JP2010045694A - 信号伝送システム - Google Patents

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Abstract

【課題】伝送路3を介して信号を伝送する信号伝送システムにおいて、ランダムパターンを発生する回路や伝送路3を介して伝送された後の信号のEYE波形の取得を不要として回路規模の増大を抑制する。
【解決手段】信号伝送システムは、伝送路3を介して伝送される前の信号にプリエンファシスを与えるプリエンファシス回路14と、伝送路3を介して伝送された後の信号の波形において敷居電圧レベルを超えている受信側時間を計測する受信側時間計測部32と、受信側時間計測部32が計測した受信側時間と伝送路3を介して伝送される前の信号において敷居電圧レベルを超えている送信側時間の期待値とを比較する比較判定部22と、比較判定部22による比較の結果に基づいてプリエンファシス回路14を制御してプリエンファシスを調整するプリエンファシス制御部21とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、送信回路から受信回路まで伝送路を介して信号を伝送する信号伝送システムに関する。
従来、上記の信号伝送システムにおいて、信号に対する高速伝送の必要性から、受信回路が受信する信号が最適な波形となるように送信回路が送信しようとする信号に対してプリエンファシスを与えて波形補正を行ってから受信回路へ伝送している。送信回路においてプリエンファシス調整を最適に行うために、例えば、図7に示す信号伝送システムが従来から知られている。
送信回路51のドライバ63の入力直前にセレクタ62が設けられ、セレクタ62は、伝送路53を介して伝送される信号の波形を試験する時に、試験信号を送出するための経路を選択する。試験信号には、高速信号パターンが引き起こす符号間干渉(ISI:Intersymbol interference)を見るために、PRBS(Pseudo-random bit sequence)信号のようなランダムパターン信号が使用される。このPRBS信号は送信回路51に直接実装されたPRBS回路61aを使用するか、外部のPRBS発生器61bからコネクタを介して送信回路51に供給される。
試験信号は送信回路51のドライバ63から受信回路52のレシーバ81まで伝送路53を介して伝送される。伝送路53を介して伝送された試験信号はレシーバ81の入力端に接続されたオシロスコープ82によってモニタされる。この時、オシロスコープ82は試験信号のEYE波形を取得する。波形補正回路64は、オシロスコープ82が取得するEYE開口が最良となるように、ドライバ63から出力された試験信号の波形を調節する。
なお、PRBS信号のようなランダムパターン信号を用いてEYE開口を効率よく取得する技術は、例えば特許文献1に記載されている。また、PRBS信号を使用せずに、図8に示すように、シングルパルスSPtとこれを反転されたシングルパルスSPcとを組み合わせて簡易に擬似的なEYE波形を取得して、そのクロスポイントCP及びCPの時間軸の大きさに基づいてプリエンファシスを調整する技術は、例えば特許文献2に記載されている。
特開平7−264248号公報 特開2007−274139号公報
しかし、従来の信号伝送システムは、PRBS信号のようなランダムパターンを発生する回路を送信回路が装備する必要があり、回路規模が大きくなってしまう。
PRBS発生器を送信回路の外部に接続して使用する場合においてはコストが増えるだけでなく、装置構成も大きくなってしまう。また、送信回路や受信回路の他にPRBS発生器61bも自動制御しなければならなくなり、システム構成も大きくなってしまう。
EYE波形を取得する受信回路も、時間軸方向に沿って細かく電圧方向をサンプリングしていく回路や、受信波形を重ね書きするためのメモリを装備する必要があり、回路の規模が大きくなる。また、オシロスコープなどの外部測定器の使用に関しても、コストが増
加し、装置構成が大型化してしまう。更に、オシロスコープの自動制御にも手間がかかる。
