4の幅範囲の外側に突き出すような形状をもっている。
図18の構成によれば、図17について上述したと同様に、全体として幅狭に構成されていることにより、ユーザが当該液塗布具本体2によって視界を遮られるようなおそれなく、細かい塗布作業を行い得る。
これに加えて、左櫛歯5L及び右櫛歯5Rが互いに交差していることにより、液塗布具本体2が塗布液容器から引き出されたとき、左櫛歯5L及び右櫛歯5Rと台座部4との間に囲まれた液溜り6に塗布液を保持すると共に、当該液溜り6の外側において、左櫛歯5L及び右櫛歯5Rの先端が外方に突出していることによりしごき残された塗布液が、となり合う櫛歯間の隙間に塗布液が保持されており、これにより塗布対象毛に対して塗布液を多量に濃く塗布できる。
(10)第3の実施の形態の第2の変形例
図19は、第3の実施の形態の第2の変形例を示すもので、この場合の液塗布具本体2には図19(A)に示すように、台座部4に植立された左櫛歯5L及び右櫛歯5Rが内側に倒れずに、上方に直立することにより先端左基準点PL及び先端右基準点PRがそれぞれ基準線LL及びLR上に位置する構成を有する。
この変形例の場合の左櫛歯5L及び右櫛歯5Rの列は、図19(B)に示すように、台座部4の横方向にピッチPの間隔を保って一対の左櫛歯5L及び右櫛歯5Rが互いに対向するように植立されている。
かくして図19(A)及び(B)の変形例によれば、台座部4の横幅が2〔mm〕以下の極めて小さいに選定されていることにより、左櫛歯5L及び右櫛歯5Rが内倒れするような構成をもたずに直立しているとしても、その内側に形成された液溜り6に保持された塗布液が毛細管作用によりユーザの意に反して飛散するようなおそれを有効に回避できる。
かくして図17及び図18について上述したと同様にして、ユーザの塗布対象毛に対する細かい塗布作業の際に邪魔になるような不都合がなく、ユーザにとって使い勝手のよい液塗布具を実現できる。
図19(C)は他の変形例を示すもので、この場合は図19(B)の場合とは異なり、左櫛歯5Lの配列に対して、右櫛歯5Rが1/2ピッチの値P/2だけずれた位置に植立されている。
この図19(A)及び(C)の変形例の場合も、図19(A)及び(B)について上述した並列の場合と同様の作用効果を得ることができる。
(11)他の実施の形態
(11−1)図20は、他の実施の形態(1)を示すもので、図1〜図3において一対の左櫛歯5L及び右櫛歯5R(図2)を順次縦方向に配列させた構成に代えて、一対の左櫛歯5L及び右櫛歯5R間の中心線L0の位置に、中心櫛歯20を台座部4の中心線L0上に延長するように植立させた構成を有する。
かくして液塗布具本体2は、台座部4の上面4Aと、左櫛歯5Lの列及び右櫛歯5Rの列とによって囲まれるとともに、中心位置に中心櫛歯20の列を設けた液溜り6を有する。
図20の場合、左櫛歯5L及び右櫛歯5Rは液溜り6の底部両端の台座左基準点PL及び台座右基準点PRを通って中心線L0と平行に上方に延長する左基準線LL及び右基準線LRを基準にして、左櫛歯5L及び右櫛歯5Rの先端左基準点PA及び先端右基準点PBがその内側に位置するように、左櫛歯5L及び右櫛歯5Rが中心櫛歯20側に内倒れするように構成されている。
図20の構成において、内側に倒れるように形成された左櫛歯5L及び右櫛歯5Rによって囲まれるように液溜り6が形成されていることにより、塗布液容器R2(図25)から液塗布具本体2が引き抜かれたとき、液溜り6には多量の塗布液が保持される。
従って、ユーザが液塗布具本体2を塗布対象毛に対して横方向からすくように毛すき操作すれば、順次隣接するように形成された左櫛歯5L、右櫛歯5R及び中央櫛歯20間の隙間を当該塗布対象毛が通ることにより液溜り6に保持された塗布液を塗布対象毛に対して濃く塗布することができる。
