JP2017091930A - 照明システム、及び、人の在否提示システム - Google Patents

照明システム、及び、人の在否提示システム Download PDF

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Abstract

【課題】センサ装置の検知範囲を確保しやすい照明システム等を提供すること。【解決手段】照明システム100は、センサ装置10と、センサ装置10とは別体の発光装置20とを備える。センサ装置10は、対象を検知するセンサ部11と、センサ部11の検知結果を無線送信する第一無線通信部12とを有する。発光装置20は、発光モジュール25と、ソケットから発光モジュール25が発光するための電力の供給を受けるために、当該ソケットに着脱自在に取り付けられる口金21と、第一無線通信部12によって無線送信された検知結果を受信する第二無線通信部24と、制御部23とを備える。制御部23は、第二無線通信部24によって受信された検知結果に基づいて発光モジュール25の発光制御を行う。【選択図】図1

Description

本発明は、センサ装置と発光装置とを備える照明システム等に関する。
従来、センサ付きの発光装置が知られている。例えば、特許文献1には、人体から放出される赤外線を検知する人感センサを備える電球形LEDランプが開示されている。
特開2011−228151号公報
上記のような電球形LEDランプにおいては、例えば、当該電球形LEDランプがランプシェードを有する照明器具に取り付けられた場合に、赤外線がランプシェードを透過しないため人感センサの検知範囲が狭まってしまうことがある。例えば、ランプシェードが電球形LEDランプを包んでしまう構成の照明器具に取り付けられると、上記電球形LEDランプは、人感センサ機能を発揮できない場合がある。
そこで、本発明は、センサ装置の検知範囲を確保しやすい照明システム等を提供する。
本発明の一態様に係る照明システムは、センサ装置と、前記センサ装置とは別体の発光装置とを備え、前記センサ装置は、対象を検知するセンサ部と、前記センサ部の検知結果を無線送信する第一無線通信部とを有し、前記発光装置は、発光部と、照明用の電力供給部から前記発光部が発光するための電力の供給を受けるために、当該電力供給部に着脱自在に取り付けられる受電部と、前記第一無線通信部によって無線送信された前記検知結果を受信する第二無線通信部と、前記第二無線通信部によって受信された前記検知結果に基づいて前記発光部の発光制御を行う制御部とを有する。
本発明の一態様に係る人の在否提示システムは、部屋の中に人がいるか否かを当該部屋の外の人に提示する、人の在否提示システムであって、前記部屋の中に設置されたセンサ装置と、前記部屋の外に設置された、前記センサ装置とは別体の発光装置とを備え、前記センサ装置は、人を検知するセンサ部と、前記センサ部の検知結果を無線送信する第一無線通信部とを有し、前記発光装置は、発光部と、照明用の電力供給部から前記発光部が発光するための電力の供給を受けるために、当該電力供給部に着脱自在に取り付けられる受電部と、前記第一無線通信部によって無線送信された前記検知結果を受信する第二無線通信部と、前記第二無線通信部によって受信された前記検知結果が、人を検知したことを示す場合に、前記発光部を点灯または消灯させることによって前記部屋の中に人がいることを提示する制御部とを有する。
本発明の照明システム等は、センサ装置の検知範囲を確保しやすい。
図1は、実施の形態1に係る照明システムの機能構成を示すブロック図である。 図2は、実施の形態1に係るセンサ装置をセンサ部側から見た外観斜視図である。 図3は、実施の形態1に係るセンサ装置を取り付け面側から見た外観斜視図である。 図4は、実施の形態1に係るセンサ装置の取り付け方法を説明するための図である。 図5は、実施の形態1に係る発光装置を備える照明装置の外観図である。 図6は、実施の形態1に係る発光装置の部分断面図である。 図7は、実施の形態1に係る照明システムの動作シーケンス図である。 図8Aは、実施の形態1の変形例1に係るセンサ装置の例を示す第1の図である。 図8Bは、実施の形態1の変形例1に係るセンサ装置の例を示す第2の図である。 図8Cは、実施の形態1の変形例1に係るセンサ装置の例を示す第3の図である。 図9は、実施の形態1の変形例2に係る発光装置に取り付けられるセンサ装置の一例を示す図である。 図10は、実施の形態1の変形例3に係る人の在否提示システムの概要を説明するための図である。 図11は、実施の形態1の変形例4に係る照明システムの構成概要を示す図である。 図12は、実施の形態2に係るセンサ装置の外観を示す斜視図である。 図13は、実施の形態2に係るセンサ装置の配置態様の一例を示す斜視図である。 図14は、実施の形態2に係る照明システムの機能構成を示すブロック図である。 図15Aは、実施の形態2に係る照明システムの動作例を示す第1の図である。 図15Bは、実施の形態2に係る照明システムの動作例を示す第2の図である。 図16は、プラグを備えるセンサ装置の配置態様の一例を示す斜視図である。
以下、実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、以下で説明する実施の形態は、いずれも包括的または具体的な例を示すものである。以下の実施の形態で示される数値、形状、材料、構成要素、構成要素の配置位置及び接続形態、ステップ、ステップの順序などは、一例であり、本発明を限定する主旨ではない。また、以下の実施の形態における構成要素のうち、最上位概念を示す独立請求項に記載されていない構成要素については、任意の構成要素として説明される。
なお、各図は模式図であり、必ずしも厳密に図示されたものではない。また、各図において、実質的に同一の構成に対しては同一の符号を付し、重複する説明は省略または簡略化される場合がある。
(実施の形態1)
[照明システムの構成]
まず、実施の形態1に係る照明システムの構成について説明する。図1は、実施の形態1に係る照明システムの機能構成を示すブロック図である。
図1に示されるように、実施の形態1に係る照明システム100は、センサ装置10と、発光装置20とを備える。また、図1には、発光装置20に交流電力を供給する電力系統30も図示されている。
[センサ装置]
まず、センサ装置10について、図1に加えて図2〜図4を参照しながら説明する。図2は、センサ装置10をセンサ部11側から見た外観斜視図である。図3は、センサ装置10を取り付け面側から見た外観斜視図である。図4は、センサ装置10の取り付け方法を説明するための図である。なお、以下のセンサ装置10の説明では、取り付け面側が上、センサ部11側が下として表現される場合がある。
図1〜図4に示されるように、センサ装置10は、センサ部11と、アンテナ12aを含む第一無線通信部12と、電池13と、電池ホルダ14と、本体部15と、可動機構16と、カバー17とを有する。センサ装置10自体は、発光モジュール(発光部)を有しない。つまり、センサ装置10自体は、照明光を発する機能(照明機能)を有しない。また、図示されないが、センサ装置10は、制御部及び記憶部を備えてもよい。なお、図3では、本体部15の内部を図示するために、本体部15の上面側に取り付けられるカバー17が外されている。
センサ部11は、対象を検知するセンサモジュールである。実施の形態1では、センサ部11は、具体的には、対象を検知し、検知結果に基づいて検知信号を出力する。検知信号は、どのような態様であってもよいが、例えば、対象を検知したときにはハイレベル、対象を検知していないときにはローレベルとなる2値のデジタル信号である。なお、検知信号は、センサ部11が対象を検知したときのみ(または、センサ部11が対象を検知していないときのみ)出力されてもよい。
実施の形態1では、センサ部11は、いわゆる人感センサモジュールであり、人の体から発せられる赤外線を上記対象として検知する。つまり、センサ部11は、人を検知することができる。
センサ部11は、可動機構16に取り付けられ、可動機構16が本体部15に対して動くことにより、検知範囲が変更される。
なお、センサ部11は、赤外線以外を検知してもよく、検知の対象は特に限定されない。また、センサ部11は、対象を非接触で検知してもよいし、対象に接触して検知を行ってもよい。
例えば、センサ部11は、音を検知してもよい。この場合、センサ部11には、汎用の音センサが適用できる。センサ部11が音を検知することにより、音が所定値よりも大きい場合に、発光装置20を点灯させる制御が可能となる。なお、音が所定値よりも大きい場合は、言い換えれば、人がいると推定される場合である。
