JP2010057713A - テープ式使い捨ておむつ - Google Patents

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Abstract

【課題】余剰サイドフラップが脚回りに接触するのを防止し、もって装着感の悪化や肌の創傷を防止する。
【解決手段】
脚回り縁Eの近傍が、細長状弾性伸縮部材30より側方に延出する余剰サイドフラップ部分が、前記細長弾性伸縮部材30のうち最も側縁に位置するもの30eが縁となるようにして、幅方向中心側に向かって一重又は多重に折り返されているテープ式使い捨ておむつ。
【選択図】図1

Description

本発明は、テープ式使い捨ておむつに関する。
一般的なテープ式使い捨ておむつは、図7に着用状態の正面図で示すように、股間部と、股間部の前側に延在する腹側部分Fと、股間部の後側に延在する背側部分Bとを有し、幅方向中央に沿って腹側部分から股間部を通り背側部分まで設けられた吸収体を有し、腹側部分Fのウエスト側部分及び背側部分Bのウエスト側部分は、吸収体の両側縁より幅方向外側にそれぞれ延出するウエスト側サイドフラップ部をそれぞれ有し、背側部分Bの両ウエスト側サイドフラップ部SF(b)は、その側縁の上端部近傍及び下端部近傍からそれぞれ突出する止着テープ5を有し、身体への装着に際して、止着テープ5を腰の両側から腹側外面に回して腹側外面に止着する構造を有している。
また、この種のテープ式使い捨ておむつは、腹側部分F及び背側部分Bのサイドフラップの幅方向下端を端として股間部に向かうにしたがって製品幅が狭くなるように湾曲形状にされた脚回り縁を有し、この脚回り縁の近傍には、脚回りへのフィット性を高めて漏れ防止性を発揮させるべく、細長状弾性伸縮部材30が配されて平面ギャザーが形成されている。
このようなテープ式使い捨ておむつは、乳幼児向けとして用いられる他、介護用途(成人用途)で広く使用されている。
しかしながら、従来のテープ式使い捨ておむつは、前記脚回り縁近傍の平面ギャザーよりも、幅方向の縁側に余剰のサイドフラップYFがあり、この余剰のサイドフラップYFが、脚に当って、不快感の原因、装着感を悪化、或いは肌を傷付けるといった問題の原因となっていた。
この余剰のサイドフラップYFは、複数のシート間に細長状弾性伸縮部材30を配置したのち、これに沿って脚回り縁を湾曲状にカットするテープ式使い捨ておむつの製造上、発生するものであり、細長状弾性伸縮部材30に極めて近い位置でカットすればこの余剰のサイドフラップYFを小さくすることはできる。しかし、このようにすると、細長状弾性伸縮部材30がカット縁から飛び出したり、脚回り縁近傍のシート間の接着強度が不脚するという新たな問題が生ずる。
特開2008−79738号公報
そこで、本発明の主たる課題は、脚回り縁の余剰のサイドフラップYFが肌に接触するのを防止し、もって装着感の悪化や肌の創傷を防止することにある。
上記課題を解決した本発明は次記のとおりである。
<請求項1記載の発明>
股間部と、股間部の前側に延在する腹側部分と、股間部の後側に延在する背側部分とを有し、
幅方向中央に沿って前記腹側部分から股間部を通り背側部分まで設けられた吸収体を有し、
前記腹側部分のウエスト側部分及び背側部分のウエスト側部分は、前記吸収体の両側縁より幅方向外側にそれぞれ延出するウエスト側サイドフラップ部をそれぞれ有し、
幅方向両側縁は、腹側及び背側の両ウエスト側サイドフラップ部の側縁の下端を端として、幅方向中心に向かって幅狭となるように湾曲された脚回り縁を有し、
この脚回り縁の近傍には、前後方向に沿って複数本の細長状弾性伸縮部材が間隔を空けて平行に且つそれぞれ長手方向に伸張した状態で配置されており、
前記背側部分の両ウエスト側サイドフラップ部は、その側縁の下端部近傍からそれぞれ突出する止着テープを有し、
身体への装着に際しては、前記止着テープを腰の両側から腹側外面に回して腹側外面に止着する、テープ式使い捨ておむつにおいて、
前記脚回り縁の近傍は、細長状弾性伸縮部材より側方に延出する余剰サイドフラップ部分が、前記弾性伸縮部材のうち最も側縁に位置する弾性伸縮部材が縁となるように、幅方向中心側に向かって一重又は多重に折り返されている、ことを特徴とするテープ式使い捨ておむつ。
(作用効果)
