JP2010044982A - 照明システム及び点灯制御装置及び移動方向検出装置 - Google Patents

照明システム及び点灯制御装置及び移動方向検出装置 Download PDF

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Abstract

【課題】通行人などを検出した検出結果に基づいて、光源の点灯状態を最適に制御し、無駄な消費電力を抑える。
【解決手段】移動方向検出装置200a〜200cは、対象物(通行人860)の移動方向を検出する。点灯制御装置300は、移動方向検出装置200a〜200cが検出した移動方向に基づいて、光源の点灯状態を決定する。点灯装置(照明器具810a〜810c)は、点灯制御装置300が決定した点灯状態に基づいて、光源を点灯する。
【選択図】図2

Description

この発明は、通行人などを検出することにより光源の点灯状態を制御する照明システムに関する。
焦電センサなどの人感センサを用いて通行人などの在不在を検出することにより、光源の点灯・消灯・調光などの点灯状態を制御する照明システムがある。
特開平6−243357号公報 特開2004−317143号公報
従来の照明システムは、通行人などの在不在のみに基づいて光源の点灯状態を制御するので、必ずしも最適な点灯状態とならず、無駄な電力を消費していた。
この発明は、例えば、上記のような課題を解決するためになされたものであり、光源を最適な点灯状態に制御することにより、無駄な電力消費を抑えることを目的とする。
この発明にかかる照明システムは、対象物の移動方向を検出する移動方向検出装置と、上記移動方向検出装置が検出した移動方向に基づいて、光源の点灯状態を決定する点灯制御装置と、上記点灯制御装置が決定した点灯状態に基づいて、上記光源を点灯する点灯装置とを有することを特徴とする。
この発明にかかる照明システムによれば、対象物の移動方向に見合った最適な点灯状態で光源を点灯することができ、無駄な電力消費を抑えることができる。
実施の形態1.
実施の形態1について、図1〜図9を用いて説明する。
図1は、この実施の形態における照明システム800の概要を示す図である。
照明システム800は、複数の照明器具810a〜810e(以下、複数の照明器具810a〜810fを区別しない場合は、単に「照明器具810」と呼ぶ。)の点灯・消灯・調光度などの点灯状態を調整することにより、省エネを図るシステムである。
複数の照明器具810は、例えば、通路850などに沿って設置されている。
照明システム800は、複数の移動方向検出装置200a〜200f(以下、複数の移動方向検出装置200a〜200fを区別しない場合は、単に「移動方向検出装置200」と呼ぶ。)を有する。移動方向検出装置200は、通路850などを通る通行人860などの対象物の位置及び移動方向を検出する。照明システム800は、複数の移動方向検出装置200が検出した対象物の位置及び移動方向に基づいて、照明器具810a〜810fそれぞれの点灯状態を定める。
図2は、この実施の形態における照明システム800の全体構成を示すシステム構成図である。
照明システム800は、点灯制御装置300を有する。点灯制御装置300は、各移動方向検出装置200a〜200fが検出した検出結果を総合して、各照明器具810a〜810fの点灯状態を決定する。
照明器具810は、点灯制御装置300が決定した点灯状態に基づいて、照明を点灯し、あるいは消灯する。
図3は、この実施の形態における照明器具810の構成を示すブロック構成図である。
照明器具810は、端子台811、点灯装置100、光源接続部812を有する。
光源接続部812は、放電灯やLEDなどの光源LAを、着脱自在にもしくは定常的に接続し、固定する。
端子台811は、商用電源などの交流電源ACと電気接続し、交流電源ACから電力を入力する。
点灯装置100は、端子台811が入力した電力から、光源接続部812に接続した光源LAに供給する電力を生成する。点灯装置100は、点灯制御装置300が生成した調光信号を入力する。
調光信号は、点灯制御装置300が決定した照明器具810の点灯状態を表わす信号である。点灯装置100は、入力した調光信号に基づいて、光源LAの点灯状態が、点灯制御装置300が決定したとおりになるよう、光源LAに供給する電力を生成する。例えば、光源LAが放電灯の場合であれば、点灯制御装置300が決定した明るさで光源LAを点灯するよう、光源接続部812を介して光源LAに印加する電圧の周波数を調整する。あるいは、光源LAがLEDの場合であれば、点灯制御装置300が決定した明るさで光源LAを点灯するよう、光源接続部812を介して光源LAに流れる電流の電流値を調整する。
図4は、この実施の形態における移動方向検出装置200の構成を示すブロック構成図である。
移動方向検出装置200は、電源回路210、スイッチSW、ドップラーセンサ220、通信回路230、タイマ回路240、マイコン250を有する。
電源回路210は、交流電源ACやバッテリーなどから電力の供給を受けて、ドップラーセンサ220、通信回路230、タイマ回路240、マイコン250に供給する直流電圧を生成する。
スイッチSWは、電源回路210とドップラーセンサ220及び通信回路230との間に介在し、マイコン250に制御されて、オンオフする。スイッチSWがオンになると、電源回路210が生成した直流電圧が、ドップラーセンサ220及び通信回路230に供給され、ドップラーセンサ220及び通信回路230が動作する。スイッチSWがオフになると、電源回路210が生成した直流電圧がドップラーセンサ220及び通信回路230に供給されず、ドップラーセンサ220及び通信回路230は動作を停止し、ドップラーセンサ220及び通信回路230における電力消費を抑える。
ドップラーセンサ220(移動検出センサ)は、スイッチSWがオンのとき、電源回路210が生成した直流電圧を電源として動作する。ドップラーセンサ220は、電波を放射し、放射した電波が所定の範囲(以下「検出範囲」と呼ぶ。)内の対象物に当たって反射した反射波を受信し、受信した反射波に基づいて、対象物の位置や移動方向を検出する。ドップラーセンサ220は、検出した結果を表わす検出信号を出力する。
通信回路230は、スイッチSWがオンのとき、電源回路210が生成した直流電圧を電源として動作する。通信回路230は、マイコン250が出力した信号(以下「結果信号」と呼ぶ。)を入力し、入力した結果信号を、点灯制御装置300に対して送信する。通信回路230は、例えば、有線通信、電波(例えば2.4GHz)などの無線通信、赤外線通信、光通信などにより、結果信号を送信する。
タイマ回路240は、経過時間を測定し、マイコン250が設定した時間が経過すると、割込信号を生成する。
マイコン250は、電源回路210が生成した直流電圧を電源として動作し、ROMなどの記憶装置が記憶したプログラムを実行することにより、割込入力部251、モード制御部252、検出信号入力部261、移動方向判定部262、結果信号生成部263、電源制御部271、割込設定部272、休眠設定部273などの機能ブロックを実現する。
