JP2010046173A - 吸収パッドおよびその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】着用時において、着用者が長座位を保持したまま、臀部の左右両側および一対の下肢を前方向に向かって交互に移動させることによって前進移動を行ったとしても、おむつまたは下着に対してずれることが少なく、且つ、不透液性バックシートの裏面におけるフックテープの占有面積を最小限に抑えた吸収パッドおよびその製造方法を提供すること。
【解決手段】
不透液性バックシート21と、不透液性バックシート21の表面側に存在する透液性トップシート22との間に吸収体23が介在されることによって成る吸収パッド200の不透液性バックシート21の裏面における背側に、一対の背側フックテープ31を、背側から腹側に向かって裾広がりであるハの字状を成すように固着する。
【選択図】図8

Description

本発明は、尿や経血等の排泄物を吸収するために使用される吸収パッドおよびその製造方法に関するものである。
老人や要介護者などの成人向けの使い捨ておむつにおいては、交換頻度を考慮して、内面に尿や経血等の吸収を目的とした吸収パッドを用いることが一般的になっている(例えば下記特許文献1参照)。このような構造を有する吸収パッドにおいては、一般的に、装着時のズレ防止のため、不透液性バックシートの裏面にフックテープが取り付けられている。そして、近年では、効果的にズレ防止効果を得られるように、一文字状に形成されたフックテープを吸収パッドの背側および腹側の両端またはその近傍に配置したタイプのものが提案されている(例えば下記特許文献2または3参照)。
特開2005−287791号公報 特開2000−139982号公報 特許第3764010号
しかしながら、一文字状に形成されたフックテープを吸収パッドの背側および腹側の両端に配置したタイプの吸収パッドは、前後左右方向のズレは効果的に防止できるものの、斜め方向のズレを十分に防止することは困難であった。例えば、介護の現場や病院などにおいて、自立歩行は困難であるが、長座位を保持できるような着用者は、長座位を保持したまま、臀部の左右両側および一対の下肢を前方向に向かって交互に移動させることによって、前進移動をするというような行動をとることがある。着用者がこのような動きをとると、吸収パッドとおむつまたは下着との間において斜め方向に無理な力が掛るため、ズレが生じやすいという問題があった。
このような問題を解決すべくして、単純に不透液性バックシートの裏面におけるフックテープの占有面積を増すことで吸収パッドの固定機能の向上を図るということも考えられるが、フックテープの占有面積を増やすと、吸収パッドの柔軟性が失われてしまい、装着感が悪化してしまうという問題があった。
そこで、本発明の主たる課題は、着用時において、着用者が長座位を保持したまま、臀部の左右両側および一対の下肢を前方向に向かって交互に移動させることによって前進移動を行ったとしても、おむつまたは下着に対してずれることが少なく、且つ、不透液性バックシートの裏面におけるフックテープの占有面積を最小限に抑えた吸収パッドおよびその製造方法を提供することにある。
以下に、上記課題を解決するための手段とその作用効果を記述する。
〔請求項1に係る吸収パッドの作用〕
本請求項に係る吸収パッドは、
不透液性バックシートと、不透液性バックシートの表面側に存在する透液性トップシートとの間に吸収体が介在されることによって成る吸収パッドであって、
不透液性バックシートの裏面における背側には、フック状突起を有すると共に長尺状を成す一対の背側フックテープが、背側から腹側に向かって裾広がりであるハの字状を成すように配置されつつ固着されている、ことを特徴とするものである。
本請求項に係る吸収パッドの作用を以下に説明する。
本請求項に係る吸収パッドでは、長尺状の一対の背側フックテープが、不透液性バックシートの裏面における背側に、背側から腹側に向かって裾広がりであるハの字状を成すように配置されつつ固着されている。一対の背側フックテープがこのように配置されていると、吸収パッドの着用時に、一対の背側フックテープは、臀部の左右両側から一対の下肢の付け根近傍に沿って位置するようになる。そうすると、着用者が長座位を保持したまま、臀部の左右両側および一対の下肢を前方向に向かって交互に移動させたとしても、この移動によって力の掛る着用者の臀部および一対の下肢の付け根近傍を、一対の背側フックテープによっておむつまたは下着に対して固定できるため、吸収パッドがおむつまたは下着に対してずれてしまうことを効果的に防止することができる。
また、着用者が長座位を保持したまま、臀部の左右両側および一対の下肢を前方向に向かって交互に移動させた場合、吸収パッドに対して左右交互に力が掛る。そこで、本請求項に係る吸収パッドのように、一対の背側フックテープを、ハの字状を成して相互に離間するように配置することによって、一対の背側フックテープは、互いに独立的におむつまたは下着に対して固定されるため、臀部の左右両側および一対の下肢の動きに対して良好に追随するようになる。