この一旦塗布された塗布液については、液塗布具本体2の上部中心部分において上方に突出する中心櫛歯20の先端部と、その左右に位置する左櫛歯5L及び右櫛歯5Rの先端部部とを用いてユーザは塗布液の調整操作をすることができる。
この中心位置にある中心櫛歯20並びに左櫛歯5L及び右櫛歯5Rの先端部はそれ自体縦方向に並ぶ櫛を構成しているので、ユーザは塗布対象毛を1本1本すくような毛すき動作をする。
かくして図20の構成の液塗布具本体2を用いることにより、ユーザは塗布対象毛に対して濃い塗布液を塗布できると共に、その1本1本に対して中心櫛歯20並びに左櫛歯5及び右櫛歯5Rの先端部によって毛すきをする調整操作をすることができることにより、塗布対象毛に「だま」を付着させることなく濃い塗布液を塗布することができる。
(11−2)図21は、図20の実施の形態に対する変形例とも言い得る他の実施の形態(2)を示す。
図21の実施の形態の場合、図20と比較して、液溜り6内に、中心櫛歯20の左及び右位置に、それぞれ2本の櫛歯を設ける。
すなわち、中心櫛歯20の左側には、台座部4の上面4Aの第1台座左基準点PL1及び第2台座左基準点PL2を通って中心線L0と平行な2本の左基準線LL1及びLL2に対して、第1左櫛歯5L1及び第2左櫛歯5L2の先端の第1左先端基準点PA1及び第2左先端基準点PA2が左台座基準線LL1及びLL2より内側に位置するように第1左櫛歯5L1及び第2左櫛歯5L2の先端部が中央櫛歯20側に内倒れするように成形されている。
また液溜り6の右側において、台座部4の上面4A上の第1右台座基準点PR1及び第2右台座基準点PR2を通って中心線L0とほぼ平行に立ち上がる2本の右基準線LR1及びLR2に対して、第1右櫛歯5R1及び第2右櫛歯5R2の第1右先端基準点PB1及び第2右先端点PB2が内側に位置するように、第1右櫛歯5R1及び第2右櫛歯5R2の先端部が中心櫛歯20側に内倒れするように成形されている。
図21の構成によれば、内側に倒れるように成形された第1左櫛歯5L1及び第2左櫛歯5L2と、第1右櫛歯5R1及び第2右櫛歯5R2とによって液溜り6が囲まれていることにより、図21の液塗布具本体2を塗布液容器2R(図25)から引き抜いたとき、液溜り6内に多量の塗布液が保持される。
これによりユーザが液塗布具本体2を塗布対象毛に塗布操作をすれば、縦方向に順次配列されている中央櫛歯20並びに第1左櫛歯5L1、第2左櫛歯5L2及び第1右櫛歯5R1、第2右櫛歯5R2間の隙間を塗布対象毛が通ることにより、液溜り6に保持されている多量の塗布液が濃く塗布される。
このようにして一旦濃く塗布された塗布液については、中心櫛歯20並びに第1左櫛歯5L1、第2左櫛歯5L2及び第1右櫛歯5R1、第2右櫛歯5R2の先端部によって塗布対象毛を1本ずつすくような毛すき操作をすることにより、塗布対章毛に濃く塗布した塗布液に「だま」を生じさせないように修正操作をすることができる。
この修正操作は中心櫛歯20並びに第1左櫛歯5L1、第2左櫛歯5L2及び第1右櫛歯5R1、第2右櫛歯5R2の先端部分が、台座部4の縦方向に順次櫛歯を形成するように順次配列されていることにより簡便に修正操作をすることができる。
(11−3)図22は他の実施の形態(3)を示すもので、図1の実施の形態との対応部分に同一符号を付して示すように、台座部4上に左櫛歯5L及び右櫛歯5Rでなる2列の櫛歯間に形成された液溜り6に対して、これと連通するようなすり割り31Aを先端区画部材7に設けると共に、継手部3にも液溜り6と連通するすり割り31Bを設ける。
図22のようなすり割り31A及び31Bを設けるようにしたことにより、塗布液容器に対して液塗布具本体2を出し入れしたとき、すり割り31A及び31Bを介して液溜り6内を塗布液容器内に入れられている塗布液が流れることにより、液溜り6の全体について過不足なく塗布液を充満させることができる。