なお、これらの機能ブロックは、デジタル回路、アナログ回路、デジタルアナログ混成回路などにより実現してもよい。
割込入力部251は、タイマ回路240が生成した割込信号を入力する。
モード制御部252は、マイコン250の動作モードを制御する。マイコン250には、通常どおりプログラムを実行する通常モードと、プログラムを実行せず消費電力を抑える休眠(スリープ)モードとがある。休眠モードのとき、割込入力部251が割込信号を入力すると、モード制御部252は、マイコン250を通常モードに復帰させる。また、通常モードのとき、休眠設定部273が休眠モードへの移行を指示すると、モード制御部252は、マイコン250を休眠モードに移行させる。
検出信号入力部261は、ドップラーセンサ220が出力した検出信号を入力する。
移動方向判定部262は、検出信号入力部261が入力した検出信号に基づいて、ドップラーセンサ220が検出した検出範囲内にある対象物の移動方向を判定する。移動方向判定部262は、例えば、検出信号入力部261が入力した検出信号の強度に基づいて、対象物の移動方向を判定する。すなわち、検出信号の強度が前回の検出時と比較して強くなった場合、移動方向判定部262は、対象物がドップラーセンサ220に近づく方向に移動したと判定する。逆に、検出信号の強度が前回の検出時と比較して弱くなった場合、移動方向判定部262は、対象物がドップラーセンサ220から遠ざかる方向に移動したと判定する。あるいは、ドップラーセンサ220を二つの検出信号を出力する二出力型センサーにより構成し、移動方向判定部262は、検出信号入力部261が入力した二つの検出信号の位相差から、対象物の移動方向を判定する構成としてもよい。
結果信号生成部263は、移動方向判定部262が判定した対象物の移動方向に基づいて、結果信号を生成する。
電源制御部271は、スイッチSWをオンオフ制御する信号(以下「電源制御信号」と呼ぶ。)を生成する。
割込設定部272は、タイマ回路240に次の割込信号生成までの時間を設定する割込設定信号を生成する。
図5は、この実施の形態における移動方向検出装置200が対象物の移動方向を検出する移動方向検出処理の流れを示すフローチャート図である。
移動方向検出処理は、電源回路210が直流電圧の生成を開始して、マイコン250に電源が供給されることにより、開始する。
通常モード移行工程S411において、モード制御部252は、マイコン250を通常モードに移行させる。
電源供給工程S412において、電源制御部271は、スイッチSWをオンにする電源制御信号を生成する。これにより、スイッチSWがオンになり、電源回路210が生成した直流電圧がドップラーセンサ220及び通信回路230に供給され、ドップラーセンサ220及び通信回路230が動作を開始する。
ドップラーセンサ220は、検出範囲内にある対象物の位置や移動方向を検出し、検出信号を出力する。
検出信号入力工程S421において、検出信号入力部261は、ドップラーセンサ220が出力した検出信号を入力する。
移動方向判定工程S422において、移動方向判定部262は、検出信号入力工程S421で検出信号入力部261が入力した検出信号に基づいて、ドップラーセンサ220が検出した対象物の位置や移動方向を判定する。
結果信号生成工程S423において、結果信号生成部263は、移動方向判定工程S422で移動方向判定部262が判定した対象物の位置や移動方向に基づいて、結果信号(検知情報)を生成する。
結果信号送信工程S424において、通信回路230は、結果信号生成工程S423で結果信号生成部263が生成した結果信号を、点灯制御装置300に対して送信する。
電源遮断工程S431において、電源制御部271は、スイッチSWをオフにする電源制御信号を生成する。これにより、スイッチSWがオフになり、電源回路210が生成した直流電圧がドップラーセンサ220及び通信回路230に供給されなくなり、ドップラーセンサ220及び通信回路230が動作を停止する。
割込設定工程S432において、割込設定部272は、次の検出までの休眠時間(例えば1秒)を表わす割込設定信号を生成する。これにより、タイマ回路240に、休眠時間が設定され、タイマ回路240は、休眠時間経過後に、割込信号を生成する。
休眠モード移行工程S433において、休眠設定部273は、マイコン250を休眠モードにするよう、モード制御部252に指示する。モード制御部252は、マイコン250を休眠モードに移行させる。
その後、休眠時間が経過すると、タイマ回路240が割込信号を生成し、タイマ回路240が生成した割込信号を割込入力部251が入力して、通常モード移行工程S411に戻る。
図6は、この実施の形態における点灯制御装置300の構成を示すブロック構成図である。
点灯制御装置300は、二つの通信回路311,312、位置方向取得部321、位置方向取得部321、位置方向記憶部322、点灯状態決定部323、調光信号生成部324を有する。
通信回路311は、移動方向検出装置200が送信した結果信号を受信する。
位置方向取得部321は、通信回路311が受信した結果信号に基づいて、各移動方向検出装置200が検出した対象物の位置及びその移動方向を取得する。例えば、位置方向取得部321は、照明システム800が対象物を検出する全体の範囲のなかで各移動方向検出装置200が対象物を検出する検出範囲の位置や範囲、移動方向検出装置200が検出した対象物の移動方向と方位との関係などをあらかじめ記憶しておく。位置方向取得部321は、あらかじめ記憶した情報と、受信した結果信号の内容と、その結果信号を送信した送信元である移動方向検出装置200とに基づいて、移動方向検出装置200が検出したローカルな対象物の位置及び移動方向を、全体におけるグローバルな位置や方向に変換することにより、対象物の位置及び移動方向を取得する。
位置方向記憶部322は、位置方向取得部321が取得した対象物の位置及びその移動方向を記憶する。位置方向記憶部322は、例えば、RAMなどの記憶装置を用いて、対象物の位置及び移動方向を表わすデータを記憶する。
点灯状態決定部323は、位置方向記憶部322が記憶した対象物の位置及び移動方向に基づいて、各照明器具810の点灯状態を決定する。
調光信号生成部324は、点灯状態決定部323が決定した各照明器具810の点灯状態に基づいて、各照明器具810を制御する調光信号を生成する。
通信回路312は、調光信号生成部324が生成した調光信号を、各照明器具810に対して送信する。
なお、一つの通信回路が、通信回路311として結果信号を受信するとともに、通信回路312として調光信号を送信する構成としてもよい。
また、位置方向取得部321、位置方向記憶部322、点灯状態決定部323、調光信号生成部324などは、マイコンにより実現してもよいし、アナログ回路、デジタル回路、アナログデジタル混合回路などにより実現してもよい。
図7は、この実施の形態における照明システム800が検出する対象物の位置及び移動方向の一例を示す図である。
