JP2010114518A - 光通信システムおよび送信出力制御方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】スターカプラを用いた光通信システムで簡易、短時間で光送信出力が設定可能な光通信システムおよび送信出力制御方法を提供する。
【解決手段】親局1の光送信器1sは、起動後、エラー測定モードになり、モード子局3側が記憶したテストパターン信号を最大出力から送信し、所定のレベル差で1段ずつ送信出力を下げて繰り返して送信する。子局3側では、予め記憶していた基準テストパターン信号と比較照合してビットエラー率を調べ、10のマイナス5乗前後のエラーを検出した時点でエラー発生の警報を親局1へ送信し、親局1は、この警報発生時に対応する送信レベルに10のマイナス12乗に必要な所定の追加出力を加えた送信レベルを設定することにより全子局3がシステム所要のビットエラー率が得られる送信出力にして送信を行う通常動作になる。
【選択図】図1
【解決手段】親局1の光送信器1sは、起動後、エラー測定モードになり、モード子局3側が記憶したテストパターン信号を最大出力から送信し、所定のレベル差で1段ずつ送信出力を下げて繰り返して送信する。子局3側では、予め記憶していた基準テストパターン信号と比較照合してビットエラー率を調べ、10のマイナス5乗前後のエラーを検出した時点でエラー発生の警報を親局1へ送信し、親局1は、この警報発生時に対応する送信レベルに10のマイナス12乗に必要な所定の追加出力を加えた送信レベルを設定することにより全子局3がシステム所要のビットエラー率が得られる送信出力にして送信を行う通常動作になる。
【選択図】図1
Description
本発明は、光分配器を用いた光通信システムおよび送信出力制御方法に関する。
光に変換された信号を多くの受信側端末へ送信する場合、送受信間の伝送路長の間の損失を考慮して送信出力を制御し、発光素子の寿命や信頼性を確保する方法がある。光ファイバを伝送路に用いる場合、多くは、伝送路損失が予測出来るので受信側の最低受信感度が得られる送信電力を試算・想定して光送信出力が決定される。また、受信側での光信号の受信電力を測定し、それを、対向する相手側に通知しフィードバック系を構成して送信側の光送進出力調整する方法もある(例えば、特許文献1。)。
一方、光信号をスターカプラの様な、1つの光送信器から複数の光受信器へ向けて同一信号を同時に送信する様な場合は、各受信器と光送信機の間の伝送損失は、様々であるため上記の様なフィードバック構成が取れないため、減衰が大きい光受信器でもエラーが発生しない様余裕のある大出力で光信号を送信する方法がとられている。
この場合、どの光受信器が最小受信レベルになるのか、またどの程度の受信レベルになるのかを想定するか、又は測定して送信レベルを設定することは困難であるため光送信機の出力レベルは必要以上に高く設定され、発光素子の寿命信頼性に欠ける問題があった。
特開2000―31900号公報 (第9頁、第1図)
光信号をスターカプラを用いて1つの光送信器から複数の光受信器へ向けて同一信号を同時に送信する様な場合は、どの光受信器が最小受信レベルになるのか、またどの程度の受信レベルになるのかを想定するか、又は測定して送信レベルを設定することは困難であるため光送信機の出力レベルが必要以上に高く設定され、発光素子の寿命信頼性に欠ける問題があった。
本発明は上記問題を解決するためになされたものでスターカプラを用いた光通信システムで簡易、短時間で光送信出力が設定可能な光通信システムおよび送信出力制御方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の光通信システムは、スターカプラを介して親局と複数の子局との間で通信を行う光通信システムにおいて、前記スターカプラへむけて光信号を送信する親局光送信器と、前記スターカプラからの光信号を受信する親局光受信器と、電源投入時に、エラー測定モードとなり所定のテストパターン信号を最大送信出力で前記親局光送信器から送信し、タイマを参照して所定の時間間隔と所定のレベル差で送信出力を減少させて前記テストパターン信号を繰り返し送信し、前記子局からエラー検出の警報を前記親局光受信器を介して最初に受信した場合、受信した警報に対応するテストパターン信号を送信したタイミングにおける送信出力に予め定めた追加レベルを加えた送信出力にして信号を前記親局光送信器から前記スターカプラを介して送信する通常動作にする制御を行う制御手段とを備える親局と、前記スターカプラへむけて光信号を送信する子局光送信器と、前記スターカプラからの光信号を受信する子局光受信器と、前記子局光受信器から前記テストパターン信号を受信した場合、予め記憶していた基準用テストパターン信号と比較しエラー率を調べ、基準エラー率程度のエラーを検出した場合、前記子局光送信器を介してエラー検出の警報を前記親局へ向けて送信する制御手段とを備える子局とを具備することを特徴とする。