また、センサ部11は、センサ部11の周辺の照度、温度、または振動などを検知してもよい。この場合、センサ部11には、汎用の照度センサ、汎用の温度センサ、または、汎用の振動センサが適用できる。センサ部11がセンサ部11の周辺の照度、温度、または振動などを検知することにより、照度、温度、または振動が所定値よりも大きい場合に(または所定値以下の場合に)、発光装置20を点灯させる(または消灯させる)制御が可能となる。
また、センサ部11は、煙または電圧を検知してもよい。この場合、センサ部11には、汎用の煙センサ、または、汎用の電圧センサが適用できる。センサ部11がセンサ部11の煙、または、電圧などを検知することにより、煙の量または電圧が所定値よりも大きい場合に(または所定値以下の場合に)、発光装置20を点灯させる(または消灯させる)制御が可能となる。
また、センサ部11は、分岐回路の停電を検知してもよい。この場合、センサ部11は、CT(Current Transformer)などの計器用変流器を有する。この場合、発光装置20がセンサ部11の検知対象となる第一分岐回路とは異なる第二分岐回路から電力供給を受けており、かつ、第一分岐回路のみが停電した場合に、発光装置20を点灯させる制御が可能となる。
また、センサ部11は、人(ユーザ)のモーションを検出してもよい。モーションの検出は、例えば、センサ部11に反射型の測距センサ(モーションセンサ)を適用することによって実現可能である。
また、センサ部11は、スイッチのオン及びオフを検出してもよい。この場合、センサ部11は、スイッチのオン及びオフを検知する検知回路(検知IC)または、画面に表示された画像上のスイッチのオン及びオフ(画面へのタッチ)を検知するタッチパネルなどにより実現される。センサ部11がスイッチのオン及びオフを検知することにより、スイッチのオン及びオフに応じて、発光装置20を点灯させる制御が可能となる。
第一無線通信部12は、センサ部11の検知結果を無線送信する。第一無線通信部12は、例えば、センサ部11から出力される検知信号に基づいて、制御信号を検知結果として第二無線通信部24に送信する。実施の形態1では、制御信号は、センサ部11が人を検知したときに送信されるが、センサ部11が人を検知していないときに送信されてもよい。また、センサ部11が人を検知したときには、人を検知したことを示す制御信号が送信され、センサ部11が人を検知していないときには、人を検知していないことを示す制御信号が送信されてもよい。
第一無線通信部12は、アンテナ12aと、通信回路(図1〜図3において図示せず)とからなる通信モジュールである。第一無線通信部12は、例えば、特定小電力無線、bluetooth(登録商標)、ZigBee(登録商標)、または無線LAN(例えば、Wi−Fi(登録商標))などの通信規格に対応した通信モジュールである。しかし、第一無線通信部12は、赤外線により通信を行う通信モジュールであってもよいし、微弱無線通信を行うUART(Universal Asynchronous Receiver Transmitter)モジュールであってもよい。第一無線通信部12は、2.4GHz帯の電磁波を用いて通信を行ってもよいし、5GHz帯の電磁波を用いて通信を行ってもよい。また、第一無線通信部12は、10.5GHz帯の電磁波を用いて通信を行ってもよいし、24.2GHz帯の電磁波を用いて通信を行ってもよい。
なお、第一無線通信部12が発する電磁波は、図5を用いて後述するランプシェード42を透過できることが好ましい。ランプシェード42は、樹脂またはガラスによって形成されることが一般的であるため、第一無線通信部12は、樹脂及びガラスの少なくとも一方を透過する周波数の電磁波を発するとよい。第一無線通信部12は、具体的には、波長が100μm以上(周波数が3THz以下)の電磁波である電波により無線通信を行ってもよい。なお、図2と図3とではセンサ装置10のアンテナ12aの向きが変わっているが、第一無線通信部12が有するアンテナ12aの向きは手動で変更可能である。
電池13は、センサ装置10の電源である。つまり、センサ装置10(センサ部11、及び、第一無線通信部12)は、電池13から供給される直流電力により動作する。電池13は、具体的には、乾電池であるが、ボタン型電池であってもよい。また、電池13は、充電式の電池であってもよい。また、実施の形態1では、センサ装置10には2つの電池13が使用されるが、電池13の個数は特に限定されない。
電池ホルダ14は、電池13を収容し、かつ、保持する。電池ホルダ14は、電池13を収容する、電池13に対応した形状及び大きさの凹部14aと、凹部14aに収容された電池13を保持する保持爪14bとからなる。電池ホルダ14は、本体部15と一体形成されている。
なお、電池13及び電池ホルダ14は必須の構成要素ではない。センサ装置10は、電力系統30、または、USB電源などの外部電源から電力の供給を受けてもよい。ただし、センサ装置10が、内蔵する電池13から供給される電力で動作する場合、ケーブルで接続された外部電源から供給される電力で動作する場合と比較すると、センサ装置10の設置場所の自由度が高い。
本体部15は、センサ部11の一部、及び、第一無線通信部12の一部(主として通信回路)を収容する樹脂製の筐体である。本体部15は、平面視形状が円形の扁平状(平たい円柱状)である。
本体部15の下面側からは、センサ部11の一部が外部に露出している。本体部15の上面側には、凹部14aを覆うカバー17であって、取り付け面を構成するカバー17(図4で図示)が取り付けられる。本体部15の側面には、アンテナ12aが、当該アンテナ12aの向きを変更可能な状態で取り付けられている。本体部15(電池ホルダ14を含む)、及び、カバー17は、例えば、PBTなどの樹脂により形成されるが、金属により形成されてもよい。
可動機構16は、センサ部11の向きを変えるための機構の一例であり、センサ部11が取り付けられる。図2の矢印に示されるように、可動機構16は、本体部15にボールジョイントされることにより、本体部15に対してフレキシブルに可動である。可動機構16は、本体部15と相対的な位置関係を変更できる機構であればよく、どのような態様であってもよい。
カバー17は、取り付け部材としても機能する。本体部15の上面側に取り付けられ、凹部14aを覆う、平面視形状が略円形のカバーである。
カバー17は、センサ部11の取り付け面を構成し、センサ装置10の取り付け部材としても機能する。以下、センサ装置10の取り付け方法について図4を参照しながら説明する。
まず、カバー17を壁または天井などの取り付け対象の構造物に木ねじ19でねじ止めする。具体的には、カバー17に設けられた2つのねじ挿通孔18のそれぞれに木ねじ19が挿通され、木ねじ19が構造物にねじ止めされることにより、カバー17が構造物に固定される。その後、カバー17に本体部15が回し入れられることにより、カバー17と本体部15とが固定される。これにより、センサ装置10が構造物に取り付けられる。なお、このような取り付け方法は一例であり、センサ装置10の取り付け方法は特に限定されない。
[発光装置]
次に、発光装置20について、図1に加えて図5及び図6を参照しながら説明する。図5は、発光装置20を備える照明装置50の外観図である。図6は、発光装置20の部分断面図(模式図)である。
図5に示されるように、照明装置50は、例えば、室内の天井60に取り付けられて使用される。照明装置50は、発光装置20と、照明器具40とを備える。
照明器具40は、器具本体41と、ランプシェード42とを備える。
器具本体41は、天井60に取り付けられる、ソケット41aを有する。ソケット41aは、照明用の電力供給部の一例である。ソケット41aには、発光装置20の口金21がねじ込まれ、発光装置20には、ソケット41aを介して電力系統30から交流電力が供給される。
ランプシェード42は、例えば、透光性を有する樹脂、又は、透光性を有するガラスにより形成され、発光装置20の周囲を覆う。
図1、図5、及び図6に示されるように、発光装置20は、電球形ランプであって、口金21と、電力変換部22と、制御部23と、第二無線通信部24と、発光モジュール25と、筐体26と、グローブ27と、回路ケース28と、基板29と、記憶部23aとを備える。なお、図6では、制御部23、第二無線通信部24、及び、回路ケース28は、破線で図示されている。第二無線通信部24には、基板29に実装された、アンテナ24a及び通信回路24bが含まれる。なお、発光装置20自体は、センサ部(センサ機能)を有しない。
図5及び図6に示されるように、発光装置20の外囲器は、口金21と、筐体26と、グローブ27とによって構成される。当該外囲器内には、発光モジュール25と、電力変換部22、制御部23、第二無線通信部24、及びアンテナ24aが実装された基板29と、回路ケース28とが収容されている。