本発明のテープ式使い捨ておむつでは、余剰サイドフラップが記弾性伸縮部材のうち最も側縁に位置する弾性伸縮部材が縁となるように、幅方向中心側に向かって一重又は多重に折り返されている。従って、実質的に余剰サイドフラップが存在しない。そして、本構成では脚回り縁に沿って細長状弾性伸縮部材が配された構造となるとともに、これから幅方向内側に向かって平面ギャザーが形成される。このため、脚回り縁近傍は、その縁に至るまでほぼ平面的脚回りに接して、フィット性及び装着感が向上される。
なお、「ウエスト側サイドフラップ部の下縁」とは、おむつの幅方向に対する角度(曲線の場合は接線の角度)が45度未満の部分を意味する。
<請求項2記載の発明>
前記脚回り縁部の折り返しは、腹側部分、背側部分において幅方向中心がわに向かって形成された切り込み間にされている請求項1記載のテープ式使い捨ておむつ。
(作用効果)
切り込みを間で折り返すように構成したことで、折り返し部分の両端部が歪みなく折り返されたものとなり、意匠性及び脚回りへのフィット性が確実なものとなる。また、当該折り返す両端部における歪みがないため、当該部分からの漏れ防止機能も向上される。
<請求項3記載の発明>
余剰サイドフラップの折り返し縁と幅方向の最も外方に位置する細長状弾性伸縮部材との間の距離が2mm未満である請求項1記載のテープ式使い捨ておむつ。
(作用効果)
細長状弾性伸縮部材との間の距離が2mm未満であると確実かつ十分に上記本発明の効果が発揮される。
<請求項4記載の発明>
前記細長状弾性伸縮部材は、太さ800〜1500dtexの糸ゴムであり、且つ3〜15mmの間隔で1〜3本設けられているものであり、前記細長状弾性伸縮部材の伸張率は100〜250%である、請求項1記載のテープ式使い捨ておむつ。
(作用効果)
通常の場合、各部を本項記載のように構成することで、確実且つ十分に脚回り縁近傍が脚回りにフィットし、前述した本発明の作用効果が十分に発揮されるようになる。
以上のとおり本発明によれば、 脚回り縁の余剰サイドフラップが肌に接触するのを防止し、もって装着感の悪化や肌の創傷を防止する、等の利点がもたらされる。
以下、本発明の一実施形態について添付図面を参照しつつ詳説する。
(テープ式使い捨ておむつについて)
図1〜図6は、本発明に係るテープ式使い捨ておむつの一例100を示しており、この使い捨ておむつ100は、裏面側に位置するバックシート1と肌に接触する透液性トップシート2との間に、吸収体3が介在されているものである。股間部Cは使用時に身体の股間と対応させる部分を意味し、殆ど多くの製品では前後方向中央部及びその前後近傍の部分である。具体的には、成人向け吸収性物品の場合、製品の前後方向中央を基準として±150mmの範囲である。また、腹側部分(前側部分)Fは股間部Cよりも前側の部分を意味し、背側部分(後側部分)Bは股間部Cよりも後側の部分を意味する。
吸収体3としては、パルプ繊維の積繊体、セルロースアセテート等のフィラメントの集合体、あるいは不織布を基本とし、必要に応じて高吸収性ポリマーを混合、固着等してなるものを用いることができる。また、必要に応じて、吸収体3はクレープ紙(図示せず)により包むことができる。また、吸収体3の形状は適宜定めることができるが、図示のような砂時計形状の他、長方形等のように、股間部の前側から後側まで延在する形状が好適である。吸収体4におけるパルプ目付けは100〜500g/m2程度、厚みは1〜15mm程度であるのが望ましい。また、高吸水性樹脂の目付けは0〜300g/m2程度であるのが望ましい。高吸水性樹脂含有率が少な過ぎると、十分な吸収能を与えることができず、多過ぎるとパルプ繊維間の絡み合いが無くなり、ヨレや割れ等が発生し易くなる。
バックシート1は、吸収体3の周囲より外側に延在しており、吸収体3に吸収された排泄物の裏面側への移動を遮断するものである。バックシート1としては、ポリエチレンフィルム等のプラスチックフィルムの他、ムレ防止の点から遮水性を損なわずに透湿性を備えたシートも用いることができる。この遮水・透湿性シートは、例えばポリエチレンやポリプロピレン等のオレフィン系樹脂中に無機充填材を溶融混練してシートを形成した後、一軸または二軸方向に延伸することにより得られる微多孔性シートを用いることができる。バックシート1の単位面積あたりの重量は13〜40g/m2であるのが好ましく、厚みは0.01〜0.1mmであるのが好ましい。