また、本発明の光通信システムの送信出力制御方法は、親局光送信器と親局光受信器とを備える親局と、複数のそれぞれが子局光送信器と子局光受信器とを備える子局との間でスターカプラを介して通信を行う光通信システムの送信出力制御方法において、前記親局は、電源投入時に、エラー測定モードとなり所定のテストパターン信号を最大送信出力で前記親局光送信器から送信し、タイマを参照して所定の時間間隔と所定のレベル差で送信出力を減少させて前記テストパターン信号を繰り返し送信し、前記子局は、前記送信された前記テストパターン信号を前記子局光受信器で受信し、予め記憶していた基準用テストパターン信号と比較しエラー率を調べ、基準エラー率程度のエラーを検出した場合、前記子局光送信器からエラー検出の警報を前記親局へ向けて返信し、前記子局からエラー検出の警報を受信した前記親局は、受信した警報に対応するテストパターン信号を送信したタイミングにおける送信出力に、予め定めた追加レベルを加えた送信出力にして前記親局光送信器から前記スターカプラを介して信号を送信する通常動作にする制御を行うことを特徴とする。
本発明によれば、スターカプラを用いた光通信システムで簡易、短時間で光送信出力が設定可能な光通信システムおよび送信出力制御方法を提供することができる。
以下、図面を参照して本発明の実施例を説明する。
図1は、本発明の実施例に係る光通信システムの系統図である。
図1において光通信システムは、親局1、親局に接続され、光信号を1:nに分岐(集合)するスターカプラ2、スターカプラ2からの分岐伝送路21〜2n(nは、自然数)と、それらを介して親局1と接続される子局31〜3n(nは、自然数、以下、31〜3nで共通な事項は、必要無い限り3と省略して説明する。)とを備える。
親局1から送信された光信号は、スターカプラ2で分岐、等分されるが更に伝送路長もしくは接続損失等により各子局31〜3nでの受信電力には高低の差が生じるようになる。
図2は、親局1と子局3との間の信号処理を説明する機能ブロック図である。
図2において、スターカプラ2は、光信号をn分岐して送信する送信カプラ2sと、n入力の光信号を集合して受信する受信カプラ2rとから構成される。波長多重により親局1と子局3との間で通信する場合は、送受信カプラは兼用されるが、説明の利便上ここでは、送受信で独立したスターカプラを用いる場合を例に説明する。
親局1は、デジタル信号を光信号に変換して送信カプラ2sを介して送信する光送信器1sと、光受信カプラ2rを介して子局31〜3nからの光信号を受信する光受信器1rと、テストパターン処理部1Pと、出力制御部Cと、タイマ部Tとを備え、また上記構成はそれぞれの間が制御信号やデータ等を伝送する内部バス等で接続されている。
光送信器1sは、子局に向けての情報の信号、又は、テストパターン処理部1Pからのテストパターン信号が切り替えられて入力される。また、光送信器1sは、テストパターン信号を受信した子局3からのエラー検出アラームから生成される出力制御部Cからの送信出力を制御するバイアス信号によって光送信出力が制御される。
テストパターン処理部1Pは、エラー測定モードと本来の情報の信号を送信する通常動作との切替、タイマTを参照してテスト信号を送信する送信タイミングの制御や内部バスを監視し、エラー測定モードにおける動作手順の制御などを行う。また、出力制御部Cへ光送信器1sの送信出力を設定する出力設定信号を出力する。
出力制御部Cは、この出力設定信号により光送信器1sの送信出力を調整するバイアス信号を光送信器1sへ出力する。