また、図8において、そのクロスポイントCP及びCPを検出するためには、電圧軸と時間軸を交互にずらしてサンプリングする必要があり、処理時間が増大してしまう。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、送信回路から受信回路までの伝送路ロスの影響を低減するため、PRBS信号のようなランダム発生器でEYE波形を観測する手段によらず、受信側で受信した波形を監視した結果を送信側へフィードバックして、送信側のプリエンファシス回路の強度補正を自動的に調整する信号伝送システムを提供することである。
本発明の特徴は、伝送路を介して信号を伝送する信号伝送システムにおいて、当該信号伝送システムが、伝送路を介して伝送される前の信号にプリエンファシスを与えるプリエンファシス回路と、伝送路を介して伝送された後の信号の波形において敷居電圧レベルを超えている受信側時間を計測する受信側時間計測部と、当該受信側時間計測部が計測した受信側時間と伝送路を介して伝送される前の信号において敷居電圧レベルを超えている送信側時間の期待値とを比較する比較判定部と、比較判定部による比較の結果に基づいてプリエンファシス回路を制御してプリエンファシスを調整するプリエンファシス制御部とを備えていることである。
本発明の特徴によれば、受信側時間と送信側時間の期待値とを比較し、この比較結果に基づいてプリエンファシス回路を制御することにより、伝送路を介して伝送された後の信号の波形が最適な波形となるように伝送路を介して伝送される前の信号の波形を補正して、送信回路から受信回路までの伝送路ロスの影響を低減させることができる。
本発明の信号伝送システムによれば、ランダムパターンを発生する回路を装備する必要が無くなり、また、伝送路を介して伝送された後の信号のEYE波形を取得する必要もなくなるので、回路規模の増大を抑制することができる。
以下図面を参照して、本発明の実施の形態を説明する。なお、図面の記載において同一部分には同一符号を付して説明を省略する。
(本発明の実施の形態)
図1を参照して、本発明の実施の形態に係わる信号伝送システムの構成を説明する。本発明の実施の形態に係わる信号伝送システムは、送信回路1から受信回路2まで伝送路3を介して信号を伝送するシステムである。
送信回路1は、伝送路3を介して信号を受信回路2へ送信する回路であって、繰返しパルスを出力する繰返しパルス発振器11と、繰返しパルス発振器11に接続されたセレクタ12と、セレクタ12によって選択された信号を駆動するドライバ13と、ドライバ13により駆動された信号に対してプリエンファシスを与えるプリエンファシス回路14と、プリエンファシス回路14によりプリエンファシスが与えられた信号の波形において敷居電圧レベルを超えている送信側時間を計測する送信側時間計測部19と、信号伝送システム全体を制御するコントローラ15と、スイッチRLとを備える。
スイッチRLを伝送路3側へ接続することにより、プリエンファシス回路14によりプリエンファシスが与えられた信号は、伝送路3を介して受信回路2へ伝送される。一方、
スイッチRLを送信側時間計測部19側へ接続することにより、プリエンファシス回路14によりプリエンファシスが与えられた信号は、送信側時間計測部19へ伝送される。図1に示す送信回路1の構成において、プリエンファシス回路14によりプリエンファシスが与えられた信号は、「伝送路3を介して伝送される前の信号」の一例に相当する。
繰返しパルス発振器11は、例えば矩形波などのパルスを繰返し発振し、発振した繰返しパルスをセレクタ12へ出力する。セレクタ12は、2以上の入力端子と1つの出力端子とを備え、選択されたいずれか1つの入力端子と出力端子との間を接続する。繰返しパルス発振器11から出力された繰返しパルスはセレクタ12が備える1つの入力端子に入力される。
送信側時間計測部19は、プリエンファシス回路14によりプリエンファシスが与えられた繰返しパルスの電圧レベルを所定の敷居電圧レベルTxVthと比較する比較器18と、比較器18による比較結果をサンプリングするサンプリング回路17と、プリエンファシス回路14によりプリエンファシスが与えられた繰返しパルスの電圧レベルが敷居電圧レベルTxVthを超えている時のサンプリング回数をカウントするカウンタ16とを備える。