かくして図22の構成によれば、塗布液容器から単に液塗布具本体2を引き出すだけで、液溜り6に塗布液を充満状態に保持した状態を得ることができることにより、塗布対象毛に対する塗布効果を一段と高めることができる。
(11−4)図23はさらに他の実施の形態(4)を示すもので、この場合液溜り6は、歯部液溜り部6X1と台座部液溜り部6X2とによって構成されている。
歯部液溜り部6X1は、図1〜図3、図4〜図5及び図6〜図7について上述したと同様に、左櫛歯5Lと右櫛歯5Rによって囲まれた空間に相当し、これにより液塗布具本体2を塗布液容器R2(図25)から引き抜いたとき、左櫛歯5L及び右櫛歯5R間に形成される歯部液溜り部6X1に塗布液を保持するようになされており、これにより図1〜図3、図4〜図5及び図6〜図7について上述したと同様の液量の塗布液を保持する。
これに加えて図23の場合には、図1〜図3、図4〜図5及び図6〜図7の場合の台座部4の上面4AのレベルLXから、さらに下方のレベルLX1まで凹部空間が堀り下げられ、当該堀り下げられた凹部空間が台座部液溜り部6X2として用いられる。
台座部液溜り部6X2の底面の左右両端位置には、台座液溜り部左基準点PLX2及び台座液溜り部右基準点PRX2が設定され、この基準点を通って中央線LOと平行に上方に左基準線LL及び右基準線LRを設定する。
かくして左櫛歯5Lの先端左基準点PAが左基準線LLより内側の点に位置するように、左櫛歯5Lが内側に倒れるように形成され、これにより実線図示の第1の左櫛歯5L1の構成が得られる。
また右櫛歯5Rの先端右基準点PBが右基準線LRの内側の点に位置することにより右櫛歯5Rが内側に少し倒れた第1の右櫛歯5R1の構成が得られる。
この第1の構成を基準にして、左櫛歯5L及び右櫛歯5Rがプレス加工によりさらに大きい内倒れ角度で内側に倒れるようにプレス加工されることにより、第2の左櫛歯5L2及び右櫛歯5R2が第2の構成として得られる。
当該内倒れ角度をさらに大きくすることにより、左櫛歯及び右櫛歯が交差するまで内側に倒すと、第3の左櫛歯5L3及び右櫛歯5R3の構成が得られる。
このようにして左櫛歯5L及び右櫛歯5Rの内倒れ構成は、台座部4を台座液溜り部左基準点PLX2及び台座液溜り部右基準点PRX2を中心として内側に倒すことにより形成される。
図23の構成によれば、左櫛歯5L(5L1、5L2、5L3)と、右櫛歯5R(5R1、5R2、5R3)によって囲まれた歯部液溜り部6X1に保持される塗布液の液量は、図1〜図7の場合とほぼ同様であるのに対して、この場合はさらに台座部4内に形成された台座部液溜り部6X2にも塗布液を保持することができる。
かくして、液塗布具本体2内にさらに一段と多量の塗布液を保持できることにより、ユーザが塗布液容器R2から液塗布具本体2を小刻みに引き出さなくとも濃い塗布液を塗布対象毛に塗布できる液塗布具を実現できる。
(11−5)図24(A)〜(C)は液塗布具本体の使い方の多様化の説明に供するもので、左櫛歯5Lの列と右櫛歯5Rの列とを台座部4の長手方向に植立させた場合、台座部4の長手方向に対して直行する方向(すなわち横方向)から塗布対象毛に対して塗布操作をしたとき、塗布対象毛は図24(A)に示すように、順次長手方向に配列されている一対の左櫛歯5L及び右櫛歯5Rによって干渉されることにより当該左櫛歯5L及び右櫛歯5R間の隙間W1を通って台座部4を横切ることになり、これにより当該隙間W1に保持されている塗布液が塗布対象毛に塗布される。
このとき、塗布対象毛が通った隙間に保持されていた塗布液は塗布対象毛に塗布されることにより使われて減少ないし無くなるが、その跡には周囲に未だ使われずに残っている塗布液が流れて来ることになる。