子局3は、送信カプラ2s、分岐伝送路21sを介して親局1の光送信器1sからの光信号を受信し、デジタル信号に復調して出力する光受信器3rと、入力されるデジタル信号を光信号に変換して受信カプラ2r、分岐伝送路21rを介して親局1の光受信器1rへ送信する光送信器3sと、光受信器3rが出力したテストパターン信号を入力するテストパターン解析部3Pとを備え、また上記構成はそれぞれの間が内部バス等で接続されている。
テストパターン解析部3Pは、光受信器3rが出力するテストパターン信号を予め記憶した比較照合用の基準パターンと照合することによりエラー率を測定し、所定のエラー率を超えた場合にアラームを出力する。光送信器3sは、このアラームを受信用カプラ2rを介して親局1の光受信器1rへ送信する。
図3は、本発明の実施例に関わる光通信システムの動作手順の説明をするフローチャートである。
以下、図1〜図3を参照して光通信システムの送信出力を制御する動作手順の説明をする。
以下、図1〜図3を参照して光通信システムの送信出力を制御する動作手順の説明をする。
先ず、調整の準備として、子局31〜3nは、電源が投入され受信待機状態になる。
親局1は、図示されないリセットスイッチ又は、電源投入時の自動リセットにより起動される(ステップs0)。
親局1の出力制御部Cは、光送信器1sを所定の最大出力、例えば、0dbmに調整するバイアス信号を光送信器1sへ出力する。タイマTは、タイミングt0として、経過時間のカウントアップを開始し、タイミングt0から、テストパターン処理部1Pは、タイマTを参照しつつ親局1の光送信器1sの入力をテストパターン信号にしてエラー測定モードにする(ステップs1)。
そして、エラー測定にのみ用いる所定のフォーマットのプリアンブルとそれに続く予め定められた1と0とが並んだ疑似ランダムビット列のテストパターン信号を光送信器1sへ入力し、送信器1sは光信号にしたテストパターン信号を所定のタイミングt1まで子局3へ向けて送信する(ステップs2)。
子局3は、光受信器3rを介してテストパターン解析部3Pがプリアンブルを受信し、それがエラー測定のプリアンブルと判定するとエラー検出モードの動作を開始する(ステップs3)。そして、タイミングt1までの間、基準エラー率程度のエラーが発生する稼働か調べる為にプリアンブルに続いて入力されたテストパターン信号を受信して、送信された疑似ランダムビット列と同じパターンの予め記憶していた基準パターンと受信するテストパターンとを比較照合して、一致しないエラーの有無を調べる(ステップs3―1)。
即ち、親局1と各子局3は、テストパターン処理部1Pと解析部3Pとで予め同じパターンデータを図示しない記憶手段に予め記憶している。子局3では、プリアンブルで受信信号の開始タイミングを検出して、続いて受信した信号と記憶して居るパターンデータとを照合比較することが容易に出来るのでビットタイミング等を複雑に調整することなく簡便にエラーチェックが可能になる。
エラー有無を調べる時間はタイミングt1迄の時間であり、目安として、10のマイナス5乗程度のビットエラー率のエラー発生が検出出来る時間長である。信号の伝送速度(ビットレート)によって異なるが、例えば伝送速度が1Mbpsで有れば、平均して0.1秒に1つの誤りが発生するので、1秒程度をエラー検出時間にすればマイナス5乗程度の誤り検出に都合がよい。
この検出基準となる基準エラー率は、マイナス3乗程度では、測定誤差が大きく、マイナス12乗の様に低いエラー率が得られる受信レベルの推定が不正確になるので、マイナス5〜6乗を採用するのが良い。
子局3のテストパターン解析部3Pは、エラーが検出されない場合(ステップs3―1がNo)、エラー測定モードから通常モードへ復帰し受信待機になり、エラーを検出した場合(ステップs3―1がYes)、基準エラー率以上のエラーが有ったとして、光送信器3sからエラー検出の警報を親局1へ送信する(ステップs3―2)。
テストパターン処理部1Pは、タイミングt1の後、更に例えば、1秒間経過したタイミングt2まで、送信を停止し、子局3からのエラー検出の警報受信が無いか調べ、警報の受信が無い場合(ステップs4がNo)再び同じ様にテストパターン信号の光送信出力を予め定めた割合、ここでは、1db減少させて再び送信を開始する(ステップs5)。
即ち、送信開始当初は、受信側では、十分な信号対雑音比が確保されているので、受信誤りは検出されない。例えば、システム的に光受信器出力信号が10のマイナス12乗程度のエラー率が要求仕様で、そのエラー率が確保される光受信器3rへの最低受信レベルが、仮に−18.5dbmであるとする。