受信回路2は、伝送路3を介して伝送された信号を受信する回路であって、信号が入力されるレシーバ31と、レシーバ31に入力される信号の波形において前記した敷居電圧レベルを超えている受信側時間を計測する受信側時間計測部32とを備える。図1に示す受信回路2の構成において、レシーバ31に入力される信号は、「伝送路3を介して伝送された後の信号」の一例に相当する。
受信側時間計測部32は、レシーバ31に入力される繰返しパルスの電圧レベルを所定の敷居電圧レベルRxVthと比較する比較器38と、比較器38による比較結果をサンプリングするサンプリング回路37と、レシーバ31に入力される繰返しパルスの電圧レベルが敷居電圧レベルRxVthを超えている時のサンプリング回数をカウントするカウンタ36とを備える。
コントローラ15は、通常のマイクロプロセッサなどにより構成され、プリエンファシス回路14を制御するプリエンファシス制御部21と、受信側時間計測部32が計測した受信側時間とプリエンファシス回路14によりプリエンファシスが与えられた繰返しパルスにおいて敷居電圧レベルTxVthを超えている送信側時間の期待値とを比較する比較判定部22と、カウンタ16、36を制御するカウンタ制御部23と、サンプリング回路17、37を制御するサンプリング制御部24と、敷居電圧レベルTxVth、RxVthを制御する敷居電圧制御部25としての機能を備える。なお、本発明の実施の形態において、比較判定部22は、「送信側時間の期待値」の一例として、送信側時間計測部19が計測した送信側時間を用いる。
次に、図2(a)〜図2(d)を参照して、送信側時間計測部19が送信側時間を計測し、受信側時間計測部32が受信側時間を計測する動作を説明する。
セレクタ12により繰返しパルス発振器11が接続された入力端子が選択されると、図1のノードAには、プリエンファシス回路14によりプリエンファシスが与えられた繰返しパルスの波形が現れる。
スイッチRLが送信側時間計測部19側に接続されると、図1のノードCには、ノードAにおける繰返しパルスの電圧レベルと所定の敷居電圧レベルTxVthとの比較結果が現れる。図2(b)に示すように、比較器18は、ノードAにおける繰返しパルスの電圧レベルが敷居電圧レベルvth1を超えている時にロジックレベル“1”を出力し、ノードAにお
ける繰返しパルスの電圧レベルが敷居電圧レベルvth1を超えていない時にロジックレベル“0”を出力する。サンプリング回路17は、繰返しパルス毎に時間△tずつ位相をずらして、ノードCのロジックレベルをサンプリングする。カウンタ16は、サンプリング回路17がロジックレベル“1”をサンプリングした回数(p)をカウントする。送信側時間を△t×pとすれば、送信側時間計測部19は、当該回数(p)から送信側時間を計測することができる。なお、図1では、比較判定部22がカウンタ16からサンプリング回数(p)を読み出す例を示すが、この代わりに、カウンタ16がサンプリング回数(p)から送信側時間(△t×p)を演算し、比較判定部22がカウンタ16から送信側時間(△t×p)を読み出しても構わない。
一方、スイッチRLが伝送路3側に接続されると、図1のノードBには、レシーバ31に入力される繰返しパルスの波形が現れる。図2(c)に示すように、ノードBにおける繰返しパルスは、送信回路1から受信回路2までの伝送路3ロスの影響により、図2(a)に示す波形に比べて歪んだ波形を有する。
図1のノードDには、ノードBにおける繰返しパルスの電圧レベルと所定の敷居電圧レベルRxVthとの比較結果が現れる。図2(d)に示すように、比較器38は、ノードBにおける繰返しパルスの電圧レベルが敷居電圧レベルvth1を超えている時にロジックレベル“1”を出力し、ノードBにおける繰返しパルスの電圧レベルが敷居電圧レベルvth1を超えていない時にロジックレベル“0”を出力する。サンプリング回路37は、繰返しパルス毎に時間△tずつ位相をずらして、ノードDのロジックレベルをサンプリングする。カウンタ36は、サンプリング回路37がロジックレベル“1”をサンプリングした回数(q)をカウントする。受信側時間を△t×qとすれば、受信側時間計測部32は、当該回数(q)から受信側時間を計測することができる。なお、図1では、比較判定部22がカウンタ36からサンプリング回数(q)を読み出す例を示すが、この代わりに、カウンタ36がサンプリング回数(q)から受信側時間(△t×q)を演算し、比較判定部22がカウンタ36から受信側時間(△t×q)を読み出しても構わない。