さらに、上記の作用効果と共に、これら一対の背側フックテープは、長尺状を成しているため、不透液性バックシートの裏面における背側フックテープの占有面積を最小限に抑えることができ、背側フックテープの存在によって吸収パッドそのものの柔軟性が失われてしまうことがない。それに加えて、このように構成されていると、一つの吸収パッドに対する背側フックテープの使用量が少ないため、材料費を抑えることも可能となる。
〔請求項2に係る吸収パッドの作用〕
本請求項に係る吸収パッドは、請求項1に係る吸収パッドと同様の構成を有しており、さらに、不透液性バックシートの裏面における腹側には、フック状突起を有すると共に、相互に異なる向きに伸びると共に一端同士が連続する一対のアーム状部から成る腹側フックテープが固着されており、この腹側フックテープは、一対のアーム状部の他端がこれらの一端よりも腹側に位置するよう配置されている、ことを特徴とするものである。
本請求項に係る吸収パッドの作用を以下に説明する。
本請求項に係る吸収パッドは、請求項1に係る吸収パッドと同様の構成を有しているため、請求項1に係る吸収パッドと同様に作用する。さらに、不透液性バックシートの裏面における腹側に、相互に異なる向きに伸びると共に一端同士が連続する一対のアーム状部から成る腹側フックテープが、一対のアーム状部の他端がこれらの一端よりも腹側に位置するよう配置されていることによって、吸収パッドの着用時に、一対のアーム状部は鼠径部と略平行を成す。そうすると、着用者が一対の下肢を相互に近づけて股を閉じる際に、腹側フックテープが下肢の動きに対して依れることがないため、おむつまたは下着に対してずれてしまうことがない。
〔請求項3に係る吸収パッドの製造方法の作用〕
本請求項に係る吸収パッドの製造方法は、
帯状に延在する不透液性バックシートと、不透液性バックシートの延在方向と平行を成して帯状に延在する透液性トップシートとの間に吸収体を介在した帯状体が切断されることによって、吸収パッドを形成する吸収パッドの製造方法であって、
帯状体の不透液性バックシート側の外面に対して、一端同士が連続する一対のベルト状部が相互に異なる向きに伸びた形状であるフックテープを固着させた後、
一対のベルト状部をそれぞれの一端および他端の間で分離するように、帯状体を切断する、ことを特徴とするものである。
本請求項に係る吸収パッドの製造方法の作用を以下に説明する。
本請求項に係る吸収パッドの製造方法は、請求項2に係る吸収パッドの製造方法である。本請求項に係る吸収パッドの製造方法によれば、帯状体の不透液性バックシート側の外面に対して、一端同士が連続する一対のベルト状部が相互に異なる向きに伸びた形状であるフックテープを固着させた後、一対のベルト状部を、それぞれの一端および他端の間で分離するように、帯状体を切断するという簡単な工程で、請求項2に係る吸収パッドを製造することができるため、製造に掛るコストが少なくて済む。
〔請求項4に係る吸収パッドの製造方法の作用〕
本請求項に係る吸収パッドの製造方法は、請求項3に係る吸収パッドの製造方法と同様の工程を有しており、さらに、フックテープは、フック状突起を有すると共に帯状に延在するフック基材シートを、フック基材シートの延在方向に向かって裾広がりであるVの字状またはWの字状の切断線で切断することによって形成される、ことを特徴とするものである。
本請求項に係る吸収パッドの製造方法の作用を以下に説明する。
本請求項に係る吸収パッドの製造方法は、請求項3に係る吸収パッドの製造方法と同様の工程を有しているため、請求項3に係る吸収パッドの製造方法と同様に作用する。さらに、本請求項に係る吸収パッドの製造方法においては、フックテープが、帯状に延在するフック基材シートを、フック基材シートの延在方向に向かって裾広がりであるVの字状またはWの字状の切断線で切断することによって形成されるため、フックテープの製造過程において廃材がでることがない。
以上説明したように、本発明によれば、着用時において、着用者が長座位を保持したまま、臀部の左右両側および一対の下肢を前方向に向かって交互に移動させることによって前進移動を行ったとしても、おむつまたは下着に対してずれることが少なく、且つ、不透液性バックシートの裏面におけるフックテープの占有面積を最小限に抑えた吸収パッドおよびその製造方法を提供することができる。
次に、本発明に係る吸収パッドの実施の形態について尿吸収パッドの例を引いて説明するが、本発明は生理用ナプキン等の他の吸収パッドにも適用できるものである。なお、以下の説明において「股間部」とは使用時に身体の股間と対応させる部分を意味し、殆ど多くの製品では前後方向中央部及びその前後近傍の部分である。具体的には、成人向け製品の場合、製品の前後方向中央を基準として±150mmの範囲である。また、「腹側部分」及び「前側部分」は股間部よりも前側の部分を意味し、「背側部分」及び「後側部分」は股間部よりも後側の部分を意味する。
(テープ式使い捨ておむつについて)