そして、スターカプラ2や分岐伝送路等の親局光送信器1sから子局光受信器3rに到達するまでの経路での伝送損失が、例えば、10dbである場合、光送信器1sの最大出力0dbm時には、まだ、子局光受信器3rの最低受信レベルに対して8.5dbの余裕がある。
図4は、光受信器における信号対雑音比とBER特性(ビットエラーレート特性)の関係の一例である。
図4において、光受信器は、−22dBmの光入力の場合、10のマイナス5乗のビットエラー率が得られ、―18.6dbmの光入力時に、10のマイナス12乗のビットエラー率(以下、本明細書では単にエラー率と称する。)が得られる。
図4において、光受信器は、−22dBmの光入力の場合、10のマイナス5乗のビットエラー率が得られ、―18.6dbmの光入力時に、10のマイナス12乗のビットエラー率(以下、本明細書では単にエラー率と称する。)が得られる。
光入力の絶対値は、光受信器によって同じエラー率を得るには多少の高低は有るものの、マイナス5乗とマイナス12乗との間のその相対的なレベル差は、同じ仕様で製作される光受信器では大きく変化がない。従って、受光電力差が3.4dbの差であるので、余裕を持って受信側でのエラー率がマイナス5乗の時の送信出力に3.5db追加した送信電力をマイナス12乗が得られる光送信電力として推測することが出来る。
なお、このマイナス5乗とマイナス12乗との間のその相対的なレベル差は、信号伝送速度等、設計仕様により異なるので、マイナス5乗のエラー率が得られる送信出力に追加する送信出力レベルは適宜調整される。また、最低必要なエラー率がもっとマイナス9乗や10乗の様に緩和されたシステムで有れば、余裕量も少なくて済ませることが出来る。
繰り返すと、光受信器3rには所要のエラー率を確保するのに必要な最低受信レベルが設計値として設定される。この信号の“最低受信レベル”は、光受信器毎に差異は生じるが、光受信器では、上述の様な10のマイナス5乗とマイナス12乗とが得られる“受信信号レベル差”は、“追加レベル”の差であって、光受信器間毎のこの追加レベル差には大きな違いは無い。
そこで、予め、光受信器の受光光電力と、エラー率との関係を調べてマイナス5乗オーダのエラー率を測定し、マイナス12乗に必要な追加レベル(ここでは、3.5db)を調べておく。
一方、マイナス12乗のエラー率が得られるエラー率の測定を実施するとなると、エラー発生間隔は、10の6乗の桁違いで非常に長い時間を要することになるので実運用時には、この様なエラー率測定を行って調整することは極めて希である。また、誤り測定系統を構成するには、ランダム信号発生、受信信号同期が必要であり、装置が大がかりになる問題があった。
そこで、上記の如く比較的短時間で検出可能なマイナス5乗程度のエラー率が得られる光受信強度で受信した時の送信出力にマイナス12乗に必要なレベル差を追加する様に送信出力を調整する。その結果、長時間のマイナス12乗のエラー率測定を行うこと無く通常動作状態で必要な所要のエラー率が得られる光信号送信出力を設定することが出来る。
本実施例では、伝送速度に合わせて、基準エラー率としてマイナス5乗程度のエラー率が測定可能な時間間隔を設定する。そして、テストパターン信号の一致を調べ、一致しなかったビット数のエラー数から、簡易的にエラー率を算出してマイナス5乗より劣化したエラー検出の場合、警報を送信する。
なお、エラー検出の回路、処理を特に簡便に済ませる様に、一致しなかったビット数をカウントせずにエラー測定の時間内に単に一致しなかったビットが有ったことを通知する警報で済ませても良い。
反対に時間が許容されるのであれば、基準エラー率をマイナス6乗にして測定時間を長くして推定精度を高めても良い。
この基準エラー率の設定、測定時間は、伝送速度や光受信器の特性、要求エラー率を勘案して設定する。そこで、テストパターン処理部1Pは、タイミングt1の後、例えば、1秒間経過したタイミングt2から同じ様に、エラーの警報を受信しない場合は(ステップs4がNo)テストパターン信号の光送信出力を予め定めた割合、ステップs5の手順、例えば、1db減少させてプリアンブルとテストパターン信号の送信する制御をエラーの警報を受信するまで繰り返して行う。