バックシート1の裏面は外装シート12で覆われており、この外装シート12の両側部はバックシート1の側縁よりも外側に延在している。外装シート12としては各種の不織布を用いることができるが、スパンボンド不織布が好適である。外装シート12は省略することもでき、その場合、バックシート1が外装シート12と同形状に形成される。
トップシート2は、吸収体3の周囲より外側に延在しており、吸収体3側縁より外側に延在する部分がバックシート1にホットメルト接着剤等により固着されている。なお、図中の点模様は固着部分を表しているものである。トップシート2としては、有孔または無孔の不織布や穴あきプラスチックシートなどが用いられる。不織布を構成する素材繊維としては、ポリエチレンまたはポリプロピレン等のオレフィン系、ポリエステル系、アミド系等の合成繊維の他、レーヨンやキュプラ等の再生繊維、綿等の天然繊維を用いることができる。透液性トップシート2に用いる不織布の繊維目付けは15〜30g/m2であるのが好ましく、厚みは0.05〜1mmであるのが好ましい。
図3及び図4にも示されるように、物品内面の両側部(図示形態ではトップシート2の側縁部表面からその側方に延在する外装シート12の表面)には、バリヤーシート4の幅方向外側の部分4xが前後方向全体にわたり貼り付けられている。バリヤーシート4は、各種不織布(スパンボンド不織布が好適である)の他、バックシートに用いられるものと同様のプラスチックフィルム、又はこれらの積層シートを用いることができるが、肌への感触性の点で、撥水処理を施した不織布が好適である。バリヤーシート4の幅方向中央側の部分4cは、前後方向両端部では物品内面(図示形態ではトップシート2表面)にホットメルト接着剤等の手段により固着されているが、これらの間の中間部は非固定の自由部分となっており、この自由部分の先端部(展開状態における幅方向中央側の端部)には、細長状弾性伸縮部材4Gが前後方向に沿って伸張状態でホットメルト接着剤等により固定されている。この細長状弾性伸縮部材4G(他の細長状弾性伸縮部材も同様)としては、糸状、紐状、帯状等に形成された、スチレン系ゴム、オレフィン系ゴム、ウレタン系ゴム、エステル系ゴム、ポリウレタン、ポリエチレン、ポリスチレン、スチレンブタジエン、シリコン、ポリエステル等、通常使用される素材を用いることができる。この自由部分は、細長状弾性伸縮部材4Gの収縮力が作用する結果、図4に示されるように、物品内面(図示形態ではトップシート2表面)に対して起立するバリヤーを構成する。この起立部分の基端4bはバリヤーシート4における幅方向外側の固定部分4xと内側の部分4cとの境に位置する。
使い捨ておむつ100の前後方向両端部では、バックシート1、外装シート12、透液性トップシート2およびバリヤーシート4が吸収体3の前後端よりも前後両側にそれぞれ延在され、吸収体3の存在しないエンドフラップ部EFが形成されている。
一方、使い捨ておむつ100の左右両側部では、バックシート1、外装シート12、透液性トップシート2およびバリヤーシート4が吸収体3の側縁よりも側方にそれぞれ延在され、吸収体3の存在しないサイドフラップ部が形成されており、各サイドフラップ部におけるシート間(図示例ではバックシート1及びトップシート2間)には、腹側部分Fのウエスト側部分から背側部分Bのウエスト側部分まで、複数本の細長状弾性伸縮部材30が間隔を空けて平行に且つそれぞれ長手方向に伸張した状態で挟持固定されている。
サイドフラップ部のうち腹側部分Fのウエスト側部分及び背側部分Bのウエスト側部分にそれぞれ位置する部分は、それらの間の中間部分よりも側方に延出されており、これらの部分が、おむつの胴回り部分となるウエスト側サイドフラップ部SFをそれぞれ構成する。
そして、前記サイドフラップ部の中間位置は、おむつ100の幅方向両側縁が腹側及び背側の両ウエスト側サイドフラップ部SFの側縁の下端を端として、幅方向中心に向かっておむつ幅が幅狭となるように形成された脚回り縁Eとなっている。
本形態の脚回り縁Eは、好ましい形態として図示の如く、腹側及び背側の両ウエスト側サイドフラップ部SFの側縁の下端を端として湾曲しつつ中央に向かって幅狭となるとともに、中間位置において所定長が前記細長状弾性部材30と略平行となるように形成されている。従って、本使い捨ておむつ100においては脚回り縁Eの近傍、少なくとも略平行部分において、前後方向に沿って複数本の細長状弾性伸縮部材30が間隔を空けて平行に且つそれぞれ長手方向に伸張した状態で配置された形態となっている。