この例において、照明システム800は、通路850を、五つの検出範囲A1〜A5に分割し、対象物がどの検出範囲にあるかを検出する。また、照明システム800は、対象物の移動方向として、方向D1へ移動しているか、方向D2へ移動しているかの二つの状態を区別して、検出する。
例えば、移動方向検出装置200aでは、ドップラーセンサ220が、検出範囲A1へ向けて電波を放射する。移動方向判定部262は、ドップラーセンサ220が出力した検出信号に基づいて、検出範囲A1内の対象物が、移動方向検出装置200aに対して近づく方向に移動しているか遠ざかる方向に移動しているかを検出する。
点灯制御装置300では、位置方向取得部321が、移動方向検出装置200aから受信した結果信号に基づいて、移動方向検出装置200aが対象物を検出したか否かを判定する。移動方向検出装置200aが対象物を検出していないと判定した場合、位置方向取得部321は、検出範囲A1内には対象物がないと判定して、位置方向記憶部322が、判定した結果を記憶する。移動方向検出装置200aが対象物を検出したと判定した場合、対象物が移動方向検出装置200aに近づく方向に移動していれば、位置方向取得部321は、検出範囲A1内の対象物が、方向D1へ移動していると判定し、対象物が移動方向検出装置200aから遠ざかる方向へ移動していれば、位置方向取得部321は、検出範囲A1内の対象物が、方向D2へ移動していると判定して、位置方向記憶部322が、判定した結果を記憶する。
位置方向取得部321は、他の移動方向検出装置200から受信した結果信号も同様に処理して、各検出範囲A1〜A5内に対象物があるか否か、対象物がある場合はその移動方向を取得し、位置方向記憶部322が記憶する。
図8は、この実施の形態における照明システム800が検出した対象物の位置及び移動方向と、各照明器具810の点灯状態との関係の一例を示す図である。
この例において、照明システム800は、通行人860がいなくても照明器具810を消灯状態とせず、調光度25%で点灯する構成としている。これにより、通路850が真っ暗になるのを避け、移動方向検出装置200の故障などにより通行人860を検出し損ねた場合でも、通路850を通行できる。また、光源LAが放電灯である場合には、点灯消灯を頻繁に繰り返すと放電灯の寿命が短くなるので、通行人860がいないときに消灯するよりも暗く点灯しておくほうが、放電灯の交換が少なくて済むので、省資源となる。
検出範囲A1内に対象物がある場合、照明システム800は、照明器具810aを調光度100%で点灯して、検出範囲A1を明るくする。
その対象物が方向D2へ移動している場合、照明システム800は、照明器具810bを調光度85%、照明器具810cを調光度70%、照明器具810dを調光度55%、照明器具810eを調光度40%でそれぞれ点灯する。すなわち、対象物の前方にあたる範囲では、対象物に近いほど明るく、遠くなるほど暗くなるようにする。
また、検出範囲A1内の対象物が、方向D1へ移動している場合、照明システム800は、照明器具810b〜810eを最低調光度25%で点灯する。すなわち、対象物の後方にあたる範囲では、対象物からの距離に関係なく、最低の明るさにする。
通常、通行人860は、移動方向を見ながら移動するので、通行人860の後方は、照明を明るく点灯しておく必要はない。そこで、照明システム800は、対象物の後方の照明を暗くすることにより、照明システム800における電力消費を抑える。
なお、対象物の位置及び移動方向とは無関係に、例えば、部屋の入口の前に設置された照明器具810は常に明るく点灯するなどする構成としてもよい。
図9は、この実施の形態における点灯制御装置300が各照明器具810の点灯状態を制御する点灯制御処理の流れを示すフローチャート図である。
点灯状態決定部323は、五つの照明器具810a〜810eそれぞれについて決定した調光度を記憶している。点灯状態決定部323は、例えば、RAMなどの記憶装置を用いて、五つの調光度を表わすデータを記憶する。
初期化繰り返し工程S511において、点灯状態決定部323は、五つの照明器具810a〜810eのなかから、照明器具810を一つずつ順に選択し、選択した照明器具810について、調光初期化工程S512の処理をする。五つの照明器具810a〜810eすべてについて調光初期化工程S512の処理が終了し、選択できる照明器具810がない場合には、検出繰り返し工程S521へ進む。
調光初期化工程S512において、点灯状態決定部323は、初期化繰り返し工程S511で選択した照明器具810についての調光度として、最低調光度である「25%」を記憶する。
初期化繰り返し判定工程S513において、点灯状態決定部323は、初期化繰り返し工程S511に戻り、次の照明器具810を選択する。
検出繰り返し工程S521において、点灯状態決定部323は、位置方向記憶部322が記憶した対象物の位置及び移動方向のなかから、対象物の位置及び移動方向を一つずつ順に選択し、選択した対象物の位置及び移動方向について、調光繰り返し工程S522〜調光繰り返し判定工程S525の処理をする。位置方向記憶部322が記憶した対象物の位置及び移動方向すべてについて調光繰り返し工程S522〜調光繰り返し判定工程S525の処理が終了し、選択できる対象物の位置及び移動方向がない場合には、送信繰り返し工程S531へ進む。
調光繰り返し工程S522において、点灯状態決定部323は、五つの照明器具810a〜810eのなかから、照明器具810を一つずつ順に選択し、選択した照明器具810について、調光比較工程S523〜調光設定工程S524の処理をする。五つの照明器具810a〜810eすべてについて調光比較工程S523〜調光設定工程S524の処理が終了し、選択できる照明器具810がない場合には、検出繰り返し判定工程S526へ進む。
調光比較工程S523において、点灯状態決定部323は、検出繰り返し工程S521で選択した対象物の位置及び移動方向から、調光繰り返し工程S522で選択した照明器具810について設定すべき調光度(以下「目標値」と呼ぶ。)を算出する。点灯状態決定部323は、例えば、ROMなどの記憶装置を用いて、図8に示した表に相当するデータをあらかじめ記憶しておき、そのデータに基づいて、目標値を算出する。
点灯状態決定部323は、調光繰り返し工程S522で選択した照明器具810について記憶した調光度(以下「設定値」と呼ぶ。)と、算出した目標値とを比較して、設定値と目標値との大小関係を判定する。
設定値が目標値より小さい場合、調光設定工程S524へ進む。
設定値が目標値以上である場合、調光繰り返し判定工程S525へ進む。
調光設定工程S524において、点灯状態決定部323は、調光比較工程S523で算出した目標値を、調光繰り返し工程S522で選択した照明器具810についての設定値として記憶する。
調光繰り返し判定工程S525において、点灯状態決定部323は、調光繰り返し工程S522に戻り、次の照明器具810を選択する。