図24(A)の塗布操作の場合、横方向の隙間W1の縦方向幅は左櫛歯5L及び右櫛歯5R間の間隔の全体を使う最も大きい広さになるので、この最も大きい広さの隙間に保持されている塗布液の液量も最も多くなるので、当該横方向の隙間W1を通った塗布対象毛には多量の、従って濃い塗布液が塗布されることになる。
これに対して図24(B)に示すように、ユーザが台座部4の延長方向aを操作方向bに対して直行させずに少し斜交させるように傾けた状態で塗布操作をすると、順次縦方向に並ぶ左櫛歯5Lの配列と右櫛歯5Rの配列とによって干渉されることにより塗布対象毛が通過できる横方向の隙間W2が直交する場合(図24(A)の場合)と比較して狭くなる。
この結果、横方向の隙間W2が狭くなった分塗布対象毛に対して塗布される塗布液の液量が少なくなるため、塗布対象毛に塗布される塗布液が図24(A)の場合と比較して少し薄くなる。
さらに、図24(C)に示すように、台座部4の延長方向aと塗布操作方向bとの斜交角度がさらに大きくするようにユーザが斜め方向に台座部4を操作すると、左櫛歯5Lの列と右櫛歯5Rの列との干渉により左櫛歯5L及び右櫛歯5Rの間を通過できる横方向の隙間W3の幅が図24(B)の場合と比較してさらに狭くなる。
この結果左櫛歯5L及び右櫛歯5R間に保持されている塗布液のうち、横方向の隙間W3を通る際に塗布対象毛に塗布される塗布液の液量は、図24(B)の場合と比較してさらに少なくなるので、さらに一段と薄い塗布液が塗布対象毛に塗布されることになる。
このように左櫛歯5Lの列と右櫛歯5Rの列とが並列に設けられた台座部4を有する液塗布具本体2を用いて塗布対象毛に対する塗布液を塗布する実施の形態においては、台座部4の延長方向aとその横方向への塗布操作方向bとの交差角度をユーザの好みに応じて変更すれば、塗布対象毛に対する塗布液の液量を適正に選択することができる。
かくするにつき、左櫛歯5Lと右櫛歯5Rと台座部4との間には多量の塗布液を保持することができることにより、液塗布具本体2を頻繁に塗布液容器R2に差し込んで塗布液を補充する必要なくユーザが意図した塗布量を適正に選択しながら塗布対象毛に対する塗布液の塗布操作をすることができる。
(11−6)上述の実施の形態においては、塗布液としてマスカラを用いてこれを塗布対象毛としてまつ毛に対して塗布する場合について述べたが、本発明はこれに限らず、塗布液として頭髪の毛染め液を用いてこれを頭髪に対して毛染めする場合にも適用できる。
この場合左櫛歯5L及び右櫛歯5Rと、台座部4との間に保持される塗布液の液量を十分に大きくすることができることにより、塗布液容器からの補充操作の回数を低減できることにより、ユーザの塗布操作を一段と簡易化できる。
本発明はマスカラや毛染め液を塗布対象毛に塗布する場合に利用できる。
本発明による液塗布具の第1の実施の形態を示す斜視図である。 図1のA−A断面図である。 (A)、(B)及び(C)は図1の液塗布具本体2の左・右櫛歯の配置を示す平面図、側面図及び正面図である。 第1の実施の形態の第1の変形例を示すA−A断面図である。 (A)、(B)及び(C)は図4の液塗布具本体の左・右櫛歯の配置を示す平面図、側面図及び正面図である。 第1の実施の形態の第2の変形例を示すA−A断面図である。 (A)、(B)及び(C)は図6の液塗布具本体2の左・右櫛歯の配置を示す平面図、側面図及び正面図である。 本発明による液塗布具の第2の実施の形態を示す斜視図である。 図8のB−B断面図である。 図9の液塗布具本体における左・右櫛歯の配置を示す平面図、側面図及び正面図である。 第2の実施の形態の第1の変形例を示すB−B断面図である。 (A)、(B)及び(C)は図11の液塗布具本体の左・右櫛歯の配置を示す平面図、側面図及び正面図である。 