図3(a)及び図3(b)は、複数(n個)の敷居電圧レベルvth1〜vthnについて、送信側時間計測部19が計測した送信側時間t1_Tx〜tn_Tx及び受信側時間計測部32が計測した受信側時間t1_Rx〜tn_Rxの一例を示す。図1の敷居電圧制御部25は、敷居電圧レベルの数(n)及び各敷居電圧レベルvth1〜vthnを任意に設定することができる。計測された送信側時間t1_Tx〜tn_Tx及び受信側時間t1_Rx〜tn_Rxは、コントローラ15内に一時的に記憶される。
次に、比較判定部22による受信側時間t1_Rx〜tn_Rxと送信側時間t1_Tx〜tn_Txとの比較結果に基づくプリエンファシス調整の一例を説明する。
ここでは、送信側時間t1_Txの前後1%の範囲を基準範囲とする場合をついて示す。プリエンファシス制御部21は、受信側時間t1_Rxがこの基準範囲内にあると比較判定部22が判定した場合、プリエンファシス回路14によるプリエンファシスが最適であると判断する。受信側時間t1_Rxがこの基準範囲よりも短いと比較判定部22が判定した場合、プリエンファシス回路14によるプリエンファシスが不足していると判断する。受信側時間t1_Rxがこの基準範囲よりも長いと比較判定部22が判定した場合はプリエンファシス回路14によるプリエンファシスが過大であると判断する。プリエンファシス制御部21は、これらの判断に基づいてプリエンファシス回路14を制御する。送信側時間t2_Tx〜tn_Tx及び受信側時間t2_Rx〜tn_Rxについても同様である。

t1_Tx(-1%)> t1_Rx :プリエンファシス→不足
t1_Tx(-1%)≦ t1_Rx ≦t1_Tx(+1%) :プリエンファシス→最適
t1_Tx(+1%)< t1_Rx :プリエンファシス→過大

次に、図4を参照して、プリエンファシス調整時における図1のコントローラ15の制御動作の一例を説明する。
(イ)先ず、S01段階において、繰返しパルス発振器11を制御して繰返しパルスの発振を開始する。S03段階に進み、セレクタ12を制御して繰返しパルス発振器11が接続された入力端子を選択して出力端子と接続する。スイッチRLを制御してスイッチRLを送信側時間計測部19側へ接続する。
(ロ)次に、S05段階に進み、変数kの初期値としてk=1を設定し、S07段階に進み、敷居電圧制御部25は敷居電圧レベルvthkを設定する。
(ハ)次に、S09段階に進み、送信側時間計測部19を制御して送信側時間tk_Txを計測する。S11段階に進み、スイッチRLを制御してスイッチRLを伝送路3側へ接続し、受信側時間計測部32を制御して受信側時間tk_Rxを計測する。
(ニ)次に、S13段階に進み、比較判定部22は、受信側時間計測部32が計測した受信側時間tk_Rxと送信側時間計測部19が計測した送信側時間tk_Txとを比較する。そして、S15段階に進み、プリエンファシス制御部21は、比較判定部22による比較の結果に基づいて、プリエンファシス回路14を制御する。
(ホ)次に、S17段階に進み、変数kがnであるか否かを判断する。変数kがnでなければ(S17でNO)、S19段階に進み、kを1だけインクリメントしてS07段階に戻り、S07〜S19段階を繰返し実行する。変数kがnになれば(S17でYES)、S07〜S19段階のループは終了し、図4に示すフローチャートも終了する。
以上説明したように、本発明の実施の形態によれば、以下の作用効果が得られる。
受信側時間tk_Rxと送信側時間の期待値とを比較し、この比較結果に基づいてプリエンファシス回路14を制御することにより、伝送路3を介して伝送された後の繰返しパルスの波形が最適な波形となるように伝送路3を介して伝送される前の繰返しパルスの波形を補正して、送信回路1から受信回路2までの伝送路ロスの影響を低減させることができる。よって、PRBS発生器のようなランダムパターンを発生する回路を装備する必要が無くなり、また、伝送路3を介して伝送された後の信号のEYE波形を取得する必要もなくなるので、回路規模の増大を抑制することができる。