検出繰り返し判定工程S526において、点灯状態決定部323は、検出繰り返し工程S521に戻り、次の対象物の位置及び移動方向を選択する。
送信繰り返し工程S531において、調光信号生成部324は、五つの照明器具810a〜810eのなかから、照明器具810を一つずつ順に選択し、選択した照明器具810について、調光信号生成工程S532〜調光信号送信工程S533の処理をする。五つの照明器具810a〜810eすべてについて調光信号生成工程S532〜調光信号送信工程S533の処理が終了し、選択できる照明器具810がない場合には、点灯制御処理を終了する。
調光信号生成工程S532において、調光信号生成部324は、送信繰り返し工程S531で選択した照明器具810について、点灯状態決定部323が記憶した設定値に基づいて、調光信号を生成する。
調光信号送信工程S533において、通信回路312は、調光信号生成工程S532で調光信号生成部324が生成した調光信号を、送信繰り返し工程S531で調光信号生成部324が選択した照明器具810に対して送信する。
送信繰り返し判定工程S534において、調光信号生成部324は、送信繰り返し工程S531に戻り、次の照明器具810を選択する。
点灯制御装置300は、例えばこのようにして、各照明器具810の調光度を決定し、決定した調光度に基づいて生成した調光信号を各照明器具810に対して送信し、各照明器具810の点灯状態を制御する。
照明システム800が複数の検出範囲内に対象物を検出した場合や1つの検出範囲内に移動方向の異なる対象物を検出した場合、点灯制御装置300は、各対象物の位置及び移動方向に基づいてあらかじめ定めた調光度のなかから、一番明るい調光度となるよう、各照明器具810の調光度を決定する。
なお、一つの点灯制御装置300が、各照明器具810の調光度を決定する集中制御方式の構成とする代わりに、各照明器具810が点灯制御装置300をそれぞれ内蔵し、それぞれの照明器具810が内蔵する点灯制御装置300が、それぞれの照明器具810の調光度を決定する分散制御方式の構成としてもよい。
この実施の形態における照明システム800は、対象物(通行人860)の移動方向を検出する移動方向検出装置200と、上記移動方向検出装置200が検出した移動方向に基づいて、光源LAの点灯状態を決定する点灯制御装置300と、上記点灯制御装置300が決定した点灯状態に基づいて、上記光源LAを点灯する点灯装置100とを有するので、対象物の移動方向に見合った最適な点灯状態で光源LAを点灯することができ、無駄な電力消費を抑えることができる。
この実施の形態における照明システム800において、上記点灯制御装置300は、上記光源LAに対して上記対象物が近づく方向に移動した場合に、上記光源LAを点灯しもしくは上記光源LAを明るく点灯するよう、上記光源LAの点灯状態を決定するので、対象物から見て前方に位置する光源LAを点灯しもしくは明るく点灯することができる。
この実施の形態における照明システム800において、上記点灯制御装置300は、上記光源LAから上記対象物が遠ざかる方向に移動した場合に、上記光源LAを消灯しもしくは上記光源LAを暗く点灯するよう、上記光源LAの点灯状態を決定するので、対象物から見て後方に位置する光源LAを消灯しもしくは暗く点灯することができる。
この実施の形態における照明システム800において、上記移動方向検出装置200は、通路850に沿った方向(D1もしくはD2)に上記対象物が移動した場合に、上記対象物の移動方向を検出し、上記点灯制御装置300は、上記通路850に沿って配置された複数の光源LAのうち、上記対象物が近づく方向に配置された光源LAについて、上記光源LAを点灯しもしくは上記光源LAを明るく点灯するよう、上記光源LAの点灯状態を決定し、上記複数の光源LAのうち、上記対象物が遠ざかる方向に配置された光源LAについて、上記光源LAを消灯しもしくは上記光源LAを暗く点灯するよう、上記光源LAの点灯状態を決定するので、通路850に沿って配置された複数の光源LAのうち、対象物の進行方向に位置する光源LAを点灯しもしくは明るく点灯し、対象物の後方に位置する光源LAを消灯しもしくは暗く点灯することにより、必要な光源LAだけを点灯もしくは明るく点灯することができ、消費電力を抑えることができる。
この実施の形態における点灯制御装置300は、対象物(通行人860)の移動方向に基づいて、光源LAの点灯状態を決定する点灯状態決定部323と、上記点灯状態決定部323が決定した点灯状態に基づいて、上記光源LAの点灯状態を制御する調光信号を生成する調光信号生成部324とを有するので、対象物の移動方向に見合った最適な点灯状態で光源LAを点灯する調光信号を生成することができ、無駄な電力消費を抑えることができる。
人感センサとしてドップラー効果を使用して人体を検知するドップラーセンサ220を用いることにより、センサに対して近づく動きか遠ざかる動きかを判断して、移動先の照明器具810を点灯させることができ、省エネを実現できるとともに、通行人860の利便性を確保することができる。また、移動方向検出装置200の筐体が金属以外であれば、ドップラーセンサ220を筐体から突出させる必要がなく、デザイン性を向上させることができる。更に、移動方向検出装置200自体を天井裏や壁の中などに設置することも可能であり、天井などに穴を開ける必要がない。
また、マイコン250を定期的に休眠モードにするとともに、ドップラーセンサ220(センサモジュール)や通信回路230(通信モジュール)への給電を停止して、移動方向検出装置200の消費電力を低く抑えているので、移動方向検出装置200の電源をバッテリーなどから供給する構成としてもよい。なお、検出周期・休眠時間・動作時間などは、比較的自由に設定することができる。
なお、この例では、移動方向検出装置200が、対象物の平面内での移動を検出するが、移動方向検出装置200が検出する対象物の移動方向は、平面内での移動に限るものではない。例えば、照明システム800を階段などに設置し、対象物の上下方向の移動を検出する構成であってもよい。その場合、点灯制御装置300は、例えば、移動方向検出装置200が検出した対象物の移動方向に基づいて、上層階もしくは下層階に設置された照明器具810を点灯するよう制御する。
ドップラーセンサ220は、対象物の移動速度も検出できる。この例では、対象物の移動速度に関係なく、点灯制御装置300が、対象物の位置と移動方向に基づいて、各照明器具810の点灯状態を決定しているが、更に、対象物の移動速度も加味して、各照明器具810の点灯状態を決定する構成としてもよい。例えば、点灯制御装置300は、対象物(通行人860)が走っているか歩いているかを判定し、走っている場合には、より遠くの照明器具810まで明るく点灯する構成としてもよい。
また、ドップラーセンサ220が電波を放射する方向を物理的あるいは電子的に変化させることにより、移動方向検出装置200の検出範囲を変える構成としてもよい。これにより、移動方向検出装置200の検出範囲を、全体として広くすることができる。
実施の形態2.