グローブ27は、発光モジュール25から放出される光をランプ外部に放射させるための半球状の透光性カバーである。グローブ27は、例えば、樹脂又はガラスにより形成される。グローブ27の内側には、基板29の一部(アンテナ24a及び通信回路24bが実装された部分)と、発光モジュール25と、回路ケース28とが配置されている。つまり、基板29の一部と、発光モジュール25と、回路ケース28とは、グローブ27によって覆われている。グローブ27の内面に入射した発光モジュール25の光は、グローブ27を透過してグローブ27の外部に取り出される。
筐体26は、グローブ27と、口金21との間に配置され、基板29の一部(電力変換部22及び制御部23が実装された部分)を収容する。筐体26は、両端が開口するケースであって、グローブ側から口金側へ向けて縮径した略円筒形状である略円錐台部材によって構成されている。筐体26は、例えば、アルミダイキャストなどの金属により形成されるが、樹脂により形成されてもよい。
回路ケース28は、基板29のうち、グローブ27側に位置する部分を覆う樹脂製のケースである。
口金21は、発光モジュール25が発光するための電力が外部から供給される金属部材である。口金21は、二接点によって交流電力を受電するための受電部であり、照明器具40のソケット41aに取り付けられる。口金21は、照明用光源に対応した構造の照明用の電力供給部(例えば、ソケット41a)から電力の供給を受けるために、当該照明用の電力供給部に着脱自在に取り付けられる受電部の一例である。
口金21は、例えば、ねじ込み型のエジソンタイプ(E型)のように規格化された構造(形状及び大きさ)の口金である。したがって、口金21は、照明器具40などの既存の照明器具に容易に取り付けられることができる。なお、口金21は、給電用のワイヤにより、電力変換部22と電気的に接続されている。
電力変換部22は、照明器具40から供給される交流電力を直流電力に変換して制御部23及び第二無線通信部24に供給する。電力変換部22は、具体的には、例えば、4つのダイオードで構成されるブリッジ型全波整流回路などを含む電源回路により実現されるが、AC−DCコンバータIC及びDC−DCコンバータICなどによって実現されてもよい。
制御部23は、電力変換部22から供給される電力によって動作する。制御部23は、センサ装置10の第一無線通信部12によって送信された制御信号(検知結果)であって、第二無線通信部24によって受信された制御信号に基づいて発光モジュール25の発光制御を行う。発光制御には、点灯、消灯、調光制御、及び、調色制御などが含まれる。
実施の形態1では、制御部23は、制御信号が第二無線通信部24によって受信されたことを契機に発光モジュール25を所定期間点灯させた後、消灯させる。制御部23は、第二無線通信部24によって受信された制御信号に応じて発光モジュール25への電力の供給の有無を切り替える回路であるが、一部または全部がマイクロコンピュータまたはプロセッサによって実現されてもよい。
なお、制御部23は、発光モジュール25の調光機能または調色機能に対応していてもよい。この場合、制御部23は、例えば、第二無線通信部24によって受信された制御信号に応じてスイッチング制御状態を変更し、発光モジュール25に供給する電力を調整するチョッパ制御回路により実現される。
制御部23は、具体的には、制御信号が第二無線通信部24によって受信されたことを契機に発光モジュール25を明るく(または暗く)発光させてもよい。また、制御部23は、制御信号が第二無線通信部24によって受信されたことを契機に発光モジュール25の色温度を上げてもよいし、下げてもよい。なお、チョッパ制御回路とは、具体的には、PWM(Pulse Width Modulation)回路、または、PFM(Pulse Frequency Modulation)回路などである。なお、調色機能は、発光モジュール25において発光色の異なる2種類のLEDチップが実装され、これら2種類のLEDチップがそれぞれ調光されることにより実現される。
第二無線通信部24は、第一無線通信部12によって無線送信される制御信号を受信する。第二無線通信部24は、基板29に実装されたパターンアンテナであるアンテナ24aと、基板29に実装された通信回路24bとからなる通信モジュールである。なお、アンテナ24aは、パターンアンテナに限定されず、チップアンテナなどであってもよい。また、センサ装置10と同様に、アンテナ24aは、外囲器の外側に配置されてもよい。
第二無線通信部24は、第一無線通信部12と同じ方式の無線通信が可能な通信モジュールであればよい。第二無線通信部24は、例えば、特定小電力無線、bluetooth(登録商標)、ZigBee(登録商標)、または無線LAN(例えば、Wi−Fi(登録商標))などの通信規格に対応した通信モジュールであるが、赤外線により通信を行う通信モジュールであってもよいし、微弱無線通信を行うUARTモジュールであってもよい。
なお、実施の形態1では、第一無線通信部12が送信機として機能し、第二無線通信部24が受信機として機能することにより、一方向の無線通信が行われるが、双方向の無線通信が行われてもよい。
発光モジュール25は、発光部の一例であって、略円環状の基板25bの一方の主面(グローブ27側の主面)に複数のLED素子25aが実装されることに形成される。発光モジュール25は、制御部23から供給される直流電力により主としてグローブ27側に向かって発光する。制御部23と発光モジュール25とは図示されないケーブルによって電気的に接続されている。
基板25bは、円環板状であり、LED素子25aが実装された主面がグローブ27側を向くように筐体26に載置される。基板25bは、例えば、樹脂基板、メタルベース基板またはセラミック基板などである。基板25bの主開口には、アンテナ24aをグローブ27側に配置するために基板29が挿通される。
LED素子25aは、例えば、凹部を有する樹脂製の容器と、凹部の中に実装されたLEDチップと、凹部内に封入された封止部材(蛍光体含有樹脂)とを有するSMD(Surface Mount Device)構造のLED素子であり、白色光を発する。このように、実施の形態1では、発光モジュール25は、SMD構造であるが、基板25bに直接実装されたLEDチップが封止部材で封止されたCOB(Chip On Board)構造の発光モジュールであってもよい。
また、発光モジュール25が発する光は、昼光色、昼白色、または電球色などの白色光であるが、発光モジュール25が発する光の色は特に限定されない。発光装置20は、赤色、緑色、または青色などの原色で発光してもよい。
基板29は、電力変換部22、制御部23、アンテナ24a、及び、通信回路24bなどが実装される基板である。基板29は、例えば、樹脂基板、メタルベース基板またはセラミック基板などである。
記憶部23aは、半導体メモリなどの記憶装置である。例えば、センサ装置10と発光装置20とが無線のペアリングなどを行う場合には、記憶部23aには、センサ装置10のアドレスなど、ペアリングに必要な情報が記憶される。また、例えば、制御部23がプロセッサとして実現される場合、記憶部23aには、当該プロセッサにより実行されるプログラムが記憶される。なお、発光装置20は、記憶部23aを有しなくてもよい。
[照明システムの動作]
次に、照明システム100の動作について説明する。図7は、照明システム100の動作シーケンス図である。
センサ装置10のセンサ部11は、人(赤外線)を検知しているか否かの判定を行う(S11)。センサ部11は、人を検知していない場合には(S11でNo)、検知を継続する(S11)。センサ部11は、人を検知した場合(S11でYes)、検知信号を第一無線通信部12に出力する。第一無線通信部12は、検知信号に応じて、発光装置20の第二無線通信部24に制御信号(検知結果)を送信する(S12)。
第二無線通信部24が、制御信号(検知結果)を受信すると(S13)、制御部23は、発光モジュール25を所定期間点灯させた後、消灯させる。
[効果等]
従来の、人感センサを備える電球形ランプでは、人の体から発せられる赤外線が樹脂及びガラスを透過しないため、樹脂またはガラスにより形成されたランプシェードを有する照明器具に取り付けた場合に、検知範囲が狭められてしまうことが課題であった。
特に、ランプシェードが電球形ランプを完全に包んでしまう構成の照明器具に取り付けられると、上記電球形ランプは、人感センサ機能を発揮できない課題がある。