図1〜図6は、本発明に係るテープ式使い捨ておむつの一例100を示しており、この使い捨ておむつ100は、外面に外装シート12が積層された不透液性バックシート1の内面と、透液性トップシート2との間に、吸収体3が介在されているものである。
不透液性バックシート1としては、ポリエチレンフィルム等の他、ムレ防止の点から遮水性を損なわずに透湿性を備えたシートも用いることができる。この遮水・透湿性シートは、例えばポリエチレンやポリプロピレン等のオレフィン樹脂中に無機充填材を溶融混練してシートを形成した後、一軸または二軸方向に延伸することにより得られる微多孔性シートを用いることができる。バックシート1の単位面積あたりの重量は13〜40g/m2であるのが好ましく、厚みは0.01〜0.1mmであるのが好ましい。
外装シート12としては各種の不織布を用いることができる。不織布を構成する素材繊維としては、ポリエチレンまたはポリプロピレン等のオレフィン系、ポリエステル系、アミド系等の合成繊維の他、レーヨンやキュプラ等の再生繊維、綿等の天然繊維を用いることができる。外装シート12に用いる不織布の繊維目付けは13〜30g/m2であるのが好ましく、厚みは0.05〜1mmであるのが好ましい。
透液性トップシート2としては、有孔または無孔の不織布や穴あきプラスチックシートなどが用いられる。不織布を構成する素材繊維としては、ポリエチレンまたはポリプロピレン等のオレフィン系、ポリエステル系、アミド系等の合成繊維の他、レーヨンやキュプラ等の再生繊維、綿等の天然繊維を用いることができる。透液性トップシート2に用いる不織布の繊維目付けは15〜30g/m2であるのが好ましく、厚みは0.05〜1mmであるのが好ましい。
吸収体3としては、パルプ繊維の積繊体、セルロースアセテート等のフィラメントの集合体、あるいは不織布を基本とし、必要に応じて高吸収性ポリマーを混合、固着等してなるものを用いることができる。また、必要に応じて、吸収体3はクレープ紙(図示せず)により包むことができる。また、吸収体3の形状は適宜定めることができるが、図示のような砂時計形状の他、長方形等のように、股間部の前側から後側まで延在する形状が好適である。吸収体4におけるパルプ目付けは100〜500g/m2程度、厚みは1〜15mm程度であるのが望ましい。また、高吸水性樹脂の目付けは0〜300g/m2程度であるのが望ましい。高吸水性樹脂含有率が少な過ぎると、十分な吸収能を与えることができず、多過ぎるとパルプ繊維間の絡み合いが無くなり、ヨレや割れ等が発生し易くなる。
不透液性バックシート1は、吸収体3の周囲より外方に延在して略矩形状をなしている。不透液性バックシート1の側方延在部の内面にはバリヤーシート4の幅方向外側の部分4xが前後方向全体にわたり貼り付けられ、吸収体3の存在しないサイドフラップ部SFを構成している。バリヤーシート4の幅方向中央側の部分4cはトップシート2上にまで延在しており、その幅方向中央側の端部には、細長状弾性部材4Gが前後方向に沿って伸張状態でホットメルト接着剤等により固定されている。この細長状弾性部材4G及び後述する細長状弾性部材13としては、糸状、紐状、帯状等に形成された、スチレン系ゴム、オレフィン系ゴム、ウレタン系ゴム、エステル系ゴム、ポリウレタン、ポリエチレン、ポリスチレン、スチレンブタジエン、シリコン、ポリエステル等、通常使用される素材を用いることができる。
透液性トップシート2は、吸収体3より若干大きめの砂時計形状とされ、吸収体3側縁より若干外方に延在する部分がバリヤーシート4と不透液性バックシート1との間に介在され不透液性バックシート1側にホットメルト接着剤等により固着されている。この固着部分は図3及び図4では点模様で示されている。バリヤーシート4の素材としては、プラスチックシートやメルトブローン不織布を使用することもできるが、肌への感触性の点で、不織布にシリコンなどにより撥水処理をしたものが好適に使用される。
不透液性バックシート1の外面を不織布で覆う場合には、不透液性バックシート1に代えて、外装不織布を吸収体3の周囲より外方に延在させてバリヤーシート4の側部とともに、吸収体8の存在しないサイドフラップ部SFを構成することもできる。この場合、不透液性バックシート1をサイドフラップ部SFまで延在させず、トップシート2と同様の形状とすることができる。
図3及び図4にも示されるように、両バリヤーシート4,4は、幅方向外側の部分4xが前後方向全体にわたり物品内面(図示形態ではトップシート2表面およびバックシート1内面)に着脱しないように固定されるとともに、幅方向中央側の部分4cが、前後方向の両端部では物品内面(図示形態ではトップシート2表面)に着脱しないように固定され、かつ前後方向の両端部間では物品内面(図示形態ではトップシート2表面)に固定されていない。この非固定部分は、図4に示されるように、物品内面(図示形態ではトップシート2表面)に対して起立可能なバリヤー部となる部分であり、その起立基端4bはバリヤーシート4における幅方向外側の固定部分4xと内側の部分4cとの境に位置する。