実施の形態2について、図10〜図11を用いて説明する。
なお、実施の形態1で説明した照明システム800と共通する部分については、同一の符号を付し、説明を省略する。
図10は、この実施の形態における移動方向検出装置200の構成を示すブロック構成図である。
移動方向検出装置200は、実施の形態1で説明したブロックに加え、更に、移動方向記憶部264、存在判定部265、存在記憶部266を有する。
移動方向記憶部264は、移動方向判定部262が判定した対象物の移動方向を記憶する。移動方向記憶部264は、例えば、RAMなどの記憶装置を用いて、対象物の移動方向を表わすデータを記憶する。
存在判定部265は、移動方向判定部262が判定した対象物の移動方向に基づいて、移動方向判定部262が移動対象物なしと判定した場合に、移動方向記憶部264が記憶した対象物の移動方向に基づいて、対象物なしなのか、移動なしなのかを判定する。ここで、対象物なしとは、ドップラーセンサ220の検出範囲内に対象物が存在しないことをいう。また、移動なしとは、検出範囲内に存在する対象物が移動していないことをいう。
存在記憶部266は、存在判定部265が判定した対象物の存否を記憶する。
ドップラーセンサ220は、電波を放射し、放射した電波が対象物に当たって反射した反射波を受信し、受信した反射波の周波数が、ドップラー効果により放射した電波の周波数と異なることを利用して、移動する対象物を検出する。これにより、ドップラーセンサ220は、移動しない壁などに当たって反射した反射波を受信しても、移動する対象物に当たって反射した反射波と区別することができ、対象物が存在しないことを検出できる。しかし、対象物が移動していない場合、ドップラーセンサ220は、対象物が存在しない場合と同じ検出信号を出力する。
そこで、ドップラーセンサ220が出力した検出信号に基づいて、移動方向判定部262が移動対象物なしと判定した場合、存在判定部265が、対象物の存否を判定する。
存在判定部265による判定は、例えば、以下のような基準に基づいて行う。
存在判定部265は、存在記憶部266が記憶した前回の判定結果に基づいて、前回の検出時に、ドップラーセンサ220の検出範囲内に対象物が存在していたか否かを判定する。
前回の検出時にドップラーセンサ220の検出範囲内に対象物が存在しなかったと判定した場合、今回の検出時もそのままの状態が継続しているものとして、存在判定部265は、検出範囲内に対象物が存在しないと判定する。
前回の検出時にドップラーセンサ220の検出範囲内に対象物が存在していたと判定した場合、存在判定部265は、移動方向記憶部264が記憶した前回の判定結果に基づいて、前回の検出時にドップラーセンサ220の検出範囲内に存在していた対象物の移動方向を判定する。
前回の検出時に対象物がドップラーセンサ220から遠ざかる方向に移動していたと判定した場合、対象物がドップラーセンサ220の検出範囲から外へ出たものとして、存在判定部265は、検出範囲内に対象物が存在しないと判定する。
前回の検出時に対象物がドップラーセンサ220に近づく方向に移動していたと判定した場合、もしくは、対象物が移動していなかったと判定した場合、対象物がドップラーセンサ220の検出範囲内で静止しているものとして、存在判定部265は、検出範囲内に対象物が存在すると判定する。
結果信号生成部263は、移動方向判定部262が判定した対象物の移動方向と、存在判定部265が判定した対象物の存否とに基づいて、結果信号を生成する。
図11は、この実施の形態における移動方向検出装置200が対象物の移動方向及び存否を検出する移動方向検出処理の流れを示すフローチャート図である。
移動方向検出処理は、実施の形態1で説明した工程に加え、存在判定工程S425、判定結果記憶工程S426を有する。
移動方向判定工程S422において、移動方向判定部262が移動対象物ありと判定した場合、判定結果記憶工程S426へ進む。移動方向判定部262が移動対象物なしと判定した場合、存在判定工程S425へ進む。
存在判定工程S425において、存在判定部265は、移動方向記憶部264が記憶した移動方向に基づいて、対象物の存否を判定する。
判定結果記憶工程S426において、移動方向記憶部264は、移動方向判定工程S422で移動方向判定部262が判定した対象物の移動方向を記憶する。なお、移動方向判定工程S422で移動方向判定部262が移動対象物なしと判定した場合、移動方向記憶部264は、対象物が静止していることを記憶する。
また、存在記憶部266は、存在判定工程S425で存在判定部265が判定した対象物の存否を記憶する。なお、移動方向判定工程S422で22が移動対象物ありと判定した場合、存在記憶部266は、対象物が存在することを記憶する。
結果信号生成工程S423において、結果信号生成部263は、移動方向判定工程S422で移動方向判定部262が判定した対象物の移動方向と、存在判定工程S425で存在判定部265が判定した対象物の存否とに基づいて、結果信号を生成する。
この実施の形態における照明システム800において、上記移動方向検出装置200は、検出範囲内に存在する対象物(通行人860)が移動しない場合と、上記検出範囲内に対象物が存在しない場合とを区別せず、移動対象物なしを表わす検出信号を出力する移動検出センサ(ドップラーセンサ220)と、上記移動検出センサが出力した検出信号に基づいて、対象物が上記移動検出センサに近づく方向に移動したか、上記移動検出センサから遠ざかる方向に移動したか、移動対象物なしかを判定し、上記対象物が上記移動検出センサに近づいてきたと判定したのち、移動対象物なしと判定した場合に、上記検出範囲内に移動していない対象物が存在していると判定する存在判定部265とを有し、上記点灯制御装置300は、上記検出範囲内に移動していない対象物が存在していると上記存在判定部265が判定した場合に、上記光源LAを点灯しもしくは上記光源LAを明るく点灯するよう、上記光源LAの点灯状態を決定するので、移動検出センサの検出範囲内に移動しない対象物が存在する場合であっても、光源LAを消灯したり暗くしたりせず、明るさを確保することができる。
また、点灯制御装置300は、対象物が移動していないことを検出した場合、そのことを積極的に利用した制御を行う構成としてもよい。例えば、案内板に近づいてきた対象物(通行人860)が案内板の前で停止した場合、点灯制御装置300は、音声アナウンスを流すなどして、通行人860の情報収集を助ける構成としてもよい。あるいは、誘導灯付近で対象物(通行人860)が停止した場合、点灯制御装置300は、出口の方向にある照明器具810を点滅させるなどして、通行人860を出口へ誘導する構成としてもよい。
実施の形態3.