これに対し、実施の形態1に係る照明システム100は、センサ装置10と、センサ装置10とは別体の発光装置20とを備える。センサ装置10は、対象を検知するセンサ部11と、センサ部11の検知結果を無線送信する第一無線通信部12とを有する。発光装置20は、発光モジュール25と、ソケット41aから発光モジュール25が発光するための電力の供給を受けるために、ソケット41aに着脱自在に取り付けられる口金21と、第一無線通信部12によって無線送信された検知結果を受信する第二無線通信部24と、制御部23とを有する。制御部23は、第二無線通信部24によって受信された検知結果に基づいて発光モジュール25の発光制御を行う。つまり、発光モジュール25は、第二無線通信部24によって受信された検知結果に基づいて発光する。発光モジュール25は、発光部の一例であり、ソケット41aは、照明用の電力供給部の一例であり、口金21は、受電部の一例である。
このように、センサ装置10と、センサ装置10とは別体の発光装置20とが無線通信を行う構成によれば、センサ装置10をランプシェード42の外側に配置することができる。また、センサ装置10の配置の自由度が極めて高い。よって、センサ装置10の検知範囲を確保しやすい効果が得られる。また、発光装置20が既存の照明器具のソケット41aに着脱自在に取り付けられる口金21を有するため、工事などを行うことなく既存の照明器具に簡単にセンサ機能を付与することができる。
また、従来の人感センサを備える電球形ランプは、光源が発光することにより生じる熱によってセンサが誤動作する場合がある。
これに対し、照明システム100のようにセンサ装置10と、発光装置20とが別体であれば、センサ装置10と発光装置20とが離れて設置されることにより、発光装置20の発熱によるセンサ装置10の誤動作の発生を低減することができる。
また、人感センサを備える電球形ランプにおいては、人感センサが、ランプ軸上においてグローブよりも光出射側に出っ張るように設けられる構成が一般的である。ここで、ランプ軸が傾けられた状態(例えば、横向き)で電球形ランプを保持する照明器具などにおいては、人感センサの出っ張りが邪魔になり、人感センサを備える電球形ランプが取り付けられない場合がある。
これに対し、照明システム100においては、センサ装置10と、発光装置20とが別体であり、発光装置20が既存の照明器具のソケットに取り付け可能な口金21を有する。
したがって、照明システム100は、上記のようなランプ軸が傾けられた状態で電球形ランプを保持する照明器具に対してもセンサ機能を付与することができる。つまり、照明システム100は、各種照明器具に幅広く適用できる利点がある。
また、センサ装置10は、さらに、電池ホルダ14を有し、当該電池ホルダ14に保持された電池13から供給される電力により動作してもよい。
これにより、センサ装置10の電源確保のために設置場所が制限されないため、センサ装置10の設置場所の自由度を高めることができる。
また、センサ部11は、赤外線、音、煙、電圧、モーション、または、スイッチのオン及びオフを、対象として検知してもよい。
これにより、照明システム100は、赤外線の検知、音の検知、煙の検知、電圧の検知、モーションの検知、または、スイッチのオン及びオフの検知に基づいて発光装置の発光制御を行うことができる。なお、後述する実施の形態2では、センサ部が、人感センサ及び照度センサを備える場合のセンサ装置の動作等について説明する。
また、センサ装置10は、さらに、センサ部11の向きを変える可動機構16を有してもよい。
これにより、センサ部11の検知範囲を変更できるため、センサ装置10の設置場所の自由度を高めることができる。
また、第一無線通信部12は、5μm以上14μm以下の範囲以外の波長の電磁波を用いて通信をしてもよい。
これにより、第一無線通信部12は、汎用の人感センサで用いられない波長帯域を使用して通信を行うことができる。
また、第一無線通信部12は、波長が100μm以上の電磁波を用いて検知結果を無線送信してもよい。
これにより、第一無線通信部12が送信する電磁波が樹脂またはガラスを透過するため、センサ装置10と発光装置20との間に樹脂又はガラスが介在していてもセンサ装置10と発光装置20と間で無線通信が可能となる。つまり、センサ装置10の設置場所の自由度を高めることができる。
[変形例1]
上記実施の形態1では、センサ装置10は、構造物にねじ止めされたが、このようなセンサ装置10の取り付け方法は、一例である。以下、センサ装置10の取り付けの変形例について説明する。図8A〜図8Cのそれぞれは、実施の形態1の変形例1に係るセンサ装置10の例を示す図である。なお、図8A〜図8Cに示されるセンサ装置において、センサ装置10と実質的に同一の構成要素については、同一の符号が付され、詳細な説明が省略される。
図8Aに示されるセンサ装置10aは、本体部15の側面に、当該側面からアーチ状に突出することにより開口を形成する開口部15aを有する。開口部15aの数は、特に限定されないが、図8Aの例では、開口部15aは、本体部15の側面に2つ設けられている。なお、センサ装置10aが備えるカバー17aは、ねじ挿通孔18が設けられていない点を除いて、カバー17とほぼ同一である。
センサ装置10aは、例えば、このような開口部15aを利用して、壁に設けられたフックピンに引っ掛けられてもよい。また、センサ装置10aは、このような開口部15aを利用して、壁または天井に画鋲で留められてもよい。
また、図8Bに示されるセンサ装置10bは、取り付け面を構成するカバー17aに吸盤17bが設けられている。センサ装置10bは、このような吸盤17bの吸着により構造物に取り付けられてもよい。これにより、センサ装置10bが取り付けられる構造物に加工をすることなくセンサ装置10bを取り付けることができる。
また、図8Cに示されるセンサ装置10cは、取り付け面を構成するカバー17aに磁石17cが設けられている。センサ装置10cは、このような磁石の磁力により金属製の構造物に取り付けられてもよい。これにより、センサ装置10cが取り付けられる構造物に加工をすることなくセンサ装置10b取り付けることができる。
なお、磁石は、具体的には、永久磁石であるが、電磁石であってもよい。また、金属製の構造物は、例えば、金属製のドアなどである。
また、上記以外に、センサ装置10は、例えば、接着テープまたは接着剤により構造物に取り付けられてもよい。
[変形例2]
センサ装置10は、発光装置20に取り付けられてもよい。図9は、発光装置に取り付けられるセンサ装置の一例を示す図である。なお、図9に示されるセンサ装置及び発光装置20において、センサ装置10及び発光装置20と実質的に同一の構成要素については、同一の符号が付され、詳細な説明が省略される。例えば、図9に示されるセンサ装置10dは、センサ装置10よりも小型であり、形状なども異なるが、同一の機能を有する構成要素には、センサ装置10と同一の符号が付される。
図9の例では、センサ装置10dは、発光装置20dのグローブ27dに着脱自在に取り付けられる。センサ装置10dは、当該センサ装置10dをグローブ27dに取り付けるための取り付け構造として、本体部15の側面から突出した凸部15dを有する。
発光装置20dのグローブ27dには、凸部15dに対応した大きさ及び形状の凹部27aが複数設けられる。凹部27aは、グローブ27dのうち、外面側から内面側に凹んだ部分である。
このような取り付け構造により、センサ装置10dは、凸部15dがグローブ27dに設けられた複数の凹部27aのいずれかに差し込まれる(嵌合する)ことにより、発光装置20に容易に取り付けられる。また、センサ装置10dのグローブ27dからの取り外しも容易である。また、複数の凹部27aが設けられているため、グローブ27d内におけるセンサ装置10dの取り付け位置の変更も容易である。
なお、このような取り付け構造は、一例である。センサ装置10dは、他の方法により発光装置に取り付けられてもよい。
例えば、センサ装置10dは、グローブ27に係合してもよいし、グローブ27に噛合してもよい。
また、例えば、発光装置20が有するグローブ27の基材(樹脂又はガラス)に磁性体が混練されていれば、センサ装置10dは、凸部15dに代えて磁石を備えることにより、磁性体を含むグローブ27に取り付けられることができる。
このように、発光装置20は、さらに、発光モジュール25を覆う透光性のグローブ27であって、磁性体が含まれるグローブ27を有してもよい。このとき、センサ装置10dは、当該センサ装置10dをグローブ27に取り付けるための磁石を有してもよい。
また、グローブ27の内面または外面に磁性体で形成されたネットを張り巡らせておいてもよい。このような構成によっても磁石を有するセンサ装置10dをグローブ27に取り付けることができる。なお、このようなネットは、発光装置20の放熱部材としても機能する。
なお、センサ装置10dは、発光装置20(または発光装置20d)から給電を受けてもよい。この場合、発光装置20は、筐体26に、センサ装置10dに直流電力を供給するための電力供給部を備える。この電力供給部は、具体的には、例えば、USBポートまたはミニUSBポートである。この電力供給部には、電力変換部22から直流電力が供給される。センサ装置10dは、このような電力供給部に電気的及び機械的に接続可能な端子を有することにより、発光装置20から給電を受けることができる。