使い捨ておむつ100の前後方向両端部では、不透液性バックシート1および透液性トップシート2が吸収体3の前後端よりも前後両側にそれぞれ延在され、吸収体3の存在しないエンドフラップ部EFが形成され、このうち背側のエンドフラップ部EFにおいては、複数本、図示の例では3本の糸状弾性部材7,7…が幅方向に沿って配設されている。この糸状弾性部材7としては、通常使用されるスチレン系ゴム、オレフィン系ゴム、ウレタン系ゴム、エステル系ゴム、ポリウレタン、ポリエチレン、ポリスチレン、スチレンブタジエン、シリコン、ポリエステル等の素材を用いることができる。
また、背側B1の胴回り部における両サイドフラップ部SFには、それぞれファスニングテープ5,5が側方に突出するように取り付けられるとともに、使い捨ておむつ100の腹側F1の胴回り部表面に幅方向に沿ってフロントターゲットテープ6が貼着されており、このフロントターゲットテープ6にファスニングテープ5の接合片8aを止着することによって使い捨ておむつ100が身体に装着されるようになっている。
図示例のファスニングテープ5は、1枚のファスニング基材シート8の内端側を使い捨ておむつ100側に接着して取り付けられ、先端側には外側縁から延在して上下2段で側方に突出する接合片8a、8aが形成され、接合片8a、8aの間のファスニング基材シート8部分に対し、外側縁から内側に向かい、かつ水平方向に沿ってミシン目10が設けられているものであるが、これに限られず公知のファスニングテープを用いることができる。ファスニング基材シート8としては、種々のシート材を使用することができるが、好ましくは坪量40〜80g/m2の単層又は複層の不織布を用いるのがよい。加工法は強度特性に優れたスパンボンドが好ましい。接合片8a、8aの内面側(透液性表面シート2側)には、表面にフック状突起を多数有するフックテープ(メカニカルファスナーの雄材)9,9がそれぞれ取り付けられ、フック状突起が着脱可能に掛止される表面を有するフロントターゲットテープ(メカニカルファスナーの雌材)6へ接合可能となっている。
特徴的には、おむつ100幅方向両側における吸収体3の裏面側に、腹側部分F1から背側部分B1にわたり延在するとともに、股間部C1で幅方向中央側に膨出するように、複数本の細長状弾性部材13がそれぞれ設けられている。この弾性部材13は、本実施形態では外装シート12とバックシート1との間に接着剤を用いて固定されているが、バックシート1の内面に固定することもできる。
特に本実施形態においては、サイドフラップ部SFにおいて、脚周りに沿うように形成された括れ部分に沿って延在する複数本(図示例では5本)の外側弾性部材13sと、腹側及び背側のサイドフラップ部SFに始端及び終端を有し、股間側の部分において吸収体と重なる部分まで内側に膨出延在する複数本(図示例では3本)の内側弾性部材13iとが設けられている。
内側弾性部材13iは、股間部C1から離間するにつれて幅方向外側に位置変化するものであり、その変化の傾き(前後方向に対する)は腹側に延在する部分よりも背側に延在する部分の方が急になっており、外側弾性部材13sに近接した後は外側弾性部材に沿って一定の間隔で延在されている。
股間部C1における幅方向一方側の内側弾性部材13iと幅方向他方側の内側弾性部材13iとの最小幅方向間隔d1は適宜定めることができるが、10〜150mmであるのが好ましい。この間隔d1が狭すぎると、後述する吸収パッド200の弾性部材33と重なり易くなるか又は重なる面積が大きくなり、また広過ぎると、吸収パッド200の幅方向両側と重ならなくなるか又は重なる面積が少なくなり、いずれにせよ、フィット性の向上効果が乏しくなるおそれがある。
細長状弾性部材13s,13iとしては、糸状、紐状、帯状等の適宜の形状の合成又は天然ゴムを用いることができる。合成ゴムを用いる場合、太さ400〜1200dtex程度のものを伸張率180〜300%程度で設けるのが好ましい。また、外側弾性部材13sは2〜10mmの間隔で1〜10本程度並設するのが好ましく、内側弾性部材13iは2〜15mmの間隔で1〜10本程度並設するのが好ましい。
(吸収パッドについて)
図7〜11は、本実施の形態に係る吸収パッド200を示している。
吸収パッド200は、紙おむつ100の内面に敷いて使用されることを想定したものであり、股間部C2と、その前後両側に延在する前側部分F2及び背側部分B2とを有するものである。各部の寸法は適宜定めることができ、例えば、物品全長(前後方向長さ)L1は350〜700mm程度、全幅W1は130〜400mm程度(ただし、おむつの吸収面の幅より狭い)とすることができ、この場合における股間部C2の前後方向長さは10〜150mm程度、腹側部分F2の前後方向長さは50〜350mm程度、及び背側部分B2の前後方向長さは50〜350mm程度とすることができる。
吸収パッド200は、不透液性バックシート21の内面と、透液性トップシート22との間に、吸収体23が介在された基本構造を有している。
吸収体23としては、パルプ繊維の積繊体、セルロースアセテート等のフィラメントの集合体、あるいは不織布を基本とし、必要に応じて高吸収性ポリマーを混合、固着等してなるものを用いることができる。必要に応じて、吸収体23はクレープ紙(図示せず)により包むことができる。また、吸収体23の形状は、相対的に前側の部分が後側の部分よりも幅広な帯状、あるいは長方形状、台形状等、適宜の形状とすることができる。