実施の形態3について、図12〜図15を用いて説明する。
なお、実施の形態1または実施の形態2で説明した照明システム800と共通する部分については、同一の符号を付し、説明を省略する。
図12は、この実施の形態における照明システム800が設置された通路850を示す平面図である。
照明システム800は、90度折れた曲がり角を有する通路850に設置されている。通路850は、壁851に囲まれていて、範囲A1,A2と範囲A5との間は、見通すことができない。
照明器具810a〜810dは、通路850の天井に設置されている。このうち、照明器具810cは、通路850の曲がり角に設置されていて、すべての範囲A1〜A5から見通すことができる。
移動方向検出装置200a,200bは、壁851に埋め込まれている。移動方向検出装置200aは、範囲A1〜A3を検出範囲とし、検出範囲A1〜A3内の対象物が方向D1へ移動しているか方向D2へ移動しているかを検出する。また、移動方向検出装置200aは、検出した対象物との距離を検出する機能を有し、検出した対象物が範囲A1内にあるか範囲A2内にあるか範囲A3内にあるかを区別することができる。移動方向検出装置200bは、範囲A4,A5を検出範囲とし、検出範囲A4,A5内の対象物が方向D3へ移動しているか方向D4へ移動しているかを検出する。移動方向検出装置200aと同様、移動方向検出装置200bは、検出した対象物との距離を検出する機能を有し、検出した対象物が範囲A4内にあるか範囲A5内にあるかを区別することができる。
ドップラーセンサ220の検出可能距離は、例えば、10m程度である。一つの移動方向検出装置200で複数の検出範囲を監視することにより、照明システム800を構成する移動方向検出装置200の数を減らすことができる。
図13は、この実施の形態における移動方向検出装置200の構成を示すブロック構成図である。
移動方向検出装置200は、実施の形態1で説明したブロックに加え、更に、距離判定部267を有する。
距離判定部267は、検出信号入力部261が入力した検出信号に基づいて、対象物とドップラーセンサ220との間の距離を判定する。例えば、ドップラーセンサ220を二つの周波数の電波を放射する二周波型センサーにより構成し、距離判定部267は、検出信号入力部261が入力した検出信号に基づいて、対象物とドップラーセンサ220との間の距離を判定する。
結果信号生成部263は、移動方向判定部262が判定した対象物の移動方向と、距離判定部267が判定した対象物とドップラーセンサ220との間の距離とに基づいて、結果信号を生成する。
図14は、この実施の形態における点灯制御装置300の構成を示すブロック構成図である。
点灯制御装置300は、実施の形態1で説明したブロックに加え、更に、衝突判定部325を有する。
衝突判定部325(衝突警告部)は、位置方向記憶部322が記憶した対象物の位置及びその移動方向に基づいて、通路850の角で複数の対象物が衝突する可能性があるか否かを判定する。例えば、移動方向検出装置200aが範囲A2内に方向D2へ移動している対象物を検出し、かつ、移動方向検出装置200bが範囲A5内に方向D3へ移動している対象物を検出した場合に、衝突判定部325は、衝突の可能性があると判定する。
点灯状態決定部323は、衝突の可能性があると衝突判定部325が判定した場合に、照明器具810cを通常と異なる特別な点灯パターンで点灯するよう、照明器具810cの点灯状態を決定する。例えば、照明器具810cを明滅させたり、通常よりも明るく点灯したりするなど、特別な点灯パターンで点灯することにより、対象物である通行人860に対して、衝突の可能性があることを警告する。
なお、この例では、照明器具810の点灯状態を変化させることにより、衝突の可能性を警告する構成としているが、例えば、音声案内を流すなど、他の方式により衝突の可能性を警告する構成としてもよい。
図15は、この実施の形態における点灯制御装置300が各照明器具810の点灯状態を制御する点灯状態制御処理の流れを示すフローチャート図である。
初期化処理S510は、実施の形態1で説明した初期化繰り返し工程S511〜初期化繰り返し判定工程S513の処理であり、各照明器具810について記憶した調光度を初期化する。
調光決定工程S520は、実施の形態1で説明した検出繰り返し工程S521〜検出繰り返し判定工程S526の処理であり、各照明器具810について、位置方向記憶部322が記憶した対象物の位置やその移動方向に基づいて、調光度を決定する。
衝突判定工程S541において、衝突判定部325は、位置方向記憶部322が記憶した対象物の位置やその移動方向に基づいて、衝突の可能性があるか否かを判定する。
衝突の可能性がある場合、警告設定工程S542へ進む。
衝突の可能性がない場合、送信工程S530へ進む。
警告設定工程S542において、点灯状態決定部323は、衝突の可能性がある双方の対象物から見通せる位置に設置された照明器具810について、対象物に対して、衝突の可能性を警告する特別な点灯パターンに基づいて、調光度を決定する。
送信工程S530は、実施の形態1で説明した送信繰り返し工程S531〜送信繰り返し判定工程S534の処理であり、各照明器具810に対して、調光決定工程S520または警告設定工程S542で決定した調光度で点灯することを指示する調光信号を送信する。
この実施の形態における照明システム800は、複数の移動方向検出装置200a,200bと、衝突警告部(衝突判定部325)とを有し、上記複数の移動方向検出装置のうち第一の移動方向検出装置200aは、第一の検出範囲A2内を移動する対象物(通行人860)の移動方向を検出し、上記複数の移動方向検出装置のうち第二の移動方向検出装置200bは、上記第一の検出範囲A2内から見通しの悪い第二の検出範囲A5内を移動する対象物(通行人860)の移動方向を検出し、上記衝突警告部(衝突判定部325)は、上記第一の移動方向検出装置200aが検出した対象物(通行人860)と、上記第二の移動方向検出装置200bが検出した対象物(通行人860)との間に衝突の可能性があるか否かを判定し、衝突の可能性があると判定した場合に、衝突の可能性があることを警告するので、通路850の曲がり角など見通しの悪い箇所で、対象物(通行人860)が衝突するのを防ぐことができる。
この実施の形態における照明システム800において、上記衝突警告部(衝突判定部325)は、上記第一の検出範囲A2内及び上記第二の検出範囲A5内の双方から見通せる位置に配置された光源(照明器具810cの光源LA)の点灯状態を変化させることにより、衝突の可能性があることを警告するので、照明システム800に音声出力装置など付加的な装置を設ける必要がなく、照明システム800の製造コストを低く抑えることができる。
実施の形態4.
実施の形態4について、図16〜図17を用いて説明する。
なお、実施の形態1乃至実施の形態3のいずれかで説明した照明システム800と共通する部分については、同一の符号を付し、説明を省略する。
図16は、この実施の形態における移動方向検出装置200の構成を示すブロック構成図である。
移動方向検出装置200は、実施の形態1で説明したブロックに加え、更に、干渉判定部281を有する。
干渉判定部281は、検出信号入力部261が入力した検出信号に基づいて、他の移動方向検出装置200のドップラーセンサ220が放射した電波をドップラーセンサ220が受信している(以下、この状態を「干渉あり」と呼ぶ。)か否かを判定する。
例えば、電源制御部271がスイッチSWをオンにした直後などドップラーセンサ220が電波を放射していないときに、ドップラーセンサ220が電波を受信した場合や、ドップラーセンサ220が受信している電波が急に強くなった場合に、干渉判定部281は、干渉ありと判定する。
割込設定部272は、干渉判定部281が干渉ありと判定した場合に、通常と異なる時間を次の割込信号生成までの時間としてタイマ回路240に設定する割込設定信号を生成する。例えば、割込設定部272は、所定の範囲内の乱数を生成し、生成した乱数を、次の割込信号生成までの時間として、割込設定信号を生成する。これにより、干渉する他のドップラーセンサ220との間で、電波を放射する時刻に差が生じるので、ドップラーセンサ220同士が互いに干渉することなく、対象物を検出できる。
図17は、この実施の形態における移動方向検出装置200が対象物の移動方向を検出する移動方向検出処理の流れを示すフローチャート図である。
移動方向検出処理は、実施の形態1で説明した工程に加え、更に、干渉判定工程S442、休眠時間算出工程S446を有する。
検出信号入力工程S421の処理が終わったのち、干渉判定工程S442へ進む。
干渉判定工程S442において、干渉判定部281は、干渉ありかなしかを判定する。干渉ありの場合、休眠時間算出工程S446へ進む。干渉なしの場合、移動方向判定工程S422へ進む。
休眠時間算出工程S446において、割込設定部272は、次の割込信号生成までの時間を算出する。その後、電源遮断工程S431へ進む。
この実施の形態における照明システム800は、複数の移動方向検出装置200を有し、上記移動方向検出装置200は、電波を放射し、放射した電波が対象物(通行人860)に当たって反射した反射波を受信し、受信した反射波に基づいて、上記対象物(通行人860)の移動方向を検出する移動検出センサ(ドップラーセンサ220)と、上記移動検出センサ(ドップラーセンサ220)が電波を放射していないときに上記移動検出センサ(ドップラーセンサ220)が電波を受信した場合に、他の移動方向検出装置200の移動検出センサ(ドップラーセンサ220)が放射した電波を受信したと判定する干渉判定部281とを有するので、複数の移動検出センサが近接している場合などにおいて、他の移動検出センサが放射した電波を受信したことを検出することができ、電波の干渉による誤検出を防ぐことができる。
実施の形態5.