また、信号伝送システムは、伝送路3を介して伝送される前の繰返しパルスの波形において敷居電圧レベルvthkを超えている送信側時間tk_Txを計測する送信側時間計測部19を更に備え、比較判定部22は、受信側時間tk_Rxと送信側時間計測部19が計測した前記送信側時間tk_Txとを比較する。送信側時間tk_Txを計測することにより、送信側時間tk_Txを任意に設定した繰返しパルスを用いてプリエンファシスを調整することができる。また、送信側時間tk_Txが予め定められた繰返しパルス信号を生成する繰返しパルス発生器やその送信側時間tk_Txを記憶する記憶装置が不要となり、回路規模の増大を抑制することができる。
繰返しパルスの周期を短くすれば、レシーバ31に入力される繰返しパルスの波形において簡単なISI波形を確認でき、ISIで歪んだ波形を補正することができる。また、コントローラ15が敷居電圧レベルvthkを調整し、カウンタ16、36を制御してカウン
ト値を読み出し、プリエンファシス回路14を制御するので、オシロスコープなどの外部測定器を用いずに、コントローラ15による制御の下でプリエンファシス調整の総ての処理を実行することができる。
(変形例)
変形例においては、送信側時間tk_Txを計測する図1の送信側時間計測部19の代わりに、送信側時間の期待値を記憶する記憶部を備える信号伝送システムについて説明する。
図5に示すように、変形例にかかわる信号伝送システムにおいて、コントローラ15は、更に、送信側時間の期待値を記憶する記憶部26を備える。比較判定部22は、受信側時間計測部32が計測した受信側時間tk_Rxと記憶部26に記憶されている送信側時間の期待値とを比較する。
その他の構成は、図1の信号伝送システムと同じであり、説明を省略する。
次に、図6を参照して、プリエンファシス調整時における図5のコントローラ15の制御動作の一例を説明する。
(イ)先ず、S31段階において、繰返しパルス発振器11を制御して繰返しパルスの発振を開始する。S33段階に進み、セレクタ12を制御して繰返しパルス発振器11が接続された入力端子を選択して出力端子と接続する。スイッチRLを制御してスイッチRLを伝送路3側へ接続する。
(ロ)次に、S35段階に進み、変数kの初期値としてk=1を設定し、S37段階に進み、敷居電圧制御部25は敷居電圧レベルvthkを設定する。
(ハ)次に、S39段階に進み、受信側時間計測部32を制御して受信側時間tk_Rxを計測する。次に、S41段階に進み、変数kがnであるか否かを判断する。変数kがnでなければ(S41でNO)、S43段階に進み、kを1だけインクリメントしてS37段階に戻り、S37〜S43段階を繰返し実行する。変数kがnになれば(S41でYES)、S37〜S43段階のループは終了し、S45段階に進む。
(ニ)S45段階において、比較判定部22は、記憶部26から送信側時間の期待値を読み出す。S47段階において、比較判定部22は、受信側時間計測部32が計測した受信側時間t1_Rx〜tn_Rxと記憶部26から読み出した送信側時間の期待値とを比較する。そして、S49段階に進み、プリエンファシス制御部21は、比較判定部22による比較の結果に基づいて、プリエンファシス回路14を制御して、図6に示すフローチャートは終了する。
以上説明したように、変形例によれば、送信側時間の期待値を記憶する記憶部26を備えることにより、送信側時間tk_Txを計測する処理及び回路が不要となり、処理時間を短縮し、回路規模の増大を抑制することができる。
(その他の実施の形態)
上記のように、本発明は、1つの実施の形態及びその変形例によって記載したが、この開示の一部をなす論述及び図面はこの発明を限定するものであると理解すべきではない。この開示から当業者には様々な代替実施の形態、実施例及び運用技術が明らかとなろう。
図4に示すフローチャートでは、n個の敷居電圧レベルvth1〜vthnについてそれぞれ1回ずつ送信側時間と受信側時間の比較(S13)及びプリエンファシス回路の制御(S15)を行う例を示したが、これ以外にも、例えば、n個の敷居電圧レベルvth1〜vthnの総てについて受信側時間t1_Rxが基準範囲内に納まるまで、送信側時間と受信側時間の比較