吸収体23における繊維目付け及び吸収性ポリマーの目付けは適宜定めることができるが、繊維目付けは100〜600g/m2程度とするのが好ましく、また吸収性ポリマーの目付け0〜400g/m2程度とするのが好ましい。
吸収体23の裏面側には、不透液性バックシート21が吸収体3の周縁より所定長さ食み出すように設けられている。不透液性バックシート21としては、ポリエチレンフィルムやラミ不織布等の他、ムレ防止の点から遮水性を損なわずに透湿性および通気性を備えたシートも用いることができる。この遮水・透湿性・通気性シートは、例えばポリエチレンやポリプロピレン等のオレフィン樹脂中に無機充填材を溶融混練してシートを形成した後、一軸または二軸方向に延伸することにより得られる微多孔性シートを用いることができる。
吸収体23の表面側は、透液性トップシート22により覆われている。図示形態ではトップシート22の側縁から吸収体23が一部食み出しているが、吸収体3の側縁が食み出さないようにトップシート22の幅を広げることもできる。トップシート22としては、有孔または無孔の不織布や穴あきプラスチックシートなどが用いられる。不織布を構成する素材繊維としては、ポリエチレンまたはポリプロピレン等のオレフィン系、ポリエステル系、アミド系等の合成繊維の他、レーヨンやキュプラ等の再生繊維、綿等の天然繊維を用いることができる。
吸収パッド200の前後方向両端部では、透液性トップシート1が吸収体3の前後端よりも前後両側にそれぞれ延在されて貼り合わされ、吸収体23の存在しないエンドフラップ部EFが形成されている。
吸収パッド200の両側部では、不透液性バックシート21が吸収体23の側縁よりも外側にそれぞれ延在され、この延在部からトップシート22の側部までの部分の内面にはバリヤーシート24の幅方向外側の部分24xが前後方向全体にわたり貼り付けられ、吸収体23の存在しないサイドフラップ部SFを構成している。これら貼り合わせ部分は、図9及び図10では点模様で示されており、ホットメルト接着剤、ヒートシール、超音波シールにより形成できる。
エンドフラップ部EF及びサイドフラップ部SF以外の吸収体介在部分が本体部BDを構成する。図示形態では、吸収体3の前端及び後端はそれぞれ幅方向に沿う直線状をなしているため、前後エンドフラップ部EFと本体部BDとの境界BL(本発明では折り目となる)も同様の直線状となるが、これらは円弧状等の曲線状をなしていても、へ字状等の屈曲線状をなしていても良い。各エンドフラップ部EFの寸法は適宜定めることができるが、エンドフラップ部EFにおいて不透液性バックシート21と透液性トップシート22およびバリヤーシート24とが確実に貼り合わせられるため、少なくとも一部が本体部BDとの境界BLから10mm以上食み出しているのが好ましく、また各エンドフラップ部EFの面積は2000〜12000mm2程度確保されているのが好ましい。
バリヤーシート24の素材としては、プラスチックシートやメルトブローン不織布を使用することもできるが、肌への感触性の点で、不織布にシリコンなどにより撥水処理をしたものが好適に使用される。
バリヤーシート24の幅方向中央側の部分24cはトップシート22上にまで延在しており、その幅方向中央側の端部には、細長状弾性部材24Gが前後方向に沿って伸張状態でホットメルト接着剤等により固定されている。この細長状弾性部材24Gとしては、糸状、紐状、帯状等に形成された、スチレン系ゴム、オレフィン系ゴム、ウレタン系ゴム、エステル系ゴム、ポリウレタン、ポリエチレン、ポリスチレン、スチレンブタジエン、シリコン、ポリエステル等、通常使用される素材を用いることができる。
また、両バリヤーシート24,24は、幅方向外側の部分24xが前後方向全体にわたり物品内面(図示形態ではトップシート22表面およびバックシート21表面)に貼り合わされて固定されるとともに、幅方向中央側の部分24cが、前後方向の両端部では物品内面(図示形態ではトップシート22表面)に貼り合わされて固定され、かつ前後方向の両端部の間では物品内面(図示形態ではトップシート22表面)に固定されていない。この非固定部分は、図10に示されるように、物品内面(図示形態ではトップシート22表面)に対して起立可能なバリヤー部となる部分であり、その起立基端24bはバリヤーシート24における幅方向外側の固定部分24xと内側の部分24cとの境に位置する。
そして、特徴的には、不透液性バックシート21の裏面における背側には、表面に細かなフック状突起を多数有しており、透液性トップシート2を構成する不織布に対して着脱可能に接合可能である一対の背側フックテープ31が固着されている。これらの背側フックテープ31は、長尺状に形成されており、背側から腹側に向かって裾広がりであるハの字状を成すようにして配置されている。また、これらの背側フックテープ31は、一端31aが吸収パッド200の背側端縁と接触するように配置されており、吸収パッド200の背側端縁から延出するような形となっている。さらに、一対の背側フックテープ31は、重複しないように相互に離間し、且つ、図11(a)に示すように、相互に角度θを成すように配置されている。また、一対の背側フックテープ31の腹側に位置する他端34b側は先細りとなっており先鋭な形状を成している。