今、9回目、つまり、光送信器1sの出力が−9dbm、光受信器3rの入力光信号レベルが−22dbmになった時、マイナス5乗程度のエラーが発生したとする。そして、子局31からエラー発生の警報が親局1へ向けて送信される(ステップs3−2)。子局31は、エラー警報送信後、通常モードへ復帰し受信待機になる。
このエラー発生の警報を発生するのは、伝送距離が長いか、又は接続損失などが大きく最も受信レベルが低い子局3から送信される。この受信レベルが最低な子局(ここでは、31)が受信可能な様に光送信器1sの送信出力を設定すれば当然残りの子局(32〜3n)では子局31以上の受信レベルがあるのでエラーが発生せずに受信することが可能である。
親局1では、光受信器1rが、子局31の光送信器3sからの警報を受信する(ステップs4がYes)と、警報を内部バス等を介して、テストパターン処理部1Pへ通知する(ステップs8)。テストパターン処理部1Pは、この通知を受信すると、エラー測定のプリアンブル送信出力を1db高く元へ戻す処理を行う(ステップs6)。
そして、プリアンブルとテストパターン信号の送信を行う(ステップs7)。
ここで送信出力を高くしてエラーの警報を受信しなかった場合(ステップs8がNo)、図示しない切替手段により光信号送信器1sの信号入力先を、テストパターン処理部1Pから、親局に外部から入力される本来の伝送すべき信号入力先に切り替え、マイナス12乗のエラー率が確保出来る様に更に3.5db出力を高く(追加)して通常動作を開始する(ステップs10)。
もし、1db高くしてもエラー警報を受信した場合(ステップs8がYes)、エラー測定モードを維持して更に、エラー警報を受信しなくなるまでステップs6の送信出力を余裕出力として、0.5〜1db毎高めて、ステップs7のエラー測定を行う。
なお、エラー測定の際、送信出力の設定レベル差を例えば4dbの様に大きくして、エラー発生時よりも出力を上げればエラー発生が起きないことが確実にして再度ステップs6、s7、s8を実行することを省略しても良く、この方が、通常動作へ入るまでの時間が少なくて済む。
以上説明した如く、従来のスタ−カプラを用いた光通信システムは、光送信側での送信出力を受信側の受信強度によりフィードバック制御することが困難であったが、本実施例に依れば、最小の受信レベルである子局からのエラー検出を簡便に行う事により可能にしている。そして、不要に発光素子の出力を大きくすることがないので親局の光送信器の信頼性を改善することが可能である。
また、エラー率を測定する代わりに親局側から、受信レベル測定用のパイロット信号を送信し、子局側で受信レベルを測定し、所要受信レベルを下回った場合に警報を送信する方法でも同様に送信出力を調整することも可能である。しかしその場合、両局にパイロットキャリヤ信号の周波数のフィルタ回路やレベル測定回路を設けるなど、微妙な調整を要し、かつ規模が大きな新たな回路の追加が必要である。
本実施例の方法は、簡便なエラー測定方法により、光送受信器の回路負担をかけること無くスターカプラを用いる光通信システムの送信レベル調整が可能とするものである。
1 親局
1P テストパターン処理部
2 スターカプラ
2s 送信カプラ
2r 受信カプラ
21〜2n 分岐伝送路
1s、3s 光送信器
1r、3r 光受信器
3(31〜3n) 子局
3P テストパターン解析部
C 出力制御部
t タイマ
1P テストパターン処理部
2 スターカプラ
2s 送信カプラ
2r 受信カプラ
21〜2n 分岐伝送路
1s、3s 光送信器
1r、3r 光受信器
3(31〜3n) 子局
3P テストパターン解析部
C 出力制御部
t タイマ
Claims (4)
- スターカプラを介して親局と複数の子局との間で通信を行う光通信システムにおいて、
前記スターカプラへむけて光信号を送信する親局光送信器と、
前記スターカプラからの光信号を受信する親局光受信器と、
電源投入時に、エラー測定モードとなり所定のテストパターン信号を最大送信出力で前記親局光送信器から送信し、タイマを参照して所定の時間間隔と所定のレベル差で送信出力を減少させて前記テストパターン信号を繰り返し送信し、前記子局からエラー検出の警報を前記親局光受信器を介して最初に受信した場合、受信した警報に対応するテストパターン信号を送信したタイミングにおける送信出力に予め定めた追加レベルを加えた送信出力にして信号を前記親局光送信器から前記スターカプラを介して送信する通常動作にする制御を行う制御手段とを備える