[変形例3]
実施の形態1では、本発明を照明システム100として実現する例について説明されたが、本発明は、照明以外の用途のシステムとして実現されてもよい。
センサ装置10と発光装置20とは、通常、同じ空間に配置されるが、センサ装置10と発光装置20とが別体であることを利用してそれぞれ別の空間に配置されてもよい。例えば、本発明は、センサ装置10が部屋の中に配置され、発光装置20が当該部屋の外に配置されることにより、部屋の中に人がいるか否かを室外の人に提示する、人の在否提示システムとして実現されてもよい。図10は、人の在否提示システムの概要を説明するための図である。
図10に示される人の在否提示システム200は、部屋の中に設置されたセンサ装置10と、当該部屋の外に設置された、センサ装置10とは別体の発光装置20とを備える。
上述のように、センサ装置10は、人を検知するセンサ部11と、センサ部11の検知結果を無線送信する第一無線通信部12とを有する。
発光装置20は、発光モジュール25と、既存の照明器具のソケット等から発光モジュール25が発光するための電力の供給を受けるために、ソケット等に着脱自在に取り付けられる口金21と、第一無線通信部12によって無線送信された検知結果を受信する第二無線通信部24と、制御部23とを有する。制御部23は、第二無線通信部24によって受信された検知結果が人を検知したことを示す場合に、発光モジュール25を点灯させることによって部屋の中に人がいることを提示する。
これにより、人の在否提示システム200は、部屋の中に人がいるか否かを当該部屋の外の人に提示することができる。
なお、上記人の在否提示システム200においては、センサ装置10が人を検知していないときには発光装置20が消灯し、センサ装置10が人を検知したときに発光装置20が点灯する。しかしながら、人の在否提示システム200において、制御部23は、第二無線通信部24によって受信された検知結果が人を検知したことを示す場合に、発光モジュール25を消灯させることによって部屋の中に人がいることを提示してもよい。つまり、センサ装置10が人を検知していないときには発光装置20が点灯し、センサ装置10が人を検知したときに発光装置20が消灯してもよい。
人の在否提示システム200は、さらに具体的には、トイレ内に人がいるかどうかを提示することができる。また、人の在否提示システム200は、防犯システムなどにも適用可能である。
なお、人の在否提示システム200は、所定の空間内における人の在否を、当該所定の空間外の人に提示できる。したがって、人の在否提示システム200の使用は、部屋に限定されるものではない。
[変形例4]
上述のように、発光装置20とセンサ装置10とは別体であるため、例えば、人が歩行して移動する場合に、当該人の進行方向の先に存在する空間がタイミングよく照らされるように、発光装置20とセンサ装置10とが配置されてもよい。
図11は、実施の形態1の変形例4に係る照明システム100aの構成概要を示す図である。本変形例に係る照明システム100aは、1つの発光装置20と、2つのセンサ装置10とを備える。発光装置20は、上記実施の形態1と同じく照明装置50に備えられている。
具体的には、照明装置50は、建物内の階段150を照らすように、天井140における階段150の上方の位置に配置されている。また、階段150によって接続された上階と下階のそれぞれにセンサ装置10が配置されている。なお、これら2つのセンサ装置10を区別するために、下階に配置されたセンサ装置10をセンサ装置10eと表記し、上階に配置されたセンサ装置10をセンサ装置10fと表記する。つまり、センサ装置10eは、下階の天井140に設置されており、センサ装置10fは、上階の天井140に設置されている。
例えば、人が階段150を通って下階から上階へ上がる場合、階段150の手前(図11における階段150の右側)の所定の位置において、人の存在がセンサ装置10eのセンサ部11によって検知される。これにより、センサ装置10eの第一無線通信部12から、発光装置20に制御信号が送信される。その結果、発光装置20は点灯し、その後、所定期間(例えば1分)経過した後に消灯する。つまり、人が階段150を上がっている期間を含む所定期間は、発光装置20からの照明光によって階段150が照らされる。
また、例えば、人が階段150を通って上階から下階へ下りる場合、階段150の手前(図11における階段150の左側)の所定の位置において、人の存在がセンサ装置10fのセンサ部11によって検知され、これにより、センサ装置10fの第一無線通信部12から、発光装置20に制御信号が送信される。その結果、発光装置20は点灯し、その後、所定期間(例えば1分)経過した後に消灯する。つまり、人が階段150を下りている期間を含む所定期間は、発光装置20からの照明光によって階段150が照らされる。
なお、人が階段150を通って下階及び上階の一方から他方へ移動する場合、下階のセンサ装置10e及び上階のセンサ装置10fの双方で人が検出されるため、発光装置20は、センサ装置10e及びセンサ装置10fの双方から制御信号を受信する。つまり、発光装置20は、最初に受信した制御信号に応じて発光モジュール25を点灯させている期間に、さらに制御信号を受信する。この場合、発光装置20の制御部23は、2回目の制御信号(点灯期間中に受信した制御信号)を無視してもよい。これにより、無駄になる可能性がある点灯期間を削減できる。
また、発光装置20の制御部23は、2回目の制御信号を受信してから所定期間が経過するまで、発光モジュール25の点灯を維持し、当該所定期間の経過後に発光モジュール25を消灯させてもよい。つまり、発光装置20の制御部23は、点灯期間中に制御信号を受信した場合、点灯期間のリスタートを行ってもよい。これにより、例えば比較的に短い期間内において2人が連続して階段150を通過する場合に、当該2人が階段150を通過する期間の途中で発光装置20が消灯する事態の発生が防止される。
また、発光装置20の制御部23は、2回目の制御信号の発信元と、最初の制御信号の発信元とが異なる場合は、2回目の制御信号を無視し、これらの発信元が同一である場合は、点灯期間中の制御信号の受信に基づく点灯期間のリスタートを行ってもよい。なお、2つの制御信号の発信元の同異の判断は、これら制御信号に付される(または含まれる)、送信元のセンサ装置10を示す識別情報に基づいて行われてもよい。
このように、発光装置20の制御部23は、外部の装置から無線送信される信号を受信した場合、当該信号の内容、受信のタイミング、当該信号の発信元等に応じて各種の発光制御を行ってもよい。
ここで、仮に、階段150の上方に配置された発光装置20が人感センサを備えている場合、人感センサの検知範囲を広げることで、階段150に向かってくる人を検出することが可能な場合もある。しかし、人感センサの検知範囲の拡大は、誤検知の可能性を高める要因ともなる。また、階段150の上方に配置された1つの人感センサによって下階及び上階の両方を平等に検知することは困難である(例えば、上階に存在する人は精度よく検知できるが、下階に存在する人は検知し難いなど)。さらに、階段150が比較的に長い場合、または、階段150の経路が水平方向に曲がっている場合などにおいて、階段150に到達していない人を、発光装置20が備える人感センサが検知できないことも考えられる。
しかしながら、本変形例に係る照明システム100aによれば、階段150を挟んで存在する2つの空間(下階及び上階)のそれぞれに、センサ装置10が配置される。そのため、階段150を使って2つの空間の一方から他方に移動する人を、ほぼ確実に検知することができる。これにより、例えば、階段150を使って移動する人の利便性または安全性が向上される。
なお、図11において、下階及び上階それぞれに設置されたスイッチ91は、例えば3路スイッチであり、発光装置20の口金21(受電部)への電力供給のオン及びオフを切り替えるスイッチの一例である。また、2つのスイッチ91のそれぞれは、スイッチカバー90によって壁160に固定されている。これら2つのスイッチ91のそれぞれは、通常は、電力系統30から発光装置20への電力供給がなされる状態のままに維持され、発光装置20は、2つのセンサ装置10からの制御信号に従って点灯し、所定期間の経過後に消灯する。
従って、2つのスイッチ91のいずれか一方を操作することで、電力系統30から発光装置20への電力供給を停止させること(電力供給をオフにすること)ができる。つまり、発光装置20を強制的に点灯しない状態にすることができる。例えば、階段150を照らす必要がない場合であって、階段150の近くで何らかの作業を人が行う場合に、2つのスイッチ91のいずれか一方を操作することで、発光装置20の点灯を禁止することができる。