第2の実施の形態の第2の変形例を示すB−B断面図である。 図13の液塗布具本体の左・右櫛歯の配置を示す平面図、側面図及び正面図である。 第2の実施の形態の第3の変形例を示すB−B断面図である。 (A)、(B)及び(C)は図15の液塗布具本体の左・右櫛歯の配置を示す平面図、側面図及び正面図である。 (A)及び(B)は本発明による液塗布具の第3の実施の形態の液塗布具本体を示すA−A断面図及び平面図である。 (A)及び(B)は第3の実施の形態の第1の変形例を示すA−A断面図及び平面図である。 (A)、(B)及び(C)は第3の実施の形態の第2の変形例を示すA−A断面図、並列構造の平面図及びずれ構造の平面図である。 本発明の他の実施の形態(1)における液塗布具本体2を示す断面図である。 他の実施の形態(2)の液塗布具本体を示す断面図である。 他の実施の形態(3)の液塗布具本体を示す斜視図である。 他の実施の形態(4)の液塗布具本体を示す断面図である。 (A)、(B)及び(C)は液塗布具本体の用法の多様化の説明に供する略線図である。 液塗布具の基本構成を示す斜視図である。
符号の説明
1……液塗布具、2……液塗布具本体、3……継手部、4……台座部、5L……左櫛歯、5R……右櫛歯、6……液溜り、7……先端区画部材。

Claims (7)

  1. 台座部に複数の左櫛歯及び右櫛歯を植立してなる液塗布具本体を有し、
    上記台座部の横方向の両端位置において、上記左櫛歯及び右櫛歯をそれぞれ縦方向に所定のピッチで列を作るように順次配設することにより、上記左櫛歯と、上記右櫛歯と、上記台座部とによって囲まれた内部空間に形成された液溜りを具え、
    上記左櫛歯及び上記右櫛歯は、上記内部空間側に傾くように内倒れしている
    ことを特徴とする液塗布具。
  2. 上記左櫛歯及び上記右櫛歯は、それぞれ上記横方向に対を構成するように整列している
    ことを特徴とする請求項1に記載の液塗布具。
  3. 上記左櫛歯の列及び上記右櫛歯の列は、互いに1/2ピッチずれた位置に上記左櫛歯及び上記右櫛歯が位置するように整列している
    ことを特徴とする請求項1に記載の液塗布具。
  4. 上記左櫛歯及び上記右櫛歯の先端部が上記台座部の横方向のほぼ中央位置に並ぶように、上記内倒れ角度が選定されている
    ことを特徴とする請求項1に記載の液塗布具。
  5. 上記左櫛歯及び上記右櫛歯の先端部が上記台座部の横方向のほぼ中央位置におい互に交差するように、上記内倒れ角度が選定されている
    ことを特徴とする請求項1に記載の液塗布具。
  6. 台座部に複数の左櫛歯及び右櫛歯を植立してなる液塗布具本体を有し、
    上記台座部の横方向の両端位置において、上記左櫛歯及び右櫛歯をそれぞれ縦方向に所定のピッチで列を作るように順次配設することにより、上記左櫛歯と、上記右櫛歯と、上記台座部とによって囲まれた内部空間に形成された液溜りを具え、
    上記台座部の位置における上記右櫛歯及び上記右櫛歯の上記横方向の間隔を2.0〔mm〕以下に選定した
    ことを特徴とする液塗布具。
  7. 台座部に複数の左櫛歯及び右櫛歯を植立してなる液塗布具本体を有し、
    上記台座部の横方向の両端位置において、上記左櫛歯及び右櫛歯をそれぞれ縦方向に所定のピッチで列を作るように順次配設することにより、上記左櫛歯と、上記右櫛歯と、上記台座部とによって囲まれた内部空間に形成された液溜りを具え、
    上記台座部の上記横方向の中央部に中央櫛歯が植立されていると共に、上記左櫛歯及び上記右櫛歯が当該中央櫛歯側に傾くように内倒れしている
    ことを特徴とする液塗布具。
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