この一方、不透液性バックシート21の裏面における腹側には、表面に細かなフック状突起を多数有しており、透液性トップシート2を構成する不織布に対して着脱可能に接合可能である腹側フックテープ33が固着されている。この腹側フックテープ33は、相互に異なる向きに伸びると共に一端34a同士が連続する一対のアーム状部33cから成り、一対のアーム状部33cの他端34bがこれらの一端34aよりも腹側に位置するよう配置されており、背側から腹側に向かって裾広がりであるVの字状を成している。
一対の背側フックテープ31は、図11(a)に示すように、腹側フックテープ32の一対のアーム上部34cを延長して切り離した形状となっており、腹側フックテープ32における一対のアーム上部34cが成す角度θと、一対の背側フックテープ31が成す角度θは同一となっている。つまり、一対の背側フックテープ31の幅方向長さ31xは、腹側フックテープ32の幅方向長さ33xと、一対の背側フックテープ31の前後方向長さ31yは、腹側フックテープ32の前後方向長さ33yと、それぞれ同一となっている。
一対の背側フックテープ31および一対のアーム上部34cが成す角度θは、5°〜90°とすることができ、その中でも特に、15°〜45°の範囲であることが好ましい。一対の背側フックテープ31の幅方向長さ31xおよび腹側フックテープ32の幅方向長さ33xは、5mm〜20mmの範囲であることが好ましく、この一方、一対の背側フックテープ31の前後方向長さ31yおよび腹側フックテープ32の前後方向長さ33yは、5mm〜30mmの範囲であることが好ましい。また、一対の背側フックテープ31の他端31b間の長さ31wは、吸収パッド200の幅方向長さW1を超えないようになっており、具体的には、長さ31wは長さW1よりも10mm〜50mm程度短くなっている。さらに、一対の背側フックテープ31および腹側フックテープ32の合計面積は、吸収パッド200の裏面における面積の2%〜6%の範囲であることが好ましい。2%より少ないとおむつまたは下着に対する接着力が十分に確保できず、6%を超えると吸収パッド200が硬くなってしまい、装着感が低下する。
一対の背側フックテープ31および腹側フックテープ32を構成するフック状突起は、キノコ型、レ字状、J字状、T字状、ダブルJ字状(J字状のものを背合わせに結合した形状のもの)等の形状とすることができる。この場合、フック状突起のピンの長さは50〜500μmとすることができ、その中でも特に、300〜400μmとすることが好ましい。
フック状突起の数密度、すなわち単位面積当りに配置されるフック状突起の数は、20〜600個/cm2、特に150〜350個/cm2とするのが好ましい。フック状突起の数密度は適宜定めることができるが、あまり疎らであったり、密であったりすると、止着力が弱くなる。また、フック状突起の付け根間のピッチpとしては、20〜2000μmであるのが好ましく、80〜700μmであると更に好ましい。
一対の背側フックテープ31および腹側フックテープ32は、ホットメルト接着剤等により取り付けることができ、接着剤はベタ塗りであっても、散点状等のパターン塗りであっても良い。
一対の背側フックテープ31および腹側フックテープ32の基材シートは、特に限定されるものではないが、ポリエチレン、ポリエチレン等の合成樹脂を用いることができる。また、基材シート31aの厚みは特に限定されるものではないが柔軟性および強度を両立させることを考えると、50〜100μmとするのが好ましい。
次に、本実施の形態に係る吸収パッド200の作用を説明する。
一対の背側フックテープ31が、背側から腹側に向かって裾広がりであるハの字状を成すようにして配置されていると、吸収パッド200の着用時に、一対の背側フックテープ31は、臀部の左右両側から一対の下肢の付け根近傍に沿って位置するようになる。そうすると、着用者が長座位を保持したまま、臀部の左右両側および一対の下肢を前方向に向かって交互に移動させたとしても、この移動によって力の掛る着用者の臀部および一対の下肢の付け根近傍を、一対の背側フックテープ31によっておむつまたは下着に対して固定できるため、吸収パッド200がおむつまたは下着に対してずれてしまうことを効果的に防止することができる。
また、着用者が長座位を保持したまま、臀部の左右両側および一対の下肢を前方向に向かって交互に移動させた場合、吸収パッド200に対して左右交互に力が掛る。そこで、本実施の形態に係る吸収パッド200のように、一対の背側フックテープ31を、ハの字状を成して相互に離間するように配置することによって、一対の背側フックテープ31は、互いに独立的におむつまたは下着に対して固定されるため、臀部の左右両側および一対の下肢の動きに対して良好に追随するようになる。