実施の形態5について、図18〜図20を用いて説明する。
なお、実施の形態1乃至実施の形態4のいずれかで説明した照明システム800と共通する部分については、同一の符号を付し、説明を省略する。
図18は、この実施の形態における移動方向検出装置200の構成を示すブロック構成図である。
移動方向検出装置200は、実施の形態4で説明したブロックに加え、更に、識別記憶部282、データ送信部283、データ受信部284、隣接信号生成部285を有する。
識別記憶部282は、移動方向検出装置200自身を他の移動方向検出装置200から識別するための識別データ(ID)をあらかじめ記憶している。識別記憶部282は、例えばROMやディップスイッチなどを用いて、識別データを記憶する。
データ送信部283は、識別記憶部282が記憶した識別データに基づいて、電源制御部271がスイッチSWをオンオフにするパターン(以下「変調パターン」と呼ぶ。)を変化させることにより、ドップラーセンサ220が放射する電波を変調し、識別データを送信する。
データ受信部284は、干渉判定部281が干渉ありと判定した場合に、干渉している電波の変調パターンを復調することにより、他の移動方向検出装置200が送信した識別データを受信する。
隣接信号生成部285は、データ受信部284が受信した識別データを表わす信号(以下「隣接信号」と呼ぶ。)を生成する。
通信回路230は、隣接信号生成部285が生成した隣接信号を、点灯制御装置300に対して送信する。
図19は、この実施の形態における移動方向検出装置200が対象物の移動方向を検出する移動方向検出処理の流れを示すフローチャート図である。
移動方向検出処理は、実施の形態4で説明した工程に加え、更に、識別送信工程S441、識別受信工程S443、隣接信号生成工程S444、隣接信号送信工程S445を有する。
通常モード移行工程S411の処理が終わったのち、識別送信工程S441へ進む。
識別送信工程S441において、データ送信部283は、識別記憶部282が記憶した識別データに基づいて、変調パターンを生成する。電源制御部271は、データ送信部283が生成した変調パターンに基づいて、スイッチSWをオンオフする。ドップラーセンサ220は、電源制御部271がスイッチSWをオンオフする変調パターンにしたがって、電波を放射する。
その後、電源供給工程S412へ進む。
干渉判定工程S442で干渉判定部281が干渉ありと判定した場合、識別受信工程S443へ進む。
識別受信工程S443において、データ受信部284は、干渉している電波の変調パターンに基づいて、他の移動方向検出装置200が送信した識別データを受信する。
隣接信号生成工程S444において、隣接信号生成部285は、識別受信工程S443でデータ受信部284が受信した識別データに基づいて、隣接信号を生成する。
隣接信号送信工程S445において、通信回路230は、識別受信工程S443で隣接信号生成部285が生成した隣接信号を、点灯制御装置300に対して送信する。その後、休眠時間算出工程S446へ進む。
図20は、この実施の形態における点灯制御装置300の構成を示すブロック構成図である。
点灯制御装置300は、実施の形態1で説明したブロックに加え、更に、隣接取得部331、配置判定部332、配置記憶部333を有する。
通信回路311は、移動方向検出装置200が送信した結果信号と隣接信号とを受信する。
隣接取得部331は、通信回路311が受信した隣接信号に基づいて、移動方向検出装置200と干渉する他の移動方向検出装置200の識別データを取得する。
配置判定部332は、隣接取得部331が取得した識別データに基づいて、照明システム800に含まれる複数の移動方向検出装置200の隣接関係を判定する。
配置記憶部333は、配置判定部332が判定した隣接関係を記憶する。配置記憶部333が記憶した隣接関係が増えていくにしたがって、照明システム800内における移動方向検出装置200の配置の全貌が判明する。配置記憶部333は、記憶した隣接関係に基づいて、照明システム800内における移動方向検出装置200の配置を判定し、記憶する。
点灯状態決定部323は、配置記憶部333が記憶した移動方向検出装置200の配置と、位置方向記憶部322が記憶した対象物の位置及び移動方向とに基づいて、各照明器具810の点灯状態を決定する。
移動方向検出装置200が壁面や天井面に埋め込むタイプではなく、持ち運び可能なタイプである場合など、移動方向検出装置200の配置があらかじめわからない場合がある。このような場合に、ドップラーセンサ220が放射する電波を用いて、移動方向検出装置200同士が互いの位置を知らせ合い、点灯制御装置300がそれを総合することにより、移動方向検出装置200の配置を把握する。
なお、この例では、移動方向検出装置200が、ドップラーセンサ220が放射する電波を用いて、移動方向検出装置200自身を識別する識別データを送信しているが、ドップラーセンサ220が放射する電波を用いて送信するデータは、識別データに限らず、他のデータであってもよい。例えば、移動方向検出装置200は、ドップラーセンサ220が放射する電波を用いて、結果信号を送信し、検出範囲内に存在する対象物の移動方向を知らせ合う構成としてもよい。例えば、移動方向検出装置200が各照明器具810に附属している場合において、移動方向検出装置200は、ドップラーセンサ220を介して、他の移動方向検出装置200が検出した対象物の位置及び移動方向を取得し、取得した対象物の位置及び移動方向に基づいて、照明器具810の点灯状態を決定する構成としてもよい。そうすれば、点灯制御装置300が不要となるので、照明システム800の製造コスト・設置コストを削減することができる。
この実施の形態における照明システム800において、上記移動方向検出装置200は、送信データ(識別データ)を入力し、入力した送信データ(識別データ)に基づいて、上記移動検出センサ(ドップラーセンサ220)が放射する電波を変調するデータ送信部283と、他の移動方向検出装置200の移動検出センサ(ドップラーセンサ220)が放射した電波を受信したと上記干渉判定部281が判定した場合に、上記移動検出センサ(ドップラーセンサ220)が受信した電波を復調して、受信データ(識別データ)を取得するデータ受信部284とを有するので、複数の移動方向検出装置200の間で通信することが可能となり、例えば、移動方向検出装置200の配置を把握することができる。
実施の形態1における照明システム800の概要を示す図。 実施の形態1における照明システム800の全体構成を示すシステム構成図。 実施の形態1における照明器具810の構成を示すブロック構成図。 実施の形態1における移動方向検出装置200の構成を示すブロック構成図。 実施の形態1における移動方向検出装置200が対象物の移動方向を検出する移動方向検出処理の流れを示すフローチャート図。 実施の形態1における点灯制御装置300の構成を示すブロック構成図。 実施の形態1における照明システム800が検出する対象物の位置及び移動方向の一例を示す図。 実施の形態1における照明システム800が検出した対象物の位置及び移動方向と、各照明器具810の点灯状態との関係の一例を示す図。 実施の形態1における点灯制御装置300が各照明器具810の点灯状態を制御する点灯制御処理の流れを示すフローチャート図。 実施の形態2における移動方向検出装置200の構成を示すブロック構成図。 実施の形態2における移動方向検出装置200が対象物の移動方向及び存否を検出する移動方向検出処理の流れを示すフローチャート図。 実施の形態3における照明システム800が設置された通路850を示す平面図。 実施の形態3における移動方向検出装置200の構成を示すブロック構成図。 実施の形態3における点灯制御装置300の構成を示すブロック構成図。 実施の形態3における点灯制御装置300が各照明器具810の点灯状態を制御する点灯状態制御処理の流れを示すフローチャート図。 実施の形態4における移動方向検出装置200の構成を示すブロック構成図。 実施の形態4における移動方向検出装置200が対象物の移動方向を検出する移動方向検出処理の流れを示すフローチャート図。 実施の形態5における移動方向検出装置200の構成を示すブロック構成図。 実施の形態5における移動方向検出装置200が対象物の移動方向を検出する移動方向検出処理の流れを示すフローチャート図。 実施の形態5における点灯制御装置300の構成を示すブロック構成図。