そして、本使い捨ておむつ100においては、特徴的に、前記脚回り縁Eの近傍における構成が、特に図1、2及び4に示されるように、シートの切り離し縁部である細長状弾性伸縮部材30より側方に延出する余剰サイドフラップ部分YSが、前記細長状弾性伸縮部材30のうちの最も側縁に位置する細長弾性伸縮部材30eが実質的な縁となるようにして、幅方向中心側に向かって二重に折り返されている。
折り返しによって対向する面は、ホットメルト接着剤等の既知の接着剤によって接着されて、折り返し形状が維持されるように形成されている。
従って、本使い捨ておむつ100における折り返し部分50,50においては、実質的に使い捨ておむつ100の縁に細長状弾性伸縮部材30eが位置しているとともに、この縁からおむつの幅方向内側に向かって折り返された折り返し部分50,50の厚みが厚く強度が高くなっており、この部分が細長状弾性伸縮部材30によって、特に図3に示されるように脚回りに対して平面的に接して、フィット性が高まる構成となっている。
この折り返し部分50,50の幅d1については、特に限定されないが、20〜30mmとするのが望ましい。
また、この折り返しについては、折り返し縁(脚回り縁のうち折り返されている部分)と幅方向の最も外方に位置する細長状弾性伸縮部材30eとの間の距離が10mm以下、好ましくは2mm以下であるのがよい。5mmを超えて離間すると本発明の効果が十分ではなくなる。なお、本発明及び本明細書では、上記範囲であれば実質的に細長状弾性伸縮部材30eが縁にあるとする。
また、余剰サイドフラップ部分YSの折り返しは二重に限定されず、一重若しくは三重以上であってもよい。三重以上とする場合には、ジグザグ折り、巻き折りのいずれの態様も取り得る。
折り返し部分の位置及び前後方向長さは、脚回し縁Eの形状にもより、可能であれば足回り縁の全体とするのがよいが、少なくとも製品の長手方向中心から腹側、背側にそれぞれ20〜30mmの範囲は折り返すのがよい。15mm未満では本発明の効果が十分に発揮されない。
他方、本形態の使い捨ておむつ100においては、図1及び5からも理解できるように、脚回り縁Eにおける余剰サイドフラップ部分YSの折り返しが好適に行われて、折り返し部分50,50の特に長手方向縁において皺が発生しないように、腹側部分、背側部分において幅方向中心がわに向かって形成された切り込みS,Sがなされ、この切り込み間において前記脚回り縁部の折り返しがなされている。
この切り込みS,Sは、本発明の構成から明らかであるが幅方向の最も外方に位置する細長状弾性伸縮部材30eに近い位置まで積層された各シート2,3,4が切断されて形成される。なお、切り込みS,Sに関して、その切り込みの角度(おむつの前後方向に対する角度)は、図示例のごとく円弧状、扇状にして脚回り縁が湾曲形状となるようにするのがよい。なお、本形態においては切り込みは腹側、背側に各一カ所としたが、これに限らず複数箇所あってもよく、複数箇所とすると、円弧形状に折り返すことができる。
前記細長状弾性伸縮部材30は、太さ800〜1500dtexの糸ゴムであり、且つ3〜15mmの間隔で1〜3本設けられているものであり、前記細長状弾性伸縮部材の伸張率は100〜250%であるのが望ましい。
これらの数値範囲に調整することによって、確実且つ十分に脚回り縁が脚回りにフィットして、前述した本発明の作用効果が十分に発揮されるようになる。
他方、背側部分Bの両ウエスト側サイドフラップ部SFは、その側縁の上端部及び下端部近傍からそれぞれ突出する止着テープ5が取り付けられている。腹側部分Fのウエスト側端縁と背側部分Bのウエスト側端縁とが合わさるように、おむつ100の前後方向中央を境に二つ折りした状態では、腹側部分Fのウエスト側サイドフラップ部SFの下縁は背側部分Bの下端部近傍の止着テープ5の下縁より股間側に位置するように、サイドフラップ部SFの寸法・形状及び止着テープ5の位置等が定められている。また、腹側部分Fの胴回り部表面に幅方向に沿ってフロントターゲットテープ6が貼着されており、身体への装着に際しては、おむつ100を身体にあてがった状態で、両側のファスニングテープ5を腰の各側から腹側外面に回してフロントターゲットテープ6に止着する。フロントターゲットテープ6は省略することもでき、その場合には止着テープ5はおむつ外面(図示形態の場合外装シート12)に直に止着される。