なお、発光装置20への電力供給がオフにされないように、例えば、2つのスイッチ91のそれぞれの操作を禁止するためのカバーを、2つのスイッチ91それぞれに配置してもよい。
(実施の形態2)
上記実施の形態1及びその変形例では、主として、センサ装置10が天井に配置される場合における、センサ装置10または発光装置20の構成または動作について説明した。しかしながら、センサ装置は壁に配置されてもよい。また、センサ装置は、人(ユーザ)が、センサ装置に情報または指示を与えるための構成を備えてもよい。
そこで、実施の形態2として、ユーザインタフェースを備えるセンサ装置及びそのセンサ装置を備える照明システムについて、上記実施の形態1との差分を中心に説明する。
[照明システムの構成及び効果等]
図12は、実施の形態2に係るセンサ装置80の外観を示す斜視図である。図13は、実施の形態2に係るセンサ装置80の配置態様の一例を示す斜視図である。図14は、実施の形態2に係る照明システム101の機能構成を示すブロック図である。
図12〜図14に示すように、実施の形態2に係るセンサ装置80は、屋内の壁160に配置される装置であって、ユーザによる操作が可能なボタン等を備える装置である。具体的には、実施の形態2に係るセンサ装置80は、実施の形態1に係るセンサ装置10と同じく、センサ部11と第一無線通信部12とを備え、さらに、入力部82と指示受付部85とを備える。また、第一無線通信部12が備えるアンテナ12aは、例えば、本体部81の内部に収容されている。
なお、センサ装置80は、センサ装置10と同じく、電池ホルダ14(図12〜図14に図示せず)を備えており、電池ホルダ14に保持される電池13から供給される電力によって動作する。また、図12に示すように、センサ装置80は、センサ装置80が動作可能である場合に点灯するインジケータ89(図14に図示せず)を有している。例えば、電池13からの供給電力によってセンサ部11等が動作中である場合、インジケータ89は点灯し、センサ部11等が動作中でない場合、インジケータ89は消灯する。
また、実施の形態2に係る照明システム101は、図14に示すように、2つのセンサ装置80と、1つの発光装置20とを備える。実施の形態2に係る発光装置20は、実施の形態1に係る発光装置20と同様に、照明装置50に組み込まれた状態で、照明システム101に備えられている。
発光装置20を有する照明装置50は、例えば、屋内の階段の上方に配置され、階段150によって接続された下階及び上階のそれぞれにセンサ装置80が配置される。なお、本実施の形態において、下階に配置されたセンサ装置80をセンサ装置80aと表記し、上階に配置されたセンサ装置80をセンサ装置80bと表記する。
上記構成を有す照明システム101において、センサ装置80のセンサ部11が人を検知した場合、センサ装置80から発光装置20に制御信号(検知結果)が送信され、これにより、発光装置20が点灯する。この点については、上記実施の形態1に係る照明システム100と共通する。
しかし、本実施の形態に係るセンサ装置80は、発光装置20の発光を停止させるための信号を発光装置20に送信する点で、上記実施の形態1に係る照明システム100とは異なる。具体的には、センサ装置80が備える第一無線通信部12は、センサ部11の検知結果を無線送信する機能に加え、発光装置20が有する発光モジュール25の発光を停止させるための停止信号を無線送信する機能を備えている。
また、本実施の形態に係る発光装置20の制御部23は、発光モジュール25を発光させた後に、第二無線通信部24が停止信号を受信した場合、発光モジュール25の発光を停止させる。
つまり、本実施の形態では、発光装置20は、点灯を開始して所定期間の経過後に消灯する機能を有する必要はなく、センサ装置80からの指示(停止信号)に従って消灯すればよい。すなわち、本実施の形態に係る照明システム101では、発光装置20の点灯及び消灯を、センサ装置80からの指示によって一元管理することが可能である。
この場合、第一無線通信部12は、センサ部11の検知結果を無線送信してから所定の時間が経過した後に、停止信号を無線送信してもよい。例えば、第一無線通信部12は、センサ部11が人を検知することで、発光装置20を点灯させるための制御信号を無線送信した場合、その無線送信から所定期間(例えば1分)が経過した後に、停止信号を無線送信する。これにより、発光装置20を、適切な時間だけ点灯させた後に、自動的に消灯させることができる。
また、上記所定期間は、固定値としてセンサ装置80に保持されていてもよいが、本実施の形態では、ユーザによる変更が可能な値として、センサ装置80に保持される。具体的には、センサ装置80は、所定期間の入力を受け付ける入力部82を有しており、第一無線通信部12は、入力部82が所定期間の入力を受け付けた場合、検知結果(制御信号)を無線送信してから当該所定期間が経過した後に、停止信号を無線送信する。
より詳細には、入力部82は、図12に示すように、ユーザが点灯保持時間を設定するための点灯保持時間設定部82aを有している。点灯保持時間設定部82aは、本実施の形態では、つまみを上下方向に移動させることで、点灯保持時間(つまり、発光装置20の点灯から消灯までの所定期間)を、センサ装置80に入力することができるスライダーである。
これにより、例えば、ユーザは、自身の歩行速度、発光装置20の設置位置、または、発光装置20とセンサ装置80との間の距離等に応じて決定した所定期間を、センサ装置80に入力することができる。なお、入力部82によって入力された所定期間を示す情報は、例えば、センサ装置80が備える記憶部(図示せず)に記憶される。第一無線通信部12は、センサ部11による検知結果を無線送信した場合、当該記憶部に記憶された情報に示される所定期間が経過したことを契機として、停止信号を無線送信する。無線送信された停止信号は、発光装置20の第二無線通信部24によって受信され、その結果、発光装置20の制御部23は、発光モジュール25を消灯させる。
また、本実施の形態では、図12及び図14に示すように、センサ装置80が備えるセンサ部11は、人感センサ11aと照度センサ11bとを備えている。つまり、本実施の形態に係るセンサ部11は、センサ装置80が設置された環境の明るさを検知することもできる。本実施の形態に係る照明システム101では、これら種類の異なる2つのセンサ(人感センサ11aと照度センサ11b)による検知結果を用いて、例えば以下のような制御を実行することができる。
例えば、照度センサ11bが検知した照度が第一閾値以下である場合、人感センサ11aが人を検知していない場合であっても、第一無線通信部12は、発光装置20を点灯させるための制御信号を送信する。その結果、発光装置20の制御部23は、発光モジュール25を点灯させる。つまり、センサ装置80は、周囲が暗い場合は、人を検知しない場合であっても、発光装置20を点灯させる。その後、照度センサ11bが検知した照度が第一閾値を超えた場合、第一無線通信部12は停止信号を無線送信し、発光装置20は、停止信号に従って発光モジュール25を消灯させる。
また、例えば、照度センサ11bが検知する照度が第二閾値(例えば、第二閾値>第一閾値)以上である場合、人感センサ11aが人を検知した場合であっても、第一無線通信部12は、発光装置20を点灯させるための制御信号を送信しない。つまり、センサ装置80は、周囲が明るい場合は、人を検知した場合であっても、発光装置20を点灯させない。
このように、本実施の形態に係るセンサ装置80では、センサ部11が、人感センサ11aと照度センサ11bとを有することで、人の存在の有無と、周囲の環境の明るさとを考慮した発光装置20の発光制御を行うことができる。これにより、例えば、照明システム101が設置された空間の明るさを適切に維持することができる。また、照明システム101の省エネルギー化が図られる。
なお、本実施の形態に係る入力部82はさらに、図12に示すように、ユーザが照度センサ11bの感度を調整するための照度センサ設定部82bを有している。照度センサ設定部82bは、本実施の形態では、つまみを上下方向に移動させることで、照度センサの感度を調整することができるスライダーである。例えば、ユーザは、照度センサ11bの感度を高くすることで、センサ装置80の周囲が僅かに暗くなったことを契機として、発光装置20が点灯するように、センサ装置80を設定することができる。
さらに、本実施の形態に係るセンサ装置80は、停止信号の送信の指示を受け付ける指示受付部85を有し、第一無線通信部12は、指示受付部85が当該指示を受け付けた場合、停止信号を無線送信する。