符号の説明
100 点灯装置、200 移動方向検出装置、210 電源回路、220 ドップラーセンサ、230,311,312 通信回路、240 タイマ回路、250 マイコン、251 割込入力部、252 モード制御部、261 検出信号入力部、262 移動方向判定部、263 結果信号生成部、264 移動方向記憶部、265 存在判定部、266 存在記憶部、267 距離判定部、271 電源制御部、272 割込設定部、273 休眠設定部、281 干渉判定部、282 識別記憶部、283 データ送信部、284 データ受信部、285 隣接信号生成部、300 点灯制御装置、321 位置方向取得部、322 位置方向記憶部、323 点灯状態決定部、324 調光信号生成部、325 衝突判定部、800 照明システム、810 照明器具、811 端子台、812 光源接続部、850 通路、851 壁、860 通行人、A1〜A5 範囲、AC 交流電源、D1〜D4 方向、LA 光源、SW スイッチ。

Claims (11)

  1. 対象物の移動方向を検出する移動方向検出装置と、
    上記移動方向検出装置が検出した移動方向の情報に基づいて、光源の点灯状態を決定する点灯制御装置と、
    上記点灯制御装置が決定した点灯状態に基づいて、上記光源を点灯する点灯装置とを有することを特徴とする照明システム。
  2. 上記点灯制御装置は、上記光源に対して上記対象物が近づく方向に移動した場合に、上記光源を点灯しもしくは上記光源を明るく点灯するよう、上記光源の点灯状態を決定することを特徴とする請求項1に記載の照明システム。
  3. 上記点灯制御装置は、上記光源から上記対象物が遠ざかる方向に移動した場合に、上記光源を消灯しもしくは上記光源を暗く点灯するよう、上記光源の点灯状態を決定することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の照明システム。
  4. 上記移動方向検出装置は、通路に沿った方向に上記対象物が移動した場合に、上記対象物の移動方向を検出し、
    上記点灯制御装置は、上記通路に沿って配置された複数の光源のうち、上記対象物が近づく方向に配置された光源について、上記光源を点灯しもしくは上記光源を明るく点灯するよう、上記光源の点灯状態を決定し、上記複数の光源のうち、上記対象物が遠ざかる方向に配置された光源について、上記光源を消灯しもしくは上記光源を暗く点灯するよう、上記光源の点灯状態を決定することを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の照明システム。
  5. 上記移動方向検出装置は、
    検出範囲内に存在する対象物が移動しない場合と、上記検出範囲内に対象物が存在しない場合とを区別せず、移動対象物なしを表わす検出信号を出力する移動検出センサと、
    上記移動検出センサが出力した検出信号に基づいて、対象物が上記移動検出センサに近づく方向に移動したか、上記移動検出センサから遠ざかる方向に移動したか、移動対象物なしかを判定し、上記対象物が上記移動検出センサに近づいてきたと判定したのち、移動対象物なしと判定した場合に、上記検出範囲内に移動していない対象物が存在していると判定する存在判定部とを有し、
    上記点灯制御装置は、上記検出範囲内に移動していない対象物が存在していると上記存在判定部が判定した場合に、上記光源を点灯しもしくは上記光源を明るく点灯するよう、上記光源の点灯状態を決定することを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の照明システム。
  6. 上記照明システムは、複数の移動方向検出装置と、衝突警告部とを有し、
    上記複数の移動方向検出装置のうち第一の移動方向検出装置は、第一の検出範囲内を移動する対象物の移動方向を検出し、
    上記複数の移動方向検出装置のうち第二の移動方向検出装置は、上記第一の検出範囲内から見通しの悪い第二の検出範囲内を移動する対象物の移動方向を検出し、
    上記衝突警告部は、上記第一の移動方向検出装置が検出した対象物と、上記第二の移動方向検出装置が検出した対象物との間に衝突の可能性があるか否かを判定し、衝突の可能性があると判定した場合に、衝突の可能性があることを警告することを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれかに記載の照明システム。
  7. 上記衝突警告部は、上記第一の検出範囲内及び上記第二の検出範囲内の双方から見通せる位置に配置された光源の点灯状態を変化させることにより、衝突の可能性があることを警告することを特徴とする請求項6に記載の照明システム。
  8. 上記照明システムは、複数の移動方向検出装置を有し、
    上記移動方向検出装置は、
    電波を放射し、放射した電波が対象物に当たって反射した反射波を受信し、受信した反射波に基づいて、上記対象物の移動方向を検出する移動検出センサと、
    上記移動検出センサが電波を放射していないときに上記移動検出センサが電波を受信した場合に、他の移動方向検出装置の移動検出センサが放射した電波を受信したと判定する干渉判定部とを有することを特徴とする請求項1乃至請求項7のいずれかに記載の照明システム。
  9. 上記移動方向検出装置は、
    送信データを入力し、入力した送信データに基づいて、上記移動検出センサが放射する電波を変調するデータ送信部と、
    他の移動方向検出装置の移動検出センサが放射した電波を受信したと上記干渉判定部が判定した場合に、上記移動検出センサが受信した電波を復調して、受信データを取得するデータ受信部とを有することを特徴とする請求項8に記載の照明システム。
  10. 対象物の移動方向に基づいて、光源の点灯状態を決定する点灯状態決定部と、
    上記点灯状態決定部が決定した点灯状態に基づいて、上記光源の点灯状態を制御する調光信号を生成する調光信号生成部とを有することを特徴とする点灯制御装置。
  11. 電波を放射し、放射した電波が対象物に当たって反射した反射波を受信し、受信した反射波に基づいて、上記対象物の移動方向を検出する移動検出センサと、
    上記移動検出センサが電波を放射していないときに上記移動検出センサが電波を受信した場合に、他の移動方向検出装置の移動検出センサが放射した電波を受信したと判定する干渉判定部とを有することを特徴とする移動方向検出装置。
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