さらに、上記の作用効果と共に、これら一対の背側フックテープ31は、長尺状を成しているため、不透液性バックシート21の裏面における背側フックテープ31の占有面積を最小限に抑えることができ、背側フックテープ31の存在によって吸収パッド200そのものの柔軟性が失われてしまうことがない。それに加えて、このように構成されていると、一つの吸収パッド200に対する背側フックテープ31の使用量が少ないため、材料費を抑えることも可能となる。
この一方、不透液性バックシート21の裏面における腹側に、相互に異なる向きに伸びると共に一端同士が連続する一対のアーム状部33cから成る腹側フックテープ33が、一対のアーム状部33cの他端33bがこれらの一端33aよりも腹側に位置するよう配置されていることによって、吸収パッド200の着用時に、一対のアーム状部33cは鼠径部と略平行を成す。そうすると、着用者が一対の下肢を相互に近づけて股を閉じる際に、腹側フックテープ33が下肢の動きに対して依れることがないため、おむつまたは下着に対してずれてしまうことがない。
本実施の形態に係る吸収パッド200における不透液性バックシート21の裏面には、一対の背側フックテープ31および腹側フックテープ32以外にもフックテープを取り付けて、おむつまたは下着に対する固着力を強化することも考え得るが、着用者の長座位での前進運動に対する、一対の背側フックテープ31および腹側フックテープ32の追随性が低下してしまうためあまり好ましくない。
尚、本実施の形態に係る吸収パッド200は、パンツ式使い捨て紙おむつに取り付けることも可能となっている。
パンツ式使い捨て紙おむつの一例の構造を説明すると、図16に示すように、本例のパンツ式使い捨て紙おむつ400は、おむつ外形をなす不透液性バックシート405と、この不透液性バックシート405の表面を覆うように固定された透液性トップシート406と、この透液性トップシート406の内面に固定され、おむつ幅方向中央において股間部C3を中心として前後方向に延在する吸収体403と、吸収体403の前端部および後端部のそれぞれから胴周り部Tまで且つ外形に沿う幅で延在する前後漏れ防止シート411と、を主体として構成されている。
図16に示されるパンツ式使い捨て紙おむつ400においては、体へのフィット性を高めるために、適所に糸ゴム等の弾性伸縮部材が配置固定される。本例では、胴周りのフィット性を高め尿の前後漏れを防止するために、胴周り部Tに、複数のウエスト伸縮部材408が縦方向に1〜10mm程度の間隔をおいて短手方向に沿って伸張下に配置固定されている。
脚周りのフィット性を高めるために、腹側および背側のそれぞれにおいて一方側の側縁部430から脚周りを通り、股間部C3を通り、他方側の脚周りを通り他方側の側縁部430まで延在する3〜5本程度の脚周り伸縮部材409が、側縁部430および股間部C3においては間隔をあけずに且つ脚周り部においては3〜5mmの間隔をあけて、不透液性バックシート405と透液性トップシート406との間に挟持固定されている。
なお、以上に説明したシート相互の固定ならびにシートに対する伸縮部材の固定は、ホットメルト接着剤等の接着剤を用いて行うことができる。
次に、吸収パッド200の製造方法を、図13を参照しつつ説明する。
図13に示すように、帯状に延在するフック基材シート300が、その延在方向と平行を成すライン方向Aに向かって流されると共に、Vの字状の切断線X1で間欠的に切断されることによって、一端同士が連続する一対のベルト状部35aが相互に異なる向きに伸びた形状であるフックテープフックテープ35が形成される。尚、Vの字状の切断線X1は、フック基材シート300のライン方向Aとは逆の方向に向かって裾広がりとなっている。
この一方、帯状に延在する不透液性バックシートと、不透液性バックシートの延在方向と平行を成して帯状に延在する透液性トップシートとの間に吸収体を介在した帯状体250が、その延在方向と平行を成すライン方向Bに向かって流される。
そして、Vの字状に切断されたフックテープ35は、帯状体250の切断線X2を一対のベルト状部35aがそれぞれ跨るようにして、且つ、Vの字状のフックテープ35がライン方向Bと逆の方向に向かって裾広がりとなるようにして、帯状体250における不透液性バックシートの裏面側に固着される。その後、一対のベルト状部35aをそれぞれの一端および他端の間で分離するように、帯状体250を切断することによって、吸収パッド200が製造される。
次に、本実施の形態に係る吸収パッド200の製造方法の作用を説明する。
本実施の形態に係る吸収パッドの製造方法によれば、帯状体250の不透液性バックシート側の外面に対して、一端同士が連続する一対のベルト状部35aが相互に異なる向きに伸びた形状であるフックテープ35を固着させた後、一対のベルト状部35aを、それぞれの一端および他端の間で分離するように、帯状体250を切断するという簡単な工程で、本発明に係る吸収パッド200を製造することができるため、製造に掛るコストが少なくて済む。