本実施の形態では、指示受付部85は、図12に示すように、ユーザが操作可能なボタン85aを有し、ボタン85aがユーザによって押されることで、ユーザからの指示を受け付けることができる。この場合、2つのセンサ装置80のそれぞれを、発光装置20(照明装置50)をオン及びオフさせるための3路スイッチまたは4路スイッチとして使用することが可能である。
例えば、図12及び図13に示すように、センサ装置80を、発光装置20の口金21(受電部)への電力供給のオン及びオフを切り替えるスイッチ91を覆うように配置する。つまり、発光装置20への電力供給をオン及びオフすることで発光装置20の点灯及び消灯を切り替えることができる、壁160に設けられたスイッチ91(例えば「壁スイッチ」と呼ばれる。)を、発光装置20への電力供給がオンとなる状態にしたまま、スイッチ91を覆うようにセンサ装置80を配置する。これにより、ユーザによるスイッチ91の操作が行われない状態にする。
この状態において、ユーザが、ボタン85aを押した場合、第一無線通信部12から停止信号が無線送信され、点灯していた発光装置20は、停止信号を受信することで消灯する。なお、センサ装置80を壁160に固定するための手法に特に限定はない。例えば、スイッチ91を壁160に固定するスイッチカバー90と本体部81とが、ねじ止め、接着、吸着、または嵌合等によって機械的に接続されることで、センサ装置80が壁160に固定されてもよい。
ここで、スイッチ91は、人が操作することを前提とする機器であるため、一般に、人が操作しやすい位置に配置されている。そのため、スイッチ91を覆うようにセンサ装置80が配置されることで、センサ装置80が備えるボタン85a等のユーザインタフェースの操作のしやすさが確保される。また、センサ装置80が備えるセンサ部11による人の検知の確実性も確保される。
また、スイッチ91(スイッチカバー90)の上から、センサ装置80を取り付けるため、例えば、スイッチ91が配置されたスイッチカバー90に、センサ部11等の要素を組み込む場合に必要となる工事は不要である。
[照明システムの動作例]
上記のように、既存の壁スイッチ(スイッチ91)を覆うように配置されたセンサ装置80を備える照明システム101の具体的な動作例を、図15A及び図15Bを参照しながら説明する。
図15Aは、実施の形態2に係る照明システム101の動作例を示す第1の図であり、図15Bは、実施の形態2に係る照明システム101の動作例を示す第2の図である。
例えば、発光装置20が消灯している状態において、図15Aに示すように、下階に存在するユーザが、階段150を使って上階に行こうとした場合、下階の壁160に設置されたセンサ装置80aのセンサ部11(人感センサ11a)がユーザを検知する。その結果、制御信号がセンサ装置80aから無線送信され、その制御信号を受信した発光装置20は点灯する(例えば、図7参照)。
その後、発光装置20によって照らされた階段150を上がって上階に到達したユーザが、上階の壁160に設置されたセンサ装置80bのボタン85aを押した場合を想定する。この場合、ボタン85aを含む指示受付部85は、停止信号の送信の指示を受け付け、その結果、センサ装置80bから停止信号が無線送信され、その停止信号を受信した発光装置20は消灯する。また、ユーザが、センサ装置80bのボタン85aを押さずに通過した場合は、上述のように、発光装置20を点灯させたセンサ装置80aから、所定期間の経過後に停止信号が送信され、その結果、発光装置20は消灯する。
つまり、階段150を通って下階及び上階の一方から他方に移動するユーザは、当該他方に配置されたセンサ装置80のボタン85aを押すことで、発光装置20を消灯させることができる。これにより、例えば、ユーザにとって不要な点灯期間を削減することができる。すなわち、ボタン85a(指示受付部85)を備えるセンサ装置80によれば、従来の3路スイッチまたは4路スイッチと同等の機能を実現することができる。また、ユーザがセンサ装置80のボタン85aを押さない場合であっても、センサ装置80からの停止信号によって自動的に発光装置20は消灯するため、発光装置20の点灯が長時間継続することはない。
このように、本実施の形態に係る照明システム101によれば、階段150を挟んで下階及び上階のそれぞれに配置されるセンサ装置80が、発光装置20を消灯させるための停止信号をユーザの指示に従って送信することができる。そのため、照明システム101では、センサ装置80による発光装置の自動点灯及び自動消灯と、ユーザの意思による発光装置20の強制消灯との両方が実行可能である。
なお、発光装置20の消灯期間中に、センサ装置80から停止信号が無線送信された場合、発光装置20の制御部23は、発光モジュール25を点灯させてもよい。例えば、昼間の時間帯などセンサ装置80の周囲が比較的に明るい場合、人感センサ11aが人を検知した場合であっても、発光装置20を点灯させるための制御信号が送信されない場合がある。この状況は、上述のように、センサ部11が備える照度センサ11bによって検知される照度が、第二閾値以上である場合に生じる。この場合において、ユーザが、階段150が存在する空間をさらに明るくしたいと考えた場合、ボタン85aを押すことで、センサ装置80から停止信号が無線送信され、消灯状態にある発光装置20は、停止信号を受信することで点灯する。
つまり、センサ装置80が備えるボタン85a(指示受付部85)は、操作されることで、発光装置20に、点灯及び消灯の一方から他方への切り替えを行わせる操作部として機能させてもよい。すなわち、センサ装置80から無線送信される停止信号が、「点灯の停止」を明示する場合であっても、発光装置20の制御部23は、消灯期間中に停止信号を受信した場合は、停止信号に応じて発光モジュール25を点灯させてもよい。また、指示受付部85が指示を受けることで第一無線通信部12から無線送信される信号は、「点灯の停止」を明示する必要はなく、「点灯及び消灯の一方から他方への切り替え」を意味する所定の信号であってもよい。この場合、当該所定の信号を受信した発光装置20の制御部23は、発光モジュール25が点灯している場合は、発光モジュール25を点灯させ、発光モジュール25が消灯している場合は、発光モジュール25を消灯させてもよい。
また、本実施の形態では、発光装置20が、センサ装置80からの信号に従って、点灯または消灯するとしたが、発光装置20は、センサ装置80からの信号に従って、他の種類の発光制御を行ってもよい。
例えば、発光装置20は、センサ装置80から無線送信された制御信号を受信した場合、発光モジュール25の発光色の色温度が上がるように発光モジュール25を調色制御してもよい。また、例えば、発光装置20は、センサ装置80から無線送信された制御信号を受信した場合、点灯状態の発光モジュール25をさらに明るく光らせるように発光モジュール25を調光制御してもよい。
(その他の実施の形態)
以上、実施の形態に係る照明システム、及び、人の在否提示システムについて説明したが、本発明は、上記実施の形態に限定されるものではない。
例えば、上記実施の形態1及び2において、センサ装置10及び80のそれぞれは、内蔵する電池13から供給される電力で動作するとした。しかし、センサ装置10及び80のそれぞれは、外部電源から供給される電力で動作してもよく、この場合、電力を受けるためのプラグを備えてもよい。
図16は、プラグ86を備えるセンサ装置80cの配置態様の一例を示す斜視図である。
図16に示すセンサ装置80cは、実施の形態2に係るセンサ装置80(図14参照)が備える構成要素のうちの、電池13以外の構成要素を備えており、発光装置20への制御信号の送信等の、センサ装置80と共通する機能を有している。センサ装置80cはさらに、本体部81aの背面側に配置された、一対の金属製の棒体を有するプラグ86を有している。センサ装置80cは、プラグ86が、例えば壁160に配置されたコンセント96に挿入されることで、電力系統30からの電力供給を受けることができ、かつ、コンセント96を保持するコンセントカバー95の前面側にセンサ装置80cを配置することができる。
つまり、プラグ86を備えるセンサ装置80cでは、プラグ86が、外部からの電力供給を受ける部材、及び、所定の位置へのセンサ装置80cの固定のための部材として機能する。これにより、センサ装置80cの電池交換が不要となり、また、センサ装置80cの配置のための作業が容易化される。
なお、センサ装置80cは、プラグ86を介して受け取る交流電力を直流電力に変換するコンバータ(図示せず)を備えることで、直流電力によって動作することができる。