図示例の止着テープ5は、ウエスト側サイドフラップ部SFの側端部の裏面にホットメルト接着剤等の手段により固着された基端部、及びウエスト側サイドフラップ部SFの側端から突出する先端側部分を有する主基材シート8Aと、主基材シートの先端部近傍の内面に接着剤等の手段により固着されたフックテープ(メカニカルファスナーの雄材)9と、ウエスト側サイドフラップ部SFの側端部の表面における主基材シート8Aの基端部と重なる部位にホットメルト接着剤等の手段により固着された基端部、及びウエスト側サイドフラップ部SFの側端から突出し、主基材シート8Aの先端側部分におけるフックテープ9よりも基端側の部分に接着剤等の手段により固着された先端側部分を有する副基材シート8Bとを有するものである。止着テープ5は、未使用時にはおむつ内面側に折り返されて仮止めされており、使用時に展開される。主基材シート8A及び副基材シート8Bとしては、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリエチレンテレフタラートのオレフィン系樹脂のシートを用いることができ、主基材シート8Aについては強度の観点から厚さが60〜200μm程度であるのが好ましい。
本発明は、テープ式又はパンツ式等の使い捨ておむつの他、生理用ナプキン、パンティライナー、おりものシート、失禁パッド等、広範な用途に適用できるものである。
本発明に係るテープ式使い捨ておむつの展開状態の内面側を示す平面図である。 本発明に係るテープ式使い捨ておむつの余剰フラップ部分を折り返す前の展開した状態の外面側を示す平面図である 本発明に係るテープ式使い捨ておむつの装着状態の左側を示す概略図である。 図1のW−W断面図である。 図1のX−X断面図である。 図1のV−V断面図である。 従来のテープ式使い捨ておむつの装着状態の正面を示す概略図である。
符号の説明
1…バックシート、2…透液性トップシート、3…吸収体、4…バリヤーシート、5…ファスニングテープ、6…ターゲットテープ、7…弾性伸縮部材、8…基材シート、9…フックテープ、10…ミシン目、20…腹側部分のウエスト側サイドフラップ部の下縁、21…細長状弾性伸縮部材、22…間欠部、30…細長状弾性伸縮部材、30e…細長状弾性伸縮部材のうち最も幅方向外側に位置するもの、40…下縁部、50…折り返し部分、E…脚回り縁、YS…余剰サイドフラップ部分、YF…余剰のサイドフラップ、100…テープ式使い捨ておむつ。

Claims (4)

  1. 股間部と、股間部の前側に延在する腹側部分と、股間部の後側に延在する背側部分とを有し、
    幅方向中央に沿って前記腹側部分から股間部を通り背側部分まで設けられた吸収体を有し、
    前記腹側部分のウエスト側部分及び背側部分のウエスト側部分は、前記吸収体の両側縁より幅方向外側にそれぞれ延出するウエスト側サイドフラップ部をそれぞれ有し、
    幅方向両側縁は、腹側及び背側の両ウエスト側サイドフラップ部の側縁の下端を端として、幅方向中心に向かって幅狭となるように湾曲された脚回り縁を有し、
    この脚回り縁の近傍には、前後方向に沿って複数本の細長状弾性伸縮部材が間隔を空けて平行に且つそれぞれ長手方向に伸張した状態で配置されており、
    前記背側部分の両ウエスト側サイドフラップ部は、その側縁の下端部近傍からそれぞれ突出する止着テープを有し、
    身体への装着に際しては、前記止着テープを腰の両側から腹側外面に回して腹側外面に止着する、テープ式使い捨ておむつにおいて、
    前記脚回り縁の近傍は、細長状弾性伸縮部材より側方に延出する余剰サイドフラップ部分が、前記弾性伸縮部材のうち最も側縁に位置する弾性伸縮部材が縁となるように、幅方向中心側に向かって一重又は多重に折り返されている、ことを特徴とするテープ式使い捨ておむつ。
  2. 前記脚回り縁部の折り返しは、腹側部分、背側部分において幅方向中心がわに向かって形成された切り込み間にされている請求項1記載のテープ式使い捨ておむつ。
  3. 余剰サイドフラップの折り返し縁と幅方向の最も外方に位置する細長状弾性伸縮部材との間の距離が2mm未満である請求項1記載のテープ式使い捨ておむつ。
  4. 前記細長状弾性伸縮部材は、太さ800〜1500dtexの糸ゴムであり、且つ3〜15mmの間隔で1〜3本設けられているものであり、前記細長状弾性伸縮部材の伸張率は100〜250%である、請求項1記載のテープ式使い捨ておむつ。
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