親局と、
前記スターカプラへむけて光信号を送信する子局光送信器と、
前記スターカプラからの光信号を受信する子局光受信器と、
前記子局光受信器から前記テストパターン信号を受信した場合、予め記憶していた基準用テストパターン信号と比較しエラー率を調べ、基準エラー率程度のエラーを検出した場合、前記子局光送信器を介してエラー検出の警報を前記親局へ向けて送信する制御手段とを備える
子局とを
具備することを特徴とする光通信システム。 - 前記基準エラー率は、
当該システムの通常動作における前記子局光受信器の所要のエラー率の測定に要する測定時間よりも短時間で測定可能なエラー率が基準とされ、
前記追加レベルは、
前記基準のエラー率に対応する受光電力に前記子局光受信器の所要のエラー率を達成するのに必要と想定される受光電力の追加レベルである
ことを特徴とする請求項1記載の光通信システム。 - 親局光送信器と親局光受信器とを備える親局と、複数のそれぞれが子局光送信器と子局光受信器とを備える子局との間でスターカプラを介して通信を行う光通信システムの送信出力制御方法において、
前記親局は、
電源投入時に、エラー測定モードとなり所定のテストパターン信号を最大送信出力で前記親局光送信器から送信し、タイマを参照して所定の時間間隔と所定のレベル差で送信出力を減少させて前記テストパターン信号を繰り返し送信し、
前記子局は、前記送信された前記テストパターン信号を前記子局光受信器で受信し、予め記憶していた基準用テストパターン信号と比較しエラー率を調べ、基準エラー率程度のエラーを検出した場合、前記子局光送信器からエラー検出の警報を前記親局へ向けて返信し、
前記子局からエラー検出の警報を受信した前記親局は、
受信した警報に対応するテストパターン信号を送信したタイミングにおける送信出力に、予め定めた追加レベルを加えた送信出力にして前記親局光送信器から前記スターカプラを介して信号を送信する通常動作にする制御を行う
ことを特徴とする光通信システムの送信出力制御方法。 - 前記基準エラー率は、
当該システムの通常動作における前記子局光受信器の所要のエラー率の測定に要する測定時間よりも短時間で測定可能なエラー率が基準とされ、
前記追加レベルは、
前記基準のエラー率に対応する受光電力に前記子局光受信器の所要のエラー率を達成するのに必要と想定される受光電力の追加レベルである
ことを特徴とする請求項3記載の光通信システムの送信出力制御方法。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008283609A JP2010114518A (ja) | 2008-11-04 | 2008-11-04 | 光通信システムおよび送信出力制御方法 |
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Publication Number | Publication Date |
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Cited By (2)
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---|---|---|---|---|
JP2016144067A (ja) * | 2015-02-03 | 2016-08-08 | 日本電信電話株式会社 | 光バースト信号プリアンブル制御装置および光バースト信号プリアンブル制御方法 |
JP2016144066A (ja) * | 2015-02-03 | 2016-08-08 | 日本電信電話株式会社 | 光バースト信号プリアンブル制御装置および光バースト信号プリアンブル制御方法 |
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2008
- 2008-11-04 JP JP2008283609A patent/JP2010114518A/ja active Pending
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