また、実施の形態1に係るセンサ装置10がプラグを備える場合、本体部15の背面(例えば、図2及び図3における本体部15の上面)に、プラグを備えてもよい。この場合、例えば、天井60に配置されたコンセントに当該プラグを挿入することで、センサ装置10は、商用電源からの電力供給を受けることができ、かつ、センサ装置10の天井60へ取り付けがなされる。
また、実施の形態1及び2に係るセンサ装置10及び80のそれぞれは、複数の発光装置に対して制御信号等の信号を無線送信してもよい。例えば、センサ装置10または80から無線送信される信号の到達範囲内に複数の発光装置20が配置されている場合、これら複数の発光装置20は、センサ装置10または80から無線送信される制御信号に従って一斉に点灯してもよい。
また、センサ装置10から無線送信される信号の到達範囲内に複数の発光装置20が配置されている場合、これら複数の発光装置20は、センサ装置10から無線送信される停止信号に従って一斉に消灯してもよい。また、センサ装置10から停止信号が無線送信された場合、複数の発光装置20のうちの、点灯状態にある1以上の発光装置が消灯し、かつ、複数の発光装置20のうちの、消灯状態にある1以上の発光装置が点灯してもよい。つまり、センサ装置10から所定の信号が無線送信された場合、当該所定の信号を受信する複数の発光装置の状態が、点灯状態及び消灯状態の一方から他方に一斉に切り替えられてもよい。
また、上記の実施の形態1及び2では、発光装置は、電球形ランプであるとして説明されたが、発光装置は、規格化された構造の受電部を有する、他の態様の光源または照明用光源として実現されてもよい。発光装置は、例えば、直管形のランプ又は環状のランプとして実現されてもよい。また、受電部は、ライティングダクトまたはシーリングライトが取り付けられる引掛シーリングボディに取り付け可能な端子部であってもよい。ライティングダクト及び引掛シーリングボディは、照明用の電力供給部の一例である。
また、上記実施の形態では、発光装置に用いる発光素子としてLED素子(LEDチップ)が例示された。しかしながら、半導体レーザ等の半導体発光素子、または、有機EL(Electro Luminescence)もしくは無機EL等のEL素子等の他の種類の固体発光素子が、発光素子として採用されてもよい。
また、上記実施の形態において、各構成要素は、専用のハードウェアで構成されるか、各構成要素に適したソフトウェアプログラムを実行することによって実現されてもよい。各構成要素は、CPUまたはプロセッサなどのプログラム実行部が、ハードディスクまたは半導体メモリなどの記録媒体に記録されたソフトウェアプログラムを読み出して実行することによって実現されてもよい。
また、各構成要素は、回路(または集積回路)でもよい。これらの構成要素は、全体として1つの回路によって実現されてもよいし、それぞれ別々の回路で実現されてもよい。また、これらの回路は、それぞれ、汎用的な回路でもよいし、専用の回路でもよい。
また、本発明の全般的または具体的な態様は、システム、装置、方法、集積回路、コンピュータプログラムまたはコンピュータ読み取り可能なCD−ROMなどの記録媒体で実現されてもよい。また、システム、装置、方法、集積回路、コンピュータプログラム及び記録媒体の任意な組み合わせで実現されてもよい。例えば、本発明は、センサ装置及びセンサ装置と別体の発光装置を備える照明システムが実行する照明方法として実現されてもよい。また、本発明は、センサ装置及びセンサ装置と別体の発光装置を備える照明システムが実行する人の在否提示方法として実現されてもよい。
また、上記実施の形態において説明された照明システム、及び、人の在否提示システムの動作における複数の処理の順序は一例である。複数の処理の順序は、変更されてもよいし、複数の処理は、並行して実行されてもよい。
その他、各実施の形態に対して当業者が思いつく各種変形を施して得られる形態、または、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で各実施の形態における構成要素及び機能を任意に組み合わせることで実現される形態も本発明に含まれる。
10、10a、10b、10c、10d、10e、10f、80、80a、80b、80c センサ装置
11 センサ部
12 第一無線通信部
13 電池
14 電池ホルダ
16 可動機構(機構)
20、20d 発光装置
21 口金(受電部)
23 制御部
24 第二無線通信部
25 発光モジュール(発光部)
41a ソケット(照明用の電力供給部)
82 入力部
85 指示受付部
86 プラグ
100、100a、101 照明システム
200 在否提示システム

Claims (13)

  1. センサ装置と、
    前記センサ装置とは別体の発光装置とを備え、
    前記センサ装置は、
    対象を検知するセンサ部と、
    前記センサ部の検知結果を無線送信する第一無線通信部とを有し、
    前記発光装置は、
    発光部と、
    照明用の電力供給部から前記発光部が発光するための電力の供給を受けるために、当該電力供給部に着脱自在に取り付けられる受電部と、
    前記第一無線通信部によって無線送信された前記検知結果を受信する第二無線通信部と、
    前記第二無線通信部によって受信された前記検知結果に基づいて前記発光部の発光制御を行う制御部とを有する
    照明システム。
  2. 前記第一無線通信部はさらに、前記発光部の発光を停止させるための停止信号を無線送信し、
    前記制御部は、前記発光部を発光させた後に、前記第二無線通信部が前記停止信号を受信した場合、前記発光部の発光を停止させる
    請求項1記載の照明システム。
  3. 前記第一無線通信部は、前記検知結果を無線送信してから所定期間が経過した後に、前記停止信号を無線送信する
    請求項2記載の照明システム。
  4. 前記センサ装置はさらに、前記所定期間の入力を受け付ける入力部を有し、
    前記第一無線通信部は、前記入力部が前記所定期間の入力を受け付けた場合、前記検知結果を無線送信してから前記所定期間が経過した後に、前記停止信号を無線送信する
    請求項3記載の照明システム。
  5. 前記センサ装置はさらに、前記停止信号の送信の指示を受け付ける指示受付部を有し、
    前記第一無線通信部は、前記指示受付部が前記指示を受け付けた場合、前記停止信号を無線送信する
    請求項2記載の照明システム。
  6. 前記センサ装置はさらに、前記センサ装置の動作のための電力の供給を受けるプラグを有する
    請求項1〜5のいずれか1項に記載の照明システム。
  7. 前記センサ装置はさらに、電池ホルダを有し、当該電池ホルダに保持された電池から供給される電力により動作する
    請求項1〜5のいずれか1項に記載の照明システム。
  8. 前記センサ部は、赤外線、音、煙、電圧、モーション、または、スイッチのオン及びオフを、前記対象として検知する
    請求項1〜7のいずれか1項に記載の照明システム。
  9. 前記センサ装置はさらに、前記センサ部の向きを変える機構を有する
    請求項1〜8のいずれか1項に記載の照明システム。
  10. 前記第一無線通信部は、5μm以上14μm以下の範囲以外の波長の電磁波を用いて前記検知結果を無線送信する
    請求項1〜8のいずれか1項に記載の照明システム。
  11. 前記発光装置はさらに、前記発光部を覆う透光性のグローブであって、磁性体が含まれるグローブを有し、
    前記センサ装置は、当該センサ装置を前記グローブに取り付けるための磁石を有する
    請求項1〜10のいずれか1項に記載の照明システム。
  12. 前記センサ装置は、前記受電部への電力供給のオン及びオフを切り替えるスイッチを覆うように配置されている
    請求項1〜11のいずれか1項に記載の照明システム。
  13. 部屋の中に人がいるか否かを当該部屋の外の人に提示する、人の在否提示システムであって、
    前記部屋の中に設置されたセンサ装置と、
    前記部屋の外に設置された、前記センサ装置とは別体の発光装置とを備え、
    前記センサ装置は、
    人を検知するセンサ部と、
    前記センサ部の検知結果を無線送信する第一無線通信部とを有し、
    前記発光装置は、
    発光部と、
    照明用の電力供給部から前記発光部が発光するための電力の供給を受けるために、当該電力供給部に着脱自在に取り付けられる受電部と、
    前記第一無線通信部によって無線送信された前記検知結果を受信する第二無線通信部と、
    前記第二無線通信部によって受信された前記検知結果が、人を検知したことを示す場合に、前記発光部を点灯または消灯させることによって前記部屋の中に人がいることを提示する制御部とを有する
    人の在否提示システム。
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