また、フックテープ35が、帯状に延在するフック基材シート300を、フック基材シート300の延在方向に向かって裾広がりであるVの字状の切断線X2で切断することによって形成されるため、フックテープ35の製造過程において廃材がでることがない。
(他の実施形態)
次に、本発明に係る他の実施形態について添付図面を参照しつつ説明する。
吸収パッド200のサイドフラップ部SFは、図14に示すように、製品状態で内側に巻き込んだ状態でも良く、この場合、両バリヤーシート24,24は、不透液性バックシート21の裏面に接着されている。また、このように構成する際には、フックテープ31の幅方向長さは、サイドフラップ部SF分だけ短く形成すれば良い。
吸収パッド200の形状は、上記実施の形態に示すような砂時計状以外にも、矩形状や、角が無く丸みを帯びた形状や、背側部分B2を腹側部分F2よりも大きくした形状や、股間部の幅方向両側を円弧状に切り欠いた形状などとすることも可能である。
また、図15に示すように、吸収パッド200の製造方法において、フックテープ35をWの字状に形成することも可能である。この場合、製造された吸収パッド200には、同形の腹側フックテープ33が2つ形成され、また、一対の背側フックテープ31の間にVの字状の中側フックテープ32が配置されることとなる。このようにして形成された吸収パッド200は、腹側フックテープ33が2つ形成され、且つ、一対の背側フックテープ31の他に中側フックテープ32が形成されているため、追随性が若干犠牲になるものの、ズレ防止効果が向上する。
本発明は、吸収パッドである限り、使い捨ておむつと組み合わせて用いられるものの他、生理用ナプキンにも利用可能である。生理用ナプキンのように下着の内面にパッドを固定する場合には、止着手段(必要であれば接合手段も同様)は下着への止着が可能なものとされる。
テープ式使い捨ておむつの展開状態の内面側を示す平面図である。 V−V拡大断面図である。 X−X拡大断面図である。 W−W拡大断面図である。 要部拡大平面図である。 テープ式使い捨ておむつの展開状態の外面側を示す平面図である。 本発明の実施の形態に係る吸収パッドの展開状態の表面側を示す平面図である。 本発明の実施の形態に係る吸収パッドの展開状態の裏面側を示す平面図である。 図7のY−Y拡大断面図である。 図7のZ−Z拡大断面図である。 (a)は本発明の実施の形態に係る吸収パッドに適用される背側フックテープの要部拡大図であって、(b)は本発明の実施の形態に係る吸収パッドに適用される腹側フックテープの要部拡大図である。 本発明の実施の形態に係る吸収パッドを取り付けた状態の、テープ式使い捨ておむつの展開状態の表面側を示す平面図である。 本発明の実施の形態に係る吸収パッドの製造方法を示す図である。 本発明の他の実施の形態に係る吸収パッドの断面を示す図である。 本発明の他の実施の形態に係る吸収パッドの製造方法を示す図である。 本発明の実施の形態に係る吸収パッドを取り付けた状態の、パンツ式使い捨ておむつの展開状態の表面側を示す平面図である。
符号の説明
21 不透液性バックシート
22 透液性トップシート
23 吸収体
31 背側フックテープ
33 腹側フックテープ
33c アーム状部
35 フックテープ
35a ベルト状部
200 吸収パッド
250 帯状体
300 フック基材シート

Claims (4)

  1. 不透液性バックシートと、不透液性バックシートの表面側に存在する透液性トップシートとの間に吸収体が介在されることによって成る吸収パッドであって、
    不透液性バックシートの裏面における背側には、フック状突起を有すると共に長尺状を成す一対の背側フックテープが、背側から腹側に向かって裾広がりであるハの字状を成すように配置されつつ固着されている、ことを特徴とする吸収パッド。
  2. 不透液性バックシートの裏面における腹側には、フック状突起を有すると共に、相互に異なる向きに伸びると共に一端同士が連続する一対のアーム状部から成る腹側フックテープが固着されており、この腹側フックテープは、一対のアーム状部の他端がこれらの一端よりも腹側に位置するよう配置されている、請求項1に記載の吸収パッド。
  3. 帯状に延在する不透液性バックシートと、不透液性バックシートの延在方向と平行を成して帯状に延在する透液性トップシートとの間に吸収体を介在した帯状体が切断されることによって、吸収パッドを形成する吸収パッドの製造方法であって、
    帯状体の不透液性バックシート側の外面に対して、一端同士が連続する一対のベルト状部が相互に異なる向きに伸びた形状であるフックテープを固着させた後、
    一対のベルト状部をそれぞれの一端および他端の間で分離するように、帯状体を切断する、ことを特徴とする吸収パッドの製造方法。
  4. フックテープは、フック状突起を有すると共に帯状に延在するフック基材シートを、フック基材シートの延在方向に向かって裾広がりであるVの字状またはWの字状の切断線で切断することによって形成される、請求項3に記載の吸収パッドの製造方法。
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