(S13)及びプリエンファシス回路の制御(S15)を繰返し行っても構わない。また或いは、図6に示したフローチャートに近似した手順により、図1の信号伝送システムを制御してもよい。即ち、n個の敷居電圧レベルvth1〜vthnについて送信側時間と受信側時間の比較(S13)をそれぞれ行い、これらの比較の結果に基づいてプリエンファシス回路の制御(S15)を一回だけ行っても構わない。逆に、図4に示したフローチャートに近似した手順により、図5の信号伝送システムを制御してもよい。
送信側時間t1_Txの前後1%の範囲を基準範囲とする場合について示したが、基準範囲は前後1%である場合に限らない。
このように、本発明はここでは記載していない様々な実施の形態等を包含するということを理解すべきである。したがって、本発明はこの開示から妥当な特許請求の範囲に係る発明特定事項によってのみ限定されるものである。
本発明の実施の形態に係わる信号伝送システムの構成を示すブロック図である。 図2(a)は図1のノードAにおける繰返しパルスの波形を示し、図2(b)は図1のノードCにおける信号の波形を示し、図2(c)は図1のノードBにおける繰返しパルスの波形を示し、図2(d)は図1のノードDにおける信号の波形の一例を示すグラフである。 図3(a)及び図3(b)は、複数(n個)の敷居電圧レベルvth1〜vthnについて、送信側時間計測部19が計測した送信側時間t1_Tx〜tn_Tx及び受信側時間計測部32が計測した受信側時間t1_Rx〜tn_Rxの一例を示すグラフである。 図1の信号伝送システムの制御手順の一例を示すフローチャートである。 変形例に係わる信号伝送システムの構成を示すブロック図である。 図5の信号伝送システムの制御手順の一例を示すフローチャートである。 従来技術に係わる信号伝送システムの構成を示すブロック図である。 擬似的なEYE波形を示す模式図である。
符号の説明
1、51…送信回路
2、52…受信回路
3、53…伝送路
11…繰返しパルス発振器
12、62…セレクタ
13、63…ドライバ
14…プリエンファシス回路
15…コントローラ
16、36…カウンタ
17、37…サンプリング回路
18、38…比較器
19…送信側時間計測部
21…プリエンファシス制御部
22…比較判定部
23…カウンタ制御部
24…サンプリング制御部
25…敷居電圧制御部
26…記憶部
31、81…レシーバ
32…受信側時間計測部
61a…PRBS回路
61b…PRBS発生器
64…波形補正回路
82…オシロスコープ
RL…スイッチ

Claims (3)

  1. 伝送路を介して信号を伝送する信号伝送システムにおいて、
    前記伝送路を介して伝送される前の前記信号にプリエンファシスを与えるプリエンファシス回路と、
    前記伝送路を介して伝送された後の前記信号の波形において敷居電圧レベルを超えている受信側時間を計測する受信側時間計測部と、
    当該受信側時間計測部が計測した前記受信側時間と前記伝送路を介して伝送される前の前記信号において前記敷居電圧レベルを超えている送信側時間の期待値とを比較する比較判定部と、
    前記比較判定部による比較の結果に基づいて前記プリエンファシス回路を制御して前記プリエンファシスを調整するプリエンファシス制御部と、
    を備えることを特徴とする信号伝送システム。
  2. 前記伝送路を介して伝送される前の前記信号の波形において敷居電圧レベルを超えている送信側時間を計測する送信側時間計測部を更に備え、
    前記比較判定部は、前記受信側時間と前記送信側時間計測部が計測した前記送信側時間とを比較する
    ことを特徴とする請求項1に記載の信号伝送システム。
  3. 前記送信側時間の期待値を記憶する記憶部を更に備え、
    前記比較判定部は、前記受信側時間と前記記憶部に記憶されている前記送信側時間の期待値とを比較する
    ことを特徴とする請求項1に記載の信号伝送システム。
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